JPH08333502A - 高剛性熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

高剛性熱可塑性樹脂組成物

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JPH08333502A
JPH08333502A JP7166792A JP16679295A JPH08333502A JP H08333502 A JPH08333502 A JP H08333502A JP 7166792 A JP7166792 A JP 7166792A JP 16679295 A JP16679295 A JP 16679295A JP H08333502 A JPH08333502 A JP H08333502A
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JP
Japan
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group
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aromatic vinyl
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JP7166792A
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English (en)
Inventor
Masaaki Motai
政明 馬渡
Motoo Iwata
元夫 岩田
Hisao Nagai
久男 永井
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 剛性、耐衝撃性、スナップフィット強度に優
れ、広範囲の用途に使用し得る高剛性熱可塑性樹脂組成
物を提供する。 【構成】 (A)ゴム質重合体存在下または非存在下に
芳香族ビニル化合物または芳香族ビニル化合物および芳
香族ビニル化合物と共重合可能な他のビニル単量体を重
合してなる1種または2種以上のスチレン系樹脂40〜
99重量%、(B)無機充填材60〜1重量%、上記
(A)+(B)100重量部に対してカルボキシル基、
酸無水物基、ヒドロキシル基、エポキシ基およびオキサ
ゾリン基から選ばれた少なくとも1種の官能基を有する
不飽和化合物(C)を0.01〜5重量部配合混練して
なることを特徴とする高剛性熱可塑性樹脂組成物を提供
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、剛性、耐衝撃性および
スナップフィット強度に優れた高剛性熱可塑性樹脂組成
物に関する。
【従来の技術】ABS樹脂、AS樹脂、HIPS、PS
などで代表されるスチレン系樹脂は、成形加工性、成形
品表面外観、他の物理的性質および機械的性質などに優
れることから電気・電子分野、OA・家電分野、自動車
分野、雑貨などの幅広い分野に使用されている。また、
スチレン系樹脂は、使用用途によっては剛性が低く、ガ
ラス繊維、炭素繊維などの無機充填材を配合して使用さ
れているが、一般にスチレン系樹脂に無機充填材を配合
した場合耐衝撃性が劣るという欠点を有している。スチ
レン系樹脂またはスチレン系樹脂に難燃剤を配合して難
燃化した材料は、シャーシー材料として多く用いられて
いるが、これらの使用分野ではスナップフィット性が要
求される場合が多い。スナップフィット性が劣ると、成
形品の組み合わせにおいて割れが生じる場合があった。
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術の課題を背景になされたもので剛性、耐衝撃性および
スナップフィット強度に優れ、広範囲の用途に使用し得
る高剛性熱可塑性樹脂組成物を提供することを目的とす
る。
【0002】
【課題を解決するための手段】本発明は、(A)ゴム質
重合体存在下または非存在下に芳香族ビニル化合物また
は芳香族ビニル化合物および芳香族ビニル化合物と共重
合可能な他のビニル単量体を重合してなる1種または2
種以上のスチレン系樹脂40〜99重量%、(B)無機
充填材60〜1重量%、上記(A)+(B)100重量
部に対してカルボキシル基、酸無水物基、ヒドロキシル
基、エポキシ基およびオキサゾリン基から選ばれた少な
くとも1種の官能基を有する不飽和化合物(C)を0.
