JPH0871869A - バッテリロッドのナット仮締め装置および仮締め方法 - Google Patents

バッテリロッドのナット仮締め装置および仮締め方法

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JPH0871869A
JPH0871869A JP6206893A JP20689394A JPH0871869A JP H0871869 A JPH0871869 A JP H0871869A JP 6206893 A JP6206893 A JP 6206893A JP 20689394 A JP20689394 A JP 20689394A JP H0871869 A JPH0871869 A JP H0871869A
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JP
Japan
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rod
battery
nut
battery rod
groove
Prior art date
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Application number
JP6206893A
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English (en)
Inventor
Yoshio Akiba
芳男 秋葉
Takashi Ogasawara
孝 小笠原
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

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  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッテリロッド1を1本ずつ分離する際のフ
ック部相互の絡み合いを防ぎ、かつ仮締めの際のバッテ
リロッドとナットとの締め付け不良を防止する。 【構成】 アーム部73の上昇により、円筒部65内の
バッテリロッド39は引掛けられて引上げられ、アーム
部73の前方への傾斜により先端側へ移動する。バッテ
リロッド39はエアチャック74により把持された状態
で、ロータリテーブル79の回転によりアーム部39か
ら外され、把持が解除されるとロッド受け板83上に落
下する。受け板83上を滑り落ちるバッテリロッド39
は、V状の溝49内に入り込み、回転ローラ90の前方
への締め付けと反対方向への移動により、バッテリロッ
ド39とナット55とのねじ山同志を密着させた後、後
方への移動により両者を仮締めする。このとき、回転ロ
ーラ90はバッテリロッド39をナット55に押付ける
方向に回転している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用バッテリを車
体に固定するためのバッテリロッドをナットに仮締めす
るためのバッテリロッドのナット仮締め装置および仮締
め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用バッテリ(昭和55年10月15
日 株式会社 山海堂発行 自動車工学全書 第10巻
「電装品,車体装備品,エンジン部品」参照)を車体
に固定するためのバッテリロッドは、一端に雄ねじ部
が、他端にフック状に折り曲げられたフック部がそれぞ
れ形成されており、このようなバッテリロッドは車体へ
の組み付け前に、雄ねじ部にあらかじめナットを仮締め
している。
【0003】図8は、上記バッテリロッドのナット仮締
め装置の全体構成を示す斜視図である。この仮締め装置
は、複数のバッテリロッド1を収納するロッド収納部3
と、ロッド収納部3内の複数のバッテリロッド1を整列
させるロッド整列部5と、ロッド整列部5によって整列
されたバッテリロッド1を1本ずつに分離するロッド分
離部7と、ロッド分離部7で分離された1本のバッテリ
ロッド1を移送するロッド移送部9と、ロッド移送部9
で移送されたバッテリロッド1を支持するロッド支持部
11と、ロッド支持部11に支持されたバッテリロッド
1の雄ねじ部1aにナットを仮締めするナット回転部1
3と、ナットパーツフィーダ15から順次送られてくる
ナットをナット回転部13に送り込むナット移送部17
とから構成されている。
【0004】ロッド収納部3は、上部が開放した箱状に
形成され、この中に複数のバッテリロッド1が同一方向
を向けた状態で多数供給されている。ロッド収納部3内
の多数のバッテリロッド1は、図9(a)のように、斜
めになっているものなどが存在するなど多少乱雑になっ
ているため、ロッド整列部5におけるくさび型プレート
19を打ち込むことで、整列させる。
【0005】ロッド収納部3は、図9(b)に示すよう
に、底面における一方の端部の角部に開口孔21が形成
され、この開口孔21にロッド分離部7におけるローラ
23が回転可能に配置されている。ローラ23には、長
手方向に沿って溝23aが、円周方向等間隔に4つ形成
されており、このローラ23の回転により、ロッド収納
部3内のバッテリロッド1を、溝23aに入り込ませた
状態で1本ずつロッド移送部9に供給する。
【0006】ロッド移送部9は、ロッド分離部7で分離
された1本のバッテリロッド1を自由落下させる空間2
5を備えている。この空間25は、ロッド分離部7近傍
の上端側が幅広く、下端側が幅狭く形成され、落下する
バッテリロッド1が曲線状の傾斜面27にガイドされる
ことで、雄ねじ部1aが下部側となるよう直立した状態
となる。この時点で、バッテリロッド1の雄ねじ部1a
の先端は、図10(a)に示すように、ナット回転部1
3におけるソケット29内にセットされているナット3
1に接触している。ナット31は、ナット移送部17に
よって1個ずつソケット29内に送り込まれている。
【0007】ロッド移送部9内で直立状態となったバッ
テリロッド1は、図10(b)に示すように、ロッド支
持部11のシリンダ33により、可動プレート35と固
定プレート37との間で完全に固定される。この状態
で、ソケット29がナット31をバッテリロッド1に近
付けるべく上昇した後、図10(c)のように矢印A方
向に回転することで、ナット31がバッテリロッド1の
雄ねじ部1aにねじ込まれ、これと同時に、バッテリロ
ッド1は固定されていることから、ナット31は矢印B
で示すように、バッテリロッド1に沿って上昇移動して
ソケット29から外れていく。ナット31がソケット2
9から離れると同時に、ソケット29の回転力はナット
31に伝わらなくなり、図10(d)に示すように仮締
めが完了となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の仮締め装置にあっては、 (1)バッテリロッド1をロッド収納部3内に横に寝か
せた束の中からロッド分離部7で1本ずつ分離する際
に、フック部1bが相互に絡み合って分離できず、装置
自体が停止する。 (2)ナット31は、ナット移送部17に押されてソケ
ット29内に落とし込む必要があることから、ナット3
1とソケット29との隙間がある程度必要であり、この
ためナット31がソケット29内でガタ付き、仮締めの
際、バッテリロッド1とナット31との軸ずれにより、
かじりなどの締め付け不良が発生する。という問題があ
る。
【0009】そこで、この発明は、バッテリロッド1を
1本ずつ分離する際のフック部相互の絡み合いを防ぐと
ともに、仮締めの際のバッテリロッドとナットとの締め
付け不良を防止することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、第1に、一端に雄ねじ部が形成され、
他端にフック状に曲げられたフック部が形成されて、バ
ッテリを車体に固定するためのバッテリロッドの複数の
束を、前記フック部を上部から突出した状態で収納可能
で、かつ鉛直方向に対して所定角度の傾斜を保持して配
置されたロッド収納部と、このロッド収納部内の少なく
とも1本以上のバッテリロッドを、鉛直方向上方への移
動により前記フック部に引掛けて取出すアーム部を備え
たロッド取出部と、このロッド取出部により取出したバ
ッテリロッドのアーム部先端側の1本を把持してロッド
取出部から分離するロッド分離部と、このロッド分離部
からバッテリロッドの供給を受け、供給されたバッテリ
ロッドが平面状の表面に形成された溝内に長手方向に沿
って入り込み、かつ入り込んだ状態で前記平面状の表面
からバッテリロッドの外周面が突出するロッド支持部
と、このロッド支持部におけるバッテリロッドに対し前
記表面から突出した外周面に接触しながらバッテリロッ
ドと直交する方向に移動してバッテリロッドを溝内で回
転させるロッド回転部と、前記ロッド支持部の溝内にお
けるバッテリロッドの雄ねじ部側の端部に対向して配置
され、前記ロッド回転部の移動によりバッテリロッドの
雄ねじ部にねじ込まれて溝内のバッテリロッドの中心に
中心がほぼ一致した状態のナットを保持するナット保持
部とを備えた構成としてある。
【0011】第2に、第1の構成において、ロッド収納
部は、円筒部内が周方向に沿って複数に分割され、かつ
周方向に回転可能である。
【0012】第3に、第1の構成において、ロッド取出
部のアーム部は、ロッド分離部側の先端側が下方となる
よう若干傾斜している。
【0013】第4に、第1の構成において、ロッド分離
部は、バッテリロッドを把持する把持部を備えており、
この把持部が、ロッド取出部のアーム部の先端に対向す
る側からバッテリロッドに対して進退移動可能であると
ともに、この進退移動軌跡の中心からオフセットした中
心軸を中心とし連結アームを介して回動可能である。
【0014】第5に、第1の構成において、ロッド支持
部の溝は、V字状に形成されている。
【0015】第6に、第1の構成において、ロッド分離
部からバッテリロッドの供給を受けるロッド支持部の直
前の、ロッド支持部における溝の延長線上に、ロッド分
離部から受けたバッテリロッドを自由落下によりスライ
ドさせてロッド支持部の溝に送り込む、傾斜して配置さ
れたロッド移送部を設けてある。
【0016】第7に、第1の構成において、ロッド回転
部は、バッテリロッドの雄ねじ部とナットとが螺合する
方向と反対方向にバッテリロッドを回転させる方向に移
動して、前記雄ねじ部およびナット相互のねじ山を密着
させる構成である。
【0017】第8に、第1の構成において、ロッド回転
部は、回転ローラを備えており、この回転ローラがバッ
テリロッドをナット側に押付ける方向に回転可能であ
る。
【0018】第9に、第1の構成において、ナット保持
部は、上方に開口部を有する保持孔を備えており、この
ナット保持部の上面に、バッテリロッドと直交する方向
にスライド移動可能で、上下方向に貫通する貫通孔を備
えたスライド部材を設け、このスライド部材の貫通孔が
ナット保持部の開口部から外れた位置で、貫通孔にナッ
トを供給するナット供給機を設けた構成としてある。
【0019】第10に、ロッド収納部内に傾斜状態で収
納されたバッテリロッドを、ロッド取出部を上方に移動
させることでバッテリロッドの一端のフック部を引掛け
てロッド収納部内から取出し、取出したバッテリロッド
の1本をロッド分離部で分離し、分離したバッテリロッ
ドをロッド支持部の溝内に送り込み、溝内のバッテリロ
ッドに対し、ロッド回転部をバッテリロッドの外周面に
接触させながらバッテリロッドと直交する方向に移動さ
せて溝内で回転させて、溝内のバッテリロッドの中心に
中心がほぼ一致した状態でナット保持部に保持されたナ
ットをバッテリロッドの他端の雄ねじ部にねじ込んで、
仮締めを行う方法としてある。
【0020】
【作用】第1の構成または第10の方法によれば、ロッ
ド収納部内のバッテリロッドは、ロッド取出部の上昇移
動により取出されてそのアーム部に、複数の場合には1
列となってフック部が引っ掛かった状態となり、これに
対してロッド分離部がアーム部の端部側から1本ずつ分
離するので、バッテリロッドのフック部相互の絡み合い
は防止される。また、仮締めする際には、ロッド支持部
の溝から突出するバッテリロッドの外周面に対し、ロッ
ド回転部を接触させつつバッテリロッドと直交する方向
に移動させてバッテリロッドを溝内で回転させことで、
バッテリロッドの雄ねじ部に、溝内のバッテリロッドの
中心に中心がほぼ一致した状態でナット保持部に保持さ
れたナットをねじ込むので、かじりなどの締付け不良が
発生せず、仮締めが容易になされる。
【0021】第2の構成によれば、周方向に沿って複数
に分割された領域毎に、バッテリロッドの束を収納し、
一つの領域内のバッテリロッドがすべて取出されたら、
ロッド収納部全体を回転させて、他の領域内のバッテリ
ロッドを取出すようにする。
【0022】第3の構成によれば、アーム部にフック部
が引っ掛かったバッテリロッドは、アーム部の傾斜に沿
って先端側に移動する。
【0023】第4の構成によれば、把持部がアーム部の
先端側に引っ掛かっているバッテリロッドに対して進出
して把持し、この進出移動軌跡の中心からオフセットし
た中心軸を中心に把持部が回動することで、フック部が
アーム部から外れる。
【0024】第5の構成によれば、バッテリロッドは、
V字状の溝内で回転することで、軸心のずれが防止され
る。
【0025】第6の構成によれば、ロッド把持部から受
けたバッテリロッドを自由落下によりスライドさせてロ
ッド支持部の溝内に送り込む。
【0026】第7の構成によれば、ロッド回転部を、バ
ッテリロッドの雄ねじ部とナットとが螺合する方向と反
対方向にバッテリロッドを回転させる方向に移動するこ
とで、バッテリロッドのねじ部の端部とナットの雌ねじ
部とが密着する。
【0027】第8の構成によれば、ロッド回転部の回転
ローラを回転させることで、バッテリロッドの雄ねじ部
の端部がナット側に押付けられる。
【0028】第9の構成によれば、スライド部材のナッ
ト保持孔がナット保持部の開口部から外れた位置で、ナ
ット供給機がナット保持孔にナットを供給し、この状態
でスライド部材がスライドしてナット保持孔とナット保
持部の開口部とが整合すると、ナット保持孔内のナット
がナット保持部の開口部内に落下する。
【0029】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づき説明
する。
【0030】図1は、この発明の一実施例に係わるバッ
テリロッドのナット仮締め装置全体の構成を示す斜視図
である。このナット仮締め装置は、バッテリロッド39
を200本程度収納する円筒状のロッド収納部41と、
ロッド収納部41内のバッテリロッド39を上方への移
動により取出すロッド取出部43と、ロッド取出部43
で取出した1本以上のバッテリロッド39を1本に分離
するロッド分離部45と、ロッド分離部45で分離した
1本のバッテリロッド39を受ける傾斜して配置された
ロッド移送部47と、ロッド移送部47から送られてく
るバッテリロッド39を受ける溝49を備えたロッド支
持部51と、ロッド支持部51上のバッテリロッド39
を、バッテリロッド39と直交する方向に移動して溝4
9内で回転させるロッド回転部53と、ロッド回転部5
3の回転によってバッテリロッド39の雄ねじ部39a
に螺合するナット55を保持するナット保持部57と、
ナット保持部57内にナット55を送り込むナット移送
部59と、ナット移送部59にナットを順次供給するナ
ット供給機としてのナットパーツフィーダ61とから構
成され、これらが基台63上に配置されている。
【0031】ロッド収納部41は、全体として鉛直方向
に対して約30度傾斜しており、底部を備えた円筒部6
5内の収納領域が4枚の仕切板67により円周方向等間
隔に4つに分割され、各収納領域にバッテリロッド39
が複数収納される。円筒部65の約30度の傾きは、バ
ッテリロッド39をロッド取出部43により引き抜く際
に、円筒中心側のバッテリロッド39の重量により、重
なり合ったバッテリロッド39が雄ねじ部39aのねじ
山の引っ掛かりにより、他のバッテリロッド39を一緒
に引き上げないような角度である。円筒部65の底部に
は、図示しないステッピングモータが連結され、一つの
領域内のバッテリロッド39がロッド取出部43により
すべて取出された時点で、円筒部65を90度回転させ
る。
【0032】円筒部65内に収納されたバッテリロッド
39は、雄ねじ部39aが下方で、フック状に曲げられ
たフック部39bが上方となっており、かつフック部3
9bがロッド収納部41の上端から突出している。上端
から突出したフック部39bは、その自重により傾斜方
向に向いており、したがってロッド取出部43による取
出しの対象となる収納領域内のバッテリロッド39は、
フック部39bが円筒部65の外方に向くことになる。
【0033】ロッド取出部43は、エアシリンダ69が
鉛直方向上方に向けて設置され、上方に突出する作動ロ
ッド71の先端部に、先端側が下方となるよう若干傾斜
して屈曲するアーム部73が設けられている。アーム部
73は、作動ロッド71の上昇に伴い、上記した取出し
の対象となる収納領域内のバッテリロッド39のフック
部39bを引っ掛け、1本以上のバッテリロッド39を
円筒部65内から抜き出すもので、先端にはバッテリロ
ッド39の外れを防ぐ突起73aが設けられている。
【0034】ロッド分離部45は、アーム部73の先端
に対向する位置に配置されており、空気圧によりアーム
部43の先端側の1本のバッテリロッド39を把持する
把持部としてのエアチャック74と、エアチャック74
をアーム部73に引っ掛かった状態のバッテリロッド3
9に対して前進および後退させるエアシリンダ75と、
エアチャック74の上記進退移動軌跡の中心に対してオ
フセットされた中心軸76を中心に、連結アーム77を
介してエアチャック73およびエアシリンダ75を回動
させるロータリテーブル79とを有し、これらが支柱8
1の上端に装着されている。エアチャック74によるバ
ッテリロッド39に対する把持動作を解除することで、
バッテリロッド39は、雄ねじ部39aがロッド支持部
51側に向いた状態でロッド移送部47に落下する。
【0035】ロッド移送部47は、V字状に屈曲したロ
ッド受け板83が、ロッド分離部45側については2本
の支持脚85により、ロッド支持部51側については支
持脚85より短い2本の支持脚87により、それぞれ支
持され、これによりロッド受け板83は傾斜して配置さ
れることになる。このロッド受け板83に対し、前記ロ
ッド取出部43は、ロッド分離部45と反対側に配置さ
れており、アーム部73はその上昇によりロッド受け板
83に干渉しないよう先端部がロッド受け板83から分
離部45と反対方向にずれた位置となっている。
【0036】ロッド支持部51は、支持テーブル89の
中央に断面V字状の溝49が形成されたもので、溝49
に沿った長さがバッテリロッド39の全長より短く、バ
ッテリロッド39が溝49にセットされた状態でフック
部39bは支持テーブル89から外れた位置となる。V
字状の溝49は、ロッド移送部47におけるロッド受け
板83の屈曲部の延長線状に配置され、屈曲部をスライ
ドして移送されるバッテリロッド39をそのままの姿勢
で受け入れる。溝49の深さは、バッテリロッド39の
直径の半分程度であり、溝49内に入り込んだ状態のバ
ッテリロッド39は外周面が支持テーブル89の表面か
ら突出した状態となる。溝49内に入り込んだバッテリ
ロッド39の中心は、ナット保持部57に保持されたナ
ット55の中心とほぼ完全に一致する位置関係となるよ
う、溝49が形成されている。
【0037】ロッド回転部53は、溝49から突出した
バッテリロッド39の外周面に接触するゴム製の回転ロ
ーラ90と、回転ローラ90をバッテリロッド39と直
交する方向に移動させるエアシリンダ91と、回転ロー
ラ90を回転させるモータ93とを備えている。モータ
93は、エアシリンダ91の作動ロッド先端に設けられ
た移動部材95上に装着され、移動部材95は固定部材
97上をモータ93とともにスライド移動する。回転ロ
ーラ90の回転方向は矢印C方向であり、これによりバ
ッテリロッド39を常にナット55側に押し付ける。
【0038】ナット保持部57は保持プレート99を備
え、この保持プレート99にロッド支持部51の溝49
側および上方側にそれぞれ開口部を有する保持孔101
が形成され、この保持孔101内にナット55が保持さ
れる。保持プレート99の上面には、保持プレート99
上をスライド移動するスライド部材としてのスライドプ
レート103が設けられている。スライドプレート10
3は、図1におけるロッド支持部51の溝49側から見
たD矢視断面図である図2に示すように、上下方向に貫
通する貫通孔105が形成され、この貫通孔105に、
ナットパーツフィーダ61から送られるナット55が入
り込む。ナット55は鍔付きであり、保持プレート99
の保持孔101およびスライドプレート103の貫通孔
105に入り込んだ状態では、鍔部は図2中で紙面表
側、つまりロッド支持部51側の外部に露出している。
【0039】スライドプレート103には、スライドプ
レート103とともにナット移送部59を構成するエア
シリンダ107が連結されており、エアシリンダ107
の動作によりスライドプレート103は、貫通孔105
がナットパーツフィーダ61のシュータ109先端のナ
ット放出口109aに整合する図2の実線位置と、保持
プレート99の保持孔101に整合する同二点鎖線位置
との間を、移動可能である。
【0040】次に、このように構成されたバッテリロッ
ドのナット仮締め装置の動作を説明する。
【0041】まず、ロッド収納部41の4つの収納領域
にバッテリロッド39をフック部39bが上方とした状
態で投入する。このとき、図3に示すように多少乱雑と
なっていても構わない。次に、ロッド取出部43のエア
シリンダ69を動作させて作動ロッド71を上昇させる
と、図4に示すように、アーム部73がロッド収納部4
1内のバッテリロッド39のフック部39bに引っ掛か
り、バッテリロッド39が円筒部65内から引き抜かれ
る。このとき引き抜かれるバッテリロッド39の本数は
任意である。アーム部73に引っ掛かったバッテリロッ
ド39は、アーム部73の傾斜により先端側に移動し、
先端の突起73aによってアーム部73からの外れが防
止される。
【0042】ここで、円筒部65内は4つの領域に分割
されていることで、一つの領域に収納されるバッテリロ
ッド39の本数を少なくでき、この結果バッテリロッド
39を引き上げる際に、その引き上げるバッテリロッド
39に付与される他のバッテリロッド39の荷重が過大
とならず、他のバッテリロッド39がねじ山の作用によ
り引上げられるようなことがなくなる。
【0043】作動ロッド71が上死点に達した時点で、
ロッド分離部45のエアシリンダ75が動作してエアチ
ャック74を前進させ、エアチャック74でアーム部7
3の先端側の1本のバッテリロッド39を把持する。バ
ッテリロッド39を把持したエアチャック74は、ロー
タリテーブル79の動作により、エアシリンダ75とと
もに中心軸76を中心として図1中で矢印E方向に回動
し、これによりバッテリロッド39は、図5に示すよう
に、実線位置から二点鎖線位置への回動によってフック
部39bがアーム部73から外される。アーム部73か
ら外れされた状態のバッテリロッド39は、雄ねじ部3
9aが次工程のロッド支持部51側を向いており、傾斜
角度は、ロッド受け板83の傾斜角度とほぼ同程度とす
る。
【0044】次に、エアチャック74は、図6に示すよ
うに、エアシリンダ75の動作によりバッテリロッド3
9がロッド受け板83上に位置するよう後退し、この状
態で、エアチャック74の把持動作を解除すると、バッ
テリロッド39はロッド移送部47のロッド受け板83
上に落下する。落下したバッテリロッド39は、雄ねじ
部39aを前方側として傾斜しているロッド受け板83
上を滑り落ち、ロッド支持部51のV字状の溝49内
に、図7に示すように、外周面を支持テーブル89の表
面から突出させた状態で入り込む。
【0045】一方、ナットパーツフィーダ61からはナ
ット55がシュータ109に送り込まれ、シュータ10
9の先端がスライドプレート103の貫通孔105に整
合している状態でシュータ109内のナット55が貫通
孔105に入り込む。この状態で、エアシリンダ107
の動作によりスライドプレート103を前進させて、貫
通孔105を保持プレート99の保持孔101に整合さ
せる。この動作により、貫通孔105内のナット55
は、保持孔101内に落下して保持された状態となる。
【0046】ここで、ロッド回転部53は、回転ローラ
90が、エアシリンダ91の動作により矢印F方向に前
進し、バッテリロッド39の外周面に接触する。このと
き回転ローラ90は、モータ93の動作により、矢印C
方向に回転しており、これによりバッテリロッド39の
雄ねじ部39aの端部が、ナット保持部57に保持され
たナット55に押し付けられる。回転ローラ90は上記
の回転動作を継続しつつ、さらに前進してバッテリロッ
ド39を図7中で時計方向、つまり締め付けと反対方向
に回転させる。この動きにより、バッテリロッド39の
雄ねじ部39bとナット55の雌ねじ部のねじ山同志が
密着し、その後回転ローラ90を矢印C方向の回転を継
続しつつエアシリンダ91の動作により後退させること
で、バッテリロッド39の雄ねじ部39aがナット55
に仮締めされる。
【0047】上記したように、ロッド取出部43のアー
ム部73により引き上げられるバッテリロッド39は、
複数の場合にはアーム部73に沿って1列に並んだ状態
となり、アーム部73の先端側からロッド分離部45に
より1本を確実に分離し把持することができる。また、
仮締めする際には、ナット55をナット保持部99で固
定し、バッテリロッド39側をV字溝49内にて回転さ
せるので、バッテリロッド39とナット55との軸ずれ
が解消され、締め付け不良が防止される。
【0048】なお、上記実施例では、ロッド取出部43
を鉛直方向に向けて配置してあるが、ロッド取出部43
をロッド収納部41と同角度に傾斜させて配置し、アー
ム部73を円筒部65の傾斜に沿って上昇させるように
してもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように、第1の発明に
よれば、ロッド取出部の上昇によりそのアーム部でロッ
ド収納部内のバッテリロッドにフック部を引っ掛けて取
り出し、アーム部に対してロッド分離部がアーム部の端
部側から1本ずつ分離するので、バッテリロッドのフッ
ク部相互の絡み合いが発生することなく、バッテリロッ
ドの分離を確実に行うことができる。また、仮締めする
際には、バッテリロッドを溝内にて回転させことで、バ
ッテリロッドの雄ねじ部に、溝内のバッテリロッドの中
心に中心がほぼ一致した状態でナット保持部に保持され
たナットをねじ込むようにしたので、バッテリロッドと
ナットとの軸ずれが防止でき、仮締めが容易になされ
る。
【0050】第2の発明によれば、バッテリロッドは、
複数に分割された円筒部内の各領域に分けて収納できる
ので、全体としてバッテリロッドの収納本数を多く維持
しつつ、一つの領域内に収納するバッテリロッドの数を
少なくでき、バッテリロッドの取出し時に、取出すバッ
テリロッドに対する他のバッテリロッドが付与する荷重
が過大とならず、他のバッテリロッドがねじ山の作用に
より引上げられるようなことがなくなる。
【0051】第3の発明によれば、アーム部に引っ掛か
ったバッテリロッドは、その傾斜により先端側に移動す
るので、ロッド分離部による把持動作が容易になる。
【0052】第4の発明によれば、把持部がアーム部の
先端側前方から進出するので、先端側のバッテリロッド
の把持が容易であり、また把持部の回動動作によりバッ
テリロッドがアーム部から外れるので、ロッド分離部に
よるバッテリロッドのアーム部からの取外し作業が容易
である。
【0053】第5の発明によれば、V字状の溝内にセッ
トされたバッテリロッドは、溝内での回転によっても軸
ずれが発生しにくく、ナットの中心と整合しやすいの
で、仮締めが容易となる。
【0054】第6の発明によれば、ロッド移送部は傾斜
しているので、ロッド分離部から受けたバッテリロッド
を、ロッド支持部の溝内にスライドによって速やかに送
り込むことができる。
【0055】第7の発明によれば、バッテリロッドの雄
ねじ部とナットとは、ねじ山同志が密着した状態で仮締
めができるので、仮締め動作が容易となる。
【0056】第8の発明によれば、仮締め時に、バッテ
リロッドの雄ねじ部がナット側に常に押付けられるの
で、仮締め動作が容易となる。
【0057】第9の発明によれば、ナット供給機からナ
ットの供給を受けるスライド部材をスライドさせるだけ
で、ナット保持部の保持孔にナットを供給できるので、
ナットの供給が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すバッテリロッドのナ
ット仮締め装置の斜視図である。
【図2】図1のD矢視断面図である。
【図3】図1のナット仮締め装置におけるロッド収納部
へのバッテリロッドの投入状態を示す斜視図である。
【図4】図1のナット仮締め装置におけるロッド取出部
によるバッテリロッドの取出し動作を示す動作説明図で
ある。
【図5】図1のナット仮締め装置におけるロッド分離部
によるバッテリロッドのアーム部からの取外し動作を示
す動作説明図である。
【図6】図1のナット仮締め装置におけるロッド分離部
によるロッド移送部へのバッテリロッドの受け渡し動作
を示す動作説明図である。
【図7】図1のナット仮締め装置におけるロッド支持部
にバッテリロッドが支持された状態を示す説明図であ
る。
【図8】従来例を示すバッテリロッドのナット仮締め装
置の斜視図である。
【図9】(a)は図8のナット仮締め装置におけるロッ
ド収納部内のバッテリロッドを整列させる動作説明図、
(b)はロッド収納部内のバッテリロッドを分離させる
動作説明図である。
【図10】(a)〜(d)は、図8のナット仮締め装置
におけるバッテリロッドをナットに仮締めする動作説明
図である。
【符号の説明】
39 バッテリロッド 39a 雄ねじ部 39b フック部 41 ロッド収納部 43 ロッド取出部 45 ロッド分離部 47 ロッド移送部 49 溝 51 ロッド支持部 53 ロッド回転部 55 ナット 57 ナット保持部 61 ナットパーツフィーダ(ナット供給機) 65 円筒部 73 アーム部 74 エアチャック(把持部) 76 中心軸 77 連結アーム 90 回転ローラ 101 保持孔 103 スライドプレート(スライド部材) 105 貫通孔

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に雄ねじ部が形成され、他端にフッ
    ク状に曲げられたフック部が形成されて、バッテリを車
    体に固定するためのバッテリロッドの複数の束を、前記
    フック部を上部から突出した状態で収納可能で、かつ鉛
    直方向に対して所定角度の傾斜を保持して配置されたロ
    ッド収納部と、このロッド収納部内の少なくとも1本以
    上のバッテリロッドを、鉛直方向上方への移動により前
    記フック部に引掛けて取出すアーム部を備えたロッド取
    出部と、このロッド取出部により取出したバッテリロッ
    ドのアーム部先端側の1本を把持してロッド取出部から
    分離するロッド分離部と、このロッド分離部からバッテ
    リロッドの供給を受け、供給されたバッテリロッドが平
    面状の表面に形成された溝内に長手方向に沿って入り込
    み、かつ入り込んだ状態で前記平面状の表面からバッテ
    リロッドの外周面が突出するロッド支持部と、このロッ
    ド支持部におけるバッテリロッドに対し前記表面から突
    出した外周面に接触しながらバッテリロッドと直交する
    方向に移動してバッテリロッドを溝内で回転させるロッ
    ド回転部と、前記ロッド支持部の溝内におけるバッテリ
    ロッドの雄ねじ部側の端部に対向して配置され、前記ロ
    ッド回転部の移動によりバッテリロッドの雄ねじ部にね
    じ込まれて溝内のバッテリロッドの中心に中心がほぼ一
    致した状態のナットを保持するナット保持部とを備えた
    ことを特徴とするバッテリロッドのナット仮締め装置。
  2. 【請求項2】 ロッド収納部は、円筒部内が周方向に沿
    って複数に分割され、かつ周方向に回転可能であること
    を特徴とする請求項1記載のバッテリロッドのナット仮
    締め装置。
  3. 【請求項3】 ロッド取出部のアーム部は、ロッド分離
    部側の先端側が下方となるよう若干傾斜していることを
    特徴とする請求項1記載のバッテリロッドのナット仮締
    め装置。
  4. 【請求項4】 ロッド分離部は、バッテリロッドを把持
    する把持部を備えており、この把持部が、ロッド取出部
    のアーム部の先端に対向する側からバッテリロッドに対
    して進退移動可能であるとともに、この進退移動軌跡の
    中心からオフセットした中心軸を中心とし連結アームを
    介して回動可能であることを特徴とする請求項1記載の
    バッテリロッドのナット仮締め装置。
  5. 【請求項5】 ロッド支持部の溝は、V字状に形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載のバッテリロッド
    のナット仮締め装置。
  6. 【請求項6】 ロッド分離部からバッテリロッドの供給
    を受けるロッド支持部の直前の、ロッド支持部における
    溝の延長線上に、ロッド分離部から受けたバッテリロッ
    ドを自由落下によりスライドさせてロッド支持部の溝に
    送り込む、傾斜して配置されたロッド移送部を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載のバッテリロッドのナット
    仮締め装置。
  7. 【請求項7】 ロッド回転部は、バッテリロッドの雄ね
    じ部とナットとが螺合する方向と反対方向にバッテリロ
    ッドを回転させる方向に移動して、前記雄ねじ部および
    ナット相互のねじ山を密着させることを特徴とする請求
    項1記載のバッテリロッドのナット仮締め装置。
  8. 【請求項8】 ロッド回転部は、回転ローラを備えてお
    り、この回転ローラがバッテリロッドをナット側に押付
    ける方向に回転可能であることを特徴とする請求項1記
    載のバッテリロッドのナット仮締め装置。
  9. 【請求項9】 ナット保持部は、上方に開口部を有する
    保持孔を備えており、このナット保持部の上面に、バッ
    テリロッドと直交する方向にスライド移動可能で、上下
    方向に貫通する貫通孔を備えたスライド部材を設け、こ
    のスライド部材の貫通孔がナット保持部の開口部から外
    れた位置で、貫通孔にナットを供給するナット供給機を
    設けたことを特徴とする請求項1記載のバッテリロッド
    のナット仮締め装置。
  10. 【請求項10】 ロッド収納部内に傾斜状態で収納され
    たバッテリロッドを、ロッド取出部を上方に移動させる
    ことでバッテリロッドの一端のフック部を引掛けてロッ
    ド収納部内から取出し、取出したバッテリロッドの1本
    をロッド分離部で分離し、分離したバッテリロッドをロ
    ッド支持部の溝内に送り込み、溝内のバッテリロッドに
    対し、ロッド回転部をバッテリロッドの外周面に接触さ
    せながらバッテリロッドと直交する方向に移動させて溝
    内で回転させて、溝内のバッテリロッドの中心に中心が
    ほぼ一致した状態でナット保持部に保持されたナットを
    バッテリロッドの他端の雄ねじ部にねじ込んで、仮締め
    を行うことを特徴とするバッテリロッドのナット仮締め
    方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109773469A (zh) * 2019-01-17 2019-05-21 林高兴 一种废旧动力电池拆解装置
CN110253273A (zh) * 2019-07-13 2019-09-20 乐清今立电器科技有限公司 一种全自动锁螺丝机
JP2021030373A (ja) * 2019-08-26 2021-03-01 株式会社中部プラントサービス ナット着脱装置、作業装置
CN117900814A (zh) * 2024-01-31 2024-04-19 温州贵派电器有限公司 一种斜五孔插座铜件全自动锁螺丝机

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