JPH0834599B2 - 輪郭改善回路 - Google Patents

輪郭改善回路

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JPH0834599B2
JPH0834599B2 JP63302868A JP30286888A JPH0834599B2 JP H0834599 B2 JPH0834599 B2 JP H0834599B2 JP 63302868 A JP63302868 A JP 63302868A JP 30286888 A JP30286888 A JP 30286888A JP H0834599 B2 JPH0834599 B2 JP H0834599B2
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茂 緒方
正博 本城
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、VTRの再生色信号のように帯域の劣化した
信号の輪郭を改善する輪郭改善回路に関するものであ
る。
従来の技術 従来から帯域の劣化した信号の輪郭を改善する方法
は、例えば、特開昭59-89077号公報に示されている。こ
の従来例を第4図のブロック図,第5図の波形図を用い
て説明する。
帯域の劣化した色差信号aが端子20より入力され、微
分回路21で微分され信号bを得、全波整流回路22で全波
整流され信号cを得、波形整形回路23にて波形成形され
信号dを得る。この信号dにより入力信号aをサンプル
ホールド回路24にてサンプルホールドし、出力eを得
る。これをみると、出力eは信号の輪郭が強調されては
いるが、エッヂ部の時間がtだけずれることがわかる。
一方、入力信号が変化の少ない信号a1の場合、微分信
号c1の出力が小さいため、制御信号d1は生成されず、入
力信号がそのまま出力される。つまり、エッヂのずれ量
が波形に依存することになる。入力信号の変化の大小に
よりサンプルホールドされる期間t2が変化し、大きく変
化する波形は遅れ、小さく変化する波形は遅れず、相対
的に進んで見えることになる。テレビ画面で考えると、
小変化部分の色が左ににじんで見え、色ずれを発生する
ことになり、画像を見苦しくしていた。
そこで、近年では、上記回路をさらに改良し、信号の
変化の大小にかかわらず、輪郭の中央までサンプルホー
ルドするようにした第6図に示すような方法も提案され
ている。
以下に、この従来例を第6図のブロック図,第7図の
波形図を用いて説明する。ここで、第6図と第7図のa
〜kはそれぞれ対応している。
画像は輝度信号(Y信号)と色差信号(例えばR−Y,
B−Y信号)の相関が極めて強いため、色差信号の変化
部分では輝度信号も変化していると考えて良い。そこ
で、第6図の従来例では制御信号fを輝度信号より得て
いる。
端子1に入来した輝度信号aは、制御信号発生回路3
へ入力される。制御信号発生回路3では、ローパスフィ
ルター(LPF)6にて帯域を制限し信号bとし、第1の
微分回路7で信号bを微分し信号cとし、全波整流回路
8で信号cを全波整流し信号dとし、第2の微分回路9
で信号dを微分し信号eとし、波形整形回路10で信号e
の正パルス部分を検出し制御信号fを得る。
つまり、この制御信号fは、信号bのエッヂ部分の開
始点(図中A点)よりエッヂ中央(図中B点)までを示
している。
端子2には、色差信号g(例えばR−Y,またはB−Y
信号)が入来し、波形調整回路4へ入力される。
波形調整回路4では、信号gを制御信号発生回路3で
の処理時間に対応する適当な遅延時間を有する遅延回路
11に入力すると共に、微分回路12に入力する。
微分回路12の出力hは、波形中央電位のノイズ成分を
除去するためスライス回路13にて微少レベルをスライス
し信号iとし、加算器14にて、遅延回路11の出力と加算
され信号jを得る。
この信号jをサンプルホールド回路5にて制御信号f
にてサンプルホールドすることにより、信号kを得、端
子15へ出力される。出力信号kの波形図中には入力信号
gと信号jも重ねて示しているが、これより分るよう
に、入力信号gに較べて輪郭が大幅に改善されており、
かつエッヂの時間ずれも少ないことが分る。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成では、第1輝度信号
の変化を利用して色差信号のエッヂ部の改善を行なって
いるので、輝度信号のエッヂ部の変化が大きい時は、サ
ンプルホールドパルス幅が広く、色差信号のエッヂの改
善度は大きくなり、逆に輝度信号のエッヂ部の変化が小
