JPH08505637A - Nk1およびnk2レセプターについての拮抗薬効果を有する相乗的組み合わせ物 - Google Patents

Nk1およびnk2レセプターについての拮抗薬効果を有する相乗的組み合わせ物

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JPH08505637A JP6516728A JP51672894A JPH08505637A JP H08505637 A JPH08505637 A JP H08505637A JP 6516728 A JP6516728 A JP 6516728A JP 51672894 A JP51672894 A JP 51672894A JP H08505637 A JPH08505637 A JP H08505637A
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Abstract

(57)【要約】 NK1レセプターについての拮抗活性を保持する少なくとも一つの生成物およびNK2レセプターについての拮抗活性を保持する少なくとも一つの生成物からなることを特徴とする相乗的組み合わせ物。前記組み合わせ物は、サブスタンスPおよび/またはニューロキニンAに関わる疾患の治療に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 NK1およびNK2レセプターについての拮抗薬効果を有する相乗的組み合わせ 物 本発明は、少なくとも一つのNK1レセプターの拮抗薬および少なくとも一つ のNK2レセプターの拮抗薬からなる相乗的組み合わせ物に関する。 サブスタンスPおよびニューロキニンAはタキキニン一族に属する。タキキニ ンは、NK1、NK2、およびNK3として知られる3種類のレセプターを剌激 する能力で知られる内因性リガンドである。 サブスタンスPの効果は主にNK1レセプターにより媒介される。ニューロキ ニンAの効果は主にNK2レセプターにより媒介される。 サブスタンスPはウンデカペプチドであり、これは例えば、痛みの伝達、中枢 神経系の疾患、炎症もしくは呼吸現象などのような多くの病状に関与する。 ニューロキニンAもやはり、痛みの伝達、関節炎、喘息、炎症現象、精神病、 緊張性疾患、膀胱の疾患、および膀胱炎などのような数々の病状に関与する。 最近になるまで、研究が行われているにもかかわらず、そして既述のような興 味[M.R.Hanley、TINS、(5)139(1982)]にもかかわ らず、サブスタンスPもしくはニューロキニンAに特異的に作用し、そして非ペ プチド性構造を有する生成物は実際には全く発見されていなかった。 NK1レセプターの拮抗薬(サブスタンスPの効果の拮抗薬)が現在 知られており、そして具体的には以下に記載される特許出願、欧州特許第429 .366号、欧州特許第514,273号、欧州特許第514.275号、国際 公開第90/05525号、国際公開第90/05729号、国際公開第91/ 18899号、国際公開第91/09844号、国際公開第92/01688号 、国際公開第92/06079号、国際公開第92/15585号、国際公開第 92/12151号、国際公開第92/20661号、国際公開第92/206 76号、国際公開第92/21677号、国際公開第93/00330号、国際 公開第93/00331号、国際公開第93/01159号、国際公開第93/ 01169号、国際公開第93/01165号、国際公開第93/01170号 、国際公開第93/06099号、国際公開第93/09116号、国際公開第 93/10073号、国際公開第93/18023号、国際公開第93/190 64号、国際公開第93/21155号、国際公開第93/21181号、国際 公開第93/23380号、欧州特許第499,313号、欧州特許第394, 989号、欧州特許第443、132号、欧州特許第482,539号、欧州特 許第512,902号、欧州特許第517,589号、欧州特許第520,55 5号、欧州特許第522,808号、欧州特許第528,495号、欧州特許第 532,456号、欧州特許第533,280号、欧州特許第536,817号 、欧州特許第545,478号、欧州特許第559.538号、Med.Che m.の第XII回国際シンポジウム、Basle、1992年9月13−17日 、もしくはEuropean Neuropeptide Clubの第3回会 議(Cambridge、1993年4月5−7日)、に記載されている。 NK2レセプターの拮抗薬(ニューロキニンAの効果の拮抗薬)も知られてお り、そして具体的には以下に記載される特許出願、欧州特許第428,434号 、欧州特許第474,561号、欧州特許第512,901号、欧州特許第51 5,240号、フランス特許第2,678,267号、国際公開第92/192 54号、もしくは国際公開第93/14084号、に記載されている。 特定の生成物がNK1レセプターに対する拮抗活性およびNK2レセプターに 対する拮抗活性を備えていることも明らかにされている。M.Murai et al.、J.Pharm.Exp.Ther.、262(1)、403(19 92)。しかしながらこれまでのところ、これらの生成物の内では非常に高い活 性を示すものが一つも存在していない。 現在に至るまでNK1およびNK2レセプターの拮抗薬の効果は、特定の官能 基に似たように、そして相加的に作用するのであろうと考えられてきた。ここに 、NK2レセプターの拮抗薬と組み合わされた状態のNK1レセプターの拮抗薬 の効果は有望なものであることが見いだされた。この効果により、サブスタンス Pおよび/またはニューロキニンAが関与する治療分野への特に有利な経路が開 けてきた。 非制限的な例としてのNK1レセプターの拮抗薬は、具体的には、ペルヒドロ イソインドール類の誘導体、2−置換−3−アミノキヌクリジン類の誘導体、ア ミノアザビシクロアルカン類の誘導体、2−置換−3−アミノピペリジン類の誘 導体、1−アザビシクロ[3.2.2]ノナン−3−アミン類の誘導体、N−ア ルキルキヌクリジニウム塩類の誘導体、プソイドペプチド類の誘導体、N,N− ジアシルピペラジン類の誘 導体、置換される芳香族誘導体、ジアルキレンピペリジノ誘導体、および置換さ れるピペリジンの第四級塩などであることがある。 例としては、ペルヒドロイソインドール誘導体類の生成物および存在する場合 にはそれらの塩は、構造 を有することがあり、 式中、 −R1記号は、場合によっては一つもしくは複数のハロゲン原子もしくはヒドロ キシル基、場合によっては置換されるアルキル基(ハロゲン原子、あるいは、ア ミノ、アルキルアミノ、もしくはジアルキルアミノ基により)、場合によっては 置換される[場合によっては置換される(フェニル、ヒドロキシル、もしくはア ミノ基により)ジアルキルアミノ、アルキルアミノ、アミノ、もしくヒドロキシ ル基、あるいはアルキル部分が、それらが連結する窒素原子と共に、酸素、硫黄 、もしくは窒素から選択されるもう一つのヘテロ原子を含むことがあり、場合に よってはアルキル、ヒドロキシル、もしくはヒドロキシアルキル基により置換さ れる5−員環から6−員環までの複素環を形成するジアルキルアミノ基により] アルキルオキシもしくはアルキルチオ基により置換されるか、あるいは、アルキ ル部分が、それらが連結する窒素原子と共に既述の複素環を形成することがある アミノ、アルキルアミノ、もしくはジアルキルアミノ基により置換されるフェニ ル基を表し、そうでなければシクロヘキサジエニル基、ナフチル基、あるいは飽 和もしくは不飽和の単環式 もしくは多環式複素環基(5−9の炭素原子)[これは、酸素、窒素、もしくは 硫黄から選択される一つもしくは数々のヘテロ原子を含むことがあり、そして場 合によってはハロゲン原子、あるいはアルキルもしくはアルキルオキシ基により 置換される]を表し、 −R2記号は、水素もしくはハロゲン原子、あるいはヒドロキシル、アルキル、 アミノアルキル、アルキルアミノアルキル、ジアルキルアミノアルキル、アルキ ルオキシ、アルキルチオ、アシルオキシ、カルボキシル、アルキルオキシカルボ ニル、ジアルキルアミノアルキルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル 、アミノ、もしくはアシルアミノ基を表し、 −ビシクロ は、一般式 のペルヒドロイソインドールもしくはチアピラノピロール環を表し、そして記号 Xは、酸素もしくは硫黄原子、または式中R6が水素原子である基NR6、1−1 2の炭素原子を含み、そして場合によっては置換される[一つもしくは複数のカ ルボキシル、ジアルキルアミノ、アシルアミノ、アルキルオキシカルボニル、ア ルキルオキシカルボニルアミノ、カルバモイル、アルキルカルバモイル、もしく はジアルキルカルバモイル基(これらの置換基のアルキル部分についてはそれら 自体がジアルキルアミノもしくはフェニルにより置換されることが可能である) により、あるいはフェニル、置換されたフェニル(ハロゲン、アルキル、アルキ ルオキシ、もしくはジアルキルアミノにより置換される)、ナフチル、チエニル 、フリル、ピリジル、もしくはイミダゾリル基により置換される]アルキル基、 またはジアルキルアミノ基を表し、そうでなければ、この環が式(Ib)もしく は(Ic)のものである場合には、記号Xは酸素原子もしくはNH基を表し、そ うでなければ、 −ビシクロ は、一般式 のペルヒドロイソインドールもしくはチアピラノピロール環を表し、 そして記号Xは酸素原子を表す。 一般式(Ia)から(Ie)までにおいては、 −R記号は、同一であり、そして2−もしくは3−位が場合によってはハロゲン 原子もしくはメチル基により置換されるフェニル基を表し、 −R”記号は、同一であり、そして水素原子を表わすか、あるいは一緒になって 一つの結合を形成し、 −R3記号は、ハロゲン原子もしくはヒドロキシル基を表し、そしてR4記号は水 素原子を表すか、あるいはR3と同時にハロゲン原子を表し、 −R’3記号は2−位が場合によってはアルキルもしくはアルキルオキシ基(1 もしくは2の炭素原子)により置換されるフェニル基を表し、そしてR’4記号 はフッ素原子もしくはヒドロキシル基を表し、そしてR5記号は水素原子を表し 、そうでなければR’4記号とR’5記号とはヒドロキシル基を表し、そうでなけ ればR’4記号はR5と共に一つの結合を形成し、 −R”3記号は水素原子を表し、そしてR”4記号はフッ素原子もしくはヒドロキ シル基を表し、そうでなければR”3記号は2−位が場合によってはアルキルも しくはアルキルオキシ基(1もしくは2の炭素原子)により置換されるフェニル 基を表し、そしてR”4号はヒドロキシル基を表し、そうでなければR”3記号と R”4記号とは一緒にオキソ基を形成し、 −n記号は0−2の整数であり、 一般式(Ia)から(Id)までの生成物は、その詳細が欧州特許第429,3 66号、欧州特許第514、273号、および欧州特許第514,275号、も しくは国際公開第93/21155号に記載される立 体異性体形態を有することがあること、および一般式(Ie)の生成物は、R4 がヒドロキシルでありかつR3がフェニル基である場合には(3aS,7R,7 aR)、(3aR,7S,7aS)、もしくは(3aRS,7SR,7aSR) 形態で存在し、あるいはR3が水素でありかつR4がヒドロキシルである場合には (3aR,7S,7aS)、(3aS,7R,7aR)、もしくは(3aRS, 7SR,7aSR)形態、またはそれらの混合物で存在し、あるいはR3が水素 でありかつR4がフッ素である場合には(3aR,7R,7aS)、(3aS, 7S,7aR)、もしくは(3aRS,7RS,7aSR)形態、またはそれら の混合物で存在し、あるいはR3がR4と共にオキソ基を形成する場合には(3a S,7aR)、(3aR,7aS)、もしくは(3aRS,7aSR)形態、ま たはそれらの混合物で存在することが理解されている。 例としては、2−置換−3−アミノキヌクリジン類の生成物、アミノアザビシ クロアルカン類の誘導体、2−置換−3−アミノピペリジン類の誘導体、1−ア ザビシクロ[3.2.2]ノナン−3−アミン類の誘導体、およびN−アルキル キヌクリジニウム塩類の誘導体は、立体異性体形態もしくはそれらの混合物であ る一般式 の生成物であることができ、 この式中、環 は単環式窒素複素環もしくは縮合多環式構造 を表す。 A’環が一般式(IIa)に相当する場合には、 1) R4は水素原子であり、 a1) R1は基=N−CH2−Rもしくは−N=CH−Rであり、式中、Rは、 フッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、アルキルもしくはアルキルオキシ( 1−3の炭素原子)、カルボキシル、アルキルオキシカルボニル(この場合、ア ルキル部分は1−3の炭素原子を含む)、あ るいはベンジルオキシカルボニルから選択される1もしくは2の置換基により置 換されることがあるシクロアルキル(5−7の炭素原子)、ノルボルニル、ピロ リル、チエニル、ピリジル、インドリル、ビフェニル、もしくはフェニルであり 、そして R2は基Ar−CHR’−であり、この式中、 R’は分岐状のアルキル基(3もしくは4の炭素原子)、分岐状のアルキレン基 (5もしくは6の炭素原子)、シクロアルキル基(3−7の炭素原子)、あるい はフッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、アルキルもしくはアルキルオキシ (1−3の炭素原子)、カルボキシル、アルキルオキシカルボニル(この場合、 アルキル部分は1−3の炭素原子を含む)、あるいはベンジルオキシカルボニル から選択される1もしくは2の置換基により置換されることがあるフリル、チエ ニル、ピリジル、インドリル、ビフェニル、もしくはフェニルであり、そしてA rはフェニル基であり、そうでなければ a2.1) R1は基−NH−CH2−Rであり、この式中、 Rは先のように特定され、そしてR2は先のように特定され、あるいは a2.2) R2がベンズヒドリル基である場合には、Rは一つのメトキシ基と一つ の分岐状ブチル基により二置換されるフェニル基を表し、そうでなければ、 a2.3) R2がAr−CHR’−であり、この式中、R’は先のように特定され るか、あるいは場合によっては1−3のフッ素原子により置換されるアルキルも しくはアルキルオキシ(1−10の炭素原子)を表すかのいずれかであり、かつ Arがフェニル基、もしくはハロゲン、あるいは場合によっては1−3のフッ素 原子により置換されるアルキルもし くはアルキルオキシ(1−10の炭素原子)により−置換−三置換されることが あるフェニル、ビフェニル、ナフチル、ピリジル、チエニル、もしくはフリル基 であり、かつR3が水素原子である場合には、Rは基X1からX3までにより三置 換されるフェニル基を表し、この式中、X1は、H、場合によっては1−3のフ ッ素原子により置換されるアルキルもしくはアルキルオキシ(1−10の炭素原 子)であり、そしてX2およびX3は、H、ハロゲン、NO2、場合によっては1 −3のフッ素原子により置換されるアルキルもしくはアルキルオキシ(1−10 の炭素原子)、OH、CN、フェニル、NH2、アルキルアミノ、ジアルキルア ミノ、アルキルカルバモイル、アルキルカルバモイルアルキル、もしくはアシル アミノ(これらの場合、アルキルもしくはアシル部分は1−6の炭素原子を含む )、あるいはアルコキシアルキル(この場合、アルキル部分は1−4の炭素原子 を含む)であり、そうでなければ a3) R1は−NH−(C=Y)−Rであり、式中、Rは、場合によっては他の ヘテロ原子(O、S、もしくはNR’であり、この式中、R’はH、アルキル、 もしくはアラルキルである)を含むベンゾピラン誘導体、あるいは酸素について の位置αが場合によってはメチル基により置換され、そして/またはオキソもし くはチオキソ基により置換され、そして/またはフェニル環がハロゲン、アルキ ル、ハロアルキル、アラルキル、アルキルオキシ、アラルキルオキシ、アシル、 アシルオキシ、OH、NH2、CN、NO2、−NH−CO−R”、S(O)n− R”、−NH−SO2R”、COOR”、CONR”R’”、OCONR”R’ ”、CSNR”R’”、もしくはSO2NR”R’”[式中、R”およびR”’ は、H、アルキル、フェニル、もしくはアラルキルである]に より置換されるベンゾフラン誘導体であり、そしてYはO、S、もしくは2Hで あり、 R2は−CHR5R6であり、式中、R5はチエニルもしくはフェニルであり、そし てR6は、アルキル、アルケニル、シクロアルキル、フリル、チエニル、ピリジ ル、インドリル、ビフェニル、もしくはフェニルであり、そして R3は、Hもしくはアルキルであり、 b1) R1はa1)もしくはa2.1)のように特定され、そしてRはa1)のよう に特定されるか、そうでなければ既述の基、あるいはシアノ、ニトロ、アミノ、 N−モノアルキルアミノ(1−3の炭素原子)、アリル、ヒドロキシル、カルボ キシベンジルオキシ、アルキルオキシカルボニルベンジルオキシ(この場合、ア ルキル部分は1−3の炭素原子を含む)、カルボキシアミド、もしくはN,N− ジアルキルカルボキシアミド(この場合、アルキル部分は1−3の炭素原子を含 む)から選択される1もしくは2の置換基により置換される2,3−ジヒドロベ ンゾフラニル、アルキルオキシチエニル(この場合、アルキル部分は1−3の炭 素原子を含む)、ヒドロキシピリジル、キノリル、ナフチル、アルキルオキシナ フチル(この場合、アルキル部分は1−3の炭素原子を含む)、2,3−メチレ ンジオキシフェニル、もしくはフェニルを表し、そして R’は先のように特定されるか、あるいは既述の基、あるいはフェニルアルキル (この場合、アルキル部分は1−3の炭素原子を含む)、アルルオキシ、もしく はヒドロキシルから選択される1もしくは2の基により置換されるフェニルを表 し、そして R3は、5−位に位置する水素原子もしくはアルキル基(1−4の炭素原子)で あり、そうでなければ b2) R1はa2.3)のように特定され、そしてR2は、ハロゲン、あるいはアル キルもしくはアルキルオキシ(1−10の炭素原子)(場合によっては1−3の フッ素原子により置換される)により一置換から三置換されることがあるフェニ ル、ビフェニル、ナフチル、ピリジル、チエニル、もしくはフリルであり、そし て R3はアルキル基(1−6の炭素原子)であり、そうでなければ c) R1は基−NH−CN2−Rであり、式中、 Rは、はフッ素、塩素、臭素、ヨウ素、トリフルオロメチル、アルキルもしくは アルキルオキシ(1−4の炭素原子)から選択される1−3の置換基により場合 によっては置換されるフェニル、チエニル、ピリジル、もしくはフリルであり、 R2はRについて先に特定されるように場合によっては置換されるフェニル、ナ フチル、チエニル、ピリジル、もしくはフリル基であり、そして R3は、5−もしくは6−位に位置する水素原子もしくはアルキル基(1−6の 炭素原子)であり、そうでなければ d) R1は基−NH−CH2−Rであり、式中、Rは、場合によっては、アルキ ルもしくはアルキルオキシ置換基(場合によっては1−3のハロゲンを保持する )、アルキルチオ、アルキルスルフィニル、アルキルスルホニル、アルキルスル ホニルアミノ、ジアルキルアミノ[この場合、アルキル部分はアルキルスルフィ ニルもしくはアルキルスルホニル(この場合、アルキル部分は1−6の炭素を含 む)により置換されること がある]、スルホンアミド、もしくはアルケニル(2−6の炭素)置換基により 置換される、フェニル、ナフチル、ピリジル、キノリル、チエニル、フリル、フ ェノキシフェニル、オキサゾリル、テトラゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、 もしくはピラゾリルであるか、あるいは式中、Rは、ハロゲン、アルキニル、ア ルキルアミノ、N−アルキル−N−(アルキルスルホニル)アミノ、もしくはN −アルキル−N−アルカノイルアミノ(これはアルキルスルホニルもしくはアル カノイル部分がハロゲンにより置換されることがある)、アルキルスルホニルア ミノ、もしくはアルカノイルアミノ(この場合、アルキル部分はハロゲンにより 置換されることがある)により置換されるフェニルであり、 R2は基Ar−CH(Ar’)−であり、式中、ArおよびAr’は先のRのよ うな環式基であり、これはアルキル、アルキルオキシ、アルキルチオ、アルキル スルフィニル、アルキルアミノ(この場合、アルキル部分は1−4の炭素原子を 含む)、トリフルオロメチル、もしくはトリフルオロメトキシにより置換される ことがあり、そして R3は、場合によっては置換される(アルキルオキシ、カルバモイル、−CON RaRb、−COOH、−COORa、−CHRaORb、CHRaNRbRc、−CO Ra、−CONRaORb、もしくは場合によっては置換されるRについて特定さ れるアリールにより、そしてこのアリール基は1−6の炭素原子を有し、そして Ra、Rb、およびRcは場合によっては置換されるアリール、シクロアルキル、 アルキルオキシ、アルキル、もしくはHである)アルキル、アルケニル(2−6 の炭素)、シクロアルキル(3−8の炭素)、あるいはアルキル基の置換基につ いて先に特定される基、あるいは基Y−(CH2)m−CHRd−(CH2)n−N R’d−CO−であり、式中、Yは−CN、−CH2Z、もしくは−COZ(式中 、ZはOH、NH2、−Oアルキル、−NHアルキル、もしくは−N(アルキル )2である)であり、Rdは、H、アルキル、ベンジル、もしくは−(CH2)p− Yであり、そしてR’dは、Rdのように特定されるか、あるいは置換される(O H、NH2、−SCH3、もしくはSHにより)アルキル、あるいは4−ヒドロキ シベンジルもしくは3−インドリルメチルであり、 2) 5−位のR3は、R4と共に、R4が6−位にある場合には3−5の炭素原 子を含むアルキレン鎖を、R4が7−位にある場合には2もしくは3の炭素原子 を含むアルキレン鎖を、R4が8−位にある場合には2−4の炭素原子を含むア ルキレン鎖を形成するか、あるいはR3が5−位にありかつR4が6−位にある場 合には、R3とR4とは一つの鎖 を形成するか、あるいはR4が8−位にありかつR3が5−位にある場合には、R3 とR4とは一つの鎖:−CH2−X−CH2−を形成し、この式中、XはO、S、 NH、もしくは>N(アルキルアミノ)であり、この場合、アルキル部分は1− 3の炭素原子を含み、 R1は、1a2.1)に特定される構造を有し、そしてRは1a2.3)のように特定さ れるか、あるいは、フッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、アルキル、もし くはアルキルオキシ(1−3の炭素原子)、カルボキシル、アルキルオキシカル ボニル(この場合、アルキル部分は1−3の炭素原子を含む)、もしくはベンジ ルオキシカルボニルから選択される 1−3の置換基により置換されることがあるシクロアルキル(5−7の炭素原子 )、ピロリル、チエニル、ピリジル、もしくはフェニルを表し、そして R2は基−CHR’R”であり、式中、R’は、ハロゲン、アルキルもしくはア ルキルオキシ(1−10の炭素原子)(これは1−3のフッ素により置換される ことがある)、カルボキシル、アルキルオキシカルボニル(このアルキル部分は 1−3の炭素を含む)、もしくはベンジルオキシカルボニルから選択される1も しくは2の置換基により置換されることがあるフリル、チエニル、ピリジル、イ ンドリル、ビフェニル、もしくはフェニルであり、そしてR”は、アルキルもし くはアルキルオキシ(1−3の炭素原子)(これは1−3のフッ素により置換さ れることがある)により置換されるチエニル、フェニル、ハロフェニル、もしく はフェニルである。 A’環が一般式(IIb)に相当する際には、 1) Yは(CH2)n[式中、nは1−6に等しい]であり、そして不飽和の鎖 を表すことがあり、R1は基−NR’−CH2−Rであり、この式中、Rは、ハロ 、ニトロ、アルキル、アルキルオキシ、トリフルオロメチル、アミノ、フェニル 、アルキルアミノ、ホルムアミド、アシルアミド、アシルアミドアルキル、アル キルカルバモイル、もしくはシクロアルキル(3−7の炭素原子)[これは既述 の1もしくは2の置換基により場合によっては置換される]から選択される一つ もしくは複数の置換基により場合によっては置換されるフェニル、ナフチル、イ ンダニル、チエニル、ピリジル、フリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサ ゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、およびキノ リルから選択されるアリールであり、そしてこの式中、それらの炭素原子のうち の一つがN、O、もしくはSにより置換されることがあり、そしてR’は水素原 子もしくはアルキル基であり、あるいはR1は1a2.3)におけるように特定され 、R2は水素原子、フェニルアルキル、ベンズヒドリル、あるいは直鎖もしくは 分岐鎖状のアルキル基、あるいはRについて先に特定されるアリールもしくはシ クロアルキル基、あるいはチアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオ キサゾリル、トリアゾリル、もしくはテトラゾリルのようなアリール基であり、 これらの様々な環についてはRについて先に既述した置換基から選択されるか、 あるいはジアルキルアミノ、アルキルオキシカルボニル、アルキルオキシカルボ ニルアルキル、アシルオキシ、アシルアルキルオキシ、アシル、もしくはアシル アルキルから選択される一つもしくは複数の置換基により置換されることが可能 であり、 R3は水素原子であるか、あるいはR1が1a2.3)におけるように特定される場 合には、フェニルもしくはアルキル(1−6の炭素)基であることができ、そう でなければR2とR3とは、それらが結合する炭素原子と一緒に飽和される3−員 環から7−員環までの炭素環を形成し、この場合、これらの炭素原子は場合によ ってはO、N、もしくはSにより置換されることがあり、 R5は基−(CHR”)mR”であり、式中、mは0−6の整数であり、CHR” の各単位については、近傍の単位と共に一つの二重結合を形成することが可能で あり、そして全てのR”基が相同である必要はなく、R4とR6とは水素原子、あ るいはヒドロキシル、ハロ、アミノ、アルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アル キルオキシ、アルキルオキシカルボ ニル、アルキルオキシカルボニルアルキル、アシルオキシ、アシルアルキルオキ シ、アシル、もしくはアシルアルキル基、あるいはR2の定義について既述した 基であることができるが、ただしR5と共に一つの環を形成することはできない ものとし、そうでなければ、R1が1a2.3)におけるように特定さる場合には、 R4とR6とは、オキソ、ヒドロキシアルキル、もしくはアルキルオキシアルキル であることもでき、そしてR”およびR”’は、R4およびR6のように特定され るか、あるいはR1が1a2.3)におけるように特定される基である場合には、R ”は=N−OHであることもでき、そしてR”’は基−NHCORd、−NHC H2Rd、SO2Rd、もしくはNHSO2Rd、であり、そしてRdは、アルキル( このアルキル部分は1−6の炭素を有する)により置換されるH、アルキル、フ ェニルアルキル、もしくはフェニルであり、そうでなければ 2) −Y−N(R5)−はアザビシクロ系の残基(例えば、キヌクリジニル、 アザビシクロヘプチル、もしくはアザビシクロオクチル)であり、 a) R1は基−X−CH2−Rであり、式中、Xは酸素もしくは硫黄原子であり 、そしてRは、アルキル、アルケニル、もしくはアルキニル(2−6の炭素原子 )、ハロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリメチルシリル、−O R’、−SCH3、−SOCH3、−SO2CH3、−NR’R”、−NR’COR ”、−NR’CO2R”、−CO2R’、もしくは−CONR’R”[式中、R’ およびR”は同一もしくは異なり、そして、水素、アルキル、フェニル、もしく はトリフルオロメチルを表す]から選択される1−3の同一もしくは異なる基に より場 合によっては置換される、フェニル基であり、 R2は基−CRaRbRcを表し、式中、RaおよびRbは同一もしくは異なり、そし て場合によってはハロもしくはトリフルオロメチルにより置換されるフェニルも しくはチエニル、あるいはシクロアルキルを表すか、そうでなければRaはアル キルオキシにより置換されるフェニルもしくはチエニルを表すこともあり、ある いはRbは先に特定されるように置換されることがあるベンジルを表すこともあ り、そしてRcは水素もしくはヒドロキシルであり、そしてR3、R4、およびR6 はHであり、そうでなければ b) R1は基−CH2−CHX−Arもしくは=CH−CHX−Arであり、式 中、Arは、a)において先に特定されるように置換されることがあるフェニル 基であり、 Xは、H、OH、=O、もしくはハロゲンであり、 R2は基−CRaRbであり、式中、RaおよびRbは同一もしくは異なり、そして 場合によってはハロもしくはトリフルオロメチルにより置換されるフェニル、チ エニル、もしくはベンジルを表し、そして R3、R4、およびR6はHであり、そうでなければ c) R1は基−NR”−CH2−Rであり、式中、RはIIb 1)[R’がH もしくはalkであることについて]におけるように特定されるか、あるいはア ルキルオキシカルボニル、ホルミル、ヒドロキシメチル、フェノキシメチル、も しくはアルキルオキシメチルを表し、 R2はIIb 1)におけるように特定され、 R3、R4、R6、およびR”は、H、アルキル、もしくはフェニルであり、そう でなければ d) R4およびR6基により置換される−Y−は、−CHRa−CRb(CRcRd )−鎖であり、式中、Raの内の一つは、H、ヒドロキシメチル、アルキル、ア シルオキシアルキル、アルキルオキシメチル、もしくはベンジルオキシメチルで あり、RbおよびRcは、H、アルキル、もしくはフェニルであり、そして Rdは、メチルもしくはヒドロキシメチルであり、 R1、R2、およびR3は先のc)におけるように特定され、そして R5は、H、ベンジル、もしくは基[(CH2)mRe]−Rfであり、式中、Reお よびRfは以下のIIg)におけるR’およびR”のように特定され; 3) R1は式(IIb)−2a)についてのように特定され、−X−CH2−R 中のRはSR’、SOR’、もしくはSO2R’置換基を保持することもあるこ とが理解され、 R2はアルキル、アルキルオキシ、ハロゲン、もしくはトリフルオロメチルによ り置換されることがあるフェニル、ナフチル、インダゾリル、チエニル、フリル 、ピリジル、チアゾリル、テトラゾリル、もしくはキノリル基、あるいはベンズ ヒドリルもしくはベンジル基であり、これらの基については、アルキルもしくは アルキルオキシ(1−6の炭素)、ハロゲン、あるいはCF3により置換される ことが可能であり、 Yは−(CH2)n−であり、式中、nは1−3に等しく、 R3はHであり、 R4およびR6は、H、ハロゲン、−CH2OR°、アルキル、オキン、COOR °、もしくはCONR°R°であり、式中、R°は、H、CF3、アルキル、も しくはフェニルであり、そしてR5は、H、もしくは場 合によっては置換されるアルキル[COOR°°、CONR°°R°°、OH、 CN、COR°、−NR°°R°°、C(NOH)NR°°R°°、CONHフ ェニルアルキル、COCOOR°°、COCONR°゜R゜゜、場合によっては 置換されるフェニル(1つもしくは複数のアルキル、アルキルオキシ、ハロゲン 、もしくはCF3置換基により置換される)により、あるいはそれ自体置換され ることがある芳香族複素環により置換される]であり、 R°は先のように特定され、そしてR°°はHもしくはアルキルであり、 特別に記載される場合を除き、既述のアルキル基および部分は1−6の炭素原子 を含むことが理解される。 A’環が一般式(IIc)に相当する場合には、 xおよびyは0−4の整数であり、そしてzは0−6の整数であり、(CH2)z を含む環は最高3つまでの二重結合を含むことができ、そして(CH2)zの内の 一つはO、S、もしくはNにより置換されることがあることが理解され、 R1はA’が式(IIb)−1)である場合におけるように特定され、 RはA’が式(IIb)−1)である場合におけるように特定されるか、あるい は場合によっては一つもしくは複数の置換基により置換されるチアゾリル、イソ チアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、トリアゾリル、もしくはテトラ ゾリルを表し、それらの置換基は一般式(IIb)−1)について先に記載した 基、あるいはフェニル、アルキルカルバモイル、もしくはアルキルカルバモイル アルキルから選択され、そしてR’はA’が式(IIb)−1)である場合にお けるように特定さ れるか、あるいはヒドロキシル、アルキルオキシ、もしくはフルオロにより置換 されるアルキル基を表し、 R2およびR3は(IIb)−1)についてのように特定され、 R5は基−(CHR”)mR”’であり、式中、mは0−12の整数であり、各C HR”単位については近傍の単位と共に二重もしくは三重結合を形成することが 可能であり、そして全てのR”基が相同である必要はなく、そうでなければR5 は先の式(IIb)−1)についてのように特定され、そして R4、R6、R”、およびR”’は式(IIb)−1)についてのように特定され るか、あるいはカルボキシルもしくはカルボキシアルキル基であることがあり、 特別に記載される場合を除き、既述のアルキル基および部分は1−6の炭素原子 を含むことが理解される。 A’環が一般式(IIc’)に相当する場合には、 R1は先の(IIc)におけるように特定され、−NR’−CH2−RのR基はジ アルキルアミノ置換基を保持することもでき、 R2は先の(IIc)におけるように特定され、ベンズヒドリルのフェニル基は 、場合によってはナフチル、チエニル、フリル、もしくはピリジルにより置換さ れることがあることが理解され、 R3は先の(IIc)におけるように特定されるか、あるいはフェニルを表し、 R4は、COOHもしくはカルボキシアルキル置換基を保持する場合を除いて先 の(IIc)におけるように特定されるか、あるいはオキソもしくはニトリル基 、あるいはR2について特定される基により置換されることがあり、 R5は先の(IIc)におけるように特定され、式中、R”’は、ヒドロキシイ ミノ、あるいは先にR2およびR4について記載される基の内の一つであり、そし てR”は、−NHCO−R°、−NHCH2R°、−NHSO2R°、もしくは先 にR2およびR4について記載される基の内の一つであり、そしてR°は、H、ア ルキル、フェニル、もしくはフェニルアルキルであり、そしてmは0−8であり 、xは0−2であり、yおよびzは1−4であり、そして(CH2)zの炭素原子 の内のいずれかがR4基により置換されることがある。 A’環が一般式(IId)に相当する場合には、 R1は基−NH−CH2−Rであり、式中、Rは、はフッ素、塩素、もしくは臭素 原子、あるいはトリフルオロメチル、アルキル、アルキルオキシ、カルボキシル 、アルキルオキシカルボニル、もしくはベンゾイルオキシ基(それらのアルキル 基および部分は1−3の炭素原子を含む)から選択される1つもしくは2つの同 一もしくは異なる基により場合によっては置換されるフェニル基であり、 R2は、フェニル環が先に記載される1つもしくは2つの基により置換されるこ とがあるベンズヒドリル基である。 A’環が一般式(IIe)に相当する場合では、 A’環が一般式(IId)に相当する場合に、R1は先に記載されるように特定 され、そしてRは、シアノ、ニトロ、アミノ、N−アルキルアミノ、フッ素、塩 素、臭素、トリフルオロメチル、アルキル、アルキルオキシ、アリルオキシ、ア ルキルオキシカルボニル、カルボキシアミド、もしくはN,N−ジアルキルカル ボキシアミド(それらのアルキル基および部分は1−3の炭素原子を含む)から 選択される1−3の置換基 により場合によっては置換されるフェニル、チエニル、フリル、もしくはピリジ ルであり、 R2はベンズヒドリル基であり、そして R3はアルキル(1−4の炭素原子)、アリル、フェニルアルキル(この場合、 アルキル部分は1−6の炭素原子を含む)、カルボキシアルキル(この場合、ア ルキル部分は1−10の炭素原子を含む)、もしくはアルキルオキシカルボニル アルキル(この場合、アルキルオキシ部分は1−4の炭素原子を含み、そしてそ れらのアルキル部分および基は1−10の炭素原子を含む)であり、そして Xは、塩素、フッ素、臭素、ヨウ素、メシル酸塩、トシル酸塩、もしくはトリフ ルオロメタンスルホン酸塩から選択される薬剤学的に許容される対イオンである 。 A’環が一般式(IIf)に相当する場合には、 R1は基−X−NR’−X’−Rであり、式中、Xはアルキル、CO、もしくは 一つの結合であり、X’は、場合によってはフェニル、ヒドロキシメチル、もし くはCOOH(これらはエステル化されるか、あるいはアミド形態をとるか、あ るいはα−位がOHにより置換されることがある)により置換されるCO、オキ ソアルキル、オキソ(アザ)アルキル、もしくはアルキルであり、R’は、場合 によってはCOOH(これはエステル化されるか、あるいはアミド形態をとるこ とがある)により置換されるH、アルキル、カルバモイル、あるいはアルカノイ ルもしくはアルケノイルであり、そしてRは場合によっては置換されるアリール もしくは場合によっては部分的に水素化される複素環であり、 R2は基−X”−R”であり、式中X”はメチレン、エチレン、一つの 結合、カルボニル(場合によってはケタールもしくは場合によってはエーテル化 されるヒドロキシメチレン形態をとる)であり、そしてR”はシクロアルキル、 もしくは場合によっては置換される複素環もしくはアリールであり、そして R3は、アラルキル、アラルキルオキシアルキル、ヘテロアラルキル、アロイル 、ヘテロアロイル、シクロアルキルカルボニル、アラルカノイル、ヘテロアラル カノイル、アラルキルオキシカルボニル、もしくはアリールカルバモイル(これ らは置換されることがある)、あるいは場合によってはアルキルによりN−置換 されるアミノ酸のアシル残基、あるいはカルバモイルアルカノイルならびにそれ らの立体異性体形態である。 A’環が一般式(IIg)により置換される場合には、 R1は−NH−CH2−Rであり、式中、Rは先のIIb)−1)(R’がHであ る場合)におけるように特定されるか、あるいはアルキルオキシカルボニル、ホ ルミル、ヒドロキシメチル、フェノキシメチル、もしくはアルキルオキシメチル を表し、 R2は、ハロゲン、あるいは場合によっては置換される(1−3のフッ素により )アルキルもしくはアルキルオキシから選択される一つもしくは複数の置換基に より場合によっては置換されるH、アルキル、もしくはフェニルであり、 R3は先のR[IIb−1)におけるもの]のように特定され、例外的にアミノ アルキルもしくはアルキルカルバモイルを表し、そうでなければアルキル、ある いはそのフェニルが先の定義におけるものと同じ置換基により置換されることが あるフェニルアルキルもしくはベンズヒドリ ルを表し、 R4は−[(CH2)mR’]−R”であり、式中、R’およびR”はR3のように 特定されるか、あるいは、OH、ハロゲン、COOH、カルボキシアルキル、ア ルキルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルオキシ、アルキルオキシカルボニル 、アルキルオキシカルボニルアルキルオキシ、アシルオキシ、アシルアルキルオ キシ、もしくはアシルを表し、そしてmは0−12であり、 R5は、H、アルキル、2つの縮合されたもしくは架橋された環を有するシクロ アルキル(6−10の炭素)、もしくはベンジルであり、この場合、フェニル部 分は、ハロゲン、あるいは場合によっては置換される(1−3のフッ素により) 置換されるアルキルもしくはアルキルオキシから選択される一つもしくは複数の 置換基により置換されることがあり、 R6は、H、シクロアルキル(3−8の炭素)、アルキル、もしくはフェニル[ ハロゲン、あるいは場合によっては置換される(1−3のフッ素により)アルキ ルもしくはアルキルオキシから選択される一つもしくは複数の置換基により場合 によっては置換される]であり、特別に記載がある場合を除き、アルキル部分は 1−6の炭素を含むことが理解され、そしてこれらの生成物の中では、より具体 的なものは 1−N−シクロヘキシル−1−フェニル−2−N’−[(2−メトキシフェニル )メチル]−1,2−エタンジアミンである。 