JPH089686B2 - モールドデポジット防止性着色マスターバッチ樹脂組成物 - Google Patents
モールドデポジット防止性着色マスターバッチ樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH089686B2 JPH089686B2 JP2185238A JP18523890A JPH089686B2 JP H089686 B2 JPH089686 B2 JP H089686B2 JP 2185238 A JP2185238 A JP 2185238A JP 18523890 A JP18523890 A JP 18523890A JP H089686 B2 JPH089686 B2 JP H089686B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- weight
- parts
- resin composition
- polyacetal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はモールデポジット防止性着色マスターバッチ
樹脂組成物をポリアセタール樹脂に任意配合混合し射出
成形、流し込成形などの成形時に金型内に生じる析出
物、いわゆるモールドデポジットの形成を大幅に抑制
し、成形品の生産性を向上させた着色マスターバッチ樹
脂組成物に関するものである。
樹脂組成物をポリアセタール樹脂に任意配合混合し射出
成形、流し込成形などの成形時に金型内に生じる析出
物、いわゆるモールドデポジットの形成を大幅に抑制
し、成形品の生産性を向上させた着色マスターバッチ樹
脂組成物に関するものである。
[従来の技術] 近年、ポリアセタール樹脂は、優れた強度特性、疲労
特性、電気特性を有することから、電気部品、事務機器
部品、建材など多くの分野において幅広く用いられてお
り、年々その需要量も増大している。
特性、電気特性を有することから、電気部品、事務機器
部品、建材など多くの分野において幅広く用いられてお
り、年々その需要量も増大している。
又、外観用途にも多種多様に用いられ、着色剤を添加
した各色に発色さたポリアセタール樹脂も一般無色のポ
リアセタール樹脂と同様多くの需要がある。
した各色に発色さたポリアセタール樹脂も一般無色のポ
リアセタール樹脂と同様多くの需要がある。
従来から着色ポリアセタール樹脂を製造する方法とし
て、ポリアセタール樹脂パウダー又はベレットに着色剤
を加えて押出機により混練することにより着色ポリアセ
タール樹脂を製造する方法と、あらかじめ熱可塑性樹脂
に多量の着色剤を配合し、押出機、混練ミキサー等によ
り高濃度の着色ポリアセタール樹脂マスターバッチを作
製し、この着色マスターバッチをポリアセタール樹脂に
配合、均一ブレンドし射出成形又は押出成形により所望
の着色製品を得る方法に大別され採用されている。
て、ポリアセタール樹脂パウダー又はベレットに着色剤
を加えて押出機により混練することにより着色ポリアセ
タール樹脂を製造する方法と、あらかじめ熱可塑性樹脂
に多量の着色剤を配合し、押出機、混練ミキサー等によ
り高濃度の着色ポリアセタール樹脂マスターバッチを作
製し、この着色マスターバッチをポリアセタール樹脂に
配合、均一ブレンドし射出成形又は押出成形により所望
の着色製品を得る方法に大別され採用されている。
この着色ポリアセタール樹脂は、通常射出成形により
所望の形状に成形しているが、この際、金型表面にいわ
ゆるモールドデポジットを生じ、これが成形品表面へ転
写される結果、成形品の外観を著しくそこなったり、あ
るいは寸法精度が低下し、歯車など高い寸法精度が要求
される部品材料としては使用しにくいという欠点があ
る。このようなトラブルをできるだけ少なくするには、
ポリアセタール樹脂の成形に用いる金型を使用時ごとに
分解、掃除しなければならないが、これには多大の時間
を費やすため、生産性の低下を免れない。
所望の形状に成形しているが、この際、金型表面にいわ
ゆるモールドデポジットを生じ、これが成形品表面へ転
写される結果、成形品の外観を著しくそこなったり、あ
るいは寸法精度が低下し、歯車など高い寸法精度が要求
される部品材料としては使用しにくいという欠点があ
る。このようなトラブルをできるだけ少なくするには、
ポリアセタール樹脂の成形に用いる金型を使用時ごとに
分解、掃除しなければならないが、これには多大の時間
を費やすため、生産性の低下を免れない。
ところで、ポリアセタール樹脂の熱安定性を改良する
目的で、ポリアミド樹脂を配合することが提案されてい
るが(特開昭34−5440号公報)、この場合、成形機のシ
リンダーの中で熱や酸素の作用を受けて、黄褐色に変色
したり、スクリューに黒褐色の焦げつきが付着するとい
う問題を伴う。また、ポリアセタール樹脂の熱安定性を
そこなうことなく帯電防止効果を付与する目的でモノア
シルグリセリンのホウ酸エステルを配合することが行わ
れているが(特公昭57−15616号公報)、これらの添加
物を単独で加えた着色ポリアセタール樹脂は、モールド
デポジットの防止の点では必ずしも満足しうるものとは
いえなかった。
目的で、ポリアミド樹脂を配合することが提案されてい
るが(特開昭34−5440号公報)、この場合、成形機のシ
リンダーの中で熱や酸素の作用を受けて、黄褐色に変色
したり、スクリューに黒褐色の焦げつきが付着するとい
う問題を伴う。また、ポリアセタール樹脂の熱安定性を
そこなうことなく帯電防止効果を付与する目的でモノア
シルグリセリンのホウ酸エステルを配合することが行わ
れているが(特公昭57−15616号公報)、これらの添加
物を単独で加えた着色ポリアセタール樹脂は、モールド
デポジットの防止の点では必ずしも満足しうるものとは
いえなかった。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、射出成形、流し込成形など金型を用いる着
色ポリアセタール樹脂の成形において、金型内に発生す
るモールドデポジットを大幅に抑制し、成形品の品質及
び生産性を向上させることができる、熱安定性の優れ
た、ポリアセタール樹脂用着色マスターバッチ樹脂組成
物を提供することを目的としてなされたものである。
色ポリアセタール樹脂の成形において、金型内に発生す
るモールドデポジットを大幅に抑制し、成形品の品質及
び生産性を向上させることができる、熱安定性の優れ
た、ポリアセタール樹脂用着色マスターバッチ樹脂組成
物を提供することを目的としてなされたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは着色マスターバッチ樹脂組成物を使用
し、着色ポリアセタール樹脂を成形する際金型内に付着
するモールドデポジットの発生を防止する為に鋭意研究
を重ねた結果、熱可塑性樹脂100重量部に対しポリアミ
ド樹脂0.001×D重量部から0.5×D重量部、及びモノア
シルグリセリンのホウ酸エステル0.01×D重量部から5
×D重量部、及び着色剤(顔料)が任意の割合で含まれ
る着色マスターバッチ樹脂組成物がその目的を達成しう
ることを見い出し本発明を完成するに至った。ここで言
うDとはマスターバッチの希釈倍率を表し、希釈倍率と
は着色マスターバッチ樹脂組成物を無着色ポリアセター
ル樹脂に任意配合する割合を言い、例えば20倍希釈とは
着色マスタバッチ:ポリアセタール樹脂=1:19(重量
比)を意味する。Dは好ましくは2〜100倍である。
し、着色ポリアセタール樹脂を成形する際金型内に付着
するモールドデポジットの発生を防止する為に鋭意研究
を重ねた結果、熱可塑性樹脂100重量部に対しポリアミ
ド樹脂0.001×D重量部から0.5×D重量部、及びモノア
シルグリセリンのホウ酸エステル0.01×D重量部から5
×D重量部、及び着色剤(顔料)が任意の割合で含まれ
る着色マスターバッチ樹脂組成物がその目的を達成しう
ることを見い出し本発明を完成するに至った。ここで言
うDとはマスターバッチの希釈倍率を表し、希釈倍率と
は着色マスターバッチ樹脂組成物を無着色ポリアセター
ル樹脂に任意配合する割合を言い、例えば20倍希釈とは
着色マスタバッチ:ポリアセタール樹脂=1:19(重量
比)を意味する。Dは好ましくは2〜100倍である。
本発明組成物において(A)成分として用いられる熱
可塑性樹脂とは、例えばオリアセタール樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リオレフィン樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポ
リスチレン樹脂、ABS樹脂、AS樹脂、アクリル樹脂等で
あり単独又は併用してもよいが特にポリアセタール樹脂
単独が好ましい。
可塑性樹脂とは、例えばオリアセタール樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リオレフィン樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポ
リスチレン樹脂、ABS樹脂、AS樹脂、アクリル樹脂等で
あり単独又は併用してもよいが特にポリアセタール樹脂
単独が好ましい。
本発明組成物において、(B)成分として用いられる
ポリアミド樹脂は、酸アミド結合−CONH−を有する線状
高分子化合物であって、通常ジアミンとジカルボン酸と
の縮合、アミノ酸の縮合、ラクタムの開環重合などによ
って得られる。該ポリアミド樹脂としては、例えばナイ
ロン6、ナイロン6・6、ナイロン6/6・6、ナイロン6
/6・10、ナイロン6・6/6・10、ナイロ6・10、ナイロ
ン6/6・6/6・10、ナイロン12などが挙げられるが、これ
らポリアミド樹脂の中で、ナイロン6・6、ナイロン6/
6・6、ナイロン6・6/6・10、ナイロン6/6・6/6・10が
好適である。
ポリアミド樹脂は、酸アミド結合−CONH−を有する線状
高分子化合物であって、通常ジアミンとジカルボン酸と
の縮合、アミノ酸の縮合、ラクタムの開環重合などによ
って得られる。該ポリアミド樹脂としては、例えばナイ
ロン6、ナイロン6・6、ナイロン6/6・6、ナイロン6
/6・10、ナイロン6・6/6・10、ナイロ6・10、ナイロ
ン6/6・6/6・10、ナイロン12などが挙げられるが、これ
らポリアミド樹脂の中で、ナイロン6・6、ナイロン6/
6・6、ナイロン6・6/6・10、ナイロン6/6・6/6・10が
好適である。
これらのポリアミド樹脂は1種用いてもよいし、2種
以上を組み合わせて用いてもよく、また、その配合量
は、(A)熱可塑性樹脂100重量部に対し、0.001×D〜
0.5×D重量部、好ましくは0.05×D〜0.5×D重量部の
範囲で選ぶことが必要である。この量が0.001×D重量
部未満ではモールドデポジット防止効果が十分に発揮さ
れないし、0.5×D重量部を超えると成形機シリンダー
中で時間とともに、熱や酸素の作用を受けて茶褐色に変
色したり、スクリューに黒褐色の焦げつきが生じたりす
る。
以上を組み合わせて用いてもよく、また、その配合量
は、(A)熱可塑性樹脂100重量部に対し、0.001×D〜
0.5×D重量部、好ましくは0.05×D〜0.5×D重量部の
範囲で選ぶことが必要である。この量が0.001×D重量
部未満ではモールドデポジット防止効果が十分に発揮さ
れないし、0.5×D重量部を超えると成形機シリンダー
中で時間とともに、熱や酸素の作用を受けて茶褐色に変
色したり、スクリューに黒褐色の焦げつきが生じたりす
る。
本発明組成物における(C)成分のモノアシルグリセ
リンのホウ酸エステルとしては、例えば炭素数8〜22の
脂肪酸とグリセリンとのモノエステルとホウ酸とを反応
させて得られる、一般式 (式中のR3は炭素数7〜21のアルキル基又はアルケニル
基、mは1又は2である) を主成分とするものが用いられる。前記脂肪酸の具体例
としては、カブリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ス
テアリン酸、リノール酸、オレイン酸、ベヘニン酸など
が挙げられる。このホウ酸エステルはモノエステル、ジ
エステルのいずれでもよい。
リンのホウ酸エステルとしては、例えば炭素数8〜22の
脂肪酸とグリセリンとのモノエステルとホウ酸とを反応
させて得られる、一般式 (式中のR3は炭素数7〜21のアルキル基又はアルケニル
基、mは1又は2である) を主成分とするものが用いられる。前記脂肪酸の具体例
としては、カブリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ス
テアリン酸、リノール酸、オレイン酸、ベヘニン酸など
が挙げられる。このホウ酸エステルはモノエステル、ジ
エステルのいずれでもよい。
この(C)成分のモノアシルグリセリンのホウ酸エス
テルは単独で用いてもよいし、また2種以上を組み合わ
せて用いてもよい。その配合量は、前記(A)成分のポ
リアタール樹脂100重量部当り、0.01×D〜5×D重量
部、好ましくは0.01×D〜3×D重量部の範囲で選ぶこ
とが必要である。この量が0.01×D重量部未満ではポリ
アミド樹脂との相乗効果によるモールドデポジット防止
効果が十分に発揮されないし、5×D重量部を超えると
ポリアセタール樹脂が熱分解されやすくなる。
テルは単独で用いてもよいし、また2種以上を組み合わ
