JPH08330478A - 熱中性子遮蔽体を備えた集積回路 - Google Patents
熱中性子遮蔽体を備えた集積回路Info
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- JPH08330478A JPH08330478A JP8081543A JP8154396A JPH08330478A JP H08330478 A JPH08330478 A JP H08330478A JP 8081543 A JP8081543 A JP 8081543A JP 8154396 A JP8154396 A JP 8154396A JP H08330478 A JPH08330478 A JP H08330478A
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- thermal neutron
- thermal
- neutrons
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- H10W72/5522—Materials of bond wires comprising metals or metalloids, e.g. silver comprising gold [Au]
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- H10W90/701—Package configurations characterised by the relative positions of pads or connectors relative to package parts
- H10W90/751—Package configurations characterised by the relative positions of pads or connectors relative to package parts of bond wires
- H10W90/756—Package configurations characterised by the relative positions of pads or connectors relative to package parts of bond wires between a chip and a stacked lead frame, conducting package substrate or heat sink
Landscapes
- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
- Measurement Of Radiation (AREA)
- Particle Accelerators (AREA)
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 宇宙線などにより発生する熱中性子を遮蔽
し、それによる障害発生を抑止することができる集積回
路パッケージを提供する。 【解決手段】 集積回路のための熱中性子遮蔽体は、熱
中性子が回路素子により吸収されるのを抑止する。熱中
性子が回路素子により吸収されると、不安定な同位体が
発生し、そしてこの不安定な同位体は、その後で崩壊し
て電荷のバーストを発生する。この電荷のバーストは、
蓄積された電荷に障害を与え、そしてソフト・エラーを
生ずることがある。この遮蔽体の製造は、(絶縁体の上
に配置された層、またはプラスチックの封止部材の充填
材の中のような)集積回路の段階と、または(充填材ま
たは容器壁の上の薄膜層のような)基板の段階とのいず
れかで実施することができる。
し、それによる障害発生を抑止することができる集積回
路パッケージを提供する。 【解決手段】 集積回路のための熱中性子遮蔽体は、熱
中性子が回路素子により吸収されるのを抑止する。熱中
性子が回路素子により吸収されると、不安定な同位体が
発生し、そしてこの不安定な同位体は、その後で崩壊し
て電荷のバーストを発生する。この電荷のバーストは、
蓄積された電荷に障害を与え、そしてソフト・エラーを
生ずることがある。この遮蔽体の製造は、(絶縁体の上
に配置された層、またはプラスチックの封止部材の充填
材の中のような)集積回路の段階と、または(充填材ま
たは容器壁の上の薄膜層のような)基板の段階とのいず
れかで実施することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明の譲渡人と同じ譲渡人
に譲渡された1993年2月16日出願の米国特許出
願、番号第08/017,543号に、本発明に関連す
る事項が開示されている。
に譲渡された1993年2月16日出願の米国特許出
願、番号第08/017,543号に、本発明に関連す
る事項が開示されている。
【0002】本発明は半導体デバイスに関する。さらに
詳細にいえば、本発明は半導体デバイスの段階の封止と
装置の段階の容器との両方に関する。
詳細にいえば、本発明は半導体デバイスの段階の封止と
装置の段階の容器との両方に関する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】DRAM、SRAM、
A/D変換器などのような多くのディジタル半導体デバ
イスの動作は、ディジタル信号の記憶のための接続位置
の静電容量に蓄積された電荷に基づいて動作する。した
がって、この接続位置の静電容量に対し予期されない電
荷の移動があるような現象が起こると、このようなデバ
イスの動作は非常に敏感に反応する。例えば、航空機の
中のシリコン・デバイスは宇宙線の照射を受ける。この
宇宙線の中には、高エネルギ(1〜10MeV)の中性
子が含まれている。図1は、高エネルギ中性子束の線量
を高度の関数として示したグラフである。このような高
エネルギ中性子は集積回路基板の中のシリコン原子核と
反応し、そして多数の反跳原子核を生ずる。これらの反
跳原子核は電荷のバーストを生じ、そしてこの電荷のバ
ーストが基板の中の静電容量性接続位置にまで移動し、
そしてそこに蓄積されている電荷に障害を与え得る。ゴ
セット(Gossett)他の論文「大気中の中性子の
環境下での単一事象現象(Single Event
Phenomena in Atomospheric
Neutron Enviroments)」、IE
EE Tr.Neu.Sci.、第40巻、1845頁