例としては、プソイドペプチド類の生成物は具体的には以下に示す生成物であ ることができる。 A) 一般式 の生成物であって、 式中、 1) A1はカルボニル基であり、 A2は、D−Trpを例外とするアミノ酸の残基であり、これは置換されること があり、 R1は、アルキル、アリール、アリールアミノ、ピリジル、ピロリル、ピラゾロ ピリジル、もしくはキノリル基、あるいは一般式 [式中、Zは、O、S、もしくはNHであり、そしてXは−CH−もしくはNで あり、これは場合によっては置換されることがあり(具体的にはアルキルにより )、そして−−−は単結合もしくは二重結合である]の基であり、 Yは、一つの結合、あるいはアルキレンもしくはアルケニレン基であり、 R2は、Hもしくはアルキルであり、 R3は、4−位がヒドロキシルにより、あるいはアルキル(最高3までのハロゲ ンを保持することがある)、アミノ、アシルアミノ、場合によってはエステル化 されるカルオキシルアルキルオキシ、ハロゲン、アルキルオキシ、もしくはニト ロから選択される1もしくは2の置換基によ り場合によっては置換されるフェニル基であり、そして R4は場合によっては置換されるアルキルであり、そして R5は、ピリジルアルキル、もしくは場合によっては置換されるアラルキルであ り、そうでなければ R4およびR5は一緒に結合して、縮合化ベンゾアルキレン鎖を形成し、置換基お よびアミノ酸残基の性質、ならびに炭素鎖の長さは、欧州特許第394,989 号もしくは欧州特許第482,539号において特定されるものであることが理 解され、そうでなければ 2) A1は、カルボニルもしくはスルホニル基であり、 A2は残基 [式中、Rはヒドロキシルもしくはアルキルオキシ基である] であり、 Yは、一つの結合もしくはアルキレン基であり、 R1は、アリール基、あるいは式(III’)[式中、Zは、OもしくはNR6で あり、R6はHもしくはアルキルであり、そして−−−は二重結合である]であ り、 R2は水素原子であり、 R3はナフチル基であり、 R4は、水素原子、もしくは場合によっては置換されるアルキル基であり、そし て R5は場合によっては置換されるアラルキルであり、 置換基の性質および炭素鎖の長さは、欧州特許第443,132号において特定 されるものであることが理解される。 B) 一般式 の生成物であって、 式中、 R1およびR2は、H、アルキル(1−6の炭素)、シクロアルキル(3−7の炭 素)、もしくはベンジルであり、 Bは芳香族アミノ酸の残基であり、そして Aは、構造 [式中、A1は一つの結合、あるいは場合によっては保護されるトリプトファン 、β−ナフチルアラニン、ロイシン、もしくは2−アザビシクロ[2.2.2] オクタン−3−カルボニル残基であり、A2はアスパラギン酸もしくはグルタミ ン酸残基であり、そしてA3は、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン− 3−カルボニル、2−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−3−カルボニル、 メチルフェニルアラニン、アルギニン、保護されるアルギニン、6,7−ジヒド ロキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン、スピナシン、4−ヒドロ キシプロリン、β−ナフチルアラニン、もしくはプロリン残基であり、A1とA2 、もしくはA2とBとの間の−CO−NH−結合は、A1が一つの結合で ある場合には−CH2−NH−もしくは−CH2−S−により置換されることがあ ることが理解される] の基であるか、 あるいはAは、構造 −A4−A5−A6−P [式中、 A4およびA5は、2−アザビシクロ[2.2.2]オクタン−3−カルボニル、 もしくはβ−ナフチルアラニンであるか、あるいはA5は、一つの結合もしくは フェニルアラニン残基であり、A6は、一つの結合、あるいはホルミルもしくは メチルにより場合によっては保護されるトリプトファン、あるいは2−アザビシ クロ[2.2.2]オクタン−3−カルボニルであり、A5とA6とが結合でない 場合には、それらを分離するCO−NH結合は、CH2−NH−もしくは−CH2 −S−と入れ替わることがある、のいずれかであり、そして Pは、H、あるいはベンジルオキシカルボニル、t−ブトキシカルボニル、3− インドリルカルボニル、ベンズヒドリルカルボニル、もしくはフルオレニルメチ ルオキシカルボニルカルボニルのようなアミン保護基ならびにそれらの立体異性 体形態である。 例としては、ジアシルピペラジン類の生成物は、具体的には一般式 の生成物であることがあり、 式中、 Xは、−CH<もしくは−N<であり、 R1は、H、アルキル(1−8の炭素)、フェニル、もしくはフェニルアルキル [アルキル、ハロゲン、OH、CF3、NH2、NHアルキル、N(アルキル)2 、−COOH、もしくはCOOアルキルにより(環が)置換される]であり、 R2は、R1のように特定されるか、あるいは−CH2−R1であるか、あるいはシ クロアルキル(3−7の炭素)を表し、 R3およびR4は独立に、R1について特定される要領のフェニル、アルキル(1 −6の炭素)[これは先のフェニルのように置換されることがあるか、あるいは SOx−アルキルにより置換され、この場合、xは0−2である]、あるいはシ クロアルキル(3−7の炭素)であるか、そうでなければ、R3とR4とにより形 成されるフェニルはXとオルト位で組合わされて三員環基を形成するか、そうで なければXR1R2は−OR2であることがあり、 R5およびR6は、アルキル、COOR’、−CH2OCOR’、−CH2OH、− CH2OR”、−CH2S(O)xR”、−CH2OCONR’R”、−CH2CO NR’R”、−CONR’R”、−COOR°、−CH2COOR’、−CH2C OOR°、−CONHSO2R°°、−CH2NR’CONR’R”、もしくはメ チル[アミノ、アルキルアミノ、もしくはジアルキルアミノにより置換される] であり、そしてR’は、Hもしくはアルキルであり、R”は、先のR3のように 特定され、例外はSOx−アルキルもしくはアルキルオキシ置換基を保持するこ とであり、そうでなければR’およびR”は、適切である場合には、組合わさっ て5−員環もしくは6−員環を形成することがあり、これらの環は場合 によっては、アルキル、アリール、もしくはアリールメチルにより置換されるO 、S(O)x、もしくはNのような他の複素原子を保持することがあり、R°は 、H、場合によっては先のNのようにメチルが置換されるアシルオキシメチル、 もしくはアリールメチルであり、そしてR°°は場合によっては置換されるアル キル、ポリフルオロアルキル、シクロアルキル、ヘテロアリール、もしくはアリ ールであり、そうでなければ R6はHである。 例としては、置換される芳香族誘導体は、具体的には以下に示すものであるこ とがある。 1) 一般式 の生成物であって、 式中、R1およびR2は独立に、H、アルキル[これは置換されることがある(O H、CN、CORa、COORa、CONRaRb、もしくはNRaRbにより )]、CORa、COORa、もしくはCONRaRbであり、この式中、Ra およびRbは、H、アルキル、フェニル、もしくはフェニルアルキル(1−4の 炭素)(場合によっては、その環が、アルキル、アルキルオキシ、ハロゲン、も しくはトリフルオロメチルにより置換される)であり、 R3は、Hもしくはアルキルであり、 XおよびYはHであるか、あるいは一緒に=Oを形成し、 Zは、O、S、もしくはNR”であり、この式中、R”は、Hもしくはアルキル であり、 R’は基−CHR°R°°であり、式中、R°は−(CH2)n−フェニルであり 、これはその環が一つもしくは複数のアルキル、アルケニル、もしくはアルキニ ル(2−6の炭素)、ハロゲン、CN、NO2、CF3、トリメチルシリル、OR a、SRa、SORa、SO2Ra、NRaRb、NRaCORb、NRaCO ORb、COORa、もしくはCONRaRbにより置換され、この場合、Ra およびRbは先に記載されるように特定され、例外は置換されるフェニルであり 、 a)そうでなければ、R1およびR2は、CONRaCOORbもしくはSO2R aであることもあり、R°°は、H、アルキル、もしくはR°について特定され るように場合によっては置換されるフェニルであり、そしてR°中のnは0に等 しく、そしてRはQ−CH2−であり、この式中、Qは場合によっては置換され るフェニル、ナフチル、ベンゾチオフェニル、ベンゾフラニル、ベンジル、もし くはインダゾリルであり、 b)そうでなければ、R1およびR2はCO−アルキル−NRaRb、CONRa COORb、もしくはSO2Raであることもあり、 R3は先の一般式(V)についてのように特定されるか、あるいはアルケニルを 表し、 XおよびYは、一般式(V)についてのように特定されるか、あるいはYは、O Hもしくはアルキルオキシであるか、あるいはXとYとが一緒に=NOR”を形 成し、 Zは−CH2−もしくは−CH=基であり、 R°°はHであるか、あるいはZと共に一つの二重結合を形成し、そし てR°中のnは0に等しく、そしてRはQ−CH2−であり、この式中、Qは、 一つもしくは複数のハロゲンにより置換されるフェニル、あるいは場合によって は置換されるナフチル、インドリル、ベンゾチオフェニル、ベンゾフラニル、ベ ンジル、もしくはフルオレニルであり、 c)そうでなければ、R1とR2とは、CO−アルキル−NHRaRbもしくはC ON(Ra)アルキルCONRaRbにより置換されるアルキル、フェニル(場 合によってはアルキル、アルキルオキシ、ハロゲン、もしくはトリフルオロメチ ルにより置換される)、アルケニル(2−6の炭素)、ハロアシル、CO−アル キル−NRaRb、もしくはCON(Ra)アルキルCONRaRbであること もあり、あるいはR1とR2とが一緒に4もしくは5の炭素原子を含むアルキレン 基を形成し、この場合メチレン基はOもしくはNRxにより置換されることがあ り、この式中、RxはHもしくはアルキルであり、 R°°は、H、アルキル、もしくはR°について特定されるように場合によって は置換されるフェニルであり、そしてR°中のnは0−2であり、そしてRは、 基 であり、この式中、Wは、一つの結合、O、S、−(CH2)2−、−CH=CH −、もしくはNR”であり、そしてR4およびR5はアルキル、アルケニル、もし くはアルキニル(2−6の炭素)、ハロゲン、CN、NO2、CF3、トリメチル シリル、ORa、SRra、SORa、SO2Ra、NRaRb、NRaCOR b、NRaCOORb、COORa 、もしくはCONRaRbであり、この式中、RaおよびRbは先のように特定 され、例外は置換されるフェニルであり、そしてmおよびm’は0−4の範囲に わたり、 d)そうでなければ、R1およびR2はCO−アルキル−NRaRb、CON(R ’a)アルキルORa、もしくはCON(R’a)アルキルCONRaRbによ り置換されるアルキル、フェニル(場合によってはアルキル、アルキルオキシ、 ハロゲン、もしくはトリフルオロメチルにより置換される)、アルケニル(2− 6の炭素)、アルキニル(2−6の炭素)、SO2Ra、ハロアシル、CO−ア ルキル−NRaRb、もしくはCON(Ra)アルキルCONRaRbであるこ ともあり、あるいはR1とR2とが一緒に4もしくは5の炭素原子を含むアルキレ ン基を形成し、この場合、メチレン基はOもしくはNRxにより置換されること があり、この式中、Rxは、Hもしくはアルキルであり、そしてRaおよびRb は先の一般式(V)についてのRaのように特定されるか、あるいは一緒に先の R1およびR2についてのように特定される鎖を形成し、そしてR’は一般式(V )についてのように特定され、 R3は先の一般式(V)についてのように特定されるか、あるいはアルケニルを 表し、 R°°はHであり、そしてR°中のnは0−2であり、そして Rは−CR6R7R8もしくは−CH2−CR6R7R8であり、この式中、R6はHも しくはOHであり、そしてR7およびR8は置換されるベンジルもしくはフェニル 、あるいはシクロアルキルもしくはシクロアルキルメチル(5−7の炭素)であ り、 e)そうでなければ、R1およびR2は、先のc)のように特定されるこ ともあり、例外は同時にHを表すことであり、 XおよびYは一般式(V)についてのように特定されるか、あるいはアルキルも しくはアルケニル(2−6の炭素)であることもあり、 Zは、一般式(V)についてのように特定され、例外はNR”であることであり 、 R°°およびR°中のnは、先のc)におけるように特定され、そしてRは、場 合によっては置換されるヘテロアリール、ナフチル、もしくはフェニルであり、 そうでなければ 2)一般式 の生成物であって、 式中、 Zは、O、S、もしくはNR”、あるいはCR4R5であり、この式中、R”、R4 、およびR5は、H、アルキル、あるいは場合によっては置換されるフェニルも しくはフェニルアルキル(この場合、アルキル部分は1−4の炭素を含む)であ り、そうでなければR”は、−COR6、−COOR6、もしくは−CONR4R5 であり、そしてR6は、アルキル、あるいは場合によっては置換されるフェニル もしくはフェニルアルキル(この場合、アルキル部分は1−4の炭素を含む)で あり、 R’は、式(V)についてのように特定され、 R3およびRはb)における一般式(V)についてのように特定され、そして R°°はHであり、そしてR°中のnは0−3であり、 特に記載がある場合を除き、アルキル部分は1−6の炭素を含むことが理解され る。 