JPH0843939A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH0843939A
JPH0843939A JP6175286A JP17528694A JPH0843939A JP H0843939 A JPH0843939 A JP H0843939A JP 6175286 A JP6175286 A JP 6175286A JP 17528694 A JP17528694 A JP 17528694A JP H0843939 A JPH0843939 A JP H0843939A
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JP
Japan
Prior art keywords
exposure period
photosensitive member
camera
light flux
substrate
Prior art date
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Pending
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JP6175286A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Aoto
和明 青砥
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、カメラに関し、シャッター機構を
単純化しつつ、広範囲の撮影条件にわたって適正露出を
得ることのできるカメラを提供することを目的とする。 【構成】 被写体の光学像を結像する撮影レンズ21
と、撮影レンズ21の光軸上に配置され、撮影レンズ2
1からの入射光束を反射し、かつ反射光束の方向が第1
の方向とその他の方向とに変更可能な空間光変調素子
と、第1の方向に配置された感光部材23と、撮影レン
ズ21内に配置され、かつ光束が通過する開口部の面積
が変更可能な絞り25と、反射光束の方向を、感光部材
23の露光期間のみ前記第1の方向にし、かつ露光期間
以外にはその他の方向にする駆動手段24とを備えて構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反射光束の向きを変更
する空間光変調素子をシャッター機構に用い、かつ絞り
機構を有するカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、風景写真には、近景と遠景との
両方にピントの合ったパンフォーカスな写真がよく見ら
れる。このような写真は、カメラの絞りを閉じ、被写界
深度を深くすることにより撮影される。
【0003】また、人物写真によく見られるように、煩
雑な背景をぼかすためには、カメラの絞りを開けて、被
写界深度を浅くする。このように、カメラの絞りを変更
することにより、光量を制限し、また様々な撮影表現を
実現できる。
【0004】図8は、この種のカメラを示す図である。
図において、撮影レンズ1の結像面に感光部材2が配置
され、撮影レンズ1と感光部材2との間にクイックリタ
ーンミラー3が傾斜して配置される。感光部材2の直前
には、前幕4aと後幕4bとからなるフォーカルプレン
シャッター4が配置され、フォーカルプレンシャッター
4およびクイックリターンミラー3にはシャッター駆動
回路5が接続される。
【0005】また、撮影レンズ1とクイックリターンミ
ラー3との間には絞り6が配置され、絞り6には絞り駆
動回路6aが接続される。シャッター駆動回路5および
絞り駆動回路6aには制御回路7が接続され、制御回路
7にはシャッター釦7a、メモリ7bおよび測光部8が
個別に接続される。
【0006】また、撮影レンズ1からの光束がクイック
リターンミラー3に反射されて結像する位置に、ペンタ
プリズム9が配置される。このような構成のカメラで
は、被写体からの入射光は、撮影レンズ1によって集光
され、クイックリターンミラー3に反射されてペンタプ
リズム9の下面に光学像を結像する。この光学像はペン
タプリズム9の内部で反射され、正立像として撮影者に
目視される。
【0007】ここで、シャッター釦7aが半押しにされ
ると、制御回路7は、測光部8による被写体の測光値を