(1993年)は、バイポーラSRAMの中における障
害を解析している。
A/D変換器などのような多くのディジタル半導体デバ
イスの動作は、ディジタル信号の記憶のための接続位置
の静電容量に蓄積された電荷に基づいて動作する。した
がって、この接続位置の静電容量に対し予期されない電
荷の移動があるような現象が起こると、このようなデバ
イスの動作は非常に敏感に反応する。例えば、航空機の
中のシリコン・デバイスは宇宙線の照射を受ける。この
宇宙線の中には、高エネルギ(1〜10MeV)の中性
子が含まれている。図1は、高エネルギ中性子束の線量
を高度の関数として示したグラフである。このような高
エネルギ中性子は集積回路基板の中のシリコン原子核と
反応し、そして多数の反跳原子核を生ずる。これらの反
跳原子核は電荷のバーストを生じ、そしてこの電荷のバ
ーストが基板の中の静電容量性接続位置にまで移動し、
そしてそこに蓄積されている電荷に障害を与え得る。ゴ
セット(Gossett)他の論文「大気中の中性子の
環境下での単一事象現象(Single Event
Phenomena in Atomospheric
Neutron Enviroments)」、IE
EE Tr.Neu.Sci.、第40巻、1845頁
(1993年)は、バイポーラSRAMの中における障
害を解析している。
【0004】海面の高さにおいて、宇宙線にはいくらか
の高エネルギ中性子が含まれているが、大気中を運動す
る中性子は、通常、(主として窒素および酸素の原子核
との散乱により)熱平衡状態に近付き、そしてそれらの
エネルギはkT(室温では0.025eV)に接近する
傾向がある。図2は、海面の高さにおける中性子束をエ
ネルギの関数として示したグラフである。ヘス(Hes
s)他の論文「宇宙線中性子のエネルギ・スペクトル
(Cosmic−Ray Neutron Energ
y Spectrum)」、Phys.Rev.、第1
16巻、445頁(1959年)、ジーグラ(Zieg
ler)他の論文「電子デバイスに及ぼす海面高さの宇
宙線の効果(Effect of Sea Level
Cosmic Rays on Electroni
c Devices)」、J.Appl.Phys.第
52巻、4305頁(1981年)、ナカムラ(Nak
amura)他の論文「宇宙線中性子の高度変化(Al
titude Variation of Cosmi
c−Rays Neutrons)」、HealthP
hys.第53巻、509頁(1987年)を参照され
たい。kTよりも十分に大きなエネルギを有する中性子
が物体を透過する時、これらの中性子は熱平衡状態に近
付くことを継続する。したがって、熱中性子の線源は連
続的であると考えることができる。
の高エネルギ中性子が含まれているが、大気中を運動す
る中性子は、通常、(主として窒素および酸素の原子核
との散乱により)熱平衡状態に近付き、そしてそれらの
エネルギはkT(室温では0.025eV)に接近する
傾向がある。図2は、海面の高さにおける中性子束をエ
ネルギの関数として示したグラフである。ヘス(Hes
s)他の論文「宇宙線中性子のエネルギ・スペクトル
(Cosmic−Ray Neutron Energ
y Spectrum)」、Phys.Rev.、第1
16巻、445頁(1959年)、ジーグラ(Zieg
ler)他の論文「電子デバイスに及ぼす海面高さの宇
宙線の効果(Effect of Sea Level
Cosmic Rays on Electroni
c Devices)」、J.Appl.Phys.第
52巻、4305頁(1981年)、ナカムラ(Nak
amura)他の論文「宇宙線中性子の高度変化(Al
titude Variation of Cosmi
c−Rays Neutrons)」、HealthP
hys.第53巻、509頁(1987年)を参照され
たい。kTよりも十分に大きなエネルギを有する中性子
が物体を透過する時、これらの中性子は熱平衡状態に近
付くことを継続する。したがって、熱中性子の線源は連
続的であると考えることができる。
【0005】このような宇宙線による障害の危険性を補
償するための1つの方式は、接触点位置の静電容量値を
単に大きくし、予期しない電荷により障害が発生するた
めには大きな電荷が必要であるようにすることである。
けれども、接触点位置の静電容量値を大きくするには、
回路が使用する基板面積を大きくする必要があり、した
がって、コストが増大する。
償するための1つの方式は、接触点位置の静電容量値を
単に大きくし、予期しない電荷により障害が発生するた
めには大きな電荷が必要であるようにすることである。
けれども、接触点位置の静電容量値を大きくするには、
回路が使用する基板面積を大きくする必要があり、した
がって、コストが増大する。
【0006】半導体デバイスの封止の方式は、典型的に
は、2つの種類に分類される。すなわち、プラスチック
封止およびセラミック封止である。プラスチック封止
は、半導体ダイとその接続導線およびリードフレーム
を、典型的には、27%のノバラック・エポキシ樹脂
と、70%の不活性充填材と、2%の難燃性材と、1%
の着色材と、それに硬化促進剤と、硬化剤と、鋳型から
の分離剤とで作成される厚さ2mmのプラスチック被覆
体で取り囲むことにより行われる。充填材は粉末の石英
であり得る。けれども、石英は、典型的な場合には、ウ
ラニウムおよびトリウムを天然の不純物として含有して
いる。UおよびThは放射性崩壊によりアルファ粒子を
発生する。高エネルギ中性子の反応により生ずるシリコ
ン原子核の反跳生成物が電荷のバーストを生ずるのと同
じように、これらのアルファ粒子も電荷のバーストを発
生する。この電荷のバーストは同じように移動でき、そ
して接続点位置に蓄積されている信号電荷に障害を与え
る。このようなアルファ粒子により発生する障害を制御
するための初期の方式は、半導体ダイとそのまわりのプ
ラスチック体との間に、厚さ30μmのシリコン・ゴム
層のような、アルファ粒子吸収障壁体を配置することで
あった。アルファ粒子はこの吸収障壁体を通過する時に
エネルギを失い、そして、その典型的な飛程は、種々の
密度の部材の中において、1〜10MeVのアルファ粒
子に対し、5〜100μmである。そして部材の密度が
大きくなれば、アルファ粒子の飛程はさらに短くなる。
したがって、厚さ30μmのシリコン・ゴム障壁体によ
り、集積回路のデバイスの活性領域にアルファ粒子が到
達する前に、典型的なアルファ粒子はそのエネルギの大
部分を失いがちである。
