JPH0910637A - 塗装用マスキング材および塗装方法 - Google Patents

塗装用マスキング材および塗装方法

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JPH0910637A
JPH0910637A JP7159466A JP15946695A JPH0910637A JP H0910637 A JPH0910637 A JP H0910637A JP 7159466 A JP7159466 A JP 7159466A JP 15946695 A JP15946695 A JP 15946695A JP H0910637 A JPH0910637 A JP H0910637A
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JP
Japan
Prior art keywords
coating
inlet pipe
coating film
masking
masking material
Prior art date
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Pending
Application number
JP7159466A
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English (en)
Inventor
Minoru Hibiya
実 日比谷
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業の煩雑化を招来することなく、互いに粘
度の異なる2種類の塗料を正確に塗り分けること。 【構成】 本発明は、インレットパイプPの表面から所
定の間隙tをもつ態様で防錆塗膜Bのみを形成する中間
部分Pbに覆着するマスキング部13を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークの表面に互いに
粘度の異なる2種類の塗料を順次噴霧して、該ワークの
表面に低粘度塗料のみの単層塗膜とこれら2種類の塗料
が積層した多層塗膜とを形成する塗装方法およびこの塗
装方法で適用する塗装用マスキング材に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、図8に示すような、四輪自動
車に搭載される燃料タンクTでは、その外表面にアンダ
ーコートと称する高粘度塗料の塗装によって耐チッピン
グ塗膜を形成した後、さらにその外表面にシャワーコー
トと称する低粘度塗料の塗装によって防錆塗膜を形成す
るようにしているが、タンク本体THの内部に燃料を補
給するためのインレットパイプPに関しては、通常、上
述した2種類の塗料を塗り分ける必要がある。すなわ
ち、図7に示すように、インレットパイプPの中間部分
Pbには、通常その外周にホースHが嵌着するものの、
部分的に外気に触れる虞れがあるため、シャワーコート
による防錆塗膜Bのみを形成する一方、インレットパイ
プPの基端部分Pcには、直接外気に触れ、かつ石跳ね
等、物体の衝突に曝されることになるため、シャワーコ
ートによる防錆塗膜Bおよびアンダーコートによる耐チ
ッピング塗膜Aを形成する必要がある。なお、インレッ
トパイプPの先端部分Paには、溶剤となり得るガソリ
ン等の燃料が触れる虞れがあるため、該燃料による塗膜
の溶解を未然に防止するべく、通常、上記2種類の塗料
による塗膜をいずれも形成しない。
【0003】図9は、上記四輪自動車用燃料タンクTを
塗装対象とする従来の塗装方法を例示したものである。
【0004】図9(a)に示すように、この塗装方法で
は、まず、塗膜を全く形成しないインレットパイプPの
先端部分PaにキャップCを被せた後、図9(b)に示
すように、シャワーコートによる防錆塗膜Bのみを形成
するインレットパイプPの中間部分Pbにマスキングテ
ープMを貼着する。
【0005】次いで、図9(c)に示すように、燃料タ
ンクTの全体にアンダーコートによって耐チッピング塗
膜Aを形成する。
【0006】アンダーコートの終了後、図9(d)に示
すように、インレットパイプPからマスキングテープM
のみを剥がし取り、その後、図9(e)に示すように、
燃料タンクTの全体にシャワーコートによって防錆塗膜
Bを形成する。
【0007】シャワーコートの終了後、インレットパイ
プPからキャップCを取り去れば、図9(f)に示すよ
うに、当該インレットパイプPを上述した態様で塗り分
けた燃料タンクTを得ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な塗装方法では、都度インレットパイプPに対するマス
キングテープMの着脱作業が必須となり、しかもマスキ
ングテープMを貼着する場合、インレットパイプPの正
確な位置に確実に行う必要があるため、作業の著しい煩
雑化が招来される。
【0009】本発明の目的は、上記実情に鑑みて、作業
の煩雑化を招来することなく、互いに粘度の異なる2種
類の塗料を正確に塗り分けることのできる塗装用マスキ
ング材および塗装方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る塗装用マス
キング材は、ワークの表面に互いに粘度の異なる2種類
の塗料を順次噴霧して、該ワークの表面に低粘度塗料の
みの単層塗膜とこれら2種類の塗料が積層した多層塗膜
とを形成する場合に用いる塗装用マスキング材であっ
て、前記ワークの表面から所定の間隙をもつ態様で前記
