JPH08571Y2 - ボイラー用薬液注入装置 - Google Patents

ボイラー用薬液注入装置

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JPH08571Y2
JPH08571Y2 JP1988123627U JP12362788U JPH08571Y2 JP H08571 Y2 JPH08571 Y2 JP H08571Y2 JP 1988123627 U JP1988123627 U JP 1988123627U JP 12362788 U JP12362788 U JP 12362788U JP H08571 Y2 JPH08571 Y2 JP H08571Y2
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boiler
water
chemical injection
chemical
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均 阿部
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Miura Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は、ボイラーの缶体腐食や、スケール付着等
を防止するための薬液注入装置の改良に関するものであ
る。
【従来の技術】
一般に、ボイラーシステムにおいて、給水管理のため
の水処理として、軟水器等によって硬度分を除去する缶
内処理と、薬液の注入によって、スケール付着の原因と
なるシリカ分や缶体腐食の原因となる溶存酸素等を除去
する缶内処理が採用されており、これによって高効率運
転と耐久性の向上が図られている。 これらのうち缶内処理としては、ボイラーシステムの
給水装置と連動して作動する薬液注入装置(以下、薬注
装置と略称する)により、給水量に対して一定の割合で
薬液を注入する方法が採られている。
【考案が解決しようとする課題】
ところで、ボイラーシステムにおいて、スケールの付
着を防止し、しかも缶体の腐食を最小限に抑えるために
は、缶水のpH値を11.0〜11.8の範囲に調整するのが好ま
しいとされている。 また前記缶水は、ボイラーシステムの運転に伴って徐
々に濃縮し、pH値並びに電気伝導度も上昇するため、キ
ャリーオーバーの発生や、缶体のアルカリ腐食の問題が
生じる。そのため、このような缶水濃縮状態になると缶
水をブローし、新たに給水する必要がある。 従って、前述の薬注装置においては、給水量に対する
薬液の注入量を上述のpH値範囲に調整すると、缶水が早
期に濃縮して上述のpH値範囲の上限を越えてしまうた
め、ブロー操作を繁雑に行う必要があり、一方、薬液の
注入量を少量に抑えるとpH値が缶水濃縮により上述範囲
に達するまでに長時間を要するため、その間にスケール
付着や缶体腐食が早まるという問題が生じる。 そこで、給水初期に比較的多量の薬液を注入して缶水
のpH値を上述範囲あるいはその下限近傍に調整し、ボイ
ラーシステムの運転中に補給する給水に対しては、少量
の薬液を注入するようにした薬注装置が種々提案され、
実施されている。 この種の薬注装置としては、例えば、特開昭59-24101
号公報,特開昭60-253702号公報,特開昭60-263001号公
報,並びに特開昭62-155410号公報等に開示されたもの
があるが、それらはいずれも薬液注入ポンプの制御が複
雑であったり、また薬液注入ポンプ(以下、薬注ポンプ
と略称する)の他に、薬液の注入手段を設ける必要があ
る等、ボイラーシステム全体としてのコストダウンを阻
む要因を持っている。 更に、これらの薬注装置においては、缶水のpH値が適
正値となる時間が、給水のMアルカリ度によって異なる
という問題もある。 特に簡易ボイラーシステムなどの小容量のものにおい
ては、このような薬注装置によるコストアップは重要な
比率を占めるため、上述のpH値の問題を解消し得る安価
な薬注装置が要求されている。
【課題を解決するための手段】
この考案は、上述の課題を解決するためになされたも
ので、ボイラーへの給水ラインの途中に薬注ラインを接
続し、この薬注ライン中の薬液ポンプが、前記給水ライ
ン中の給水ポンプと連動するように構成した薬液注入装
置において、ボイラー内の缶水の水質を検出する水質セ
ンサーを設け、ボイラ缶水のpH値の調整範囲の下限近く
の値、あるいはこの範囲より適宜の値だけ小さい値を予
め設定値として設定し、前記水質センサーからの水質検
出信号に基づいてボイラー内の缶水のpH値を検出して前
記設定値と比較し、前記pH値が前記設定値以下であれ
ば、前記pH値を速やかに前記設定値に到達させるべく前
記薬注ポンプの時間当りの吐出量を増加させ、前記設定
