JPH0830006A - 電子写真感光体 - Google Patents
電子写真感光体Info
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- JPH0830006A JPH0830006A JP6165586A JP16558694A JPH0830006A JP H0830006 A JPH0830006 A JP H0830006A JP 6165586 A JP6165586 A JP 6165586A JP 16558694 A JP16558694 A JP 16558694A JP H0830006 A JPH0830006 A JP H0830006A
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- Japan
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- resin
- undercoat layer
- layer
- pigment
- conductive substrate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、電子写真感光体の感光層と下引層
との接着性が良好であるとともに、露光後の残留電位が
大きくなったり、帯電の立上りが遅れるという問題がな
く、複写画像品質において、画像濃度の低下を来さず
に、粒状地汚れをもたないコピーが得られる電子写真感
光体を提供することである。 【構成】 本発明は、導電性基体上に、下引層と該層上
に電子写真感光層とを積層してなる電子写真感光体にお
いて、前記下引層が顔料と樹脂を含むもので前記基体の
垂直方向における顔料に対する樹脂の含有濃度に勾配を
有し、前記樹脂の含有濃度が導電性基体側で大きいこと
を特徴とする電子写真感光体である。また、導電性基体
上に顔料と樹脂を含む下引層を設けた後、該下引層中の
樹脂のみを溶解する有機溶剤で前記下引層を処理するこ
とによって、導電性基体の垂直方向における顔料に対す
る樹脂の含有濃度に勾配を持たせたことを特徴とする電
子写真感光体である。
との接着性が良好であるとともに、露光後の残留電位が
大きくなったり、帯電の立上りが遅れるという問題がな
く、複写画像品質において、画像濃度の低下を来さず
に、粒状地汚れをもたないコピーが得られる電子写真感
光体を提供することである。 【構成】 本発明は、導電性基体上に、下引層と該層上
に電子写真感光層とを積層してなる電子写真感光体にお
いて、前記下引層が顔料と樹脂を含むもので前記基体の
垂直方向における顔料に対する樹脂の含有濃度に勾配を
有し、前記樹脂の含有濃度が導電性基体側で大きいこと
を特徴とする電子写真感光体である。また、導電性基体
上に顔料と樹脂を含む下引層を設けた後、該下引層中の
樹脂のみを溶解する有機溶剤で前記下引層を処理するこ
とによって、導電性基体の垂直方向における顔料に対す
る樹脂の含有濃度に勾配を持たせたことを特徴とする電
子写真感光体である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電性基体上に下引層
を有する電子写真感光体に関するものである。
を有する電子写真感光体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真感光体は導電性基体と
感光層の間に、基体と感光層の接着性改良、感光層の塗
工性向上もしくは基体から感光層への電荷注入性改良に
よる感光特性の改善を目的とし、樹脂を主体とする下引
層を設けているのが通常である。 例えば、特開昭59
−84257号公報には、TiO2及びSnO2等の顔料
を分散した樹脂層を下引層とする電子写真感光体が提案
され、このような感光体によれば、黒色画像中に白点を
生ずることがない良好な画像を形成することができると
