JPH0832241A - セラミック多層基板に形設される抵抗素子及びその形成方法 - Google Patents

セラミック多層基板に形設される抵抗素子及びその形成方法

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JPH0832241A
JPH0832241A JP6163644A JP16364494A JPH0832241A JP H0832241 A JPH0832241 A JP H0832241A JP 6163644 A JP6163644 A JP 6163644A JP 16364494 A JP16364494 A JP 16364494A JP H0832241 A JPH0832241 A JP H0832241A
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filling
green sheet
resistance element
resistance
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JP6163644A
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Hitoshi Shibuya
仁 渋谷
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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    • HELECTRICITY
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    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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    • H05K3/4611Manufacturing multilayer circuits by laminating two or more circuit boards
    • HELECTRICITY
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  • Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 セラミック多層基板に形設される比較的電流
容量の大きい抵抗素子とその形成方法を得る。 【構成】 グリーンシート1aの所定位置に形成された
矩形穴2に充填された直方体の充填抵抗体11と、この
充填抵抗体がその両端又は一端のグリーンシートの表面
で接続され、充填抵抗体が多層基板の電気回路の抵抗部
品として機能するように接続して配設された電極導体の
パターン5a,5bを有する少くとも1個の前記グリー
ンシートを別のグリーンシート1b等と共に積層してな
るセラミック多層基板21の中で使用される抵抗素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はセラミック多層基板に
形設される抵抗素子の構造及びその形成方法に関し、特
にセラミック多層基板に形設される直方体型で比較的電
流容量の大きい抵抗素子について、その高密度形成を可
能とするようなセラミック多層基板に形設される抵抗素
子及びその形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、この技術に関連する開示技術
として、下記の文献がある。 特開平4−139896号公報 この文献によれば、電子機器等の回路に広く用いられる
セラミック多層基板の内層の配線に必要となるグリーン
シート表面の配線可能面積を減らすことなく抵抗の形成
可能なセラミック多層基板を提供している。その開示技
術の詳細は同文献に譲り、ここでは本発明の構成に近い
従来構成について主に説明する。
【0003】図5はセラミック多層基板を構成する一層
のセラミック基板に従来のある1つのタイプの抵抗素子
を形成する手順を示す模式斜視図である。図5の上図、
中図及び下図について、その形成方法を説明する。ま
ず、図5の上図のように、無機物粉末と樹脂成分からな
るグリーンシート(焼成前の1層分のセラミック基板)
1aの所定位置に、パンチング等によりビア孔2を形成
し、Au(金)あるいはAg(銀)粉末と有機ビヒクル
