JPH0853461A - スピロ−遷移金属錯体化合物および該化合物を使用した感光材料 - Google Patents

スピロ−遷移金属錯体化合物および該化合物を使用した感光材料

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JPH0853461A
JPH0853461A JP19063094A JP19063094A JPH0853461A JP H0853461 A JPH0853461 A JP H0853461A JP 19063094 A JP19063094 A JP 19063094A JP 19063094 A JP19063094 A JP 19063094A JP H0853461 A JPH0853461 A JP H0853461A
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JP
Japan
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spiro
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alkyl group
optionally substituted
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Application number
JP19063094A
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English (en)
Inventor
Akira Miyashita
晃 宮下
Shuichi Maeda
修一 前田
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
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Publication date
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  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 下記構造式〔I〕又は〔II〕で示されるスピ
ロ−遷移金属錯体化合物及びそれを用いた感光材料。 〔式中、環A、環Bは炭素芳香環または複素芳香環を示
し、YはOまたはC−R(但し、Rは水素、ハロゲ
ン、アルキル基、アルコキシ基、アミノ基である)を示
し、Rはアルキル基、アルケニル基、炭素環または複
素環を示し、Rは水素ハロゲン、アルキル基、アルコ
キシ基、アミノ基を示し、R,Rはアルキル基を示
し、または互いに結合して環を形成する。Mは遷移金
属、L,L,Lは電子吸引性基である。 【効果】 着色状態で安定なフォトクロミック特性を示
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なスピロ−遷移金属
錯体化合物及び該化合物を使用した感光材料に関するも
のである。詳しくは、光照射により色変化する繊維製
品、プラスチック製品、調光材料、光学フィルター、記
録材料、マスキング用材料或いは光量計として使用し得
るフォトクロミック性を有する新規な化合物及び該化合
物を使用した感光材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、スピロピラン系化合物が光の
照射により発色又は消色するフォトクロミック性を有す
ることは知られており、これを使用したフォトクロミッ
ク感光材料が種々提案されている。例えば、特開昭55
−149812号公報には、ニトロセルロース系樹脂に
次式の様なスピロピラン化合物を分散させたフォトクロ
ミック感光材料が提案されている。
【0003】
【化6】
【0004】(式中、Ra は水素原子またはハロゲン原
子を示し、Rb はアルキル基を示し、Rc は水素原子ま
たはアルコキシ基を示す。) また、特開昭50−28824号公報には、次式の様な
スピロピラン化合物をアルコール性水酸基を有する高分
子化合物に分散させたフォトクロミック感光材料が提案
されている。
【0005】
【化7】
【0006】(式中、Rd およびRe は水素原子、ハロ
ゲン原子、アルキル基またはアルコキシ基を示す。) また、特公昭45−28892号には、次式の様なスピ
ロナフトオキサジン系化合物を含有するフォトクロミッ
ク材料が提案されている。
【0007】
【化8】
【0008】(式中、Rf は水素原子、ハロゲン原子、
シアノ基、炭素数1〜8のアルキル基またはアルコキシ
基を示す。) また、特公昭49−48631号には、次式の様なスピ
ロナフトオキサジン系化合物を高分子物質中に分散させ
たフォトクロミック感光材料が提案されている。
【0009】
【化9】
【0010】(式中、Rh は−(CH2 n −COO
H、−(CH2 n −CNまたは−(CH2 n −CO
OR(Rは炭素数1〜5のアルキル基):Ri またはR
j は炭素数1〜5のアルキル基:Rg は水素原子、炭素
数1〜5個のアルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、シ
