JPH0834727B2 - 菓子その他可食物の蒸成装置 - Google Patents
菓子その他可食物の蒸成装置Info
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- JPH0834727B2 JPH0834727B2 JP62205889A JP20588987A JPH0834727B2 JP H0834727 B2 JPH0834727 B2 JP H0834727B2 JP 62205889 A JP62205889 A JP 62205889A JP 20588987 A JP20588987 A JP 20588987A JP H0834727 B2 JPH0834727 B2 JP H0834727B2
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Description
【発明の詳細な説明】 <発明の目的> 産業上の利用分野 本発明は菓子その他可食物の蒸成装置に係り、詳しく
は、ハウジング内にラックが搬入又は搬出され、このラ
ックには、菓子その他の可食物(以下、単に可食物とい
う。)を蒸成する蒸成室が一対の反転板によって区切ら
れて形成され、各蒸成室では、個別的にシールされた状
態で蒸気が充満されて可食物が蒸成され、更に、このよ
うに個別的にシールされる各蒸成室でほとんど露結現象
が生じない可食物の蒸成装置に係る。
は、ハウジング内にラックが搬入又は搬出され、このラ
ックには、菓子その他の可食物(以下、単に可食物とい
う。)を蒸成する蒸成室が一対の反転板によって区切ら
れて形成され、各蒸成室では、個別的にシールされた状
態で蒸気が充満されて可食物が蒸成され、更に、このよ
うに個別的にシールされる各蒸成室でほとんど露結現象
が生じない可食物の蒸成装置に係る。
従来の技術 従来から、食品加工の分野において、まんじゅうその
他の菓子、かまぼも、米などの可食物を蒸気によって加
熱し、蒸成することが広く行なわれている。
他の菓子、かまぼも、米などの可食物を蒸気によって加
熱し、蒸成することが広く行なわれている。
この蒸成は量産的に行なわれ、大別すると、バッチ方
式とトンネル窯等を用いた連続方式と分かれる。しか
し、何れの蒸成方式であっても、古来からの所謂せいろ
蒸しと同等の性能が得られない。
式とトンネル窯等を用いた連続方式と分かれる。しか
し、何れの蒸成方式であっても、古来からの所謂せいろ
蒸しと同等の性能が得られない。
連続蒸成方式は、トンネル窯内で蒸成すべき可食物が
移動コンベヤにのせられて連続的に移動し、この移動の
間に可食物は蒸成される。
移動コンベヤにのせられて連続的に移動し、この移動の
間に可食物は蒸成される。
この場合には、蒸気は、位置が経時的に変化する可食
物に当てられ、移動しないせいろ蒸しとは蒸成条件が全
く異なる。連続蒸成方式でも、せいろ蒸しの性能に近づ
ける努力がはられている。しかし、これら方式では、せ
いろ蒸しに近づけることはできても、同等のものは得ら
れない。更に、トンネル窯側壁で蒸気が露結し、水分が
移動中の可食物の表面に滴下付着し、品質が損なわれ、
歩止りが低下する。
物に当てられ、移動しないせいろ蒸しとは蒸成条件が全
く異なる。連続蒸成方式でも、せいろ蒸しの性能に近づ
ける努力がはられている。しかし、これら方式では、せ
いろ蒸しに近づけることはできても、同等のものは得ら
れない。更に、トンネル窯側壁で蒸気が露結し、水分が
移動中の可食物の表面に滴下付着し、品質が損なわれ、
歩止りが低下する。
このところから、連続蒸成方式に代って、せいろ蒸し
に近い蒸成機構がとり易いバッチ方式をとるものも多
く、とくに、バッチ方式において量産化できる方式が工
業的に広く用いられている。このバッチ方式は、通常第
4図に示す如く、蒸成すべき可食物1を数段に分けて載
置板4の上にのせて、ハウジング2の中に収容し、この