取り込み、メモリ7bから測光値に応じて予め記憶され
た露光期間と絞り値との組み合わせを読み出す。
【0008】シャッター釦7aが全押しにされると、制
御回路7は、絞り駆動回路6aを制御して、絞り6を読
み出した絞り値に合わせる。さらに、制御回路7は、シ
ャッター駆動回路5を起動して、クイックリターンミラ
ー3を跳ね上げ、撮影レンズ1からの入射光束をフォー
カルプレンシャッター4に到達させる。
【0009】このフォーカルプレンシャッター4では、
前幕4aおよび後幕4bが時間差を置いて横方向に移動
する。入射光束は、前幕4aおよび後幕4bの間(以下
「スリット」という)を通過して、感光部材2を露光す
る。
【0010】このときに、スリットの間隔Sは、幕速V
と読み出した露光期間Tとから、 S=T・V に設定される。
【0011】このようにして、測光値に応じて予め定め
られた絞り値および露光期間に合わせて、撮影が行われ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カメラでは、スリットの間隔を狭め、シャッタースピー
ドを高速化すると、幕速の速度むらのために露光むらが
生じる。
【0013】また、前幕4aおよび後幕4bなどの可動
部の質量が大きいために、幕速を高速化することが難し
かった。このような制約のため、高速シャッターを実現
することは困難であり、シャッタースピードの限界値
は、1/2000〜1/12000秒程度であった。
【0014】そのため、晴天時のように高輝度の被写体
に対し、開放Fナンバーの小さな撮影レンズを使用して
開放絞りで撮影する場合、シャッタースピードの限界値
が低いために露出過多となり、適正露出が得られないと
いう問題点があった。
【0015】また、シャッタースピードの限界値を高速
化するためには、電池の本数を増してシャッターの駆動
電圧を上げたり、高速に達した可動部を制動するために
2段階のブレーキ機構が必要になる。そのため、シャッ
タースピードを高速化して、適正露出を得ることのでき
る撮影条件を広げると、シャッター機構が複雑になると
いう問題点があった。
【0016】したがって、本発明では、シャッター機構
を単純化しつつ、広範囲の撮影条件にわたって適正露出
を得ることができるカメラを提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した発明
は、被写体の光学像を結像する撮影レンズと、その撮影
レンズの光軸上に配置されて撮影レンズからの入射光束
を反射し、かつ反射光束の方向が第1の方向とその他の
方向とに変更可能な空間光変調素子と、その第1の方向
に配置された感光部材と、撮影レンズ内に配置されて光
束の通過する開口部の面積が変更可能な絞りと、空間光
変調素子による反射光束の方向を感光部材の露光期間の
み第1の方向にし、かつ露光期間以外にはその他の方向
にする駆動手段とを備えたことを特徴とする。
【0018】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載のカメラにおいて、上記の空間光変調素子が、基板の
面上に複数の鏡を傾斜可変に配置したディジタルマイク
ロミラー素子であることを特徴とする。
【0019】請求項3に記載した発明は、請求項1また
は請求項2に記載のカメラにおいて、被写体輝度に応じ
て予め定められた露光期間および絞り値の組合せが記憶
される記憶手段と、被写体輝度を測定する測定手段と、
測定手段により測定された被写体輝度に応じて記憶手段
から露光期間および絞り値の組合わせを読み出して、そ
の露光期間を前記駆動手段における露光期間に設定する
露出制御手段と、露出制御手段によって読み出された絞
り値に応じて絞りの開口部の面積を変更する絞り駆動手
段とを備えたことを特徴とする。
【0020】請求項4に記載した発明は、被写体の光学
像を結像する撮影レンズと、撮影レンズの光軸に傾いて
配置された基板の面上に、複数の鏡を傾斜可変に配置し
たディジタルマイクロミラー素子と、撮影レンズの光軸
を前記基板の上面に幾何学的に正反射させた第1の方向
に配置される感光部材と、予め定められる露光期間と絞
り値とに対して、その露光期間の間は、その絞り値に応
じて予め定められた鏡の反射光束のみを第1の方向に
し、また、その露光期間以外には、全ての鏡の反射光束
をその他の方向にする駆動手段とを備えたことを特徴と