いうものである。しかしながら、電荷の注入を抑制し感
光層の帯電能を一様に維持することを目指す、通常の単
に顔料を樹脂に分散した下引層の場合、局部的な電荷の
注入が原因と推測されるが、得られた画像に地汚れが起
こるという問題がある。このような問題の解決手段とし
ては、下引層の厚さを増すか、樹脂の構成比率を高くす
るということが考えられるが、このような解決手段では
露光後の残留電位が大きくなったり、帯電の立上りが遅
くなったり、さらに接着強度が低下するなど新たな問題
の発生が認められた。
感光層の間に、基体と感光層の接着性改良、感光層の塗
工性向上もしくは基体から感光層への電荷注入性改良に
よる感光特性の改善を目的とし、樹脂を主体とする下引
層を設けているのが通常である。 例えば、特開昭59
−84257号公報には、TiO2及びSnO2等の顔料
を分散した樹脂層を下引層とする電子写真感光体が提案
され、このような感光体によれば、黒色画像中に白点を
生ずることがない良好な画像を形成することができると
いうものである。しかしながら、電荷の注入を抑制し感
光層の帯電能を一様に維持することを目指す、通常の単
に顔料を樹脂に分散した下引層の場合、局部的な電荷の
注入が原因と推測されるが、得られた画像に地汚れが起
こるという問題がある。このような問題の解決手段とし
ては、下引層の厚さを増すか、樹脂の構成比率を高くす
るということが考えられるが、このような解決手段では
露光後の残留電位が大きくなったり、帯電の立上りが遅
くなったり、さらに接着強度が低下するなど新たな問題
の発生が認められた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、電子写真感
光体の感光層と下引層との接着性が良好であるととも
に、露光後の残留電位が大きくなったり、帯電の立上り
が遅れるという問題がなく、複写画像品質において、画
像濃度の低下を来さずに、粒状地汚れをもたないコピー
が得られる電子写真感光体を提供するものである。
光体の感光層と下引層との接着性が良好であるととも
に、露光後の残留電位が大きくなったり、帯電の立上り
が遅れるという問題がなく、複写画像品質において、画
像濃度の低下を来さずに、粒状地汚れをもたないコピー
が得られる電子写真感光体を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、導電性基体上
に、下引層と該層上に電子写真感光層とを積層してなる
電子写真感光体において、前記下引層が顔料と樹脂を含
むもので前記基体の垂直方向における顔料に対する樹脂
の含有濃度に勾配を有し、前記樹脂の含有濃度が導電性
基体側で大きいことを特徴とする電子写真感光体であ
る。また、導電性基体上に顔料と樹脂を含む下引層を設
けた後、該下引層中の樹脂のみを溶解する有機溶剤で前
記下引層を処理することによって、導電性基体の垂直方
向における顔料に対する樹脂の含有濃度に勾配を持たせ
たことを特徴とする電子写真感光体である。別の態様と
しては、導電性基体上に顔料と熱硬化性樹脂を含む下引
層を設けた後、該熱硬化性樹脂の硬化途中で、熱硬化性
樹脂モノマーのみを溶解する有機溶剤によって下引層を
処理し、その後熱硬化を進めることによって、導電性基
体の垂直方向における顔料に対する樹脂の含有濃度に勾
配を持たせたことを特徴とする電子写真感光体である。
に、下引層と該層上に電子写真感光層とを積層してなる
電子写真感光体において、前記下引層が顔料と樹脂を含
むもので前記基体の垂直方向における顔料に対する樹脂
の含有濃度に勾配を有し、前記樹脂の含有濃度が導電性
基体側で大きいことを特徴とする電子写真感光体であ
る。また、導電性基体上に顔料と樹脂を含む下引層を設
けた後、該下引層中の樹脂のみを溶解する有機溶剤で前
記下引層を処理することによって、導電性基体の垂直方
向における顔料に対する樹脂の含有濃度に勾配を持たせ
たことを特徴とする電子写真感光体である。別の態様と
