JPH0843886A - カメラ - Google Patents
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- JPH0843886A JPH0843886A JP6178717A JP17871794A JPH0843886A JP H0843886 A JPH0843886 A JP H0843886A JP 6178717 A JP6178717 A JP 6178717A JP 17871794 A JP17871794 A JP 17871794A JP H0843886 A JPH0843886 A JP H0843886A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- uniform distribution
- pattern
- exposure
- photosensitive member
- reflecting
- Prior art date
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- Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
- Shutters For Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、多重露光を行うカメラに関し、煩
雑な露出補正を不要にし、各被写体の色彩を忠実に多重
露光できるカメラを提供することを目的とする。 【構成】 光学像を結像する撮影レンズ21と、その撮
影レンズ21の光軸上に配置され、撮影レンズ21の通
過光束を反射する複数の反射面を有し、反射面毎に反射
光束の方向を第1の方向とその他の方向とに変更可能な
空間光変調素子と、その第1の方向に配置された感光部
材23と、その複数の反射面を一様に配分して形成され
た複数の一様分布パターンを出力するパターン情報手段
25と、複数回の多重撮影毎に複数の一様分布パターン
から一つを選択し、選択された一様分布パターンに対応
した反射面の反射光束のみを、予め定められる露光期間
のみ第1の方向に向け、かつ、前記露光期間以外に該反
射光束を前記その他の方向に向ける前記空間光変調素子
の駆動手段24とを備えて構成される。
雑な露出補正を不要にし、各被写体の色彩を忠実に多重
露光できるカメラを提供することを目的とする。 【構成】 光学像を結像する撮影レンズ21と、その撮
影レンズ21の光軸上に配置され、撮影レンズ21の通
過光束を反射する複数の反射面を有し、反射面毎に反射
光束の方向を第1の方向とその他の方向とに変更可能な
空間光変調素子と、その第1の方向に配置された感光部
材23と、その複数の反射面を一様に配分して形成され
た複数の一様分布パターンを出力するパターン情報手段
25と、複数回の多重撮影毎に複数の一様分布パターン
から一つを選択し、選択された一様分布パターンに対応
した反射面の反射光束のみを、予め定められる露光期間
のみ第1の方向に向け、かつ、前記露光期間以外に該反
射光束を前記その他の方向に向ける前記空間光変調素子
の駆動手段24とを備えて構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反射光束の向きを変更
する空間光変調素子をシャッター機構に用い、かつ多重
露光を行うカメラに関する。
する空間光変調素子をシャッター機構に用い、かつ多重
露光を行うカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に多重露光とは、複数回の露光動作
により、被写体像を重ねて感光部材に露光することをい
う。
により、被写体像を重ねて感光部材に露光することをい
う。
【0003】このような多重露光により、被写体の動き
を1枚の写真に写し込んだり、複数の被写体を重複させ
て非日常的な写真を写すことができる。図7は、この種
の多重露光を行うカメラを示す図である。
を1枚の写真に写し込んだり、複数の被写体を重複させ
て非日常的な写真を写すことができる。図7は、この種
の多重露光を行うカメラを示す図である。
【0004】図において、撮影レンズ1の結像面に感光
部材2が配置され、撮影レンズ1と感光部材2との間に
クイックリターンミラー3が光軸に傾斜して配置され
る。撮影レンズ1からの光束がクイックリターンミラー
3に反射して結像する位置にペンタプリズム3aが配置
される。
部材2が配置され、撮影レンズ1と感光部材2との間に
クイックリターンミラー3が光軸に傾斜して配置され
る。撮影レンズ1からの光束がクイックリターンミラー
3に反射して結像する位置にペンタプリズム3aが配置
される。
【0005】感光部材2の直前には、前幕4aと後幕4
bとからなるフォーカルプレンシャッター4が配置され
る。フォーカルプレンシャッター4およびクイックリタ
ーンミラー3にはシャッター・ミラー制御回路5が接続
され、シャッター・ミラー制御回路5にはシャッター釦
5aが接続される。
bとからなるフォーカルプレンシャッター4が配置され
る。フォーカルプレンシャッター4およびクイックリタ
ーンミラー3にはシャッター・ミラー制御回路5が接続
され、シャッター・ミラー制御回路5にはシャッター釦
5aが接続される。
【0006】また、撮影レンズ1とクィックリターンミ
ラー3との間にはアイリス絞り6が配置される。このよ
うな構成のカメラでは、撮影レンズ1から入射した光束
は、アイリス絞り6を通過し、クィックリターンミラー
3に反射されてペンタプリズム3aの下面に光学像を結
像する。この光学像はペンタプリズム3aの内部で反射
され、正立像として撮影者に目視される。
ラー3との間にはアイリス絞り6が配置される。このよ
うな構成のカメラでは、撮影レンズ1から入射した光束
は、アイリス絞り6を通過し、クィックリターンミラー
3に反射されてペンタプリズム3aの下面に光学像を結
像する。この光学像はペンタプリズム3aの内部で反射
され、正立像として撮影者に目視される。
【0007】この状態で、シャッター釦5aが押される
と、シャッター・ミラー制御回路5によって、クイック
リターンミラー3を跳ね上げる。撮影レンズ1から入射
した光束は、アイリス絞り6によって通過光量を制限さ
れ、フォーカルプレンシャッター4に到達する。