する。
【0021】請求項5に記載した発明は、請求項4に記
載のカメラにおいて、上記の予め定められた鏡は、基板
の面上に同心状の形状に分布していることを特徴とす
る。請求項6に記載した発明は、請求項4に記載のカメ
ラにおいて、上記の予め定められた鏡は、基板の面上に
一様に分布していることを特徴とする。
【0022】
【作用】請求項1のカメラでは、絞りの開口面積を変更
することにより、光量および被写界深度の調整が行われ
る。
【0023】露光期間が開始すると、駆動手段は空間光
変調素子の反射方向を第1の方向に変更する。このよう
に反射された光束は、第1の方向の感光部材に照射され
る。露光期間が終了すると、駆動手段は空間光変調素子
の反射方向をその他の方向に変更して、感光部材から光
束を逸らす。
【0024】このように、絞りの通過光量と露光期間と
によって決定される露光量だけ感光部材を露光するカメ
ラが実現できる。このようなカメラでは、前幕、後幕、
クイックリターンミラーまたはレンズシャッターのよう
な質量および変位の大きな可動部が不要となり、シャッ
ター駆動機構を省略しつつ、高速シャッターが実現でき
る。
【0025】請求項2のカメラでは、空間光変調素子と
して、基板上に複数の鏡を傾斜可変に配置したディジタ
ルマイクロミラー素子を使用する。反射面が複数の鏡に
区分されることによって、鏡単体の質量が小さく、かつ
変位が小さくなる。したがって、反射光束の方向を変更
するために要する時間が短縮され、さらに高速なシャッ
ターが実現できる。
【0026】請求項3のカメラでは、測定手段によって
測定された被写体輝度に基づいて、露出制御手段は、記
憶手段から予め定められた絞り値および露光期間を読出
す。この絞り値に応じて絞り駆動手段は絞りの開口面積
を変更して、光量を制限する。また、駆動手段はこの露
光期間のみ、反射光束の方向を第1の方向にして、感光
部材を露光する。このようにして予め記憶手段に記憶さ
れた絞り値および露光期間に合わせて、撮影が行われ
る。
【0027】請求項4のカメラでは、ディジタルマイク
ロミラー素子の基板を傾斜させ、基板に対し平行に並べ
た鏡で入射光束を反射して、感光部材を露光する。この
ような構成により、感光部材の広い範囲にピントを合わ
せて、被写体の光学像を結像させることができる。ま
た、感光部材に反射光束を照射する鏡の枚数を変更する
ことにより、感光部材に照射される光量を変更すること
ができ、従来の絞り機構を代用させることができる。
【0028】請求項5のカメラでは、感光部材に反射光
束を照射する鏡の分布を、同心状の形状とすることによ
り、反射光束の径を制限する。したがって、従来の虹彩
絞り(アイリス絞り)の機能を代用させることができ
る。
【0029】請求項6のカメラでは、感光部材に反射光
束を照射する鏡を、一様に分布した鏡とすることによ
り、反射光束の径を変更せずに、通過光量を変更するこ
とができる。したがって、従来のNDフィルター(中性
濃度フィルター)の機能を代用させることができる。
【0030】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本発明の第1の実施例を示す図で
ある。
【0031】まず、本実施例に用いられるディジタルマ
イクロミラー素子10の一例を先に説明する。ディジタ
ルマイクロミラー素子は、「日経エレクトロニクス19
93.6─21号」(第65頁、日経BP社発行。)に
記載された公知の素子である。
【0032】図2は、ディジタルマイクロミラー素子の
一例を示す図である。図2(a)は、素子の上面図であ
る。基板10aの表面に、一辺が約17μmの微小なア
ルミ鏡11が、例えば、640×480画素程度に敷設
されている。
【0033】図2(b)〜(d)は、アルミ鏡11の対
角線方向(A−A′)の断面図である。基板10aには
支柱12a、12bが突設され、アルミ鏡11の対角は
支柱12a、12bによって個別に支持される。アルミ
鏡11の他方の対角と対向して、基板10aの上に電極
13、14が配設される。
【0034】このような構成のディジタルマイクロミラ
ー素子では、支柱12a、12bと電極13、14とを
同電位にした状態において、アルミ鏡11は基板10a
と平行する(図2(b))。
【0035】また、支柱12a、12bと電極13との
