JPH0882265A - インナカム式燃料噴射ポンプ - Google Patents
インナカム式燃料噴射ポンプInfo
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- JPH0882265A JPH0882265A JP21764594A JP21764594A JPH0882265A JP H0882265 A JPH0882265 A JP H0882265A JP 21764594 A JP21764594 A JP 21764594A JP 21764594 A JP21764594 A JP 21764594A JP H0882265 A JPH0882265 A JP H0882265A
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- JP
- Japan
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- fuel
- discharge port
- rotor
- port
- pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
Landscapes
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は分配ロータが回転することにより高圧
燃料を所定の気筒に分配供給するインナカム式燃料噴射
ポンプに関し、カムリング外周とハウジング内周の摩耗
及び焼着きの発生を防止することを目的とする。 【構成】内包されたプランジャ96a 〜96d を移動させて
燃料を加圧すると共に、ロータ周面に形成された吐出ポ
ート94を適宜なタイミングでシリンダ100 に形成された
吐出通路102 に連通することにより、上記加圧された高
圧燃料をディーゼルエンジンの各気筒に分配供給する分
配ロータ90を具備するインナカム式燃料噴射ポンプにお
いて、上記分配ロータ90に、一端がロータ周面に形成さ
れた吐出ポート94の開口部形成位置(燃料吐出口93) に
対する反対面に開口部105aが開口し、他端が吐出ポート
94に連通する構成とされたバランスポート105 を設け
る。
燃料を所定の気筒に分配供給するインナカム式燃料噴射
ポンプに関し、カムリング外周とハウジング内周の摩耗
及び焼着きの発生を防止することを目的とする。 【構成】内包されたプランジャ96a 〜96d を移動させて
燃料を加圧すると共に、ロータ周面に形成された吐出ポ
ート94を適宜なタイミングでシリンダ100 に形成された
吐出通路102 に連通することにより、上記加圧された高
圧燃料をディーゼルエンジンの各気筒に分配供給する分
配ロータ90を具備するインナカム式燃料噴射ポンプにお
いて、上記分配ロータ90に、一端がロータ周面に形成さ
れた吐出ポート94の開口部形成位置(燃料吐出口93) に
対する反対面に開口部105aが開口し、他端が吐出ポート
94に連通する構成とされたバランスポート105 を設け
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインナカム式燃料噴射ポ
ンプに係り、特に分配ロータが回転することにより高圧
燃料を所定の気筒に分配供給するインナカム式燃料噴射
ポンプに関する。
ンプに係り、特に分配ロータが回転することにより高圧
燃料を所定の気筒に分配供給するインナカム式燃料噴射
ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ディーゼルエンジンに燃料を
圧送する燃料噴射ポンプに関する技術が種々提案されて
おり、その一つとして特開昭62−255566号公報
に開示される如きインナカム式燃料噴射ポンプが知られ
ている。
圧送する燃料噴射ポンプに関する技術が種々提案されて
おり、その一つとして特開昭62−255566号公報
に開示される如きインナカム式燃料噴射ポンプが知られ
ている。
【0003】同公報に開示されたインナカム式燃料噴射
ポンプは、ポンプハウジングの内部に回動変位可能に保
持されると共にその内周面にカム山が形成されたカムリ
ングと、ディーゼルエンジンの回転に同期して回転する
分配ロータと、この分配ロータ内に形成されたプランジ
ャ室内に配設され上記カム山に沿ってプランジャ室内を
径方向に往復動するプランジャ等を具備した構成とされ
ている。
ポンプは、ポンプハウジングの内部に回動変位可能に保
持されると共にその内周面にカム山が形成されたカムリ
ングと、ディーゼルエンジンの回転に同期して回転する
分配ロータと、この分配ロータ内に形成されたプランジ
ャ室内に配設され上記カム山に沿ってプランジャ室内を
径方向に往復動するプランジャ等を具備した構成とされ
ている。
【0004】また、分配ロータには、吸入工程にいおて
ポンプハウジングに形成された燃料吸入ギャラリと連通
し燃料をプランジャ室内に供給する燃料供給ポート,吐
出工程においてシリンダ側に形成された吐出通路と連通
して加圧された高圧燃料をディーゼルエンジンの各気筒
に分配供給する燃料吐出ポート等が形成されている。
ポンプハウジングに形成された燃料吸入ギャラリと連通
し燃料をプランジャ室内に供給する燃料供給ポート,吐
出工程においてシリンダ側に形成された吐出通路と連通
して加圧された高圧燃料をディーゼルエンジンの各気筒
に分配供給する燃料吐出ポート等が形成されている。
【0005】そして、前記プランジャがカム山に沿って
プランジャ室内で往復動することにより燃料を高圧化
し、この高圧燃料をロータが回転することにより燃料吐
出ポートを介してディーゼルエンジンの各気筒に分配供
給する構成とされている。
プランジャ室内で往復動することにより燃料を高圧化
し、この高圧燃料をロータが回転することにより燃料吐
出ポートを介してディーゼルエンジンの各気筒に分配供
給する構成とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のインナカム
式の噴射ポンプでは、吐出工程において吐出ポートの開
口部には高圧燃料の吐出圧が作用し、分配ロータが吐出
ポートの開口部形成位置に対して反対側へ押し付けられ
る。
式の噴射ポンプでは、吐出工程において吐出ポートの開
口部には高圧燃料の吐出圧が作用し、分配ロータが吐出
ポートの開口部形成位置に対して反対側へ押し付けられ
る。
【0007】また、インナカム式燃料噴射ポンプの分配
ロータは、その両端を支承された構成とはされておら
ず、一端のみが支承されたいわゆる片持ち梁状の支持構
造となっている。
ロータは、その両端を支承された構成とはされておら
ず、一端のみが支承されたいわゆる片持ち梁状の支持構
造となっている。
【0008】よって、上記のように分配ロータ周面に設
けられた吐出ポートの開口部形成位置のみに大きな吐出
圧が印加されると、分配ロータは上記開口部が形成され
た位置と反対側の位置に向け押し付けられることとな
る。これにより、分配ロータは傾いた状態でシリンダ内
を回転するおそれがあり、よってロータ周面に焼着きが
生じるおそれがあった。
けられた吐出ポートの開口部形成位置のみに大きな吐出
圧が印加されると、分配ロータは上記開口部が形成され
た位置と反対側の位置に向け押し付けられることとな
る。これにより、分配ロータは傾いた状態でシリンダ内
を回転するおそれがあり、よってロータ周面に焼着きが
生じるおそれがあった。
【0009】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、バランスポートを設けることにより高圧燃料の吐
出圧が吐出ポートの開口部と共にこの開口部形成位置と
反対側の位置にも印加されよう構成することにより、カ
ムリング外周とハウジング内周の摩耗及び焼着きの発生
を防止した燃料噴射ポンプを提供することを目的とす
る。
あり、バランスポートを設けることにより高圧燃料の吐
出圧が吐出ポートの開口部と共にこの開口部形成位置と
反対側の位置にも印加されよう構成することにより、カ
ムリング外周とハウジング内周の摩耗及び焼着きの発生
を防止した燃料噴射ポンプを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の手段
を講じることにより解決することができる。
を講じることにより解決することができる。
【0011】請求項1の発明では、カムリングに形成さ
れたカム山に沿って径方向に往復運動するプランジャを
内包しており、内燃機関の回転に同期して回転すること
によりプランジャを移動させて燃料を加圧すると共に、
ロータ周面に形成された吐出ポートを適宜なタイミング
でシリンダに形成された吐出通路に連通することによ
り、上記加圧された高圧燃料を内燃機関の各気筒に分配
供給する分配ロータを具備するインナカム式燃料噴射ポ
ンプにおいて、上記分配ロータに、一端が該ロータ周面
に形成された吐出ポートの開口部形成位置に対する反対
面に開口し、他端が吐出ポートに連通する構成とされた
バランスポートを配設したことを特徴とするものであ
る。
れたカム山に沿って径方向に往復運動するプランジャを
内包しており、内燃機関の回転に同期して回転すること
によりプランジャを移動させて燃料を加圧すると共に、
ロータ周面に形成された吐出ポートを適宜なタイミング
でシリンダに形成された吐出通路に連通することによ
り、上記加圧された高圧燃料を内燃機関の各気筒に分配
供給する分配ロータを具備するインナカム式燃料噴射ポ
ンプにおいて、上記分配ロータに、一端が該ロータ周面
に形成された吐出ポートの開口部形成位置に対する反対
面に開口し、他端が吐出ポートに連通する構成とされた
バランスポートを配設したことを特徴とするものであ
る。
【0012】また、請求項2の発明では、上記バランス
ポートの開口部を、吐出ポートの開口部よりロータ先端
側に設けたことを特徴とするものである。
ポートの開口部を、吐出ポートの開口部よりロータ先端
側に設けたことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】上記の各手段は次のように作用する。
【0014】請求項1の発明によれば、吐出工程におい
て、ロータ周面に形成された吐出ポートをシリンダに形
成された吐出通路に連通させるよう構成された分配ロー
タに、一端がロータ周面に形成された吐出ポートの開口
部形成位置に対する反対面に開口し、他端が吐出ポート
に連通する構成とされたバランスポートを配設した構成
とされている。
て、ロータ周面に形成された吐出ポートをシリンダに形
成された吐出通路に連通させるよう構成された分配ロー
タに、一端がロータ周面に形成された吐出ポートの開口
部形成位置に対する反対面に開口し、他端が吐出ポート
に連通する構成とされたバランスポートを配設した構成
とされている。
【0015】よって、吐出工程において吐出ポート開口
部には高圧の吐出圧が作用するが、バランスポートも吐
出ポートと連通されているため、吐出ポートの反対面に
あるバランスポート開口部にも吐出圧が作用する。
部には高圧の吐出圧が作用するが、バランスポートも吐
出ポートと連通されているため、吐出ポートの反対面に
あるバランスポート開口部にも吐出圧が作用する。
【0016】これにより、分配ロータに作用する圧力が
ロータ両側面においてバランスされ、分配ロータの径方
向に対する偏位が防止されるので、ロータ周面の焼きつ
き発生を防止することができる。
ロータ両側面においてバランスされ、分配ロータの径方
向に対する偏位が防止されるので、ロータ周面の焼きつ
き発生を防止することができる。
【0017】また、請求項2の発明によれば、吐出ポー
トの開口部よりロータ先端側にバランスポートの開口部
を設けたことにより、吐出ポート開口の吐出圧による分
配ロータに対する曲げモーメントと略等しい対抗モーメ
ントを持たせるにあたり、バランスポート開口に作用す
る吐出圧を小さくすることができる。
トの開口部よりロータ先端側にバランスポートの開口部
を設けたことにより、吐出ポート開口の吐出圧による分
配ロータに対する曲げモーメントと略等しい対抗モーメ
ントを持たせるにあたり、バランスポート開口に作用す
る吐出圧を小さくすることができる。
【0018】従って、バランスポート開口を小さくする
ことができるので、バランスポートを設けることによる
デッドボリューム拡大を抑えることができ高圧の燃料噴
射が可能となると共に、バランスポートを設けることに
よるキャビテーションの誘発を抑えることができる。
ことができるので、バランスポートを設けることによる
デッドボリューム拡大を抑えることができ高圧の燃料噴
射が可能となると共に、バランスポートを設けることに
よるキャビテーションの誘発を抑えることができる。
【0019】
【実施例】次に本発明の実施例について図面と共に説明
する。
する。
【0020】図1乃至図3は本発明の一実施例である燃
料噴射ポンプ10を示している。図1は燃料噴射ポンプ
10の全体構成を示す断面図であり、図2は図1におけ
るII−II線に沿う断面図であり、更に図3は分配ロータ
近傍を拡大して示す断面図である。
料噴射ポンプ10を示している。図1は燃料噴射ポンプ
10の全体構成を示す断面図であり、図2は図1におけ
るII−II線に沿う断面図であり、更に図3は分配ロータ
近傍を拡大して示す断面図である。
【0021】同図においてハウジング11は、燃料噴射
ポンプ10の本体であり、その内部には、燃料噴射ポン
プ10の各機能部品を収納し、かつ燃料が充填されるカ
ム室12を備えている。
ポンプ10の本体であり、その内部には、燃料噴射ポン
プ10の各機能部品を収納し、かつ燃料が充填されるカ
ム室12を備えている。
【0022】また、ハウジング11には、オーバーフロ
ーバルブ20、スピルバルブ30、燃料還流バルブ4
0、アキュムレータ50、及びコンスタントプレッシャ
バルブ60等が配設されている。但し、より詳しくはハ
ウジング11は3つの部分から構成されている。即ち、
カムリング及び駆動軸を内装する本体部と、シリンダを
内装する分配ヘッド部と、回転センサを内装するカバー
部とにより構成されている。
ーバルブ20、スピルバルブ30、燃料還流バルブ4
0、アキュムレータ50、及びコンスタントプレッシャ
バルブ60等が配設されている。但し、より詳しくはハ
ウジング11は3つの部分から構成されている。即ち、
カムリング及び駆動軸を内装する本体部と、シリンダを
内装する分配ヘッド部と、回転センサを内装するカバー
部とにより構成されている。
【0023】オーバーフローバルブ20はカム室12の
所定位置に連通しており、カム室12内が過剰圧力とな
るのを防止するために配設されたバルブである。このオ
ーバーフローバルブ20は、ボール弁22及びスプリン
グ24からなる逆止弁を備えており、カム室12内に燃
料が過剰供給された場合にその過剰分を燃料タンク(図
示せず)に還流させる。
所定位置に連通しており、カム室12内が過剰圧力とな
るのを防止するために配設されたバルブである。このオ
ーバーフローバルブ20は、ボール弁22及びスプリン
グ24からなる逆止弁を備えており、カム室12内に燃
料が過剰供給された場合にその過剰分を燃料タンク(図
示せず)に還流させる。
【0024】スピルバルブ30は、電磁コイル31の発
する電磁力により弁体32を開閉させる電磁弁であり、
後述する燃料還流バルブ40及び燃料吸入ギャラリ17
と、後述する燃料漏出通路(スピル通路)103との導
通を制御する。
する電磁力により弁体32を開閉させる電磁弁であり、
後述する燃料還流バルブ40及び燃料吸入ギャラリ17
と、後述する燃料漏出通路(スピル通路)103との導
通を制御する。
【0025】このスピルバルブ30の弁体32は、スプ
リング33によって上方に向けて付勢されると共に、そ
の上端は電磁コイル31の発する電磁力を伝達するアー
マチャ34及びスプリング35に付勢されるストッパ3
6に規制されている。
リング33によって上方に向けて付勢されると共に、そ
の上端は電磁コイル31の発する電磁力を伝達するアー
マチャ34及びスプリング35に付勢されるストッパ3
6に規制されている。
【0026】一方、弁体32とその弁座37は、弁体3
2が弁座37に着座している場合、即ちスピルバルブ3
0が閉弁している場合には、弁体32の側面にのみ油圧
が作用し、また、弁体32が弁座37から離座している
場合、すなわちスピルバルブ30が開弁している場合に
は、弁体32の先端部にも油圧が作用するように構成さ
れている。
2が弁座37に着座している場合、即ちスピルバルブ3
0が閉弁している場合には、弁体32の側面にのみ油圧
が作用し、また、弁体32が弁座37から離座している
場合、すなわちスピルバルブ30が開弁している場合に
は、弁体32の先端部にも油圧が作用するように構成さ
れている。
【0027】このスピルバルブ30が閉弁している場合
には、加圧された燃料の溢流(スピル)は停止され、よ
って燃料噴射ポンプ10で加圧された燃料はディーゼル
エンジンに圧送される。また、スピルバルブ30が開弁
している場合には、加圧された燃料は後述するようにカ
ム室12或いは燃料吸入ギャラリ17に溢流(スピル)
され、よって燃料のディーゼルエンジンへの圧送が停止
される構成とされている。
には、加圧された燃料の溢流(スピル)は停止され、よ
って燃料噴射ポンプ10で加圧された燃料はディーゼル
エンジンに圧送される。また、スピルバルブ30が開弁
している場合には、加圧された燃料は後述するようにカ
ム室12或いは燃料吸入ギャラリ17に溢流(スピル)
され、よって燃料のディーゼルエンジンへの圧送が停止
される構成とされている。
【0028】上記スピルバルブ30の動作について説明
する。電磁コイル31への通電が開始され電磁コイル3
1が電磁力を発生すると、この電磁力によりアーマチャ
34は稼働して弁体32を押圧する。よって、弁体32
にはアーマチャ34の押圧力及びスプリング35の付勢
力が共に閉弁方向に作用し、その結果スプリング33の
付勢力に抗して弁体32が変位してスピルバルブ30が
閉弁状態となる。
する。電磁コイル31への通電が開始され電磁コイル3
1が電磁力を発生すると、この電磁力によりアーマチャ
34は稼働して弁体32を押圧する。よって、弁体32
にはアーマチャ34の押圧力及びスプリング35の付勢
力が共に閉弁方向に作用し、その結果スプリング33の
付勢力に抗して弁体32が変位してスピルバルブ30が
閉弁状態となる。
【0029】一方、電磁コイル31への通電が停止され
ることによりアーマチャ34の押圧力が消滅すると、ス
プリング33の付勢力がスプリング35の付勢力に抗し
て弁体32を開弁方向に変位せしめ、スピルバルブ30
が開弁状態となる。
ることによりアーマチャ34の押圧力が消滅すると、ス
プリング33の付勢力がスプリング35の付勢力に抗し
て弁体32を開弁方向に変位せしめ、スピルバルブ30
が開弁状態となる。
【0030】燃料還流バルブ40は、スピルバルブ30
の開弁時において燃料漏出通路(スピル通路)103か
らスピルされた高圧燃料(スピル燃料)を所定圧に減圧
して燃料タンクに還流させるべく設けられたバルブであ
り、上述したオーバーフローバルブ20と同様に、ボー
ル弁42、及びスプリング44からなる逆止弁で構成さ
れている。
の開弁時において燃料漏出通路(スピル通路)103か
らスピルされた高圧燃料(スピル燃料)を所定圧に減圧
して燃料タンクに還流させるべく設けられたバルブであ
り、上述したオーバーフローバルブ20と同様に、ボー
ル弁42、及びスプリング44からなる逆止弁で構成さ
れている。
【0031】また、アキュムレータ50は、燃料吸入ギ
ャラリ17内における燃料圧力の脈動を吸収すべく配設
されたものである。このアキュムレータ50は、連通路
56を介して燃料吸入ギャラリ17に連通する燃料室5
7の圧力変動に応じて変位するピストン52と、このピ
ストン52を付勢するスプリング54を備えている。
ャラリ17内における燃料圧力の脈動を吸収すべく配設
されたものである。このアキュムレータ50は、連通路
56を介して燃料吸入ギャラリ17に連通する燃料室5
7の圧力変動に応じて変位するピストン52と、このピ
ストン52を付勢するスプリング54を備えている。
【0032】コンスタントプレッシャバルブ60は、後
述するハウジング11内の吐出通路102と、ディーゼ
ルエンジンの各気筒に設けられた燃料噴射バルブ(図示
せず)との間に設けられるバルブであり、吐出通路10
2の内圧が所定圧力を越えて高圧となると、燃料噴射バ
ルブに向けてその圧力で燃料を流通させ、かつ吐出通路
102の内圧が所定圧力以下となっても、燃料噴射バル
ブ側の圧力を所定圧力に保つ機能を有している。このコ
ンスタントプレッシャバルブ60を設けることにより、
圧送時以外において後述するコンスタントプレッシャバ
ルブ60からディーゼルエンジンの燃料噴射バルブまで
の管内燃料圧を常に一定の値とすることができる。
述するハウジング11内の吐出通路102と、ディーゼ
ルエンジンの各気筒に設けられた燃料噴射バルブ(図示
せず)との間に設けられるバルブであり、吐出通路10
2の内圧が所定圧力を越えて高圧となると、燃料噴射バ
ルブに向けてその圧力で燃料を流通させ、かつ吐出通路
102の内圧が所定圧力以下となっても、燃料噴射バル
ブ側の圧力を所定圧力に保つ機能を有している。このコ
ンスタントプレッシャバルブ60を設けることにより、
圧送時以外において後述するコンスタントプレッシャバ
ルブ60からディーゼルエンジンの燃料噴射バルブまで
の管内燃料圧を常に一定の値とすることができる。
【0033】また、ハウジング11のカム室12には、
ディーゼルエンジンのクランクシャフトの1/2の回転
速度で回転する駆動軸70、この駆動軸70の回転力を
駆動源として燃料のフィードを行うベーン式燃料フィー
ドポンプ(以下、単にフィードポンプと称す)80、駆
動軸70と共に回転する分配ロータ90、分配ロータ9
0の細径部が嵌挿されるシリンダ100、及び分配ロー
タ90の大径部の外周を取り囲むカムリング110等が
組み込まれている。
ディーゼルエンジンのクランクシャフトの1/2の回転
速度で回転する駆動軸70、この駆動軸70の回転力を
駆動源として燃料のフィードを行うベーン式燃料フィー
ドポンプ(以下、単にフィードポンプと称す)80、駆
動軸70と共に回転する分配ロータ90、分配ロータ9
0の細径部が嵌挿されるシリンダ100、及び分配ロー
タ90の大径部の外周を取り囲むカムリング110等が
組み込まれている。
【0034】駆動軸70は、ハウジング11の端部付近
に配設されるブッシュ13、及びハウジング11内部に
配設されるベアリング14によりハウジング11内に回
転可能に軸承されている。また、ブッシュ13には、摺
動抵抗の軽減を図るべく燃料が潤滑油として供給される
構成とされている。更に、駆動軸70のディーゼルエン
ジンと接続される側の端部にはオイルシール18が配設
されると共に、燃料インレット15とブッシュ13とを
連通すべく油路16が設けられている。
に配設されるブッシュ13、及びハウジング11内部に
配設されるベアリング14によりハウジング11内に回
転可能に軸承されている。また、ブッシュ13には、摺
動抵抗の軽減を図るべく燃料が潤滑油として供給される
構成とされている。更に、駆動軸70のディーゼルエン
ジンと接続される側の端部にはオイルシール18が配設
されると共に、燃料インレット15とブッシュ13とを
連通すべく油路16が設けられている。
【0035】また、駆動軸70の所定位置には、その外
周上に所定間隔毎に形成された複数の突起121を備え
るパルサ120が配設されており、一方、カムリング1
10には駆動軸70と共に回転するパルサ120の突起
121の近接・離間をパルス信号に変換する回転角セン
サ122が固定されている。このように、回転角センサ
122をカムリング110に固定することにより、後述
するタイマ装置130−の制御動作にかかわりなく、プ
ランジャリフトに対して一定のタイミングでエンジン回
転信号(NE信号)を生成することができる。
周上に所定間隔毎に形成された複数の突起121を備え
るパルサ120が配設されており、一方、カムリング1
10には駆動軸70と共に回転するパルサ120の突起
121の近接・離間をパルス信号に変換する回転角セン
サ122が固定されている。このように、回転角センサ
122をカムリング110に固定することにより、後述
するタイマ装置130−の制御動作にかかわりなく、プ
ランジャリフトに対して一定のタイミングでエンジン回
転信号(NE信号)を生成することができる。
【0036】フィードポンプ80は、ハウジング11に
固定される外壁81と、複数のベーン82を備える回転
子83とからなるベーン式ポンプである。すなわち、燃
料インレット15に連通して設けられた吸入口84から
吸い込まれた燃料は、回転子83の回転に伴ってベーン
82により昇圧され、所定位置に設けられた燃料吐出口
85から吐出される。
固定される外壁81と、複数のベーン82を備える回転
子83とからなるベーン式ポンプである。すなわち、燃
料インレット15に連通して設けられた吸入口84から
吸い込まれた燃料は、回転子83の回転に伴ってベーン
82により昇圧され、所定位置に設けられた燃料吐出口
85から吐出される。
【0037】分配ロータ90は、駆動軸70と係合した
状態でシリンダ100のシリンダ孔100a内に回転可
能に液密に軸承されている。従って、シリンダ孔100
aは分配ロータ90を回転自在に軸承する軸受としても
機能する。
状態でシリンダ100のシリンダ孔100a内に回転可
能に液密に軸承されている。従って、シリンダ孔100
aは分配ロータ90を回転自在に軸承する軸受としても
機能する。
【0038】ここで、分配ロータ90は、その大径部に
ポンプ室(加圧室)91を、また細径部に一端がポンプ
室(加圧室)91に連通した連通路104,吐出工程に
おいて連通路104を介してポンプ室91と燃料吐出口
93とを連通する吐出ポート94、及び吸入工程におい
て連通路104を介して燃料吸入口92とポンプ室91
とを連通する吸入ポート95、及び本発明の要部となる
バランスポート105等を有した構成とされている。
ポンプ室(加圧室)91を、また細径部に一端がポンプ
室(加圧室)91に連通した連通路104,吐出工程に
おいて連通路104を介してポンプ室91と燃料吐出口
93とを連通する吐出ポート94、及び吸入工程におい
て連通路104を介して燃料吸入口92とポンプ室91
とを連通する吸入ポート95、及び本発明の要部となる
バランスポート105等を有した構成とされている。
【0039】また、ポンプ室91には、分配ロータ90
の径方向に液密に摺動し得る複数のプランジャ(本実施
例においては4つ)96a〜96dが挿入されている。
又、上記燃料吐出口93には、軸方向にオフセットした
位置において分配ロータ90外周を取り巻いて設けられ
た環状溝97が連通されている。尚、上記の燃料吐出口
93及び燃料吸入口92,環状溝97は、分配ロータ9
0のロータ周面に形成されている。
の径方向に液密に摺動し得る複数のプランジャ(本実施
例においては4つ)96a〜96dが挿入されている。
又、上記燃料吐出口93には、軸方向にオフセットした
位置において分配ロータ90外周を取り巻いて設けられ
た環状溝97が連通されている。尚、上記の燃料吐出口
93及び燃料吸入口92,環状溝97は、分配ロータ9
0のロータ周面に形成されている。
【0040】一方、シリンダ100には、燃料吸入ギャ
ラリ17とシリンダ100内周とを連通する燃料供給通
路101と、一端がその外周において上述のコンスタン
トプレッシャバルブ60に連通すると共に他端がシリン
ダ100の内周に開口する複数の吐出通路102が設け
られている。尚、燃料吸入ギャラリ17は、フィードポ
ンプ80の燃料吐出口85に外部配管(図示せず)を介
して連通された構成とされている。
ラリ17とシリンダ100内周とを連通する燃料供給通
路101と、一端がその外周において上述のコンスタン
トプレッシャバルブ60に連通すると共に他端がシリン
ダ100の内周に開口する複数の吐出通路102が設け
られている。尚、燃料吸入ギャラリ17は、フィードポ
ンプ80の燃料吐出口85に外部配管(図示せず)を介
して連通された構成とされている。
【0041】ここで、上記の燃料供給通路101及び吐
出通路102は、それぞれディーゼルエンジンの各気筒
数に対応して複数設けられており、分配ロータ90がデ
ィーゼルエンジンの回転角に同期して回転する際に、デ
ィーゼルエンジンの回転角に対応して吸入工程において
燃料吸入ギャラリ17を分配ロータ90の燃料吸入口9
2に連通し、また吐出工程において特定気筒に配設され
たコンスタントプレッシャバルブ60に対して燃料吐出
口93を連通させる。
出通路102は、それぞれディーゼルエンジンの各気筒
数に対応して複数設けられており、分配ロータ90がデ
ィーゼルエンジンの回転角に同期して回転する際に、デ
ィーゼルエンジンの回転角に対応して吸入工程において
燃料吸入ギャラリ17を分配ロータ90の燃料吸入口9
2に連通し、また吐出工程において特定気筒に配設され
たコンスタントプレッシャバルブ60に対して燃料吐出
口93を連通させる。
【0042】また、シリンダ100には、前記のように
分配ロータ90に設けられた環状溝97と、スピルバル
ブ30とを連通する燃料漏出通路(スピル通路)103
が設けられている。ここで、環状溝97は分配ロータ9
0の全周に渡って設けられた溝であるため、環状溝97
とスピルバルブ30とは分配ロータ90の回転角に関わ
らず常に連通した状態とされている。
分配ロータ90に設けられた環状溝97と、スピルバル
ブ30とを連通する燃料漏出通路(スピル通路)103
が設けられている。ここで、環状溝97は分配ロータ9
0の全周に渡って設けられた溝であるため、環状溝97
とスピルバルブ30とは分配ロータ90の回転角に関わ
らず常に連通した状態とされている。
【0043】続いて、図1におけるII−II断面に相当す
る図2を参照して、ポンプ室91近傍の構成について説
明する。
る図2を参照して、ポンプ室91近傍の構成について説
明する。
【0044】本実施例の燃料噴射ポンプ10は、分配ロ
ータ90に挿入された4つのプランジャ96a〜96d
を、カムリング110に設けたカムで駆動することで燃
料の昇圧を図るポンプである。また、本実施例の燃料ポ
ンプ10は、6気筒式内燃機関に対応したものであり、
このためカムリング110には、図2に示すように等間
隔で6つのカム山110a〜110fが設けられてい
る。また、4つのプランジャ96a〜96dは、全ての
プランジャ96a〜96dに同時にリフトが生ずるよう
にその位置が設計されている。つまり、プランジャ96
a〜96dは、カム山110a〜110fを通過する際
に分配ロータ90の中心軸に向かって摺動する圧縮行程
を行い、カム山110a〜110fを通過した後に分配
ロータ90の外側に向かって摺動する吸引行程を行う。
ータ90に挿入された4つのプランジャ96a〜96d
を、カムリング110に設けたカムで駆動することで燃
料の昇圧を図るポンプである。また、本実施例の燃料ポ
ンプ10は、6気筒式内燃機関に対応したものであり、
このためカムリング110には、図2に示すように等間
隔で6つのカム山110a〜110fが設けられてい
る。また、4つのプランジャ96a〜96dは、全ての
プランジャ96a〜96dに同時にリフトが生ずるよう
にその位置が設計されている。つまり、プランジャ96
a〜96dは、カム山110a〜110fを通過する際
に分配ロータ90の中心軸に向かって摺動する圧縮行程
を行い、カム山110a〜110fを通過した後に分配
ロータ90の外側に向かって摺動する吸引行程を行う。
【0045】また、各プランジャ96a〜96dの外周
側端部には、カムリング110のカム山110a〜11
0fによって与えられるカムリフトを、円滑にプランジ
ャ96a〜96dに伝達すべく、ローラシュー98a〜
98d、及びこのローラシュー98a〜98dに把持さ
れるローラ99a〜99dが配設されている。
側端部には、カムリング110のカム山110a〜11
0fによって与えられるカムリフトを、円滑にプランジ
ャ96a〜96dに伝達すべく、ローラシュー98a〜
98d、及びこのローラシュー98a〜98dに把持さ
れるローラ99a〜99dが配設されている。
【0046】従って、カムリング110の内部で分配ロ
ータ90が回転すると、分配ロータ90が一周する間
に、各プランジャ96a〜96dは6回の往復運動を行
うこととなり、その往復運動でポンプ室91内の燃料を
加圧することとすれば、分配ロータ90が1回転する間
に、すなわち内燃機関が2回転する間に、等回転角毎に
6回の燃料昇圧が図られることとなる。
ータ90が回転すると、分配ロータ90が一周する間
に、各プランジャ96a〜96dは6回の往復運動を行
うこととなり、その往復運動でポンプ室91内の燃料を
加圧することとすれば、分配ロータ90が1回転する間
に、すなわち内燃機関が2回転する間に、等回転角毎に
6回の燃料昇圧が図られることとなる。
【0047】この際、図1に示す燃料供給通路101と
燃料吸入口92とは、プランジャ96a〜96dにカム
リフトが与えられていない状況下で連通する構成とされ
ている。また、吐出通路102と燃料吐出口93とは、
プランジャ96a〜96dにリフトが生ずる直前に連通
する構成とされている。
燃料吸入口92とは、プランジャ96a〜96dにカム
リフトが与えられていない状況下で連通する構成とされ
ている。また、吐出通路102と燃料吐出口93とは、
プランジャ96a〜96dにリフトが生ずる直前に連通
する構成とされている。
【0048】従って、分配ロータ90の回転に伴って、
何れかの燃料供給通路101と燃料吸入口92とが連通
すると、プランジャ96a〜96dには分配ロータ90
の回転に伴う遠心力とフィードポンプ80から供給され
る燃料圧力とが作用し、燃料吸入ギャラリ17内の燃料
は燃料供給通路101,燃料吸入口92,連通路104
を介してポンプ室91に吸入される(吸入工程)。
何れかの燃料供給通路101と燃料吸入口92とが連通
すると、プランジャ96a〜96dには分配ロータ90
の回転に伴う遠心力とフィードポンプ80から供給され
る燃料圧力とが作用し、燃料吸入ギャラリ17内の燃料
は燃料供給通路101,燃料吸入口92,連通路104
を介してポンプ室91に吸入される(吸入工程)。
【0049】そして、その後燃料供給通路101と燃料
吸入口92との連通が遮断され、次いで吐出通路102
と燃料吐出口93とが吐出ポート104を介して連通し
た状態でプランジャ96a〜96dにリフトが生ずる
と、スピルバルブ30が閉弁していることを前提に、ポ
ンプ室91で昇圧された高圧燃料は連通路104,吐出
ポート94,燃料吐出口93,吐出通路102を介して
コンスタントプレッシャバルブ60に対して高圧の燃料
が供給されることになる(吐出工程)。
吸入口92との連通が遮断され、次いで吐出通路102
と燃料吐出口93とが吐出ポート104を介して連通し
た状態でプランジャ96a〜96dにリフトが生ずる
と、スピルバルブ30が閉弁していることを前提に、ポ
ンプ室91で昇圧された高圧燃料は連通路104,吐出
ポート94,燃料吐出口93,吐出通路102を介して
コンスタントプレッシャバルブ60に対して高圧の燃料
が供給されることになる(吐出工程)。
【0050】一方、プランジャ96a〜96dによる燃
料の昇圧が行われる際に上述したスピルバルブ30が開
弁していると、ポンプ室91から圧送される燃料はスピ
ルバルブ30を介して燃料吸入ギャラリ17,燃料タン
ク等へ還流し、ディーゼルエンジンの各気筒に向けての
高圧燃料の供給が停止される。
料の昇圧が行われる際に上述したスピルバルブ30が開
弁していると、ポンプ室91から圧送される燃料はスピ
ルバルブ30を介して燃料吸入ギャラリ17,燃料タン
ク等へ還流し、ディーゼルエンジンの各気筒に向けての
高圧燃料の供給が停止される。
【0051】即ち、スピルバルブ30を開弁状態から閉
弁状態に切り換える時期を制御することで燃料噴射開始
時期を、またスピルバルブ30を開弁する時期を制御す
ることで燃料噴射終了時期を、それぞれ精度よく制御す
ることが可能となる。このように、燃料噴射時期をスピ
ルバルブ30の開閉制御を行うことにより制御すること
により燃料噴射量制御を高精度に行う事が可能となり、
ディーゼルエンジンを運転状態に最も適した状態で稼働
させることが可能となる。
弁状態に切り換える時期を制御することで燃料噴射開始
時期を、またスピルバルブ30を開弁する時期を制御す
ることで燃料噴射終了時期を、それぞれ精度よく制御す
ることが可能となる。このように、燃料噴射時期をスピ
ルバルブ30の開閉制御を行うことにより制御すること
により燃料噴射量制御を高精度に行う事が可能となり、
ディーゼルエンジンを運転状態に最も適した状態で稼働
させることが可能となる。
【0052】ところで、スピルバルブ30を用いて高圧
燃料のスピルを行う場合、スピル時における燃料の慣性
効果により、分配ロータ90内に設けられた各ポート9
4、95の内圧が負圧化する場合がある。そして、これ
らのポート94、95の内圧が負圧となると、プランジ
ャ96a〜96dのストロークに対する燃料の圧送量の
関係が変化し、燃料噴射量の制御精度の悪化を伴う。
燃料のスピルを行う場合、スピル時における燃料の慣性
効果により、分配ロータ90内に設けられた各ポート9
4、95の内圧が負圧化する場合がある。そして、これ
らのポート94、95の内圧が負圧となると、プランジ
ャ96a〜96dのストロークに対する燃料の圧送量の
関係が変化し、燃料噴射量の制御精度の悪化を伴う。
【0053】本実施例において、スピルバルブ30を介
してスピルされる燃料の一部を燃料吸入ギャラリ17に
還流させ、かつ燃料吸入ギャラリ17に連通してアキュ
ムレータ50を設けているのは、かかる弊害を有効に除
去するためである。この構成とすることにより、燃料ス
ピル時における慣性効果により過剰な燃料溢流が行われ
たとしても、その一部が燃料吸入ギャラリ17の内圧を
昇圧させるべく作用し、更にスピル燃料が還流されるこ
とによる内圧の脈動はアキュムレータ50によって適切
に吸収されるため、次回の燃料吸入時には十分な量の燃
料を安定して吸入することが可能である。
してスピルされる燃料の一部を燃料吸入ギャラリ17に
還流させ、かつ燃料吸入ギャラリ17に連通してアキュ
ムレータ50を設けているのは、かかる弊害を有効に除
去するためである。この構成とすることにより、燃料ス
ピル時における慣性効果により過剰な燃料溢流が行われ
たとしても、その一部が燃料吸入ギャラリ17の内圧を
昇圧させるべく作用し、更にスピル燃料が還流されるこ
とによる内圧の脈動はアキュムレータ50によって適切
に吸収されるため、次回の燃料吸入時には十分な量の燃
料を安定して吸入することが可能である。
【0054】また、スピルされる燃料の一部を吸入ギャ
ラリ17に還流させることにより、ポンプ室91内には
フィードポンプ80からの燃料に加えてスピル燃料も供
給されるため、ディーゼルエンジンの高速回転時におい
てもポンプ室91内への燃料供給を確実に行うことがで
きる。
ラリ17に還流させることにより、ポンプ室91内には
フィードポンプ80からの燃料に加えてスピル燃料も供
給されるため、ディーゼルエンジンの高速回転時におい
てもポンプ室91内への燃料供給を確実に行うことがで
きる。
【0055】続いて、タイマ装置130について説明す
る。
る。
【0056】本実施例の燃料噴射ポンプ10は、ハウジ
ング11に対するカムリング110の固定角を可変とす
るタイマ装置130を備えている。すなわち、カムリン
グ110は、ハウジング11に対して回転可能に組み付
けられており、更に図2に示す如く、タイマピストン1
31,132に挟持されるロッド133に固定されてい
る。
ング11に対するカムリング110の固定角を可変とす
るタイマ装置130を備えている。すなわち、カムリン
グ110は、ハウジング11に対して回転可能に組み付
けられており、更に図2に示す如く、タイマピストン1
31,132に挟持されるロッド133に固定されてい
る。
【0057】ここで、タイマピストン131、132
は、タイマ装置130を構成するタイマハウジング13
0aの内部に摺動可能に挿入されたピストンである。ま
た、タイマハウジング130a内において、タイマピス
トン131の右側にはフィードポンプ80の燃料吐出口
85に連通する高圧室134が、タイマピストン132
の左側にはフィードポンプ80の燃料吸入口84に連通
する低圧室135がそれぞれ形成されている。
は、タイマ装置130を構成するタイマハウジング13
0aの内部に摺動可能に挿入されたピストンである。ま
た、タイマハウジング130a内において、タイマピス
トン131の右側にはフィードポンプ80の燃料吐出口
85に連通する高圧室134が、タイマピストン132
の左側にはフィードポンプ80の燃料吸入口84に連通
する低圧室135がそれぞれ形成されている。
【0058】また、低圧室135には、タイマピストン
132を図2中右方へ付勢するスプリング136が配設
され、高圧室134と低圧室135とは、図1に示す電
磁弁(タイミングコントロールバルブ)140により導
通が制御される外部配管によって連通されている。この
場合、高圧室134と低圧室135との差圧に応じてタ
イマピストン131、132は図中左右に変位し、これ
に伴いタイマピストン131、132に挟持されたロッ
ド133も左右に付勢され、この付勢力によりカムリン
グ110が回転する構成とされている。また、本実施例
においては、タイミングコントロールバルブ140の開
閉弁をデューティー制御することで、カムリング110
を所望の回転角に制御している。
132を図2中右方へ付勢するスプリング136が配設
され、高圧室134と低圧室135とは、図1に示す電
磁弁(タイミングコントロールバルブ)140により導
通が制御される外部配管によって連通されている。この
場合、高圧室134と低圧室135との差圧に応じてタ
イマピストン131、132は図中左右に変位し、これ
に伴いタイマピストン131、132に挟持されたロッ
ド133も左右に付勢され、この付勢力によりカムリン
グ110が回転する構成とされている。また、本実施例
においては、タイミングコントロールバルブ140の開
閉弁をデューティー制御することで、カムリング110
を所望の回転角に制御している。
【0059】かかる構成とすることで、分配ロータ90
の回転角、すなわちディーゼルエンジンの回転角に対す
るプランジャ96a〜96dのリフト特性を変更するこ
とが可能となり、従って燃料噴射時期制御に関する自由
度を更に拡大することが可能であり、制御性に優れた燃
料噴射ポンプが実現されることになる。
の回転角、すなわちディーゼルエンジンの回転角に対す
るプランジャ96a〜96dのリフト特性を変更するこ
とが可能となり、従って燃料噴射時期制御に関する自由
度を更に拡大することが可能であり、制御性に優れた燃
料噴射ポンプが実現されることになる。
【0060】上記のように、タイマ装置130はハウジ
ング11内でカムリング110をタイミングコントロー
ルバルブ140を用いて回動変位されることにより、プ
ランジャ96a〜96dのリフト特性を変更し、噴射タ
イミング制御を行いうる構成とされている。このため、
カムリング110の外周面と、これと対向するハウジン
グ11の内周面との間には所定のクリアランス(微細に
クリアランスであるため、図には現れず)が設けられて
おり、このクリアランス内にはカム室12より燃料が供
給される構成とされている。このクリアランス内に供給
される燃料は、潤滑油として機能する。
ング11内でカムリング110をタイミングコントロー
ルバルブ140を用いて回動変位されることにより、プ
ランジャ96a〜96dのリフト特性を変更し、噴射タ
イミング制御を行いうる構成とされている。このため、
カムリング110の外周面と、これと対向するハウジン
グ11の内周面との間には所定のクリアランス(微細に
クリアランスであるため、図には現れず)が設けられて
おり、このクリアランス内にはカム室12より燃料が供
給される構成とされている。このクリアランス内に供給
される燃料は、潤滑油として機能する。
【0061】続いて、本発明の要部となるバランスポー
ト105について、主に図3乃至図5を用いて説明す
る。図4は分配ロータ90を示しており、図5は分配ロ
ータ90に働く力を示すベクトル図である。
ト105について、主に図3乃至図5を用いて説明す
る。図4は分配ロータ90を示しており、図5は分配ロ
ータ90に働く力を示すベクトル図である。
【0062】前記したように、バランスポート105は
分配ロータ90に配設されており、その一端部は連通路
104を介してポンプ室91及び吐出ポート94に接続
されている。従って、燃料噴射ポンプ10が吐出工程と
なり、分配ロータ90の回転に伴い燃料吸入口92がシ
リンダ100により塞がれ、また吐出ポート94が燃料
吐出口93と連通した状態において、プランジャ96a
〜96dによりポンプ室91内で加圧された高圧燃料は
バランスポート105にも導入される構成とされてい
る。即ち、吐出工程においては、高圧燃料は吐出ポート
94及びバランスポート105の双方に導入される。
分配ロータ90に配設されており、その一端部は連通路
104を介してポンプ室91及び吐出ポート94に接続
されている。従って、燃料噴射ポンプ10が吐出工程と
なり、分配ロータ90の回転に伴い燃料吸入口92がシ
リンダ100により塞がれ、また吐出ポート94が燃料
吐出口93と連通した状態において、プランジャ96a
〜96dによりポンプ室91内で加圧された高圧燃料は
バランスポート105にも導入される構成とされてい
る。即ち、吐出工程においては、高圧燃料は吐出ポート
94及びバランスポート105の双方に導入される。
【0063】また、バランスポート105のシリンダ側
における開口部105aに注目すると、この開口部10
5aはロータ周面に形成された吐出ポート94の開口部
の形成位置(即ち、燃料吐出口93の位置)に対する反
対面に形成されている。即ち、バランスポート105の
開口部105aと吐出ポート94の開口部(燃料吐出口
93)とは、分配ロータ90の中心軸に対して径方向に
対向した構成とされいてる。
における開口部105aに注目すると、この開口部10
5aはロータ周面に形成された吐出ポート94の開口部
の形成位置(即ち、燃料吐出口93の位置)に対する反
対面に形成されている。即ち、バランスポート105の
開口部105aと吐出ポート94の開口部(燃料吐出口
93)とは、分配ロータ90の中心軸に対して径方向に
対向した構成とされいてる。
【0064】ここで、燃料噴射ポンプ10が吐出工程と
なり、吐出ポート94及びバランスポート105にポン
プ室91から高圧燃料が連通路104を介して導入され
た状態を考察する。
なり、吐出ポート94及びバランスポート105にポン
プ室91から高圧燃料が連通路104を介して導入され
た状態を考察する。
【0065】プランジャ96a〜96dによりポンプ室
91内で加圧された高圧燃料の圧力は、例えば1000
Paと非常に大きな圧力となっている。このような高圧
燃料が吐出ポート94と連通した燃料吐出口93に印加
された場合、この燃料圧により分配ロータ90には、例
えば図4及び図5に矢印F1で示す力が作用する。よっ
て、分配ロータ90はこの矢印F1で示す力の反作用に
より破線で示す矢印F1’で示す力でシリンダ100に
押し付けられる。
91内で加圧された高圧燃料の圧力は、例えば1000
Paと非常に大きな圧力となっている。このような高圧
燃料が吐出ポート94と連通した燃料吐出口93に印加
された場合、この燃料圧により分配ロータ90には、例
えば図4及び図5に矢印F1で示す力が作用する。よっ
て、分配ロータ90はこの矢印F1で示す力の反作用に
より破線で示す矢印F1’で示す力でシリンダ100に
押し付けられる。
【0066】従来のようにバランスポート105が設け
られていない構成では、この矢印F1’で示す力により
分配ロータ90はシリンダ100に押し付けられ、分配
ロータ90は傾いたとなることによりシリンダ100と
の間で焼きつきが発生するおそれがあった。
られていない構成では、この矢印F1’で示す力により
分配ロータ90はシリンダ100に押し付けられ、分配
ロータ90は傾いたとなることによりシリンダ100と
の間で焼きつきが発生するおそれがあった。
【0067】しかるに、本実施例に係る構成では、分配
ロータ90にはバランスポート105が設けられてお
り、その開口部105aは吐出ポート94の開口部(燃
料吐出口93)の形成位置に対して反対側の位置に形成
された構成とされている。従って、バランスポート10
5に高圧燃料が導入されることにより、分配ロータ90
には、例えば図4及び図5に矢印F2で示す力が作用す
る。よって、分配ロータ90はこの矢印F2で示す力の
反作用により破線で示す矢印F2’で示す力でシリンダ
100に押し付けられる。
ロータ90にはバランスポート105が設けられてお
り、その開口部105aは吐出ポート94の開口部(燃
料吐出口93)の形成位置に対して反対側の位置に形成
された構成とされている。従って、バランスポート10
5に高圧燃料が導入されることにより、分配ロータ90
には、例えば図4及び図5に矢印F2で示す力が作用す
る。よって、分配ロータ90はこの矢印F2で示す力の
反作用により破線で示す矢印F2’で示す力でシリンダ
100に押し付けられる。
【0068】即ち、バランスポート105を設けること
により、分配ロータ90には互いに逆方向の二つの力F
1,F2が作用するとになる。
により、分配ロータ90には互いに逆方向の二つの力F
1,F2が作用するとになる。
【0069】また、図5に示されるように、分配ロータ
90の回転中心位置をAで示すと、この回転中心位置A
から吐出ポート94の開口部(燃料吐出口93)の形成
位置までの距離rに対し、回転中心位置Aからバランス
ポート105の開口部105aの形成位置までの距離R
は長く(R>r)となるよう構成されている。即ち、バ
ランスポート105の開口部105aを、吐出ポート9
4の開口部(燃料吐出口93)よりロータ先端側に設け
た構成とされている。
90の回転中心位置をAで示すと、この回転中心位置A
から吐出ポート94の開口部(燃料吐出口93)の形成
位置までの距離rに対し、回転中心位置Aからバランス
ポート105の開口部105aの形成位置までの距離R
は長く(R>r)となるよう構成されている。即ち、バ
ランスポート105の開口部105aを、吐出ポート9
4の開口部(燃料吐出口93)よりロータ先端側に設け
た構成とされている。
【0070】いま、分配ロータ90に傾きが発生しない
よう構成するには、回転中心位置Aを中心とした時計方
向の回転モーメントと、反時計方向のモーメントを釣り
合わせた構成とすればよい。上記した力F1,F2によ
り分配ロータ90に作用する回転モーメンは、時計方向
の回転モーメントM1がM1=F1×rで示され、また
反時計方向のモーメントM2はM2=F2×Rで示され
る。よって、分配ロータ90に傾きが発生しないよう構
成するには、各モーメントM1,M2を等しく設定する
必要がある。具体的には、下式(1) を満足させる必要が
ある。
よう構成するには、回転中心位置Aを中心とした時計方
向の回転モーメントと、反時計方向のモーメントを釣り
合わせた構成とすればよい。上記した力F1,F2によ
り分配ロータ90に作用する回転モーメンは、時計方向
の回転モーメントM1がM1=F1×rで示され、また
反時計方向のモーメントM2はM2=F2×Rで示され
る。よって、分配ロータ90に傾きが発生しないよう構
成するには、各モーメントM1,M2を等しく設定する
必要がある。具体的には、下式(1) を満足させる必要が
ある。
【0071】
【数1】M1=M2 ∴F1×r=F2×R …(1) 本実施例では、上記した(1) 式を満足するよう距離R,
rの寸法が選定されている。このように、時計方向の回
転モーメントM1と、反時計方向のモーメントM2が釣
り合うことにより、高圧燃料が各開口部に印加されても
分配ロータ90に傾きが発生するようなことはなく、分
配ロータ90に作用する燃料圧力はロータ両側面におい
てバランスされ、分配ロータ90の径方向に対する偏位
が防止されるためロータ周面の焼きつき発生を防止する
ことができる。
rの寸法が選定されている。このように、時計方向の回
転モーメントM1と、反時計方向のモーメントM2が釣
り合うことにより、高圧燃料が各開口部に印加されても
分配ロータ90に傾きが発生するようなことはなく、分
配ロータ90に作用する燃料圧力はロータ両側面におい
てバランスされ、分配ロータ90の径方向に対する偏位
が防止されるためロータ周面の焼きつき発生を防止する
ことができる。
【0072】一方、本実施例においては、前記したよう
に回転中心位置Aから各開口部までの距離R,rはR>
rとなるよう構成されている。従って、バランスポート
105の開口部105aを吐出ポート94の開口部(燃
料吐出口93)よりロータ先端側に設けた構成とするこ
とにより、吐出ポート94の開口部(燃料吐出口93)
に働く力F1に対してバランスポート105の開口部1
05aに働く力F2を小さくすることができる(F1>
F2)。
に回転中心位置Aから各開口部までの距離R,rはR>
rとなるよう構成されている。従って、バランスポート
105の開口部105aを吐出ポート94の開口部(燃
料吐出口93)よりロータ先端側に設けた構成とするこ
とにより、吐出ポート94の開口部(燃料吐出口93)
に働く力F1に対してバランスポート105の開口部1
05aに働く力F2を小さくすることができる(F1>
F2)。
【0073】このように、バランスポート105の開口
部105aに働く力F2を小さくすることができること
により、バランスポート105の開口部105aの径寸
法(これはバランスポート105の容量と等価である)
を小さくすることができる。前記したように、吐出工程
において高圧燃料はバランスポート105にも導入され
るが、バランスポート105に導入された高圧燃料はデ
ィーゼルエンジンには供給されないため、ディーゼルエ
ンジンに対する燃料供給率を向上させるためには、バラ
ンスポート105の容量が小さいことが望ましい。
部105aに働く力F2を小さくすることができること
により、バランスポート105の開口部105aの径寸
法(これはバランスポート105の容量と等価である)
を小さくすることができる。前記したように、吐出工程
において高圧燃料はバランスポート105にも導入され
るが、バランスポート105に導入された高圧燃料はデ
ィーゼルエンジンには供給されないため、ディーゼルエ
ンジンに対する燃料供給率を向上させるためには、バラ
ンスポート105の容量が小さいことが望ましい。
【0074】よって、上記のように本実施例の構成で
は、バランスポート105の開口部105aの径寸法
(容量)を小さくすることができるため、バランスポー
ト105を設けることによるデッドボリューム拡大を抑
えることができ高圧の燃料噴射を行うことが可能となる
と共に、バランスポート105を設けることによるキャ
ビテーションの誘発を抑えることができる。
は、バランスポート105の開口部105aの径寸法
(容量)を小さくすることができるため、バランスポー
ト105を設けることによるデッドボリューム拡大を抑
えることができ高圧の燃料噴射を行うことが可能となる
と共に、バランスポート105を設けることによるキャ
ビテーションの誘発を抑えることができる。
【0075】尚、上記した実施例においては、バランス
ポート105を分配ロータ90にひとつ配設した構成を
示したが、他のポート等の関係によっては複数個配設し
た構成としてもよい。この場合においても、吐出ポート
94の開口部に働く力により発生する回転モーメント
と、バランスポートを設けることにより働く回転モーメ
ントとを釣り合わせる必要があることは勿論である。
ポート105を分配ロータ90にひとつ配設した構成を
示したが、他のポート等の関係によっては複数個配設し
た構成としてもよい。この場合においても、吐出ポート
94の開口部に働く力により発生する回転モーメント
と、バランスポートを設けることにより働く回転モーメ
ントとを釣り合わせる必要があることは勿論である。
【0076】
【発明の効果】上述の如く、本発明によれば下記の種々
の効果を奏するものである。
の効果を奏するものである。
【0077】請求項1の発明によれば、吐出工程におい
て吐出ポート開口部には高圧の吐出圧が作用するが、バ
ランスポートも吐出ポートと連通されているため吐出ポ
ートの反対面にあるバランスポート開口部にも吐出圧が
作用する。このため、分配ロータに作用する圧力はロー
タ両側面においてバランスされ、分配ロータの径方向に
対する偏位が防止されるので、ロータ周面の焼きつき発
生を防止することができる。
て吐出ポート開口部には高圧の吐出圧が作用するが、バ
ランスポートも吐出ポートと連通されているため吐出ポ
ートの反対面にあるバランスポート開口部にも吐出圧が
作用する。このため、分配ロータに作用する圧力はロー
タ両側面においてバランスされ、分配ロータの径方向に
対する偏位が防止されるので、ロータ周面の焼きつき発
生を防止することができる。
【0078】また、請求項2の発明によれば、バランス
ポート開口を小さくすることができるので、バランスポ
ートを設けることによるデッドボリューム拡大を抑える
ことができ高圧の燃料噴射が可能となると共に、バラン
スポートを設けることによるキャビテーションの誘発を
抑えることができる。
ポート開口を小さくすることができるので、バランスポ
ートを設けることによるデッドボリューム拡大を抑える
ことができ高圧の燃料噴射が可能となると共に、バラン
スポートを設けることによるキャビテーションの誘発を
抑えることができる。
【図1】本発明の第1実施例の燃料噴射ポンプの全体構
成を表す正面断面図である。
成を表す正面断面図である。
【図2】図1におけるII−II線に沿う断面図である。
【図3】分配ロータ近傍を拡大して示す断面図である。
【図4】分配ロータを取り出して示す断面図である。
【図5】分配ロータに働く力を示すベクトル図である。
10 燃料噴射ポンプ 11 ハウジング 12 カム室 17 燃料吸入ギャラリ 20 オーバーフローバルブ 30 スピルバルブ 40 燃料還流バルブ 50 アキュムレータ 60 コンスタントプレッシャバルブ 70 駆動軸 80 フィードポンプ 85 燃料吐出口 90 分配ロータ 91 ポンプ室 92 燃料吸入口 93 燃料突出口 94 吐出ポート 95 吸入ポート 96a〜96d プランジャ 97 環状溝 100 シリンダ 101 燃料供給ポート 102 吐出通路 103 燃料スピル通路 110 カムリング 110a〜110f カム山 120 パルサ 122 回転角センサ 130 タイマ装置 131,132 タイマピストン 140 タイミングコントロールバルブ
Claims (2)
- 【請求項1】 カムリングに形成されたカム山に沿って
径方向に往復運動するプランジャを内包しており、内燃
機関の回転に同期して回転することにより該プランジャ
を移動させて燃料を加圧すると共に、ロータ周面に形成
された吐出ポートを適宜なタイミングでシリンダに形成
された吐出通路に連通することにより、上記加圧された
高圧燃料を該内燃機関の各気筒に分配供給する分配ロー
タを具備するインナカム式燃料噴射ポンプにおいて、 該分配ロータに、 一端が該ロータ周面に形成された該吐出ポートの開口部
形成位置に対する反対面に開口し、他端が該吐出ポート
に連通する構成とされたバランスポートを配設したこと
を特徴とするインナカム式燃料噴射ポンプ。 - 【請求項2】 該バランスポートの開口部を、該吐出ポ
ートの開口部よりロータ先端側に設けたことを特徴とす
る請求項1記載のインナカム式燃料噴射ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21764594A JP3228020B2 (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | インナカム式燃料噴射ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21764594A JP3228020B2 (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | インナカム式燃料噴射ポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0882265A true JPH0882265A (ja) | 1996-03-26 |
| JP3228020B2 JP3228020B2 (ja) | 2001-11-12 |
Family
ID=16707510
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21764594A Expired - Fee Related JP3228020B2 (ja) | 1994-09-12 | 1994-09-12 | インナカム式燃料噴射ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3228020B2 (ja) |
-
1994
- 1994-09-12 JP JP21764594A patent/JP3228020B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3228020B2 (ja) | 2001-11-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |