JPH087365A - 光磁気記録媒体 - Google Patents
光磁気記録媒体Info
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- JPH087365A JPH087365A JP14160294A JP14160294A JPH087365A JP H087365 A JPH087365 A JP H087365A JP 14160294 A JP14160294 A JP 14160294A JP 14160294 A JP14160294 A JP 14160294A JP H087365 A JPH087365 A JP H087365A
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- Japan
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- magneto
- layer
- recording
- optical recording
- dielectric layer
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 基板上に第1誘電体層(Anm)、希土
類金属と遷移金属からなる光磁気記録層(Bnm)、第
2誘電体層(Cnm)及び反射膜層(Dnm)を有し、
膜厚A〜DがA:25〜33nm、B:13nm〜17
nm、C:20〜35nm、D:60〜100nm、第
1及び第2誘電体層がSiとNからなり、反射膜層が
1.0〜2.5重量%のCrを含むAlからなる光磁気
記録媒体。 【効果】 媒体の薄膜化と繰り返し消去・記録に
よる溝特性、サ−ボ特性の劣化を抑制することが可能で
ある。
類金属と遷移金属からなる光磁気記録層(Bnm)、第
2誘電体層(Cnm)及び反射膜層(Dnm)を有し、
膜厚A〜DがA:25〜33nm、B:13nm〜17
nm、C:20〜35nm、D:60〜100nm、第
1及び第2誘電体層がSiとNからなり、反射膜層が
1.0〜2.5重量%のCrを含むAlからなる光磁気
記録媒体。 【効果】 媒体の薄膜化と繰り返し消去・記録に
よる溝特性、サ−ボ特性の劣化を抑制することが可能で
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録媒体に関す
る。さらに、詳しくは生産性に優れ、繰り返し記録性に
優れる光磁気記録媒体に関するものである。
る。さらに、詳しくは生産性に優れ、繰り返し記録性に
優れる光磁気記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光記録媒体の中でも書き込み消去のでき
る書き換え可能型として従来知られるものとして相変化
型、フォトクロミック型、光磁気型等がある。これらの
書き換え可能型の中でも、光磁気型は書き込み速度や繰
返し耐性に優れているという特徴を有する。光磁気記録
媒体の記録は、収束させたレ−ザ光を媒体に照射して光
磁気記録膜の温度をキュウ−リ点近傍まで上昇させ磁界
を印加して反転磁区を形成させるものである。
る書き換え可能型として従来知られるものとして相変化
型、フォトクロミック型、光磁気型等がある。これらの
書き換え可能型の中でも、光磁気型は書き込み速度や繰
返し耐性に優れているという特徴を有する。光磁気記録
媒体の記録は、収束させたレ−ザ光を媒体に照射して光
磁気記録膜の温度をキュウ−リ点近傍まで上昇させ磁界
を印加して反転磁区を形成させるものである。
【0003】このような光磁気記録媒体は、一般的に次
のような構成が例示される。基板/第1誘電体層(80
〜120nm)/光磁気記録層(20〜30nm)/第
2誘電体層(30〜50nm)/反射膜(40〜60n
m)の膜厚構成である。第1誘電体及び第2誘電体はS
iNやSiC,光磁気記録層はTbFeCo,反射膜は
Alで構成されることが多い。