しては、導電性基体上に顔料と熱硬化性樹脂を含む下引
層を設けた後、該熱硬化性樹脂の硬化途中で、熱硬化性
樹脂モノマーのみを溶解する有機溶剤によって下引層を
処理し、その後熱硬化を進めることによって、導電性基
体の垂直方向における顔料に対する樹脂の含有濃度に勾
配を持たせたことを特徴とする電子写真感光体である。
【0005】電子写真感光体は、基本的には、導電性基
体上に、光導電性物質を含む単層の感光層あるいは電荷
輸送層および電荷発生層を含む2層あるいは3層の積層
構成であり、前述したとおり、基体と感光層の接着性改
良、感光層の塗工性向上もしくは基体から感光層への電
荷注入性改良による感光特性の改善を目的とし、樹脂を
主体とする下引層を設けている。電子写真感光体の導電
性基体としは、Al、Ni、Fe、Cu、Au等の金属
あるいは合金。もしくは、ポリエステル、ポリエチレン
テレフタレート、ポリカーボネート、フェノール樹脂、
ポリイミド、ガラス等の絶縁性基体上に、Al、Ag、
Au等の金属あるいはIn2O3、SnO2等の導電性材
料の薄膜を形成したものが用いられる。導電性基体と感
光層の間には、接着あるいは電荷保持の目的のために、
樹脂等の下引層を設ける。
体上に、光導電性物質を含む単層の感光層あるいは電荷
輸送層および電荷発生層を含む2層あるいは3層の積層
構成であり、前述したとおり、基体と感光層の接着性改
良、感光層の塗工性向上もしくは基体から感光層への電
荷注入性改良による感光特性の改善を目的とし、樹脂を
主体とする下引層を設けている。電子写真感光体の導電
性基体としは、Al、Ni、Fe、Cu、Au等の金属
あるいは合金。もしくは、ポリエステル、ポリエチレン
テレフタレート、ポリカーボネート、フェノール樹脂、
ポリイミド、ガラス等の絶縁性基体上に、Al、Ag、
Au等の金属あるいはIn2O3、SnO2等の導電性材
料の薄膜を形成したものが用いられる。導電性基体と感
光層の間には、接着あるいは電荷保持の目的のために、
樹脂等の下引層を設ける。
【0006】電子写真感光体の感光層としては、色素増
感された酸化亜鉛、セレン粉体、フタロシアニン顔料等
を結着剤樹脂中に含有させた感光層か、あるいは有機光
導電物質を使用するタイプとして、露光により電荷担体
を発生する電荷発生層と発生した電荷担体を移動させる
能力を持つ電荷輸送層を積層したものがある。本発明の
電子写真感光体の詳述にあたっては、上述の積層タイプ
のものを例に以下、説明する 電荷を発生する顔料としては、ジスアゾ系、トリスアゾ
系、アゾキシベンゼン系、ベンズイミダゾール系、多環
キノン系、インジゴイド系、キナケリドン系、フタロシ
アニン系、ペリレン系、メチン系等が知られており、光
照射により電荷を発生する顔料であればいずれも使用で
きる。これらの電荷発生顔料を、単独もしくは結着樹脂
とともに、ボールミル、アトライター等の分散機で溶剤
に分散して塗布液を調製し、次いで、該塗布液を前記導
電性基体上にディッピング塗布、スプレー塗布、ナイフ
塗布、ロール塗布等の適宜の方法で塗布乾燥し、膜厚
0.5〜2μmの電荷発生層を形成する。
感された酸化亜鉛、セレン粉体、フタロシアニン顔料等
を結着剤樹脂中に含有させた感光層か、あるいは有機光
導電物質を使用するタイプとして、露光により電荷担体
を発生する電荷発生層と発生した電荷担体を移動させる
能力を持つ電荷輸送層を積層したものがある。本発明の
電子写真感光体の詳述にあたっては、上述の積層タイプ
のものを例に以下、説明する 電荷を発生する顔料としては、ジスアゾ系、トリスアゾ
系、アゾキシベンゼン系、ベンズイミダゾール系、多環
キノン系、インジゴイド系、キナケリドン系、フタロシ
アニン系、ペリレン系、メチン系等が知られており、光
照射により電荷を発生する顔料であればいずれも使用で
きる。これらの電荷発生顔料を、単独もしくは結着樹脂
とともに、ボールミル、アトライター等の分散機で溶剤
に分散して塗布液を調製し、次いで、該塗布液を前記導
