JPH09100184A - 陶磁器及びその発熱皮膜形成方法 - Google Patents

陶磁器及びその発熱皮膜形成方法

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JPH09100184A
JPH09100184A JP7255122A JP25512295A JPH09100184A JP H09100184 A JPH09100184 A JP H09100184A JP 7255122 A JP7255122 A JP 7255122A JP 25512295 A JP25512295 A JP 25512295A JP H09100184 A JPH09100184 A JP H09100184A
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JP
Japan
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film
paste
powder
melting point
heat
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JP7255122A
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English (en)
Inventor
Shohei Hatanaka
昌平 畑中
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KYOGYO KUMIAI SHIBUKUSA
Original Assignee
KYOGYO KUMIAI SHIBUKUSA
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Abstract

(57)【要約】 【課題】陶磁器を電磁調理器によって加熱できるように
する。 【解決手段】陶磁器11の底部12の下面13には銀及
び白金からなる発熱皮膜14が設けられ、発熱皮膜14
の下側には珪酸カルシウムからなる剥離防止皮膜15が
前記発熱皮膜14を覆うように設けられる。そして、陶
磁器11を電磁調理器に載せると、電磁調理器によって
発生した交番磁力線が陶磁器11の底部12に設けられ
た発熱皮膜14を通過する。すると、発熱皮膜14に渦
電流が流れ、渦電流が流れる時の発熱皮膜14の電気抵
抗によって同発熱皮膜14が発熱する。そして、発熱皮
膜14の熱が底部12へ伝達されることにより、陶磁器
11が加熱される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陶磁器及びその発
熱皮膜形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、粘土を所定温度で焼成するこ
とにより形成される陶磁器は、加熱すると多量の遠赤外
線を放射するようになっている。従って、前記陶磁器に
肉等の食品を載せて加熱すると、陶磁器が放射する遠赤
外線によって食品の分子が効率良く振動して加熱され、
その食品が美味しく焼き上がるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記陶磁器
は粘土を焼成することによって形成されているため、そ
の陶磁器を電磁調理器によって加熱することができない
という問題があった。
【0004】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、第1の目的は、陶磁器を電磁調理器
によって加熱できるようにすることにある。第2の目的
は、電磁調理器によって加熱可能な陶磁器を小型化する
ことにある。
【0005】第3の目的は、発熱皮膜が陶磁器の底部下
面から剥離するのを防止することにある。第4の目的
は、発熱皮膜を陶磁器の底部下面に対して確実に密着さ
せることにある。
【0006】第5の目的は、剥離防止皮膜を発熱皮膜に
