JPH08312320A - 2サイクルエンジンの潤滑装置 - Google Patents
2サイクルエンジンの潤滑装置Info
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- JPH08312320A JPH08312320A JP11612195A JP11612195A JPH08312320A JP H08312320 A JPH08312320 A JP H08312320A JP 11612195 A JP11612195 A JP 11612195A JP 11612195 A JP11612195 A JP 11612195A JP H08312320 A JPH08312320 A JP H08312320A
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- JP
- Japan
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- oil
- cycle engine
- supply passage
- oil supply
- switching valve
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Abstract
(57)【要約】
【目的】専用の駆動装置や制御手段を用いることなく、
シリンダボア内へのオイル供給量をエンジンの各回転速
度域に応じて適切に設定可能にする。 【構成】本発明に係る2サイクルエンジンの潤滑装置34
は、オイルタンク35と、2サイクルエンジン1に駆動さ
れてオイルタンク35に貯溜されたオイルを吸入、吐出す
るオイルポンプ38と、3方向の切換弁46と、オイルポン
プ38の吐出側からクランクケース2内の潤滑部に至る第
一給油通路44と、オイルポンプ38の吐出側から切換弁46
に繋がる第二給油通路45と、切換弁46からシリンダボア
9内に繋がるシリンダ給油通路51と、切換弁46からオイ
ルタンク35に戻るリリーフ通路53とを備え、切換弁46は
2サイクルエンジン1の排気時期制御装置17に連動して
駆動されて2サイクルエンジン1の低速回転域では第二
給油通路45をリリーフ通路53のみに連通させ、2サイク
ルエンジン1の中速回転域では第二給油通路45をリリー
フ通路53とシリンダ給油通路51の両方に連通させ、2サ
イクルエンジン1の高速回転域では第二給油通路45をシ
リンダ給油通路51のみに連通させることを特徴とする。
シリンダボア内へのオイル供給量をエンジンの各回転速
度域に応じて適切に設定可能にする。 【構成】本発明に係る2サイクルエンジンの潤滑装置34
は、オイルタンク35と、2サイクルエンジン1に駆動さ
れてオイルタンク35に貯溜されたオイルを吸入、吐出す
るオイルポンプ38と、3方向の切換弁46と、オイルポン
プ38の吐出側からクランクケース2内の潤滑部に至る第
一給油通路44と、オイルポンプ38の吐出側から切換弁46
に繋がる第二給油通路45と、切換弁46からシリンダボア
9内に繋がるシリンダ給油通路51と、切換弁46からオイ
ルタンク35に戻るリリーフ通路53とを備え、切換弁46は
2サイクルエンジン1の排気時期制御装置17に連動して
駆動されて2サイクルエンジン1の低速回転域では第二
給油通路45をリリーフ通路53のみに連通させ、2サイク
ルエンジン1の中速回転域では第二給油通路45をリリー
フ通路53とシリンダ給油通路51の両方に連通させ、2サ
イクルエンジン1の高速回転域では第二給油通路45をシ
リンダ給油通路51のみに連通させることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オイルポンプが吐出す
るオイルをクランクケース内の潤滑部およびシリンダボ
ア内に供給するようにした2サイクルエンジンの潤滑装
置に関する。
るオイルをクランクケース内の潤滑部およびシリンダボ
ア内に供給するようにした2サイクルエンジンの潤滑装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車等の車両に搭載されている2
サイクルエンジンの多くは、オイルタンクに貯溜された
オイルをオイルポンプでクランクケースやキャブレタに
給油し、このオイルを燃料と空気の混合気に混ぜてクラ
ンクケース内の各摺動部や回転部およびシリンダボアと
ピストンとの間に間接的に給油する分離給油方式を採用
している。
サイクルエンジンの多くは、オイルタンクに貯溜された
オイルをオイルポンプでクランクケースやキャブレタに
給油し、このオイルを燃料と空気の混合気に混ぜてクラ
ンクケース内の各摺動部や回転部およびシリンダボアと
ピストンとの間に間接的に給油する分離給油方式を採用
している。
【0003】ところが、高回転、高出力型の2サイクル
エンジンになると、混合気に混ぜたオイルによる間接的
な給油だけでは高速回転時におけるシリンダボアとピス
トン間の潤滑が不充分になる懸念がある。そこで、シリ
ンダボア内に通じる給油通路を設け、オイルタンクのオ
イルを直接シリンダボア内に給油するようにした潤滑装
置がある。
エンジンになると、混合気に混ぜたオイルによる間接的
な給油だけでは高速回転時におけるシリンダボアとピス
トン間の潤滑が不充分になる懸念がある。そこで、シリ
ンダボア内に通じる給油通路を設け、オイルタンクのオ
イルを直接シリンダボア内に給油するようにした潤滑装
置がある。
【0004】図6は、このような2サイクルエンジンに
おけるエンジン回転速度とオイル供給量との関係を示す
線図である。この図において、破線aは混合気に混ぜら
れてクランクケース内に給油されるオイル量を示し、破
線bはシリンダボア内に直接給油されるオイル量を示し
ている。また、破線a+bは、クランクケース内とシリ
ンダボア内への給油量の総量を示している。
おけるエンジン回転速度とオイル供給量との関係を示す
線図である。この図において、破線aは混合気に混ぜら
れてクランクケース内に給油されるオイル量を示し、破
線bはシリンダボア内に直接給油されるオイル量を示し
ている。また、破線a+bは、クランクケース内とシリ
ンダボア内への給油量の総量を示している。
【0005】オイルポンプはクランク軸の回転により駆
動されるため、2サイクルエンジンの各部に給油される
オイルの量は、エンジンの回転速度に比例して直線的に
増加する。
動されるため、2サイクルエンジンの各部に給油される
オイルの量は、エンジンの回転速度に比例して直線的に
増加する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2サイ
クルエンジン全体の要求オイル量は、実線Sで示すよう
に、エンジンの高速回転域において頭上がりになる2次
曲線的なカーブとなる。これは、特にエンジンの高速回
転域においてシリンダボア内における要求オイル量が急
増するためである。
クルエンジン全体の要求オイル量は、実線Sで示すよう
に、エンジンの高速回転域において頭上がりになる2次
曲線的なカーブとなる。これは、特にエンジンの高速回
転域においてシリンダボア内における要求オイル量が急
増するためである。
【0007】このため、破線a+bと実線Sとの差に当
たる分だけオイルが過剰供給されることになる。この過
剰供給分の大半はシリンダボア内に供給されるオイルで
ある。このようにオイルが過剰供給されると、オイルの
消費量が増すとともに、排気ガス中に白煙が多くなると
いう問題が起こる。
たる分だけオイルが過剰供給されることになる。この過
剰供給分の大半はシリンダボア内に供給されるオイルで
ある。このようにオイルが過剰供給されると、オイルの
消費量が増すとともに、排気ガス中に白煙が多くなると
いう問題が起こる。
【0008】そこで、シリンダボア内に通じるオイル給
油通路の途中に切換弁を接続し、この切換弁を操作して
2サイクルエンジンの回転速度が高まるにつれてシリン
ダボア内に供給されるオイル量を増加させるようにした
潤滑装置が提案された。
油通路の途中に切換弁を接続し、この切換弁を操作して
2サイクルエンジンの回転速度が高まるにつれてシリン
ダボア内に供給されるオイル量を増加させるようにした
潤滑装置が提案された。
【0009】こうすれば、シリンダボア内へのオイルの
過剰供給を防止することができるが、その反面、切換弁
を駆動するための駆動装置や、この駆動装置を制御する
制御手段が別途必要になるため、潤滑装置の構成が著し
く複雑化し、整備性の低下やコストアップ、さらにはエ
ンジン周りの重量増加や外観低下を余儀なくされる。
過剰供給を防止することができるが、その反面、切換弁
を駆動するための駆動装置や、この駆動装置を制御する
制御手段が別途必要になるため、潤滑装置の構成が著し
く複雑化し、整備性の低下やコストアップ、さらにはエ
ンジン周りの重量増加や外観低下を余儀なくされる。
【0010】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、専用の駆動装置や制御手段を用い
ることなく、シリンダボア内へのオイル供給量をエンジ
ンの各回転速度域に応じて適切に設定することのできる
2サイクルエンジンの潤滑装置を提供することを目的と
する。
めになされたもので、専用の駆動装置や制御手段を用い
ることなく、シリンダボア内へのオイル供給量をエンジ
ンの各回転速度域に応じて適切に設定することのできる
2サイクルエンジンの潤滑装置を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る2サイクルエンジンの潤滑装置は、オ
イルタンクと、2サイクルエンジンに駆動されて上記オ
イルタンクに貯溜されたオイルを吸入、吐出するオイル
ポンプと、3方向の切換弁と、上記オイルポンプの吐出
側からクランクケース内の潤滑部に至る第一給油通路
と、オイルポンプの吐出側から上記切換弁に繋がる第二
給油通路と、切換弁からシリンダボア内に繋がるシリン
ダ給油通路と、切換弁からオイルタンクに戻るリリーフ
通路とを備え、切換弁は2サイクルエンジンの排気時期
制御装置に連動して駆動されて2サイクルエンジンの低
速回転域では第二給油通路をリリーフ通路のみに連通さ
せ、2サイクルエンジンの中速回転域では第二給油通路
をリリーフ通路とシリンダ給油通路の両方に連通させ、
2サイクルエンジンの高速回転域では第二給油通路をシ
リンダ給油通路のみに連通させることを特徴とするもの
である。
め、本発明に係る2サイクルエンジンの潤滑装置は、オ
イルタンクと、2サイクルエンジンに駆動されて上記オ
イルタンクに貯溜されたオイルを吸入、吐出するオイル
ポンプと、3方向の切換弁と、上記オイルポンプの吐出
側からクランクケース内の潤滑部に至る第一給油通路
と、オイルポンプの吐出側から上記切換弁に繋がる第二
給油通路と、切換弁からシリンダボア内に繋がるシリン
ダ給油通路と、切換弁からオイルタンクに戻るリリーフ
通路とを備え、切換弁は2サイクルエンジンの排気時期
制御装置に連動して駆動されて2サイクルエンジンの低
速回転域では第二給油通路をリリーフ通路のみに連通さ
せ、2サイクルエンジンの中速回転域では第二給油通路
をリリーフ通路とシリンダ給油通路の両方に連通させ、
2サイクルエンジンの高速回転域では第二給油通路をシ
リンダ給油通路のみに連通させることを特徴とするもの
である。
【0012】
【作用】2サイクルエンジンの潤滑装置を上記のように
構成した場合、2サイクルエンジンの作動とともにオイ
ルポンプが駆動され、このオイルポンプがオイルタンク
に貯溜されたオイルを吸入して第一給油通路と第二給油
通路に圧送する。
構成した場合、2サイクルエンジンの作動とともにオイ
ルポンプが駆動され、このオイルポンプがオイルタンク
に貯溜されたオイルを吸入して第一給油通路と第二給油
通路に圧送する。
【0013】第一給油通路に送られたオイルは、例えば