上下に列べられた可食物1に対して下部から蒸気3に入
れ、この上昇流の蒸気3によって可食物1を蒸成する一
方、可食物1は蒸成程度に応じて載置板4とともに最上
段から最下段に移動させて最下段に達したときに蒸成を
完了させるものである。
に近い蒸成機構がとり易いバッチ方式をとるものも多
く、とくに、バッチ方式において量産化できる方式が工
業的に広く用いられている。このバッチ方式は、通常第
4図に示す如く、蒸成すべき可食物1を数段に分けて載
置板4の上にのせて、ハウジング2の中に収容し、この
上下に列べられた可食物1に対して下部から蒸気3に入
れ、この上昇流の蒸気3によって可食物1を蒸成する一
方、可食物1は蒸成程度に応じて載置板4とともに最上
段から最下段に移動させて最下段に達したときに蒸成を
完了させるものである。
このバッチ方式であると、上下に昇降する可食物1に
対して蒸気3が可食物1に対し上向きに当てられ、可食
物1は順次に下段に達したときに蒸成は完了するため、
古来のせいろ蒸しと同等の蒸成機構をとる。
対して蒸気3が可食物1に対し上向きに当てられ、可食
物1は順次に下段に達したときに蒸成は完了するため、
古来のせいろ蒸しと同等の蒸成機構をとる。
なお、可食物1の昇降はチェンコンベヤ等で行なわれ
る。
る。
しかし、このバッチ方式は、上昇する蒸気3は通常外
部の蒸気源から蒸気パイプ4を通じて供給され、ハウジ
ング2の内部全体が1つの蒸成室を成していることか
ら、各段の可食物1において、全体として平均して蒸気
が当てられないことが多い。このため、各段の可食物1
は載置場所によって蒸成度合が変化し、古来のせいろ蒸
しに較べて品質的に劣り、同等のものが得られない。
部の蒸気源から蒸気パイプ4を通じて供給され、ハウジ
ング2の内部全体が1つの蒸成室を成していることか
ら、各段の可食物1において、全体として平均して蒸気
が当てられないことが多い。このため、各段の可食物1
は載置場所によって蒸成度合が変化し、古来のせいろ蒸
しに較べて品質的に劣り、同等のものが得られない。
更に、最下段から可食物を搬出し、最上段に可食物を
搬入するときに、ハウジングのとびら等をあけるため、
温度低下をおこし、これにより蒸成性能が損なわれ、残
存蒸成による露結によって製品の劣化がおこる。
搬入するときに、ハウジングのとびら等をあけるため、
温度低下をおこし、これにより蒸成性能が損なわれ、残
存蒸成による露結によって製品の劣化がおこる。
発明が解決しようとする問題点 本発明は上記欠点の解決を目的とし、具体的には、上
下に階段的に配列された可食物の各段において、各段の
可食物に対して個別的に蒸気を当て、しかも、この蒸気
の分散を促進して平均化して蒸成でき、この際に蒸気の
露結によって製品が損なわれず、蒸成性能の向上ならび
に歩止り向上を併せて達成できる菓子その他化食物の蒸
成装置を提案する。
下に階段的に配列された可食物の各段において、各段の
可食物に対して個別的に蒸気を当て、しかも、この蒸気
の分散を促進して平均化して蒸成でき、この際に蒸気の
露結によって製品が損なわれず、蒸成性能の向上ならび
に歩止り向上を併せて達成できる菓子その他化食物の蒸
成装置を提案する。
<発明の構成> 問題点を解決するための手段ならびにその作用 すなわち、本発明に係る蒸成装置は、ハウジング内に
ラックが搬入または搬出できるよう構成され、このラッ
クに、上下一対の反転板によって区切られた蒸成室と、
これら各蒸成室の両側縁に沿って設けられかつ一連の蒸
気吹出し口が形成された蒸気パイプとを具えて成る菓子
その他可食物の蒸成装置において、各反転板を、ラック
の搬入または搬出方向に平行な中心線に向って上向きに
傾斜されかつ蒸気吹出し口からの蒸気により加熱される
傾斜加熱板として構成する一方、各反転板の両側縁を上
向きに折曲げ、これら折曲げ部の内側に蒸気パイプを取
付けて成ることを特徴とする。
ラックが搬入または搬出できるよう構成され、このラッ
クに、上下一対の反転板によって区切られた蒸成室と、
これら各蒸成室の両側縁に沿って設けられかつ一連の蒸
気吹出し口が形成された蒸気パイプとを具えて成る菓子
その他可食物の蒸成装置において、各反転板を、ラック
の搬入または搬出方向に平行な中心線に向って上向きに
傾斜されかつ蒸気吹出し口からの蒸気により加熱される
傾斜加熱板として構成する一方、各反転板の両側縁を上
向きに折曲げ、これら折曲げ部の内側に蒸気パイプを取
付けて成ることを特徴とする。
そこで、これら手段たる構成ならびにその作用につい
て具体的に説明すると、次の通りである。
て具体的に説明すると、次の通りである。
なお、第1図は本発明の一実施例に係る蒸成装置の縦
断面図であり、第2図は第1図のA−A線上の断面図で
あり、第3図は第2図のB−B線上の横断面図である。
断面図であり、第2図は第1図のA−A線上の断面図で
あり、第3図は第2図のB−B線上の横断面図である。
まず、第1図、第2図ならびに第3図において、符号
10はハウジングを示し、このハウジング10内には、後記
の如くローラ11aを介してラック11が搬入若しくは搬出
できるよう、構成されている。
10はハウジングを示し、このハウジング10内には、後記
の如くローラ11aを介してラック11が搬入若しくは搬出
できるよう、構成されている。
ラック11は通常枠組構造から構成され、下部にはロー
ラ11aを設け、これらローラ11aを介して搬入若しくは搬
出できるようにする。
ラ11aを設け、これらローラ11aを介して搬入若しくは搬
出できるようにする。
ラック11には、数段にわたって、上下の反転板14、15
を設け、これら反転板14、15で区切って、その間に各段
の蒸成室16を構成する。各蒸成室16には、着脱自在に載
置板13を配置し、載置板13の上に可食物を直接若しくは
収納容器12を介してのせる。
を設け、これら反転板14、15で区切って、その間に各段
の蒸成室16を構成する。各蒸成室16には、着脱自在に載
置板13を配置し、載置板13の上に可食物を直接若しくは
収納容器12を介してのせる。
すなわち、可食物が定型性を保つもののときは直接載
置板13の上にのせ、第2図に示す例の如く、可食物1が
定型性を欠くときには、収納容器12をのせ、この容器12
の中に蒸成すべき可食物1を収納する。
置板13の上にのせ、第2図に示す例の如く、可食物1が
定型性を欠くときには、収納容器12をのせ、この容器12
の中に蒸成すべき可食物1を収納する。
また、ラック11において、載置板13が配置される各蒸
成室16の上下の反転板14、15は、各蒸成室16毎に個別的
に設けることなく、隣接蒸成室16の間で、下部の蒸成室
16の上部反転板15として構成する反転板を上部の蒸成室
16の下部反転板14として利用して、各段の蒸成室16を構
成することができる。
成室16の上下の反転板14、15は、各蒸成室16毎に個別的
に設けることなく、隣接蒸成室16の間で、下部の蒸成室
16の上部反転板15として構成する反転板を上部の蒸成室
16の下部反転板14として利用して、各段の蒸成室16を構
成することができる。
また、上下の反転板14、15は、第2図に示す如く、そ
の中央部、つまり、ラック11が搬入または搬出される方
向と平行を成す中心線に沿って上向きに傾斜し、更に、
両側縁を、一つの方向、つまり上向きに折曲げて折曲げ
部14a、15aを構成する。
の中央部、つまり、ラック11が搬入または搬出される方
向と平行を成す中心線に沿って上向きに傾斜し、更に、
両側縁を、一つの方向、つまり上向きに折曲げて折曲げ
部14a、15aを構成する。
反転板14の傾斜角θ(第2図参照)は10〜30゜程度が
好ましい。この理由は、後記の如く、傾斜角θが10゜以
下または30゜以上になると、蒸気を均一に広く拡散でき
ず、可食物を全体にわたって均一に蒸成できない。
好ましい。この理由は、後記の如く、傾斜角θが10゜以
下または30゜以上になると、蒸気を均一に広く拡散でき
ず、可食物を全体にわたって均一に蒸成できない。
また、傾斜角30゜以上にすると、各段の蒸成室16の高
さが必要以上に高くなり、各蒸成室16内の蒸気の性質を
各部で均一にできない。
さが必要以上に高くなり、各蒸成室16内の蒸気の性質を
各部で均一にできない。
次に、上下の反転板14、15によって区切られる各段の
蒸成室16内の側縁に沿って蒸気パイプ18が設けられ、こ
の蒸気パイプ18に蒸気の吹出し口17(第1図参照)を設
ける。
蒸成室16内の側縁に沿って蒸気パイプ18が設けられ、こ
の蒸気パイプ18に蒸気の吹出し口17(第1図参照)を設
ける。
すなわち、各段の蒸成室16において、下部反転板14の
各折曲げ部14aの内側面に蒸気パイプ18を取付け、各蒸
気パイプ18の長手方向に沿って複数個の吹出し口16をあ
る間隔をおいて形成する。
各折曲げ部14aの内側面に蒸気パイプ18を取付け、各蒸
気パイプ18の長手方向に沿って複数個の吹出し口16をあ
る間隔をおいて形成する。
このように構成すると、各蒸成室16内に複数個の吹出
し口17を有する蒸気パイプ18が配設すると、これら吹出
し口17は例えば折曲げ部14a内にシールされ、蒸気3を
斜め下向きに噴射するときに、蒸気は下部の反転板14の
表面で反射されるが、この反射蒸気はシールされた蒸気
室16内にとどまってハウジング10内に飛散せず、ハウジ
ング10内の露結は全く起らない。
し口17を有する蒸気パイプ18が配設すると、これら吹出
し口17は例えば折曲げ部14a内にシールされ、蒸気3を
斜め下向きに噴射するときに、蒸気は下部の反転板14の
表面で反射されるが、この反射蒸気はシールされた蒸気
室16内にとどまってハウジング10内に飛散せず、ハウジ
ング10内の露結は全く起らない。
また、各蒸気パイプ18の先端は閉じ、他端はラック11
に設けた共通パイプ19ならびに20に接続し、共通パイプ
20は第3図に示す如くハウジング10に設けた供給パイプ
21を介して蒸気源(図示せず)に着脱自在に連結する。
に設けた共通パイプ19ならびに20に接続し、共通パイプ
20は第3図に示す如くハウジング10に設けた供給パイプ
21を介して蒸気源(図示せず)に着脱自在に連結する。
すなわち、第1図ならびに第3図に示す如く、ハウジ
ング10の略々中央附近に、供給パイプ21を取付け、供給
パイプ21の内端を開放し、ハウジング10の内側に指向さ
せ、他端は蒸気源(図示せず)に連結しておく。一方、
搬入されるべきラック11の中央部で上下にわたって共通
パイプ20を設け、共通パイプ20は枝管19を介して各蒸気
パイプ18に連絡する。したがって、蒸気源からの蒸気
は、後記のように、供給パイプ21、供給口20aを経て、
共通パイプ20に入り、枝管19を経て各蒸気パイプ20に供
給される。
ング10の略々中央附近に、供給パイプ21を取付け、供給
パイプ21の内端を開放し、ハウジング10の内側に指向さ
せ、他端は蒸気源(図示せず)に連結しておく。一方、
搬入されるべきラック11の中央部で上下にわたって共通
パイプ20を設け、共通パイプ20は枝管19を介して各蒸気
パイプ18に連絡する。したがって、蒸気源からの蒸気
は、後記のように、供給パイプ21、供給口20aを経て、
共通パイプ20に入り、枝管19を経て各蒸気パイプ20に供
給される。
共通パイプ20には蒸気の供給口20aを設け、供給口20a
を例えばフランジから構成する。また、このフランジ形
式の供給口20aに対応して供給パイプ21の一端にゴム等
のパッキング22を取付ける。このように共通パイプ20の
供給口20aならびに供給パイプ21の一端を構成すると、
ハウジング10内にラック11を搬入したときに、共通パイ
プ20の供給口20aのフランジは供給パイプ21の一端のパ