のような構成が例示される。基板/第1誘電体層(80
〜120nm)/光磁気記録層(20〜30nm)/第
2誘電体層(30〜50nm)/反射膜(40〜60n
m)の膜厚構成である。第1誘電体及び第2誘電体はS
iNやSiC,光磁気記録層はTbFeCo,反射膜は
Alで構成されることが多い。
【0004】このような従来構造の光磁気記録媒体は、
通常、複数のチャンバ−から構成されるインライン型の
スパッタリング装置で第1誘電体から反射膜まで成膜さ
れるが、第1誘電体層が厚いため生産性が低いという問
題がある。
通常、複数のチャンバ−から構成されるインライン型の
スパッタリング装置で第1誘電体から反射膜まで成膜さ
れるが、第1誘電体層が厚いため生産性が低いという問
題がある。
【0005】しかしながら、生産性を向上させようとし
て、第1誘電体層を薄くすると、連続した消去/記録動
作により媒体の溝特性やサ−ボ特性が劣化するという問
題が生ずる。これは、レ−ザ−照射により光磁気記録層
に蓄積された熱が樹脂基板表面に伝達し、数10nmの
溝形状が変化するためだと考えられる。
て、第1誘電体層を薄くすると、連続した消去/記録動
作により媒体の溝特性やサ−ボ特性が劣化するという問
題が生ずる。これは、レ−ザ−照射により光磁気記録層
に蓄積された熱が樹脂基板表面に伝達し、数10nmの
溝形状が変化するためだと考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような現状に鑑
み、本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、従来の光磁気
記録媒体の構造に比べて特に第1誘電体層が薄い構造の
媒体であっても、繰り返しの消去・再生により媒体の溝
特性やサ−ボ特性の劣化の少ない媒体を見出し、本発明
を完成するに至った。
み、本発明者らは鋭意検討を重ねた結果、従来の光磁気
記録媒体の構造に比べて特に第1誘電体層が薄い構造の
媒体であっても、繰り返しの消去・再生により媒体の溝
特性やサ−ボ特性の劣化の少ない媒体を見出し、本発明
を完成するに至った。
【0007】即ち、本発明は、基板上に少なくとも第1
誘電体層(膜厚:Anm)、希土類金属と遷移金属から
なる光磁気記録層(膜厚:Bnm)、第2誘電体層(膜
厚:Cnm)および反射膜層(膜厚:Dnm)を有する
光磁気記録媒体において、膜厚A〜Dがそれぞれ25n
m≦A≦33nm、13nm≦B≦17nm、20nm
≦C≦35nm、60nm≦D≦100nmであり、第
1誘電体層と第2誘電体層とがケイ素と窒素とから構成
され、さらに反射膜層が1.0〜2.5重量%のクロム
を含むアルミニウムから構成されることを特徴とする光
磁気記録媒体に関する。
誘電体層(膜厚:Anm)、希土類金属と遷移金属から
なる光磁気記録層(膜厚:Bnm)、第2誘電体層(膜
厚:Cnm)および反射膜層(膜厚:Dnm)を有する
光磁気記録媒体において、膜厚A〜Dがそれぞれ25n
m≦A≦33nm、13nm≦B≦17nm、20nm
≦C≦35nm、60nm≦D≦100nmであり、第
1誘電体層と第2誘電体層とがケイ素と窒素とから構成
され、さらに反射膜層が1.0〜2.5重量%のクロム
を含むアルミニウムから構成されることを特徴とする光
磁気記録媒体に関する。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。
【0009】本発明に用いる基板としては、ガラス、ポ
リカ−ボネイト樹脂、アクリル樹脂、オレフィン樹脂な
どの透明材料を用いることが可能である。
リカ−ボネイト樹脂、アクリル樹脂、オレフィン樹脂な
どの透明材料を用いることが可能である。
【0010】本発明に用いる第1誘電体層および第2誘
電体層としては、ケイ素と窒素とから構成され、その膜
厚をそれぞれAnmおよびCnmとすると、25nm≦
A≦33nmおよび20nm≦C≦35nmの膜厚を有
するものである。第1誘電体層の膜厚としては、基板側
に熱が伝達するのを実質的に防止し、かつ媒体を薄くす
るという点で25nm≦A≦30nmが好ましい。この
ような誘電体層は、窒素雰囲気下で、ケイ素タ−ゲット
をスパッタリングしたり、窒化ケイ素タ−ゲットをスパ
ッタリングすることにより得ることができる。
電体層としては、ケイ素と窒素とから構成され、その膜
厚をそれぞれAnmおよびCnmとすると、25nm≦
A≦33nmおよび20nm≦C≦35nmの膜厚を有
するものである。第1誘電体層の膜厚としては、基板側
に熱が伝達するのを実質的に防止し、かつ媒体を薄くす
るという点で25nm≦A≦30nmが好ましい。この
ような誘電体層は、窒素雰囲気下で、ケイ素タ−ゲット
をスパッタリングしたり、窒化ケイ素タ−ゲットをスパ
ッタリングすることにより得ることができる。
【0011】本発明に用いる光磁気記録層は希土類金属
と遷移金属とからなる。希土類金属としてはTb、D
y、Gdなどを、遷移金属としては、Fe、Co、Ni
などを例示することができ、それぞれの金属の一種以上
を組合わせればよい。具体的には、TbFe,TbC
o,TbFeCo,DyCo,DyFeCo,GdF
e,GdFeCo,TbFeNi,GdTbFeCoな
どを挙げることができる。さらに、光磁気記録層には耐
蝕性などを高めるために、Cr,Ti,Al,Ta,M
o,Bi,Cuなどの金属を一種以上含有してもよい。
と遷移金属とからなる。希土類金属としてはTb、D
y、Gdなどを、遷移金属としては、Fe、Co、Ni
などを例示することができ、それぞれの金属の一種以上
を組合わせればよい。具体的には、TbFe,TbC
o,TbFeCo,DyCo,DyFeCo,GdF
e,GdFeCo,TbFeNi,GdTbFeCoな
どを挙げることができる。さらに、光磁気記録層には耐
蝕性などを高めるために、Cr,Ti,Al,Ta,M
o,Bi,Cuなどの金属を一種以上含有してもよい。
【0012】このような光磁気記録層は、例えば希土類
金属タ−ゲットと遷移金属タ−ゲットとからスパッタリ
ングにより得ることができる。光磁気記録層の膜厚(B
nm)は、13nm≦B≦17nmが好ましい。
金属タ−ゲットと遷移金属タ−ゲットとからスパッタリ
ングにより得ることができる。光磁気記録層の膜厚(B
nm)は、13nm≦B≦17nmが好ましい。
【0013】本発明に用いる反射膜層は、1.0〜2.
5重量%のクロムを含むアルミニウムから構成され、膜
厚Dnmは60nm≦D≦100nmである。反射膜層
の材質と厚さは、第1誘電体層の厚さと関連があり、繰
り返し消去・記録に溝特性やサ−ボ特性の劣化が起こら
ず従来と同等の記録再生特性が得られるように決定され
るものである。繰り返し消去・記録に対する耐性が大き
くなるという点で、80〜100nmが好ましい。反射
膜層の膜厚が60nm未満では、溝特性やサ−ボ特性の
劣化をひきおこす場合があり、一方、膜厚が100nm
をこえると、効果が飽和し、記録パワ−の上昇のみ引き
起こすため光磁気記録媒体の特性としては好ましくない
場合がある。また、クロム含量としては、1.0〜2.
0重量%が好ましく、耐蝕性などを高める目的で、A
g,Ti,Mo、Taなどの金属をを微量含有させても
よい。
5重量%のクロムを含むアルミニウムから構成され、膜
厚Dnmは60nm≦D≦100nmである。反射膜層
の材質と厚さは、第1誘電体層の厚さと関連があり、繰
り返し消去・記録に溝特性やサ−ボ特性の劣化が起こら
ず従来と同等の記録再生特性が得られるように決定され
るものである。繰り返し消去・記録に対する耐性が大き
くなるという点で、80〜100nmが好ましい。反射
膜層の膜厚が60nm未満では、溝特性やサ−ボ特性の
劣化をひきおこす場合があり、一方、膜厚が100nm
をこえると、効果が飽和し、記録パワ−の上昇のみ引き
起こすため光磁気記録媒体の特性としては好ましくない
場合がある。また、クロム含量としては、1.0〜2.
