JPH0833064B2 - 建築用目地材、及びその成形方法 - Google Patents

建築用目地材、及びその成形方法

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JPH0833064B2
JPH0833064B2 JP1161105A JP16110589A JPH0833064B2 JP H0833064 B2 JPH0833064 B2 JP H0833064B2 JP 1161105 A JP1161105 A JP 1161105A JP 16110589 A JP16110589 A JP 16110589A JP H0833064 B2 JPH0833064 B2 JP H0833064B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、隣接する外壁材の間に形成される目地に挿
嵌するための建築用目地材、及びその成形方法に関する
ものである。なお、本明細書において「挿嵌」とは、溝
状の部分に特定のものを挿入して嵌め込むことをいう。
〔従来の技術〕
建築物壁面に取付けられる方形の外壁材として、その
上下端部に接合用の段差部が設けられている構造のもの
がある。即ち、第4図に示されるように、外壁材1の上
下端部には、それぞれ互いに対応する段差部2a,2bが設
けられ、外壁材1の各段差部2a,2bを重ね合わせること
により、上下の外壁材1を接合している。
外壁材1の上下端部に設けられる各段差部2a,2bの長
さLa,Lbは異なっているため、上下の外壁材1の接合部
分には、各段差部2a,2bの長さLa,Lbの差に対応した幅
(Lc)の溝部3が横方向に形成される。このように、外
壁材1の上下方向の接合部分に横方向に沿って溝部3を
形成させるのは、専ら建築物壁面の意匠性を高めるため
である。
そして、横方向に隣接する外壁材1の間に目地4が垂
直方向に形成され、この目地4の間に目地材を挿嵌し
て、この目地4の部分の防水を図るのであるが、全長に
亘って高さの等しい従来の目地材を上記目地4に挿嵌し
たのでは、上記溝部3の接続部分において、目地材が部
分的に突出してしまう。このような構造であると、上記
溝部3の接続部分の目地4が十分に防水されず、その防
水性が低下すると共に、溝部3の接続部分において突出
している目地材に風が衝突することにより異音が発生
し、しかも目地材の突出によって建築物外壁の外観が害
されてしまう。
これらの不具合を防止しようとする目地材として、特
開平1−137041号公報に開示されているものが知られて
いる。
この目地材は、「ロールフォーミングにより中央頂点
の左右で切欠が対向する帽子形状の芯材を成形し、この
芯材に樹脂をインサート成形した後に、プレス加工によ
り前記芯材の切欠の部分を上方から押し崩して凹部を形
成することにより成形される」ものである。
この目地材によれば、外壁材の溝部に配置される部分
の背丈を他の一般部に比較して低くできるが、その構
造、及び製法のいずれに関しても、以下のような問題が
ある。
即ち、構造の点に関しては、芯材に樹脂をインサート
した後にプレス加工して、芯材における切欠が設けられ
ている部分を変形させて、この部分に凹部を成形してい
るので、プレス成形の前後において、芯材にインサート
成形されている樹脂は、その凹溝が形成される部分にお
いて、長手方向に沿った長さが異なる(変形後において
長くなる)ために、変形後において樹脂と芯材との接着
界面が崩れて、樹脂が芯材から部分的に剥離されてしま
うことがある。このようにして、凹溝の部分において樹
脂が芯材から部分的に剥離されると、凹溝の部分におけ
る防水性、外観などが悪くなる。
また、この目地材の芯金には、所定ピッチをおいて切
欠が設けられているために、この切欠の部分の断面係数
が著しく小さくなって、この部分に応力集中が生じる。
その結果、施工中、或いは取扱中において、目地材にお
ける芯金の欠切が設けられている部分がわん曲される恐
れもある。
一方、製法に関しては、芯金の折曲工程、樹脂のイン
サート工程、プレス工程の多工程を必要とし、これが原
因となって目地材の成形コストが嵩むなどの不具合があ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、外壁材を建築物壁面に取付ける場合におい
て、隣接する外壁材の間に形成される目地の部分の防水
性、防音性を高めると共に、建築物外壁の外観を良好に
することを課題としてなされたものである。
〔課題を解決するための手段〕
この課題を解決するための本発明に係る建築用目地材