01〜5重量部配合混練してなることを特徴とする高剛
性熱可塑性樹脂組成物、ならびに(A)請求項1の
(A)成分40〜99重量%、(B)請求項1の(B)
成分60〜1重量%、上記(A)+(B)100重量部
に対して(C)請求項1の(C)成分0.01〜5重量
部、(D)難燃剤1〜60重量部を配合混練してなるこ
とを特徴とする高剛性熱可塑性樹脂組成物を提供するも
のである。本発明の(A)スチレン系樹脂は、ゴム状重
合体の存在下または非存在下に、芳香族ビニル化合物ま
たは芳香族ビニル化合物とこれと共重合可能な他の単量
体からなる単量体成分を(グラフト)重合して得られる
(グラフト)重合体樹脂(ゴム変性芳香族ビニル樹脂)
であっても、また上記の単量体成分を重合して得られる
熱可塑性樹脂と該グラフト重合体樹脂とをブレンドして
得られるブレンド系のグラフト共重合体樹脂であっても
よい。ここで、本発明に使用されるゴム状重合体として
は、例えばポリブタジエン、ポリイソプレン、ブチルゴ
ム、スチレン−ブタジエン共重合体(スチレン含量5〜
60重量%が好ましい)、スチレン−イソプレン共重合
体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、エチレン
−α−オレフィン系共重合体、エチレン−α−オレフィ
ン−ポリエン共重合体、シリコーンゴム、アクリルゴ
ム、ブタジエン−(メタ)アクリル酸エステル共重合
体、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエンブロック共
重合体、スチレン−イソプレンブロック共重合体、水素
化スチレン−ブタジエンブロック共重合体、水素化ブタ
ジエン系重合体、エチレン系アイオノマーなどが挙げら
れる。また、スチレン−ブタジエンブロック共重合体、
スチレン−イソプレンブロック共重合体には、AB型、
ABA型、テーパー型、ラジアルテレブロック型の構造
を有するものなどが含まれる。さらに、水素化ブタジエ
ン系重合体は、上記ブロック共重合体の水素化物のほか
に、スチレンブロックとスチレン−ブタジエンランダム
共重合体のブロック体の水素化物、ポリブタジエン中の
1,2−ビニル結合含量が20重量%以下のブロックと
1,2−ビニル結合含量が20重量%を超えるポリブタ
ジエンブロックからなる重合体の水素化物などが含まれ
る。これらのゴム状重合体は、1種単独でまたは2種以
上で使用される。耐衝撃性の面からゴム質重合体存在下
に得られたスチレン系樹脂またはゴム質重合体存在下に
得られたスチレン系樹脂とゴム質重合体非存在下に重合
して得られたスチレン系樹脂との混合物を使用すること
が好ましい。
【0003】芳香族ビニル化合物としては、スチレン、
t−ブチルスチレン、α−メチルスチレン、p−メチル
スチレン、ジビニルベンゼン、1,1−ジフェニルスチ
レン、N,N−ジエチル−p−アミノエチルスチレン、
N,N−ジエチル−p−アミノメチルスチレン、ビニル
ピリジン、ビニルキシレン、モノクロルスチレン、ジク
ロロスチレン、モノブロモスチレン、ジブロモスチレ
ン、フルオロスチレン、エチルスチレン、ビニルナフタ
レンなどが挙げられ、特にスチレン、α−メチルスチレ
ンが好ましい。これらの芳香族ビニル化合物は、1種単
独あるいは2種以上混合して用いられる。また、他の単
量体としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル
などのシアン化ビニル化合物;メチルアクリレート、エ
チルアクリレート、プロピルアクリレート、ブチルアク
リレート、アミノアクリレート、ヘキシルアクリレー
ト、オクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
レート、シクロヘキシルアクリレート、ドデシルアクリ
レート、オクタデシルアクリレート、フェニルアクリレ
ート、ベンジルアクリレートなどのアクリル酸エステ
ル;メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、プ
ロピルメタクリレート、ブチルメタクリレート、アミノ
メタクリレート、ヘキシルメタクリレート、オクチルメ
タクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、シ
クロヘキシルメタクリレート、ドデシルメタクリレー
ト、オクタデシルメタクリレート、フェニルメタクリレ
ート、ベンジルメタクリレートなどのメタクリル酸エス
テル;無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコ
ン酸などの不飽和酸無水物;アクリル酸、メタクリル酸
