JPH08296418A - バルブシートおよびバルブシートの剥離試験方法 - Google Patents
バルブシートおよびバルブシートの剥離試験方法Info
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- JPH08296418A JPH08296418A JP7102016A JP10201695A JPH08296418A JP H08296418 A JPH08296418 A JP H08296418A JP 7102016 A JP7102016 A JP 7102016A JP 10201695 A JP10201695 A JP 10201695A JP H08296418 A JPH08296418 A JP H08296418A
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- F01L3/22—Valve-seats not provided for in preceding subgroups of this group; Fixing of valve-seats
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- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/24—Cylinder heads
- F02F1/26—Cylinder heads having cooling means
- F02F1/36—Cylinder heads having cooling means for liquid cooling
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- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N19/00—Investigating materials by mechanical methods
- G01N19/04—Measuring adhesive force between materials, e.g. of sealing tape, of coating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 製品状態での剥離荷重を正確に測定できるバ
ルブシートを得る。 【構成】 バルブシート母材20を鉄系焼結合金製円環
体21の表面を銅皮膜22で覆って形成し、周面の一部
がポート開口部13a,14a内に臨む形状に形成す
る。バルブシート母材20をポート開口部に圧接させる
とともに加熱することによって接合する。このバルブシ
ート母材20における前記ポート開口部内に臨む部位
を、剥離試験用治具41を掛けるための掛止部44とし
た。
ルブシートを得る。 【構成】 バルブシート母材20を鉄系焼結合金製円環
体21の表面を銅皮膜22で覆って形成し、周面の一部
がポート開口部13a,14a内に臨む形状に形成す
る。バルブシート母材20をポート開口部に圧接させる
とともに加熱することによって接合する。このバルブシ
ート母材20における前記ポート開口部内に臨む部位
を、剥離試験用治具41を掛けるための掛止部44とし
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン用シリンダヘ
ッドのシリンダヘッド本体とは異なる材料によって形成
されたバルブシートおよびバルブシートとなるバルブシ
ート母材に張力を付与してシリンダヘッド本体から剥離
させるバルブシートの剥離試験方法に関するものであ
る。
ッドのシリンダヘッド本体とは異なる材料によって形成
されたバルブシートおよびバルブシートとなるバルブシ
ート母材に張力を付与してシリンダヘッド本体から剥離
させるバルブシートの剥離試験方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンのシリンダヘッド本体は
主にアルミニウム合金によって形成されており、このシ
リンダヘッド本体における吸気弁や排気弁のバルブフェ
ース面が当接する部位にはバルブシートが装着されてい
た。このバルブシートは、吸・排気弁が繰り返し当接す
るとともに高熱に晒されるために、耐摩耗性および高温
強度に優れた鉄系焼結合金などによって形成されてお
り、図14に示すように、シリンダヘッドの吸気ポー
ト、排気ポートの燃焼室側開口部に形成した凹部に圧入
し、仕上げ研削加工を行うことによってシリンダヘッド
本体に一体的に固定されていた。
主にアルミニウム合金によって形成されており、このシ
リンダヘッド本体における吸気弁や排気弁のバルブフェ
ース面が当接する部位にはバルブシートが装着されてい
た。このバルブシートは、吸・排気弁が繰り返し当接す
るとともに高熱に晒されるために、耐摩耗性および高温
強度に優れた鉄系焼結合金などによって形成されてお
り、図14に示すように、シリンダヘッドの吸気ポー
ト、排気ポートの燃焼室側開口部に形成した凹部に圧入
し、仕上げ研削加工を行うことによってシリンダヘッド
本体に一体的に固定されていた。
【0003】図14はバルブシートが圧入された従来の
シリンダヘッドのバルブシート圧入部を拡大して示す断
面図で、同図において1はシリンダヘッド本体、2は圧
入型バルブシート、3はバルブシート圧入用凹部を示
す。
シリンダヘッドのバルブシート圧入部を拡大して示す断
面図で、同図において1はシリンダヘッド本体、2は圧
入型バルブシート、3はバルブシート圧入用凹部を示
す。
【0004】また、従来のバルブシートとしては、上述
した圧入型のものの他に、吸気ポート、排気ポートの開
口部にバルブシート材料をレーザーを熱源として加熱溶
融させて肉盛り(クラッド)し、その肉盛層を機械加工
することによって形成したものもある(例えば、特開昭
62−150014号公報参照)。このレーザークラッ
ド法によって形成されたバルブシートを図15に示す。
した圧入型のものの他に、吸気ポート、排気ポートの開
口部にバルブシート材料をレーザーを熱源として加熱溶
融させて肉盛り(クラッド)し、その肉盛層を機械加工
することによって形成したものもある(例えば、特開昭
62−150014号公報参照)。このレーザークラッ
ド法によって形成されたバルブシートを図15に示す。
【0005】図15はレーザークラッド法によりバルブ
シートが形成されたシリンダヘッドのバルブシート部を
拡大して示す断面図で、4はバルブシート部、5は前記
バルブシート部4との接合界面、6,7は前記接合界面
5の近傍に形成された溶融反応層である。
シートが形成されたシリンダヘッドのバルブシート部を
拡大して示す断面図で、4はバルブシート部、5は前記
バルブシート部4との接合界面、6,7は前記接合界面
5の近傍に形成された溶融反応層である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように構成さ
れたバルブシートでは、シリンダヘッド本体にどの程度
の接合力をもって接合されているかということを試験す
ることが問題であった。すなわち、前記接合力を測定す
るには接合後のバルブシートを引張り試験機によって燃
焼室側から引っ張り、バルブシートがシリンダヘッド本
体から剥離するときの荷重(剥離荷重)を測定すること
が考えられるが、従来のバルブシートでは引張り試験機
を連結できるような掛止部が存在していないからであ
る。
れたバルブシートでは、シリンダヘッド本体にどの程度
の接合力をもって接合されているかということを試験す
ることが問題であった。すなわち、前記接合力を測定す
るには接合後のバルブシートを引張り試験機によって燃
焼室側から引っ張り、バルブシートがシリンダヘッド本
体から剥離するときの荷重(剥離荷重)を測定すること
が考えられるが、従来のバルブシートでは引張り試験機
を連結できるような掛止部が存在していないからであ
る。
【0007】従来のバルブシートでも前記掛止部を設け
ることによって上述した剥離試験を行うことはできる
が、圧入型バルブシートでは、掛止部が形成されている
試験状態と、掛止部が形成されていない製品状態とで剛
性が僅かながらも変化し、これに応じて圧入条件も変化
してしまうので、製品状態での剥離荷重を正確に測定す
ることができない。
ることによって上述した剥離試験を行うことはできる
が、圧入型バルブシートでは、掛止部が形成されている
試験状態と、掛止部が形成されていない製品状態とで剛
性が僅かながらも変化し、これに応じて圧入条件も変化
してしまうので、製品状態での剥離荷重を正確に測定す
ることができない。
【0008】また、レーザークラッド法により形成され
るバルブシートにおいて掛止部を形成するには、肉盛り
を余分に行い、その後、機械加工することによって行わ
なければならない。すなわち、機械加工を施す回数が掛
止部を形成する分だけ増えてしまう。
るバルブシートにおいて掛止部を形成するには、肉盛り
を余分に行い、その後、機械加工することによって行わ
なければならない。すなわち、機械加工を施す回数が掛
止部を形成する分だけ増えてしまう。
【0009】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、製品状態での剥離荷重を正確に測定
