JPH0881720A - AlまたはAl合金の清浄化法 - Google Patents
AlまたはAl合金の清浄化法Info
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- JPH0881720A JPH0881720A JP21768694A JP21768694A JPH0881720A JP H0881720 A JPH0881720 A JP H0881720A JP 21768694 A JP21768694 A JP 21768694A JP 21768694 A JP21768694 A JP 21768694A JP H0881720 A JPH0881720 A JP H0881720A
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Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 不純物としてVを含むAlまたはAl合金溶
湯中に、SiもしくはSi含有化合物を添加し、不純物
Vと反応させることによりV−Si化合物を形成させて
これを分離し、AlまたはAl合金を清浄化する。 【効果】 AlまたはAl合金中に不純物として混入
し、導電性などに悪影響を及ぼすVを安価に且つ効率よ
く除去することができ、導電性材料として優れた性能を
有する高純度のAlまたはAl合金を製造できる。
湯中に、SiもしくはSi含有化合物を添加し、不純物
Vと反応させることによりV−Si化合物を形成させて
これを分離し、AlまたはAl合金を清浄化する。 【効果】 AlまたはAl合金中に不純物として混入
し、導電性などに悪影響を及ぼすVを安価に且つ効率よ
く除去することができ、導電性材料として優れた性能を
有する高純度のAlまたはAl合金を製造できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、AlまたはAl合金の
清浄化法に関し、詳細にはAlまたはAl合金溶湯から
不純物であるVを効率よく除去して清浄化する方法に関
するものである。
清浄化法に関し、詳細にはAlまたはAl合金溶湯から
不純物であるVを効率よく除去して清浄化する方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】AlまたはAl合金は、軽量性、加工
性、表面美麗性等の特徴を有することから、ケーシング
材や外板材等として幅広く利用されており、更には、銅
等に比べて安価な導電性材料とし送電線材料等にも実用
化されている。しかし、AlまたはAl合金中にV等の
不純物元素が混入すると、粗大な共晶化合物が生成し、
強度、靭性、加工性、表面処理性等を著しく阻害すると
いう問題が生じてくる。従って、不純物元素を極力低減
しなければならないが、なかでもVが不純物として混入
すると、最近銅に代わる安価な送電線材料として活用し
ようとするときに導電性を低下させるという大きな問題
が起こってくる。
性、表面美麗性等の特徴を有することから、ケーシング
材や外板材等として幅広く利用されており、更には、銅
等に比べて安価な導電性材料とし送電線材料等にも実用
化されている。しかし、AlまたはAl合金中にV等の
不純物元素が混入すると、粗大な共晶化合物が生成し、
強度、靭性、加工性、表面処理性等を著しく阻害すると
いう問題が生じてくる。従って、不純物元素を極力低減
しなければならないが、なかでもVが不純物として混入
すると、最近銅に代わる安価な送電線材料として活用し
ようとするときに導電性を低下させるという大きな問題
が起こってくる。
【0003】こうした状況の下で例えば特開平4−56
744号公報には、AlまたはAl合金溶湯にBを添加
し、不純物として含まれるVやTiを硼化物として除去
する方法が提案されているが、この方法は反応効率が低
くて期待されるほどのV除去効率が得られず、しかも添
加したBの一部は不純物としてAlまたはAl合金溶湯
中に残存し、これらが却って不純物障害を起こす原因に
なる。
744号公報には、AlまたはAl合金溶湯にBを添加
し、不純物として含まれるVやTiを硼化物として除去
する方法が提案されているが、この方法は反応効率が低
くて期待されるほどのV除去効率が得られず、しかも添
加したBの一部は不純物としてAlまたはAl合金溶湯
