JPH089617Y2 - クロスコイル式水温計の電気回路 - Google Patents
クロスコイル式水温計の電気回路Info
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- JPH089617Y2 JPH089617Y2 JP1195391U JP1195391U JPH089617Y2 JP H089617 Y2 JPH089617 Y2 JP H089617Y2 JP 1195391 U JP1195391 U JP 1195391U JP 1195391 U JP1195391 U JP 1195391U JP H089617 Y2 JPH089617 Y2 JP H089617Y2
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- coils
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、水温検出用のクロスコ
イル式水温計の電気回路に係り、詳しくは中温域におい
て一定の幅で安定域を有し、車両等のエンジン冷却水の
水温測定に好適なクロスコイル式水温計の電気回路に関
する。
イル式水温計の電気回路に係り、詳しくは中温域におい
て一定の幅で安定域を有し、車両等のエンジン冷却水の
水温測定に好適なクロスコイル式水温計の電気回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両等のエンジン温度を測定する
ためのアナログ計として、通常、クロスコイル式水温計
が用いられている。該水温計は二組の交叉して巻かれた
コイル内に指針が取り付けられた永久磁石が配置され
て、センサ信号に基づきコイルに発生した合成磁界によ
り永久磁石が回動して水温を指示するものである。とこ
ろで、エンジンの適性作動温度は一般に80℃前後から
100℃前後であるが、水温計が水温に比例してリニア
に表示されると、低温域では指針の立ち上がりが遅く、
高温域例えば上限の100℃前後を指針が示すとオーバ
ーヒートと誤認される恐れがある。
ためのアナログ計として、通常、クロスコイル式水温計
が用いられている。該水温計は二組の交叉して巻かれた
コイル内に指針が取り付けられた永久磁石が配置され
て、センサ信号に基づきコイルに発生した合成磁界によ
り永久磁石が回動して水温を指示するものである。とこ
ろで、エンジンの適性作動温度は一般に80℃前後から
100℃前後であるが、水温計が水温に比例してリニア
に表示されると、低温域では指針の立ち上がりが遅く、
高温域例えば上限の100℃前後を指針が示すとオーバ
ーヒートと誤認される恐れがある。
【0003】このため、中温域において一定の幅で安定
域を有するクロスコイル式水温計が提案されている。該
水温計の電気回路は、例えば図4に示すように、電源に
対してブリッジに構成されている。
域を有するクロスコイル式水温計が提案されている。該
水温計の電気回路は、例えば図4に示すように、電源に
対してブリッジに構成されている。
【0004】すなわち、クロスコイルの一方であるコイ
ルL3 とコイルL2 とを直列接続した回路を作り、該回
路に抵抗RとセンサRx とを直列接続した回路を並列に
接続している。該センサRx はサーミスタからなり温度
が上昇すると抵抗値が減少するものである。また、これ
らのコイルL3 ,L2 と交叉させてコイルL1 を配置
し、該コイルL1 の一端をコイルL3 とコイルL2 との
接続点に接続する。更に、コイルL1 の他端はツェナー
ダイオードZD を介して前記抵抗RとセンサRxとの接
続点に接続している。そして、コイルL3 とコイルL2
とを直列接続した回路の両端を電源供給点としている。
なお、コイルL3 とコイルL2 とは磁界の発生方向が差
動型となるように巻かれている。
ルL3 とコイルL2 とを直列接続した回路を作り、該回
路に抵抗RとセンサRx とを直列接続した回路を並列に
接続している。該センサRx はサーミスタからなり温度
が上昇すると抵抗値が減少するものである。また、これ
らのコイルL3 ,L2 と交叉させてコイルL1 を配置
し、該コイルL1 の一端をコイルL3 とコイルL2 との
接続点に接続する。更に、コイルL1 の他端はツェナー
ダイオードZD を介して前記抵抗RとセンサRxとの接
続点に接続している。そして、コイルL3 とコイルL2
とを直列接続した回路の両端を電源供給点としている。
なお、コイルL3 とコイルL2 とは磁界の発生方向が差
動型となるように巻かれている。
【0005】この電気回路の動作を図4に基づき説明す
ると、先ず水温が低くてセンサRxの抵抗値が大きく、
ツェナーダイオードZD とコイルL1 の直列回路の両端
の電圧VB (=V1 −V2 )が該ダイオードZD のツェ
ナー電圧VZ よりも大きい時、すなわちVB >VZ の
時、コイルL1 には矢印A方向に電流I1 が流れて、図
5の左方向である+F1 方向に磁界が発生する。この磁
界とコイルL3 ,L2によって発生する磁界F3,2 との
合成磁界はC(Cold)点側となり、水温計の指針は
この方向を指示する。
ると、先ず水温が低くてセンサRxの抵抗値が大きく、
ツェナーダイオードZD とコイルL1 の直列回路の両端
の電圧VB (=V1 −V2 )が該ダイオードZD のツェ
ナー電圧VZ よりも大きい時、すなわちVB >VZ の
時、コイルL1 には矢印A方向に電流I1 が流れて、図
5の左方向である+F1 方向に磁界が発生する。この磁
界とコイルL3 ,L2によって発生する磁界F3,2 との
合成磁界はC(Cold)点側となり、水温計の指針は
この方向を指示する。
【0006】また、水温が上昇してセンサRx の抵抗値
が小さくなっていき、VB がVZ よりも小さく、かつツ
ェナーダイオードZD のターンオン電圧VF (VF はツ
ェナーダイオードZD に順方向バイアスをかけた時に電
流が流れ出す電圧)の負符号をつけた値よりも大きい
時、すなわちVZ >VB >−VF の時には、コイルL1
には電流が流れず磁界は発生しない。このため、発生す
る磁界はコイルL3 ,L2 に基づくもののみとなり、そ
の方向は図5に示すF3,2 方向となって、指針は中温を
示すことになる。
が小さくなっていき、VB がVZ よりも小さく、かつツ
ェナーダイオードZD のターンオン電圧VF (VF はツ
ェナーダイオードZD に順方向バイアスをかけた時に電
流が流れ出す電圧)の負符号をつけた値よりも大きい
時、すなわちVZ >VB >−VF の時には、コイルL1
には電流が流れず磁界は発生しない。このため、発生す
る磁界はコイルL3 ,L2 に基づくもののみとなり、そ
の方向は図5に示すF3,2 方向となって、指針は中温を
示すことになる。
【0007】この中温を示すVB の変化範囲である中温
安定域は、図6に示すように、水温変化によるセンサR
X の変化と等価なものであり、一定範囲の幅の温度では
センサRX の抵抗値が変わっても指針の振れ角θは変わ
らずに中温を示す。したがって、水温の変化にリニアに
追従する特性のものに比べて中温安定域を任意に設定で
きるため視認し易いものとなる。なお、中温安定域の幅
はVZ を変えることにより調整できるので、ツェナーダ
イオードZD を変えることにより幅を調整することがで
きる。
安定域は、図6に示すように、水温変化によるセンサR
X の変化と等価なものであり、一定範囲の幅の温度では
センサRX の抵抗値が変わっても指針の振れ角θは変わ
らずに中温を示す。したがって、水温の変化にリニアに
追従する特性のものに比べて中温安定域を任意に設定で
きるため視認し易いものとなる。なお、中温安定域の幅
はVZ を変えることにより調整できるので、ツェナーダ
イオードZD を変えることにより幅を調整することがで
きる。
【0008】水温が更に上昇して、VB が−VF よりも
小さくなると、すなわちVB <−VF の時は、コイルL
1 には矢印B方向に電流I1 が流れて、図5の右方向で
ある−F1 方向に磁界が発生する。この磁界とコイルL
3 ,L2 によって発生する磁界F3,2 との合成磁界はH
(Hot)点側となり、水温計の指針はこの方向を指示
する。
小さくなると、すなわちVB <−VF の時は、コイルL
1 には矢印B方向に電流I1 が流れて、図5の右方向で
ある−F1 方向に磁界が発生する。この磁界とコイルL
3 ,L2 によって発生する磁界F3,2 との合成磁界はH
(Hot)点側となり、水温計の指針はこの方向を指示
する。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このように
ツェナーダイオードZD を用いて中温安定域を作りだし
た場合、電源電圧が一定値に安定している場合は非常に
良いのではあるが、一旦電圧変動があると、コイルL1
がツェナーダイオードZD と直列接続されているため、
コイルL1 にかかる電圧の変化率とコイルL3 ,L2 に
かかる電圧の変化率とが異なり、電源の電圧変動に対す
る特性がリニア特性の水温計に比べて良くない場合があ
る。
ツェナーダイオードZD を用いて中温安定域を作りだし
た場合、電源電圧が一定値に安定している場合は非常に
良いのではあるが、一旦電圧変動があると、コイルL1
がツェナーダイオードZD と直列接続されているため、
コイルL1 にかかる電圧の変化率とコイルL3 ,L2 に
かかる電圧の変化率とが異なり、電源の電圧変動に対す
る特性がリニア特性の水温計に比べて良くない場合があ
る。
【0010】例えば、図7に示すように、電源電圧が1
6VのときにコイルL1 とコイルL3 ,L2 との合成磁
界F16がC点を指していたとして、電源電圧が10Vに
なると、コイルL3 ,L2 にかかる電圧は16Vから1
0Vになったのであるが、コイルL1 にかかる電圧は、
ツェナーダイオードZD のツェナー電圧VZ が一定値の
ために、この変化の比率よりも大きくなって起磁力の減
少率が大きく、合成磁界F10は図に示すものとなり、角
度θ1 だけずれることになる。
6VのときにコイルL1 とコイルL3 ,L2 との合成磁
界F16がC点を指していたとして、電源電圧が10Vに
なると、コイルL3 ,L2 にかかる電圧は16Vから1
0Vになったのであるが、コイルL1 にかかる電圧は、
ツェナーダイオードZD のツェナー電圧VZ が一定値の
ために、この変化の比率よりも大きくなって起磁力の減
少率が大きく、合成磁界F10は図に示すものとなり、角
度θ1 だけずれることになる。
【0011】また、同様に合成磁界F16がH点を指して
いたとして、電源電圧が10Vになると、コイルL3 ,
L2 にかかる電圧は16Vから10Vになったのである
が、コイルL1 にかかる電圧は、ツェナーダイオードZ
D のターンオン電圧VF に影響されるため、この比率よ
りも大きくなって、合成磁界F10は図に示すものとな
り、角度θ2 だけずれることになる。このように、供給
される電源電圧の相違によって水温計の指示が異なると
いう不都合が生じることがあり、特にツェナー電圧VZ
が大きい程この傾向は大きい。
いたとして、電源電圧が10Vになると、コイルL3 ,
L2 にかかる電圧は16Vから10Vになったのである
が、コイルL1 にかかる電圧は、ツェナーダイオードZ
D のターンオン電圧VF に影響されるため、この比率よ
りも大きくなって、合成磁界F10は図に示すものとな
り、角度θ2 だけずれることになる。このように、供給
される電源電圧の相違によって水温計の指示が異なると
いう不都合が生じることがあり、特にツェナー電圧VZ
が大きい程この傾向は大きい。
【0012】そこで、本考案は中温安定域を有し、かつ
供給電圧の変動があっても、それに基づく指針の指示位
置の変化の少ないクロスコイル式水温計の電気回路の提
供を目的としている。
供給電圧の変動があっても、それに基づく指針の指示位
置の変化の少ないクロスコイル式水温計の電気回路の提
供を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本考案のクロスコイル式
水温計の電気回路は、直列接続された第2,第3のコイ
ルよりなる回路と、第1の抵抗,第2の抵抗,センサの
順に直列接続され前記回路と並列に接続された回路と、
前記第2のコイルと第3のコイルとの接続点に一端を接
続されこれらコイルと交叉して巻かれた第1のコイル
と、該第1のコイルの他端と前記第2の抵抗の両端間と
に接続され互いに電流通過方向の異なる第1,第2の電
流方向制御素子とからなり、前記回路の両端を電源供給
点としたことを特徴としている。
水温計の電気回路は、直列接続された第2,第3のコイ
ルよりなる回路と、第1の抵抗,第2の抵抗,センサの
順に直列接続され前記回路と並列に接続された回路と、
前記第2のコイルと第3のコイルとの接続点に一端を接
続されこれらコイルと交叉して巻かれた第1のコイル
と、該第1のコイルの他端と前記第2の抵抗の両端間と
に接続され互いに電流通過方向の異なる第1,第2の電
流方向制御素子とからなり、前記回路の両端を電源供給
点としたことを特徴としている。
【0014】
【作用】上述構成に基づき、図1を参照して示すと、水
温が低くセンサの抵抗値が大きいときは、第2,第3の
コイルにより発生する磁界と、前記第2の電流方向制御
素子を通って第1のコイルに流れる電流によって発生す
る磁界との合成磁界は水温計の指針をC点側に指示させ
る方向となる。
温が低くセンサの抵抗値が大きいときは、第2,第3の
コイルにより発生する磁界と、前記第2の電流方向制御
素子を通って第1のコイルに流れる電流によって発生す
る磁界との合成磁界は水温計の指針をC点側に指示させ
る方向となる。
【0015】水温が中温になると、抵抗値も中位になり
第2の電流方向制御素子はオフとなる。また、この時第
1の電流方向制御素子は第2の抵抗の他端に接続されて
いるので未だオフとなっているため、第1のコイルには
電流は流れず磁界が発生しない。したがって、磁界は第
2,第3のコイルにより発生する磁界のみとなり水温計
の指針を中温に指示させる。
第2の電流方向制御素子はオフとなる。また、この時第
1の電流方向制御素子は第2の抵抗の他端に接続されて
いるので未だオフとなっているため、第1のコイルには
電流は流れず磁界が発生しない。したがって、磁界は第
2,第3のコイルにより発生する磁界のみとなり水温計
の指針を中温に指示させる。
【0016】更に水温が上がると、第1の電流方向制御
素子がオンとなって、第1のコイルに先程と逆向きに電
流が流れて磁界が発生し、第2,第3のコイルにより発
生する磁界との合成磁界は水温計の指針をH点側に指示
させる方向となる。
素子がオンとなって、第1のコイルに先程と逆向きに電
流が流れて磁界が発生し、第2,第3のコイルにより発
生する磁界との合成磁界は水温計の指針をH点側に指示
させる方向となる。
【0017】この電気回路において、第1のコイルと直
列に入っているのが定電圧素子のツェナーダイオードで
はなく、シリコンダイオードからなる電流方向制御素子
であるので、供給電圧の変動があっても、従来のような
ツェナー電圧の影響は無くシリコンダイオードのターン
オン電圧だけが影響するのみであるので、水温計の電圧
変動による指示誤差が少ない。
列に入っているのが定電圧素子のツェナーダイオードで
はなく、シリコンダイオードからなる電流方向制御素子
であるので、供給電圧の変動があっても、従来のような
ツェナー電圧の影響は無くシリコンダイオードのターン
オン電圧だけが影響するのみであるので、水温計の電圧
変動による指示誤差が少ない。
【0018】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0019】図1は本考案のクロスコイル式水温計の電
気回路の一実施例を示したものである。第2のコイルL
2 と第3のコイルL3 とを直列に接続した回路を作り、
第1の抵抗Rと第2の抵抗RA とセンサRX とを順に直
列に接続して前記回路と並列接続する。センサRX はサ
ーミスタからなり、温度が上昇すると抵抗値が小さくな
るものである。
気回路の一実施例を示したものである。第2のコイルL
2 と第3のコイルL3 とを直列に接続した回路を作り、
第1の抵抗Rと第2の抵抗RA とセンサRX とを順に直
列に接続して前記回路と並列接続する。センサRX はサ
ーミスタからなり、温度が上昇すると抵抗値が小さくな
るものである。
【0020】また、L2 とL3 との接続点にこれらと交
叉して巻かれた第1のコイルL1 の一端を接続する。そ
して、L1 の他端は第1の電流方向制御素子であるシリ
コンダイオードD1 を介して第2の抵抗RA の一端に接
続する。D1 はL1 側からRA 側へ順方向となるように
する。また、同じくL1 の他端は第2の電流方向制御素
子であるシリコンダイオードD2 を介して第2の抵抗R
A の他端に接続する。D2 はL1 側からRA 側へ逆方向
となるようにする。そして、この回路のコイルL2 ,L
3 と抵抗R,RA ,センサRX との並列接続点を電源供
給点とする。
叉して巻かれた第1のコイルL1 の一端を接続する。そ
して、L1 の他端は第1の電流方向制御素子であるシリ
コンダイオードD1 を介して第2の抵抗RA の一端に接
続する。D1 はL1 側からRA 側へ順方向となるように
する。また、同じくL1 の他端は第2の電流方向制御素
子であるシリコンダイオードD2 を介して第2の抵抗R
A の他端に接続する。D2 はL1 側からRA 側へ逆方向
となるようにする。そして、この回路のコイルL2 ,L
3 と抵抗R,RA ,センサRX との並列接続点を電源供
給点とする。
【0021】以下、この回路の動作原理を説明するが、
図4で示した従来例と比較して異なるところは、ツェナ
ーダイオードの代わりにダイオードD1 ,D2 と抵抗R
A を用いたところなので、同一のところは動作原理は説
明を省略する場合もある。
図4で示した従来例と比較して異なるところは、ツェナ
ーダイオードの代わりにダイオードD1 ,D2 と抵抗R
A を用いたところなので、同一のところは動作原理は説
明を省略する場合もある。
【0022】動作原理は、図2に示すように、水温が低
くてセンサRX の抵抗値が大きく記号aで示す範囲のと
き、ダイオードD2 とコイルL1 の直列回路の両端の電
圧VB (=V1 −V2 )は該ダイオードD2 のターンオ
ン電圧Vf2よりも大きく、すなわちVB >Vf2となり、
記号aに示される等価回路となって、コイルL1 には矢
印A方向に電流I1 が流れる。このため、コイルL2 ,
L3 とコイルL1 との合成磁界により水温計の指針はC
点側を示す。
くてセンサRX の抵抗値が大きく記号aで示す範囲のと
き、ダイオードD2 とコイルL1 の直列回路の両端の電
圧VB (=V1 −V2 )は該ダイオードD2 のターンオ
ン電圧Vf2よりも大きく、すなわちVB >Vf2となり、
記号aに示される等価回路となって、コイルL1 には矢
印A方向に電流I1 が流れる。このため、コイルL2 ,
L3 とコイルL1 との合成磁界により水温計の指針はC
点側を示す。
【0023】水温が中位でセンサRX の抵抗値が記号b
で示す範囲のとき、すなわちVf2>VB でかつVB >−
(Vf1+VRa)となるとき、記号bに示される等価回路
となって、コイルL1 には電流は流れない。このため、
コイルL2 ,L3 により発生する磁界のみとなり水温計
の指針は中温を示す。なお、Vf1はダイオードD1 のタ
ーンオン電圧でありVRaは抵抗RA の両端の電圧であ
る。したがって、中温の幅は抵抗RA の値を変えること
によって自由に調整できる。
で示す範囲のとき、すなわちVf2>VB でかつVB >−
(Vf1+VRa)となるとき、記号bに示される等価回路
となって、コイルL1 には電流は流れない。このため、
コイルL2 ,L3 により発生する磁界のみとなり水温計
の指針は中温を示す。なお、Vf1はダイオードD1 のタ
ーンオン電圧でありVRaは抵抗RA の両端の電圧であ
る。したがって、中温の幅は抵抗RA の値を変えること
によって自由に調整できる。
【0024】また、水温が上がりセンサRX の抵抗値が
記号cで示す範囲のとき、すなわちVB <−(Vf1+V
Ra)となるとき、記号cに示される等価回路となって、
コイルL1 には矢印B方向に電流I1 が流れる。このた
め、コイルL2 ,L3 とコイルL1 との合成磁界により
水温計の指針はH点側を示す。
記号cで示す範囲のとき、すなわちVB <−(Vf1+V
Ra)となるとき、記号cに示される等価回路となって、
コイルL1 には矢印B方向に電流I1 が流れる。このた
め、コイルL2 ,L3 とコイルL1 との合成磁界により
水温計の指針はH点側を示す。
【0025】この回路において、供給電圧が変動する
と、コイルL2 ,L3 による起磁力はその電圧の変化率
に従って変化する。コイルL1 にはダイオードD1 又は
D2 が直列に入っているため、そのターンオン電圧
Vf1,Vf2が影響してコイルL2 ,L3と同じようには
いかないが、シリコンダイオードを使用しているためこ
のターンオン電圧は0.7ボルト程度であるのでツェナー
ダイオードを使用する場合に比べ影響を少なくすること
ができる。
と、コイルL2 ,L3 による起磁力はその電圧の変化率
に従って変化する。コイルL1 にはダイオードD1 又は
D2 が直列に入っているため、そのターンオン電圧
Vf1,Vf2が影響してコイルL2 ,L3と同じようには
いかないが、シリコンダイオードを使用しているためこ
のターンオン電圧は0.7ボルト程度であるのでツェナー
ダイオードを使用する場合に比べ影響を少なくすること
ができる。
【0026】なお、図3に示すように、ダイオードD1
に抵抗R1 をダイオードD2 に抵抗R2 をコイルL1 に
抵抗R3 を直列に入れてC点側調整,H点側調整,CH
点側調整をできるようにすれば、図3に示す指示特性曲
線の傾きを種々と変えることができる。また、ダイオー
ドの代わりにトランジスタ等の素子を使用することも可
能である。
に抵抗R1 をダイオードD2 に抵抗R2 をコイルL1 に
抵抗R3 を直列に入れてC点側調整,H点側調整,CH
点側調整をできるようにすれば、図3に示す指示特性曲
線の傾きを種々と変えることができる。また、ダイオー
ドの代わりにトランジスタ等の素子を使用することも可
能である。
【0027】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によると、
第1の抵抗,第2の抵抗,センサの順に直列接続された
回路のうち、第2の抵抗の抵抗値を変えることにより自
由に中温域の幅を調整することができる。また、供給さ
れる電源電圧が変動しても、第2,第3のコイルによる
起磁力の変化率と第1のコイルによる起磁力の変化率と
と差が少ないため水温計の指示変動が少ない。
第1の抵抗,第2の抵抗,センサの順に直列接続された
回路のうち、第2の抵抗の抵抗値を変えることにより自
由に中温域の幅を調整することができる。また、供給さ
れる電源電圧が変動しても、第2,第3のコイルによる
起磁力の変化率と第1のコイルによる起磁力の変化率と
と差が少ないため水温計の指示変動が少ない。
【図1】本考案実施例の電気回路図である。
【図2】センサの抵抗値変化に基づく電気回路の等価回
路と水温計の指針の指示位置を示す図である。
路と水温計の指針の指示位置を示す図である。
【図3】他の実施例の要部を示す図である。
【図4】従来のクロスコイル式水温計の電気回路を示す
図である。
図である。
【図5】図4の回路の各コイルの起磁力の方向と合成磁
界を示す図である。
界を示す図である。
【図6】図4の回路のセンサ抵抗値の変化による指針の
振れ角度を示した図である。
振れ角度を示した図である。
【図7】図4の回路の供給電圧が変化したときの各コイ
ルの起磁力の大きさと合成磁界の方向を示す図である。
ルの起磁力の大きさと合成磁界の方向を示す図である。
L1 第1のコイル L2 第2のコイル L3 第3のコイル R 第1の抵抗 RA 第2の抵抗 RX センサ D1 第1の電流制御素子(ダイオード) D2 第2の電流制御素子(ダイオード)
Claims (1)
- 【請求項1】 直列接続された第2,第3のコイルより
なる回路と、第1の抵抗,第2の抵抗,センサの順に直
列接続され前記回路と並列に接続された回路と、前記第
2のコイルと第3のコイルとの接続点に一端を接続され
これらコイルと交叉して巻かれた第1のコイルと、該第
1のコイルの他端と前記第2の抵抗の両端間とに接続さ
れ互いに電流通過方向の異なる第1,第2の電流方向制
御素子とからなり、前記回路の両端を電源供給点とした
ことを特徴とするクロスコイル式水温計の電気回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1195391U JPH089617Y2 (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | クロスコイル式水温計の電気回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1195391U JPH089617Y2 (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | クロスコイル式水温計の電気回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04102035U JPH04102035U (ja) | 1992-09-03 |
| JPH089617Y2 true JPH089617Y2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=31745584
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1195391U Expired - Lifetime JPH089617Y2 (ja) | 1991-02-13 | 1991-02-13 | クロスコイル式水温計の電気回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH089617Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-13 JP JP1195391U patent/JPH089617Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04102035U (ja) | 1992-09-03 |
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