ッキング22に密着し、蒸気源からもれなく蒸気が供給で
きる。
を例えばフランジから構成する。また、このフランジ形
式の供給口20aに対応して供給パイプ21の一端にゴム等
のパッキング22を取付ける。このように共通パイプ20の
供給口20aならびに供給パイプ21の一端を構成すると、
ハウジング10内にラック11を搬入したときに、共通パイ
プ20の供給口20aのフランジは供給パイプ21の一端のパ
ッキング22に密着し、蒸気源からもれなく蒸気が供給で
きる。
そこで、上記構成に係る蒸成装置の使用態様を説明す
ると、次の通りである。
ると、次の通りである。
まず、外部において、収納容器12の中に蒸成すべき可
食物1(定型性のないもののときには収納容器12の収納
部に可食物1を入れる)を入れ、これら収納容器12をラ
ック11の各載置板13の上にのせる。その後、ラック11を
ハウジング10中に搬入すると、ラック11の共通パイプ20
の供給口20aは供給パイプ21のパッキング22に密着し、
共通パイプ20は供給パイプ21に連通し、この状態で、と
びら10aをしめてハウジング10を密閉する。
食物1(定型性のないもののときには収納容器12の収納
部に可食物1を入れる)を入れ、これら収納容器12をラ
ック11の各載置板13の上にのせる。その後、ラック11を
ハウジング10中に搬入すると、ラック11の共通パイプ20
の供給口20aは供給パイプ21のパッキング22に密着し、
共通パイプ20は供給パイプ21に連通し、この状態で、と
びら10aをしめてハウジング10を密閉する。
その後、蒸気源からの蒸気を、供給パイプ21、共通パ
イプ20ならびに枝管19を経て、蒸気パイプ18に送り、蒸
気ポイプ18の各吹出し口17を経て蒸気3を下部の反転板
14の表面に吹付け、この際に反転上昇する上昇流の蒸気
3によって可食物1を蒸成する(第2図参照)。
イプ20ならびに枝管19を経て、蒸気パイプ18に送り、蒸
気ポイプ18の各吹出し口17を経て蒸気3を下部の反転板
14の表面に吹付け、この際に反転上昇する上昇流の蒸気
3によって可食物1を蒸成する(第2図参照)。
すなわち、従来例の蒸成装置は、例えば、第4図に示
す如く、直接上向きに吹出した蒸気3によって蒸成す
る。この上昇流の蒸気3の圧力は蒸気パイプ4の吹出し
口の対応部とそれ以外のところで相違し、蒸気の性質、
つまり、温度、乾き度等にむらが生じる。このため、可
食物の各部で温度差や蒸成度合に差が生じ、均一な蒸成
を達成できない。
す如く、直接上向きに吹出した蒸気3によって蒸成す
る。この上昇流の蒸気3の圧力は蒸気パイプ4の吹出し
口の対応部とそれ以外のところで相違し、蒸気の性質、
つまり、温度、乾き度等にむらが生じる。このため、可
食物の各部で温度差や蒸成度合に差が生じ、均一な蒸成
を達成できない。
これに対し、本発明に係る蒸成装置では、外部の蒸気
源から蒸気を導入するが、吹出し口17からの蒸気3は、
第2図に示す如く、下部の反転板14の表面に衝突し、こ
の衝突により蒸気3を拡散させて広く分散する。また、
衝突によって蒸気中の圧力エネルギーが失なわれ、この
圧力低下によって湿り度が大きくなり、蒸気は、可食物
の蒸成には最適な性能に調整される。この性能の蒸気3
は各蒸成室16をゆっくりと上昇し、充満する。
源から蒸気を導入するが、吹出し口17からの蒸気3は、
第2図に示す如く、下部の反転板14の表面に衝突し、こ
の衝突により蒸気3を拡散させて広く分散する。また、
衝突によって蒸気中の圧力エネルギーが失なわれ、この
圧力低下によって湿り度が大きくなり、蒸気は、可食物
の蒸成には最適な性能に調整される。この性能の蒸気3
は各蒸成室16をゆっくりと上昇し、充満する。
換言すると、均一に拡散されてゆっくりと上昇する蒸
気3は全体にわたり平均化した蒸気性能を持ち、この蒸
気3によって上下の反転板14、15間の蒸成室16は充満さ