できるバルブシートを得ることを第1の目的とし、剥離
試験を行うことに起因して機械加工の回数が増えること
がないようにすることを第2の目的とする。
になされたもので、製品状態での剥離荷重を正確に測定
できるバルブシートを得ることを第1の目的とし、剥離
試験を行うことに起因して機械加工の回数が増えること
がないようにすることを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るバルブ
シートは、シリンダヘッド本体のポート開口部に、表面
に金属皮膜を設けた鉄系焼結合金製円環体によって形成
されかつ前記ポート開口部に重ねた状態で外周面の一部
がこのポート開口部内に臨むバルブシート母材を、圧接
させるとともに加熱することによって接合し、このバル
ブシート母材における前記ポート開口部内に臨む部位
を、剥離試験用治具を掛けるための掛止部としたもので
ある。
シートは、シリンダヘッド本体のポート開口部に、表面
に金属皮膜を設けた鉄系焼結合金製円環体によって形成
されかつ前記ポート開口部に重ねた状態で外周面の一部
がこのポート開口部内に臨むバルブシート母材を、圧接
させるとともに加熱することによって接合し、このバル
ブシート母材における前記ポート開口部内に臨む部位
を、剥離試験用治具を掛けるための掛止部としたもので
ある。
【0011】第2の発明に係るバルブシートの剥離試験
方法は、シリンダヘッド本体のポート開口部に、表面に
金属皮膜を設けた鉄系焼結合金製円環体によって形成さ
れかつ前記ポート開口部に重ねた状態で外周面の一部が
このポート開口部内に臨むバルブシート母材を重ね、次
いで、前記バルブシート母材を前記ポート開口部に圧接
させるとともに加熱することによって接合し、しかる
後、このバルブシート母材における前記ポート開口部内
に臨む部位に剥離試験用治具を掛けて燃焼室側から張力
を付与するものである。
方法は、シリンダヘッド本体のポート開口部に、表面に
金属皮膜を設けた鉄系焼結合金製円環体によって形成さ
れかつ前記ポート開口部に重ねた状態で外周面の一部が
このポート開口部内に臨むバルブシート母材を重ね、次
いで、前記バルブシート母材を前記ポート開口部に圧接
させるとともに加熱することによって接合し、しかる
後、このバルブシート母材における前記ポート開口部内
に臨む部位に剥離試験用治具を掛けて燃焼室側から張力
を付与するものである。
【0012】
【作用】第1の発明によれば、シリンダヘッド本体のポ
ート開口部にバルブシート母材を圧接させるとともに加
熱することにより、圧接部の界面の原子が相互に拡散
し、前記界面付近に、バルブシート母材の皮膜の材料金
属とシリンダヘッド本体の材料金属との共晶合金からな
る層が生成される。この共晶合金層は液相への変態温度
が低いことから加熱状況の下で液相へ変わり、バルブシ
ート母材が押し付けられかつ加熱されることにより塑性
流動を起こしたシリンダヘッド本体の材料金属とともに
接合部から排出される。これにより、バルブシート母材
の鉄系焼結合金がシリンダヘッド本体の材料金属に触れ
て両者の原子が相互に拡散することになり、この状態で
バルブシート母材がポート開口部内に埋没することにな
る。このため、ポート開口部内に臨む掛止部の有無によ
って接合力が変化することはない。
ート開口部にバルブシート母材を圧接させるとともに加
熱することにより、圧接部の界面の原子が相互に拡散
し、前記界面付近に、バルブシート母材の皮膜の材料金
属とシリンダヘッド本体の材料金属との共晶合金からな
る層が生成される。この共晶合金層は液相への変態温度
が低いことから加熱状況の下で液相へ変わり、バルブシ
ート母材が押し付けられかつ加熱されることにより塑性
流動を起こしたシリンダヘッド本体の材料金属とともに
接合部から排出される。これにより、バルブシート母材
の鉄系焼結合金がシリンダヘッド本体の材料金属に触れ
て両者の原子が相互に拡散することになり、この状態で
バルブシート母材がポート開口部内に埋没することにな
る。このため、ポート開口部内に臨む掛止部の有無によ
って接合力が変化することはない。
【0013】第2の発明によれば、バルブシートをシリ
ンダヘッド本体に設けるときの中間生成品を利用して剥
離試験を行うことができる。
ンダヘッド本体に設けるときの中間生成品を利用して剥
離試験を行うことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図12
によって詳細に説明する。図1は本発明に係るバルブシ
ートを採用したシリンダヘッドのバルブシート部の断面
図、図2はバルブシート母材をポート開口部に重ねた状
態を示す断面図で、同図はシリンダヘッド本体およびバ
ルブシート母材の一部のみを拡大して描いてある。
によって詳細に説明する。図1は本発明に係るバルブシ
ートを採用したシリンダヘッドのバルブシート部の断面
図、図2はバルブシート母材をポート開口部に重ねた状
態を示す断面図で、同図はシリンダヘッド本体およびバ
ルブシート母材の一部のみを拡大して描いてある。
【0015】図3はバルブシート母材をシリンダヘッド
本体に接合させるために用いるプレス装置の正面図、図
4は同じく側面図、図5はバルブシート母材に電極を当
接させた状態を示す断面図である。図6は加圧力パター
ン、電流値パターンおよび沈み量を示すグラフ、図7は
バルブシート母材の皮膜の材料金属とシリンダヘッド本
体の材料金属からなる合金層が生成されている状態を示
す断面図、図8はシリンダヘッド本体の材料金属が塑性
流動を起こしている状態を示す断面図、図9はバルブシ
ート母材がシリンダヘッド本体に埋没した状態を示す断
面図、図10はバルブシート部を仕上げ加工した状態を
示す断面図、図11はシールドを使用する場合の平面図
である。図12は剥離試験用治具をバルブシート母材に
装着した状態を示す断面図である。
本体に接合させるために用いるプレス装置の正面図、図
4は同じく側面図、図5はバルブシート母材に電極を当
接させた状態を示す断面図である。図6は加圧力パター
ン、電流値パターンおよび沈み量を示すグラフ、図7は
バルブシート母材の皮膜の材料金属とシリンダヘッド本
体の材料金属からなる合金層が生成されている状態を示
す断面図、図8はシリンダヘッド本体の材料金属が塑性
流動を起こしている状態を示す断面図、図9はバルブシ
ート母材がシリンダヘッド本体に埋没した状態を示す断
面図、図10はバルブシート部を仕上げ加工した状態を
示す断面図、図11はシールドを使用する場合の平面図
である。図12は剥離試験用治具をバルブシート母材に
装着した状態を示す断面図である。
【0016】これらの図において、11は4サイクルエ
ンジンのシリンダヘッド本体で、このシリンダヘッド本
体11は、アルミニウム合金を材料として鋳造すること
によって形成しており、ドーム状の燃焼室形成用凹部1
2を下面に開口するように形成するとともに、この凹部
12に一端が開口する吸気ポート13および排気ポート
14を形成している。
ンジンのシリンダヘッド本体で、このシリンダヘッド本
体11は、アルミニウム合金を材料として鋳造すること
によって形成しており、ドーム状の燃焼室形成用凹部1
2を下面に開口するように形成するとともに、この凹部
12に一端が開口する吸気ポート13および排気ポート
14を形成している。
【0017】このシリンダヘッド本体11を形成するア
ルミニウム合金は、JISにAC4Cとして規定される
Al−Si−Mg系アルミニウム合金を採用した。この
材料を選択した理由は、他のアルミニウム合金を使用し
たときに較べて後述するバルブシートを最も強固に接合
できたからである。
ルミニウム合金は、JISにAC4Cとして規定される
Al−Si−Mg系アルミニウム合金を採用した。この
材料を選択した理由は、他のアルミニウム合金を使用し
たときに較べて後述するバルブシートを最も強固に接合
できたからである。
【0018】前記吸気ポート13および排気ポート14
の上壁部分にバルブガイド15,16を介して吸気弁1
7および排気弁18をそれぞれ装着し、両ポート13,
14の開口部に後述するバルブシート19をそれぞれ接
合している。なお、前記バルブガイド15,16は、シ
リンダヘッド本体11に穿設したバルブガイド穴11a
に圧入し固定している。このバルブガイド穴11aはそ
の軸線Cが吸気ポート13および排気ポート14の開口
部13a,14aの軸線と一致するように形成してい
る。
の上壁部分にバルブガイド15,16を介して吸気弁1
7および排気弁18をそれぞれ装着し、両ポート13,
14の開口部に後述するバルブシート19をそれぞれ接
合している。なお、前記バルブガイド15,16は、シ
リンダヘッド本体11に穿設したバルブガイド穴11a
に圧入し固定している。このバルブガイド穴11aはそ
の軸線Cが吸気ポート13および排気ポート14の開口
部13a,14aの軸線と一致するように形成してい
る。
【0019】図1に示したバルブシート19は、円環状
に形成したバルブシート母材を前記ポート開口部13
a,14aに加熱状況下において圧接させることによっ
て接合し、仕上げ加工を施した後のものである。前記バ
ルブシート母材を図2中に符号20によって示す。バル