電性基体上にディッピング塗布、スプレー塗布、ナイフ
塗布、ロール塗布等の適宜の方法で塗布乾燥し、膜厚
0.5〜2μmの電荷発生層を形成する。
【0007】一方、電荷輸送物質として、ポリーN−ビ
ニルカルバゾール系化合物、ピラゾリン系化合物、αー
フェニルスチルベン系化合物、ヒドラゾン系化合物、ジ
アリールメタン系化合物、トリフェニルアミン系化合
物、ジビニルベンゼン系化合物、フルオレイン系化合
物、アントラセン系化合物、オキサジアゾール系化合
物、ジアミノカルバゾール化合物等、公知の化合物を使
用することができる。これらの電荷輸送物質をポリウレ
タン、ポリエステル、エポキシ樹脂、ポリカーボネー
ト、ポリビニルブチラール、ポリーN−ビニルカルバゾ
ール等の樹脂とともに溶剤に溶解して塗布液を調製し、
前述の電荷発生層の形成と同様な方法により、膜厚22
〜30μmの電荷輸送層を形成する。本発明は、上述の
電子写真感光体の感光層等と導電性基体との間に、特定
の下引層を設けたもので、感光体における局部的な電荷
注入の抑止効果が、主に基体と下引層との界面にあると
推定し、下引層全体としての樹脂濃度を変えず、樹脂濃
度を基体近くにおいて大きくすることで、所期の目的を
達成することを見出したものである。
ニルカルバゾール系化合物、ピラゾリン系化合物、αー
フェニルスチルベン系化合物、ヒドラゾン系化合物、ジ
アリールメタン系化合物、トリフェニルアミン系化合
物、ジビニルベンゼン系化合物、フルオレイン系化合
物、アントラセン系化合物、オキサジアゾール系化合
物、ジアミノカルバゾール化合物等、公知の化合物を使
用することができる。これらの電荷輸送物質をポリウレ
タン、ポリエステル、エポキシ樹脂、ポリカーボネー
ト、ポリビニルブチラール、ポリーN−ビニルカルバゾ
ール等の樹脂とともに溶剤に溶解して塗布液を調製し、
前述の電荷発生層の形成と同様な方法により、膜厚22
〜30μmの電荷輸送層を形成する。本発明は、上述の
電子写真感光体の感光層等と導電性基体との間に、特定
の下引層を設けたもので、感光体における局部的な電荷
注入の抑止効果が、主に基体と下引層との界面にあると
推定し、下引層全体としての樹脂濃度を変えず、樹脂濃
度を基体近くにおいて大きくすることで、所期の目的を
達成することを見出したものである。
【0008】下引層の膜厚は0.01から10μmの範
囲が好ましく、下引層に用いられる樹脂としては、その
上に感光層を溶媒で塗布する事を考慮して、一般の有機
溶媒に対しては耐溶剤性の高い樹脂でなければならな
い。例えば、ポリビニルアルコール、カゼイン、ポリア
クリル酸ナトリウム等の水溶性樹脂、共重合ナイロン、
メトキシメチル化ナイロン等のアルコール可溶性樹脂、
ポリウレタン、メラミン樹脂フェノール樹脂、アルキッ
ド・メラミン樹脂、エポキシ樹脂等、3次元網目構造を
形成する硬化型樹脂等が挙げられる。
囲が好ましく、下引層に用いられる樹脂としては、その
上に感光層を溶媒で塗布する事を考慮して、一般の有機
溶媒に対しては耐溶剤性の高い樹脂でなければならな
い。例えば、ポリビニルアルコール、カゼイン、ポリア
クリル酸ナトリウム等の水溶性樹脂、共重合ナイロン、
メトキシメチル化ナイロン等のアルコール可溶性樹脂、
ポリウレタン、メラミン樹脂フェノール樹脂、アルキッ
ド・メラミン樹脂、エポキシ樹脂等、3次元網目構造を
形成する硬化型樹脂等が挙げられる。
【0009】下引層には、モアレ防止残留電位の低減等
の目的で、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化ジルコ
ニゥム、酸化錫、酸化インジウム等の微粉末顔料を用い
ることができる。微粉末顔料を用いる場合は、下引層中
の樹脂濃度を基体近くにおいて大きくするため樹脂の溶
解処理を行うが、この際、下引層中の微粉末顔料が脱落
することが考えられる。そのような現象を防止するた
め、下引層に使用される樹脂としては、処理溶媒に対し
