JPH08314553A - 定電圧回路 - Google Patents

定電圧回路

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JPH08314553A
JPH08314553A JP14128095A JP14128095A JPH08314553A JP H08314553 A JPH08314553 A JP H08314553A JP 14128095 A JP14128095 A JP 14128095A JP 14128095 A JP14128095 A JP 14128095A JP H08314553 A JPH08314553 A JP H08314553A
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JP
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voltage
transistor
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current
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JP14128095A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Sato
哲雄 佐藤
Masanori Ienaka
正憲 家中
Katsumi Kudo
勝美 工藤
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Hitachi Ltd
Renesas Eastern Japan Semiconductor Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Tohbu Semiconductor Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成により原電源の電圧値に極く近い
電圧までの広い範囲での定電圧出力を得る、低い遮断周
波数fT や電流増幅率β0 のバラツキに影響されない
で、安定化電圧を得ることができる定電圧回路を提供す
る。 【構成】 電圧比較電流変換回路により所定の基準電圧
と出力電圧とを比較し、上記基準電圧に従った安定化電
圧となるような出力電流を形成し,この出力電流を電流
ミラー回路に供給して素子サイズに従った電流増幅動作
を行って上記出力電圧を形成する。 【効果】 トランジスタの電流増幅率のバラツキに影響
されないで電流増幅を行わせることができ、半導体集積
回路により形成されたトランジスタを用いても安定した
定電圧を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、定電圧回路に関し、
主として半導体集積回路により構成され、非安定の原電
源の電圧値に極く近い電圧までの広い範囲での定電圧出
力を得ることができる安定化電源に利用して有効な技術
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】安定化電源回路としては、出力トランジ
スタをPNPトランジスタから構成することにより低飽
和電圧とし、それによって低電圧電源に適するようにし
たものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に集積回路(I
C)プロセスで作られるPNPトランジスタは、上記の
ような単体でのPNPトランジスタと比較して、遮断周
波数fT が桁違いに低く、かつ電流増幅率β0 のバラツ
キも大きい。このために、低電圧電源まで動作可能な定
電圧回路を構成する場合、上記のように外付単体のトラ
ンジスタを用いることになってしまう。このように外付
部品を用いると、必然的に外付部品点数の増加、ICパ
ッケージの多ピン化となり、特に小型軽量が不可欠な携
帯用電子機器においては望ましくない結果をもたらす。
【0004】この発明の目的は、簡単な構成により原電
源の電圧値に極く近い電圧までの広い範囲での定電圧出
力を得ることができる定電圧回路を提供することにあ
る。この発明の他の目的は、低い遮断周波数fT や電流
増幅率β0 のバラツキに影響されないで、安定化電圧を
得ることができる定電圧回路を提供することにある。こ
の発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、
本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろ
う。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、電圧比較電流変換回路によ
り所定の基準電圧と出力電圧とを比較し、上記基準電圧
に従った安定化電圧となるような出力電流を形成し,こ
の出力電流を電流ミラー回路に供給して素子サイズに従
った電流増幅動作を行って上記出力電圧を形成する。
【0006】
【作用】上記した手段によれば、トランジスタの電流増
幅率のバラツキに影響されないで電流増幅を行わせるこ
とができ、半導体集積回路により形成されたトランジス
タを用いても安定した定電圧を得ることができる。
【0007】
【実施例】図1には、この発明に係る定電圧回路の一実
施例の回路図が示されている。同図の各回路素子は、公
知の半導体集積回路の製造技術により、それが搭載され
る半導体集積回路とともに単結晶シリコンのような1個
の半導体基板上において形成される。
【0008】外部端子から供給される非安定電源VB
は、電流増幅回路としての電流ミラー回路を構成するP
NPトランジスタQ2のエミッタに供給される。このト
ランジスタQ2のコレクタから定電圧VOが出力され
る。上記トランジスタQ2とベース及びエミッタが共通
化されたPNPトランジスタQ1は、上記トランジスタ
Q2と電流ミラー形態に接続される。つまり、トランジ
スタQ1は、トランジスタQ2とエミッタ及びベースが
共通接続されるともに、それ自身はベースとコレクタが
共通接続されてダイオード形態にされる。この実施例の
電流ミラー回路は、電流増幅機能を持たせるために、ト
ランジスタQ1とQ2のエミッタ面積比をnとすると、
n≫1のように設定される。
【0009】上記トランジスタQ2のコレクタ電圧VO
を定電圧化するために、かかる出力電圧VOは、電圧比
較と電圧−電流変換を行う増幅回路AMPの反転入力
(−)に供給される。この増幅回路AMPの非反転入力
(+)には、定電圧VCが供給される。これにより、上
記増幅回路AMPは、上記定電圧VCと出力電圧VOを
比較し、その電圧差分に対応した電流信号を形成する。
上記の比較参照用の定電圧VCを形成する定電圧電源
は、特に制限されないが、シリコンバンドギャップ回路
等により構成される。上記出力電圧(定電圧出力)VO
は、負荷RLに供給される。この負荷RLは、かかる安
定化電源により動作させられる電子回路等の等価的な負
荷を表している。
【0010】上記増幅回路AMPは、上記基準となる定
電圧VCに対して出力電圧VOが低いとき、その電圧差
分に対応して出力電流信号を増加させるように作用す
る。この電流信号は、上記電流ミラー回路(Q1,Q
2)を介して電流増幅されて負荷RLに流す電流を増加
させる。これにより、出力電圧VOは定電圧VCと同じ
くなるように高くされる。逆に、上記増幅回路AMP
は、上記基準となる定電圧VCに対して出力電圧VOが
高いとき、その電圧差分に対応して出力電流信号を減少
させるように作用する。この電流信号は、上記電流ミラ
ー回路(Q1,Q2)を介して電流増幅されて負荷RL
に流す電流を減少させる。これにより、出力電圧VOは
定電圧VCと同じくなるように低くされる。
【0011】安定化電源を構成するPNPトランジスタ
を上記のようなICプロセスで形成した場合、電流増幅
率βo のバラツキに系全体のオープンループ利得が依存
しない回路が望ましい。また、周波数特性fT が低いこ
とによる発振安定性が悪化するのを防ぐためには、コレ
クタ,ベース間接合容量CjBC により、コレクタ側の出
力信号がベースに戻るのを防ぐ必要がある。このため、
ベースを駆動するインピーダンスが極力低い事が望まし
い。
【0012】本願発明者においては、上記のような2つ
の要求を満足する回路として、電流ミラー回路があるこ
とに気が付いた。つまり、比較的大きなエミッタサイズ