と、シャッター・ミラー制御回路5によって、クイック
リターンミラー3を跳ね上げる。撮影レンズ1から入射
した光束は、アイリス絞り6によって通過光量を制限さ
れ、フォーカルプレンシャッター4に到達する。
【0008】このフォーカルプレンシャッター4に到達
した光束は、前幕4aおよび後幕4bの間(以下「スリ
ット」という)を通過して感光部材2に照射される。こ
のスリットが感光部材2を横断することにより、1回目
の被写体像が感光部材2に露光される。
した光束は、前幕4aおよび後幕4bの間(以下「スリ
ット」という)を通過して感光部材2に照射される。こ
のスリットが感光部材2を横断することにより、1回目
の被写体像が感光部材2に露光される。
【0009】このように感光部材2の露光が終了する
と、次回の撮影準備のため、前幕4aおよび後幕4bは
閉じた状態で初期位置に戻され、かつクィックリターン
ミラー3も初期位置に戻される。
と、次回の撮影準備のため、前幕4aおよび後幕4bは
閉じた状態で初期位置に戻され、かつクィックリターン
ミラー3も初期位置に戻される。
【0010】通常の撮影では、ここで感光部材2が新し
く交換されるが、多重露光の撮影では、上述の露光済み
の感光部材2がそのまま位置される。この状態で、シャ
ッター釦5aが押されると、上述と同様の動作により、
2回目の被写体像が感光部材2に再び露光される。その
ため、感光部材2には、1回目および2回目の被写体像
が重複して露光される。
く交換されるが、多重露光の撮影では、上述の露光済み
の感光部材2がそのまま位置される。この状態で、シャ
ッター釦5aが押されると、上述と同様の動作により、
2回目の被写体像が感光部材2に再び露光される。その
ため、感光部材2には、1回目および2回目の被写体像
が重複して露光される。
【0011】上述の動作を複数回繰り返すことにより、
複数の被写体像が感光部材2に多重露光される。
複数の被写体像が感光部材2に多重露光される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カメラで多重露光を行う場合は、各被写体の撮影毎に露
出の調整が必要であった。例えば、画面内で明るい被写
体像が重なる場合には、その部分が露出オーバーになる
ので、各被写体の撮影毎に露出を下げなければならな
い。
カメラで多重露光を行う場合は、各被写体の撮影毎に露
出の調整が必要であった。例えば、画面内で明るい被写
体像が重なる場合には、その部分が露出オーバーになる
ので、各被写体の撮影毎に露出を下げなければならな
い。
【0013】このように多重露光では、被写体の明る
さ、重なり具合などに合わせて露出値を緻密に調整する
必要があった。このような露出補正は、撮影者の経験お
よび勘に依存する所が大きく、またその分だけ露出ミス
も多かった。
さ、重なり具合などに合わせて露出値を緻密に調整する
必要があった。このような露出補正は、撮影者の経験お
よび勘に依存する所が大きく、またその分だけ露出ミス
も多かった。
【0014】したがって、多重露光における露出の調整
は、撮影者にとって困難かつ面倒であるという問題点が
あった。また、アイリス絞り6を開閉して露出値を補正
すると、被写界深度が変化するため、撮影者の意図と異
なって撮影されることが多く、自由な撮影表現が妨げら
れるという問題点があった。
は、撮影者にとって困難かつ面倒であるという問題点が
あった。また、アイリス絞り6を開閉して露出値を補正
すると、被写界深度が変化するため、撮影者の意図と異
なって撮影されることが多く、自由な撮影表現が妨げら
れるという問題点があった。
【0015】さらに、多重露光を行うために露出値を下
げると、感光部材2の特性曲線(H−D曲線)の非線形
な領域を使用するので、被写体の色彩が忠実に再現され
ず、各被写体が濁った色に写るという問題点があった。
特に、ラチチュードの狭い感光部材(ポジフィルムな
ど)では、色の再現性が顕著に悪化した。
げると、感光部材2の特性曲線(H−D曲線)の非線形
な領域を使用するので、被写体の色彩が忠実に再現され
ず、各被写体が濁った色に写るという問題点があった。
特に、ラチチュードの狭い感光部材(ポジフィルムな
ど)では、色の再現性が顕著に悪化した。
【0016】したがって、本発明は、多重露光を行う際
に、煩雑な露出調整を不要とし、かつ被写界深度が変化
せず、さらに各被写体の色彩を忠実に再現できるカメラ
を提供することを目的とする。
に、煩雑な露出調整を不要とし、かつ被写界深度が変化
せず、さらに各被写体の色彩を忠実に再現できるカメラ
を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、被写体の光学像を結像する撮影レンズと、その撮影
レンズの光軸上に配置されて、撮影レンズを通過した光
束を反射する複数の反射面を有し、反射面毎に反射光束
の方向を第1の方向とその他の方向とに変更可能な空間
光変調素子と、その第1の方向に配置される感光部材
と、空間光変調素子の複数の反射面を一様に配分して形
成される複数の一様分布パターンを出力するパターン情
報手段と、複数回の多重撮影毎に、前記複数の一様分布
パターンから一つを選択し、選択された一様分布パター
ンに対応した反射面の反射光束のみを、予め定められる
露光期間のみ第1の方向に向け、かつ、前記露光期間以
外に該反射光束を前記その他の方向に向ける前記空間光
変調素子の駆動手段とを備えたことを特徴とする。
は、被写体の光学像を結像する撮影レンズと、その撮影
レンズの光軸上に配置されて、撮影レンズを通過した光
束を反射する複数の反射面を有し、反射面毎に反射光束
の方向を第1の方向とその他の方向とに変更可能な空間
光変調素子と、その第1の方向に配置される感光部材
と、空間光変調素子の複数の反射面を一様に配分して形
成される複数の一様分布パターンを出力するパターン情
報手段と、複数回の多重撮影毎に、前記複数の一様分布
パターンから一つを選択し、選択された一様分布パター
ンに対応した反射面の反射光束のみを、予め定められる
露光期間のみ第1の方向に向け、かつ、前記露光期間以
外に該反射光束を前記その他の方向に向ける前記空間光
変調素子の駆動手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】請求項2に記載した発明は、請求項1のカ
メラにおいて、上記の空間光変調素子が、基板の面上に
複数の反射ミラーを傾斜可変に配置したディジタルマイ
クロミラー素子であることを特徴とする。
メラにおいて、上記の空間光変調素子が、基板の面上に
複数の反射ミラーを傾斜可変に配置したディジタルマイ
クロミラー素子であることを特徴とする。
【0019】請求項3に記載した発明は、請求項1また
は請求項2のカメラにおいて、上記のパターン情報手段
が、上記の一様分布パターンの情報を予め記憶したパタ
ーン記憶手段であることを特徴とする。
は請求項2のカメラにおいて、上記のパターン情報手段
が、上記の一様分布パターンの情報を予め記憶したパタ
ーン記憶手段であることを特徴とする。
【0020】請求項4に記載した発明は、請求項1また
は請求項2のカメラにおいて、上記のパターン情報手段
が、空間光変調素子の複数の反射面を一様に配分して、
上記の一様分布パターンを作成するパターン作成手段で
あることを特徴とする。
は請求項2のカメラにおいて、上記のパターン情報手段
が、空間光変調素子の複数の反射面を一様に配分して、
上記の一様分布パターンを作成するパターン作成手段で
あることを特徴とする。
【0021】
【作用】請求項1のカメラでは、パターン情報手段によ
り複数の一様分布パターンが出力される。これらの一様
分布パターンは、空間光変調素子の反射面を一様に配分
して形成される。そのため、一様分布パターンを全て重
ねると、空間光変調素子の反射面の配列に相当し、ま
た、一様分布パターンそれぞれの密度は、パターン上に
おいてほぼ均一になる。
り複数の一様分布パターンが出力される。これらの一様
分布パターンは、空間光変調素子の反射面を一様に配分
して形成される。そのため、一様分布パターンを全て重
ねると、空間光変調素子の反射面の配列に相当し、ま
た、一様分布パターンそれぞれの密度は、パターン上に
おいてほぼ均一になる。
【0022】駆動手段は、パターン情報手段による一様
分布パターンを順次選択して、その一様分布パターンに
対応する反射面による反射光束の向きを変更して、所定
の時間のみ感光部材に照射する。そのため、感光部材は
一様分布パターン状に露光され、露光箇所が一様に分布
する。
分布パターンを順次選択して、その一様分布パターンに
対応する反射面による反射光束の向きを変更して、所定
の時間のみ感光部材に照射する。そのため、感光部材は
一様分布パターン状に露光され、露光箇所が一様に分布
する。
【0023】このような露光を複数回重ねることによ
り、全部の反射面による露光が終了し、感光部材の露光
面全体が露光される。したがって、感光部材の上には、
複数回の撮影による露光箇所が混在し、複数の被写体像
が多重に写される。
り、全部の反射面による露光が終了し、感光部材の露光
面全体が露光される。したがって、感光部材の上には、
複数回の撮影による露光箇所が混在し、複数の被写体像
が多重に写される。
【0024】請求項2のカメラでは、空間光変調素子と
して、基板上に複数の反射ミラーを傾斜可変に配置した
ディジタルマイクロミラー素子を使用する。このディジ
タルマイクロミラー素子では、反射ミラーの傾斜角を変
更することにより、反射光束の向きを変更することがで
きる。
して、基板上に複数の反射ミラーを傾斜可変に配置した
ディジタルマイクロミラー素子を使用する。このディジ
タルマイクロミラー素子では、反射ミラーの傾斜角を変
更することにより、反射光束の向きを変更することがで
きる。
【0025】請求項3のカメラでは、パターン情報手段
として、一様分布するパターンの情報を予め記憶したパ
ターン記憶手段を用いる。したがって、予め記憶された
一様分布パターンに従って、上述の多重露光が行われ
る。
として、一様分布するパターンの情報を予め記憶したパ
ターン記憶手段を用いる。したがって、予め記憶された
一様分布パターンに従って、上述の多重露光が行われ
る。
【0026】請求項4のカメラでは、パターン情報手段
として、空間光変調素子の反射面を一様に配分し、一様
分布した反射面からなるパターンを複数作成するパター
ン作成手段を用いる。したがって、パターン作成手段の
作成するパターンに従って、上述の多重露光が行われ
る。
として、空間光変調素子の反射面を一様に配分し、一様
分布した反射面からなるパターンを複数作成するパター
ン作成手段を用いる。したがって、パターン作成手段の
作成するパターンに従って、上述の多重露光が行われ
る。
【0027】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明の第1の実施例を示す図で
ある。
に説明する。図1は、本発明の第1の実施例を示す図で
ある。
【0028】まず、本実施例に用いられるディジタルマ
イクロミラー素子10の一例を先に説明する。ディジタ
ルマイクロミラー素子は、「日経エレクトロニクス19
93.6─21号」(第65頁、日経BP社発行。)に
記載された公知の素子である。
イクロミラー素子10の一例を先に説明する。ディジタ
ルマイクロミラー素子は、「日経エレクトロニクス19
93.6─21号」(第65頁、日経BP社発行。)に
記載された公知の素子である。
【0029】図2は、ディジタルマイクロミラー素子の
一例を示す図である。図2(a)は、素子の上面図であ
る。基板10aの表面に、一辺が約17μmの微小なア
ルミ鏡11が、例えば、640×480画素程度に敷設
されている。
一例を示す図である。図2(a)は、素子の上面図であ
る。基板10aの表面に、一辺が約17μmの微小なア
ルミ鏡11が、例えば、640×480画素程度に敷設
されている。
【0030】図2(b)〜(d)は、アルミ鏡11の対
角線方向(A−A′)の断面図である。基板10aには
支柱12a、12bが突設され、アルミ鏡11の対角は
支柱12a、12bによって個別に支持される。アルミ
鏡11の他方の角と対向して、基板10aの上に電極1
3、14が配設される。
角線方向(A−A′)の断面図である。基板10aには
支柱12a、12bが突設され、アルミ鏡11の対角は
支柱12a、12bによって個別に支持される。アルミ
鏡11の他方の角と対向して、基板10aの上に電極1
3、14が配設される。
【0031】このような構成のディジタルマイクロミラ
ー素子では、支柱12a、12bと電極13、14とを
同電位にした状態において、アルミ鏡11は基板10a
と平行する(図2(b))。
ー素子では、支柱12a、12bと電極13、14とを
同電位にした状態において、アルミ鏡11は基板10a
と平行する(図2(b))。
【0032】また、支柱12a、12bと電極13との
間に電位差(例えば5ボルト)を印加すると、クーロン
引力により、アルミ鏡11は電極13側に傾斜する(図
2(c))。
間に電位差(例えば5ボルト)を印加すると、クーロン
引力により、アルミ鏡11は電極13側に傾斜する(図
2(c))。
【0033】一方、支柱12a、12bと電極14との
間に電位差を印加すると、アルミ鏡11は電極14側に
傾斜する(図2(d))。このように電極13、14に
印加する電圧により、アルミ鏡11を傾斜させ、入射光
の反射方向を変更できる。
間に電位差を印加すると、アルミ鏡11は電極14側に
傾斜する(図2(d))。このように電極13、14に
印加する電圧により、アルミ鏡11を傾斜させ、入射光
の反射方向を変更できる。
【0034】なお、基板10aの上には、アルミ鏡11
を個別に駆動する回路が形成され、これらの回路を指定
するアドレス情報その他を走査して、アルミ鏡11の傾
斜方向を順次変更できる。
を個別に駆動する回路が形成され、これらの回路を指定
するアドレス情報その他を走査して、アルミ鏡11の傾
斜方向を順次変更できる。
【0035】また、アルミ鏡11を個別に駆動する回路
毎に、傾斜方向を記憶する回路(例えば、フリップフロ
ップ回路や電荷の有無により傾斜方向を記憶するコンデ
ンサなど)を設けることもできる。このような回路で
は、予め個別にアルミ鏡11の傾斜方向を記憶させ、同
時タイミングで電極13、14の電圧を設定することに
より、アルミ鏡11の傾斜方向を一時に変更することも
できる。
毎に、傾斜方向を記憶する回路(例えば、フリップフロ
ップ回路や電荷の有無により傾斜方向を記憶するコンデ
ンサなど)を設けることもできる。このような回路で
は、予め個別にアルミ鏡11の傾斜方向を記憶させ、同
時タイミングで電極13、14の電圧を設定することに
より、アルミ鏡11の傾斜方向を一時に変更することも
できる。
【0036】なお、アルミ鏡11の質量は小さく、かつ
変位も小さいので、傾斜に要する時間は10μ秒程度と
短い。したがって、反射方向が変位する期間は短く、高
感度の感光部材に対しても、感光反応が無視できる。
変位も小さいので、傾斜に要する時間は10μ秒程度と
短い。したがって、反射方向が変位する期間は短く、高
感度の感光部材に対しても、感光反応が無視できる。
【0037】また、このようなアルミ鏡11の反射効率
は高いので、液晶に比べて、光の利用効率は高くなる。
第1の実施例のカメラを図1を用いて説明する。
は高いので、液晶に比べて、光の利用効率は高くなる。
第1の実施例のカメラを図1を用いて説明する。
【0038】図において、撮影レンズ21の光軸上に、
空間光変調素子であるディジタルマイクロミラー素子1
0の基板10aが傾斜して配置される。基板10aに対
して、撮影レンズ21の光軸を幾何学的に正反射させた
方向に感光部材23が配置される。
空間光変調素子であるディジタルマイクロミラー素子1
0の基板10aが傾斜して配置される。基板10aに対
して、撮影レンズ21の光軸を幾何学的に正反射させた
方向に感光部材23が配置される。
【0039】ディジタルマイクロミラー素子10にはア
ルミ鏡11(図2)の傾斜を変更する駆動回路24が接
続される。駆動回路24には、シャッター釦24aと、
パターン情報回路25とが接続される。このパターン情
報回路25は、例えばマイクロプロセッサから構成さ
れ、後述する一様分布パターンを生成する。
ルミ鏡11(図2)の傾斜を変更する駆動回路24が接
続される。駆動回路24には、シャッター釦24aと、
パターン情報回路25とが接続される。このパターン情
報回路25は、例えばマイクロプロセッサから構成さ
れ、後述する一様分布パターンを生成する。
【0040】さらに、感光部材23から逸れた光束が照
射される位置には光吸収板28が配置される。図3は、
第1の実施例における多重露光を示す流れ図である。
射される位置には光吸収板28が配置される。図3は、
第1の実施例における多重露光を示す流れ図である。
【0041】以下、この図を用いて本実施例の動作を説
明する。撮影が行われない状態では、駆動回路24は、
ディジタルマイクロミラー素子10の一方の電極13に
電圧を印加して、基板10aの上の微小なアルミ鏡11
を電極13側に各々傾斜させる。
明する。撮影が行われない状態では、駆動回路24は、
ディジタルマイクロミラー素子10の一方の電極13に
電圧を印加して、基板10aの上の微小なアルミ鏡11
を電極13側に各々傾斜させる。
【0042】そのため、撮影レンズ21から入射した光
束は、感光部材23から逸れて、光吸収板28に吸収さ
れる。この状態で、撮影者は多重露光の露光回数Mをパ
ターン情報回路25に入力する(ステップS1)。
束は、感光部材23から逸れて、光吸収板28に吸収さ
れる。この状態で、撮影者は多重露光の露光回数Mをパ
ターン情報回路25に入力する(ステップS1)。
【0043】露光回数Mを与えられたパターン情報回路
25は、M回の露光回数に対応して、アルミ鏡11の配
列をM個のアルミ鏡11からなるブロックに分割し、ブ
ロック毎に所定の順番に従ってアルミ鏡11を一つずつ
配分する。そのため、アルミ鏡11が平均に配分され、
露光回数分の一様分布パターンが生成される(ステップ
S2)。
25は、M回の露光回数に対応して、アルミ鏡11の配
列をM個のアルミ鏡11からなるブロックに分割し、ブ
ロック毎に所定の順番に従ってアルミ鏡11を一つずつ
配分する。そのため、アルミ鏡11が平均に配分され、
露光回数分の一様分布パターンが生成される(ステップ
S2)。
【0044】例えば、図4(a)に示すように、4回の
露光回数に対応して、アルミ鏡11の配列を2×2のブ
ロックに分割し、各ブロックから左上・右上・左下・右
下の順番にアルミ鏡11を選抜して、4回分の一様分布
パターンを生成する。
露光回数に対応して、アルミ鏡11の配列を2×2のブ
ロックに分割し、各ブロックから左上・右上・左下・右
下の順番にアルミ鏡11を選抜して、4回分の一様分布
パターンを生成する。
【0045】このように出力された露光回数分の一様分
布パターンが、駆動回路24に取り込まれる(ステップ
S3)。ここでシャッター釦24aが押されると(ステ
ップS4)、駆動回路24は、取り込んだ一様分布パタ
ーンに対応するアルミ鏡11の電極13、14と支柱1
2a、12bを同電位にして、これらのアルミ鏡11を
基板10aと平行にする。
布パターンが、駆動回路24に取り込まれる(ステップ
S3)。ここでシャッター釦24aが押されると(ステ
ップS4)、駆動回路24は、取り込んだ一様分布パタ
ーンに対応するアルミ鏡11の電極13、14と支柱1
2a、12bを同電位にして、これらのアルミ鏡11を
基板10aと平行にする。
【0046】撮影レンズ21から入射した光束は、一様
分布パターン状に並んだアルミ鏡11に反射されて、感
光部材23を一様分布パターン状に照射する(ステップ
S5)。
分布パターン状に並んだアルミ鏡11に反射されて、感
光部材23を一様分布パターン状に照射する(ステップ
S5)。
【0047】駆動回路24は、露光期間が終了すると
(ステップS6)、全てのアルミ鏡11の電極13に電
圧を再び印加して、アルミ鏡11を電極13側に傾斜さ
せる。したがって、反射光束は、感光部材23を逸れる
(ステップS7)。
(ステップS6)、全てのアルミ鏡11の電極13に電
圧を再び印加して、アルミ鏡11を電極13側に傾斜さ
せる。したがって、反射光束は、感光部材23を逸れる
(ステップS7)。
【0048】ここで、露光回数分の露光が終了したか否
かを判定し(ステップS8)、露光回数が残っていれ
ば、上述のステップS3に戻り、別の一様分布パターン
による露光を繰り返す。
かを判定し(ステップS8)、露光回数が残っていれ
ば、上述のステップS3に戻り、別の一様分布パターン
による露光を繰り返す。
【0049】以上のようにして、感光部材23の上に
は、複数の被写体像の一様分布パターンが微視的に混在
し、複数の被写体像が重なって撮影される。本実施例の
カメラでは、明るい被写体像が重なる部分においても、
微視的には被写体像が混在して写されているので、感光
部材23の同一箇所で露出が重ならず、露出オーバーが
発生しない。
は、複数の被写体像の一様分布パターンが微視的に混在
し、複数の被写体像が重なって撮影される。本実施例の
カメラでは、明るい被写体像が重なる部分においても、
微視的には被写体像が混在して写されているので、感光
部材23の同一箇所で露出が重ならず、露出オーバーが
発生しない。
【0050】そのため、このような多重露光では各被写
体をそれぞれ適正露出で撮影すれば良く、従来の多重露
光のように、困難かつ面倒な露出補正の必要がない。ま
た、露出補正のために絞り値を変更する必要がないの
で、被写界深度が変化しない。
体をそれぞれ適正露出で撮影すれば良く、従来の多重露
光のように、困難かつ面倒な露出補正の必要がない。ま
た、露出補正のために絞り値を変更する必要がないの
で、被写界深度が変化しない。
【0051】さらに、露出補正のために露出を下げる必
要がなく、感光部材23の特性曲線の線形領域内で露光
を行うので、感光部材に露光される色彩が濁らず、各被
写体の色の再現性を向上させることができる。
要がなく、感光部材23の特性曲線の線形領域内で露光
を行うので、感光部材に露光される色彩が濁らず、各被
写体の色の再現性を向上させることができる。
【0052】なお、本実施例においては、ディジタルマ
イクロミラー素子10を感光部材23のできるだけ近傍
に配置することにより、微視的に混在する各被写体像の
境界を明確に写すことができる。このような構成によ
り、各被写体像の色彩が混じらないので、各被写体像の
色を明瞭に区分して混在させることができる。
イクロミラー素子10を感光部材23のできるだけ近傍
に配置することにより、微視的に混在する各被写体像の
境界を明確に写すことができる。このような構成によ
り、各被写体像の色彩が混じらないので、各被写体像の
色を明瞭に区分して混在させることができる。
【0053】また、ディジタルマイクロミラー素子10
を感光部材23から離して配置することにより、微視的
に混在する各被写体像の境界がぼかされる。このような
構成により、微視的に観察しても境界の目立たない多重
露光を行うことができる。したがって、写真を引き延ば
す用途に適したカメラとなる。
を感光部材23から離して配置することにより、微視的
に混在する各被写体像の境界がぼかされる。このような
構成により、微視的に観察しても境界の目立たない多重
露光を行うことができる。したがって、写真を引き延ば
す用途に適したカメラとなる。
【0054】図5は、本発明の第2の実施例を示す図で
ある。図において、撮影レンズ21の結像面上にディジ
タルマイクロミラー素子10の基板10aが配置され
る。
ある。図において、撮影レンズ21の結像面上にディジ
タルマイクロミラー素子10の基板10aが配置され
る。
【0055】ディジタルマイクロミラー素子10にはア
ルミ鏡11(図2)の傾斜を変更する駆動回路24が接
続され、駆動回路24にはシャッター釦24aおよびパ
ターン情報回路25が接続される。
ルミ鏡11(図2)の傾斜を変更する駆動回路24が接
続され、駆動回路24にはシャッター釦24aおよびパ
ターン情報回路25が接続される。
【0056】ディジタルマイクロミラー素子10による
第1の反射方向には、感光部材側レンズ31が基板10
aに平行に配置され、さらに延長上の結像位置に感光部
材23が配置される。
第1の反射方向には、感光部材側レンズ31が基板10
aに平行に配置され、さらに延長上の結像位置に感光部
材23が配置される。
【0057】また、ディジタルマイクロミラー素子10
によるその他の反射方向には、ファインダ側レンズ32
が基板10aに平行に配置され、その延長上の結像位置
にはファインダスクリーン33が配置される。
によるその他の反射方向には、ファインダ側レンズ32
が基板10aに平行に配置され、その延長上の結像位置
にはファインダスクリーン33が配置される。
【0058】図6は、第2の実施例における多重露光を
示す流れ図である。以下、この図を用いて本実施例の動
作を説明する。撮影が行われない状態では、駆動回路2
4は、ディジタルマイクロミラー素子10の一方の電極
13と支柱12a、12bとに電圧差を印加して、撮影