例としては、ジアルキレンピペリジノ誘導体類のNK1レセプターの拮抗薬は 、一般式 の生成物であることがあり、 式中、 Arは、場合によっては一置換もしくは多置換される(ハロゲン、アルキル、も しくはアルキルオキシ(1−3の炭素原子)、OH、もしくはトリフルオロエチ ルにより)フェニル、チエニル、ピリジル、もしくはナフチル(この場合、これ はハロゲンにより置換されることがある)、あるいはベンゾチエニルもしくはイ ンドリルであり、そして Rは、水素原子、もしくはアルキル基(1−6の炭素原子)、あるいは構造−( CH2)n−NH2のアミノアルキル基であり、この場合、nは2−6に等しく、 Tは、−CO−、−CO−O−、−CO−NH−、もしくは−CS−NH−基で あり、そしてT’は、Z’が水素原子である場合を除き、一つの結合であるか、 あるいは、−CH2−、−CO−、−CH2−O−、もしくは−CO−O−基を表 し、 ZおよびZ’は同一もしくは異なり、そしてH、直鎖もしくは分岐鎖状のアルキ ル(1−6の炭素原子)、フェニルアルキル(この場合、アル キル部分は1−3の炭素原子を含み、そして場合によってはそのフェニルが、ハ ロゲン、OH、アルキル、もしくはアルキルオキシ(1−4の炭素原子)により 一置換もしくは多置換される)、ピリジルアルキル、もしくはナフチルアルキル 、もしくはピリジルチオアルキル、あるいは1−メチル−2−イミダゾリルチオ アルキル(この場合、アルキル部分は1−3の炭素原子を含む)、スチルリ、1 −オキソ−3−フェニル−2−インダニル、あるいは未置換、一置換、もしくは 多置換されるヘテロ芳香族もしくは芳香族基、あるいはα−ヒドロキシベンジル 基もしくはα−アルキルベンジル基(この場合、アルキル部分は1−3の炭素原 子を含む)である。 置換されるピペリジン第四級塩類の生成物は、具体的には一般式 の生成物であることがあり、 式中、 Yは、Y’−CXX’−CX”もしくはY’−(CH2)x−CX°であり、式中 、Y’は、フェニル(置換されることがある(一つもしくは複数の、H、ハロゲ ン、OH、アルキルオキシ、アルキル、もしくはCF3により))、シクロアル キル、ピリジル、もしくはチエニルであり、Xは、X’がX”と共に一つの結合 を形成する場合にはHであり、そうでなければXとX’はオキソを形成し、そし てX”はHであり、xは0であり、そしてX°はHであり、そうでなければxは 0もしくは1であ り、そしてX°は、OH、アルキルオキシ、アシルオキシ、カルボキシル、カル ボアルコキシ、CN、−NH−CO−アルキル、メルカプト、もしくはアルキル チオであり、そうでなければX°はピペリジンの炭素原子と共に一つの結合を形 成し、 Qは、アルキルもしくはベンジルであり、R’はHであり、そしてRは、Hもし くはアルキルであり、そうでなければ YはY’−CX°であり、式中、Y’は先のように特定され、X°はQと共にエ チレニル基を形成し、そしてR’とRは、それらが連結する原子と共にピペリジ ノ基を形成し、 A-は、Cl-、Br-、I-、酢酸塩、メタンスルホン酸塩、もしくはp−トルエ ンスルホン酸塩陰イオンであり、 Arは一般式(VI)についてのように特定され、例外は、置換されるナフチル もしくはピリジルであり、あるいはN−アルキルインドリルを表し、 Tは、C=O、CO−O、−(C=O)−NH−、もしくは−(C=S)−NH −、であり、そして Zは、一般式(VI)についてのように特定されるか、あるいはα−ヒドロキシ アルキルベンジル、もしくはCF3により置換されるフェニル、フェニルについ て列挙される置換基により置換されるナフチル、もしくは場合によっては置換さ れる一員環、二員環、もしくは三員環式ヘテロ芳香族もしくは芳香族基を表し、 そして mは2もしくは3であり、 そして、これらの第四級塩の中では、具体的には式 の生成物であることがある。 非制限的な例として、NK2レセプターの拮抗薬は、具体的にはアリールアル キルアミン類、α−置換されるポリペプチド類の誘導体、あるいはピペリジン誘 導体類などであることができる。 例としては、アリールアルキルアミン類のNK2レセプターの拮抗薬は、一般 式 の生成物であることがあり、 式中、 1)Yは基>N−CXX’−Ar’、>CH−CXX’−Ar’、もしくは>C =CX−Ar’であり、この式中、XはHであり、そしてX’は、HもしくはO Hであり、あるいはXとX’とは一緒にオキソ基、もしくはジアルキルアミノア ルキルオキシイミノ基(この場合、アルキル部分は1−4の炭素原子を含み、そ してアルキルオキシ部分は2−3の炭素原子を含む)を形成し、 ArおよびAr’は独立に、場合によっては一置換もしくは多置換される(ハロ ゲン、アルキルもしくはアルキルオキシ(1−3の炭素原子)トリフルオロメチ ル、ヒドロキシル、あるいはメチレンジオキシにより)チエニルもしくはフェニ ル、あるいはイミダゾリルであるか、そうで なければArは、場合によってはハロゲン、ビフェニル、もしくはインドリルに より置換されるベンゾチエニルもしくはナフチルであることがあり、これらはベ ンジル基をその窒素原子上に保持することがあり、R’は、水素原子、アルキル 基(1−4の炭素原子)、もしくは置換される(ピペリジノ、4−ベンジルピペ リジノにより)アルキル基(2もしくは3の炭素原子)、あるいはジアルキルア ミノ(アルキル部分が1−4の炭素原子を含む)であり、 RおよびTは、一般式(VI)についてのように特定され、そしてZは、H、直 鎖もしくは分岐鎖状のアルキル(1−6の炭素原子)、フェニルアルキル(この 場合、そのアルキル部分は1−3の炭素原子を含み、そして場合によってはフェ ニルが、ハロゲン、OH、アルキルもしくはアルキルオキシ(1−4の炭素原子 )により一置換もしくは多置換される)、ピリジルアルキルもしくはナフチルア ルキル、あるいはピリジルチオアルキル、あるいは1−メチル−2−イミダゾリ ルチオアルキル(この場合、このアルキル部分は1−3の炭素を含む)、スチリ ル、1−オキソ−3−フェニル−2−インダニル、あるいは未置換、一置換、も しくは多置換されるヘテロ芳香族もしくは芳香族基であり、そしてmは1−3の 整数であり、pは1に等しく、そしてqは0に等しく、そうでなければ 2)Yは基>N−Ar’であり、この式中、Ar’は、フェニル基[これは一回 もしくは複数回置換されることがある(ハロゲン、OH、アルキルオキシもしく はアルキル(1−4の炭素原子)、あるいはトリフルオロメチルにより)]、ピ リミジニルもしくはピリジルであり、あるいはYは>N−シクロアルキル基(3 −7の炭素原子)であるか、そうで なければ Yは>CX−(CH2)x−Ar’基であり、この式中、Ar’は先のように定義 され、例外としてピリミジニルを表わし、あるいはチエニルを表し、Xは、OH 、アルキルオキシ(1−4の炭素原子)、ヒドロキシアルキルもしくはアシルオ キシ(この場合、アルキル部分は1−3の炭素原子を含む)、フェナシルオキシ 、カルボキシル、カルボアルコキシ(1−4の炭素原子)、シアノ、アミノアル キレン(1−3の炭素原子)、アミノ、アルキルアミノもしくはジアルキルアミ ノ(この場合、アルキル部分は1−4の炭素原子を含む)、アシルアミノ(2− 7の炭素原子)、アシルアミノアルキル(この場合、アルキル部分は1−3の炭 素原子を含む)、アシル、−SH、もしくはアルキルチオ(この場合、アルキル 部分は1−4の炭素原子を含む)であり、そしてXは0もしくは1であり、そう でなければ Yは=C−(CH2)x−Ar’基であり、この式中、Ar’は先のように特定さ れ、 Tは1)におけるように特定され、そしてZは1)におけるように特定され、例 外は、1−メチル−2−イミダゾリルチオアルキル、もしくは1−オキソ−3− フェニル−2−インダニルを表すし、あるいは、フェニルアルキル(トリフルオ ロメチルにより置換される)、もしくはナフチルアルキル(この場合、アルキル 部分は1−3の炭素原子を含み、そして場合によってはナフチル環がハロゲン原 子により、あるいはトリフルオロメチル、OH、アルキル、もしくはアルキル( 1−4の炭素原子)基より置換される)を表し、 Arは、チエニルもしくはフェニル[一置換もしくは多置換される(ハ ロゲン、アルキルもしくはアルキルオキシ(1−4の炭素原子)、あるいはトリ フルオロメチルにより)]、あるいはベンゾチエニル、ナフチル、もしくはイン ドリル[これらはアルキル基(1−3の炭素原子)をその窒素原子上に保持する ことがある]であり、 R’は水素原子であり、 Rは、水素原子、もしくはアルキル基(1−6の炭素原子)であり、そして mは2もしくは3に等しい整数であり、pは1に等しい整数であり、そしてqは 0に等しく、そうでなければ 3)Yは>N−Ar’もしくは>N−CH2−Ar’基であり、この式中、Ar は先の2)におけるように特定され、そうでなければYは先に特定される>CH −(CH2)x−Ar’基であり、Xは、OH、アルキルオキシ、アシルオキシ、 もしくはカルボアルコキシ(1−4の炭素原子)、カルボキシル、シアノ、場合 によっては一置換もしくは二置換される(アルキル、ヒドロキシアルキル、もし くはアシル(1−4の炭素原子)により)アミノ、ピロリジノ、ピペリジノ、も しくはモルホリノ、−SH、もしくはアルキルチオ(この場合、アルキル部分は 1−4の炭素原子を含む)であり、そしてxは0もしくは1であり、そうでなけ れば Yは=C−(CH2)x−Ar’基であり、この式中、Ar’は先のように特定さ れ、 Arは先の2)におけるように特定され、例外は置換されるインドリル基を表す ことで、 RおよびR’は一緒に 鎖を形成し、この式中、Qは、酸素原子もしくは2つの水素原子であり、 Tは−CO−もしくは−CH2−であり、そして Zは、場合によっては、ハロゲン、トリフオロメチル、OH、もしくはアルキル (1−4の炭素原子)によるか、あるいはアルキルオキシ(1−4の炭素)によ り一置換もしくは多置換されるフェニルもしくはナフチルであり、Zがフエニル 、ピリジル、チエニル、インドリル、キノリル、ベンゾチエニル、もしくはイミ ダゾリル、あるいは未置換、一置換、もしくは多置換されるヘテロ芳香族もしく は芳香族基である場合か、あるいはTがCOである場合には、−(CH2)q− Zはベンジルであることがあり、この場合、このメチル基は、OH、アルキルも しくはアルキルオキシ(1−4の炭素)により置換されるか、あるいはハロゲン 、トリフルオロメチル、OH、アルキルもしくはアルキルオキシ(1−4の炭素 )によりその環が置換され、そして mは2もしくは3に等しい整数であり、pは1もしくは2に等しく、nは0−3 に等しく、そしてqは0−3に等しく、p=2である場合には、n=1であり、 そしてQが2Hを表すことが理解され、そうでなければ 4)Yは基Ar’−X−であり、この式中、Ar’はチエニルもしくはフェニル [場合によっては一置換もしくは多置換される(ハロゲン、アルキルもしくはア ルキルオキシ(1−3の炭素)、トリフルオロメチル、ヒドロキシル、もしくは メチレンジオキシにより]、ピリジルもし くはイミダゾリル[場合によってはアルキル基により置換される]を表し、そし てXは、酸素もしくは硫黄原子、あるいはスルホニル、スルフィニル、−NH− 、>N−CO−Alk、>N−Alk、もしくは>N−Alk−NX1X2基であ り、この式中、Alkは、アルキルもしくはアルキレン(1−3の炭素)であり 、そしてX1およびX2は、Hもしくはアルキル(1−3の炭素)であるか、ある いは窒素原子と一緒に、ピペリジン、ピロリジン、もしくはモルホリン環を形成 し、 R’は、水素原子、アルキル基(1−4の炭素)、もしくはアミノアルキル基[ この場合、直鎖のアルキル部分は2もしくは3の炭素原子を含み、そしてアミノ 基は、そのアルキル部分が1−4の炭素原子を含むジアルキルアミノであること がある]、ピペリジノ、もしくは4−ベンジルピペリジノであり、 Ar、R、およびTは1)におけるように特定され、 Zは、先の1)におけるように特定されるか、あるいはα−ヒドロキシベンジル もしくはα−アルキルベンジル[この場合、アルキル部分は1−3の炭素原子を 含む]を表し、そして m、p、およびqは、先の2)におけるように特定され、そうでなければ 5)Yは基>CX−(CH2)x−Ar’であり、この式中、Ar’は、チエニル もしくはフェニル[場合によっては一置換もしくは多置換される(ハロゲン、ア ルキルもしくはアルキルオキシ(1−4の炭素)、トリフルオロメチル、もしく はヒドロキシルにより)]、あるいはピリジルであり、Xは0もしくは1であり 、そしてXは−NH−CO−アルキルであり、この場合、アルキル部分は1−6 の炭素を含み、 mは2もしくは3であり、pは1であり、そしてqは0に等しく、Ar、T、お よびZは2)におけるように特定され、 R’はHであり、そしてRは、Hもしくはアルキルであり、 そして、これらの生成物中では、NK2レセプターの特異的拮抗薬である以下に 記載する実施例2の生成物がより具体的にはXにより記載される。Emonds −Alt et al.、Life Science、50、PL100−PL 106(1992)。 