ブシート母材20は、鉄系焼結合金製円環体21の表面
を銅皮膜22によって覆うことによって形成している。
に形成したバルブシート母材を前記ポート開口部13
a,14aに加熱状況下において圧接させることによっ
て接合し、仕上げ加工を施した後のものである。前記バ
ルブシート母材を図2中に符号20によって示す。バル
ブシート母材20は、鉄系焼結合金製円環体21の表面
を銅皮膜22によって覆うことによって形成している。
【0020】前記円環体21の材料としては、本実施例
では、鉄系焼結合金材料に後述する通電時に内部で抵抗
熱が生じ難いようにする観点から銅を溶浸させたものを
採用している。また、前記銅皮膜22は、膜厚が0.1
μm〜30μmとなるように円環体21に電気めっきを
施すことによって形成している。
では、鉄系焼結合金材料に後述する通電時に内部で抵抗
熱が生じ難いようにする観点から銅を溶浸させたものを
採用している。また、前記銅皮膜22は、膜厚が0.1
μm〜30μmとなるように円環体21に電気めっきを
施すことによって形成している。
【0021】このバルブシート母材20は、図2に示す
ように、吸気ポート13や排気ポート14の開口部13
a,14aに重ねた状態で外周面の一部がこの開口部1
3a,14a内に臨む形状に形成している。なお、図2
ではシリンダヘッド本体11の下面(燃焼室形成用凹部
12が開口する面)を上方に向けている。詳述すると、
バルブシート母材20の外周面をシリンダヘッド本体1
1側に向かうにしたがって次第にこのバルブシート母材
20の外径が細くなるように傾斜させ、かつ底面20b
をこのバルブシート部材10の軸心へ向かうにしたがっ
て次第にシリンダヘッド本体11側に偏在するように傾
斜させ、これら外周面20aと底面20bとが互いに連
なる外面を凸曲面となるように形成している。図2にお
いてはこの凸曲面に符号20cを付した。一方、前記開
口部13a,14aにおける前記凸曲面20cと対向す
る部位には、吸・排気ポート13,14の内径が部分的
に細くなるように凸状部23を形成している。
ように、吸気ポート13や排気ポート14の開口部13
a,14aに重ねた状態で外周面の一部がこの開口部1
3a,14a内に臨む形状に形成している。なお、図2
ではシリンダヘッド本体11の下面(燃焼室形成用凹部
12が開口する面)を上方に向けている。詳述すると、
バルブシート母材20の外周面をシリンダヘッド本体1
1側に向かうにしたがって次第にこのバルブシート母材
20の外径が細くなるように傾斜させ、かつ底面20b
をこのバルブシート部材10の軸心へ向かうにしたがっ
て次第にシリンダヘッド本体11側に偏在するように傾
斜させ、これら外周面20aと底面20bとが互いに連
なる外面を凸曲面となるように形成している。図2にお
いてはこの凸曲面に符号20cを付した。一方、前記開
口部13a,14aにおける前記凸曲面20cと対向す
る部位には、吸・排気ポート13,14の内径が部分的
に細くなるように凸状部23を形成している。
【0022】すなわち、このバルブシート母材20を前
記開口部13a,14aに図2に示したように重ねるこ
とによって、その凸曲面20cがシリンダヘッド本体1
1の凸状部23に当接するように構成している。なお、
バルブシート母材20の内周面は、シリンダヘッド本体
11側に向かうにしたがってこのバルブシート母材20
の内径が小さくなるように傾斜した傾斜面20dと、こ
の傾斜面20dの内周側端部から軸方向と平行に延在す
る軸方向延在面20eとから形成している。
記開口部13a,14aに図2に示したように重ねるこ
とによって、その凸曲面20cがシリンダヘッド本体1
1の凸状部23に当接するように構成している。なお、
バルブシート母材20の内周面は、シリンダヘッド本体
11側に向かうにしたがってこのバルブシート母材20
の内径が小さくなるように傾斜した傾斜面20dと、こ
の傾斜面20dの内周側端部から軸方向と平行に延在す
る軸方向延在面20eとから形成している。
【0023】このように構成したバルブシート母材20
をシリンダヘッド本体11の前記開口部13a,14a
に接合するには、図3および図4に示すプレス装置24
を使用して行う。このプレス装置24は、基台25の下
部に下部プラテン26を固定し、この下部プラテン26
の上方に、この下部プラテン26に対して接離するよう
に上部プラテン27を昇降自在に配設している。この上
部プラテン27は、基台上部に軸線が上下方向を向くよ
う取付けたシリンダ装置28の作用端となるロッド28
aの下端に固定している。
をシリンダヘッド本体11の前記開口部13a,14a
に接合するには、図3および図4に示すプレス装置24
を使用して行う。このプレス装置24は、基台25の下
部に下部プラテン26を固定し、この下部プラテン26
の上方に、この下部プラテン26に対して接離するよう
に上部プラテン27を昇降自在に配設している。この上
部プラテン27は、基台上部に軸線が上下方向を向くよ
う取付けたシリンダ装置28の作用端となるロッド28
aの下端に固定している。
【0024】前記下部プラテン26および上部プラテン
27はそれぞれ導電部材26a,27aを介して図示し
ていない給電装置から給電される構造になっている。な
お、上部プラテン27に接続した導電部材27aは、上
部プラテン27の昇降動作に合わせて変形あるいは昇降
するように構成している。また、本実施例では、上部プ
ラテン27が陽極となり下部プラテン26が陰極となる
ように構成している。
27はそれぞれ導電部材26a,27aを介して図示し
ていない給電装置から給電される構造になっている。な
お、上部プラテン27に接続した導電部材27aは、上
部プラテン27の昇降動作に合わせて変形あるいは昇降
するように構成している。また、本実施例では、上部プ
ラテン27が陽極となり下部プラテン26が陰極となる
ように構成している。
【0025】また、前記シリンダ装置28を支持する基
台上部には、上部プラテン27の前部に固定した反射部
材29にレーザー光を反射させてこの反射部材29との
距離から上部プラテン27の変位量を測定するレーザー
変位計30が取り付けてある。
台上部には、上部プラテン27の前部に固定した反射部
材29にレーザー光を反射させてこの反射部材29との
距離から上部プラテン27の変位量を測定するレーザー
変位計30が取り付けてある。
【0026】このプレス装置24を使用してバルブシー
ト母材20を接合するには、先ず、前記下部プラテン2
6上に下側電極31を固定し、この下側電極31上にシ
リンダヘッド本体11を載置固定して行う。このとき、
シリンダヘッド本体11は、燃焼室形成用凹部12側を
上方に向け、かつバルブシート母材20を接合するポー
トの開口部での軸線が前記シリンダ装置28のロッド2
8aの軸線と一致するように位置決めしておく。
ト母材20を接合するには、先ず、前記下部プラテン2
6上に下側電極31を固定し、この下側電極31上にシ
リンダヘッド本体11を載置固定して行う。このとき、
シリンダヘッド本体11は、燃焼室形成用凹部12側を
上方に向け、かつバルブシート母材20を接合するポー
トの開口部での軸線が前記シリンダ装置28のロッド2
8aの軸線と一致するように位置決めしておく。
【0027】次に、図5に示すように、バルブシート母
材20を接合するポートのバルブガイド穴11aにガイ
ド棒32を燃焼室形成用凹部12側から嵌挿する。この
ガイド棒32は、金属製丸棒32aの外周面にアルミナ
などの絶縁材32bを被覆させて形成しており、バルブ
ガイド穴11aに嵌合させストッパー32cによって位
置決め保持させた状態で、シリンダヘッド本体11の燃
焼室側端面より上方に突出する長さに形成している。前
記絶縁材32bの形成方法は、本実施例ではアルミナな
どのセラミック材を丸棒32aに溶射し、その後、研磨
仕上げする手法を採っている。
材20を接合するポートのバルブガイド穴11aにガイ
ド棒32を燃焼室形成用凹部12側から嵌挿する。この
ガイド棒32は、金属製丸棒32aの外周面にアルミナ
などの絶縁材32bを被覆させて形成しており、バルブ
ガイド穴11aに嵌合させストッパー32cによって位
置決め保持させた状態で、シリンダヘッド本体11の燃
焼室側端面より上方に突出する長さに形成している。前
記絶縁材32bの形成方法は、本実施例ではアルミナな
どのセラミック材を丸棒32aに溶射し、その後、研磨
仕上げする手法を採っている。
【0028】その後、バルブシート母材20をポート開
口部に重ね、このバルブシート母材20に上側電極33
を載せる。この上側電極33は、金属製円柱体の軸心部
に前記ガイド棒32が嵌合する透孔33aを穿設してお
り、その下端部に、バルブシート母材20の前記傾斜面
20d(図2)に密接するテーパー面33bと、軸方向
延在面20eに全周にわたり密接する位置決め用周面3
3cとを形成している。また、この上側電極33の下端
部には、バルブシート母材20を磁気吸着させるための
磁性体33dが固着させてある。
口部に重ね、このバルブシート母材20に上側電極33
を載せる。この上側電極33は、金属製円柱体の軸心部
に前記ガイド棒32が嵌合する透孔33aを穿設してお
り、その下端部に、バルブシート母材20の前記傾斜面
20d(図2)に密接するテーパー面33bと、軸方向
