JPH0834879A - ジェン系共重合体ラテックス及びそれを用いた塗工液組成物 - Google Patents

ジェン系共重合体ラテックス及びそれを用いた塗工液組成物

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JPH0834879A
JPH0834879A JP4433895A JP4433895A JPH0834879A JP H0834879 A JPH0834879 A JP H0834879A JP 4433895 A JP4433895 A JP 4433895A JP 4433895 A JP4433895 A JP 4433895A JP H0834879 A JPH0834879 A JP H0834879A
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copolymer latex
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JP4433895A
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Masuhiko Nakanishi
益彦 中西
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れたオフセット印刷紙用塗工液組成物を提
供する。 【構成】 脂肪族共役ジェン単量体、エチレン性不飽和
カルボン酸単量体およびこれらと共重合可能なその他の
単量体を乳化重合して得られる共重合体ラテックス10
0重量部に対し、脂肪族アミン系化合物を固形分換算で
0.01〜5重量部含有させ、かつこのジェン系共重合
体ラテックスを紙用顔料100重量部に対し、固形分換
算で6〜20重量部用いることを特徴とするオフセット
印刷紙用塗工液組成物。 【効果】 塗工紙の耐水性および湿潤時のインキ着肉
性、さらに表面強度と印刷光沢にすぐれた効果を発揮す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、すぐれた性質を提供す
るジェン系共重合体ラテックス及びそれを用いたオフセ
ット印刷紙用塗工液組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、多色印刷された雑誌類、パンフレ
ット、広告類および包装材類の急速な需要拡大に伴っ
て、塗工紙あるいは塗工板紙の生産が著しく増大してい
る。とくに、オフセット印刷の高速化に伴い、塗工紙・
塗工板紙における紙用塗工液組成物の品質に対する要求
水準も一層高度化してきている。
【0003】例えば、オフセット印刷全般においては、
塗工紙・塗工板紙の表面強度、すなわちドライピック強
度あるいは湿し水が関与する耐水性、すなわちウエット
ピック強度、湿し水転移後の塗工紙・塗工板紙の吸水性
やインキの均一と良好なインキ着肉性(インキ転移
性)、転移されたインキの乾燥性(インキセット性)お
よび印刷されたインキ面の光沢(印刷光沢)などの基本
的な特性の向上が強く望まれる。
【0004】一方、塗工紙・塗工板紙の製造において
も、例えば、塗工紙では、塗工速度の高速化傾向が一層
顕著となってきており、これに伴って塗工操業時の大き
な障害となるバッキングロールやスーパーカレンダー汚
れ、あるいはストリークやスクラッチの発生等のトラブ
ルが頻発している。また塗工板紙においては、カゼイン
の高騰により、カゼインの使用量を減少させる傾向にあ
る。この場合、マシンカレンダー汚れやグロスカレンダ
ー汚れが発生している。
【0005】上記の各種印刷適性と塗工操業性に対し
て、顔料バインダー、とくにその主流であるジェン系共
重合体ラテックスの検討や耐水化剤を中心とした各種添
加剤の検討が行われてきた。例えば、ドライピック強度
やウエットピック強度を上げる目的で、ジェン系共重合
体ラテックスの使用量を増やす方法がある。またジェン
系共重合体ラテックスにおいて、エチレン性不飽和カル
ボン酸およびエチレン性不飽和アミンを含む特定の種類
および組成の単量体を特殊な条件で乳化重合し、特定範
囲のゲル化点を有するジェン系共重合体ラテックスを顔
料バインダーとして用いた紙用塗工液組成物により、塗
工紙・塗工板紙の吸水性の低下を防止して、オフセット
印刷時における2色目以降のインキ着肉性の良好な塗工
紙・塗工板紙が得られることが提案されている(特公昭
