JPH09111230A - トリフルオロイオドメタンを含む混合作動流体およびそれを用いた冷凍サイクル装置 - Google Patents
トリフルオロイオドメタンを含む混合作動流体およびそれを用いた冷凍サイクル装置Info
- Publication number
- JPH09111230A JPH09111230A JP7291874A JP29187495A JPH09111230A JP H09111230 A JPH09111230 A JP H09111230A JP 7291874 A JP7291874 A JP 7291874A JP 29187495 A JP29187495 A JP 29187495A JP H09111230 A JPH09111230 A JP H09111230A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trifluoroiodomethane
- weight
- composition
- pressure
- line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Lubricants (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 成層圏のオゾン層を破壊するという課題を有
するフロンにおいて、また加水分解しやすいエステル油
の使用を前提とし、地球温暖化という環境問題において
課題を有するハロゲン化炭化水素類の冷媒において、そ
のような影響がほとんどなく、従来の冷凍サイクル装置
にそのまま用いることができる、難燃性の混合作動流体
を提供することを目的とする。 【解決手段】 エステル油以外の潤滑油と混合物とを含
み、その混合物は、20〜80重量%のトリフルオロイ
オドメタンと20〜80重量%のプロピレンとを含む混
合作動流体。
するフロンにおいて、また加水分解しやすいエステル油
の使用を前提とし、地球温暖化という環境問題において
課題を有するハロゲン化炭化水素類の冷媒において、そ
のような影響がほとんどなく、従来の冷凍サイクル装置
にそのまま用いることができる、難燃性の混合作動流体
を提供することを目的とする。 【解決手段】 エステル油以外の潤滑油と混合物とを含
み、その混合物は、20〜80重量%のトリフルオロイ
オドメタンと20〜80重量%のプロピレンとを含む混
合作動流体。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エステル油以外の
潤滑油とトリフルオロイオドメタンとハイドロカーボン
類とラジカル連鎖禁止剤とを含む混合作動流体、および
それを用いたエアコン、冷凍機等の冷凍サイクル装置に
関するものである。
潤滑油とトリフルオロイオドメタンとハイドロカーボン
類とラジカル連鎖禁止剤とを含む混合作動流体、および
それを用いたエアコン、冷凍機等の冷凍サイクル装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、エアコンや冷凍機等の冷凍サイ
クル装置は、圧縮機、凝縮器、膨張機構(キャピラリー
チューブや膨張弁等の絞り装置)、蒸発器、アキューム
レータ等が配管により接続された構成を有し、その装置
による冷却効果は、その内部を冷媒が循環することによ
り得られる。また、そのサイクル装置に四方弁を取り付
ければ、冷却効果だけでなく加熱効果をも得ることがで
きる。これらの冷凍サイクル装置においては、フロン類
(以下R○○またはR○○○と記す)と呼ばれるメタン
またはエタンから誘導されたハロゲン化炭化水素が、冷
媒として用いられている。
クル装置は、圧縮機、凝縮器、膨張機構(キャピラリー
チューブや膨張弁等の絞り装置)、蒸発器、アキューム
レータ等が配管により接続された構成を有し、その装置
による冷却効果は、その内部を冷媒が循環することによ
り得られる。また、そのサイクル装置に四方弁を取り付
ければ、冷却効果だけでなく加熱効果をも得ることがで
きる。これらの冷凍サイクル装置においては、フロン類
(以下R○○またはR○○○と記す)と呼ばれるメタン
またはエタンから誘導されたハロゲン化炭化水素が、冷
媒として用いられている。
【0003】エアコンや冷凍機等においては、利用温度
としては凝縮温度は略50℃、蒸発温度は略0℃で通常
使用される。中でもクロロジフルオロメタン(CHClF2、
R22、沸点−40.8℃)が、冷媒として幅広く用い
られている。
としては凝縮温度は略50℃、蒸発温度は略0℃で通常
使用される。中でもクロロジフルオロメタン(CHClF2、
R22、沸点−40.8℃)が、冷媒として幅広く用い
られている。
【0004】ところが、このR22は、成層圏オゾン破
壊能力を有するため、すでにモントリオール国際条約に
よって、その使用量及び生産量の規制が決定され、さら
に将来的にはその使用・生産を廃止しようという動きが
ある。
壊能力を有するため、すでにモントリオール国際条約に
よって、その使用量及び生産量の規制が決定され、さら
に将来的にはその使用・生産を廃止しようという動きが
ある。
【0005】このような影響が成層圏オゾン層に及ばな
いようにするためには、分子構造中に塩素を含まないこ
とが必要条件とされている。そこで、この可能性のある
ものとして別の塩素を含まないフッ化炭化水素類の代替
冷媒が提案されている。
いようにするためには、分子構造中に塩素を含まないこ
とが必要条件とされている。そこで、この可能性のある
ものとして別の塩素を含まないフッ化炭化水素類の代替
冷媒が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなフッ化炭化水素類の冷媒は、地球温暖化というもう
一つの環境問題において課題を有している。地球温暖化
に対する影響を示す目安として地球温暖化係数(以下G
WPと記す)があり、フッ化炭化水素類の冷媒のGWP
は、R22と同程度の影響があるとされている。すなわ
ち、1994年のIPCC(Intergovermental Panel on Climat
e Change、気候変動政府間パネル)報告によれば、炭酸
ガス(CO2)の GWPを1としたときの積算時水平軸
100年の比較値で見ると、R22のGWPは1700
であるとされている。また、塩素を含まないフッ化炭化
水素類の内、ジフルオロメタン(CH2F2、R32、沸点
−52℃)の GWPは580、ペンタフルオロエタン
(CF3-CHF2、R125、沸点−48℃)のGWPは32
00、1,1,1−トリフルオロエタン(CF3-CH3、R
143a、沸点−48℃)のGWPは4400、1,
1,1,2−テトラフルオロエタン(CF3-CH2F、R13
4a、沸点−27℃)のGWPは1300、1,1−ジ
フルオロエタン(CHF2-CH3、R152a、沸点−25
℃)のGWPは140とされている。
うなフッ化炭化水素類の冷媒は、地球温暖化というもう
一つの環境問題において課題を有している。地球温暖化
に対する影響を示す目安として地球温暖化係数(以下G
WPと記す)があり、フッ化炭化水素類の冷媒のGWP
は、R22と同程度の影響があるとされている。すなわ
ち、1994年のIPCC(Intergovermental Panel on Climat
e Change、気候変動政府間パネル)報告によれば、炭酸
ガス(CO2)の GWPを1としたときの積算時水平軸
100年の比較値で見ると、R22のGWPは1700
であるとされている。また、塩素を含まないフッ化炭化
水素類の内、ジフルオロメタン(CH2F2、R32、沸点
−52℃)の GWPは580、ペンタフルオロエタン
(CF3-CHF2、R125、沸点−48℃)のGWPは32
00、1,1,1−トリフルオロエタン(CF3-CH3、R
143a、沸点−48℃)のGWPは4400、1,
1,1,2−テトラフルオロエタン(CF3-CH2F、R13
4a、沸点−27℃)のGWPは1300、1,1−ジ
フルオロエタン(CHF2-CH3、R152a、沸点−25