中に残存し、これらが却って不純物障害を起こす原因に
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の様な
従来技術の問題点に着目したなされたものであって、そ
の目的は、AlまたはAl合金溶湯中に不純物として含
まれるからVを効率よく除去し、清浄度の高いAlまた
はAl合金を得ることのできる方法を提供しようとする
ものである。
従来技術の問題点に着目したなされたものであって、そ
の目的は、AlまたはAl合金溶湯中に不純物として含
まれるからVを効率よく除去し、清浄度の高いAlまた
はAl合金を得ることのできる方法を提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するこ
とのできた本発明に係る清浄化法の構成は、不純物とし
てVを含むAlまたはAl合金溶湯中に、Siもしくは
Si含有化合物を添加し、不純物Vと反応させることに
よりV−Si化合物を形成させてこれを分離するところ
に要旨を有するものである。この方法を実施する際に用
いられるSiまたはSi含有化合物の添加量は、Alま
たはAl合金溶湯中に含まれるVに対し、V−Si化合
物を形成する化学量論比の1.5〜2.5倍の範囲が好
ましい。また、V−Si化合物が形成されたAlまたは
Al合金溶湯中に不活性ガスを吹込みんで溶湯中のV−
Si化合物の浮上分離を促進せしめ、あるいはAlまた
はAl合金溶湯中のV−Si化合物を耐火性フィルター
によって除去する方法を採用すれば、Vの除去を一層効
率よく遂行することができる。
とのできた本発明に係る清浄化法の構成は、不純物とし
てVを含むAlまたはAl合金溶湯中に、Siもしくは
Si含有化合物を添加し、不純物Vと反応させることに
よりV−Si化合物を形成させてこれを分離するところ
に要旨を有するものである。この方法を実施する際に用
いられるSiまたはSi含有化合物の添加量は、Alま
たはAl合金溶湯中に含まれるVに対し、V−Si化合
物を形成する化学量論比の1.5〜2.5倍の範囲が好
ましい。また、V−Si化合物が形成されたAlまたは
Al合金溶湯中に不活性ガスを吹込みんで溶湯中のV−
Si化合物の浮上分離を促進せしめ、あるいはAlまた
はAl合金溶湯中のV−Si化合物を耐火性フィルター
によって除去する方法を採用すれば、Vの除去を一層効
率よく遂行することができる。
【0006】
【作用】AlまたはAl合金は極めて酸化し易く、かつ
その酸化傾向はVより大きい。従って、AlまたはAl
合金溶湯からVを酸化物として除去することは不可能で
あることが知られている。そこで本発明者らは、Vの効
率的な除去法の開発を期して鋭意検討を進めた結果、V
はSiと容易に化合物を形成してAlまたはAl合金溶
湯中に晶析物もしくは半溶融物として生成し、浮上分
離、沈降分離あるいは濾過等によって容易にしかも効率
よく分離除去し得ることを見出し、本発明に到達した。
その酸化傾向はVより大きい。従って、AlまたはAl
合金溶湯からVを酸化物として除去することは不可能で
あることが知られている。そこで本発明者らは、Vの効
率的な除去法の開発を期して鋭意検討を進めた結果、V
はSiと容易に化合物を形成してAlまたはAl合金溶
湯中に晶析物もしくは半溶融物として生成し、浮上分
離、沈降分離あるいは濾過等によって容易にしかも効率
よく分離除去し得ることを見出し、本発明に到達した。
【0007】以下、不純物元素としてVを含むJIS
1100系のAl合金スクラップからのVを除去する場
合を例にとって、本発明の清浄化法を具体的に説明す
る。本発明者らは、Fe:0.8wt%とV:0.5w
t%を含有するAl合金屑を被処理対象物として選択
し、これを730℃で溶解した後、該溶湯中の不純物元
素であるVとの間で不溶性の化合物を生成し得る様な種
々の元素を添加し、Vを不溶性の化合物として溶湯から
分離除去する方法を試みた。その結果、様々の元素のう
ち特にSiを適量添加すると、不純物として含まれるV
がSiと反応してAl合金溶湯に不溶性のV−Si系化
合物を形成し、溶湯から容易に分離除去し得ることを知
った。またこうしたSi添加によるVの除去効果は、S
iを純品として添加した場合は勿論のこと、SiO2 、
SiO、Si3 N4 、SiC、SiCl4 等のSi含有
化合物として添加した場合にも同様に得られることが確
認された。
1100系のAl合金スクラップからのVを除去する場
合を例にとって、本発明の清浄化法を具体的に説明す
る。本発明者らは、Fe:0.8wt%とV:0.5w
t%を含有するAl合金屑を被処理対象物として選択
し、これを730℃で溶解した後、該溶湯中の不純物元
素であるVとの間で不溶性の化合物を生成し得る様な種
々の元素を添加し、Vを不溶性の化合物として溶湯から
分離除去する方法を試みた。その結果、様々の元素のう
ち特にSiを適量添加すると、不純物として含まれるV
がSiと反応してAl合金溶湯に不溶性のV−Si系化
合物を形成し、溶湯から容易に分離除去し得ることを知
った。またこうしたSi添加によるVの除去効果は、S
iを純品として添加した場合は勿論のこと、SiO2 、
SiO、Si3 N4 、SiC、SiCl4 等のSi含有
化合物として添加した場合にも同様に得られることが確
認された。
【0008】そしてSiまたはSi化合物の添加量は、
AlまたはAl合金溶湯中に含まれるVの量に応じて適
宜コントロールすべきであり、該添加量の下限値は、V
−Si系化合物を生成し得る化学量論的当量である。当
量より少ないと、不純物Vの全てをV−Si系化合物と
して除去できないからである。即ち、V−Si系化合物
は通常1原子同士の化合物であるVSiとして生成する
ので、Vに対するSiの理論当量は1:1であり、従っ
てAlまたはAl合金溶湯中に含まれるVに等しい原子
量比のSiが添加量の下限値となる。しかし該下限値の
Siでは、溶湯中に均一に分散されたVとの反応が短時
間で充分に進みにくく、Vの除去効果が不充分になる恐
れがあるので、V含有量に対してやや過剰量、好ましく
は上記理論当量の1.5〜2.5倍量程度のSiを添加
することによってVの除去効率を高めることが望まし
い。
AlまたはAl合金溶湯中に含まれるVの量に応じて適
宜コントロールすべきであり、該添加量の下限値は、V
−Si系化合物を生成し得る化学量論的当量である。当
量より少ないと、不純物Vの全てをV−Si系化合物と
して除去できないからである。即ち、V−Si系化合物
は通常1原子同士の化合物であるVSiとして生成する
ので、Vに対するSiの理論当量は1:1であり、従っ
てAlまたはAl合金溶湯中に含まれるVに等しい原子
量比のSiが添加量の下限値となる。しかし該下限値の
Siでは、溶湯中に均一に分散されたVとの反応が短時
間で充分に進みにくく、Vの除去効果が不充分になる恐
れがあるので、V含有量に対してやや過剰量、好ましく
は上記理論当量の1.5〜2.5倍量程度のSiを添加
することによってVの除去効率を高めることが望まし
い。
【0009】ちなみに図1は、Al合金溶湯中に含まれ
るVに対する添加Siの当量比とV−Si化合物生成量
の関係を調べた結果を示したグラフであり、このグラフ
からも明らかである様に、V−Si化合物の生成量はV
に対しSiを理論当量の1.5倍量程度添加した時点で
飽和し、それ以上にSi添加量を多くしてもV−Si化
合物の生成量は殆んど増大しない。そして過剰分のSi
はAl合金溶湯中に不純物として取り込まれることにな
るので、Siの添加量は理論当量の1.5〜5.倍量程
度以下に抑えることが望ましい。
るVに対する添加Siの当量比とV−Si化合物生成量
の関係を調べた結果を示したグラフであり、このグラフ
からも明らかである様に、V−Si化合物の生成量はV
に対しSiを理論当量の1.5倍量程度添加した時点で
飽和し、それ以上にSi添加量を多くしてもV−Si化
合物の生成量は殆んど増大しない。そして過剰分のSi
はAl合金溶湯中に不純物として取り込まれることにな
るので、Siの添加量は理論当量の1.5〜5.倍量程
度以下に抑えることが望ましい。
【0010】尚Siは、Al地金中に脈石成分由来の不
純物元素として相当量混入してくることが知られてお
り、該SiはVに比べて不順元素としての有害作用が小
さく、特に導電性にはそれほどの悪影響を及ぼすことは
ないので、少量のSiの混入は本発明の目的を達成する
上で実用上それほどの障害になることはない。具体的な
Siの添加量は、溶湯中のV:1に対する重量比でS
i:0.83〜1.38となる。
純物元素として相当量混入してくることが知られてお
り、該SiはVに比べて不順元素としての有害作用が小
さく、特に導電性にはそれほどの悪影響を及ぼすことは
ないので、少量のSiの混入は本発明の目的を達成する
上で実用上それほどの障害になることはない。具体的な
Siの添加量は、溶湯中のV:1に対する重量比でS
i:0.83〜1.38となる。
【0011】本発明を実施するに当たっては、Alまた
はAl合金を好ましくは700〜1300℃程度に加熱
溶解し、これに適正量のSiまたはSi化合物を添加し
て混合し、不純物として含まれるVをSiと反応させて
V−Si化合物を生成させる。この時の溶解温度が13
00℃を超える高温になると、溶湯酸化が激しくなって
AlまたはAl合金のロスが増大する。
はAl合金を好ましくは700〜1300℃程度に加熱
溶解し、これに適正量のSiまたはSi化合物を添加し
て混合し、不純物として含まれるVをSiと反応させて
V−Si化合物を生成させる。この時の溶解温度が13
00℃を超える高温になると、溶湯酸化が激しくなって
AlまたはAl合金のロスが増大する。
【0012】かくしてV−Si系化合物が形成したAl
またはAl合金溶湯中から、該V−Si系化合物を分離
除去することによって不純物Vの除去が達成され、清浄
度の高いAlまたはAl合金を得ることができる。V−
Si系化合物の除去法は特に限定されないが、この化合
物は概してAlまたはAl合金よりも比重が高いので、
一般的なのは、この溶湯を静置して鎮静化しV−Si系
化合物を溶湯下部に沈降させて除去する方法である。ま
た該化合物の一部は溶湯内に浮遊していることもあるの
で、好ましくは、耐火性の多孔体フィルターで溶湯濾過
する等の方法も好ましい方法として推奨される。この
時、溶湯内に窒素、アルゴン、He、ネオン等の不活性
ガスを微細な気泡状で吹込み、気泡の浮上と共に浮遊V
−Si系化合物を浮上させて除滓する等の分離方法も好
ましく採用できる。この場合は脱水素も同時に達成する
ことができる。かくして不純物を除去した後は、必要に
より公知の方法で精錬を行うことによって、高純度のA
lまたはAl合金を得ることができる。
またはAl合金溶湯中から、該V−Si系化合物を分離
除去することによって不純物Vの除去が達成され、清浄
度の高いAlまたはAl合金を得ることができる。V−
Si系化合物の除去法は特に限定されないが、この化合
物は概してAlまたはAl合金よりも比重が高いので、
一般的なのは、この溶湯を静置して鎮静化しV−Si系
化合物を溶湯下部に沈降させて除去する方法である。ま
た該化合物の一部は溶湯内に浮遊していることもあるの
で、好ましくは、耐火性の多孔体フィルターで溶湯濾過
する等の方法も好ましい方法として推奨される。この
時、溶湯内に窒素、アルゴン、He、ネオン等の不活性
ガスを微細な気泡状で吹込み、気泡の浮上と共に浮遊V
−Si系化合物を浮上させて除滓する等の分離方法も好
ましく採用できる。この場合は脱水素も同時に達成する
ことができる。かくして不純物を除去した後は、必要に
より公知の方法で精錬を行うことによって、高純度のA
lまたはAl合金を得ることができる。
【0013】
【実施例】以下実施例によって本発明をさらに詳述する
が、下記実施例は本発明を制限するものではなく、前・
後記の趣旨を逸脱しない範囲で変更実施することは全て
本発明の技術範囲に包含される。
が、下記実施例は本発明を制限するものではなく、前・
後記の趣旨を逸脱しない範囲で変更実施することは全て
本発明の技術範囲に包含される。
【0014】実施例1 原料として、V:0.5wt%を含有するJIS−11
00の純Al系スクラップを使用し、10トンの反射型
溶解炉(重油焚き)を用いて大気溶解した。溶解後、表
1に示す量のSiまたはSi化合物を添加し、次いで溶
湯量に対して0.1wt%のKCl系フラックスを窒素
ガスを用いて吹き込んだ後、網目5μmの耐火性フィル
ターに通して不溶物を除去した後、半連続鋳造法によっ
て直径300mmのビレットを製造した(4本取り)。
このとき、フィルター通過後の溶湯をサンプリングしI
CP法により元素分析して残留Vの濃度を定量し、V残
留濃度が200ppm以下のものを合格(○)、200
〜500ppmのものを準合格(△)、500ppm超
のものを不合格(×)とした。
00の純Al系スクラップを使用し、10トンの反射型
溶解炉(重油焚き)を用いて大気溶解した。溶解後、表
1に示す量のSiまたはSi化合物を添加し、次いで溶
湯量に対して0.1wt%のKCl系フラックスを窒素