て異なる溶解度を持つ複数の樹脂を使用することが好ま
しい。本発明の下引層中の樹脂濃度を基体近くにおいて
大きくする方法において、特に、上述の硬化型樹脂を用
いる方法は、硬化型樹脂の硬化を途中で中止し、溶媒に
溶けやすい未反応のモノマー成分のみを溶かす方法を採
る。硬化型樹脂の未反応のモノマー成分を溶出する具体
的手段としては、硬化途中の下引層を溶媒蒸気に曝す
か、溶剤に浸漬してモノマー成分を溶出する。次いで、
下引層中の処理溶媒を除去し、さらに硬化を進めて所望
の下引層を形成する。このようにして得られた下引層
は、該層の表面に無数の微小な穴が観察され、この穴は
上に設けられる感光層との接着強度を高めるために有効
な構造として機能する。以下、本発明の実施例を挙げ、
本発明を具体的に説明する。
の目的で、酸化チタン、シリカ、アルミナ、酸化ジルコ
ニゥム、酸化錫、酸化インジウム等の微粉末顔料を用い
ることができる。微粉末顔料を用いる場合は、下引層中
の樹脂濃度を基体近くにおいて大きくするため樹脂の溶
解処理を行うが、この際、下引層中の微粉末顔料が脱落
することが考えられる。そのような現象を防止するた
め、下引層に使用される樹脂としては、処理溶媒に対し
て異なる溶解度を持つ複数の樹脂を使用することが好ま
しい。本発明の下引層中の樹脂濃度を基体近くにおいて
大きくする方法において、特に、上述の硬化型樹脂を用
いる方法は、硬化型樹脂の硬化を途中で中止し、溶媒に
溶けやすい未反応のモノマー成分のみを溶かす方法を採
る。硬化型樹脂の未反応のモノマー成分を溶出する具体
的手段としては、硬化途中の下引層を溶媒蒸気に曝す
か、溶剤に浸漬してモノマー成分を溶出する。次いで、
下引層中の処理溶媒を除去し、さらに硬化を進めて所望
の下引層を形成する。このようにして得られた下引層
は、該層の表面に無数の微小な穴が観察され、この穴は
上に設けられる感光層との接着強度を高めるために有効
な構造として機能する。以下、本発明の実施例を挙げ、
本発明を具体的に説明する。
【0010】
実施例1 アルキッド樹脂(ベッコゾール1307−60−EL
大日本インキ化学工業社製)30重量部、メラミン樹脂
(スーパーベッカミンG−821−60 大日本インキ
化学工業社製)20重量部に、酸化チタン粉末(タンベ
ークCREL石原産業社製)90重量部を加え、さらに
にメチルエチルケトン150重量部を加えボールミルで
24時間分散し下引層塗布液を作成した。該塗布液をア
ルミニウム円筒状基板上に塗布し、130℃、7分間の
条件で乾燥した後取り出し、該下引層を溶剤(メチルエ
チルケトン)に浸漬することで未反応モノマーを除去し
た。ついで、再び130℃、16分間の条件で乾燥して
最終的な下引層とした。
大日本インキ化学工業社製)30重量部、メラミン樹脂
(スーパーベッカミンG−821−60 大日本インキ
化学工業社製)20重量部に、酸化チタン粉末(タンベ
ークCREL石原産業社製)90重量部を加え、さらに
にメチルエチルケトン150重量部を加えボールミルで
24時間分散し下引層塗布液を作成した。該塗布液をア
ルミニウム円筒状基板上に塗布し、130℃、7分間の
条件で乾燥した後取り出し、該下引層を溶剤(メチルエ
チルケトン)に浸漬することで未反応モノマーを除去し
た。ついで、再び130℃、16分間の条件で乾燥して
最終的な下引層とした。
【0011】次いで、ポリビニルブチラール樹脂(エス
レックBL−S 積水化学工業社製)14重量部をシク
ロヘキサノン150重量部に溶解し、これに下記構造式
1
レックBL−S 積水化学工業社製)14重量部をシク
ロヘキサノン150重量部に溶解し、これに下記構造式
1
【化1】構造式1 にシクロヘキサノン210重量部を加え3時間分散を行
った。ついで該分散液を容器に取り出してシクロヘキサ
ノンで希釈した。こうして得られた電荷発生層用塗布液
を前記下引層上に塗布後、130℃、20分間の条件で