さい時はサンプルホールドパルス幅が狭くなり、色差信
号のエッヂの改善度は小さくなるという課題を有してい
た。
すなわち、輝度信号のエッヂ部の変化が大きい場合
(第7図bの実線波形の場合)はサンプルホールドパル
スも幅広くなり(第7図fの実線波形参照),色差信号
のエッヂ部は第7図kのように、輪郭が大幅に改善され
るが、輝度信号のエッヂ部の変化が小さい場合(第7図
bの破線波形の場合)は微分波形を全波整流した信号d
の振幅も小さくなり、信号dを微分した信号eの振幅も
第7図e中に破線で示したように小さくなり、その結
果、サンプルホールドパルスは幅狭くなり(第7図fの
破線波形参照),色差信号のエッヂ部は第7図k′のよ
うに、輪郭の改善が少ないものになってしまうという課
題を有していた。又、同図のkとk′波形を比較して分
るように、同じ色差信号であっても、輝度信号の変化が
大きい場合と小さい場合とにより、Δt分のエッヂ部の
時間ずれも生じてしまうという課題もあった。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の輪郭改善回路は、
第1の入力信号を、少なくとも2回の微分操作を行う回
路を含む制御信号発生回路に入力し、第2の入力信号を
遅延回路を含む波形調整回路に入力し、前記制御信号発
生回路の出力である制御信号により前記波形調整回路の
出力信号をサンプルホールド回路にてサンプルホールド
し、前記サンプルホールド回路の出力を出力信号とする
ことを特徴とし、前記制御信号発生回路は、第1の微分
回路と、前記第1の微分回路の出力信号の極性を一方向
に統一する全波整流回路と、前記全波整流回路の出力波
形の所定振幅値以上を切除するクリップ回路と、前記ク
リップ回路の出力を微分する第2の微分回路と、前記第
2の微分回路の出力の所定レベル以上もしくは以下の信
号レベルを検出し、波形整形する波形整形回路より構成
したものである。
作用 本発明は上記した構成によって輝度信号のエッヂ部の
変化の大小に依存せず、一定時間幅のサンプルホールド
パルスを発生し、これによって色にじみの少ない輪郭改
善が可能となるものである。
実施例 以下、本発明の一実施例の輪郭改善回路について、図
面を参照しながら説明する。
第1図に本発明の実施例のブロック図、第2図に第1
図の各部の波形を示す。ここで、第1図と第2図のa〜
kはそれぞれ対応している。又、第3図は本発明の特徴
を示す特性図である。
画像は輝度信号と色差信号の相関が極めて強いため、
色差信号の変化部分では輝度信号も変化していると考え
て良い。そこで実施例では制御信号fを輝度信号より得
る場合を示す。
先ず端子1に入来した輝度信号aは、制御信号発生回
路3へ入力される。制御信号発生回路3では、ローパス
フィルター(LPF)6にて帯域を制限し信号bとし、第
1の微分回路7で信号bを微分し信号cとし、全波整流
回路8で信号cを全波整流し信号d1とし、クリップ回路
16で信号d1をクリップレベルでクリップし信号d2を得、
第2の微分回路9で信号d2を微分し信号eとし、波形整
形回路10で信号eのスレッシレベル以上の正パルス部分
を検出し制御信号(サンプルホールドパルス)fを得
る。
つまり、この制御信号fは、信号bのエッヂ部分の開
始点よりエッヂ中央までを示しており、第2図a〜eに
破線で示したように輝度信号aのエッヂ部の変化が小さ
い場合でも全波整流された信号d1をクリップ回路9で波
形上部をクリップし信号d2を得ているため、制御信号f
のパルス幅は変化しないようになっている。
第3図にこのクリップ回路9の有無で制御信号fのパ
ルス幅Tが、入力輝度信号のエッヂ部の変化量Hによ
り、どのように変化しているかを示す。同図中にAで示
した直線はクリップ回路9が有る場合で、Bで示した直
線はクリップ回路9が無く全波整流回路9の出力信号d1
を直接第2の微分回路9に入力した場合である。これよ
り分るように、クリップ回路9が無い場合は、入力輝度
信号のエッヂ部の変化量Hが増加するにともない、制御
信号fのパルス幅Tも増加するが、クリップ回路9が有
る場合は、入力輝度信号のエッヂ部の変化量Hが増加し
ても制御信号fのパルス幅Tは一定値に保たれ、入力輝
度信号に依らず、パルス幅がほぼ一定の制御信号fが得
られる。
次に端子2には、色差信号g(例えばR−Y,又はB−
Y信号)が入来し、波形調整回路4へ入力される。
波形調整回路4では、信号gを制御信号発生回路3で
の処理時間に対応する適当な遅延時間を有する遅延回路
11に入力すると共に、微分回路12に入力する。
微分回路12の出力hは、波形中央電位のノイズを除去