は、2つの種類に分類される。すなわち、プラスチック
封止およびセラミック封止である。プラスチック封止
は、半導体ダイとその接続導線およびリードフレーム
を、典型的には、27%のノバラック・エポキシ樹脂
と、70%の不活性充填材と、2%の難燃性材と、1%
の着色材と、それに硬化促進剤と、硬化剤と、鋳型から
の分離剤とで作成される厚さ2mmのプラスチック被覆
体で取り囲むことにより行われる。充填材は粉末の石英
であり得る。けれども、石英は、典型的な場合には、ウ
ラニウムおよびトリウムを天然の不純物として含有して
いる。UおよびThは放射性崩壊によりアルファ粒子を
発生する。高エネルギ中性子の反応により生ずるシリコ
ン原子核の反跳生成物が電荷のバーストを生ずるのと同
じように、これらのアルファ粒子も電荷のバーストを発
生する。この電荷のバーストは同じように移動でき、そ
して接続点位置に蓄積されている信号電荷に障害を与え
る。このようなアルファ粒子により発生する障害を制御
するための初期の方式は、半導体ダイとそのまわりのプ
ラスチック体との間に、厚さ30μmのシリコン・ゴム
層のような、アルファ粒子吸収障壁体を配置することで
あった。アルファ粒子はこの吸収障壁体を通過する時に
エネルギを失い、そして、その典型的な飛程は、種々の
密度の部材の中において、1〜10MeVのアルファ粒
子に対し、5〜100μmである。そして部材の密度が
大きくなれば、アルファ粒子の飛程はさらに短くなる。
したがって、厚さ30μmのシリコン・ゴム障壁体によ
り、集積回路のデバイスの活性領域にアルファ粒子が到
達する前に、典型的なアルファ粒子はそのエネルギの大
部分を失いがちである。
【0007】その後、不純物の少ない石英の充填材を用
いることにより、放射線量を0.001アルファ粒子/
cm2 /時間以下にすることができ、したがって実効的
に問題点を解決し、そして障壁体に対する必要性をなく
する。
いることにより、放射線量を0.001アルファ粒子/
cm2 /時間以下にすることができ、したがって実効的
に問題点を解決し、そして障壁体に対する必要性をなく
する。
【0008】セラミック封止は、典型的には、90%ア
ルミナと10%ガラスの本体と、金メッキされたコバー
ルの蓋と、ガラス封止体と、パッケージ空洞の中の空気
とを備えている。これらの部品のすべては、アルファ粒
子を放射する放射性不純物を含有するはずである。例え
ば、空洞の中の空気はラドンを含有するはずである。こ
れらの部品は、特にアルミニウムおよび金は、精製を行
うことにより放射性同位体の量を限定することができ、
そして過剰なアルファ粒子が発生することによる障害を
回避することができる。
ルミナと10%ガラスの本体と、金メッキされたコバー
ルの蓋と、ガラス封止体と、パッケージ空洞の中の空気
とを備えている。これらの部品のすべては、アルファ粒
子を放射する放射性不純物を含有するはずである。例え
ば、空洞の中の空気はラドンを含有するはずである。こ
れらの部品は、特にアルミニウムおよび金は、精製を行
うことにより放射性同位体の量を限定することができ、
そして過剰なアルファ粒子が発生することによる障害を
回避することができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明により、半導体ダ
イの段階と回路基板容器の段階との両方の段階におい
て、集積回路基板封止体の中に、熱中性子吸収体層を備
え得る。熱中性子吸収体層の好ましい実施例は、 157G
d、 149Sm、 113Cd、および10Bのような異常に大
きな吸収断面積を有する同位体の化合物を備えている。
イの段階と回路基板容器の段階との両方の段階におい
て、集積回路基板封止体の中に、熱中性子吸収体層を備
え得る。熱中性子吸収体層の好ましい実施例は、 157G
d、 149Sm、 113Cd、および10Bのような異常に大
きな吸収断面積を有する同位体の化合物を備えている。
【0010】この熱中性子吸収体層により、宇宙線によ
り発生する熱中性子が原因でデバイスに障害が発生する
頻度を小さくできるという利点が得られる。宇宙線によ
り発生するこれらの熱中性子はデバイスを構成している
部材と反応し、そして2次放射線を発生する。そしてこ
の2次放射線が原因で障害が起こることがありうる。さ
らに、熱中性子吸収体層を用いることにより、接続点位
置の静電容量の障害頻度を抑止することができる。回路
基板容器の段階で熱中性子吸収体層を備えることによ
り、集積回路パッケージを特別の事前の配慮を行うこと
なく用いることができる。
り発生する熱中性子が原因でデバイスに障害が発生する
頻度を小さくできるという利点が得られる。宇宙線によ
り発生するこれらの熱中性子はデバイスを構成している
部材と反応し、そして2次放射線を発生する。そしてこ
の2次放射線が原因で障害が起こることがありうる。さ
らに、熱中性子吸収体層を用いることにより、接続点位
置の静電容量の障害頻度を抑止することができる。回路
基板容器の段階で熱中性子吸収体層を備えることによ
り、集積回路パッケージを特別の事前の配慮を行うこと
なく用いることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】パッケージ部材の好ましい実施例 図2は、宇宙線で発生した熱中性子束の線量の図であっ
て、その強度は0.02n/cm2 ・秒の程度であり、
そして低エネルギの中性子が多い。熱中性子はよく用い
られる部材の多くの原子核により容易に吸収される。そ
の吸収断面積は、典型的には、原子核の寸法に対応する
断面積、すなわち、10-24 cm2 の程度である。したが
って、厚さ100cmの固体部材は、入射する熱中性子
の約90%を吸収するであろう。しかし、高エネルギの
中性子が同じ部材に入射した場合には最初は吸収率は小
さく、そして熱平衡状態に近付いて熱中性子を生じがち
である。けれども、大部分の熱中性子は集積回路のよう
な薄い構造体を相互作用しないで通過するはずである。
て、その強度は0.02n/cm2 ・秒の程度であり、
そして低エネルギの中性子が多い。熱中性子はよく用い
られる部材の多くの原子核により容易に吸収される。そ
の吸収断面積は、典型的には、原子核の寸法に対応する
断面積、すなわち、10-24 cm2 の程度である。したが
って、厚さ100cmの固体部材は、入射する熱中性子
の約90%を吸収するであろう。しかし、高エネルギの
中性子が同じ部材に入射した場合には最初は吸収率は小