クランクケース内で混合気に混ぜられ、クランク軸受等
の潤滑部に給油される。また、この混合気がクランクケ
ースからシリンダボア内に掃気された際、混合気に含ま
れるオイル分によりシリンダボアとピストンとの間が潤
滑される。
クランクケース内で混合気に混ぜられ、クランク軸受等
の潤滑部に給油される。また、この混合気がクランクケ
ースからシリンダボア内に掃気された際、混合気に含ま
れるオイル分によりシリンダボアとピストンとの間が潤
滑される。
【0014】一方、第二給油通路に送られたオイルは切
換弁に流れる。切換弁は、2サイクルエンジンの排気時
期制御装置に連動して駆動され、2サイクルエンジンの
低速回転域では第二給油通路をリリーフ通路のみに連通
させる。このため、低速回転域では第二給油通路を流れ
るオイルが全てリリーフ通路を経てオイルタンクに戻さ
れ、シリンダボア内には給油されない。
換弁に流れる。切換弁は、2サイクルエンジンの排気時
期制御装置に連動して駆動され、2サイクルエンジンの
低速回転域では第二給油通路をリリーフ通路のみに連通
させる。このため、低速回転域では第二給油通路を流れ
るオイルが全てリリーフ通路を経てオイルタンクに戻さ
れ、シリンダボア内には給油されない。
【0015】また、この切換弁は、2サイクルエンジン
の中速回転域では第二給油通路をリリーフ通路とシリン
ダ給油通路の両方に連通させる。このため、中速回転域
では第二給油通路を流れるオイルのおよそ半分がリリー
フ通路を経てオイルタンクに戻され、残る半分がシリン
ダ給油通路を経てシリンダボア内に給油される。
の中速回転域では第二給油通路をリリーフ通路とシリン
ダ給油通路の両方に連通させる。このため、中速回転域
では第二給油通路を流れるオイルのおよそ半分がリリー
フ通路を経てオイルタンクに戻され、残る半分がシリン
ダ給油通路を経てシリンダボア内に給油される。
【0016】さらに、この切換弁は、2サイクルエンジ
ンの高速回転域では第二給油通路をシリンダ給油通路の
みに連通させる。このため、高速回転域では第二給油通
路を流れるオイルが全てシリンダ給油通路を経てシリン
ダボア内に給油される。
ンの高速回転域では第二給油通路をシリンダ給油通路の
みに連通させる。このため、高速回転域では第二給油通
路を流れるオイルが全てシリンダ給油通路を経てシリン
ダボア内に給油される。
【0017】このように、エンジン回転速度の上昇とと
もにシリンダボア内に給油されるオイル量が増加するた
め、シリンダボア内での要求量に見合う量のオイルが給
油され、2サイクルエンジンの低、中速運転時における
シリンダボア内へのオイルの過剰供給が防止される。
もにシリンダボア内に給油されるオイル量が増加するた
め、シリンダボア内での要求量に見合う量のオイルが給
油され、2サイクルエンジンの低、中速運転時における
シリンダボア内へのオイルの過剰供給が防止される。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の一実施例を示す2サイクルエ
ンジンおよび潤滑装置の構成図である。
明する。図1は、本発明の一実施例を示す2サイクルエ
ンジンおよび潤滑装置の構成図である。
【0019】この2サイクルエンジン1は、例えば自動
二輪車用の単気筒エンジンであり、図中の左側が前方で
ある。そのクランクケース2の前上部にはシリンダアッ
センブリ3が設けられており、このシリンダアッセンブ
リ3の後部に設けられた吸気管4にキャブレタ5が接続
されている。また、シリンダアッセンブリ3の前部から
は排気管6が延びている。
二輪車用の単気筒エンジンであり、図中の左側が前方で
ある。そのクランクケース2の前上部にはシリンダアッ
センブリ3が設けられており、このシリンダアッセンブ
リ3の後部に設けられた吸気管4にキャブレタ5が接続
されている。また、シリンダアッセンブリ3の前部から
は排気管6が延びている。
【0020】図2はシリンダアッセンブリ3の縦断面図
である。シリンダアッセンブリ3は、シリンダブロック
7の上にシリンダヘッド8が固定された構造であり、シ
リンダブロック7には円筒状のシリンダボア9が形成さ
れ、シリンダヘッド8にはシリンダボア9に整合する燃
焼室10が設けられている。
である。シリンダアッセンブリ3は、シリンダブロック
7の上にシリンダヘッド8が固定された構造であり、シ
リンダブロック7には円筒状のシリンダボア9が形成さ
れ、シリンダヘッド8にはシリンダボア9に整合する燃
焼室10が設けられている。
【0021】シリンダボア9内にはピストン11が摺動自
在に挿入され、このピストン11は図示しないクランク軸
にコンロッド12で連接される。シリンダボア9内におけ
るピストン11の往復運動は、コンロッド12を介してクラ
ンク軸の回転運動に変換され、2サイクルエンジン1の
出力となる。
在に挿入され、このピストン11は図示しないクランク軸
にコンロッド12で連接される。シリンダボア9内におけ
るピストン11の往復運動は、コンロッド12を介してクラ
ンク軸の回転運動に変換され、2サイクルエンジン1の
出力となる。
【0022】ところで、前記吸気管4はシリンダブロッ
ク7に一体に設けられており、この吸気管4に対向して
排気ポート14が形成され、この排気ポート14の外部に前
記排気管6が連結されている。なお、シリンダボア9と
燃焼室10の周囲には冷却水を循環させるためのウォータ
ージャケット15が設けられている。
ク7に一体に設けられており、この吸気管4に対向して
排気ポート14が形成され、この排気ポート14の外部に前
記排気管6が連結されている。なお、シリンダボア9と
燃焼室10の周囲には冷却水を循環させるためのウォータ
ージャケット15が設けられている。
【0023】排気ポート14の上部には収納箱16がシリン
ダブロック7と一体に形成されており、この収納箱16内
に排気時期制御装置17が収容されている。この排気時期
制御装置17は、2サイクルエンジン1の回転速度域に応
じて排気ポート14の位置を変化させ、それぞれの回転速