は、樹脂などの弾性材料の押出成形品により構成され
て、取付用の基板と、目地材本体とから成り、該目地材
本体の両側面の上端部には、それぞれ突起体が横方向に
突設され、該目地材本体は、長手方向においてその高さ
が変化して、一般部と低背丈部とが連続して形成されて
いると共に、その側面部の形状は一定していて、全長に
亘って一定の断面形状の芯金が少なくとも基板に取付け
られていることを特徴としている。
また、上記課題を解決するための本発明に係る建築用
目地材の成形方法は、取付用の基板に目地材本体が垂直
に設けられて、該目地材本体に、一般部よりも高さの低
い低背丈部が所定のピッチで設けられている建築用目地
材を成形するに際して、押出成形ダイの前面に設けられ
た押出し用開口における目地材本体の成形部分に、前記
一般部と前記低背丈部とを連続して成形するためのシャ
ッターを該目地材本体の高さ方向に沿って移動可能にし
て取付け、ゴム、樹脂などの弾性材料の押出し中におい
て該シャッターを目地材本体の高さ方向に沿って断続的
に移動させることを特徴としている。
〔発明の作用〕
本発明に係わる目地材は、押出成形品により構成さ
れ、目地材本体に一般部よりも高さの低い低背丈部が連
続して形成されるので、建築物壁面に取付けられた外壁
材に溝部が形成されるような場合に、目地材本体の低背
丈部を前記溝部の部分に配置して、隣接する外壁材の間
に形成される目地の部分に目地材本体を挿嵌することに
より、この目地の部分に段差部が生じなくなる。このた
め、隣接する外壁材の間に形成される目地の部分の防水
性、防音性が高まると共に、建築物外壁の外観が良好と
なる。
また、目地材が押出成形品であって、目地材本体の上
端部の高さが変化する部分は、弾性材料のみで成形され
ているので、全長に亘って目地材本体の表層部が剥離さ
れる恐れは全くなくて、外観が良好となる。また、少な
くとも基板に取付けられている芯金の断面形状は、全長
に亘って一定しているために、施工中、或いは取扱中に
おいてわん曲される恐れがなくなり、このことも、施工
後における外壁材の目地部分の外観を良好にしている。
一方、本発明に係わる目地材の成形方法によれば、目
地材本体に、一般部よりも高さの低い低背丈部が所定の
ピッチで形成されて、部分的に横断面形状が異なってい
る目地材をゴム、樹脂などの弾性材料の押出成形により
連続成形できるため、一工程で上記した目地材を形成で
きる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明に係わる建築用目地材
(以下、単に目地材という)、及びその成形方法につい
て、更に詳細に説明する。なお、「従来の技術」の項目
で説明した部分との重複説明を避けると共に、同項目で
説明した部分と同一部分には同一符号を使用する。
本発明に係わる目地材Aは、ゴム、又は合成樹脂の弾
性材料から成形されていて、第6図及び第7図に示され
るように、平板状をした取付用の基板5と、この基板5
に対して垂直となっている目地材本体6とが一体成形さ
れたものである。芯金7は、金属板をわん曲成形したも
のであって、逆U字状の芯部7aの両側に平板部7bが一体
に設けられたものである。芯金7の芯部7aが目地材本体
6に埋設されていると共に、その平板部7bが基板5の底
面に取付けられて、目地材Aが補強されている。この芯
金7の断面形状は、全長に亘って一定している。
目地材本体6の両側面の上端部には、それぞれ突起体
8が該側面に対して垂直に突設されていると共に、目地
材本体6の両側面の中央部には、弾性変形可能なシール
リップ9が基板5の側に傾斜して突設されている。基板
5の上面には、弾性変形可能なシールリップ11が目地材
本体6の側に傾斜して突設されている。
「従来技術」の項目で説明したように、方形の外壁材
1の上下端部には、互いに対応していて、長さの異なる
段差部2a,2bが形成されており、第4図及び第5図に示
されるように、この段差部2a,2bを重ね合わせて、外壁
材1を上下方向に接合すると、この接合部分に横方向に
沿った溝部3がピッチPで形成される。この溝部3の幅
は(Lc)であり、その深さは(D)である。
目地材Aの目地材本体6には、上面に凹部10が形成さ
れることにより、一般部よりも高さの低い低背丈部6aが
前記溝部3と同一のピッチPで設けられている。目地材
本体6の低背丈部6aを除く部分の高さを(H1)とし、低
背丈部6aの高さを(H2)とすると(いずれも第1図ない
し第3図参照)、その差は、前記溝部3の深さ(D)に
等しくなっていると共に、目地材本体6の低背丈部6aの