乾燥し約0.2μmの電荷発生層を形成した。上述のご
とく得られた電荷発生層上に、さらに以下の要領にて電
荷輸送層を形成した。ポリカーボネート樹脂(パンライ
トK1300 帝人化成社製)10重量部、シリコンオ
イル(KF−50 信越化学工業社製)0.002重量
部を塩化メチレン83重量部に溶解し、これに下記構造
式2
った。ついで該分散液を容器に取り出してシクロヘキサ
ノンで希釈した。こうして得られた電荷発生層用塗布液
を前記下引層上に塗布後、130℃、20分間の条件で
乾燥し約0.2μmの電荷発生層を形成した。上述のご
とく得られた電荷発生層上に、さらに以下の要領にて電
荷輸送層を形成した。ポリカーボネート樹脂(パンライ
トK1300 帝人化成社製)10重量部、シリコンオ
イル(KF−50 信越化学工業社製)0.002重量
部を塩化メチレン83重量部に溶解し、これに下記構造
式2
【化2】構造式2 に示す電荷輸送物質7重量部を加え電荷輸送層形成液を
作成した。該形成液を前記電荷発生層上に塗布し、13
0℃、20分間の条件で乾燥後、約20μmの電荷輸送
層を形成することで本発明の電子写真感光体を作成し
た。得られた電子写真感光体をCテックエレクトロニク
ス社製のCI−4レーザープリンターに搭載して、23
℃で55%RH、10℃で15%RH、30℃で90%
RHの各環境下で画像を出したところ良好な画像を得る
ことができた。また、連続的に7,000枚の画像を出
したところ、得られた画像の画質劣化は認められなかっ
た。
作成した。該形成液を前記電荷発生層上に塗布し、13
0℃、20分間の条件で乾燥後、約20μmの電荷輸送
層を形成することで本発明の電子写真感光体を作成し
た。得られた電子写真感光体をCテックエレクトロニク
ス社製のCI−4レーザープリンターに搭載して、23
℃で55%RH、10℃で15%RH、30℃で90%
RHの各環境下で画像を出したところ良好な画像を得る
ことができた。また、連続的に7,000枚の画像を出
したところ、得られた画像の画質劣化は認められなかっ
た。
【0012】実施例2 実施例1の下引層を塗布して、1回目の乾燥の後にメチ
ルエチルケトンに浸漬する代わりにメチルエチルケトン
の溶剤蒸気にさらす以外は、実施例1と同様に電子写真
感光体を作成した。得られた電子写真感光体をCテック
エレクトロニクス社製のCI−4レーザープリンターに
搭載して、23℃で55%RH、10℃で15%RH、
30℃で90%RHの各環境下で画像を出したところ、
良好な画像を得ることができた。また、連続的に7,0
00枚の画像を出したところ、得られた画像の画質劣化
は認められなかった。
ルエチルケトンに浸漬する代わりにメチルエチルケトン
の溶剤蒸気にさらす以外は、実施例1と同様に電子写真
感光体を作成した。得られた電子写真感光体をCテック
エレクトロニクス社製のCI−4レーザープリンターに
搭載して、23℃で55%RH、10℃で15%RH、
30℃で90%RHの各環境下で画像を出したところ、
良好な画像を得ることができた。また、連続的に7,0
00枚の画像を出したところ、得られた画像の画質劣化
は認められなかった。
【0013】比較例1 実施例1の下引層を塗布した後、摂氏130度、20分
間乾燥して比較用の下引層を作成した以外は実施例1と
同じようにして電子写真感光体を作成した。比較用の電
子写真感光体をCテックエレクトロニクス社製のCI−
4レーザープリンターに搭載して、23℃で55%R
H、10℃で15%RH、30℃で90%RHの各環境
下で画像を出したところ、特に低温低湿下では画像濃度
が低く階調性の乏しい画像しか得られなかった。また、
連続的に7,000枚の画像を出したところ、各環境下
で画像の劣化が認められた。さらに、紙と感光体とを分
離する爪付近で、感光層が下引層から剥がれているのが
観察された。
間乾燥して比較用の下引層を作成した以外は実施例1と
同じようにして電子写真感光体を作成した。比較用の電