れる。
気3は全体にわたり平均化した蒸気性能を持ち、この蒸
気3によって上下の反転板14、15間の蒸成室16は充満さ
れる。
要するに、本発明においては、外部の蒸気源から圧力
蒸気を吹出すのにも拘らず、各蒸成室16内には、湿り度
の大きい蒸気が充満された状態で蒸成され、せいろ蒸し
と同様な条件が達成できる。
蒸気を吹出すのにも拘らず、各蒸成室16内には、湿り度
の大きい蒸気が充満された状態で蒸成され、せいろ蒸し
と同様な条件が達成できる。
また、各段の蒸成室16において、加熱状態の蒸気3は
はじめに下部の反転板14に当たり、このときに、下部の
反転板14は加熱される。このため、上昇流の蒸気3が可
食物を通過して、上部の反転板15の下面に当たっても、
この上部の反転板15はその蒸成室より上部の蒸成室16の
下部の反転板14に相当し、これは上記の通り、蒸気によ
って加熱されているために、上昇する蒸気3は冷却され
ることがなく露結しない。換言すると、各段の蒸成室6
において、上部の反転板15の下面に上昇流の蒸気3が衝
突しても、その直上の蒸成室内の蒸気で加熱されている
ため、蒸気3は冷却されず、上部の反転板15の下面で方
向を曲げられて排出される。
はじめに下部の反転板14に当たり、このときに、下部の
反転板14は加熱される。このため、上昇流の蒸気3が可
食物を通過して、上部の反転板15の下面に当たっても、
この上部の反転板15はその蒸成室より上部の蒸成室16の
下部の反転板14に相当し、これは上記の通り、蒸気によ
って加熱されているために、上昇する蒸気3は冷却され
ることがなく露結しない。換言すると、各段の蒸成室6
において、上部の反転板15の下面に上昇流の蒸気3が衝
突しても、その直上の蒸成室内の蒸気で加熱されている
ため、蒸気3は冷却されず、上部の反転板15の下面で方
向を曲げられて排出される。
また、上昇流の蒸気3が上部の反転板15の下面に衝突
するときに、蒸気条件によっては、蒸気3の一部が途中
で温度を失なって、仮りに、僅か露結しても、水分が僅
かである。しかし、上部の反転板15の下面に付着した僅
かの水分は、上部の反転板15の下面を成す傾斜面に沿っ
て排出され、更に、下面を成す傾斜面に沿って流動する
間に水分は、加熱されている上部の反転板15の保有熱に
より蒸発される。
するときに、蒸気条件によっては、蒸気3の一部が途中
で温度を失なって、仮りに、僅か露結しても、水分が僅
かである。しかし、上部の反転板15の下面に付着した僅
かの水分は、上部の反転板15の下面を成す傾斜面に沿っ
て排出され、更に、下面を成す傾斜面に沿って流動する
間に水分は、加熱されている上部の反転板15の保有熱に
より蒸発される。
また、蒸成の完了時や製品の取替のときに、とびら等
をあけてハウジング10内が大気中に開放される。このと
きには蒸気圧や蒸気温度低下等の変化によって残存蒸気
の一部が露結し、水分が付着する危険がある。しかし、
この場合でも、上下の両反転板14、15は上記の通り加熱
されて100℃に近い温度の保有熱を持っているために、
付着水分は完全に気化されて消失する。
をあけてハウジング10内が大気中に開放される。このと
きには蒸気圧や蒸気温度低下等の変化によって残存蒸気
の一部が露結し、水分が付着する危険がある。しかし、
この場合でも、上下の両反転板14、15は上記の通り加熱
されて100℃に近い温度の保有熱を持っているために、
付着水分は完全に気化されて消失する。
また、下部の反転板14の上面に蒸気3が衝突し、圧力
低下にもとずく湿り度の増加によって僅かであるが水分
が生じることもある。この水分も、下部の反転板14の上
面を成す傾斜面に沿って流れ、折返し部14aに集めら
れ、外部に容易に排出されるほか、この流動の間に気化
され、相当の部分は消失する。
低下にもとずく湿り度の増加によって僅かであるが水分
が生じることもある。この水分も、下部の反転板14の上