を有する出力(ドライブ)用のPNPトランジスタQ2
と、熱的に結合させられた比較的小さなエミッタサイズ
でダイオード形態にされた入力側のPNPトランジスタ
Q1により電流ミラー回路を構成する。この構成におい
て、両者のエミッタサイズ比(Q2:Q1)をnとする
と、n≫1とすると、電流増幅率βo とは独立してnの
電流増幅率を得ることができる。
【0013】このため、ICプロセスにより形成された
PNPトランジスタQ1,Q2を用いた場合において、
その電流増幅率βo のバラツキで異常に大きなオープン
ループ利得時の発振現象や、異常に小さいオープンルー
プ利得時による安定化電源出力抵抗の上昇等の問題が生
じることがない。そして、適当なバイアス電流ID をダ
イオード形態のトランジスタQ1に流すようにすること
により、kT/qID(Ω)の比較的低いインピーダン
スにより出力側のトランジスタQ2のベース,エミッタ
を接続することができ、上記コレクタ,ベース間接合容
量CjBC による信号の戻り量を少なくすることができ
る。
【0014】図1の実施例において、非安定電源VB
は、電池又は電話ケーブル等を介して供給さる電圧とさ
れる。定電圧VCは、上記のようにICチップ内に形成
されたシリコンバッドギャップ回路等による定電圧であ
る。上記増幅回路AMPは、上記電圧VOとVCとを比
較し、Io=gm(VC−VO)となる出力電流を形成
する。そして、電流ミラー回路による電流増幅率をn
(n≫1)とすると、次式(1)が成立する。
【0015】 VO/RL=n・gm(VC−VO) ・・・・・・・・・・・・(1) この式(1)は、次式(2)のように変形できる。 VO=VC/(1+1/n・gmRL)) ・・・・・・・・・・・・(2) ここで、1/n・gmRL≪1とする、VO≒VCとな
り、負荷RLの多少の変動にかかわらずに一定の出力電
圧を得ることができる。また、電流ミラー回路を介して
出力電圧を得るために、非安定化電源の電圧VBが約2
V程度まで低下しても、1.8Vのような安定化電圧を
得ることができる。このように、原電源である非安定の
電源電圧値に極く近い電圧までの広い範囲での定電圧出
力を得ることができる。
【0016】図2には、この発明に係る定電圧回路の他
の一実施例の回路図が示されている。この実施例では、
増幅回路AMPに供給される出力電圧VOが抵抗R1と
R2により分圧される。この場合には、R2・VO/
(R1+R2)に分圧された電圧が定電圧VCと一致す
るように制御されるから、VOは、VC(R1+R2)
/R2のような高い電圧とされる。
【0017】図3には、この発明に係る定電圧回路の一
実施例の具体的回路図が示されている。この実施例で
は、シリコンバンドギャップを利用した次のような定電
圧源が用いられる。NPNトランジスタQ4とQ5のエ
ミッタ面積は、×8と×2のように通常の他のNPNト
ランジスタのエミッタに対して大きなサイズにされる。
上記トランジスタQ4とQ5の関係では、トランジスタ
Q4のエミッタ面積がトランジスタQ5の4倍に大きく
される。
【0018】トランジスタQ4とトランジスタQ5のコ
レクタ側には、PNPトランジスタQ3とQ4からなる
電流ミラー回路が設けられ、かかるトランジスタQ3と
Q4のエミッタ面積比及びエミッタ抵抗R3,R4を等
しく設定してトランジスタQ4とQ5には同じコレクタ
電流が流れるようにされる。それ故、トランジスタQ4
のベース,エミッタ間電圧は、その電流密度に対応して
トランジスタQ5のベース,エミッタ間電圧より小さく
される。トランジスタQ4には、エミッタ抵抗R5が設
けられ、かかる抵抗R5を介してトランジスタQ5のエ
ミッタと共通接続される。
【0019】したがって、抵抗R5には上記トランジス
タQ5とQ4とのエミッタ,ベース間電圧差に対応した
電圧が印加される。上記トランジスタの素子サイズやそ
れに対応した電流密度により、上記エミッタ,ベース間
電圧差に対応した電圧は、例えば36mVにされる。上
記抵抗R5の抵抗値を約11KΩとして、トランジスタ
Q4には3.3μAを流すと、同じ電流がトランジスタ
Q5に流れ、上記両電流が流れ込む抵抗R6には6.6
μAの電流が流れる。この抵抗R6の抵抗値を約88.