例としては、α−置換されるポリペプチド類のNK2レセプターの拮抗薬は、 一般式 の生成物であることがあり、 式中、 R1は、水素原子、もしくは0−4のアミノ酸からなるN−末端基であり、 R2は、グリシンを別とするアミノ酸側鎖であり、 R3は、0−4のアミノ酸からなるC−末端基、あるいはOHもしくはOR基[ 式中、Rは、1−6の炭素原子を含む直鎖もしくは分岐鎖状のアルキルもしくは シクロアルキル基である]であり、 R4は、グリシンを別とするアミノ酸側鎖であるか、あるいは−CH=CH2、− CH≡CH、−CH2−CH=CH2、−CH2−CH≡CH、−CH2−Ar、− CH2−OR、−CH2−OAr、−(CH2)nCO2R、もしくは−CH2−NR5 R6基であり、nは0−3の整数であり、 Rは、Hもしくは低級アルキル基であり、そしてArは未置換もしくは置換され る単環式もしくは多環式の芳香族もしくはヒドロ芳香族性複素環もしくは炭素環 であり、 R1およびR2は総計で4を上回るアミノ酸残基を含むことはできないことが理解 される。 例としては、ピペリジン誘導体の類のNK2レセプターの拮抗薬は、一般式 の生成物であることがあり、 式中、 R1は、場合によっては1もしくは2のアルキル、アルキルオキシ、CF3、もし くはハロゲンにより置換されるフェニルであり、 R2は、H、OH、もしくはアルキルであり、 R3は、Hもしくはアルキルであり、 R4は、H、アルキル、もしくはアルキルオキシであり、そして R5は、H、アルキル、CF3、CN、もしくはハロゲンであり、そしてnは0− 2であり、このアルキル基は1−4の炭素を有し、 そして、これらの生成物中では、より具体的には1−[2−(5−フルオロ−1 H−インドール−3−イル)エチル]−4−[(フェニルスルフィニル)メチル ]−4−ピペリジノールであることがある。 一般式(I)−(X)の生成物は、欧州特許第429,366号、欧州特許第 514,273号、欧州特許第514,275号、国際公開第 90/05525号、国際公開第90/05729号、国際公開第91/188 99号、国際公開第91/09844号、国際公開第92/01688号、国際 公開第92/06079号、国際公開第92/15585号、国際公開第92/ 12151号、国際公開第92/20661号、国際公開第92/20675号 、国際公開第92/21677号、国際公開第93/00330号、国際公開第 93/00331号、国際公開第93/01159号、国際公開第93/011 69号、国際公開第93/01165号、国際公開第93/01170号、国際 公開第93/06099号、国際公開第93/09116号、国際公開第93/ 10073号、国際公開第93/18023号、国際公開第93/19064号 、国際公開第93/21155号、国際公開第93/21181号、国際公開第 93/23380号、欧州特許第499,313号、欧州特許第394,989 号、欧州特許第443,132号、欧州特許第482,539号、欧州特許第5 17,589号、欧州特許第520,555号、欧州特許第522,808号、 欧州特許第528,495号、欧州特許第532,456号、欧州特許第533 ,280号、欧州特許第536,817号、欧州特許第545,478号、欧州 特許第559,538号、国際公開第91/18878号、国際公開第92/1 7449号、欧州特許第428,434号、欧州特許第474,561号、欧州 特許第512,901号、欧州特許第512,902号、欧州特許第515,2 40号、フランス特許出願第2,678,267号、国際公開第92/1925 4号、国際公開第93/14084号、もしくは国際公開第93/21155号 において記載される方法、あるいはこれらの方法の類似法に従って製造すること ができる。一般式、 [式中、R、R”3、およびR”4基は先のように特定される] のチアピラノピロール誘導体をA−Bビシクロが一般式(Ie)に相当する生成 物の製造用の出発物質として用いるが、この誘導体は以下に示す方法に従って製 造することができる。 −R”4がフッ素原子である場合には、一般式(I’e)の生成物は、一般式 [式中、Rは先のように特定され、そしてR6は保護基である]のチアピラノピ ロール誘導体のフッ素化、およびその後のR6基の除去により製造することがで きる。 R6保護基は、その反応に適合し、そして導入および除去が残りの分子に有害 な影響を及ぼさないいずれかのアミノ保護基であることができる。例としては、 アルキルオキシカルボニル、ベンジルオキシカルボニル、場合によっては置換さ れるベンジル、ホルミル、クロロアセチル、トリクロロアセチル、トリフルオロ アセチル、ビニルオキシカルボニル、フェノキシカルボニル、1−クロロエトキ シカルボニル、もしくはクロロカルボニル基を挙げることができる。 この反応は、フッ化硫黄[三フッ化モルホリノ硫黄、四フッ化硫黄(J.Or g.Chem.,40、3808(1975))、三フッ化ジエチルアミノ硫黄 (Tetrahedron、44、2875(1988))、三フッ化フェニル 硫黄(J.Am.Chem.Soc.、84、3058(2962)]のような フッ素化剤、四フッ化セレン(J.Am.Chem.Soc.、96、925( 1974))のようなフッ素化剤、もしくはテトラフルオロフェニルホスホラン (Tet.Let.、907(1973))のようなフッ素化剤を用いて実施す ると有利であり、この反応は、塩素化溶媒(例えば、ジクロロメタン、もしくは ジクロロエタン)のような有機溶媒中、−30と30℃との間の温度で実施する 。後続のR6保護基の除去は通常の方法に従って実施する。具体的には、T.W .Greene、Protective Groups in Organic Synthesis、A.Wiley−Interscience Publ ication(1981)、もしくはMcOmie、Protective Groups in Organic Chemistry、Plenum P ress(1973)により記載される方法に従う。 −R”3が、その2−位をアルキルもしくはアルキルオキシ基により場合によっ ては置換されるフェニル基であり、そして R4がヒドロキシル基である場合には、一般式(I’e)の生成物を、一般式 R”3−M (I”’e) [式中、R”’3は先のように特定され、そしてMは、リチウム、セリウム、も しくは基MgXを表し、この式中、Xはハロゲン原子である] の有機金属化合物を、一般式 [式中、RおよびR6は先のように特定される]の対応するチアピラノピロロン 誘導体と反応させ、そしてその後に場合によってはR6保護基を除去することに より取得することができる。 この反応は、無水溶媒中、残りの分子に影響を及ぼさない、有機金属化合物と ケトンとの反応用の通常の条件下において実施する。具体的には、エーテル(例 えば、テトラヒドロフラン、もしくはエチルエーテル)中、場合によっては無水 塩化セリウムの存在下、−78℃と30℃との間の温度下である。 一般式(I’e)もしくは(I”e)[式中、R”3は水素原子であり、そし てR”4はヒドロキシル基である]のチアピラノピロール誘導体は、各々一般式 (IIVe)の誘導体もしくは一般式(I’e)の対応するチアピランノピロロン 誘導体[これについては、R3およびR4が一緒になってオキソ基を形成する]を 還元することにより取得することができる。この還元は、塩基性媒質中のアルコ ール(例えば、メタノールもしくはエタノール)あるいはエーテル(テトラヒド ロフラン)のような溶媒中、水素化ホウ素アルカリ金属(水素化ホウ素ナトリウ ム、トリ−第二級−ブチル水素化ホウ素リチウム)を使用して、−20℃と50 ℃との間の温度で実施すると有利である。 一般式(Ie)のチアピラノピロロン誘導体[式中、R”3とR”4と は一緒になってオキソ基を形成する]もしくは一般式(IIVe)のチアピラノピ ロロン誘導体は、一般式 [式中、Rは先のように特定される] のチアピラノンから製造することができ、そしてその後に、所望される場合には R6保護基を導入して一般式(IIVe)の生成物を取得する。 NK1レセプターの拮抗薬とNK2レセプターの拮抗薬との組み合わせ物が有 望であることは、以下に示す方法で証明した。 低用量で投与するカプサイシンは、様々な末梢組織の一次求心性線維において 、様々な神経ペプチド、具体的にはサブスタンスPおよびニューロキニンAの放 出を引き起こす。 サブスタンスPの拮抗薬はNK1レセプターの作動薬の効果を遮断することが 知られており、そしてニューロキニンAの拮抗薬はNK2レセプターの作動薬の 効果を遮断することが知られている。しかしながら、これらの作動薬をカプサイ シンに置き換えた場合には、作動薬に関して通常観察される反応は極端に弱くな るか、あるいは完全に消失してしまう。 同一の検査において、サブスタンスPの拮抗性生成物とニューロキニンAの拮 抗薬との組み合わせ物の投与により、カプサイシンの効果が遮断されること、す なわち他の言い回しでは、NK1およびNK2作動薬に関して通常観察される作 用の再出現が生じることが示されている。 方法: I)カプサイシンの局所投与に起因するインビボでのラット膀胱の収縮阻害 原理 インビボでのラット膀胱におけるカプサイシンの局所塗布は、各々NK1およ びNK2レセプターに作用するサブスタンスPおよびニューロキニンAの放出が 主な原因となる用量依存的収縮を引き起こす。従って、NK1もしくはNK2拮 抗薬、あるいはそれらの組み合わせ物での前処理を行うと、カプサイシンにより 引き起こされる最大下収縮が阻害されるはずである。 技術 使用した動物は、210−260gの体重の雌のスプラーグードウレイ(Sp rague−Dawley)種のラットであり、これらはカルバミン酸エーテル で麻酔し、そして腸内温度を380℃に維持する。前処理は、自発的もしくは反 射的のいずれの膀胱収縮をも抑制する目的で、クロリソンダミン(Ecolid (商標))の0.5mg/kgの静脈内投与で実施する。膀胱内圧を、尿道を通 して導入し、そしてそれ自体を増幅器およびグラフ記録計に接続してあるひずみ ゲージ圧センサーに接続してあるカテーテルにより継続的に測定する。この圧力 を0.9%のNaCl溶液で充填させることにより実験開始時には3mmの水銀 値に調節する。膀胱に到達する目的での下部側腹切開術を実施する。 各拮抗薬(NK1もしくはNK2)、あるいはそれらの組み合わせ物は、クロ リソンダミンの投与後40分目に間頸静脈内に注入する。 拮抗薬(一つもしくは複数)での処理後5分目に、カプサイシン溶液 (10ml中の250ng)は膀胱の曲面に、予めその領域に設置してある濾紙 細片上に付着させることにより3分間塗布する。カプサイシンに起因する収縮の 、その拮抗薬(一つもしくは複数)による阻害の%は、カプサイシンの対照バッ チに関して、処理を施したバッチにおいて観察される膀胱内圧の上昇を比較する ことにより算出する。 結果: 研究に用いた生成物を以下に特定されるように記載する。 −NK1レセプターの拮抗薬: 生成物1:(3aR,7aR)−2−(1−イミノ−2−(2−メトキシフェ ニル)エチル]−7,7−ジフェニルペルヒドロイソインドール−4−オン: −NK2レセプターの拮抗薬: 生成物2:N−メチル−[4−(4−フェニル−4−アセトアミドピペリジニ ル)−2−(3,4−ジクロロフェニル)−ブチル]ベンズアミド: 生成物1および生成物2は、単独で0.5mg/kgの用量で静脈内投与した 際にはカプサイシンにより生じる収縮を阻害しなかった。それとは対照的に、そ れらの組み合わせ物は完全に有意な様式で(P<0.001)カプサイシンの作 用を顕著に減少させた(74%)。 II)モルモットに対して静脈内投与されるカプサイシンにより生じる気管支痙 攣の阻害 原理 モルモットにおけるカプサイシンの静脈内注射は、NK1およびNK2レセプ ターにそれぞれ作用するサブスタンスPとニューロキニンAとの放出が主な原因 となる気管支痙攣の引き金となる。従って、NK1もしくはNK2拮抗薬、ある いはそれらの組み合わせ物での前処理は、この気管支痙攣を阻害するはずである 。 技術 使用した動物は、330−480gの体重のハートレイ(Hartley)種 のモルモットであり、これらをカルバミン酸エーテルで麻酔し、それらの腸内温 度を370℃に維持した。人工呼吸(0.1mlの空 気/100gの体重、50通気/分)開始後に、それらの動物にクラリホルム( 臭化パンクロニウム、0.8mg/kg、静脈内投与)を投与して換気を改善し 、そしてその後に自発的な神経系反射を遮断する目的でクロリソンダミン(Ec olid(商標))を0.5mg/kgの静脈内投与により投与する。通気圧を 、気管カニューレに設置してある側管内で、増幅器およびグラフ記録計に接続し てあるひずみゲージ圧センサーにより継続的に測定する。 カプサイシン(2.5mg/kg、静脈内ボーラス投与)を、拮抗薬(NK1 もしくはNK2)、あるいはそれらの組み合わせ物での静脈内処理前25分目、 およびその処理後5分目に注入した。これら全ての注射は頸静脈で実施する。 カプサイシンに起因する気管支痙攣の、拮抗薬(一つもしくは複数)による阻 害の%を、最初のカプサイシン注射に関して第二カプサイシン注射時に観察され る最大気管支内通気圧の増加を比較することにより算出する。 結果 研究に用いた生成物を、以下に特定されるように記載する。 −NK1レセプターの拮抗薬: 生成物3:(3aS,4S,7aS)−7,7−ジフェニル−4−(2−メト キシフェニル)−2−[(S)−2−(2−メトキシフェニル)プロピオニル] ペルヒドロイソインドール−4−オール 生成物4:3−[(2−メトキシフェニル)メチルアミノ]−2−フェニルピ ペリジン −NK2レセプターの拮抗薬: 生成物2:N−メチルー[4−(4−フェニル−4−アセトアミドピペリジニル )−2−(3,4−ジクロロフェニル)−ブチル]ベンズアミド: 生成物3および4は、1mg/kgの静脈内投与により単独で投与した際には カプサイシンにより生じる気管支痙攣を阻害しなかった。同用量での生成物2( NK2拮抗薬)についての場合もこれに類似している。これとは対照的に、生成 物2と3との組み合わせ物は気管支痙攣を68%減少させ、そして生成物2と4 との組み合わせ物は気管支痙攣を98%減少させた。 従って、表IおよびIIに示すように、単独で投与した拮抗薬はいずれもカプ サイシンの効果を阻害することができない。その一方で、NK1およびNK2レ セプターの拮抗薬の組み合わせ物は、膀胱および気管支管におけるカプサイシン のスパスモーゲン性効果を強力に拮抗する。 以下に示す実施例は、組み合わせ物中に用いることができる生成物の製造法を 詳細に説明する。生成物1の製造法 0.025gの1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、0.38gの(S)−2 −(2−メトキシフェニル)プロピオン酸、および0.32cm3のジイソプロ ピルエチルアミンを、60cm3の脱水ジクロロメタン中の0.8gの塩酸(3 aS,4S,7aS)−7,7−ジフェニル−4−(2−メトキシフェニル)ペ ルヒドロイソインドール−4−オールの懸濁液に添加し、その後にこの溶液を+ 5℃に冷却し、そして10cm3の脱水ジクロロメタン中の0.43gの1−[ 3−(ジメチルアミノ)プロピル]−3−エチルカルボジイミドの懸濁液を迅速 に添加する。この反応混合物を+5℃で2時間、次いで室温で2時間撹拌し、2 0cm3の水で洗浄し、次いで20cm3の飽和塩化ナトリウム水溶液(2回)で 洗浄し、硫酸マグネシウムに通して脱水させ、そして減圧下(2 .7kPa)で乾燥するまで濃縮する。この残渣を、Merck社のシリカゲル のカラム上でクロマトグラフィーにかけ(粒子サイズ0.04−0.06mm、 直径2.8cm、高さ20cm)、0.5バールの窒素圧下で、シクロヘキサン と酢酸エチル(容量比80/20)の混合物を用いて溶出させ、そして25cm3 の各分画を回収する。分画9−15を合わせ、そしてその後に減圧下(2.7 kPa)で乾燥するまで濃縮する。この残渣をアセトニトリルとジイソプロピル エーテルとの混合物から結晶化させる。こうして0.17gの(3aS,4S, 7aS)−7,7−ジフェニル−4−(2−メトキシフェニル)−2−[(S) −2−(2−メトキシフェニル)プロピオニル]−ペルヒドロイソインドール− 4−オールを244℃で溶解する白色結晶の形態で取得する。 塩酸(3aS,4S,7aS)−7,7−ジフェニル−4−(2−メトキシフ ェニル)ペルヒドロイソインドール−4−オールは、以下に示す方法で製造する ことができる。 ジオキサン中の5.2N塩酸溶液の100cm3の溶液を、室温において66 cm3のジオキサン中の7.63gの(3aS,4S,7aS)−7,7−ジフ ェニル−4−(2−メトキシフェニル)−2−(第三級−ブトキシカルボニル) ペルヒドロイソインドール−4−オールの溶液に添加する。この反応混合物を1 時間この温度で撹拌し、そしてその後に減圧下(2.7kPa)で乾燥するまで 濃縮する。この残渣をアセトニトリルで洗浄し、濾過し、そしてその後に乾燥さ せる。このようにして4.88gの塩酸(3aS,4S,7aS)−7,7−ジ フェニル−4−(2−メトキシフェニル)ペルヒドロイソインドール−4−オー ルを271℃で溶解する白色結晶の形態で取得する(マケネーブロック (Maquenne block)。 (3aS,4S,7aS)−7,7−ジフェニル−4−(2−メトキシフェニ ル)−2−(第三級−ブトキシカルボニル)ペルヒドロイソインドール−4−オ ールは以下に示す方法で製造することができる。 100cm3の脱水テトラヒドロフラン中の臭化2−メトキシフェニルマグネ シウム(75.3gの2−ブロモアニソールおよび9.8gのマグネシウムから 製造する)の懸濁液を室温において、250cm3の脱水テトラヒドロフラン中 の20gの(3aS,7aS)−7,7−ジフェニル−2−(第三級−ブトキシ カルボニル)ペルヒドロイソインドール−4−オンおよび31.6gの無水塩化 セリウムの懸濁液に撹拌しながら滴下して添加する。この反応混合物を室温で2 4時間撹拌し、400cm3の飽和塩化アンモニウム水溶液で処理し、200c m3の酢酸エチルで希釈し、300cm3の水(2回)で、次いで300cm3の 飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムに通して脱水し、濾過し 、そして減圧下(2.7kPa)で乾燥するまで濃縮する。この残渣を、Mer ck社のシリカゲルのカラム上でクロマトグラフィーにかけ(粒子サイズ0.0 4−0.06mm、直径5.8cm、高さ26.5cm)、0.5バールの窒素 圧下で、シクロヘキサンと酢酸エチル(容量比80/20)の混合物を用いて溶 出させ、そして100cm3の各分画を回収する。分画9−29を合わせ、そし て減圧下(2.7kPa)で乾燥するまで濃縮する。こうして17.82gの( 3aS,4S,7aS)−7,7−ジフェニル−4−(2−メトキシフェニル) −2−(第三級−ブトキシカルボニル)ペルヒドロイソインドール−4−オール を白色泡状物の形態で取得する。 プロトンNMRスペクトル(d6−DMSO):1.36(s、9H、−C( CH3)3)、1.54(dmt、J=14、1H、5−位の−CH2−のエクア トリアルH)、2.3(dmt、J=14、1H、6−位の−CH2−のエクア トリアルH)、2.34(td、J=14および2.5、1H、5−位の−CH2 −のアキシアルH)、3.07(td、J=14および2.5、6−位の−C H2−のアキシアルH)、3.49(s、3H、−OCH3)、2.6−3.6( mt、他の−CH2−および−CH)、6.85−7.7(mt、14H、芳香 族のプロトン)。 (3aS,7aS)−7,7−ジフェニル−2−(第三級−ブトキシカルボニ ル)ペルヒドロイソインドール−4−オンは、以下に示す方法で取得することが できる。 34.3cm3のトリエチルアミン、58.6gの重炭酸ジ−第三級−ブチル 、次いで2.98gの4−ジエチルアミノピリジンを室温で撹拌しながら、40 0cm3の脱水ジクロロメタン中の80gの塩酸(3aS,7aS)−7,7− ジフェニルペルヒドロイソインドール−4−オンの懸濁液に添加する。この反応 混合物を室温において24時間撹拌し、100cm3のクエン酸水溶液で、次い で100cm3の炭酸水素ナトリウム水溶液で、次いで100cm3の飽和塩化ナ トリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムに通して脱水し、そして減圧下(2 .7kPa)で乾燥するまで濃縮する。こうして106.5gの(3aS,7a S)−7,7−ジフェニル−2−(第三級−ブトキシカルボニル)ペルヒドロイ ソインドール−4−オンをオレンジ色泡状物の形態で取得する。プロトンNMR スペクトル(d6−DMSO):1.4(s、9H 、−C(CH3)3)、2.11(td、J=15および7.5、1H、5−位の −CH2−のアキシアルH)、2.3(dt、J=15および3.5、1H、5 −位の−CH2−のエクアトリアルH)、2.75−2.9(mt、4H、6− 位の−CH2−および1−位の−CH2−)、3.26(dd、J=7.5および 7、1H、3a−位の−CH)、3.35(dd、J=11および7、1H、3 −位の−CH2−の1H)、3.97(mt、1H、7a−位の−CH)、4. 1(d、J=11、1H、3−位の−CH2−の他のH)、7.1−7.7(m t、10H、芳香族のプロトン)。 塩酸(3aS,7aS)−7,7−ジフェニルペルヒドロイソインドール−4 −オンは、以下に示す方法で取得することができる。 50cm3の4N水酸化ナトリウム水溶液を撹拌しながらゆっくりと、250 cm3の酢酸エチル中の20gの塩酸(3aRS,7aRS)−7,7−ジフェ ニルペルヒドロイソインドール−4−オンの懸濁液に添加し、出発物質が消失す るまで撹拌を継続する。この有機溶液を100cm3の蒸留水、次いで100c m3の飽和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムに通して脱水し、そ して濾過する。50cm3の酢酸エチル中の9.3gのD−(−)−マンデル酸 の溶液を、このように取得した溶液に撹拌しながら添加する。形成される結晶を 濾過して除去し、50cm3の酢酸エチル(2回)で洗浄し、そして乾燥させる 。この結晶を220cm3のアセトニトリルおよび60cm3の蒸留水の溶液に溶 かし、そしてこの混合物を撹拌しながら15分間還流させ、形成される結晶を濾 過し、そして再び100cm3のアセトニトリルと35cm3との蒸留水の混合物 から結晶化させる。こうして6.4gのD− マンデル酸(3aS,7aS)−7,7−ジフェニルペルヒドロイソインドール −4−オンを取得する。 50cm3の1N水酸化ナトリウム水溶液を、100cm3の酢酸エチル中の溶 液中の6.4gのD−マンデル酸(3aS,7aS)−7,7−ジフェニルペル ヒドロイソインドール−4−オンに添加し、この反応混合物を出発物質が消失す るまで室温で撹拌し、この有機溶液を50cm3の蒸留水で、次いで50cm3の 飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネシウムに通して脱水し、そして 濾過し、これを、撹拌しながらエタノール中の2cm3の9N塩酸水溶液を添加 することにより酸性化させ、得られる結晶を濾過して除去し、酢酸エチルで、次 いでイソプロピルエーテルで洗浄し、そして乾燥させる。このようにして4.2 4gの塩酸(3aS,7aS)−7,7−ジフェニルペルヒドロイソインドール −4−オンを270℃で分解を伴って溶解する白色結晶の形態で取得する。 (S)−2−(2−メトキシフェニル)プロピオン酸は、D.A.Evans et al.、Tetrahedron、44、5525(1988)により 記載される方法の類似法により、以下の手順に従って製造することができる。 1.52gの水酸化リチウムを、+5℃に冷却した60cm3のテトラヒドロ フランおよび30cm3の水中の4.1gの(4S,5S)−4−メチル−5− フェニル−3−[(S)−2−(2−メトキシフェニル)プロピオニル]−オキ サゾリジン−2−オンの溶液に添加する。この反応混合物をこの温度で3時間撹 拌し、室温に戻した後に酢酸エチルを添加し、沈降による分離を実施し、水相を 1Nの塩酸水溶液で酸性化 し、酢酸エチルで抽出し、この有機相を硫酸マグネシウムに通して脱水し、そし て減圧下(2.7kPa)で乾燥するまで濃縮する。得られる固体をヘキサンか ら再結晶させ、濾過し、そして乾燥させる。こうして0.4gの(S)−2−( 2−メトキシフェニル)プロピオン酸を、102℃で溶解する白色結晶の形態で 取得する。[α]D 20=+84.6°(c=1、CHCl3)。 (4S,5S)−4−メチル−5−フェニル−3−[(S)−2−(2−メト キシフェニル)プロピオニル]オキサゾリジン−2−オンは、以下に示す方法で 取得することができる。 19.1gの1,1,1,3,3,3−ヘキサメチルジシラザン酸ナトリウム を、−50℃に冷却した150cm3のテトラヒドロフラン中の10gの(4S ,5S)−4−メチル−5−フェニル−3−[(2−メトキシフェニル)アセチ ル]オキサゾリジン−2−オンの溶液に添加し、この混合物を45分間この温度 で撹拌し、そしてその後に7.72cm3のヨウ化メチルを添加する。その後に この反応混合物を15時間室温で撹拌し、その後に酢酸エチルで希釈し、50c m3の水で、次いで50cm3の飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、硫酸マグネ シウムに通して脱水し、そして減圧下(2.7kPa)で乾燥するまで濃縮する 。得られる残渣をイソプロピルエーテルから結晶化し、濾過し、そして乾燥させ る。こうして4.2gの(4S,5S)−4−メチル−5−フェニル−3−[( S)−2−(2−メトキシフェニル)プロピオニル]オキサゾリジン−2−オン を白色固体の形態で取得する。 (4S,5S)−4−メチル−5−フェニル−3−(2−メトキシ−フェニル アセチル)オキサゾリジン−2−オンは、以下に示す方法で取 得することができる。 9.38gの2−メトキシフェニル酢酸を室温で、200cm3の脱水テトラ ヒドロフラン中の1.89gの水素化ナトリウム(石油ゼリー状になっている8 0%の分散液)懸濁液に添加する。この懸濁液を−30℃に冷却し、7.77c m3の塩化ピバロイルを添加し、そしてその後に、−78℃に冷却してある20 0cm3の脱水テトラヒドロフラン中の10gの(4S,5S)−4−メチル− 5−フェニルオキサゾリジン−2−オンの溶液にヘキサン中の35.27cm3 の1.6Mブチルリチウムの溶液を添加することにより取得される−78℃に冷 却してある溶液を最後に添加する。この反応混合物を45分間−30℃で撹拌し 、そしてその後に室温に戻してから200cm3の飽和塩化アンモニウム水溶液 を、次いで500cm3の酢酸エチルを添加し、沈降による分離の後、この有機 相を100cm3の水で2回、次いで100cm3の飽和塩化ナトリウム水溶液で 2回洗浄し、硫酸マグネシウムに通して脱水し、減圧下(2.7kPa)で乾燥 するまで濃縮する。この残渣をシリカゲル(粒子サイズ0.04−0.06mm 、直径4.8cm、高さ36cm)のカラム上でのクロマトグラフィーにかけ、 シクロヘキサンおよび酢酸エチル(容積比85/15、次いで80/20)の混 合物を用いて0.6バールの窒素圧下で溶出させ、そして50cm3の各分画を 回収する。分画14−31を合わせ、そして減圧下(2.7kPa)で乾燥する まで濃縮する。こうして13.6gの(4S,5S)−4−メチル−5−フェニ ル−3−(2−メトキシ−フェニルアセチル)オキサゾリジン−2−オンを黄色 油状物の形態で取得する。 本発明に従う組み合わせ物は、サブスタンスP、ニューロキニンA、 ならびにNK1およびNK2レセプターが関与する分野において特に有利である 。本発明はまた、少なくとも一つのNK1レセプターの拮抗薬および少なくとも 一つのNK2レセプターの拮抗薬からなる相乗的組み合わせ物を、純粋な状態、 あるいは一つもしくは複数の、適合性を示し、かつ薬剤学的に許容される補助剤 および/または賦形剤と組み合わせた形態、および/または場合によっては他の いずれかの生理学的に活性な薬剤学的に適合する生成物と組み合わせて含む薬剤 学的組成物にも関する。 本発明に従う組成物は、非経口的、経口的、経腸的、もしくは局所的に用いる ことができる。 非経口投与用の滅菌組成物は具体的には灌注液の形態で使用することができ、 これは乳剤、懸濁剤、あるいは水性もしくは非水性水剤であることが好ましい。 水、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、具体的にはオリーブ油で ある植物油、オレイン酸エチルを例とする注射用有機エステル、あるいは他の適 切な有機溶媒を溶剤もしくは賦形剤として使用することができる。これらの組成 物はまた、補助剤を、具体的には湿潤剤、等張化剤、乳化剤、分散剤、および安 定化剤を含むこともできる。滅菌は数々の方法で実施することができ、その例は 、無菌濾過、その組成物中への滅菌剤の取り込み、照射、もしくは加熱によるも のである。これらはまた、使用時に滅菌注射溶剤中に溶解することができる滅菌 固形組成物の形態で調製することもできる。 経腸投与用の組成物は座薬もしくは腸用カプセル剤であり、これらは活性成分 以外にも、ココアバター、半合成グリセリドもしくはポリ(エチレングルコール )のような賦形剤を含む。 ゼラチンカプセル剤、錠剤、ピル、粉末剤、もしくは顆粒剤を経口投与用の固 形組成物として用いることができる。これらの組成物中には、本発明に従う活性 成分(場合によっては、他の薬剤学的適合性生成物と組合わさっている)を、ス クロース、ラクトース、もしくはデンプンのような一つもしくは複数の不活性補 助剤もしくは賦形剤と混合させる。これらの組成物はまた、ステアリン酸マグネ シウムのような潤滑剤を例とする、賦形剤以外の物質を含むこともできる。 水もしくは液体パラフィンのような不活性賦形剤を含む、水剤、懸濁剤、シロ ップ剤、エレキシル、および他の薬剤学的に許容される乳剤を、経口投与用の液 体組成物として用いることができる。これらの組成物はまた、湿潤用、甘味用、 もしくは矯味・矯臭用の生成物を例とする、賦形剤以外の物質を含むこともでき る。 局所投与用の組成物は、例えばクリーム剤、軟膏、もしくはローション剤を例 とするものであることができる。 ヒトの治療においては、本発明に従う組み合わせ物は、外傷、外科手術後、も しくは月経の疼痛、あるいは頭痛の治療、不安、精神病、パーキンソン病、精神 分裂病、もしくはアルツハイマー疾患の治療、筋肉弛緩性治療、消化管(潰瘍性 結腸炎、過敏性腸症候群、クローン(Crohn’s)病)、尿管(膀胱炎)、 ならびに気管(慢性気管支炎、喘息、鼻炎)の痙攣、疼痛、および炎症の発現、 あるいは婦人科の治療、ならびに偏頭痛の治療に特に有用である可能性がある。 新規の組み合わせ物はまた、リューマチ性関節炎および免疫系の妨害に起因する 疾患の治療、乾癬、ヘルペス、蕁麻疹、湿疹、光線皮膚炎のような皮膚科の炎症 症状、ならびに眼科および歯科の炎症性疾患の治療にも有用である。 本発明に従う組み合わせ物については、低血圧症のような心臓血管性疾患の治 療、あるいは成長調節不良に関わる疾患(小人症、慢性乳児性疾患の後発性発育 不全、骨粗鬆症、移植片の発育)の治療における適用法を見いだすことができる 。 用量は、所望の効果および治療期間に依存する。成人用の用量は、一般的には 数回に分けて服用する0.25mgと1500mgとの間の組み合わせ物日用量 となる。 一般的には、医師が、治療すべき被検体の年齢、体重、および他のすべての特 有な因子に依存し、かつその医師が最も適切であると考慮する用量を決定するで あろう。 以下に示す実施例は非制限的なものとして与えられるが、この実施例は本発明 に従う組成物をより詳細に説明する。実施例 活性成分を含み、そして以下に示す組成を有する錠剤を、通常の技術に従って 調製する。 − (3aS,4S,7aS)−7,7−ジフェニル−4−(2−メトキシフェ ニル)−2−[(S)−2−(2−メトキシフェニル)プロピオニル]ペルヒド ロイソインドール−4−オール ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12.5mg − N−メチルー[4−(4−フェニル−4−アセトアミドピペリジニル)−2 −(3,4−ジクロロフェニル)ブチル]ベンズアミド ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12.5mg − デンプン ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・83mg − シリカ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30mg − 硫酸マグネシウム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・3mg
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年11月15日 【補正内容】 国際公開第93/00330号、国際公開第93/0 0331号、国際公開第93/01159号、国際公開第93/01169号、 国際公開第93/01165号、国際公開第93/01170号、国際公開第9 3/06099号、国際公開第93/09116号、国際公開第93/1007 3号、国際公開第93/18023号、国際公開第93/19064号、国際公 開第93/21155号、国際公開第93/21181号、国際公開第93/2 3380号、欧州特許第499,313号、欧州特許第394,989号、欧州 特許第443、132号、欧州特許第482,539号、欧州特許第512,9 02号、欧州特許第517,589号、欧州特許第520,555号、欧州特許 第522,808号、欧州特許第528,495号、欧州特許第532,456 号、欧州特許第533,280号、欧州特許第536,817号、欧州特許第5 45,478号、欧州特許第559.538号、Med.Chem.の第XII 回国際シンポジウム、Basle、1992年9月13−17日、もしくはEu ropean Neuropeptide Clubの第3回会議(Cambr idge、1993年4月5−7日)、に記載されている。 NK2レセプターの拮抗薬(ニューロキニンAの効果の拮抗薬)も知られてお り、そして具体的には以下に記載される特許出願、欧州特許第428,434号 、欧州特許第474,561号、欧州特許第512,901号、欧州特許第51 5,240号、フランス特許出願第2,678,267号、国際公開第92/1 9254号、もしくは国際公開第93/14084号、に記載されている。 J.L.Ellis et al.、J.Parmacol.Exp .Ther.、262(2)、646(2992)は、NK1レセプターの拮抗 薬CP96345とNK2レセプターのペプチド拮抗薬(MEN10376)と の組み合わせ物を記載しているが、別々の生成物およびその後の配合生成物の研 究が全く行われておらず、そして相乗的作用も発見されはしなかった。 C.A.Maggi、Br.J.Pharmacol.、103(2)、15 35(1991)は、単独もしくは組み合わせたスパンチド(spantide )およびL−659,877の研究を記載しているが、スパンチドはNK1およ びNK2レセプターの両方の拮抗薬であるため、この研究は、NK1レセプターの 拮抗薬とNK2レセプターの拮抗薬との組み合わせ物の利点を発見することがで きていない。 特定の生成物がNK1レセプターに対する拮抗活性およびNK2レセプターに 対する拮抗活性を備えていることも明らかにされている。M.Murai et al.、J.Pharm.Exp.Ther.、262(1)、403(19 92)。しかしながらこれまでのところ、これらの生成物の内では非常に高い活 性を示すものが一つも存在していない。 現在に至るまでNK1およびNK2レセプターの拮抗薬の効果は、特定の官能 基に似たように、そして相加的に作用するのであろうと考えられてきた。現在で は、NK2レセプターの拮抗薬と組合わせる際のNK1レセプターの拮抗薬の効 果は有望なものであることが見いだされており、この効果により、サブスタンス Pおよび/またはニューロキニンAが関与する治療分野への特に有利な経路が開 けてきた。 非制限的な例としてのNK1レセプターの拮抗薬は、具体的には、ペ ルヒドロイソインドール類の誘導体、2−置換−3−アミノキヌクリジン類の誘 導体、アミノアザビシクロアルカン類の誘導体、2−置換−3−アミノピペリジ ン類の誘導体、1−アザビシクロ[3.2.2]ノナン−3−アミン類の誘導体 、N−アルキルキヌクリジン塩類の誘導体、プソイドペプチド類の誘導体、N, N−ジアシルピペラジニウム類の誘導体、 【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年2月7日 【補正内容】 請求の範囲 1. NK1レセプターへの拮抗活性を備える少なくとも一つの生成物および NK2レセプターへの拮抗活性を備える少なくとも一つの非ペプチド性の生成物 からなることを特徴とする、相乗的組み合わせ物。 2. 請求の範囲1に記載の相乗的組み合わせ物の調製のための、NK1レセ プターへの拮抗活性を備える生成物の利用。 3. 請求の範囲1に記載の相乗的組み合わせ物の調製のための、NK2レセ プターへの拮抗活性を備える非ペプチド性の生成物の利用。 4. 純粋な状態、あるいは適合性を示し、かつ薬剤学的に許容されるいずれ かの補助剤もしくは賦形剤の存在下での請求の範囲1に記載の組み合わせ物から なることを特徴とする、薬剤学的組成物。 5. ペルヒドロイソインドール類の誘導体、2−置換−3−アミノキヌクリ ジン類の誘導体、アミノアザビシクロアルカン類の誘導体、2−置換−3−アミ ノピペリジン類の誘導体、1−アザビシクロ[3.2.2]ノナン−3−アミン 類の誘導体、N−アルキルキヌクリジニウム塩類の誘導体、プソイドペプチド類 の誘導体、ジアシルピペラジン類の誘導体、置換される芳香族誘導体、ジアルキ レンピペリジノ誘導体、もしくは置換されるピペリジン第四級塩から選択される 少なくとも一つのNK1レセプター拮抗薬を含むことを特徴とする、請求の範囲 1に記載の組み合わせ物。 6. アリールアルキルアミン一族、α−置換されるポリペプチド類、もしく はピペリジン誘導体類の生成物から選択される少なくとも一つのNK2レセプタ ー拮抗薬を含むことを特徴とする、請求の範囲1に記載の組み合わせ物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. NK1レセプターへの拮抗活性を備える少なくとも一つの生成物および NK2レセプターへの拮抗活性を備える少なくとも一つの生成物からなることを 特徴とする、相乗的組み合わせ物。 2. 請求の範囲1に記載の相乗的組み合わせ物の調製のための、NK1レセ プターへの拮抗活性を備える生成物の利用。 3. 請求の範囲1に記載の相乗的組み合わせ物の調製のための、NK2レセ プターへの拮抗活性を備える生成物の利用。 4. 純粋な状態、あるいは適合性を示し、かつ薬剤学的に許容されるいずれ かの補助剤もしくは賦形剤の存在下での請求の範囲1に記載の組み合わせ物から なることを特徴とする、薬剤学的組成物。 5. ペルヒドロイソインドール類の誘導体、2−置換−3−アミノキヌクリ ジン類の誘導体、アミノアザビシクロアルカン類の誘導体、2−置換−3−アミ ノピペリジン類の誘導体、1−アザビシクロ[3.2.2]ノナン−3−アミン 類の誘導体、N−アルキルキヌクリジニウム塩類の誘導体、プソイドペプチド類 の誘導体、ジアシルピペラジン類の誘導体、置換される芳香族誘導体、ジアルキ レンピペリジノ誘導体、もしくは置換されるピペリジン第四級塩から選択される 少なくとも一つのNK1レセプター拮抗薬を含むことを特徴とする、請求の範囲 1に記載の組み合わせ物。 6. アリールアルキルアミン一族、α−置換されるポリペプチド類、もしく はピペリジン誘導体類の生成物から選択される少なくとも一つのNK2レセプタ ー拮抗薬を含むことを特徴とする、請求の範囲1に記載の組み合わせ物。
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