からなる導体ペーストを充填した後、所定の焼成処理を
行って、図3の中図に示すように、ビア導体3aを埋設
する。次いで、図5の下図のように、AuあるいはAg
粉末と有機ビヒクルからなる導体ペーストを用いて、ビ
ア導体3aを有するグリーンシート1aに矩形状抵抗4
と、この矩形状抵抗4の両端に電気的に接続する例えば
電極導体5a、5bと、回路導体6a等の所要の導体パ
ターンとをスクリーン印刷により形成する。そして、そ
の後に所定の焼成を行うことにより、ビア導体3aを有
するグリーンシート1aに矩形状抵抗4を抵抗素子とし
て備えた1つの単位セラミック基板が得られる。なお、
上述の矩形状抵抗4は回路抵抗素子として使用され、ビ
ア導体3aは多層基板を構成した場合の相隣る単位基板
の各回路導体間の電気的接続用配線導体として使用され
る。
【0004】図6は従来のある一つのタイプ(図5で説
明ずみ)の抵抗構造を有するセラミック多層基板の要部
構造と抵抗体のトリミングの有様とを示す模式断面図で
あり、左図は構造説明図、右図はトリミング説明図であ
る。図6の左図のように、図1で説明したような矩形状
抵抗4を有する1個のグリーンシート1aと、前述と同
様にして別に形成した回路導体パターン6b及びビア導
体3bを有する例えば3個のグリーンシート1bとを積
層、焼成して表層抵抗構造を有するセラミック多層基板
32が得られる。
【0005】図7は従来の他のタイプの抵抗構造を有す
るセラミック多層基板の要部構造と抵抗体のトリミング
の有様とを説明する模式断面図であり、左図は構造説明
図、右図はトリミング説明図である。この場合のセラミ
ック多層基板33は、前述の1個のグリーンシート1a
が多層基板の内層となるように基板内部において他のグ
リーンシート1bとともに積層、焼成することに因って
得られたものである。従って、この場合は、内層抵抗構
造を有するセラミック多層基板が得られる。ただし、こ
の場合のグリーンシート1aに設けられている矩形状抵
抗4aは、電極導体5a、5bの形成後にその相対する
各端部とその間の領域を被着する形で形成されている。
【0006】図8は従来の別のタイプの抵抗構造を有す
るセラミック多層基板の要部構造と抵抗体のトリミング
の有様とを説明する模式断面図であり、左図は構造説明
図、右図はトリミング説明図である。そして、本従来例
は前述の公開特許公報で開示されているものに類似する
セラミック多層基板を示している。図8の左図のよう
に、グリーンシート1aにパンチング等によりビア孔2
を形成し、前記のビア用導体ペーストを充填してビア導
体3aを形成する。次いで、前記の抵抗ペーストを所定
のビア孔に充填乃至内壁に塗布して埋込み抵抗7を形成
した後、導体ペーストをスクリーン印刷により形成して
上部電極導体8a、回路導体6aを形成する。次に別の
下部電極導体8b、回路導体6b及びビア導体3bが形
成されたグリーンシート1bと前記のグリーンシート1
aを積層、焼成して上記の埋込み抵抗7が構成する埋込
み抵抗構造を有するセラミック多層基板34が得られ
る。
【0007】上述のような従来の各セラミック基板にお
いて、この種の抵抗体の抵抗値を調整乃至微調整するた
めにトリミングと呼ばれる処理が行われているが、図6
の従来例の例えば矩形状抵抗4のように、抵抗面が露出
している場合に限られるけれども、レーザビーム9を使
用して通常のレーザトリミングが実施されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来のセ
ラミック多層基板に形設される抵抗素子(以下抵抗とも
いう)では、まず、図6の従来例にみられる表層抵抗構
造において、抵抗が矩形状でかつ平面的なものであるた
め、電流容量の大きな抵抗を形成する場合は、抵抗部分
のの面積が広くなるので、高密度の形設ができなかっ
た。さらに、図7の従来例にみられる内層抵抗構造にお
いては、積層後のトリミングができないので、高精度抵
抗を得ることができないという問題があった。また、図
8の従来例のような埋込み抵抗もビア孔に抵抗体を埋設
しているので、上部電極導体ににより抵抗が遮蔽されて
いるので、前述と同様にトリミングが不可能である。上
述のいずれの抵抗構成乃至その形成方法でも、電流容量
が大きく、かつトリミングが可能な抵抗を高密度に形成
することができないので、セラミック多層基板による回
路形成上満足できるものは得られていなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るセラミッ