5KΩとすると、抵抗R6で発生する電圧V1は、約5
70mVとなる。上記トランジスタQ5のベース,エミ
ッタ間電圧は、上記のような電流3.3μAを流すこと
により、約630mVとなる。したがって、トランジス
タQ5のベースから得られる定電圧V2は、1.2Vの
ような電圧とされる。
【0020】増幅回路は、PNPの差動トランジスタQ
6とQ7と、上記トランジスタQ6のコレクタに設けら
れたコレクタ抵抗R7、上記トランジスタQ7のコレク
タに設けられたダイオード形態のNPNトランジスタQ
8から構成される。上記差動トランジスタQ6,Q7の
共通化されたエミッタには、バイアス電流を設定する抵
抗R11が設けられ、かかる抵抗R11には上記非安定
の電源電圧VBが供給される。この実施例では、特に制
限されないが、出力電圧VOを約1.8Vのような定電
圧にされる。この出力電圧VOは、分圧抵抗R8、R9
及びR10により分圧される。抵抗R9とR10の接続
点の電圧V3は、上記差動トランジスタQ7のベースに
供給される。上記定電圧V2は、抵抗R8とR9の接続
点に印加される。そして、上記差動トランジスタQ6の
ベースには、上記定電圧源の電流ミラー回路を構成する
トランジスタQ4のコレクタ電圧V4が供給される。
【0021】ここで、上記電圧V3は、0.9Vになる
ように抵抗R10及びこの分圧回路に流れる電流が設定
される。例えば、抵抗R8、R9及びR10に約5μA
の電流を流したとき、上記電圧V3が0.9Vになり、
電圧V2が1.2Vになり、出力電圧VOが1.8Vに
なるように各抵抗R8、R9及びR10の抵抗値が設定
される。上記出力電圧VOは、上記シリコンバンドギャ
ップを利用した定電圧源の動作電圧として、トランジス
タQ3,Q4のエミッタ抵抗R3,R4に供給される。
【0022】上記トランジスタQ7のコレクタに設けら
れたダイオード形態のNPNトランジスタQ8は、NP
NトランジスタQ9と電流ミラー形態にされ、かかるト
ランジスタQ9のコレクタ電流が上記電圧−電流変換さ
れた出力電流として電流増幅回路として作用するPNP
トランジスタQ1に供給される。このトランジスタQ1
と電流ミラー形態にされたPNPトランジスタQ2のコ
レクタには、特に制限されないが、抵抗R12が設けら
れ、上記出力定電圧VOとして出力される。
【0023】この実施例では、特に制限されないが、外
部端子P1を介して非安定の電源電圧VBが供給され
る。そして、外部端子P2を介して出力定電圧VOを安
定化させる外付のキャパシタ(コンデンサ)Cが設けら
れる。特に制限されないが、上記端子P2とは別に設け
られた端子P3を介して上記定電圧源及び分圧抵抗に供
給される出力電圧VOが供給される。この構成では、上
記外付のコンデンサと、トランジスタQ2の出力インピ
ーダンスと抵抗R12によりロウパスフィルタが構成さ
れて、負荷の電子回路側と上記定電圧源側との間での高
い周波数成分のノイズの伝達を阻止できる。
【0024】この実施例の増幅回路は、単純な形式より
基準定電圧VCと出力電圧VOが供給されるものではな
い。つまり、増幅回路での感度を高くするために、差動
トランジスタQ6のベースには、出力電圧VOの変化に
敏感に応答して変化するトランジスタQ4のコレクタ電
圧V4が利用される。そして、上記定電圧VCは、上記
分圧抵抗回路に供給されて、かかる分圧回路の電圧V3
及び出力電圧VOが上記のような0.9V、1.8Vに
なるように作用させる。つまり、定電圧源で形成された
定電圧V2により、分圧抵抗回路の抵抗R8とR9の接
続点の電位を1.2Vになるように設定するような役割
を持つ。
【0025】このような基準電圧に対して、出力電圧V
Oが微小電圧でも変化すると、それに敏感に反応して電
圧V4が変化する。例えば、出力電圧VOが微小電圧だ
け高くなると、PNPトランジスタQ4が等価的にベー
ス接地の増幅トランジスタとして作用してコレクタの電
圧V4をより大きく低下させる。これにより、差動トラ
ンジスタQ6の電流が増加して、差動トランジスタQ7
に流れる電流を減少させる。これにより、トランジスタ
Q8とQ9及びQ1とQ2からなる2つの電流ミラー回
路を介して出力電流が減少して上記出力電圧の上昇を抑
制するように反応する。
【0026】逆に、出力電圧VOが微小電圧だけ低くな
ると、PNPトランジスタQ4が等価的にベース接地の
増幅トランジスタとして作用してコレクタの電圧V4を
より大きく上昇させる。これにより、差動トランジスタ