延在面20eに全周にわたり密接する位置決め用周面3
3cとを形成している。また、この上側電極33の下端
部には、バルブシート母材20を磁気吸着させるための
磁性体33dが固着させてある。
【0029】すなわち、前記透孔33aに前記ガイド棒
32を嵌合させることにより、この上側電極33がシリ
ンダヘッド本体11のポート開口部と同軸上に位置づけ
られ、前記テーパー面33bおよび周面33cをバルブ
シート母材20に密接させることにより、このバルブシ
ート母材20が嵌合によってポート開口部と同軸となる
ように位置決めされる。
32を嵌合させることにより、この上側電極33がシリ
ンダヘッド本体11のポート開口部と同軸上に位置づけ
られ、前記テーパー面33bおよび周面33cをバルブ
シート母材20に密接させることにより、このバルブシ
ート母材20が嵌合によってポート開口部と同軸となる
ように位置決めされる。
【0030】このようにバルブシート母材20に上側電
極33を載せた後、上側電極33を回転させてバルブシ
ート母材20が確実に嵌合しているか否かを検査する。
しかる後、シリンダ装置28を駆動して上部プラテン2
7を下降させ、前記上側電極33に密着させる。このと
き、上部プラテン27の下面と上側電極33の上面とが
互いに平行になるようにする。
極33を載せた後、上側電極33を回転させてバルブシ
ート母材20が確実に嵌合しているか否かを検査する。
しかる後、シリンダ装置28を駆動して上部プラテン2
7を下降させ、前記上側電極33に密着させる。このと
き、上部プラテン27の下面と上側電極33の上面とが
互いに平行になるようにする。
【0031】次に、前記シリンダ装置28を駆動して上
部プラテン27を下降させ、上側電極33を介して前記
バルブシート母材20を一定な押圧力をもってシリンダ
ヘッド本体11に押し付ける。このときにバルブシート
母材20に加えられる押圧力の方向は、上側電極33が
ガイド棒32によって移動方向が規制されている関係か
ら、ポート開口部13a,14aの軸線方向と一致す
る。このため、バルブシート母材20はポート開口部1
3a,14aに軸線を一致させた状態でこの軸線に沿っ
て押し付けられることになる。この押圧力は、図6中に
実線で示す押圧力パターンに基づいて変化させる。すな
わち、相対的に低い一定の第1押圧力P1を接合工程初
期に加え、その後は下降終了まで相対的に高い一定の第
2押圧力P2を加える。
部プラテン27を下降させ、上側電極33を介して前記
バルブシート母材20を一定な押圧力をもってシリンダ
ヘッド本体11に押し付ける。このときにバルブシート
母材20に加えられる押圧力の方向は、上側電極33が
ガイド棒32によって移動方向が規制されている関係か
ら、ポート開口部13a,14aの軸線方向と一致す
る。このため、バルブシート母材20はポート開口部1
3a,14aに軸線を一致させた状態でこの軸線に沿っ
て押し付けられることになる。この押圧力は、図6中に
実線で示す押圧力パターンに基づいて変化させる。すな
わち、相対的に低い一定の第1押圧力P1を接合工程初
期に加え、その後は下降終了まで相対的に高い一定の第
2押圧力P2を加える。
【0032】第1押圧力P1による加圧を開始した後、
上部プラテン27が安定したときに、前記レーザー変位
計30によりこれと反射部材29までの距離を測定し、
この距離を上部プラテン27の下降開始位置として記録
する。第1押圧力P1による加圧開始から図6に示すよ
うに時間T1が経過した後、前記上部プラテン27およ
び下部プラテン26に電圧を印加し、これら両プラテン
の間、すなわち上側電極33、バルブシート母材20、
シリンダヘッド本体11および下側電極31に電流を流
す。このとき、電流は上側電極33からシリンダヘッド
本体11へ向けて流れる。このときの電流値も図6中に
波線で示す電流値パターンに基づいて変化させる。すな
わち、電流値が増大した後に一度電流値を0付近まで低
下させ、その後さらに電流値を増大させて接合終期にお
いて前記押圧力を加えている途中で電流値を0とする。
上部プラテン27が安定したときに、前記レーザー変位
計30によりこれと反射部材29までの距離を測定し、
この距離を上部プラテン27の下降開始位置として記録
する。第1押圧力P1による加圧開始から図6に示すよ
うに時間T1が経過した後、前記上部プラテン27およ
び下部プラテン26に電圧を印加し、これら両プラテン
の間、すなわち上側電極33、バルブシート母材20、
シリンダヘッド本体11および下側電極31に電流を流
す。このとき、電流は上側電極33からシリンダヘッド
本体11へ向けて流れる。このときの電流値も図6中に
波線で示す電流値パターンに基づいて変化させる。すな
わち、電流値が増大した後に一度電流値を0付近まで低
下させ、その後さらに電流値を増大させて接合終期にお
いて前記押圧力を加えている途中で電流値を0とする。
【0033】このとき、バルブシート母材20は図2に
示すように凸曲面20cがシリンダヘッド本体11の凸
状部23に当接しており、これら両者どうしが接触する
部分の面積がきわめて小さいことから、上述したように
通電されると電気抵抗が大きくなってこの接触部が発熱
するようになる。この熱はバルブシート母材20とシリ
ンダヘッド本体11との接触界面の全体に伝導する。
示すように凸曲面20cがシリンダヘッド本体11の凸
状部23に当接しており、これら両者どうしが接触する
部分の面積がきわめて小さいことから、上述したように
通電されると電気抵抗が大きくなってこの接触部が発熱
するようになる。この熱はバルブシート母材20とシリ
ンダヘッド本体11との接触界面の全体に伝導する。
【0034】このようにバルブシート母材20とシリン
ダヘッド本体11との接触界面の温度が上昇すると、固
相状態で互いに圧接し合う材料金属(銅皮膜22の銅お
よびシリンダヘッド本体11のアルミニウム合金)の原
子が活発に運動するようになり、これらの原子どうしが
相互に拡散するようになる。なお、シリンダヘッド本体
11の表面に生成されているアルミニウムの酸化皮膜が
この原子拡散に対してどの程度拡散を阻止するかは不明
である。
ダヘッド本体11との接触界面の温度が上昇すると、固
相状態で互いに圧接し合う材料金属(銅皮膜22の銅お
よびシリンダヘッド本体11のアルミニウム合金)の原
子が活発に運動するようになり、これらの原子どうしが
相互に拡散するようになる。なお、シリンダヘッド本体
11の表面に生成されているアルミニウムの酸化皮膜が
この原子拡散に対してどの程度拡散を阻止するかは不明
である。
【0035】上述したように原子の相互拡散が起こるこ
とにより、界面付近の組成は、銅皮膜22を構成する銅
と、シリンダヘッド本体11のアルミニウム合金との共
晶合金になり、純銅より低い温度で固相から液層に変わ
ることができる状態になる。このときの界面付近の状態
を図7に模式的に示す。図7においては、原子の相互拡
散が起こり前記共晶合金層が生成されている部位を符号
Aで示す。
とにより、界面付近の組成は、銅皮膜22を構成する銅
と、シリンダヘッド本体11のアルミニウム合金との共
晶合金になり、純銅より低い温度で固相から液層に変わ
ることができる状態になる。このときの界面付近の状態
を図7に模式的に示す。図7においては、原子の相互拡
散が起こり前記共晶合金層が生成されている部位を符号
Aで示す。
【0036】前記界面付近の温度がさらに上昇し、前記
共晶合金層の一部が液相に変化するようになると原子の
拡散現象は一層活発となり、この共晶合金層が成長して
これに伴なって固相と液相との界面が拡大する。この共
晶合金層の液相化が進行する一方、共晶合金層に隣接す
るシリンダヘッド本体11のアルミニウム合金は、バル
ブシート母材20が押し付けられていることと前記抵抗
熱により昇温されていることとによって、塑性流動(塑
性変形)を起こす。
共晶合金層の一部が液相に変化するようになると原子の
拡散現象は一層活発となり、この共晶合金層が成長して
これに伴なって固相と液相との界面が拡大する。この共
晶合金層の液相化が進行する一方、共晶合金層に隣接す
るシリンダヘッド本体11のアルミニウム合金は、バル
ブシート母材20が押し付けられていることと前記抵抗
熱により昇温されていることとによって、塑性流動(塑
性変形)を起こす。
【0037】この塑性流動は最初の接触部を中心にして
図7において上下方向に略対称となるように生じるた
め、液相化した前記共晶合金は前記塑性流動に乗じて図
8に示すように接触部の外に排除される。図8において
共晶合金の排除された部分を符号Bで示す。また、この
ときには、バルブシート母材20の銅皮膜22の一部が
共晶合金化されて接触部から排除されることにより、円
環体21の一部がアルミニウム合金に触れるようになっ
てこれらの間でも原子の拡散現象が起こる。この拡散現
象が生じている部位を図8中に符号Cで示す。
図7において上下方向に略対称となるように生じるた
め、液相化した前記共晶合金は前記塑性流動に乗じて図
8に示すように接触部の外に排除される。図8において
共晶合金の排除された部分を符号Bで示す。また、この
ときには、バルブシート母材20の銅皮膜22の一部が
共晶合金化されて接触部から排除されることにより、円
