JPH088948B2 - 電気かみそりの外刃 - Google Patents

電気かみそりの外刃

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JPH088948B2
JPH088948B2 JP5091488A JP5091488A JPH088948B2 JP H088948 B2 JPH088948 B2 JP H088948B2 JP 5091488 A JP5091488 A JP 5091488A JP 5091488 A JP5091488 A JP 5091488A JP H088948 B2 JPH088948 B2 JP H088948B2
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讓治 藤巻
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電気鋳造法によって作られる電気かみそりの
外刃に関する。
〔従来の技術〕
電気かみそりの外刃は以下のような電気鋳造法により
製作されている。つまり、金属基板の上面にレジスト層
を被着してから、この層を所定のパターンで露光する。
次に、露光された部分における金属基板の表面をエッチ
ング処理してから、レジスト層を除去する処理を行う。
この後、金属基板に一次メッキを施して、金属基板の上
記露光部分に相当した位置において、金属基板の表面よ
り下側に被着される一次メッキ層部分Aを形成するとと
もに、非露光部分に相当した位置において、金属基板の
表面より上側に被着される一次メッキ層部分Bを形成す
る。最後に、一次メッキ層の全面に対して剥離剤を被着
してから、その上に二次メッキを施す。このメッキ処理
により一次メッキ層部分Bに被着する二次メッキ層(つ
まり外刃)が形成される。二次メッキ層の一次メッキ層
部分Aに対向する部分はひげが通る孔となるとともに、
その孔縁は一次メッキ層部分Bの高さに相当する切れ刃
部分となる。このようにして形成された外刃としての二
次メッキ層は、上記金属基板から剥離されて外刃として
提供されるものである。
そして、このような製法により得られた従来の外刃は
特公昭53-47745号公報に例示されるように、ひげが通る
大きさの孔が無数に設けられた中央部分と、その周囲に
設けられる盲板状部分と、この盲板状部分の縁部側に複
数設けられた取付け板装着用の固定孔と、必要により中
央部分と盲板状部分との境界をなす部分を形成して設け
られる遷移部分とから形成されている。
このような往復動式電気かみそり用の外刃は、その縁
部に装着された取付け板の両端部を外刃台の内面に設け
られた係合溝に係合させることで、外刃台に対して半円
筒状に曲げた状態にして取付けられるとともに、その中
央部分の内面を内刃が摺動して、中央部分の孔を通った
ひげを内刃と上記孔の切れ刃部分とにより切断するよう
になっている。上記遷移部分には例えば上記中央部分の
孔よりも小さく、かつひげが通る孔が無数に設けられる
が、この部分は内刃に接しないから、ひげそりが行われ
ることはないとともに、このような遷移部分によって外
刃における縁部の強度を高めるようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、電気鋳造法による二次メッキの付着の際に
おいて、そのメッキ層の厚みは、メッキ時間と電流密度
に大きく左右される。そして、上記従来構成の外刃によ
れば、その無数の孔を有した中央部分とその周囲の盲板
状部分とでは電流密度が均一にならず、盲板状部分の電
流密度が急激に小さくなる。このため、盲板状部分が薄
く、かつ中央部分が厚く形成されるものであった。ま
た、無数の孔を有した遷移部分を中央部分と盲板状部分
との間に設けた外刃においても、電流密度が急激に小さ
くなる盲板状部分の影響を受けて、この遷移部分も他の
部分に対して厚みが異なるものであった。なお、盲板状
部分に小孔を設けることもあるが、その場合でも厚み差
を少なくするには十分ではなかった。
以上のように厚み差がある従来の外刃においては、ひ
げそりの際等において作用する外力により、それに伴う
撓みや応力が、外刃における厚み変化を起こしている境
界部分に集中するから、この厚み境界部分において折れ
曲がりや破損を生じるおそれが大きいという問題があっ
た。特に、往復動式電気かみそりの外刃にあっては、こ
の外刃の上記厚み境界部分が、ひげそりの際に側面側か
ら外力により外刃体の開口縁に押し当てられる構成とな
っているから、上記厚み境界部分における損傷を発生し
易いものであった。
本発明の目的は、折れ曲がりや破損を防止できる強い
電気かみそりの外刃を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の電気かみそりの
外刃においては、外形形状を形取る周縁によって囲まれ
る内側全面に、ひげが通る大きさの孔を無数に設けると
ともに、上記周縁の内側各部の単位面積当りの開口率を
同じ様にしたものである。
〔作用〕
上記構成の外刃は電気鋳造法により作られるが、外形
形状を形取る周縁によって囲まれる内側全面に、ひげが
通る大きさの孔を無数に設けるとともに、上記周縁の内
側各部の単位面積当りの開口率を同じ様にしたことによ
って、その製造における二次メッキの際、各部の電流密
度の差を少なくできるから、各部の厚みを均一化でき
る。そして、このように厚みが略均一な外刃において
は、撓みや応力が局部的に集中することがなくなって全
体に分散できる。
〔実施例〕
第1図および第2図を参照して本発明の一実施例を以
下説明する。
第2図中1は往復動式電気かみそりの本体ケースで、
その上面から突出されるとともに左右方向(なお、第2
図においては紙面の表裏方向)に往復動される内刃支持
軸2には、内刃3が取付けられている。内刃3は上記軸
2を巻装して設けられたコイルバネ4により上方に付勢
されている。さらに本体ケース1の上部には内刃3を覆
って外刃体5が着脱可能に取付けられている。この外刃
体5は、樹脂又は軽金属製の外刃台6と、略半分円筒状
に曲げられて外刃台6の開口6aを塞いで取付けられた外
刃7とから形成されている。外刃7の両側縁には樹脂製
の取付け板8が熱かしめ等の手段によって装着されてお
り、これら取付け板8の両端部を外刃台6の両端部内面
に夫々設けた図示しない係合溝に着脱可能に係合させる
ことによって、外刃7は外刃台5に取付けられている。
この外刃7の内面には、上記内刃3がコイルバネ4によ
り押し付けられた状態で摺接するようになっている。
外刃7は電気鋳造法によって作られたものである。そ
して、この外刃7は、その外形形状を形取る周縁9によ
って囲まれる内側全面に、したがって内刃3が摺接する
中央部分は勿論のこと、この中央部分から周縁9に至る
部分にも、ひげが通る大きさの孔を無数に設けて形成さ
れているとともに、周縁9の内側各部の単位面積当りの
開口率を同じ様にしている。周縁9は縁取りをなしてお
り、それによって外刃7内部への引裂きを防止するよう
になっている。上記ひげが通る無数の孔は本実施例の場
合には、同一形状でかつ同じ大きさであるが、これに限
らず複数種類の異なる形状および大きさの孔を組合わせ
るようにしても差支えない。また、外刃7の長さ方向に
沿う両縁部には複数の固定孔10が設けられている。これ
らの固定孔10は上記ひげが通る孔よりも遥かに大きいと
ともに、その孔10はその孔縁10aにより形取られてい
る。そして、この孔縁10aにより外刃7内部への引裂き
を防止するようになっている。なお、これらの固定孔10
には上記取付け板8の熱かしめ用の図示しない突起が挿
通されるものである。
このような構成の外刃7によれば、その外形形状を形
取る周縁9によって囲まれる内側全面に、ひげが通る大
きさの孔を無数に設けるとともに、周縁9の内側各部の
単位面積当りの開口率を同じ様にしているから、この外
刃7を電気鋳造法によって製作する際、二次メッキを設
ける場合における各部の電流密度の差が少なくなる。し
たがって、外刃7としての二次メッキ各部の厚みの均一
化を図ることができる。
このようにして全面にわたって厚みが略均一に形成さ
れた外刃7によれば、この外刃7を皮膚に押し当ててひ
げそりを行う際に、例えば第2図中矢印に示す側面方向
から力を受けた場合等においても、それに伴う撓みや応
力が局部的に集中することがなくなって全体に分散でき
る。このため、長期の使用にわたっても外刃7が折れ曲
がったり破損したりするおそれが少なくなり、外刃7の
強度を向上できる。
また、本発明は往復動式電気かみそり用の外刃だけに
適用を制約されるものではなく、回転式電気かみそり用
の外刃にも適用できる。その場合、外刃台を樹脂製とし
て、これに外刃の周縁部を埋め込むようにして、外刃台
の成形を行うようにすれば、この外刃台を形成する樹脂
の一部が外刃のインサートされた周縁部分における無数
の孔に入込むから、外刃台からの外刃の抜けを確実に防
止できるようになる。
〔発明の効果〕
以上説明したように構成した本発明によれば、各部の
厚みが均一化されているので、撓みや応力が局部的に集
中することがなくなって全体に分散でき、したがって折
れ曲がりや破損を防止できる強い外刃を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は往復動式電気
かみそり用外刃の平面図、第2図は往復動式電気かみそ
りの上部を一部断面して示す側面図である。 7……外刃、9……外刃の周縁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気鋳造法によって作られるものにおい
    て、外形形状を形取る周縁によって囲まれる内側全面
    に、ひげが通る大きさの孔を無数に設けるとともに、上
    記周縁の内側各部の単位面積当りの開口率を同じ様にし
    たことを特徴とする電気かみそりの外刃。
JP5091488A 1988-03-04 1988-03-04 電気かみそりの外刃 Expired - Fee Related JPH088948B2 (ja)

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JPH01227787A JPH01227787A (ja) 1989-09-11
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