0重量%が好ましく、耐蝕性などを高める目的で、A
g,Ti,Mo、Taなどの金属をを微量含有させても
よい。
【0014】本発明の光磁気記録媒体には、必要に応じ
て反射膜層の上部に保護コ−ト層や基板の反誘電体層側
にハードコート層を設けてもよく、また、単板のままで
も貼り合せて使用してもよい。
て反射膜層の上部に保護コ−ト層や基板の反誘電体層側
にハードコート層を設けてもよく、また、単板のままで
も貼り合せて使用してもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、第1誘電体を従来構造
に比べて薄くしても、従来構造と同等の光学特性、記録
再生特性を得ることができ、さらに反射膜の膜厚を特定
することにより第1誘電体膜が薄い媒体の欠点である繰
り返し消去・記録による溝特性、サ−ボ特性の劣化を抑
制することが可能である。また、反射膜層が厚くなって
も、反射膜層の成膜速度は誘電体層の成膜速度に比べて
大きいため、生産性の低下は生じない。さらに、反射膜
層を厚くすることによる記録パワ−の上昇は、反射膜の
組成を特定することにより制御が可能であり、また、耐
蝕性に優れる。
に比べて薄くしても、従来構造と同等の光学特性、記録
再生特性を得ることができ、さらに反射膜の膜厚を特定
することにより第1誘電体膜が薄い媒体の欠点である繰
り返し消去・記録による溝特性、サ−ボ特性の劣化を抑
制することが可能である。また、反射膜層が厚くなって
も、反射膜層の成膜速度は誘電体層の成膜速度に比べて
大きいため、生産性の低下は生じない。さらに、反射膜
層を厚くすることによる記録パワ−の上昇は、反射膜の
組成を特定することにより制御が可能であり、また、耐
蝕性に優れる。
【0016】
実施例1〜12 1.6μmピッチの案内溝をもつ直径86mmのポリカ
−ボネイト基板上にスパッタリング装置で第1誘電体層
SiN,引き続きTbとFeCoタ−ゲットを用いた二
元スパッタリングで光磁気記録層、第2誘電体層Si
N,Al98.5Cr1.5(wt%)の反射膜層を表1に示
す構成で成膜した。光磁気記録層の組成はTbタ−ゲッ
トとFeCoタ−ゲットへの投入電力を調整し、Tb19
(Fe92Co8)81at%とした。
−ボネイト基板上にスパッタリング装置で第1誘電体層
SiN,引き続きTbとFeCoタ−ゲットを用いた二
元スパッタリングで光磁気記録層、第2誘電体層Si
N,Al98.5Cr1.5(wt%)の反射膜層を表1に示
す構成で成膜した。光磁気記録層の組成はTbタ−ゲッ
トとFeCoタ−ゲットへの投入電力を調整し、Tb19
(Fe92Co8)81at%とした。
【0017】これらの試料の記録媒体としての記録再生
特性を検討した。測定装置は波長780nmでNAが
0.53の光磁気ディスク測定装置を用い、測定条件は
測定半径30mm、ディスク回転数1800rpm,記
録再生周波数3.7MHzで記録時の印加磁界を200
Oeとして記録レ−ザ−パワ−を変えてCNRを求め
た。消去は記録に先立ち印加磁界−300Oe,消去光
パワ−9.0mWで行った。
特性を検討した。測定装置は波長780nmでNAが
0.53の光磁気ディスク測定装置を用い、測定条件は
測定半径30mm、ディスク回転数1800rpm,記
録再生周波数3.7MHzで記録時の印加磁界を200
Oeとして記録レ−ザ−パワ−を変えてCNRを求め
た。消去は記録に先立ち印加磁界−300Oe,消去光
パワ−9.0mWで行った。
【0018】また、これらの試料の記録媒体としての繰
り返し消去・記録特性を検討した。測定装置は波長78
0nmでNAが0.53の光磁気ディスク測定装置を用
い、測定条件は測定半径30mm、ディスク回転数18
00rpm,記録再生周波数5.0MHzで、消去パワ
−12mW,記録パワ−12mWで100万回の繰り返
し消去・記録を行った。繰り返し試験を行ったトラック
の溝信号とサ−ボ信号を観察したところ従来構造の媒体
においては試験前に比べ変化は認められなかった。
り返し消去・記録特性を検討した。測定装置は波長78
0nmでNAが0.53の光磁気ディスク測定装置を用
い、測定条件は測定半径30mm、ディスク回転数18
00rpm,記録再生周波数5.0MHzで、消去パワ
−12mW,記録パワ−12mWで100万回の繰り返
し消去・記録を行った。繰り返し試験を行ったトラック
の溝信号とサ−ボ信号を観察したところ従来構造の媒体
においては試験前に比べ変化は認められなかった。
【0019】表1にトラッキングサ−ボの変化量、最適
記録パワ−、最適記録パワ−でのCNRを示す。なお、
トラッキングサ−ボの変化量は、繰り返し試験後のトラ
ッキングエラ−信号の振幅を試験前の振幅で除した値で
示し、最適記録パワ−は、キャリアレベルと第2高調波
の差が最大となるパワ−とした。
記録パワ−、最適記録パワ−でのCNRを示す。なお、
トラッキングサ−ボの変化量は、繰り返し試験後のトラ
ッキングエラ−信号の振幅を試験前の振幅で除した値で
示し、最適記録パワ−は、キャリアレベルと第2高調波
の差が最大となるパワ−とした。
【0020】
【表1】
【0021】比較例1〜7 膜厚を変化させた以外は実施例1と同様にして、表2に
示す構造の光磁気記録媒体を作成した。これらの光磁気
記録媒体のトラッキングサ−ボの変化量を実施例1と同
様にして測定し、その結果を併せて表2に示す。第1誘
電体層の薄い構造(20nm)の媒体においては溝特
性、サ−ボ特性に変化が認められた。
示す構造の光磁気記録媒体を作成した。これらの光磁気
記録媒体のトラッキングサ−ボの変化量を実施例1と同
様にして測定し、その結果を併せて表2に示す。第1誘
電体層の薄い構造(20nm)の媒体においては溝特
性、サ−ボ特性に変化が認められた。
【0022】
【表2】
【0023】比較例8〜9 膜厚を変化させた以外は実施例1と同様にして、表3に
示す構造の光磁気記録媒体を作成した。これらの光磁気
記録媒体のトラッキングサ−ボの変化量、最適記録パワ
−、最適記録パワ−でのCNRを実施例1と同様にして
測定し、その結果を併せて表3に示す。
示す構造の光磁気記録媒体を作成した。これらの光磁気
記録媒体のトラッキングサ−ボの変化量、最適記録パワ
−、最適記録パワ−でのCNRを実施例1と同様にして
測定し、その結果を併せて表3に示す。
【0024】
【表3】
【0025】これらのことより、第1誘電体層の薄い構
造では消去・記録時に光磁気記録層に蓄積された熱が基
板に伝わり繰り返し消去・記録により基板の微小構造で
ある溝の形状が変化するものと考えられるが、反射膜の
膜厚を大きくすることにより基板方向への熱の伝導が減
少し、繰り返し消去・記録による劣化を抑制することが
できると考えられる。
造では消去・記録時に光磁気記録層に蓄積された熱が基
板に伝わり繰り返し消去・記録により基板の微小構造で
ある溝の形状が変化するものと考えられるが、反射膜の
膜厚を大きくすることにより基板方向への熱の伝導が減
少し、繰り返し消去・記録による劣化を抑制することが
できると考えられる。
【0026】また、トラッキングサ−ボの変化が1.2
を越えた試料はエラ−レイトの変化が50%を越えた。
1.2から1.15の試料では変化は約20%であり、
1.15から1.1の試料では変化は約10%であり、
1.1以下では変化は5%程度であり1.05以下では
変化は認められなかった。
を越えた試料はエラ−レイトの変化が50%を越えた。
1.2から1.15の試料では変化は約20%であり、
1.15から1.1の試料では変化は約10%であり、
1.1以下では変化は5%程度であり1.05以下では
変化は認められなかった。
【0027】第2誘電体層厚が35nmでは反射膜を厚
くして、トラッキングサ−ボの変化を小さくする効果が
あるが、40nmでは反射膜厚を大きくしてもそのよう
な効果は得られない。これは、光磁気記録層から反射膜
への熱の伝導が十分ではなくなるためと考えられる。
くして、トラッキングサ−ボの変化を小さくする効果が
あるが、40nmでは反射膜厚を大きくしてもそのよう
な効果は得られない。これは、光磁気記録層から反射膜
への熱の伝導が十分ではなくなるためと考えられる。
【0028】反射膜厚が120nmでは、100nmに
比較して変化の抑制が飽和しており100nmを越えて
設定しても繰り返し消去・記録に対する改善の効果が出
ていない。100nmを越えると記録パワ−が大きくな
るだけである。
比較して変化の抑制が飽和しており100nmを越えて
設定しても繰り返し消去・記録に対する改善の効果が出
ていない。100nmを越えると記録パワ−が大きくな
るだけである。
【0029】実施例13 Crを含まないAlの反射膜の厚さを変えた試料を実施
例1に準じて製造した。試料の構成はポリカ−ボネイト
基板/第1誘電体層(25nm)/TbFeCo層(1
5nm)/第2誘電体層(35nm)/Al反射膜とし
た。Al反射膜の膜厚は50,60、80、100nm
とした。これらの試料の記録再生特性を実施例1と同様
に記録パワ−、CNRを測定した。CNRは各試料とも
に45dB以上が得られた。記録パワ−を図1に示す。
記録パワ−はAl膜厚50nmにおいても6.0mWと
大きな値であり、また膜厚増加による記録パワ−の増加
は膜厚20nmで約1.0mWである。このように反射
膜としてCrを含まないAlを用いる場合にはCrを含
むAlを用いる場合と比較して記録パワ−が大きいこと
と膜厚増加による記録パワ−増加が大きいことよりAl
膜厚を増して繰り返し消去・記録試験への耐性を向上さ
せるには不利である。
例1に準じて製造した。試料の構成はポリカ−ボネイト
基板/第1誘電体層(25nm)/TbFeCo層(1