さく、そして熱平衡状態に近付いて熱中性子を生じがち
である。けれども、大部分の熱中性子は集積回路のよう
な薄い構造体を相互作用しないで通過するはずである。
【0012】けれども、ある種の同位体は、下記の表に
示されるように、異常に大きな熱中性子吸収断面積を有
する。
示されるように、異常に大きな熱中性子吸収断面積を有
する。
【0013】
【表1】 同位体 吸収断面積(×10-24 /cm2 )157 Gd 260,000149 Sm 42,000113 Cd 20,00010 B 3,800
【0014】10Bのこの大きな吸収断面積は、絶縁体と
して用いられるホウ・リン・ケイ酸ガラス(BPSG)
のような、ホウ素を用いた通常の半導体部材の比較的薄
い層でも、熱中性子のかなりの部分を吸収することを意
味する。そして熱中性子のこの吸収により、励起した11
B原子核が発生する。励起した11B原子核は、下記のよ
うに壊変する。
して用いられるホウ・リン・ケイ酸ガラス(BPSG)
のような、ホウ素を用いた通常の半導体部材の比較的薄
い層でも、熱中性子のかなりの部分を吸収することを意
味する。そして熱中性子のこの吸収により、励起した11
B原子核が発生する。励起した11B原子核は、下記のよ
うに壊変する。
【0015】
【数1】n+10B → 11B* → α+ 7Li+γ
【0016】アルファ粒子は約1.47MeVのエネル
ギを有し、Li原子核は約0.84MeVのエネルギを
有し、そしてガンマ線は約0.478MeVのエネルギ
を有する。これらの壊変生成物はそれぞれ電荷のバース
トを発生する可能性があり、そしてこれらの電荷のバー
ストは障害の原因となる。実際、1.47MeVのアル
ファ粒子は、シリコンおよび二酸化シリコンのような部
材の中で約10〜20μmの飛程を有し、したがって、
これは集積回路ダイの内部においてかなりの量の電荷が
発生することを意味する。同様に、 7Liは数μmの飛
程を有する。この電荷発生の効率は、アルファ粒子や 7
Liが減速すると共に増大し、したがって障害を回避す
るために、飛程の終点付近は重要な部分から遠く離れて
いなければならない。10Bは、ホウ・リン・ケイ酸ガラ
ス(BPSG)のような電気的絶縁体層の構成元素であ
る。ホウ・リン・ケイ酸ガラス(BPSG)は、シリコ
ン・ダイの上のデバイスの一部分を構成する。
ギを有し、Li原子核は約0.84MeVのエネルギを
有し、そしてガンマ線は約0.478MeVのエネルギ
を有する。これらの壊変生成物はそれぞれ電荷のバース
トを発生する可能性があり、そしてこれらの電荷のバー
ストは障害の原因となる。実際、1.47MeVのアル
ファ粒子は、シリコンおよび二酸化シリコンのような部
材の中で約10〜20μmの飛程を有し、したがって、
これは集積回路ダイの内部においてかなりの量の電荷が
発生することを意味する。同様に、 7Liは数μmの飛
程を有する。この電荷発生の効率は、アルファ粒子や 7
Liが減速すると共に増大し、したがって障害を回避す
るために、飛程の終点付近は重要な部分から遠く離れて
いなければならない。10Bは、ホウ・リン・ケイ酸ガラ
ス(BPSG)のような電気的絶縁体層の構成元素であ
る。ホウ・リン・ケイ酸ガラス(BPSG)は、シリコ
ン・ダイの上のデバイスの一部分を構成する。
【0017】図3の横断面正面図は、このような熱中性
子吸収体と、絶縁体層の中の10Bにより障害を引き起こ
す2次放射線とを概略的に示した図である。図3をさら
に詳細に説明すれば、熱中性子302が10B304によ
り吸収される。10B304は、BPSG層306の1つ
の構成成分である。発生した11Bは、 7Li308と、
α粒子310と、γ線312とに壊変する。 7Liは酸
化物層(厚さ約 0.3μm)を貫通し、そしてシリコン基
板322の中に電子・ホール対320を発生する。発生
した電子はソースにまで移動でき、そしてポリシリコン
のコンデンサ極板326に既に蓄積されている電荷(多
分1)に付加される。このことにより、コンデンサ極板
326に蓄積されている電荷は、1から0に変わるはず
である。
子吸収体と、絶縁体層の中の10Bにより障害を引き起こ
す2次放射線とを概略的に示した図である。図3をさら
に詳細に説明すれば、熱中性子302が10B304によ
り吸収される。10B304は、BPSG層306の1つ
の構成成分である。発生した11Bは、 7Li308と、
α粒子310と、γ線312とに壊変する。 7Liは酸
化物層(厚さ約 0.3μm)を貫通し、そしてシリコン基
板322の中に電子・ホール対320を発生する。発生
した電子はソースにまで移動でき、そしてポリシリコン
のコンデンサ極板326に既に蓄積されている電荷(多
分1)に付加される。このことにより、コンデンサ極板
326に蓄積されている電荷は、1から0に変わるはず
である。
【0018】同じように、熱中性子が他の原子核により
吸収されると放射線および電荷を発生し、それにより接
続点位置の静電容量に蓄積されている信号電荷に障害を
与え得る。実際、プラスチックで封止された集積回路の
中に通常用いられる下記の元素は、熱中性子に対しかな
り大きな断面積を有する。すなわち、H(0.33)、N
( 1.8)、Al(0.23)、Si(0.17)、P(0.16)、
Cr( 3.1)、Fe(2.56)、As( 4.3)、W( 1
8.)、およびAu(98.7)である。ここで、括弧の中の
断面積は10-24 cm2 を単位として表されている。Hお
よびNはプラスチック封止体の中に存在し、Alおよび
Wは相互接続体の中に存在し、Auは相互接続導線の中
に存在し、CrおよびFeはリードフレームの中に存在
し、PはBPSG、PSG、および不純物が添加された
ソース/ドレインの中に存在し、Asは不純物が添加さ
れたソース/ドレインの中に存在し、そしてAsはプラ
スチック・フィルタ、およびBPSG、PSG、および
不純物が添加されていないガラスのような絶縁体、ポリ
シリコン線、コンデンサ極板、基板の中に存在しがちで
ある。
吸収されると放射線および電荷を発生し、それにより接
続点位置の静電容量に蓄積されている信号電荷に障害を
与え得る。実際、プラスチックで封止された集積回路の
中に通常用いられる下記の元素は、熱中性子に対しかな
り大きな断面積を有する。すなわち、H(0.33)、N
( 1.8)、Al(0.23)、Si(0.17)、P(0.16)、
Cr( 3.1)、Fe(2.56)、As( 4.3)、W( 1
8.)、およびAu(98.7)である。ここで、括弧の中の