度域に最も適した排気時期をもたらす装置で、例えば次
のように構成されている。
ダブロック7と一体に形成されており、この収納箱16内
に排気時期制御装置17が収容されている。この排気時期
制御装置17は、2サイクルエンジン1の回転速度域に応
じて排気ポート14の位置を変化させ、それぞれの回転速
度域に最も適した排気時期をもたらす装置で、例えば次
のように構成されている。
【0024】まず、排気ポート14と収納箱16の内部との
間には斜めに摺動通路18が形成されており、この摺動通
路18内の上部にはバルブガイド20が固定され、このバル
ブガイド20の下方に第一排気バルブ21と第二排気バルブ
22が摺動自在に、且つガタなく密に挿入されている。
間には斜めに摺動通路18が形成されており、この摺動通
路18内の上部にはバルブガイド20が固定され、このバル
ブガイド20の下方に第一排気バルブ21と第二排気バルブ
22が摺動自在に、且つガタなく密に挿入されている。
【0025】第一排気バルブ21の上面にはガイド溝23が
形成されており、このガイド溝23には第二排気バルブ22
に固定されたストッパ24が嵌合している。このストッパ
24はスプリング25によりシリンダボア9側に付勢されて
いる。
形成されており、このガイド溝23には第二排気バルブ22
に固定されたストッパ24が嵌合している。このストッパ
24はスプリング25によりシリンダボア9側に付勢されて
いる。
【0026】一方、収納箱16内には車幅方向に延びる制
御軸27が回動自在に軸支されており、この制御軸27に回
転一体に設けられた制御レバー28の先端部が、第一排気
バルブ21の末端部に設けられたピン29を保持している。
制御軸27には、図1に示すアクチュエータ30の動力が減
速されて伝達される。このアクチュエータ30としてはサ
ーボモータやステッピングモータ等が用いられる。
御軸27が回動自在に軸支されており、この制御軸27に回
転一体に設けられた制御レバー28の先端部が、第一排気
バルブ21の末端部に設けられたピン29を保持している。
制御軸27には、図1に示すアクチュエータ30の動力が減
速されて伝達される。このアクチュエータ30としてはサ
ーボモータやステッピングモータ等が用いられる。
【0027】アクチュエータ30は、例えば小型のCPU
を用いた制御手段31により制御される。制御手段31は、
クランクケース2に設けられた回転速度センサ32からの
入力を受けて2サイクルエンジン1の回転速度を検知
し、アクチュエータ30を作動させて排気時期制御装置17
を低速モード、中速モード、高速モードの3つのモード
で働かせる。
を用いた制御手段31により制御される。制御手段31は、
クランクケース2に設けられた回転速度センサ32からの
入力を受けて2サイクルエンジン1の回転速度を検知
し、アクチュエータ30を作動させて排気時期制御装置17
を低速モード、中速モード、高速モードの3つのモード
で働かせる。
【0028】即ち、2サイクルエンジン1の低速回転域
においては、図2および図3(A) に示すように、制御レ
バー28がシリンダボア9側に回動するように制御軸27が
駆動される。これにより、第一排気バルブ21が摺動通路
18内に押し出され、同時に第二排気バルブ22もスプリン
グ25の付勢力により摺動通路18内に押し出されて低速モ
ードとなる。
においては、図2および図3(A) に示すように、制御レ
バー28がシリンダボア9側に回動するように制御軸27が
駆動される。これにより、第一排気バルブ21が摺動通路
18内に押し出され、同時に第二排気バルブ22もスプリン
グ25の付勢力により摺動通路18内に押し出されて低速モ
ードとなる。
【0029】この低速モードでは、第一排気バルブ21の
先端部の位置21aが事実上の排気開始位置となり、この
排気開始位置21aは本来の排気開始位置20aよりも大幅
に下死点寄りであるため、排気時期が遅められて2サイ
クルエンジン1に低速回転向きの出力、トルク特性が付
与される。
先端部の位置21aが事実上の排気開始位置となり、この
排気開始位置21aは本来の排気開始位置20aよりも大幅
に下死点寄りであるため、排気時期が遅められて2サイ
クルエンジン1に低速回転向きの出力、トルク特性が付
与される。
【0030】また、2サイクルエンジン1の中速回転域
においては、図3(B) に示すように、摺動通路18内にお
ける第一排気バルブ21の突出量が第二排気バルブ22と同
じになるまで制御レバー28が引かれ、中速モードとな
る。
においては、図3(B) に示すように、摺動通路18内にお
ける第一排気バルブ21の突出量が第二排気バルブ22と同
じになるまで制御レバー28が引かれ、中速モードとな
る。
【0031】この中速モードでは、第二排気バルブ22の
先端部の位置22aが事実上の排気開始位置となる。この
排気開始位置22aは、本来の排気開始位置20aと低速モ
ードにおける排気開始位置21aとの中間に当たるため、
排気時期がやや遅められて2サイクルエンジン1に中速
回転向きの出力、トルク特性がもたらされる。
先端部の位置22aが事実上の排気開始位置となる。この
排気開始位置22aは、本来の排気開始位置20aと低速モ
ードにおける排気開始位置21aとの中間に当たるため、
排気時期がやや遅められて2サイクルエンジン1に中速
回転向きの出力、トルク特性がもたらされる。
【0032】さらに、2サイクルエンジン1の高速回転
域においては、第一排気バルブ21が摺動通路18内に突出
しなくなるまで制御レバー28が引かれ、高速モードとな
る。中速モードから高速モードに変化する際には、第一
排気バルブ21のガイド溝23の一端が第二排気バルブ22の
ストッパ24に当接し、第一排気バルブ21の後退とともに
第二排気バルブ22も後退する。
域においては、第一排気バルブ21が摺動通路18内に突出
しなくなるまで制御レバー28が引かれ、高速モードとな
る。中速モードから高速モードに変化する際には、第一