ク多層基板に形設される抵抗素子は、所定位置の厚さ方
向に形成された充填型の抵抗体を有する少くとも1つの
第1のグリーンシートと充填型の抵抗体が形成されてい
ない第2のグリーンシートとを積層してなるセラミック
多層基板に形設される抵抗素子であって、第1のグリー
ンシートに形成された矩形穴に充填・形成された直方体
状の充填抵抗体と、この充填抵抗体が第1又は第2のグ
リーンシートの表面で接続され、充填抵抗体が多層基板
の電気回路の抵抗素子として機能するように配設された
電極導体とを有するものである。そして、充填抵抗体と
接続する電極導体が配設される第1及び第2のグリーン
シートの表面は、充填抵抗体の上部両端面側、下部両端
面側又は上部及び下部の各一端面側であるようになって
いる。
【0010】また、この発明に係るセラミック多層基板
に形設される抵抗素子の形成方法は、所定位置の厚さ方
向に形成された充填型の抵抗体を有する少くとも1つの
第1のグリーンシートと充填型の抵抗体が形成されてい
ない第2のグリーンシートとを積層してなるセラミック
多層基板に形設される抵抗素子の形成方法であって、第
1のグリーンシートの所定位置に形成した矩形穴に抵抗
ペーストを充填した後、焼成して直方体状の充填抵抗体
を形成し、この充填抵抗体の両端において前記第1及び
第2のグリーンシートの表面で接続する電極導体を形成
し、充填抵抗体を有する第1のグリーンシートと充填型
の抵抗体が形成されていない第2のグリーンシートとを
積層して、充填抵抗体を形設したセラミック多層基板を
形成した後、最上層に露出している充填抵抗体の表面側
の一部を矩形部幅方向、長手方向及び基板深さ方向にパ
ラメータをとりながら、充填抵抗体が所定の抵抗値を有
する抵抗素子として機能するようにレーザによりトリミ
ングするものである。そして、この形成方法において
も、充填抵抗体と接続する電極導体が配設される第1及
び第2のグリーンシートの表面は、充填抵抗体の上部両
端面側、下部両端面側又は上部及び下部の各一端面側の
いずれであってもよい。
【0011】
【作用】この発明においては、セラミック多層基板を構
成する1つのグリーンシートに設けた矩形孔に抵抗ペー
ストを原料としてなる充填抵抗を形設して抵抗素子とす
るものであり、この素子を抵抗として回路に接続するた
めの電極導体をその上部あるいは下部の両端又は各一端
で接続するようにしているから、この電極導体をその上
下いずれかの同じ両端面、又は上下いずれかの異なる両
端面で接続することによって、積層後にこの電極導体が
最外層にある場合は勿論、内層にある場合でも充填抵抗
の一部を外側に露出させることが可能となる。従って、
この露出面を直接プロービングすることにより、レーザ
トリミングを行えるようになるので、充填抵抗の一部を
少しずつ切削してやれば、抵抗値を微調整することがで
きる。すなわち、このトリミングを矩形部幅方向、長手
方向及び基板厚さ方向にパラメータを取りながら行え
ば、抵抗体の立体的なトリミングが達成され、任意の抵
抗値を得ることができる。
【0012】
【実施例】
[実施例1]図1はセラミック多層基板を構成する一層
のセラミック基板にこの発明による抵抗素子を形成する
方法の一実施例を示す模式斜視図である。図1の上図、
中図及び下図について、その形成方法を説明する。ま
ず、図1の上図のように、無機物粉末と樹脂成分からな
る第1のグリーンシート1aの所定位置に、パンチング
等によりビア孔2及び矩形孔10を形成する。次いで、
ビア孔2にAuあるいはAg粉末と有機ビヒクルからな
る導体ペーストを充填し、所定の焼成処理を行って、図
1の中図に示すように、ビア導体3aを埋設する。ま
た、矩形孔10にはRu(ルテニウム)系抵抗ペースト
を充填し所定の抵抗値を有する直方体状の充填抵抗11
を埋設する。さらに、図1の下図に示すように、中図の
状態のグリーンシート1aの上面に、AuあるいはAg
粉末と有機ビヒクルからなる導体ペーストからなる電極
パターンを、その一つの端部が接続するようにスクリー
ン印刷等により充填抵抗11の両端に形成し、同時に上
記の導体ペーストの電極パターンの他の端部が例えば複
数のビア導体3aにも所定の態様で接続するような電極
導体5a、5bを形成する。この時、例えばグリーンシ
ート1aの上面に所要の回路導体6aも形成される。
【0013】図2はこの発明によるセラミック多層基板
に形設された抵抗素子の一実施例を示す模式断面図であ
る。図2の左図にみられるように、別の回路導体6b及
びビア導体3bが前述と同様の方法で形成された第2の
グリーンシート1b、1c及び1dと図1の下図で示し
た充填抵抗11付きのグリーンシート1aとを積層した
後全体を焼成しすることにより、この発明による抵抗素
子を有するセラミック多層基板21が得られる。このよ
うな構造からなる抵抗素子すなわち充填抵抗11の構造
は、抵抗素子が露出されている表層側のセラミック基板
に設けられ、実質的にグリーンシート1aに配設されて
いるので、表層抵抗構造ということができる。なお、図
1及び図2で示したLは、充填抵抗11の幅の狭い矩形
孔の長さの内の電極導体5a及び5bの各端部間の長さ
を示している。
【0014】このようにして、この実施例で示される抵
抗素子を有するセラミック多層基板21は、例えば回路
導体6c及びビア導体3cが形成されたグリーンシート
1cと、さらに回路導体6dが形成されたグリーンシー
ト1dとを追加して積層することによって、ビア導体3
a、3b及び3cを介して電極導体5aが回路導体6
b、6c及び6dに電気的に接続され、例えばグリーン
シート1bに形設されている回路導体6eは別のビア導
体3aを介して電極導体5bと接続されるようになって
いる。つまり、この場合、回路導体6eと回路導体6
b、6c及び6dとは電流容量の大きい抵抗素子すなわ
ち充填抵抗11により、相互に接続された多機能性を備
えた回路構成が達成されている。なお、上述のグリーン
シート1cとグリーンシート1dは、充填抵抗11が形
設されていないから、ここでは第2のグリーンシートの
範疇に入れている。そして、この取扱は以下の説明でも
同様である。
【0015】[実施例2]図3はこの発明による抵抗素
子の他の実施例を示す模式断面図である。図3の左図に
みられるように、例えば回路導体6a、6b及び充填抵
抗12が前述と同様の方法で形成されたグリーンシート
1aと、充填抵抗11とその両端で接続する電極導体5
a及び5bとビア導体3bが形成されたグリーンシート
1bと、このビア導体3bと接続する互いに別の回路導
体6c及びビア導体3cを有するグリーンシート1c
と、回路導体6dを有するグリーンシート1dとを図の
ように積層した後全体を焼成することにより、この発明
による抵抗素子を有するセラミック多層基板22が得ら
れる。このような構造からなる抵抗素子すなわち充填抵
抗11は、抵抗素子が一見表層側に露出されているが、
充填抵抗12は実質的にグリーンシート1aに配設され
ているものの、実効的には電極導体5a、5b及びビア
導体3bが形成されたグリーンシート1b上に抵抗機能
が存在するから、内層抵抗構造の抵抗素子が形設された
セラミック多層基板の抵抗構造となる。
【0016】[実施例3]図4はこの発明による抵抗素
子の別の実施例を示す模式断面図である。図4の左図に
みられるように、例えば充填抵抗13と電極導体5aと
回路導体6a、6b及びビア導体3aとが前述と同様の
方法で形成されたグリーンシート1aと、充填抵抗13
とその一端で接続する電極導体5bとビア導体3bと回
路導体6bとが形成されたグリーンシート1bと、回路
導体6cとビア導体3cを有するグリーンシート1c
と、回路導体6dを有するグリーンシート1dとを図の
ように積層した後全体を焼成することにより、この発明
による抵抗素子を有するセラミック多層基板23が得ら
れる。このようにして、充填抵抗13とその両端で接続
する電極導体5a及び電極導体5bとを、それぞれ表層
(第1層)及び内層(第2層)に有するセラミック多層
基板が得られる。
【0017】以上の3つの実施例で説明した充填抵抗1
1、12及び13において、前述のような電極導体5
a,5bの各端部間の距離をLとし、グリーンシート1
aの厚みをW、矩形孔の幅をT、用いた抵抗ペーストの
比抵抗をρとすると、充填抵抗の抵抗値は、 R=(ρ・L)/(W・T) で表される。そして、次にのべるようなレーザトリミン
グによる抵抗値の微調整においては、この式を用いて抵
抗値の目安が得られるばかりでなく、この式に基づく計
算式を用いて、LやW等のパラメータを考慮しながら、
後述のトリミングの自動制御が実施される。
【0018】[実施例4]図2、図3及び図4のいずれ
も右図はこの発明によるそれぞれ充填抵抗11、12及
び13のトリミングの有様を説明する模式断面図であ
る。図から明らかなように、いずれの場合も充填抵抗1
1、12及び13の表面は露出されているので、この最
上面に露出した面に対して、市販のレーザトリミング装
置によって、充填抵抗の上部の一部をレーザビーム9照
射することにより切削し、レーザトリミングが実施され
る。ここで、この発明により形成された充填抵抗は上面
が矩形状の直方体であるから、立体的なトリミングを行
う必要がある。従って、その自動制御には、矩形部幅方
向Tt、長手方向Lt及び基板深さ方向Wtをパラメー
タにとり、かつ常時抵抗値のチェックを行いながら切削
を行い、微調整を含む抵抗値の調整を行うようになって
いる。なお、ここでtは時間である。
【0019】上記のような充填抵抗は矩形孔の幅Tを小
さくした直方体の抵抗体として考えれば、この幅を従来
の膜型抵抗の厚みとみなして抵抗設計をすることができ
る。すなわちT(厚み)を小さくし、W・L(面積)を
適宜なものとして形成すれば、従来の膜型抵抗と同様な
取扱が可能となる。すなわち、従来型の厚膜抵抗におい
て、例えば要求される抵抗の値をRr、その消費電力を
Pr、膜厚15μmの時のシート抵抗をρs、膜厚15
μmの時の電力容量をpとすると、Rr=4kΩ、Pr
=100mWの抵抗をρs=5kΩ、p=50mWの抵
抗ペーストを用いて設計する場合、従来では、必要面積
S=Pr/p=100/50=2mmとなり、W・L
≧2及びRr≦ρs・L/Wを満たすW、Lを求めるこ
とが必要になる。すなわち、例えばW=1.6mmとす
ればL=1.3mmになる。
【0020】これに対し、この発明のような薄い直方体
の抵抗では、矩形孔幅を200μmとすれば、前記と同
様な抵抗ペーストを使用すると、 ρs=5・15/200=375Ω p=50・200/15=666.7mW が得られ、必要面積S=Pr/p=100/666.7
=0.15mmとなり、W・L≧0.15及びRr≦
ρs・L/Wを満たすW、Lを求めることが必要にな
る。すなわち、例えばグリーンシート厚がW=0.1m
mの場合、L=1.5mmにすればよい。
【0021】以上数値例を挙げて説明したように、同じ
仕様の抵抗をセラミック多層基板に形設するに当って、
この発明の構造では、従来構造の必要面積より大幅に縮
小可能(前述の場合、2mm→0.15mm)にな
る利点が得られる。すなわち、電流容量の大きな抵抗で
も従来より高密度で形成でき、しかも上層に露出した充
填抵抗構造としたため、これに接続する電極導体が内層
にある場合でも、抵抗体に直接プロービングすることに
より、充填抵抗の一部をレーザトリミング装置を用いて
矩形部幅方向、長手方向及び基板深さ方向にパラメータ
をとりながら切削することができるようになる。従っ
て、セラミック多層基板を形成した後であっても、抵抗
値の微調整を行うトリミングが容易に実施できるように
なる。
【0022】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、グリー
ンシートに設けた矩形孔に直方体の充填抵抗を形設し、
この充填抵抗の上部あるいは下部の両端あるいは一端に
電極導体を接続させて抵抗体として機能するようなセラ
ミック多層多層基板の抵抗素子の構造としたから、矩形
孔の幅を従来の膜型抵抗の厚みに相当するものとして設
計することができるような構成になし得た。従って、同
じ仕様の従来型抵抗より、矩形孔の幅を小さくする構造
によって必要面積を大幅に縮小することが可能となり、
抵抗素子を高密度に組込むことができるようになった。
また、この発明による抵抗素子の形成方法によれば、上
記のようなセラミック多層基板の上層に露出する充填抵
抗構造としたため、これに接続する電極導体が内層にあ
る場合でも、抵抗体に直接プロービングすることが可能
になった。従って、充填抵抗の一部をレーザトリミング
装置を用いて矩形部幅方向、長手方向及び基板深さ方向
にパラメータをとりながら切削することができるように
なり、セラミック多層基板を形成した後であっても、抵
抗値の微調整を行うトリミングが容易に実施できるよう
になる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による抵抗素子を形成する方法の一実
施例を示す模式斜視図である。
【図2】この発明による抵抗素子の一実施例とそのトリ
ミングの有様とを示す模式断面図である。
【図3】この発明による抵抗素子の他の実施例とそのト
リミングの有様とを示す模式断面図である。
【図4】この発明による抵抗素子の別の実施例とそのト
リミングの有様とを示す模式断面図である。
【図5】従来の1つのタイプの抵抗素子を形成する手順
を示す模式斜視図である。
【図6】図5の抵抗構造を有するセラミック多層基板の
要部構造とトリミングの有様とを示す模式断面図であ
る。
【図7】従来の他のタイプの抵抗構造を有するセラミッ
ク多層基板の要部構造とトリミングの有様とを説明する
模式断面図である。
【図8】従来の別のタイプの抵抗構造を有するセラミッ
ク多層基板の要部構造と抵抗体のトリミングの有様とを
説明する模式断面図である。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d グリーンシート 2 ビア孔 3a、3b、3c ビア導体 4 矩形状抵抗 5a、5b 電極導体 6a、6b、6c、6d 回路導体 7 埋込み抵抗 8a 上部電極導体 8b 下部電極導体 9 レーザビーム 10 矩形孔 11、12、13 充填抵抗 21、22、23 セラミック多層基板 31、32、33 セラミック多層基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H05K 1/16 C 7726−4E 1/18 M 8718−4E

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定位置の厚さ方向に形成された充填型
    の抵抗体を有する少くとも1つの第1のグリーンシート
    と前記充填型の抵抗体が形成されていない第2のグリー
    ンシートとを積層してなるセラミック多層基板に形設さ
    れる抵抗素子であって、 前記第1のグリーンシートに形成された矩形穴に充填・
    形成された直方体状の充填抵抗体と、 この充填抵抗体が前記第1又は第2のグリーンシートの
    表面で接続され、前記充填抵抗体が多層基板の電気回路
    の抵抗素子として機能するように配設された電極導体と
    を有することを特徴とするセラミック多層基板に形設さ
    れる抵抗素子。
  2. 【請求項2】 前記充填抵抗体と接続する前記電極導体
    が配設される前記第1及び第2のグリーンシートの前記
    表面は、前記充填抵抗体の上部両端面側、下部両端面側
    又は上部及び下部の各一端面側であることを特徴とする
    請求項1記載のセラミック多層基板に形設される抵抗素
    子。
  3. 【請求項3】 所定位置の厚さ方向に形成された充填型
    の抵抗体を有する少くとも1つの第1のグリーンシート
    と前記充填型の抵抗体が形成されていない第2のグリー
    ンシートとを積層してなるセラミック多層基板に形設さ
    れる抵抗素子の形成方法であって、 前記第1のグリーンシートの所定位置に形成した矩形穴
    に抵抗ペーストを充填した後、焼成して直方体状の充填
    抵抗体を形成し、 この充填抵抗体の両端において前記第1及び第2のグリ
    ーンシートの表面で接続する電極導体を形成し、 前記充填抵抗体を有する前記第1のグリーンシートと前
    記充填型の抵抗体が形成されていない第2のグリーンシ
    ートとを積層して、前記充填抵抗体を形設したセラミッ
    ク多層基板を形成した後、 最上層に露出している前記充填抵抗体の表面側の一部を
    矩形部幅方向、長手方向及び基板深さ方向にパラメータ
    をとりながら、前記充填抵抗体が所定の抵抗値を有する
    抵抗素子として機能するようにトリミングすることを特
    徴とするセラミック多層基板に形設される抵抗素子の形
    成方法。
  4. 【請求項4】 前記充填抵抗体と接続する前記電極導体
    が配設される前記第1及び第2のグリーンシートの前記
    表面は、前記充填抵抗体の上部両端面側、下部両端面側
    又は上部及び下部の各一端面側であることを特徴とする
    請求項3記載のセラミック多層基板に形設される抵抗素
    子の形成方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100334601B1 (ko) * 1999-11-17 2002-05-03 배영하 저항을 기판에 매립 형성한 인쇄회로기판 및 그의 제조방법
WO2021185515A1 (de) * 2020-03-17 2021-09-23 Tdk Electronics Ag Verfahren zur feinstrukturierung von metallhaltigen schichten und keramisches vielschichtbauteil
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