JPH089616Y2 - サーミスタ温度検知器 - Google Patents

サーミスタ温度検知器

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JPH089616Y2
JPH089616Y2 JP1990029325U JP2932590U JPH089616Y2 JP H089616 Y2 JPH089616 Y2 JP H089616Y2 JP 1990029325 U JP1990029325 U JP 1990029325U JP 2932590 U JP2932590 U JP 2932590U JP H089616 Y2 JPH089616 Y2 JP H089616Y2
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JP
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thermistor
storage case
temperature detector
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resin
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通治 与五沢
卓 柴田
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Kurabe Industrial Co Ltd
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Kurabe Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、冷蔵庫や製氷機,エアコン,衣類乾燥機等
の温度制御に使用する耐冷熱衝撃性,耐水性,耐熱性及
び機械的強度に優れたサーミスタ温度検知器に関する。
(従来の技術) 従来、冷蔵庫や製氷機,エアコン,衣類乾燥機等の温
度制御に使用される温度検知器は種々考案されている
が、良く知られている構造は、収納ケース内に、リード
線を接続したサーミスタを挿入し、更に前記収納ケース
と前記リード線及びサーミスタとの空隙部に樹脂又はゴ
ムを充填した構造である。
この種の温度検知器は高温度で、且つ温度差の厳しい
条件下に晒されるため、収納ケースと充填物が共に耐水
性,耐熱性及び耐冷熱衝撃性に優れていることが必要
で、収納ケースと充填物間及びリード線と充填物間のそ
れぞれの接着面において、隙間が生じるようなことがあ
ってはならない。
従来からこの種のサーミスタ温度検知器に用いられる
収納ケースと充填物としては、それぞれ同質のエポキシ
樹脂同志の組合せとしたもの,シリコーンレジンとシリ
コーンゴムとを組合せたもの,エポキシ樹脂とシリコー
ン樹脂又はゴムとを組合せたもの,及び内部可塑化され
たポリ塩化ビニル樹脂とシリコーンゴムとを組合せたも
の等が主である。
(考案が解決しようとする課題) 最初にエポキシ樹脂同志の組合せについて、急冷急加
熱が繰り返される条件下では、成型又は硬化の際に発生
した歪が内部応力として残り、この応力と冷熱衝撃によ
って生じる応力とが重なり、収納ケース,充填物,サー
ミスタ及びリード線の絶縁体等にクラックが発生した
り、収納ケースと充填物間及びリード線の絶縁体表面と
充填物間に剥離が起こり易い。しかも、硬化に加熱処理
を必要とするうえ、収納ケースと充填物、及びリード線
の絶縁体表面と充填物との接着性を向上させるためのプ
ライマー処理も必要となる。又、冷熱衝撃に対して安定
している可撓性エポキシ樹脂を用いた場合には、樹脂自
体の吸水率が高いため、長時間経時後の絶縁性が問題と
なることが多く、別途に耐水処理を施す必要がある等種
々の処理に手間を要する。
次にシリコーンレジンとシリコーンゴムとの組合せに
おいては、硬化反応系が同一でないと接着効果は期待で
きず、特殊な接着剤を必要とする。しかし、現状は収納
ケースの成型と充填物の注型等の硬化条件の違いによ
り、接着効果がない場合が多く、接着させるためのプラ
イマー処理工程が増えるため、価格が上昇する等の欠点
がある。
又、エポキシ樹脂とシリコーン樹脂又はゴムの組合せ
においても、上記のようなクラックの発生や、接着のた
めのプライマー処理を施しているのが実状である。
又、内部可塑化されたポリ塩化ビニル樹脂とシリコー
ンゴムの組合せにおいては、上記のようなクラックの発
生がなく、接着のためのプライマー処理も必要としない
が、収納ケースの材質である内部可塑化されたポリ塩化
ビニル樹脂は、機械的に強度が低く、耐熱性も低いた
め、使用場所が制限される。更に内部可塑化されたポリ
塩化ビニル樹脂は主に医療用として市販されているた
め、ケース成型品が高価格となる欠点がある。
本考案は、これらの欠点を改良し、安価で信頼性の高
い広範囲雰囲気用サーミスタ温度検知器を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本考案によるサーミスタ温
度検知器は、収納ケース内に、リード線を接続したサー
ミスタを挿入し、更に前記収納ケースと前記リード線及
びサーミスタとの空隙部に電気絶縁物を充填したモール
ド構造のサーミスタ温度検知器において、前記収納ケー
スの材質がポリエチレンテレフタレート樹脂又はポリブ
チレンテレフタレート樹脂からなり、前記電気絶縁物が
付加反応型液状シリコーンゴムからなることを特徴とす
るものである。
(作用) 前記のような組合せからなる本考案のサーミスタ温度
検知器は、耐熱性を有し、長期的な冷熱衝撃の繰り返し
に対しても、収納ケース,充填物,サーミスタ及びリー
ド線の絶縁体等にクラックが発生したり、各々の間に剥
離が起きたりすることがなく、耐水性と電気絶縁性が維
持され、機械的強度も優れている。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案を更に詳しく説明する。
第1図は本考案によるサーミスタ温度検知器の一実施
例を示す外観斜視図であり、筒状の一端を閉じた形状の
収納ケース4に、リード線2を接続したサーミスタ(図
示せず)を挿入し、電気絶縁物3により封止した構造の
サーミスタ温度検知器である。
第2図はサーミスタとしてガラス管封止型サーミスタ
を用いた本考案によるサーミスタ温度検知器の一実施例
を示す一部切欠平面図である。
第2図において、サーミスタ1としては高精度特性を
有するガラス管封止型サーミスタを用い、リード線2と
しては105℃耐熱ポリ塩化ビニル樹脂絶縁電線を用い、
サーミスタ1とリード線2は圧着端子で接続され収納ケ
ース4に挿入される。
射出成型により製造される収納ケース4に用いられて
いる樹脂は、ガラス繊維強化のポリブチレンテレフタレ
ート樹脂であり、耐熱性,耐冷熱衝撃性,寸法安定性及
び耐水性に優れた高品質なエンジニアリングプラスチッ
クで経時的な劣化が起こり難く、充填物との接着面にお
ける剥離等の悪影響が無いという特徴を有しており好ま
しい。
又、収納ケース4とリード線2及びサーミスタ1との
空隙部に充填される電気絶縁物3には付加反応型液状シ
リコーンゴムを用い、注入した後に硬化させている。付
加反応型液状シリコーンゴムは低粘度(10〜800ポイ
ズ)の製品が多いため、注型が容易で硬化のための加熱
も90〜120℃×30min程度であり取り扱い易い。更にポリ
オレフィン等を除く多くの材料に対して接着性が良好で
あり、ポリブチレンテレフタレート樹脂及びポリエチレ
ンテレフタレート樹脂にはプライマー無しで完全な接着
を示し、剥離試験においては接着面ではなく、ゴム自身
に破壊を起こす程強固な接着力を有する。これは前記接
着が、前記シリコーンゴムの表面分子と前記ポリブチレ
ンテレフタレート樹脂又は前記ポリエチレンテレフタレ
ート樹脂の表面分子とが、分子レベルで結合する所謂化
学的接着によるものであるためと推察される。又、硬化
後の特性は耐水性,耐熱性及び耐冷熱衝撃性共に一般の
有機系樹脂に比較して非常に優れているという特徴をも
有しており、特に冷熱衝撃に対してはゴム弾性を有する
ため、内部に包含したものに対して衝撃材の役目も兼ね
備えており、本考案に係るサーミスタ温度検知器の用途
に適している。ここで、本考案による効果を実験例によ
り説明する。
第2図に示した構造のサーミスタ温度検知器を第1表
に示す樹脂又はゴムの組合せにて作成し、冷熱サイクル
試験機を用いて耐水性及び耐冷熱衝撃性の比較を行い、
所定のサイクル後における外観,絶縁抵抗及びセンサ機
能を評価した。試験条件は高温(70℃)の湯温槽に3分
間浸し、取り出した後、空気中(室温)で1分間放置
後、低温(−30℃)の液槽中に3分間浸し、更に取り出
し、空気中(室温)で1分間放置する。これを1サイク
ルとしてサイクル試験を行い、所定サイクル毎に試料の
外観及び電気特性を調べた。尚、各々の試料は10個づつ
用意した。実験結果は第1表に示すとおりである。
次に、第2図に示した構造のサーミスタ温度検知器を
第1表に示す樹脂又はゴムの組合せにて作成し、機械的
強度試験を行った。試験方法は各々の試料を10個づつ用
意し、常温(20℃)で20kgfの荷重を各試料に加え、破
壊の有無を調べた。実験結果は第1表に併記した。
又、耐熱性においては、最も高温に晒される収納ケー
スの材料の耐熱温度を電気用品取締法に基づく「電気用
品に使用される絶縁物の使用温度上限値」から引用し、
第1表に併記した。
この表から明らかなように、5000サイクル終了時にお
いて良好な結果を示した試料はNo.7,No.9,No.10,No.11
だけである。しかしながら、No.7の試料は機械的強度試
験において20kgfの荷重に耐えることができず、更に収
納ケースの耐熱温度も60℃と低いため、使用範囲がかな
り制限されてしまう。又、収納ケースに使用した内部可
塑化されたポリ塩化ビニル樹脂は価格は高く経済的にも
不利である。No.9の試料は絶縁抵抗が102〜103MΩであ
り、一般に要求される特性値の100MΩをわずかに上回っ
ている程度で、耐水性に若干問題がある。従って、更に
サイクル数を重ねれば100MΩを下回る恐れもあり、又こ
の材料の組合せは、収納ケースと充填物を接着させるた
めの前工程としてプライマー処理工程を必要とし、更に
充填物の表面部分のリード線絶縁体部に冷熱衝撃による
疲労が蓄積されクラックが発生するため、その部分にウ
レタン樹脂等のコーティングを施す等の面倒な手間を必
要とする。これらに対しNo.10及びNo.11は、機械的強度
や耐熱性にも優れていること、収納ケースと充填物の間
に接着剤が必要でないこと、リード線の絶縁体にかかる
冷熱衝撃による疲労もシリコーンゴムが弾性体であるこ
とから容易に吸収するため、何ら保護コーティングを必
要としないものである等の特性を有している。又、収納
ケースをポリブチレンテレフタレート樹脂又はポリエチ
レンテレフタレート樹脂で成型した場合、成型工賃を含
めると、エポキシ樹脂,シリコーン樹脂,ポリエステル
樹脂又は内部可塑化されたポリ塩化ビニル樹脂より安価
となり実用上有利である。
(考案の効果) 以上説明したように収納ケースにポリエチレンテレフ
タレート樹脂又はポリブチレンテレフタレート樹脂を用
い、充填物にシリコーンゴムを用いた組合せからなる本
考案のサーミスタ温度検知器は、プライマーを用いずに
強力な接着ができ、長期に渡る使用においてもクラック
や剥離が発生することなく、電気的,物理的特性及び機
械的強度を保持する上に、寿命が長く、使用温度範囲も
広く、安全で更に低価格であるという特徴を備えたもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるサーミスタ温度検知器の一実施例
を示す外観斜視図である。 第2図はサーミスタとしてガラス管封止型サーミスタを
用いた本考案によるサーミスタ温度検知器の一実施例を
示す一部切欠平面図である。 1……サーミスタ 2……リード線 3……電気絶縁物 4……収納ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−169638(JP,A) 特開 昭63−45517(JP,A) 特開 昭63−45518(JP,A) 実開 昭61−119303(JP,U) 実開 昭63−72531(JP,U) 実開 昭52−144785(JP,U) 実開 昭59−45541(JP,U) 実開 昭59−45540(JP,U) 実開 昭60−29251(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】収納ケース内に、リード線を接続したサー
    ミスタを挿入し、更に前記収納ケースと前記リード線及
    びサーミスタとの空隙部に電気絶縁物を充填したモール
    ド構造のサーミスタ温度検知器において、前記収納ケー
    スの材質がポリエチレンテレフタレート樹脂又はポリブ
    チレンテレフタレート樹脂からなり、前記電気絶縁物が
    付加反応型液状シリコーンゴムからなることを特徴とす
    るサーミスタ温度検知器。
JP1990029325U 1990-03-22 1990-03-22 サーミスタ温度検知器 Expired - Fee Related JPH089616Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5945540U (ja) * 1982-09-16 1984-03-26 三洋電機株式会社 感温装置
JPS6029251U (ja) * 1983-08-02 1985-02-27 株式会社クラベ 低温用温度センサ
JPS6345518A (ja) * 1986-08-13 1988-02-26 Toyota Motor Corp 温度センサ

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