JPH0866992A - ポリオレフィンストレッチフィルム - Google Patents

ポリオレフィンストレッチフィルム

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JPH0866992A
JPH0866992A JP7144228A JP14422895A JPH0866992A JP H0866992 A JPH0866992 A JP H0866992A JP 7144228 A JP7144228 A JP 7144228A JP 14422895 A JP14422895 A JP 14422895A JP H0866992 A JPH0866992 A JP H0866992A
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film
copolymer
ethylene
outer layer
weight
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JP7144228A
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English (en)
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Alberto Velazquez
アルベルトー・ベラスケス
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Original Assignee
Viskase Corp
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 低い永久歪を有するポリオレフィン含有多層
延伸フィルムを提供する。 【構成】 例えば生鮮赤身肉用のトレー式オーバーラッ
プとして有用なポリオレフィンブローン或はスロットキ
ャスト単層或は多層ストレッチフィルムは、多層の実施
態様では少なくとも3層を含み、それらの各々は、0.
915g/cm3より小さい密度及び少なくとも90℃
の融点を有するエチレンアルファ−オレフィンコポリマ
ーを含有し、少なくとも1つの外層及び好ましくはまた
第一外層或はコアー層は80℃より低い融点を有する第
二エチレンアルファ−オレフィンコポリマーを中にブレ
ンドさせて有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】発明の分野 本発明はポリオレフィン延伸フィルムに関する。特に、
本発明は、ポリ(塩化ビニル)(PVC)軟質フィルム
の代替物として使用しうる軟質フィルムに関する。
【0002】発明の背景 ポリ(塩化ビニル)は、工業用、商業用及び消費者用向
けの製品、容器及びフィルムを形成するのに長年にわた
り広く用いられてきた熱可塑性ポリマーである。可塑化
ポリ(塩化ビニル)は、食品ないし非食品との接触用途
で商業上大きな成功を享受してきた軟質フィルム(以下
「PVCフィルム」と呼称)の製造に用いられている。
特に、PVCフィルムは食品、例えば新鮮な果物ないし
野菜、チーズ、サンドウィッチ、食品トレー、特に生鮮
赤身肉、加工獣肉ないし鶏肉のオーバーラップとして広
範囲に用いられている。PVCフィルムはまた、冷凍食
品、ベーク商品、生鮮魚の包装にも用いられ、或は食品
ないし、ガラス製品及び食事用具の如き非食品双方の規
格包装として、更に薬物包装、パレット包装及びブック
カバー用ラミネートフィルムとしても用いられる。PV
Cフィルムはその延伸適性、粘着性、明澄性、透明性、
光沢、靭性、機械適性、ヒートシール適性、レジリエン
ス及び低価格でよく知られている。PVCフィルムは、
トレー上食品の包装に用いられるが、その場合該食品を
フィルムでオーバーラップし、トレー底部で概ねフィル
ム同士粘着させヒートシールする。生鮮赤身肉の如き品
目の包装に用いられるPVCフィルムはまた、酸素との
接触時新鮮赤身肉が形成する鮮紅色を生じさせるに必要
な高い酸素透過性を有する。加えて、これらオーバーラ
ップしたトレーには、裁断した赤身肉、鶏肉ないし挽き
肉のオーバーラップ製品に親指もしくは他の手の指の圧
力で生じる如き歪ないし変形からのすぐれた弾性回復を
有するPVDフィルムが用いられる。代表的には、PV
Cフィルムの特性は、フィルム厚を調整したり、或は可
塑剤及び、防曇剤、粘着防止剤もしくはスリップ剤の如
き添加剤の種類ないし量を調整することによって特定の
応用に容易に修正される。
【0003】上記長所のすべてを以て、PVCフィルム
の代替物として機能しうるポリオレフィン基剤熱可塑性
軟質フィルムの探索は困難であった。均等ないしよりす
ぐれた組合せ特性を有する単一層フィルムは見出せなか
った。いくつかの異なるポリオレフィン延伸フィルムが
商品化されているが、首尾の程度はさまざまである。多
層ポリオレフィンフィルムは、PVCフィルムに近似し
た組合せ物性を達成するのに最も近いものとなってい
る。かかるポリオレフィン多層フィルムは、類似の応用
で用いられるPVCフィルムの価格より概ね高値であ
る。市場では、PVCフィルムに類似の組合せ特性を有
し、種々の応用でPVCフィルムの代替物として機能し
うる塩素不含フィルムが開発されてきた。
【0004】従来、伸び、弾性記憶、ヒートシール適性
及び破壊抵抗の改良組合せ特性を有するポリオレフィン
熱可塑性フィルムの同定に努力が払われた。しかしなが
ら、食品接触に適する熱可塑性ポリオレフィンフィルム
包装材のほとんどは、特に弾性もしくは弾性記憶に関し
比較的劣った組合せ特性を有する。
【0005】食品トレーのオーバーラップ応用で重要な
別のフィルム特性は低い永久歪であり、これは延伸及び
緩和後のフィルム長さの増加の尺度である。更に特定す
るに、本明細書で用いる永久歪テストはASTM D−
621から誘導され、フィルム試料を50%延伸し次い
で30秒間回復させたときの長さ増加割合を測定する。
より低い%値は、延伸後のフィルム回復能力が大きいこ
とを反映する。トレーのオーバーラップ応用で、良好な
フィルム回復は苛酷な取扱い後も包装外観及び保全性を
保つ。完全なエラストマーは永久歪0%を有する。可塑
化PVCは3〜5%の歪を有し、他方線状低密度ポリエ
チレン(LLDPE)の如きポリオレフィンは概ね6〜
15%程度の有意に高い永久歪を有する。かくして、劣
った歪回復材料でラップされた食品を消費者が突いて鮮
度テストするとき、フィルムはその元の状態にすぐには
戻らず、また指突きが原因の窪みを有する変形包装が生
じて審美的にも不快になる。
【0006】商品化された多層ポリオレフィン延伸フィ
ルムは、三菱からYuka Wrapの商標で、またC
roccoからAliprotの商標で市販されてい
る。Yuka Wrapは、三菱油化株式会社からの4
頁の小冊子で、可塑剤がなく、しかも十分な伸張性と良
好な回復、更に広いシーリング範囲、高速包装機用に十
分バランスの取れた粘着と滑り特性、及び良好な光学的
性質を示す「環境上確実/安全/非PVCフィルム」と
して説明されている。Aliprotは、Crocco
からの13頁の小冊子で、塩素、可塑剤共に含まないポ
リオレフィン基剤の、食品粘着包装応用に適する「再生
可能フィルム」として説明されている。Aliprot
フィルムはその称するところに従えば、自動包装機用に
適しており、高い破壊抵抗及び良好な印刷適性を有す
る。
【0007】不都合なことに、Yuka Wrap及び
Aliprotの粘着包装フィルムは、PVCフィルム
と比べて指突きからの弾性回復が劣っている。食品接触
応用でPVCフィルムの代替物として適するものとする
組合せ物性を有する多層軟質延伸性インフレートフィル
ムを提供することが望ましい。このようなフィルムが、
歪回復、迅速弾性回復、生鮮肉の赤らみを促進するのに
十分な高い酸素透過性、ヒートシール適性及び良好な機
械適性と相俟って透明且つ明澄で、曇り度が低く、また
高い光沢を有することが有利である。
【0008】発明の目的 本発明の一つの目的は、トレー上食品のオーバーラップ
材料としての用途に適した改良多層延伸フィルムを提供
することである。別の目的は、かかる延伸フィルムで、
すぐれた破壊抵抗及び弾性回復を有する3ないし4層形
状延伸フィルムを提供することである。他の目的は、低
い永久歪を有するポリオレフィン含有多層延伸フィルム
を提供することである。本発明の別の目的は、かかるフ
ィルムで、延伸オーバーラップ材料として密封したトレ
ー上食品包装を形成しうるフィルムを提供することであ
る。更に別の目的はそのようなフィルムで、高い酷使抵
抗を有するフィルムを提供することである。本発明の更
に別の目的は、自動包装に使用しうるフィルムを提供す
ることである。本発明の他の目的は、特に自動化装置包
装で容易に裁断しうるロール形状のフィルムを提供する
ことである。別の目的は、そのようなフィルムで、食品
入りトレー周囲に延伸包装材料として低温低エネルギー
でヒートシールしうるフィルムを提供することである。
【0009】本発明の更に別の目的は、良好な歪回復を
有するフィルムでオーバーラップされた改良ヒートシー
ル食品入りトレー包装を提供することである。本発明の
更に他の目的は、90℃で実質上熱収縮のない、しかも
すぐれた伸長性、指突き回復、光学的性質及びヒートシ
ール適性を兼備する塩素不含ポリオレフィン延伸フィル
ムを提供することである。本発明の更に別の目的は、上
記目的の一つないし二つ以上を達成し且つインフレート
フィルムもしくはスロット流延法により製造されうるフ
ィルムを提供することである。これら及び他の目的ない
し利益は本発明の種々の具体化に見出すことができる。
しかしながら、本発明のすべての具体化で各目的ないし
利益がことごとく見出される必要はなく、本発明が有利
に利用されることで十分である。本発明の他の目的及び
利益は、以下の開示及び前掲特許請求の範囲から明らか
であろう。
【0010】発明の概要 本発明の一つの様相は、少なくとも第一外層、第二外層
及び、該第一外層と第二外層との間のコアー層よりなる
ポリオレフィン多層軟質フィルムに関する。好ましく
は、フィルムは、二つの外層間に配置されたコアー層を
含む少なくとも3層のスロット流延フィルムもしくはイ
ンフレートフィルムであり、またフィルムは、少なくと
も一つの方向での90℃における非抑制収縮が10%未
満でなければならない。本発明フィルムの第一外層は、
エチレンとC3 〜C8 α−オレフィン少なくとも1種と
のコポリマー少なくとも1種を含み、そして該コポリマ
ーは、エチレンより誘導されるそのポリマー単位少なく
とも75重量%を有する。該コポリマーはまた、少なく
とも約0.900g/cm3 〜0.915g/cm3
下の密度及び少なくとも90℃の融点を有する。
【0011】随意、また好ましくは、第一外層は、エチ
レンとC3 〜C8 α−オレフィン少なくとも1種との第
二コポリマーをも含み、そして該第二コポリマーは、エ
チレンより誘導されるそのポリマー単位少なくとも75
重量%(好ましくは少なくとも80重量%)を有し且つ
また、少なくとも0.900g/cm3 未満のコポリマ
ー密度及び80℃未満の融点を有する。更に特定する
に、第一外層は、プロピレンとエチレンとの第三コポリ
マーをも含み、そして該第三コポリマーは、プロピレン
より誘導されるそのポリマー単位少なくとも80重量%
を有する。本発明フィルムすべてのコアー層は、エチレ
ンとC3 〜C8 α−オレフィン少なくとも1種とのコポ
リマー少なくとも1種を含み、そして該コポリマーは、
エチレンより誘導されるそのポリマー単位少なくとも7
5重量%を有する。該コアー層コポリマーは、少なくと
も約0.900g/cm3 〜0.915g/cm3以下
の密度及び少なくとも90℃の融点を有する。コアー層
はまた、随意、第一外層に関し既述した如き第二及び
(または)第三コポリマーを含む。好ましくは、コアー
層は本質上、第一コポリマーに、防曇剤、スリップ剤、
非イオン表面活性剤、オレアミド及び(または)フルオ
ロエラストマーの如き添加剤を適宜組合せてなる。
【0012】第二外層は、エチレンとC3 〜C8 α−オ
レフィン少なくとも1種との第一コポリマー及び第二コ
ポリマーのブレンドを含む。第一コポリマーは、エチレ
ンから誘導されるそのポリマー単位少なくとも75重量
%を有し、また0.915g/cm3 以下の密度及び少
なくとも90℃の融点を有する。ブレンドの第二コポリ
マーは、エチレンより誘導されるそのポリマー単位少な
くとも75(好ましくは80)重量%を有し且つまた、
約0.900g/cm3 未満の密度及び約80℃未満の
融点を有する。本発明の別の様相は、(a)エチレンと
3 〜C8 α−オレフィン少なくとも1種とのコポリマ
ーにして、該コポリマー(a)が、エチレンより誘導さ
れるそのポリマー単位少なくとも75重量%を有し、且
つ該コポリマー(a)が、少なくとも90℃の融点及び
少なくとも約0.900g/cm3 〜0.915g/c
3 以下の密度を有するコポリマー;(b)エチレンと
3 〜C8 α−オレフィン少なくとも1種とのコポリマ
ーにして、該コポリマー(b)が、エチレンより誘導さ
れるそのポリマー単位少なくとも75重量%を有し、且
つ該コポリマー(b)が、約80℃未満の融点及び約
0.900g/cm3 未満〜0.860g/cm3 を上
回る密度を有するコポリマー;並びに(c)プロピレン
とエチレンとのコポリマーにして、プロピレンから誘導
されるそのポリマー単位少なくとも80重量%を有する
コポリマーのブレンドを含む層少なくとも一つを有する
1層ないし2層以上のポリオレフィン軟質フィルムに関
する。この層は多層フィルムを形成すべく他の1層ない
し2層以上をラミネートし得、或はそれは、例えばイン
フレートフィルムまたはスロット流延フィルム法を用い
た同時押出または被覆ラミネートの如き手段により他の
層と共に多層フィルムを形成しうる。上記フィルムは単
一層フィルム例えばオーバーラップとして単独使用しう
る。それはまた、多層フィルムとして他の層と組合せ使
用しうる。
【0013】本発明にとって重要なのは、或る組成を有
するポリオレフィンにして、該生成フィルムをトレー上
製品(特に生鮮肉)に緩みなく延伸し、それ自体にヒー
トシールしうる方法によって製せられ、例えばフィルム
オーバーラップされた製品への指突きで作られる窪みか
ら良好且つ迅速な弾性回復を示すポリオレフィンであ
る。望ましくは、フィルムは、熱収縮操作を必要とせず
に製品上に延伸ラップするとき良好な特性を有する。本
発明の特に好ましい具体物は少なくとも3層を有する。
有利なことに、本発明の好ましい具体化フィルムは、実
質上塩素がなく、実質上非重合可塑剤がなく、且つ(或
は)実質上90℃での熱収縮がなく(縦、横両方向の収
縮が10%未満であり)、特に好ましい具体物では横方
向での90℃収縮が本質上ない(収縮5%未満の)こと
がある。低い横方向収縮は、スロット流延ないしインフ
レートフィルムの特徴である。本発明に従った組成を有
し且つインフレートフィルム(単一バブル)またはスロ
ット流延法で製せられたフィルムは、指突きからのすぐ
れた回復と、フィルム光学、伸長性、強度、ヒートシー
ル適性、気体透過性、粘着、機械適性、表面張力及び摩
擦に関連した他の望ましい特性とを兼備する非常に望ま
しい性質を有しうる。本発明の好ましい具体化フィルム
はまた、好ましくは横方向で容易に裁断しうる。
【0014】本発明の別の様相は、上方向に延在する側
壁で底部を囲繞させたトレーと、該底部の上面に支持さ
れた製品(特に腐敗しやすい食品)、そして該製品、側
壁の上方縁部及びトレー底部の下面の少なくとも一部の
各々に延在する延伸ポリオレフィンフィルムを含むシー
ル食品パッケージにして、該フィルムがトレーと共に食
品のシール封鎖を形成するようトレー底部の下面に対し
て平坦関係でそれ自体にヒートシールされているシール
食品パッケージに関する。本発明のこの様相において、
改良は、以下で更に定義する如き構造を含む延伸フィル