せて用いてもよい。その配合量は、前記(A)成分のポ
リアタール樹脂100重量部当り、0.01×D〜5×D重量
部、好ましくは0.01×D〜3×D重量部の範囲で選ぶこ
とが必要である。この量が0.01×D重量部未満ではポリ
アミド樹脂との相乗効果によるモールドデポジット防止
効果が十分に発揮されないし、5×D重量部を超えると
ポリアセタール樹脂が熱分解されやすくなる。
さらに着色剤としては一般に言われている有機顔料及
び無機顔料をいい、分散性、耐熱性、耐候性等を付与し
た処理顔料も含まれる。
び無機顔料をいい、分散性、耐熱性、耐候性等を付与し
た処理顔料も含まれる。
又、着色剤の添加量は希釈倍率により必要量添加し特
に限定はされない。
に限定はされない。
ポリアセタール樹脂とは、ポリアセタール単独重合体
であってもよいし、ポリアセタール共重合体であっても
よい。該ポリアセタール単独重合体は、オキシメチレン
単位CH2Oの繰り返しから成るものであって、ホルム
アルデヒド又はトリオキサンを単独重合させることによ
り製造することができる。
であってもよいし、ポリアセタール共重合体であっても
よい。該ポリアセタール単独重合体は、オキシメチレン
単位CH2Oの繰り返しから成るものであって、ホルム
アルデヒド又はトリオキサンを単独重合させることによ
り製造することができる。
一方、ポリアセタール共重合体は、オキシメチレン単
位から成る連鎖中に、一般式 (式中のR1及びR2は、それぞれ水素原子、アルキル基又
はアリール基であり、隣り合うR1同士、隣り合うR2同
士、及びR1,R2同士は同一であってもよいし、たがいに
異なっていてもよく、nは2〜6の整数である) で表わされるオキシアルキレン単位がランダムに導入さ
れた構造を有するものである。
位から成る連鎖中に、一般式 (式中のR1及びR2は、それぞれ水素原子、アルキル基又
はアリール基であり、隣り合うR1同士、隣り合うR2同
士、及びR1,R2同士は同一であってもよいし、たがいに
異なっていてもよく、nは2〜6の整数である) で表わされるオキシアルキレン単位がランダムに導入さ
れた構造を有するものである。
この共重合体における前記オキシアルキレン単位の含
有量は、オキシメチレン単位100モルに対し、0.05〜50
モル、好ましくは0.1〜20モルの範囲にあるの望まし
い。該オキシアルキレン単位としては、例えばオキシエ
チレン単位、オキシプピレン単位、オキシトリメチレン
単位、オキシテトラメチレン単位、オキシブチレン単
位、オキシフェニルエチレン単位などが挙げられる。こ
れらのオキシアルキレン単位の中でも、ポリアセタール
樹脂組成物の物性を向上させる点から、オキシエチレン
単位(CH2)2O及びオキシテトラメチレン単位(C
H2)4Oが特に好ましい。
有量は、オキシメチレン単位100モルに対し、0.05〜50
モル、好ましくは0.1〜20モルの範囲にあるの望まし
い。該オキシアルキレン単位としては、例えばオキシエ
チレン単位、オキシプピレン単位、オキシトリメチレン
単位、オキシテトラメチレン単位、オキシブチレン単
位、オキシフェニルエチレン単位などが挙げられる。こ
れらのオキシアルキレン単位の中でも、ポリアセタール
樹脂組成物の物性を向上させる点から、オキシエチレン
単位(CH2)2O及びオキシテトラメチレン単位(C
H2)4Oが特に好ましい。
該ポリアセタール共重合体は、例えばホルムアルデヒ
ド、トリオキサン及びポリオキシメチレンの中から選ば
れた少なくとも1種と環状エーテルとを共重合させるこ
とによって製造することができる。
ド、トリオキサン及びポリオキシメチレンの中から選ば
れた少なくとも1種と環状エーテルとを共重合させるこ
とによって製造することができる。
モールドデポジット防止能の判定基準としては、本発
明樹脂組成物をポリアセタール樹脂に任意の割合で配合
均一ブレンドし連続成形を行い金型表面に付着する析出
物の目視判定以外に熱分解揮発分量があり、上記ブレン
ド後の成形片の熱分解揮発分量は通常1500ppm以下であ
る。
明樹脂組成物をポリアセタール樹脂に任意の割合で配合
均一ブレンドし連続成形を行い金型表面に付着する析出
物の目視判定以外に熱分解揮発分量があり、上記ブレン
ド後の成形片の熱分解揮発分量は通常1500ppm以下であ
る。
本発明のマスターバッチ樹脂組成物には所望に応じ本
発明の目的をそこなわない範囲で、他の熱安定剤、例え
ばアミド化合物、尿素誘導体、多糖類、セルロースな
ど、あるいはポリアセタール樹脂に対して分解作用の低
い酸化防止剤、光安定剤、滑剤などを添加してもよい
し、着色剤の分散性向上剤として低分子量ポリマー例え
ば、ポリオレフィン系ワックス等を添加してもよい。
発明の目的をそこなわない範囲で、他の熱安定剤、例え
ばアミド化合物、尿素誘導体、多糖類、セルロースな
ど、あるいはポリアセタール樹脂に対して分解作用の低
い酸化防止剤、光安定剤、滑剤などを添加してもよい
し、着色剤の分散性向上剤として低分子量ポリマー例え
ば、ポリオレフィン系ワックス等を添加してもよい。
[実施例] 次に、実施例により本発明をさらに詳細に説明する
が、本発明はこれらの例によてなんら限定されるもので
はない。
が、本発明はこれらの例によてなんら限定されるもので
はない。
なお、着色マスターバッチ樹脂組成物とポリアセター
ル樹脂との配合からなる着色ポリアセタール樹脂組成物
の特性は次に示す方法に従って求めた。
ル樹脂との配合からなる着色ポリアセタール樹脂組成物
の特性は次に示す方法に従って求めた。
(1)モールドデポジット(MD)及び焦げつきの発生 射出成形機を用いて、シリンダー温度200℃、金型温
度70℃で、長さ75mm、幅14mm、厚さ2mmの成形品を連続
的に射出成形する操作において、ピンゲート金型(ガス
抜きなし)を使用し、MD発生により成形品表面につやが
なくなり始めるまでの成形数及び成形機スクリュー表面
に微少な焦げつきが発生するまでの日数を求め、評価し
た。
度70℃で、長さ75mm、幅14mm、厚さ2mmの成形品を連続
的に射出成形する操作において、ピンゲート金型(ガス
抜きなし)を使用し、MD発生により成形品表面につやが
なくなり始めるまでの成形数及び成形機スクリュー表面
に微少な焦げつきが発生するまでの日数を求め、評価し
た。
(2)シルバーストリークの発生 射出成形機を用いて、シリンダー温度230℃で組成物
を滞留させ、成形品に分解ホルムアルデヒドガスによる
シルバーストリークが発生する限界滞留時間を求め、評
価した。
を滞留させ、成形品に分解ホルムアルデヒドガスによる
シルバーストリークが発生する限界滞留時間を求め、評
価した。
(3)熱分解揮発分量 内径50mm、深さ50mmの円筒型ステンレス鋼製容器の中
へサンプル(成形片)10gを入れ、上部にステンレス鋼
製の蓋をのせ密閉し、これを200℃のシリコーンオイル
バス中に浸せきして、180分後のステンレス鋼製上蓋に
付着した揮発分量を求め、熱分解揮発分量[ppm(w/
w)]とした。
へサンプル(成形片)10gを入れ、上部にステンレス鋼
製の蓋をのせ密閉し、これを200℃のシリコーンオイル
バス中に浸せきして、180分後のステンレス鋼製上蓋に
付着した揮発分量を求め、熱分解揮発分量[ppm(w/
w)]とした。
なお、該上蓋には揮発分が付着しやすいように25℃の
冷却水を通水する。
冷却水を通水する。
実施例1〜10、比較例1〜6 ポリアセタール樹脂コポリマー[MI=9.0g/10分(190
℃)]100重量部と2,2′−メチレンビス(4−メチル−
6−t−ブチルフェノール)0.3重量部との混合物に、
熱可塑性樹脂(ポリアセタール樹脂コポリマー)100重
量部に対し、第1表に示す割合のナイロン6/6・6/6・10
(重量比60/20/20)三元共重合ポリアミド樹脂及びモノ
ラウリルグリセリンのホウ酸エステル及び着色剤として
カーボンブラック…4重量部(エチレンFブラック/BAS
F社製)との配合からなるマスターバッチ樹脂組成物を
ブレンド混合し、その特性を求め評価した結果を第1表
に示す。尚、第1表〜第4表に記載したMI値はASTM規格
D1238−E条件で測定した値である。
℃)]100重量部と2,2′−メチレンビス(4−メチル−
6−t−ブチルフェノール)0.3重量部との混合物に、
熱可塑性樹脂(ポリアセタール樹脂コポリマー)100重
量部に対し、第1表に示す割合のナイロン6/6・6/6・10
(重量比60/20/20)三元共重合ポリアミド樹脂及びモノ
ラウリルグリセリンのホウ酸エステル及び着色剤として
カーボンブラック…4重量部(エチレンFブラック/BAS
F社製)との配合からなるマスターバッチ樹脂組成物を
ブレンド混合し、その特性を求め評価した結果を第1表
に示す。尚、第1表〜第4表に記載したMI値はASTM規格
D1238−E条件で測定した値である。
第1表からわかるように20倍希釈用マスターバッチに
おいて、熱可塑性樹脂に対しB成分(ポリアミド樹脂)