間に電位差(例えば5ボルト)を印加すると、クーロン
引力により、アルミ鏡11は電極13側に傾斜する(図
2(c))。
【0036】一方、支柱12a、12bと電極14との
間に電位差を印加すると、アルミ鏡11は電極14側に
傾斜する(図2(d))。このように電極13、14に
印加する電圧により、個々のアルミ鏡11を傾斜させ、
入射光の反射方向を変更できる。
【0037】なお、基板10aの上には、アルミ鏡11
を個別に駆動する回路が形成され、これらの回路にアル
ミ鏡11のアドレス情報その他を入力して、アルミ鏡1
1の傾斜方向を個別に変更できる。
【0038】また、アルミ鏡11を個別に駆動する回路
毎に、傾斜方向を記憶する回路(例えば、フリップフロ
ップ回路や電荷の有無により傾斜方向を記憶するコンデ
ンサなど)を設けることもできる。このような回路で
は、予め、回路個別に傾斜方向を記憶させ、同じタイミ
ングで電極13、14の電圧を設定することにより、ア
ルミ鏡11の傾斜方向を一時に変更することもできる。
【0039】なお、アルミ鏡11の質量は小さく、かつ
変位も小さいので、傾斜に要する時間は10μ秒程度と
短い。また、このようなアルミ鏡11の反射効率は高い
ので、液晶に比べて、光の利用効率は高くなる。
【0040】以下、図1に基づいて本発明の第1の実施
例を説明する。図において、撮影レンズ21の光軸上
に、空間光変調素子であるディジタルマイクロミラー素
子10の基板10aが傾斜して配置される。
【0041】基板10aの面に対して、撮影レンズ21
の光軸を幾何学的に正反射させた方向に感光部材23が
配置される。ディジタルマイクロミラー素子10にはア
ルミ鏡11(図示せず)の傾斜を変更する駆動回路24
が接続される。
【0042】撮影レンズ21と一体に絞り25が形成さ
れ、絞り25には開口面積を変更する絞り駆動回路25
aが接続される。駆動回路24および絞り駆動回路25
aには制御回路26が接続され、制御回路26にはシャ
ッター釦26a、メモリ26bおよび測光部27が個別
に接続される。
【0043】なお、上述の制御回路26は、例えばマイ
クロコンピュータからなり、絞り値とシャッタースピー
ドを連動して露出量を制御する。さらに、感光部材23
から逸れた光束が照射される位置には黒色の光吸収板2
8が配置される。
【0044】図3は、第1の実施例の動作を示す流れ図
である。以下、この図を用いて本実施例の動作を説明す
る。撮影が行われない状態では、駆動回路24は、ディ
ジタルマイクロミラー素子10の一方の電極13に電圧
を印加して、基板10aの上の全てのアルミ鏡11を傾
斜させる。
【0045】そのため、撮影レンズ21から入射した光
束は、感光部材23から逸れて、光吸収板28に吸収さ
れる。ここでシャッター釦26aが半押しにされると
(ステップS1)、制御回路26は、測光部27により
測定された被写体の測光値を取り込む(ステップS
2)。
【0046】この測光値に応じて制御回路26は、メモ
リ26bから露光期間と絞り値との組合せを読み出す
(ステップS3)。シャッター釦26aが全押しにされ
ると(ステップS4)、制御回路26は、絞り駆動回路
25aを制御して、絞り25の開口面積を調整し、読み
出された絞り値に合わせる(ステップS5)。さらに、
制御回路26は、駆動回路24に露光期間を開始させる
信号を出力する。
【0047】この信号を受けた駆動手段24は、電極1
3、14を同電位にして、アルミ鏡11を各々に基板1
0aに平行させる。撮影レンズ11から入射した光束
は、絞り25に光量を制限され、アルミ鏡11に反射し
て、感光部材23を露光する(ステップS6)。
【0048】露光期間が経過すると(ステップS7)、
駆動回路24は、電極13に再び電圧を印加して、アル
ミ鏡11を基板10aに傾斜させ、反射光束を感光部材
23から逸らす(ステップS8)。
【0049】以上の動作により、メモリ26bに予め記
憶した絞り値および露光期間に合わせて、撮影が行われ
る。上述した本実施例のカメラでは、従来の前幕や後幕
などの可動部が不要になり、これらの可動部の駆動機構
も省略される。
【0050】また、微小なアルミ鏡11からなる可動部
の質量および変位が小さいので、シャッターの起動およ
び制動に要する時間は約10μ秒と短くなる。したがっ
て、露光期間の設定により、シャッタースピードの設定
が任意に行え、1/2000秒〜1/12000秒より
高速のシャッタースピードが実現できる。例えば、露光
期間を1/20000秒に設定すれば、1/20000
秒のシャッタースピードとなる。
【0051】このように、シャッタースピードが高速化
されることにより、適正露出を得ることのできる撮影条
件の範囲が広くなる。例えば、晴天時において、Fナン
バーの小さなレンズを開放絞りで使用する場合にも、高
速のシャッタースピードにより、適正露出を得ることが
できる。
【0052】また、駆動回路24を、例えばディジタル
マイクロミラー素子10に印加する電圧を切り換えるス
イッチ回路と、露光期間の経過を検出する遅延回路とか
ら構成することにより、従来に比べてシャッター機構を
単純化することができる。
【0053】さらに、この実施例では、撮影レンズ21
の光軸を基板10aに正反射した方向に、感光部材23
を配置したことにより、感光部材23の広い範囲にピン
トを合わせることができる。
【0054】また、従来のシャッターは機械部品の駆動
により露光期間が決定されるため、シャッタースピード
の精度は低く、露光期間のばらつきが大きかった。しか
し、この実施例においては、水晶発振子その他を用いた
高精度の遅延回路を用いることにより、露光期間が正確
になり、高精度のシャッタースピードが実現できる。
【0055】図4は、本発明の第2の実施例を示す図で
ある。図において、撮影レンズ21の結像面上にディジ
タルマイクロミラー素子10の基板10aが配置され
る。
【0056】ディジタルマイクロミラー素子10による
第1の反射方向には、感光部材側レンズ31が基板10
aに平行して配置され、さらに延長上の結像位置には感
光部材23が配置される。
【0057】また、ディジタルマイクロミラー素子10
によるその他の反射方向には、ファインダ側レンズ32
が基板10aに平行して配置され、その延長上の結像位
置にはファインダスクリーン33が配置される。
【0058】さらに、ディジタルマイクロミラー素子1
0にはアルミ鏡11(図示せず)の傾斜を変更する駆動
回路24が接続される。また、撮影レンズ21と一体に
絞り25が形成され、絞り25には開口面積を変更する
絞り駆動回路25aが接続される。
【0059】駆動回路24および絞り駆動回路25aに
は制御回路26が接続され、制御回路26にはシャッタ
ー釦26a、メモリ26bおよび測光部27が個別に接
続される。
【0060】図5は、第2の実施例の動作を示す流れ図
である。以下、この図を用いて本実施例の動作を説明す
る。撮影が行われない状態では、駆動回路24は、ディ
ジタルマイクロミラー素子10の一方の電極13に電圧
を印加して、撮影レンズ21から入射した光束をその他
の反射方向に反射させる。
【0061】このような反射光束は、ファインダ側レン
ズ32を介して、ファインダスクリーン33に投影され
る。撮影者は、この投影像を目視する。ここでシャッタ
ー釦25aが半押しにされると(ステップS1)、制御
回路26は、測光部27により測定された被写体の測光
値を取り込む(ステップS2)。
【0062】この測光値に応じて、制御手段26はメモ
リ26bから露光期間と絞り値との組合せを読み出す
(ステップS3)。シャッター釦26aが全押しにされ
ると(ステップS4)、制御回路26は絞り駆動回路2
5aを制御して、絞り25の開口面積を変更し、上述の
絞り値に合わせる(ステップS5)。撮影レンズ21か
ら入射した光束は、絞り25によって光量を制限され
る。
【0063】さらに、制御回路26は駆動回路24に露
光期間を開始させる信号を与える。この信号を与えられ
た駆動回路24は、ディジタルマイクロミラー素子10
の電極13と支柱12a、12bとを同電位にし、かつ
他方の電極14に電圧を印加して、撮影レンズ21から
入射した光束を第1の反射方向に反射させる。
【0064】このような反射光束は、感光部材側レンズ
31を介して感光部材23に光学像を結像する(ステッ
プS6)。駆動回路24は、露光期間が終了すると(ス
テップS7)、ディジタルマイクロミラー素子10の一
方の電極13に電圧を印加し、他方の電極14と支柱1
2a、12bとを同電位にして、撮影レンズ21から入
射した光束をその他の反射方向に反射させることによ
り、光束を感光部材23から逸らす(ステップS8)。
【0065】このようにして、メモリ26bに予め記憶