断面積は10-24 cm2 を単位として表されている。Hお
よびNはプラスチック封止体の中に存在し、Alおよび
Wは相互接続体の中に存在し、Auは相互接続導線の中
に存在し、CrおよびFeはリードフレームの中に存在
し、PはBPSG、PSG、および不純物が添加された
ソース/ドレインの中に存在し、Asは不純物が添加さ
れたソース/ドレインの中に存在し、そしてAsはプラ
スチック・フィルタ、およびBPSG、PSG、および
不純物が添加されていないガラスのような絶縁体、ポリ
シリコン線、コンデンサ極板、基板の中に存在しがちで
ある。
【0019】図4の横断面図は、リードフレーム404
の上でプラスチック封止体406により封止された、プ
ラスチック封止集積回路400の好ましい第1実施例の
概要図である。プラスチック封止体406は、充填材の
成分として 157Gdを有する。実際、熱中性子は、ダイ
402またはリードフレーム404のいずれかに到達す
るためには、プラスチック封止体406の中を約1mm
進まなければならない。したがって、ダイ402または
リードフレーム404に到達する熱中性子束は、もしプ
ラスチック封止体406が約0.6%の 157Gdを含有
するならば、100の減少因子だけ小さくすることがで
きる。
の上でプラスチック封止体406により封止された、プ
ラスチック封止集積回路400の好ましい第1実施例の
概要図である。プラスチック封止体406は、充填材の
成分として 157Gdを有する。実際、熱中性子は、ダイ
402またはリードフレーム404のいずれかに到達す
るためには、プラスチック封止体406の中を約1mm
進まなければならない。したがって、ダイ402または
リードフレーム404に到達する熱中性子束は、もしプ
ラスチック封止体406が約0.6%の 157Gdを含有
するならば、100の減少因子だけ小さくすることがで
きる。
【0020】同様に、プラスチック封止体406の対応
する構成成分として、また別の熱中性子吸収体を用いる
ことができる。例えば、約5%の 113Cdにより100 の
減少因子が得られるはずである。さらに熱中性子吸収体
が少量であると減少因子は小いさくなり、そして熱中性
子吸収体が多量であると減少因子は大きくなるはずであ
る。したがって、状況に応じて吸収体の量を調整するこ
とができる。この減少は、吸収体の原子核の横断面積
と、吸収体の原子核の密度と、吸収体の厚さとの積に対
して、指数関数に従って変化する。したがって、もし半
導体ダイ402からアルファ粒子とLiの侵入距離を越
えた遠い距離において入射熱中性子の全部をほぼ(例え
ば、99%)吸収するように10Bの密度が十分に高いな
らば、有害な反応生成物(アルファ粒子およびLi)が
発生するにもかかわらず、プラスチック体406の中に
10Bをさえ用いることができる。したがって、10〜2
0μmのアルファ粒子の侵入距離はプラスチック体40
6の無視し得る部分であり、そして40%10Bを有する
1mmのプラスチック体または20%10Bを有する2m
mのプラスチック体は、入射熱中性子の99%を吸収す
るはずである。もちろん、20%10Bを有する1mmの
プラスチック体は入射熱中性子の90%を吸収し、そし
て90%の吸収が行われれば、それは特定の回路を遮蔽
するのに十分のはずである。
する構成成分として、また別の熱中性子吸収体を用いる
ことができる。例えば、約5%の 113Cdにより100 の
減少因子が得られるはずである。さらに熱中性子吸収体
が少量であると減少因子は小いさくなり、そして熱中性
子吸収体が多量であると減少因子は大きくなるはずであ
る。したがって、状況に応じて吸収体の量を調整するこ
とができる。この減少は、吸収体の原子核の横断面積
と、吸収体の原子核の密度と、吸収体の厚さとの積に対
して、指数関数に従って変化する。したがって、もし半
導体ダイ402からアルファ粒子とLiの侵入距離を越
えた遠い距離において入射熱中性子の全部をほぼ(例え
ば、99%)吸収するように10Bの密度が十分に高いな
らば、有害な反応生成物(アルファ粒子およびLi)が
発生するにもかかわらず、プラスチック体406の中に
10Bをさえ用いることができる。したがって、10〜2
0μmのアルファ粒子の侵入距離はプラスチック体40
6の無視し得る部分であり、そして40%10Bを有する
1mmのプラスチック体または20%10Bを有する2m
mのプラスチック体は、入射熱中性子の99%を吸収す
るはずである。もちろん、20%10Bを有する1mmの
プラスチック体は入射熱中性子の90%を吸収し、そし
て90%の吸収が行われれば、それは特定の回路を遮蔽
するのに十分のはずである。
【0021】セラミックの封止部材(主としてアルミ
ナ)に同様に熱中性子吸収体を付加することにより、セ
ラミック封止体の中の半導体ダイに対し、対応する保護
性能が得られがちである。セラミック封止体と蓋との両
方は、熱中性子吸収体を有することが可能のはずであ
る。
ナ)に同様に熱中性子吸収体を付加することにより、セ
ラミック封止体の中の半導体ダイに対し、対応する保護
性能が得られがちである。セラミック封止体と蓋との両
方は、熱中性子吸収体を有することが可能のはずであ
る。
【0022】さらに、プリント配線基板および取付け用
エポキシ樹脂に同じように熱中性子吸収体を付加するこ
とにより、プリント配線基板に直接に接着される裸の半
導体ダイに対し、熱中性子に対する保護性能が得られが
ちである。
エポキシ樹脂に同じように熱中性子吸収体を付加するこ
とにより、プリント配線基板に直接に接着される裸の半
導体ダイに対し、熱中性子に対する保護性能が得られが
ちである。
【0023】容器の好ましい実施例 図5は、封止された集積回路511〜515を収納して
いるプリント配線基板501〜503を取り囲む容器5
00の好ましい実施例の図である。この容器は、壁52
2の内側に、熱中性子吸収体の層520を有する。吸収
体層520は、前記の実施例のプラスチック体406の
部材と単に同じ部材であり得る。実際、13%10Bの厚
さ3mmの層を用いることにより、入射熱中性子の99
%が集積回路511〜515のいずれにも到達しないよ
うに阻止することができる。さらに、吸収の後に放射さ
れる2次アルファ粒子および 7Liは、集積回路511
〜515の(プラスチックまたはセラミックの)封止体
に侵入するのに十分なエネルギを有していない。したが
って、吸収体層520によりプラスチック体406と同
じ保護性能が得られるが、吸収体層520を備えること