5nm)/第2誘電体層(35nm)/Al反射膜とし
た。Al反射膜の膜厚は50,60、80、100nm
とした。これらの試料の記録再生特性を実施例1と同様
に記録パワ−、CNRを測定した。CNRは各試料とも
に45dB以上が得られた。記録パワ−を図1に示す。
記録パワ−はAl膜厚50nmにおいても6.0mWと
大きな値であり、また膜厚増加による記録パワ−の増加
は膜厚20nmで約1.0mWである。このように反射
膜としてCrを含まないAlを用いる場合にはCrを含
むAlを用いる場合と比較して記録パワ−が大きいこと
と膜厚増加による記録パワ−増加が大きいことよりAl
膜厚を増して繰り返し消去・記録試験への耐性を向上さ
せるには不利である。
【0030】実施例14 Crの含有量と膜厚を変えた試料を実施例1に準じて製
造した。試料の構成はポリカ−ボネイト基板/第1誘電
体層(25nm)/TbFeCo層(15nm)/第2
誘電体層(35nm)/反射膜とした。
造した。試料の構成はポリカ−ボネイト基板/第1誘電
体層(25nm)/TbFeCo層(15nm)/第2
誘電体層(35nm)/反射膜とした。
【0031】反射膜はAl99Cr1,Al98Cr2,Al
97.5Cr2.5、Al97Cr3(wt%)の4種であり、膜
厚はそれぞれ50,60,80,100,120nmと
した。
97.5Cr2.5、Al97Cr3(wt%)の4種であり、膜
厚はそれぞれ50,60,80,100,120nmと
した。
【0032】これらの試料について実施例1と同様の条
件で繰り返し消去・記録試験を行った。図2に繰り返し
消去・記録試験後のトラッキングエラ−変化を示す。
件で繰り返し消去・記録試験を行った。図2に繰り返し
消去・記録試験後のトラッキングエラ−変化を示す。
【0033】Cr量が2.5(wt%)の試料では80
nm以上で1.15以下であり、1wt%と2wt%の
試料では60nm厚以上でトラッキングエラ−の変化は
1.15以下、80nm以上では1.1以下である。こ
れに対して、Cr量が3wt%の試料では膜厚を増大し
ても、トラッキングエラ−変化を十分小さくすることは
できない。
nm以上で1.15以下であり、1wt%と2wt%の
試料では60nm厚以上でトラッキングエラ−の変化は
1.15以下、80nm以上では1.1以下である。こ
れに対して、Cr量が3wt%の試料では膜厚を増大し
ても、トラッキングエラ−変化を十分小さくすることは
できない。
【図1】 Al反射膜を用いた試料の最適記録パワ−の
反射膜厚依存性を示す図である。
反射膜厚依存性を示す図である。
【図2】 AlCr反射膜の材質と膜厚とを変化させた
ときのトラッキングエラ−変化を示す図である。
ときのトラッキングエラ−変化を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 基板上に少なくとも第1誘電体層(膜
厚:Anm)、希土類金属と遷移金属からなる光磁気記
録層(膜厚:Bnm)、第2誘電体層(膜厚:Cnm)
および反射膜層(膜厚:Dnm)を有する光磁気記録媒
体において、 膜厚A〜Dがそれぞれ25nm≦A≦33nm、13n
m≦B≦17nm、20nm≦C≦35nm、60nm
≦D≦100nmであり、 第1誘電体層と第2誘電体層とがケイ素と窒素とから構
成され、さらに反射膜層が1.0〜2.5重量%のクロ
ムを含むアルミニウムから構成されることを特徴とする
光磁気記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14160294A JP3438004B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 光磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14160294A JP3438004B2 (ja) | 1994-06-23 | 1994-06-23 | 光磁気記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH087365A true JPH087365A (ja) | 1996-01-12 |
| JP3438004B2 JP3438004B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=15295835
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-
1994
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Cited By (8)
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