子写真感光体をCテックエレクトロニクス社製のCI−
4レーザープリンターに搭載して、23℃で55%R
H、10℃で15%RH、30℃で90%RHの各環境
下で画像を出したところ、特に低温低湿下では画像濃度
が低く階調性の乏しい画像しか得られなかった。また、
連続的に7,000枚の画像を出したところ、各環境下
で画像の劣化が認められた。さらに、紙と感光体とを分
離する爪付近で、感光層が下引層から剥がれているのが
観察された。
【0014】比較例2 実施例1の下引層形成液のアルキッド樹脂(ベッコゾー
ル1307−60−EL 大日本インキ化学工業社製)
30重量部を15重量部に、メラミン樹脂(スーパーベ
ッカミンG−821−60 大日本インキ化学工業社
製)20重量部を10重量部に変更し、下引層塗布液を
作成した。該塗布液をアルミニウム円筒状基板上に塗布
し、130℃、20分間の条件にて乾燥して下引層を形
成した以外は実施例1と同様な方法にて電子写真感光体
を作成した。得られた電子写真感光体をCテックエレク
トロニクス社製のCI−4レーザープリンターに搭載し
て、23℃で55%RH、10℃で15%RH、30℃
で90%RHの各環境下で画像を出したところ、プリン
ター用紙全面に粒状の地汚れが現れた。また、連続的に
7,000枚の画像を出したところ、前述のごとき地汚
れがよりひどいものとなった。
ル1307−60−EL 大日本インキ化学工業社製)
30重量部を15重量部に、メラミン樹脂(スーパーベ
ッカミンG−821−60 大日本インキ化学工業社
製)20重量部を10重量部に変更し、下引層塗布液を
作成した。該塗布液をアルミニウム円筒状基板上に塗布
し、130℃、20分間の条件にて乾燥して下引層を形
成した以外は実施例1と同様な方法にて電子写真感光体
を作成した。得られた電子写真感光体をCテックエレク
トロニクス社製のCI−4レーザープリンターに搭載し
て、23℃で55%RH、10℃で15%RH、30℃
で90%RHの各環境下で画像を出したところ、プリン
ター用紙全面に粒状の地汚れが現れた。また、連続的に
7,000枚の画像を出したところ、前述のごとき地汚
れがよりひどいものとなった。
【0015】実施例1及び比較用感光体について、電子
写真感光体の静電特性を測定装置(SP−428 川口
電器製作所製)を用いダイナミック方式にて測定した。
測定要領は、まず、印加電圧ー6KVで20秒間暗減
衰、さらに表面照度6luxになるように30秒間露光
した。帯電電位は帯電2秒後の表面電位V2を、感度は
露光後、表面電位がー800Vからー80Vに到るのに
要する露光量E1/10(lux・sec)を、残留電
位は露光30秒後の表面電位V30を測定した。その
後、色温度2856Kのタングステン光5luxの光照
射、ー6KV印加時の帯電繰返し疲労を3時間行った
後、再び前述の要領と同じく、V2、E1/10、V3
0を測定した。測定結果を表1に示す。表1の結果よ
り、実施例の静電特性は、比較例とほぼ同じ特性をもっ
ていることが確認された。
写真感光体の静電特性を測定装置(SP−428 川口
電器製作所製)を用いダイナミック方式にて測定した。
測定要領は、まず、印加電圧ー6KVで20秒間暗減
衰、さらに表面照度6luxになるように30秒間露光
した。帯電電位は帯電2秒後の表面電位V2を、感度は
露光後、表面電位がー800Vからー80Vに到るのに
要する露光量E1/10(lux・sec)を、残留電
位は露光30秒後の表面電位V30を測定した。その
後、色温度2856Kのタングステン光5luxの光照
射、ー6KV印加時の帯電繰返し疲労を3時間行った
後、再び前述の要領と同じく、V2、E1/10、V3
0を測定した。測定結果を表1に示す。表1の結果よ
り、実施例の静電特性は、比較例とほぼ同じ特性をもっ
ていることが確認された。
【0016】
【表1】
【0017】
【発明の効果】本発明の電子写真感光体によれば、下引
層が導電性基板の垂直方向において、顔料に対する樹脂