単層塗膜を形成する領域に覆着するマスキング部を備え
ている。
【0011】また本発明に係る塗装方法は、ワークの表
面に互いに粘度の異なる2種類の塗料を順次噴霧して、
該ワークの表面に低粘度塗料のみの単層塗膜とこれら2
種類の塗料が積層した多層塗膜とを形成する塗装方法に
おいて、前記2種類の塗料を噴霧する以前に、所定の間
隙を確保した状態で、前記ワークの表面における前記単
層塗膜を形成する領域をマスキング部で覆う工程を含ん
でいる。
【0012】
【作用】上記構成によれば、マスキング部によって単層
塗膜を形成する領域への高粘度塗料の侵入のみを規制す
ることができる。
【0013】また上記構成によれば、塗料の噴霧以前
に、マスキング部によって単層塗膜を形成する領域への
高粘度塗料の侵入のみが規制された状態となる。
【0014】
【実施例】以下、一実施例を示す図面に基づいて本発明
を詳細に説明する。図2および図3は、本発明に係る塗
装用マスキング材を概念的に示したものである。ここで
例示する塗装用マスキング材10は、図4に示すよう
な、高粘度のアンダーコート用塗料A′および低粘度の
シャワーコート用塗料B′を用いて、図8に示すよう
な、四輪自動車に搭載される燃料タンクTのインレット
パイプPを、図7に示す態様で塗り分ける場合、つまり
インレットパイプPの中間部分Pbにシャワーコートに
よる防錆塗膜Bのみを形成する一方、インレットパイプ
Pの基端部分Pcにシャワーコートによる防錆塗膜Bお
よびアンダーコートによる耐チッピング塗膜Aを形成
し、さらにインレットパイプPの先端部分Paに上記2
種類の塗料による塗膜をいずれも形成しない態様で塗り
分ける場合に適用する塗装用マスキング材10を例示し
ている。
【0015】図2および図3に示すように、このマスキ
ング材10は、中心部に嵌着孔11を有し、かつ一端面
が閉塞したほぼ有底円筒状を成すもので、シリコンゴム
等の耐熱・耐薬品性を有した弾性高分子材によって一体
に成形している。嵌着孔11は、上記燃料タンクTのイ
ンレットパイプPに嵌着する内径を有するとともに、該
インレットパイプPの先端部分Paに対応した長さを有
するもので、開放端部に向けて漸次内径が極わずかに減
少する態様で延在している。
【0016】またこのマスキング材10には、上記嵌着
孔11の開放端部に拡開孔12を形成配置している。拡
開孔12は、上記インレットパイプPの外径よりも十分
大径の内径を有し、かつ該インレットパイプPの中間部
分Pbに対応する長さを有したもので、その外周に環状
のマスキング部13を構成している。
【0017】なお、上記マスキング材10は、上記嵌着
孔11と上記拡開孔12との会合部に対応する部位が最
大外径を構成しており、この最大外径となる部分から両
端に向けて漸次外径が減少している。
【0018】上記のように構成したマスキング材10を
適用して燃料タンクTに塗装を行う場合には、図1
(a)に示すように、まず、適宜化成処理等の前処理を
施した燃料タンクTのインレットパイプPにマスキング
材10を嵌着させる。このとき、図1(b)に示すよう
に、マスキング材10の嵌着孔11は、適宜変形するこ
とにより、上記インレットパイプPの先端に構成した太
径のフランジ部Phおよび上記2種類の塗料による塗膜
をいずれも形成しないインレットパイプPの先端部分P
aをそれぞれ隙間なく嵌着収容することになる。また、
シャワーコートによる防錆塗膜Bのみを形成するインレ
ットパイプPの中間部分Pbには、その外表面から適宜
間隙tを確保した状態で外周全域にマスキング材10の
マスキング部13が覆着することになる。
【0019】上記のような態様でインレットパイプPに
確実にマスキング材10が嵌着したことを確認すると、
同図1(b)に示すように、上記燃料タンクTに対して
アンダーコート用塗料A′の噴霧を開始し、該燃料タン
クTの外表面におよそ500μmの耐チッピング塗膜A
を形成する。このとき、アンダーコート用塗料A′は、
上述したようにその粘度が十分に高く、霧化した場合の
粒子が比較的大きくなるとともに、付着後の流動性が乏
しいため、図5に示すように、マスキング材10によっ
て覆われていない部分のみ、つまりタンク本体THの外
表面およびインレットパイプPの基端部分Pcのみに付
着することになる。なおその際、アンダーコート用塗料
A′を噴霧するノズルNAをインレットパイプPの先端
側に配置し、その噴霧口をタンク本体THに向けた場合
には、該インレットパイプPとマスキング部13との間
に画成した間隙tへのアンダーコート用塗料A′の侵入
を確実に阻止することができるため、インレットパイプ
Pの中間部分Pbとの間に明確な見切り線を形成するこ
とが可能となる。
【0020】アンダーコート用塗料A′の噴霧が終了す
ると、適宜乾燥時間の経過後、図1(c)に示すよう
に、上記マスキング材10をインレットパイプPに嵌着
した状態のまま、ノズルNBから上記燃料タンクTに対
してシャワーコート用塗料B′の噴霧を行い、該燃料タ
ンクTの外表面に数μmの防錆塗膜Bを形成する。この
とき、シャワーコート用塗料B′は、上記アンダーコー
ト用塗料A′と同様、マスキング材10によって覆われ
ていない部分、つまりタンク本体THの外表面およびイ
ンレットパイプPの基端部分Pcに付着して防錆塗膜B
を形成することはもちろん、上述したようにその粘度が
十分に低く、霧化した場合の粒子が比較的小さくなると
ともに、付着後の流動性に富むため、図6に示すよう
に、マスキング部13によって覆われたインレットパイ
プPの中間部分Pbにも間隙tを通じて侵入付着し、防
錆塗膜Bを形成することになる。なお、上記インレット
パイプPの先端部分Paには、マスキング材10が隙間
なく嵌着しているため、上記シャワーコート用塗料B′
が侵入することはない。
【0021】シャワーコート用塗料B′の噴霧が終了す
ると、適宜乾燥時間の経過後、図1(d)に示すよう
に、上記マスキング材10をインレットパイプPから取
り外せば、当該インレットパイプPを、図7に示す態様
で塗り分けた燃料タンクTを得ることが可能となる。
【0022】しかもこれらの間、作業者は、インレット
パイプPに対してマスキング材10を唯1回だけ着脱さ
せればよいため、塗装作業が極めて容易となる。
【0023】なお、上記実施例では、燃料タンクにおい
て柱状を成すインレットパイプを塗り分ける場合に適用
する塗装用マスキング材および塗装方法を例示している
が、本発明はこれに限定されず、たとえば平板の外表面
を塗り分ける場合にも適用することが可能である。ま
た、高粘度塗料を噴霧した後、低粘度塗料を塗り重ねる
ようにしているが、塗料を噴霧する順番は逆の態様でも
構わない。さらに、高粘度塗料および低粘度塗料のみを
噴霧するようにしているが、これら塗料の噴霧によって
形成した塗膜の上にさらに塗装を施してもよい。
【0024】また、上記実施例では、マスキング材の全
体をシリコンゴム等の耐熱・耐薬品性を有した弾性高分
子材によって成形しているが、本発明ではこれに限定さ
れない。たとえば実施例の如く、柱状部分を塗り分ける
場合には、その嵌着孔の周囲のみを上述したシリコンゴ
ム等の弾性高分子材によって成形し、かつその他の部分
を金属やその他の剛性体によって成形してもよいし、平
板状のものを塗り分ける場合には全てを金属やその他の
剛性体で成形しても同様の効果を期待することができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る塗料
用マスキング材によれば、マスキング部によって単層塗
膜を形成する領域への高粘度塗料の侵入のみを規制する
ことができるため、その後、そのままの状態で2種類の
塗料を順次噴霧することが可能となり、作業の煩雑化を
招来することなく、互いに粘度の異なる2種類の塗料を
正確に塗り分けることができるようになる。
【0026】また、本発明に係る塗装方法によれば、塗
料の噴霧以前に、マスキング部によって単層塗膜を形成
する領域への高粘度塗料の侵入のみが規制された状態と
なるため、その後、そのままの状態で2種類の塗料を順
次噴霧することが可能となり、作業の煩雑化を招来する
ことなく、互いに粘度の異なる2種類の塗料を正確に塗
り分けることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塗装用マスキング材を適用した塗
装方法を示す概念図である。
【図2】図1に示した塗装用マスキング材の拡大断面図
である。
【図3】図2における矢視 III 図である。
【図4】図1の塗装方法で適用する塗料の成分を示した
図表である。
【図5】図1(b)の工程を示す要部拡大図である。
【図6】図1(c)の工程を示す要部拡大図である。
【図7】図1に示した実施例の塗装対象である燃料タン
クの要部を概念的に示した図である。
【図8】図1に示した実施例の塗装対象である燃料タン
クを概念的に示した斜視図である。
【図9】従来の塗装用マスキング材を適用した塗装方法
を示す概念図である。
【符号の説明】
10…マスキング材 13…マスキング部 A…耐チッピング塗膜 A′…アンダーコート用塗料 B…防錆塗膜 B′…シャワーコート用塗料 P…インレットパイプ Pa…先端部分 Pb…中間部分 Pc…基端部分 T…燃料タンク t…間隙 TH…タンク本体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークの表面に互いに粘度の異なる2種
    類の塗料を順次噴霧して、該ワークの表面に低粘度塗料
    のみの単層塗膜とこれら2種類の塗料が積層した多層塗
    膜とを形成する場合に用いる塗装用マスキング材であっ
    て、 前記ワークの表面から所定の間隙をもつ態様で前記単層
    塗膜を形成する領域に覆着するマスキング部を備えたこ
    とを特徴とする塗装用マスキング材。
  2. 【請求項2】 ワークの表面に互いに粘度の異なる2種
    類の塗料を順次噴霧して、該ワークの表面に低粘度塗料
    のみの単層塗膜とこれら2種類の塗料が積層した多層塗
    膜とを形成する塗装方法において、 前記2種類の塗料を噴霧する以前に、所定の間隙を確保
    した状態で、前記ワークの表面における前記単層塗膜を
    形成する領域をマスキング部で覆う工程を含むことを特
    徴とする塗装方法。
JP7159466A 1995-06-26 1995-06-26 塗装用マスキング材および塗装方法 Pending JPH0910637A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006231207A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Aisin Chem Co Ltd フューエルインレットの塗装方法及びフューエルインレット
CN103962264A (zh) * 2013-01-28 2014-08-06 浙江伟星实业发展股份有限公司 一种树脂带柄扣固定夹具

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