Q6の電流が減少して、差動トランジスタQ7に流れる
電流を増加させる。これにより、トランジスタQ8とQ
9及びQ1とQ2からなる2つの電流ミラー回路を介し
て出力電流が増加して上記出力電圧の低下を補うように
反応する。
【0027】図4には、この発明に係る定電圧回路の他
の一実施例の具体的回路図が示されている。この実施例
では、図3の実施例回路の差動トランジスタQ6に対し
て、そのベース電流の増加を阻止するNPNトランジス
タQ10が追加される。つまり、トランジスタQ10の
ベースのエミッタ間には、トランジスタQ6のコレクタ
抵抗R7に発生した電圧が印加され、トランジスタQ1
0のコレクタは差動トランジスタQ6,Q7の共通化さ
れたエミッタに接続される。
【0028】上記のように感度を向上させるために、ト
ランジスタQ6のベースにトランジスタQ4のコレクタ
を接続した構成において、トランジスタQ6の電流増幅
率が小さいとき、比較的大きなベース電流が定電圧を形
成するトランジスタQ5のコレクタに流れることとな
り、前記のような安定化の条件を崩して安定化が損なわ
れる。そこで、トランジスタQ6に流れる電流が一定以
上に増加すると、トランジスタQ10がオン状態になっ
て上記トランジスタQ6に流れる電流を制限する。これ
により、基準となる定電圧源の安定化が図られるため
に、系全体の安定化が可能になる。
【0029】上記の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1) 電圧比較電流変換回路により所定の基準電圧と
出力電圧とを比較し、上記基準電圧に従った安定化電圧
となるような出力電流を形成し,この出力電流を電流ミ
ラー回路に供給して素子サイズに従った電流増幅動作を
行って上記出力電圧を形成することにより、トランジス
タの電流増幅率のバラツキに影響されないで電流増幅を
行わせることができ、半導体集積回路により形成された
トランジスタを用いても安定した定電圧を得ることがで
きるという効果が得られる。
【0030】(2) 出力電圧を形成する電流ミラー回
路の出力端子には、外部部品で構成された比較的大きな
容量値にされた安定化用キャパシタを設けることによ
り、負荷で発生するノイズに影響されないで安定した出
力電圧を得ることができるという効果が得られる。
【0031】(3) 比較的大きなエミッタサイズにさ
れた第1導電型の第1のトランジスタに比べてエミッタ
サイズが小さくされ、実質的にベースが共通化されてな
る第1導電型の第2のトランジスタを設け、安定化出力
電圧がエミッタ側に供給され、上記第1のトランジスタ
のコレクタ電流を受けて、それと同じコレクタ電流を上
記第2のトランジスタに供給する第2導電型トランジス
タからなる第1の電流ミラー回路と、上記第1のトラン
ジスタのエミッタに一端が接続された第1の抵抗と、上
記第1の抵抗の他端と上記第2のトランジスタのエミッ
タとの共通接続点と回路の接地電位との間に設けられた
第2の抵抗とにより基準電圧発生回路を構成し、そのエ
ミッタ面積比に対応した電流増幅動作を行い、非安定化
電源にエミッタが接続された第2導電型からなる第2の
電流ミラー回路の出力側から得られる安定化電圧を抵抗
分圧回路により分圧し、かかる抵抗分圧回路の第1の分
圧電圧と上記第1の電流ミラー回路の出力側トランジス
タのコレクタ電圧とを受ける第2導電型からなる差動ト
ランジスタにより増幅回路を構成し、上記差動トランジ
スタの一方のコレクタ電流を第1導電型からなる第3の
電流ミラー回路を介して上記第2の電流ミラー回路の入
力電流を形成し、上記第1と第2のトランジスタの共通
化されたベースと上記分圧回路の第2の分圧点を接続
し、かかる分圧回路に所望の定電流が流れるように制御
することにより、トランジスタの電流増幅率のバラツキ
に影響されないで電流増幅を行わせることができ、半導
体集積回路により形成されたトランジスタを用いても安
定した定電圧を得ることができるという効果が得られ
る。
【0032】(4) 上記第1の電流ミラー回路の出力
側トランジスタのコレクタ電圧がベースに供給された一
方の差動トランジスタのエミッタ,コレクタには、その
コレクタ,ベースが接続され、回路の接地電位にエミッ
タが接続された第1導電型の第3のトランジスタを設け
らることにより、差動トランジスタの電流増幅率が低い
ときでも安定した動作を行わせることができるという効
果がえれらる。
【0033】(5) 上記により電流増幅回路としての
電流ミラー回路を介して出力電圧を得るために、原電源
である非安定の電源電圧値に極く近い電圧までの広い範
囲での定電圧出力を得ることができるという効果が得ら
れる。ちなみに、2Vの原電圧VBに対して、1.8V
のような定電圧VCを得ることができる。
【0034】以上本発明者よりなされた発明を実施例に
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、非安
定化電源の電圧が負電圧であるときは、上記PNPトラ
ンジスタをNPNトランジスタとし、NPNトランジス
タをPNPトランジスタにそれぞれ置き換えるようにす
ればよい。また、トランジスタは、前記実施例のような
バイポーラ型トランジスタの他に、絶縁ゲート型電界効
果トランジスタ(MOSFET)を用いるようにするも
のであってもよいことはいうまでもないであろう。
【0035】この発明は、半導体集積回路装置に形成さ
れる定電圧回路の他、トランジスタの電流増幅率や遮断
周波数のバラツキや影響されないで定電圧回路として広
く利用することができるものである。
【0036】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、電圧比較電流変換回路によ
り所定の基準電圧と出力電圧とを比較し、上記基準電圧
に従った安定化電圧となるような出力電流を形成し,こ
の出力電流を電流ミラー回路に供給して素子サイズに従
った電流増幅動作を行って上記出力電圧を形成すること
により、トランジスタの電流増幅率のバラツキに影響さ
れないで電流増幅を行わせることができ、半導体集積回
路により形成されたトランジスタを用いても安定した定
電圧を得ることができる。
【0037】出力電圧を形成する電流ミラー回路の出力
端子には、外部部品で構成された比較的大きな容量値に
された安定化用キャパシタを設けることにより、負荷で
発生するノイズに影響されないで安定した出力電圧を得
ることができる。
【0038】比較的大きなエミッタサイズにされた第1
導電型の第1のトランジスタに比べてエミッタサイズが
小さくされ、実質的にベースが共通化されてなる第1導
電型の第2のトランジスタを設け、安定化出力電圧がエ
ミッタ側に供給され、上記第1のトランジスタのコレク
タ電流を受けて、それと同じコレクタ電流を上記第2の
トランジスタに供給する第2導電型トランジスタからな
る第1の電流ミラー回路と、上記第1のトランジスタの
エミッタに一端が接続された第1の抵抗と、上記第1の
抵抗の他端と上記第2のトランジスタのエミッタとの共
通接続点と回路の接地電位との間に設けられた第2の抵
抗とにより基準電圧発生回路を構成し、そのエミッタ面
積比に対応した電流増幅動作を行い、非安定化電源にエ
ミッタが接続された第2導電型からなる第2の電流ミラ
ー回路の出力側から得られる安定化電圧を抵抗分圧回路
により分圧し、かかる抵抗分圧回路の第1の分圧電圧と
上記第1の電流ミラー回路の出力側トランジスタのコレ
クタ電圧とを受ける第2導電型からなる差動トランジス
タにより増幅回路を構成し、上記差動トランジスタの一
方のコレクタ電流を第1導電型からなる第3の電流ミラ
ー回路を介して上記第2の電流ミラー回路の入力電流を
形成し、上記第1と第2のトランジスタの共通化された
ベースと上記分圧回路の第2の分圧点を接続し、かかる
分圧回路に所望の定電流が流れるように制御することに
より、トランジスタの電流増幅率のバラツキに影響され
ないで電流増幅を行わせることができ、半導体集積回路
により形成されたトランジスタを用いても安定した定電
圧を得ることができる。
【0039】上記第1の電流ミラー回路の出力側トラン
ジスタのコレクタ電圧がベースに供給された一方の差動
トランジスタのエミッタ,コレクタには、そのコレク
タ,ベースが接続され、回路の接地電位にエミッタが接
続された第1導電型の第3のトランジスタを設けらるこ
とにより、差動トランジスタの電流増幅率が低いときで
も安定した動作を行わせることができる。
【0040】上記により電流増幅回路としての電流ミラ
ー回路を介して出力電圧を得るために、原電源である非
安定の電源電圧値に極く近い電圧までの広い範囲での定
電圧出力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る定電圧回路の一実施例を示す回
路図である。
【図2】この発明に係る定電圧回路の他の一実施例を示
