JPH088535B2 - モード切戻方式 - Google Patents

モード切戻方式

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JPH088535B2
JPH088535B2 JP30909688A JP30909688A JPH088535B2 JP H088535 B2 JPH088535 B2 JP H088535B2 JP 30909688 A JP30909688 A JP 30909688A JP 30909688 A JP30909688 A JP 30909688A JP H088535 B2 JPH088535 B2 JP H088535B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔目次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 作用 実施例 I.実施例と第1図との対応関係 II.実施例の構成 (i)全体の構成 (ii)デコーダの構成 (iii)モード切戻判定部の構成 III.実施例の動作 (i)全体の動作 (ii)モード切り戻し判定動作 IV.実施例のまとめ V.発明の変形態様 発明の効果 〔概要〕 適応差分パルス符号変調方式が適用された2つの異な
る伝送モードの切り換え,切り戻しを自動的に行なって
動作するコーダ,デコーダを有するデータ通信システム
のモード切戻方式に関し、 伝送モードの切り戻しを確実に行なうことを目的と
し、 無音状態に対応した無音閾値に基づいて、信号の伝送
が終了したか否かを判定する第1終了判定手段と、正常
な伝送状態における最大の再生信号電力に対応した最大
閾値に基づいて、コーダあるいはデコーダと対向してい
る装置との伝送モードが一致しているか否かを判定する
一致判定手段と、再生信号電力に応じた所定の閾値に基
づいて、信号の伝送が終了したか否かを判定する第2終
了判定手段と、第1終了判定手段,一致判定手段,第2
終了判定手段による判定結果に基づいて、モード制御信
号を生成するモード制御信号生成手段とを備えるように
構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、例えば音声データ伝送用の一般モードとモ
デムデータ伝送用のモデムモードとの切り換え,切り戻
しを自動的に行なって動作するコーダとデコーダとで構
成され、適応差分パルス符号変調(Adaptive Different
ial Pulse Code Moduration:ADPCM)方式が適用された
データ通信システムのモード切戻方式に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
例えば、ファクシミリ装置などのモデム信号と電話装
置などの音声信号とを同一の回線を用いて通信を行なう
データ通信システムにおいては、32kbpsADPCM方式が採
用されている。
32kbpsADPCM方式の国際標準方式は、CCITTの勧告G721
に基づいている。この国際標準方式を適用したデータ通
信システムにおいては、4800bpsまでのモデムデータの
伝送が可能である。
一方、ファクシミリ装置の中には9600bpsのモデム信
号を用いている装置(例えばGIIIFAXなど)があるの
で、9600bpsのモデム信号を伝送可能とした32kbpsADPCM
方式が各社から提案されている。
以後、このような9600bpsのモデム信号を伝送可能と
した32kbpsADPCM方式を適用した伝送モードを9600bpsモ
デムモードと称し、国際標準方式を適用した伝送モード
を一般モードと称する。
9600bpsモデムモードに対応したデータ通信システム
においても、音声信号を伝送する際と4800bps以下のモ
デム信号を伝送する際には一般モードが適用されてい
る。このようなデータ通信システムにおいて、9600bps
のモデム信号を伝送する際には一般モードから9600bps
モデムモードに自動的に切り換えられ、9600bpsのモデ
ム信号の伝送が終了すると、一般モードに自動的に切り
戻される。
上述した一般モードから9600bpsモデムモードへの切
り換えの判定は、9600bpsのモデム信号のトレーニング
信号に現れる特徴的な変化点を検出することによって行
なわれる。
一方、9600bpsのモデム信号の伝送の終了に伴う無音
区間を検出することによって、9600bpsモデムモードか
ら一般モードへの切り戻し判定が行なわれている。例え
ば、コーダあるいはデコーダにおいて生成される再生信
号の電力と無音状態における再生信号電力に対応した無
音閾値とを比較し、再生信号電力がこの無音閾値を一定
時間(例えば5ms)を越えて下回っているような区間を
検出する。このような無音区間が検出された場合に、モ
デム信号の伝送が終了したと判定する。このような手法
を具体化するものとして、本発明者は特願昭62−336585
号「データ通信システムにおけるモード切戻し方法」を
既に提案している。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、データ通信システムにおいて、一般モード
のみに対応したコーダと9600bpsモデムモードに対応し
たデコーダとが対向する場合がある。このような場合
に、9600bpsモデム信号が入力されると、デコーダは上
述した切り換え判定により、9600bpsモデムモードに切
り換えられるため、対向しているコーダとコーダとで伝
送モードが不一致となる。この場合は、送信側のモデム
と受信側のモデムとの間でトレーニングが正常に行なわ
れないため、送信が終了されて無音状態となる。
このときに、伝送路に一定レベル以上の雑音が存在し
た場合、この雑音によりデコーダの再生信号電力が無音
閾値以上となる場合がある。
上述した従来方式にあっては、このような場合に無音
区間を検出することができないために、伝送モードが96
00bpsモデムモードから一般モードに切り戻されず、デ
ータの伝送ができないデッドロック状態になってしまう
という問題点があった。
本発明は、このような点にかんがみて創作されたもの
であり、一方の伝送モードから他方の伝送モードへの切
り戻しを確実に行なうようにしたモード切戻方式を提供
することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は、本発明のモード切戻方式の原理ブロック図
である。
図において、適応差分パルス符号変調方式が適用され
た2つの異なる伝送モードの切り換え,切り戻しを自動
的に行なって動作するコーダあるいはデコーダを有する
データ通信システムのモード切戻方式における第1終了
判定手段141は、コーダあるいはデコーダから再生信号
電力が供給され、無音状態に対応した無音閾値に基づい
て、信号の伝送が終了したか否かを判定する。
一致判定手段151は、再生信号電力が供給され、正常
な伝送状態において許容される最大の再生信号電力に対
応した最大閾値に基づいて、コーダあるいはデコーダと
対向している装置との伝送モードが一致しているか否か
を判定する。
第2終了判定手段161は、再生信号電力が供給され、
再生信号電力に応じた所定の閾値に基づいて、信号の伝
送が終了したか否かを判定する。
モード制御信号生成手段171は、第1終了判定手段14
1,一致判定手段151,第2終了判定手段161による判定結
果に基づいて、コーダあるいはデコーダに対して一方の
伝送モードから他方の伝送モードへの切り戻しを行なう
ためのモード制御信号を生成する。
〔作用〕
コーダあるいはデコーダから再生信号が供給され、第
1終了判定手段141においてこの再生信号に対応した再
生信号電力と無音閾値とを比較することにより、信号の
伝送が終了したか否かが判定される。
また、一致判定手段151において、この再生信号電力
と最大閾値とを比較することにより、コーダあるいはデ
コーダと対向する装置とで伝送モードが一致しているか
否かが判定される。
また、第2終了判定手段161において、再生信号電力
とこの再生信号電力に応じた所定の閾値とを比較するこ
とにより、信号の伝送が終了したか否かが判定される。
第1終了判定手段141,一致判定手段151,第2終了判定
手段161による検出結果に基づいて、モード制御信号生
成手段171によりモード制御信号が生成され、この伝送
モード制御信号により、コーダあるいはデコーダに対し
て一方の伝送モードから他方の伝送モードへの切り戻し
が指示される。
本発明にあっては、第1終了判定手段141と第2終了
判定手段161により、信号の伝送が終了したか否かが判
定され、一致判定手段151により伝送モードが一致して
いるか否かが判定される。このようにして、第1終了判
定手段141,一致判定手段151,第2終了判定手段161によ
り、伝送モードがデータ通信システム内で不一致となっ
た場合にも、伝送モードの切り戻しが必要となる時点が
検出される。これにより、一方の伝送モードから他方の
伝送モードへ確実に切り戻すことができる。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本発明の実施例について詳細に
説明する。
第2図は、本発明の一実施例におけるモード切戻方式
の構成を示す。
I.実施例と第1図との対応関係 ここで、本発明の実施例と第1図との対応関係を示し
ておく。
第1終了判定手段141は、第1終了判定部241に相当す
る。
一致判定手段151は、一致判定部242に相当する。
第2終了判定手段161は、第2終了判定部243に相当す
る。
モード制御信号生成手段171は、モード制御信号生成
部250に相当する。
以上のような対応関係があるものとして、以下本発明
の実施例について説明する。
II.実施例の構成 (i)全体の構成 第2図において、実施例によるモード切戻方式を用い
たデータ通信システムは、一般モードのみに対応したコ
ーダ210と、例えばファクシミリ装置などの送信側の装
置(図示せず)からのデータをモデム信号としてアナロ
グ回線を介して送信するモデム201sと、9600bpsモデム
モードに対応したデコーダ220と、デコーダ220の出力に
基づいて伝送モードの切り換え判定を行なうモード切換
判定部230と、デコーダ220から供給される再生信号S
R(後述する)に基づいて伝送モードの切り戻し判定を
行なうモード切戻判定部240と、モード切換判定部230と
モード切戻判定部240との判定結果に基づいてデコーダ2
20の伝送モードを制御するモード制御信号Smを生成する
モード制御信号生成部250と、デジタル回線を介して導
入されたデコーダ220の出力を復号して受信側の装置
(図示せず)に送信するモデム201rとを備えて構成され
ている。
コーダ210は、モデム201sから供給されたモデム信号
を一般モードに基づいた符号化アルゴリズムによって符
号化して32kbpsADPCM信号を生成し、デジタル回線を介
して、デコーダ220に供給する。
また、モード制御信号Smは、デコーダ220の制御端子
Sに供給されている。
(ii)デコーダの構成 第3図にデコーダ220の構成を示す。ここで、デコー
ダ220は、9600bpsモデムモードに基づいて復号処理を行
なう復号部221aと一般モードに基づいて復号処理を行な
う復号部221bとで構成されており、復号部221aと復号部
221bのそれぞれには、デジタル回線を介してコーダ210
によって生成された32kbpsADPCM信号Dmが供給されてい
る。
デコーダ220の制御端子Sに供給されたモード制御信
号Smは、復号部221aの制御端子SAと復号部221bの制御端
子SBとに導入されている。復号部221aは、例えば制御端
子SAに“0"が入力されているときに動作し、復号部221b
は、制御端子SBに“1"が入力されているときに動作する
ように構成されている。
復号部221aは、導入された32kbpsADPCM信号Dmを逆量
子化する逆量子化回路222aと、予測信号SEを生成する予
測回路223aと、逆量子化回路222aの出力とこの予測信号
SEとを加算する加算回路224aと、加算回路224aの出力を
圧縮して出力する圧縮回路225aとで形成されている。
逆量子化回路222a,予測回路223a,加算回路224a,圧縮
回路225aのそれぞれは、9600bpsモデムモードに対応し
た復号アルゴリズムに基づいて動作するように構成され
ている。
ここで、加算回路224aの出力は、4ビットに圧縮され
た32kbpsADPCM信号Dmを16ビットの線形な信号として再
生したものである。この加算回路224aの出力は再生信号
SRとしてモード切戻判定部240に供給されている。
この再生信号SRによって表される2進数の数値は、再
生信号SRの電力(再生信号電力PW)に対応している。
また、送信側の符号化アルゴリズムと受信側の復号ア
ルゴリズムとが一致している場合は、この再生信号電力
PWは所定の値(最大閾値ThM)以上になることはない。
例えば、ダイナミックレンジが14ビットであれば、この
最大閾値ThMは14ビットの最大の数値となる。また、こ
の場合は、モデム信号の伝送が終了すると、再生信号電
力PWは所定の無音閾値Th1以下となる。
一方、符号化アルゴリズムと復号アルゴリズムとが不
一致であること、この再生信号電力PWは正常な状態の数
倍となる場合がある。この場合には、モデム信号の伝送
が終了した後でも、例えばモデム201sとコーダ210とを
接続するアナログ回線などに混入した雑音により、再生
信号電力PWが無音閾値Th1以下とならない場合がある。
復号部221bは、復号部221aと同様に形成されており、
一般モードに対応した復号アルゴリズムに基づいて動作
するように構成されている。
復号部221a,復号部221bの出力は、デコーダ220の出力
信号として、第2図に示したモデム201rとモード切換判
定部230とに供給されている。
(iii)モード切戻判定部の構成 モード切戻判定部240は、上述した無音閾値Th1に基づ
いてモデム信号の伝達が終了したか否かを判定する第1
終了判定部241と、上述した最大閾値ThMに基づいて、符
号化と復号とでアルゴリズムが一致しているか否かを判
定する一致判定部242と、再生信号SRに応じた所定の閾
値に基づいて、信号の伝送が終了したか否かを判定する
第2終了判定部243とで構成されている。
III.実施例の動作 以下、実施例を用いたデータ通信システムの動作を全
体の動作とモード切り戻し判定動作とに分けて説明す
る。
(i)全体の動作 第4図は、デジタル通信システム全体の動作を表す流れ
図である。
コーダ210により一般モードに基づいて符号化された
モデム201sからのモデム信号は、デジタル回線を介して
デコーダ220に供給される(ステップ401)。
デコーダ220は、導入された32kbpsADPCM信号Dmをモー
ド制御信号Smに対応したアルゴリズムに基づいて復号し
てモデム201rおよびモード切換判定部230に供給する。
また、デコーダ220は再生信号SRをモード切戻判定部240
の第1終了判定部241,一致判定部242,第2終了判定部24
3のそれぞれに供給する(ステップ402,ステップ403)。
ステップ402において、復号処理が一般モードに基づ
いて行なわれている場合(モード制御信号Smが“1"の場
合)は、ステップ404における肯定判定となる。このと
き、モード切換判定部230は、導入されたデコーダ220の
出力に基づいて、伝送モード切り換えるか否かを判定す
る。例えば、モデム201sは9600bpsのモデム信号を送信
する際に、トレーニング信号を送出する。モード切換判
定部230は、デコーダ220の出力に基づいて、このトレー
ニング信号の特徴的な変化点を検出し、伝送モードの切
り換えが必要であると判定する(ステップ405)。
ステップ405における肯定判定の場合は、モード制御
信号生成部250によりモード制御信号Smとして“0"が出
力され、デコーダ220の復号アルゴリズムは、一般モー
ドから9600bpsモデムモードに対応したアルゴリズムへ
切り換えられる(ステップ406)。
一方、ステップ405における否定判定の場合は、モー
ド制御信号Smは“1"のまま変化しない。
ところで、第2図に示したデータ通信システムにおい
て、ステップ406によりデコーダ220の伝送モードが9600
bpsモデムモードに切り換えられた場合は、コーダ210と
デコーダ220とはアルゴリズム不一致となる。従って、
以後のトレーニング信号の送信・受信が正常に行なわれ
ないので、モデム201sは送信を終了する。
一方、ステップ404における否定判定の場合は、モー
ド切戻判定部240により、後述する復号アルゴリズムを
切り戻すか否かが判定される(ステップ407)。
ステップ407の肯定判定の場合は、モード制御信号生
成部250は、モード制御信号Smとして“1"を出力する
(ステップ408)。
一方、ステップ407の否定判定の場合は、モード制御
信号Smは“0"のまま変化しない。
上述したステップ401〜ステップ408の処理は、一定時
間(例えば125μs)ごとに繰り返され、モデム201sと
モデム201rとの間の送信,受信動作が行なわれる。
従って、デコーダ220が一般モードで動作している場
合は、125μsごとにステップ405によるモード切り換え
判定処理が行なわれ、一方、9600bpsモデムモードで動
作している場合は、同様に125μsごとにステップ407に
よるモード切り戻し判定処理が行なわれる。
(ii)モード切り戻し判定動作 第5図はモード切り戻し判定動作を表す流れ図であ
る。また、第6図に再生信号電力の例を示す。
(ii−1)第1終了判定部の動作 第5図(a)に第1終了判定部241の動作を示す。
第1終了判定部241は、導入された再生信号SRに対応
した再生信号電力PWを上述した無音閾値Th1と比較する
(ステップ511)。
ステップ511においてPW<Th1であると判定された場合
は、変数Nに『1』を加算し、ステップ514を行なう。
ここで、この変数Nは、上述したステップ406において
復号アルゴリズムが一般モードから9600bpsモデムモー
ドに切り換えられたときに、初期値『0』が設定されて
いるものとする(ステップ512)。
また、一方、ステップ511においてPW≧Th1であると判
定された場合は、この変数に初期値『0』を設定する
(ステップ513)。
第1終了判定部241は、変数Nを定数K(例えば40)
と比較する(ステップ514)。
ステップ514において、N<Kであると判定された場
合は、第1終了判定部241は伝送モードの切り戻しは必
要でないと判定する。
一方、例えば、第6図(a)に示すように図中のA−
Bの区間においては、再生信号電力PWは無音閾値Ths1
下回っている。従って、このA−Bの区間においては、
切り戻し判定を行なう度にステップ512によりこの変数
Nに『1』ずつ加算され、Bの時点においてステップ51
4により、N≧Kであると判定される。
このように、第1終了判定部241は、第6図(a)の
A−B間のように、再生信号電力PWが5ms(125μs×4
0)の間連続して無音閾値Ths1を下回った区間(無音区
間)を検出し、無音区間を検出した時点でモデム信号の
伝送が終了したと判定する。
上述したように、第1終了判定部241は、ステップ514
においてN≧Kであると判定された場合に9600bpsモデ
ムモードから一般モードへの伝送モードの切り戻し処理
が必要であると判定する。
(ii−2)一致判定部の動作 第5図(b)は、一致判定部242の動作を表す流れ図
である。
一致判定部242は、再生信号電力PWと上述した最大再
生信号電力ThMとを比較する(ステップ521)。
ステップ521においてPW>ThMであると判定された場合
は、変数Mに『1』を加算したのち、ステップ524を行
なう。ここで、この変数Mは、上述したステップ405に
おいて復号アルゴリズムが一般モードから9600bpsモデ
ムモードに切り換えられたときに、初期値『0』が設定
されているものとする(ステップ522)。
一方、ステップ521においてPW≦ThMであると判定され
た場合は、変数Mに初期値『0』を設定する(ステップ
523)。
一致判定部242は、変数Mを定数K(例えば40)と比
較する(ステップ524)。
ステップ524において、M<Kであると判定された場
合は、一致判定部242は伝送モードの切り戻しは必要で
ないと判定する。
一方、例えば、第6図(b)に示すように図中のC−
Dの区間においては、再生信号電力PWは最大閾値ThM
上回っている。従って、このC−Dの区間においては、
切り戻し判定を行なう度にステップ522によりこの変数
Mに『1』ずつ加算され、Dの時点においてステップ52
4により、M≧Kであると判定される。
このように、一致判定部242は、第6図(b)のC−
D間のように、再生信号電力PWが5ms(125μs×40)の
間連続して無音閾値Ths1を下回った区間を検出し、この
区間を検出した時点でデコーダ220とコーダ210の伝送モ
ードが一致していないと判定する。
上述したように、一致判定部242は、ステップ524にお
いてM≧Kであると判定された場合に9600bpsモデムモ
ードから一般モードへの伝送モードの切り戻し処理が必
要であると判定する。
(ii−3)第2終了判定部の動作 第5図(C)は、第2終了判定部243の動作を表す流
れ図である。
第2終了判定部243は、再生信号電力PWと変数MAXとを
比較する。この変数MAXは、上述したステップ405におい
てデコーダ220の復号アルゴリズムが9600bpsモデムモー
ドに切り換えられたときに、初期値『0』が設定されて
いるものとする。再生信号電力PWが変数MAXよりも小さ
いと判定された場合は、ステップ533に進む(ステップ5
31)。
ステップ521において再生信号電力PWが変数MAXよりも
大きいと判定された場合は、変数MAXに再生信号電力PW
を代入する。従って、変数MAXの値は、それまでに導入
された再生信号電力PWの最大値となる(ステップ53
2)。
次に、第2終了判定部243は、再生信号電力PWと変数P
MAXとを比較する。この変数PMAXは、デコーダ220の伝送
モードが9600bpsモデムモードに切り換えられたとき
に、初期値『0』が設定されているものとする。再生信
号電力PWが変数PMAXよりも小さいと判定された場合は、
ステップ535に進む(ステップ533)。
ステップ521において再生信号電力PWが変数PMAXより
も大きいと判定された場合は、変数PMAXに再生信号電力
PWを代入し、変数Lに『1』を加算する。ここで、この
変数Lは、デコーダ220の伝送モードが9600bpsモデムモ
ードに切り換えられたときに、初期値『0』に設定され
ているものとする(ステップ534,435)。
第2終了判定部243は、上述した変数Lと定数J(例
えば256)とを比較して、L<Jであった場合は、変数
L,MAX,PMAXの値を保持して、切り戻し判定動作を終了す
る(ステップ536)。
ステップ536においてL≧Jであった場合は、MAX/4と
変数PMAXとが比較され、変数PMAXがMAX/4よりも大きい
と判定された場合はステップ538に進む(ステップ53
7)。
ステップ537いおいて、変数PMAXがMAX/4よりも小さい
と判定された場合は、第2終了判定部243は伝送モード
の切り戻しが必要であると判定する。
一方、ステップ537において変数PMAXがMAX/4よりも大
きいと判定された場合は、第2終了判定部243は、変数P
MAXおよび変数Lに初期値『0』を設定して、切り戻し
判定処理を終了する(ステップ538)。
上述した変数MAXは、デコーダ220の伝送モードが9600
bpsモデムモードに切り換えられた後に、第2終了判定
部243に導入された再生信号電力PWの最大値MTOTALとな
る。一方、変数PMAXは、ステップ536において、L>J
であると判定されるたびに初期値『0』が設定される。
従って、定数Jで示される時間(例えば32ms)の間に第
2終了判定部243に導入された再生信号電力PWの区間最
大値MSECTIONとなる。
例えば、第6図(C)に示すように、第2終了判定部
243により32msごとに再生信号電力PWの区間最大値が求
められる。また、図中のEの時点において導入された再
生信号電力PWは、再生信号電力PWの最大値MTOTALとして
保持される。
第6図(C)のF−G間の区間において求められた区
間最大値MSECTIONは、再生信号電力PWの最大値MTOTAL
1/4を下回っている。従って、G点の時点で上述したス
テップ537による比較が行なわれた場合は、変数PMAXがM
AX/4よりも小さいと判定される。これにより、第2終了
判定部243は伝送モードの切り戻し処理が必要であると
判定する。
第6図(C)に示した再生信号電力PWは、モデム信号
の伝送が終了しても、伝送路における雑音のために無音
閾値Th1を下回っていない。
このような場合においても、再生信号電力PWの最大値
の1/4を閾値Th2として、再生信号電力PWの区間最大値が
この閾値Th2よりも小さくなる区間を検出することによ
り、モデム信号の伝送の終了に伴う無音区間を検出する
ことができる。
このようにして、第2終了判定部243に導入された再
生信号SRに応じて、無音閾値Th1よりも大きく、且つ、
伝送すべき最小のモデム信号の再生信号電力PWよりも小
さい閾値Th2が設定される。
IV.実施例のまとめ 上述したように、一致判定部242は、再生信号電力PW
が所定の時間(例えば5ms)にわたって最大閾値ThMを上
回っている区間が存在するか否かに基づいて、コーダ21
0とデコーダ220との伝送モードが一致しているか否かを
判定する。また、第2終了判定部243は、再生信号電力P
Wが所定の時間(例えば32ms)にわたって、この再生信
号SRに応じた閾値Th2を下回っている区間が存在するか
否かに基づいて、モデム信号の伝送が終了したか否かを
判定する。
このようにして、コーダ210とデコーダ220とで伝送モ
ードの不一致が生じて、デコーダ220の再生信号電力PW
が無音閾値Th1を下回らないために従来の方式で無音区
間が検出されない場合にも、伝送モードの切り戻し処理
が確実に行なうことが可能となる。
これにより、データ通信システムが、デッドロック状
態となることを防ぐことができる。
V.発明の変形態様 なお、上述した本発明の実施例にあっては、データ通
信システムが、一般モードに対応したコーダ210と9600b
psモデムモードに対応したデコーダ220とを備えて構成
されている場合を考えたが、これに限らず、コーダおよ
びデコーダの伝送モードを9600bpsモデムモードから一
般モードへ切り戻すものであれば適用できる。また、再
生信号電力PWに応じて設定される閾値Th2の値は、上述
した再生信号電力の最大値MTOTALの1/4に限定されな
い。
更に、「I.実施例と第1図との対応関係」において、
本発明と実施例との対応関係を説明しておいたが、これ
に限られることはなく、本発明には各種の変形態様があ
ることは当業者であれば容易に推考できるであろう。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明によれば、第1終了判定手
段,一致判定手段,第2終了判定手段により、伝送モー
ドがデータ通信システム内で不一致となった場合にも、
伝送モードの切り戻しが必要となる時点が検出される。
これにより、一方の伝送モードから他方の伝送モードへ
確実に切り戻すことができ、デッドロック状態となるこ
とを防ぐことができるので、実用的には極めて有用であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のモード切戻方式の原理ブロック図、 第2図は本発明の一実施例によるモード切戻方式を用い
たデータ通信システムの構成ブロック図、 第3図はデコーダの詳細構成図、 第4図は全体の動作を表す流れ図、 第5図はモード切り戻し判定動作を表す流れ図、 第6図は再生信号電力の例を示す図である。 図において、 141は第1終了判定手段、151は一致判定手段、161は第
2終了判定手段、171はモード制御信号生成手段、201は
モデム、210はコーダ、220はデコーダ、221は復号部、2
22は逆量子化回路、223は予測回路、224は加算回路、22
5は圧縮回路、230はモード切換判定部、240はモード切
戻判定部、241は第1終了判定部、242は一致判定部、24
3は第2終了判定部、250はモード制御信号生成部であ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】適応差分パルス符号変調方式が適用された
    2つの異なる伝送モードの切り換え,切り戻しを自動的
    に行なって動作するコーダあるいはデコーダを有するデ
    ータ通信システムのモード切戻方式において、 前記コーダあるいは前記デコーダから再生信号電力が供
    給され、無音状態に対応した無音閾値に基づいて、信号
    の伝送が終了したか否かを判定する第1終了判定手段
    (141)と、 前記再生信号電力が供給され、正常な伝送状態において
    許容される最大の再生信号電力に対応した最大閾値に基
    づいて、前記コーダあるいはデコーダと対向している装
    置との伝送モードが一致しているか否かを判定する一致
    判定手段(151)と、 前記再生信号電力が供給され、前記再生信号電力に応じ
    た所定の閾値に基づいて、信号の伝送が終了したか否か
    を判定する第2終了判定手段(161)と、 前記第1終了判定手段(141),一致判定手段(151),
    第2終了判定手段(161)による判定結果に基づいて、
    前記コーダあるいはデコーダに対して一方の伝送モード
    から他方の伝送モードへの切り戻しを行なうためのモー
    ド制御信号を生成するモード制御信号生成手段(171)
    と、 を備えるように構成したことを特徴とするモード切戻方
    式。
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