の含有濃度に勾配を持つことによって、電子写真複写
機、電子写真プロセスを用いたプリンター等の画像出力
装置からの画像が、画像濃度の低下および粒状地汚れの
ないものとすることができる。
層が導電性基板の垂直方向において、顔料に対する樹脂
の含有濃度に勾配を持つことによって、電子写真複写
機、電子写真プロセスを用いたプリンター等の画像出力
装置からの画像が、画像濃度の低下および粒状地汚れの
ないものとすることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 導電性基体上に、下引層と該層上に電子
写真感光層とを積層してなる電子写真感光体において、
前記下引層が顔料と樹脂を含むもので前記基体の垂直方
向における顔料に対する樹脂の含有濃度に勾配を有し、
前記樹脂の含有濃度が導電性基体側で大きいことを特徴
とする電子写真感光体。 - 【請求項2】 導電性基体上に顔料と樹脂を含む下引層
を設けた後、該下引層中の樹脂のみを溶解する有機溶剤
で前記下引層を処理することによって、導電性基体の垂
直方向における顔料に対する樹脂の含有濃度に勾配を持
たせたことを特徴とする請求項1記載の電子写真感光
体。 - 【請求項3】 導電性基体上に顔料と熱硬化性樹脂を含
む下引層を設けた後、該熱硬化性樹脂の硬化途中で、熱
硬化性樹脂モノマーのみを溶解する有機溶剤によって下
引層を処理し、その後熱硬化を進めることによって、導
電性基体の垂直方向における顔料に対する樹脂の含有濃
度に勾配を持たせたことを特徴とする請求項2記載の電
子写真感光体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6165586A JPH0830006A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 電子写真感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6165586A JPH0830006A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 電子写真感光体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0830006A true JPH0830006A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=15815177
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6165586A Pending JPH0830006A (ja) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | 電子写真感光体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0830006A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006047819A (ja) * | 2004-08-06 | 2006-02-16 | Fuji Denki Gazo Device Kk | 電子写真感光体、その製造方法および電子写真装置 |
-
1994
- 1994-07-18 JP JP6165586A patent/JPH0830006A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006047819A (ja) * | 2004-08-06 | 2006-02-16 | Fuji Denki Gazo Device Kk | 電子写真感光体、その製造方法および電子写真装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |