JPH0859982A - ポリアミド組成物 - Google Patents
ポリアミド組成物Info
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- JPH0859982A JPH0859982A JP6198761A JP19876194A JPH0859982A JP H0859982 A JPH0859982 A JP H0859982A JP 6198761 A JP6198761 A JP 6198761A JP 19876194 A JP19876194 A JP 19876194A JP H0859982 A JPH0859982 A JP H0859982A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ポリアミド100重量部と、ロジン類の金属
塩を主成分として含有する結晶核剤0.001〜5重量
部とからなることを特徴とするポリアミド組成物。ポリ
アミド100重量部と、下記式(I)で表される化合物
および/またはその金属塩0.001〜5重量部とから
なることを特徴とするポリアミド組成物; 【化1】 (式中、R1、R2およびR3は、水素原子、アルキル
基、シクロアルキル基またはアリール基を示し、各同一
であっても異なっていてもよい)。 【効果】 機械的性質に優れている。
塩を主成分として含有する結晶核剤0.001〜5重量
部とからなることを特徴とするポリアミド組成物。ポリ
アミド100重量部と、下記式(I)で表される化合物
および/またはその金属塩0.001〜5重量部とから
なることを特徴とするポリアミド組成物; 【化1】 (式中、R1、R2およびR3は、水素原子、アルキル
基、シクロアルキル基またはアリール基を示し、各同一
であっても異なっていてもよい)。 【効果】 機械的性質に優れている。
Description
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、ポリアミド組成物に関
し、さらに詳しくは、ポリアミドとロジン類の金属塩を
主成分として含有する結晶核剤とからなるポリアミド組
成物、またはポリアミドと特定の化合物および/または
その金属塩とからなるポリアミド組成物に関するもので
ある。
し、さらに詳しくは、ポリアミドとロジン類の金属塩を
主成分として含有する結晶核剤とからなるポリアミド組
成物、またはポリアミドと特定の化合物および/または
その金属塩とからなるポリアミド組成物に関するもので
ある。
【0002】
【発明の技術的背景】ナイロン−6やナイロン−66な
どのポリアミドは、優れた加工性、耐薬品性、電気的性
質、機械的性質などを有しているため、射出成形品、中
空成形品、フィルム、シート、繊維などに加工され各種
用途に用いられている。しかしながら用途によっては、
剛性、耐熱剛性などが充分とはいえない場合がある。
どのポリアミドは、優れた加工性、耐薬品性、電気的性
質、機械的性質などを有しているため、射出成形品、中
空成形品、フィルム、シート、繊維などに加工され各種
用途に用いられている。しかしながら用途によっては、
剛性、耐熱剛性などが充分とはいえない場合がある。
【0003】このようなポリアミドからなる成形体の剛
性、耐熱剛性を向上させるには、ポリアミドの結晶化速
度を速め、成形加工時に微細な結晶を急速に生成させれ
ばよいことが知られている。このため従来からポリアミ
ドの結晶化速度を速めるために、たとえばタルクなどの
結晶核剤が用いられている。
性、耐熱剛性を向上させるには、ポリアミドの結晶化速
度を速め、成形加工時に微細な結晶を急速に生成させれ
ばよいことが知られている。このため従来からポリアミ
ドの結晶化速度を速めるために、たとえばタルクなどの
結晶核剤が用いられている。
【0004】しかしながら従来の結晶核剤では、結晶化
速度の向上効果が必ずしも充分ではなく、得られる成形
体の剛性、耐熱剛性などの機械的性質が必ずしも満足す
るものではなかった。
速度の向上効果が必ずしも充分ではなく、得られる成形
体の剛性、耐熱剛性などの機械的性質が必ずしも満足す
るものではなかった。
【0005】なお、特開昭58-160343号公報に
は、ポリエチレンテレフタレートまたはこれを主成分と
するポリエステルに、テルペン類のカルボン酸金属塩で
あるアビエチン酸、ピマル酸、ネオアビエチン酸等のト
リウム塩、カリウム塩、リチウム塩、カルシウム塩等の
金属塩を配合したポリエステル組成物が記載されてい
る。
は、ポリエチレンテレフタレートまたはこれを主成分と
するポリエステルに、テルペン類のカルボン酸金属塩で
あるアビエチン酸、ピマル酸、ネオアビエチン酸等のト
リウム塩、カリウム塩、リチウム塩、カルシウム塩等の
金属塩を配合したポリエステル組成物が記載されてい
る。
【0006】また、このポリエチレンテレフタレートを
主成分とする重合体には、40重量%までの量でポリア
ミド等の熱可塑性重合体が1種あるいは1種以上配合さ
れていてもよい旨記載されている。しかしながら、この
公報には、どのような結晶核剤を用いればポリアミドの
結晶化速度を向上させることができ、剛性、耐熱剛性な
どの機械的性質に優れた成形体を得ることができるかと
いう点については示唆すらされていない。
主成分とする重合体には、40重量%までの量でポリア
ミド等の熱可塑性重合体が1種あるいは1種以上配合さ
れていてもよい旨記載されている。しかしながら、この
公報には、どのような結晶核剤を用いればポリアミドの
結晶化速度を向上させることができ、剛性、耐熱剛性な
どの機械的性質に優れた成形体を得ることができるかと
いう点については示唆すらされていない。
【0007】
【発明の目的】本発明は上記のような従来技術に鑑みて
なされたものであって、機械的性質に優れた成形体を得
ることができるようなポリアミド組成物を提供すること
を目的としている。
なされたものであって、機械的性質に優れた成形体を得
ることができるようなポリアミド組成物を提供すること
を目的としている。
【0008】
【発明の概要】本発明に係る第1のポリアミド組成物
は、ポリアミド100重量部と、ロジン類の金属塩を主
成分として含有する結晶核剤0.001〜5重量部とか
らなることを特徴としている。
は、ポリアミド100重量部と、ロジン類の金属塩を主
成分として含有する結晶核剤0.001〜5重量部とか
らなることを特徴としている。
【0009】本発明では、前記ロジン類が、天然ロジ
ン、変性ロジンおよびこれらの精製物からなる群より選
ばれる少なくとも一種のロジン類であることが好まし
い。また、前記金属塩が、ナトリウム塩、カリウム塩お
よびマグネシウム塩からなる群より選ばれる少なくとも
一種の金属塩であることが好ましい。さらに前記ロジン
類の金属塩が、デヒドロアビエチン酸金属塩、ジヒドロ
アビエチン酸金属塩およびジヒドロピマル酸金属塩から
なる群より選ばれる少なくとも一種のロジン類の金属塩
であることが好ましい。
ン、変性ロジンおよびこれらの精製物からなる群より選
ばれる少なくとも一種のロジン類であることが好まし
い。また、前記金属塩が、ナトリウム塩、カリウム塩お
よびマグネシウム塩からなる群より選ばれる少なくとも
一種の金属塩であることが好ましい。さらに前記ロジン
類の金属塩が、デヒドロアビエチン酸金属塩、ジヒドロ
アビエチン酸金属塩およびジヒドロピマル酸金属塩から
なる群より選ばれる少なくとも一種のロジン類の金属塩
であることが好ましい。
【0010】本発明に係る第2のポリアミド組成物は、
ポリアミド100重量部と、下記式(I)で表される化
合物および/またはその金属塩0.001〜5重量部と
からなることを特徴としている。
ポリアミド100重量部と、下記式(I)で表される化
合物および/またはその金属塩0.001〜5重量部と
からなることを特徴としている。
【0011】
【化2】
【0012】(式中、R1 、R2 およびR3 は、水素原
子、アルキル基、シクロアルキル基またはアリール基を
示し、各同一であっても異なっていてもよい) 本発明では、前記式(I)で表される化合物および/ま
たはその金属塩のうち、R1 がイソプロピル基であり、
R2 およびR3 がメチル基である化合物またはその金属
塩が好ましい。また、前記式(I)で表される化合物の
金属塩が、ナトリウム塩、カリウム塩またはマグネシウ
ム塩からなる群より選ばれる少なくとも一種の金属塩で
あることが好ましい。さらに、前記式(I)で表される
化合物の金属塩が、R1 がイソプロピル基であり、R2
およびR3 がメチル基である化合物のナトリウム塩、カ
リウム塩またはマグネシウム塩からなる群より選ばれる
少なくとも一種の金属塩であることがより好ましい。
子、アルキル基、シクロアルキル基またはアリール基を
示し、各同一であっても異なっていてもよい) 本発明では、前記式(I)で表される化合物および/ま
たはその金属塩のうち、R1 がイソプロピル基であり、
R2 およびR3 がメチル基である化合物またはその金属
塩が好ましい。また、前記式(I)で表される化合物の
金属塩が、ナトリウム塩、カリウム塩またはマグネシウ
ム塩からなる群より選ばれる少なくとも一種の金属塩で
あることが好ましい。さらに、前記式(I)で表される
化合物の金属塩が、R1 がイソプロピル基であり、R2
およびR3 がメチル基である化合物のナトリウム塩、カ
リウム塩またはマグネシウム塩からなる群より選ばれる
少なくとも一種の金属塩であることがより好ましい。
【0013】本発明のポリアミド組成物は、結晶化速度
が速く、得られる成形体は機械的性質に優れている。本
発明のポリアミド組成物は、家庭用品から工業用品に至
る広い用途、たとえば、食品容器、電気部品、電子部
品、自動車部品、機械機構部品などの素材として好適に
使用される。
が速く、得られる成形体は機械的性質に優れている。本
発明のポリアミド組成物は、家庭用品から工業用品に至
る広い用途、たとえば、食品容器、電気部品、電子部
品、自動車部品、機械機構部品などの素材として好適に
使用される。
【0014】
【発明の具体的な説明】以下、本発明に係るポリアミド
組成物について具体的に説明する。本発明に係る第1の
ポリアミド組成物は、ポリアミドと後述するようなロジ
ン類の金属塩を主成分として含有する結晶核剤とから形
成され、第2のポリアミド組成物は、ポリアミドと後述
するような特定の化合物および/またはその金属塩とか
ら形成されている。
組成物について具体的に説明する。本発明に係る第1の
ポリアミド組成物は、ポリアミドと後述するようなロジ
ン類の金属塩を主成分として含有する結晶核剤とから形
成され、第2のポリアミド組成物は、ポリアミドと後述
するような特定の化合物および/またはその金属塩とか
ら形成されている。
【0015】本発明のポリアミド組成物を形成するポリ
アミドとしては、ナイロンー6、ナイロンー66、ナイ
ロン−10、ナイロン−12、ナイロン−46等の脂肪
族ポリアミド、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンよ
り製造される芳香族ポリアミドなどを挙げることがで
き、好ましくはナイロン−6が用いられる。このような
ポリアミドは、単独で用いてもよく、2種以上組み合わ
せて用いてもよい。また、このようなポリアミドは、5
0重量%未満の量でポリアミド以外の樹脂を含んでいて
もよい。このようなポリアミド以外の樹脂としては、ポ
リオレフィン、ポリエステル、ポリカーボネト等を挙げ
ることができる。
アミドとしては、ナイロンー6、ナイロンー66、ナイ
ロン−10、ナイロン−12、ナイロン−46等の脂肪
族ポリアミド、芳香族ジカルボン酸と脂肪族ジアミンよ
り製造される芳香族ポリアミドなどを挙げることがで
き、好ましくはナイロン−6が用いられる。このような
ポリアミドは、単独で用いてもよく、2種以上組み合わ
せて用いてもよい。また、このようなポリアミドは、5
0重量%未満の量でポリアミド以外の樹脂を含んでいて
もよい。このようなポリアミド以外の樹脂としては、ポ
リオレフィン、ポリエステル、ポリカーボネト等を挙げ
ることができる。
【0016】本発明に係る第1のポリアミド組成物は、
前記ポリアミドと、ロジン類の金属塩を主成分として含
有する結晶核剤とから形成されている。本発明のポリア
ミド組成物を形成する結晶核剤は、ロジン類の金属塩を
主成分として含有する結晶核剤であって、ロジン類の金
属塩を5〜100重量%、好ましくは10〜100重量
%の割合で含有している。
前記ポリアミドと、ロジン類の金属塩を主成分として含
有する結晶核剤とから形成されている。本発明のポリア
ミド組成物を形成する結晶核剤は、ロジン類の金属塩を
主成分として含有する結晶核剤であって、ロジン類の金
属塩を5〜100重量%、好ましくは10〜100重量
%の割合で含有している。
【0017】本発明においてロジン類の金属塩とは、ロ
ジン類と金属化合物との反応生成物をいう。ロジン類と
しては、ガムロジン、トール油ロジン、ウッドロジンな
どの天然ロジン;不均化ロジン、水素化ロジン、脱水素
化ロジン、重合ロジン、α,β-エチレン性不飽和カルボ
ン酸変性ロジンなどの各種変性ロジン;前記天然ロジン
の精製物、変性ロジンの精製物などを例示できる。
ジン類と金属化合物との反応生成物をいう。ロジン類と
しては、ガムロジン、トール油ロジン、ウッドロジンな
どの天然ロジン;不均化ロジン、水素化ロジン、脱水素
化ロジン、重合ロジン、α,β-エチレン性不飽和カルボ
ン酸変性ロジンなどの各種変性ロジン;前記天然ロジン
の精製物、変性ロジンの精製物などを例示できる。
【0018】なお、前記α, β-エチレン性不飽和カル
ボン酸変性ロジンの調製に用いられる不飽和カルボン酸
としては、たとえばマレイン酸、無水マレイン酸、フマ
ル酸、イタコン酸、無水イタコン酸、シトラコン酸、ア
クリル酸、メタクリル酸などを挙げることができる。
ボン酸変性ロジンの調製に用いられる不飽和カルボン酸
としては、たとえばマレイン酸、無水マレイン酸、フマ
ル酸、イタコン酸、無水イタコン酸、シトラコン酸、ア
クリル酸、メタクリル酸などを挙げることができる。
【0019】これらの中では、天然ロジン、変性ロジ
ン、天然ロジンの精製物および変性ロジンの精製物から
なる群より選ばれる少なくとも一種のロジン類であるこ
とが好ましい。ここで、ロジン類は、ピマル酸、サンダ
ラコピマル酸、パラストリン酸、イソピマル酸、アビエ
チン酸、デヒドロアビエチン酸、ネオアビエチン酸、ジ
ヒドロピマル酸、ジヒドロアビエチン酸、テトラヒドロ
アビエチン酸などから選ばれる樹脂酸を複数含んでい
る。
ン、天然ロジンの精製物および変性ロジンの精製物から
なる群より選ばれる少なくとも一種のロジン類であるこ
とが好ましい。ここで、ロジン類は、ピマル酸、サンダ
ラコピマル酸、パラストリン酸、イソピマル酸、アビエ
チン酸、デヒドロアビエチン酸、ネオアビエチン酸、ジ
ヒドロピマル酸、ジヒドロアビエチン酸、テトラヒドロ
アビエチン酸などから選ばれる樹脂酸を複数含んでい
る。
【0020】前記ロジン類と反応して金属塩を形成する
金属化合物としては、ナトリウム、カリウム、マグネシ
ウムなどの金属元素を有し、かつ前記ロジン類と造塩す
る化合物が挙げられる。具体的には、前記金属の塩化
物、硝酸塩、酢酸塩、硫酸塩、炭酸塩、酸化物、水酸化
物などが挙げられる。
金属化合物としては、ナトリウム、カリウム、マグネシ
ウムなどの金属元素を有し、かつ前記ロジン類と造塩す
る化合物が挙げられる。具体的には、前記金属の塩化
物、硝酸塩、酢酸塩、硫酸塩、炭酸塩、酸化物、水酸化
物などが挙げられる。
【0021】本発明では、ロジン類の金属塩が、前記ロ
ジン類のナトリウム塩、前記ロジン類のカリウム塩およ
び前記ロジン類のマグネシウム塩からなる群より選ばれ
る少なくとも一種のロジン類の金属塩であることが好ま
しい。さらに前記ロジン類の金属塩が、水素化ロジンの
金属塩、不均化ロジンの金属塩および脱水素化ロジンの
金属塩からなる群より選ばれる少なくとも一種のロジン
類の金属塩であることが好ましく、中でもデヒドロアビ
エチン酸金属塩、ジヒドロアビエチン酸金属塩およびジ
ヒドロピマル酸金属塩からなる群より選ばれる少なくと
も一種のロジン類の金属塩であることが好ましい。
ジン類のナトリウム塩、前記ロジン類のカリウム塩およ
び前記ロジン類のマグネシウム塩からなる群より選ばれ
る少なくとも一種のロジン類の金属塩であることが好ま
しい。さらに前記ロジン類の金属塩が、水素化ロジンの
金属塩、不均化ロジンの金属塩および脱水素化ロジンの
金属塩からなる群より選ばれる少なくとも一種のロジン
類の金属塩であることが好ましく、中でもデヒドロアビ
エチン酸金属塩、ジヒドロアビエチン酸金属塩およびジ
ヒドロピマル酸金属塩からなる群より選ばれる少なくと
も一種のロジン類の金属塩であることが好ましい。
【0022】このようなロジン類の金属塩の製造方法と
しては、従来公知の方法が採用でき、たとえば (1) 前記ロジン類と前記金属化合物を有機溶剤の存在下
または不存在下に直接反応させる方法(直接法) (2) ロジン類の金属塩と前記金属化合物を水および/ま
たは有機溶剤の存在下に反応させて塩交換させる方法
(複分解法)などが挙げられる。
しては、従来公知の方法が採用でき、たとえば (1) 前記ロジン類と前記金属化合物を有機溶剤の存在下
または不存在下に直接反応させる方法(直接法) (2) ロジン類の金属塩と前記金属化合物を水および/ま
たは有機溶剤の存在下に反応させて塩交換させる方法
(複分解法)などが挙げられる。
【0023】直接(1)法を採用する場合には、収率や作
業性を考慮すれば、前記ロジン類を有機溶剤に溶解し、
溶液状態にて金属化合物と反応させることが好ましい。
ここで用いられる有機溶剤としては、たとえばトルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶剤、酢酸エチ
ル、酢酸ブチルなどのエステル系溶剤、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系溶剤が挙
げられる。この有機溶剤は、ロジン類に対する溶解性、
水分離性などを考慮して用いられる。
業性を考慮すれば、前記ロジン類を有機溶剤に溶解し、
溶液状態にて金属化合物と反応させることが好ましい。
ここで用いられる有機溶剤としては、たとえばトルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素系溶剤、酢酸エチ
ル、酢酸ブチルなどのエステル系溶剤、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトンなどのケトン系溶剤が挙
げられる。この有機溶剤は、ロジン類に対する溶解性、
水分離性などを考慮して用いられる。
【0024】前記ロジン類と前記金属化合物とを反応さ
せる際の有機溶剤の使用量は特に限定されないが、通常
ロジン類の使用量100重量部に対し20〜500重量
部程度である。また、反応温度は特に限定されないが、
通常40〜150℃程度、好ましくは50〜120℃の
範囲である。ロジン類と金属化合物との反応は、ロジン
類のカルボキシル基に対する金属導入量が通常5〜10
0当量%、好ましくは10〜100当量%となるように
行われる。反応終了後、有機溶剤を留去することによ
り、目的のロジン類の金属塩が得られる。なお、得られ
たロジン類の金属塩は、必要に応じて精製してもよい。
せる際の有機溶剤の使用量は特に限定されないが、通常
ロジン類の使用量100重量部に対し20〜500重量
部程度である。また、反応温度は特に限定されないが、
通常40〜150℃程度、好ましくは50〜120℃の
範囲である。ロジン類と金属化合物との反応は、ロジン
類のカルボキシル基に対する金属導入量が通常5〜10
0当量%、好ましくは10〜100当量%となるように
行われる。反応終了後、有機溶剤を留去することによ
り、目的のロジン類の金属塩が得られる。なお、得られ
たロジン類の金属塩は、必要に応じて精製してもよい。
【0025】複分解法(2)を採用する場合には、収率や
作業性を考慮すれば、前記ロジン類の金属塩(たとえ
ば、アルカリ金属塩)を有機溶剤に溶解し、水の存在下
で異種の金属化合物と反応させることが好ましい。ここ
で用いられる有機溶剤としては、前記直接法で用いられ
る有機溶剤と同様のものが挙げられる。この有機溶剤
は、ロジン類の金属塩に対する溶解性、水分離性などを
考慮して用いられる。
作業性を考慮すれば、前記ロジン類の金属塩(たとえ
ば、アルカリ金属塩)を有機溶剤に溶解し、水の存在下
で異種の金属化合物と反応させることが好ましい。ここ
で用いられる有機溶剤としては、前記直接法で用いられ
る有機溶剤と同様のものが挙げられる。この有機溶剤
は、ロジン類の金属塩に対する溶解性、水分離性などを
考慮して用いられる。
【0026】前記ロジン類の金属塩と金属化合物とを反
応させる際の有機溶剤の使用量は特に限定されないが、
通常ロジン類の金属塩の使用量100重量部に対し10
0〜1000重量部程度である。また、反応温度は特に
限定されないが、通常40〜150℃程度、好ましくは
50〜90℃の範囲である。反応終了後、有機溶剤およ
び水を留去することにより、目的のロジン類の金属塩が
得られる。なお、得られたロジン類の金属塩は、必要に
応じて精製してもよい。
応させる際の有機溶剤の使用量は特に限定されないが、
通常ロジン類の金属塩の使用量100重量部に対し10
0〜1000重量部程度である。また、反応温度は特に
限定されないが、通常40〜150℃程度、好ましくは
50〜90℃の範囲である。反応終了後、有機溶剤およ
び水を留去することにより、目的のロジン類の金属塩が
得られる。なお、得られたロジン類の金属塩は、必要に
応じて精製してもよい。
【0027】このようにして得られたロジン類の金属塩
は、微粒子化して結晶核剤として用いることが好まし
い。ロジン類の金属塩を微粒子化することによりポリア
ミドへの分散性が向上するため、ロジン類の金属塩を均
一に分散させることができる。ロジン類の金属塩を微粒
子化する方法としては、従来公知の方法が採用でき、た
とえば (a) 得られたロジン類の金属塩の固形物を、湿式または
乾式にて粉砕処理する方法 (b) ロジン類と前記金属化合物との反応が終了した後、
有機溶剤を留去することなく、溶液状態にて水と、必要
に応じて界面活性剤および/または水溶性高分子とを添
加し、次いで乳化分散を行った後、水および有機溶剤を
留去する方法などが挙げられる。
は、微粒子化して結晶核剤として用いることが好まし
い。ロジン類の金属塩を微粒子化することによりポリア
ミドへの分散性が向上するため、ロジン類の金属塩を均
一に分散させることができる。ロジン類の金属塩を微粒
子化する方法としては、従来公知の方法が採用でき、た
とえば (a) 得られたロジン類の金属塩の固形物を、湿式または
乾式にて粉砕処理する方法 (b) ロジン類と前記金属化合物との反応が終了した後、
有機溶剤を留去することなく、溶液状態にて水と、必要
に応じて界面活性剤および/または水溶性高分子とを添
加し、次いで乳化分散を行った後、水および有機溶剤を
留去する方法などが挙げられる。
【0028】前記(b) の方法で用いられる界面活性剤お
よび/または水溶性高分子としては、従来公知のものが
用いられる。より具体的には、ノニオン系界面活性剤、
アニオン系界面活性剤、ポリビニルアルコール、ポリ
(メタ)アクリル酸アルカリ金属塩、(メタ)アクリル
酸−アクリルアミド系共重合体、水溶性セルロース、デ
ンプンなどが挙げられる。なお前記(b) の方法では、水
および有機溶剤を留去した後、水洗操作などを行い、ロ
ジン類の金属塩から界面活性剤や水溶性高分子を除去し
てもよい。
よび/または水溶性高分子としては、従来公知のものが
用いられる。より具体的には、ノニオン系界面活性剤、
アニオン系界面活性剤、ポリビニルアルコール、ポリ
(メタ)アクリル酸アルカリ金属塩、(メタ)アクリル
酸−アクリルアミド系共重合体、水溶性セルロース、デ
ンプンなどが挙げられる。なお前記(b) の方法では、水
および有機溶剤を留去した後、水洗操作などを行い、ロ
ジン類の金属塩から界面活性剤や水溶性高分子を除去し
てもよい。
【0029】本発明のポリアミド組成物は、ポリアミド
100重量部とロジン類の金属塩を主成分として含有す
る結晶核剤0.001〜5重量部とから形成されてお
り、好ましくはポリアミド100重量部とロジン類の金
属塩を主成分として含有する結晶核剤0.05〜2重量
部とから形成されている。前記のような組成のポリアミ
ド組成物は、ポリアミドが本来有する優れた特性を有
し、かつ、結晶化速度が速い。このようなポリアミド組
成物は、剛性、耐熱剛性などの機械的特性に優れた成形
体を製造することができ、しかも経済的にも有利であ
る。
100重量部とロジン類の金属塩を主成分として含有す
る結晶核剤0.001〜5重量部とから形成されてお
り、好ましくはポリアミド100重量部とロジン類の金
属塩を主成分として含有する結晶核剤0.05〜2重量
部とから形成されている。前記のような組成のポリアミ
ド組成物は、ポリアミドが本来有する優れた特性を有
し、かつ、結晶化速度が速い。このようなポリアミド組
成物は、剛性、耐熱剛性などの機械的特性に優れた成形
体を製造することができ、しかも経済的にも有利であ
る。
【0030】本発明のポリアミド組成物は、本発明の目
的の範囲内において、他の添加剤、たとえば、安定剤、
耐候安定剤、可塑剤、潤滑剤、帯電防止剤、着色剤、発
泡剤、難燃剤、ガラス繊維などの補強剤、充填剤、増量
剤などを含有していてもよい。
的の範囲内において、他の添加剤、たとえば、安定剤、
耐候安定剤、可塑剤、潤滑剤、帯電防止剤、着色剤、発
泡剤、難燃剤、ガラス繊維などの補強剤、充填剤、増量
剤などを含有していてもよい。
【0031】本発明に係る第2のポリアミド組成物は、
ポリアミドと後述するような特定の化合物および/また
はその金属塩とから形成されている。本発明のポリアミ
ド組成物を形成するポリアミドとしては、前記第1のポ
リアミド組成物に用いられるものと同様のポリアミドが
挙げられる。
ポリアミドと後述するような特定の化合物および/また
はその金属塩とから形成されている。本発明のポリアミ
ド組成物を形成するポリアミドとしては、前記第1のポ
リアミド組成物に用いられるものと同様のポリアミドが
挙げられる。
【0032】本発明のポリアミド組成物は、前記ポリア
ミドと、下記式(I)で表される化合物および/または
下記式(I)で表される化合物の金属塩とから形成され
ている。
ミドと、下記式(I)で表される化合物および/または
下記式(I)で表される化合物の金属塩とから形成され
ている。
【0033】
【化3】
【0034】式中、R1 、R2 およびR3 は、水素原
子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基であ
る。アルキル基として具体的には、メチル、エチル、n-
プロピル、i-プロピル、n-ブチル、i-ブチル、tert-ブ
チル、ペンチル、ヘプチル、オクチルなどの炭素数1〜
8のアルキル基が挙げられ、これらの基はヒドロキシル
基、カルボキシル基、アルコキシ基、ハロゲンなどの置
換基を有していてもよい。
子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基であ
る。アルキル基として具体的には、メチル、エチル、n-
プロピル、i-プロピル、n-ブチル、i-ブチル、tert-ブ
チル、ペンチル、ヘプチル、オクチルなどの炭素数1〜
8のアルキル基が挙げられ、これらの基はヒドロキシル
基、カルボキシル基、アルコキシ基、ハロゲンなどの置
換基を有していてもよい。
【0035】シクロアルキル基として具体的には、シク
ロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどの炭
素数5〜8のシクロアルキル基が挙げれ、これらの基は
ヒドロキシル基、カルボキシル基、アルコキシ基、ハロ
ゲンなどの置換基を有していてもよい。
ロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルなどの炭
素数5〜8のシクロアルキル基が挙げれ、これらの基は
ヒドロキシル基、カルボキシル基、アルコキシ基、ハロ
ゲンなどの置換基を有していてもよい。
【0036】アリール基としては、フェニル基、トリル
基、ナフチル基などの炭素数6〜10のアリール基が挙
げられ、これらの基はヒドロキシル基、カルボキシル
基、アルコキシ基、ハロゲンなどの置換基を有していて
もよい。
基、ナフチル基などの炭素数6〜10のアリール基が挙
げられ、これらの基はヒドロキシル基、カルボキシル
基、アルコキシ基、ハロゲンなどの置換基を有していて
もよい。
【0037】これらのR1 、R2 およびR3 で示される
基は、各同一であってもよく、また異なっていてもよ
い。前記式(I)で表される化合物のなかでは、R1 、
R2 およびR3 がそれぞれ、同一または異なるアルキル
基である化合物が好ましく、R1 がi-プロピル基であ
り、R2 およびR3 がメチル基である化合物がより好ま
しい。このような化合物は、特に結晶化速度の向上効果
が優れる。
基は、各同一であってもよく、また異なっていてもよ
い。前記式(I)で表される化合物のなかでは、R1 、
R2 およびR3 がそれぞれ、同一または異なるアルキル
基である化合物が好ましく、R1 がi-プロピル基であ
り、R2 およびR3 がメチル基である化合物がより好ま
しい。このような化合物は、特に結晶化速度の向上効果
が優れる。
【0038】前記式(I)で表される化合物として具体
的には、たとえばデヒドロアビエチン酸などが挙げられ
る。このような、前記式(I)で表される化合物、たと
えばデヒドロアビエチン酸は、前記天然ロジンを不均化
または脱水素化し、次いで精製することにより得られ
る。
的には、たとえばデヒドロアビエチン酸などが挙げられ
る。このような、前記式(I)で表される化合物、たと
えばデヒドロアビエチン酸は、前記天然ロジンを不均化
または脱水素化し、次いで精製することにより得られ
る。
【0039】前記式(I)で表される化合物は、単独で
または2種以上組み合わせて用いられる。前記式(I)
で表される化合物の金属塩は、下記式(II)で表される
化合物である。
または2種以上組み合わせて用いられる。前記式(I)
で表される化合物の金属塩は、下記式(II)で表される
化合物である。
【0040】
【化4】
【0041】式中、R1 、R2 およびR3 は前記式
(I)と同様である。Mは、1〜3価の金属イオンであ
り、具体的には、リチウム、ナトリウム、カリウム、ル
ビジウム、セシウムなどの1価の金属イオン、ベリリウ
ム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリ
ウム、亜鉛などの2価の金属イオン、アルミニウムなど
の3価の金属イオンが挙げられる。
(I)と同様である。Mは、1〜3価の金属イオンであ
り、具体的には、リチウム、ナトリウム、カリウム、ル
ビジウム、セシウムなどの1価の金属イオン、ベリリウ
ム、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、バリ
ウム、亜鉛などの2価の金属イオン、アルミニウムなど
の3価の金属イオンが挙げられる。
【0042】Mは、これらのうち、1価または2価の金
属イオンであることが好ましく、ナトリウムイオン、カ
リウムイオン、マグネシウムイオンであることがより好
ましい。
属イオンであることが好ましく、ナトリウムイオン、カ
リウムイオン、マグネシウムイオンであることがより好
ましい。
【0043】nは、前記金属イオンMの価数と同一の整
数であり、1〜3の整数である。前記式(II)で表され
る化合物のなかでは、R1 、R2 およびR3 がそれぞ
れ、同一もしくは異なるアルキル基である化合物、また
は、Mが1価もしくは2価の金属イオンである化合物が
好ましく、R1 がi-プロピル基であり、R2 およびR3
がメチル基である化合物、または、Mがナトリウムイオ
ン、カリウムイオンもしくはマグネシウムイオンである
化合物がより好ましく、R1 がi-プロピル基であり、R
2 およびR3 がメチル基であり、かつ、Mがカリウムイ
オンもしくはマグネシウムイオンである化合物が特に好
ましい。このような化合物は、特に結晶化速度の向上効
果が優れる。
数であり、1〜3の整数である。前記式(II)で表され
る化合物のなかでは、R1 、R2 およびR3 がそれぞ
れ、同一もしくは異なるアルキル基である化合物、また
は、Mが1価もしくは2価の金属イオンである化合物が
好ましく、R1 がi-プロピル基であり、R2 およびR3
がメチル基である化合物、または、Mがナトリウムイオ
ン、カリウムイオンもしくはマグネシウムイオンである
化合物がより好ましく、R1 がi-プロピル基であり、R
2 およびR3 がメチル基であり、かつ、Mがカリウムイ
オンもしくはマグネシウムイオンである化合物が特に好
ましい。このような化合物は、特に結晶化速度の向上効
果が優れる。
【0044】前記式(II)で表される化合物として具体
的には、たとえばデヒドロアビエチン酸リチウム、デヒ
ドロアビエチン酸ナトリウム、デヒドロアビエチン酸カ
リウム、デヒドロアビエチン酸ベリリウム、デヒドロア
ビエチン酸マグネシウム、デヒドロアビエチン酸カルシ
ウム、デヒドロアビエチン酸亜鉛、デヒドロアビエチン
酸アルミニウムなどのデヒドロアビエチン酸金属塩など
が挙げられ、デヒドロアビエチン酸ナトリウム、デヒド
ロアビエチン酸カリウム、デヒドロアビエチン酸マグネ
シウムが好ましく用いられる。
的には、たとえばデヒドロアビエチン酸リチウム、デヒ
ドロアビエチン酸ナトリウム、デヒドロアビエチン酸カ
リウム、デヒドロアビエチン酸ベリリウム、デヒドロア
ビエチン酸マグネシウム、デヒドロアビエチン酸カルシ
ウム、デヒドロアビエチン酸亜鉛、デヒドロアビエチン
酸アルミニウムなどのデヒドロアビエチン酸金属塩など
が挙げられ、デヒドロアビエチン酸ナトリウム、デヒド
ロアビエチン酸カリウム、デヒドロアビエチン酸マグネ
シウムが好ましく用いられる。
【0045】前記式(II)で表される化合物は、前記式
(I)で表されるカルボン酸を常法により金属塩化する
ことにより製造することができる。たとえば、デヒドロ
アビエチン酸金属塩を例にとって説明すると、このデヒ
ドロアビエチン酸金属塩は、下記式(III)
(I)で表されるカルボン酸を常法により金属塩化する
ことにより製造することができる。たとえば、デヒドロ
アビエチン酸金属塩を例にとって説明すると、このデヒ
ドロアビエチン酸金属塩は、下記式(III)
【0046】
【化5】
【0047】で表されるデヒドロアビエチン酸と、前記
金属化合物とを前記方法と同様にして反応させることに
より製造できる。このような前記式(II)で表される化
合物は、単独でまたは2種以上組み合わせて用いられ
る。2種以上の化合物の組み合わせとしては、たとえ
ば、前記式(II)においてR1 〜R3 が同一であり、M
が異なる2種以上の化合物を組み合わせたもの、前記式
(II)においてR1 〜R3 の少なくとも1個が異なり、
Mが同一である2種以上の化合物を組み合わせたものな
どが挙げられる。
金属化合物とを前記方法と同様にして反応させることに
より製造できる。このような前記式(II)で表される化
合物は、単独でまたは2種以上組み合わせて用いられ
る。2種以上の化合物の組み合わせとしては、たとえ
ば、前記式(II)においてR1 〜R3 が同一であり、M
が異なる2種以上の化合物を組み合わせたもの、前記式
(II)においてR1 〜R3 の少なくとも1個が異なり、
Mが同一である2種以上の化合物を組み合わせたものな
どが挙げられる。
【0048】上記のような前記式(I)で表される化合
物〔化合物(I)〕および前記式(I)で表される化合
物の金属塩〔化合物(II)〕は、それぞれ単独で、また
は、組み合わせて用いられる。化合物(I)と化合物
(II)との組み合わせとしては、化合物(I)と、この
化合物(I)の金属塩である化合物(II)とを組み合わ
せることが好ましい。また、デヒドロアビエチン酸のカ
ルボキシル基1当量あたり金属が0.05〜1当量とな
る範囲で適宜に組み合わせることが好ましい。
物〔化合物(I)〕および前記式(I)で表される化合
物の金属塩〔化合物(II)〕は、それぞれ単独で、また
は、組み合わせて用いられる。化合物(I)と化合物
(II)との組み合わせとしては、化合物(I)と、この
化合物(I)の金属塩である化合物(II)とを組み合わ
せることが好ましい。また、デヒドロアビエチン酸のカ
ルボキシル基1当量あたり金属が0.05〜1当量とな
る範囲で適宜に組み合わせることが好ましい。
【0049】本発明のポリアミド組成物は、ポリアミド
100重量部と前記式(I)で表される化合物および/
またはその金属塩0.001〜5重量部、好ましくはポ
リアミド100重量部と前記式(I)で表される化合物
および/またはその金属塩0.05〜2重量部とから形
成されている。前記のような組成のポリアミド組成物
は、ポリアミドが本来有する優れた特性を有し、かつ、
結晶化速度が速い。このようなポリアミド組成物は、剛
性、耐熱剛性などの機械的特性に優れた成形体を製造す
ることができ、しかも経済的にも有利である。
100重量部と前記式(I)で表される化合物および/
またはその金属塩0.001〜5重量部、好ましくはポ
リアミド100重量部と前記式(I)で表される化合物
および/またはその金属塩0.05〜2重量部とから形
成されている。前記のような組成のポリアミド組成物
は、ポリアミドが本来有する優れた特性を有し、かつ、
結晶化速度が速い。このようなポリアミド組成物は、剛
性、耐熱剛性などの機械的特性に優れた成形体を製造す
ることができ、しかも経済的にも有利である。
【0050】本発明のポリアミド組成物は、本発明の目
的の範囲内において、前記第1のポリアミド組成物と同
様の添加剤を含有していてもよい。本発明のポリアミド
組成物を製造するには、可塑剤、安定剤、着色剤、充填
剤などをポリマーにブレンドする際に用いられる従来公
知の方法を採用することができる。たとえば、ポリアミ
ドと前記ロジン類の金属塩を主成分として含有する結晶
核剤、もしくはポリアミドと前記式(I)で表される化
合物および/またはその金属塩とを押出機、プラストミ
ルなどの混合機を使用して混合することにより製造する
ことができる。
的の範囲内において、前記第1のポリアミド組成物と同
様の添加剤を含有していてもよい。本発明のポリアミド
組成物を製造するには、可塑剤、安定剤、着色剤、充填
剤などをポリマーにブレンドする際に用いられる従来公
知の方法を採用することができる。たとえば、ポリアミ
ドと前記ロジン類の金属塩を主成分として含有する結晶
核剤、もしくはポリアミドと前記式(I)で表される化
合物および/またはその金属塩とを押出機、プラストミ
ルなどの混合機を使用して混合することにより製造する
ことができる。
【0051】本発明のポリアミド組成物は、射出成形、
押出成形、中空成形などの各種成形法により、目的とす
る成形品の製造に供される。
押出成形、中空成形などの各種成形法により、目的とす
る成形品の製造に供される。
【0052】
【発明の効果】本発明に係る第1のポリアミド組成物
は、ポリアミドとロジン類の金属塩を主成分として含有
する結晶核剤とから形成されているので結晶化速度が速
く、得られる成形体は機械的特性に優れている。
は、ポリアミドとロジン類の金属塩を主成分として含有
する結晶核剤とから形成されているので結晶化速度が速
く、得られる成形体は機械的特性に優れている。
【0053】本発明に係る第2のポリアミド組成物は、
ポリアミドと特定の化合物および/またはその金属塩と
から形成されているので結晶化速度が速く、得られる成
形体は機械的特性に優れている。
ポリアミドと特定の化合物および/またはその金属塩と
から形成されているので結晶化速度が速く、得られる成
形体は機械的特性に優れている。
【0054】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
【0055】なお、ポリアミド組成物の性能評価は次の
方法によった。 結晶化速度:得られたペレットを、示差走査熱量計(D
SC)により溶融状態から一定速度(10℃/分)で冷
却し、結晶化発熱ピーク温度〔結晶化温度(Tc)〕を
測定することにより結晶化速度を評価した。結晶化温度
(Tc)の上昇効果の高いものほど結晶化速度が速い。
方法によった。 結晶化速度:得られたペレットを、示差走査熱量計(D
SC)により溶融状態から一定速度(10℃/分)で冷
却し、結晶化発熱ピーク温度〔結晶化温度(Tc)〕を
測定することにより結晶化速度を評価した。結晶化温度
(Tc)の上昇効果の高いものほど結晶化速度が速い。
【0056】剛性(FM):2mm厚の圧縮成形シート
より切り出した、長さ100mm、巾10mm、厚み2
mmの試験片を用い、JIS K7203に準拠して曲
げ弾性率を測定した。曲げ弾性率の大きなものは剛性が
高い。
より切り出した、長さ100mm、巾10mm、厚み2
mmの試験片を用い、JIS K7203に準拠して曲
げ弾性率を測定した。曲げ弾性率の大きなものは剛性が
高い。
【0057】
【実施例1〜8】ナイロン−6樹脂(トーレ(株)製、
アミランCM 1021)100重量部に、下記表1ま
たは表2に示す結晶核剤を表3に示す量で添加して、押
出機により樹脂温度280℃でメルトブレンドしペレッ
ト化した。
アミランCM 1021)100重量部に、下記表1ま
たは表2に示す結晶核剤を表3に示す量で添加して、押
出機により樹脂温度280℃でメルトブレンドしペレッ
ト化した。
【0058】得られたペレットを用いて溶融温度280
℃、冷却温度20℃で圧縮成形により各種のシートを作
成した。このシートより前記の試験方法により各種物性
の測定を行なった。
℃、冷却温度20℃で圧縮成形により各種のシートを作
成した。このシートより前記の試験方法により各種物性
の測定を行なった。
【0059】結果を表3に示す。
【0060】
【比較例1】実施例1において結晶核剤を使用しなかっ
たこと以外は、実施例1と同様にしてペレットを製造し
た。
たこと以外は、実施例1と同様にしてペレットを製造し
た。
【0061】得られたペレットを用い、実施例1と同様
にして各種のシートを作成した。このシートを用いて実
施例1と同様にして各種物性の測定を行った。結果を表
3に示す。
にして各種のシートを作成した。このシートを用いて実
施例1と同様にして各種物性の測定を行った。結果を表
3に示す。
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】
【表3】
フロントページの続き (72)発明者 笠 井 徹 志 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井石油化学工業株式会社内 (72)発明者 植 田 公 雄 大阪府大阪市鶴見区鶴見一丁目1番9号 荒川化学工業株式会社研究所内 (72)発明者 前 田 正 雄 大阪府大阪市鶴見区鶴見一丁目1番9号 荒川化学工業株式会社研究所内 (72)発明者 松 本 寛 大阪府大阪市鶴見区鶴見一丁目1番9号 荒川化学工業株式会社研究所内
Claims (7)
- 【請求項1】ポリアミド100重量部と、 ロジン類の金属塩を主成分として含有する結晶核剤0.
001〜5重量部とからなることを特徴とするポリアミ
ド組成物。 - 【請求項2】 前記ロジン類が、天然ロジン、変性ロジ
ンおよびこれらの精製物からなる群より選ばれる少なく
とも一種のロジン類である請求項1に記載のポリアミド
組成物。 - 【請求項3】 前記金属塩が、ナトリウム塩、カリウム
塩およびマグネシウム塩からなる群より選ばれる少なく
とも一種の金属塩である請求項1または2に記載のポリ
アミド組成物。 - 【請求項4】 前記ロジン類の金属塩が、デヒドロアビ
エチン酸金属塩、ジヒドロアビエチン酸金属塩およびジ
ヒドロピマル酸金属塩からなる群より選ばれる少なくと
も一種のロジン類の金属塩である請求項1〜3のいずれ
かに記載のポリアミド組成物。 - 【請求項5】ポリアミド100重量部と、 下記式(I)で表される化合物および/またはその金属
塩0.001〜5重量部とからなることを特徴とするポ
リアミド組成物; 【化1】 (式中、R1 、R2 およびR3 は、水素原子、アルキル
基、シクロアルキル基またはアリール基を示し、各同一
であっても異なっていてもよい)。 - 【請求項6】前記式(I)で表される化合物および/ま
たはその金属塩が、前記式(I)においてR1 がイソプ
ロピル基であり、R2 およびR3 がメチル基である化合
物および/またはその金属塩である請求項5に記載のポ
リアミド組成物。 - 【請求項7】前記式(I)で表される化合物の金属塩が
ナトリウム塩、カリウム塩またはマグネシウム塩からな
る群より選ばれる少なくとも一種の金属塩である請求項
5または6に記載のポリアミド組成物。
Priority Applications (9)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6198761A JPH0859982A (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | ポリアミド組成物 |
| MYPI95001486A MY112911A (en) | 1994-06-09 | 1995-06-07 | Process for crystal nucleation of crystalline thermoplastic resin and crystalline thermoplastic resin composition |
| CA002151302A CA2151302C (en) | 1994-06-09 | 1995-06-08 | Process for crystal nucleation of crystalline thermoplastic resin and crystalline thermoplastic resin composition |
| ES95303984T ES2141892T3 (es) | 1994-06-09 | 1995-06-09 | Procedimiento de nucleacion cristalina de resina termoplastica cristalina y composicion de resina termoplastica cristalina. |
| DE69514039T DE69514039T2 (de) | 1994-06-09 | 1995-06-09 | Prozess für Kristallnukleierung von kristallinem thermoplastischem Harz und kristalline thermoplastische Harzzusammensetzung |
| EP95303984A EP0686663B1 (en) | 1994-06-09 | 1995-06-09 | Process for crystal nucleation of crystalline thermoplastic resin and crystalline thermoplastic resin composition |
| KR1019950015167A KR0162686B1 (ko) | 1994-06-09 | 1995-06-09 | 결정질 열가소성수지의 결정화방법 및 결정질 열가소성 수지 조성물 |
| CN95106419A CN1093149C (zh) | 1994-06-09 | 1995-06-09 | 晶态热塑性树脂的晶核形成剂和晶态热塑性树脂组合物 |
| US08/786,250 US5856386A (en) | 1994-06-09 | 1997-01-22 | Process for crystal nucleation of crystalline thermoplastic resin |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6198761A JPH0859982A (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | ポリアミド組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0859982A true JPH0859982A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16396515
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6198761A Pending JPH0859982A (ja) | 1994-06-09 | 1994-08-23 | ポリアミド組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0859982A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8658757B2 (en) * | 2010-12-24 | 2014-02-25 | Fujifilm Corporation | Polyamide polymer, method for producing same, resin composition, molded product, fiber, film, and porous film |
-
1994
- 1994-08-23 JP JP6198761A patent/JPH0859982A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8658757B2 (en) * | 2010-12-24 | 2014-02-25 | Fujifilm Corporation | Polyamide polymer, method for producing same, resin composition, molded product, fiber, film, and porous film |
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