対して確実に密着させることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、請求項1記載の発明では、底部に磁性体からなる発
熱部を設けた。
【0008】請求項2記載の発明では、前記発熱部を底
部の下面に設けられた発熱皮膜とした。請求項3記載の
発明では、前記底部の下面には発熱皮膜よりも高温で溶
融する剥離防止皮膜を、前記発熱皮膜を覆うように設け
た。
【0009】請求項4記載の発明では、磁性体粉末が含
まれる磁性体ペーストを陶磁器の底部の下面に塗布し、
その後に前記磁性体ペーストを加熱して磁性体粉末を溶
融させることにより、陶磁器の底部の下面に発熱皮膜を
形成するようにした。
【0010】請求項5記載の発明では、前記発熱皮膜を
形成した後、その発熱皮膜よりも高温で溶融する高融点
粉末が含まれる高融点ペーストを形成し、その高融点ペ
ーストを前記発熱皮膜が覆われるように塗布し、その後
に前記高融点ペーストを加熱して高融点粉末を溶融させ
ることにより、剥離防止皮膜を形成するようにした。
【0011】即ち、請求項1記載の発明では、陶磁器を
電磁調理器の上にのせると、その電磁調理器によって発
生する交番磁力線が陶磁器の底部に設けられた磁性体か
らなる発熱部を通過する。すると、発熱部に渦電流が発
生し、その渦電流が流れる時の発熱部の電気抵抗によっ
て同発熱部が発熱する。発熱部が発熱すると、その熱が
陶磁器へ伝達されて同陶磁器が加熱される。
【0012】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の作用に加え、陶磁器の底部は発熱皮膜の分だけ厚
さが増す。請求項3記載の発明では、請求項2記載の発
明の作用に加え、陶磁器の底部下面に設けられた発熱皮
膜は、発熱皮膜よりも高温で溶融する剥離防止皮膜によ
って陶磁器の底部下面側へ押さえられる。
【0013】請求項4記載の発明では、陶磁器の底部下
面にはその陶磁器の形成時に細かい凹凸が形成される。
そして、磁性体ペーストを陶磁器の底部下面に塗布する
と、その磁性ペーストが陶磁器の底部下面に形成された
細かい凹部内に入り込む。その後、磁性体ペーストを加
熱すると、磁性体ペーストに含まれる磁性体粉末が溶融
して発熱皮膜が形成される。
【0014】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
発明の作用に加え、前記発熱皮膜を覆うように高融点ペ
ーストを塗布した状態で、その高融点ペーストを加熱し
て溶融させると、高融点ペーストと発熱皮膜とが両者の
境界で互いに混じり合う。そして、高融点ペーストに含
まれる高融点粉末が溶融することによって、加熱皮膜を
覆うように剥離防止皮膜が形成される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を図1〜図5に従って説明する。図1に示すよう
に、陶磁器11は平皿状に形成され、陶磁器11の底部
12における下面13には銀及び白金からなる発熱皮膜
14が発熱部として設けられている。この発熱皮膜14
の厚さは約0.1mmとなっている。発熱皮膜14の下
側には珪酸カルシウム、珪酸ナトリウム及び珪酸リチウ
ム等の珪酸物質からなる剥離防止皮膜15が設けられ、
剥離防止皮膜15は前記発熱皮膜14を覆うように設け
られている。この剥離防止皮膜15の厚さは約0.1m
mとなっている。
【0016】次に、上記陶磁器11における発熱皮膜1
4の形成方法を説明する。陶磁器11は粘土を所定の温
度で焼成することによって形成される。この時、陶磁器
11の下面13には、図2に示すように細かい凹凸が形
成される。その後、図2に示す銀粉16と白金粉17と
を100:0.4の割合で混合したものをバルサム油1
8に投入して磁性体ペースト19を形成する。そして、
磁性体ペースト19において、バルサム油18の割合を
銀粉16及び白金17に対して約20%にする。尚、前
記銀粉16と白金粉17は磁性体粉末として設けられて
いる。
【0017】バルサム油18は粘度が低いため、銀粉1
6及び白金粉17はバルサム油18に対して容易に均等
に混合され、磁性体ペースト19において銀粉16及び