環体21の一部がアルミニウム合金に触れるようになっ
てこれらの間でも原子の拡散現象が起こる。この拡散現
象が生じている部位を図8中に符号Cで示す。
【0038】このように共晶合金層の一部が接触部から
排除されることと、アルミニウム合金が塑性流動を起こ
すこととにより、図6中にT2で示すときにバルブシー
ト母材20がシリンダヘッド本体11内に沈み込み始め
ることになる。このようにバルブシート母材20が沈み
込み始めてから図6中に示す時間T3に達したときに押
圧力を増大させて前記第2押圧力P2とする。
排除されることと、アルミニウム合金が塑性流動を起こ
すこととにより、図6中にT2で示すときにバルブシー
ト母材20がシリンダヘッド本体11内に沈み込み始め
ることになる。このようにバルブシート母材20が沈み
込み始めてから図6中に示す時間T3に達したときに押
圧力を増大させて前記第2押圧力P2とする。
【0039】押圧力が増大することによりアルミニウム
合金の塑性流動量が増大し、これに伴って共晶合金の排
除量が増量される。この結果、接触部の未反応部分にお
いて新たに銅−アルミニウム合金からなる共晶合金が生
成され、上述した現象が繰り返されてこの共晶合金層が
液相化しさらに排除される。これとともに、円環体21
の材料である鉄系焼結合金とアルミニウム合金との界面
で原子が相互に拡散する領域も拡がる。
合金の塑性流動量が増大し、これに伴って共晶合金の排
除量が増量される。この結果、接触部の未反応部分にお
いて新たに銅−アルミニウム合金からなる共晶合金が生
成され、上述した現象が繰り返されてこの共晶合金層が
液相化しさらに排除される。これとともに、円環体21
の材料である鉄系焼結合金とアルミニウム合金との界面
で原子が相互に拡散する領域も拡がる。
【0040】第2押圧力P2による押圧を開始してから
図6に示す時間T4に達したときに、電流値を一度0付
近まで低下させ、さらに元の値まで上昇させる。電流値
を低下させることにより発熱が一時抑えられることにな
り、共晶合金の排除並びに塑性流動が抑えられて図6に
示すようにバルブシート母材20の沈み込み量の増加割
合が一時低下する。このように電流値を一時的に低下さ
せるのは、アルミニウム合金が熱により溶融してしまう
のを防ぐためである。
図6に示す時間T4に達したときに、電流値を一度0付
近まで低下させ、さらに元の値まで上昇させる。電流値
を低下させることにより発熱が一時抑えられることにな
り、共晶合金の排除並びに塑性流動が抑えられて図6に
示すようにバルブシート母材20の沈み込み量の増加割
合が一時低下する。このように電流値を一時的に低下さ
せるのは、アルミニウム合金が熱により溶融してしまう
のを防ぐためである。
【0041】電流値を上述したように元の値まで上昇さ
せた後、時間T5に達してから時間T6に達するまでの
間に徐々に低下させて0とする。電流が流れている間は
勿論、通電が断たれた後も反応不能温度まで温度が低下
するまでは前記反応が進行し、共晶合金層の生成→液層
化→塑性流動に伴なう排除、という現象と、鉄系焼結合
金とアルミニウム合金との原子相互拡散という現象が同
時に起こりながらバルブシート母材20が沈み込み続
け、図9に示すようにその外周面の略全域がシリンダヘ
ッド本体11内に埋没するようになる。
せた後、時間T5に達してから時間T6に達するまでの
間に徐々に低下させて0とする。電流が流れている間は
勿論、通電が断たれた後も反応不能温度まで温度が低下
するまでは前記反応が進行し、共晶合金層の生成→液層
化→塑性流動に伴なう排除、という現象と、鉄系焼結合
金とアルミニウム合金との原子相互拡散という現象が同
時に起こりながらバルブシート母材20が沈み込み続
け、図9に示すようにその外周面の略全域がシリンダヘ
ッド本体11内に埋没するようになる。
【0042】この沈み込み量が図6に示すように略増加
しなくなったとき(時間T7で示すとき)にシリンダ装
置28による押圧を停止し、レーザー変位計30によっ
てこれと反射部材29との距離から上部プラテン27の
最終位置を求めた後に上部プラテン27を上昇させ、シ
リンダヘッド本体11をプレス装置24から取外す。な
お、平均電流値や総通電時間も全工程が終了するまでの
間に求めておく。
しなくなったとき(時間T7で示すとき)にシリンダ装
置28による押圧を停止し、レーザー変位計30によっ
てこれと反射部材29との距離から上部プラテン27の
最終位置を求めた後に上部プラテン27を上昇させ、シ
リンダヘッド本体11をプレス装置24から取外す。な
お、平均電流値や総通電時間も全工程が終了するまでの
間に求めておく。
【0043】次に、上部プラテン27の下降開始位置か
ら最終位置までの高低差を算出することによりバルブシ
ート母材20の総沈み量を求める。この値が予め定めた
許容値D(図6参照)の範囲内でないときには接合不良
とみなす。前記許容値Dとしては、本実施例では約0.
5mm〜約2mmとした。なお、許容値Dはシリンダヘッド
本体11の材料によっても異なるが、約1mm〜1.5mm
とすることが好ましい。
ら最終位置までの高低差を算出することによりバルブシ
ート母材20の総沈み量を求める。この値が予め定めた
許容値D(図6参照)の範囲内でないときには接合不良
とみなす。前記許容値Dとしては、本実施例では約0.
5mm〜約2mmとした。なお、許容値Dはシリンダヘッド
本体11の材料によっても異なるが、約1mm〜1.5mm
とすることが好ましい。
【0044】上記沈み量判定に合格したシリンダヘッド
は、前記平均電流値や総通電時間が許容値の範囲内であ
るか否かによっても良否を判定し、この判定結果が良好
であると判定されたときであって後述する抜き取り検査
に合格したロットのものであるときに限り最終仕上げ加
工を施す。
は、前記平均電流値や総通電時間が許容値の範囲内であ
るか否かによっても良否を判定し、この判定結果が良好
であると判定されたときであって後述する抜き取り検査
に合格したロットのものであるときに限り最終仕上げ加
工を施す。
【0045】シリンダヘッドの最終仕上げ加工は、図9
に示すようにバルブシート母材20が接合されたシリン
ダヘッド本体11から不要部分を図10に示すように例
えば研削によって除去することによって行う。この最終
仕上げ加工を行うことにより円環体21の不要部および
銅皮膜22が除去され、図10中に符号Cで示す原子の
拡散領域を介してシリンダヘッド本体11に接合された
バルブシート19が得られる。
に示すようにバルブシート母材20が接合されたシリン
ダヘッド本体11から不要部分を図10に示すように例
えば研削によって除去することによって行う。この最終
仕上げ加工を行うことにより円環体21の不要部および
銅皮膜22が除去され、図10中に符号Cで示す原子の
拡散領域を介してシリンダヘッド本体11に接合された
バルブシート19が得られる。
【0046】前記抜き取り検査は、例えばバルブシート
母材20の製造ロット毎に行い、接合終了後の図9に示
した状態にあるバルブシート母材20にシリンダヘッド
本体11から離間する方向に沿って引張り力を加えてバ
ルブシート母材20をシリンダヘッド本体11から剥離
させ、剥離するときの荷重を測定することによって行
う。
母材20の製造ロット毎に行い、接合終了後の図9に示
した状態にあるバルブシート母材20にシリンダヘッド
本体11から離間する方向に沿って引張り力を加えてバ
ルブシート母材20をシリンダヘッド本体11から剥離
させ、剥離するときの荷重を測定することによって行
う。
【0047】なお、上述した抜き取り検査を行う際に
は、接合部から排除される共晶合金が接合部の略全周に
延在しているか否かを目視にて判定する。このとき、共
晶合金の排除方向が特定の方向に偏る傾向があると判定
されたときには、図11に示すようにシールド34を上
側電極33の近傍に配置し、通電時に生じる地場の影響
を接合部が受けないようにすることが好ましい。
は、接合部から排除される共晶合金が接合部の略全周に
延在しているか否かを目視にて判定する。このとき、共
晶合金の排除方向が特定の方向に偏る傾向があると判定
されたときには、図11に示すようにシールド34を上
側電極33の近傍に配置し、通電時に生じる地場の影響
を接合部が受けないようにすることが好ましい。
【0048】図11はシールドを使用する場合の平面図
で、同図は上側電極33をバルブシート母材20ととも
にシリンダヘッド本体11に装着した状態を示してい
る。同図において前記図1ないし図10で説明したもの
と同一もしくは同等部材については、同一符号を付し詳
細な説明は省略する。シールド34は、本実施例では鉄
系強磁性体によって縦割り円筒状に形成し、外周面の頂
部がプレス装置24の基台25を指向するように配設し
ている。基台25が位置している方向を同図においては
矢印で示している。このようにシールド34を使用する
ことによって、通電時に磁場が生じたときにその磁力線
の方向および量を制御することができ、その結果、共晶
合金が接合部から排除される方向を制御することができ
る。
で、同図は上側電極33をバルブシート母材20ととも
にシリンダヘッド本体11に装着した状態を示してい
る。同図において前記図1ないし図10で説明したもの
と同一もしくは同等部材については、同一符号を付し詳
細な説明は省略する。シールド34は、本実施例では鉄
系強磁性体によって縦割り円筒状に形成し、外周面の頂
部がプレス装置24の基台25を指向するように配設し
ている。基台25が位置している方向を同図においては
矢印で示している。このようにシールド34を使用する
ことによって、通電時に磁場が生じたときにその磁力線
の方向および量を制御することができ、その結果、共晶
合金が接合部から排除される方向を制御することができ
る。
【0049】ここで、上述した剥離試験からなる抜き取
り検査を行うときの手順を図12によって説明する。抜
き取り検査は、バルブシート母材20に図12中に符号
41で示す治具の一端を掛け、この治具41の他端を引
張り試験機(図示せず)に連結した状態で行う。この治
具41は図12において左右方向に分割可能なポペット
弁状に形成している。42および43はこの治具41の
左半部、右半部をそれぞれ示している。これらの左右の
各半部42,43は、それぞれ横断面半円形に形成し、
両者を合わせることによって横断面円形の治具41が形
成されるようになっている。
り検査を行うときの手順を図12によって説明する。抜
き取り検査は、バルブシート母材20に図12中に符号
41で示す治具の一端を掛け、この治具41の他端を引
張り試験機(図示せず)に連結した状態で行う。この治
具41は図12において左右方向に分割可能なポペット
弁状に形成している。42および43はこの治具41の
左半部、右半部をそれぞれ示している。これらの左右の
各半部42,43は、それぞれ横断面半円形に形成し、
両者を合わせることによって横断面円形の治具41が形
成されるようになっている。
【0050】各半部42,43のバルブシート母材20
側となる一端部には、両半部を合わせた状態で略円錐形
になる掛け部42a,43aを形成し、他端部には引張
り試験機のチャック装置に結合される軸部42b,43
bを形成している。また、前記掛け部42a,43aど
うしを合わせることによって形成される円錐の下端外径
は、バルブシート母材20の内径より大きくかつポート
開口部13a,14aの内径より小さくなるように設定
している。
側となる一端部には、両半部を合わせた状態で略円錐形
になる掛け部42a,43aを形成し、他端部には引張
り試験機のチャック装置に結合される軸部42b,43
bを形成している。また、前記掛け部42a,43aど
うしを合わせることによって形成される円錐の下端外径
は、バルブシート母材20の内径より大きくかつポート
開口部13a,14aの内径より小さくなるように設定
している。
【0051】抜き取り検査を行うには、先ず、前記両半
部42,43の掛け部42a,43aを図12に示した
ようにバルブシート母材20の底面20bの内周側縁部
に掛ける。このときには、先ず、一方の半部の掛け部を
その軸線がポート開口部の軸線に対して傾斜するように
傾けた状態でバルブシート母材20の内方を通してポー
ト開口部13a,14aの奥側に挿入し、次に他方の半
部の掛け部を前記同様にしてポート13a,14aの奥
側に挿入する。
部42,43の掛け部42a,43aを図12に示した
ようにバルブシート母材20の底面20bの内周側縁部
に掛ける。このときには、先ず、一方の半部の掛け部を
その軸線がポート開口部の軸線に対して傾斜するように
傾けた状態でバルブシート母材20の内方を通してポー
ト開口部13a,14aの奥側に挿入し、次に他方の半
部の掛け部を前記同様にしてポート13a,14aの奥
側に挿入する。
【0052】その後、両半部の掛け部42a,43aを
正規の状態となるようにポート13,14内で合わせ、
この状態で両半部42,43を燃焼室側から引張って掛
け部42a,43aをバルブシート母材20に当接させ
る。これにより、バルブシート母材20におけるポート
開口部13a,14a内に臨む内周部に治具41がポー
ト開口部13a,14aの奥側から掛かるようになる。
この内周部が本発明に係る掛止部になっている。この掛
止部を図12中に符号44で示す。
正規の状態となるようにポート13,14内で合わせ、
この状態で両半部42,43を燃焼室側から引張って掛
け部42a,43aをバルブシート母材20に当接させ
る。これにより、バルブシート母材20におけるポート
開口部13a,14a内に臨む内周部に治具41がポー
ト開口部13a,14aの奥側から掛かるようになる。
この内周部が本発明に係る掛止部になっている。この掛
止部を図12中に符号44で示す。
【0053】このように治具41をバルブシート母材2
0に掛けた状態でこの治具41の他端部に引張り試験機
を結合させ、その後、この引張り試験機によって治具4
1を引張ることにより、バルブシート母材20に燃焼室
側へ向けて張力Pを付与する。この試験は、バルブシー
ト母材20がシリンダヘッド本体11から剥離するまで
行い、剥離時の引張り荷重を剥離荷重として求める。こ
の剥離荷重が予め定めた使用限界剥離荷重を上回ってい
るときに良品であると判定する。
0に掛けた状態でこの治具41の他端部に引張り試験機
を結合させ、その後、この引張り試験機によって治具4
1を引張ることにより、バルブシート母材20に燃焼室
側へ向けて張力Pを付与する。この試験は、バルブシー
ト母材20がシリンダヘッド本体11から剥離するまで
行い、剥離時の引張り荷重を剥離荷重として求める。こ
の剥離荷重が予め定めた使用限界剥離荷重を上回ってい
るときに良品であると判定する。
【0054】この剥離試験の結果、本実施例の構成を採
る場合には剥離荷重が約20KNとなり、十分実用に耐
え得る接合強度が得られることが分かった。この剥離試
験は、仕上げ加工時に除去される掛止部44に治具41
を掛けて実施するものの、バルブシート母材20はシリ
ンダヘッド本体11に上述したように接合界面の原子の
相互拡散現象によって接合されており、前記掛止部44
の有無によって接合力が変化することがないので、この
剥離試験によって得られた剥離荷重は製品状態でのバル
ブシート19の剥離荷重と一致する。
る場合には剥離荷重が約20KNとなり、十分実用に耐
え得る接合強度が得られることが分かった。この剥離試
験は、仕上げ加工時に除去される掛止部44に治具41
を掛けて実施するものの、バルブシート母材20はシリ
ンダヘッド本体11に上述したように接合界面の原子の
相互拡散現象によって接合されており、前記掛止部44
の有無によって接合力が変化することがないので、この
剥離試験によって得られた剥離荷重は製品状態でのバル
ブシート19の剥離荷重と一致する。
【0055】しかも、この剥離試験は、バルブシート1
9をシリンダヘッド本体11に設けるときの中間生成品
としてのバルブシート母材20を利用して行うことがで
きる。
9をシリンダヘッド本体11に設けるときの中間生成品
としてのバルブシート母材20を利用して行うことがで
きる。
【0056】また、単にバルブシート母材20を上述し
たように引っ張る剥離試験を行うだけでなく、加熱保持
試験やヒートショック試験を行ってもよい。加熱保持試
験は、図9の状態のシリンダヘッド本体11を大気雰囲
気の300℃加熱炉中に24〜200時間放置し、空冷
した後に前記剥離試験を行う。ヒートショック試験は、
図9の状態のシリンダヘッド本体11を大気雰囲気の3
00℃加熱炉中で300℃まで昇温させ、炉から取出し
て直ちに0℃の氷水に浸漬する。これを10回繰り返
し、氷水に浸漬させて冷却した度毎にバルブシート母材
20の剥離、割れなどの有無を確認し最後に前記剥離試
験を行う。
たように引っ張る剥離試験を行うだけでなく、加熱保持
試験やヒートショック試験を行ってもよい。加熱保持試
験は、図9の状態のシリンダヘッド本体11を大気雰囲
気の300℃加熱炉中に24〜200時間放置し、空冷
した後に前記剥離試験を行う。ヒートショック試験は、
図9の状態のシリンダヘッド本体11を大気雰囲気の3
00℃加熱炉中で300℃まで昇温させ、炉から取出し
て直ちに0℃の氷水に浸漬する。これを10回繰り返
し、氷水に浸漬させて冷却した度毎にバルブシート母材
20の剥離、割れなどの有無を確認し最後に前記剥離試
験を行う。
【0057】さらに、上述したような剥離試験を抜き取
り式に行う他にリグテストを行う。このリグテストは、
本実施例のシリンダヘッド本体11と同じ材料によって
形成したテストピースに本実施例で用いたバルブシート
母材20を前記同様にして接合させ、仕上げ加工を施し
て形成されたバルブシート19に実際のエンジンで用い
る吸気弁あるいは排気弁を繰り返し当接させてこのバル
ブシート19の摩耗量を測定する試験である。
り式に行う他にリグテストを行う。このリグテストは、
本実施例のシリンダヘッド本体11と同じ材料によって
形成したテストピースに本実施例で用いたバルブシート
母材20を前記同様にして接合させ、仕上げ加工を施し
て形成されたバルブシート19に実際のエンジンで用い
る吸気弁あるいは排気弁を繰り返し当接させてこのバル
ブシート19の摩耗量を測定する試験である。
【0058】このリグテストでは、吸・排気弁を毎分3
0回の回転数をもって軸線回りに回転させるとともに最
高毎分3000回バルブシート19に着座させるという
繰り返し試験を9時間にわたり行い、バルブシート19
と吸・排気弁の双方の当たり面の摩耗量を測定する。試