ムとしてのポリオレフィン組成物で覆われた、例えば生
鮮肉(裁断肉または挽き肉)の如きトレー上製品であ
る。好ましい多層フィルムは、後で詳述する少なくとも
第一外層、第二外層及び、該第一外層と第二外層間のコ
アー層を含む。
【0015】詳細な説明 本発明はそのすべての具体化において、10ミル(25
4μ)以下の熱可塑性重合軟質フィルムを含み或は該フ
ィルムを利用する。本発明は工業用包装として用いられ
或は、種々の非食品ないし食品を包装し、覆い或は密閉
するために用いられるが、食品オーバーラップ延伸ない
し粘着フィルムとしての特定ユーティリティを有する。
このような食物包装用フィルムは好ましくは約2ミル
(50.8μ)未満、より好ましくは1ミル(25.4
μ)未満の厚さを有する。代表的には、本発明のフィル
ムは約0.3〜1.2ミル(8〜30μ)範囲である。
トレー上の、例えば生鮮赤身肉の如き食物を含む製品の
包装フィルム用に特に好ましいのは、フィルムが約12
〜20μの厚さを有する本発明フィルムである。このよ
うなフィルムは、良好な指突き回復、破壊抵抗及び機械
適性を有する。10μより薄いフィルムは、ピンホール
を作らずに製造し且つ包装プロセスで取り扱うことが、
より困難である。有利なことに、本発明に従ったフィル
ムは、10μより薄く作られ、例えば仕出し屋によるオ
ーバーラップ用または家庭向けに8〜10μ範囲で作ら
れうる。本発明フィルムはまた、製品包装用に12〜1
4μの厚さ、また鶏肉用に16〜25μの厚さで作られ
うる。
【0016】本発明の多層フィルムは、少なくとも三つ
の必須層すなわち第一外層、コアー層及び第二外層を含
み、コアー層は第一層と第二層との間にある。これら三
つの必須層の各相対厚に関する層比は広く変動しうる。
第一外層またはコアー層厚の場合、個々の残り層厚に対
し2:1以下〜14:1以上の適当な比を用いることが
できる。例えば、代表的には、第一外層は個々のコアー
及び第二外層より約12〜14倍厚く、或はコアー層は
個々の第一ないし第二外層に対して同様に厚い。個々の
層の厚さも広く変動しうる。一般に、第一外層の厚さは
いかなる他の層より厚い。代表的な、好ましい具体物は
15〜70%のコアー層厚を有する。より好ましくは、
第一外層の少なくとも一つは全フィルム厚の50〜70
%を占める。代表的な、好ましい具体化でのコアー層及
び第二外層の厚さは全フィルム厚の15〜35%(より
好ましくは15〜25%)範囲である。
【0017】本発明はまた、2層ないし3層以上のフィ
ルムのみならずポリオレフィン軟質単一層に関する。本
発明の一つの具体化で、少なくとも1層のポリオレフィ
ン軟質フィルムは、(a)エチレンとC3 〜C8 α−オ
レフィン少なくとも1種とのコポリマーにして、該コポ
リマー(a)が、エチレンより誘導されるそのポリマー
単位少なくとも75重量%を有し且つ該コポリマー
(a)が、少なくとも90℃の融点及び少なくとも約
0.900g/cm3 〜0.915g/cm3 以下の密
度を有するコポリマー;(b)エチレンとC3 〜C8 α
−オレフィン少なくとも1種とのコポリマーにして、該
コポリマー(b)が、エチレンより誘導されるそのポリ
マー単位少なくとも75重量%を有し且つ該コポリマー
(b)が、約80℃未満の融点及び約0.900g/c
3 未満〜0.860g/cm3 を上回る密度を有する
コポリマー;並びに(c)プロピレンとエチレンとのコ
ポリマーにして、プロピレンより誘導されるそのポリマ
ー単位少なくとも80重量%を有するコポリマーのブレ
ンドを含む。この層は他の1層ないし2層以上をラミネ
ートして多層フィルムを形成し得、或はそれは、例えば
インフレートフィルムもしくはスロット流延フィルム法
を用いた同時押出ないし被覆ラミネートの如き手段によ
り他の層と共に形成しうる。上記フィルムは単一層フィ
ルム例えばオーバーラップとしてとして単独使用しう
る。それはまた、多層フィルムとして他の層と組合せ使
用しうる。好ましくは、上記ブレンドは、少なくとも5
0重量%の成分(a)、少なくとも10重量%の成分
(b)及び少なくとも10重量%の成分(c)よりな
る。成分(a)は好ましくはエチレン−オクテン−1コ
ポリマーである。成分(b)は好ましくは3未満の分子
量分布Mw /Mn 及び(または)115℃以下の融点を
有する。成分(c)は好ましくは少なくとも130℃の
融点及び(または)少なくとも90重量%のプロピレン
含分を有する。随意、上記フィルム層はその中に、非イ
オン表面活性剤の如き防曇剤0〜10重量%及び(また
は)スリップ剤0〜10重量%をブレンドしうる。本発
明の単一層具体物は8〜30μの好ましい厚さを有す
る。
【0018】有利なことに、好ましいフィルムは効果的
な使用のために熱収縮トンネルないし装置を必要としな
い。好ましいフィルムはまた、低い永久歪、低い曇り
度、高い光沢、ヒートシール適性、良好な弾性記憶ない
し指突き回復、良好な機械適性、易裁断性(特に横方向
での)、高い破壊抵抗、良好な機械強度及び比較的低い
水蒸気透過性と望ましく高い気体(O2 及びCO2 )透
過性を含む2以上または全部の有利な組合せ特性を示
す。本発明フィルムは、腐敗しやすい食品の如き製品を
含む商品の覆い、ラップまたは密閉に用いられ、PVC
フィルムと同様の光学的且つ機械的性質を有する。貯蔵
のため、密閉商品は(脱気を伴い或は伴わずに)オーバ
ーラップされ得、且つ例えば粘着または連続的溶接密閉
によりシールしうる。シールは、代表的には熱による。
すなわち、フィルムは隣接部をヒートシール開始温度と
燃焼温度との範囲に加熱させる。本発明の好ましいフィ
ルムは、肉、果実、野菜の包装に適し且つ室温以下での
食品接触に適した食品接触フィルムである。これらの好
ましいフィルムは低い抽出分を有し、而して意図される
用途での抽出制限に関する行政上の規定を満たす。
【0019】本発明の多層フィルムは、少なくとも3層
を有し、好ましくは本質上3重合層よりなるポリオレフ
ィン軟質フィルムである。望ましくは、第一及び第二外
層はコアー層の反対側に直接付着される。多層フィルム
の3層以上がラミネートしうるが、好ましくは同時押出
される。第一外層、コアー層及び第二外層の各層は、エ
チレンとC3 〜C8 α−オレフィン少なくとも1種との
コポリマー少なくとも1種にして、0.915g/cm
3 以下の密度を有し且つエチレンより誘導されるそのポ
リマー単位少なくとも75重量%好ましくは少なくとも
80重量%を有する。有利なことに、エチレン−α−オ
レフィンコポリマーのエチレン重合単位は無極性且つ疎
水性であり、而してフィルムに防湿性を付与する。有利
なことに、エチレンコポリマーは、エチレンモノマーよ
り誘導される重合単位に加えて、他のα−オレフィンモ
ノマー少なくとも1種より誘導されるそのポリマー単位
少なくとも約3重量%好ましくは少なくとも8重量%を
有する。適当はα−オレフィンモノマーはC3 〜C8
ノマーを含む。本発明の一つの好ましい具体化では、こ
の他のモノマーはブテン−1、ヘキセン−1、オクテン
−1またはこれらの混合物を含む。好ましくは、フィル
ムのコポリマー少なくとも1種はエチレンとC6 〜C8
α−オレフィンとのコポリマーである。かかるコポリマ
ーは層同士同じかまたは別異であり得、また各層でかか
るコポリマーを1種より多く用いることができる。所要
フィルム層に必要な重合処方については後で詳述する。
本発明に有用なかかるコポリマーには、プラストマーも
しくはエラストマーを特徴とするコポリマー及び超低密
度ポリエチレンとして知られるポリマーが包含される。
【0020】用語「ポリオレフィン」は、本明細書で用
いるとき、例えば、ポリエチレンまたはポリプロピレン
の如き、単一オレフィンから誘導される炭化水素ポリマ
ー及びかかるオレフィンのコポリマーを意味する。本発
明で用いられるポリオレフィンは、特記せぬ限り、ハロ
ゲン、酸素または、炭素及び水素以外の他の元素が実質
上ない(但し、付随量例えば触媒ないしプロセス関連汚
染物の痕跡残留量を除く)。しかしながら、これらポリ
オレフィンは随意他のポリマーまたは、加工助剤、紫外
線安定剤もしくはそれと併用される抗酸化剤の如き物質
を有しうる。用語「ポリエチレン」は、本明細書で用い
るとき、基本構造が鎖{CH2 CH2n を特徴とする
ポリマーの呼称である。ポリエチレンホモポリマーは、
密度が0.915〜0.970g/cm3 の、部分的に
非晶相且つ部分的に結晶相を有する、室温で固体である
と概ね説明される。ポリエチレンの相対結晶化度はその
物性に影響することが知られている。非晶相は柔軟性及
び高い衝撃強度を付与し、他方結晶相は高い軟化温度及
び剛性を付与する。
【0021】線状ポリエチレンの一形態は高密度ホモポ
リマーと総称され、密度が約0.96〜0.97g/c
3 で、70〜90%の結晶化度を有する。商業的に利
用されるほとんどのポリエチレンは線状ホモポリマーで
はなく、基本鎖にC2 〜C8アルキル基を結合させてい
る。かかる置換ポリエチレンは枝分れ鎖ポリエチレンと
しても知られている。アルキル基による枝分れは一般に
結晶化度、密度及び融点を低下させる。ポリエチレンの
密度は結晶化度との密接なつながりがあると認められ
る。市販ポリエチレンの物性は、平均分子量ないし分子
量分布、枝分れ長さ及び置換基の種類によって影響され
る。当業者はいくつかの広いカテゴリーのポリマー及び
コポリマーを「ポリエチレン」と総称している。「ポリ
エチレン」のこれらカテゴリーの一つへの特定ポリマー
の配置は往々、ポリエチレンの密度を基礎とし、またし
ばしば製造プロセスへの付加的言及により基礎づけられ
る。なぜなら、プロセスはしばしば枝分れ、結晶化及び
密度の程度を決定するからである。一般に、用いられる
命名は化合物に対して非特異的であり、代わって組成範
囲に言及する。この範囲はしばしばホモポリマー及びコ
ポリマーの両者を包含する。
【0022】例えば、「高密度」ポリエチレン(HDP
E)は斯界では通常、(a)約0.960〜0.970
g/cm3 範囲の密度を有するホモポリマー及び(b)
0.940〜0.958g/cm3 範囲の密度を有する
エチレンとα−オレフィン(通常1−ブテンまたは1−
ヘキセン)とのコポリマーの両者に言及するのに用いら
れる。HDPEには、チーグラーないしフィリップス型
触媒で作られたポリマーが含まれ、また高分子量「ポリ
エチレン」が含まれるとも言われている。重合体鎖がい
くらかの枝分れを有するHDPEとは対照的に、「超高
分子量ポリエチレン」は、本質上非枝分れ特性の、しか
も高分子量HDPEよりはるかに高い分子量を有するポ
リマーである。以下、用語「ポリエチレン」は(特記せ
ぬ限り)、エチレンとα−オレフィンとのコポリマー及
びエチレンホモポリマーに言及し、そして該用語は置換
枝基の存在ないし不在にかかわらず用いられる。ポリエ
チレンの別の広い群は「高圧低密度ポリエチレン」(L
DPE)である。ポリエチレン工業は、Imperia
l Chemical Industries, Lt
d.の研究班によりLDPEの商業的製造法が発見され
た結果1930年代に始まった。LDPEは、本明細書
では、0.915〜0.930g/cm3 範囲の密度を
有する枝分れホモポリマーを呼称するのに用いられる。
LDPE類は代表的には主鎖からの長い枝分れを含有
し、該枝分れには炭素原子2〜8個のアルキル置換基が
ある。
【0023】別種のポリエチレンは線状低密度ポリエチ
レン(LLDPE)である。このグループには、エチレ
ンと高級α−オレフィンとのコポリマーのみが入る。今
日、LLDPE類は、0.915〜0.940g/cm
3 範囲の密度を有するものとして当業者に認識されてい
る。用いられるα−オレフィンは通常1−ブテン、1−
ヘキセンまたは1−オクテンであり、チーグラ−型触媒
が通常用いられる。(しかし、フィリップス触媒も、該
範囲の上限密度を有するLLDPEの製造に用いられ
る。)LLDPE類は代表的には、主鎖からの長い枝分
れを、LDPEほどには多く有さない。ポリエチレンの
別のグループは超低密度ポリエチレン(VLDPE)で
あり、これはまた、「極超低密度ポリエチレン」(UL
DPE)」とも呼ばれる。このグループはLLDPE類
と同様、エチレンとα−オレフィン、通常1−ブテン、
1−ヘキセンまたは1−オクテンとのコポリマーを含
み、LDPEの多くの長い側鎖特性よりむしろ、短い枝
分れ構造の高い線状度を有するものとして当業者に認識
されている。しかしながら、VLDPE類はLLDPE
類より低い密度を有する。VLDPE類の密度は0.8
60〜0.915g/cm3 範囲として当業者に認識さ
れている。
【0024】時折極超低密度ポリエチレン(「ULDP
E」)とも別称される超低密度ポリエチレン(「VLD
PE」)は、約0.915g/cm3 以下の密度を有す
る線状ポリエチレンであるが、しかしこの表現は、約
0.90g/cm3 以下の密度を有するゴム状弾性を有
し而してエラストマーと呼称されるエチレン−α−オレ
フィンコポリマーを含まない。いくつかのエラストマー
は、少なくとも一製造業者から「エチレン−α−オレフ
ィンプラストマー」とも呼称されているが、しかし他の
製造業者はVLDPEを、プラストマー特性を有するエ
チレン−α−オレフィンと特徴づけている。VLDPE
は、0.915〜0.930g/cm3 範囲の密度を有
する線状低密度ポリエチレン(LLDPE)を含まな
い。本発明で用いるVLDPE類は、チーグラー・ナッ
タ、メタロセンまたは単座拘束幾何触媒を含む種々の触
媒を用いた溶液法ないし流動床法により製造されうる。
VLDPEは、エチレンとC3 〜C10(好ましくはC4
〜C8 )α−オレフィンとのコポリマー(ターポリマー
を含む)、通常エチレンと1−ブテン、1−ヘキセンま
たは1−オクテンとのビポリマーそしていくつかの例で
は、例えば、エチレン、1−ブテン及び1−ヘキセンの
ターポリマーを含む。VLDPE類の製造方法について
は欧州特許文献公開番号120,503に記載されてい
るので、必要に応じ該文献が参照される。ゴム状弾性を
有するいくつかのエチレン−α−オレフィンコポリマー
も製造されている。これらの或るものはVLDPEと同
じ範囲の密度を有するが、しかし製造方法の相違によっ
て大いに異なる物性を有しうる。
【0025】本発明で用いるとき、エチレン−α−オレ
フィンコポリマーはエチレンと高級α−オレフィンコモ
ノマーのビポリマーないしターポリマーを含み、またエ
ラストマー及びVLDPE類の両者を含む。本発明に従
ったフィルム形成に用いられるエチレン−α−オレフィ
ンコポリマー(VLDPE類を含む)はDow Che
mical、Exxon Chemical、三井石油
化学及びUnion Carbideの各社製品を含
む。これらのコポリマーは、粉末、ペレットまたは顆粒
としての乾燥樹脂形態で市販されている。本発明に有用
な、適当なエチレン−α−オレフィンコポリマーは、テ
キサス州ヒューストン所在のExxon Chemic
al社による、Exact3027、Exact300
6及びExact4011の如き商標EXACTのメタ
ロセン単座触媒を用いて製造されたものが含まれ、また
ミシガン州ミッドランド所在のDow Chemica
l社によるAttane4203、Attane420
1、AttaneXU61520.01の如き商標At
taneのチーグラー・ナッタ触媒を用いて製造された
もの、そしてまた、AffinityPL1845、A
ffinityPL1840、AffinityPL1
880及びAffinityFW1650の如き商標A
ffinityのメタロセンないし単座拘束幾何触媒を
用いて製造されたものが含まれる。適当なエチレン−α
−オレフィンコポリマーの報告特性及び(または)測定
特性を表Aに掲載する。
【0026】
【表1】
【0027】本発明の好ましい具体例におけるフィルム
の第一外層は、(a)エチレンと少なくとも1種のC3
〜C8 α−オレフィンとの第一共重合体であって、その
重合体単位の少なくとも75重量%がエチレンから誘導
され、そして少なくとも約0.900g/cm3 で0.