アノ基、炭素数2〜6個のアルコキシカルボニル基また
は炭素数1〜5個のアルコキシ基を示す。) 通常、フォトクロミック感光材料は、上述の様に高分子
化合物にスピロ化合物を分散させたものをフィルム状に
製膜して使用される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のスピロ
系化合物の場合、紫外光照射により、不安定なメロシア
ニン着色種(開環体)を生成するが、その寿命は短く実
用上問題があった。本発明は、上記従来の問題点を解決
し、着色種が長期に安定なフォトクロミック色素および
それを用いた感光材料の提供を目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的は前記請求項
1の一般式〔I〕又は〔II〕で表わされるスピロ−遷移
金属錯体化合物により達成される。また、上述の目的は
該スピロ−遷移金属錯体化合物を含有する感光層を設け
てなる感光材料により達成される。
【0013】以下に本発明を詳細に説明する。本発明の
スピロ−遷移金属錯体化合物は前記請求項1において一
般式〔I〕又は〔II〕で表わされるものである。好まし
くは、請求項4において一般式〔III 〕で表わされるも
の、請求項5において一般式〔IV〕で表わされるもの及
び請求項6において一般式〔V〕で表わされるものが挙
げられる。
【0014】これらの一般式においてR1 で表わされる
アルキル基、アルケニル基としては、炭素数1〜20の
ものが好ましく、これらと炭素芳香環または複素芳香環
の置換基としては、例えばアルコキシ基、アルコキシア
ルコキシ基、アルコキシアルコキシアルコキシ基、アリ
ルオキシ基、アリール基、アリールオキシ基、シアノ
基、ニトロ基、ヒドロキシ基、テトラヒドロフリル基、
アルキルスルホニルアミノ基、ハロゲン原子等が挙げら
れ、これらの基は炭素数1〜6のものが好ましく、この
他、炭素芳香環または複素芳香環の置換基として炭素数
1〜6のアルキル基又はビニル基も挙げられる。しかし
ながら、R1 は通常はC1-6 の無置換のアルキル基、又
はこの基が炭素数1〜6のアルコキシ基、アリール基も
しくはテトラヒドロフリル基で置換された基であるのが
好ましい。
【0015】R2 、R3 、R4 、R5 又はR6 で表わさ
れる置換されていてもよいアルキル基及びR2 又はR5
で示される置換されていてもよいアルコキシ基の置換基
としては、例えばアルコキシ基、アルコキシアルコキシ
基、アルコキシアルコキシアルコキシ基、アリルオキシ
基、アリール基、アリールオキシ基、シアノ基、ニトロ
基、ヒドロキシ基、ビニル基、テトラヒドロフリル基、
シクロアルキル基、アルキルスルホニルアミノ基、ハロ
ゲン原子等が挙げられる。R2 又はR5 で示されるアミ
ノ基の置換基としては、アルキル基、アリル基、アリー
ル基、シクロアルキル基等が挙げられる。または置換さ
れていてもよいアミノ基としては、これらの置換基を1
個又は2個有するもののほか、モルフォルノ基、ピペリ
ジニル基等の置換基が環を形成しているアミノ基が挙げ
られる。
【0016】これらの置換基としては、炭素数1〜6の
ものが好ましい。尚、R2 は水素、又はメチル基、
3 、R4 はC1-4 の無置換のアルキル基が好ましい。
またR3 とR4 は互いに結合して、シクロヘキシル環、
シクロペンチル環、シクロヘプチル環等を形成していて
も良い。R3 、R4 は、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基等の低級アルキル基であるか、又はR3
4 が結合してシクロヘキシル基を形成しているのが好
ましい。R5 としては水素が好ましい。
【0017】L1 、L2 、L3 はカルボニル(CO);
トリフェニルフォスフィン(P(C 6 5 3 )、トリ
トリルフォスフィン(P(C6 4 CH3 3 )等のト
リアリールフォスフィン;トリメチルフォスフィン(P
(CH3 3 )、トリエチルフォスフィン(P(C2
5 3 )等のトリアルキルフォスフィン又はテトラヒド
ロフラン等の電子吸引性基を示す。
【0018】Mは、Cr、Mo、W等のVIa族元素、F
e、Rh、Ru等のVIII族元素、La、Nd、Sm、Y
b等のランタニド元素等の遷移金属元素が挙げられる。
中でも、Cr元素が好ましい。環A、Bの置換されてい
てもよい炭素芳香環または複素系芳香環としてはベンゼ
ン環、ナフタレン環、キノリン環、フェナンスレン環等
があげられ、これらの環の置換基としては塩素原子、臭
素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子:C1-6アルキル
基等のアルキル基:C1-6 のアルコキシ基等のアルコキ
シ基:C1-6 のアルコキシ基を有するアルコキシカルボ
ニル基等のアルコキシカルボニル基:メトキシスルホニ
ル基、エトキシスルホニル基等のC1-4 のアルコキシス
ルホニル基:メチルスルホニル基、エチルスルホニル基
等のC1-4 のアルキルスルホニル基等があげられる。
【0019】また、ヒドロキシカルボニル基、ニトロ
基、アミノ基、ビニル基、アルキルアミノ基、ジアルキ
ルアミノ基、ビニルカルボニルオキシアルキル基等もあ
げられる。これらのアルキル基の炭素数は通常C1-6
ある。R9、R10、R11、R12は具体的にはそれぞれ水
素原子;塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン
原子;C1-6のアルキル基等のアルキル基;C1-6のアル
コキシ基等のアルコキシ基;C1-5のアルコキシカルボ
ニル基;ヒドロキシカルボニル基;ニトロ基;アミノ
基;メチルアミノ基、エチルアミノ基等のアルキルアミ
ノ基;ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基等のジアル
キルアミノ基;ビニル基;ビニルカルボニルオキシメチ
レン基、ビニルカルボニルオキシエチレン基等のビニル
カルボニルオキシアルキル基;C1‐4のアルキルスルホ
ニル基またはC1-4のアルコキシスルホニル基を示す。
本発明のスピロ−遷移金属錯体化合物の一例として、ス
ピロ−クロム錯体化合物は、例えば次のような工程で製
造することができる。下記一般式〔VI〕または〔VII 〕
【0020】
【化10】
【0021】(式中、R6 、R7 、R8 、R11およびR
12は前記定義に同じ。)で表わされるインドリン誘導体
〔VI〕またはセレナゾリン誘導体〔VII 〕とクロムヘキ
サカルボニル(Cr(CO)6 )とを、加熱下または高
圧水銀灯照射下で反応させ、それぞれ下記一般式〔VII
I〕または〔IX〕の化合物を得る。
【0022】
【化11】
【0023】(式中、R6 、R7 、R8 、R11およびR
12は前記定義に同じ。)次いで、得られた一般式〔VII
I〕または〔IX〕の化合物を下記構造式
【0024】
【化12】
【0025】(式中、R9 及びR10は前記定義に同
じ。)で示されるニトロソナフトールと反応させること
によりそれぞれ目的の前記請求項4及び6における一般
式〔III 〕または〔V〕で示されるスピロ−クロム錯体
化合物を製造できる。さらに、得られた一般式〔IX〕の
化合物を下記構造式
【0026】
【化13】
【0027】(式中、R9 及びR10は前記定義に同
じ。)で示されるサリチルアルデヒドと反応させること
により、目的の前記請求項5における一般式〔IV〕で示
されるスピロ−クロム錯体化合物を製造できる。また、
一方下記化合物〔X〕〔XI〕または〔XII 〕
【0028】
【化14】
【0029】(式中、R1 、R3 およびR4 は前記定義
に同じ。)を原料として、下記構造式
【0030】
【化15】
【0031】で示されるクロム化合物を反応させること
によっても、それぞれ目的の前記一般式〔III 〕、〔I
V〕、〔V〕のスピロ−クロム錯体化合物を製造するこ
とができる。本発明のクロム錯体化合物を得るクロム錯
体化反応は、インドリン誘導体、セレナゾリン誘導体、
スピロナフトオキサジン誘導体、スピロセレナゾリノベ
ンゾピラン誘導体またはスピロセレナゾリノナフトオキ
サジン誘導体とクロムヘキサカルボニルまたはナフタリ
ンクロムヘキサカルボニルとを、例えばジメチルスルホ
キシド、N,N−ジメチルホルムアミド、ブチルエーテ
ル、プロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、2−ブタノン、アセトン、ベンゼン、トルエン、キ
シレン又はこれらの混合物を溶媒として、通常100〜
200℃で、好ましくは窒素等の不活性雰囲気下で10
〜100時間、好ましくは50〜80時間反応させるこ
とにより実施できる。また、同上の反応を100W高圧
水銀灯照射下で行うことにより反応時間が短縮(8〜1
0時間で反応完了)できる。
【0032】反応生成物は反応溶液を室温まで冷却する
ことにより結晶として析出するので、好ましくは反応溶
液から不純物を濾過によって除去した後に、冷却を行な
いクロム錯体化合物を析出させる。得られた錯体は、ア
セトン、クロロホルムまたはクロロホルム/ジエチルエ
ーテル混合溶媒またはこれらの混合物を溶媒として再結
晶し精製する。またクロム錯体の粗生成物は、アセト
ン、塩化メチレン、クロロホルムを展開溶媒としたカラ
ムクロマトグラフィーにより精製できる。
【0033】本発明のスピロ−クロム錯体化合物を製造
する方法において、ニトロソナフトールまたはニトロサ
リチルアルデヒドとの反応は、通常、メタノール、エタ
ノール、プロパノール、ブタノールなどのアルコール系
溶媒、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン系溶
媒、ジクロロメタン、トリクロロエタンなどのハロゲン
化炭化水素系溶媒などの極性又は非極性溶媒の存在下に
実施される。反応温度は、0℃〜200℃の範囲で実施
され、好ましくは、40℃〜120℃で円滑に実施でき
る。
【0034】尚、上記のスピロ−クロム錯体化合物以外
の本発明のスピロ−遷移金属錯体は、クロムヘキサカル
ボニル、ナフタリンクロムヘキサカルボニル等のクロム
化合物のかわりに適当な遷移金属化合物を使用し、上記
の方法に準じた方法で製造することができる。本発明で
提供される前記一般式〔I〕又は〔II〕で表わされるス
ピロ−遷移金属錯体化合物は新規な色素であり、フォト
クロミズムを示す化合物である。即ち、本化合物は紫外
線照射により発色し、次に紫外線を遮断し数時間放置す
るか、或いは可視光を照射すると元の状態になり、この
変化をくり返すことができるものである。
【0035】次に、本発明の感光材料について説明す
る。本発明の感光材料は上述の新規スピロ−遷移金属錯
体化合物を樹脂に溶解又は分散させたもの、或いはマイ
クロカプセル化させたものを樹脂に分散させたもの等を
含有する感光層を基板上に有するもので、公知の方法に
準じて製造することができる。
【0036】基板としては、透明又は不透明のいずれで
あっても良いが、基板を感光層の両側に設ける時は、感
光するために少なくとも片面は透明であることが必要で
ある。基板の材質としては、ガラス、プラスチック、
紙、板状もしくは箔状の金属及びこれらの複合体等の支
持体が用いられるが、種々の点からしてガラス又はプラ
スチックが好ましい。プラスチックとしては、例えば、
アクリル樹脂、メタアクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂、塩
化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリカーボネート樹脂、ポリサルホン樹脂等が挙げ
られる。
【0037】本発明のスピロ−遷移金属錯体化合物を溶
解又は分散する樹脂としては、ポリエステル樹脂、ポリ
スチレン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリ塩化ビ
ニリデン、ポリ塩化ビニル、ポリメタクリル酸メチル、
ポリ酢酸ビニル、酢酸セルロース、エポキシ樹脂、フェ
ノール樹脂、ポリアセタール等が挙げられ、用いる溶媒
としては、四塩化炭素、ベンゼン、シクロヘキサン、メ
チルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、テトラク
ロロエタン、トルエン、エタノール、エチルセロソルブ
等が挙げられる。
【0038】本発明のスピロ−遷移金属錯体化合物を上
記樹脂に溶解又は分散させる場合その濃度は、樹脂に対
して3〜50重量%、好ましくは5〜20重量%とする
のが適当である。一方、マイクロカプセル化方法として
は、通常知られている方法、例えば文献〔近藤保「最新
マイクロカプセル化技術」(総合技術センター)〕記載
の方法が挙げられる。即ち界面重合法、insitu重
合法などの化学的方法、相分離法(単純コアセルベーシ
ョン法、複合コアセルベーション法)、界面沈澱法等の
物理化学的方法、スプレードライ法、気中懸濁被覆法な
どの物理的・機械的方法が挙げられる。好ましいマイク
ロカプセル化方法としては、ゼラチン系膜剤(例えば、
ゼラチン−アラビアゴム系膜剤、ゼラチン−カルボキシ
メチルセルロース系膜剤)の相分離法、メラミン−ホル
ムアルデヒド樹脂を用いたinsitu重合法が挙げら
れる。
【0039】基板上に本発明のスピロ−遷移金属錯体化
合物を樹脂に溶解又は分散させたもの、或いは、マイク
ロカプセル化させたものを含有する感光層を形成する方
法としては、ドクターブレード法、キャスト法、スピナ
ー法、浸漬法等の一般の塗布方法が用いられる。このよ
うにして得られる本発明の感光材料は、一般に、そのフ
ィルムの厚さが0.5μ〜1.0mm、好ましくは5μ
〜100μである。なお、本発明の感光材料はその感光
層に必要に応じてヒンダードアミン系光安定化剤、紫外
線吸収剤、酸化防止剤等の各種添加剤を含有していても
良いことは言うまでもない。
【0040】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の
実施例に何ら限定されるものではない。 実施例1
【0041】
【化16】
【0042】a)トリカルボニル(η6 −1,3,3−
トリメチル−2−メチレンインドリン)クロム(O)の
合成(反応式A) 窒素気流下クロムヘキサカルボニル(1.83g,8.
31mmol)をジブチルエーテル30mlに懸濁さ
せ、これに1,3,3−トリメチル−2−メチレンイン
ドリン(1.46g,8.44mmol)をジブチルエ
ーテル5mlに溶解させたものを加えた。さらにクロム
ヘキサカルボニルの昇華を抑えるためにテトラヒドロフ
ランを5ml加え、100W高圧水銀ランプ照射下8時
間加熱還流すると黄色の溶液からやがて黒色の懸濁液と
なった。これをセライトを用いて熱時濾過し、一晩マイ
ナス30度にて静置すると黄色の針状結晶(2.18
g,7.04mmol,85%)が析出した。このもの
の物性値は以下に示す通りであった。
【0043】物性値(構造式(2)の化合物) 1H−NMR(400MHz,CDCl3 :δ1.3
5(s,3−CH3 ,3H),1.51(s,3−CH
3 ,3H)、2.92(s,N−CH3 ,3H),4.
12(s,2−CH2 ,2H),4.71(t,5−C
H,1H),4.81(d,7−CH,1H),5.5
1(t,6−CH,1H),5.70(d,4−CH
−,1H)FT−IR(KBr,cm-1 :2971(w,νC
H),1942(vs,νsCO),1847(vs,
νas.CO),1633(m,νC=C),1551
(m,νCN)MS(EI,20eV) :m/z=309 (M+
【0044】b)(η6 −スピロベンゾナフトオキサジ
ン)(トリカルボニル)クロム錯体の合成(反応式
(B)) 窒素雰囲気で上記で得たクロム錯体(618mg,2.
00mmol)とニトロソナフトール(372mg,
2.15mmol)を室温暗所下でメタノール(40m
l)に溶解し十分に撹拌した。これにトリエチルアミン
(0.15mmol)を添加し、室温にて12時間反応
させた。反応終了後、減圧下で溶媒を留去し生成した錯
体をエーテルで繰り返し洗浄し、塩化メチレン/エーテ
ル混合溶媒から再結晶した。603mgの橙色結晶が得
られた。収率65%
【0045】<物性値>(錯体(3)) 1H−NMR(CDCl3 ): 閉環体(3):δ1.95(CMe2 ,6H),2.5
9(N−Me,3H),7.75(HC=N,1H),
5.10〜6.15(Cr−Ph,4H),6.5〜
8.55 (aromatic 6H) 開環体(3′)(CDCl3 ):1.90(CMe2
6H),3.72(N−Me,3H),1.02(HC
=N,1H),5.15〜6.10(Cr−Ph,4
H),6.67〜8.55 (aromatic 6H)質量分析 (EI法,70eV):464 (M+
【0046】c)錯体(3)の化合物のフォトクロミッ
ク特性(反応式(C)) 錯体(3)を窒素雰囲気下でシュレンク型光学セル中に
とりクロロホルムに溶解させた。その溶液にウシオ電機
社製500W高圧水銀灯(U−500D)を光源とし
て、HOYA社製U−350フィルター(λ=365n
m)および熱線カットフィルター(HA−30)を用い
て紫外光を照射した。構造式(3)の淡黄色の化合物は
直ちに赤色に着色し、暗所下において長期間安定であっ
た。この着色物の吸光度を測定したところ図1の通りで
あった。この着色溶液に可視光(>500nm)を照射
すると直ちに消色した。この変化はくり返し行なうこと
ができた。この着色、消色の変化は反応式(C)で表わ
される。
【0047】一般に本発明の錯体化合物は、従来のスピ
ロオキサジン系化合物にくらべて、着色時の化合物(例
えば上記(3′))の安定性にすぐれ、特に長期の熱的
安定性が大きいことが特徴である。錯体(3)の場合に
は、紫外光(365nm)照射により生成した着色は、
窒素下において室温クロロホルム中で非常に安定であ
り、暗所下における消色反応の半減期は13時間以上で
あった。これは、スピロナフトオキサジンの着色種の7
50倍以上の安定性を有することを示している。また、
錯体(3)は、500W超高圧水銀灯による着色−消色
の繰り返し耐久性にも優れており、100回の繰り返し
では全く劣化が見られなかった。 実施例2
【0048】
【化17】
【0049】a)(η6 −セレナゾール)(トリカルボ
ニル)クロム錯体の合成(反応式(D)) 2−メチルベンゾセレナゾール(772mg,3.4m
mol)とクロムヘキサカルボニル(727mg,3.
3mmol)を窒素置換した反応容器に秤取り、そこに
0℃にて乾燥したジブチルエーテル(30ml)とテト
ラヒドロフラン(5ml)を加えた。反応溶液を徐々に
加熱すると淡黄色から暗赤色溶液に変化し、このまま1
50℃にて16時間反応を行った。室温に冷却後、溶媒
を減圧留去した後、暗赤色固体からジエチルエーテル可
溶部を抽出した。ジエチルエーテルを留去すると橙色固
体が得られた。これをシリカゲルを担体とし、塩化メチ
レンを展開溶媒に用いた窒素下カラムクロマトグラフィ
ーにより精製し、得られた橙色錯体を塩化メチレン−エ
ーテル混合溶媒から再結晶した(収量784mg,56
%)。
【0050】b)(η6 −セレナゾール)(トリカルボ
ニル)クロム錯体の合成(反応式(E)及び(F)) 窒素気流下、上記で得たトリカルボニル(η6 −2−メ
チルベンズセレナゾール)クロム(O)(205.8m
g)をクロロホルム10mlに溶解させ、氷浴中でこれ
にメチルトリフルオロメタンスルホネート(101.9
mg)を滴下した。これを自然昇温させ30時間室温で
撹拌すると、橙色の溶液から懸濁液へと変化した。高速
液体クロマトグラフィーで反応原料のトリカルボニル
(η6 −2−メチルベンズセレナゾール)クロム(O)
の減少を追跡し、すべて消費されたところで反応完了と
した。反応溶媒を真空下で留去し、生成物をジエチルエ
ーテル10mlで2回洗浄すると化合物(6)で示され
る橙色粉末(131.1mg)が得られた。これを2−
ブタノン10mlに懸濁させ、室温で苛性カリの10w
t%水溶液5mlを添加した。析出物を濾過、乾燥し、
化合物(7)で示される(η6 −セレナゾリン)(トリ
カルボニル)クロム錯体の粉末58mgを得た。
【0051】c)(η6 −スピロセレナゾリノナフトオ
キサジン)(トリカルボニル)クロム錯体の合成(反応
式(G)) 窒素雰囲気で(η6 −セレナゾリン)(トリカルボニ
ル)クロム錯体(726mg,2.10mmol)とニ
トロソナフトール(372mg,2.15mmol)を
室温暗所下でメタノール(50ml)に溶解し十分に撹
拌した。さらに、これにトリエチルアミン(0.15m
mol)を添加し、室温にて12時間反応させた。反応
終了後、減圧下で溶媒を留去し、生成した錯体をエーテ
ルで繰り返し洗浄し、塩化メチレン/エーテル混合溶媒
から再結晶した。錯体(8)が暗茶色結晶として411
mg得られた。収率47%。
【0052】<物性値>(錯体(8)) 1H−NMR(CDCl3 ): 開環体(8):δ3.20 (N−Me,3H),6.5
3(HC=N,1H),5.15〜6.05 (Cr−P
h,4H),6.71〜8.53 (aromatic,
6H)。 閉環体(8′)(CDCl3 ):2.69(N−Me,
3H),6.21 (HC=N,1H),5.15〜6.
10 (Cr−Ph,4H),6.52〜8.98 (ar
omatic,6H)。
【0053】錯体(8)のフォトクロミック特性(反応
式(H)) 実施例1と同様にして、錯体(8)のフォトクロミック
特性を評価した。得られた錯体(8)をクロロホルムに
溶解すると直ちに緑色を呈し、可視光(>500nm)
照射により消色した。これに紫外光(365nm)を照
射すると直ちに緑色に着色した。吸光度を図2に示し
た。本錯体(8)も、500W超高圧水銀灯による消色
−着色の繰り返し耐久性に優れており、100回の繰り
返しでは全く劣化が見られなかった。 実施例3
【0054】
【化18】
【0055】(η6 −スピロセレナゾリノベンゾピラ
ン)(トリカルボニル)クロム錯体の合成(反応式
(I)) 窒素雰囲気で(η6 −セレナゾリン)(トリカルボニ
ル)クロム錯体(519mg,1.50mmol)と5
−ニトロサリチルアルデヒド(311mg,1.80m
mol)を室温暗所下でメタノール(40ml)に溶解
し十分に撹拌した。これにトリエチルアミン(0.10
mmol)を添加し、室温にて15時間反応した。反応
終了後、減圧下で溶媒を留去し、生成した錯体をエーテ
ルで繰り返し洗浄し、塩化メチレン/エーテル混合溶媒
から再結晶し、暗茶色結晶の(スピロセレナゾリノベン
ゾピラン)(トリカルボニル)クロム錯体411mg
(収率47%)を得た。
【0056】窒素雰囲気で(η6 −セレナゾリン)(ト
リカルボニル)クロム錯体(519mg,1.50mm
ol)を暗所・窒素下室温にてエタノール(40ml)
に溶解させ、5−ニトロサリチルアルデヒド(267m
g,1.60mmol)を加え撹拌した。反応溶液は徐
々に暗紫色に変化し錯体が沈降した。室温にて12時間
反応を行った後、溶媒で繰り返し錯体を洗浄し、生成し
た固体を真空乾燥した。これをクロロホルム/エーテル
混合溶媒から再結晶し、上記と同じ(スピロセレナゾリ
ノベンゾピラン)(トリカルボニル)クロム錯体321
mg(収率65%)が得られた。
【0057】<物性値>1 H−NMR(DMSO−d6 ):δ4.15(s,N
−NH3 ,3H),8.22 (d,vinyl,1
H),8.75(d,vinyl,1H),4.8〜
6.0 (η6 −aryl,4H),7.5〜8.2 (a
ryl,3H) IR(KBr):2859cm-1(w,νCH),18
70 (vs,vasymCO),1815 (vs,νC
O),1654 (νC=C),1540 (m,vasy
m.NO2 ),1339(s,νsNO2 ) 実施例1と同様にして、錯体(9)のフォトクロミック
特性を評価した。錯体にすることにより、着色した閉環
構造は安定化し、特に長期熱的安定化を示した。すなわ
ち、錯体化されていないSe−スピロピランに比べ、ク
ロムを配位させることにより、その閉環構造が極端に安
定化し、その熱着色速度定数から算出される室温におけ
る安定性は2000倍に達した。
【0058】また、錯体化されていないSe−スピロピ
ランに比べ、本錯体は、500W超高圧水銀灯による消
色−着色の繰り返し耐久性にも優れており、100回の
繰り返しでは全く劣化が見られなかった。 比較例1 下記構造式(10)
【0059】
【化19】
【0060】で示される錯体化されていないSe−スピ
ロピラン化合物は、可視光照射により消色するが、溶液
中では室温において5分以内で徐々に着色し、また熱的
安定性も本発明の錯体化合物に比較して極めて劣ってい
た。 実施例4 下記化合物(11)で示されるスピロナフトオキサジン
誘導体とナフタレン(トリカルボニル)クロム錯体と
を、実施例1のクロム錯体化反応と同じ条件下で配位子
交換反応させ、実施例1の化合物(3)〔スピロナフト
オキサジン−クロム錯体〕を15%の収率で合成した。
【0061】
【化20】
【0062】実施例5 下記化合物(11)で示されるスピロナフトオキサジン
誘導体とクロムヘキサカルボニル錯体とを、実施例1の
クロム錯体化反応と同じ条件下で反応させることによっ
て、実施例1の化合物(3)〔スピロナフトオキサジン
−クロム錯体〕を12%の収率で合成した。
【0063】
【化21】
【0064】実施例6 下記構造式(12)で示されるスピロセレナゾリノナフ
トオキサジン誘導体とクロムヘキサカルボニル錯体と
を、実施例1のクロム錯体化反応と同じ条件下で反応さ
せることによって、実施例2の化合物(8)〔スピロナ
フトオキサジン−クロム錯体〕を17%の収率で合成し
た。
【0065】
【化22】
【0066】実施例7 下記構造式(13)で示されるスピロセレナゾリノベン
ゾピラン誘導体とクロムヘキサカルボニル錯体とを、実
施例1のクロム錯体化反応と同じ条件下で反応させるこ
とによって、実施例3の化合物(9)〔スピロピラン−
クロム錯体〕を22%の収率で合成した。
【0067】
【化23】
【0068】実施例8〜17 実施例1に準じた方法により、下記第1表で示される化
合物を合成した。実施例1と同様の方法でフォトクロミ
ック特性を評価したところ、各錯体化合物は紫外光(3
65nm)照射により赤色〜青色に着色した。また、こ
れらは可視光(>500nm)照射により直ちに消色し
た。また、着色−消色のくり返し耐久性にもすぐれてお
り、100回のくり返しでは全く変化が見られなかっ
た。
【0069】
【表1】
【0070】実施例18〜29 実施例2に準じた方法により、下記第2表で示される化
合物を合成した。実施例2と同様の方法でフォトクロミ
ック特性を評価したところ、各錯体化合物は紫外光(3
65nm)照射により赤色〜青色に着色した。また、こ
れらは可視光(>500nm)照射により直ちに消色し
た。また、着色−消色のくり返し耐久性にもすぐれてお
り、100回のくり返しでは全く変化が見られなかっ
た。
【0071】
【表2】
【0072】実施例30〜42 実施例3に準じた方法により、下記第3表で示される化
合物を合成した。実施例3と同様の方法でフォトクロミ
ック特性を評価したところ、各錯体化合物は紫外光(3
65nm)照射により赤色〜青色に着色した。また、こ
れらは可視光(>500nm)照射により直ちに消色し
た。また、着色−消色のくり返し耐久性にもすぐれてお
り、100回のくり返しでは全く変化が見られなかっ
た。
【0073】
【表3】
【0074】実施例43 実施例1で得られたスピロオキサジン−クロム錯体化合
物(3)0.4gを、熱可塑性ポリエステル樹脂1.0
g(東洋紡社製:商品名バイロン−200)と共にメチ
ルエチルケトン100gに溶解させて溶液を調製し、こ
れをポリエステルフィルム(ダイヤホイル社製:厚さ=
100μm)にバーコーターNo.3を用いて塗布し、
75℃で10分間乾燥した。
【0075】得られた試料に紫外線照射すると濃度の高
い深赤色に発色した。この発色したものは、可視光(>
500nm)を照射することにより元の無色の状態にな
った。この変化は繰り返し行なうことができた。本品は
紫外線照射の前後の発色濃度のコントラストが良好で大
きな発色濃度を示し、耐光性に優れていた。
【0076】実施例44 実施例1で得られたスピロオキサジン−クロム錯体化合
物(3)0.4g及びポリビニルブチラール樹脂1.0
gをトルエン/エタノール混合溶媒100gに溶解させ
て溶液を調製し、これを中間膜用のポリビニルブチラー
ルシート(日本モンサント社製;厚さ0.76mm)に
バーコーターを用いて塗布し、75℃で10分間乾燥し
た。
【0077】得られた試料に紫外線照射すると濃度の高
い深赤色に発色した。この発色したものは可視光(>5
00nm)を照射することにより元の状態になった。こ
の変化はくり返し行なうことができた。本品は紫外線照
射の前後の発色濃度のコントラストが良好で大きな発色
濃度を示し、耐光性に優れていた。
【0078】
【発明の効果】本発明のスピロ−遷移金属元素錯体化合
物は、新規な化合物であり、特に着色種が長期に安定な
フォトクロミック特性を示すため、濃色でしかも耐光性
が良好で発色・消色のくり返し安定性の良好なフォトク
ロミック組成物を得ることができるので、感光材料に有
用である。また、本化合物はマイクロカプセル化するこ
とも可能である。
【0079】更に、本発明のスピロ−遷移金属元素錯体
化合物を含有する本発明の感光材料は、コントラストが
良好で大きな発色濃度を示す堅牢なフォトクロミック感
光材料であって、各種の光照射により色変化する繊維製
品、プラスチック製品、調光材料、光学フィルター、記
録材料、マスキング用材料、光量計、ディスプレイ用材
料として極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得たスピロ−クロム錯体化合物
(3)のフォトクロミック特性の吸収スペクトルを測定
したものであり、該化合物の紫外光照射後(3′)の吸
収スペクトルを表わす。
【図2】実施例2で得たスピロ−クロム錯体化合物
(8)のフォトクロミック特性の吸収スペクトルを測定
したものであり、該化合物の紫外光照射後8′の吸収ス
ペクトルを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C07D 517/10 265:34 293:12) (C07D 517/10 311:04 293:12) 209:08 265:34

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式〔I〕または〔II〕で表わさ
    れるスピロ−遷移金属錯体化合物。 【化1】 (式中、Yは窒素原子またはC−R5 の基を示し、R1
    は置換されていてもよいアルキル基、置換されていても
    よいアルケニル基、置換されていてもよい炭素環または
    置換されていてもよい複素環を示し、R2 は水素原子、
    置換されていてもよいアルキル基、置換されていてもよ
    いアルコキシ基、ハロゲン原子、置換されていてもよい
    アミノ基を示し、R3 、R4 はそれぞれ置換されていて
    もよいアルキル基を示す。また、R3 、R4 は互いに結
    合して環を形成していてもよい。R 5 は水素原子、置換
    されていてもよいアルキル基、置換されていてもよいア
    ルコキシ基、ハロゲン原子、置換されていてもよいアミ
    ノ基を示す。環A、環Bはそれぞれ置換されていてもよ
    い炭素芳香環または複素芳香環を示し、Mは遷移金属元
    素を示し、L1 、L2 またはL3 は電子吸引性基を示
    す。)
  2. 【請求項2】 一般式〔I〕又は〔II〕において、Mが
    Cr、Mo、W、Rh、Fe、Ru、La、Nd、S
    m、Ybから選ばれる金属である請求項1に記載のスピ
    ロ−遷移金属錯体化合物。
  3. 【請求項3】 一般式〔I〕又は〔II〕において、
    1 、L2 、L3 が、CO、PPh3 、P(R6 3
    は 【化2】 (Phはアリール基を示し、R6 はアルキル基を示す)
    である請求項1に記載のスピロ−遷移金属錯体化合物。
  4. 【請求項4】 下記一般式〔III 〕で示される請求項1
    に記載のスピロ−遷移金属錯体化合物。 【化3】 (式中、R6 は置換されていてもよいアルキル基を示
    し、R7 、R8 はそれぞれアルキル基を示し、R7 、R
    8 は互いに結合して環を形成していてもよい。R9、R
    10、R11、R12はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、ア
    ルキル基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基、ヒ
    ドロキシカルボニル基、ニトロ基、アミノ基、アルキル
    アミノ基、ジアルキルアミノ基、ビニル基、ビニルカル
    ボニルオキシアルキル基、アルキルスルホニル基または
    アルコキシスルホニル基を示し、Lはカルボニル、トリ
    アリールフォスフィン、トリアルキルフォスフィンまた
    はテトラヒドロフランを示す。)
  5. 【請求項5】 下記一般式〔IV〕で示される請求項1に
    記載のスピロ−遷移金属錯体化合物。 【化4】 (式中、R6 は置換されていてもよいアルキル基を示
    し、R9 、R10、R11、R 12はそれぞれ水素原子、ハロ
    ゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカル
    ボニル基、ヒドロキシカルボニル基、ニトロ基、アミノ
    基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、ビニル
    基、ビニルカルボニルオキシアルキル基、アルキルスル
    ホニル基またはアルコキシスルホニル基を示し、Lはカ
    ルボニル、トリアリールフォスフィン、トリアルキルフ
    ォスフィンまたはテトラヒドロフランを示す。)
  6. 【請求項6】 下記一般式〔V〕で示される請求項1に
    記載のスピロ−遷移金属錯体系化合物。 【化5】 (式中、R6 は置換されていてもよいアルキル基を示
    し、R9 、R10、R11、R 12はそれぞれ水素原子、ハロ
    ゲン原子、アルキル基、アルコキシ基、アルコキシカル
    ボニル基、ヒドロキシカルボニル基、ニトロ基、アミノ
    基、アルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、ビニル
    基、ビニルカルボニルオキシアルキル基、アルキルスル
    ホニル基またはアルコキシスルホニル基を示し、Lはカ
    ルボニル、トリアリールフォスフィン、トリアルキルフ
    ォスフィンまたはテトラヒドロフランを示す。)
  7. 【請求項7】 基板上に、前記請求項1、2、3、4、
    5、6又は7に記載のスピロ−遷移金属錯体化合物を含
    有する感光層を設けてなる感光材料。
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