験雰囲気は大気とし、吸・排気弁の傘部をガスバーナー
にて断続的に加熱することによってバルブシート19の
表面が排気用で250℃、吸気用で150℃となるよう
に設定する。なお、バルブスプリングのセット荷重は実
際のエンジンと同じとする。このリグテストを行った結
果、本実施例のバルブシート19の摩耗量は十分実用に
耐え得る値であった。
0回の回転数をもって軸線回りに回転させるとともに最
高毎分3000回バルブシート19に着座させるという
繰り返し試験を9時間にわたり行い、バルブシート19
と吸・排気弁の双方の当たり面の摩耗量を測定する。試
験雰囲気は大気とし、吸・排気弁の傘部をガスバーナー
にて断続的に加熱することによってバルブシート19の
表面が排気用で250℃、吸気用で150℃となるよう
に設定する。なお、バルブスプリングのセット荷重は実
際のエンジンと同じとする。このリグテストを行った結
果、本実施例のバルブシート19の摩耗量は十分実用に
耐え得る値であった。
【0059】上述したように形成したシリンダヘッドに
おけるシリンダヘッド本体11のアルミニウム合金とバ
ルブシート19の鉄系焼結合金との間の金属学的接合
は、原子の拡散を伴わず材料としては不連続な状態とな
っている機械的接合とは本質的に異なるものである。し
かも、界面での電気抵抗による発熱を利用して双方の材
料を局部的に溶融させ合金溶液とした後、通電を中止す
ることで冷却凝固させる抵抗熱溶着のような金属学的接
合とも異なるものである。
おけるシリンダヘッド本体11のアルミニウム合金とバ
ルブシート19の鉄系焼結合金との間の金属学的接合
は、原子の拡散を伴わず材料としては不連続な状態とな
っている機械的接合とは本質的に異なるものである。し
かも、界面での電気抵抗による発熱を利用して双方の材
料を局部的に溶融させ合金溶液とした後、通電を中止す
ることで冷却凝固させる抵抗熱溶着のような金属学的接
合とも異なるものである。
【0060】すなわち、本実施例のシリンダヘッドにお
ける金属学的接合は、異種材料の間に溶融反応層を形成
することなく行われるものであり、双方の材料の界面で
の原子の相互拡散を通じて連続的な構造を創成するとい
うものである。
ける金属学的接合は、異種材料の間に溶融反応層を形成
することなく行われるものであり、双方の材料の界面で
の原子の相互拡散を通じて連続的な構造を創成するとい
うものである。
【0061】なお、本実施例ではバルブシート母材20
とシリンダヘッド本体11のポート開口部13a,14
aの両者に凸部(凸曲面20c、凸状部23)を形成
し、これらの凸部どうしを圧接させた例を示したが、凸
部は必ずしも前記両者に形成する必要はなく、何れか一
方のみに形成すればよい。この実施例を図13(a)〜
(c)に示す。
とシリンダヘッド本体11のポート開口部13a,14
aの両者に凸部(凸曲面20c、凸状部23)を形成
し、これらの凸部どうしを圧接させた例を示したが、凸
部は必ずしも前記両者に形成する必要はなく、何れか一
方のみに形成すればよい。この実施例を図13(a)〜
(c)に示す。
【0062】図13は圧接部分の形状を変えた他の実施
例を示す断面図で、同図(a),(b)はバルブシート
母材のみに凸部を形成した例を示し、同図(c)はシリ
ンダヘッド本体のみに凸部を形成した例を示している。
これらの図において、前記図1〜図12によって説明し
たものと同一あるいは同等の部材については、同一符号
を付し詳細な説明は省略する。
例を示す断面図で、同図(a),(b)はバルブシート
母材のみに凸部を形成した例を示し、同図(c)はシリ
ンダヘッド本体のみに凸部を形成した例を示している。
これらの図において、前記図1〜図12によって説明し
たものと同一あるいは同等の部材については、同一符号
を付し詳細な説明は省略する。
【0063】図13(a)に示した例では、バルブシー
ト母材20は前記実施例と同等の形状に形成し、ポート
開口部13a,14aにおけるバルブシート母材20が
接触する部位を平坦な傾斜面としている。同図(b)に
示した例では、バルブシート母材20の外周面がポート
開口部13a,14aに嵌合するように構成している。
また、バルブシート母材20の内周面が上述した実施例
とは異なり、バルブシート母材20の厚み方向全域にわ
たって軸方向延在面20eを形成している。同図(c)
に示した例では、バルブシート母材20におけるシリン
ダヘッド本体11の凸状部23に接触する部位を平坦な
傾斜面としている。図13(a)〜(c)に示したよう
に凸部をバルブシート母材20とシリンダヘッド本体1
1のうち何れか一方に形成しても前記実施例と同等の効
果が得られる。なお、本実施例で示したように前記両者
の両方に凸部を形成すると、シリンダヘッド本体11の
材料金属が塑性流動を起こし易く、しかもその量も相対
的に多くなるので、バルブシート母材20が接合する部
分(接触界面)の面積を拡げることができ高い接合強度
が得られる。
ト母材20は前記実施例と同等の形状に形成し、ポート
開口部13a,14aにおけるバルブシート母材20が
接触する部位を平坦な傾斜面としている。同図(b)に
示した例では、バルブシート母材20の外周面がポート
開口部13a,14aに嵌合するように構成している。
また、バルブシート母材20の内周面が上述した実施例
とは異なり、バルブシート母材20の厚み方向全域にわ
たって軸方向延在面20eを形成している。同図(c)
に示した例では、バルブシート母材20におけるシリン
ダヘッド本体11の凸状部23に接触する部位を平坦な
傾斜面としている。図13(a)〜(c)に示したよう
に凸部をバルブシート母材20とシリンダヘッド本体1
1のうち何れか一方に形成しても前記実施例と同等の効
果が得られる。なお、本実施例で示したように前記両者
の両方に凸部を形成すると、シリンダヘッド本体11の
材料金属が塑性流動を起こし易く、しかもその量も相対
的に多くなるので、バルブシート母材20が接合する部
分(接触界面)の面積を拡げることができ高い接合強度
が得られる。
【0064】また、上述した実施例ではシリンダヘッド
本体11の材料としてAC4C材を用い、バルブシート
母材20の円環体21の材料として鉄系焼結合金に銅を
溶浸させたものを用い、円環体21の皮膜を銅としこれ
を電気めっきにより設けた例を示したが、これらの材質
および皮膜の形成方法は本実施例に限定されるものでは
ない。すなわち、シリンダヘッド本体11の材料として
は、エンジン用シリンダヘッドの材料として一般に用い
られている材料、例えばAC4B材、AC2B材などを
採用することができる。円環体21の材料は鉄系焼結合
金であればどのようなものでもよく、これに溶浸させる
金属も電気電導率が銅と大差のないものであればよい。
また、円環体21の皮膜となる金属も、シリンダヘッド
本体11の材料金属と共晶合金が生成されるものであれ
ばどのようなものでもよい。これらの材料、皮膜の形成
方法を選択するに当たっては、本実施例では、シリンダ
ヘッドを工業製品として生産する関係から最もコストが
低くなるように行った。
本体11の材料としてAC4C材を用い、バルブシート
母材20の円環体21の材料として鉄系焼結合金に銅を
溶浸させたものを用い、円環体21の皮膜を銅としこれ
を電気めっきにより設けた例を示したが、これらの材質
および皮膜の形成方法は本実施例に限定されるものでは
ない。すなわち、シリンダヘッド本体11の材料として
は、エンジン用シリンダヘッドの材料として一般に用い
られている材料、例えばAC4B材、AC2B材などを
採用することができる。円環体21の材料は鉄系焼結合
金であればどのようなものでもよく、これに溶浸させる
金属も電気電導率が銅と大差のないものであればよい。
また、円環体21の皮膜となる金属も、シリンダヘッド
本体11の材料金属と共晶合金が生成されるものであれ
ばどのようなものでもよい。これらの材料、皮膜の形成
方法を選択するに当たっては、本実施例では、シリンダ
ヘッドを工業製品として生産する関係から最もコストが
低くなるように行った。
【0065】さらに、図1〜図10に示した実施例で
は、バルブシート母材20の沈み量を接合工程の最後に
検出する例を示したが、この沈み量を押圧開始から常に
測定し、この値がそのときどきでの許容範囲に入ってい
るかを検出してもよい。このようにすると、接合不良を
起こしていることを接合途中で判定することができるか
ら、不良品に対しても良品と同等の接合時間をかけると
いう無駄がなくなる。
は、バルブシート母材20の沈み量を接合工程の最後に
検出する例を示したが、この沈み量を押圧開始から常に
測定し、この値がそのときどきでの許容範囲に入ってい
るかを検出してもよい。このようにすると、接合不良を
起こしていることを接合途中で判定することができるか
ら、不良品に対しても良品と同等の接合時間をかけると
いう無駄がなくなる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るバルブ
シートは、シリンダヘッド本体のポート開口部に、表面
に金属皮膜を設けた鉄系焼結合金製円環体によって形成
されかつ前記ポート開口部に重ねた状態で外周面の一部
がこのポート開口部内に臨むバルブシート母材を、圧接
させるとともに加熱することによって接合し、このバル