915g/cm3 よりも低い密度及び少なくとも90℃
の融点を有する第一重合体と、(b)エチレンと少なく
とも1種のC3 〜C8α−オレフィンとの第二共重合体
であって、その重合体単位の少なくとも75重量%がエ
チレンから誘導され、そして0.900g/cm3 未満
の密度及び約80℃未満の融点を有する第二重合体との
混合物である。有益には、少なくとも90℃の融点を有
する第一重合体は少なくとも3の平均分子量分布Mw
n も有し、そして約80℃未満の融点を有する第二重
合体は3未満の平均Mw /Mn を有する。
【0028】好ましくは、第一外層は、上記の如き第二
共重合体が存在するかどうかに関係なく上記の第一共重
合体を少なくとも40(好ましくは少なくとも60)重
量%含む。1つの好ましい具体例では、第一外層は、上
記の如き少なくとも90℃の融点を有する第一重合体を
少なくとも60重量%含み、そして更に第二共重合体を
40重量%以下含む。
【0029】本発明のフィルムのコア層は、いくつかの
好ましい具体例では、エチレンと少なくとも1種のC3
〜C8 α−オレフィンとの少なくとも1種の共重合体で
あって、その重合体単位の少なくとも75重量%がエチ
レンから誘導され、そして少なくとも約0.900g/
cm3 で0.915g/cm3 よりも低い密度及び少な
くとも90℃好ましくは約90〜100℃の融点を有す
る共重合体を少なくとも約70重量%含むことができ
る。
【0030】いくつかの好ましい具体例では、上記共重
合体は、コア層の少なくとも約85重量%又は随意とし
て少なくとも90重量%の量でコア層中に存在する。特
に好ましい具体例では、コア層は、上記共重合体と、少
なくとも1種の異なる種類の共重合体即ちエチレンと少
なくとも1種のC3 〜C8 α−オレフィンとの第二共重
合体であって、その重合体単位の少なくとも75重量%
がエチレンから誘導され、そして0.900g/cm3
未満の密度及び約80℃未満の融点を有する第二重合体
との混合物を含む。
【0031】本発明のフィルムの第二外層は、コア層に
関して先に記載したような密度及び/又は融点に基づく
2つの異なる種類の共重合体の混合物であってもよい。
第二外層の第一及び第二共重合体は両方とも狭い平均分
子量分布(Mw /Mn <3)を有することができ、又は
これらの共重合体は異なる分布を有してもよく、しかし
て共重合体の一方(好ましくは高い方の融点を有する共
重合体)は≧3の平均分子量分布Mw /Mn を有し、そ
して他方の共重合体は狭いMw /Mn <3を有する。好
ましくは、第二外層は、少なくとも70重量%の第一共
重合体及び30重量%未満の第二共重合体を含む。特に
好ましい具体例では、第二外層は、約70〜85重量%
の第一共重合体及び約15〜30重量%の第二共重合体
を含む。本発明の好ましい具体例では、第二外層中の第
一共重合体は約90〜95℃の融点を有する。また、い
くつかの具体例では、第二外層中の第一共重合体は≧5
0℃〜≦80℃の融点を有することができる。
【0032】有益には、本発明のいくつかの具体例で
は、第一外層において110℃よりも高い融点を有する
共重合体が使用される。優秀なシール特性を有する考え
られる1つの具体例では、第一外層を構成するエチレン
と少なくとも1種のC3 〜C8α−オレフィンとの共重
合体であって、その重合体単位の少なくとも75重量%
がエチレンから誘導され、そして少なくとも約0.90
0g/cm3 で0.915g/cm3 よりも低い密度及
び少なくとも90℃の融点を有する共重合体は、(i)
コア層においてそのコア層の少なくとも80重量%を占
める重合体又は重合体の組み合わせ及び(ii)第二外層
においてその第二外層の少なくとも80重量%を占める
重合体又は重合体の組み合わせの融点よりも少なくとも
30℃高い融点を有する。
【0033】また、本発明に従ったフィルムにおいて上
記のエチレン−α−共重合体と混合状態で重合体成分と
して有用なものは、エチレンとのプロピレン基材又はブ
テン基材共重合体、及び75重量%未満のエチレンを有
するエチレンプロピレンゴム(EPR)である。かかる
プロピレンエチレン(C32 )共重合体又はブテン−
1エチレン(C42 )共重合体は、それらの重合体単
位の少なくとも50重量%がプロピレン又はブテン単量
体のどちらかから誘導され、そして50重量%未満のエ
チレン含量を有する。好ましい重合体は、プロピレンと
エチレンとの共重合体であって、その重合体単位の少な
くとも80重量%がプロピレンから誘導された共重合体
である。かかる重合体は、少なくとも1つの層そして好
ましくは第一外層との混合物において使用されるのが有
益である。有益には、かかる共重合体は、該第一外層の
約2〜15重量%の量で存在する。特に好ましいC3
2共重合体は、その重合体単位の少なくとも80重量%
がプロピレンから誘導されたことの他に、少なくとも1
30℃の融点を有する。好適なC32 若しくはC4
2 共重合体又はC23 ゴムの例としては、例えば、米
国ジョージア州アトランタ所在のシェル・ケミカル・カ
ンパニー(シェル)によって商品名「ShellDS6-281」の
下に販売されるようなプロピレン−エチレンランダム共
重合体、及び米国オハイオ州アクロン所在のモベイ・コ
ーポレーションのポリサー・ラバー・デビジョンによっ
て商品名「Polysar EPM-306 」(Polysar は、ドイツの
バイエルAGの登録商標である)の下に販売されるよう
なエチレンプロピレンゴムが挙げられ、そしてシェル社
によって商品名「Duraflex polybutylene 8640」及び
「Duraflex polybutylene 8310」の下に販売されるブテ
ンエチレン共重合体も挙げられる。これらのC42
32 又はC23 共重合体の報告された及び/又は
測定された特性を表Bに記載する。また、表Bには、比
較例を含めた下記の実施例で使用した他の重合体の特性
も含まれている。
【0034】
【表2】
【0035】また、本発明のフィルムは、フィルム特性
を変性するためにその中に混合された他の重合体を含む
こともできる。線状低密度ポリエチレン(LLDP
E)、エチレンとビニルエステルのような不飽和エステ
ルとの共重合体例えばエチレン酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−アクリル酸メチル、エチレン−アクリル酸エチ
ル及びエチレン−アクリル酸ブチルのようなエチレン−
アクリル酸アルキル共重合体、エチレン−アクリル酸共
重合体(EAA)のようなエチレンとカルボン酸との共
重合体、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリ
エチレン(HDPE)又はアイオノマーの如き重合体
を、例えば多層フィルムの第一外層、コア層若しくは第
二外層を含めた個々の層のうちの1つ以上に混入させる
ことができ、又は随意の追加的な層中に加えることもで
きる。本発明の好ましい具体例は、上記のような添加さ
れた非エチレン−α−オレフィン共重合体を20重量%
未満有する。また、本発明のフィルムの層のどれか又は
全部はかような上記の重合体を含まなくてもよい。かか
る重合体を実質上含まない(即ち、全フィルムの≦5重
量%)本発明のフィルムは有用であり、そして不利益な
特性、又は他の樹脂を購買、貯蔵、測定及び混合すると
いう追加的な面倒及び費用、並びにフィルム構造への他
の樹脂の添加によって必要とされるような更なる調整を
招くことなしに極めて望ましい特性の組み合わせを有す
ることが判明した。同様に、非エチレン−α−オレフィ
ン共重合体を実質上含まない(即ち、全フィルム層の≦
5重量%)層の本発明のフィルムは有用である。
【0036】本発明では、市場で入手可能な樹脂を使用
することができる。斯界で一般に認められているよう
に、これらの樹脂は、タンブラー、ミキサー又はブレン
ダーを含めた市場で入手可能な装置を使用して周知の方
法によって溶融混合又は機械的に混合させることができ
る。また、所望ならば、押出前の混合によって、加工助
剤、スリップ剤、防曇剤、クリング剤、粘着防止剤、顔
料、酸化防止剤及びそれらの混合物の如き周知の添加剤
をフィルム中に配合することができる。本発明のフィル
ムでは、かかる添加剤は、典型的には、全フィルム重量
の10重量%未満の量でそして個々の層ではその個々の
層重量を基にして10重量%未満の量で存在する。肉又
はチーズのような冷凍食品の伸縮包装に好適な本発明の
好ましい具体例では、典型的には、防曇剤やスリップ剤
が使用されるが、市場で入手可能な重合体樹脂は、製造
業者によって添加された一次及び二次酸化防止剤のどち
らか又は両方を含有する場合が多い(一般には樹脂の貯
蔵又は移送間に分解又は架橋を示すために)。有益に
は、本発明のある具体例では、第一外層及びコア層のど
ちらか又は両方が各層の4重量%までの量で防曇剤を含
む。下記に実施例で使用されたある種の添加剤を表Cの
記載する。
【0037】
【表3】
【0038】以下でより詳細に説明するように、本発明
の三層フィルムは、トレー入り食品を包装する際のPV
C代替物として従来技術のポリオレフィンフィルムの上
記制限を打破するものである。また、それは、多くの他
の工業的に用いられる多層ポリオレフィンフィルムと同
様に又はそれよりも良好に機能し、そして他のポリオレ
フィンフィルムよりも親指によるへこみからの大きな回
復率を提供する。その上、この三層フィルムは、良好な
光学的特性と低い永久歪率との予想外の組み合わせを提
供することが例証された。これらの特性のすべては、食
品包装及び他の用途において、そして特にトレー入りの
新鮮な赤肉をプラスチックフィルムで伸縮包装すること
のような小売食品の包装においての利点である。
【0039】先に記載したように、本発明の多層フィル
ムは少なくとも3つの層を含む。3つの必須層(即ち、
第一及び第二外層並びにコア層)のすべてが一緒に協同
して、光学的特性と、機械的特性特に伸縮特性そして特
には変形後のフィルム回復率、例えば、少なくとも1つ
の方向において90℃で10%未満の収縮率を有する他
のポリオレフィン型非PVC伸縮フィルムと比較して親
指によるへこみからの大きな弾性回復値との良好な組み
合わせを有する熱可塑性軟質フィルムを提供するものと
考えられる。
【0040】本発明の好ましいフィルムは、少なくとも
1つの層において、重合体単位の少なくとも75重量%
(好ましくは少なくとも80%)がエチレンから誘導さ
れた少なくとも1種のC28 共重合体(好ましくは実
質上線状のエチレンオクテン−1共重合体)を層の少な
くとも50重量%(好ましくは少なくとも60重量%)
の量で有する。かかるC28 共重合体は、特に該C2
8 共重合体が少なくとも0.900g/m3 又はそれ
以上の密度を有するときにはフィルムに対して強度を加
えると考えられる。
【0041】有益には、本発明のフィルムは、エチレン
と少なくとも1種のC3 〜C8 α−オレフィンとの少な
くとも1種の共重合体であって、その重合体単位の少な
くとも75重量%がエチレンから誘導され、そして少な
くとも約0.900g/cm3 で0.915g/cm3
よりも低い密度、少なくとも90℃の融点及び<3の狭
い平均分子量分布Mw /Mn を有する共重合体を含む第
一外層、コア層及び/又は第二外層を有することができ
る。
【0042】本発明に従った好ましいヒートシール性フ
ィルムは、広い(≧3.0)及び狭い(<3)分子量分
布(Mw /Mn )のエチレン−α−オレフィン共重合体
の混合物を含有する少なくとも1つの層(好ましくは少
なくとも第一外層)を有する。好ましくは、少なくとも
15重量%の狭い分子量の物質が少なくとも30重量%
好ましくは30〜70重量%の広い分子量の物質と混合
される。かかる混合物は、本発明のフィルムのそれ自体
へのヒートシールを達成できる温度範囲を拡張すると考
えられる。有益には、本発明のいくつかの具体例では、
少なくとも20℃又は好ましくは少なくとも50℃の熱
棒シール範囲が得られる。
【0043】有益には、本発明のいくつかの好ましい具
体例では、費用のかかる架橋操作に頼らずに例えば電子
ビーム硬化装置を使用する照射による少なくとも50℃
の熱棒シール範囲が得られる。しかしながら、所望なら
ば、フィルムは、そのヒートシール範囲を更に広げるた
めに架橋させることができる。
【0044】また、本発明の実施では必須でないけれど
も、向上した酷使及び/又は破壊抵抗性並びに他の物理
的特性を得るために本発明のフィルムの1つ又はそれ以
上の層を架橋させるのが望ましい場合がある。例えば、
これは、例えば約150キロボルト〜約6メガボルトの
範囲内で作働しそして所望の線量を供給することができ
る出力を有する電子ビーム発生器を使用する照射によっ
て達成することができる。当業者には、フィルムを照射
するための多くの装置が知られている。この照射は、通
常、約20MRまでそして典型的には約1MR〜約20
MRの間の線量で実施されるが、好ましい線量範囲は約
2MR〜約12MRである。照射は室温において都合よ
く実施されることができるが、それよりも高い温度及び
低い温度例えば0℃〜60℃を使用することができる。
別法として、架橋は、化学的な架橋剤を使用して又は化
学的手段と照射手段との組み合わせによって行うことが
できる。有益には、実質上架橋されていない本発明のフ
ィルムを適当に作りそして使用することができる。
【0045】好ましくは、本発明のフィルムは、インフ
レーション法によって作られたインフレートフィルムで
ある。用語「インフレートフィルム」を本明細書で使用
するときには、それは、重合体溶融物を環状ダイからチ
ューブ状に押し出しながらそれをダイから引っ張ってそ
のダイとニップロールのような折畳手段との間に捕捉さ
れた空気バッブルの上を通しそして外部フィルムのチュ
ーブ面の周囲に空気を吹き付けてそのチューブを安定化
し且つ冷却させることによって製造されたフィルムを意
味する。
【0046】一般には、フィルムの樹脂及びすべての添
加剤が押出機(一般には1つの層当たり1つの押出機)
に導入され、そこで樹脂は加熱によって溶融可塑化され
次いで押出(又は共押出)ダイに送られてチューブが形
成される。
【0047】押出機及びダイの温度は、一般には、加工
処理しようとする特定の樹脂又は樹脂含有混合物に左右
され、そして市販樹脂に好適な温度範囲は一般には斯界
に知られており、又は樹脂製造業者から入手できる技術
冊子に記載されている。加工処理温度は、選択される他
のプロセスパラメーターに依存して変動することができ
る。本発明のエチレンα−オレフィン共重合体外層ブレ
ンドの押出では、バレル及びダイ温度は、例えば、約1
70〜210℃の範囲内であってよい。しかしながら、
使用することができる他の樹脂、使用する製造法、並び
に使用する装置の種類及び他のプロセスパラメーターの
如き因子によっては、変動が予測される。プロセス温度
を含めて実際のプロセスパラメーターは、過度の実験を
行わなくても当業者によって設定されよう。
【0048】インフレーション法において、外部フィル
ム面(随意として内部フィルムチューブ面も)と室温又
はそれよりも冷たい空気との接触は、その半径方向に膨
張するチューブ状重合体溶融物をそれがダイを出てから
捕捉されたバブルの上を走行するときに冷却させ、これ
によってかかる重合体溶融物が固化される。重合体溶融
物から固体への転移点は、一般には、フロストラインと
して知られている。フロストラインよりも上では、吹込
又はインフレートフィルムはニップロールによって折り
畳まれて送られる。このニップロールは、膨張した流体
バブル(典型的には空気)を維持するためにチューブ内
に空気を捕捉させる。随意として、この空気バブルは、
膨張したフィルムチューブの内部を冷却させるのに使用
することができる。これは、冷たい空気(例えば、約4
5〜55°F即ち7〜13℃で)を連続的に送ると同時
にダイを介してバブル内部から暖かい空気を取り出すこ
とによって行われる。この空気交換は、通常、均一寸法
の最終インフレートフィルムを生成させるために一定速
度で行われる。バブルによる内部冷却は、フィルムの冷
却を補助し、そして向上した光学的特性(即ち、低い曇
り及び高い光沢)を有するフィルムを生成することもで
きる。ブローアップ比(膨張比)は、半径方向の膨張及
び冷却後のフィルムの円周とダイの開放円周との比であ
り、そして扁平化され、膨張されそして冷却されたチュ
ーブ状フィルムの横断幅を測定することによって既知の
環状ダイ開放寸法から決定することができる。典型的な
ブローアップ比は、2:1〜5:1の範囲内である。吹
込フィルムの寸法及び特性は、フィルムがダイから機械
方向において例えば駆動ニップロールによって引っ張ら
れるときにそのブローアップ比及び/又は引取(又は引
出)速度を変えることによって調整されることができ
る。
【0049】ここで図面を説明すると、図1は、本発明
に従って本発明の多層共押出インフレートフィルムを製
造するのに使用することができる典型的な好ましいプロ
セス10を示す概略図である。図示されるプロセス10
では、第一ポリオレフィン重合体樹脂供給物11がスク
リュー型押出機13のホッパー12に入れられ、そこで
それは第一重合体供給物の融点よりも高い適当な温度に
加熱されて溶融される。また、この押出機には、冷却媒
体が循環するジャケット付チャンバーを備えることもで
きる。押出機13内でのスクリューの回転は、溶融した
可塑化重合体を連結管14から共押出ダイ15へと強制
送りする。
【0050】溶融した可塑化第一樹脂供給物11の共押
出ダイ15への導入と同時に、第二樹脂供給物16(第
二押出機18のホッパー17に入れられた)が押出機1
8によって同様に熱可塑化されそして管路19を経て共
押出ダイ15に強制送りされる。同様に、第三樹脂供給
物20が第三ホッパー21、押出機22及び管路23を
経てダイ15に導入される。本発明の好ましい具体例で
は、3つのフィルム層を生成させるのに3つの押出機が
使用されている。しかしながら、共押出の業界では、1
つよりも多くの層の多層構造において同じ重合体溶融物
を使用する場合には、1つの押出機からの溶融物が例え
ばダイにおいて分割されそして多層の形成に使用するこ
とができることは知られている。この態様で、例えば3
つ又は4つの押出機を使用して本発明のチューブ状五層
フィルムを作ることができる。
【0051】共押出ダイ15は環状(好ましくは、円形
型)開口を有し、そして第一、第二及び第三重合体溶融
物を一緒にしてチューブ状多層重合体溶融物、即ち、エ
チレンと少なくとも1種のC3 〜C8 α−オレフィンと
の少なくとも1種の共重合体であって、その重合体単位
の少なくとも75重量%がエチレンから誘導され、そし
て少なくとも約0.900g/cm3 で0.915g/
cm3 よりも低い密度及び少なくとも90℃の融点を有
する共重合体を含む第一外層(チューブの内層)と、
(a)エチレンと少なくとも1種のC3 〜C8 α−オレ
フィンとの第一共重合体であって、その重合体単位の少
なくとも75重量%がエチレンから誘導され、そして
0.915g/cm3 よりも低い密度及び少なくとも9
0℃の融点を有する第一共重合体と(b)エチレンと少
なくとも1種のC3 〜C8 α−オレフィンとの第二共重
合体であって、その重合体単位の75重量%がエチレン
から誘導され、そして0.900g/cm3 未満の密度
及び約80℃未満の融点を有する第二重合体との混合物
を含む第二外層(チューブの最外層)とを有し、しかも
第一及び第二外層が、エチレンと少なくとも1種のC3
〜C8 α−オレフィンとの少なくとも1種の共重合体で
あって、その重合体単位の少なくとも75重量%がエチ
レンから誘導され、そして少なくとも約0.900g/
cm3 で0.915g/cm3 よりも低い密度及び少な
くとも90℃の融点を有する共重合体を含むコア層によ
って分離されているチューブ状多層重合体溶融物を製造
するように設計されている。
【0052】好ましくは、第一外層は、エチレンと少な
くとも1種のC3 〜C8 α−オレフィンとの第二共重合
体であって、その重合体単位の少なくとも75重量%
(好ましくは80重量%)がエチレンから誘導され、そ
して0.900g/cm3 未満の共重合体密度及び約8
0℃未満の融点を有する第二重合体も含む。より好まし
くは、第一外層は、重合体単位の少なくとも80重量%
がプロピレンから誘導されたプロピレンとエチレンとの
第三共重合体も含有する。
【0053】多層溶融物は環状ダイの開口からチューブ
として共押出されが、このダイ15には、斯界に知られ
ているように、押出物の直径を半径方向に膨張させるた
めに典型的には空気のような流体を導入させるための中
央オリフィスが設けられており、しかして外面25及び
内面26を有する吹込チューブ状フィルム24が形成さ
れる。
【0054】吹込フィルムチューブ24は、チューブ2
4の下方外面28に沿って冷却空気を吹き付ける空気リ
ング27のような冷却手段によって外部冷却される。同
時に、内面26は、例えば、孔付管路29を有する内部
バブル冷却装置によって運ばれる冷却空気(例えば、5
〜15℃で)との接触によって冷却されるのが好まし
い。孔付管路29は、フィルムバブル24の上方端32
に上昇した暖かい空気を受けて除去するように末端31
が開口した狭い直径の長尺管路30の周囲に同心状に配
置される。空気及び/又は水のような外部及び内部冷却
用流体の流れは、押し出されそして半径方向に膨張され
たプラスチックチューブを所望の直径において冷却又は
硬化させる働きをする冷却帯域を構成する。
【0055】吹込フィルムバブル24は、随意として、
一連の収束ロール34からなる折畳ラダーへの直線通路
に沿ってそのバブルを維持するのを助ける外部集中ケー
ジ33によって安定化される。吹込フィルムバブル24
は、ロール34において案内されそして駆動ニップロー
ル35によって扁平化される。ニップロール35は、チ
ューブ又はスリットとして巻き取ることができるチュー
ブを折り畳む働きをすることもできる。安定化用ケージ
は、内部バブル冷却装置を使用して作られたフィルムを
安定化させるのに特に有用である。
【0056】新鮮な赤肉及び加工肉のような製品を包装
するための包装材として使用するのに好適なシートフィ
ルムロールを作るために、扁平化したフィルムチューブ
36はスリットして1つ以上のシートに開かれ、そして
これはその後の分配又は使用のために板紙又はプラスチ
ックコアに巻き取ることができる。図1に示される具体
例では、扁平化されたチューブ36はスリッター37の
ようなスリッチング又は切断手段を経て運ばれ、ここで
フィルムチューブはナイフによって2つのシート38及
び39にスリットされる。第一多層シート38はローラ
ー40によって巻上リール41に運ばれ、そして第二多
層シート39はローラー42によって巻上リール43に
運ばれる。かくして、フィルムはロールに巻き上げるこ
とができるが、第一外層はロールの内面又は外面のどち
らかを構成する。
【0057】形成されたシートの扁平幅は、吹込フィル
ムの円周並びにチューブに作られた切り目の数及び場所
に依存して様々な寸法状態になり得ることが理解されよ
う。また、軟質フィルムの製造では、約10ミル(25
4mm)又はそれ以下の範囲内の典型的なフィルム壁厚
を得ることができる。従って、本発明に従えば、この多
層吹込フィルムは、周知で且つ入手可能な装置を使用し
て押出、吹込、冷却、折り畳み、スリットそしてリール
巻きすることができる。
【0058】上記の説明では、チューブを引っ張るか若
しくは搬送し又は両方を行いそして膨張したチューブを
平らにした状態に折り畳む働きもするニップロールの使
用が説明されている。しかしながら、当業者には、案内
ラダー、駆動ベルト等のような装置を含めて他の搬送手
段及び折畳手段を使用することができるが、それらは斯
界において知られていること、並びにかかる機構の使用
は本発明によっても意図されていることが理解されよ
う。更に、当業者には、ダイの開口直径、ニップロール
速度、ダイとニップロールとの間に導入されて捕捉され
た空気のような流体の量及び温度、ダイ開口からの押出
物の流量、溶融温度、冷却媒体の種類例えば水又は空
気、並びに内部及び外部バブル冷却温度の如きパラメー
ターはすべて、プロセス条件を最適化するように調節さ
れることができることが理解されよう。例えば、インフ
レートフィルムチューブの円周又は扁平幅は、上記パラ
メーターのうちの1つ以上の変更修正によってダイギャ
ップ開口よりも上方では様々な程度に増大させることが
できる。同様に、インフレートフィルムチューブは、例
えば、内部、内面及び/又は外面の適用、これと接触さ
れる気体又は液体を含めた物質の種類、量及び特性の変
動、並びに圧力及び温度のようなパラメーターの設定及
び変動によって状態調整又は変性されることができる。
また、斯界では、かかるパラメーターは様々に変動する
ことができ、そしてチューブを構成する重合体樹脂の種
類、並びに変性剤の存在又は不在、使用する装置の種
類、所望の生産速度、所望のチューブ寸法(直径及び厚
さを含む)、意図する用途に対するチューブ状製品の品
質及び所望性能特性のような実際の考慮事項に依存する
ことが理解されよう。プロセス温度を含めてこれらの及
び他のプロセスパラメーターは、本明細書の開示にかん
がみて過度の実験を行わなくても当業者によって容易に
設定されるものと思われる。
【0059】また、フィルム厚の変動、チューブの一様
でない加熱又は冷却、不均一な空気流量等のようなプロ
セス上のある種の不均一性は、チューブの縦軸に対して
ダイ、空気リング及び/又はチューブの巻取機(リー
ル)を変動と共に又は変動なしに回転させることによっ
て軽減させることができる。
【0060】また、上記ではバブルの形成間にチューブ
の垂直上方移送を使用した共押出法に関して吹込フィル
ムの製造を説明したけれども、当業者は、垂直下方方向
を含めた他の方向でチューブを押出してバブルを形成す
ることができることも理解すべきである。
【0061】ここで図2を説明すると、図1のチューブ
状吹込フィルム24の横断面が示されているが、これは
外部側の外面25及び内部側の内面26を有している。
フィルム24は3つの層50、51及び52を有する
が、その厚さはここでは明瞭にするために拡大化されて
いる。第一外層50はフィルム24の内面層であり、そ
して内面26を有する。該第一外層50の次に配置され
ているものはコア層51であり、そしてこれは好ましく
は溶融共押出によって該層50の片側に直接付着されそ
してその反対側には第二外層52が付着されている。第
二外層52は該チューブ24の外面層であり、そして外
面25を有する。好ましくは、本発明のフィルムは3つ
の層より本質上なるが、しかし追加的な層をかかる3つ
の層のどちらかの側に積層若しくは共押出することがで
きし、又は層と層との間に配置させることもできる。ま
た、本発明では、単層の具体例も特許請求の範囲に記載
されている。
【0062】ここで図3を説明すると、シート60の拡
大した横断面が示されている。かかるシート60は、図
2のチューブ状フィルム24を切り開いて対向端部61
及び62並びに3つの層50、51及び52を有するシ
ート60を形成することによって作ることができる。こ
れらの3つの層は、上記で図1及び2においてチューブ
状フィルム24に関して説明したものと同じ層に相当す
るものである。チューブ24の外面25及び内面26
は、ここではシート60の対向面25及び26である。
【0063】ここで図4を説明すると、包装されたトレ
ー70が示されている。フィルムシート60は、トレー
71に入れられた挽き肉又は切り肉のような製品を包ん
でいる。フィルムシート60は製品及び支持トレー71
を伸張されており、そしてフィルムシート60の両端
(図示せず)はトレー71の底面に沿って一緒に集めら
れ、そして外部フィルム面25を有する保護伸張フィル
ム60によって覆われたトレー70を提供するように一
緒に付着され又はヒートシールされる。フィルムシート
60の製造では、図2のフィルムチューブ24の内面又
は外面のどちらかを、包装製品の食品接触層として又は
外部層として働くように構成することができることを理
解されたい。また、シート60はロールに巻き取ること
ができ、そしてシート60の各部分は使用に対して所望
の長さで切断することができる。かかるロールは、数メ
ートルのフィルムを含むことができる。
【0064】本発明を例示するために、以下に実施例及
び比較例が提供されている。下記の実施例の実験結果
は、特に記していなければ、次の試験法と同様な試験に
基づくものである。 引張強度:ASTM D−882、方法A 伸び%:ASTM D−882、方法A 1%割線モジュラス:ASTM D−882、方法A 酸素ガス透過速度(O2 GTR):ASTM D−39
85−81、23℃及び0%相対湿度 水蒸気透過速度(WVTR):ASTM F−1240
−90、38℃ エルメンドルフ引裂強度:ASTM D−1992 厚さ:ASTM D−2103 曇り:ASTM D−1003−52 光沢:ASTM D−2457、45°角度 融点:ASTM D−3418、5℃/分の加熱速度に
よるDSC メルトインデックス:ASTM D−1238、条件E 分子量分布:ASTM D−3593 ビカー軟化点:ASTM D−1525−82
【0065】収縮値:収縮値は、拘束収縮率を90℃で
5秒間測定することによって得られた値であると定義さ
れる。試験しようとするフィルムの所定試料から4つの
試験片を切り取る。各試験片を機械方向において10c
m長さそして横断方向において10cm長さの正方形に
切る。各試験片を90℃の水浴中に5秒間完全に浸漬す
る。次いで、水浴から試験片を取り出し、そしてその収
縮した試験片の両端間の距離をMD及びTDの両方の方
向について測定する。収縮した試験片及び元の10cm
側について測定した距離の差に10を掛けて各方向にお
ける試験片の収縮率%を得る。所定のフィルム試料のM
D収縮値を得るために4つの試験片の収縮率を平均し、
そしてTD収縮値を得るために4つの試験片の収縮率を
平均する。
【0066】弾性回復率(親指によるへこみ) 7.5cmの内径、9.4cmの外径、0.95cmの
厚さ及び1.5cmの深さを有する硬質中空板紙円筒体
を試験フィルムで包む。試験フィルムは、円筒体の2つ
の対向する平行で平らな円形表面(面)のうちの1つを
覆って置かれ、そして滑らかで平らな表面を得るのに必
要な最小の力で円筒体面の半径方向の縁の周囲に手で引