の含有量が10重量部(0.5×20)を超えると焦げつき発
生日が早くなり、0.02重量部(0.001×20)未満ではMD
発生防止効果がなくなる。
おいて、熱可塑性樹脂に対しB成分(ポリアミド樹脂)
の含有量が10重量部(0.5×20)を超えると焦げつき発
生日が早くなり、0.02重量部(0.001×20)未満ではMD
発生防止効果がなくなる。
また、C成分(モノラウリルグリセリンのホウ酸モノ
エステル)が0.2重量部(0.01×20)未満ではMD防止効
果がなく、100重量部(5×20)を超えると熱安定性を
大きく低下させシルバーストリークの発生時間が早くな
り更に熱分解揮発分量も大巾に増加する。
エステル)が0.2重量部(0.01×20)未満ではMD防止効
果がなく、100重量部(5×20)を超えると熱安定性を
大きく低下させシルバーストリークの発生時間が早くな
り更に熱分解揮発分量も大巾に増加する。
実施例11〜17 B成分(ポリアミド樹脂)の種類を変え、C成分とし
てモノステアリルグリセリンのホウ酸モノエステルを用
いた以外は実施例1と同様にしてマスターバッチ樹脂組
成物を作りポリアセタール樹脂コポリマーとブレンド混
合しその特性を求め評価した。
てモノステアリルグリセリンのホウ酸モノエステルを用
いた以外は実施例1と同様にしてマスターバッチ樹脂組
成物を作りポリアセタール樹脂コポリマーとブレンド混
合しその特性を求め評価した。
その結果を第2表に示す。
比較例7 ポリアミド樹脂及びモノアシルグリセリンのホウ酸エ
ステルを添加しないマスターバッチ樹脂組成物を用い実
施例11と同様にして実施した。
ステルを添加しないマスターバッチ樹脂組成物を用い実
施例11と同様にして実施した。
その結果を第2表に示す。
実施例18〜25 ポリアセタール樹脂として、ホモポリマー[MI=24.0
g/10分(190℃)]を用い、かつ第3表に示す種類のポ
リアミド樹脂及びC成分としてモノベヘニルグリセリン
のホウ酸モノエステルを用いた以外は実施例1と同様に
して評価した。
g/10分(190℃)]を用い、かつ第3表に示す種類のポ
リアミド樹脂及びC成分としてモノベヘニルグリセリン
のホウ酸モノエステルを用いた以外は実施例1と同様に
して評価した。
比較例8 比較例7において、ポリアセタール樹脂として、ホモ
ポリマー[MI=24.0g/10分(190℃)]を用いた以外は
比較例7と同様にして実施した結果を第3表に示す。
ポリマー[MI=24.0g/10分(190℃)]を用いた以外は
比較例7と同様にして実施した結果を第3表に示す。
第2表及び第3表から分かるように、ポリアミド樹脂
とモノアシルグリセリンのホウ酸エステルとの相乗効果
により、MD発生が著しく防止され、かつ焦げつきの発生
日数及びシルバーストリーク発生時間が長くなり、熱分
解揮発分量もポリアミド樹脂及びモノアシルグリセリン
のホウ酸エステルが添加されていないものに比べて大幅
に低減している。
とモノアシルグリセリンのホウ酸エステルとの相乗効果
により、MD発生が著しく防止され、かつ焦げつきの発生
日数及びシルバーストリーク発生時間が長くなり、熱分
解揮発分量もポリアミド樹脂及びモノアシルグリセリン
のホウ酸エステルが添加されていないものに比べて大幅
に低減している。
これらの現象は、ポリアセタール樹脂がコポリマーで
あっても、ホモポリマーであっても同様である。
あっても、ホモポリマーであっても同様である。
実施例26〜29 実施例1で用いた熱可塑性樹脂(ポリアセタール樹脂
コポリマー)及びポリアミド樹脂(ナイロン6/6・6/6・
10)及びモノラウリルグリセリンのホウ酸モノエステル
を使用しマスターバッチ希釈倍率を10,40,60倍となるよ
うに配合したマスターバッチ樹脂組成物を作り実施例1
と同様にして実施評価した。
コポリマー)及びポリアミド樹脂(ナイロン6/6・6/6・
10)及びモノラウリルグリセリンのホウ酸モノエステル
を使用しマスターバッチ希釈倍率を10,40,60倍となるよ
うに配合したマスターバッチ樹脂組成物を作り実施例1
と同様にして実施評価した。
又、熱可塑性樹脂として、実施例3のポリアセタール
樹脂コポリマーの代りに低密度ポリエチレン(LDPE)…
商品名エースポリエチM6525/エースポリマー(株)製を
用いる以外は実施例3と同様にして実施した。
樹脂コポリマーの代りに低密度ポリエチレン(LDPE)…
商品名エースポリエチM6525/エースポリマー(株)製を