などの不飽和酸;マレイミド、N−メチルマレイミド、
N−ブチルマレイミド、N−(p−メチルフェニル)マ
レイミド、N−フェニルマレイミド、N−シクロヘキシ
ルマレイミドなどのα,β−不飽和ジカルボン酸のイミ
ド化合物;グリシジルメタクリレート、アリルグリシジ
ルエーテルなどのエポキシ基含有不飽和化合物;アクリ
ルアミド、メタクリルアミドなどの不飽和カルボン酸ア
ミド;アクリルアミン、メタクリル酸アミノメチル、メ
タクリル酸アミノエーテル、メタクリル酸アミノプロピ
ル、アミノスチレンなどのアミノ基含有不飽和化合物;
3−ヒドロキシ−1−プロペン、4−ヒドロキシ−1−
ブテン、シス−4−ヒドロキシ−2−ブテン、トランス
−4−ヒドロキシ−2−ブテン、3−ヒドロキシ−2−
メチル−1−プロペン、2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、ヒドロキ
シスチレンなどの水酸基含有不飽和化合物;ビニルオキ
サゾリンなどのオキサゾリン基含有不飽和化合物などが
挙げられる。芳香族ビニル化合物と共重合可能な上記単
量体の中で特に好ましいものは、シアン化ビニル化合
物、(メタ)アクリル酸エステル、不飽和酸無水物、不
飽和酸、α,β−不飽和ジカルボン酸のイミド化合物、
エポキシ基含有不飽和化合物、水酸基含有不飽和化合物
から選ばれた1種または2種以上の単量体である。特に
好ましい芳香族ビニル化合物と共重合可能な他の単量体
の具体的なものとしては、アクリロニトリル、メタクリ
ル酸、メチルメタクリレート、無水マレイン酸、N−フ
ェニルマレイミド、グリシジルメタクリレート、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレートなどである。上記α,β
−不飽和ジカルボン酸のイミド化合物共重合体におい
て、前記芳香族ビニル化合物と前記不飽和酸無水物との
共重合体を、後イミド化(完全または部分)したものも
本発明の(A)成分に含まれる。上記(A)成分は、1
種または2種以上併用して使用することもできる。
【0004】本発明の目的を達成する上で好ましい
(A)成分としては、ゴム質重合体存在下または非存在
下に芳香族ビニル化合物と芳香族ビニル化合物と共重合
可能な他のビニル単量体を共重合したものであり、特に
好ましくは以下の共重合体の1種または2種以上を併用
したものである。 (ゴム質重合体)/スチレン/アクリロニトリル共
重合体。 (ゴム質重合体)/スチレン/α−メチルスチレン
/アクリロニトリル共重合体。 (ゴム質重合体)/スチレン/メタクリル酸メチル
/(アクリロニトリル)共重合体。 (ゴム質重合体)/スチレン/N−フェニルマレイ
ミド/(アクリロニトリル)共重合体。 (A)成分のグラフト体のグラフト率、すなわちゴム質
重合体にグラフトしている芳香族ビニル化合物または他
の単量体との(共)重合体の量は、20〜150重量%
の範囲にあることが、本発明の目的を達成する上で好ま
しい。また(A)成分のメチルエチルケトン可溶分の固
有粘度(メチルエチルケトンを溶媒として30℃で測
定)が、0.2〜0.8dl/gが好ましく、さらに好
ましくは0.3〜0.7dl/gにある。本発明の
(A)成分は、公知の重合法である乳化重合、懸濁重
合、塊状重合、溶液重合などで得ることができる。特に
好ましいのは、乳化重合、溶液重合で得られたものであ
る。(A)成分にゴム質重合体を用いた場合、(A)成
分に分散したゴム質重合体の平均粒子径は2μm以下が
好ましく、さらに好ましくは1μm以下、特に好ましく
は0.05〜0.5μmである。また、本発明の高剛性
熱可塑性樹脂組成物における上記ゴム質重合体の使用量
は、40重量%以下が好ましく、さらに好ましくは20
重量%以下、特に好ましくは15重量%以下である。
【0005】本発明の樹脂組成物の(A)+(B)成分
の中の(A)成分の使用量は40〜99重量%、好まし
くは50〜98重量%、さらに好ましくは55〜95重
量%、特に好ましくは60〜95重量%である。40重
量%未満では、耐衝撃性およびスナップフィット強度が
劣り、99重量%を超えると剛性の改良効果が認められ
ない。本発明の(B)成分である無機充填材としては、
ガラス繊維、ガラスフレーク、ガラスビーズ、ガラス繊
維のミルドファイバー、中空ガラス、炭素繊維、炭素繊
維のミルドファイバー、タルク、マイカ、金属繊維、ワ
ラストナイト、カオリン、硫酸バリウム、黒鉛、二硫化
モリブテン、酸化亜鉛ウィスカー、酸化マグネシウム、
チタン酸カリウムウィスカー、ロックフィラー、炭酸カ
ルシウム、セラミックバルーン、金属粒子、金属粉など