ガスを用いて吹き込んだ後、網目5μmの耐火性フィル
ターに通して不溶物を除去した後、半連続鋳造法によっ
て直径300mmのビレットを製造した(4本取り)。
このとき、フィルター通過後の溶湯をサンプリングしI
CP法により元素分析して残留Vの濃度を定量し、V残
留濃度が200ppm以下のものを合格(○)、200
〜500ppmのものを準合格(△)、500ppm超
のものを不合格(×)とした。
【0015】結果は表1に示す通りであり、溶湯中のV
量に対して理論当量の1.5倍のSiもしくはSi化合
物を添加することによって、AlまたはAl合金中のV
を効率よく除去し清浄化し得ることが分かる。尚Si添
加量が理論当量の2.5倍を超えると、過剰量のSiが
溶湯中に取り込まれてSi濃度が高まってくるので、そ
れ以上の添加は溶湯清浄化の目的に添わなくなる。
量に対して理論当量の1.5倍のSiもしくはSi化合
物を添加することによって、AlまたはAl合金中のV
を効率よく除去し清浄化し得ることが分かる。尚Si添
加量が理論当量の2.5倍を超えると、過剰量のSiが
溶湯中に取り込まれてSi濃度が高まってくるので、そ
れ以上の添加は溶湯清浄化の目的に添わなくなる。
【0016】
【表1】
【0017】実施例2 原料として、V:0.2wt%を含有するJIS−60
00のAl合金スクラップを使用し、12トンの反射型
溶解炉(重油焚き)を用いて大気溶解した。溶解後、表
2に示す量のSiまたはSi化合物を添加し、次いで溶
湯量に対して0.1wt%のKCl系フラックスを窒素
ガスを用いて吹き込んだ後、網目10μmの耐火性フィ
ルターに通して不溶物を除去した後、半連続鋳造法によ
って直径300mmのビレットを製造した(4本取
り)。このとき、フィルター通過後の溶湯をサンプリン
グしICP法により元素分析して残留Vの濃度を定量
し、V残留濃度が200ppm以下のものを合格
(○)、200〜500ppmのものを準合格(△)、
500ppm超のものを不合格(×)とした。
00のAl合金スクラップを使用し、12トンの反射型
溶解炉(重油焚き)を用いて大気溶解した。溶解後、表
2に示す量のSiまたはSi化合物を添加し、次いで溶
湯量に対して0.1wt%のKCl系フラックスを窒素
ガスを用いて吹き込んだ後、網目10μmの耐火性フィ
ルターに通して不溶物を除去した後、半連続鋳造法によ
って直径300mmのビレットを製造した(4本取
り)。このとき、フィルター通過後の溶湯をサンプリン
グしICP法により元素分析して残留Vの濃度を定量
し、V残留濃度が200ppm以下のものを合格
(○)、200〜500ppmのものを準合格(△)、
500ppm超のものを不合格(×)とした。
【0018】結果は表2に示す通りであり、前記実施例
1の場合と同様に、溶湯中のV量に対して理論当量の
1.5倍のSiもしくはSi化合物を添加することによ
って、Al合金中のVを効率よく除去し清浄化し得るこ
とが分かる。尚Si添加量が理論当量の2.5倍を超え
ると、やはり過剰量のSiが溶湯中に取り込まれてSi
濃度が高まってくるので、それ以上の添加は溶湯清浄化
の目的に添わなくなる。
1の場合と同様に、溶湯中のV量に対して理論当量の
1.5倍のSiもしくはSi化合物を添加することによ
って、Al合金中のVを効率よく除去し清浄化し得るこ
とが分かる。尚Si添加量が理論当量の2.5倍を超え
ると、やはり過剰量のSiが溶湯中に取り込まれてSi
濃度が高まってくるので、それ以上の添加は溶湯清浄化
の目的に添わなくなる。
【0019】
【表2】
【0020】
【発明の効果】本発明は以上の様に構成されており、A
lまたはAl合金中に不純物として混入し、導電性など
に悪影響を及ぼすVを安価に且つ効率よく除去すること
ができ、導電性材料として優れた性能を有する高純度の
AlまたはAl合金を製造し得ることになった。
lまたはAl合金中に不純物として混入し、導電性など
に悪影響を及ぼすVを安価に且つ効率よく除去すること
ができ、導電性材料として優れた性能を有する高純度の
AlまたはAl合金を製造し得ることになった。
【図1】Al合金溶湯中に含まれるVに対する添加Si
の化学量論当量比とV−Si系化合物の生成量との関係
を示すグラフである。
の化学量論当量比とV−Si系化合物の生成量との関係
を示すグラフである。