するためスライス回路13にて微少レベルをスライスし信
号iとし、加算器14にて遅延回路11の出力と加算され信
号jを得る。この信号jをサンプルホールド回路5にて
制御信号fにてサンプルホールドすることにより、信号
kを得、端子15へ出力される。
以上のように本実施例によれば、第1の入力信号(例
えば輝度信号)のエッヂ部を第1の微分回路と全波整流
回路とによって検出し、前記全波整流回路の出力波形の
所定振幅値以上を切除するクリップ回路と、前記クリッ
プ回路の出力を微分する第2の微分回路と、前記第2の
微分回路の出力の所定レベル以上の信号レベルを検出し
波形整形する波形調整回路と、を設けることにより、第
1の入力信号のエッヂ部の変化量の大小に依らず、所定
量のパルス幅を有する制御信号(サンプルホールドパル
ス)を得、この制御信号により、第2の入力信号(例え
ば色差信号)をサンプルホールド回路にてサンプルホー
ルドし、第2の入力信号のエッヂ部の輪郭を改善するこ
とができる。
なお、本実施例において、説明を簡単化するため微分
回路11は一次微分形式の微分回路として説明している
が、トランスバーサルフィルターによる2次微分形式の
微分回路を用いて、オーバーシュートとプリミュートの
双方に付加できるように構成した方が効果は大きくな
る。
また、波形整形回路10の出力信号(サンプルホールド
パルス)fのパルス幅Tは、民生用VTR再生クロマ信号
(帯域幅500KHz以下)の輪郭を改善するためには300μ
〜800μS程度のパルス幅が適切であり、このようなパ
ルスを生成できる回路であれば、本実施例で説明したよ
うな波形調整回路10以外の構成でも良い。
また、制御信号発生回路3の中のLPF6は、省いても構
わない。
さらに、本発明で述べた処理を映像信号をA/D変換し
た後にディジタル処理で実減することも可能である。
発明の効果 以上のように本発明は、第1の入力信号を、少なくと
も2回の微分操作を行なう回路を含む制御信号発生回路
に入力し、第2の入力信号を遅延回路を含む波形調整回
路に入力し、前記波形調整回路の出力信号をサンプルホ
ールド回路にてサンプルホールドし、前記サンプルホー
ルド回路の出力を出力信号とするように構成したもので
あり、第1の入力信号のエッヂ部の変化の大小によら
ず、第2の入力信号の輪郭の中央位置までサンプルホー
ルドを行ない輪郭の大幅な改善ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の輪郭改善回路の一実施例におけるブロ
ック図、第2図は第1図の各部の波形図、第3図は第1
図の動作説明図、第4図,第6図は従来の輪郭改善回路
を示すブロック図、第5図,第7図は同回路の各部の波
形図である。 3……制御信号発生回路、4……波形調整回路、5……
サンプルホールド回路、6……ローパスフィルター、7,
9,12……微分回路、8……全波整流回路、10……波形整
形回路、13……スライサー、14……加算回路、16……ク
リップ回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の入力信号を、少なくとも2回の微分
    操作を行う回路を含む制御信号発生回路に入力し、第2
    の入力信号を遅延回路を含む波形調整回路に入力し、前
    記制御信号発生回路の出力である制御信号により前記波
    形調整回路の出力信号をサンプルホールド回路にてサン
    プルホールドし、前記サンプルホールド回路の出力を出
    力信号とする輪郭改善回路であって、前記制御信号発生
    回路は、第1の微分回路と、前記第1の微分回路の出力
    信号の極性を一方向に統一する全波整流回路と、前記全
    波整流回路の出力波形の所定振幅値以上を切除するクリ
    ップ回路と、前記クリップ回路の出力を微分する第2の
    微分回路と、前記第2の微分回路の出力の所定レベル以
    上もしくは以下の信号レベルを検出し、波形整形する波
    形整形回路より構成したことを特徴とする輪郭改善回
    路。
  2. 【請求項2】波形調整回路は、入力信号を所定量遅延す
    る遅延回路と、入力信号を微分する微分回路と、前記微
    分回路の出力の中心電位からの所定レベルをスライスす
    るスライス回路と、前記スライス回路の出力と前記遅延
    回路の出力を加算する加算器より構成したことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の輪郭改善回路。
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