により、集積回路511〜515の製造の際の処理工程
を変更する必要がないので、製造工程上に大きな柔軟性
を得ることができる。
いるプリント配線基板501〜503を取り囲む容器5
00の好ましい実施例の図である。この容器は、壁52
2の内側に、熱中性子吸収体の層520を有する。吸収
体層520は、前記の実施例のプラスチック体406の
部材と単に同じ部材であり得る。実際、13%10Bの厚
さ3mmの層を用いることにより、入射熱中性子の99
%が集積回路511〜515のいずれにも到達しないよ
うに阻止することができる。さらに、吸収の後に放射さ
れる2次アルファ粒子および 7Liは、集積回路511
〜515の(プラスチックまたはセラミックの)封止体
に侵入するのに十分なエネルギを有していない。したが
って、吸収体層520によりプラスチック体406と同
じ保護性能が得られるが、吸収体層520を備えること
により、集積回路511〜515の製造の際の処理工程
を変更する必要がないので、製造工程上に大きな柔軟性
を得ることができる。
【0024】熱中性子吸収体は、容器の壁522を構成
する部材の一部分として、または別に取り付けられた1
個の層(または複数個の層)520として、作成するこ
とができる。予め作成された別の吸収体層520を接着
剤により取り付けることもできるし、または別の吸収体
層520を壁522の上に沈着することにより作成する
こともできる。そして1個または複数個の吸収体層52
0を、容器の壁522の内側または外側または両側に作
成することができる。
する部材の一部分として、または別に取り付けられた1
個の層(または複数個の層)520として、作成するこ
とができる。予め作成された別の吸収体層520を接着
剤により取り付けることもできるし、または別の吸収体
層520を壁522の上に沈着することにより作成する
こともできる。そして1個または複数個の吸収体層52
0を、容器の壁522の内側または外側または両側に作
成することができる。
【0025】容器の壁の中に取り付けられた熱中性子吸
収体は、入射熱中性子が2の因子だけしか小さくならな
い低レベルにおいても、有用であり得る。けれども、1
0またはそれを越える因子だけ小さくすることを達成す
ることは、困難ではない。さらに、容器の壁に開口部が
あると減少因子は小さくなるが、しかし、それは受入れ
可能のはずである。
収体は、入射熱中性子が2の因子だけしか小さくならな
い低レベルにおいても、有用であり得る。けれども、1
0またはそれを越える因子だけ小さくすることを達成す
ることは、困難ではない。さらに、容器の壁に開口部が
あると減少因子は小さくなるが、しかし、それは受入れ
可能のはずである。
【0026】半導体ダイ吸収層の好ましい実施例 図6は、BPSG604〜606の上に配置された被覆
体の中に熱中性子吸収部材の層602を備えた、集積回
路600の好ましい実施例の図である。層602は、熱
中性子を薄い層(製造工程に支障をきたさないように、
厚さがせいぜい数μm)の中で吸収する。したがって、
高い 157Gd濃度を有することが好ましく、そしてBP
SG604〜606に対する熱中性子束を2またはそれ
以上の因子だけ小さくする、または10といったさらに
高い因子さえも得ることができる。実際、高濃度のGd
およびさらに厚い層を用いることにより、さらに大きな
減少因子を得ることができるが、このような層の作成を
製造工程の中に組み込むことは困難のはずである。
体の中に熱中性子吸収部材の層602を備えた、集積回
路600の好ましい実施例の図である。層602は、熱
中性子を薄い層(製造工程に支障をきたさないように、
厚さがせいぜい数μm)の中で吸収する。したがって、
高い 157Gd濃度を有することが好ましく、そしてBP
SG604〜606に対する熱中性子束を2またはそれ
以上の因子だけ小さくする、または10といったさらに
高い因子さえも得ることができる。実際、高濃度のGd
およびさらに厚い層を用いることにより、さらに大きな
減少因子を得ることができるが、このような層の作成を
製造工程の中に組み込むことは困難のはずである。
【0027】もちろん、集積回路封止体の中に層602
と熱中性子吸収体との両方を一緒に用いることができ
る。
と熱中性子吸収体との両方を一緒に用いることができ
る。
【0028】変更実施例および利点 前記の好ましい実施例は、集積回路デバイスを遮蔽する
ために熱中性子吸収体を備えるという特徴を保持したま
ま、種々に変更することができる。
ために熱中性子吸収体を備えるという特徴を保持したま
ま、種々に変更することができる。
【0029】例えば、製造を便利にするために、または
入射中性子のさらに大きなパーセントまたはさらに小さ
なパーセントを吸収するために、熱中性子吸収体の層の
厚さとパーセントとを変更することができる。さらに、
別々に積層された層としてまたは同じ層の中で混合され
た層として、種々に組み合わせられた吸収体を用いるこ
とができる。
入射中性子のさらに大きなパーセントまたはさらに小さ
なパーセントを吸収するために、熱中性子吸収体の層の
厚さとパーセントとを変更することができる。さらに、
別々に積層された層としてまたは同じ層の中で混合され
た層として、種々に組み合わせられた吸収体を用いるこ
とができる。
【0030】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1)(イ) デバイスを備えたダイと、(ロ) 前記
ダイに隣接し、かつ熱中性子吸収体を備え、かつ前記ダ
イに入射する熱中性子を前記熱中性子吸収体がない場合
に比べて約10またはそれ以上の因子だけ小さくするた
めに十分な量の前記熱中性子吸収体を備えた、封止部材
と、を有する、封止された集積回路。 (2) 第1項記載の封止された集積回路において、
(イ) 前記封止部材がプラスチック部材および充填部
材を有し、かつ前記封止部材が前記ダイを取り囲んでい
る、前記封止された集積回路。 (3) 第1項記載の封止された集積回路において、
(イ) 前記熱中性子吸収体が 157Gd、 149Sm、
113Cd、10B、およびそれらの組み合わせから成る群
から選定される、前記封止された集積回路。 (4) 第1項記載の封止された集積回路において、
(イ) 前記封止部材がセラミック部材を有する、前記
封止された集積回路。 (5)(イ) 表面にデバイスを備えた基板と、(ロ)
前記表面の上に配置され、かつ前記層が熱中性子吸収
体を備えない場合に比べて入射する熱中性子を約2また