59−49360号公報)。さらに紙用塗工液組成物の
添加剤という観点から、ポリアミドポリ尿素−ホルムア
ルデヒド水溶液、尿素−ホルムアルデヒド樹脂水溶液や
メラミン−ホルムアルデヒド樹脂水溶液などが使用され
ている(特公昭59−32597号公報、特公昭61−
42931号公報、特公平2−60798号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ジエン
系共重合体ラテックスの使用量を増やした場合、確かに
ドライピック強度やウエットピック強度は向上するもの
の、吸水性やインキ着肉性、さらにインキセット性が著
しく低下する。また各種手段で変性したジェン系共重合
体ラテックスは、確かにインキ着肉性やウエットピック
強度の向上は見られるものの、塗工液の粘度を著しく上
昇させるという欠点を有する上に、充分なインキ着肉性
の改良効果を得ようとすると、ドライピック強度の低下
を招く。さらに上記の添加剤を使用した場合、確かにウ
エットピック強度やインキ着肉性は改良されるものの、
ドライピック強度が顕著に低下したり、塗工液の粘度が
上昇したりする。しかも、添加剤によっては乾燥時にホ
ルマリンの発生を来すため、環境面からも問題である。
そこで本発明はこのような従来の問題点を解決したジェ
ン系共重合体ラテックス及びオフセット印刷紙用塗工液
組成物を提案することを課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では共重合体ラテ
ックス100重量部に対し、脂肪族アミン系化合物を固
形分換算で0.01〜5重量部含有してなることを特徴
とするジェン系共重合体ラテックス、及び紙用顔料およ
び顔料バインダーを主成分とするオフセット印刷紙用塗
工液組成物において、紙用顔料100重量部に対し、前
記ジェン系共重合体ラテックスを固形分換算で6〜20
重量部用い、これを添加してなることを特徴とするオフ
セット印刷紙用塗工液組成物を提案し上記課題を解決す
るものである。
【0008】以下さらに本発明を詳細に説明する。本発
明で使用される脂肪族アミン系化合物には、第一級、第
二級、第三級のアミン系化合物等があるが、例えば二塩
化エチレン又はエチレンオキサイド等とアンモニアとの
反応により生成するポリアルキレンポリアミン等の未変
性アミン系化合物や変性アミン系化合物があり、変性ア
ミン系化合物としては、各種アダクトを始め、重縮合に
より得られるもの等がある。とくに脂肪族ポリアミノア
ミド系化合物が有効であるが、中でもその重縮合物やア
ダクト品が好ましい。脂肪族ポリアミノアミド系化合物
は、脂肪族で分子中に複数の活性なアミノ基をもち、同
様にアミド基を1個以上もつものである。上記の例とし
ては、天然の不飽和脂肪酸から作られる重合脂肪酸(慣
用的にはダイマー酸)と、必要に応じて加えられる他の
脂肪酸との混合物にポリアルキレンポリアミンを重縮合
反応させて作られるものが挙げられる。重合脂肪酸は、
工業的には天然のトール油、大豆油、サフラワー油など
からのリノールやリノレイン酸などの不飽和成分を多く
含む脂肪酸を、無触媒、または、クレーやケイ酸アルミ
ナなどの触媒存在下に加熱することによって合成され
る。ポリアルキレンポリアミンとしてはエチレンジアミ
ン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラミン、
テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン
などのポリエチレンポリアミンが代表として挙げられ
る。
【0009】さらに最近では、エポキシ樹脂をあらかじ
め反応させたアダクト品、より短鎖の二塩基酸や芳香核
を有する二塩基酸を使用したイミダゾリン環含有脂肪族
ポリアミノアミド品、またエポキシ化不飽和酸、アルケ
ニルコハク酸、または、二塩基性シクロヘキサン環置換
化合物などを使用した変成脂肪族ポリアミノアミド品、
さらには、アミノ酸化合物を使用した変成脂肪族ポリア
ミノアミド品などが挙げられる。また、ポリアルキレン
ポリアミンは、アミン原料として最も基本的なものであ
るが、これに代えてポリオキシアルキレンポリアミンや
メタキシリレンポリアミンなどを使用した脂肪族ポリア
ミノアミド品などが挙げられる。特に、重合脂肪酸・ポ
リアルキレンポリアミン縮合物、さらに重合脂肪酸・ポ
リアルキレンポリアミン・重合脂肪酸の重縮合物とビス
フェノールA−ジエ−テルなどの付加物からなる変成脂
肪族ポリアミノアミド品が本発明の効果を良好に発揮で
きて好ましい。
【0010】本発明で使用される脂肪族アミン系化合物
は、ジェン系共重合体ラテックス100重量部に対し、
固形分換算で0.01〜5重量部、好ましくは、0.1
〜3重量部である。0.01重量部以下では、本発明の
効果が発揮出来ない。また5重量部を越えると、本発明
の紙用塗工液組成物としたときの粘度が上がりすぎて、
操業上の問題が発生する。
【0011】本発明のジェン系共重合体ラテックスは、
脂肪族共役ジェン単量体、エチレン性不飽和カルボン酸
単量体およびこれらと共重合可能なその他の単量体を乳
化重合させて得られる。脂肪族共役ジェン単量体は、共
重合体に必要な可とう性を与え、接着力を高めるための
必須成分である。この使用量は全単量体の重量に基づ
き、20〜60重量%であり、好ましくは25〜50重
量部である。使用量が20重量%以下では、共重合体に
必要な可とう性を与えることが困難となり、60重量%
を越えると、共重合体が柔らかくなり過ぎるため、接着
力が低下する。
【0012】脂肪族共役ジェン単量体として、例えば、
1,3−ブタジェン、ペンタジェン、2−メチル−1,
3−ブタジェン、2−クロロ−1,3−ブタジェン、ク
ロロプレンなどが好ましい。これらは単独で、または2
種以上を組合せて用いられる。エチレン性不飽和カルボ
ン酸単量体は、共重合体ラテックスの分散安定性、主と
して機械的安定性と接着力を高めるための必須成分であ
る。その使用量は全単量体の重量に基づき0.5〜10
重量%、好ましくは1〜5重量%の範囲である。この量
が0.5重量%以下では、共重合体ラテックスに必須な
分散安定性を付与することが困難となり、また接着強度
も十分に得られない。また、10重量%を越えると、共
重合体ラテックスおよび紙用塗工液の粘度が著しく高く
なって取扱いが困難となる上、ラテックス被膜の耐水性
の低下により塗工紙のウエットピック強度が低下して好
ましくない。
【0013】該エチレン性不飽和カルボン酸単量体の好
ましい例としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロト
ン酸、ケイ皮酸のごとき一塩基性カルボン酸、フマル
酸、イタコン酸のマレイン酸のような二塩基性カルボン
酸またはその酸無水物やモノアルキルエステルなどが挙
げられる。これらのエチレン性不飽和カルボン酸単量体
は、それぞれ単独で用いても、2種以上を組合せて用い
てもよい。とくに、この中でも二塩基性カルボン酸が、
共重合体ラテックスに高い安定性を与えることができ、
また本発明の効果を良好に発揮できて好ましい。
【0014】本発明のジェン系共重合体ラテックスは、
他にこれらと共重合可能な他の単量体成分30〜79.
5重量%が必要である。この成分を適宜選択することに
より、該共重合体ラテックスに様々な特性を付与するこ
とが可能である。この成分の例の中で最も代表的かつ有
効に用いられるのは芳香族(ジ)ビニル単量体であり、
次いで(メタ)アクリル酸エステル、シアン化ビニル、
エチレン性アミド等の単量体である。
【0015】芳香族(ジ)ビニル単量体としては、スチ
レン、α−メチルスチレン、クロロスチレン、アルキル
スチレン、ジビニルベンゼンなどが挙げられる。(メ
タ)アクリル酸エステルとしては、メチル(メタ)アク
リレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メ
タ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリ
レート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、さら
には、グリシジル(メタ)アクリレート、エチレングリ
コールジ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
【0016】シアン化ビニル単量体としては、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリルなどが挙げられる。エチ
レン性アミド単量体としては、(メタ)アクリルアミ
ド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メト
キシメチルアクリアミド、N−ブトキシメチルアクリル
アミドなどが挙げられる。そのほかに、酢酸ビニルのご