された絞り値と露光期間とに合わせて、撮影が行われ
る。第2の実施例のカメラにおいても、第1の実施例と
ほぼ同様の効果を得ることができる。
【0066】さらに、第2の実施例のカメラでは、撮影
レンズ21の結像面に基板10aを配置し、かつ対称な
結像位置に感光部材23とファインダ側スクリーン33
とを配置したことにより、感光部材23に結像する像と
同画質の像を、ファインダ側スクリーン33に得ること
ができる。
【0067】図6は、本発明の第3の実施例を示す図で
ある。図において、撮影レンズ21の光軸上に、ディジ
タルマイクロミラー素子10の基板10aが傾斜して配
置される。
【0068】基板10aの面に対して、撮影レンズ21
の光軸を幾何学的に正反射させた方向に感光部材23が
配置される。ディジタルマイクロミラー素子10にはア
ルミ鏡11(図示せず)の傾斜を変更する駆動回路24
が接続され、駆動回路24には制御回路26が接続され
る。
【0069】制御回路26にはシャッター釦26a、メ
モリ26bおよび測光部27が個別に接続される。さら
に、感光部材23から逸れた光束が照射される位置には
黒色の光吸収板28が配置される。
【0070】図7は、第3の実施例の動作を示す流れ図
である。以下、この図を用いて本実施例の動作を説明す
る。撮影が行われない状態では、駆動回路24は、ディ
ジタルマイクロミラー素子10の全てのアルミ鏡11の
電極13に電圧を印加して、アルミ鏡11を傾斜させ
る。
【0071】そのため、撮影レンズ21から入射した光
束は、感光部材23から逸れて、光吸収板28に吸収さ
れる。ここでシャッター釦26aが半押しにされると
(ステップS1)、制御回路26は、測光部27により
測定された被写体の測光値を取り込む(ステップS
2)。
【0072】この測光値に応じて制御回路26は、メモ
リ26bから露光期間と絞り値との組合せを読み出す
(ステップS3)。シャッター釦26aが全押しにされ
ると(ステップS4)、制御回路26は、駆動回路24
に露光期間を開始させる信号を出力する。
【0073】駆動手段24は、読み出された絞り値によ
る光量の減衰比に比例した枚数のアルミ鏡11を選択
し、これらの電極13、14を同電位にして、これらの
アルミ鏡11を各々に基板10aに平行させる。撮影レ
ンズ11から入射した光束は、この絞り値に応じた枚数
のアルミ鏡11により絞り値に合わせて反射光量が制限
され、感光部材23に露光される(ステップS5)。
【0074】露光期間が経過すると(ステップS6)、
駆動回路24は、すべてのアルミ鏡の電極13に電圧を
印加してアルミ鏡11を基板10aに傾斜させ、反射光
束を感光部材から逸らす(ステップS7)。
【0075】以上の動作により、メモリ26bに予め記
憶した絞り値と露光期間とに合わせて、撮影が行われ
る。このように、絞り値に応じてアルミ鏡の枚数を調整
することにより、光量を制限する絞り機能を実現でき
る。
【0076】第3の実施例のカメラにおいても、第1の
実施例とほぼ同様の効果を上げることができる。さら
に、この実施例では、方向を変更するアルミ鏡の選択方
法により、様々な撮影効果を得ることができる。例え
ば、方向を変更するアルミ鏡を、(市松模様のように)
基板10aの上に均等に分布させることにより、NDフ
ィルター(中性濃度フィルター)のように、被写界深度
を変化させずに、光量を制限することができる。
【0077】また、方向を変更するアルミ鏡を、同心状
に集中分布したアルミ鏡とすることにより、アイリス絞
りのように被写界深度を変化させ、かつ光量を制限する
ことができる。
【0078】さらに、これらの中間として、方向を変更
するアルミ鏡を、同心状にかつ均等に分布したアルミ鏡
とすることにより、光量の制限量と被写界深度とを各々
に調節することができる。
【0079】また、このような絞り機能を実現するため
には、撮影レンズ21に近い位置にデジタルマイクロミ
ラー素子10を配置することが好ましい。このような構
成により、感光部材23の結像面内においてむら無く、
均等に光量を制限することができる。
【0080】なお、上述の実施例において、撮影レンズ
21、感光部材側レンズ31およびファインダ側レンズ
32は、複合レンズでも良いし、撮影レンズ21を構成
する複合レンズの間に絞り25を配置したものでも良
い。また、光学系の途中に反射鏡やプリズムその他の光
学要素を配置することにより、光路を曲げたり、像の上
下左右,大小を変更しても良い。
【0081】また、上述の実施例において、メモリ7b
として、例えば、読出し専用メモリ(ROM)、読み書
き可能メモリ(RAM)またはプログラム可能読出し専
用メモリ(PROM)を使用できる。さらに、記憶媒体
であれば良いので、例えば磁気記憶媒体、光記憶媒体を
使用できる。
【0082】なお、上述の実施例における測光方式は、
カメラと独立した測光装置でも良いし、カメラの外側に
受光窓を設けて測光しても良いし、TTL測光でも良
い。また、上述の実施例において、メモリ7bに記憶す
る絞り値と露光期間との組み合わせを数種類用意して、
それらを撮影者が選択して、被写界深度や被写体ブレを
調節しても良いし、撮影者の意図に応じて絞り値または
露光期間を変更して露出補正を行っても良い。
【0083】さらに、撮影者が絞り値または露光期間の
いずれか一方の値を設定し、測光値に応じて他方の値を
メモリ7bから読出して設定することにより、絞り優先
露出もしくはシャッタースピード優先露出を行っても良
い。
【0084】また、感光部材23を開閉可能な遮光部材
で覆って、露光期間を開始する前に遮光部材の入射光束
の経路を開き、露光期間の終了後に入射光束の経路を閉
じる遮光部材駆動手段を設けても良い。このような構成
により、感光部材23が迷光により長時間露光される現
象を防止することができる。また、遮光部材駆動手段
は、低速かつ低精度の駆動機構でよいので、簡略に実現
できる。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のカメラ
では、光束の反射方向を変更することによりシャッター
機能を実現するので、従来のクイックリターンミラー、
前幕、後幕またはレンズシャッターなどの可動部が省略
され、シャッタ機構が単純化される。また、これらの駆
動時間を要した可動部が省かれることにより、高速シャ
ッターが実現できる。したがって、露光期間と絞り値と
の組合せの数を増して、適正露出を得ることのできる撮
影条件の範囲が広がる。
【0086】また、従来のようにクイックリターンミラ
ー、前幕、後幕またはレンズシャッターなどの可動部を
不要とし、これらの可動部の制御機構を省略することが
できる。また、これらの可動部が主原因であったカメラ
の振動を減少できる。
【0087】請求項2のカメラでは、空間光変調素子に
ディジタルマイクロミラー素子を使用したことにより、
可動部の質量が極めて小さく、かつ変位が小さいので、
シャッタスピードをさらに高速化することができる。し
たがって、露光期間と絞り値との組合わせの数を増し
て、撮影条件の範囲を広げることができる。
【0088】さらに、シャッターの駆動手段は、例え
ば、印加電圧を切り換えるスイッチ回路と、露光時間の
経過を検出する遅延回路程度から構成でき、シャッタの
制御機構を単純化できる。
【0089】なお、可動部の質量が小さいので、シャッ
ターの起動時および制動時の振動が小さく、カメラ振れ
を防止し、鮮鋭感の高い写真を撮影できる。請求項3の
カメラでは、空間光変調素子をシャッター機構に使用し
たカメラにおいて、被写体輝度の実測値に応じて適正に
定められた絞り値および露光期間に合わせて、撮影を行
うことができる。
【0090】請求項4のカメラでは、ディジタルマイク
ロミラー素子によって、絞り機能とシャッター機能との
両方が実現できる。したがって、従来の絞り機構が不要
となり、カメラの軽量化および低コスト化を図ることが
できる。
【0091】請求項5のカメラでは、感光部材を露光す
る鏡の分布を、同心状の形状にすることにより、感光部
材に照射される光量および被写界深度を調節することが
できる。したがって、従来のアイリス絞りの機構が不要
となり、カメラの軽量化および低コスト化を図ることが
できる。
【0092】請求項6のカメラでは、感光部材を露光す
る鏡の分布を、一様分布にすることにより、被写界深度
を変更せずに、感光部材に照射される光量を調節するこ
とができる。したがって、従来のNDフィルターのよう
な光量を制限する機構が不要となり、カメラの軽量化お
よび低コスト化を図ることができる。
【0093】以上のように、本発明を適用したカメラで
は、シャッター機構を単純化してカメラの軽量化および