があり、これらは1種または2種以上併用して用いるこ
とができる。これらの中で金属光沢を有する多面体粒子
が成形品表面外観上好ましい。多面体粒子の構成材料
は、ニッケル、アルミニウム、銀、銅、クロム、亜鉛、
スズ、鉛、コバルト、鉄、モリブデン、マンガン、タン
グステン、金、チタン、アンチモン、ケイ素、プラチナ
およびマグネシウムなどの群から選ばれた少なくとも1
種の金属、あるいはこれらのアロイ、酸化物、硫化物な
どの化合物またはこれらの混合物である。これらの充填
材のうち、ガラス繊維、炭素繊維の形状としては、5〜
60μmの繊維径と30μm以上の繊維長を有するもの
が好ましい。本発明の樹脂組成物の(A)+(B)成分
の中の上記(B)成分の使用量は60〜1重量%、好ま
しくは50〜2重量%、さらに好ましくは45〜5重量
%、特に好ましくは40〜5重量%である。60重量%
を超えると、耐衝撃性およびスナップフィット強度が劣
り、1重量%未満では、剛性の改良効果が認められな
い。本発明の(C)成分としては、カルボキシル基、酸
無水基、ヒドロキシル基、エポキシオキサゾリン基から
選ばれた少なくとも1種の官能基と不飽和基を有する化
合物であり、具体的例示をすると前記不飽和酸無水物、
不飽和酸、エポキシ基含有不飽和化合物、水酸基含有不
飽和化合物、オキサゾリン基含有不飽和化合物などがあ
り、これらは1種または2種以上併用することができ
る。好ましい(C)成分の官能基としては、酸無水物
基、ヒドロキシル基であり、特に好ましくは酸無水物基
である。本発明の(C)成分の使用量は、本発明の
(A)+(B)成分100重量部に対して0.01〜5
重量部、好ましくは0.05〜3重量部、さらに好まし
くは0.05〜2重量部である。0.01重量部未満お
よび5重量部を超えた領域では、耐衝撃性およびスナッ
プフィット強さが劣る。また、本発明の(D)成分の使
用に際し、有機過酸化物を併用することもでき、好まし
い使用量は本発明の(A)+(B)成分100重量部に
対して2重量部以下である。
【0006】本発明の(D)成分である難燃剤として
は、公知の難燃剤がすべて使用されるが、本発明の目的
を達成する上で好ましいものは、ハロゲン系難燃剤、リ
ン系難燃剤および分子中にリンとハロゲンを同時に有す
る難燃剤などである。ハロゲン系難燃剤としては、下記
一般式
【0007】
【化1】
【0008】(式中、Xは臭素または塩素、a、b、c
およびdは1〜4の自然数、nはOまたは自然数であ
る。) 上記両末端にエポキシ基を有するハロゲン含有化合物
は、含ハロゲンビスフェノールAと含ハロゲンビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂の反応生成物として得られる。
含ハロゲンビスフェノールAの例としては、テトラブロ
モビスフェノールA、ジクロロビスフェノールA、テト
ラクロロビスフェノールA、ジブロモビスフェノールA
などがある。また含ハロゲンビスフェノールA型エポキ
シ樹脂の具体例としては、テトラブロモビスフェノール
Aのジグリシジルエーテル、テトラクロロビスフェノー
ルAのジグリシジルエーテル、ジクロロビスフェノール
Aのジグリシジルエーテル、ジブロモビスフェノールA
のジグリシジルエーテルなどがある。特に好ましくはテ
トラブロモビスフェノールAとテトラブロモビスフェノ
ールAのジグリシジルエーテルとの反応生成物、あるい
はテトラブロモビスフェノールAとエピクロルヒドリン
との反応生成物などがある。
【0009】
【化2】
【0010】(式中、Xは臭素または塩素、a、b、c
およびdは1〜5の自然数、nは0または自然数であ
る。) 化2の難燃剤は、化1の難燃剤であるハロゲン化ビスフ
ェノールA型エポキシ樹脂とトリブロモフェノール、ジ
ブロモクレゾール、トリクロロフェノール、ジクロロク
レゾールなどのハロゲン化フェノール類とを塩素性触媒
の存在下に加熱反応させることによって得られることが
できる。
【0011】
【化3】
【0012】(式中、Xは臭素または塩素、aは1〜5
の自然数、nは自然数である。) 好ましいものは、ポリスチレンの後臭素化または臭素化
スチレンを重合して得られるブロム化ポリスチレンであ
り、ブロム含有率は68〜72重量%が好ましく、さら
に好ましくは68〜70重量%である。また重量平均分
子量は1,500〜15,000の範囲にあることが好
ましい。
【0013】
【化4】
【0014】(式中、Xは臭素または塩素、a、bは1
〜4の自然数である。) その他のハロゲン系難燃剤としては、芳香族ハロゲン化
合物、ハロゲン化ポリカーボネート、ハロゲン化ポリカ
ーボネートオリゴマー、ハロゲン化シアヌレート樹脂、