ときビニルエステル、塩化ビニル、塩化ビニリデンのご
ときハロゲン化ビニル、アミノエチル(メタ)アクリレ
ート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジ
エチルアミノエチル(メタ)アクリレート、2−ビニル
ピジリン、4−ビニルピジリンなどのエチレン性アミ
ン、スチレンスルホン酸ソーダなどの単量体を例示する
ことができる。これらは、目的に応じて、単独で、ある
いは2種類以上を組合せて用いることができる。
【0017】また、ジェン系共重合体ラテックスのゲル
調整剤として、既知の連鎖移動剤を用いることができ
る。例えば、硫黄元素を含む連鎖移動剤として、t−ド
デシルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタンなどの
アルカンチオール、メルカプトエタノール、メルカプト
プロパノールなどのチオアルキルアルコール、チオグリ
コール酸、チオプロピオン酸などのチオアルキルカルボ
ン酸、チオグリコール酸オクチルエステル、チオプロピ
オン酸オクチルエステルなどのチオカルボン酸アルキル
エステル、ジメチルスルフィド、ジエチルスルフィドな
どのスルフィドなどが挙げられる。その他に、α−アル
キルスチレンの二量体、ターピノーレン、ジペンテン、
t−テルピネンなどが挙げられる。
【0018】さらに、ジェン系共重合体ラテックスは、
通常の乳化重合で使用される界面活性剤や重合開始剤が
用いられる。次に、製造法としては、水、界面活性剤、
単量体、重合開始剤、および必要ならば、その他の原料
を基本構成成分とする分散系において、これらの原料を
ラジカル乳化重合によって共重合体粒子の水分散液とし
て得られるものである。一般的に、共重合体濃度は40
〜60重量%の範囲である。
【0019】本発明のジェン系共重合体ラテックスは、
紙用顔料100重量部に対して、固形分換算で6〜20
重量部含有する。6重量部以下では、ドライピック強
度、ウエットピック強度が急激に低下するばかりか、印
刷光沢も低下する。また20重量部を越えると、インキ
着肉性やインキセット性が著しく低下する。本発明のオ
フセット印刷紙用塗工液組成物において用いられる紙用
顔料は、例えば、クレー、炭酸カルシウム、酸化チタ
ン、サチン白などのオフセット印刷紙用塗工液組成物に
通常使用されている鉱物性顔料や、プラスチックピグメ
ントといわれるポリスチレン系微粒子などの有機顔料が
挙げられる。
【0020】また、本発明のオフセット印刷紙用塗工液
組成物は、通常使用されている各種添加剤、例えば、分
散剤、増粘剤、中和剤、殺菌剤や消泡剤なども使用可能
である。本発明のジェン系共重合体ラテックスを顔料バ
インダーとして用いる場合には、通常の実施態様で行う
ことができる。すなわち、分散剤を溶解させた水中に無
機顔料および/あるいは有機顔料、水溶性高分子、各種
添加剤とともに該ジェン系共重合体ラテックスを混合
し、均一分散とする態様である。そして、この塗工液組
成物は、各種ブレードコーター、ロールコーター、エア
ナイフコーターなど通常の方法によって塗工用原紙に塗
工することが出来る。
【0021】
【実施例】次ぎに、実施例および比較例により本発明を
さらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によっ
てなんら限定されるものではない。尚、各物性は次の測
定方法に従って求めた。 (1)塗工液粘度 :BL型粘度計(60rpm.N
O.3スピンドル)によって25℃で測定した。
【0022】 (2)ドライピック :RI印刷試験機を用いて、印刷インク(SDスーパー 強度 デラックス50紅B;タック値15、東華色素社製) 0.4cc3回重ね刷りを行い、ゴムロールに現れたピ ッキング状態を別の台紙に裏取りし、その程度を観察 する。
【0023】 評価は5点相対評価法で行い、ピッキング現象の少な いものほど高得点とした。 (3)ウエットピック:RI印刷試験機を用いて、塗工紙表面を吸水ロールで 強度 湿してから、印刷インク(SDスーパーデラックス5 0紅B;タック値10、東華色素社製)0.4cc1回 刷りを行い、ゴムロールに現れたピッキング状態を別 の台紙に裏取りし、その程度を観察する。
【0024】 評価は5点相対評価法で行い、ピッキング現象の少な いものほど高得点とした。 (4)インキ着肉性 :RI印刷試験機を用いて、モル
トンロールで水を塗布したのち、紙むけを起こさない条