す回路図である。
【図3】この発明に係る定電圧回路の一実施例を示す具
体的回路図である。
【図4】この発明に係る定電圧回路の他の一実施例を示
す具体的回路図である。
【符号の説明】
AMP…増幅回路、RL…負荷、Q1〜Q10…トラン
ジスタ、R1〜R12…抵抗、P1〜P4…外部端子、
C…キャパシタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 工藤 勝美 埼玉県入間郡毛呂山町大字旭台15番地 日 立東部セミコンダクタ株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の基準電圧と出力電圧とを比較して
    出力電圧が上記基準電圧に従って安定化電圧となるよう
    な出力電流を形成する電圧比較電流変換回路と、上記出
    力電流を受け、その素子サイズに従った電流増幅動作を
    行って上記出力電圧を形成する電流ミラー回路とを備え
    てなることを特徴とする定電圧回路。
  2. 【請求項2】 上記基準電圧を形成する基準電圧発生回
    路、電圧比較電流変換回路及び電流ミラー回路は、1つ
    の半導体集積回路により形成されるものであることを特
    徴とする請求項1の定電圧回路。
  3. 【請求項3】 上記出力電圧を形成する電流ミラー回路
    の出力端子には、外部部品で構成された比較的大きな容
    量値にされた安定化用キャパシタが設けられるものであ
    ることを特徴とする定電圧回路。
  4. 【請求項4】 比較的大きなエミッタサイズにされた第
    1導電型の第1のトランジスタと、上記第1のトランジ
    スタに比べてエミッタサイズが小さくされ、実質的にベ
    ースが共通化されてなる第1導電型の第2のトランジス
    タと、安定化電圧がエミッタ側に供給され、上記第1の
    トランジスタのコレクタ電流を受けて、それと同じコレ
    クタ電流を上記第2のトランジスタに供給する第2導電
    型トランジスタからなる第1の電流ミラー回路と、上記
    第1のトランジスタのエミッタに一端が接続された第1
    の抵抗と、上記第1の抵抗の他端と上記第2のトランジ
    スタのエミッタとの共通接続点と回路の接地電位との間
    に設けられた第2の抵抗とからなる基準電圧発生回路
    と、そのエミッタ面積比に対応した電流増幅動作を行
    い、非安定化電源にエミッタが接続された第2導電型か
    らなる第2の電流ミラー回路と、上記第2の電流ミラー
    回路の出力側から得られる安定化電圧を分割する抵抗分
    圧回路と、この抵抗分圧回路の第1の分圧電圧と上記第
    1の電流ミラー回路の出力側トランジスタのコレクタ電
    圧とを受ける第2導電型からなる差動トランジスタと、
    上記差動トランジスタの一方のコレクタ電流を受け、上
    記第2の電流ミラー回路の入力電流を形成する第1導電
    型からなる第3の電流ミラー回路とを備え、上記第1と
    第2のトランジスタの共通化されたベースと上記分圧回
    路の第2の分圧点を接続し、かかる分圧回路に所望の定
    電流が流れるように制御してなることを特徴とする定電
    圧回路。
  5. 【請求項5】 上記第1の電流ミラー回路の出力側トラ
    ンジスタのコレクタ電圧がベースに供給された一方の差
    動トランジスタのエミッタ,コレクタには、そのコレク
    タ,ベースが接続され、回路の接地電位にエミッタが接
    続された第1導電型の第3のトランジスタが設けられる
    ものであることを特徴とする請求項4の定電圧回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005165716A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Toshiba Corp レギュレータ装置およびそれに用いる逆流防止ダイオード回路
JP2006350994A (ja) * 2005-05-16 2006-12-28 Sharp Corp 直流安定化電源回路
JP2008052516A (ja) * 2006-08-24 2008-03-06 Seiko Instruments Inc 定電圧回路

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