面を成す傾斜面に沿って流れ、折返し部14aに集めら
れ、外部に容易に排出されるほか、この流動の間に気化
され、相当の部分は消失する。
また、蒸気の露結は可食物を載置する載置板13や収納
容器12においても僅かに起こる危険がある。
容器12においても僅かに起こる危険がある。
しかし、この場合でも、載置板13や収納容器12で露結
した水分は下部の反転板14の上面に落下し、水分は折返
し部14a、15aに順次に集められて外部に排出される。
した水分は下部の反転板14の上面に落下し、水分は折返
し部14a、15aに順次に集められて外部に排出される。
なお、蒸気の衝突時の分散効果を調整するためには、
反転板14、15の傾斜角を変化させることもできるが、通
常、吹出し口17からの蒸気の吹出し角を調整することも
できる。このために、蒸気パイプ18を回転自在に構成し
て蒸気の吹出し角を調整するのが好ましい。
反転板14、15の傾斜角を変化させることもできるが、通
常、吹出し口17からの蒸気の吹出し角を調整することも
できる。このために、蒸気パイプ18を回転自在に構成し
て蒸気の吹出し角を調整するのが好ましい。
<発明の効果> 以上詳しく説明した通り、本発明に係る蒸成装置は、
ハウジング内にラックが搬入または搬出できるよう構成
され、このラックに、上下一対の反転板によって区切ら
れた蒸成室と、これら各蒸成室の両側縁に沿って設けら
れかつ一連の蒸気吹出し口が形成された蒸気パイプとを
具え、各反転板を、ラックの搬入または搬出方向に平行
な中心線に向って上向きに傾斜されかつ前記蒸気吹出し
口からの蒸気により加熱される傾斜加熱板として構成
し、各反転板の両側縁を上向きに折曲げ、これら折曲げ
部の内側に蒸気パイプを取付けて成るものである。
ハウジング内にラックが搬入または搬出できるよう構成
され、このラックに、上下一対の反転板によって区切ら
れた蒸成室と、これら各蒸成室の両側縁に沿って設けら
れかつ一連の蒸気吹出し口が形成された蒸気パイプとを
具え、各反転板を、ラックの搬入または搬出方向に平行
な中心線に向って上向きに傾斜されかつ前記蒸気吹出し
口からの蒸気により加熱される傾斜加熱板として構成
し、各反転板の両側縁を上向きに折曲げ、これら折曲げ
部の内側に蒸気パイプを取付けて成るものである。
従って、各蒸成室は個別的にシールされ、あたかも独
立のものの如くされ、可食物は、蒸成室毎に、個別的
に、蒸成できる。
立のものの如くされ、可食物は、蒸成室毎に、個別的
に、蒸成できる。
また、各蒸成室に導入した蒸気は下部の反転板の上面
に衝突後上昇させ、この上昇流の蒸気により可食物を蒸
成するため、上昇流の蒸気は広く分散されて、湿り度の
大きい蒸気となり、全体にわたって均一な性質であり、
古来のせいろ蒸しと同様に可食物は均一かつ良好に蒸成
できる。
に衝突後上昇させ、この上昇流の蒸気により可食物を蒸
成するため、上昇流の蒸気は広く分散されて、湿り度の
大きい蒸気となり、全体にわたって均一な性質であり、
古来のせいろ蒸しと同様に可食物は均一かつ良好に蒸成
できる。
また、上下の反転板は蒸気によって加熱されているた
め、蒸気は上部の反転板に接触しても、ほとんど露結が
起らず、露結によって水分が生じても気化されて消滅す
るため、露結による水分の滴下によって製品品質が全く
損なわれることがない。
め、蒸気は上部の反転板に接触しても、ほとんど露結が
起らず、露結によって水分が生じても気化されて消滅す
るため、露結による水分の滴下によって製品品質が全く
損なわれることがない。
第1図は本発明の一つの実施例に係る蒸成装置の縦断面
図、第2図は第1図のA−A線上の断面図、第3図は第
2図のB−B線上の横断面図、第4図は従来例に係るバ
ッチ式蒸成装置の配置図である。 符号10……ハウジング 11……ラック 11a……ローラ 12……収納容器 13……載置板 14、15……反転板 16……蒸成室 17……吹出し口 18……蒸気パイプ 20……共通パイプ 22……パッキング