件でべた刷りを行い、インキ転移性(印刷されたインキ
濃さ)を目視で観察する。
【0025】評価は5点相対評価法で行い、インキ転移
性の良好なものほど高得点とした。 (5)白紙光沢 :塗工紙表面を村上式GM−26
D型光沢度計により、75°-75°で測定した。評価は数
字が高いほど良好である。
【0026】(6)印刷光沢 :RI印刷試験機を
用いて、塗工紙を印刷インキ(SDスーパーデラックス
50藍、東華色素社製)0.4ccでベタ刷りし、乾燥後
村上式GM−26D型光沢度計により、60°-60°で測
定した。評価は数字が高いほど良好である。
【0027】(7)インキセット性:RI印刷試験機を
用いて、塗工紙のを印刷インキ(SDスーパーデラック
ス50藍、東華色素社製)0.4ccでベタ刷りし、別の
台紙に裏取りし、インキ濃度を観察する。評価は5点相
対評価法で行い、インキ濃度が低いほど高得点とした。
【0028】(8)耐ブリスター性:RI印刷機を用い
て、塗工紙の両面を印刷インキ(WebbZett黄、
大日本インキ製)0.3ccをベタ刷りする。この印刷さ
れた塗工紙を適当な大きさに裁断し、その試験片を所定
の温度に調整したシリコンオイル恒温槽に浸して、ブリ
スターが発生するか否かを観察する。恒温槽の温度を変
化させて試験を行い、ブリスターの発生が認められる最
低温度を求める。この温度が高いものほど耐ブリスター
性に優れる。
【0029】
【実施例1】顔料バインダーとして不飽和二塩基酸変成
スチレン・ブタジェン系共重合体ラテックス(L160
8,旭化成工業製)9.9重量部に対し、ポリアミノア
ミド系化合物として、脂肪族・ポリアルキレンポリアミ
ン縮合物「アンカマイド502(ACI JAPAN販
売)」を固形分換算で0.1重量部含有したジェン系共
重合体ラテックスを用い、下記に示す配合の塗工液組成
物を以下に述べる方法で調整し、オフセット印刷紙用塗
工液組成物を得た。 オフセット印刷紙用塗工液の成分割合 クレー(ウルトラコート、EMC製) 70 重量部 炭酸カルシウム(スーパー1700, 30 〃 丸尾カルシウム製) 分散剤(ポリアクリル酸ソーダ) 0.2 〃 「アロンT−40,東亜合成製」 中和剤(カセイソーダ) 0.1 〃 スターチ(王子エースA,王子コンスターチ製) 3 〃 上記のジェン系共重合体ラテックス 10 〃 まず、分散剤(ポリアクリル酸ソーダ)0.2重量部と
中和剤(カセイソーダ)0.1重量部を所定量の水で分
散させ、クレー70重量部と炭酸カルシウム30重量部
を投入し、顔料スラリーを調整した。次ぎにあらかじめ
溶液化しておいたスターチ3重量部とジェン系共重合体
ラテックス10重量部を加え、かきまぜ混合したのち、
適量の水を加えて最終固形分65重量%の紙用塗工液を
調整した。
【0030】次ぎに、塗工用原紙にこの紙用塗工液を塗
工量14g/m2になるようにマイヤーバーで塗工し、熱
風乾燥機(150℃×30秒)にて乾燥した。次いでこ
の塗工紙をスーパーカレンダーにかけ(ロール温度50
℃,ロール圧150kg/cm,2回通紙)、温度23
℃、湿度65%の恒温恒湿室にて調温、調湿したものを
試験片として、各種測定を行った。結果を表1に示す。
【0031】
【実施例2】顔料バインダーとして不飽和二塩基酸変成
スチレン・ブタジェン系共重合体ラテックス(L160
8,旭化成工業製)9.9重量部に対し、ポリアミノア
ミド系化合物として、脂肪族・ポリアルキレンポリアミ
ン縮合物「アンカマイド503(ACI JAPAN販
売)」を固形分換算で0.1重量部含有したジェン系共
重合体ラテックスを使用する以外は実施例1と同じ組成
物および操作を行い、表1に示す組成の試験片を作成
し、各種測定を行った。結果を表1に示す。
【0032】
【実施例3〜4】実施例3は、顔料バインダーとして不
飽和二塩基酸変成スチレン・ブタジェン系共重合体ラテ
ックス(L1608,旭化成工業製)9.75重量部に
対し、ポリアミノアミド系化合物として、脂肪族・ポリ
アルキレンポリアミン縮合物「アンカマイド506(A
CI JAPAN販売)」を0.25重量部含有したジ
ェン系共重合体ラテックス、また実施例4は、顔料バイ
ンダーであるジェン系共重合体ラテックス(L160
8,旭化成工業製)9.98重量部に対し、ポリアミノ
アミド系化合物として、脂肪族・ポリアルキレンポリア
ミン縮合物「アンカマイド506(ACI JAPAN
販売)」を固形分換算で0.02重量部含有したジェン
系共重合体ラテックスを使用する以外は実施例1と同じ
組成物および操作を行い、表1に示す組成の試験片を作
成し、各種測定を行った。結果を表1に示す。
【0033】
【実施例5】顔料バインダーとして不飽和二塩基酸変成
スチレン・ブタジェン系共重合体ラテックス(L162
2,旭化成工業製)9.98重量部に対し、ポリアミノ
アミド系化合物として、脂肪族・ポリアルキレンポリア
ミン縮合物「アンカマイド506(ACI JAPAN
販売)」を固形分換算で0.02重量部含有したジェン
系共重合体ラテックスを使用する以外は実施例1と同じ
組成物および操作を行い表1に示す組成の試験片を作成
し、各種測定を行った。結果を表1に示す。
【0034】
【実施例6〜7】実施例6は、顔料バインダーとして不
飽和二塩基酸変成スチレン・ブタジェン系共重合体ラテ
ックス(L1537,旭化成工業製)9.9重量部に対
し、ポリアミノアミド系化合物として、脂肪族・ポリア
ルキレンポリアミン縮合物「アンカマイド503(AC
I JAPAN販売)」を固形分換算で0.1重量部含
有したジェン系共重合体ラテックス、また実施例7は、
顔料バインダーであるジェン系共重合体ラテックス(L
1537,旭化成工業製)9.95重量部に対し、ポリ
アミノアミド系化合物として、脂肪族・ポリアルキレン
ポリアミン縮合物「アンカマイド503(ACI JA
PAN販売)」を固形分換算で0.05重量部含有した
ジェン系共重合体ラテックスを使用する以外は実施例1
と同じ組成物および操作を行い、表1に示す組成の試験
片を作成し、各種測定を行った。結果を表1に示す。
【0035】
【実施例8】顔料バインダーとして不飽和二塩基酸変成
スチレン・ブタジェン系共重合体ラテックス(L153
7,旭化成工業製)9.9重量部に対し、トリエチレン
テトラミンとプロピレンオキサイドのアグクト品「アン
カミン1769(ACI JAPAN販売)」を固形分
換算で0.1重量部含有したジェン系共重合体ラテック
スを使用する以外は実施例1と同じ組成物および操作を
行い、表1に示す組成の試験片を作成し、各種測定を行
った。結果を表1に示す。
【0036】
【比較例1〜2】比較例1は、顔料バインダーとして不
飽和二塩基酸変成スチレン・ブタジェン系共重合体ラテ
ックス(L1608,旭化成工業製)9.9991重量
部に対し、ポリアミノアミド系化合物として、脂肪族・
ポリアルキレンポリアミン縮合物「アンカマイド503
(ACI JAPAN販売)」を固形分換算で0.00
09重量部含有したジェン系共重合体ラテックス、また
比較例2は、顔料バインダーであるジェン系共重合体ラ
テックス(L1608,旭化成工業製)9.5重量部に
対し、ポリアミノアミド系化合物として、脂肪族・ポリ
アルキレンポリアミン縮合物「アンカマイド503(A
CI JAPAN販売)」を固形分換算で0.5重量部
含有したジェン系共重合体ラテックスを使用する以外は
実施例1と同じ組成物および操作を行い、表1に示す組
成の試験片を作成し、各種測定を行った。結果を表1に
示す。
【0037】
【比較例3〜4】比較例3は、顔料バインダーとして不
飽和二塩基酸変成スチレン・ブタジェン系共重合体ラテ
ックス(L1537,旭化成工業製)9.9991重量
部に対し、ポリアミノアミド系化合物として、脂肪族・
ポリアルキレンポリアミン縮合物「アンカマイド503
(ACI JAPAN販売)」を固形分換算で0.00
09重量部含有したジェン系共重合体ラテックス、また
比較例4は、顔料バインダーであるジェン系共重合体ラ
テックス(L1537,旭化成工業製)9.5重量部に
対し、ポリアミノアミド系化合物として、脂肪族・ポリ
アルキレンポリアミン縮合物「アンカマイド503(A
CI JAPAN販売)」を固形分換算で0.5重量部
使用する以外は実施例1と同じ組成物および操作を行
い、表1に示す組成の試験片を作成し、各種測定を行っ
た。結果を表1に示す。
【0038】
【比較例5〜6】比較例5は、顔料バインダーとして不
飽和二塩基酸変成スチレン・ブタジェン系共重合体ラテ
ックス(L1608,旭化成工業製)10重量部、また
比較例6は、顔料バインダーであるジェン系共重合体ラ
テックス(L1537,旭化成工業製)10重量部を使
用する以外は実施例1と同じ組成物および操作を行い、
表1に示す組成の試験片を作成し、各種測定を行った。
結果を表1に示す。
【0039】
【実施例9〜11】実施例8は、顔料バインダーとして
不飽和二塩基酸変成スチレン・ブタジェン系共重合体ラ
テックス(L1608,旭化成工業製)6.8重量部に
対し、ポリアミノアミド系化合物として、脂肪族・ポリ
アルキレンポリアミン縮合物「アンカマイド506(A
CI JAPAN販売)」を固形分換算で0.2重量部
含有したジェン系共重合体ラテックス、また実施例9
は、顔料バインダーであるジェン系共重合体ラテックス
(L1608,旭化成工業製)11.88重量部に対
し、ポリアミノアミド系化合物として、脂肪族・ポリア
ルキレンポリアミン縮合物「アンカマイド506(AC
I JAPAN販売)」を固形分換算で0.12重量部
含有したジェン系共重合体ラテックス、さらに実施例1
0は、顔料バインダーであるジェン系共重合体ラテック
ス(L1608,旭化成工業製)17.82重量部に対
し、ポリアミノアミド系化合物として、脂肪族・ポリア
ルキレンポリアミン縮合物「アンカマイド506(AC
I JAPAN販売)」を固形分換算で0.18重量部
含有したジェン系共重合体ラテックス使用する以外は実
施例1と同じ組成物および操作を行い、表2に示す組成
の試験片を作成し、各種測定を行った。結果を表2に示
す。
【0040】
【比較例7〜8】比較例7は、顔料バインダーとして不
飽和二塩基酸変成スチレン・ブタジェン系共重合体ラテ
ックス(L1608,旭化成工業製)3.96重量部に
対し、ポリアミノアミド系化合物として、脂肪族・ポリ
アルキレンポリアミン縮合物「アンカマイド506(A
CI JAPAN販売)」を固形分換算で0.04重量
部含有したジェン系共重合体ラテックス、また比較例8
は、顔料バインダーであるジェン系共重合体ラテックス
(L1608,旭化成工業製)21.78重量部に対
し、ポリアミノアミド系化合物として、脂肪族・ポリア
ルキレンポリアミン縮合物「アンカマイド506(AC
I JAPAN販売)」を固形分換算で0.22重量部
含有したジェン系共重合体ラテックスを使用する以外は
実施例1と同じ組成物および操作を行い、表2に示す組
成の試験片を作成し、各種測定を行った。結果を表2に
示す。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【発明の効果】本発明において得られた、脂肪族アミン
系化合物を含有したジェン系共重合体ラテックスをオフ
セット印刷紙用塗工液組成物に使用することにより、塗
工紙の耐水性および湿潤時のインキ着肉性にすぐれてい
るばかりか、表面強度や印刷光沢にもすぐれた効果を発
揮することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共重合体ラテックス100重量部に対
    し、脂肪族アミン系化合物を固形分換算で0.01〜5
    重量部含有してなることを特徴とするジェン系共重合体
    ラテックス。
  2. 【請求項2】 脂肪族アミン系化合物が脂肪族ポリアミ
    ノアミド系化合物であることを特徴とする請求項1記載
    のジェン系共重合体ラテックス。
  3. 【請求項3】 紙用顔料および顔料バインダーを主成分
    とするオフセット印刷紙用塗工液組成物において、紙用
    顔料100重量部に対し、顔料バインダー成分として請
    求項1もしくは2記載のジェン系共重合体ラテックスを
    固形分換算で6〜20重量部添加することを特徴とする
    オフセット印刷紙用塗工液組成物。
JP4433895A 1994-05-19 1995-03-03 ジェン系共重合体ラテックス及びそれを用いた塗工液組成物 Withdrawn JPH0834879A (ja)

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JP6-105504 1994-05-19
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6387506B1 (en) 1997-08-26 2002-05-14 Sumitomo Chemical Company, Limited Resin composition for paper-coating, coating composition for paper and coated paper

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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