JPH0889816A - 水素化処理用触媒 - Google Patents
水素化処理用触媒Info
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- JPH0889816A JPH0889816A JP6252856A JP25285694A JPH0889816A JP H0889816 A JPH0889816 A JP H0889816A JP 6252856 A JP6252856 A JP 6252856A JP 25285694 A JP25285694 A JP 25285694A JP H0889816 A JPH0889816 A JP H0889816A
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Abstract
用触媒を提供する。 【構成】 核としてのアルミナ表面上にシリカ層を形成
した構造を有し、シリカを2〜40重量%含有するシリ
カ−アルミナからなる担体に少なくとも1種の水素化活
性金属成分を担持させた水素化処理触媒であって、20
0〜400m2/gの比表面積を有するとともに、水銀
圧入法により測定した全細孔容積が0.40〜0.55
ml/g、窒素吸着法により測定した0〜300Åの範
囲の直径を有する細孔容積が、水銀圧入法により測定し
た40Å以上の範囲の直径を有する細孔容積の75%以
上を占め、窒素吸着法により測定した0〜300Åの範
囲の直径を有する細孔の平均細孔直径が40〜90Åで
あり、水銀圧入法により測定した300Å以上150,
000以下の範囲の直径を有する細孔容積が0.01〜
0.25ml/gであり、水銀圧入法により測定した3
00〜600Åの範囲の直径を有する細孔容積が、30
0Å以上150,000Å以下の範囲の直径を有する細
孔容積の40%以上を占めることを特徴とする水素化処
理用触媒。
Description
用触媒に関するものである。
は、従来各種のものが提案されているが、その中でも比
較的すぐれた脱硫性能を有するものとして、比表面積2
00〜400m2/gを有する特定の細孔容積分布を有
するシリカ−アルミナ上に水素化活性金属成分を担持さ
せたものがある(特公平5−39662号公報、特公平
3−31496号公報等)。これらの公知触媒は、細孔
直径が300Å以上のマクロポアーの含有割合を低く規
定したもので、その脱硫活性が長時間にわたって保持さ
れるという特徴を有する。しかしながら、これらの触媒
の場合、脱硫活性長時間にわたって保持し得るものの、
その脱硫活性の点で未だ満足し得るものではなかった。
性において改善された水素化処理用触媒を提供すること
をその課題とする。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、核としてのアルミナ
表面上にシリカ層を形成した構造を有し、シリカを2〜
40重量%含有するシリカ−アルミナからなる担体に少
なくとも1種の水素化活性金属成分を担持させた水素化
処理触媒であって、200〜400m2/gの比表面積
を有するとともに、水銀圧入法により測定した全細孔容
積が0.40〜0.55ml/g、窒素吸着法により測
定した0〜300Åの範囲の直径を有する細孔容積が、
水銀圧入法により測定した40Å以上の範囲の直径を有
する細孔容積の75%以上を占め、窒素吸着法により測
定した0〜300Åの範囲の直径を有する細孔の平均細
孔直径が40〜90Åであり、水銀圧入法により測定し
た300Å以上150,000以下の範囲の直径を有す
る細孔容積が0.01〜0.25ml/gであり、水銀
圧入法により測定した300〜600Åの範囲の直径を
有する細孔容積が、300Å以上150,000Å以下
の範囲の直径を有する細孔容積の40%以上を占めるこ
とを特徴とする水素化処理用触媒が提供される。
媒担体の少なくとも一部として、核としてのアルミナの
表面上にシリカ層を形成した構造を有するシリカ−アル
ミナを用いる。この触媒におけるシリカの含有率は、一
般的には、2〜40重量%であるが、水素化脱硫反応や
水素化脱窒素反応における過度の分解反応に伴う水素消
費量の増大又はコークの生成等を制御するために、その
シリカ含有量は5〜20重量%、好ましくは7〜15重
量%の範囲に規定するのがよい。また、このシリカ−ア
ルミナからなる担体は、シリカの他、他の耐火性無機酸
化物、例えば、マグネシア、酸化カルシウム、ジルコニ
ア、チタニア、ボリア、ハフニア及び結晶性ゼオライト
等の一種又は二種以上を含有することができる。本発明
で用いるシリカ−アルミナからなる担体おいて、シリカ
は、触媒に必要な固体酸性度を制御する作用を示し、そ
の具体的添加量は、所望する触媒酸強度に応じて適宜決
める。シリカは、触媒に強酸点を賦与し、触媒の炭化水
素分解活性を増大させるが、一方、例えば、前記マグネ
シアは、アルミナ−シリカ等が有する強酸点を減少さ
せ、同時に弱酸点を増加させて触媒の選択性を向上させ
る作用を有する。前記マグネシア、酸化カルシウム、ジ
ルコニア、チタニア、ボリア、ハフニア及び結晶性ゼオ
ライト等の耐火性無機酸化物の含有量は、アルミナ−シ
リカに対して約1〜10重量%の範囲が適当である。ア
ルミナとしては、γ−アルミナ、χ−アルミナ又はη−
アルミナのいずれか又はそれらの混合体を形成するもの
が好適である。
ルミナを製造するには、先ずpH7〜13、好ましくは
11〜12.5に調整したアルカリ水溶液を調製する。
アルカリとしては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、水酸化アンモニウム等が用いられる。次に、このア
ルカリ水溶液中に、酸性アルミニウム化合物水溶液を添
加混合する。酸性アルミニウム化合物としては、アルミ
ニウムの硫酸塩、塩化物、硝酸塩等が用いられる。水溶
液中の酸性アルミニウム化合物の濃度は、通常、36〜
42重量%、好ましくは38〜40重量%である。この
場合、混合水溶液中のpHは7〜11、好ましくは8〜
10である。
これを温度50〜80℃、好ましくは60〜75℃に保
持する。この場合の保持時間は、長くとも2時間、好ま
しくは0.2〜1.5時間である。このことにより、混
合水溶液中には、アルミナ水和物の沈殿(ゲル)が生じ
る。
含む混合水溶液に対し、水溶性ケイ素化合物の水溶液を
添加混合する。水溶性ケイ素化合物としては、アルカリ
金属ケイ酸塩や、テトラアルコキシシラン、オルソケイ
酸エステル等が用いられる。アルカリ金属ケイ酸塩とし
ては、Na2O:SiO2のモル比が1:2〜1:4の範
囲にあるケイ酸ナトリウムの使用が好ましい。水溶液中
のケイ素化合物の濃度は、5〜10重量%、好ましくは
6〜8重量%である。前記アルミナ水和物の沈殿を含む
水溶液に対するケイ素化合物の添加量は、最終製品であ
るシリカ含有アルミナの組成に対応する量であり、シリ
カ含有量が2〜40重量%になるような量である。アル
ミナ水和物の沈殿を含む水溶液とケイ素化合物の水溶液
との混合溶液は、pH7〜11、好ましくは8〜10の
条件に保持する。この場合、必要に応じて、鉱酸水溶液
等のpH調節剤を添加し、混合水溶液のpHを前記範囲
に保持する。この混合水溶液は、温度50〜80℃、好
ましくは60〜75℃に保持する。その保持時間は長く
とも2時間であり、好ましくは0.2〜1.5時間であ
る。この操作により、アルミナ水和物上にシリカ水和物
が沈着した沈殿粒子が得られる。この沈殿粒子は、液中
から分離した後、常法の洗浄処理、例えば、炭酸アンモ
ニウム水溶液及び水を用いて洗浄処理を施して不純物イ
オンを除去し、混練後成形機により所望の形状に成形さ
れる。次いでこの成形物を乾燥及び焼成処理を施す。乾
燥は、酸素の存在下又は非存在下で常温〜200℃の温
度で行う。また、焼成は、酸素の存在下で、200〜8
00℃、好ましくは600〜700℃で行う。このよう
にして、核としてのアルミナ表面上にシリカ層が形成し
た構造を有し、前記した触媒に関して示した細孔特性と
ほぼ一致する細孔特性を有するシリカ−アルミナを得る
ことができる。また、沈着法により得られた沈殿粒子を
含むスラリー液をろ過したケーキを、混練機により混練
し、押出し成形機により成形する際、混練に必要な水分
量及び酸量を変化させることにより細孔分布の微調整を
行なうことができる。
必要に応じ、他の金属成分、例えば、マグネシア、酸化
カルシウム、ジルコニア、ボリア、ハフニア、結晶性ゼ
オライト等を添加することができる。これらの金属成分
は、混合法により添加することができる他、従来公知の
含浸法や共沈法により添加することができるが、含浸法
により添加するのが好ましい。含浸法により添加する場
合には、シリカ−アルミナを、所定の可溶性金属成分を
含む含浸溶液中に浸漬して、その金属成分をシリカ−ア
ルミナ中に所望量含浸させた後、乾燥し、焼成する。本
発明の水素化処理用触媒は、前記シリカ−アルミナを含
有する担体に対して、水素化活性金属を担持させること
によって得ることができる。この水素化活性金属の担持
方法としては、従来公知の含浸法や、共沈法により行う
ことがきるが、含浸法により行うのが好ましい。本発明
の水素化処理用触媒の細孔特性は、その担体として用い
るシリカ−アルミナに対応するもので、本発明の触媒
は、担体として用いるシリカ−アルミナとほぼ同等の細
孔特性を有する。
化活性金属成分としては、元素周期律表第VIB族金属及
び第VIII族金属の群から選択される一種又は二種以上の
金属を選択する。すなわち、第VIB族のクロム、モリブ
デン及びタングステン、第VIII族の鉄、コバルト、ニッ
ケル、パラジウム、白金、オスミウム、イリジウム、ル
テニウム及びロジウム等から一種又は二種以上を選択し
て使用する。炭化水素油の水素化脱硫のためには、特
に、第VIB族金属と第VIII族金属との組合せ、例えば、
モリブデン−コバルト、モリブデン−ニッケル、タング
ステン−ニッケル、モリブデン−コバルト−ニッケル又
はタングステン−コバルト−ニッケル等の組合せを好ま
しく使用することができる。これらの活性金属成分に元
素周期律表第VII族金属、例えばマンガン、及び第IV族
金属、例えば、錫、ゲルマニウム等を添加して使用する
こともできる。これら水素化活性金属成分は、酸化物及
び/又は硫化物として担持させることが好適である。ま
た、担体には、触媒強度を高めるために、チタニア等を
同時に担持させることもできる。金属成分の担持量とし
ては、酸化物として、前記第VIII族金属については、触
媒中約0.5〜20重量%の範囲、第VIB族金属は、約
5〜30重量%の範囲でよい。また、触媒強度の向上の
ために添加する金属成分は、触媒中、0.5〜2重量
%、好ましくは0.9〜1.5重量%の範囲にするのが
よい。
担体に担持させる場合、担持させる金属の種類により一
液含浸法又は二液含浸法等のいずれの方法を採用しても
よい。すなわち、二種以上の金属成分を担持するには、
二種以上の金属成分を混合し、その混合溶液から同時に
含浸(一液含浸法)させるか又は二種以上の金属成分の
溶液を別々に調製し、逐次含浸させていく(二液含浸
法)こともでき、本発明においてはこの金属担持法は特
に制約されない。
記したシリカ−アルミナをを少なくともその一部として
含む担体に対し、先ず元素周期律表第VIII族金属の群か
ら選択される一種又は二種以上の金属を担持させ(第1ス
テップ)、次いで元素周期律表第VIB族金属の群から選択
される一種又は二種以上の金属を担持させる(第2ステ
ップ)。更に詳しく説明すると、この2段階方法による
と、担体上に第1ステップにて担持させる水素化活性金
属成分は、元素周期律表第VIII族金属の中から選択され
る一種又は二種以上の金属である。即ち、第VIII族の
鉄、コバルト、ニッケル、パラジウム、白金、オスミウ
ム、イリジウム、ルテニウム及びロジウム等から一種又
は二種以上が選択して使用される。好ましくは、コバル
ト及びニッケルが単独又は両者を組合せて使用される。
この場合、さらに好ましくは、コバルト/ニッケルの原
子比が2.5〜8.5である。第2ステップで担体に担
持させる水素化活性金属成分は、元素周期律表第VIB族
金属の群から選択される一種又は二種以上の金属であ
る。即ち、第VIB族のクロム、モリブデン及びタングス
テンの中から一種又は二種以上が選択して使用される。
好ましくはモリブデン及びタングステンが単独で又は両
者を組合せて使用される。
属成分は、酸化物及び/又は硫化物として担持させるこ
とが好適であり、前記第1及び第2ステップによる2段
階担持方法では、活性金属成分の担持量は、酸化物基準
で、触媒中、第VIII族金属では0.1〜20重量%、好
ましくは1〜8重量%、より好ましくは2〜5重量%で
ある。第VIB族金属では3〜30重量%、好ましくは8
〜25重量%、より好ましくは5〜20重量%である。
第VIII族金属を0.1重量%未満担持させたのでは十分
な活性を有する触媒が得られず、又20重量%を超える
と、担体と結合しない遊離の金属成分が増加する。第VI
II族金属の遊離成分が増加すると、その後に第VIB族金
属を担持させる場合に不活性の複合酸化物が生成し、第
VIB族金属の分散性を低下せしめ、触媒活性を低下させ
る。一方、第VIB族金属が3重量%未満では活性が得ら
れず、30重量%を超えると分散性が低下すると同時に
第VIII族金属の助触媒効果が発揮されない。
び第2ステップにおける活性金属成分の担体への担持方
法としては、担体を前記金属の可溶性塩の水溶液に浸漬
し、金属成分を担体に導入する含浸法を採用することが
できる。含浸操作としては、担体を常温又は常温以上で
含浸溶液に浸漬して所望成分が十分担体に含浸する条件
に保持する。含浸溶液の量及び温度は、所望量の金属が
担持されるように適宜調整することができる。担持量に
応じて、含浸溶液に浸漬する担体の量が決定される。
錠剤状その他如何なるものでもよく、このような形状
は、押出成形、造粒成形等の成形法に応じて決められ
る。成形物の直径は0.5〜3.0mmの範囲が好まし
い。水素化活性金属成分を含浸した担体は、含浸溶液を
分離した後、水洗、乾燥及び焼成を行う。乾燥及び焼成
の条件は、前記担体の場合の条件と同一でもよいが、焼
成条件は400〜550℃が好ましい。重質炭化水素油
の水素化脱硫において、触媒は、使用に先立ち、予備硫
化を行うことが好ましい。その方法については、後に記
載する。
カ−アルミナ担体上に少なくとも一種の水素化活性金属
成分を担持させた触媒であるが、以下に示す触媒性状を
有することを特徴とする。 (1)200〜400m2/g、好ましくは220〜3
50m2/gの比表面積を有する。 (2)水銀圧入法により測定した全細孔容積が0.40
〜0.55ml/gの範囲にある。 (3)窒素吸着法により測定した0〜300Åの範囲の
直径を有する細孔容積Aが、水銀圧入法により測定した
40Å以上の範囲の直径を有する細孔容積Bの75%以
上、殊に、80〜90%の範囲にある(A/B×100
≧75)。 (4)窒素吸着法により測定した0〜300Åの範囲内
における平均細孔直径が40〜90Å、殊に、60〜9
0Åの範囲にある。 (5)水銀圧入法により測定した300Å以上150,
000Å以下の範囲の直径を有する細孔容積が0.01
〜0.25ml/g、殊に、0.03〜0.20ml/
gの範囲にある。 (6)水銀圧入法により測定した300〜600Åの範
囲の直径を有する細孔容積Cが、水銀圧入法により測定
した300Å以上150,000Å以下の範囲の直径を
有する細孔容積Dの40%以上、殊に、60〜90%の
範囲にある(C/D×100≧40)。
測定法として使用した窒素吸着法及び水銀圧入法は、
P.H.エメット他著「キヤタリシス」第1巻、第12
3頁(ラインホールド・パブリシング・カンパニー発
行」(1959年)P.H. Emmett, et al.“Catalysis”,1,123
(1959)(Reinhold Publishing Co.)、及び触媒工学講
座、第4巻、第69頁〜第78頁(地人書館発行)(昭
和39年)に記載の方法による。水銀圧入法において
は、触媒に対する水銀の接触角を130°、表面張力を
485ダイン/cmとし、すべての細孔は円筒形である
と仮定した。窒素吸着法に対しては多分子層吸着に基づ
く補正の方法が種々提案されており、その中でもBJH
法〔E.P. Barreff. L.G. Joyner and P.P.Halnda, J._A
mer., Chem, Sco., 73, 373(1951)〕及びCI法〔R.W.
Cranston and F.A. Inkley,“Advances in Catalysis,"
1X, 143(1957)(New York Academic Press)〕が一般に
用いられている。本発明における細孔容積に係るデータ
は吸着等温線の吸着側を使用し、DJH法によって計算
したものである。
油の水素化処理について述べる。炭化水素油としては、
直留軽油、分解軽油、減圧蒸留軽油、重質分解油等を使
用することができる。減圧蒸留軽油は、常圧蒸留残渣油
を減圧蒸留して得られる約370℃〜610℃の範囲の
沸点を有する留分を含有する留出油であり、硫黄分、窒
素分及び金属分を相当量含有するものである。例えば、
中東原油減圧蒸留軽油の一例を挙げるならば、約2〜4
重量%の硫黄分、約0.03〜0.2重量%の窒素分を
含有する。重質分解油は、残渣油を熱分解して得られる
約200℃以上の沸点を有する分解油であり、例えば、
接触分解装置からのライトサイクル油、残渣油のコーキ
ング及びビスブレーキング等から得られる軽油を使用す
ることができる。また、炭化水素油としては、硫黄分、
窒素分、アスファルト分及び金属含有化合物を含有し、
実質的に約480℃以上に沸点を有するものを用いるこ
とができる。このような炭化水素油は、原油の常圧又は
減圧蒸留残渣油を含有する。例えば、常圧において約4
80℃以上の沸点を有する炭化水素成分が約30〜10
0重量%の範囲の残渣油は、通常、約1〜10重量%の
硫黄分、約0.1〜1重量%の窒素分、約10〜100
0ppmの金属及び約1重量%の残留炭素分(コンラド
ソン)を含有する。以上のように、原料油としては、前
記の如き常圧蒸留残渣油、減圧蒸留残渣油、減圧蒸留軽
油、重質分解油、常圧蒸留軽油、分解軽油又はこれらの
混合油を使用することができる。
率又は脱窒素率に応じて適宜選択することができる。す
なわち、反応温度;約280〜420℃、反応圧力;約
20〜200kg/cm2、水素含有ガスの対原料油割
合;約100〜270リットル/リットル、及び液空間
速度;約0.5〜4.0V/H/Vを採用する。水素含
有ガス中の水素濃度は、約60〜100%の範囲でよ
い。水素化脱硫を行うにあたり、触媒は、固定床、流動
床又は移動床のいずれの形式でも使用することができる
が、装置面又は操作上からは固定床を採用することが好
ましい。また、二基以上の複数基の反応塔を結合して水
素化脱硫を行い、高度の脱硫率を達成することもでき
る。
行うことが好ましい。予備硫化は、反応塔のその場にお
いて行うことができる。すなわち、焼成した触媒を含硫
黄留出油と、温度;約150〜400℃、圧力(全
圧);約20〜100kg/cm2、液空間速度;約
0.3〜2.0V/H/V及び約50〜1500リット
ル/リットルの水素含有ガスの存在下において接触さ
せ、硫化処理の終了後含硫黄留出油を原料油に切替え原
料油の脱硫に適当な運転条件に設定し運転を開始する。
硫化処理の方法としては、以上の如き方法の他に、硫化
水素その他の硫黄化合物を直接触媒と接触させるか又は
適当な留出油に添加してこれを触媒と接触させることも
できる。
前記細孔特性を有することを特徴とするが、本発明の触
媒の最も大きな特徴は、水銀圧入法により測定した30
0〜600Åの範囲の直径を有する細孔容積Cが、水銀
圧入法により測定した300Å以上150,000Å以
下の範囲の直径を有する細孔容積Dの40%以上を占め
ること、すなわち、C/Dの比が40%以上であること
である。本発明の触媒と、前記した公知触媒と比較した
場合、このC/Dの比に大きな相違があり、前記公知触
媒のC/Dは、通常、30%以下である。そして、本発
明の触媒は、このような性状の相違により、前記公知触
媒と比較し、高められた脱硫活性を有する。
ナトリウム水溶液を添加し、pH約12のアルカリ水を
作った。次にこのアルカリ水に硫酸アルミニウム水溶液
(硫酸アルミニウム518g、純水710g)を加えた
後、水酸化ナトリウム溶液又は硝酸溶液でpHを8.4
〜8.8に調整し、約70℃で約0.5時間熟成した。
これにより、アルミナ水和物の沈殿(ゲル)を含む水溶
液が得られた。この水溶液に、ケイ酸ナトリウム水溶液
(3号水ガラス38g、純水210g)を加え必要に応
じて硝酸溶液を加えpHを約9とし、温度約70℃で
0.5時間熟成した。これにより、アルミナ水和物の表
面にシリカ水和物が沈着した沈殿粒子を含むスラリー液
が得られた。このスラリー液を濾過し、濾別したケーキ
は、濾過した後の濾液のナトリウム濃度が5ppm以下
になるまで炭酸アンモニウム水溶液で洗浄した。このケ
ーキを、80℃の混練機中で成形可能な含水量になるま
で乾燥しながら混練し、押出し型成形機により、1.5
mmφの円柱状ペレットに成形した。成形されたペレッ
トは、120℃で16時間乾燥し、さらに700℃で3
時間焼成して担体とした。次いで、この担体に、パラモ
リブデン酸アンモニウムの水溶液(モリブデン液)を含
浸させ、120℃で乾燥し、450℃で焼成した。次
に、硝酸コバルト水溶液(コバルト液)を含浸させ、1
20℃で乾燥し、500℃で焼成して触媒Aとした。
Hを8.8〜9.2とした以外は同様にして触媒担体を
作った。次に、この触媒担体に、パラモリブデン酸アン
モニウムの水溶液を含浸させ、120℃で乾燥し、45
0℃で焼成した。次いで、硝酸コバルトと硝酸ニッケル
を含有する水溶液を含浸させ、120℃で乾燥し、50
0℃で焼成して触媒Bとした。
媒担体に、パラモリブデン酸アンモニウムの水溶液を含
浸させ、120℃で乾燥し、450℃で焼成した。次い
で、硝酸コバルトの水溶液を含浸させ、120℃で乾燥
し、500℃で焼成して触媒Cとした。
を50gとし、また、ケイ酸ナトリウム水溶液滴下後の
pHを8.6〜8.8とした以外は同様にして触媒担体
を作った。次に、この触媒担体に、パラモリブデン酸ア
ンモニウムの水溶液を含浸させ、120℃で乾燥し、4
50℃で焼成した。次いで、硝酸コバルトと硝酸ニッケ
ルを含有する水溶液を含浸させ、120℃で乾燥し、5
00℃で焼成して触媒Dとした。
を92gとし、また、ケイ酸ナトリウム水溶液滴下後の
pHを8.6〜8.8とした以外は同様にして触媒担体
を作った。次に、この触媒担体に、パラモリブデン酸ア
ンモニウムの水溶液を含浸させ、120℃で乾燥し、4
50℃で焼成した。次いで、硝酸コバルト水溶液を含浸
させ、120℃で乾燥し、500℃で焼成して触媒Eと
した。
を14gとし、また、ケイ酸ナトリウム水溶液滴下後の
pHを9.2〜9.4とした以外は実施例1〜5と同様
にして触媒担体を作った。次に、この触媒担体に、パラ
モリブデン酸アンモニウムの水溶液を含浸させ、120
℃で乾燥し、450℃で焼成した。次いで、硝酸コバル
ト水溶液を含浸させ、120℃で乾燥し、500℃で焼
成して触媒Gとした。
触媒とともに、表1に示す。なお、表1において示した
符号は次の内容を示す。 a:窒素吸着法により測定された細孔直径が0〜300
Åの範囲にある細孔容積 b:水銀圧入法により測定された細孔直径が40Å以上
の範囲にある細孔容積 c:水銀圧入法により測定された細孔直径が300〜6
00Åの範囲にある細孔容積 d:水銀圧入法により測定された細孔直径が300Å以
上(300〜150000Å)の範囲にある細孔容積
原油減圧蒸留軽油の水素化脱硫処理を行った。表2にそ
の水素化脱硫条件を示す。
処理製品油の硫黄レベルは0.05〜0.10wt%、
窒素レベルは300〜400wtppmである。
Claims (1)
- 【請求項1】 核としてのアルミナ表面上にシリカ層を
形成した構造を有し、シリカを2〜40重量%含有する
シリカ−アルミナからなる担体に少なくとも1種の水素
化活性金属成分を担持させた水素化処理触媒であって、
200〜400m2/gの比表面積を有するとともに、
水銀圧入法により測定した全細孔容積が0.40〜0.
55ml/g、窒素吸着法により測定した0〜300Å
の範囲の直径を有する細孔容積が、水銀圧入法により測
定した40Å以上の範囲の直径を有する細孔容積の75
%以上を占め、窒素吸着法により測定した0〜300Å
の範囲の直径を有する細孔の平均細孔直径が40〜90
Åであり、水銀圧入法により測定した300Å以上15
0,000Å以下の範囲の直径を有する細孔容積が0.
01〜0.25ml/gであり、水銀圧入法により測定
した300〜600Åの範囲の直径を有する細孔容積
が、300Å以上150,000Å以下の範囲の直径を
有する細孔容積の40%以上を占めることを特徴とする
水素化処理用触媒。
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1994
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