図、第2図は第1図のA−A線上の断面図、第3図は第
2図のB−B線上の横断面図、第4図は従来例に係るバ
ッチ式蒸成装置の配置図である。 符号10……ハウジング 11……ラック 11a……ローラ 12……収納容器 13……載置板 14、15……反転板 16……蒸成室 17……吹出し口 18……蒸気パイプ 20……共通パイプ 22……パッキング
Claims (1)
- 【請求項1】ハウジング内にラックが搬入または搬出で
きるよう構成され、このラックに、上下一対の反転板に
よって区切られた蒸成室と、これら各蒸成室の両側縁に
沿って設けられかつ一連の蒸気吹出し口が形成された蒸
気パイプとを具えて成る菓子その他可食物の蒸成装置に
おいて、 前記各反転板を、前記ラックの搬入または搬出方向に平
行な中心線に向って上向きに傾斜されかつ前記蒸気吹出
し口からの蒸気により加熱される傾斜加熱板として構成
する一方、前記各反転板の両側縁を上向きに折曲げ、こ
れら折曲げ部の内側に前記蒸気パイプを取付けて成るこ
とを特徴とする菓子その他可食物の蒸成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62205889A JPH0834727B2 (ja) | 1987-08-19 | 1987-08-19 | 菓子その他可食物の蒸成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62205889A JPH0834727B2 (ja) | 1987-08-19 | 1987-08-19 | 菓子その他可食物の蒸成装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6449513A JPS6449513A (en) | 1989-02-27 |
| JPH0834727B2 true JPH0834727B2 (ja) | 1996-03-29 |
Family
ID=16514409
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62205889A Expired - Fee Related JPH0834727B2 (ja) | 1987-08-19 | 1987-08-19 | 菓子その他可食物の蒸成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0834727B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2632503B2 (ja) * | 1994-09-26 | 1997-07-23 | 高技工業株式会社 | 食品加工用台車 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4410313Y1 (ja) * | 1964-12-31 | 1969-04-25 | ||
| JPS4417192Y1 (ja) * | 1965-01-12 | 1969-07-24 | ||
| JPS5920123A (ja) * | 1982-07-24 | 1984-02-01 | 野村 春夫 | 蒸し箱 |
-
1987
- 1987-08-19 JP JP62205889A patent/JPH0834727B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6449513A (en) | 1989-02-27 |
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Legal Events
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