値を超えると薬注ポンプの時間当りの吐出量を減少させ
るように機能する制御装置を設けたことを特徴とするボ
イラー用薬液注入装置である。
【作用】
この考案に係るボイラー用薬液注入装置によれば、缶
水の濃縮状態を水質センサー(9)によって検出し、前
記水質センサー(9)からの水質検出信号に基づいて制
御装置(10)は薬注ポンプ(8)の薬液吐出量を調整す
る。即ち、前記水質センサー(9)の水質検出信号に基
づいて缶水のpH値を検出し、予め設定した水質設定値以
下の場合には、薬注ポンプ(8)の時間当りの吐出量を
増大させ、短時間で速やかに所望の薬液濃度に到達させ
る。そして、前記缶水のpH値の検出値が、前記水質設定
値に到達した場合には、薬注ポンプ(8)の時間当りの
吐出量を減少させることにより、缶水の過濃縮を抑え
る。
【実施例】
以下、この発明の具体的実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。 第1図は、この考案に係るボイラー用薬液注入装置の
一実施例を示す概略構成図であり、第2図は、この考案
に係るボイラー用薬液注入装置による場合のボイラ缶内
におけるpH値と注入薬液量の推移を示す線図、第3図は
従来のボイラー用薬液注入装置による場合のボイラ缶内
におけるpH値と注入薬液量の推移を示す線図である。 図面において、ボイラ(1)には、給水タンク(2)
から延びる給水ライン(3)を接続してある。前記給水
ライン(3)中には、給水ポンプ(4)を接続してあ
り、更に、ボイラ(1)と給水ポンプ(4)との間に
は、逆止弁(7)を接続してある。 薬液タンク(5)は、薬注ライン(6)を介して、前
記給水ライン(3)の逆止弁(7)の上流側に接続して
あり、この薬注ライン(6)の途中には、吐出量可変式
の薬注ポンプ(8)を接続してある。 そして、前記ボイラ(1)には、ボイラー(1)の缶
水の水質を検出するための水質センサー(9)を取付け
てある。この水質センサー(9)は、制御装置(10)に
接続してあり、制御装置(10)は前記水質センサー
(9)からの信号に基づき、薬注ポンプ(8)の吐出量
を制御する。 尚、前記の給水ポンプ(4)は、ボイラー(1)缶内
の水位を検出する水位検出器(11)からの信号により、
給水制御装置(図示省略)によって蒸気発生量に応じて
低下する水位を一定のレベルに保つようにON-OFF制御し
ているが、薬注ポンプ(8)は、前記制御装置(10)に
よってこの給水ポンプ(4)と連動して作動するよう制
御する。 前記の水質センサー(9)としては、この実施例のよ
うに、例えばpH値検出用のセンサーが好ましいが、缶水
におけるpH値と相関関係にある電気伝導度を検出するセ
ンサーを利用してもよい。この場合は、水質検出センサ
ー(9)を、缶水の濃縮を検知してブローさせるための
センサー、所謂濃縮ブローセンサーと兼用することがで
きる。 前記構成のボイラー用薬液注入装置において、全ブロ
ー後の初期給水時には、ボイラー(1)の缶内における
薬液濃度並びpH値は低くなっており、水質センサー
(9)によってこのことが検知されると、制御装置(1
0)は、短時間で速やかに、pH値を、予め設定した水質
設定値に移行させるべく薬注ポンプ(8)の時間当りの
吐出量を増加させる。 そして、水質センサー(9)によって、缶水のpH値が
前記水質設定値に達したことが検出されると、制御装置
(10)は薬注ポンプ(8)の時間当りの吐出量を減少さ
せる。 ここでは、前記制御装置(10)内に設定される設定値
は、前述のpH値の調整範囲であるpH値で11.0〜11.8の範
囲の下限近く、あるいはこの範囲より適宜の値だけ小さ
く(例えば、10.8等)設定してあり、また、缶水のpH値
がこの値を越えてからの薬注ポンプ(8)の時間当りの
吐出量は、ボイラー(1)の稼働率を考慮して短時間で
濃縮して上述のpH値の範囲を越えないように設定してあ
る。 この考案に係る薬注装置と給水量に比例して薬液を注
入する従来の一般的な薬注装置とについて、ボイラー缶
水における注入薬液量とpH値の推移を第2図、第3図に
示す。 尚、この第2図、第3図に示す線図の縦軸は、図中左
側がpH値、図中右側が注入薬液量であり、横軸は、ボイ
ラーの全ブロー後からの稼働時間で、この間に全ブロー
はないものとしている。 これらの線図に示すように、この考案に係る薬注装置
によれば、運転開始から短時間で、pH値が上昇し、しか
も一定値まで上昇した後は缶水濃縮にも係わらずpH値の
上昇が抑制されている。これに対して、従来装置におい
ては、pH値は運転開始から徐々にしか増加しない。 即ち、この考案に係る薬注装置によれば、全ブロー後
の運転時から注入薬液量の不足による腐食が抑えられる
と共に、ボイラーの運転による缶水濃縮によるキャリー
オーバー等の障害を長時間にわたって抑制できることを
