JPH0899645A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置

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JPH0899645A
JPH0899645A JP7126769A JP12676995A JPH0899645A JP H0899645 A JPH0899645 A JP H0899645A JP 7126769 A JP7126769 A JP 7126769A JP 12676995 A JP12676995 A JP 12676995A JP H0899645 A JPH0899645 A JP H0899645A
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wave signal
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浩史 松岡
Ken Fukuda
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Koyo Seiko Co Ltd
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    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P7/00Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors
    • H02P7/03Arrangements for regulating or controlling the speed or torque of electric DC motors for controlling the direction of rotation of DC motors
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モータ電流の向きを判断する為の回路を必要
とせずに、モータ電流の正確なフィードバック制御がで
きる電動パワーステアリング装置を提供する。 【構成】 ブリッジ接続されたスイッチング素子T1 〜
T4 を橋絡するようにモータMを接続してあるモータ駆
動回路13と、これを駆動するPWM波を発生させるP
WM波発生回路11と、モータ駆動回路13の電源側に
挿入されたモータ電流検出用抵抗Rs と、これの両端電
圧によりモータ電流を検出するモータ電流検出回路10
とを備えて、モータ電流検出回路10の検出電流をフィ
ードバックすることにより、PWM波発生回路11を駆
動制御して、モータMを駆動させ操舵補助力を得る電動
パワーステアリング装置において、PWM波に同期して
モータ電流検出用抵抗Rs の両端電圧の極性を切り替え
るスイッチ回路1〜4を備え、増幅回路10の検出電流
の向きを切り替える構成となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、PWM波により駆動さ
れるモータ駆動回路を備えた電動パワーステアリング装
置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の電動パワーステアリング
装置の1例のモータ駆動回路及びモータ電流検出回路の
概略構成を示したブロック図である。モータ駆動回路1
3は、ブリッジ接続されたトランジスタ(スイッチング
素子)T1 〜T4 の、トランジスタT1 ,T3 の接続点
とトランジスタT2 ,T4 の接続点とを橋絡するように
モータMが接続され、モータMを介して直列接続された
1対のトランジスタT1:T4 ,T2 :T3 は、PWM
(パルス幅変調)波発生回路(図示せず)からのPWM
波信号PWMccw ,PWMcwを、各々のゲートに与えら
れ駆動されるようになっている。PWM波信号PWMcc
w ,PWMcwは、図10に示すようにパルス幅が相補の
関係(図10の場合は、両者ともデューティ比50%
で、モータ電流は流れない。)になっている。
【0003】このモータ駆動回路13の電源P側のトラ
ンジスタT1 ,T2 の各ソースは電源Pに接続され、接
地側のトランジスタT3 ,T4 の各ドレインは、他方が
接地されたモータ電流検出用抵抗Rs に接続されてい
る。電流検出用抵抗Rs の電源電圧側端子は増幅回路で
ある差動アンプ10の非反転入力端子に、接地側端子は
反転入力端子にそれぞれ接続され、モータ電流により生
じる電流検出用抵抗Rsの両端電圧が、差動アンプ10
へ入力されるようになっている。
【0004】このようなモータ駆動回路13及び差動ア
ンプ10では、例えば、図11(a)に示すように、P
WM波信号PWMcwのデューティ比がPWM波信号PW
Mccw のデューティ比より大きい場合、PWM波信号P
WMcwがオン、PWM波信号PWMccw がオフのとき
は、トランジスタT2 ,T3 がオン、トランジスタT
1,T4 がオフになり、モータ電流は実線(図9)のよ
うに流れる。このとき、差動アンプ10の非反転入力端
子の入力電圧V+は、図11(c)に示すように、正電
圧になり(反転入力端子は接地)、差動アンプ10の出
力は、図11(e)に示すように、正電圧になる。
【0005】次いで、PWM波信号PWMcwがオフ、P
WM波信号PWMccw がオンになるとき、トランジスタ
T2 ,T3 がオフ、トランジスタT1 ,T4 がオンにな
るが、モータMのインダクタンスに起因して、モータM
内でモータ電流の急激な変化を阻止する方向に誘導電圧
が発生する。この誘導電圧は電源Pの電圧より優勢にな
り、モータ電流は、トランジスタT1 ,T4 を通じて破
線(図9)のように流れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このモータ電流は、モ
ータM内では、図11(b)に示すように、PWM波信
号PWMcwがオンのときと同方向(図9において右から
左)に流れるが、トランジスタT1 ,T4 を通じて流れ
るので、モータ電流検出用抵抗Rs では、PWM波信号
PWMcwがオンのときとは逆方向(図9において下から
上)に流れる。このとき、差動アンプ10の反転入力端
子の入力電圧V−は、図11(c),(d)に示すよう
に、非反転入力端子の入力電圧V+より高くなり、差動
アンプ10の出力は、図11(e)に示すように、負電
圧になる。
【0007】その為、実際のモータM内のモータ電流と
は異なる値(極性が逆)が検出されることになり、差動
アンプ10の出力をそのまま、モータ電流のフィードバ
ック制御に使用しても、滑らかな操舵感覚を得ることが
できなかった。従って、差動アンプ10の出力をモータ
電流の正確なフィードバック制御に使用するには、モー
タM内のモータ電流の向きを判断する為の回路が別途必
要であった。
【0008】本発明は、上述のような事情に鑑みてなさ
れたものであり、第1,2発明では、スイッチング素子
を駆動するPWM波に同期してモータ電流検出用抵抗の
両端電圧の極性を切り替えるスイッチ回路を設けること
により、モータ電流の向きを判断する為の回路を必要と
せずに、モータ駆動回路の電源側に挿入されたモータ電
流検出用抵抗によりモータ電流の向きと大きさとを検出
し、モータ電流の正確なフィードバック制御ができる電
動パワーステアリング装置を提供することを目的とす
る。
【0009】また、スイッチング素子を駆動するPWM
波に同期してモータ電流検出用抵抗の両端電圧の極性を
切り替えるスイッチ回路を設けた場合、スイッチング素
子のスイッチング遅れが生じ、特に増幅回路の出力端子
にスイッチ回路を設けた場合には、増幅回路の応答遅れ
も生じて、PWM波に同期するスイッチ回路の切り替え
タイミングと増幅回路出力信号の極性反転とが合わず、
検出信号の誤差の原因となる問題がある。
【0010】例えば、図12(a)のようなPWM波P
WMcwがスイッチング素子(FET)に与えられると
き、モータ印加電圧には、図12(b)に示すように、
スイッチング遅れが生じ、モータ電流は、図12(c)
に示すように、PWM波PWMcwに対して遅れが生じ
る。このモータ電流によるモータ電流検出用抵抗の両端
電圧は、差動アンプ(増幅回路)で増幅されると、図1
2(d)に示すように、差動アンプの応答遅れも加わ
り、極性反転による変化が鈍くなる。差動アンプで増幅
されたモータ電流検出用抵抗の両端電圧(図12
(d))は、スイッチ回路(同期回路)が、図12
(f)に示すようにPWM波に同期して切り替わると、
上述のスイッチング遅れ及び応答遅れのために、図12
(e)に示すように、極性反転すべきでない部分で極性
反転が生じ、モータ電流との誤差が生じる。
【0011】第3,4発明は、このような事情に鑑みて
なされたものであり、PWM波の前縁を遅延させる遅延
回路と、その遅延時間の間、スイッチ回路の出力を保持
する保持回路とを設けることにより、スイッチング素子
のスイッチング遅れ及び増幅回路の応答遅れに起因する
検出誤差が小さくなり、モータ電流の正確なフィードバ
ック制御ができる電動パワーステアリング装置を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る電動パワ
ーステアリング装置は、ブリッジ接続されたスイッチン
グ素子を橋絡するようにモータを接続してあるモータ駆
動回路と、モータを介して直列接続された1対のスイッ
チング素子を選択駆動するPWM波を発生させるPWM
波発生回路と、前記モータ駆動回路の電源側に挿入され
たモータ電流検出用抵抗と、該モータ電流検出用抵抗の
両端電圧によりモータ電流を検出するモータ電流検出回
路とを備えて、該モータ電流検出回路が検出したモータ
電流をフィードバックすることにより、前記PWM波発
生回路を駆動制御して、モータを駆動させ操舵補助力を
得る電動パワーステアリング装置において、前記モータ
電流検出回路は、前記PWM波に同期して前記モータ電
流検出用抵抗の両端電圧の極性を切り替えるスイッチ回
路を備え、該スイッチ回路の出力に基づいてモータ電流
を検出すべくなしてあることを特徴とする。
【0013】第2発明に係る電動パワーステアリング装
置は、前記スイッチ回路は、前記モータ電流検出用抵抗
に接続された増幅回路の出力端子に接続されていること
を特徴とする。
【0014】第3発明に係る電動パワーステアリング装
置は、前記PWM波の前縁を遅延させる遅延回路を備
え、前記スイッチ回路は、前記遅延回路の出力信号に同
期して前記モータ電流検出用抵抗の両端電圧の極性を切
り替えるべくなしてあることを特徴とする。
【0015】第4発明に係る電動パワーステアリング装
置は、前記遅延回路の遅延時間の間、前記スイッチ回路
の出力を保持する保持回路を備えることを特徴とする。
【0016】
【作用】第1発明に係る電動パワーステアリング装置で
は、スイッチ回路は、スイッチング素子を駆動するPW
M波に同期して、モータ電流検出用抵抗の両端電圧の極
性を切り替えるので、モータ電流検出回路は、モータ内
のモータ電流を向きと共に正確に検出する。
【0017】第2発明に係る電動パワーステアリング装
置では、スイッチ回路は、モータ電流検出用抵抗に接続
された増幅回路の出力端子に接続されているので、モー
タ電流検出回路は、スイッチ回路の抵抗のバラツキによ
る影響を受けることが少なく、モータ内のモータ電流を
向きと共により正確にフィードバックする。
【0018】第3発明に係る電動パワーステアリング装
置では、遅延回路は、PWM波の前縁を遅延させ、スイ
ッチ回路は、遅延回路の出力信号に同期してモータ電流
検出用抵抗の両端電圧の極性を切り替えるので、スイッ
チング素子のスイッチング遅れ及び増幅回路の応答遅れ
に起因する検出誤差を低減できる。
【0019】第4発明に係る電動パワーステアリング装
置では、保持回路は、遅延回路の遅延時間の間、スイッ
チ回路の出力を保持するので、PWM波の前縁の遅延に
より生じる、スイッチ回路出力の空白期間(何れの接点
もオフの期間)をその直前の出力値で埋め合わせでき、
モータ電流検出回路の検出誤差を低減できる。
【0020】
【実施例】以下に、本発明をその実施例を示す図面に基
づき説明する。図1は、本発明の第1発明に係る電動パ
ワーステアリング装置の1実施例の概略構成を示したブ
ロック図である。この電動パワーステアリング装置で
は、トルクセンサ(図示せず)等で検出された操舵トル
クの値等に基づいて、モータ駆動電流目標値を表す信号
o が差動アンプ12の非反転入力端子へ入力され、ま
た、この差動アンプ12の反転入力端子へは、後述する
モータ電流の検出値が入力されている。この差動アンプ
12の出力は、PWM波発生回路11へ入力される。
【0021】PWM波発生回路11は、差動アンプ12
の出力が0の場合にデューティ比50%のPWM波信号
PWMcwを、差動アンプ12の出力が正の場合にその出
力値に応じて50%より大きいPWM波信号PWMcw
を、差動アンプ12の出力が負の場合にその出力値に応
じて50%より小さいPWM波信号PWMcwを、モータ
駆動回路13へ出力すると共に、その相補信号PWMcc
w をモータ駆動回路13へ出力する。
【0022】モータ駆動回路13は、ブリッジ接続され
たトランジスタ(スイッチング素子)T1 〜T4 の、ト
ランジスタT1 ,T3 の接続点とトランジスタT2 ,T
4 の接続点とを橋絡するようにモータMが接続され、モ
ータMを介して直列接続された1対のトランジスタT1
:T4 ,T2 :T3 は、PWM波発生回路11からの
PWM波信号PWMccw ,PWMcwを、各々のゲートに
与えられ駆動されるようになっている。PWM波信号P
WMccw ,PWMcwは、図10に示すようにパルス幅が
相補の関係(図10の場合は、両者ともデューティ比5
0%で、モータ電流は流れない。)になっている。この
モータ駆動回路13の電源P側のトランジスタT1 ,T
2 の各ソースは電源Pに接続され、接地側のトランジス
タT3 ,T4 の各ドレインは、他方が接地されたモータ
電流検出用抵抗Rs に接続されている。
【0023】電流検出用抵抗Rs の電源電圧側端子は、
PWM波信号PWMcwが与えられるスイッチ回路1を介
して、増幅回路である差動アンプ10の非反転入力端子
に、PWM波信号PWMccw が与えられるスイッチ回路
3を介して、差動アンプ10の反転入力端子に、それぞ
れ接続されている。また、電流検出用抵抗Rs の接地側
端子は、PWM波信号PWMcwが与えられるスイッチ回
路2を介して、差動アンプ10の反転入力端子に、PW
M波信号PWMccw が与えられるスイッチ回路4を介し
て、差動アンプ10の非反転入力端子に、それぞれ接続
されている。差動アンプ10の出力は、上述したよう
に、差動アンプ12の反転入力端子へ入力され、差動ア
ンプ12では、モータ駆動電流目標値を表す信号Io
の偏差が求められ、モータ電流のフィードバック制御に
使用される。
【0024】このような構成の電動パワーステアリング
装置の動作を以下に説明する。例えば、図2(a)に示
すように、PWM波信号PWMcwのデューティ比がPW
M波信号PWMccw のデューティ比より大きい場合、P
WM波信号PWMcwがオン、PWM波信号PWMccw が
オフのときは、トランジスタT2 ,T3 がオン、トラン
ジスタT1 ,T4 がオフになり、モータ電流は実線(図
1)のように流れる。このとき、PWM波信号PWMcw
が与えられているスイッチ回路1,2はオンに、PWM
波信号PWMccw が与えられているスイッチ回路3,4
はオフになる。その結果、差動アンプ10の非反転入力
端子の入力電圧V+は、図2(c)に示すように、正電
圧になり(反転入力端子は接地)、差動アンプ10の出
力は、図2(e)に示すように、正電圧になる。
【0025】次いで、PWM波信号PWMcwがオフ、P
WM波信号PWMccw がオンになるとき、トランジスタ
T2 ,T3 がオフ、トランジスタT1 ,T4 がオンにな
るが、モータMのインダクタンスに起因して、モータM
内でモータ電流の急激な変化を阻止する方向に誘導電圧
が発生する。この誘導電圧は電源Pの電圧より優勢にな
り、モータ電流は、トランジスタT1 ,T4 を通じて破
線(図1)のように流れる。このとき、PWM波信号P
WMcwが与えられているスイッチ回路1,2はオフに、
PWM波信号PWMccw が与えられているスイッチ回路
3,4はオンになる。その結果、差動アンプ10の非反
転入力端子は接地されるが、図2(d)に示すように、
反転入力端子の入力電圧V−は負電圧になり、差動アン
プ10の出力は、図2(e)に示すように、正電圧にな
る。
【0026】このモータ電流は、モータM内では、図2
(b)に示すように、PWM波信号PWMcwがオンのと
きと同方向(図1において右から左)に流れるが、トラ
ンジスタT1 ,T4 を通じて流れるので、モータ電流検
出用抵抗Rs では、PWM波信号PWMcwがオンのとき
とは逆方向(図1において下から上)に流れる。しか
し、このとき、スイッチ回路1,2がオフに、スイッチ
回路3,4がオンになって、モータ電流検出用抵抗Rs
の両端電圧の差動アンプ10への入力が切り替わってい
るので、差動アンプ10の出力は正電圧になり、差動ア
ンプ10の出力は、PWM波信号の1周期内では、PW
M波信号PWMcwがオンのときと同符号の正電圧に保た
れる。
【0027】PWM波信号PWMccw のデューティ比が
PWM波信号PWMcwのデューティ比より大きい場合、
PWM波信号PWMccw がオン、PWM波信号PWMcw
がオフのときは、トランジスタT1 ,T4 がオン、トラ
ンジスタT2 ,T3 がオフになり、モータ電流は破線
(図1)の逆方向に流れる。このとき、PWM波信号P
WMccw が与えられているスイッチ回路3,4はオン
に、PWM波信号PWMcwが与えられているスイッチ回
路1,2はオフになる。その結果、差動アンプ10の非
反転入力端子は接地され、反転入力端子には正電圧が入
力され、差動アンプ10の出力は負電圧になる。
【0028】次いで、PWM波信号PWMccw がオフ、
PWM波信号PWMcwがオンになるとき、トランジスタ
T1 ,T4 がオフ、トランジスタT2 ,T3 がオンにな
るが、モータMのインダクタンスに起因して、モータM
内でモータ電流の急激な変化を阻止する方向に誘導電圧
が発生する。この誘導電圧は電源Pの電圧より優勢にな
り、モータ電流は、トランジスタT2 ,T3 を通じて実
線(図1)の逆方向に流れる。このとき、PWM波信号
PWMccw が与えられているスイッチ回路3,4オフ
に、PWM波信号PWMcwが与えられているスイッチ回
路1,2はオンになる。その結果、差動アンプ10の反
転入力端子は接地されるが、非反転入力端子には負電圧
が入力され、差動アンプ10の出力は負電圧になる。
【0029】このモータ電流は、モータM内では、PW
M波信号PWMccw がオンのときと同方向(図1におい
て左から右)に流れるが、トランジスタT2 ,T3 を通
じて流れるので、モータ電流検出用抵抗Rs では、PW
M波信号PWMccw がオンのときとは逆方向(図1にお
いて下から上)に流れる。しかし、このとき、スイッチ
回路3,4がオフに、スイッチ回路1,2がオンになっ
て、モータ電流検出用抵抗Rs の両端電圧の差動アンプ
10への入力が切り替わっているので、差動アンプ10
の出力は負電圧になり、差動アンプ10の出力は、PW
M波信号の1周期内では、PWM波信号PWMccw がオ
ンのときと同符号の負電圧に保たれる。従って、本発明
に係る電動パワーステアリング装置では、実際のモータ
M内のモータ電流値が向きも含めて検出されることにな
り、差動アンプ10の出力をそのまま、モータ電流のフ
ィードバック制御に使用することができる。
【0030】図3は、第1発明に係る電動パワーステア
リング装置の具体的な構成例を示した回路図である(図
1に示したPWM波発生回路11及び差動アンプ12は
省略)。モータ駆動回路13は、ブリッジ接続された電
界効果トランジスタT1 〜T4 の、電界効果トランジス
タT1 ,T3 の接続点と電界効果トランジスタT2 ,T
4 の接続点とを橋絡するようにモータMが接続され、モ
ータMを介して直列接続された1対の電界効果トランジ
スタT1 :T4 ,T2 :T3 は、PWM波発生回路(図
示せず)からのPWM波信号PWMccw ,PWMcwを、
各々のゲートに与えられ駆動されるようになっている。
PWM波発生回路からのPWM波信号PWMccw は、イ
ンバータ20によりPWM波信号PWMcwに反転され、
これがインバータ21により再度反転されPWM波信号
PWMccw になっている。
【0031】インバータ20から出力されたPWM波信
号PWMcwは、スイッチ回路1,2及びNPNトランジ
スタ25のベースへ入力され、NPNトランジスタ25
のコレクタからの反転出力であるPWM波信号PWMcc
w は、電界効果トランジスタT4 のゲート及びNPNト
ランジスタ24のベースへ入力されている。NPNトラ
ンジスタ24のコレクタからの反転出力であるPWM波
信号PWMcwは、電界効果トランジスタT2 のゲートへ
入力されている。インバータ21から出力されたPWM
波信号PWMccw は、スイッチ回路3,4及びNPNト
ランジスタ22のベースへ入力され、NPNトランジス
タ22のコレクタからの反転出力であるPWM波信号P
WMcwは、電界効果トランジスタT3 のゲート及びNP
Nトランジスタ23のベースへ入力されている。NPN
トランジスタ23のコレクタからの反転出力であるPW
M波信号PWMccw は、電界効果トランジスタT1 のゲ
ートへ入力されている。
【0032】このモータ駆動回路13の電源P側の電界
効果トランジスタT1 ,T2 の各ソースは電源Pに接続
され、接地側の電界効果トランジスタT3 ,T4 の各ド
レインは、他方が接地されたモータ電流検出用抵抗Rs
に接続されている。電流検出用抵抗Rs の電源電圧側端
子は、スイッチ回路1を介して差動アンプ10の非反転
入力端子に、スイッチ回路3を介して差動アンプ10の
反転入力端子に、それぞれ接続されている。また、電流
検出用抵抗Rs の接地側端子は、スイッチ回路2を介し
て差動アンプ10の反転入力端子に、スイッチ回路4を
介して差動アンプ10の非反転入力端子に、それぞれ接
続されている。
【0033】図4は、本発明の第2発明に係る電動パワ
ーステアリング装置の1実施例の概略構成を示したブロ
ック図である。この電動パワーステアリング装置では、
電流検出用抵抗Rs の電源電圧側端子は、増幅回路であ
る差動アンプ10aの非反転入力端子と、増幅回路であ
る差動アンプ10bの反転入力端子とに接続されてい
る。また、電流検出用抵抗Rs の接地側端子は、差動ア
ンプ10aの反転入力端子と、差動アンプ10bの非反
転入力端子とに接続されている。
【0034】差動アンプ10aの出力は、PWM波信号
PWMcwが与えられるスイッチ回路5を介して、差動ア
ンプ12の反転入力端子へ接続され、差動アンプ10b
の出力は、PWM波信号PWMccw が与えられるスイッ
チ回路6を介して、差動アンプ12の反転入力端子へ接
続されている。スイッチ回路5,6の出力端子及び差動
アンプ12の反転入力端子の間には、抵抗Rが接続さ
れ、抵抗Rの出力側と接地間にコンデンサCが接続され
て、ローパスフィルタ7を構成している。その他の構成
は、第1発明に係る電動パワーステアリング装置と同様
なので、説明を省略する。
【0035】このような構成の電動パワーステアリング
装置の動作を以下に説明する。例えば、図5(a)に示
すように、PWM波信号PWMcwのデューティ比がPW
M波信号PWMccw のデューティ比より大きい場合、P
WM波信号PWMcwがオン、PWM波信号PWMccw が
オフのときは、トランジスタT2 ,T3 がオン、トラン
ジスタT1 ,T4 がオフになり、モータ電流は実線(図
4)のように流れる。このとき、差動アンプ10aの出
力電圧は、図5(c)に示すように、正電圧になり、差
動アンプ10bの出力電圧は、図5(d)に示すよう
に、負電圧になる。また、PWM波信号PWMcwが与え
られているスイッチ回路5はオンに、PWM波信号PW
Mccw が与えられているスイッチ回路6はオフになる。
その結果、スイッチ回路5,6の出力電圧は、図5
(e)に示すように、正電圧になる。
【0036】次いで、PWM波信号PWMcwがオフ、P
WM波信号PWMccw がオンになるとき、トランジスタ
T2 ,T3 がオフ、トランジスタT1 ,T4 がオンにな
るが、モータMのインダクタンスに起因して、モータM
内でモータ電流の急激な変化を阻止する方向に誘導電圧
が発生する。この誘導電圧は電源Pの電圧より優勢にな
り、モータ電流は、トランジスタT1 ,T4 を通じて破
線(図4)のように流れる。このとき、差動アンプ10
aの出力電圧は、図5(c)に示すように、負電圧にな
り、差動アンプ10bの出力電圧は、図5(d)に示す
ように、正電圧になる。また、PWM波信号PWMcwが
与えられているスイッチ回路5はオフに、PWM波信号
PWMccw が与えられているスイッチ回路6はオンにな
る。その結果、スイッチ回路5,6の出力電圧は、図5
(e)に示すように、正電圧になる。
【0037】このときのモータ電流は、モータM内で
は、図5(b)に示すように、PWM波信号PWMcwが
オンのときと同方向(図4において右から左)に流れる
が、トランジスタT1 ,T4 を通じて流れるので、モー
タ電流検出用抵抗Rs では、PWM波信号PWMcwがオ
ンのときとは逆方向(図4において下から上)に流れ
る。しかし、このとき、スイッチ回路5がオフに、スイ
ッチ回路6がオンになって、スイッチ回路5,6の出力
電圧は、差動アンプ10aの出力電圧から差動アンプ1
0bの出力電圧へ切り替わっているので、正電圧にな
り、スイッチ回路5,6の出力電圧は、PWM波信号の
1周期内では、PWM波信号PWMcwがオンのときと同
符号の正電圧に保たれる。
【0038】PWM波信号PWMccw のデューティ比が
PWM波信号PWMcwのデューティ比より大きい場合、
PWM波信号PWMccw がオン、PWM波信号PWMcw
がオフのときは、トランジスタT1 ,T4 がオン、トラ
ンジスタT2 ,T3 がオフになり、モータ電流は破線
(図4)の逆方向に流れる。このとき、差動アンプ10
aの出力電圧は正電圧になり、差動アンプ10bの出力
電圧は負電圧になる。また、PWM波信号PWMcwが与
えられているスイッチ回路5はオフに、PWM波信号P
WMccw が与えられているスイッチ回路6はオンにな
る。その結果、スイッチ回路5,6の出力電圧は負電圧
になる。
【0039】次いで、PWM波信号PWMcwがオン、P
WM波信号PWMccw がオフになるとき、トランジスタ
T1 ,T4 がオフ、トランジスタT2 ,T3 がオンにな
るが、モータMのインダクタンスに起因して、モータM
内でモータ電流の急激な変化を阻止する方向に誘導電圧
が発生する。この誘導電圧は電源Pの電圧より優勢にな
り、モータ電流は、トランジスタT2 ,T3 を通じて実
線(図4)の逆方向に流れる。このとき、差動アンプ1
0aの出力電圧は負電圧になり、差動アンプ10bの出
力電圧は正電圧になる。また、PWM波信号PWMcwが
与えられているスイッチ回路5はオンに、PWM波信号
PWMccw が与えられているスイッチ回路6はオフにな
る。その結果、スイッチ回路5,6の出力電圧は負電圧
になる。
【0040】このときのモータ電流は、モータM内で
は、PWM波信号PWMccw がオンのときと同方向(図
4において左から右)に流れるが、トランジスタT2 ,
T3 を通じて流れるので、モータ電流検出用抵抗Rs で
は、PWM波信号PWMccw がオンのときとは逆方向
(図4において下から上)に流れる。しかし、このと
き、スイッチ回路5がオンに、スイッチ回路6がオフに
なって、スイッチ回路5,6の出力電圧は、差動アンプ
10bの出力電圧から差動アンプ10aの出力電圧へ切
り替わっているので、負電圧になり、スイッチ回路5,
6の出力電圧は、PWM波信号の1周期内では、PWM
ccw がオンのときと同符号の負電圧に保たれる。
【0041】従って、第2発明に係る電動パワーステア
リング装置では、実際のモータM内のモータ電流値が向
きも含めて検出されることになり、スイッチ回路5,6
の出力電圧をそのまま、モータ電流のフィードバック制
御に使用することができる。また、モータ電流検出用抵
抗Rs の両端電圧の信号は、一般的に小さく設定するの
で、第1発明の構成では、スイッチ回路の抵抗のバラツ
キが大きいとき、モータ電流の測定精度への影響が大き
くなるが、本発明では、差動アンプ10a,10bによ
って増幅された信号をスイッチ回路5,6で切り替え出
力するので、スイッチ回路の抵抗のバラツキによる影響
を小さくすることができ、モータ電流の測定精度を向上
させることができる。
【0042】図6は、本発明の第3,4発明に係る電動
パワーステアリング装置の1実施例の概略構成を示した
ブロック図である。第2発明に係る電動パワーステアリ
ング装置においては、相補のPWM波信号PWMcw,P
WMccw により直接、スイッチ回路5,6を切り替えて
いるのに対して、この電動パワーステアリング装置で
は、遅延回路29が、PWM波信号PWMcwを受けて、
前縁に遅延を与えたPWM波信号PWMcw及びその相補
信号により、スイッチ回路5a及びスイッチ回路6aを
切り替えている。
【0043】遅延回路29の遅延は、トランジスタT1
,T2 ,T3 ,T4 のスイッチング遅れ及び差動アン
プ10a,10bの応答遅れの和と同等以上に定められ
る。また、保持回路8は、ローパスフィルタ7のコンデ
ンサCに代えて、より大きな容量を有するコンデンサC
3 を接続し、遅延回路29の遅延時間の間、スイッチ回
路5a,6aの出力を保持する。その他の構成は、第2
発明に係る電動パワーステアリング装置と同様なので、
説明を省略する。
【0044】このような構成の電動パワーステアリング
装置の動作を以下に説明する。例えば、図7(a)に示
すように、PWM波信号PWMcwのデューティ比がPW
M波信号PWMccw のデューティ比より大きい場合、P
WM波信号PWMcwがオン、PWM波信号PWMccw が
オフのときは、トランジスタT2 ,T3 がオン、トラン
ジスタT1 ,T4 がオフになるが、スイッチング遅れが
あるので、モータMに印加される電圧の立ち上がりは、
図7(b)に示すように、PWM波信号PWMcwの変化
より遅れる。これにより、モータ電流の変化も、同様に
遅れて、実線(図6)のように流れ始める。
【0045】このとき、差動アンプ10aの出力電圧
は、応答遅れにより、図7(d)に示すように、立ち上
がりに応答時間を要して正電圧になる。差動アンプ10
bの出力電圧は、差動アンプ10aの出力電圧が反転し
たものである。また、PWM波信号PWMcwが与えられ
ている遅延回路29は、図7(g)に示すように、スイ
ッチ回路5a(正転側)へは前縁に遅延が与えられたP
WM波信号PWMcw(オン)を、スイッチ回路6a(反
転側)へはPWM波信号PWMcwの相補信号(オフ;ス
イッチ回路5a,6aは低電圧信号でオンになるので、
実際には遅延回路29内で反転させる。)をそれぞれ出
力する。その結果、スイッチ回路5a,6a(同期回
路)は、図7(g)に示すように、遅延の間は、何れか
らも出力せず、図7(e)に示すように、保持回路8が
その直前の出力を保持出力した(この状態をHとする)
後、スイッチ回路5a(正転側)から正電圧を出力す
る。
【0046】次いで、PWM波信号PWMcwがオフ、P
WM波信号PWMccw がオンになるとき、トランジスタ
T2 ,T3 がオフ、トランジスタT1 ,T4 がオンにな
るが、スイッチング遅れがあるので、モータMに印加さ
れる電圧の立ち下がりは、図7(b)に示すように、P
WM波信号PWMcwの変化より遅れる。このとき、モー
タMのインダクタンスに起因して、モータM内でモータ
電流の急激な変化を阻止する方向に誘導電圧が発生す
る。この誘導電圧は電源Pの電圧より優勢になり、モー
タ電流は、トランジスタT1 ,T4 を通じて破線(図
6)のように流れる。このとき、差動アンプ10aの出
力電圧は、図7(d)に示すように、負電圧になる。差
動アンプ10bの出力電圧は、差動アンプ10aの出力
電圧が反転したものである。
【0047】また、PWM波信号PWMcwが与えられて
いる遅延回路29は、図7(g)に示すように、スイッ
チ回路5a(正転側)へはPWM波信号PWMcw(オ
フ)を、スイッチ回路6a(反転側)へは前縁に遅延が
与えられた、PWM波信号PWMcwの相補信号(オン)
をそれぞれ出力する。その結果、スイッチ回路5a,6
a(同期回路)は、図7(g)に示すように、遅延の間
(PWM波信号PWMcwの相補信号が立ち上がる迄)
は、何れからも出力せず、図7(e)に示すように、保
持回路8がその直前の出力を保持出力した(H)後、ス
イッチ回路6a(反転側)から正電圧を出力する。
【0048】このときのモータ電流は、モータM内で
は、図7(c)に示すように、PWM波信号PWMcwが
オンのときと同方向(図6において右から左)に流れる
が、トランジスタT1 ,T4 を通じて流れるので、モー
タ電流検出用抵抗Rs では、PWM波信号PWMcwがオ
ンのときとは逆方向(図6において下から上)に流れ
る。しかし、このとき、スイッチ回路5aがオフに、ス
イッチ回路6aがオンになって、スイッチ回路5a,6
aの出力電圧は、差動アンプ10aの出力電圧から差動
アンプ10bの出力電圧へ切り替わっているので、スイ
ッチ回路5a,6aの出力電圧は、PWM波信号の1周
期内では、PWM波信号PWMcwがオンのときと同符号
の正電圧に保たれる。
【0049】PWM波信号PWMccw のデューティ比が
PWM波信号PWMcwのデューティ比より大きい場合
は、上述の場合とはモータ電流の向きが逆になるが、上
述の場合と同様に考えて、スイッチ回路5a,6aの出
力電圧は、PWM波信号の1周期内では、PWM波信号
PWMccw がオンのときと同符号の負電圧に保たれる。
従って、第3,4発明に係る電動パワーステアリング装
置では、実際のモータM内のモータ電流値が向きも含め
て検出されることになり、スイッチ回路5a,6aの出
力電圧をそのまま、モータ電流のフィードバック制御に
使用することができる。
【0050】また、遅延回路29が、PWM波信号PW
Mcw及びその相補信号の前縁を遅延させ、スイッチ回路
5a,6aは、遅延回路29の出力信号に同期して切り
替わり、保持回路8は、遅延回路29の遅延時間の間、
その直前のスイッチ回路5a,6aの出力を保持出力す
る。そのため、トランジスタT1 ,T2 ,T3 ,T4の
スイッチング遅れ及び増幅回路10a,10bの応答遅
れに起因する検出誤差を低減できると共に、PWM波信
号PWMcw及びその相補信号の前縁の遅延により生じ
る、スイッチ回路出力の空白期間(何れの接点もオフの
期間)をその直前の出力値で埋め合わせでき、モータ電
流検出回路の検出誤差を低減できる。
【0051】図8は、第3,4発明に係る電動パワース
テアリング装置の具体的な構成例を示した回路図である
(図6に示したPWM波発生回路11及び差動アンプ1
2は省略)。モータ駆動回路13は、ブリッジ接続され
た電界効果トランジスタT1 〜T4の、電界効果トラン
ジスタT1 ,T3 の接続点と電界効果トランジスタT2
,T4 の接続点とを橋絡するようにモータMが接続さ
れ、モータMを介して直列接続された1対の電界効果ト
ランジスタT1 :T4 ,T2 :T3 は、PWM波発生回
路からのPWM波信号PWMccw ,PWMcwを、各々の
ゲートに与えられ駆動されるようになっている。
【0052】モータ駆動回路13の電源P側の電界効果
トランジスタT1 ,T2 の各ソースは電源Pに接続さ
れ、接地側の電界効果トランジスタT3 ,T4 の各ドレ
インは、他方が接地されたモータ電流検出用抵抗Rs に
接続されている。電流検出用抵抗Rs の電源電圧側端子
は、差動アンプ10aの非反転入力端子と差動アンプ1
0bの反転入力端子とにそれぞれ接続されている。ま
た、電流検出用抵抗Rs の接地側端子は、差動アンプ1
0aの反転入力端子と差動アンプ10bの非反転入力端
子にそれぞれ接続されている。
【0053】差動アンプ10a,10bの非反転入力端
子は、それぞれ抵抗R1 ,R2 を介して2.5Vの定電
圧が与えられている。差動アンプ10a,10bの各出
力端子はスイッチ回路5a,6aの各入力端子にそれぞ
れ接続され、スイッチ回路5a,6aの出力端子には抵
抗Rが接続されている。抵抗Rの出力側と接地間にはコ
ンデンサC3 が接続されて、保持回路8を構成してい
る。
【0054】遅延回路29は、PWM波信号PWMcwが
抵抗R12を介してNPNトランジスタ30のベースへ与
えられ、NPNトランジスタ30のエミッタは接地さ
れ、コレクタはコンパレータ32の反転入力端子に接続
されている。NPNトランジスタ30のコレクタは、ま
た、PNPトランジスタ31のコレクタに接続され、P
NPトランジスタ31 のエミッタは、抵抗R11を通じて
6V電源に接続されている。コンパレータ32の反転入
力端子には、他方が接地されたコンデンサC1 と、コレ
クタが接地されベースに2.5Vの定電圧が印加された
PNPトランジスタ33のエミッタとが接続されてい
る。コンパレータ32の非反転入力端子には、2.5V
の基準電圧が印加され、出力端子は、抵抗R10を通じて
6V電源に接続されている。コンパレータ32の出力端
子は、また、スイッチ回路6aの制御端子に接続されて
いる。
【0055】一方、PWM波信号PWMcwは抵抗R13を
介してNPNトランジスタ34のベースへも与えられ、
NPNトランジスタ34のエミッタは接地され、コレク
タはPNPトランジスタ35のコレクタに接続され、P
NPトランジスタ35のエミッタは、抵抗R9 を通じて
6V電源に接続されている。NPNトランジスタ34の
コレクタは、また、NPNトランジスタ36のベースに
接続され、NPNトランジスタ36のエミッタは接地さ
れ、コレクタはコンパレータ39の反転入力端子に接続
されている。NPNトランジスタ36のコレクタは、ま
た、PNPトランジスタ37のコレクタに接続され、P
NPトランジスタ37のエミッタは、抵抗R8 を通じて
6V電源に接続されている。
【0056】コンパレータ39の反転入力端子には、他
方が接地されたコンデンサC2 と、コレクタが接地され
ベースに2.5Vの定電圧が印加されたPNPトランジ
スタ38のエミッタとが接続されている。コンパレータ
39の非反転入力端子には、2.5Vの基準電圧が印加
され、出力端子は、抵抗R7 を通じて6V電源に接続さ
れている。コンパレータ39の出力端子は、また、スイ
ッチ回路5aの制御端子に接続されている。
【0057】PNPトランジスタ31,35,37の各
ベースは、PNPトランジスタ40のベース及びコレク
タと接続され、PNPトランジスタ40のエミッタは、
抵抗R5 を通じて6V電源に接続されている。PNPト
ランジスタ40のコレクタは、また、NPNトランジス
タ41のコレクタに接続され、NPNトランジスタ41
のエミッタは、他方が接地された抵抗R6 に接続されて
いる。NPNトランジスタ41のベースは、NPNトラ
ンジスタ43のエミッタと、エミッタが接地されたNP
Nトランジスタ44のコレクタとに接続されている。
【0058】NPNトランジスタ43のコレクタ及びベ
ースは、NPNトランジスタ42のエミッタに接続さ
れ、NPNトランジスタ42のコレクタ及びベースは、
抵抗R4 を通じて6V電源に接続されている。NPNト
ランジスタ43のベースは、また、NPNトランジスタ
45のベースに接続されている。NPNトランジスタ4
5のコレクタは6V電源に接続され、エミッタは、他方
が接地された抵抗R3 に接続されている。NPNトラン
ジスタ45のエミッタは、また、NPNトランジスタ4
4のベースに接続されている。PNPトランジスタ40
は、PNPトランジスタ31,35,37の各ベースに
定電圧を与えて、PNPトランジスタ31,35,37
を定電流源としており、NPNトランジスタ41,4
2,43,44,45は、PNPトランジスタ40のコ
レクタを定電圧にするための定電圧回路を構成してい
る。
【0059】このような遅延回路29は、PWM波信号
PWMcwがオンになるとき、NPNトランジスタ30は
オンになり、コンパレータ32の反転入力端子は、NP
Nトランジスタ30を通じて、略接地電圧になるので、
コンパレータ32は正電圧を出力して、スイッチ回路6
aはオフになる(スイッチ回路5a,6aは低電圧でオ
ンになる)。一方、NPNトランジスタ34もオンにな
り、NPNトランジスタ36のベース電圧が略接地電圧
になるので、NPNトランジスタ36はオフになり、コ
ンデンサC2 が、定電流源であるPNPトランジスタ3
7により、充電され始め、コンパレータ39の反転入力
端子は徐々に昇圧される。このとき、コンデンサC2の
充電速度は、定電流源であるPNPトランジスタ37に
流れる電流の大きさにより決まる。
【0060】コンデンサC2 の充電が進み、コンパレー
タ39の反転入力端子の電圧が2.5Vを超えると、コ
ンパレータ39は負電圧を出力し、スイッチ回路5aを
オンにする。コンデンサC2 の充電が更に進み、コンパ
レータ39の反転入力端子の電圧が(2.5V+PNP
トランジスタ38のエミッタ−ベース間電圧)を超える
と、PNPトランジスタ38がオンになって、コンデン
サC2 は放電するので、コンパレータ39の反転入力端
子の電圧はこれ以上は昇圧されない。
【0061】PWM波信号PWMcwがオフになるとき、
NPNトランジスタ34はオフになり、NPNトランジ
スタ36はオンになって、コンデンサC2 は、NPNト
ランジスタ36を通じて瞬時に放電する。そのため、コ
ンパレータ39の反転入力端子は、NPNトランジスタ
36を通じて、略接地電圧になるので、コンパレータ3
9は正電圧を出力する。従って、スイッチ回路5aは、
PWM波信号PWMcwがオフになると即時にオフにな
る。一方、NPNトランジスタ30もオフになり、コン
デンサC1 が、定電流源であるPNPトランジスタ31
により、充電され始め、コンパレータ32の反転入力端
子は徐々に昇圧される。このとき、コンデンサC1 の充
電速度は、定電流源であるPNPトランジスタ31に流
れる電流の大きさにより決まる。
【0062】コンデンサC1 の充電が進み、コンパレー
タ32の反転入力端子の電圧が2.5Vを超えると、コ
ンパレータ32は負電圧を出力し、スイッチ回路6aを
オンにする。コンデンサC1 の充電が更に進み、コンパ
レータ32の反転入力端子の電圧が(2.5V+PNP
トランジスタ33のエミッタ−ベース間電圧)を超える
と、PNPトランジスタ33がオンになって、コンデン
サC1 は放電するので、コンパレータ32の反転入力端
子の電圧はこれ以上は昇圧されない。
【0063】尚、以上の実施例においては、モータ電流
検出用抵抗Rs をモータ駆動回路13と接地との間に挿
入した場合を説明したが、本発明は、モータ電流検出用
抵抗Rs をモータ駆動回路13と電源Pの正極との間に
挿入してもよい。
【0064】
【発明の効果】第1発明に係る電動パワーステアリング
装置によれば、モータ電流の向きを判断する為の回路を
必要とせずに、モータ電流の正確なフィードバック制御
が可能になり、滑らかな操舵感覚の電動パワーステアリ
ング装置を実現することができる。
【0065】第2発明に係る電動パワーステアリング装
置によれば、モータ電流の向きを判断する為の回路を必
要とせずに、モータ電流の正確なフィードバック制御が
可能になり、滑らかな操舵感覚の電動パワーステアリン
グ装置を実現することができる。また、使用するスイッ
チ回路の抵抗のバラツキによる影響を小さくすることが
できる。
【0066】第3発明に係る電動パワーステアリング装
置によれば、スイッチング素子のスイッチング遅れ及び
増幅回路の応答遅れに起因する検出誤差を低減できる。
【0067】第4発明に係る電動パワーステアリング装
置によれば、PWM波の前縁の遅延により生じる、スイ
ッチ回路出力の空白期間をその直前の出力値で埋め合わ
せでき、モータ電流検出回路の検出誤差を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明に係る電動パワーステアリング装置の
1実施例の概略構成を示したブロック図である。
【図2】第1発明に係る電動パワーステアリング装置の
各部における信号波形を示した波形図である。
【図3】第1発明に係る電動パワーステアリング装置の
具体的な構成を示した回路図である。
【図4】第2発明に係る電動パワーステアリング装置の
1実施例の概略構成を示したブロック図である。
【図5】第2発明に係る電動パワーステアリング装置の
各部における信号波形を示した波形図である。
【図6】第3,4発明に係る電動パワーステアリング装
置の1実施例の概略構成を示したブロック図である。
【図7】第3,4発明に係る電動パワーステアリング装
置の各部における信号波形を示した波形図である。
【図8】第3,4発明に係る電動パワーステアリング装
置の具体的な構成を示した回路図である。
【図9】従来の電動パワーステアリング装置の1例のモ
ータ駆動回路及びモータ電流検出回路の概略構成を示し
たブロック図である。
【図10】2種類のPWM波信号の相補関係を示した波
形図である。
【図11】従来の電動パワーステアリング装置の各部に
おける信号波形を示した波形図である。
【図12】電動パワーステアリング装置の各部における
信号波形を示した波形図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5,5a,6,6a スイッチ回路 7 ローパスフィルタ 8 保持回路 10,10a,10b 差動アンプ(増幅回路) 12 差動アンプ 11 PWM波発生回路 13 モータ駆動回路 29 遅延回路 C3 コンデンサ M モータ P 電源 Rs モータ電流検出用抵抗 PWMccw ,PWMcw PWM波信号 T1 ,T2 ,T3 ,T4 トランジスタ(スイッチング
素子)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブリッジ接続されたスイッチング素子を
    橋絡するようにモータを接続してあるモータ駆動回路
    と、モータを介して直列接続された1対のスイッチング
    素子を選択駆動するPWM波を発生させるPWM波発生
    回路と、前記モータ駆動回路の電源側に挿入されたモー
    タ電流検出用抵抗と、該モータ電流検出用抵抗の両端電
    圧によりモータ電流を検出するモータ電流検出回路とを
    備えて、該モータ電流検出回路が検出したモータ電流を
    フィードバックすることにより、前記PWM波発生回路
    を駆動制御して、モータを駆動させ操舵補助力を得る電
    動パワーステアリング装置において、 前記モータ電流検出回路は、前記PWM波に同期して前
    記モータ電流検出用抵抗の両端電圧の極性を切り替える
    スイッチ回路を備え、該スイッチ回路の出力に基づいて
    モータ電流を検出すべくなしてあることを特徴とする電
    動パワーステアリング装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチ回路は、前記モータ電流検
    出用抵抗に接続された増幅回路の出力端子に接続されて
    いる請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 【請求項3】 前記PWM波の前縁を遅延させる遅延回
    路を備え、前記スイッチ回路は、前記遅延回路の出力信
    号に同期して前記モータ電流検出用抵抗の両端電圧の極
    性を切り替えるべくなしてある請求項1又は2記載の電
    動パワーステアリング装置。
  4. 【請求項4】 前記遅延回路の遅延時間の間、前記スイ
    ッチ回路の出力を保持する保持回路を備える請求項3記
    載の電動パワーステアリング装置。
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