JPH088193B2 - 積層セラミックコンデンサ - Google Patents

積層セラミックコンデンサ

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JPH088193B2
JPH088193B2 JP995991A JP995991A JPH088193B2 JP H088193 B2 JPH088193 B2 JP H088193B2 JP 995991 A JP995991 A JP 995991A JP 995991 A JP995991 A JP 995991A JP H088193 B2 JPH088193 B2 JP H088193B2
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JP
Japan
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layer
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electrodes
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base metal
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JP995991A
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JPH04312905A (ja
Inventor
欣男 秋本
信邦 深江
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電極材料に改良を施し
た積層セラミックコンデンサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の積層セラミックコンデンサは、
平板状をなす複数の内部電極をセラミックを介して積層
して形成された積層チップと、該積層チップの対向壁に
付設された一対の外部電極とから構成されている。チッ
プ内の内部電極は交互に逆方向の外部電極に接続されて
おり、内部電極間で得られた所定の静電容量を外部電極
から取り出せるようになっている。
【0003】上記の内部電極及び外部電極は、耐熱性及
び耐食性の関係から一般に銀や銀−パラジウム等の銀合
金から形成されている。しかし、これら金属は電極とし
て優れた特性を有する反面、材料価格が高く、このため
コンデンサ自体のコストが高価になる欠点があり、とり
わけ全体コストの30〜40%が内部電極に依存してい
る。
【0004】積層セラミックコンデンサに係わる価格的
な問題を解消するため、内部電極を安価な卑金属から形
成する試みもなされている。しかし、内部電極をニッケ
ル等の卑金属で形成した場合では、外部電極に銀または
銀合金を用いると両電極の馴染みが悪く、両電極に導通
不良を生じ易くなる欠点がある。
【0005】電極相互の馴染みの問題を解消するものと
して、内部電極を卑金属から形成する一方、外部電極
を、内部電極と同一または合金化した金属で形成され、
且つ内部電極に接続される第1層と、銀または銀合金で
形成され、且つ該第1層の外面に付設される第2層とか
ら構成したものも提案されている(特開昭59−163
23号公報参照)。つまり、この積層セラミックコンデ
ンサでは、内部電極に接続される外部電極部分を内部電
極と同一系の金属から形成することで、両電極の馴染み
を向上させ導通の改善を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
積層セラミックコンデンサでは、内部電極と外部電極の
第1層との馴染みを向上できる反面、卑金属から成る第
1層と、銀または銀合金から成る第2層との馴染みが悪
いために、外部電極を構成する両層の境界部分に導通不
良を生じ、tanδが劣化したり、温度サイクルにより
静電容量抜けが発生する欠点がある。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、コンデンサ自体を安価に
形成できることは勿論のこと、外部電極の引張り強度を
維持しつつ、外部電極と内部電極の相互並びに外部電極
を構成する第1層と第2層との間に高い導通性を確保で
き、静電容量やtanδ等の特性が劣化しない積層セラ
ミックコンデンサを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、セラミックを介して積層された複数の
内部電極と、内部電極と所定の接続関係をもって導通す
る一対の外部電極とを具備した積層セラミックコンデン
サにおいて、上記内部電極を卑金属または卑金属の合金
から形成すると共に、上記外部電極を、卑金属または卑
金属の合金から成り内部電極に接続される第1層と、亜
鉛または亜鉛合金から成り第1層の外面に付設された第
2層とから形成している。
【0009】
【作用】本発明に係る積層セラミックコンデンサでは、
内部電極に接続される外部電極の第1層が内部電極と同
じ卑金属または卑金属の合金から形成されているので、
両者の馴染みがよくその境界部分に高い導通性を確保で
きる。また、外部電極の第2層が卑金属の1つである亜
鉛または亜鉛合金から形成されているので、該第2層を
銀または銀合金から形成する場合に比べて第1層に対す
る馴染みがよく、両者の境界部分に高い導通性を確保で
きる。
【0010】
【実施例】図1は本発明を適用した積層セラミックコン
デンサの断面図である。
【0011】この積層セラミックコンデンサは、平板状
をなす複数(図中は5枚)の内部電極1をセラミック2
を介して積層して形成された角形の積層チップ3と、該
積層チップ3の内部電極方向の対向壁に付設された一対
の外部電極4とから構成されている。
【0012】上記内部電極1は間隔をおいて交互に位置
をずらせて平行に配置されており、その内の3枚の端縁
を図中右側の対向壁から露出し、また2枚の端縁を図中
左側の対向壁から露出している。
【0013】この内部電極1は、ニッケル,銅,鉛,亜
鉛,鉄,錫,アルミニウム,コバルト,クロム等の卑金
属から選択される1種またはその合金から成り、好まし
くはニッケル,銅,鉛及びこれらの合金が使用される。
【0014】上記各外部電極4は、積層チップ3の壁面
にその周縁に及んで付設された第1層4aと、該第1層
4aの外面を覆うようにして付設された第2層4bとか
ら構成されている。各外部電極4の第1層4aは夫々の
対向壁から露出する内部電極1の端縁に接合している。
【0015】この外部電極4の第1層4aは、内部電極
1と同様に卑金属または卑金属の合金から選択される
が、必ずしも内部電極1と同一金属である必要はない。
【0016】また、外部電極4の第2層4bは、亜鉛ま
たは亜鉛合金から成り、亜鉛合金としては亜鉛−アルミ
ニウム系合金や、亜鉛−アルミニウム−銅系合金等から
選択的に使用される。
【0017】以下に、本発明に係る積層セラミックコン
デンサの好適な具体例をその製造方法を交えて説明す
る。
【0018】まず、非還元性のセラミック組成物から成
る厚さ10〜60μmのセラミックシ−トの一面に、内
部電極となるニッケル粉末のペ−ストを数μmの厚み
で、しかも多数の長方形が規則的に並ぶようにして印刷
する。
【0019】次に、印刷後のセラミックシ−トを1枚宛
平面方向に位置をずらして20〜100枚積層し、これ
を積層方向に所定の大きさで切断してチップ材を形成す
る。切断されたチップ材の対向壁には内部電極となるニ
ッケル層が露出する。
【0020】次に、このチップ材のニッケル層が露出す
る対向壁夫々に、外部電極の第1層となるニッケル粉末
のペ−ストを数μm〜数十μmの厚みをもって塗布す
る。
【0021】次に、ペ−スト塗布後のチップ材を中性ま
たは還元性雰囲気中で1300℃程度の温度で焼成す
る。この焼成によってセラミック焼成体が得られると同
時に、内部電極と外部電極第1層のペ−ストの焼付けが
行なわれる。
【0022】次に、外部電極の第1層の外面に、外部電
極の第2層となる亜鉛粉末のペ−ストを第1層と同程度
の厚みをもって塗布する。
【0023】次に、ペ−スト塗布後のチップ材を自然雰
囲気中で400℃程度の温度で焼成する。この焼成によ
って外部電極第2層のペ−ストの焼付けが行なわれる。
【0024】以上で、内部電極1及び外部電極4の第1
層4aがニッケルから成り、また外部電極4の第2層4
bが亜鉛から成る、図1に示すような積層セラミックコ
ンデンサが製造される。
【0025】上記の積層セラミックコンデンサでは、内
部電極1に接続される外部電極4の第1層4aが内部電
極1と同じニッケルから形成されているので、両者の馴
染みがよくその境界部分に高い導通性を確保できる。ま
た、外部電極4の第2層4bが卑金属の1つである亜鉛
から形成されているので、該第2層4bを銀や銀合金か
ら形成する場合に比べて第1層4aに対する馴染みがよ
く、両者の境界部分に高い導通性を確保できる。
【0026】因みに、先に述べた方法に従って、内部電
極及び外部電極の第1層がニッケルで第2層が亜鉛から
成り、長さ,幅及び高さが3.2mm,1.6mm,
1.25mmで設計容量が1.0μFのF特性積層セラ
ミックコンデンサ(発明品)と、内部電極及び外部電極
の第1層がニッケルで第2層が銀から成り、同寸法で同
容量のF特性積層セラミックコンデンサ(従来品)とを
夫々100個宛製造し、製品中で容量が0.9μF以下
のものとtanδが5%以上のものの個数を調べると共
に、各々の製品にJIS C5102で定められる温度
サイクル試験を行なってから同個数を調べたところ、発
明品では温度サイクル試験の前後に不良品の発生が全く
見られなかったのに対し、従来品では温度サイクル試験
後に容量0.9μF以下のものが3個、tanδ5%以
上のものが8個現われた。
【0027】尚、内部電極及び外部電極の第1層として
ニッケル以外の卑金属または卑金属の合金を用いる場合
や、外部電極の第2層として亜鉛合金を用いる場合も上
記と同様の製造方法で積層セラミックコンデンサを得る
ことができ、しかも同様の効果を得ることができる。
【0028】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、内
部電極及び外部電極に材料価格の低い卑金属または卑金
属の合金を用いているのでコンデンサ自体をより一層安
価に形成できることに加え、外部電極と内部電極の相互
並びに外部電極を構成する第1層と第2層との間に高い
導通性を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した積層セラミックコンデンサの
断面図
【符号の説明】
1…内部電極、2…セラミック、3…積層チップ、4…
外部電極、4a…第1層、4b…第2層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミックを介して積層された複数の内部
    電極と、内部電極と所定の接続関係をもって導通する一
    対の外部電極とを具備した積層セラミックコンデンサに
    おいて、上記内部電極を卑金属または卑金属の合金から
    形成すると共に、上記外部電極を、卑金属または卑金属
    の合金から成り内部電極に接続される第1層と、亜鉛ま
    たは亜鉛合金から成り第1層の外面に付設された第2層
    とから形成した、ことを特徴とする積層セラミックコン
    デンサ。
JP995991A 1991-01-30 1991-01-30 積層セラミックコンデンサ Expired - Lifetime JPH088193B2 (ja)

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JPH04312905A JPH04312905A (ja) 1992-11-04
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