フロントページの続き (72)発明者 増田 隆平 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 大賀 清正 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 新井 基浩 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内
Claims (4)
- 【請求項1】 不純物としてVを含むAlまたはAl合
金溶湯中に、SiもしくはSi含有化合物を添加し、不
純物Vと反応させることによりV−Si系化合物を形成
させてこれを分離する工程を含むことを特徴とするAl
またはAl合金の清浄化法。 - 【請求項2】 AlまたはAl合金溶湯中に含まれるV
に対し、V−Si化合物を形成する化学量論比の1.5
〜2.5倍のSiまたはSi化合物を添加する請求項1
に記載の清浄化法。 - 【請求項3】 V−Si化合物が形成されたAlまたは
Al合金溶湯中に不活性ガスを吹込み、溶湯中のV−S
i化合物の浮上分離を促進する請求項1または2に記載
の清浄化法。 - 【請求項4】 AlまたはAl合金溶湯中のV−Si化
合物を、耐火性フィルターによって除去する請求項1〜
3のいずれかに記載の清浄化法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21768694A JPH0881720A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | AlまたはAl合金の清浄化法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21768694A JPH0881720A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | AlまたはAl合金の清浄化法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0881720A true JPH0881720A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=16708136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21768694A Withdrawn JPH0881720A (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | AlまたはAl合金の清浄化法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0881720A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6171362B1 (en) | 1998-12-25 | 2001-01-09 | Kobe Steel, Ltd | Method for refining molten aluminum alloy and flux for refining molten aluminum alloy |
| JP2025026847A (ja) * | 2017-08-16 | 2025-02-26 | アルコア ユーエスエイ コーポレイション | アルミニウム合金のリサイクリング方法及びその精製 |
-
1994
- 1994-09-12 JP JP21768694A patent/JPH0881720A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6171362B1 (en) | 1998-12-25 | 2001-01-09 | Kobe Steel, Ltd | Method for refining molten aluminum alloy and flux for refining molten aluminum alloy |
| JP2025026847A (ja) * | 2017-08-16 | 2025-02-26 | アルコア ユーエスエイ コーポレイション | アルミニウム合金のリサイクリング方法及びその精製 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011120 |