長さは、前記溝部3の幅(Lc)と等しい。目地材本体6
の低背丈部6aの両側面の上端部にも、他の部分と連続し
た突起体8が突設されている。目地材本体6の上端部の
高さが変化する部分は、弾性材料のみで成形されてい
る。
そして、第1図ないし第3図に示されるように、建築
物壁面に取付けられた下地材12に目地材Aの基板5を当
接させた状態で、外壁材1の横方向の両端部分を目地材
Aの基板5に押し付けると共に、横方向に隣接する外壁
材1の間に形成される目地4に、目地材本体6が挿嵌さ
れた状態にして、外壁材1を下地材12に固定する。この
場合において、外壁材1の上下方向の接合部分に形成さ
れる溝部3と、目地材本体6の低背丈部6aの部分に設け
られた凹部10とを一致させる。なお、溝部3と目地4と
は直交している。
このようにすると、目地材本体6の上端面と外壁材1
の表面とが全長に亘って同一面となって、外壁材1の上
下方向の接合部分に形成される溝部3の接続部分に目地
材本体6が全く突出しなくなると共に、第3図に示され
るように、溝部3の部分において、目地材本体6の低背
丈部6aの両側面に突設されている突起体8が外壁材1の
目地壁面1aに弾接しているので、この部分の防水性が高
まると共に、建築物外壁の外観も良好となる。また、上
記溝部3の部分に目地材本体6の突出部分がなくなるた
め、通風が良好となって異音の発生がなくなり、従って
防音性も高まる。
また、目地材Aが押出成形品であって、目地材本体6
の上端部の高さが変化する部分は、弾性材料のみで成形
されているので、全長に亘って目地材本体6の表層部が
剥離される恐れは全くないと共に、基板を含む部分に埋
設されている芯金の断面形状は、全長に亘って一定して
いるために、施工中、或いは取扱中においてわん曲され
る恐れもなくて、施工後における外壁材の目地部分の外
観が良好になる。
なお、上記実施例は、目地4がほぼ垂直となるように
外壁材1を建築物壁面に取付ける場合について説明した
が、この目地4が垂直線に対して傾斜する(これに対応
して、外壁材1の上下方向の接合部分に形成される溝部
3は水平線に対して傾斜する)ようにして、建築物壁面
に外壁材1を取付ける場合についても、本発明に係わる
目地材Aを使用することができる。
次に、第8図ないし第10図を参照にして、上記目地材
Aの成形方法について説明する。
押出成形ダイ13はヒーター14によって加熱されてお
り、この押出成形ダイ13の前面には、芯金7と一体にし
てゴム、樹脂などの弾性材料の原料を押出するための押
出し用開口15が設けられており、押出し用開口15の目地
材本体6の成形部分には、シャッター保持具16によって
シャッター17が該目地材本体6の高さ方向に沿って移動
可能に装着されている。この押出し用開口15の形状は、
成形する目地材Aの形状となっている。シャッター17の
上方には、駆動モーター18の回転を直線運動に変換し
て、該シャッター17を昇降させるための直線運動変換装
置19が取付けられている。
そして、加熱されて可塑化された原料樹脂をノズル21
から押出成形ダイ13に供給すると、押出成形ダイ13の前
面に形成されている押出し用開口15から芯金7と一体と
なって原料となる弾性材料が押出されて、目地材Aが成
形される。ここで、目地材Aの押出成形速度に対応させ
て、直線運動変換装置19によってシャッター17を断続的
に下降させると、目地材Aの本体6の上面に目的のピッ
チPで凹部10が形成されて、目地材本体6に一般部より
も高さの低い低背丈部6aが形成される。なお、目地材本
体6の両側面の上端部に成形される突起体8は、シャッ
ター17の成形形状によって形成される。
このように、弾性原料の押出し中において移動させる
シャッター17の移動速度と、弾性原料の押出成形速度と
の比を特定値に設定すると、目地材本体6の凹部10の両
端に形成される傾斜面を外壁材1の上下端部の段差部2
a,2bの傾斜面と同一傾斜角度にできる。
〔発明の効果〕
本発明に係わる目地材によれば、建築物壁面に取付け
られた外壁材に溝部が形成されるような場合に、目地材
本体の低背丈部を前記溝部の部分に配置して、隣接する
外壁材の間に形成される目地の部分に目地材本体を挿嵌
することにより、この目地の部分に段差部が生じなくな
るので、隣接する外壁材の間に形成される目地の部分の
防水性、防音性が高まると共に、建築物外壁の外観が良
好となる。
また、目地材が押出成形品であって、目地材本体の上
端部の高さが変化する部分は、弾性材料のみで成形され
ているので、全長に亘って目地材本体の表層部が剥離さ
れる恐れは全くないと共に、少なくとも基板に取付けら