低コスト化を図りつつ、高速シャッターにより広範囲の
撮影条件にわたって適正露出を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す図である。
【図2】ディジタルマイクロミラー素子の一例を示す図
である。
【図3】第1の実施例の動作を示す流れ図である。
【図4】本発明の第2の実施例を示す図である。
【図5】第2の実施例の動作を示す流れ図である。
【図6】本発明の第3の実施例を示す図である。
【図7】第3の実施例の動作を示す流れ図である。
【図8】従来のカメラを示す図である。
【符号の説明】
10 ディジタルマイクロミラー素子 10a 基板 11 アルミ鏡 12a、12b 支柱 13、14 電極 21 撮影レンズ 23 感光部材 24 駆動回路 25 絞り 25a 絞り駆動回路 26 制御回路 26a シャッター釦 26b メモリ 27 測光部 28 光吸収板 31 感光部材側レンズ 32 ファインダ側レンズ 33 ファインダ側スクリーン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の光学像を結像する撮影レンズ
    (21)と、 前記撮影レンズ(21)の光軸上に配置され、撮影レン
    ズ(21)からの入射光束を反射し、かつ反射光束の方
    向が第1の方向とその他の方向とに変更可能な空間光変
    調素子と、 前記第1の方向に配置された感光部材(23)と、 前記撮影レンズ(21)内に配置され、かつ光束が通過
    する開口部の面積が変更可能な絞り(25)と、 前記反射光束の方向を、前記感光部材(23)の露光期
    間のみ前記第1の方向にし、かつ前記露光期間以外には
    その他の方向にする駆動手段(24)と、 を備えたことを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記空間光変調素子は、基板(10a)
    の面上に複数の鏡(11)を傾斜可変に配置したディジ
    タルマイクロミラー素子(10)であることを特徴とす
    る請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 被写体輝度に応じて、予め定められた露
    光期間および絞り値の組合せが記憶される記憶手段(2
    6b)と、 被写体輝度を測定する測定手段(27)と、 前記測定手段(27)により測定された被写体輝度に応
    じて、前記記憶手段(26b)から露光期間および絞り
    値の組合わせを読み出し、かつ、読み出した露光期間を
    前記駆動手段(24)における露光期間に設定する露出
    制御手段(26)と、 前記露出制御手段(26)によって読み出された絞り値
    に応じて、前記絞り(25)の開口部の面積を変更する
    絞り駆動手段(25a)と、 を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記
    載のカメラ。
  4. 【請求項4】 被写体の光学像を結像する撮影レンズ
    (21)と、 前記撮影レンズ(21)の光軸に傾いた基板(10a)
    の面上に、複数の鏡(11)を傾斜可変に配置したディ
    ジタルマイクロミラー素子(10)と、 前記撮影レンズ(21)の光軸を前記基板(10a)の
    上面に幾何学的に正反射させた第1の方向に配置される
    感光部材(23)と、 予め定められる露光期間と絞り値とに対して、前記露光
    期間の間は、前記絞り値に応じて予め定められた鏡のみ
    の反射光束を前記第1の方向にし、前記露光期間以外に
    は、全ての鏡の反射光束をその他の方向にする駆動手段
    (24)と、 を備えたことを特徴とするカメラ。
  5. 【請求項5】 前記予め定められた鏡は、基板(10
    a)の面上に同心状の形状に分布していることを特徴と
    する請求項4に記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記予め定められた鏡は、基板(10
    a)の面上に一様に分布していることを特徴とする請求
    項4に記載のカメラ。
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