JPH09107372A - データ通信システム - Google Patents

データ通信システム

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JPH09107372A
JPH09107372A JP26578395A JP26578395A JPH09107372A JP H09107372 A JPH09107372 A JP H09107372A JP 26578395 A JP26578395 A JP 26578395A JP 26578395 A JP26578395 A JP 26578395A JP H09107372 A JPH09107372 A JP H09107372A
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英和 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信のつど、通信データの前に同期に必要な
数のフラグを付加する必要があり通信時間が長くなる。 【解決手段】 HDLC方式にて通信を行う複数の局1
a、1b、1c、・・・・、1nをループ状に接続し、
その最上流の局1aを主局、他の局1b、1c、・・・
・、1nを従局とする。主局は受信データの再生中継を
行わず、自局のタイミングで通信データ5を送出すると
共に、送信不要時には常時、フラグと同一パターンのパ
ターンデータ8を送出し続ける。また従局は、そのパタ
ーンデータに基づいて同期クロックを補正、維持し、通
信データの送出時以外は常に上流の局から受けた受信デ
ータの再生中継を行っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の局をルー
プ型通信路でループ状に接続し、ハイレベル・データリ
ング制御手順による通信方式(以下、HDLC方式とい
う)の通信フォーマットを使用して通信を行うデータ通
信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は従来のデータ通信システムを示
すブロツク構成図である。図において、1a、1b、1
c、・・・・、1nはデータの送受信を行う局であり、
2はこれら各局1a、1b、1c、・・・・、1nをル
ープ状に接続しているループ型通信路である。3は各局
1a、1b、1c、・・・・、1nのデータ送信部であ
り、4は同じくデータ受信部である。5a、5b、5
c、・・・・、5nは各局1a、1b、1c、・・・
・、1nが必要時にループ型通信路2に送出する通信デ
ータであり、6a、6b、6c、・・・・、6nはこの
通信データ5a、5b、5c、・・・・、5nの前に付
加されて送出され、下流の局で受信データサンプリング
用クロックを同期させるために用いられる同期用フラグ
である。
【0003】次に動作について説明する。局1aからル
ープ型通信路2上に通信データ5aを出力するときに
は、まず局1aが下流の局1bに向けて、同期用フラグ
6aを受信側が受信データサンプリング用クロックを同
期させるために必要な数だけ送出し、その後続いて通信
データ5aを送出する。一方、局1bではその同期用フ
ラグ6aによって受信データサンプリング用クロックを
同期させてから通信データ5aを受信する。次に局1b
はさらに下流の局1cに向けて、同期用フラグ6bを受
信側が受信データサンプリング用クロックを同期するの
に必要な数だけ送出し、その後続いて通信データ5bを
送出する。局1cは同期用フラグ6bによって受信デー
タサンプリング用クロックを同期させてから通信データ
5bを受信する。以下この動作を繰り返し、最後に局1
aが局1nからの同期用フラグ6nによって同期させた
受信データサンプリング用クロックを用いて通信データ
5nを受信し、局1aのデータ出力の動作が完了する。
【0004】なお、このような従来のデータ通信システ
ムに関連のある技術が記載された文献としては、例えば
特開昭63−198432号公報などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータ通信シス
テムは以上のように構成されているので、受信データと
自局の基本クロックタイミングの位相比較を行い、その
差分によつて自局のクロックタイミングと受信データを
同期させる場合、当該データ通信システム上の各局1
a、1b、1c、・・・・、1nが通信データ5a、5
b、5c、・・・・、5nを送出する度に、その通信デ
ータ5a、5b、5c、・・・・、5nの先頭に、下流
の局が自局のクロックを受信データに同期させるのに必
要な数の同期用フラグ6a、6b、6c、・・・・、6
nを付けなければならず、そのために送信する通信デー
タ5a、5b、5c、・・・・、5nに局数分の同期に
必要な同期用フラグ6a、6b、6c、・・・・、6n
が加算され、通信時間が長くなるという課題があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、主局よりループ型通信路上に常時
データを送出し続けて同期クロックを補正、維持するこ
とにより、各局が通信データを送出する前にわざわざ必
要数の同期用フラグを付加する必要をなくし、データ通
信時間を短縮することが可能なデータ通信システムを得
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るデータ通信システムは、ループ状に接続されたHDL
C方式の通信フォーマットで通信を行う複数の局のうち
の1つを、再生中継を行わずに自局のタイミングで通信
データを送出し、通信データ送信不要時においては常
時、HDLC方式の通信フォーマットで通信データの先
頭と末尾に配されているフラグと同じパターンのパター
ンデータを送出し続ける主局とし、その他の局を、その
パターンデータに基づいて同期クロックを補正、維持
し、データ送信時以外は常に受信データを再生中継し続
ける従局としたものである。
【0008】請求項2記載の発明に係るデータ通信シス
テムは、各従局に、自局の送信する通信データと上流の
局より受信したパターンデータのビット遅延量を検出す
る遅延検出部、検出された遅延ビット数に従って送信す
る通信データをパターンデータに同期させる送信データ
遅延部、および再生中継する受信データと送信する通信
データの切り替えをバイト単位の区切りで行う送信セレ
クト部を備えたものである。
【0009】請求項3記載の発明に係るデータ通信シス
テムは、各従局に、上流の局より受信したパターンデー
タと自局の送信する通信データのビット遅延量を検出す
る遅延検出部、検出された遅延ビット数に従って再生中
継するパターンデータを送信する通信データに同期させ
る受信データ遅延部、および再生中継する受信データと
送信する通信データの切り替えをバイト単位の区切りで
行う送信セレクト部を備えたものである。
【0010】請求項4記載の発明に係るデータ通信シス
テムは、各従局に、自局の送信する通信データを蓄積す
るシフトレジスタ、上流の局より受信したパターンデー
タのバイト単位の区切りを検出して、シフトレジスタに
データ送信のタイミングを与えるデータ送信タイミング
検出部、および再生中継する受信データとシフトレジス
タから出力された送信する通信データの切り替えを行う
送信セレクト部を備えたものである。
【0011】請求項5記載の発明に係るデータ通信シス
テムは、各従局に、上流の局との間の回線断が検出され
ると、動作クロックのタイミングを、上流の局からのパ
ターンデータに基づく同期クロックから自局で発生する
基本クロックのタイミングに切り替えるとともに、上流
の局からの受信データの再生中継を停止させる送信制御
回路を備えたものである。
【0012】請求項6記載の発明に係るデータ通信シス
テムは、各従局に、受信データ不良が一定時間以上続い
たことが検出されると、動作クロックのタイミングを、
上流の局からのパターンデータに基づく同期クロックか
ら自局で発生する基本クロックのタイミングに切り替え
るとともに、上流の局からの受信データの再生中継を停
止させる送信制御回路を備えたものである。
【0013】請求項7記載の発明に係るデータ通信シス
テムは、通信データの送信不要時において常時送出され
ているHDLC方式の通信フォーマットにおけるフラグ
と同じパターンのパターンデータを、通信データがない
時にHDLC方式の通信フォーマットで出力される
“1”固定データを、NRZI方式で符号化した
“1”、“0”の交番データで代替したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1によるデ
ータ通信システムを示すブロック構成図である。図にお
いて、1a、1b、1c、・・・・、1nはHDLC方
式の通信フォーマットを使用してデータの送受信を行う
複数の局であり、その最上流の局1aを主局、他の局1
b、1c、1d、・・・・、1nを従局とする。2はこ
れら各局1a、1b、1c、・・・・、1nをループ状
に接続しているループ型通信路である。3は各局1a、
1b、1c、・・・・、1nのデータ送信部、4は同じ
くデータ受信部であり、5a、5b、5c、・・・・、
5nは各局1a、1b、1c、・・・・、1nが送出す
る通信データである。また、7はバイト単位でフレーム
同期をとるフレーム同期回路、通信回線切断時や連続し
て不良データを受信した時に動作するデータ出力回路な
どを含んだ各局1a、1b、1c、・・・・、1nの通
信制御部である。
【0015】ここで、この実施の形態1においては、各
局1a、1b、1c、・・・・、1n中の1つ、例えば
主局1aの位置をループ状に接続された当該データ通信
システムの最上流として、この主局1aを再生中継は行
わずに自局のタイミングで通信データ5aを送出すると
ともに、通信データ送信不要時においては、HDLC方
式の通信フォーマットによる通信データ5aがその先頭
と末尾に備えているフラグと同一パターンのパターンデ
ータを常に送出し続ける主局としている。なお、図中の
8はそのパターンデータを示している。また、その他の
局1b、1c、1d、・・・・、1nは、主局1aより
送出されるパターンデータ8に基づいて同期クロックの
補正、維持を行い、上流の局からの受信データを再生中
継して下流の局に伝送するとともに、自局より通信デー
タ5b、5c、5d、・・・・、5nを送信する場合に
は、上流の局から下流の局へ再生中継するデータを自局
の通信データ5b、5c、5d、・・・・、5nに切り
替えて送信する従局となっている。
【0016】次に動作について説明する。この実施の形
態1によるデータ通信システムにおいては、全ての局1
a、1b、1c、・・・・、1nにておいて同期クロッ
クを同期させ、またその同期を維持するために、主局1
aよりループ型通信路2上に常時、データ変化によって
同期クロックを同期させるためのパターンデータ8が送
出され続けるようになっている。そのために、各局1
a、1b、1c、・・・・、1nは以下のように動作す
る。
【0017】まず最上流に配置された主局1aの動作か
ら説明する。主局1aは通信データ5aを送信する必要
が生ずると、自局のタイミングでその通信データ5aを
送信する。また、通信データ5aの送信時以外において
は、通信データ5aの代わりに自局タイミングでパター
ンデータ8を常時送信し続ける。ここで、HDLC方式
にて送受信される通信データは、アドレス部、制御部、
情報部およびフレーム検査シーケンス部と、それらの先
端および末尾に配置されてフレームの区切りを示す、特
に意味を持たない符号による所定パターン“01111
110”のフラグとによって形成されている。前記パタ
ーンデータ8はそのフラグと同一のパターン“0111
1110”を有するデータである。このようにして、主
局1aは常時これらのデータを送信し続け、従局1nよ
り受信したデータの再生中継は行っていない。
【0018】次に、その下流に配置された従局1bの動
作について説明する。従局1bはまず、最上流の主局1
aより受信したパターンデータ8のビットが“0”→
“1”または“1”→“0”に変化するデータ変化によ
り、主局1aからの通信データ5aやパターンデータ8
に対する自局の同期クロックを同期させる。以後、その
同期クロックについて、受信した通信データ5aおよび
パターンデータ8のデータ変化に基づいて同期のずれを
自動的に補正することによってその同期を維持する。従
局1bはその同期クロックを使用して上流の主局1aか
ら送られてくる通信データ5aやパターンデータ8のデ
ータを受ける。また、従局1bは自局から通信データ5
bを送信するとき以外はこの同期クロックに同期して、
上流の主局1aより受信した通信データ5aおよびパタ
ーンデータ8を常時再生中継して下流の従局1cへ送出
する。なお、自局より通信データ5bを送信する場合に
は上記同期クロックに同期して、上流の主局1aより受
けたパターンデータ8の一部などのデータを自局の通信
データ5bに切り替えて送信する。
【0019】次に、その下流の従局1cも従局1bと同
様に、上流の従局1bより受信した通信データ5a、5
bおよびパターンデータ8により同期クロックの補正、
維持を行う。また自局から通信データ5cを送信すると
き以外は、上流の従局1bから受信した通信データ5
a、5bおよびパターンデータ8を、同期クロックに同
期して常時再生中継をすることにより下流の従局1dへ
送出する。この従局1bおよび従局1cと同様の動作が
従局1nまでの各局で行われる。これにより、当該デー
タ通信システム上の全ての従局1b、1c、1d、・・
・・、1nが常時データの受信を行うことになる。この
ように、各従局1b、1c、1d、・・・・、1nでは
受信データのデータ変化によって同期クロックを同期さ
せ、引き続きその同期クロックの同期を受信データのデ
ータ変化に基づいて随時修正しているため、常に同期が
維持されている。
【0020】なお、従来のデータ通信システムでは、必
要なデータのみを送信していたため、下流の受信側の局
ではデータを受信するまでは同期を合わせることができ
ず、上流の局から送られてくる通信データを正確に受信
するため、上流の局では通信データの前に、同期を合わ
せるのに必要なデータ変化分の同期用フラグを付加して
送信していた。しかしながら、この実施の形態1のデー
タ通信システムによれば、常時データを送出し続けるこ
とにより、従来のデータ通信システムのように送信する
通信データの前にわざわざ必要数の同期用フラグを付け
る必要がなく、所望の通信データを即出力することが可
能となり、通信にかかる時間を短縮することができる。
【0021】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2によるデータ通信システムで用いられるフレーム同
期回路を示すブロック構成図であり、このフレーム同期
回路は図1に示す通信制御部7内に配置されて、送信す
る通信データのバイト単位での同期をとっている。な
お、各局1a、1b、1c、・・・・、1nから送出さ
れる通信データ5a、5b、5c、・・・・、5nはこ
こでは特に区別する必要がないので、以下の説明におい
ては単に通信データ5と記す。
【0022】図において、11は図示を省略した同期ク
ロック発生部が上流の局から受けたパターンデータ8に
基づいて生成した同期クロックを伝送する同期クロック
線であり、12は自局より送信する通信データ5を伝送
する送信データ線、13は上流の局より受信した通信デ
ータ5およびパターンデータ8を含む受信データを伝送
する受信データ線である。14は送信する通信データ5
の先頭に配置されたフラグの立ち下がりを検出する送信
データ立ち下がり検出部であり、15は受信データ線1
3を伝送されてくる上流局からの受信データ中のパター
ンデータ8の立ち下がりを検出する受信データ立ち下が
り検出部である。16はこれら送信データ立ち下がり検
出部14と受信データ立ち下がり検出部15の検出デー
タに従って、送信する通信データ5の先頭のフラグが立
ち下がってから、受信データ中のそれに最も近いパター
ンデータ8が立ち下がるまでの間、同期クロック線11
を伝送されてくる同期クロックをカウントすることによ
って、送信する通信データ5のフラグが受信データ中の
パターンデータ8より何ビット進んでいるかを検出し、
そのビット遅延量を認識する遅延検出部としてのクロッ
ク数カウント部であり、17はこのクロック数カウント
部16から出力される遅延ビット数が伝送される遅延ビ
ット数線である。
【0023】18は送信データ線12を伝送されてくる
自局より送信する通信データ5に対して、遅延なしから
7ビット遅延までの8種の遅延を与えるシフトレジスタ
を備え、遅延ビット数線17を介してクロック数カウン
ト部16より送られてくる遅延ビット数に応じてその遅
延量を選択することにより、送信する通信データ5を受
信データ線13上のパターンデータ8に同期させる送信
データ遅延部である。19は出力データをバイト単位の
区切りにおいて、通信データ送信時には受信データ線1
3上の受信データから送信データ遅延部18より出力さ
れる通信データ5に、通信データ送信終了時には送信デ
ータ遅延部18の出力データから受信データ線13上の
受信データにそれぞれ切り替える送信セレクト部であ
る。20はこの送信セレクト部19で切り替えられた出
力データを下流の局へ送出するために自局の送信部3に
伝送する出力データ線である。
【0024】また、図3は上記フレーム同期回路の各部
の信号の時間関係を示すタイミングチャートであり、同
図(a)は受信データ線13上を伝送される受信デー
タ、同図(b)は送信データ線12上を伝送される送信
すべき通信データ、同図(c)は出力データ線20上を
伝送される下流の局への出力データをそれぞれ示してい
る。
【0025】次に動作について説明する。ここで、上記
実施の形態1において、最上流の主局1a以外の各従局
1b、1c、1d、・・・・、1nでは、上流の局より
の受信データを再生中継してそのまま下流の局へ出力し
ている。そのとき自局の通信データ5を送信しようとし
た場合、それまで再生中継していたパターンデータ8と
送信しようとする通信データ5とがバイト単位で同期し
ていないと、HDLC方式により通信異常となる。従っ
て、主局1a以外の従局1b、1c、1d、・・・・、
1nは、送信しようとする通信データ5を再生中継して
いるパターンデータ8とバイト単位で同期させてから出
力させる必要がある。そのため、ここでは、送信しよう
とする通信データ5を何ビット遅らせれば、再生中継す
るパターンデータ8とバイト単位で同期するかを調べ、
バイト単位の同期合わせを行うようにしている。
【0026】すなわち、この実施の形態2のフレーム同
期回路においては、自局のデータ送信時に、送信データ
立ち下がり検出部14が送信する通信データ5の先頭に
配置されたフラグの立ち下がりを検出する。一方、受信
データ立ち下がり検出部15も受信データ中のパターン
データ8の立ち下がりを検出する。次にクロック数カウ
ント部16はそれら両者による検出結果に基づいて、通
信データ5の先頭のフラグが立ち下がってから、それに
最も近いパターンデータ8が立ち下がるまでの間、同期
クロックをカウントすることによって、送信する通信デ
ータ5が受信データ中のパターンデータ8より何ビット
進んでいるかを検出する。その検出結果は遅延ビット数
としてクロック数カウント部16より送信データ遅延部
18に通知される。送信データ遅延部18は自局より送
信する通信データ5に対して、遅延なしから7ビット遅
延までの8種の遅延を与えるシフトレジスタを備えてお
り、クロック数カウント部16の出力する遅延ビット数
に応じてその遅延量を選択し、送信する通信データ5に
選択した遅延量の遅延を与えて受信データ線13上のパ
ターンデータ8に同期させる。
【0027】ここで、具体例として、送信しようとする
通信データが2ビット遅らせることによって、再生中継
しているパターンデータ8とバイト単位で同期する場合
の動作について説明する。送信しようとしている通信デ
ータ5の先頭に配置されたフラグが立ち下がってから、
受信データ中のそれに最も近いパターンデータ8が立ち
下がるまでの間の同期クロックを、クロック数カウント
部16でカウントすることにより、再生中継中のパター
ンデータ8が送信する通信データ5のフラグより2ビッ
ト遅れていることがわかる。この遅延ビット数“2”は
クロック数カウント部16より送信データ遅延部18に
送られ、送信データ遅延部18ではその遅延ビット数
“2”に基づいて、遅延なしから7ビット遅延まで1ビ
ットずつ、8種の遅延が与えられた通信データ5の中か
ら、2ビット遅延が与えられた通信データ5を選択す
る。これにより、2ビット進んでいた送信すべき通信デ
ータ5に2ビットの遅延が与えられ、再生中継している
パターンデータ8に同期させることができる。
【0028】このようにして、再生中継しているパター
ンデータ8に同期させた送信すべき通信データ5は、送
信データ遅延部18より送信セレクト部19に送られ、
出力データはこの送信セレクト部19において、再生中
継されている受信データから送信データ遅延部18の出
力する送信すべき通信データ5に切り替えられる。これ
により、下流の局に対してバイト単位の同期のずれのな
い通信データ5の送出が可能となり、通信異常を起すこ
ともなくなる。
【0029】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3によるデータ通信システムで用いられるフレーム同
期回路を示すブロック構成図であり、このフレーム同期
回路は図1に示す通信制御部7内に配置されて、通信デ
ータ送信完了時のパターンデータ8のバイト単位での同
期をとっている。なお、各局1a、1b、1c、・・・
・、1nから送出される通信データ5a、5b、5c、
・・・・、5nはここでも特に区別する必要がないの
で、以下の説明においては単に通信データ5と記す。
【0030】図において、21は図示を省略した同期ク
ロック発生部が上流の局から受けたパターンデータ8に
基づいて生成した同期クロックを伝送する同期クロック
線であり、22は自局より送信するフレーム同期済の通
信データ5を伝送する送信データ線、23は上流の局よ
り受信した通信データ5およびパターンデータ8を含む
受信データを伝送する受信データ線である。24は送信
するフレーム同期済の通信データ5の末尾に配置された
フラグの立ち下がりを検出する送信データ立ち下がり検
出部であり、25は受信データ線23を伝送されてくる
上流局からの受信データ中のパターンデータ8の立ち下
がりを検出する受信データ立ち下がり検出部である。2
6はこれら送信データ立ち下がり検出部24と受信デー
タ立ち下がり検出部25の検出データに従って、受信デ
ータ中のパターンデータ8が立ち下がってから、送信す
る通信データ5の末尾のフラグが立ち下がるまでの間、
同期クロック線21を伝送されてくる同期クロックをカ
ウントすることによって、受信データ中のパターンデー
タ8がフレーム同期済の通信データ5のフラグより何ビ
ット進んでいるかを検出し、そのビット遅延量を認識す
る遅延検出部としてのクロック数カウント部であり、2
7はこのクロック数カウント部26から出力される遅延
ビット数が伝送される遅延ビット数線である。
【0031】28は受信データ線23を伝送されてくる
受信データに対して、遅延なしから7ビット遅延までの
8種の遅延を与えるシフトレジスタを備え、遅延ビット
数線27を介してクロック数カウント部26より送られ
てくる遅延ビット数に応じてその遅延量を選択すること
により、受信データ線23上を伝送されてくる受信デー
タを送信データ線22上のフレーム同期済の通信データ
5に同期させる受信データ遅延部である。29は出力デ
ータをバイト単位の区切りにおいて、通信データ送信時
には受信データ遅延部28にて遅延された受信データか
ら送信データ線22上のフレーム同期済の通信データ5
に、通信データ送信終了時には送信データ線22上のフ
レーム同期済の通信データ5から受信データ遅延部28
にて遅延された受信データにそれぞれ切り替える送信セ
レクト部である。30はこの送信セレクト部29で切り
替えられた出力データを下流の局へ送出するために自局
の送信部3に伝送する出力データ線である。
【0032】また、図5は、データ送信終了時のフレー
ム同期回路各部のタイミングチャートであり、同図
(a)は送信データ線22上を伝送されるフレーム同期
済の送信データ、同図(b)は受信データ線23上を伝
送される受信データ、同図(c)は出力データ線30上
を伝送される下流の局への出力データをそれぞれ示して
いる。
【0033】次に動作について説明する。HDLC方式
ではデータに“1”が5個以上連続すると5個の“1”
について1個の“0”が挿入される。そのため通信デー
タ5の送信開始時にバイト単位の同期を合わせた場合で
も、当該通信データ5の送信完了時には必ずしもバイト
単位の同期がとれているとは限らない。従って、その後
上流の局からの受信データをそのまま再生中継すると、
バイト単位の同期がずれて通信異常を起こす可能性が出
てくる。そのため、通信データ5の送信前と同様に再生
中継しようとしているパターンデータ8や通信データ5
を、バイト単位で同期させてから再生中継する必要があ
る。そのため、ここでは、再生中継しようとするパター
ンデータ8を何ビット遅らせれば、送信する通信データ
5とバイト単位で同期するかを調べ、バイト単位の同期
合わせを行うようにしている。
【0034】すなわち、この実施の形態3のフレーム同
期回路においては、自局のデータ送信時において、送信
データ立ち下がり検出部24が送信するフレーム同期済
の通信データ5の末尾に配置されたフラグの立ち下がり
を検出する。一方、受信データ立ち下がり検出部25も
受信データ中のパターンデータ8の立ち下がりを検出す
る。次にクロック数カウント部26はそれら両者の検出
結果に基づいて、パターンデータ8が立ち下がってか
ら、フレーム同期済の通信データ5の末尾のフラグが立
ち下がるまでの間、同期クロックをカウントすることに
よって、受信データ中のパターンデータ8が送信するフ
レーム同期済の通信データ5より何ビット進んでいるか
を検出する。その検出結果は遅延ビット数としてクロッ
ク数カウント部26より受信データ遅延部28に通知さ
れる。受信データ遅延部28は再生中継する受信データ
に対して、遅延なしから7ビット遅延までの8種の遅延
を与えるシフトレジスタを備え、クロック数カウント部
26より送られてくる遅延ビット数に応じてその遅延量
を選択し、再生中継する受信データに選択した遅延量の
遅延を与えて送信するフレーム同期済の通信データ5に
同期させる。
【0035】ここで、具体例として、再生中継しようと
する受信データのパターンデータ8が3ビット遅れるこ
とによって、送信しようとしているフレーム同期済の通
信データ5とバイト単位で同期する場合の動作について
説明する。再生中継されるパターンデータ8が立ち下が
ってから、フレーム同期済の通信データ5の末尾のフラ
グが立ち下がるまでの間の同期クロックを、クロック数
カウント部26でカウントすることにより、送信する通
信データ5のフラグが再生中継中しようとしているパタ
ーンデータ8より3ビット遅れていることがわかる。こ
の遅延ビット数“3”はクロック数カウント部26より
受信データ遅延部28に送られ、受信データ遅延部28
ではその遅延ビット数“3”に基づいて、遅延なしから
7ビット遅延まで1ビットずつ、8種の遅延が与えられ
た受信データの中から、3ビット遅延が与えられたもの
を選択する。これにより、3ビット進んでいた再生中継
する受信データに3ビットの遅延が与えられ、送信しよ
うとするフレーム同期済の通信データ5に同期させるこ
とができる。
【0036】このようにして、送信するフレーム同期済
の通信データ5に同期させた再生中継する受信データ
は、受信データ遅延部28より送信セレクト部29に送
られ、出力データはこの送信セレクト部29において、
送信するフレーム同期済の通信データ5から受信データ
遅延部28によって遅延された受信データに切り替えら
れる。これにより、下流の局に対してバイト単位の同期
のずれのないパターンデータ8の再生中継が可能とな
り、通信異常を起すこともなくなる。
【0037】実施の形態4.図6はこの発明の実施の形
態4によるデータ通信システムで用いられるフレーム同
期回路を示すブロック構成図であり、このフレーム同期
回路は実施の形態2の場合と同様に、図1に示す通信制
御部7内に配置されて送信する通信データのバイト単位
での同期をとっている。なお、この場合も通信データ5
a、5b、5c、・・・・、5nは特に区別する必要が
ないので、以下の説明においては単に通信データ5と記
す。
【0038】図において、31は図示を省略した同期ク
ロック発生部が上流の局から受けたパターンデータ8に
基づいて生成した同期クロックを伝送する同期クロック
線であり、32は自局より送信する通信データ5が全て
送信されたことを示す送信完了信号が伝送される送信完
了線、33は上流の局より受信した受信データを伝送す
る受信データ線である。34は上流の局より受信した受
信データのパターンデータ8を1ビット分遅延させる受
信データ遅延部であり、35はこの受信データ遅延部3
4によって1ビット遅延したパターンデータ8の立ち下
がりに基づいて、自局より送信する通信データ5の送信
タイミングを検出するデータ送信タイミング検出部、3
6はこのデータ送信タイミング検出部35から出力され
る送信タイミングが伝送される送信タイミング線であ
る。
【0039】37は通信制御部7内の図示を省略した中
央演算処理装置(以下、CPUという)よりCPUバス
を介して送られてくる送信すべき通信データ5を蓄積
し、データ送信タイミング検出部35からの送信タイミ
ングに従ってそれを出力するシフトレジスタであり、3
8はこのシフトレジスタ37の出力した通信データ5が
伝送される送信データ線である。39はこのシフトレジ
スタ37からの通信データ5と、上流の局より受信して
下流局へ再生中継する受信データのいずれか一方を出力
データとして選択する送信セレクト部であり、40はこ
の送信セレクト部39で選択された出力データを下流の
局へ送出するために自局の送信部3に伝送する出力デー
タ線である。
【0040】次に動作について説明する。ここで、実施
の形態2でも説明したように、各従局1b、1c、1
d、・・・・、1nは、送信しようとする通信データ5
を再生中継しているパターンデータ8とバイト単位で同
期させてから出力させる必要がある。そのため、この実
施の形態4のフレーム同期回路は、送信する通信データ
5を蓄積し、データ送信タイミング検出部35からの送
信タイミングに従って、その蓄積している通信データ5
を順次送出するシフトレジスタ37を使用することによ
って、以下のように動作する。
【0041】すなわち、この実施の形態4のフレーム同
期回路では、CPUバスを介して送られてくる送信すべ
き通信データ5はシフトレジスタ37に入力されてそこ
に蓄積される。受信データ遅延部34は再生中継されて
いるパターンデータ8を1ビット分遅延させてデータ送
信タイミング検出部35に送り、データ送信タイミング
検出部35はそのパターンデータ8の立ち下がり、すな
わちパターンデータの切り替わる点で送信タイミングを
生成し、それをシフトレジスタ37に送る。シフトレジ
スタ37はこの送信タイミングを受けると、蓄積してい
る通信データ5を順次送信データ線38に送出する。こ
れによって、シフトレジスタ37からは再生中継される
パターンデータ8に同期して送信する通信データ5が出
力されるようになる。当該局より送信する全ての通信デ
ータ5が送信されると、送信完了線32よりデータ送信
タイミング検出部35に送信完了信号が与えられ、デー
タ送信タイミング検出部35は送信タイミングの出力を
停止する。
【0042】これにより、下流の局に対して再生中継さ
れるパターンデータ8とバイト単位で同期のとれた通信
データ5の送出が可能となり、通信異常を起すこともな
くなる。なお、自局の通信データの送信より上流の局か
らの受信データの再生中継への切り替えは、実施の形態
3の場合と同様に行われる。
【0043】実施の形態5.図7はこの発明の実施の形
態5によるデータ通信システムにて、ループ型通信路2
の線切断時に作動するデータ出力回路を示すブロック構
成図であり、このデータ出力回路は図1に示す通信制御
部7内に配置されている。なお、以下の説明において
は、特に区別の必要がない通信データ5a、5b、5
c、・・・・、5nについては単に通信データ5と記
す。
【0044】図において、41は上流の局より受信した
パターンデータ8に基づいて同期クロックを発生する同
期クロック発生部であり、42はこの同期クロックとは
独立の自局の基本クロックを発生する基本クロック発生
部である。43は自局と上流の局とを接続しているルー
プ型通信路2の回線断を検出する回線切断検出回路であ
り、44はこの回線切断検出回路43にて回線断が検出
された場合、自局の動作クロックのタイミングを同期ク
ロック発生部41の発生する再生中継用の同期クロック
のタイミングから、基本クロック発生部42の発生する
基本クロックのタイミングに切り替えて、受信データの
再生中継を停止させる通信制御回路である。45は正常
時に再生中継する受信データと自局より送信する通信デ
ータ5をバイト単位で同期させる、実施の形態2および
実施の形態3で示したものと同等のフレーム同期回路で
あり、46は回線切断検出回路43にて回線断が検出さ
れた場合に、出力するデータをこのフレーム同期回路4
5からのデータより通信制御回路44からのデータに切
り替える送信セレクト部である。
【0045】次に動作について説明する。図1に示した
データ通信システムにおいて回線断が起こると、当該回
線断が発生したループ型通信路2よりも下流の局では、
通信データ5やパターンデータ8の受信ができなくな
る。そのため、このパターンデータ8に基づいて同期ク
ロックを発生している同期クロック発生部41では、受
信データに同期した同期クロックが作れなくなって、回
線断が発生したループ型通信路2より下流の局でデータ
を送受信することができなくなる。そのため、この実施
の形態5のデータ出力回路は、回線断が発生したループ
型通信路2よりも下流の局でもデータの送受信を行える
ようにするため、以下の動作を行う。
【0046】すなわち、この実施の形態5によるデータ
出力回路においては、最上流の主局1a以外の各従局1
b、1c、1d、・・・・、1nでは、それらを接続し
ているループ型通信路2の回線断を回線切断検出回路4
3で監視している。今、従局1bと従局1cを接続して
いるループ型通信路2に回線断が発生したものとする。
従局1cの回線切断検出回路43は従局1bとの間のル
ープ型通信路2の回線断を検出すると、その旨を自局の
通信制御回路44と送信セレクト部46に通知する。回
線断の検出通知を受けた通信制御回路44は自局で使用
する動作クロックのタイミングを、この回線断によって
同期を維持することができなくなった同期クロック発生
部41からの同期クロックから、基本クロック発生部4
2からの自局発振の基本クロックに切り替える。そして
従局1bからの受信データの再生中継を停止して、自局
より送信する通信データ5をその基本クロックに同期し
て送出するとともに、通信データ5の送信を行わない期
間は常にパターンデータ8の出力を行う。また、送信セ
レクト部46は回線切断検出回路43より回線断の検出
通知を受けると、フレーム同期回路45からの再生中継
するパターンデータ8に同期したタイミングによる出力
データを、通信制御回路44からの基本クロックに同期
した自局のタイミングによる出力データに切り替える。
【0047】これによって、回線断の発生したループ型
通信路2よりも下流の従局1c、1d、・・・・、1n
は、通常時と同じように同期クロックを維持することが
可能となる。従って、回線断を検出した従局1cにおい
て、その回線切断場所などを通知する通信データ5を作
成して送出すれば、その通信データ5を最上流の主局1
aまで伝送することが可能となる。
【0048】実施の形態6.図8はこの発明の実施の形
態6によるデータ通信システムにて、連続して不良デー
タが受信された際に作動するデータ出力回路を示すブロ
ック構成図であり、このデータ出力回路も図1に示す通
信制御部7内に配置されている。なお、この場合も特に
区別する必要がない通信データ5a、5b、5c、・・
・・、5nについては単に通信データ5と記す。
【0049】図において、41は同期クロック発生部、
42は基本クロック発生部、44は通信制御回路、45
はフレーム同期回路、46は送信セレクト部であり、こ
れらは図7に示した実施の形態5におけるそれらと同等
のものである。また、47は上流の局から自局の受信部
4に送られてきたデータを受信するデータ受信回路であ
り、48はこのデータ受信回路47にて受信されるデー
タを監視し、受信データ不良が一定時間以上継続して検
出された場合に、その旨を通信制御回路44と送信セレ
クト部46とに通知する受信データ不良検出回路であ
る。
【0050】次に動作について説明する。ここで、図1
に示したデータ通信システムにおいて何らかの理由によ
り受信不良が発生し、通信データ5やパターンデータ8
が正常に受信できなくなると、それよりも下流の局でも
パターンデータ8を受信することがでなくなる。上流の
局からのパターンデータ8が受信できなくなると、各局
では同期クロックを維持できなくなるため、データを送
受信することができなくなる。そのため、この実施の形
態6のデータ出力回路は、受信データ不良が発生した局
よりも下流の局でもデータの送受信を行えるようにする
ため、以下の動作を行う。
【0051】すなわち、この実施の形態6によるデータ
出力回路においては、受信データ不良検出回路48にて
データ受信回路47によるデータの受信状況を常に監視
しており、受信データ不良検出回路48はデータの受信
不良が一定時間以上続いたことを検出すると、回線異常
としてその旨を通信制御回路44と送信セレクト部46
に通知する。今、従局1cにおいて一定時間以上継続す
る受信データ不良が発生したものとする。従局1cの通
信制御回路44は受信データ不良検出回路48より受信
データ不良の通知を受けると、自局で使用する動作クロ
ックのタイミングを、この受信データ不良によって同期
を維持することができなくなった同期クロック発生部4
1からの同期クロックから、基本クロック発生部42か
らの自局発振の基本クロックに切り替える。そして従局
1bからの受信データの再生中継を停止して、自局より
送信する通信データ5をその基本クロックに同期して送
出するとともに、通信データ5の送信を行わない期間は
常にパターンデータ8の出力を行う。また、送信セレク
ト部46は回線切断検出回路43よりデータ受信不良の
通知を受けると、フレーム同期回路45からの再生中継
するパターンデータ8に同期したタイミングによる出力
データを、通信制御回路44からの基本クロックに同期
した自局のタイミングによる出力データに切り替える。
【0052】これにより、受信データ不良が発生した従
局1cよりも下流の従局1d、・・・・、1nは、通常
時と同様に同期クロックを維持することが可能となる。
従って、データ受信不良が発生した従局1cにおいて、
データの受信不良が発生した場所などを通知する通信デ
ータ5を作成して送出すれば、その通信データ5を最上
流の主局1aまで伝送することが可能となる。
【0053】実施の形態7.なお、上記各実施の形態に
おいては、最上流の主局1aが通信データ5aの送信不
要時において、常にHDLC方式の通信フォーマットの
先頭および末尾に配されたフラグと同一パターンのパタ
ーンデータ8を送出し続けるものについて説明したが、
通信データ送信不要時には、HDLC方式において通信
データ5aが送信されていないときに常時出力されてい
る“1”の固定データを、ノン・リターン・ツー・ゼロ
・インバーテット(以下、NRZIという)方式で符号
化し、“1”と“0”とが交番するデータに変換して連
続的に送出するようにしてもよい。
【0054】図9はそのようなこの発明の実施の形態7
によるデータ通信システムで用いられるNRZI符号化
回路を示すブロック構成図であり、図10はそのNRZ
I符号化回路で符号化されたデータを通常のノン・リタ
ーン・ツー・ゼロ(以下、NRZという)方式による符
号に復号するNRZ復号回路を示すブロック構成図であ
る。図において、51はJ−Kフリップフロップであ
り、52〜54はDフリップフロップ、55は排他的論
理和回路、56はインバータである。
【0055】次に動作について説明する。図1に示した
各局1a、1b、1c、・・・・、1nの内部では、信
号“1”でハイレベル(以下、Hという)、信号“0”
でローレベル(以下、Lという)となるNRZ符号にて
データが扱われている。最上位に位置する主局1aは通
信データ5aを下位の局へ送信する場合には、図9に示
したNRZI符号化回路を用いて、信号“1”で状態を
HからL、あるいはLからHに反転させ、信号“0”で
は状態をそのまま反転させないNRZI符号に変換して
送信する。すなわち、図9に示すJ−Kフリップフロッ
プ51の端子JおよびKにNRZ符号を入力すれば、N
RZ符号が“1”(H)であればクロックが到来する都
度、J−Kフリップフロップ51はその状態を反転さ
せ、NRZ符号が“0”(L)であればクロックが到来
しても、J−Kフリップフロップ51はそれまでの状態
を保持する。従って、J−Kフリップフロップ51の端
子Qからは入力されたNRZ符号がNRZI符号に変換
されて出力される。
【0056】ここで、図1に示したデータ通信システム
では、前述のようにHDLC方式による通信フォーマッ
トを使用してデータの通信が行われているため、最上位
の主局1aは通信データ5aを送信していないときには
その出力データは常時“1”となる。この通信データ5
aの非送信時に出力される“1”固定データも、図9に
示したNRZI符号化回路を介してループ型通信路2に
送出されているため、通信データ5が送信されていない
期間では、H→L→H→L→・・・・という具合に
“1”(H)と“0”(L)が交番するデータが連続し
て送出されることになる。
【0057】このようなNRZI符号のデータを受信し
た下流の従局1bでは、この通信データ5が送信されて
いない“1”と“0”が交番する部分で、同期クロック
の補正、維持を行う。その後、従局1bは主局1aから
送られてきた通信データ5aを、図10に示したNRZ
復号回路を用いてNRZ符号に変換した後、内部に取り
込む。すなわち、NRZI符号による通信データ5aが
入力されると、NRZ復号回路はクロックに従ってその
第1ビットをDフリップフロップ52に保持させ、次の
クロックでそれをDフリップフロップ53に移して排他
的論理和回路55でそれらを比較し、その比較結果をD
フリップフロップ54に格納して、インバータ56で反
転したクロックを用いてその読み出しを行う。これによ
り、Dフリップフロップ54の端子Qからは、入力され
たNRZI符号がNRZ符号に復号されて出力される。
【0058】これにより、最上流の主局1aにおいて、
通信データ5aの非送信時にパターンデータ8を送出し
続ける必要がなくなり、また所定パターンのパターンデ
ータ8が送出されていないので、下流の各従局1b、1
c、1d、・・・・、1nではビット同期さえ合ってい
れば特にバイト単位の同期をとる必要がなく、いつでも
自局の通信データ5b、5c、5d、・・・・、5nを
送信することが可能となる。なお、そのとき通信データ
5a、5b、5c、・・・・、5nに“0”が出力され
続けると、その間の出力データにレベルの変化がなくな
るため、クロックの同期修正が行えなくなるため、クロ
ック精度に応じて一度に連続して送信できるデータの数
を制限する必要がでてくる。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、主局より
通信データ送信不要時にフラグと同一パターンによるパ
ターンデータを常時送出し続け、他の従局はそのパター
ンデータに基づいて同期クロックを補正、維持させるよ
うに構成したので、通信データを送信する際に、当該通
信データの前にわざわざ必要数の同期用フラグを付加す
る必要がなくなって、通信データを即送信することが可
能となるため、通信にかかる時間を短縮できるデータ通
信システムが得られる効果がある。
【0060】請求項2記載の発明によれば、自局の送信
する通信データと再生中継するパターンデータの遅延ビ
ット数に従って、送信する通信データを再生中継するパ
ターンデータに同期させ、バイト単位の区切りにおいて
再生中継と通信データの送信との切り替えを行うように
構成したので、下流の局に対して通信データを、バイト
単位のずれがなく出力することが可能となり、通信異常
の発生を防止できるデータ通信システムが得られる効果
がある。
【0061】請求項3記載の発明によれば、再生中継す
るパターンデータと自局の送信する通信データの遅延ビ
ット数に従って、再生中継するパターンデータを送信す
る通信データに同期させ、バイト単位の区切りにおいて
再生中継と通信データの送信との切り替えを行うように
構成したので、下流の局に対してパターンデータを、バ
イト単位のずれがなく再生中継することが可能となり、
通信異常の発生を防止できるデータ通信システムが得ら
れる効果がある。
【0062】請求項4記載の発明によれば、上流の局よ
り受信したパターンデータのバイト単位の区切りを検出
して、シフトレジスタに蓄積した通信データの送信タイ
ミングを与えるように構成したので、再生中継するパタ
ーンデータと送信する通信データとをバイト単位で同期
させることができ、通信異常の発生を防止できるデータ
通信システムが得られる効果がある。
【0063】請求項5記載の発明によれば、回線断を検
出した従局が、再生中継するパターンデータに基づく同
期クロックから自局発振の基本クロックに動作クロック
のタイミングを切り替えるとともに、受信データの再生
中継を停止するように構成したので、当該局より下流の
局は通常時と同じように同期クロックを維持することが
可能となって、回線切断場所などを知らせる通信データ
を最上流の主局に通知できるデータ通信システムが得ら
れる効果がある。
【0064】請求項6記載の発明によれば、一定時間以
上受信データ不良が続いたことを検出した従局が、再生
中継するパターンデータに基づく同期クロックから自局
発振の基本クロックに動作クロックのタイミングを切り
替えるとともに、受信データの再生中継を停止するよう
に構成したので、当該局より下流の局は通常時と同じよ
うに同期クロックを維持することが可能となって、受信
データ不良の発生場所などを知らせる通信データを最上
流の主局に通知できるデータ通信システムが得られる効
果がある。
【0065】請求項7記載の発明によれば、最上流の主
局が通信データの送信不要時において、HDLC方式の
通信フォーマットに従って常時出力している“1”固定
データを、NRZI方式で符号化した“1”、“0”の
交番データを送出するように構成したので、主局は通信
データの送信不要時にフラグと同一パターンのパターン
データを常時出力する必要がなくなり、また、ビット単
位で同期していればバイト単位で同期させる必要がない
ため、下流の従局はいつでも通信データの送出が可能な
データ通信システムが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるデータ通信シ
ステムを示すブロック構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2によるデータ通信シ
ステムで用いられるフレーム同期回路を示すブロック構
成図である。
【図3】 上記実施の形態における各部の信号の時間関
係を示すタイミングチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態3によるデータ通信シ
ステムで用いられるフレーム同期回路を示すブロック構
成図である。
【図5】 上記実施の形態における各部の信号の時間関
係を示すタイミングチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態4によるデータ通信シ
ステムで用いられるフレーム同期回路を示すブロック構
成図である。
【図7】 この発明の実施の形態5によるデータ通信シ
ステムで用いられるデータ出力回路を示すブロック構成
図である。
【図8】 この発明の実施の形態6によるデータ通信シ
ステムで用いられるデータ出力回路を示すブロック構成
図である。
【図9】 この発明の実施の形態7によるデータ通信シ
ステムで用いられるNRZI符号化回路を示すブロック
構成図である。
【図10】 上記実施の形態によるデータ通信システム
で用いられるNRZ復号回路を示すブロック構成図であ
る。
【図11】 従来のデータ通信システムを示すブロック
構成図である。
【符号の説明】
1a 局(主局)、1b、1c、1d、・・・・、1n
局(従局)、2 ループ型通信路、5、5a、5b、
・・・・、5n 通信データ、8 パターンデータ、1
6、26 クロック数カウント部(遅延検出部)、18
送信データ遅延部、19、29、39 送信セレクト
部、28 受信データ遅延部、35 データ送信タイミ
ング検出部、37 シフトレジスタ、43 回線切断検
出回路、44 通信制御回路、48 受信データ不良検
出回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の局をループ型通信路にてループ状
    に接続し、ハイレベル・データリング制御手順による通
    信方式の通信フォーマットを使用して通信を行うデータ
    通信システムにおいて、前記複数の局のうちの1つを、
    再生中継を行わずに自局のタイミングで通信データを送
    出するとともに、通信データ送信不要時においては、前
    記ハイレベル・データリング制御手順における通信デー
    タの先頭と末尾にあるフラグと同一パターンのパターン
    データを常に送出し続ける主局とし、その他の前記局
    を、前記主局より送出されるパターンデータに基づいて
    同期クロックの補正、維持を行い、上流の局から受信し
    たデータを再生中継して下流の局に伝送するとともに、
    自局より通信データを送信する場合には、上流の局から
    下流の局へ再生中継するデータを自局の通信データに切
    り替えて送信する従局としたことを特徴とするデータ通
    信システム。
  2. 【請求項2】 従局が、自局の送信する通信データの先
    頭のフラグの立ち下がりから、上流の局より受信したパ
    ターンデータの立ち下がりまでのビット遅延量を検出す
    る遅延検出部と、前記遅延検出部の出力する遅延ビット
    数に応じて、前記送信する通信データを前記上流の局よ
    り受信して下流の局へ再生中継するパターンデータに同
    期させる送信データ遅延部と、前記通信データの送信時
    には、上流の局から下流の局へ再生中継するデータより
    前記送信データ遅延部の出力データへの切り替えを、前
    記通信データの送信終了時には、前記送信データ遅延部
    の出力データより上流の局から下流の局へ再生中継する
    データへの切り替えを、それぞれバイト単位の区切りに
    おいて行う送信セレクト部とを備えたことを特徴とする
    請求項1記載のデータ通信システム。
  3. 【請求項3】 従局が、上流の局より受信したパターン
    データの立ち下がりから、自局の送信する通信データの
    末尾のフラグの立ち下がりまでのビット遅延量を検出す
    る遅延検出部と、前記遅延検出部の出力する遅延ビット
    数に応じて、前記上流の局より受信して下流の局へ再生
    中継するパターンデータを前記送信する通信データに同
    期させる受信データ遅延部と、前記通信データの送信時
    には、前記受信データ遅延部の出力データから前記送信
    する通信データへの切り替えを、前記通信データの送信
    終了時には、前記送信する通信データから前記送信デー
    タ遅延部の出力データへの切り替えを、それぞれバイト
    単位の区切りにおいて行う送信セレクト部とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載のデータ通信システム。
  4. 【請求項4】 従局が、自局の送信する通信データを蓄
    積するシフトレジスタと、上流の局より受信したパター
    ンデータのバイト単位の区切りを検出し、前記シフトレ
    ジスタに蓄積している通信データの送信タイミングを与
    えるデータ送信タイミング検出部と、前記シフトレジス
    タからの通信データと上流の局より受信して下流の局へ
    再生中継する受信データの一方を選択し、出力データと
    して送出する送信セレクト部とを備えたことを特徴とす
    る請求項1記載のデータ通信システム。
  5. 【請求項5】 従局が、上流の局との間の回線断を検出
    する回線切断検出回路と、前記回線切断検出回路にて回
    線断が検出されると、動作クロックのタイミングを、上
    流の局から受信したパターンデータに基づく同期クロッ
    クのタイミングから自局で発生する基本クロックのタイ
    ミングに切り替え、前記上流の局からの受信データの下
    流の局への再生中継を停止させる通信制御回路とを備え
    たことを特徴とする請求項1記載のデータ通信システ
    ム。
  6. 【請求項6】 従局が、自局において受信データ不良が
    一定時間以上続いたことを検出する受信データ不良検出
    回路と、前記受信データ不良検出回路にて一定時間以上
    続いて受信データ不良が検出されると、動作クロックの
    タイミングを、上流の局から受信したパターンデータに
    基づく同期クロックのタイミングから自局で発生する基
    本クロックのタイミングに切り替え、前記上流の局から
    の受信データの下流の局への再生中継を停止させる通信
    制御回路とを備えたことを特徴とする請求項1記載のデ
    ータ通信システム。
  7. 【請求項7】 複数の局をループ型通信路にてループ状
    に接続し、ハイレベル・データリング制御手順による通
    信方式の通信フォーマットを使用して通信を行うデータ
    通信システムにおいて、前記複数の局のうちの1つを、
    再生中継を行わずに自局のタイミングで通信データを送
    出するとともに、通信データ送信不要時においては、前
    記ハイレベル・データリング制御手順に従って出力され
    ている“1”固定データをノン・リターン・ツー・ゼロ
    ・インバーテット方式で符号化して連続して送出し続け
    る主局とし、その他の前記局を、前記主局より送出され
    る“1”固定データをノン・リターン・ツー・ゼロ・イ
    ンバーテット方式で符号化されたデータに基づいて同期
    クロックの補正、維持を行い、上流の局から受信したデ
    ータを再生中継して下流の局に伝送するとともに、自局
    より通信データを送信する場合には、上流の局から下流
    の局へ再生中継するデータを自局の通信データに切り替
    えて送信する従局としたことを特徴とするデータ通信シ
    ステム。
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