ブシート母材における前記ポート開口部内に臨む部位
を、剥離試験用治具を掛けるための掛止部としたため、
シリンダヘッド本体のポート開口部にバルブシート母材
を圧接させるとともに加熱することにより、圧接部の界
面の原子が相互に拡散し、前記界面付近に、バルブシー
ト母材の皮膜の材料金属とシリンダヘッド本体の材料金
属との共晶合金からなる層が生成される。この共晶合金
層は液相への変態温度が低いことから加熱状況の下で液
相へ変わり、バルブシート母材が押し付けられかつ加熱
されることにより塑性流動を起こしたシリンダヘッド本
体の材料金属とともに接合部から排出される。これによ
り、バルブシート母材の鉄系焼結合金がシリンダヘッド
本体の材料金属に触れて両者の原子が相互に拡散するこ
とになり、この状態でバルブシート母材がポート開口部
内に埋没することになる。
シートは、シリンダヘッド本体のポート開口部に、表面
に金属皮膜を設けた鉄系焼結合金製円環体によって形成
されかつ前記ポート開口部に重ねた状態で外周面の一部
がこのポート開口部内に臨むバルブシート母材を、圧接
させるとともに加熱することによって接合し、このバル
ブシート母材における前記ポート開口部内に臨む部位
を、剥離試験用治具を掛けるための掛止部としたため、
シリンダヘッド本体のポート開口部にバルブシート母材
を圧接させるとともに加熱することにより、圧接部の界
面の原子が相互に拡散し、前記界面付近に、バルブシー
ト母材の皮膜の材料金属とシリンダヘッド本体の材料金
属との共晶合金からなる層が生成される。この共晶合金
層は液相への変態温度が低いことから加熱状況の下で液
相へ変わり、バルブシート母材が押し付けられかつ加熱
されることにより塑性流動を起こしたシリンダヘッド本
体の材料金属とともに接合部から排出される。これによ
り、バルブシート母材の鉄系焼結合金がシリンダヘッド
本体の材料金属に触れて両者の原子が相互に拡散するこ
とになり、この状態でバルブシート母材がポート開口部
内に埋没することになる。
【0067】このため、ポート開口部内に臨む掛止部の
有無によって接合力が変化することがないから、掛止部
に剥離試験用治具を掛けて剥離試験を行うことによっ
て、掛止部を除去した製品状態と同じ剥離荷重を測定で
きる。したがって、製品状態での剥離荷重を正確に測定
できる。
有無によって接合力が変化することがないから、掛止部
に剥離試験用治具を掛けて剥離試験を行うことによっ
て、掛止部を除去した製品状態と同じ剥離荷重を測定で
きる。したがって、製品状態での剥離荷重を正確に測定
できる。
【0068】第2の発明に係るバルブシートの剥離試験
方法は、シリンダヘッド本体のポート開口部に、表面に
金属皮膜を設けた鉄系焼結合金製円環体によって形成さ
れかつ前記ポート開口部に重ねた状態で外周面の一部が
このポート開口部内に臨むバルブシート母材を重ね、次
いで、前記バルブシート母材を前記ポート開口部に圧接
させるとともに加熱することによって接合し、しかる
後、このバルブシート母材における前記ポート開口部内
に臨む部位に剥離試験用治具を掛けて燃焼室側から張力
を付与するため、バルブシートをシリンダヘッド本体に
設けるときの中間生成品を利用して剥離試験を行うこと
ができる。
方法は、シリンダヘッド本体のポート開口部に、表面に
金属皮膜を設けた鉄系焼結合金製円環体によって形成さ
れかつ前記ポート開口部に重ねた状態で外周面の一部が
このポート開口部内に臨むバルブシート母材を重ね、次
いで、前記バルブシート母材を前記ポート開口部に圧接
させるとともに加熱することによって接合し、しかる
後、このバルブシート母材における前記ポート開口部内
に臨む部位に剥離試験用治具を掛けて燃焼室側から張力
を付与するため、バルブシートをシリンダヘッド本体に
設けるときの中間生成品を利用して剥離試験を行うこと
ができる。
【0069】このため、機械加工を行うのは仕上げ加工
工程での1回だけでよいから、剥離試験を行うに当たり
機械加工の回数が増えることがない。
工程での1回だけでよいから、剥離試験を行うに当たり
機械加工の回数が増えることがない。
【図1】 本発明に係るバルブシートを採用したシリン
ダヘッドのバルブシート部の断面図である。
ダヘッドのバルブシート部の断面図である。
【図2】 バルブシート母材をポート開口部に重ねた状
態を示す断面図で、同図はシリンダヘッド本体およびバ
ルブシート母材の一部のみを拡大して描いてある。
態を示す断面図で、同図はシリンダヘッド本体およびバ
ルブシート母材の一部のみを拡大して描いてある。
【図3】 バルブシート母材をシリンダヘッド本体に接
合させるために用いるプレス装置の正面図である。
合させるために用いるプレス装置の正面図である。
【図4】 バルブシート母材をシリンダヘッド本体に接
合させるために用いるプレス装置の側面図である。
合させるために用いるプレス装置の側面図である。
【図5】 バルブシート母材に電極を当接させた状態を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図6】 加圧力パターン、電流値パターンおよび沈み
量を示すグラフである。
量を示すグラフである。
【図7】 バルブシート母材の皮膜の材料金属とシリン
ダヘッド本体の材料金属からなる合金層が生成されてい
る状態を示す断面図である。
ダヘッド本体の材料金属からなる合金層が生成されてい
る状態を示す断面図である。
【図8】 シリンダヘッド本体の材料金属が塑性流動を
起こしている状態を示す断面図である。
起こしている状態を示す断面図である。
【図9】 バルブシート母材がシリンダヘッド本体に埋
没した状態を示す断面図である。
没した状態を示す断面図である。
【図10】 バルブシート部を仕上げ加工した状態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図11】 図11はシールドを使用する場合の平面図
である。
である。
【図12】 剥離試験用治具をバルブシート母材に装着
した状態を示す断面図である。
した状態を示す断面図である。
【図13】 圧接部分の形状を変えた他の実施例を示す
断面図で、同図(a),(b)はバルブシート母材のみ
に凸部を形成した例を示し、同図(c)はシリンダヘッ
ド本体のみに凸部を形成した例を示している。
断面図で、同図(a),(b)はバルブシート母材のみ
に凸部を形成した例を示し、同図(c)はシリンダヘッ
ド本体のみに凸部を形成した例を示している。
【図14】 バルブシートが圧入された従来のシリンダ
ヘッドのバルブシート圧入部を拡大して示す断面図であ
る。
ヘッドのバルブシート圧入部を拡大して示す断面図であ
る。
【図15】 レーザークラッド法によりバルブシートが
形成されたシリンダヘッドのバルブシート部を拡大して
示す断面図である。
形成されたシリンダヘッドのバルブシート部を拡大して
示す断面図である。
11…シリンダヘッド本体、13…吸気ポート、13a
…開口部、14…排気ポート、14a…開口部、17…
吸気弁、18…排気弁、19…バルブシート、20…バ
ルブシート母材、21…円環体、22…銅皮膜、31…
下側電極、33…上側電極、41…治具、44…掛止
部。
…開口部、14…排気ポート、14a…開口部、17…
吸気弁、18…排気弁、19…バルブシート、20…バ
ルブシート母材、21…円環体、22…銅皮膜、31…
下側電極、33…上側電極、41…治具、44…掛止
部。
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジン用シリンダヘッドのシリンダヘ
ッド本体における燃焼室側のポート開口部に、表面に金
属材からなる皮膜を設けた鉄系焼結合金製円環体によっ
て形成されかつ前記ポート開口部に重ねた状態で外周面
の一部がこのポート開口部内に臨む形状のバルブシート
母材を、圧接させるとともに加熱することによって接合
し、このバルブシート母材における前記ポート開口部内
に臨む部位を、剥離試験用治具を掛けるための掛止部と
したことを特徴とするバルブシート。 - 【請求項2】 エンジン用シリンダヘッドのシリンダヘ
ッド本体における燃焼室側のポート開口部に、表面に金
属材からなる皮膜を設けた鉄系焼結合金製円環体によっ
て形成されかつ前記ポート開口部に重ねた状態で外周面
の一部がこのポート開口部内に臨む形状のバルブシート
母材を重ね、次いで、前記バルブシート母材を前記ポー
ト開口部に圧接させるとともに加熱することによって接
合し、しかる後、このバルブシート母材における前記ポ
ート開口部内に臨む部位に剥離試験用治具を掛けて燃焼
室側から張力を付与することを特徴とするバルブシート
の剥離試験方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7102016A JPH08296418A (ja) | 1995-04-26 | 1995-04-26 | バルブシートおよびバルブシートの剥離試験方法 |
| US08/638,980 US5794337A (en) | 1995-04-26 | 1996-04-25 | Valve seat and test procedure |
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