用いる以外は実施例3と同様にして実施した。
結果を第4表に示す。
第4表からわかるようにマスターバッチの希釈倍率を
10,40,60倍としても実施例3と同様MDの発生は防止さ
れ、熱可塑性樹脂としてLDPEを用いてもMD発生は防止さ
れ、焦げつき発生日数、及びシルバーストリーク発生時
間も長くなり、熱分解揮発分量も低減する。
10,40,60倍としても実施例3と同様MDの発生は防止さ
れ、熱可塑性樹脂としてLDPEを用いてもMD発生は防止さ
れ、焦げつき発生日数、及びシルバーストリーク発生時
間も長くなり、熱分解揮発分量も低減する。
[発明の効果] 本発明によると、熱可塑性樹脂にポリアミド樹脂及び
グリセリンモノ脂肪酸エステルのホウ酸エステル及び着
色剤の組み合せ配合からなるポリアセタール樹脂用着色
マスターバッチを、ポリアセタール樹脂に配合し着色ポ
リアセタール樹脂製品を生産する場合、射出成形などの
成形時において、金型内に付着するモールドデポジット
の形成が大幅に抑制されて成形品の生産性を向上させる
ことが可能となった。又、熱安定性に優れ、スクリュー
への焦げつきの少ないポリアセタール樹脂組成物を容易
に得ることができる。
グリセリンモノ脂肪酸エステルのホウ酸エステル及び着
色剤の組み合せ配合からなるポリアセタール樹脂用着色
マスターバッチを、ポリアセタール樹脂に配合し着色ポ
リアセタール樹脂製品を生産する場合、射出成形などの
成形時において、金型内に付着するモールドデポジット
の形成が大幅に抑制されて成形品の生産性を向上させる
ことが可能となった。又、熱安定性に優れ、スクリュー
への焦げつきの少ないポリアセタール樹脂組成物を容易
に得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 101:00 77:00)
Claims (1)
- 【請求項1】(A)熱可塑性樹脂100重量部に対し、 (B)ポリアミド樹脂 0.001×D重量部から 0.5×D重量部 (C)モノアシルグリセリンのホウ酸エステル 0.01×D重量部から 5×D重量部 (D:マスターバッチの希釈倍率を表す。) 及び着色剤との配合からなるポリアセタール樹脂用モー
ルドデポジット防止性着色マスターバッチ樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2185238A JPH089686B2 (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | モールドデポジット防止性着色マスターバッチ樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2185238A JPH089686B2 (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | モールドデポジット防止性着色マスターバッチ樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0477528A JPH0477528A (ja) | 1992-03-11 |
| JPH089686B2 true JPH089686B2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=16167308
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2185238A Expired - Fee Related JPH089686B2 (ja) | 1990-07-16 | 1990-07-16 | モールドデポジット防止性着色マスターバッチ樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH089686B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103160062A (zh) * | 2011-12-16 | 2013-06-19 | 合肥杰事杰新材料股份有限公司 | 一种聚甲醛色母粒及其制备方法 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20040118509A1 (en) * | 2002-12-20 | 2004-06-24 | Flexman Edmund Arthur | Concentrations to improve surface adhesion characteristics of polyacetal-based compositions |