意味しており、これにより、ボイラーのブロー量を少な
くし、ブロー間隔を広くすることができてボイラーの稼
働率並びに熱損失を少なく抑えることが可能となる。
【考案の効果】
以上説明したように、この考案に係るボイラー用薬液
注入装置によれば、ボイラ缶水pH値の調整範囲の下限近
くの値、あるいはこの範囲より適宜の値だけ小さい値を
予め設定値として設定し、水質センサーによって検出し
た缶水のpH値が前記設定値以下の場合には、薬注ポンプ
の時間当りの吐出量を増大させるようにしたから、全ブ
ロー後の初期給水時には多量の薬液を注入して短時間で
速やかに缶水を所望の薬液濃度に到達させることができ
るため、ボイラーの運転開始直後から確実な防食効果を
得られ、これによって缶体の腐食の機会を大幅に減少さ
せることができる。 そして、前記缶水のpH値の検出値が、前記設定値に到
達した場合には、薬注ポンプの時間当りの吐出量を減少
させることにより、缶水が過濃縮するまでの時間を延長
することができ、ブローの間隔が広くできるため、この
防食効果は長時間にわたって得られる。 更に、この考案に係るボイラー用薬液注入装置によれ
ば、ブロー間隔を広くすることができるため、ボイラー
の稼働率並びに運転上の熱効率を向上することができ、
ランニングコストの低減化が図れる。 更に、本願考案によれば、従来の薬液注入装置のよう
に、薬液注入ポンプの制御が複雑であったり、また薬液
ポンプの他に、薬液の注入手段を設ける必要がある等、
ボイラーシステム全体としてのコストダウンを阻む要因
を排除することができるため、以上のごとき実用上極め
て有用な効果を発揮するにもかかわらず、構造簡単で安
価である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係るボイラー用薬液注入装置の一
実施例を示す概略構成図である。 第2図は、この考案に係るボイラー用薬液注入装置によ
る場合のボイラ缶内におけるpH値と注入薬液量の推移を
示す線図、第3図は従来のボイラー用薬液注入装置によ
る場合のボイラ缶内におけるpH値と注入薬液量の推移を
示す線図である。 (1)……ボイラー (3)……給水ライン (4)……給水ポンプ (6)……薬注ライン (8)……薬注ポンプ (9)……水質センサー (10)……制御装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボイラー(1)への給水ライン(3)の途
    中に薬注ライン(3)を接続し、この薬注ライン(6)
    中の薬注ポンプ(8)が、前記給水ライン(3)中の給
    水ポンプ(4)と連動するように構成した薬液注入装置
    において、 ボイラー(1)内の缶水の水質を検出する水質センサー
    (9)を設け、ボイラ缶水のpH値の調整範囲の下限近く
    の値、あるいはこの範囲より適宜の値だけ小さい値を予
    め設定値として設定し、前記水質センサー(9)からの
    水質検出信号に基づいてボイラー(1)内の缶水のpH値
    を検出して前記設定値と比較し、前記pH値が前記設定値
    以下であれば、前記pH値を速やかに前記設定値に到達さ
    せるべく前記薬注ポンプ(8)の時間当りの吐出量を増
    加させ、前記設定値を超えると薬注ポンプ(8)の時間
    当りの吐出量を減少させるように機能する制御装置(1
    0)を設けたことを特徴とするボイラー用薬液注入装
    置。
JP1988123627U 1988-09-20 1988-09-20 ボイラー用薬液注入装置 Expired - Lifetime JPH08571Y2 (ja)

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JPH0245307U JPH0245307U (ja) 1990-03-28
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JPH0711297Y2 (ja) * 1990-06-28 1995-03-15 三浦工業株式会社 ボイラの薬注制御装置
JP5938970B2 (ja) * 2012-03-21 2016-06-22 三浦工業株式会社 ボイラシステム
JP5608784B1 (ja) * 2013-04-24 2014-10-15 中国電力株式会社 ボイラ水張り方法

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JPS63131910A (ja) * 1986-11-21 1988-06-03 株式会社荏原製作所 ボイラ系における薬液注入制御装置

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