JPH0865462A - 走査方法 - Google Patents
走査方法Info
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- JPH0865462A JPH0865462A JP6200768A JP20076894A JPH0865462A JP H0865462 A JPH0865462 A JP H0865462A JP 6200768 A JP6200768 A JP 6200768A JP 20076894 A JP20076894 A JP 20076894A JP H0865462 A JPH0865462 A JP H0865462A
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- paper
- pulse
- amount
- time
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Landscapes
- Handling Of Sheets (AREA)
- Record Information Processing For Printing (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 走査速度が変動してもピッチが変動しない走
査方法を提供する。 【構成】 パルスモータにより紙送り機構をパルス駆動
し、この紙送り機構により用紙を送りつつ、読取り又は
印字ヘッド部を作動させて用紙のイメージ情報を読み取
るか又は印字する走査方法において、ヘッド部55を1
回前に作動させてからの用紙52とヘッド部55との相
対移動量を、パルスモータ51に印加する印加パルスの
時間履歴と紙送り機構を介した用紙52の移動特性とか
ら求め、この相対移動量が所定量xsとなったとき、ヘ
ッド部55を作動させる。
査方法を提供する。 【構成】 パルスモータにより紙送り機構をパルス駆動
し、この紙送り機構により用紙を送りつつ、読取り又は
印字ヘッド部を作動させて用紙のイメージ情報を読み取
るか又は印字する走査方法において、ヘッド部55を1
回前に作動させてからの用紙52とヘッド部55との相
対移動量を、パルスモータ51に印加する印加パルスの
時間履歴と紙送り機構を介した用紙52の移動特性とか
ら求め、この相対移動量が所定量xsとなったとき、ヘ
ッド部55を作動させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ等に用い
られる読取り又は印字装置が、用紙を送りつつヘッドを
作動させて、紙面上のイメージ情報を所定ピッチで読み
取るか又は所定ピッチで構成されたイメージ情報を紙面
に印字する走査方法に係り、特に、走査速度が変動して
もピッチが変動しない走査方法に関するものである。
られる読取り又は印字装置が、用紙を送りつつヘッドを
作動させて、紙面上のイメージ情報を所定ピッチで読み
取るか又は所定ピッチで構成されたイメージ情報を紙面
に印字する走査方法に係り、特に、走査速度が変動して
もピッチが変動しない走査方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】イメージ情報を紙面に印字する際に、全
面を一度に印字するのは困難なので、部分毎に印字しな
がら用紙と印字ヘッドとを相対移動させること(走査)
が行われる。走査には、縦横に限定された部分を印字す
る印字ヘッドを用い、この印字ヘッドを横に走査し、用
紙を縦に走査する方法がある。また、縦に限定された横
全幅部分を印字する印字ヘッドを用い、この印字ヘッド
は固定し、用紙を縦に走査する方法がある。いずれの場
合も、所定ドットピッチで構成されたイメージ情報を印
字するには、相対移動を一定量ずつステップ的に行い、
そのステップ毎に印字ヘッドを作動させる。
面を一度に印字するのは困難なので、部分毎に印字しな
がら用紙と印字ヘッドとを相対移動させること(走査)
が行われる。走査には、縦横に限定された部分を印字す
る印字ヘッドを用い、この印字ヘッドを横に走査し、用
紙を縦に走査する方法がある。また、縦に限定された横
全幅部分を印字する印字ヘッドを用い、この印字ヘッド
は固定し、用紙を縦に走査する方法がある。いずれの場
合も、所定ドットピッチで構成されたイメージ情報を印
字するには、相対移動を一定量ずつステップ的に行い、
そのステップ毎に印字ヘッドを作動させる。
【0003】イメージ情報が1ライン毎に発生するファ
クシミリ等の場合、1ラインを印字する印字ヘッドを用
い、紙送り機構で用紙を送って相対移動させる走査方法
が採用されている。
クシミリ等の場合、1ラインを印字する印字ヘッドを用
い、紙送り機構で用紙を送って相対移動させる走査方法
が採用されている。
【0004】図5に、紙送り機構のモデルを示す。この
モデルは、パルス駆動されるパルスモータ51と、用紙
52を摩擦搬送するプラテンローラ53と、パルスモー
タ51の回転をプラテンローラ53に伝達する伝達系5
4とからなる。伝達系54は例えばタイミングベルトで
ある。印字ヘッド55は用紙52を挟んでプラテンロー
ラ53に対向している。パルスモータ51に1ステップ
分の印加パルスを与えると、パルスモータ51の回転が
伝達系54で伝達されてプラテンローラ53が所定角度
だけ回転する。用紙52はプラテンローラ53の外周の
回転した距離に応じて送られる。パルスモータ51の印
加パルスあたりの用紙52の移動量は一定であるから、
一方で印字ヘッド55を作動させれば、イメージ情報の
ピッチに対応した印字ピッチで印字ができる。実際に
は、印加パルスを与えた時間と用紙52がピッチ分移動
する時間とには差があるので、印加パルスより遅らせて
印字ヘッド55を作動させる。
モデルは、パルス駆動されるパルスモータ51と、用紙
52を摩擦搬送するプラテンローラ53と、パルスモー
タ51の回転をプラテンローラ53に伝達する伝達系5
4とからなる。伝達系54は例えばタイミングベルトで
ある。印字ヘッド55は用紙52を挟んでプラテンロー
ラ53に対向している。パルスモータ51に1ステップ
分の印加パルスを与えると、パルスモータ51の回転が
伝達系54で伝達されてプラテンローラ53が所定角度
だけ回転する。用紙52はプラテンローラ53の外周の
回転した距離に応じて送られる。パルスモータ51の印
加パルスあたりの用紙52の移動量は一定であるから、
一方で印字ヘッド55を作動させれば、イメージ情報の
ピッチに対応した印字ピッチで印字ができる。実際に
は、印加パルスを与えた時間と用紙52がピッチ分移動
する時間とには差があるので、印加パルスより遅らせて
印字ヘッド55を作動させる。
【0005】このように、従来の印字走査方法にあって
は、印字ヘッドを作動させるタイミングは、パルスモー
タの印加パルスを発生させた時間を起点とし、一定の時
間が経過したときとしている。そして、複数ラインを連
続的に印字する場合も、同じことが繰り返される。
は、印字ヘッドを作動させるタイミングは、パルスモー
タの印加パルスを発生させた時間を起点とし、一定の時
間が経過したときとしている。そして、複数ラインを連
続的に印字する場合も、同じことが繰り返される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年では、通信機器の
伝送速度が高速化していることから、印字装置の印字速
度も高速化が望まれている。ところが、用紙が静止して
いる状態から高速印字を開始すると、印字イメージが変
形する現象が生じる。この原因は、用紙を送り始めたと
き又は低速度のときと、連続して高速で送っているとき
とで、印加パルス発生から印字ヘッド作動までの一定時
間に用紙の移動量が異なることにある。この現象は、と
りわけ、ファクシミリにおいては問題である。なぜなら
ファクシミリは、イメージ情報の1ライン毎に発生する
速度が異なるため、その都度、上記一定時間内での用紙
の移動量が違ってくるからである。
伝送速度が高速化していることから、印字装置の印字速
度も高速化が望まれている。ところが、用紙が静止して
いる状態から高速印字を開始すると、印字イメージが変
形する現象が生じる。この原因は、用紙を送り始めたと
き又は低速度のときと、連続して高速で送っているとき
とで、印加パルス発生から印字ヘッド作動までの一定時
間に用紙の移動量が異なることにある。この現象は、と
りわけ、ファクシミリにおいては問題である。なぜなら
ファクシミリは、イメージ情報の1ライン毎に発生する
速度が異なるため、その都度、上記一定時間内での用紙
の移動量が違ってくるからである。
【0007】このような問題は、印字の場合に限らず、
読取りヘッドを用いてイメージ情報を所定ピッチで読み
取る場合にも共通する。
読取りヘッドを用いてイメージ情報を所定ピッチで読み
取る場合にも共通する。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、走査速度が変動してもピッチが変動しない走査方法
を提供することにある。
し、走査速度が変動してもピッチが変動しない走査方法
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、パルスモータにより紙送り機構をパルス駆
動し、この紙送り機構により用紙を送りつつ、読取り又
は印字ヘッド部を作動させて用紙のイメージ情報を読み
取るか又は印字する走査方法において、ヘッド部を1回
前に作動させてからの用紙とヘッド部との相対移動量
を、パルスモータに印加する印加パルスの時間履歴と紙
送り機構を介した用紙の移動特性とから求め、この相対
移動量が所定量となったとき、ヘッド部を作動させるも
のである。上記紙送り機構が少なくとも用紙を搬送する
ローラとパルスモータの回転をローラに伝達する伝達系
とを有し、パルスモータ及びローラの慣性モーメントと
伝達系及びローラの弾性係数とヘッド対用紙の摩擦によ
る粘性係数とを用いた伝達関数により相対移動量を演算
して求めてもよい。
に本発明は、パルスモータにより紙送り機構をパルス駆
動し、この紙送り機構により用紙を送りつつ、読取り又
は印字ヘッド部を作動させて用紙のイメージ情報を読み
取るか又は印字する走査方法において、ヘッド部を1回
前に作動させてからの用紙とヘッド部との相対移動量
を、パルスモータに印加する印加パルスの時間履歴と紙
送り機構を介した用紙の移動特性とから求め、この相対
移動量が所定量となったとき、ヘッド部を作動させるも
のである。上記紙送り機構が少なくとも用紙を搬送する
ローラとパルスモータの回転をローラに伝達する伝達系
とを有し、パルスモータ及びローラの慣性モーメントと
伝達系及びローラの弾性係数とヘッド対用紙の摩擦によ
る粘性係数とを用いた伝達関数により相対移動量を演算
して求めてもよい。
【0010】予め印加パルスの時間履歴毎に相対移動量
を示したマップを記憶しておき、このマップにより相対
移動量を求めてもよい。
を示したマップを記憶しておき、このマップにより相対
移動量を求めてもよい。
【0011】
【作用】図5のモデルを用い、印加パルスを発生させて
から後の用紙の過渡的な移動の様子を力の次元で表す
と、式(1)に示されるように、用紙の移動量xと経過
時間tとの微分方程式となる。
から後の用紙の過渡的な移動の様子を力の次元で表す
と、式(1)に示されるように、用紙の移動量xと経過
時間tとの微分方程式となる。
【0012】
【数1】
【0013】ここで、M;系全体の慣性モーメント D;粘性係数 K;弾性係数 f;モータのトルク 系全体の慣性モーメントMは、そのほとんどがパルスモ
ータ及びプラテンローラの慣性モーメントで占められ
る。粘性係数Dは主に印字ヘッドと用紙との摩擦係数で
ある。弾性係数Kは伝達系及びプラテンローラの弾性係
数である。この式から分かるように、用紙の移動量xと
経過時間tとの関係は、紙送り機構の機械的特性で規定
される。
ータ及びプラテンローラの慣性モーメントで占められ
る。粘性係数Dは主に印字ヘッドと用紙との摩擦係数で
ある。弾性係数Kは伝達系及びプラテンローラの弾性係
数である。この式から分かるように、用紙の移動量xと
経過時間tとの関係は、紙送り機構の機械的特性で規定
される。
【0014】極が複素数になるものとして、この微分方
程式を解くと、式(2)となる。
程式を解くと、式(2)となる。
【0015】
【数2】
【0016】ここで、A,a,ψはM,D,Kによって
定まる定数である。
定まる定数である。
【0017】このように、用紙の移動量xと経過時間t
との関係(伝達関数)は、減衰項を有する三角関数で示
され、一方の値が決まれば他方の値を決めることができ
る。
との関係(伝達関数)は、減衰項を有する三角関数で示
され、一方の値が決まれば他方の値を決めることができ
る。
【0018】式(2)をグラフに表すと図6となる。横
軸が印加パルスを印加したときからの経過時間、縦軸が
用紙の移動量を示している。印加パルス61を印加した
直後の遷移域62では移動量が徐々に大きくなり、定常
域63に入って安定している。移動量軸に記されたxs
が送りピッチに相当する移動量である。
軸が印加パルスを印加したときからの経過時間、縦軸が
用紙の移動量を示している。印加パルス61を印加した
直後の遷移域62では移動量が徐々に大きくなり、定常
域63に入って安定している。移動量軸に記されたxs
が送りピッチに相当する移動量である。
【0019】次に、図7は、従来の低速での連続紙送り
の場合のグラフである。1ステップ目の印加パルス71
による移動量の変化が定常域に入ってから、2ステップ
目の印加パルス72が印加されている。このようにして
順次一定時間間隔で印加パルスを印加すると、用紙は一
定移動量でステップ送りされる。このとき、前の印加パ
ルスに対応する印字ヘッド作動タイミング71a,72
aを後の印加パルスと略同じタイミングにすれば、毎回
の用紙の移動量xsは一定であり、印字ピッチは一定と
なる。
の場合のグラフである。1ステップ目の印加パルス71
による移動量の変化が定常域に入ってから、2ステップ
目の印加パルス72が印加されている。このようにして
順次一定時間間隔で印加パルスを印加すると、用紙は一
定移動量でステップ送りされる。このとき、前の印加パ
ルスに対応する印字ヘッド作動タイミング71a,72
aを後の印加パルスと略同じタイミングにすれば、毎回
の用紙の移動量xsは一定であり、印字ピッチは一定と
なる。
【0020】ところが、高速印字の場合は、図8のよう
になる。ここでは、印加パルス81,82,83の時間
間隔が図7に比べて短く、遷移域で次の印加パルスが発
生している。この場合、前の印加パルスによる用紙の移
動が安定しないうちに後のパルスが発生しているため、
最初の印加パルス81に対する移動量が少ない。その
後、連続的に印加パルスが発生しているときは、図7の
場合と同じ量の一定の移動量が得られている。このよう
に、用紙を送り始めたときと、連続して送っているとき
とで、印加パルス発生間隔内での用紙の移動量が異なる
ので、前の印加パルスに対応する印字ヘッド作動タイミ
ング81a,82a,83aを後の印加パルスと略同じ
タイミングにすると、それぞれの作動タイミングにおけ
る移動量を軸に沿って示したように、最初の印字ピッチ
84だけが短くなる。場合によっては、2ステップ目以
降にも印字ピッチが短くなる傾向が残り、徐々に所定ピ
ッチに達する。これが従来の問題点である印字イメージ
の変形の原因である。
になる。ここでは、印加パルス81,82,83の時間
間隔が図7に比べて短く、遷移域で次の印加パルスが発
生している。この場合、前の印加パルスによる用紙の移
動が安定しないうちに後のパルスが発生しているため、
最初の印加パルス81に対する移動量が少ない。その
後、連続的に印加パルスが発生しているときは、図7の
場合と同じ量の一定の移動量が得られている。このよう
に、用紙を送り始めたときと、連続して送っているとき
とで、印加パルス発生間隔内での用紙の移動量が異なる
ので、前の印加パルスに対応する印字ヘッド作動タイミ
ング81a,82a,83aを後の印加パルスと略同じ
タイミングにすると、それぞれの作動タイミングにおけ
る移動量を軸に沿って示したように、最初の印字ピッチ
84だけが短くなる。場合によっては、2ステップ目以
降にも印字ピッチが短くなる傾向が残り、徐々に所定ピ
ッチに達する。これが従来の問題点である印字イメージ
の変形の原因である。
【0021】そこで、本発明にあっては、印字ヘッドの
作動を印加パルスを発生させてから一定時間で行うので
はなく、1回前に印字ヘッドを作動させてから用紙の移
動量が所定量に達したときに印字ヘッドの作動を行うよ
うにしたものである。用紙の移動量が所定量に達するま
での到達時間は、前記したように紙送り機構の機械的特
性で決定されると共にそれ以前の印加パルスによる用紙
の運動も影響する。従って、ヘッド部を1回前に作動さ
せてからの用紙とヘッド部との相対移動量を、パルスモ
ータに印加する印加パルスの時間履歴と紙送り機構を介
した用紙の移動特性とから求め、この相対移動量が所定
量となったとき、ヘッド部を作動させる。これにより、
用紙の移動量が所定のピッチに達してからヘッドが作動
することになり、印字イメージの変形が解消される。
作動を印加パルスを発生させてから一定時間で行うので
はなく、1回前に印字ヘッドを作動させてから用紙の移
動量が所定量に達したときに印字ヘッドの作動を行うよ
うにしたものである。用紙の移動量が所定量に達するま
での到達時間は、前記したように紙送り機構の機械的特
性で決定されると共にそれ以前の印加パルスによる用紙
の運動も影響する。従って、ヘッド部を1回前に作動さ
せてからの用紙とヘッド部との相対移動量を、パルスモ
ータに印加する印加パルスの時間履歴と紙送り機構を介
した用紙の移動特性とから求め、この相対移動量が所定
量となったとき、ヘッド部を作動させる。これにより、
用紙の移動量が所定のピッチに達してからヘッドが作動
することになり、印字イメージの変形が解消される。
【0022】機械的特性は、前記モデルで説明したよう
に、慣性モーメント、弾性係数及び粘性係数であり、系
全体の慣性モーメントMは、そのほとんどがパルスモー
タ及びプラテンローラの慣性モーメントで占められる。
粘性係数Dは主に印字ヘッドと用紙との摩擦係数であ
る。弾性係数Kは伝達系及びプラテンローラの弾性係数
である。このような機械的特性を用いた伝達関数により
相対移動量を演算して求めることができる。
に、慣性モーメント、弾性係数及び粘性係数であり、系
全体の慣性モーメントMは、そのほとんどがパルスモー
タ及びプラテンローラの慣性モーメントで占められる。
粘性係数Dは主に印字ヘッドと用紙との摩擦係数であ
る。弾性係数Kは伝達系及びプラテンローラの弾性係数
である。このような機械的特性を用いた伝達関数により
相対移動量を演算して求めることができる。
【0023】また、演算処理に要する時間が高速の紙送
りに間に合うようにするには、高速の演算装置やアルゴ
リズムを必要とするので、簡略にはマップを用いる。即
ち、予め印加パルスの時間履歴毎に相対移動量を示した
マップを記憶しておき、このマップにより相対移動量を
求める。マップを参照することは短時間でできるので、
高速の紙送りにも十分に間に合う。
りに間に合うようにするには、高速の演算装置やアルゴ
リズムを必要とするので、簡略にはマップを用いる。即
ち、予め印加パルスの時間履歴毎に相対移動量を示した
マップを記憶しておき、このマップにより相対移動量を
求める。マップを参照することは短時間でできるので、
高速の紙送りにも十分に間に合う。
【0024】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。
詳述する。
【0025】本発明の走査方法を用いたファクシミリ装
置は、図2に示されるように、ファクシミリの操作キー
及び表示器からなる操作表示部21、制御プログラムや
定数を保持するROM22、変数を保持するRAM2
3、時間を計測するタイマ部24、マイクロプロセッサ
等からなる主制御部25、公衆回線に接続するためのモ
デム26、NCU27、パルスモータに印加パルスを与
える走査モータ駆動部28、読取の際に走査に使用され
る読取用モータ29、記録(印字)の際に走査に使用さ
れる記録用モータ30、イメージ情報を読み取る読取部
31、そして印字ヘッドからなる記録部32を有する。
置は、図2に示されるように、ファクシミリの操作キー
及び表示器からなる操作表示部21、制御プログラムや
定数を保持するROM22、変数を保持するRAM2
3、時間を計測するタイマ部24、マイクロプロセッサ
等からなる主制御部25、公衆回線に接続するためのモ
デム26、NCU27、パルスモータに印加パルスを与
える走査モータ駆動部28、読取の際に走査に使用され
る読取用モータ29、記録(印字)の際に走査に使用さ
れる記録用モータ30、イメージ情報を読み取る読取部
31、そして印字ヘッドからなる記録部32を有する。
【0026】ファクシミリ装置の紙送り機構は種々の構
成をとることができるが、力学的には図5のモデルで表
される。図2のファクシミリは、読取と記録とで構成が
別になっているが、読取、記録共に図5のモデルで表さ
れるものとする。即ち、このファクシミリ装置は、紙送
り機構に印加パルスを与えて用紙を送りつつヘッドを作
動させ、紙面上のイメージ情報を所定ピッチで読み取る
か又は所定ピッチで構成されたイメージ情報を紙面に印
字するものである。
成をとることができるが、力学的には図5のモデルで表
される。図2のファクシミリは、読取と記録とで構成が
別になっているが、読取、記録共に図5のモデルで表さ
れるものとする。即ち、このファクシミリ装置は、紙送
り機構に印加パルスを与えて用紙を送りつつヘッドを作
動させ、紙面上のイメージ情報を所定ピッチで読み取る
か又は所定ピッチで構成されたイメージ情報を紙面に印
字するものである。
【0027】このファクシミリ装置は、ヘッド部を1回
前に作動させてからの用紙とヘッド部との相対移動量
を、パルスモータに印加する印加パルスの時間履歴と紙
送り機構を介した用紙の移動特性とから求め、この相対
移動量が所定量となったとき、ヘッド部を作動させるよ
うになっている。具体的には、モータ及びローラの慣性
モーメントと伝達系及びローラの弾性係数とヘッド対用
紙の摩擦による粘性係数とを用いた用紙の移動量と経過
時間との微分方程式の解として導かれる用紙の移動量と
経過時間との関係式(伝達関数)を印加パルスの時間履
歴に応じて多数具備する。この関係式は、式(2)のよ
うに用紙の移動量xについて解いた形式でもよいし、逆
に、経過時間tについて解いたものでもよい。関係式
は、ROM22に保持してマイクロプロセッサで演算し
てもよいが、主制御部25にマイクロプロセッサの他に
高速演算装置(シグナルプロセッサ)を備えて、短時間
で演算できるようにしてもよい。
前に作動させてからの用紙とヘッド部との相対移動量
を、パルスモータに印加する印加パルスの時間履歴と紙
送り機構を介した用紙の移動特性とから求め、この相対
移動量が所定量となったとき、ヘッド部を作動させるよ
うになっている。具体的には、モータ及びローラの慣性
モーメントと伝達系及びローラの弾性係数とヘッド対用
紙の摩擦による粘性係数とを用いた用紙の移動量と経過
時間との微分方程式の解として導かれる用紙の移動量と
経過時間との関係式(伝達関数)を印加パルスの時間履
歴に応じて多数具備する。この関係式は、式(2)のよ
うに用紙の移動量xについて解いた形式でもよいし、逆
に、経過時間tについて解いたものでもよい。関係式
は、ROM22に保持してマイクロプロセッサで演算し
てもよいが、主制御部25にマイクロプロセッサの他に
高速演算装置(シグナルプロセッサ)を備えて、短時間
で演算できるようにしてもよい。
【0028】動作を説明する。
【0029】主制御部25は、走査モータ駆動部28に
印加パルス発生を指令し、走査モータ駆動部28が印加
パルスを発生させたとき、タイマ部24により経過時間
tのカウントを開始する。次に、その印加パルスよりも
前に印加パルスがあったかどうか、その時間履歴を調べ
る。この時間履歴は、前回の印加パルスを与えたときに
そのことをRAM23に保存し、その後の時間経過をカ
ウントしたものである。主制御部25は、その時間履歴
に応じた演算式を用意する。例えば、前回から今回まで
に十分に時間がとれている場合、ほとんど用紙は静止状
態であるから、式(2)でよい。この演算式に時間tを
代入すれば相対移動量xが求まる。従って、1回前の印
加パルスからの用紙の移動量xs=ピッチ1/3.85
mmとなる到達時間tsが求まる。タイマ部24でカウ
ントした経過時間tが到達時間tsになったとき、主制
御部25は、読取部31又は記録部32を作動させる。
印加パルス発生を指令し、走査モータ駆動部28が印加
パルスを発生させたとき、タイマ部24により経過時間
tのカウントを開始する。次に、その印加パルスよりも
前に印加パルスがあったかどうか、その時間履歴を調べ
る。この時間履歴は、前回の印加パルスを与えたときに
そのことをRAM23に保存し、その後の時間経過をカ
ウントしたものである。主制御部25は、その時間履歴
に応じた演算式を用意する。例えば、前回から今回まで
に十分に時間がとれている場合、ほとんど用紙は静止状
態であるから、式(2)でよい。この演算式に時間tを
代入すれば相対移動量xが求まる。従って、1回前の印
加パルスからの用紙の移動量xs=ピッチ1/3.85
mmとなる到達時間tsが求まる。タイマ部24でカウ
ントした経過時間tが到達時間tsになったとき、主制
御部25は、読取部31又は記録部32を作動させる。
【0030】続いて次の印加パルスを発生したときに
は、時間履歴として前回の印加パルスが存在することに
なるので、別の演算式により相対移動量を演算し、ヘッ
ド部に対する用紙の移動量がピッチ1/3.85mmと
なる到達時間を求める。
は、時間履歴として前回の印加パルスが存在することに
なるので、別の演算式により相対移動量を演算し、ヘッ
ド部に対する用紙の移動量がピッチ1/3.85mmと
なる到達時間を求める。
【0031】図1は、用紙が静止している状態から4ス
テップ連続送りした場合のグラフである。横軸が最初の
印加パルスを印加したときからの経過時間、縦軸が用紙
の移動量を示している。また、時間軸上で矢印1,2,
3,4は印加パルスの印加タイミングを示し、三角印1
a,2a,3aは読取部31又は記録部32の作動タイ
ミングである。図示されるように、印加パルスは時間間
隔が一定である。これに対する用紙の移動量の変化は図
8の場合と同じで、前の印加パルスによる用紙の移動が
安定しないうちに後のパルスが発生しているため、印加
パルスのタイミング毎の移動量が不安定である。しか
し、読取部31又は記録部32の作動タイミングは、毎
回の演算による到達時間tsに基づいているため、印加
パルスのタイミングとは異なる。読取部31又は記録部
32の作動タイミングにおける移動量を軸に沿って描く
とそれぞれが等間隔xsであることが分かる。
テップ連続送りした場合のグラフである。横軸が最初の
印加パルスを印加したときからの経過時間、縦軸が用紙
の移動量を示している。また、時間軸上で矢印1,2,
3,4は印加パルスの印加タイミングを示し、三角印1
a,2a,3aは読取部31又は記録部32の作動タイ
ミングである。図示されるように、印加パルスは時間間
隔が一定である。これに対する用紙の移動量の変化は図
8の場合と同じで、前の印加パルスによる用紙の移動が
安定しないうちに後のパルスが発生しているため、印加
パルスのタイミング毎の移動量が不安定である。しか
し、読取部31又は記録部32の作動タイミングは、毎
回の演算による到達時間tsに基づいているため、印加
パルスのタイミングとは異なる。読取部31又は記録部
32の作動タイミングにおける移動量を軸に沿って描く
とそれぞれが等間隔xsであることが分かる。
【0032】図3は印字テストの結果である。イメージ
の変形を見やすくするために、図3(a)に示される走
査方向に対して斜めの太線301(図は枠のみ示したが
実際は塗り潰されている)を用いた。この太線を一定速
度で走査し、直角方向には所定ピッチで読取ってイメー
ジ情報を形成し、そのイメージ情報を用紙が静止してい
る状態から開始して一定印加パルス間隔で走査して印字
したところ、図3(b)の印字イメージ302が得られ
た。図3(c)に示されるようにピッチが一定となって
いることがわかる。
の変形を見やすくするために、図3(a)に示される走
査方向に対して斜めの太線301(図は枠のみ示したが
実際は塗り潰されている)を用いた。この太線を一定速
度で走査し、直角方向には所定ピッチで読取ってイメー
ジ情報を形成し、そのイメージ情報を用紙が静止してい
る状態から開始して一定印加パルス間隔で走査して印字
したところ、図3(b)の印字イメージ302が得られ
た。図3(c)に示されるようにピッチが一定となって
いることがわかる。
【0033】図4は読取テストの結果である。図4
(a)に示される太線41に対し、図4(b)の走査方
向で、用紙が静止している状態から開始して一定印加パ
ルス間隔で走査して読み取った。印加パルスが発生した
ときの読取部31の位置を用紙上に書き込むと、矢印4
2になる。このように、印加パルスが時間間隔一定でも
用紙の移動量は一定でない。読取タイミングを同様に用
紙上に書き込むと、三角印43になる。このように、読
取タイミングは用紙の一定移動量に対応していることが
わかる。この結果、読取ったイメージ情報は図4(c)
のように、走査方向のピッチが一定となる。
(a)に示される太線41に対し、図4(b)の走査方
向で、用紙が静止している状態から開始して一定印加パ
ルス間隔で走査して読み取った。印加パルスが発生した
ときの読取部31の位置を用紙上に書き込むと、矢印4
2になる。このように、印加パルスが時間間隔一定でも
用紙の移動量は一定でない。読取タイミングを同様に用
紙上に書き込むと、三角印43になる。このように、読
取タイミングは用紙の一定移動量に対応していることが
わかる。この結果、読取ったイメージ情報は図4(c)
のように、走査方向のピッチが一定となる。
【0034】比較のために従来方法による印字結果を図
9に示す。ここでは図9(a)に示される太線91の実
イメージに対し、図9(b)の印字イメージ92は変形
している。これは図9(c)に示されるようにピッチが
不安定なために生じたものである。
9に示す。ここでは図9(a)に示される太線91の実
イメージに対し、図9(b)の印字イメージ92は変形
している。これは図9(c)に示されるようにピッチが
不安定なために生じたものである。
【0035】以上説明したように、本発明の走査方法に
よれば、用紙の移動量が所定のピッチに達したときにヘ
ッドを作動させるので、ピッチが変動することがなく、
高画質の読取り、印字が可能となる。また、印加パルス
の時間履歴を用いて演算しているので、紙送り速度によ
らずピッチが一定し、ファクシミリ等の1ライン毎に速
度が変動する走査によく適している。
よれば、用紙の移動量が所定のピッチに達したときにヘ
ッドを作動させるので、ピッチが変動することがなく、
高画質の読取り、印字が可能となる。また、印加パルス
の時間履歴を用いて演算しているので、紙送り速度によ
らずピッチが一定し、ファクシミリ等の1ライン毎に速
度が変動する走査によく適している。
【0036】なお、本実施例では到達時間を知るための
相対移動量の演算を印加パルスの時間履歴に応じた演算
式で演算したが、図1、図6〜図8で示したように、機
械的特性が決まれば用紙の所定移動量に対応する経過時
間は決まるので、その対応関係をROM22等にマップ
として保持し、このマップを印加パルスの時間履歴に応
じて読み出すようにしてもよい。
相対移動量の演算を印加パルスの時間履歴に応じた演算
式で演算したが、図1、図6〜図8で示したように、機
械的特性が決まれば用紙の所定移動量に対応する経過時
間は決まるので、その対応関係をROM22等にマップ
として保持し、このマップを印加パルスの時間履歴に応
じて読み出すようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
る。
【0038】(1)従来の低価格でトルクが小さいモー
タを使用して高速度に対応させ、高画質を得ることにな
る。
タを使用して高速度に対応させ、高画質を得ることにな
る。
【0039】(2)機械系の特性から演算するので、オ
ープンループによる制御となり、簡単な構成で制御が可
能となる。
ープンループによる制御となり、簡単な構成で制御が可
能となる。
【図1】本発明の一実施例を示す用紙の移動量と経過時
間とのグラフの図である。
間とのグラフの図である。
【図2】本発明の走査方法を用いたファクシミリ装置の
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】本発明の走査方法を用いた印字テストの結果の
図である。
図である。
【図4】本発明の走査方法を用いた読取テストの結果の
図である。
図である。
【図5】紙送り機構のモデルの構造図である。
【図6】1ステップでの用紙の移動量と経過時間とのグ
ラフの図である。
ラフの図である。
【図7】連続ステップでの用紙の移動量と経過時間との
グラフの図である。
グラフの図である。
【図8】従来方法を用いて高速走査したときの、連続ス
テップでの用紙の移動量と経過時間とのグラフの図であ
る。
テップでの用紙の移動量と経過時間とのグラフの図であ
る。
【図9】従来の走査方法を用いた印字テストの結果の図
である。
である。
1、2、3 印加パルスの印加タイミング 1a、2a、3a ヘッドの作動タイミング 51 パルスモータ 52 用紙 53 ローラ(プラテンローラ) 54 伝達系 55 ヘッド部(印字ヘッド、読取りヘッド)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 21/08
Claims (3)
- 【請求項1】 パルスモータにより紙送り機構をパルス
駆動し、この紙送り機構により用紙を送りつつ、読取り
又は印字ヘッド部を作動させて用紙のイメージ情報を読
み取るか又は印字する走査方法において、ヘッド部を1
回前に作動させてからの用紙とヘッド部との相対移動量
を、パルスモータに印加する印加パルスの時間履歴と紙
送り機構を介した用紙の移動特性とから求め、この相対
移動量が所定量となったとき、ヘッド部を作動させるこ
とを特徴とする走査方法。 - 【請求項2】 上記紙送り機構が少なくとも用紙を搬送
するローラとパルスモータの回転をローラに伝達する伝
達系とを有し、パルスモータ及びローラの慣性モーメン
トと伝達系及びローラの弾性係数とヘッド対用紙の摩擦
による粘性係数とを用いた伝達関数により相対移動量を
演算して求めることを特徴とする請求項1記載の走査方
法。 - 【請求項3】 予め印加パルスの時間履歴毎に相対移動
量を示したマップを記憶しておき、このマップにより相
対移動量を求めることを特徴とする請求項1記載の走査
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6200768A JPH0865462A (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 走査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6200768A JPH0865462A (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 走査方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0865462A true JPH0865462A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16429857
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6200768A Pending JPH0865462A (ja) | 1994-08-25 | 1994-08-25 | 走査方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0865462A (ja) |
-
1994
- 1994-08-25 JP JP6200768A patent/JPH0865462A/ja active Pending
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