はそれ以上の因子だけ小さくする、熱中性子吸収体を備
えた前記層と、を有する、集積回路。 (6) 第5項記載の集積回路において、(イ) 前記
熱中性子吸収体が 157Gd、 149Sm、 113Cd、
10B、およびそれらの組み合わせから成る群から選定さ
れる、前記集積回路。 (7) 第6項記載の集積回路において、(イ) 前記
集積回路に隣接し、かつ熱中性子吸収体を有する、封止
部材、をさらに有する、前記集積回路。 (8)(イ) 内部の集積回路に入射する熱中性子を吸
収する熱中性子吸収体を有し、かつ前記熱中性子吸収体
がない場合に比べて入射する熱中性子を約2またはそれ
以上の因子だけ小さくする、容器の壁、を有する、集積
回路容器。 (9) 第8項記載の集積回路容器において、(イ)
前記熱中性子吸収体が 157Gd、 149Sm、 113Cd、
10B、およびそれらの組み合わせから成る群から選定さ
れる、前記集積回路容器。 (10) 第8項記載の集積回路容器において、(イ)
前記熱中性子吸収体が壁に取り付けられた層の中に配
置される、前記集積回路容器。 (11) 集積回路511〜515のための熱中性子遮
蔽体520は、熱中性子が回路素子により吸収されるの
を抑止する。熱中性子が回路素子により吸収されると、
不安定な同位体が発生し、そしてこの不安定な同位体
は、その後で崩壊して電荷のバーストを発生する。この
電荷のバーストは、蓄積された電荷に障害を与え、そし
てソフト・エラーを生ずることがある。この遮蔽体の製
造は、(絶縁体の上に配置された層、またはプラスチッ
クの封止部材の充填材の中のような)集積回路の段階
と、または(充填材または容器壁の上の薄膜層のよう
な)基板の段階とのいずれかで実施することができる。
る。 (1)(イ) デバイスを備えたダイと、(ロ) 前記
ダイに隣接し、かつ熱中性子吸収体を備え、かつ前記ダ
イに入射する熱中性子を前記熱中性子吸収体がない場合
に比べて約10またはそれ以上の因子だけ小さくするた
めに十分な量の前記熱中性子吸収体を備えた、封止部材
と、を有する、封止された集積回路。 (2) 第1項記載の封止された集積回路において、
(イ) 前記封止部材がプラスチック部材および充填部
材を有し、かつ前記封止部材が前記ダイを取り囲んでい
る、前記封止された集積回路。 (3) 第1項記載の封止された集積回路において、
(イ) 前記熱中性子吸収体が 157Gd、 149Sm、
113Cd、10B、およびそれらの組み合わせから成る群
から選定される、前記封止された集積回路。 (4) 第1項記載の封止された集積回路において、
(イ) 前記封止部材がセラミック部材を有する、前記
封止された集積回路。 (5)(イ) 表面にデバイスを備えた基板と、(ロ)
前記表面の上に配置され、かつ前記層が熱中性子吸収
体を備えない場合に比べて入射する熱中性子を約2また
はそれ以上の因子だけ小さくする、熱中性子吸収体を備
えた前記層と、を有する、集積回路。 (6) 第5項記載の集積回路において、(イ) 前記
熱中性子吸収体が 157Gd、 149Sm、 113Cd、
10B、およびそれらの組み合わせから成る群から選定さ
れる、前記集積回路。 (7) 第6項記載の集積回路において、(イ) 前記
集積回路に隣接し、かつ熱中性子吸収体を有する、封止
部材、をさらに有する、前記集積回路。 (8)(イ) 内部の集積回路に入射する熱中性子を吸
収する熱中性子吸収体を有し、かつ前記熱中性子吸収体
がない場合に比べて入射する熱中性子を約2またはそれ
以上の因子だけ小さくする、容器の壁、を有する、集積
回路容器。 (9) 第8項記載の集積回路容器において、(イ)
前記熱中性子吸収体が 157Gd、 149Sm、 113Cd、
10B、およびそれらの組み合わせから成る群から選定さ
れる、前記集積回路容器。 (10) 第8項記載の集積回路容器において、(イ)
前記熱中性子吸収体が壁に取り付けられた層の中に配
置される、前記集積回路容器。 (11) 集積回路511〜515のための熱中性子遮
蔽体520は、熱中性子が回路素子により吸収されるの
を抑止する。熱中性子が回路素子により吸収されると、
不安定な同位体が発生し、そしてこの不安定な同位体
は、その後で崩壊して電荷のバーストを発生する。この
電荷のバーストは、蓄積された電荷に障害を与え、そし
てソフト・エラーを生ずることがある。この遮蔽体の製
造は、(絶縁体の上に配置された層、またはプラスチッ
クの封止部材の充填材の中のような)集積回路の段階
と、または(充填材または容器壁の上の薄膜層のよう
な)基板の段階とのいずれかで実施することができる。
【図1】宇宙線中性子束の線量を高度の関数として示し
たグラフ。
たグラフ。
【図2】宇宙線中性子束の線量を中性子のエネルギの関
数として示したグラフ。
数として示したグラフ。
【図3】熱中性子の相互作用を示した図。
【図4】入射する熱中性子束を減少させる好ましい方式
の第1実施例の図。
の第1実施例の図。
【図5】入射する熱中性子束を減少させる好ましい方式
の第2実施例の図。
の第2実施例の図。
【図6】入射する熱中性子束を減少させる好ましい方式
の第3実施例の図。
の第3実施例の図。
402 半導体ダイ 406 熱中性子吸収体を含有する封止部材 510〜515 集積回路 520、602 熱中性子遮蔽体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロバート バウマン アメリカ合衆国テキサス州ダラス,メイル ステーション 4201,ピー.オー.ボッ クス 655303
Claims (1)
- 【請求項1】(イ) デバイスを収容したダイと、
(ロ) 前記ダイに隣接し、熱中性子吸収体を収容し、
かつ前記ダイに入射する熱中性子を前記熱中性子吸収体
がない場合に比べて約10またはそれ以上の因子だけ少
なくするために所定量の前記熱中性子吸収体を収容した
封止部材と、を備えた封止集積回路。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US415399 | 1995-04-03 | ||
| US08/415,399 US6239479B1 (en) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | Thermal neutron shielded integrated circuits |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08330478A true JPH08330478A (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=23645540