っ張ってぴんとはられ、そしてこのフィルムを円筒体外
面の周囲に適用された接着テープによって円筒体の外壁
に固着させる。
【0067】包まれた円筒体をテーブルの平らで滑らか
な硬い表面上に置く。このとき、円筒体の開放面はテー
ブルに向けそして反対側のフィルムで覆われた面はテー
ブルの上方に向ける。円筒体の円形面の平面に保持され
た試験フィルムの部分の中央部を、親指によって円筒面
に対して垂直方向で1.5cmの円筒体内部まで素早く
押し込む。このとき、押し込みは、親指がテーブル表面
に対してそれらの間にはさまれた伸張フィルムだけでし
っかりと押圧するまで行われる。次いで、親指をフィル
ムとの接触から素早く外し、そして変形力の除去から1
分後にフィルムがその前の平らな状態に戻る弾性回復度
を評価し、それに0.0〜5.0の数を与える。
【0068】与えらえた0.0の値は、親指のへこまし
力を除いてから1分後に回復率を全く示さない完全変形
のフィルムを示す。与えらえた5.0の値は、新鮮赤肉
用伸張包装剤としての用途で販売される市販PVCフィ
ルムの回復率と同様な完全回復率を有するフィルムを表
わす。0.0〜5.0の間の数は回復率を反映し、そし
て早い回復時間程、大きい数を有する。すべての評価
は、観察者可塑化PVCの対照フィルムと比較すること
によって行われる。
【0069】永久歪 永久歪の測定のために下記の実施例で使用された手順は
ASTM D621から得られたものであり、そしてイ
ンストロン卓上型引張試験機又は均等物が使用される。
MD永久歪では4つの試料が試験され、そして各々は5
インチMD長さ及び1インチTD長さに切断される。同
様に、TD永久歪でも4つの試料が試験され、そして各
々は5インチTD長さ及び1インチMD長さに切断され
る。A及びBジョ−の両方のチャート速度を20インチ
/分に設定する。Aジョークロスヘッド速度を2インチ
/分に設定し、そしてBジョークロスヘッド速度を20
インチ/分に設定する。チャートペンの設定は、クロス
ヘッドがフィルムの伸張後に2インチのゲージ長さのそ
の初期長さの50%即ち1インチに戻るように調整され
る。20インチ/分のBジョークロスヘッド速度で作動
させると、クロスヘッドは50%伸張後にその元の位置
に戻る。この元の位置は30秒間維持される。次いで、
同じ態様で、2インチ/分のAジョークロスヘッド速度
で作動させる。チャートに力が再び現れ始めるときに、
クロスヘッドは初期のゲージ長さに戻される。試験の開
始から力が再び現れる、即ちペンがベースラインを離れ
るまでチャートのインチ数を読み取る。チャート上のイ
ンチ数に5を掛けることによって永久歪%を得る。残り
の試料を用いてこの操作を反復し、そして算術平均値を
計算する。この操作も同様にASTM 621と同じで
ある。
【0070】高温バーシール試験 高温バーシール範囲試験は、サーマルバーヒートシーラ
ーを使用してプラスチックフィルムをヒートシールする
ための許容し得る温度範囲を求める。米国、マサチュー
セッツ、ハイアニス在Sencorp System
s,Inc.製のSencorp Systems M
odel 24−AS実験室シーラーを使用した。サー
マルバーヒートシーラーに、可変に調節される温度に加
熱することができる上部の幅1/4インチ(0.6c
m)シール棒を装着する。この試験で、チューブラーフ
ィルムから、幅1インチ(2.5cm)及び長さ4イン
チ(10cm)(TD方向の長さ)の2つのサンプルを
切断する。サーマルバーヒートシーラーに、温度、時間
及びシールバー圧力についての制御を装着する。これら
の制御を、温度の他は、下記の条件に設定する:滞留時
間1.0秒(上部の加熱したジョーを、下方のシリコー
ンゴムで作った幅1インチ(2.5cm)及び厚さ3/
8インチ(0.95cm)の固定した熱盤(plate
n)に対して保つ時間である) ジョー圧力50psi(3.5Kg/cm2
【0071】最低シール温度を決めるのに使用するため
に、2つのフィルムサンプルを、各々のフィルムの第一
外面を互いに接触させて一緒に保つ。2つのサンプルを
一緒に保ちかつシーラーの上部ジョーと下方のシール熱
盤との間に入れる。上部ジョーと下方の熱盤とは、フル
オロカーボンポリマーの耐熱性の粘着しないコーティン
グを被覆したグラスファイバー補強したカバーを有す
る。2つのフィルム部分を互いにシールさせるための最
低温度は、ジョーを熱盤に対して種々の温度設定を用い
て規定の圧力において示した時間プレスすることによ
り、手探り法で求めた。
【0072】次いで、最高温度を、2つのフィルム部分
を第一外層対第一外層接触させて有する同様のフィルム
サンプルについて、隣接するフィルム部分を、カバー付
きシーラージョーと熱盤との間に入れ、上部シールバー
を下方の熱盤の上に降ろして閉ざすことにより求めた。
一層高い温度を手探り法で加えた後に、フィルムサンプ
ルを観察し、シールの破断、シールの溶け落ち或は有意
の変形を引き起こさない温度を求める。最高温度は、シ
ールの一体性の破壊を観察する前に得られる最後の書き
留めた温度である。
【0073】分子量/サイズ分布 エチレンアルファ−オレフィンコポリマーは、一部、所
定数の反復単位の各々の鎖の重量にかかる鎖の数を掛け
かつ鎖の全重量で割ることによって求める重量平均分子
量(Mw )を特徴とし得る。エチレンアルファ−オレフ
ィンコポリマーは、また一部、ポリマー分子の全重量を
全数で割ることから誘導される数平均分子量(Mn )も
特徴とし得る。これらの両方が分かれば、それらを用い
てコポリマーについての分子量分布カーブの形状を(す
なわち分子量間隔におけるポリマー鎖の数を縦座標とし
てかつ分子量を横座標として)特性表示することができ
る。
【0074】定性的に言えば、Mw /Mn が大きいこと
は、分子量の分布が広いことを意味し、これに対し、M
w /Mn が小さいことは、分布が狭いことを意味する。
w/Mn はいくつかの異なる技法によって測定するこ
とができるが、本発明において用いる通りのASTM
D−3593−80に概略されるゲルパーミエーション
クロマトグラフィー(「GPC」)手順を用いる。
【0075】比較的狭いMw /Mn 分布(及び小さい
比)は、物理的性質の一層はっきりした調節及び優れた
光学的性質、すなわち比較的高い光沢及び低いヘーズを
可能にするのが普通である。しかし、Mw /Mn 比値の
比較的小さいポリマーは、また加工するのが難しくかつ
狭いヒートシール範囲を有する。一層特には、出願人
に、本発明において、特にフィルム回復特性に関して有
用として知られているいくつかの特定のエチレンアルフ
ァ−オレフィンコポリマーは、分子量分布が狭くかつM
w /Mn 値が約3.0より小さいことを特徴とする。
【0076】比較的広い(≧3.0)Mw /Mn 分布、
すなわち高い比のエチレンアルファ−オレフィンコポリ
マーは、一層良好な加工特性及び一層広いヒートシール
範囲を有するのが普通である。これらの広い分布の物質
もまた発明において、狭い分子量物質と組み合わせて好
適に使用する。平均分子量値Mw 、Mn 、Mz は、他の
方法で示さない場合、報告された値であり、ASTM
D−3593−80の方法と同様なゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィー法によって測定することができ
る。
【0077】下記の例のすべてにおいて、他に示さない
場合、フィルム組成物は、上記においてかつ図面により
更に記載した通りの典型的な吹込(blown)フィル
ム製造装置及び方法を全般に利用して製造し、上記のチ
ューブラープロセスによって造る場合、第一外層はフィ
ルムの内面になった。使用したポリマー及び添加剤は、
表A〜Cに記載したものであった。パーセンテージは、
他に示さない場合、すべて重量による。
【0078】
【実施例】例1〜5 例1〜3は比較例である(発明の例でない)。例1は、
Viskase Corporationの子会社のF
ilmco Industriesにより商標Hi Y
Goldで販売される市販されている可塑化されたポ
リ(塩化ビニル)吹込フィルムである。このフィルム
は、可塑剤約25〜30重量%で可塑化されたポリ(塩
化ビニル)約65〜70重量%を含有しかつ他の添加剤
を約5重量%より少ない量で有する。そのようなフィル
ムは、フレッシュな及び加工された肉を含む種々の製品
を包装するのに用いられる。例2は、三菱油化から商標
YUKA Wrapで市販されているポリオレフィンス
トレッチフィルムである。例2のフィルムは、EVA−
ポリブチレンブレンドコアー層を、EVAを含む第一外
層と第二外層との間にサンドイッチさせた3層フィルム
であると考えられる。例3は、Croccoから商標A
liprotで市販されているポリオレフィンストレッ
チフィルムである。例3のフィルムは、エチレンα−オ
レフィンコポリマーコアー層をEVAの第一外層と第二
外層との間にサンドイッチさせてなる3層フィルムであ
ると考えられる。
【0079】例4及び5は、本発明のポリオレフィン多
層フィルムである。例5のフィルムは例4のフィルムと
同じ組成を有するが、層厚さ比は異なる。例4の同時押
出したフィルムは、第一外層:コアー層:第二外層厚さ
比50:25:25を有していたのに対し、例5の層比
は70:15:15であった。例4及び5のフィルム
は、各々コアー層を第一外層と第二外層との間にサンド
イッチさせたものであった。各々の第一外層は2つのポ
リマーと防曇剤4重量%とのブレンドを含んだ。第一ポ
リマーは、エチレンオクテン−1(C28 )コポリマ
ーであって、エチレンに由来するポリマー単位を少なく
とも75重量%有し、かつ融点少なくとも90℃並びに
少なくとも0.900g/cm3 で0.915g/cm
3 より小さい密度を有するものである。例4及び5の第
一外層において用いる第一コポリマーは、米国、ミシガ
ン、ミッドランドのDow Chemical Com
pany(Dow)から商標表示DOW XU 615
20.01で市販されているものであったが、Dowに
より商標Attane 4201で販売される別の製品
と同様のものであるが、XU 61520.01は添加
二次酸化防止剤を有しなかった。XU 61520.0
1ポリマーは、一次酸化防止剤を含有し、表Aに掲記す
る性質を有すると報告された。
【0080】第一外層中に存在する第二ポリマーは、エ
チレンとブテン−1とのコポリマー(C24 )であっ
て、エチレンに由来するポリマー単位を少なくとも75
重量%有し、かつ0.900g/cm3 より小さい密度
及び80℃より低い融点を有するものであった。この第
二ポリマーは、米国、テキサス、ヒューストンのExx
on Chemical Co.(Exxon)から商
標ExactTM4011で市販されている。Exact
4011コポリマーは、表Aに掲記する性質を有する
と報告された。例4及び5の第一外層は、XU 615
20.01(C28 )コポリマー66重量%と、Ex
act 4011(C24 )コポリマー30重量%及
びデラウエア、ウイルミントンのICI Americ
a Inc.のICI Specialty Chem
icalsユニットにより商標Atmer(登録商標)
8112で販売される防曇剤含有添加剤4%とのブレン
ドである。この添加剤は、LDPEベース中に非イオン
性界面活性剤を約20重量%まで含有すると考えられ
る。これより、第一外層は、密度の一層大きい、融点の
一層高い、分子量分布の広い、ビカー軟化点の一層高い
VLDPEと、密度の一層小さい、融点の一層低い、分
子量分布の狭い、ビカー軟化点の一層低いエチレンアル
ファ−オレフィンコポリマーとのポリマーブレンドを含
有する。
【0081】例4及び5のフィルムのコアー層は、商標
Exact 3027で入手し得るエチレン−ブテン−
1コポリマー94重量%と、前述したAtmer 81
12添加剤4%及び米国、ニューヨーク、タリタウンの
Ampacet Corporationにより商標A
mpacet 50914で販売されるスリップ剤含有
添加剤(粘着防止剤ポリエチレンマスターバッチ)2%
とのブレンドを含むものであった。Ampacet 5
0914は、LDPEベース中にエチレン−ビス−オレ
アミド5%を含有し、スリップ及び粘着防止剤として機
能する。例4及び5のフィルムの第二外層は、Exac
t 3027 80%と、Exact4011 15%
と、Ampacet A/B 50914 2%と、A
mpacet Corporationから商標Amp
acet 100031で入手し得る第二添加剤3%と
のブレンドを含む。Ampacet 100031は、
LDPEベース中にオレアミド約1.15%及びフルオ
ロエラストマー3%を含有し、スリップ剤及び加工助剤
として機能する。
【0082】例4及び5の多層フィルムを造る際に、層
当り一つの押出機を使用し、各々の押出機からの熱可塑
化された樹脂を同時押出ダイに導入し、そこから樹脂を
同時押出して吹込フィルムにした。上記の3層の各々に
ついて、層ブレンド構成成分をドラムミキサーでプレブ
レンドし、ホッパーに入れ、次いでホッパーから結合さ
れた標準の一軸スクリュー押出機の中に供給し、そこで
樹脂及び/又は混合物を熱可塑化させ、3層同時押出ダ
イを通して押し出して膨張させて吹込フィルムにした。
3層の各々についての押出機バレル温度プロフィルは、
約310°〜390°F (154°〜199℃)であっ
た。押出ダイは、直径8インチ(20cm)の環状流出
開口を有し、45ミル(1.14mm)のギャップを有
した。同時押出ダイ温度を約400°F (204℃)に
設定した。
【0083】押し出された多層メルトをダイから一対の
対置するニップロールによって、チューブがダイとニッ
プロールとの間に配置した空気の単一の閉じ込められた
気泡の上を通り、それによりチューブの半径方向膨張を
引き起こすために引っ張った。同時に、インフレートチ
ューブを外部及び内部冷却した。膨張比は約2:1であ
った。外部及び内部冷却は冷却した空気(約45°〜5
5°F (7°〜13℃))で行い、内部バブル冷却ユニ
ットを使用した。使用した装置及びプロセスは、図面に
より上記したのと同じであった。
【0084】冷却された吹込フィルムを、一対のニップ
ローラーを通過させることによって扁平にした。ニップ
ローラーの速度は、押出量に比例して調節した。例4及
び5では、折り径約28インチ(71cm)及び厚さ
0.6ミル(15ミクロン)の扁平にしたチューブを製
造した。膨張比、ニップロール速度、押出スクリュー速
度、押出量、バブル冷却のような変数は、所望の量のフ
ィルム膨張及びサイズについて気泡安定性及び処理量を
最大にするように調整するのが普通である。例4及び5
の生成したフィルムは、製造容易でかつ優れた外観を有
していた。チューブラーフィルムをスリットして2つの
シートにしてリール上に巻き取った。フィルムの物理的
性質を測定し、比較フィルム1〜3(発明のものでな
い)についての測定した値と共に表1及び2に報告す
る。
【0085】
【表4】
【0086】
【表5】
【0087】測定して表1及び2に報告する性質は、例
4及び5の発明のフィルム(例1の商用のPVC対照フ
ィルムと同様の厚さを有していた)が、例1の商用のP
VCフィルムと同様の引張強さ、永久歪、酸素透過度及
びサムくぼみ値を有することを立証する。また、発明の
例4及び5は、比較例1〜3に比べて一層良好な光学的
性質、すなわちヘーズ及び光沢を有する。これらの改良
された光学的性質は、パッケージに小売り販売のための
改良された外観及び包装された製品を見るための一層大
きな透明度を付与する。耐破壊性もまた試験し、例4の
フィルムは、3つのすべての比較例に比べて著しく大き
な耐破壊性を有していた。本発明に従う耐破壊性フィル
ムは、有利なことに、包装プロセスの間或は消費者が取
り扱う間破壊を一層良好に防ぎ得、かつ例えばT字形の
骨付きステーキ、王冠型リブロースト、ポークもしくは
ビーフリブ或はその他の骨入り肉製品のようなフレッシ
ュ赤肉切り身に関して見出され得る鋭い骨による破壊を
一層良く防ぎ得る。
【0088】例4及び5は、また、例2及び3の比較の
多層ポリオレフィンフィルムに比べて引張強さが優れて
いることを立証する。発明のこれらのフィルムの強さ
は、また、取り扱う間の破損、及び骨による破壊に対し
て一層耐性にさせる。例4についての小さい縦方向(M
D)及び横断方向(TD)収縮値は、発明のフィルムを
単一バブル、吹込フィルムプロセスによって製造する本
発明の多数の実施態様を代表するものであると考えられ
る。これらの小さい収縮値及び大きな引裂強さは、一層
複雑なダブルバブル或はテンタフレーム配向プロセスに
よって製造されるフィルムと対照して吹込フィルムを表
示する。例4についての高温バーシール範囲は、有利な
ことに、例2及び3の比較の多層ポリオレフィンフィル
ムのいずれかについての範囲よりも一層良好である。例
4は60°F (33℃)のシールウィンドウを有し、一
層低い温度でのシール開始を可能にする。
【0089】対照して、比較例2及び3についてのシー
ルウィンドウは一層狭く、それぞれ50°F (28℃)
及び30°F (17℃)である。例5は、比較例2程に
広いシール範囲を有するが、シール開始は一層低い温度
で始まる。例5は、エチレンアルファ−オレフィンコポ
リマーをコアー層において含有すると考えられる例3の
フィルムについての範囲に比べて20°F (11℃)広
いと測定された高温バーヒートシール範囲を有する。発
明のフィルムについての広いシール範囲は、フィルムに
電子ビームによって照射するような特別の架橋手順を施
さないで達成された。
【0090】発明のフィルムは、例4及び5についての
サム(thumb)くぼみ値が例1のPVC対照フィル
ムについて得られた値に近い或はそれらと同じあったこ
とから、サムくぼみ値が優れていることによって見られ
る通りにずっと良好な弾性回復を示した。例2及び3の
比較のポリオレフィン多層フィルムは、発明のフィルム
に比べて指或は親指を押しつけることからの弾性回復が
遅いことを示す劣ったサムくぼみ値を有していた。比較
例2及び3は、また、例2及び3の一層大きなパーセン
トの永久歪値によって見られる通りに例4及び5に比べ
て劣った歪回復を示した。また、例4及び5の発明のフ
ィルムはずっと弾性であり、ずっと大きな破断点伸び値
を有する。これらの発明のフィルムは、ポリ(塩化ビニ
ル)を含有しない、すなわちそれらはポリ(塩化ビニ
ル)が存在しない。それらは、また、縦及び横断の両方
向で5.0%より小さい永久歪を有する。それらは、ま
た、少なくとも一つの方向で4.0%より小さい永久歪
を有する。
【0091】例6〜10 例6〜10は、下記に別の方法を挙げる他は、すべて例
4及び5に関して上記した装置及びプロセスを用いて造
った3層の多層ポリオレフィン吹込フィルムである。各
々の層の組成は、下記の表3に示す成分及び量を有する
ブレンドである。例6〜10は、すべて本発明の例であ
る。例6及び8は、共に層厚さ比50:25:25を有
し、例7、9及び10は、すべて層厚さ比70:15:
15を有した。例は、すべてコアー層及び第二外層につ
いて同じ組成を有した。例6及び7の第一外層は組成が
同じであり、防曇剤含有添加剤を10%より少ない量で
ブレンドした単一の、分子量の狭いエチレンアルファ−
オレフィンコポリマーを使用した。例8、9及び10の
第一外層は、すべて分子量分布の狭い(Mw /Mn
3)エチレンアルファ−オレフィンコポリマーと、分子
量分布の広い(Mw /Mn ≧3)エチレンアルファ−オ
レフィンコポリマーとのブレンドであった。例8及び9
は、互いに同じ組成を有したが、異なる層厚さ比を有し
た。例10は、第一外層において用いる特別の狭いMw
/Mn コポリマーかつまた成分の相対量を変えた。
【0092】例6〜10のフィルムは、すべて膨張比
2:1を用いた同様のプロセス条件、同様の押出機温度
プロフィル(310°〜390°F (154°〜199
℃))、ダイ温度約390°F 、及び冷却条件下で製造
した。製造したフィルムの物理的性質を測定し、表3及
び4に報告する。第一外層は吹込フィルムチューブの内
層になった。
【0093】
【表6】
【0094】
【表7】
【0095】測定して表3及び4に報告する性質は、強
く、良好な引裂強さ、赤肉ブルームを可能にする程の高
い酸素透過度、及び本フィルムにラップされる水含有製
品から水分を損失させないための小さい透水性を有する
フィルムの製造を立証する。発明のフィルムは、すべて
優れた光学的性質を有し、ヘーズが小さくかつ光沢が高
く、並びに小さい永久歪値及び可塑化されたPVCフィ
ルムについて得られるのと同様なサムくぼみ値によって
示される通りの指を押しつけることからの優れた回復を
示す優れた弾性特性を有する。
【0096】熱収縮性を例10について測定し、報告す
る有利な性質がいずれかの使用のため或は最適の性質の
ために熱収縮用装置を要しない低収縮、ストレッチフィ
ルムにおいて見出されるのが分かる。例6〜9(並びに
本明細書中に提示する発明の他の例すべて)のフィルム
は、すべて例10について得られるのと同様な収縮値を
有するものと予期される。特に、横断方向(TD)収縮
値は小さい、10%より十分に小さい、好ましくは5%
より小さく、例10の場合では、約1%であり、それに
より発明のフィルムは、押し出されたポリマーをポリマ
ーメルトから引き伸ばしてフィルムにするプロセスを用
いて造ったことを示すものである。
【0097】分子量分布の広いポリマーと分子量分布の
狭いポリマーとの第一外層ブレンドを用いた例は、一層
高い溶け落ち温度を有し、例8及び10のフィルムは、
特に分子量分布の狭いC2 α−オレフィンコポリマーだ
けを含有する例のフィルムに比べて広いシール範囲を有
することが分かる。例6〜10は、すべて3層の各々に
おいて極低密度ポリエチレンコポリマー(VLDPE)
を、約92℃の高い融点を有する密度0.900g/c
3 のC24 VLDPEコポリマーと、約66℃の低
い融点を有する密度0.888g/cm3 のC24
ポリマーとのブレンドで用いる。
【0098】例11〜17 例11は、旭化成工業より商標Suntec−Cで販売
される市販されている熱収縮性多層ポリオレフィン食品
ラップフィルムである。それは、ポリプロピレンコアー
層の両側面上にEVA外層を有する3層フィルムである
と考えられる。このフィルムの物理的性質を試験し、表
5及び6に報告する。例12〜14は比較例である(発
明の例でない)。例15〜17は発明の例である。
【0099】例12は、EVA含有コアー層及び第二外
層並びに(a)エチレンオクテン−1コポリマー(At
tane XU 61520.01)であって、エチレ
ンに由来するポリマー単位を少なくとも80重量%有
し、かつ融点少なくとも90℃並びに少なくとも約0.
900g/cm3 で0.915g/cm3 より小さい密
度を有するもの43重量%;(b)エチレンブテン−1
コポリマー(Exact4011)であって、エチレン
に由来するポリマー単位を少なくとも75重量%有し、
かつ約80℃より低い融点及び0.900g/cm3
り小さい密度を有するもの40重量%;(c)プロピレ
ンとエチレンとのコポリマー(現在Shell DS6
−D81として入手し得る)であって、プロピレンに由
来するポリマー単位を少なくとも80重量%有するもの
15重量%;及び(d)防曇剤含有添加剤(Atmer
8112)2重量%のブレンドを含む第一外層を有す
る3層の同時押出されたフィルムである。
【0100】例13は、ポリブチレン(<1%C2 )ブ
レンドコアー層、エチレンアクリル酸コポリマー第一外
層、及び(a)エチレンオクテン−1コポリマー(At
tane XU61520.01)であって、C2 ポリ
マー単位を少なくとも80重量%有し、かつ融点少なく
とも90℃並びに少なくとも約0.900g/cm3
0.915g/cm3 より小さい密度を有するもの84
重量%と、(b)エチレンブテン−1コポリマー(Ex
act 4011)であって、エチレンに由来するポリ
マー単位を少なくとも75重量%有し、かつ約80℃よ
り低い融点及び0.900g/cm3 より小さい密度を
有するもの10重量%と、スリップ剤を含有する添加剤
6重量%とのブレンドを含む第二外層を有する3層ポリ
オレフィンフィルムである。
【0101】例14は、上記の例13と同様なEAA第
一外層を有する3層フィルムである。第二外層は、
(a)少なくとも約0.900g/cm3 で0.915
g/cm3 より小さい密度を有し、かつエチレンに由来
するポリマー単位を少なくとも75重量%有し、及び融
点少なくとも90℃を有するExact 3027C2
4 VLDPEコポリマー80重量%と、(b)Exa
ct 4011(例12に記載した通り)15重量%
と、(c)スリップ剤含有添加剤約5%とのブレンドを
含む。コアー層は、(a)Exact 3027ポリマ
ー約90重量%と、(b)Exact4011ポリマー
約6重量%と、(c)スリップ及び防曇剤含有添加剤4
重量%とのブレンドを含む。
【0102】例15〜17は、すべて同じコアー及び第
二外層組成を有する発明の例であり、第一外層組成は変
わる。3つの第一外層は、すべて各々3つのコポリマー
と、防曇剤含有添加剤とのブレンドである。各々の場合
において、第一外層の大部分は、少なくとも0.900
g/cm3 で0.915g/cm3 より小さい密度及び
融点少なくとも90℃を有するVLDPEを含む。この
VLDPEに、0.900g/cm3 より小さい密度を
有する低融点(約80℃より低い)の実質的に線状のエ
チレンアルファ−オレフィンコポリマーをブレンドす
る。そのブレンドの第三成分は変わる。例15では、そ
の第三成分は、エチレンが約1%より少ないポリブチレ
ンコポリマーである。例16では、その第三成分は、プ
ロピレン含量約32%を有するエチレンプロピレンゴム
を含む。例17では、その第三成分は、プロピレンに由
来するポリマー単位を少なくとも80重量%有するプロ
ピレンエチレンコポリマーを含む。
【0103】例12〜17について上記した特定の物
質、量及び添加剤を用いて、実質的に例4及び5(注記
したのを除く)について上記した通りの吹込フィルムプ
ロセスを使用して吹込フィルムを造った。例12〜17
すべてについて、押出機及びダイ温度を約350°F
(177℃)に設定し、フィルムは、すべて層厚さ比約
70:15:15を有した。冷却用空気温度は約44°
〜75°F (7°〜24℃)の範囲であり、かつ膨張比
は約2:1であった。生成した吹込フィルムの物理的性
質を測定し、下記の表5及び6に報告する。
【0104】
【表8】
【0105】
【表9】
【0106】測定して表5及び6に報告する性質は、例
11の市販されているポリプロピレン及びEVA収縮フ
ィルムが優れた弾性、強さ及び光学的性質を有すること
を示す。本発明のフィルム(例15〜17)は、有利な
ことに、例11の90℃熱収縮性フィルムを製造するた
めに必要とされる費用がかかりかつ比較的複雑な二軸延
伸プロセスによって造る必要がなく、その上、発明のフ
ィルムは良好な強さ、弾性歪及び光学的性質を有する。
また、発明のフィルムは、有利なことに、一層大きな引
裂強さ値によって示される通りの一層大きな耐引裂性を
有し、かつまた大きな破断点伸び特性によって立証され
る通りの一層大きな伸縮性も有する。熱収縮性のSun
tec−Cフィルムに比べた発明のフィルムの機械適性
及び自動包装機での使用に関するその他の利点は、下記
に記載するそれ以上の試験から明白になる。
【0107】例17は、本発明の特に有利な実施態様で
ある。例17の発明のフィルムは、吹込ストレッチフィ
ルムにおいて、特に横断方向における切断性(すなわ
ち、ナイフによって切断する或は切ることの容易性)、
耐破壊性、サムくぼみ回復のような弾性、可塑化された
PVCと同様な酸素透過度(包装されたフレッシュ赤肉
における赤色ブルーミングを可能にする程のもの)、優
れた光学的性質(低いヘーズ及び高い光沢)、及び約1
00°F (55.5℃)の広い高温バーシール範囲の良
好な組合せを示す。例15及び16は、全般的に例17
と同様の性質の組合せを有するが、シール温度範囲が一
層狭く、かつ光学的性質がそれ程有利ではない配合変法
である。自動包装装置での機械適性もまた例17の好適
なフィルムに比べてそれ程有利ではない。
【0108】比較例12は、発明のフィルムにおいて有
用であるのが判明したのと同様の第一外層配合を有して
いたが、コアー層及び第二外層はエチレンビニルアセテ
ートコポリマーを含むものであった。この比較フィルム
は、また広いシール範囲、小さい永久歪、大きな引裂強
さを有し、かつストレッチマークが存在しなかったが、
光学的性質は好適な例17に比べてそれ程有利ではな
く、かつ下記に見る通りに、機械適性、すなわち包装装
置での機能性は著しく劣っていた。比較例13及び14
は、共にEAAベースの第一外層を使用するものであっ
た。例14の場合、コアー層及び第二外層は、本発明の
多層フィルムにおいて用いて良好な結果を得た配合と同
様であった。例13の場合、第二外層は、発明のフィル
ムにおいて有用であるのが判明したのと同様の配合あっ
たが、コアー層はポリブチレンベースのコポリマーであ
った。比較例13及び14は、共に例15〜17の発明
のフィルムに比べて劣った光学的性質(高いヘーズ及び
低い光沢)を有した。例13のフィルムもまた不良なM
D永久歪値を有した。
【0109】比較フィルム11〜14及び発明のフィル
ム15〜17すべてに、スイス国、ルガノのWaldy
ssa Companyにより商標Waldyssa
W40で作製されるストレッチラップ包装機を使用して
機械包装試験を施した。この機械に、フィルムを横切る
(横断方向)完全な切断をするのこ歯状のナイフを装着
した。4個の中位の大きさのりんごを、試験フィルムの
各々を使用して発泡ポリスチレントレーの上に包装し
た。各々のフィルムを、りんご及びトレーパッケージの
上をおおっておよそ10%延伸させた。その他の注記を
しない場合、各々のフィルムを使用して25パッケージ
(各々は1つのトレーの上に4個のりんごを有する)を
作製した。
【0110】包装作業を観察し、包装されたフィルムに
孔(裂け)が存在するか或は存在しないか、フィルムを
機械のナイフで切断する能力(切断)、サイドクランプ
による或はそれにおける裂け、パッケージの回りに十分
な量のフィルムを供する延伸の容易性(ストレッチ)、
フィルムが適当に折り曲がる能力(折り曲げ)、ヒート
シール適性(シール)、粘着(クリング)、強さ、及び
外観を含む性能について評価した。フィルムの裂けのよ
うな欠陥は、包装された製品が環境に暴露されて包装さ
れた品物に対して悪影響を与え得るために、最もひどく
かつ好ましくないものである。包装されたフィルム表面
の開口に伴うその他の問題は、直ぐ食べられる食品が、
消費する前に調理するつもりの生の食品、特に肉及び家
禽によりクロス汚染されること、並びに落とされ、いじ
り回され、或はその他の方法で損傷された劣った製品を
消費者が識別することを含む。
【0111】機械を、試験するために組み立て、商業生
産された可塑化されたPVCフィルムを対照として使用
してトレー当り4個のりんごのパッケージ25を2組包
装した。第一組の25ストレッチラップされたトレー
は、20の合格パッケージ及び中位〜大きいサイズの孔
を含有する5つのパッケージを生じた。第二組の25パ
ッケージは、21の合格パッケージ及び小さい〜大きい
孔を含有する4つのパッケージを生じた。例11〜13
及び15〜17の試験フィルムによる包装の結果を表7
に報告する。例14のフィルムは、フィルムを巻き直す
際に圧潰されたコアーを生じた問題により、包装機で試
験しなかった。
【0112】
【表10】
【0113】機械適性包装試験に関して上述した通り
に、呼称厚さ60ゲージ(15.4ミクロン)を有する
可塑化されたPVCフィルムを、2組の25パッケージ
をラップすることによって試験した。各々のパッケージ
は、4個の中位の大きさのりんごを発泡ポリスチレンで
造った長方形トレーの上に収容した。英国、セッジフィ
ールドのFilmco International
Ltd.により商標Fresh Wrap PS−Eで
市販されているこのPVCフィルムをWaldyssa
W40包装機で使用して、41の合格パッケージ及び
小さい〜大きい孔を有する9つのパッケージを生じ、そ
れにより82%の合格包装レート(18%の不合格)を
生じた。このPVCフィルムのこの装置での通常のレー
トは6%又はそれ以下であり、従って、機械適性を判定
するためのその試験組立は、過酷な試験を提示した。上
述した通りに、4個の中位の大きさのりんごをトレー上
に包装するのに、約10%のストレッチを要した。しか
し、ストレッチ要求量は、例えば10〜20%の範囲に
なり得る。10%の値は、実施において、ストレッチの
レベルはパッケージの回りで変わることになりかつ局部
的に平均より大きくなり得ることから、単にガイドに過
ぎない。試験したポリオレフィンフィルムは、比較フィ
ルム11の外は、すべて、パッケージの2つの側面上で
降伏点を越えるストレッチマークを示した。
【0114】本発明の例17は、PVCフィルムに比べ
て、試験したポリオレフィンフィルムの最良の結果を生
じた。このフィルムは、合格パッケージを最も高いパー
センテージ(92%)で生じた。発明のフィルムは、パ
ッケージ用途において、良好な粘着、折り曲げ、シー
ル、強さ、及び外観特性を示した。フィルムを機械のナ
イフで切断する能力はかなりのものであった。PVCフ
ィルムに比べてフィルムを延伸するのが困難であった
が、第一組の25パッケージは作製されかつすべてが合
格した。機械適性が優れていることに鑑みて、第二組の
24パッケージは作製され、24パッケージの内の20
が合格し、4つのパッケージだけが折り曲げ欠陥をこう
むった。ランした49の試験パッケージの内のいずれに
もフィルムの裂け及び孔は無かった。本発明の関係にお
いて、「不良な折り曲げ」とは、パッケージ下でのフィ
ルムのバンチングを言い、これはしばしば他の不良を生
じ得る。
【0115】例11の商用の熱収縮性ポリオレフィン多
層フィルム(Suntec−C)は、切断するためにつ
かむのが極めて困難であった。そのフィルムは、機械グ
リッパにおいてひどくスリップするのが観察された。機
械は、パッケージの50%に関してフィルムの前縁をピ
ックアップすることができず、パッケージの50%不合
格を生じた。ストレッチが無いこと及びその他の問題に
よる他の不良があった。考えによって束縛されことを望
むものではないが、このピックアップ不良は、フィルム
の高い剛性及び靭性に関係され得、これは、立ち代わっ
て、それが高度に配向されたフィルムであることに関係
され、これはフィルムが低い温度で熱収縮性であるこ
と、例えば、このフィルムは90℃においてMD及びT
Dの両方向で収縮率少なくとも30%を有することによ
って示されると考えられる。このフィルムに関し、スト
レッチマークは観察されなかった。
【0116】比較例12のフィルムは、発明のフィルム
と同様の第一外層を使用したが、EVAのコアー層及び
第二外層を使用した。このフィルムは性能が極めて不良
であり、ナイフによる切断不良、折り曲げ不良、シール
時の溶け落ち、及びサイドクランプによるフィルムの裂
けによりパッケージの100%不合格があった。そのフ
ィルムは、非常に弱く、機械包装するには全体的に不合
格であると評価された。比較例13のフィルムは、比較
例11と同様に、極めて切断困難であった。それは、ま
た不良の光沢及び透明性を有し、かつ望ましく無い程に
低いレベルの粘着を有していた。このフィルムは弱く、
良好に機械で切断できず、25の試験パッケージの内で
容認し得る程に製造されたのはたった1つだけであっ
た。極めて良好な折り曲げ及びシール、並びに良好なス
トレッチが明らかであったが、サイドクランプによる裂
けがあり、容認し得ない不合格レート96%を生じた。
【0117】発明の例15及び16は、これらの過酷な
条件下でそれぞれ64%及び24%の合格パッケージの
機械適性レートを有した。例えば、9つの欠陥のあるパ
ッケージの内の8つは折り曲げ不良を有し、1つだけが
裂けたフィルムを示した。例16では、19の欠陥のあ
るパッケージのすべてが裂けたフィルムによるものであ
った。表に挙げるその他の性質は、かなりから良好の範
囲であったが、両者は不良な折り曲げ挙動を有し、例1
6フィルムの強さは不良と評価された。不良な折り曲げ
は、フィルムの容易な延伸に起因すると考えられる。
【0118】上記の試験は、例17の発明のフィルムが
すべての比較例よりも優れていることを立証した。例1
5及び16のフィルムは、例17程には良好でなかった
が、比較例よりも良好であり、機械包装の過酷な試験に
おいて容認し得るパッケージを造ることができることを
立証した。有利なことに、本発明の実施態様は、45°
における光沢値少なくとも70Hunter Unit
s(HU)、好ましくは少なくとも80HU又は80H
Uより大きい値、及び5.0%より小さい、好ましくは
3.0%より小さい低いヘーズ値を有し得ることが分か
る。また、高温バーヒートシール範囲少なくとも16
℃、好ましくは少なくとも30℃、一層好ましくは少な
くとも50℃が、溶け落ち温度少なくとも125℃と共
に得られ得る。
【0119】発明のフィルムを、更に、注記する外は例
4及び5について前に開示したのと同様のプロセスによ
って造った。ダイ温度を少なくとも約370°F (18
8℃)に設定し、折り径約24インチ(61cm)を有
するインフレーションフィルムを造った。フィルムの物
理的性質を測定し、層組成と共に表8及び9に報告す
る。
【0120】
【表11】
【0121】
【表12】
【0122】例18及び19のフィルムは、0.900
g/cm3 より小さい密度かつ約70℃より低い融点を
有するエチレンブテン−1コポリマーを40重量%より
多く使用するために、高いモノマー抽出分を有すると考
えられる。従って、例18及び19のこれらのフィルム
は、非食品種目を包装するのに適しているが、米政府規
制に従う食品内容物用途用に使用するのに適していない
と考えられる。しかし、上記の試験結果は、これらのフ
ィルムが優れたサムくぼみ値、小さい永久歪、低いヘー
ズ及び良好な光沢を有することを立証する。そのような
フィルムは、フィルムが食品と接触しない品物について
のオーバーラップとしての使用効果を有すると考えられ
る。
【0123】例20〜22 発明の3層フィルムを、更に、注記する外は例4及び5
について前に開示したのと同様のプロセスによって造っ
た。例20〜21についての押出機及びダイ温度は30
0°〜350°F (149°〜177℃)の範囲であっ
た。例22は押出機温度約395°F (202℃)を用
いた。内部及び外部冷却用空気温度は、例20〜22に
ついて約50°〜66°F (10°〜19℃)の範囲で
あり、約25インチ(63.5cm)であった。層組成
及び厚さ比を表9に報告する。生成したインフレーショ
ンフィルムについての物理的性質を測定し、下記の表1
0及び11に報告する。
【0124】
【表13】
【0125】
【表14】
【0126】例20〜22は、すべて良好な物理的性質
を立証する。特に、例20及び22は、共に同じ配合を
フィルムの最も厚い層(例20についてコアー層であ
り、例22について第一外層である)として使用し、約
90°F (32℃)の望ましい程に広い高温バーヒート
シール範囲を有し、かつ有利なことに、溶け落ち或は破
断する前に高い最高温度を有する。高い融点及び広い分
子量分布を有する成分(e)の含量が高い程、例20及
び22の最高シール範囲温度についての値が高くなるこ
とに起因すると考えられる。(e)に比べて狭い分子量
分布及び低い融点を有する成分(a)の含量が高い程、
シール範囲についての一層低い温度を生じると考えられ
る。また、すべてのサンプルについて、優れたサムくぼ
み弾性回復値が顕著である。
【0127】発明のそれ以上の変更は当業者にとって明
らかであると思われ、そのような変更は、すべて特許請
求の範囲に記載する発明の範囲内に入ると認められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う薄い可撓性フィルムを製造するイ
ンフレーションフィルムプロセスの略図である。
【図2】図1のプロセスに従って造るチューブラーフィ
ルムの断面図である。
【図3】本発明に従うシートフィルムのの断面図であ
る。
【図4】発明に従う多層フィルムでオーバーラップした
トレー式製品の図である。
【符号の説明】
13 押出機 15 共押出ダイ 18 第二押出機 22 押出機 24 吹込フィルムチューブ 27 空気リング 29 孔付管路 30 長尺管路 33 外部集中ケージ 34 ロール 35 ニップロール 37 スリッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 23:00 B29L 7:00 9:00

Claims (76)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレンと少なくとも一種のC3 〜C8
    アルファ−オレフィンとの少なくとも一種のコポリマー
    であって、エチレンに由来するポリマー単位を少なくと
    も75重量%有し、並びに密度少なくとも0.900g
    /cm3 かつ0.915g/cm3 未満、及び融点少な
    くとも90℃を有するものを含む第一外層;エチレンと
    少なくとも一種のC3 〜C8 アルファ−オレフィンとの
    少なくとも一種のコポリマーであって、エチレンに由来
    するポリマー単位を少なくとも75重量%有し、並びに
    密度少なくとも0.900g/cm3 かつ0.915g
    /cm3 未満、及び融点少なくとも90℃を有するもの
    を含むコアー層;(a)エチレンと少なくとも一種のC
    3 〜C8 アルファ−オレフィンとの第一コポリマーであ
    って、エチレンに由来するポリマー単位を少なくとも7
    5重量%有し、かつ密度0.915g/cm3 未満、及
    び融点少なくとも90℃を有する第一コポリマーと、
    (b)エチレンと少なくとも一種のC3 〜C8 アルファ
    −オレフィンとの第二コポリマーであって、エチレンに
    由来するポリマー単位を少なくとも75重量%有し、か
    つ密度0.900g/cm3 未満、及び融点80℃未満
    を有する第二コポリマーとのブレンドを含む第二外層を
    含み、該コアー層は第一外層と第二外層との間に配置さ
    れ、少なくとも一つの方向における90℃での無制約収
    縮率が10%より小さい、少なくとも3層を有するポリ
    オレフィン多層可撓性フィルム。
  2. 【請求項2】 前記第一外層が前記コポリマーと、エチ
    レンと少なくとも一種のC3 〜C8 アルファ−オレフィ
    ンとの第二コポリマーとのブレンドを含み、該第二コポ
    リマーはエチレンに由来するポリマー単位を少なくとも
    75重量%有し、かつ密度0.900g/cm3 未満、
    及び融点80℃未満を有する請求項1のフィルム。
  3. 【請求項3】 前記コアー層が、更にエチレンと少なく
    とも一種のC3 〜C8 アルファ−オレフィンとの第二コ
    ポリマーを含み、該第二コポリマーはエチレンに由来す
    るポリマー単位を少なくとも75重量%有し、かつ密度
    0.900g/cm3 未満、及び融点80℃未満を有す
    るものを、融点少なくとも90℃を有する前記コポリマ
    ーとのブレンドで有する請求項1のフィルム。
  4. 【請求項4】 前記コアー層の前記コポリマーがエチレ
    ンに由来するポリマー単位を少なくとも80重量%有す
    る請求項1のフィルム。
  5. 【請求項5】 前記第二外層の前記第一コポリマーがエ
    チレンに由来するポリマー単位を少なくとも80重量%
    有する請求項1のフィルム。
  6. 【請求項6】 前記第二外層の前記第二コポリマーがエ
    チレンに由来するポリマー単位を少なくとも80重量%
    有する請求項1のフィルム。
  7. 【請求項7】 前記第一外層の前記コポリマーがエチレ
    ンに由来するポリマー単位を少なくとも80重量%有す
    る請求項1のフィルム。
  8. 【請求項8】 前記第一外層の前記第二コポリマーがエ
    チレンに由来するポリマー単位を少なくとも80重量%
    有する請求項2のフィルム。
  9. 【請求項9】 前記第一外層が、更にプロピレンとエチ
    レンとのコポリマーであって、プロピレンに由来するポ
    リマー単位を少なくとも80重量%有するものを含む請
    求項2のフィルム。
  10. 【請求項10】 前記コアー層が、更にプロピレンとエ
    チレンとのコポリマーであって、プロピレンに由来する
    ポリマー単位を少なくとも80重量%有するものを含む
    請求項3のフィルム。
  11. 【請求項11】 前記第一外層がチューブの内層を構成
    する請求項1のフィルム。
  12. 【請求項12】 インフレーションフィルムを含む請求
    項1のフィルム。
  13. 【請求項13】 前記第一外層の前記少なくとも一種の
    コポリマーが該第一外層の少なくとも70重量%を構成
    する請求項1のフィルム。
  14. 【請求項14】 前記コアー層の前記少なくとも一種の
    コポリマーが該コアー層の少なくとも85重量%を構成
    する請求項1のフィルム。
  15. 【請求項15】 前記コアー層の前記コポリマーが該コ
