JPH0910462A - ミシンの釜装置 - Google Patents

ミシンの釜装置

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JPH0910462A
JPH0910462A JP16540295A JP16540295A JPH0910462A JP H0910462 A JPH0910462 A JP H0910462A JP 16540295 A JP16540295 A JP 16540295A JP 16540295 A JP16540295 A JP 16540295A JP H0910462 A JPH0910462 A JP H0910462A
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JP
Japan
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hook
opener
stopper
inner hook
sewing machine
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JP16540295A
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Takeshi Asano
武志 浅野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上糸の糸抜けを良好にすると共に、騒音を大
幅に低減できるミシンの釜装置を提供することである。 【構成】 中釜1及びオープナ74は鉄等の磁性体材料
によって構成され、オープナ74には、コイル90が巻
装され、そのオープナ74は電磁石の鉄芯として機能す
る。制御手段88によってコイル90に通電すると、オ
ープナ74が磁化され、中釜1のオープナ当り4を吸着
する。オープナ74が最大変位した位置では、オープナ
当り4を吸着しているので、釜止め部3と針板8の他方
の突起9bとが衝突しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミシンの釜装置に関す
るものであって、特に、中釜の回転を規制する装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のミシンの釜装置として、
例えば、図5乃至図8に示されるものが見受けられる。
図5は中釜を装着した状態の外釜の斜視図、図6は釜装
置の分解斜視図、図7は針板の斜視図、図8は2本針ミ
シンの釜装置の構成を示す平面図である。
【0003】図5及び図6に示すように、釜装置は、中
釜1と外釜2とを備えている。そして、その中釜1に
は、中釜止め3、オープナ当り4、下糸繰出し口5、ボ
ビン支え6及びレース7が設けられている。前記中釜止
め3は、中釜1の回転を防止するために中釜上縁より外
側水平方向に設けられた突起であり、これは、図7に示
す針板8の溝9に嵌合される。前記溝9は、針板8の裏
面に設けられた二つのストッパ9a、9bの空隙として
構成されており、その溝9の幅は中釜止め3の幅よりも
大きく設定されている。前記オープナ当り4は、後述す
るオープナが対向する突起である。前記下糸繰出し口5
は、中釜1内に装着されたボビン10(図8参照)の下
糸を外側に取出すときに利用されるスリットである。前
記ボビン支え6は中釜1内にボビンを装着するための支
軸である。このボビン支え6の上端部にはボビン押え1
4が設けられている。前記レース7は、中釜1の外側円
周上に設けられた切込み部分を有する突起である。
【0004】前記外釜2には、剣先20、レース溝21
及び釜軸22が設けられている。前記剣先20は、上糸
に形成されるループを捕捉し、中釜1の外周を回ること
により下糸との間で縫い目を構成するためのものであ
る。前記レース溝21は、中釜1に設けられた前記レー
ス7が嵌合する溝である。前記釜軸22は、図示しない
ミシンの下軸からの回転を外釜2に伝達すると同時に、
後述するオープナを駆動する機能を持ち、このために、
釜軸22の上部には偏心軸25が一体に形成されてい
る。
【0005】一方、釜装置は、前記中釜1及び外釜2の
外に、オープナ機構が付加されている。そのオープナ機
構は、図6に示すように、オープナ30、オープナ支え
31及びオープナリンク32からなる。そのオープナリ
ンク32は、前記釜軸22の偏心軸25とオープナ支え
31とを連動可能に連結するリンクである。
【0006】以上のように構成された釜装置は、図8に
示すように、ミシンベッドに装着される。前記オープナ
30は、前記中釜1のオープナ当り4に図のような位置
関係で配置される。
【0007】次に、以上のように構成された釜装置の動
作について説明する。
【0008】図8において、ミシンが駆動されると、外
釜2は時計回り(矢印A方向)に全回転し、オープナ3
0は、オープナ支え軸36を支点に矢印BC方向に揺動
運動する。オープナ30のこの揺動運動により、針に挿
通された上糸は中釜止め3を容易に通過し、中釜1の外
周を回りきることができる。
【0009】上糸が中釜の外周を回る状況を図9乃至図
11により詳細に説明する。図9は釜装置により上糸が
繰出される状況を説明するための平面図、図10は同じ
く下糸が繰出される状況を説明するための平面図、図1
1は図9のE−E線における断面図である。
【0010】図9において、上糸50のループを捕捉し
た外釜2の剣先20が矢印A方向に回転することに伴っ
て、中釜1の外周を進む上糸50の輪は図示位置50a
から図示位置50bへと順次移動していく。図示位置5
0aは、上糸50が針板8のストッパ9aから離れ、溝
9に入り込もうとしている瞬間を示している。オープナ
30はこの時点で矢印C方向に最大変位する。このた
め、中釜1の中釜止め3とストッパ9aの間に空隙が作
られ、その結果、図11に示すように針側の上糸50は
中釜止め3とストッパ9aとの空隙を通過し、実線位置
50cから破線位置50dに移行する。
【0011】次に、オープナの作用を説明する。図10
にボビン10から繰出される下糸51の経路を示す。下
糸繰出し口5の位置は、ボビン支え6の中心と中釜止め
3を結ぶ線分を基準として、外釜2の回転方向の反対方
向に180゜以内の範囲にある。このため、下糸51の
繰出し張力は中釜1を矢印A方向に回転させる向きに作
用する。
【0012】一方、中釜1は、外釜2との間の摩擦トル
クにより矢印A方向に回転力を受ける。従って、縫製時
の中釜止め3はこれらの和の押圧力でストッパ9aに押
圧されることになる。オープナ30は、この押圧力に抗
して中釜1を矢印Aと逆方向に回転させ、中釜止め3と
ストッパ9aの間に空隙を形成させ、上糸50の通過を
容易にするためのものである。
【0013】その後、さらに回転が進み上糸50が図9
の図示位置50bに至ると、オープナ30は矢印B方向
に最大変位する。これに伴って、中釜止め3と針板8の
ストッパ9bとの間に空隙を生じ、上糸50のループは
容易に通過する。そして、上糸50が中釜1を回り終え
ることにより、下糸51と絡み合い縫い目が形成される
ことになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、従来の
ミシンの釜装置によれば、上糸のループが中釜の回りを
抜け易くするためにオープナ機構を用いていた。この結
果、ミシン駆動時に、オープナによって中釜が外釜の回
転方向と反対方向に回転し、中釜止め3と針板の回転方
向と反対側のストッパ9bとがそれぞれ衝突して大きな
騒音が発生していた。この騒音は衝突に起因する非常に
耳障りな騒音であり、縫製作業者を不快にさせるもので
あった。また、中釜止めと針板のストッパとの衝突は中
釜止めに疲労が生ずるという問題もあった。
【0015】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、上糸の糸抜けを良好にすると共
に、騒音を大幅に低減できるミシンの釜装置を提供する
ことを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載のミシンの釜装置は、一軸
線の周りに回転可能に支持された外釜と、その外釜に対
して相対的に回転可能にその外釜内に支持され、かつそ
の外周部に釜止め部を備えた中釜と、その中釜の前記釜
止め部に係合して中釜が外釜と共に回転することを一定
範囲内で規制するストッパと、前記外釜の回転に同期し
て移動可能とされ、かつ前記釜止め部とストッパとの間
に上糸の通過を許容させる隙間を形成するために前記中
釜に当接してその中釜を僅か回転させるオープナとを備
えたミシンの釜装置において、前記中釜及びオープナの
少なくとも当接部分を磁性体によって構成し、前記オー
プナによって前記中釜を前記外釜の回転方向と反対方向
に僅か回動させる時期に、そのオープナと中釜との当接
部分の少なくとも一方を磁化させる磁化手段を備えてい
る。
【0017】また、請求項2に記載のミシンの釜装置
は、前記磁化手段が、通電制御によって前記当接部分を
磁化させる電気的磁気発生体によって構成されている。
【0018】また、請求項3に記載のミシンの釜装置
は、前記電気的磁気発生体が、前記中釜もしくはオープ
ナの磁性体部分の周囲に配置される通電可能なコイルに
よって構成される。
【0019】さらに、請求項4に記載のミシンの釜装置
は、前記磁化手段が永久磁石によって構成されている。
【0020】
【作用】前記の構成を有する本発明の請求項1に記載の
ミシンの釜装置によれば、外釜の回転によって中釜が外
釜の回転方向と同方向に連れ回りしようとするがその中
釜の釜止め部がストッパに係合してその中釜の回転が規
制される。そして、上糸が前記外釜の剣先によって捕捉
される時期に、前記外釜の回転に同期して移動するオー
プナが前記中釜に当接してその中釜を外釜の回転方向と
は反対の方向に僅か回転させ、これによって、前記釜止
め部とストッパの一側部分との間に隙間を形成させて前
記上糸の通過を許容させる。このとき、前記オープナと
中釜との当接部の少なくとも一方を磁化手段によって磁
化させ、その両者の当接部を吸着させる。従って、この
とき、中釜とオープナとが一体となって回動することに
なり、その中釜だけがさらに慣性によって余分に回動し
てその釜止め部がストッパの他側部分に激しく衝突する
ようなことがない。
【0021】そして、前記オープナが原点位置に戻ると
き、前記磁化手段による磁化作用が解除される。そうす
ると、前記オープナが中釜から離隔して急速に原点位置
へ復帰する一方、中釜は前記外釜との摩擦力によって外
釜と同方向にゆっくり回転し始める。その中釜の回転が
進むと、その釜止め部が前記ストッパの一側部に係合す
るところまで回転し、その中釜の回転が規制される。こ
のときの中釜の回転速度は遅いので、その釜止め部がス
トッパの一側部に衝突することによって発生する音は小
さい。
【0022】また、請求項2に記載のミシンの釜装置に
よれば、前記磁化手段を、通電制御によって前記当接部
分を磁化させる電気的磁気発生体とすることにより、前
記オープナと中釜との当接部を磁化するタイミング及び
磁化を解除するタイミングの変更を容易に実施すること
ができる。
【0023】また、請求項3に記載のミシンの釜装置に
よれば、前記電気的磁気発生体を、前記中釜もしくはオ
ープナの磁性体部分の周囲に配置される通電可能なコイ
ルによって構成することにより、そのコイルに通電すれ
ば、前記磁性体部分が所謂電磁石の鉄芯となって磁化す
る。この場合、磁化手段の構成を極めて簡略化すること
ができる。
【0024】また、請求項4に記載のミシンの釜装置に
よれば、前記磁化手段を永久磁石で構成することによ
り、より一層、簡単な安価な構成によって実施すること
ができる。
【0025】
【実施例】以下に、本発明を具体化した実施例を図面を
参照して説明する。なお、従来の釜装置と同様の部分に
ついては、同一の名称及び符号を引用し、その説明を省
略する。
【0026】図1及び図2は本発明を具体化した第1の
実施例を示すミシンの釜装置の平面図である。図1はオ
ープナ74が最大に変位したときを示し、図2はオープ
ナ74が原点位置に復帰したときを示している。
【0027】この釜装置は、水平全回転釜であって、磁
性体の金属材料によって構成された中釜1と、その中釜
1を相対的に回転可能に嵌合支持する回転可能な外釜2
とを備えている。その外釜2の外周部には、その回転に
よって上糸(図示せず)を捕捉する剣先20が形成され
ている。
【0028】一方、前記中釜1には、その中央のボビン
支え6にボビン10が挿通支持されている。そのボビン
10は、ボビン押え14によって中釜1の内部に保持さ
れている。前記中釜1の外周部には、矩形突起状の釜止
め部3と、山形突起状のオープナ当り4とが形成されて
いる。前記釜止め3は針板8に設けられた突起9a、9
bの間に嵌合され、この構成によって、中釜1が外釜2
の回転により連れ回りすることを一定の僅かな回転範囲
内に規制している。前記突起9a、9bは本発明のスト
ッパを構成するものである。
【0029】前記中釜1の外側近傍には、その中釜1の
オープナ当り4に当接してその中釜1を前記外釜2の回
転方向とは反対方向に僅か回転させるオープナ74が配
置される。そのオープナ74の基端部は、前記外釜2の
軸と平行にミシン本体に設けられた軸82に回動可能に
枢支されたレバー80の解放端部に固定される。また、
そのオープナ74の先端部には、前記オープナ当り4に
当接可能なフック形状の当接部72が形成される。一
方、前記外釜2の軸には偏心輪84が一体的に形成され
る。その偏心輪84にはリンク86の一端部が回転自在
に嵌合連結され、そのリンク86の他端部が前記レバー
80の中間部に連結ピン87を介して連動可能に連結さ
れる。
【0030】従って、前記オープナ74は、前記外釜2
の回転に同期して揺動可能とされ、かつ上糸が前記外釜
2の剣先によって捕捉される時期に前記釜止め部3と一
方の突起9aとの間に前記上糸の通過を許容させる隙間
を形成させるべく前記中釜1のオープナ当り4に当接し
てその中釜1を僅かに回転させる。
【0031】前記オープナ74は鉄等の磁性体材料で構
成されており、そのオープナ74には、本発明の磁化手
段としての電気的磁気発生体を構成するコイル90が巻
装される。この場合、前記オープナ74が所謂電磁石の
鉄芯として機能することになる。前記コイル90には、
通電制御回路によって構成された制御手段88が接続さ
れており、この制御手段88は、コイル90に電流を流
すタイミングの制御を行う。
【0032】以上のように構成された釜装置において、
縫製に伴い、前記外釜2が矢印A方向に回転すると、前
記偏心輪84が同方向に一体的に回転すると共に、リン
ク86及びレバー80の連動を介して前記オープナ74
が矢印FG方向に揺動駆動される。オープナの原点位置
(図2の位置)からオープナ74が最大に変位する位置
(図1の位置)に向かって揺動し始めるタイミングで、
制御手段88によってコイル90に通電が開始され、前
記オープナ74は磁化される。オープナ74が図中矢印
F方向に揺動し、その先端部72が中釜1のオープナ当
り4に接触すると、鉄等の磁性体で構成されているオー
プナ当り4は磁化されたオープナ74の当接部72に吸
着される。従って、前記中釜1はオープナ74と一体で
回転するので、オープナ74が最大に変位して図1の位
置まで揺動しても、釜止め部3は針板の他方の突起9b
に衝突することはない。
【0033】そして、オープナ74が最大変位する位置
(図1の位置)に向かって揺動するときに、外釜2の剣
先20が上糸を捕捉し、その上糸は、前記釜止め部3と
一方の突起9aとの間の隙間を通過して中釜1の周囲を
周回し、上糸ループが形成されることになる。
【0034】その後、前記オープナ74が図中矢印G方
向に移動し始めるとき、前記制御手段88により前記コ
イル90に対する通電が停止され、オープナ74の磁化
が解除される。前記中釜1のオープナ当り4はオープナ
74の当接部72に吸着されなくなるので、オープナ7
4は急速に原点位置へ復帰するが、中釜1は慣性によっ
てすぐには動き出さず、前記外釜2との摩擦力によって
外釜2と同方向にゆっくり回転し始める。中釜1は、前
記釜止め部3が針板の一方の突起9aに当たるところま
で回転して止まる。このときの中釜1の回転速度は遅い
ので、衝突によって発生する音は極めて小さい。そし
て、このように、前記釜止め部3が針板の一方の突起9
aに当接している間に、前記中釜1を周回した上糸ルー
プがオープナ当り4とオープナ74の当接部72との間
の隙間を抵抗なく通過して、所謂釜抜けが行われる。
【0035】以上説明した本実施例によれば、釜止め部
3と針板の他方の突起9bとの衝突によって発生してい
た耳障りな騒音が発生しなくなる。釜止め部3と針板の
一方の突起9aとの衝突は従来と同様であるが、前述の
ように、このときの衝突音は小さいので問題にならな
い。
【0036】次に、本発明を具体化した第2の実施例を
図3及び図4に基いて説明する。なお、前記第1の実施
例と同一の部分は第一の実施例と同一の名称及び符号を
引用し、その説明を省略する。
【0037】前記第1の実施例と同様に、図3はオープ
ナ74が最大変位した状態を示し、図4はオープナ74
が原点位置に復帰した状態を示している。第1の実施例
ではコイル90を用いてオープナ74を磁化する構成と
したが、本実施例では、コイル90の代わりに、永久磁
石92をオープナ74の基端部の近傍においてミシン本
体に固定配置したものである。即ち、図3に示されるよ
うに、オープナ74が最大に変位している位置では、そ
のオープナ74の基端部が永久磁石92に最接近するの
で、オープナ74が磁化され、中釜1のオープナ当り4
はオープナ74の当接部72に吸着され、この状態が維
持されるので、釜止め部3は針板の他方の突起9bに衝
突しない。また、図4に示されるように、オープナ74
の基端部が前記永久磁石92から離隔している状態にお
いては、そのオープナ74は磁化されることがない。
【0038】前記外釜2が矢印A方向に回転して、偏心
輪84の作用により、リンク86及びレバー80を介し
て前記オープナ74が図中矢印G方向に揺動すると、図
4に示されるように、オープナ74と永久磁石92とは
離れるので、オープナ74は磁化されなくなり、中釜1
のオープナ当り4とオープナ74の当接部72とは離隔
する。中釜1は、前記外釜2との摩擦力によって外釜2
と同方向にゆっくり回転され、前記中釜止め3が針板の
一方の突起9aに当たるところまで回転して止まる。
【0039】この第2の実施例によれば、前記第1の実
施例と同様の作用、効果を得ることができる。そして、
永久磁石を使用することにより、コイルに通電するため
の制御手段等を省略することができ、簡単な構成とする
ことができる。
【0040】本発明は、以上詳述した各実施例に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において
種々の変更を加えることができる。例えば、前記第1の
実施例においては、オープナ74にコイル90を巻装す
ることにより、オープナ74を電磁石の鉄芯として機能
する構成としたが、オープナ74とは別にオープナ74
の近傍に電磁石を設けてもよい。
【0041】また、前記各実施例においては、針板の他
方の突起9bを従来例のまま残したが、外釜2の回転方
向の一方の突起9aだけを残して、他方の突起9bを省
略しても構わない。
【0042】また、中釜1及びオープナ74は、それ等
の全体が鉄等の磁性体によって構成したが、少なくとも
オープナ当り4とオープナ74の当接部72だけを磁性
体で構成してもよい。
【0043】さらに、磁化手段としてのコイル90や永
久磁石92を前記オープナ74に関連させて設けたが、
逆に中釜1に関連させて設けてもよい。即ち、例えば、
前記オープナ74の当接部72が中釜1のオープナ当り
4に当接する時期に、そのオープナ当り4を電気的に磁
化するように構成してもよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明のミシンの釜装置によれば、縫製性能に影響を与え
ることなく、中釜の釜止め部と針板のストッパとの衝突
に起因する騒音を低減できる。特に、耳障りな高周波の
音を低減できるので、縫製作業者にとって作業環境が良
好になる。また、上糸の糸抜けも良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のミシンの釜装置を示
し、オープナが最大変位したときの平面図である。
【図2】オープナが原点位置に復帰したときの釜装置の
平面図である。
【図3】本発明の第2の実施例のミシンの釜装置を示
し、オープナが最大変位したときの平面図である。
【図4】オープナが原点位置に復帰したときの釜装置の
平面図である。
【図5】従来のミシンの中釜を装着した状態での外釜の
斜視図である。
【図6】従来のミシンの釜装置の分解斜視図である。
【図7】従来のミシンの針板の斜視図である。
【図8】従来の2本針ミシンの釜装置の構成を示す平面
図である。
【図9】従来の釜装置により上糸が繰出される状況を説
明するための平面図である。
【図10】同じく従来の釜装置により下糸が繰出される
状況を説明するための平面図である。
【図11】図9のE−E線における断面図である。
【符号の説明】
1 中釜 2 外釜 3 釜止め部 4 オープナ当り 9a 突起 9b 突起 72 当接部 74 オープナ 88 制御手段 90 コイル 92 永久磁石

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一軸線の周りに回転可能に支持された外
    釜と、その外釜に対して相対的に回転可能にその外釜内
    に支持され、かつその外周部に釜止め部を備えた中釜
    と、その中釜の前記釜止め部に係合して中釜が外釜と共
    に回転することを一定範囲内で規制するストッパと、前
    記外釜の回転に同期して移動可能とされ、かつ前記釜止
    め部とストッパとの間に上糸の通過を許容させる隙間を
    形成するために前記中釜に当接してその中釜を僅か回転
    させるオープナとを備えたミシンの釜装置において、 前記中釜及びオープナの少なくとも当接部分を磁性体に
    よって構成し、 前記オープナによって前記中釜を前記外釜の回転方向と
    反対方向に僅か回動させる時期に、そのオープナと中釜
    との当接部分の少なくとも一方を磁化させる磁化手段を
    備えたことを特徴とするミシンの釜装置。
  2. 【請求項2】 前記磁化手段は、通電制御によって前記
    当接部分を磁化させる電気的磁気発生体であることを特
    徴とする請求項1に記載のミシンの釜装置。
  3. 【請求項3】 前記電気的磁気発生体は、前記中釜もし
    くはオープナの磁性体部分の周囲に配置される通電可能
    なコイルであることを特徴とする請求項2に記載のミシ
    ンの釜装置。
  4. 【請求項4】 前記磁化手段は永久磁石であることを特
    徴とする請求項1に記載のミシンの釜装置。
JP16540295A 1995-06-30 1995-06-30 ミシンの釜装置 Pending JPH0910462A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100888657B1 (ko) * 2007-08-24 2009-03-13 코베스트 주식회사 고속 재봉틀용 회전북장치
KR101018827B1 (ko) * 2008-09-24 2011-03-04 코베스트 주식회사 고속 재봉틀용 회전북장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100888657B1 (ko) * 2007-08-24 2009-03-13 코베스트 주식회사 고속 재봉틀용 회전북장치
KR101018827B1 (ko) * 2008-09-24 2011-03-04 코베스트 주식회사 고속 재봉틀용 회전북장치

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