れている芯金の断面形状は、全長に亘って一定している
ために、施工中、或いは取扱中においてわん曲される恐
れもなくて、施工後における外壁材の目地部分の外観が
良好になる。
一方、本発明に係わる目地材の成形方法によれば、弾
性原料の押出成形中において、押出成形ダイの押出し用
開口の前面に装着されているシャッターを目地材本体の
高さ方向に沿って断続的に移動させることのみにより、
目地材本体に、一般部よりも高さの低い低背丈部が所定
のピッチで形成されている目地材を連続押出成形できる
ので、一工程のみによって上記目地材の成形が可能とな
って、このような構造の目地材を低いコストで成形する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、横方向に隣接する外壁材1の目地壁面1aの間
に形成される目地4に本発明に係わる目地材Aを挿嵌し
た状態の部分拡大斜視図、第2図及び第3図は、それぞ
れ第1図におけるII−II線、及びIII−III線断面図、第
4図は、外壁材1の上下方向の接合部分を示すための部
分拡大斜視図、第5図は、上下方向に接合された外壁材
1の斜視図、第6図は、目地材Aの斜視図、第7図は、
同じく部分拡大斜視図、第8図は、目地材Aの成形装置
の正面図、第9図は、同じく右側面図、第10図は、シャ
ッター17の昇降によって目地材本体6の上面に凹部10が
形成されることを説明するためのシャッター17の部分の
拡大正面図である。 本発明を構成している主要部分の符号の説明は以下の通
りである。 A:目地材、1:外壁材 1a:外壁材の目地壁面 2a,2b:外壁材の上下端部に設けられた接合用の段差部 3:外壁材の上下方向の接合部分に横方向に形成される溝
部 4:目地、5:基板 6:目地材本体 6a:目地材本体の低背丈部、7:芯金、8:突起体 9:シールリップ 10:目地材本体の上面に形成される凹部 13:押出成形ダイ 15:押出し用開口、17:シャッター

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴム、樹脂などの弾性材料の押出成形品に
    より構成されて、取付用の基板と、目地材本体とから成
    り、該目地材本体の両側面の上端部には、それぞれ突起
    体が横方向に突設され、該目地材本体は、長手方向にお
    いてその高さが変化して、一般部と低背丈部とが連続し
    て形成されていると共に、その側面部の形状は一定して
    いて、全長に亘って一定の断面形状の芯金が少なくとも
    基板に取付けられていることを特徴とする建築用目地
    材。
  2. 【請求項2】前記芯金は、基板と目地材本体の双方に亘
    って取付けられていることを特徴とする請求項1に記載
    の建築用目地材。
  3. 【請求項3】目地材本体の上端部の高さが変化する部分
    は、弾性材料のみで成形されていることを特徴とする請
    求項1に記載の建築用目地材。
  4. 【請求項4】取付用の基板は、目地材本体の下端部にお
    いてそれぞれ横方向に突設されて、全体が断面エ字状で
    あることを特徴とする請求項1に記載の建築用目地材。
  5. 【請求項5】目地材本体の側面部には、シールリップが
    設けられていることを特徴とする請求項1に記載の建築
    用目地材。
  6. 【請求項6】取付用の基板に目地材本体が垂直に設けら
    れて、該目地材本体に、一般部よりも高さの低い低背丈
    部が所定のピッチで設けられている建築用目地材の成形
    方法であって、 押出成形ダイの前面に設けられた押出し用開口における
    目地材本体の成形部分に、前記一般部と前記低背丈部と
    を連続して成形するためのシャッターを該目地材本体の
    高さ方向に沿って移動可能にして取付け、ゴム、樹脂な
    どの弾性材料の押出し中において該シャッターを目地材
    本体の高さ方向に沿って断続的に移動させることを特徴
    とする建築用目地材の成形方法。
  7. 【請求項7】シャッターの成形形状によって、目地材本
    体の両側面の上端部に突起体が連続的に形成されること
    を特徴とする請求項6に記載の建築用目地材の成形方
    法。
  8. 【請求項8】断面が一定の芯金が連続的に供給されて、
    弾性材料で成形される部分と一体化されることを特徴と
    する請求項6に記載の建築用目地材の成形方法。
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