レンズ21から入射した光束をその他の反射方向に反射
させる。
示す流れ図である。以下、この図を用いて本実施例の動
作を説明する。撮影が行われない状態では、駆動回路2
4は、ディジタルマイクロミラー素子10の一方の電極
13と支柱12a、12bとに電圧差を印加して、撮影
レンズ21から入射した光束をその他の反射方向に反射
させる。
【0059】このような反射光束は、ファインダ側レン
ズ32を介して、ファインダスクリーン33に投影され
る。撮影者は、この投影像を目視する。この状態で、撮
影者はパターン情報回路25に多重露光の露光回数Mを
入力する(ステップS1)。露光回数Mを与えられたパ
ターン情報回路25はアルミ鏡11の配列を露光回数分
の一様分布した一様分布パターンに分割する(ステップ
S2)。
ズ32を介して、ファインダスクリーン33に投影され
る。撮影者は、この投影像を目視する。この状態で、撮
影者はパターン情報回路25に多重露光の露光回数Mを
入力する(ステップS1)。露光回数Mを与えられたパ
ターン情報回路25はアルミ鏡11の配列を露光回数分
の一様分布した一様分布パターンに分割する(ステップ
S2)。
【0060】駆動回路24は、パターン情報回路25か
ら一様分布パターンを取り込む(ステップS3)。ここ
でシャッター釦24aが押されると(ステップS4)、
駆動回路24は、一様分布パターンに対応するアルミ鏡
11の電極13と支柱12a、12bを同電位にし、か
つ電極14に電圧を印加する。
ら一様分布パターンを取り込む(ステップS3)。ここ
でシャッター釦24aが押されると(ステップS4)、
駆動回路24は、一様分布パターンに対応するアルミ鏡
11の電極13と支柱12a、12bを同電位にし、か
つ電極14に電圧を印加する。
【0061】ディジタルマイクロミラー素子10の面上
に結像した光学像のうち、一様分布パターンに並んだア
ルミ鏡11に反射された光束は、感光部材側レンズ31
を介して、感光部材23に一様分布パターン状の光学像
を結像する(ステップS5)。
に結像した光学像のうち、一様分布パターンに並んだア
ルミ鏡11に反射された光束は、感光部材側レンズ31
を介して、感光部材23に一様分布パターン状の光学像
を結像する(ステップS5)。
【0062】駆動回路24は、露光期間が終了すると
(ステップS6)、全てのアルミ鏡11の電極13に電
圧を再び印加し、かつ電極14と支柱12a、12bと
を同電位にする。したがって、反射光束は、その他の方
向に向いて感光部材23を逸れる(ステップS7)。
(ステップS6)、全てのアルミ鏡11の電極13に電
圧を再び印加し、かつ電極14と支柱12a、12bと
を同電位にする。したがって、反射光束は、その他の方
向に向いて感光部材23を逸れる(ステップS7)。
【0063】ここで、露光回数分の露光が終了したか否
かを判定し(ステップS8)、露光回数が残っていれ
ば、上述のステップS3に戻り、別の一様分布パターン
による露光を繰り返す。
かを判定し(ステップS8)、露光回数が残っていれ
ば、上述のステップS3に戻り、別の一様分布パターン
による露光を繰り返す。
【0064】以上のようにして、感光部材23の上に複
数の被写体像による一様分布パターンが一様に混在し
て、多重露光がなされる。本実施例のカメラにおいて
も、第1の実施例とほぼ同様の効果を得ることができ
る。
数の被写体像による一様分布パターンが一様に混在し
て、多重露光がなされる。本実施例のカメラにおいて
も、第1の実施例とほぼ同様の効果を得ることができ
る。
【0065】さらに、この実施例では、撮影レンズ21
の結像面にディジタルマイクロミラー素子10を配置し
たことにより、結像面上の光学像を明確に区分して感光
部材23側に反射させるので、多重露光の境界部分を明
確に写すことができる。したがって、各被写体像の色彩
が混じらず、明瞭に混在させることができる。
の結像面にディジタルマイクロミラー素子10を配置し
たことにより、結像面上の光学像を明確に区分して感光
部材23側に反射させるので、多重露光の境界部分を明
確に写すことができる。したがって、各被写体像の色彩
が混じらず、明瞭に混在させることができる。
【0066】なお、上述の実施例において、撮影レンズ
21、感光部材側レンズ31およびファインダ側レンズ
32は、複合レンズでも良いし、光学系の途中に反射鏡
やプリズムその他の光学要素を配置することにより、光
路を曲げたり、像の上下左右または大小を変更しても良
い。
21、感光部材側レンズ31およびファインダ側レンズ
32は、複合レンズでも良いし、光学系の途中に反射鏡
やプリズムその他の光学要素を配置することにより、光
路を曲げたり、像の上下左右または大小を変更しても良
い。
【0067】また、上述の実施例において、情報パター
ン回路25から出力される一様分布パターンは、上述し
たパターンに限定されものではなく、アルミ鏡11の配
列を一様に配分して形成されたパターンであれば良い。
ン回路25から出力される一様分布パターンは、上述し
たパターンに限定されものではなく、アルミ鏡11の配
列を一様に配分して形成されたパターンであれば良い。
【0068】例えば、2回の露光回数に対応して、図4
(b)に示すような市松模様のパターンを出力したり、
また、図4(c)に示すような縦縞あるいは横縞のスト
ライプパターンを出力しても良い。このような周期的な
パターンを走査出力するパターン情報回路25は、単純
な発振回路により実現できる利点がある。
(b)に示すような市松模様のパターンを出力したり、
また、図4(c)に示すような縦縞あるいは横縞のスト
ライプパターンを出力しても良い。このような周期的な
パターンを走査出力するパターン情報回路25は、単純
な発振回路により実現できる利点がある。
【0069】さらに、このような一様分布パターンに対
して、図4(d)に示すように、それぞれ同じ手順の並
べ変えを施して縦横に整列しない一様分布パターンを生
成しても良い。このようなパターンを出力するパターン
情報回路25を備えることにより、各被写体像の露光箇
所が不規則に混ざるので、露光されたパターンが目立た
ず、視覚上、自然な多重露光を行うことができる。
して、図4(d)に示すように、それぞれ同じ手順の並
べ変えを施して縦横に整列しない一様分布パターンを生
成しても良い。このようなパターンを出力するパターン
情報回路25を備えることにより、各被写体像の露光箇
所が不規則に混ざるので、露光されたパターンが目立た
ず、視覚上、自然な多重露光を行うことができる。
【0070】また、図4(e)に示すように、M回の露
光回数に対応して、1〜Mまでの整数を一様に発生する
乱数Rを用いて、各アルミ鏡11を乱数Rの値が示すパ
ターンに分配することにより、アルミ鏡11を平均に配
分して、露光回数分の一様分布パターンを生成しても良
い。このようなパターンを出力するパターン情報回路2
5を備えることにより、各被写体像の露光箇所が不規則
に混ざって、視覚上、自然な多重露光を行うことがで
き、さらに、乱数によりパターンを決定するので、毎回
異なる一様分布パターンによる多重露光を行うことがで
きる。
光回数に対応して、1〜Mまでの整数を一様に発生する
乱数Rを用いて、各アルミ鏡11を乱数Rの値が示すパ
ターンに分配することにより、アルミ鏡11を平均に配
分して、露光回数分の一様分布パターンを生成しても良
い。このようなパターンを出力するパターン情報回路2
5を備えることにより、各被写体像の露光箇所が不規則
に混ざって、視覚上、自然な多重露光を行うことがで
き、さらに、乱数によりパターンを決定するので、毎回
異なる一様分布パターンによる多重露光を行うことがで
きる。
【0071】さらに、上述した実施例では、パターン情
報回路25により一様分布パターンを生成していたが、
それに限定されず、パターン情報回路25として、一様
分布パターンを予め記憶した記憶装置を用いても良い。
このような構成により、一様分布パターンを生成する機
構を不要とし、かつ、予め記憶した一様分布パターンを
即座に読み出して、多重露光を行うことができる。
報回路25により一様分布パターンを生成していたが、
それに限定されず、パターン情報回路25として、一様
分布パターンを予め記憶した記憶装置を用いても良い。
このような構成により、一様分布パターンを生成する機
構を不要とし、かつ、予め記憶した一様分布パターンを
即座に読み出して、多重露光を行うことができる。
【0072】また、上述の実施例では、アルミ鏡11を
均等に配分した一様分布パターンの例を示したが、それ
に限定されず、配分比率を変化させても良い。例えば、
図4(f)に示すように、1/4の配分比率の一様分布
パターンと、3/4の配分比率の一様分布パターンを使
用して多重露光を行っても良い。このように一様分布パ
ターンの配分比率を変化させることにより、各被写体像
のオーバーラップの具合を変化させることができる。
均等に配分した一様分布パターンの例を示したが、それ
に限定されず、配分比率を変化させても良い。例えば、
図4(f)に示すように、1/4の配分比率の一様分布
パターンと、3/4の配分比率の一様分布パターンを使
用して多重露光を行っても良い。このように一様分布パ
ターンの配分比率を変化させることにより、各被写体像
のオーバーラップの具合を変化させることができる。
【0073】さらに、感光部材23を開閉可能な遮光部
材で覆って、露光期間を開始する前に遮光部材における
入射光束の経路を開き、露光期間の終了後に入射光束の
経路を閉じる遮光部材駆動手段を設けても良い。このよ
うな構成により、感光部材23が迷光により長時間露光
される現象を防止することができる。これらの機構は低
速かつ低精度で良く、簡略かつ安価な機構で実現でき
る。
材で覆って、露光期間を開始する前に遮光部材における
入射光束の経路を開き、露光期間の終了後に入射光束の
経路を閉じる遮光部材駆動手段を設けても良い。このよ
うな構成により、感光部材23が迷光により長時間露光
される現象を防止することができる。これらの機構は低
速かつ低精度で良く、簡略かつ安価な機構で実現でき
る。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のカメラ
では、空間光変調素子の反射面を、一様分布した反射面
からなるパターンに分配して、パターン毎に反射光束を
感光部材に照射するので、感光部材の上に複数の被写体
像が一様に混在して露光される。そのため、複数の被写
体像を多重露光することができる。
では、空間光変調素子の反射面を、一様分布した反射面
からなるパターンに分配して、パターン毎に反射光束を
感光部材に照射するので、感光部材の上に複数の被写体
像が一様に混在して露光される。そのため、複数の被写
体像を多重露光することができる。
【0075】このような構成により、明るい被写体像が
重なる部分でも、微視的には感光部材の上で露出が重な
らず、露出オーバーにならない。したがって、各被写体
に合わせた適正露出のまま撮影でき、従来の多重露光に
おいて困難かつ面倒な露出補正が不要となる。
重なる部分でも、微視的には感光部材の上で露出が重な
らず、露出オーバーにならない。したがって、各被写体
に合わせた適正露出のまま撮影でき、従来の多重露光に
おいて困難かつ面倒な露出補正が不要となる。
【0076】また、露出補正のために絞りを変更する必
要がないので、被写界深度が変化せず、撮影者の意図に
沿った自由な撮影表現が可能になる。さらに、露出補正
が不要なので、感光部材の特性曲線の線形領域を使用し
て、感光部材を露光することができ、各被写体の色彩を
濁さずに忠実に露光することができる。
要がないので、被写界深度が変化せず、撮影者の意図に
沿った自由な撮影表現が可能になる。さらに、露出補正
が不要なので、感光部材の特性曲線の線形領域を使用し
て、感光部材を露光することができ、各被写体の色彩を
濁さずに忠実に露光することができる。
【0077】請求項2のカメラでは、空間光変調素子と
して、ディジタルマイクロミラー素子を使用したことに
より、反射ミラー単体の質量が小さく、かつ変位が小さ
いので、シャッターの起動時および制動時のスピードが
充分に速く、高速シャッターが実現できる。また、これ
らの可動部の振動は小さく、カメラ振れを軽減すること
ができる。
して、ディジタルマイクロミラー素子を使用したことに
より、反射ミラー単体の質量が小さく、かつ変位が小さ
いので、シャッターの起動時および制動時のスピードが
充分に速く、高速シャッターが実現できる。また、これ
らの可動部の振動は小さく、カメラ振れを軽減すること
ができる。
【0078】請求項3のカメラでは、一様分布パターン
を予め記憶したパターン記憶手段を備えることにより、
一様分布パターンを作成するための機構を不要とするこ
とができる。
を予め記憶したパターン記憶手段を備えることにより、
一様分布パターンを作成するための機構を不要とするこ
とができる。
【0079】請求項4のカメラでは、一様分布パターン
を作成するパターン作成手段を備えることにより、多重
露光の回数や露光比率などに応じて一様分布パターンを
随時作成することができ、多様な多重露光を可能としつ
つ、大量の一様分布パターンを記憶するための大容量の
記憶機構が不要になる。
を作成するパターン作成手段を備えることにより、多重
露光の回数や露光比率などに応じて一様分布パターンを
随時作成することができ、多様な多重露光を可能としつ
つ、大量の一様分布パターンを記憶するための大容量の
記憶機構が不要になる。
【0080】したがって、本発明を適用したカメラの多
重露光では、煩雑な露出調整を不要にして手軽に多重露
光を行うことができ、かつ、各被写体像の被写界深度が
変化しないので、撮影者の自由な撮影表現が可能とな
り、さらに、各被写体を感光部材の適正露出で撮影でき
るので、各被写体の色彩を濁さずに忠実に再現すること
ができる。
重露光では、煩雑な露出調整を不要にして手軽に多重露
光を行うことができ、かつ、各被写体像の被写界深度が
変化しないので、撮影者の自由な撮影表現が可能とな
り、さらに、各被写体を感光部材の適正露出で撮影でき
るので、各被写体の色彩を濁さずに忠実に再現すること
ができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】ディジタルマイクロミラー素子の一例を示す図
である。
である。
【図3】第1の実施例における多重露光を示す流れ図で
ある。
ある。
【図4】一様分布パターンの例を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図6】第2の実施例における多重露光を示す流れ図で
ある。
ある。
【図7】従来の多重露光を行うカメラを示す図である。
10 ディジタルマイクロミラー素子 10a 基板 11 アルミ鏡 12a、12b 支柱 13、14 電極 21 撮影レンズ 23 感光部材 24 駆動回路 24a シャッター釦 25 パターン情報回路 28 光吸収板 31 感光部材側レンズ 32 ファインダ側レンズ 33 ファインダ側スクリーン
Claims (4)
- 【請求項1】 被写体の光学像を結像する撮影レンズ
(21)と、 前記撮影レンズ(21)の光軸上に配置されて、前記撮
影レンズ(21)を通過した光束を反射する複数の反射
面を有し、反射面毎に反射光束の方向を第1の方向とそ
の他の方向とに変更可能な空間光変調素子と、 前記第1の方向に配置した感光部材(23)と、 前記複数の反射面を一様に配分して形成された複数の一
様分布パターンを出力するパターン情報手段(25)
と、 複数回の多重撮影毎に、前記複数の一様分布パターンか
ら一つを選択し、選択された一様分布パターンに対応し
た反射面の反射光束のみを、予め定められる露光期間の
み第1の方向に向け、かつ、前記露光期間以外に該反射
光束を前記その他の方向に向ける前記空間光変調素子の
駆動手段(24)と、 を備えたことを特徴とするカメラ。 - 【請求項2】 前記空間光変調素子は、基板(10a)
の面上に複数の反射ミラー(11)を傾斜可変に配置し
たディジタルマイクロミラー素子(10)であることを
特徴とする請求項1に記載のカメラ。 - 【請求項3】 前記パターン情報手段(25)は、前記
複数の一様分布パターンの情報を予め記憶したパターン
記憶手段であることを特徴とする請求項1または請求項
2に記載のカメラ。 - 【請求項4】 前記パターン情報手段(25)は、前記
空間光変調素子の複数の反射面を一様に複数配分して、
前記一様分布パターンを作成するパターン作成手段であ
ることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカ
メラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6178717A JPH0843886A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6178717A JPH0843886A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | カメラ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0843886A true JPH0843886A (ja) | 1996-02-16 |
Family
ID=16053338
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6178717A Pending JPH0843886A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | カメラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0843886A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012118477A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Nikon Corp | 撮像装置 |
| JP2013195936A (ja) * | 2012-03-22 | 2013-09-30 | Nikon Corp | 電子カメラ |
-
1994
- 1994-07-29 JP JP6178717A patent/JPH0843886A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012118477A (ja) * | 2010-12-03 | 2012-06-21 | Nikon Corp | 撮像装置 |
| JP2013195936A (ja) * | 2012-03-22 | 2013-09-30 | Nikon Corp | 電子カメラ |
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