JPH09109166A - 加飾成形品の製造方法 - Google Patents

加飾成形品の製造方法

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JPH09109166A
JPH09109166A JP7270087A JP27008795A JPH09109166A JP H09109166 A JPH09109166 A JP H09109166A JP 7270087 A JP7270087 A JP 7270087A JP 27008795 A JP27008795 A JP 27008795A JP H09109166 A JPH09109166 A JP H09109166A
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JP
Japan
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pattern sheet
pattern
sheet
thermosetting
molding material
Prior art date
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Pending
Application number
JP7270087A
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English (en)
Inventor
Masuhisa Ootani
益央 大谷
Natsuki Morishita
夏樹 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面となる模様シートが破れることなく、外
観のよい熱硬化性成形品を能率よく製造することのでき
る加飾成形品の製造方法を提供する。 【解決手段】 熱プレス成形金型の下金型3に熱硬化性
成形材料4を配置し、熱硬化性樹脂が含浸された模様シ
ート1の模様面を真空吸着板2の吸着面に吸着させて該
模様シート1を上記熱硬化性成形材料4の上に供給し、
吸着を解除して模様シート1を熱硬化性成形材料4表面
に載置し、その後上金型を下降させ、上金型のプレス面
が上記模様シートに接触してからは0.5〜3秒の間に
所定の位置まで完全に型締めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、柄付きFRP製浴
室床材(防水パン)、壁材、浴槽等の加飾された成形品
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、模様付きFRP成形品の成形方法
として、印刷された熱硬化性樹脂含浸紙等を用いた方法
が知られている(例えば、特開平2−279313号公
報)。この方法は、成形用下金型に接して熱硬化性樹脂
が含浸された模様シートの表面用シート側をセットし、
模様シートに重ねて成形材料をセットし、次に成形用下
金型に成形用上金型を締めて加圧加熱するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法による
と、高温に加熱された金型表面に模様シートが置かれる
と、含浸されている熱硬化性樹脂が熱を直接受ける。こ
こで、模様シートが熱を受けてから成形用材料が配置さ
れ、金型が閉じて加圧され始めるまでの時間(タッチタ
イム)は通常1〜2分程度要する。含浸樹脂の硬化反応
が始まるまでの最小時間(ゲルタイム)よりもタッチタ
イムが長いと含浸樹脂の硬化反応が無加圧の状態で始ま
り、樹脂の流動性が悪くいわゆるプリゲルとなり樹脂表
面の平滑性が悪くなる。このため表面シートが破れた
り、製品の外観が悪くなったり、汚れが落ち難くなった
りする。
【0004】ゲルタイムが長くなるように含浸樹脂配合
を調整することにより上記の問題を避けることは可能で
あるが、ゲルタイムを長くすると樹脂の硬化に必要な加
圧保持時間(キュアタイム)を長くする必要があり、結
果として成形サイクルが長くなるという問題がある。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解消し、表面
となる模様シートが破れることなく、外観のよい熱硬化
性成形品を能率よく製造することのできる加飾成形品の
製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明加飾成形品の製造
方法は、熱プレス成形金型の下金型に熱硬化性成形材料
を配置し、熱硬化性樹脂が含浸された模様シートの模様
面を真空吸着板の吸着面に吸着させて該模様シートを上
記熱硬化性成形材料の上に供給し、吸着を解除して模様
シートを熱硬化性成形材料表面に載置し、その後上金型
を下降させ、上金型のプレス面が上記模様シートに接触
してからは0.5〜3秒の間に所定の位置まで完全に型
締めすることを特徴とするものである。
【0007】熱硬化性成形材料としては従来から用いら
れているSMC、BMC等の各種熱硬化性成形材料が使
用可能である。具体的な例を挙げれば、熱硬化性樹脂と
して不飽和ポリエステル樹脂、エポキシアクリレート樹
脂、ウレタンアクリレート樹脂等があり、必要に応じて
各種充填剤、補強材、添加剤等を加えてもよく、従来か
ら公知SMC或いはBMC等の組成物として用いること
ができる。
【0008】模様シートとしては、基材シートに熱硬化
性樹脂を含浸後、半硬化もしくは増粘させたプリプレグ
シート等が用いられる。基材シートとしては、例えば模
様が印刷された紙、不織布、織布、ガラスマットなどが
使用される。
【0009】本発明において、模様シートに含浸させる
熱硬化性樹脂組成物としては、不飽和ポリエステル樹
脂、エポキシアクリレート樹脂、ウレタンアクリレート
樹脂、ジアリルフタレート樹脂等の各種熱硬化性樹脂か
らなる組成物を挙げることができる。
【0010】模様シートへの樹脂含浸は従来から公知の
方法により行うことができる。例えば、樹脂の入った槽
にシート基材を浸漬して含浸し、ロール等でしごいて余
分な樹脂を落とす方法、或いは、ベルトの上でシート基
材を搬送させながらこの上に樹脂を載せ、ロール又はブ
レード等によりしごくことにより含浸する方法、離型シ
ートに樹脂を載せ、シート基材を重ねてロールもしくは
ブレード等でしごく方法などがある。
【0011】本発明では、成形機として従来用いられて
いる熱プレス成形機を使用でき、成形型も従来の金型、
鋳物型等を使用できる。成形型は一般的には上金型と下
金型とからなるもので、通常は上金型を可動型、下金型
を固定型として用いる。上記の成形機に上記成形型を取
り付け、80〜180℃に加熱した該成形型内の下金型
に必要量の成形材料を載せる。
【0012】上記熱硬化性成形材料の上に模様シートを
載せる。この際、真空吸着板に模様シートの模様面を吸
着させて熱硬化性成形材料の上へ移送し、吸着を解除す
ることにより模様シートを熱硬化性成形材料に載せる。
このようにすると模様シートを平面状態で供給すること
ができ、一定の位置へ正確に能率よく配置することがで
きる。模様シートの大きさは成形品の表面全体を覆うも
のであってもよく、部分的に加飾する小さいものであっ
てもよく、任意の大きさや形状でよい。
【0013】真空吸着盤の材質は金属、木、合成樹脂、
ガラスなどの材料が使用できるが、金型や模様シートを
傷付けず、吸着盤を人手で操作し易いためにアルミニウ
ムが好ましい。真空吸着盤は中空の箱状のもので箱内部
を−300〜−760mmHg程度に減圧することがで
き、模様シートを吸着する面には吸引用の孔が模様シー
トの形状に応じて適当数開いているものである。又、減
圧時に吸着盤が変形しないように中桟を設けるか、ハニ
カム構造とすることが好ましい。
【0014】吸着用の孔の大きさ、配置の仕方は模様シ
ートの剛性、減圧の程度などに応じて模様シートを皺な
く供給できるように調整すればよいが、直径は0.1〜
5mmが好ましく、より好ましくは0.5〜2mmであ
る。孔の間隔は好ましくは5〜200mm、より好まし
くは30〜70mmである。孔の間隔は5mmよりも狭
くする必要はないが、200mmを超えると模様シート
の吸着盤への密着が不充分となる。
【0015】吸着盤による減圧は−300〜−650m
mHgが好ましい。減圧による圧力が−300mmHg
よりも高いと模様シートの吸着が不充分であり、−65
0mmHgよりも低いと吸着盤に模様シートをセットす
るときに局部的に強く吸着されて皺が発生したりする。
又、吸着盤には金型への位置合わせができる機構を備え
ていることが好ましく、例えば吸着盤と下金型とに位置
決め用の嵌合部を設けたり、下金型の位置に合わせて吸
着盤を位置決めできる位置センサー機能と自動停止機能
を吸着盤に備えることなどが挙げられる。
【0016】模様シートを熱硬化性成形材料に載せた後
上金型を下降させ、上金型が模様シートに接した時から
は0.5〜3秒の間で所定の位置まで下降させて型締め
を完了するが、この時間は0.8〜2秒の間であること
が好ましい。下金型に熱硬化性成形材料を載せたときか
ら型締めが完了するまでの時間は短いほど好ましいの
で、上金型が模様シートに接するまでもできるだけ速や
かに下降させることが好ましい。型締めが完了するまで
の時間が0.5秒よりも短いと、成形中に模様シートに
破れや皺などの不良状態が発生し、3秒を超えると熱硬
化性成形材料の流動性が悪くなり成形不良となる。
【0017】型締めが完了した後、10〜150kg/
cm2 の圧力で30秒乃至15分間加圧状態で硬化さ
せ、その後上金型を上昇させて製品を取り出すと模様シ
ートが積層された加飾成形品が得られる。
【0018】(作用)下金型に載せた熱硬化性成形材料
の上に模様シートを配置する際、真空吸着板に模様シー
トの模様面を吸着させて熱硬化性成形材料の上へ移送
し、吸着を解除することにより模様シートを熱硬化性成
形材料に載せる。これにより模様シートを平面状態で供
給することができ、一定の位置へ正確且つ能率よく配置
することができる。模様シートは下金型に直接触れない
ので金型の熱を直接受けない。
【0019】模様シートを熱硬化性成形材料に載せた後
上金型を下降させ、上金型が模様シートに接した時から
は0.5〜3秒の間で所定の位置まで下降させて型締め
を完了するで、成形中に模様シートに破れや皺などの不
良状態が発生することがなく、熱硬化性成形材料の流動
性が損なわれずに良好な成形を行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に本発明加飾成形品の製造方法
の実施例を、浴室ユニットのFRP製防水パンの洗い場
部分に柄付けする場合について述べる。 (実施例)坪量80g/m2 のチタン紙(興人社製)の
表面に、石目調の模様をグラビア印刷した模様シートを
含浸用基材シートとした。含浸する熱硬化性樹脂として
下記の配合物を上記含浸用基材シートに120g/m2
含浸、乾燥して模様シートを得た。 含浸用熱硬化性樹脂の配合 不飽和ポリエステル樹脂液 100重量部 ジアリルフタレート樹脂液 100重量部 硬化剤(ベンゾイルパーオキサイド) 2重量部
【0021】図1乃至図5は本発明加飾成形品の製造方
法の実施例を示す断面図である。図5に示す熱プレス成
形型の上金型5(製品表面側)と下金型3(製品裏面
側)とをそれぞれ140℃、130℃に加熱し、防水パ
ンの洗い場の加飾部分に相当する下金型3の部分にSM
C4(武田薬品工業社製)を必要量セットした。
【0022】図1に示す真空吸着盤2に模様シート1の
模様面を吸着し、これを図2に示すように上下反転して
上記SMC4上に移送し、図3に示すように下金型3の
位置決め用ピン31、31を真空吸着盤2の位置決め孔
22、22に挿通し、吸着を解除して図4に示すように
SMC4に載置して真空吸着盤2を取り外した。その
後、図5に示すとおり、位置決めピン31を上金型5の
ピン孔51に挿入しながら上金型5を下降させ、該上金
型5の下面が模様シート1に接触する5mm手前から、
所定の成形位置まで完全に締め切るまでの時間を1.5
秒として型締めを行ない、上金型5を閉じてから100
kg/cm2 で3分間プレス成形した。このときのタッ
チタイムは20秒であり、1回の成形に必要な総時間は
5分であった。
【0023】図6は上記真空吸着盤2の斜視図であり、
箱型の本体20の片面に多数の吸着孔24、24、・・
・が設けられ、本体20の一側面は吸引用ホース6を介
して真空ポンプPに接続されている。本体20内には複
数個の補強板23、23が設けられ、本体20の両側面
には位置決め孔22、22を有する突起部21、21が
設けられている。
【0024】得られた成形品の表面はプリゲルの発生が
なく、又、模様シートの破れや皺などの外観上の欠点も
なく美しいものであった。
【0025】(比較例1)模様シート及びSMCは実施
例で用いたものと同じものを用いた。実施例で用いた熱
プレス成形機の上金型と下金型を逆に、即ち上金型を下
側に、下金型を上側にセットし、上側の金型を130
℃、下側の金型を140℃に加熱した。模様シートの模
様面を下金型に面して載置し、その上に必要量のSMC
(武田薬品工業社製)を置いて上金型を下降させ、該上
金型の下面が模様シートに接触する5mm手前から、所
定の成形位置まで完全に締め切るまでの時間を1.5秒
として型締めを行ない、金型を閉じてから100kg/
cm2 で3分間プレス成形した。このときのタッチタイ
ムは20秒であり、1回の成形に必要な総時間は5分で
あった。成形品の表面は平滑でなく、汚れが落ちにく
ゝ、商品価値がなかった。
【0026】(比較例2)型締めの時間を6秒とした以
外は実施例と同様にして防水パンを成形した。このもの
は模様シートの端部から破れが生じて商品価値がなかっ
た。
【0027】
【発明の効果】本発明加飾成形品の製造方法は以上の構
成であり、下金型に載せた熱硬化性成形材料の上に模様
シートを配置する際、真空吸着板に模様シートの模様面
を吸着させて熱硬化性成形材料の上へ移送し、吸着を解
除することにより模様シートを熱硬化性成形材料に載せ
るので、模様シートを平面状態で供給することができ、
一定の位置へ正確に能率よく配置することができる。
又、上金型のプレス面が上記模様シートに接触してから
は0.5〜3秒の間に所定の位置まで完全に型締めする
ので、表面となる模様シートが破れることなく、外観の
よい熱硬化性成形品を能率よく製造することができる。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明加飾成形品の製造方法で、吸着盤に模様
シートを吸着した状態を示す断面図。
【図2】図1を上下反転した状態を示す断面図。
【図3】図2の吸着盤を下金型にセットした状態を示す
断面図。
【図4】下金型内でSMC
【図5】熱プレスする状態を示す断面図。
【図6】真空吸着盤を示す斜視図。
【符号の説明】
1 :模様シート 2 :真空吸着盤 3 :下金型 4 :SMC 5 :上金型 6 :吸引ホース 22:位置決め孔 31:位置決めピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱プレス成形金型の下金型に熱硬化性成
    形材料を配置し、熱硬化性樹脂が含浸された模様シート
    の模様面を真空吸着板の吸着面に吸着させて該模様シー
    トを上記熱硬化性成形材料の上に供給し、吸着を解除し
    て模様シートを熱硬化性成形材料表面に載置し、その後
    上金型を下降させ、上金型のプレス面が上記模様シート
    に接触してからは0.5〜3秒の間に所定の位置まで完
    全に型締めすることを特徴とする加飾成形品の製造方
    法。
JP7270087A 1995-10-18 1995-10-18 加飾成形品の製造方法 Pending JPH09109166A (ja)

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JPH09109166A true JPH09109166A (ja) 1997-04-28

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