ハロゲン化ポリフェニレンエーテルなどが挙げられ、好
ましくはデカブロモジフェニルオキサイド、オクタブロ
モジフェニルオキサイド、テトラブロモビスフェノール
A、テトラブロモビスフェノールAのポリカーボネート
オリゴマー、ブロム化ビスフェノール系フェノキシ樹
脂、ブロム化ビスフェノール系ポリカーボネート、ブロ
ム化(架橋)ポリスチレン、ブロム化ポリフェニレンエ
ーテル、デカブロモジフェニルオキサライド縮合物およ
び含ハロゲンリン酸エステルなどがある。リン系難燃剤
としては、ポリリン酸アンモニウムなどの無機系リン酸
塩、トリフェニルフォスフェートなどの芳香族系リン酸
エステル、トリエチルフォスフェートなどのアルキルリ
ン酸エステル、酸性リン酸エステル、塩化ホスフォニト
リル誘導体などの含窒素リン化合物、ビニルフォスフェ
ート、アリルホスフォネートなどの重合性リン化合物お
よび赤リン系難燃剤などが挙げられる。上記難燃剤は、
1種または2種以上で使用される。
【0015】本発明で使用される難燃剤の中で特に好ま
しいものは、ハロゲン系難燃剤またはハロゲン系難燃剤
とリン系難燃剤の併用系である。本発明の(D)成分の
使用量は、本発明の(A)+(B)成分100重量部に
対して1〜60重量部であり、好ましくは3〜50重量
%、さらに好ましくは4〜40重量%である。1重量部
未満では、難燃性の改良効果がみられず、60重量部を
超えると耐衝撃性およびスナップフィット性が劣る。ま
た難燃助剤として、三酸化アンチモン、四酸化アンチモ
ン、五酸化アンチモン、塩素化ポリエチレン、ポリオル
ガノシロキサン系重合体、テトラフルオロエチレン重合
体などがあり、1種または2種以上併用して用いること
ができる。ここでテトラフルオロエチレン重合体として
は、0.05〜1000μmの平均粒子サイズ、1.2
〜2.3g/cm3 の密度および65〜76重量%のフ
ッ素含有量を有するものが好ましい。また乳化重合、懸
濁重合で得られたものが好ましく使用される。また、本
発明の組成物には、公知の各種添加剤を添加してもよ
い。例えばカップリング剤、抗菌剤、防カビ剤、酸化防
止剤、顔料、染料、可塑剤、帯電防止剤、耐候(光)
剤、シリコンオイルなどがある。さらに要求される性能
に応じて他の熱可塑性樹脂、例えばポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリカーボネート、ポリアミド樹脂、ポリ
アミドエラストマー、熱可塑性ポリエステル樹脂、ポリ
エステルエラストマー、フッ素樹脂、LCP、PPS、
ポリスルホン、ポリフェニレンエーテルなどを適宜ブレ
ンドすることもできる。
【0016】本発明の樹脂組成物は、各種押出機、バン
バリーミキサー、ニーダー、ロールなどを用い各成分を
混練することによって得られる。好ましい製造法は押出
機を用いる方法である。また各成分を混練するに際して
各成分を一括して混練りしてもよく、多段添加方式で混
練してもよい。このようにして得られる本発明の樹脂組
成物は、射出成形、シート押し出し成形、異形成形、発
泡成形、インジェクションプレス、プレス成形、ブロー
成形などによって各種成形品を成形することができる。
上記成形法によって得られる各種成形品は、その優れた
性質を利用してOA・家電機器分野、電気・電子分野、
通信機器分野、サニタリー分野、自動車分野、雑貨分野
などの各パーツ、ハウジング、シャーシーなどに使用す
ることができる。
【0017】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明する。なお、実施例中、部および%は特に断らな
い限り重量基準である。また、実施例中の各種評価は次
のようにして測定したものである。剛性 ASTMD790に準じて曲げモジュラス(kg/cm
2 )を測定した。耐衝撃性 ASTMD256に準じて厚み1/8″、ノッチ無しで
アイゾット衝撃強さ(kg・cm/cm)を測定した。スナップフィット強さ リブを有する試験片を用い、リブ部位に荷重をかけ、リ
ブが破壊した時の強度(kg)および破壊までの変位
(mm)を測定した。難燃性 UL94規格に基づいて肉厚1/16″のV試験を行な
った。V−O相当であるものはV−Oと、V−Oに相当
しないものはNGとした。 参考例ゴム質重合体(a)−1〜(a)−5の調製 本発明の(A)スチレン系樹脂に用いられるゴム質重合
体を表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】スチレン系樹脂A−1〜A−9の調製 上記ゴム質重合体(a)−1〜(a)−5の存在下に単
量体成分を重合した樹脂、およびゴム質重合体を存在さ
せずに単量体成分を重合した樹脂をそれぞれ得た。これ
らの樹脂の組成を表2に示した。
【0020】
【表2】
【0021】重合体A−1〜A−3は乳化重合で重合
し、硫酸で凝固回収した。重合体A−4〜A−9は溶液
重合で得た。(B)成分 B−1 繊維径13μ、カット長3mmのガラス繊維のチョップ
ドストランドを用いた。 B−2 平均粒子径600μのガラスフレークを用いた。 B−3 炭素繊維〔東邦レーヨン(株)製HTA−C6−SR
S〕を用いた。(C)成分 C−1 無水マレイン酸を用いた。 C−2 2−ヒドロキシエチルメタクリレートを用いた。(D)成分 D−1 テトラブロモビスフェノールAを用いた。 D−2 テトラブロモビスフェノールAとエピクロルヒドリンか
らなる分子両末端エポキシで分子量約2,000のもの
を用いた。 D−3 テトラブロモビスフェノールAとエピクロルヒドリンか
らなる分子両末端の少なくとも80%以上をトリブロモ
フェノール化した分子量約3,000のものを用いた。 D−4 リン系難燃剤としてトリフェニルフォスフェートを用い
た。その他の成分 E−1;三酸化アンチモンを用いた。 E−2;テトラフルオロエチレン重合体としてヘキスト
社製ホスタフロンTF1620を用いた。 F−1;平均分子量20,000のビスフェノールA型
ポリカーボネートを用いた。実施例1〜16、比較例1〜5 上記各成分の水分量を0.1%以下まで乾燥し表3の配
合処方で混合し、ベント付二軸押出機を用いて溶融混練
しペレット化した。この際(B)成分は、二軸押出機の
途中から添加した。得られたペレットの水分を0.1%
以下まで乾燥し射出成形により剛性、耐衝撃性、スナッ
プフィット性および難燃性測定用試験片を成形し前記評
価方法で評価した。結果を表3に示した。
【0022】
【表3】
【0023】比較例1〜5は難燃樹脂組成物であり、比
較例6は非難燃性樹脂組成物である。比較例1、5は、
本発明の(C)成分の使用量が発明の範囲外で少ない例
であり、衝撃強さおよびスナップフィット性が劣る。比
較例2は、本発明の(C)成分の使用量が発明の範囲外
で多い例であり、衝撃強さおよびスナップフィット性が
劣る。比較例3は、本発明の(A)成分の使用量が発明
の範囲外で多く、また(B)成分の使用量が発明の範囲
外で少ない例であり剛性が劣る。比較例4は、本発明の
(A)成分の使用量が発明の範囲外で少なく、(B)成
分の使用量が発明の範囲外で多い例であり、衝撃強さお
よびスナップフィット性が劣る。
【0024】
【発明の効果】本発明の高剛性熱可塑性樹脂組成物は、
剛性、耐衝撃性スナップフィット強度に優れ、また、難
燃剤を配合した場合に前記性能に加えて難燃性に優れて
おり、広範囲の用途、例えばOA・家電機器分野、電気
・電子分野、通信機器分野、サニタリー分野、自動車分
野、雑貨分野などの各パーツ、ハウジング、シャーシー
などに有用である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)ゴム質重合体存在下または非存在
    下に芳香族ビニル化合物または芳香族ビニル化合物およ
    び芳香族ビニル化合物と共重合可能な他のビニル単量体
    を重合してなる1種または2種以上のスチレン系樹脂4
    0〜99重量%、(B)無機充填材60〜1重量%、上
    記(A)+(B)100重量部に対してカルボキシル
    基、酸無水物基、ヒドロキシル基、エポキシ基およびオ
    キサゾリン基から選ばれた少なくとも1種の官能基を有
    する不飽和化合物(C)を0.01〜5重量部配合混練
    してなることを特徴とする高剛性熱可塑性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (A)請求項1の(A)成分40〜99
    重量%、(B)請求項1の(B)成分60〜1重量%、
    上記(A)+(B)100重量部に対して(C)請求項
    1の(C)成分0.01〜5重量部、(D)難燃剤1〜
    60重量部を配合混練してなることを特徴とする高剛性
    熱可塑性樹脂組成物。
JP7166792A 1995-06-08 1995-06-08 高剛性熱可塑性樹脂組成物 Pending JPH08333502A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002271046A (ja) * 2001-03-06 2002-09-20 Fujitsu Ltd 携帯情報機器の筐体

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