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8081543A Pending JPH08330478A (ja) | 1995-04-03 | 1996-04-03 | 熱中性子遮蔽体を備えた集積回路 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6239479B1 (ja) |
| JP (1) | JPH08330478A (ja) |
| KR (1) | KR960039325A (ja) |
| SG (1) | SG43298A1 (ja) |
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| US7180114B2 (en) | 2004-03-22 | 2007-02-20 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor device |
| JP2008172054A (ja) * | 2007-01-12 | 2008-07-24 | Sumitomo Bakelite Co Ltd | 半導体封止用樹脂組成物及び半導体装置 |
| KR20200129162A (ko) * | 2012-05-15 | 2020-11-17 | 사이프레스 세미컨덕터 코포레이션 | 소프트 에러 저항성 회로망 |
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| US20040187050A1 (en) * | 2003-03-19 | 2004-09-23 | Baumann Robert Christopher | Test structure and method for accurate determination of soft error of logic components |
| US6914447B2 (en) * | 2003-04-23 | 2005-07-05 | Texas Instruments Incorporated | High activity, spatially distributed radiation source for accurately simulating semiconductor device radiation environments |
| US7939823B2 (en) * | 2007-09-10 | 2011-05-10 | International Business Machines Corporation | Method and structures for accelerated soft-error testing |
| US8946874B2 (en) * | 2011-01-25 | 2015-02-03 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. | IC in-process solution to reduce thermal neutrons soft error rate |
| KR102340973B1 (ko) | 2015-09-18 | 2021-12-17 | 삼성전자주식회사 | 반도체 테스트 장치 및 방법과 데이터 분석 장치 |
| US12424565B2 (en) | 2021-08-30 | 2025-09-23 | Micron Technology, Inc. | Radiation protection for semiconductor devices and associated systems and methods |
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| US4415526A (en) * | 1977-05-31 | 1983-11-15 | Metco Properties | Metal phthalocyanine on a substrate |
| JPS5588358A (en) * | 1978-12-27 | 1980-07-04 | Hitachi Ltd | Resin-sealed semiconductor device |
| US4691243A (en) * | 1984-05-04 | 1987-09-01 | Energy Conversion Devices, Inc. | Contact-type document scanner including protective coating |
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| JP3175979B2 (ja) * | 1992-09-14 | 2001-06-11 | 株式会社東芝 | 樹脂封止型半導体装置 |
-
1995
- 1995-04-03 US US08/415,399 patent/US6239479B1/en not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-04-02 KR KR1019960009832A patent/KR960039325A/ko not_active Withdrawn
- 1996-04-03 JP JP8081543A patent/JPH08330478A/ja active Pending
- 1996-04-03 SG SG1996007656A patent/SG43298A1/en unknown
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6239479B1 (en) | 2001-05-29 |
| KR960039325A (ko) | 1996-11-25 |
| SG43298A1 (en) | 1997-10-17 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050325 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050816 |