白金粉17が均等に分布する。そして、はけ等によって
磁性体ペースト19を、陶磁器11の底部12における
下面13を覆うように塗る。磁性体ペースト19を構成
するバルサム油18は粘度が低いため、その磁性体ペー
スト19を前記下面13に対して均一に塗ることが可能
になる。図2に示すように、磁性体ペースト19が陶磁
器11の下面13に塗られると、その下面13に形成さ
れた多数の細かい凹部20内に磁性体ペースト19が入
り込む。磁性体ペースト19を構成するバルサム油18
は密着性が高いため、凹部20内に入り込んだ磁性体ペ
ースト19は確実に凹部20の内面に対して密着され
る。
【0018】そして、磁性体ペースト19を所定時間放
置して乾燥させた後、その磁性体ペースト19を約80
0℃で焼き付けて加熱する。すると、磁性体ペースト1
9の銀粉16及び白金粉17が溶融し、下面13の細か
い凹部20内においても、銀粉16及び白金粉17が溶
融する。その後、溶融した銀粉16及び白金粉17を自
然冷却すると、図3に示すように底部12の下面13に
ほぼ均一な厚さの発熱皮膜14が形成される。この発熱
皮膜14は下面13の凹部20を埋めるように設けら
れ、底部12の下面13と発熱皮膜14の上面14aと
は確実に密着される。又、発熱皮膜14の下面14bに
は多数の細かい凹凸が形成される。
【0019】その後、珪酸カルシウム、珪酸ナトリウム
及び珪酸リチウム等の珪酸物質からなる図4の混合粉2
1をバルサム油22に投入して高融点ペースト23を形
成する。そして、高融点ペースト23において、バルサ
ム油22の割合を混合粉21に対して約20%にする。
尚、前記混合粉21は高融点粉末として設けられてい
る。
【0020】バルサム油22は粘度が低いため、混合粉
21はバルサム油22に対して容易に均等に混合され、
高融点ペースト23において混合粉21が均等に分布す
る。そして、はけ等によって高融点ペースト23を発熱
皮膜14の下面14bに塗る。高融点ペースト23を構
成するバルサム油22は粘度が低いため、その高融点ペ
ースト23を前記下面14bに対して均一に塗ることが
可能になる。図4に示すように、高融点ペースト23が
発熱皮膜14の下面14bに塗られると、その下面14
bに形成された多数の細かい凹部24内に高融点ペース
ト23が入り込む。高融点ペースト23を構成するバル
サム油22は密着性が高いため、凹部24内に入り込ん
だ高融点ペースト23は確実に凹部24の内面に対して
密着される。
【0021】そして、高融点ペースト23を所定時間放
置して乾燥させた後、その高融点ペースト23を約90
0℃で焼き付けて加熱する。すると、高融点ペースト2
3の混合粉21及び前記発熱皮膜14が溶融し、高融点
ペースト23と発熱皮膜14とが両者の境界で互いに混
じり合う。その後、溶融した混合粉21を自然冷却する
と、図5に示すように発熱皮膜14の下面14bにほぼ
均一な厚さの剥離防止皮膜15が形成される。この剥離
防止皮膜15は、その上面15aが発熱皮膜14の下面
14bに対して確実に密着される。又、発熱皮膜14
は、剥離防止皮膜15によって陶磁器11の底部12側
へ向かって押さえられる。
【0022】次に、上記のように構成された陶磁器11
の作用を説明する。肉等の食品が入れられた陶磁器11
を図示しない電磁調理器の上に載せると、電磁調理器に
よって発生する交番磁力線が陶磁器11の底部12の下
面13に設けられた発熱皮膜14を通過する。発熱皮膜
14は、磁性体である銀及び白金によって形成されてい
るため、交番磁力線が通過すると発熱皮膜14に渦電流
が流れる。そして、渦電流が流れる時における発熱皮膜
14の電気抵抗により、その発熱皮膜14が発熱する。
【0023】発熱皮膜14は銀及び白金によって形成さ
れるとともに底部12の下面13に密着しているため、
自身に発生した熱を効率よく陶磁器11の底部12へ伝
達する。又、発熱皮膜14はその厚さが均一となってい
るため、発熱皮膜14の熱は底部12の下面13全体に
対して均等に伝達される。発熱皮膜14によって加熱さ
れた陶磁器11は遠赤外線を放射し、陶磁器11に入れ
られた食品は陶磁器11からの遠赤外線を受ける。食品
は遠赤外線を受けると、食品の分子が効率よく振動して
加熱される。その結果、陶磁器11に入れられた食品が
美味しく焼き上がる。
【0024】以上詳述した本実施形態では、下記(a)
〜(k)に示す効果がある。 (a)本実施形態の陶磁器11では、底部12の下面1
3に磁性体からなる発熱皮膜14が設けられているた
め、陶磁器11を電磁調理器によって加熱することがで
きる。
【0025】(b)発熱皮膜14はその厚さが約0.1
mmと非常に薄いため、電磁調理器によって加熱可能な
陶磁器11が小型化することができる。 (c)発熱皮膜14は伝熱効率の高い銀及び白金によっ
て形成されているため、発熱皮膜14から陶磁器11の
底部12へ効率よく熱を伝達することができる。
【0026】(d)発熱皮膜14の下側に剥離防止皮膜
15を設け、その剥離防止皮膜15によって発熱皮膜1
4を底部12へ押さえるようにしたため、発熱皮膜14
が底部12の下面13から剥離するのを防止することが
できる。又、剥離防止皮膜15はその厚さが約0.1m
mと非常に薄いため、陶磁器11が大型化するのを防止
することができる。
【0027】(e)剥離防止皮膜15を構成する混合粉
21は融点が銀及び白金よりも高いため、仮に発熱皮膜
14が銀及び白金の融点よりも高い温度まで発熱したと
しても、剥離防止皮膜15が溶融するのを防止すること
ができる。従って、発熱皮膜14が自身の発熱によって
溶融したとしても、その発熱皮膜14を剥離防止皮膜1
5によって確実に底部12側へ押さえることができる。
【0028】(f)本実施形態の発熱皮膜14の形成方
法では、銀粉16及び白金粉17をバルサム油18に投
入して形成した磁性体ペースト19を、底部12の下面
13に塗布するようにした。そのため、前記銀粉16及
び白金粉17を、容易に下面13の細かい凹部20内へ
入り込ませることができる。従って、前記銀粉16及び
白金粉17を溶融させて発熱皮膜14を形成した時、凹
部20内が発熱皮膜14によって埋められるようにする
ことができるため、底部12の下面13と発熱皮膜14
の上面14aとを確実に密着させることができる。その
結果、発熱皮膜14から底部12へ効率よく熱を伝達す
ることができる。
【0029】(g)銀粉16及び白金17は粘度の低い
バルサム油18に投入されるため、そのバルサム油18
に対して銀粉16及び白金17を均等に混合することが
でき、磁性体ペースト19に銀粉16及び白金17を均
一に分布させることができる。又、磁性体ペースト19
は粘度が低くなるため、その磁性体ペースト19を陶磁
器11の下面13に対して容易に且つ均一に塗ることが
でき、陶磁器11の底部12に均一な厚さの発熱皮膜1
4を形成することができる。従って、発熱皮膜14にて
発生した熱を底部12全体へ均等に伝達することができ
るため、陶磁器11に載せられた食品をむらなく焼くこ
とができる。
【0030】(h)バルサム油18は密着性が高いた
め、磁性体ペースト19を陶磁器11の下面13に塗っ
た時、磁性体ペースト19を確実に前記下面13におけ
る凹部20の内面に密着させることができる。従って、
陶磁器11の底部12に、その底部12の下面13と確
実に密着する発熱皮膜14を形成することができる。
【0031】(i)発熱皮膜14の下面14bには、混
合粉21をバルサム油22に投入して形成した高融点ペ
ースト23を塗布するようにした。そのため、前記混合
粉21を、容易に発熱皮膜14の下面14bの細かい凹
部24内へ入り込ませることができる。従って、前記混
合粉21を溶融させて剥離防止皮膜15を形成する時、
高融点ペースト23と発熱皮膜14とを両者の境界で互
いに混じり合わせることができるため、発熱皮膜14の
下面14bと剥離防止皮膜15の上面15aとを確実に
密着させることができる。その結果、発熱皮膜14の剥
離防止を確実に行うことができる。
【0032】(j)混合粉21は粘度の低いバルサム油
22に投入されるため、そのバルサム油22に対して混
合粉21を均等に混合することができ、高融点ペースト
23に混合粉21を均一に分布させることができる。
又、高融点ペースト23は粘度が低くなるため、高融点
ペースト23を発熱皮膜14の下面14bに対して容易
に且つ均一に塗ることができ、陶磁器11の底部12に
均一な厚さの剥離防止皮膜15を形成することができ
る。
【0033】(k)バルサム油22は密着性が高いた
め、高融点ペースト23を発熱皮膜14の下面14bに
塗った時、高融点ペースト23を確実に前記下面14b
における凹部24の内面に密着させることができる。従
って、陶磁器の底部12に、発熱皮膜14の下面14b
と確実に密着する剥離防止皮膜15を形成することがで
きる。
【0034】尚、本発明は、例えば以下のように変更し
て具体化することもできる。 (1)本実施形態では、発熱皮膜14を銀と白金とによ
って形成したが、その銀と白金とのいずれか一方のみに
よって形成してもよい。この場合も上記実施形態と同様
に効果がある。
【0035】(2)本実施形態において、銀及び白金に
代えてすず、金、銅又は鉄等の金属によって発熱皮膜1
4を形成してもよい。例えば、銅や鉄によって発熱皮膜
14を形成した場合、陶磁器11の製造コストを低く抑
えることができる。又、すず、金、銅及び鉄等の内の複
数種の金属によって発熱皮膜14を形成してもよい。こ
の場合、発熱皮膜14の伝熱効率が最も高くなるよう
に、前記各金属の混合割合を設定する。
【0036】(3)本実施形態において、磁性体ペース
ト19を形成する時の銀粉16と白金粉17との混合割
合を適宜変更してもよい。この場合の好ましい銀粉16
と白金粉17との混合割合としては、100:0.2〜
0.5があげられる。
【0037】(4)本実施形態において、発熱皮膜14
及び剥離防止皮膜15の厚さを適宜変更してもよい。例
えば発熱皮膜14を更に厚くすれば、陶磁器11を電磁
調理器によって更に効率よく加熱することができる。
【0038】(5)本実施形態において、剥離防止皮膜
15を省略してもよい。この場合、陶磁器11の構成を
簡略化することができる。 (6)本実施形態では、銀粉16及び白金粉17をバル
サム油18に投入して磁性体ペースト19を形成した
が、銀粉16及び白金粉17をバルサム油18以外の液
体、例えばニスやテレピン油に投入して磁性体ペースト
19を形成してもよい。
【0039】(7)本実施形態では、混合粉21をバル
サム油22に投入して高融点ペースト23を形成した
が、混合粉21をバルサム油22以外の液体、例えばニ
スやテレピン油に投入して高融点ペースト23を形成し
てもよい。
【0040】(8)本実施形態では、バルサム油22に
珪酸カルシウム、珪酸ナトリウム及び珪酸リチウム等の
珪酸物質からなる混合粉21を投入して高融点ペースト
23を形成したが、前記珪酸カルシウム、珪酸ナトリウ
ム又は珪酸リチウム等の単体によって高融点ペースト2
3を形成してもよい。又、複数の珪酸物質の内のいくつ
かを適宜混合して混合粉21を形成してもよい。
【0041】(9)本実施形態において、磁性体ペース
ト19及び高融点ペースト23の焼き付け温度をそれぞ
れ800℃及び900℃としたが、この値を適宜変更し
てもよい。
【0042】(10)本実施形態では、磁性体ペースト
19中におけるバルサム油18の割合を銀粉16及び白
金粉17に対して約20%としたが、この値を適宜変更
してもよい。この場合、バルサム油18の割合を銀粉1
6及び白金粉17に対して15〜25%とするのが好ま
しい。
【0043】(11)本実施形態では、高融点ペースト
23中におけるバルサム油22の割合を混合粉21に対
して約20%としたが、この値を適宜変更してもよい。
この場合、バルサム油22の割合を混合粉21に対して
15〜25%とするのが好ましい。
【0044】次に、以上の実施形態から把握することが
できる請求項以外の技術的思想を、その効果とともに以
下に記載する。請求項4又は5記載の陶磁器の発熱皮膜
形成方法において、磁性体粉末は銀及び白金の粉を所定
の割合で混合することによって形成されている陶磁器の
発熱皮膜形成方法。この場合、発熱皮膜から陶磁器へ効
率よく熱を伝達することができる。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の発明
では、電磁調理器によって発生する交番磁力線が陶磁器
の発熱部を通過するとその発熱部が発熱し、その熱が陶
磁器に伝達される。そのため、陶磁器を電磁調理器によ
って加熱することができる。
【0046】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
発明の作用に加え、陶磁器の底部の厚さは発熱皮膜の分
だけしか増えないため、電磁調理器によって加熱可能な
陶磁器を小型化することができる。
【0047】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
発明の作用に加え、発熱皮膜が剥離防止皮膜によって陶
磁器の底部下面側へ押さえられるため、発熱皮膜が陶磁
器の底部下面から剥離するのを防止することができる。
【0048】請求項4記載の発明では、発熱皮膜は陶磁
器の底部下面の細かい凹部内にも入り込むように形成さ
れるため、発熱皮膜を陶磁器の底部下面に対して確実に
密着させることができる。
【0049】請求項5記載の発明では、請求項4記載の
発明の作用に加え、高融点ペーストに含まれる高融点粉
末を溶融させると、高融点ペーストと発熱皮膜とが両者
の境界で互いに混じり合う。そのため、剥離防止皮膜を
形成した時に、その剥離防止皮膜と発熱皮膜とを確実に
密着させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の陶磁器を示す破断側面図。
【図2】陶磁器の底部及び磁性体ペーストを示す拡大断
面図。
【図3】陶磁器の底部及び発熱皮膜を示す拡大断面図。
【図4】陶磁器の底部、発熱皮膜及び高融点ペーストを
示す拡大断面図。
【図5】陶磁器の底部、発熱皮膜及び剥離防止皮膜を示
す拡大断面図。
【符号の説明】
11…陶磁器、12…底部、13…下面、14…発熱部
としての発熱皮膜、15…剥離防止皮膜、16…磁性体
粉末としての銀粉、17…磁性体粉末としての白金粉、
19…磁性体ペースト、21…高融点粉末としての混合
粉、23…高融点ペースト。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部(12)に磁性体からなる発熱部
    (14)を設けた陶磁器。
  2. 【請求項2】 前記発熱部は底部(12)の下面(1
    3)に設けられた発熱皮膜(14)である請求項1記載
    の陶磁器。
  3. 【請求項3】 前記底部(12)の下面(13)には発
    熱皮膜(14)よりも高温で溶融する剥離防止皮膜(1
    5)が前記発熱皮膜(14)を覆うように設けられてい
    る請求項2記載の陶磁器。
  4. 【請求項4】 磁性体粉末(16,17)が含まれる磁
    性体ペースト(19)を陶磁器(11)の底部(12)
    の下面(13)に塗布し、その後に前記磁性体ペースト
    (19)を加熱して磁性体粉末(16,17)を溶融さ
    せることにより、陶磁器(11)の底部(12)の下面
    (13)に発熱皮膜(14)を形成するようにした陶磁
    器の発熱皮膜形成方法。
  5. 【請求項5】 前記発熱皮膜(14)を形成した後、そ
    の発熱皮膜(14)よりも高温で溶融する高融点粉末
    (21)が含まれる高融点ペースト(23)を形成し、
    その高融点ペースト(23)を前記発熱皮膜(14)が
    覆われるように塗布し、その後に前記高融点ペースト
    (23)を加熱して高融点粉末(21)を溶融させるこ
    とにより、剥離防止皮膜(15)を形成するようにした
    請求項4記載の陶磁器の発熱皮膜形成方法。
JP7255122A 1995-10-02 1995-10-02 陶磁器及びその発熱皮膜形成方法 Pending JPH09100184A (ja)

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