排気バルブ21のガイド溝23の一端が第二排気バルブ22の
ストッパ24に当接し、第一排気バルブ21の後退とともに
第二排気バルブ22も後退する。
【0033】この高速モードでは、第一排気バルブ21も
第二排気バルブ22も摺動通路18内に突出せず、排気開始
位置が本来の排気開始位置20aとなる。このため、排気
時期が最も早められ、2サイクルエンジン1に高速回転
向きの出力、トルク特性がもたらされる。
第二排気バルブ22も摺動通路18内に突出せず、排気開始
位置が本来の排気開始位置20aとなる。このため、排気
時期が最も早められ、2サイクルエンジン1に高速回転
向きの出力、トルク特性がもたらされる。
【0034】このような2サイクルエンジン1の内部を
潤滑する潤滑装置34は、例えば次のように構成されてい
る。まず、2サイクルエンジン1の外部にはオイルを貯
溜するオイルタンク35が設置される。このオイルタンク
35の上部にはオイル注入口36が設けられ、下部にはオイ
ル取出部37が設けられている。
潤滑する潤滑装置34は、例えば次のように構成されてい
る。まず、2サイクルエンジン1の外部にはオイルを貯
溜するオイルタンク35が設置される。このオイルタンク
35の上部にはオイル注入口36が設けられ、下部にはオイ
ル取出部37が設けられている。
【0035】一方、2サイクルエンジン1のクランクケ
ース2にはオイルポンプ38が設けられる。このオイルポ
ンプ38は2サイクルエンジン1に駆動されて作動するも
のであり、例えば定容量型のプランジャポンプやトロコ
イドポンプが使用される。オイルポンプ38には吸入部39
と2つの吐出部40,41 が設けられており、吸入部39とオ
イルタンク9のオイル取出部37との間が吸入ホース43で
接続される。
ース2にはオイルポンプ38が設けられる。このオイルポ
ンプ38は2サイクルエンジン1に駆動されて作動するも
のであり、例えば定容量型のプランジャポンプやトロコ
イドポンプが使用される。オイルポンプ38には吸入部39
と2つの吐出部40,41 が設けられており、吸入部39とオ
イルタンク9のオイル取出部37との間が吸入ホース43で
接続される。
【0036】オイルポンプ38の2つの吐出部40,41 から
は、それぞれホース状の第一給油通路44と第二給油通路
45が延び、第一給油通路44の他端は例えば吸気管4に繋
がり、第二給油通路45の他端は排気時期制御装置17に連
設された切換弁46のインレット47に繋がる。
は、それぞれホース状の第一給油通路44と第二給油通路
45が延び、第一給油通路44の他端は例えば吸気管4に繋
がり、第二給油通路45の他端は排気時期制御装置17に連
設された切換弁46のインレット47に繋がる。
【0037】この切換弁には、インレット47の他に第一
アウトレット48と第二アウトレット49が設けられてお
り、第一アウトレット48にはホース状のシリンダ給油通
路51が接続され、その他端はシリンダボア9内に通じる
オイル給油部52に繋げられている。一方、第二アウトレ
ット49にも同じくホース状のリリーフ通路53が接続さ
れ、その他端がオイルタンク35のオイル注入口36に繋げ
られている。
アウトレット48と第二アウトレット49が設けられてお
り、第一アウトレット48にはホース状のシリンダ給油通
路51が接続され、その他端はシリンダボア9内に通じる
オイル給油部52に繋げられている。一方、第二アウトレ
ット49にも同じくホース状のリリーフ通路53が接続さ
れ、その他端がオイルタンク35のオイル注入口36に繋げ
られている。
【0038】図4(A) 〜(C) は、切換弁46の内部構造を
示す縦断面図である。切換弁46は、例えば短い円筒形に
形成された外部ケース54と、その中に内蔵された円盤状
のロータリーバルブ55と、このロータリーバルブ55を外
部ケース54内で回動させる回転軸56とを備えて構成され
ている。
示す縦断面図である。切換弁46は、例えば短い円筒形に
形成された外部ケース54と、その中に内蔵された円盤状
のロータリーバルブ55と、このロータリーバルブ55を外
部ケース54内で回動させる回転軸56とを備えて構成され
ている。
【0039】外部ケース54には、切換弁46を排気時期制
御装置17の近傍に固定するためのブラケット57が設けら
れており、このブラケット57がボルトやビス等でシリン
ダブロック7に締結される。回転軸56はキー58等を用い
てロータリーバルブ55に回転一体に固定され、その一端
が外部ケース54の一側から外部に突出して排気時期制御
装置17の制御軸27に回転一体に連結される。
御装置17の近傍に固定するためのブラケット57が設けら
れており、このブラケット57がボルトやビス等でシリン
ダブロック7に締結される。回転軸56はキー58等を用い
てロータリーバルブ55に回転一体に固定され、その一端
が外部ケース54の一側から外部に突出して排気時期制御
装置17の制御軸27に回転一体に連結される。
【0040】切換弁46のインレット47と第一アウトレッ
ト48と第二アウトレット49は、外部ケース54の円周部に
設けられている。インレット47が中央に位置し、第一ア
ウトレット48と第二アウトレット49は、それぞれインレ
ット47の両側に例えば45゜の角度を置いて設けられてい
る。インレット47と第一アウトレット48と第二アウトレ
ット49は、ホースを接続できるユニオン状に形成されて
いる。
ト48と第二アウトレット49は、外部ケース54の円周部に
設けられている。インレット47が中央に位置し、第一ア
ウトレット48と第二アウトレット49は、それぞれインレ
ット47の両側に例えば45゜の角度を置いて設けられてい
る。インレット47と第一アウトレット48と第二アウトレ
ット49は、ホースを接続できるユニオン状に形成されて
いる。
【0041】一方、ロータリーバルブ55は、外部ケース
54内で回転自在ではあるが、その外周面および両側面は
外部ケース54の内側面に密に接しており、外部ケース54
との間に隙間が発生しないようにされている。このロー
タリーバルブ55の一部は直線的に切り取られているた
め、外部ケース54内には三日月形のチャンバ60が形成さ
れる。このチャンバ60はロータリーバルブ55の回動とと
もに外部ケース54内を移動する。
54内で回転自在ではあるが、その外周面および両側面は
外部ケース54の内側面に密に接しており、外部ケース54
との間に隙間が発生しないようにされている。このロー
タリーバルブ55の一部は直線的に切り取られているた
め、外部ケース54内には三日月形のチャンバ60が形成さ
れる。このチャンバ60はロータリーバルブ55の回動とと
もに外部ケース54内を移動する。
【0042】前述の如く切換弁46の回転軸56は排気時期
制御装置17の制御軸27に回転一体に連結されているた
め、排気時期制御装置17の作動とともに切換弁46が駆動
され、ロータリーバルブ55が外部ケース54内で回動す
る。
制御装置17の制御軸27に回転一体に連結されているた
め、排気時期制御装置17の作動とともに切換弁46が駆動
され、ロータリーバルブ55が外部ケース54内で回動す
る。
【0043】排気時期制御装置17が図3(A) に示す低速
モードにある時、切換弁46のロータリーバルブ55は図4
(A) に示す低速位置に置かれ、三日月形のチャンバ60が
インレット47と第二アウトレット49を外部ケース54内で
連通させる。この時、第一アウトレット48はロータリー
バルブ55により閉鎖される。
モードにある時、切換弁46のロータリーバルブ55は図4
(A) に示す低速位置に置かれ、三日月形のチャンバ60が
インレット47と第二アウトレット49を外部ケース54内で
連通させる。この時、第一アウトレット48はロータリー
バルブ55により閉鎖される。
【0044】また、排気時期制御装置17が図3(B) に示
す中速モードにある時、切換弁46のロータリーバルブ55
は図4(A) の低速位置から45゜回動して図4(B) に示す
中速位置に置かれ、三日月形のチャンバ60がインレット
47を第一アウトレット48と第二アウトレット49の両方に
連通させる。
す中速モードにある時、切換弁46のロータリーバルブ55
は図4(A) の低速位置から45゜回動して図4(B) に示す
中速位置に置かれ、三日月形のチャンバ60がインレット
47を第一アウトレット48と第二アウトレット49の両方に
連通させる。
【0045】そして、排気時期制御装置17が図3(C) に
示す高速モードにある時、切換弁46のロータリーバルブ
55は図4(B) の中速位置から更に45゜回動して図4(C)
に示す高速位置に置かれ、三日月形のチャンバ60がイン
レット47を第一アウトレット48のみに連通させる。この
時、第二アウトレット49はロータリーバルブ55により閉
鎖される。
示す高速モードにある時、切換弁46のロータリーバルブ
55は図4(B) の中速位置から更に45゜回動して図4(C)
に示す高速位置に置かれ、三日月形のチャンバ60がイン
レット47を第一アウトレット48のみに連通させる。この
時、第二アウトレット49はロータリーバルブ55により閉
鎖される。
【0046】このように構成された潤滑装置を持つ2サ
イクルエンジン1が始動すると、図示しないクランク軸
の回転によりオイルポンプ38が駆動され、このオイルポ
ンプ38がオイルタンク35に貯溜されたオイルを吸入して
第一給油通路44と第二給油通路45に圧送する。
イクルエンジン1が始動すると、図示しないクランク軸
の回転によりオイルポンプ38が駆動され、このオイルポ
ンプ38がオイルタンク35に貯溜されたオイルを吸入して
第一給油通路44と第二給油通路45に圧送する。
【0047】第一給油通路44に圧送されたオイルは、吸
気管4内でキャブレタ5から送られる混合気に混ぜら
れ、霧状になってクランクケース2内に入り、クランク
軸受等の潤滑部を潤滑する。また、混合気がクランクケ
ース2からシリンダボア9内に掃気される際、この混合
気に含まれるオイル分によりシリンダボア9とピストン
11との間が潤滑される。
気管4内でキャブレタ5から送られる混合気に混ぜら
れ、霧状になってクランクケース2内に入り、クランク
軸受等の潤滑部を潤滑する。また、混合気がクランクケ
ース2からシリンダボア9内に掃気される際、この混合
気に含まれるオイル分によりシリンダボア9とピストン
11との間が潤滑される。
【0048】一方、第二給油通路45に圧送されたオイル
は切換弁46のインレット47から三日月形のチャンバ60に
流れる。2サイクルエンジン1の低速回転域では、前に
述べたように切換弁46のインレット47が第二アウトレッ
ト49のみに連通するため、チャンバ60内に流れたオイル
は矢印で示すように全て第二アウトレット49に流れる。
は切換弁46のインレット47から三日月形のチャンバ60に
流れる。2サイクルエンジン1の低速回転域では、前に
述べたように切換弁46のインレット47が第二アウトレッ
ト49のみに連通するため、チャンバ60内に流れたオイル
は矢印で示すように全て第二アウトレット49に流れる。
【0049】したがって、この低速回転域では第二給油
通路45を流れるオイルが全て第二アウトレット49とリリ
ーフ通路53とを経てオイルタンク35に戻され、シリン
ダボア9内の潤滑は混合気に含まれるオイル分のみによ
ってなされる。
通路45を流れるオイルが全て第二アウトレット49とリリ
ーフ通路53とを経てオイルタンク35に戻され、シリン
ダボア9内の潤滑は混合気に含まれるオイル分のみによ
ってなされる。
【0050】また、2サイクルエンジン1の中速回転域
では、切換弁46のインレット47が第一アウトレット48と
第二アウトレット49の両方に連通するため、チャンバ60
内に流れたオイルのおよそ半分が第二アウトレット49か
らリリーフ通路53を経てオイルタンク35に戻され、残る
半分が第一アウトレット48からシリンダ給油通路51を経
てシリンダボア9内に給油される。
では、切換弁46のインレット47が第一アウトレット48と
第二アウトレット49の両方に連通するため、チャンバ60
内に流れたオイルのおよそ半分が第二アウトレット49か
らリリーフ通路53を経てオイルタンク35に戻され、残る
半分が第一アウトレット48からシリンダ給油通路51を経
てシリンダボア9内に給油される。
【0051】さらに、2サイクルエンジン1の高速回転
域では、切換弁46のインレット47が第一アウトレット48
のみに連通し、チャンバ60内に流れたオイルが全てシリ
ンダ給油通路51を経てシリンダボア9内に給油される。
このため、混合気に混ぜられたオイル分と、シリンダ給
油通路51から直接給油されるオイルとにより、シリンダ
ボア9の内壁とピストン11との間が充分に潤滑されて高
回転、高出力型の2サイクルエンジンに適した潤滑がな
される。
域では、切換弁46のインレット47が第一アウトレット48
のみに連通し、チャンバ60内に流れたオイルが全てシリ
ンダ給油通路51を経てシリンダボア9内に給油される。
このため、混合気に混ぜられたオイル分と、シリンダ給
油通路51から直接給油されるオイルとにより、シリンダ
ボア9の内壁とピストン11との間が充分に潤滑されて高
回転、高出力型の2サイクルエンジンに適した潤滑がな
される。
【0052】図5は、この2サイクルエンジン1におけ
るエンジン回転速度とオイル供給量との関係を示す線図
である。この図において、破線Aは第一給油通路44から
クランクケース2内に給油されるオイルの量を示し、破
線Bは第二給油通路45からシリンダボア9内に直接給油
されるオイルの量を示している。
るエンジン回転速度とオイル供給量との関係を示す線図
である。この図において、破線Aは第一給油通路44から
クランクケース2内に給油されるオイルの量を示し、破
線Bは第二給油通路45からシリンダボア9内に直接給油
されるオイルの量を示している。
【0053】シリンダボア9内に直接給油されるオイル
の量Bは、排気時期制御装置17が低速モードにある間は
ゼロであり、排気時期制御装置17が中速モードになると
同時にエンジン回転速度に正比例して増える。また、排
気時期制御装置17が高速モードになると破線Bの傾きが
中速モードの時よりも急になり、シリンダボア9内に給
油されるオイル量が一段と増す。
の量Bは、排気時期制御装置17が低速モードにある間は
ゼロであり、排気時期制御装置17が中速モードになると
同時にエンジン回転速度に正比例して増える。また、排
気時期制御装置17が高速モードになると破線Bの傾きが
中速モードの時よりも急になり、シリンダボア9内に給
油されるオイル量が一段と増す。
【0054】このため、特にシリンダボア9内へのオイ
ル供給量がエンジン回転速度に応じて適切に設定され、
クランクケース2内とシリンダボア9内への給油量の総
量を示す破線A+Bが、2サイクルエンジン1全体の要
求オイル量を示す実線Sの2次曲線的なカーブに沿うも
のとなるので、オイルの過剰供給が防止され、オイル消
費量の低減および排気ガス中の白煙減少に多大に貢献す
ることができる。
ル供給量がエンジン回転速度に応じて適切に設定され、
クランクケース2内とシリンダボア9内への給油量の総
量を示す破線A+Bが、2サイクルエンジン1全体の要
求オイル量を示す実線Sの2次曲線的なカーブに沿うも
のとなるので、オイルの過剰供給が防止され、オイル消
費量の低減および排気ガス中の白煙減少に多大に貢献す
ることができる。
【0055】このように構成された潤滑装置34によれ
ば、シリンダボア9内に給油されるオイル量を制御する
切換弁46が排気時期制御装置17に連動して作動するた
め、切換弁46を駆動するための専用の駆動装置や、この
駆動装置を制御する制御手段を別途用意する必要が一切
ない。したがって、潤滑装置34を非常に簡素に構成する
ことができ、2サイクルエンジン1の整備性向上、重量
軽減、外観向上、ならびにコストダウンといった多数の
メリットがある。
ば、シリンダボア9内に給油されるオイル量を制御する
切換弁46が排気時期制御装置17に連動して作動するた
め、切換弁46を駆動するための専用の駆動装置や、この
駆動装置を制御する制御手段を別途用意する必要が一切
ない。したがって、潤滑装置34を非常に簡素に構成する
ことができ、2サイクルエンジン1の整備性向上、重量
軽減、外観向上、ならびにコストダウンといった多数の
メリットがある。
【0056】なお、本実施例では、排気時期制御装置17
が低、中、高速の3つのモードで段階的に作動するよう
に構成され、これに合わせて切換弁46も3段階に作動す
るように構成されているが、例えば排気時期がエンジン
回転速度の上昇に応じて無段階に早められるように排気
時期制御装置17を構成し、これに連動してシリンダボア
9内に給油されるオイル量も無段階に増量されるように
切換弁46を構成してもよい。
が低、中、高速の3つのモードで段階的に作動するよう
に構成され、これに合わせて切換弁46も3段階に作動す
るように構成されているが、例えば排気時期がエンジン
回転速度の上昇に応じて無段階に早められるように排気
時期制御装置17を構成し、これに連動してシリンダボア
9内に給油されるオイル量も無段階に増量されるように
切換弁46を構成してもよい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る2サ
イクルエンジンの潤滑装置は、オイルタンクと、2サイ
クルエンジンに駆動されて上記オイルタンクに貯溜され
たオイルを吸入、吐出するオイルポンプと、3方向の切
換弁と、上記オイルポンプの吐出側からクランクケース
内の潤滑部に至る第一給油通路と、オイルポンプの吐出
側から上記切換弁に繋がる第二給油通路と、切換弁から
シリンダボア内に繋がるシリンダ給油通路と、切換弁か
らオイルタンクに戻るリリーフ通路とを備え、切換弁は
2サイクルエンジンの排気時期制御装置に連動して駆動
されて2サイクルエンジンの低速回転域では第二給油通
路をリリーフ通路のみに連通させ、2サイクルエンジン
の中速回転域では第二給油通路をリリーフ通路とシリン
ダ給油通路の両方に連通させ、2サイクルエンジンの高
速回転域では第二給油通路をシリンダ給油通路のみに連
通させることを特徴とするものである。
イクルエンジンの潤滑装置は、オイルタンクと、2サイ
クルエンジンに駆動されて上記オイルタンクに貯溜され
たオイルを吸入、吐出するオイルポンプと、3方向の切
換弁と、上記オイルポンプの吐出側からクランクケース
内の潤滑部に至る第一給油通路と、オイルポンプの吐出
側から上記切換弁に繋がる第二給油通路と、切換弁から
シリンダボア内に繋がるシリンダ給油通路と、切換弁か
らオイルタンクに戻るリリーフ通路とを備え、切換弁は
2サイクルエンジンの排気時期制御装置に連動して駆動
されて2サイクルエンジンの低速回転域では第二給油通
路をリリーフ通路のみに連通させ、2サイクルエンジン
の中速回転域では第二給油通路をリリーフ通路とシリン
ダ給油通路の両方に連通させ、2サイクルエンジンの高
速回転域では第二給油通路をシリンダ給油通路のみに連
通させることを特徴とするものである。
【0058】このように2サイクルエンジンの潤滑装置
を構成した場合、シリンダボア内に給油されるオイル量
を制御する切換弁が排気時期制御装置に連動して作動す
るため、切換弁を駆動するための専用の駆動装置や、こ
の駆動装置を制御する制御手段等を別途用意する必要が
なくなり、潤滑装置を非常に簡素な構造にすることがで
きる。このため、2サイクルエンジンの整備性向上、重
量軽減、外観向上、ならびにコストダウンを図ることが
できる。
を構成した場合、シリンダボア内に給油されるオイル量
を制御する切換弁が排気時期制御装置に連動して作動す
るため、切換弁を駆動するための専用の駆動装置や、こ
の駆動装置を制御する制御手段等を別途用意する必要が
なくなり、潤滑装置を非常に簡素な構造にすることがで
きる。このため、2サイクルエンジンの整備性向上、重
量軽減、外観向上、ならびにコストダウンを図ることが
できる。
【図1】本発明の一実施例を示す2サイクルエンジンお
よび潤滑装置の構成図。
よび潤滑装置の構成図。
【図2】シリンダアッセンブリの縦断面図。
【図3】排気時期制御の作動を示す縦断面図で、(A) は
低速モード、(B) は中速モード、(C) は高速モードを示
している。
低速モード、(B) は中速モード、(C) は高速モードを示
している。
【図4】切換弁の内部構造を示す縦断面図で、(A) 〜
(C) は、それぞれロータリーバルブが低速位置、中速位
置、高速位置に置かれた状態を示している。
(C) は、それぞれロータリーバルブが低速位置、中速位
置、高速位置に置かれた状態を示している。
【図5】エンジン回転速度とオイル供給量との関係を示
す線図。
す線図。
【図6】従来の潤滑装置におけるエンジン回転速度とオ
イル供給量との関係を示す線図。
イル供給量との関係を示す線図。
1 2サイクルエンジン 2 クランクケース 9 シリンダボア 11 ピストン 17 排気時期制御装置 30 アクチュエータ 31 制御手段 32 回転速度センサ 34 潤滑装置 35 オイルタンク 38 オイルポンプ 44 第一給油通路 45 第二給油通路 46 切換弁 51 シリンダ給油通路 53 リリーフ通路
Claims (1)
- 【請求項1】 オイルタンクと、2サイクルエンジンに
駆動されて上記オイルタンクに貯溜されたオイルを吸
入、吐出するオイルポンプと、3方向の切換弁と、上記
オイルポンプの吐出側からクランクケース内の潤滑部に
至る第一給油通路と、オイルポンプの吐出側から上記切
換弁に繋がる第二給油通路と、切換弁からシリンダボア
内に繋がるシリンダ給油通路と、切換弁からオイルタン
クに戻るリリーフ通路とを備え、切換弁は2サイクルエ
ンジンの排気時期制御装置に連動して駆動されて2サイ
クルエンジンの低速回転域では第二給油通路をリリーフ
通路のみに連通させ、2サイクルエンジンの中速回転域
では第二給油通路をリリーフ通路とシリンダ給油通路の
両方に連通させ、2サイクルエンジンの高速回転域では
第二給油通路をシリンダ給油通路のみに連通させること
を特徴とする2サイクルエンジンの潤滑装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11612195A JPH08312320A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 2サイクルエンジンの潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11612195A JPH08312320A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 2サイクルエンジンの潤滑装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08312320A true JPH08312320A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14679221
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11612195A Pending JPH08312320A (ja) | 1995-05-15 | 1995-05-15 | 2サイクルエンジンの潤滑装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08312320A (ja) |
-
1995
- 1995-05-15 JP JP11612195A patent/JPH08312320A/ja active Pending
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