    アー層の少なくとも90重量%を構成する請求項1のフ
    ィルム。
  16. 【請求項16】 本質的に3層からなり、前記第一外層
    及び第二外層が直接前記コアー層の反対側面に密着され
    る請求項1のフィルム。
  17. 【請求項17】 前記第一外層の前記コポリマーが狭い
    平均分子量分布Mw/Mn <3を有する請求項1のフィ
    ルム。
  18. 【請求項18】 前記コアー層の前記コポリマーが狭い
    平均分子量分布Mw/Mn <3を有する請求項1のフィ
    ルム。
  19. 【請求項19】 前記第一外層及び前記コアー層の内の
    少なくとも一種が、(i)3より小さい狭い平均分子量
    分布Mw /Mn を有するエチレンアルファ−オレフィン
    コポリマーと、(ii)平均分子量分布Mw /Mn 少な
    くとも3を有するエチレンアルファ−オレフィンコポリ
    マーとのブレンドを含む請求項1のフィルム。
  20. 【請求項20】 前記第一外層の融点少なくとも90℃
    を有する前記コポリマーが平均分子量分布Mw /Mn
    なくとも3を有し、前記第一外層ブレンドの前記第二コ
    ポリマーが平均分子量分布Mw /Mn <3を有する請求
    項2のフィルム。
  21. 【請求項21】 前記コアー層の融点少なくとも90℃
    を有する前記コポリマーが平均分子量分布Mw /Mn
    なくとも3を有し、前記第コアー層ブレンドの前記第二
    コポリマーが平均分子量分布Mw /Mn <3を有する請
    求項3のフィルム。
  22. 【請求項22】 前記第二外層の前記第一及び第二コポ
    リマーが、共に狭い平均分子量分布Mw /Mn <3を有
    する請求項1のフィルム。
  23. 【請求項23】 前記第二外層の前記第一及び第二コポ
    リマーが異なる平均分子量分布を有し、該コポリマーの
    内の一方がMw /Mn <3を有しかつ他方のコポリマー
    がMw /Mn ≧3を有する請求項1のフィルム。
  24. 【請求項24】 前記方向が横断方向である請求項1の
    フィルム。
  25. 【請求項25】 横断方向における90℃での無制約収
    縮率が5%より小さい請求項1のフィルム。
  26. 【請求項26】 横断方向及び縦方向の両方における9
    0℃での無制約収縮率が10%より小さい請求項1のフ
    ィルム。
  27. 【請求項27】 全多層フィルム厚さ8〜30ミクロン
    を有する請求項1のフィルム。
  28. 【請求項28】 全多層フィルム厚さ12〜20ミクロ
    ンを有する請求項1のフィルム。
  29. 【請求項29】 全多層フィルム厚さの内、前記第一外
    層及び前記第コアー層の内の少なくとも一つが30〜7
    0%を構成する請求項1のフィルム。
  30. 【請求項30】 全多層フィルム厚さの内、前記第コア
    ー層が50〜70%を構成する請求項27のフィルム。
  31. 【請求項31】 全多層フィルム厚さの内、前記第第一
    外層が50〜70%を構成する請求項27のフィルム。
  32. 【請求項32】 エチレンと少なくとも一種のC3 〜C
    8 アルファ−オレフィンとの前記コポリマーの内の少な
    くとも一種が、エチレンとC6 〜C8 アルファ−オレフ
    ィンとのコポリマーを含む請求項1のフィルム。
  33. 【請求項33】 エチレンと少なくとも一種のC3 〜C
    8 アルファ−オレフィンとの前記コポリマーの内の少な
    くとも一種が、エチレンとオクテン−1とのコポリマー
    を含む請求項1のフィルム。
  34. 【請求項34】 前記第一外層及び前記第コアー層の内
    の少なくとも一つがエチレンとオクテン−1との少なく
    とも一種のコポリマーであって、エチレンに由来するポ
    リマー単位を少なくとも75重量%有し、かつ密度0.
    915g/cm3 未満を有するものを含む請求項1のフ
    ィルム。
  35. 【請求項35】 前記第一外層及び前記第コアー層の内
    の少なくとも一種の融点少なくとも90℃を有する前記
    コポリマーが、エチレンとオクテン−1とのコポリマー
    を含む請求項1のフィルム。
  36. 【請求項36】 前記第コアー層が前記コポリマー少な
    くとも40重量%で構成される請求項1のフィルム。
  37. 【請求項37】 前記第コアー層の前記コポリマーが前
    記コポリマーの少なくとも70重量%を構成する請求項
    1のフィルム。
  38. 【請求項38】 前記第コアー層が融点少なくとも90
    ℃を有する前記コポリマー少なくとも60重量%を含
    み、かつ前記前記第二コポリマー≦40重量%を含む請
    求項3のフィルム。
  39. 【請求項39】 前記第一外層が融点少なくとも90℃
    を有する前記コポリマー少なくとも60重量%を含み、
    かつ前記前記第二コポリマー≦40重量%を含む請求項
    2のフィルム。
  40. 【請求項40】 前記第第二外層が前記第一コポリマー
    少なくとも70重量%を含む請求項1のフィルム。
  41. 【請求項41】 前記第第二外層が前記第二コポリマー
    を30重量%未満含む請求項1のフィルム。
  42. 【請求項42】 前記第第二外層が前記第一コポリマー
    70〜85重量%及び前記第二コポリマー15〜30重
    量%を含む請求項1のフィルム。
  43. 【請求項43】 プロピレンとエチレンとの前記コポリ
    マーであって、プロピレンに由来するポリマー単位を少
    なくとも80重量%有するものが、前記第コアー層中に
    該第コアー層の2〜15重量%の量で存在する請求項9
    のフィルム。
  44. 【請求項44】 プロピレンとエチレンとの前記コポリ
    マーであって、プロピレンに由来するポリマー単位を少
    なくとも80重量%有するものが、融点少なくとも13
    0℃を有する請求項9のフィルム。
  45. 【請求項45】 プロピレンとエチレンとの前記コポリ
    マーであって、プロピレンに由来するポリマー単位を少
    なくとも80重量%有するものが、融点少なくとも13
    0℃を有する請求項10のフィルム。
  46. 【請求項46】 前記第コアー層の前記コポリマーが、
    (i)前記第一外層において該第一外層の少なくとも8
    0重量%を構成する任意のポリマー或はポリマーの組合
    せ、及び(ii)前記第二外層において該第二外層の少
    なくとも80重量%を構成する任意のポリマー或はポリ
    マーの組合せの融点より少なくとも30℃高い融点を有
    する請求項1のフィルム。
  47. 【請求項47】 前記第一外層の前記コポリマーが、
    (i)前記コアー層において該コアー層の少なくとも8
    0重量%を構成する任意のポリマー或はポリマーの組合
    せ、及び(ii)前記第二外層において該第二外層の少
    なくとも80重量%を構成する任意のポリマー或はポリ
    マーの組合せの融点より少なくとも30℃高い融点を有
    する請求項1のフィルム。
  48. 【請求項48】 前記コアー層の前記コポリマーが、1
    10℃より高い融点を有する請求項1のフィルム。
  49. 【請求項49】 前記第一外層の前記コポリマーが、1
    10℃より高い融点を有する請求項20のフィルム。
  50. 【請求項50】 前記第一外層の融点少なくとも90℃
    を有する前記コポリマーが、110℃より高い融点を有
    する請求項20のフィルム。
  51. 【請求項51】 前記第コアー層の融点少なくとも90
    ℃を有する前記コポリマーが、110℃より高い融点を
    有する請求項21のフィルム。
  52. 【請求項52】 前記第一外層の前記コポリマーが融点
    90°〜110℃を有する請求項1のフィルム。
  53. 【請求項53】 前記第コアー層の前記コポリマーが融
    点90°〜110℃を有する請求項1のフィルム。
  54. 【請求項54】 前記第二外層の前記第一コポリマーが
    融点90°〜95℃を有する請求項1のフィルム。
  55. 【請求項55】 前記第二外層の前記第二コポリマーが
    融点≧50℃で≦80℃を有する請求項1のフィルム。
  56. 【請求項56】 ポリ(塩化ビニル)が存在せずかつ縦
    方向及び横断方向の両方において5.0%より小さい永
    久歪を有する請求項1のフィルム。
  57. 【請求項57】 ポリ(塩化ビニル)が存在せずかつ少
    なくとも一つの方向において4.0%より小さい永久歪
    を有する請求項1のフィルム。
  58. 【請求項58】 前記第一外層が、更に、防曇剤を該層
    の4重量%までの量で含む請求項1のフィルム。
  59. 【請求項59】 前記第コアー層が、更に、防曇剤を該
    層の4重量%までの量で含む請求項1のフィルム。
  60. 【請求項60】 前記第一外層及び前記第コアー層の両
    方が、各々更に、防曇剤を各々のそれぞれの層重量を基
    準にして4重量%までの量で含む請求項1のフィルム。
  61. 【請求項61】 前記防曇剤が非イオン性界面活性剤を
    ポリオレフィンキャリヤー中に含む請求項1のフィル
    ム。
  62. 【請求項62】 前記第一外層が、本質的に前記コポリ
    マーに0〜10層重量%の防曇剤及び0〜10層重量%
    のスリップ剤をブレンドさせてなる請求項1のフィル
    ム。
  63. 【請求項63】 前記第一及び第二外層が、各々更に、
    スリップ剤を中にブレンドさせて含む請求項1のフィル
    ム。
  64. 【請求項64】 5.0%より小さいヘーズを有する請
    求項1のフィルム。
  65. 【請求項65】 3.0%より小さいヘーズを有する請
    求項1のフィルム。
  66. 【請求項66】 45°における光沢少なくとも70H
    unter単位を有する請求項1のフィルム。
  67. 【請求項67】 80Hunter単位より大きい45
    °における光沢を有する請求項1のフィルム。
  68. 【請求項68】 ホットバーヒートシール範囲少なくと
    も16℃を有し、溶け落ち温度少なくとも125℃を有
    する請求項1のフィルム。
  69. 【請求項69】 照射架橋される請求項1のフィルム。
  70. 【請求項70】 実質的に未架橋の請求項1のフィル
    ム。
  71. 【請求項71】 エチレンと少なくとも一種のC4 〜C
    8 アルファ−オレフィンとの少なくとも一種のコポリマ
    ーであって、エチレンに由来するポリマー単位を少なく
    とも75重量%有し、並びに密度少なくとも0.900
    g/cm3 かつ0.915g/cm3 未満、及び融点8
    5°〜125℃を有するものを含む第一外層;エチレン
    と少なくとも一種のC4 〜C8 アルファ−オレフィンと
    の少なくとも一種のコポリマーであって、エチレンに由
    来するポリマー単位を少なくとも75重量%有し、かつ
    密度0.900g/cm3 未満、及び融点80℃未満を
    有するものを含むコアー層;エチレンと少なくとも一種
    のC3 〜C8 アルファ−オレフィンとのコポリマーであ
    って、エチレンに由来するポリマー単位を少なくとも7
    5重量%有し、かつ密度0.915g/cm3 未満、及
    び融点少なくとも85°〜125℃を有するものを含む
    第二外層を含み、該コアー層は第一外層と第二外層との
    間に配置され、少なくとも一つの方向における90℃で
    の無制約収縮率が10%より小さい、少なくとも3層を
    有するポリオレフィン多層可撓性フィルム。
  72. 【請求項72】 前記第一外層中の前記コポリマー、及
    び前記第二外層中の前記コポリマーの融点が85°〜1
    10℃である請求項71のフィルム。
  73. 【請求項73】 エチレンと少なくとも一種のC4 〜C
    8 アルファ−オレフィンとの少なくとも一種のコポリマ
    ーであって、エチレンに由来するポリマー単位を少なく
    とも75重量%有し、かつ密度0.900g/cm3
    満、及び融点80℃未満を有するものを含む第一外層;
    エチレンと少なくとも一種のC4 〜C8 アルファ−オレ
    フィンとの少なくとも一種のコポリマーであって、エチ
    レンに由来するポリマー単位を少なくとも75重量%有
    し、並びに密度少なくとも0.900g/cm3 かつ
    0.915g/cm3 未満、及び融点85°〜125℃
    を有するものを含むコアー層;エチレンと少なくとも一
    種のC3 〜C8 アルファ−オレフィンとのコポリマーで
    あって、エチレンに由来するポリマー単位を少なくとも
    75重量%有し、かつ密度0.915g/cm3 未満、
    及び融点少なくとも85°〜125℃を有するものを含
    む第二外層を含み、該コアー層は第一外層と第二外層と
    の間に配置され、少なくとも一つの方向における90℃
    での無制約収縮率が10%より小さい、少なくとも3層
    を有するポリオレフィン多層可撓性フィルム。
  74. 【請求項74】 前記コアー層中の前記コポリマー、及
    び前記第二外層中の前記コポリマーの融点が85°〜1
    10℃である請求項73のフィルム。
  75. 【請求項75】 (a) エチレンと少なくとも一種の
    3 〜C8 アルファ−オレフィンとのコポリマーであっ
    て、エチレンに由来するポリマー単位を少なくとも75
    重量%有し、かつ融点少なくとも90℃並びに密度少な
    くとも0.900g/cm3 及び0.915g/cm3
    未満を有するもの; (b)エチレンと少なくとも一種のC3 〜C8 アルファ
    −オレフィンとのコポリマーであって、エチレンに由来
    するポリマー単位を少なくとも75重量%有し、融点8
    0℃未満及び0.900g/cm3 より小さくかつ0.
    860g/cm3 より大きい密度を有するもの;並びに (c)プロピレンとエチレンとのコポリマーであって、
    プロピレンに由来するポリマー単位を少なくとも80重
    量%有するものを含むポリオレフィン可撓性フィルム。
  76. 【請求項76】 前記フィルムがインフレーションフィ
    ルムであり、前記ブレンドが、エチレンオクテン−1コ
    ポリマーである前記コポリマー(a)を少なくとも50
    重量%、分子量分布が3より小さい前記コポリマー
    (b)を少なくとも10重量%、及び融点少なくとも1
    30℃を有する前記コポリマー(c)を少なくとも10
    重量%含み、前記フィルムが、更に非イオン性界面活性
    剤0〜10重量%及びスリップ剤0〜10重量%を含む
    請求項75のフィルム。
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