| KR20240130117A (ko) * | 2022-02-09 | 2024-08-28 | 미쓰이 가가쿠 가부시키가이샤 | 환상 올레핀계 수지 조성물, 성형체 및 광학 부품 |
-
1990
- 1990-07-16 JP JP2185238A patent/JPH089686B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103160062A (zh) * | 2011-12-16 | 2013-06-19 | 合肥杰事杰新材料股份有限公司 | 一种聚甲醛色母粒及其制备方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0477528A (ja) | 1992-03-11 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3024802B2 (ja) | ポリアセタール樹脂着色組成物 | |
| JPH01146958A (ja) | 熱可塑性樹脂組成物 | |
| US11661512B2 (en) | Color stable and low wear polymer composition and articles made therefrom | |
| DE60008232T2 (de) | Polyacetalharze mit vermindertem formaldehydgeruch | |
| US3445396A (en) | Method of making synthetic resins antistatic and antistatic agent composition therefor | |
| GB2055395A (en) | Colouring composition for colouring thermoplastic polymers | |
| JPH089686B2 (ja) | モールドデポジット防止性着色マスターバッチ樹脂組成物 | |
| DE10162903A1 (de) | Polyoxymethylenharzzusammensetzung und daraus hergestellte Formkörper | |
| EP0690095A1 (de) | Antistatische Polyethylenformmassen | |
| DE3782188T2 (de) | Polyethylenterephthalat-harzmasse. | |
| JPS63295661A (ja) | アセタ−ル樹脂組成物 | |
| DE69218199T2 (de) | Polyacetal zusammensetzung | |
| CN109694541A (zh) | 聚缩醛树脂组合物 | |
| US4267278A (en) | ABS moulding compounds having improved surface | |
| JP3033993B2 (ja) | モールドデポジット防止性ポリアセタール樹脂組成物 | |
| JP4493740B2 (ja) | ポリオキシメチレン樹脂着色組成物及び成形品 | |
| JPH03247647A (ja) | モールドデポジット防止性ポリアセタール樹脂組成物 | |
| JP3335252B2 (ja) | ポリアセタール樹脂組成物 | |
| JPH0826171B2 (ja) | ジ−置換ベンジリデンソルビトール組成物 | |
| JPS60104152A (ja) | アセタ−ル樹脂組成物 | |
| DE3004943A1 (de) | Flammhemmende thermoplastische zusammensetzungen mit verminderter ausbluehneigung | |
| JPS61145254A (ja) | 樹脂組成物 | |
| JP3089030B2 (ja) | 着色ポリアセタール樹脂組成物 | |
| JP4610689B2 (ja) | 固化押出成形品 | |
| JPH0618976B2 (ja) | 射出成形用着色組成物 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |