JPH084340A - 多段式立体駐車装置 - Google Patents

多段式立体駐車装置

Info

Publication number
JPH084340A
JPH084340A JP12621994A JP12621994A JPH084340A JP H084340 A JPH084340 A JP H084340A JP 12621994 A JP12621994 A JP 12621994A JP 12621994 A JP12621994 A JP 12621994A JP H084340 A JPH084340 A JP H084340A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pallet
pit
driving means
drive
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12621994A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Shindo
経雄 信藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Meiva Industry Ltd filed Critical Shin Meiva Industry Ltd
Priority to JP12621994A priority Critical patent/JPH084340A/ja
Publication of JPH084340A publication Critical patent/JPH084340A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピット内を昇降可能なパレットを上下多段に
有するパレット昇降体を備えた多段式立体駐車装置に対
し、ピット内空間を大型化することなしに減速機構の振
動及び騒音を小さくする。 【構成】 隣り合うパレット昇降体間に両者の昇降動作
を切り換える昇降駆動装置25を設置する。昇降駆動装
置25に駆動力を与えてパレット昇降体を昇降させるギ
ヤードモータ13をピット2の前方の車路に凹設した収
容凹部14に収容配置させることで、モータ13の大型
化を許容しながら該モータ13に組込まれる減速機構の
みで高い減速比を得るようにする。収容凹部14の上部
開口をマンホール40によって閉鎖する。収容凹部14
内に吸音材及び防振材を設けてモータ13が発する騒音
及び振動の外部への伝達を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多段式立体駐車装置に
係り、特に、車両搭載用パレットを昇降させる昇降駆動
源の駆動力を高い減速比で減速して増大する減速機構の
制振、防音対策に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、上下のパレットが一体となっ
て昇降するタイプの多段式立体駐車装置として、例え
ば、特公平5−34468号公報に開示されているよう
に、パレットを上下二段に一体に有するパレット昇降体
をピット内に2台昇降可能に並設し、該両パレット昇降
体間に設置された1つの昇降駆動手段を駆動させること
により、その両側のパレット昇降体の昇降動作を切り換
えるようにした多段(二段)式立体駐車装置が知られて
いる。
【0003】つまり、この二段式立体駐車装置では、図
11に示すように、各パレット昇降体a1,a2の上段
パレットb1,b2に対する入出庫時には、図11にお
ける右側のパレット昇降体a1のように下段パレットc
1がピット底面に接地するとともに、上段パレットb1
が車両乗入れ面とほぼ同じ高さレベルに位置するようパ
レット昇降体a1を下降させる。一方、下段パレットc
2に対する入出庫時には、図11における左側のパレッ
ト昇降体a2のように下段パレットc2が車両乗入れ面
とほぼ同じ高さレベルに位置するとともに、上段パレッ
トb2が車両乗入れ面上方に位置するようパレット昇降
体a2を上昇させるようにしている。
【0004】そして、上記各パレット昇降体a1,a2
を昇降させる昇降駆動手段dは、上下一対のスプロケッ
トe,fに2条のエンドレスチェーンg,gを巻き掛け
てなるチェーン駆動機構h,hを前後に備え、該各チェ
ーン駆動機構h,hの各エンドレスチェーンg,gに各
パレット昇降体a1,a2の下段パレットc1,c2の
内側サイドの前後2箇所を係合可能とし、各パレット昇
降体a1,a2をバランスチェーンi1,i2で上段お
よび下段パレットb1,c1、b2,c2の水平状態を
保持した状態で昇降させるように構成されている。
【0005】また、この各パレット昇降体a1,a2を
昇降させるための駆動源としてはブレーキ付ギヤードモ
ータjが採用されており、重量の大きなパレット昇降体
a1,a2を昇降可能とし、且つ装置をできるだけ小型
化にするために、モータjの駆動力を増大する手段とし
て、このモータjに組込まれたギヤ減速機構とチェーン
kを利用した減速機構mとが備えられている。つまり、
ブレーキ付ギヤードモータjの出力軸に2列の歯部を有
する駆動スプロケットnを取り付け、各チェーン駆動機
構hのスプロケットe,e同士を連結する連結軸oに比
較的大径の従動スプロケットpを取り付け、この駆動ス
プロケットnと従動スプロケットpとの間に上記チェー
ンk,kが巻き掛けられて高い減速比が得られるように
している。即ち、ブレーキ付ギヤードモータjに組込ま
れた減速機構のみ若しくはチェーンkを利用した減速機
構mのみで減速比を高くして大きな駆動力を得ようとし
た場合には、その機構が大型になってしまう。そして、
このような構成では減速機構とパレット昇降体との干渉
を避けるために各パレット昇降体の間の空間を大きくせ
ねばならず、これによってピット内空間が大型化してし
まう。このような状況を回避するため、上述したように
2つの減速機構が併用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成では、減速機構が2箇所に設けられていること
から振動及び騒音の発生源も2箇所存在することにな
り、この各減速機構から発せられる振動により他の部材
への悪影響が懸念されたり、騒音のために装置全体とし
ての駆動音が大きくなるといった不具合があった。
【0007】また、この減速機構の配設部分に制振、防
音のための手段を設けることも考えられるが、ピット内
空間を大型化することなしにこのような手段を設けるこ
とは難しい。
【0008】つまり、この種の多段式立体駐車装置に備
えられる減速機構にあっては、高い減速比を得ながら、
ピット内空間を大型化させることなく、それでいて振動
及び騒音が小さいことが要求される。しかし、未だ、こ
の要求を満たすような減速機構は得られていないのが実
情である。
【0009】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、減速機構を改善するこ
とにより、ピット内空間を大型化させることなしに振動
及び騒音を小さくすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、減速機構をピット外部に設けたモータに
組込まれたもののみとし、その大型化を許容するように
して減速機構の個数を低減しながら制振、防音構造を設
けることを可能にした。
【0011】具体的に、請求項1記載の発明は、車両乗
入れ面より下側に凹設されたピットの内部に昇降可能に
配置され、車両搭載用パレットを上下多段に有するパレ
ット昇降体と、該パレット昇降体を昇降させるための駆
動力を、高い減速比で減速して増大した後、出力する駆
動手段と、上記ピットの内部に配置され、駆動手段とパ
レット昇降体との間に介設されて、駆動手段からの駆動
力によりパレット昇降体を昇降させる駆動機構とを備え
た多段式立体駐車装置を前提としている。そして、上記
駆動手段を、ピット外部に設けられた駆動手段設置部に
設置すると共に、駆動力伝達部材によって駆動機構に連
結した構成としている。
【0012】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の多段式立体駐車装置において、駆動手段設置部に、駆
動手段から発せられる振動を制振する制振手段及び駆動
手段から発せられる騒音を遮断する防音手段を設けた構
成としている。
【0013】請求項3記載の発明は、上記請求項2記載
の多段式立体駐車装置において、駆動手段設置部を車両
乗入れ面に凹設された収容凹部で成し、防音手段を収容
凹部の開口を覆う蓋体で成した構成としている。
【0014】請求項4記載の発明は、上記請求項3記載
の多段式立体駐車装置において、駆動手段をギヤードモ
ータで成す。また、制振手段を、収容凹部の床面に敷設
され、上面にギヤードモータが固定される防振マットで
成し、防音手段を、収容凹部の内壁面及び蓋体の内面に
設けられた吸音材で成した構成としている。
【0015】
【作用】上記の構成により、本発明では、以下に述べる
ような作用が得られる。請求項1記載の発明では、パレ
ット昇降体の昇降時には、先ず、駆動手段が駆動して、
その駆動力が高い減速比で減速されて増大される。そし
て、この増大された駆動力は駆動力伝達手段及び駆動機
構を介してパレット昇降体に伝達され、該パレット昇降
体が昇降して所望のパレットが車両乗り入れ面と略同じ
高さ位置となって車両の入出庫が可能になる。このよう
なパレット昇降体の昇降の際、駆動手段からは減速動作
に伴う振動及び騒音が発せられることになるが、この駆
動手段はピット外部に設けられているので、駆動手段を
大型にしたとしてもピット内空間が大型になることがな
い。このため、駆動手段をモータに組込まれる減速機構
のみで高い減速比を得る構成とすることができる。つま
り、従来のような、モータに組込まれた減速機構とチェ
ーンを利用した減速機構とを併用する必要がなくなり、
振動及び騒音の発生要素が減少できるので、これによっ
て装置全体としての振動及び騒音が低減される。
【0016】請求項2記載の発明では、駆動手段設置部
に設けられた制振手段及び防音手段により、駆動手段設
置部内の駆動手段から発せられる振動及び騒音の外部へ
の伝達が抑制される。
【0017】請求項3記載の発明では、駆動手段が車両
乗り入れ面の下側、つまり地下に配置されることになる
ので、この駆動手段を、入出庫の邪魔にならない箇所の
ピット外部に設置でき、また、収容凹部の開口を覆う蓋
体によって防音も行われることになる。
【0018】請求項4記載の発明では、駆動手段として
のギヤードモータから発せられる振動は、防振マットに
より吸振されて外部への伝達が抑制され、また、ギヤー
ドモータから発せられる騒音は、吸音材により吸音され
て外部への伝達が抑制されることになる。このため装置
全体として円滑な駆動及び静音性が良好に得られる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0020】図1ないし図4は本発明の実施例に係る多
段(二段)式立体駐車装置Aを示す。該二段式立体駐車
装置Aは、車両乗入れ面としての床面1に凹設された平
面矩形のピット2に設置され、該ピット2の入出庫口側
を除く周りには安全柵3が立設されている一方、上記入
出庫口側には保安用チェーン4が入出庫時に取外し可能
に水平に張られている。
【0021】上記ピット2内には、2台のパレット昇降
体5,6が昇降可能に並設され、該各パレット昇降体
5,6は、車両搭載用の上段パレットP1 と下段パレッ
トP2とを前後左右の4本のパレット支持枠7,7,…
で上下二段に一体に連結して構成され、該両上段および
下段パレットP1 ,P2 は共に一体となって昇降するよ
うになっている。上記両上段および下段パレットP1 ,
P2 のうち下段パレットP2 の裏面には、幅方向に延び
る2つのパレット受梁8,8が前後に所定間隔をあけて
取り付けられ、該各パレット受梁8の両端には2つのガ
イドスプロケット9,9が1つずつ取り付けられてい
る。
【0022】一方、図5(上段パレットP1 省略)にも
示すように、上記ピット2内の左右両端前後には4本の
補助柱10,10,…が1本ずつ立設され、該各補助柱
10上端にはバランス手段としてのバランスチェーン1
1の一端が固定され、該バランスチェーン11は、上記
両ガイドスプロケット9,9のうちピット2外寄りのガ
イドスプロケット9に下側から掛け渡されて上記パレッ
ト受梁8に沿って下段パレットP2 の幅方向に延び、ピ
ット2内寄りのガイドスプロケット9に上側から掛け渡
された後、ピット2底面に固定されている。そして、こ
の前後2本のバランスチェーン11,11で上記各パレ
ット昇降体5,6を各上段および下段パレットP1 ,P
2 の水平状態を保持した状態で昇降案内するようになさ
れている。
【0023】上記ピット2内の相隣るパレット昇降体
5,6間には、2本の主柱12,12が前後に所定間隔
をあけて立設されている。そして、この両主柱12,1
2の上端には駆動力を伝達するためのシャフト17が橋
絡されている。また、図6に拡大詳示するように、上記
各主柱12は断面略C字状の型鋼からなる2本の柱2
0,20の開口側を向かい合わせにして構成され、該両
柱20,20間の空間には上記シャフト17の両端が嵌
挿され、該嵌挿部分に2つの上側スプロケット21,2
1が並設されている。また、上記両柱20,20間の空
間下端には同じく2つの下側スプロケット22,22が
並設され、この上下一対の上側および下側スプロケット
21,22には2条のエンドレスチェーン23,23が
巻き掛けられている。そして、これら上側スプロケット
21、下側スプロケット22およびエンドレスチェーン
23によって本発明でいう駆動手段としてのチェーン駆
動機構24が構成され、該チェーン駆動機構24は前後
の主柱12,12にそれぞれ設けられている。
【0024】そして、本例の特徴とする構成は、各上側
スプロケット21,21に駆動力を伝達してパレット昇
降体5,6を昇降させる駆動手段としてのブレーキ付ギ
ヤードモータ13の配設状態にある。以下、このブレー
キ付ギヤードモータ13の配設状態について説明する。
図1、図3及び図4に示すように、本装置Aの車両乗入
れ側の床面1、つまり前方の車路上で、各パレット昇降
枠5,6の中間位置に対向した部分には、平面矩形の駆
動手段設置部としてのモータ収容凹部14が凹設されて
おり、このモータ収容凹部14にブレーキ付ギヤードモ
ータ13が収容配置されている。また、このモータ収容
凹部14におけるピット2側の縦壁14aには、ブレー
キ付ギヤードモータ13の出力軸15にユニバーサルジ
ョイント16を介して連結された駆動力伝達部材として
のドライブシャフト18を挿通するための貫通孔14b
が形成されている。そして、この貫通孔14bに挿通さ
れたドライブシャフト18は、ピット2内をシャフト1
7に向って延び、該シャフト17の先端部にユニバーサ
ルジョイント19を介して連結されている。また、モー
タ収容凹部14の上部は蓋体としてのマンホール40に
よって閉鎖されている。
【0025】そして、このブレーキ付ギヤードモータ1
3の配設部分には様々な制振、防音構造が施されてい
る。その構造を具体的に説明すると、図8及び図9に示
すように、モータ収容凹部14の各縦壁面にはシート状
の吸音材41が張付けられており、マンホール40の下
面全体にも同様の吸音材41が張付けられている。これ
により、ブレーキ付ギヤードモータ13から発せられる
騒音が外部に漏れ出ることを抑制する防音手段が構成さ
れている。また、ブレーキ付ギヤードモータ13は、モ
ータ収容凹部14の床面にアンカボルト44により固定
されたモルタル材42の上に防振マット43が敷設さ
れ、その上面に固定されている。また、ブレーキ付ギヤ
ードモータ13の出力軸15とユニバーサルジョイント
16との間には制振カップリング45が介設されてい
る。この各制振構造により、ブレーキ付ギヤードモータ
13から発せられる振動によるピット2内の各部材へ悪
影響が抑制される制振手段が構成されている。
【0026】そして、ブレーキ付ギヤードモータ13は
ピット2の外側に設けられていることから、大型化にし
たとしてもピット2内空間が大型になることがないの
で、ここで採用されるブレーキ付ギヤードモータ13と
しては高い減速比をもった大型のものにすることが可能
である。言い換えると、ピット2内空間を大型にするこ
となしにモータ13のみで高い減速比を得ることが可能
になり、このため、従来のようにモータによる減速(ギ
ヤ減速)とチェーンを利用した減速(チェーン減速)と
を併用してピット内空間を大型にすることなしに高い減
速比を得るといった構成が不要になる。
【0027】このため、従来から振動及び騒音の発生源
の1つであったチェーン減速部分を廃することができ、
更には、もう一つの振動及び騒音の発生源であったギヤ
減速部分に対して良好な制振及び防音対策を施しながら
高い減速比を得ることができることになる。
【0028】また、図3における46は、降雨時にモー
タ収容凹部14に浸入した雨水等を排出するための排水
路である。
【0029】このようにして前後のチェーン駆動機構2
4,24、ブレーキ付ギヤードモータ13およびシャフ
ト17等により、上記各パレット昇降体5,6を昇降さ
せる昇降駆動手段としての昇降駆動装置25が構成され
ている。
【0030】また、図7に拡大詳示するように、上記各
チェーン駆動機構24の両エンドレスチェーン23,2
3には、1つのパレット掛止具26が該両エンドレスチ
ェーン23,23間に立ちはだかるように橋絡され、一
方、上記各パレット昇降体5,6における下段パレット
P2 の昇降駆動装置25側の前後2箇所には、上記各パ
レット昇降体5,6と係合するフック27,27が取り
付けられている(図5参照)。
【0031】そして、上記ブレーキ付ギヤードモータ1
3の回転トルクを前後のチェーン駆動機構24,24に
伝えて該各チェーン駆動機構24を同期駆動させること
により、上記各パレット掛止具26を下側スプロケット
22を反転させて上昇させようとする各パレット昇降体
5,6側に移動させ、該各パレット昇降体5,6の各フ
ック27に下方から係合させて該各パレット昇降体5,
6を昇降させるようになされている。
【0032】つまり、本実施例の二段式立体駐車装置A
では、昇降駆動装置25の駆動により、各パレット昇降
体5,6の上段パレットP1 に対する入出庫時には、下
段パレットP2 が上記ピット2底面に接地するととも
に、上段パレットP1 が床面1とほぼ同じ高さレベルに
位置するよう各パレット掛止具26を各フック27に係
合させて各パレット昇降体5,6を下降させる一方、下
段パレットP2 に対する入出庫時には、下段パレットP
2 が床面1とほぼ同じ高さレベルに位置するとともに、
上段パレットP1 が床面1上方に位置するよう各パレッ
ト掛止具26を各フック27に係合させて各パレット昇
降体5,6を上昇させるようにしている。
【0033】このように、本実施例の二段式立体駐車装
置Aでは、上記昇降駆動装置25の切換え駆動によって
チェーン駆動機構24,24を正転あるいは逆転駆動さ
せることにより、一方側のパレット昇降体5,6を各パ
レット掛止具26から切り離して接地させた状態で他方
側のパレット昇降体5,6を昇降させ、該パレット昇降
体5,6に対し車両Cを入出庫するようにしている。
【0034】なお、図2ないし図4中、31は入出庫口
側方の柱32上端に設けられた運転盤、図3における3
3は、チェーン駆動機構24のエンドレスチェーン23
の切断によるパレット昇降体5,6の落下を防止するた
めに各主柱12の上端寄りに設けられた搬器落下防止装
置、34はパレット昇降体5,6が上昇した際に下段パ
レットP2 を床面1高さに保持するための上昇停止リミ
ットスイッチ、35はパレット昇降体5,6が下降した
際に上段パレットP1 を床面1高さに保持するための下
降停止リミットスイッチ、図2及び図4における36は
ピット2の左右両側および中程に設けられたデッキであ
る。また、上段および下段パレットP1,P2 の奥部両
サイドにはバック入庫した車両Cが動かないように後輪
を係合させて停止する車止め37が設けられている。
【0035】次に、上述の如く構成された二段式立体駐
車装置Aの入出庫要領を説明する。
【0036】前提として、図2のように、左側のパレッ
ト昇降体5が前後のパレット掛止具26,26に支持さ
れて上昇状態にあり、右側のパレット昇降体6が下降状
態にあるとする。この状態では、左側のパレット昇降体
5の下段パレットP2 と右側のパレット昇降体6の上段
パレットP1 とが共に床面1とほぼ同じ高さレベルにあ
り、入出庫が可能である。
【0037】この状態において、上記左側のパレット昇
降体5の上段パレットP1 に対して入出庫する時には、
運転盤31を操作して昇降駆動装置25を駆動させるこ
とにより、チェーン駆動機構24,24の各々2条のエ
ンドレスチェーン23,23を反時計回り方向に同期駆
動させ、左側のパレット昇降体5を支持している前後の
パレット掛止具26,26を下降させる。これに伴い、
上記左側のパレット昇降体5が下降し、このことを下降
停止リミットスイッチ35が検知してこの検知信号に基
づき上記昇降駆動装置25が停止する。この状態で左側
のパレット昇降体5の上段パレットP1 が入出庫可能な
ように床面1とほぼ同じ高さレベルに位置するととも
に、下段パレットP2 が接地してピット2底面に載置さ
れる。
【0038】この状態から、今度は、下降状態にある右
側のパレット昇降体6の下段パレットP2 に対して入出
庫する時には、運転盤31を操作して昇降駆動装置25
を駆動させることにより、チェーン駆動機構24,24
の各々2条のエンドレスチェーン23,23を反時計回
り方向に同期駆動させ、今まで左側のパレット昇降体5
を支持していた各パレット掛止具26を各フック27か
ら切り離し、下側スプロケット22を経て反転させて右
側のパレット昇降体6側に移動させる。その後、上記各
パレット掛止具26を右側のパレット昇降体6の各フッ
ク27に下方から係合させて該パレット昇降体6を支持
し、この状態で各パレット掛止具26を上昇させる。こ
れに伴い、上記右側のパレット昇降体6が上昇し、この
ことを上昇停止リミットスイッチ34が検知してこの検
知信号に基づき上記昇降駆動装置25が停止する。この
状態で右側のパレット昇降体6の上段パレットP1 が床
面1上方に位置するとともに、下段パレットP2 が入出
庫可能なように床面1とほぼ同じ高さレベルに位置せし
められる。
【0039】そして、このような昇降動作が行われる際
の駆動力は、ブレーキ付ギヤードモータ13において高
減速比で減速されて増大された後、出力軸15、制振カ
ップリング45、ユニバーサルジョイント16及びドラ
イブシャフト18を経て前側のスプロケット21,21
に伝達され、更に、この駆動力はシャフト17を経て後
側のスプロケット21,21に伝達され、これにより、
エンドレスチェーン23,23が駆動し、パレット昇降
体5,6を昇降させることになる。
【0040】そして、このような動作状態において、騒
音及び振動の発生源となる減速機構部分はブレーキ付ギ
ヤードモータ13のみであることから、この減速に伴う
騒音及び振動の発生源は1箇所のみとなっている。ま
た、このブレーキ付ギヤードモータ13から発せられる
騒音は、吸音材41によって吸音され、また、このブレ
ーキ付ギヤードモータ13が設置されているモータ収容
凹部14はマンホール40によって閉鎖されているの
で、騒音が外部に漏れ出ることが抑制されている。更
に、ブレーキ付ギヤードモータ13から発せられる振動
は、防振マット43によって吸収され、また、制振カッ
プリング45によりドライブシャフト18側への伝達が
抑制される。このため、ピット2内の各部材への振動に
よる悪影響が大幅に低減されることになる。
【0041】このように、本例の構成によれば、従来か
ら振動及び騒音の発生源の1つであったチェーン減速部
分を廃することができ、もう一つの振動及び騒音の発生
源であったギヤ減速部分に対して良好な制振及び防音対
策を施しながら高い減速比を得ることができることにな
る。このため、減速機構として要求される高い減速比を
得ながら、ピット内空間を大型化させることなく、それ
でいて振動及び騒音が小さいといった要件を十分に満す
ことができ、駆動系の実用性を大幅に向上させることが
できる。
【0042】また、本例では、ピット2前方(図3にお
ける左側)の車路の下側に振動及び騒音の発生源として
のブレーキ付ギヤードモータ13を設置したので、ピッ
ト2後方(図3における右側)への振動及び騒音の伝達
が殆どなく、このピット2後方に家屋があるような場合
には特に有効な構成となる。
【0043】なお、上記実施例では、パレット昇降体
5,6が上下二段である二段式立体駐車装置Aを示した
が、図10に示すように、上段パレットP1 と下段パレ
ットP2 との間に中段パレットP3 を設けた上下3段で
ある三段式立体駐車装置Aの場合であっても適用するこ
とができるものである。そして、この場合には、パレッ
ト昇降体5,6の接地状態で上段パレットP1 を床面1
とほぼ同じ高さレベルに、中段パレットP3 および下段
パレットP2 をピット2内に位置付けるようにする。な
お、図10中、二段式立体駐車装置Aと同一構成部分に
ついては同一の符号を付してその詳細な説明を省略す
る。
【0044】また、上記実施例では、2台のパレット昇
降体5,6を並設した場合を示したが、3台以上並設し
た場合であってもよく、要は相隣るパレット昇降体5,
6間に昇降駆動装置25を上述の如くして設置すればよ
い。
【0045】また、上記実施例では、前方の車路上にモ
ータ収容凹部14を凹設するようにしたが、後方或いは
側方の床面上に凹設するようにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載の
発明によれば、駆動手段を、ピット外部に設けられた駆
動手段設置部に設置すると共に、駆動力伝達部材によっ
て駆動機構に連結したために、駆動手段を大型にしたと
してもピット内空間が大型になることがない。このた
め、駆動手段をモータに組込まれる減速機構のみで高い
減速比を得る構成とすることができ、従来のような、モ
ータに組込まれた減速機構とチェーンを利用した減速機
構とを併用する必要がなくなり、振動及び騒音の発生要
素が減少でき、これにより装置全体としての振動及び騒
音が低減される。つまり、本発明によれば、減速機構と
して要求される高い減速比を得ながら、ピット内空間を
大型化させることなく、それでいて振動及び騒音が小さ
いといった要件を十分に満すことができ、駆動系の実用
性を大幅に向上させることができる。
【0047】請求項2記載の発明によれば、駆動手段設
置部に、駆動手段から発せられる振動を制振する制振手
段及び駆動手段から発せられる騒音を遮断する防音手段
を設けたために、ピット内空間の大型化を招くことなし
に、振動及び騒音の外部への伝達を抑制することができ
る。
【0048】請求項3記載の発明によれば、駆動手段設
置部を、車両乗入れ面に凹設された収容凹部で成し、ま
た、防音手段を、収容凹部の開口を覆う蓋体で成したた
めに、駆動手段が車両乗り入れ面の下側、つまり地下に
配置されることになり、この駆動手段を、入出庫の邪魔
にならない箇所のピット外部に設置でき、上述した請求
項1記載の発明に係る効果を入出庫動作に支障を与える
ことなしに得ることができ、駐車装置の実用性の向上が
図れる。また、蓋体による防音効果も発揮されて、更な
る防音効果を得ることもできる。
【0049】請求項4記載の発明によれば、駆動手段を
ギヤードモータで成し、また、制振手段を、収容凹部の
床面に敷設され、上面にギヤードモータが固定される防
振マットで成し、防音手段を、収容凹部の内壁面及びマ
ンホールの内面に設けられた吸音材で成したために、防
振マットによる吸振動作、吸音材による吸音動作によ
り、装置全体として円滑な駆動及び静音性を良好に得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】二段式立体駐車装置のチェーン掛け状態を説明
する斜視図である。
【図2】二段式立体駐車装置の正面図である。
【図3】二段式立体駐車装置の側面図である。
【図4】二段式立体駐車装置の平面図である。
【図5】バランスチェーンのチェーン掛け部分を拡大し
て示す正面図である。
【図6】図5のVI−VI線における断面図である。
【図7】図5のVII −VII 線における断面図である。
【図8】ブレーキ付ギヤードモータの設置状態を示す側
面図である。
【図9】ブレーキ付ギヤードモータの設置状態を示す背
面図である。
【図10】三段式立体駐車装置の正面図である。
【図11】従来例における図1相当図である。
【符号の説明】 1 床面(車両乗入れ面) 2 ピット 5 パレット昇降体 6 パレット昇降体 13 ブレーキ付ギヤードモータ(駆動手段) 14 モータ収容凹部(駆動手段設置部) 18 ドライブシャフト(駆動力伝達部材) 24 チェーン駆動機構 40 マンホール(蓋体) 41 吸音材 43 防振マット P1 上段パレット P2 下段パレット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両乗入れ面より下側に凹設されたピッ
    トの内部に昇降可能に配置され、車両搭載用パレットを
    上下多段に有するパレット昇降体と、 該パレット昇降体を昇降させるための駆動力を、高い減
    速比で減速して増大した後、出力する駆動手段と、 上記ピットの内部に配置され、駆動手段とパレット昇降
    体との間に介設されて、駆動手段からの駆動力によりパ
    レット昇降体を昇降させる駆動機構とを備えた多段式立
    体駐車装置において、 上記駆動手段は、ピット外部に設けられた駆動手段設置
    部に設置されていると共に、駆動力伝達部材によって駆
    動機構に連結されていることを特徴とする多段式立体駐
    車装置。
  2. 【請求項2】 駆動手段設置部には、駆動手段から発せ
    られる振動を制振する制振手段及び駆動手段から発せら
    れる騒音を遮断する防音手段が設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の多段式立体駐車装置。
  3. 【請求項3】 駆動手段設置部は、車両乗入れ面に凹設
    された収容凹部で成り、 防音手段は、収容凹部の開口を覆う蓋体で成っているこ
    とを特徴とする請求項2記載の多段式立体駐車装置。
  4. 【請求項4】 駆動手段はギヤードモータで成り、 制振手段は、収容凹部の床面に敷設され、上面にギヤー
    ドモータが固定される防振マットで成り、 防音手段は、収容凹部の内壁面及び蓋体の内面に設けら
    れた吸音材で成っていることを特徴とする請求項3記載
    の多段式立体駐車装置。
JP12621994A 1994-06-08 1994-06-08 多段式立体駐車装置 Pending JPH084340A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12621994A JPH084340A (ja) 1994-06-08 1994-06-08 多段式立体駐車装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12621994A JPH084340A (ja) 1994-06-08 1994-06-08 多段式立体駐車装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH084340A true JPH084340A (ja) 1996-01-09

Family

ID=14929696

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12621994A Pending JPH084340A (ja) 1994-06-08 1994-06-08 多段式立体駐車装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH084340A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015108265A (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 日栄インテック株式会社 機械式立体駐車場の防音装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015108265A (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 日栄インテック株式会社 機械式立体駐車場の防音装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6742628B2 (en) Rope elevator
JP2001226053A (ja) エレベータ装置
JPH084340A (ja) 多段式立体駐車装置
JPH0972120A (ja) 機械式駐車装置の駆動源取付構造
JP2783121B2 (ja) エレベーター用かご
JP3833203B2 (ja) 機械式駐車装置
JP2560594B2 (ja) 縦列型エレベータ式駐車装置
JPS63310488A (ja) 住宅用エレベ−タのケ−ジ昇降装置
JP2593561B2 (ja) 機械式駐車設備
JP3630540B2 (ja) 機械式立体駐車装置
JP3739151B2 (ja) ピット式立体駐車装置における前面ゲ−ト構造
JPH0529750B2 (ja)
JP4308401B2 (ja) 立体駐車装置
JP3200679B2 (ja) 多段式立体駐車装置のパレット落下防止装置
JPH02279876A (ja) 多段式駐車装置
EP0298924A1 (en) An apparatus to increase the storage capacity of a room and in particular of a motor car garage
JP3889313B2 (ja) エレベータ式駐車設備
JP5199566B2 (ja) 機械式駐車装置
JPH09221930A (ja) 駐車装置
JPH0539677A (ja) 多層階式車庫
JPH06207472A (ja) 立体駐車装置
JPH0346120Y2 (ja)
JPH051558Y2 (ja)
JPH05286666A (ja) エレベ−タ装置
JP2009091840A (ja) フォーク式立体駐車装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010612