℃)のGWPは140とされている。
【0007】また、フッ化炭化水素類の冷媒は、従来の
圧縮機用潤滑油として用いられてきた鉱油や一部の合成
油と相溶性が悪いために、圧縮機から冷媒と一緒に吐出
された潤滑油が低温の蒸発器から圧縮機に帰還しなくな
る恐れを有している。このため、フッ化炭化水素類を冷
媒として用いる場合には、圧縮機用潤滑油として相溶性
の良いエステル油を用いることが前提として考えられて
いる。しかし、エステル油は、加水分解しやすいため
に、化学材料的な信頼性について細心の注意を払う必要
がある。
圧縮機用潤滑油として用いられてきた鉱油や一部の合成
油と相溶性が悪いために、圧縮機から冷媒と一緒に吐出
された潤滑油が低温の蒸発器から圧縮機に帰還しなくな
る恐れを有している。このため、フッ化炭化水素類を冷
媒として用いる場合には、圧縮機用潤滑油として相溶性
の良いエステル油を用いることが前提として考えられて
いる。しかし、エステル油は、加水分解しやすいため
に、化学材料的な信頼性について細心の注意を払う必要
がある。
【0008】そこで、本発明は、上述の問題に鑑みて試
されたもので、従来の圧縮機用潤滑油と一緒に使用する
ことができ、成層圏オゾン層に及ぼす影響がほとんどな
く、地球温暖化に対する影響も小さいR22の代替とな
る冷媒を含む混合作動流体を提供することを目的とす
る。
されたもので、従来の圧縮機用潤滑油と一緒に使用する
ことができ、成層圏オゾン層に及ぼす影響がほとんどな
く、地球温暖化に対する影響も小さいR22の代替とな
る冷媒を含む混合作動流体を提供することを目的とす
る。
【0009】また、本発明は、塩素を含まないトリフル
オロイオドメタンとハイドロカーボン類とエステル油以
外の潤滑油とラジカル連鎖禁止剤を含む混合作動流体を
提供することを目的とする。
オロイオドメタンとハイドロカーボン類とエステル油以
外の潤滑油とラジカル連鎖禁止剤を含む混合作動流体を
提供することを目的とする。
【0010】更に、本発明は、エステル油以外の潤滑油
とトリフルオロイオドメタンとハイドロカーボン類とを
混合作動流体とする、冷凍サイクル装置を提供すること
を目的とする。
とトリフルオロイオドメタンとハイドロカーボン類とを
混合作動流体とする、冷凍サイクル装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】ハイドロカーボン類は、
成層圏オゾン層に及ぼす影響がほとんどなく、地球温暖
化に対する影響もほとんどないため、そのまま利用する
ことができる、R22等のフッ化炭化水素類の代替冷媒
として提案されている。
成層圏オゾン層に及ぼす影響がほとんどなく、地球温暖
化に対する影響もほとんどないため、そのまま利用する
ことができる、R22等のフッ化炭化水素類の代替冷媒
として提案されている。
【0012】例えば、プロパン(C3H8、R290、沸点
−42.1℃)は、R22と沸点が近いこともあってR
22の代替冷媒として提案されている。また、プロパン
(R290)は、温度に対する蒸気圧がR22と比べね
ているため、0℃以上の温度においては蒸気圧がR22
よりも低く、冷凍能力がR22に比べ約20%程度低下
する。
−42.1℃)は、R22と沸点が近いこともあってR
22の代替冷媒として提案されている。また、プロパン
(R290)は、温度に対する蒸気圧がR22と比べね
ているため、0℃以上の温度においては蒸気圧がR22
よりも低く、冷凍能力がR22に比べ約20%程度低下
する。
【0013】またハイドロカーボン類は、鉱油や一部の
合成油と化学構造が似ているためにそれらと相溶性が良
い。このため、エステル油以外の従来の圧縮機用潤滑油
と一緒に、ハイドロカーボン類を用いることが可能とな
る。
合成油と化学構造が似ているためにそれらと相溶性が良
い。このため、エステル油以外の従来の圧縮機用潤滑油
と一緒に、ハイドロカーボン類を用いることが可能とな
る。
【0014】しかしながら、ハイドロカーボン類は、最
大の欠点として爆発的可燃性を有している。このため、
これらをエアコンや冷凍機等の冷凍サイクル装置の冷媒
として使用するには、厳格な防爆対策が必要となり、機
器コストが過大となり、そして使い勝手も悪いものとな
る。
大の欠点として爆発的可燃性を有している。このため、
これらをエアコンや冷凍機等の冷凍サイクル装置の冷媒
として使用するには、厳格な防爆対策が必要となり、機
器コストが過大となり、そして使い勝手も悪いものとな
る。
【0015】ところで、トリフルオロイオドメタン(CF
3I、沸点−22.7℃)は、別名イオドトリフルオロメ
タンやトリフルオロメチルイオダイドとも呼ばれ、1の
炭素原子と3の弗素原子と1の沃素原子のみから成り、
分子構造中に塩素を含まないために、成層圏オゾン破壊
に対する影響がほとんどない。またトリフルオロイオド
メタンのGWPは、フッ化炭化水素類のGWPよりもか
なり小さく、ほとんど炭酸ガス(CO2)と同程度にな
るものである。かつトリフルオロイオドメタンは、負触
媒効果のある不燃性物質として注目されており、ハイド
ロカーボン類の可燃性を低減し、混合量によって不燃化
できるものである。さらにハイドロカーボン類の鉱油や
一部の合成油との相溶性を阻害することなく、エステル
油以外の圧縮機用潤滑油と一緒に用いることが可能であ
る。
3I、沸点−22.7℃)は、別名イオドトリフルオロメ
タンやトリフルオロメチルイオダイドとも呼ばれ、1の
炭素原子と3の弗素原子と1の沃素原子のみから成り、
分子構造中に塩素を含まないために、成層圏オゾン破壊
に対する影響がほとんどない。またトリフルオロイオド
メタンのGWPは、フッ化炭化水素類のGWPよりもか
なり小さく、ほとんど炭酸ガス(CO2)と同程度にな
るものである。かつトリフルオロイオドメタンは、負触
媒効果のある不燃性物質として注目されており、ハイド
ロカーボン類の可燃性を低減し、混合量によって不燃化
できるものである。さらにハイドロカーボン類の鉱油や
一部の合成油との相溶性を阻害することなく、エステル
油以外の圧縮機用潤滑油と一緒に用いることが可能であ
る。
【0016】そこで、本発明の混合作動流体には、ハイ
ドロカーボン類として、プロピレン(R1270)が用
いられる。プロピレン(C3H6、R1270、沸点−4
7.7℃)は、R22より低沸点な2重結合をもつハイ
ドロカーボン類である。
ドロカーボン類として、プロピレン(R1270)が用
いられる。プロピレン(C3H6、R1270、沸点−4
7.7℃)は、R22より低沸点な2重結合をもつハイ
ドロカーボン類である。
【0017】そして、本発明では、トリフルオロイオド
メタンをプロピレン(R1270)と混合し、組成範囲
を特定することによって、R22と同等の沸点を有する
混合物を構成して、かつ不燃化することによって、その
混合作動流体をR22の代替冷媒として使用することが
できるものである。
メタンをプロピレン(R1270)と混合し、組成範囲
を特定することによって、R22と同等の沸点を有する
混合物を構成して、かつ不燃化することによって、その
混合作動流体をR22の代替冷媒として使用することが
できるものである。
【0018】また、本発明では、トリフルオロイオドメ
タンとプロピレン(R1270)との混合物に、さらに
プロパン(C3H8、R290、沸点−42.1℃)または
シクロプロパン(C3H6、RC270、沸点−33℃)ま
たはイソブタン(i-C4H8、R600a、沸点−11.7
℃)を添加し、組成範囲を特定することによって、R2
2と同等の沸点を有する混合物を構成して、かつ不燃化
することによって、その混合作動流体をR22の代替冷
媒として使用することができるものである。
タンとプロピレン(R1270)との混合物に、さらに
プロパン(C3H8、R290、沸点−42.1℃)または
シクロプロパン(C3H6、RC270、沸点−33℃)ま
たはイソブタン(i-C4H8、R600a、沸点−11.7
℃)を添加し、組成範囲を特定することによって、R2
2と同等の沸点を有する混合物を構成して、かつ不燃化
することによって、その混合作動流体をR22の代替冷
媒として使用することができるものである。
【0019】さらに、これらの冷媒にラジカル連鎖禁止
剤が含むことによって、トリフルオロイオドメタンの安
定化に貢献することができる。
剤が含むことによって、トリフルオロイオドメタンの安
定化に貢献することができる。
【0020】従って、本発明は、エステル油以外の潤滑
油と、塩素を含まないトリフルオロイオドメタンとハイ
ドロカーボン類とを含む混合作動流体であり、そのハー
ドロカーボン類は、主たる成分としてプロピレン(R1
270)を含み、さらにプロパン(R290)またはシ
クロプロパン(RC270)またはイソブタン(R60
0a)のいづれかを含むものである。
油と、塩素を含まないトリフルオロイオドメタンとハイ
ドロカーボン類とを含む混合作動流体であり、そのハー
ドロカーボン類は、主たる成分としてプロピレン(R1
270)を含み、さらにプロパン(R290)またはシ
クロプロパン(RC270)またはイソブタン(R60
0a)のいづれかを含むものである。
【0021】また本発明は、トリフルオロイオドメタン
の組成範囲を、混合物として難燃化できるように特定す
るものである。
の組成範囲を、混合物として難燃化できるように特定す
るものである。
【0022】また本発明は、トリフルオロイオドメタン
及びハイドロカーボン類の混合物の組成範囲を、混合物
の蒸気圧がほぼR22と同等となるように特定するもの
である。
及びハイドロカーボン類の混合物の組成範囲を、混合物
の蒸気圧がほぼR22と同等となるように特定するもの
である。
【0023】また本発明は、ラジカル連鎖禁止剤を含む
ことによってトリフルオロイオドメタンを安定化させる
ものである。
ことによってトリフルオロイオドメタンを安定化させる
ものである。
【0024】さらに本発明は、これらの混合作動流体を
使用した冷凍サイクル装置である。
使用した冷凍サイクル装置である。
【0025】本発明は、上述の組合せによって、冷媒
を、塩素を含まないトリフルオロイオドメタンとハイド
ロカーボン類から成る混合物となすことにより、成層圏
オゾン層に及ぼす影響をほとんどなくすることを可能と
するものであり、特定された組成範囲におけるODPも
0と予想されるものである。
を、塩素を含まないトリフルオロイオドメタンとハイド
ロカーボン類から成る混合物となすことにより、成層圏
オゾン層に及ぼす影響をほとんどなくすることを可能と
するものであり、特定された組成範囲におけるODPも
0と予想されるものである。
【0026】さらにかかる混合物は、R22のGWPよ
りもかなり小さくほとんど炭酸ガス(CO2)と同程度
になる可能性のあるトリフルオロイオドメタンと、GW
Pがほとんどないプロピレン(R1270)や、同じく
GWPがほとんどないプロパン(R290)またはシク
ロプロパン(RC270)またはイソブタン(R600
a)のいづれかのみから構成されるため、これらを混合
した冷媒も、地球温暖化に対する影響はほとんどないも
のである。
りもかなり小さくほとんど炭酸ガス(CO2)と同程度
になる可能性のあるトリフルオロイオドメタンと、GW
Pがほとんどないプロピレン(R1270)や、同じく
GWPがほとんどないプロパン(R290)またはシク
ロプロパン(RC270)またはイソブタン(R600
a)のいづれかのみから構成されるため、これらを混合
した冷媒も、地球温暖化に対する影響はほとんどないも
のである。
【0027】さらにトリフルオロイオドメタンは負触媒
効果のある不燃性物質であるため、プロピレン(R12
70)や、プロパン(R290)またはシクロプロパン
(RC270)またはイソブタン(R600a)との混
合物の組成範囲をさらに難燃性の範囲に限定することに
より、エステル油以外の圧縮機用潤滑油と一緒に、通常
の冷凍サイクル装置にそのまま使用可能である。圧縮機
要潤滑油としては、従来の鉱油、アルキルベンゼン油ば
かりでなく、エーテル系油、フッ素系油等の加水分解の
ない潤滑油が使用可能である。
効果のある不燃性物質であるため、プロピレン(R12
70)や、プロパン(R290)またはシクロプロパン
(RC270)またはイソブタン(R600a)との混
合物の組成範囲をさらに難燃性の範囲に限定することに
より、エステル油以外の圧縮機用潤滑油と一緒に、通常
の冷凍サイクル装置にそのまま使用可能である。圧縮機
要潤滑油としては、従来の鉱油、アルキルベンゼン油ば
かりでなく、エーテル系油、フッ素系油等の加水分解の
ない潤滑油が使用可能である。
【0028】さらに本発明は、R22より低沸点である
R1270と、R22より高沸点であるトリフルオロイ
オドメタンのみを混合する場合には、エアコン等の冷凍
サイクル装置の利用温度である略0〜略50℃におい
て、R22と同等の蒸気圧をもち、成績係数が同等のた
め、R22を用いた現行機器でも使用可能な冷媒を提供
することを可能とするものである。
R1270と、R22より高沸点であるトリフルオロイ
オドメタンのみを混合する場合には、エアコン等の冷凍
サイクル装置の利用温度である略0〜略50℃におい
て、R22と同等の蒸気圧をもち、成績係数が同等のた
め、R22を用いた現行機器でも使用可能な冷媒を提供
することを可能とするものである。
【0029】また本発明は、R22より低沸点であるR
1270と、0℃以上においてR22より高沸点となる
R290とトリフルオロイオドメタンを混合する場合に
は、その組成範囲を特定することによって、エアコン等
の冷凍サイクル装置の利用温度である略0〜略50℃に
おいて、R22と同等の蒸気圧を有し、R22と同等の
成績係数を期待できるため、R22を用いた現行機器で
も使用可能な冷媒を提供することを可能とするものであ
る。
1270と、0℃以上においてR22より高沸点となる
R290とトリフルオロイオドメタンを混合する場合に
は、その組成範囲を特定することによって、エアコン等
の冷凍サイクル装置の利用温度である略0〜略50℃に
おいて、R22と同等の蒸気圧を有し、R22と同等の
成績係数を期待できるため、R22を用いた現行機器で
も使用可能な冷媒を提供することを可能とするものであ
る。
【0030】また本発明は、R22より低沸点であるR
1270と、R22より高沸点であるRC270とトリ
フルオロイオドメタンを混合する場合には、その組成範
囲を特定することによって、エアコン等の冷凍サイクル
装置の利用温度である略0〜略50℃において、R22
と同等の蒸気圧を有し、R22と同等の成績係数を期待
できるため、R22を用いた現行機器でも使用可能な冷
媒を提供することを可能とするものである。
1270と、R22より高沸点であるRC270とトリ
フルオロイオドメタンを混合する場合には、その組成範
囲を特定することによって、エアコン等の冷凍サイクル
装置の利用温度である略0〜略50℃において、R22
と同等の蒸気圧を有し、R22と同等の成績係数を期待
できるため、R22を用いた現行機器でも使用可能な冷
媒を提供することを可能とするものである。
【0031】また本発明は、R22より低沸点であるR
1270と、R22より高沸点であるトリフルオロイオ
ドメタンとR600aを混合する場合には、その組成範
囲を特定することによって、エアコン等の冷凍サイクル
装置の利用温度である略0〜略50℃において、R22
と同等の蒸気圧を有し、R22と同等の成績係数を期待
できるため、R22を用いた現行機器でも使用可能な冷
媒を提供することを可能とするものである。
1270と、R22より高沸点であるトリフルオロイオ
ドメタンとR600aを混合する場合には、その組成範
囲を特定することによって、エアコン等の冷凍サイクル
装置の利用温度である略0〜略50℃において、R22
と同等の蒸気圧を有し、R22と同等の成績係数を期待
できるため、R22を用いた現行機器でも使用可能な冷
媒を提供することを可能とするものである。
【0032】さらにかかる混合冷媒は、沸点差が約40
deg以内のプロピレン(R1270)、プロパン(R
290)、シクロプロパン(RC270)、トリフルオ
ロイオドメタン、イソブタン(R600a)のいづれか
からなる混合物であるため、ほとんど近共沸の非共沸混
合物になり、凝縮過程および蒸発過程において小さな温
度勾配をもつため、空気等の熱源流体との温度差を近接
させたロレンツサイクルを構成することにより、代替と
なるべきR22よりも高い成績係数(COP)の冷凍サ
イクル装置を構成できるものである。
deg以内のプロピレン(R1270)、プロパン(R
290)、シクロプロパン(RC270)、トリフルオ
ロイオドメタン、イソブタン(R600a)のいづれか
からなる混合物であるため、ほとんど近共沸の非共沸混
合物になり、凝縮過程および蒸発過程において小さな温
度勾配をもつため、空気等の熱源流体との温度差を近接
させたロレンツサイクルを構成することにより、代替と
なるべきR22よりも高い成績係数(COP)の冷凍サ
イクル装置を構成できるものである。
【0033】さらに本発明は、ラジカル連鎖禁止剤を加
えて安定化される。すなわち、トリフルオロイオドメタ
ンは、酸素などの活性分子の混入によって、ヨウ素が外
れて分解する可能性があるが、その際に生成するトリフ
ルオロメタンのラジカルとヨウ素ラジカルまたはイオン
による連鎖的な分解反応を停止することによって、安定
に長期間使用することができる。
えて安定化される。すなわち、トリフルオロイオドメタ
ンは、酸素などの活性分子の混入によって、ヨウ素が外
れて分解する可能性があるが、その際に生成するトリフ
ルオロメタンのラジカルとヨウ素ラジカルまたはイオン
による連鎖的な分解反応を停止することによって、安定
に長期間使用することができる。
【0034】さらに本発明は、エアコン等の冷凍サイク
ルのアキュームレータを室外側に配置したから、アキュ
ームレータ内において気相と液相の組成分離が起こり、
可燃性のプロピレンの濃度が高まり、たとえ装置から漏
洩したとしても大気中に放出され、爆発の危険を避ける
ことができる。
ルのアキュームレータを室外側に配置したから、アキュ
ームレータ内において気相と液相の組成分離が起こり、
可燃性のプロピレンの濃度が高まり、たとえ装置から漏
洩したとしても大気中に放出され、爆発の危険を避ける
ことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、エステル油以外の潤滑油と混合物とを含み、その混
合物は、20〜80重量%のトリフルオロイオドメタン
と20〜80重量%のプロピレンとを含むことを特徴と
する混合作動流体である。
は、エステル油以外の潤滑油と混合物とを含み、その混
合物は、20〜80重量%のトリフルオロイオドメタン
と20〜80重量%のプロピレンとを含むことを特徴と
する混合作動流体である。
【0036】なお、前記混合物は、更に60重量%以下
のプロパン、40重量%以下のシクロプロパン或いは2
5重量%以下のイソブタンのいづれかを含むとしてもよ
い。
のプロパン、40重量%以下のシクロプロパン或いは2
5重量%以下のイソブタンのいづれかを含むとしてもよ
い。
【0037】請求項3に記載の発明は、エステル油以外
の潤滑油と混合物とを含み、その混合物は、20〜60
重量%のトリフルオロイオドメタンと20〜70重量%
のプロピレンと60重量%以下のプロパンとを含むこと
を特徴とする混合作動流体である。
の潤滑油と混合物とを含み、その混合物は、20〜60
重量%のトリフルオロイオドメタンと20〜70重量%
のプロピレンと60重量%以下のプロパンとを含むこと
を特徴とする混合作動流体である。
【0038】請求項4に記載の発明は、エステル油以外
の潤滑油と混合物とを含み、その混合物は、20〜60
重量%のトリフルオロイオドメタンと40〜80重量%
のプロピレンと40重量%以下のシクロプロパンとを含
むことを特徴とする混合作動流体である。
の潤滑油と混合物とを含み、その混合物は、20〜60
重量%のトリフルオロイオドメタンと40〜80重量%
のプロピレンと40重量%以下のシクロプロパンとを含
むことを特徴とする混合作動流体である。
【0039】請求項5に記載の発明は、エステル油以外
の潤滑油と混合物とを含み、その混合物は、20〜60
重量%のトリフルオロイオドメタンと40〜80重量%
のプロピレンと25重量%以下のイソブタンとを含むこ
とを特徴とする混合作動流体である。
の潤滑油と混合物とを含み、その混合物は、20〜60
重量%のトリフルオロイオドメタンと40〜80重量%
のプロピレンと25重量%以下のイソブタンとを含むこ
とを特徴とする混合作動流体である。
【0040】なお、上記の混合作動流体は、更にラジカ
ル連鎖禁止剤を含むとしてもよい。
ル連鎖禁止剤を含むとしてもよい。
【0041】請求項7に記載の発明は、圧縮機、凝縮
器、膨張機構および蒸発器とを備え、エステル油以外の
潤滑油と混合物とを混合作動流体とし、前記冷媒は、2
0〜80重量%のトリフルオロイオドメタンと20〜8
0重量%のプロピレンとを含むことを特徴とする冷凍サ
イクル装置である。
器、膨張機構および蒸発器とを備え、エステル油以外の
潤滑油と混合物とを混合作動流体とし、前記冷媒は、2
0〜80重量%のトリフルオロイオドメタンと20〜8
0重量%のプロピレンとを含むことを特徴とする冷凍サ
イクル装置である。
【0042】なお、前記混合作動流体は、更にラジカル
連鎖禁止剤を含むとしてもよい。
連鎖禁止剤を含むとしてもよい。
【0043】また、前記冷凍サイクル装置は、室外に配
置するアキュムレータを備えたとしてもよい。
置するアキュムレータを備えたとしてもよい。
【0044】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。
参照して説明する。
【0045】本発明の混合作動流体に係る一実施の形態
について説明する。本実施の形態における混合作動流体
は、エステル油以外の潤滑油と冷媒とを含み、その冷媒
は、プロパン(R290)、シクロプロパン(RC27
0)又はイソブタン(R600a)のいづれかと、トリ
フルオロイオドメタンとプロピレン(R1270)とを
含む。
について説明する。本実施の形態における混合作動流体
は、エステル油以外の潤滑油と冷媒とを含み、その冷媒
は、プロパン(R290)、シクロプロパン(RC27
0)又はイソブタン(R600a)のいづれかと、トリ
フルオロイオドメタンとプロピレン(R1270)とを
含む。
【0046】ここで、プロピレン(R1270)、プロ
パン(R290)、シクロプロパン(RC270)、イ
ソブタン(R600a)は可燃性物質であり、引用文献
の日本冷凍協会編「冷媒フロンの放出削減と代替技術」
(1994年3月1日発行)第81頁によれば、空気中のプロパ
ンの燃焼範囲は2.1〜9.6vol%、イソブタンの
燃焼範囲は1.8〜9.7vol%であり、プロピレン
やシクロプロパンの燃焼範囲については記載されていな
いが、プロパンやイソブタンとほぼ同等であることが知
られている。これらの可燃性物質に普通の不活性ガスを
混合した場合の混合冷媒の燃焼範囲は、同一文献第79頁
に記載の方法で計算され、逆に混合冷媒を不燃化するた
めの不活性ガスの組成割合も計算される。即ち、通常の
不活性ガスをハイドロカーボン類に混合する場合には、
不活性ガスの組成割合は略99重量%以上において、混
合冷媒をほとんど不燃化できることがわかる。しかし、
上述のように通常の不活性ガスと考えると約99重量%
以上必要なところ、トリフルオロイオドメタンを用いた
場合には、ヨウ素およびフッ素、特にヨウ素による燃焼
に対する負の触媒作用を強く有しているために、略10
重量%〜20重量%以上から不燃化効果が得られる。
パン(R290)、シクロプロパン(RC270)、イ
ソブタン(R600a)は可燃性物質であり、引用文献
の日本冷凍協会編「冷媒フロンの放出削減と代替技術」
(1994年3月1日発行)第81頁によれば、空気中のプロパ
ンの燃焼範囲は2.1〜9.6vol%、イソブタンの
燃焼範囲は1.8〜9.7vol%であり、プロピレン
やシクロプロパンの燃焼範囲については記載されていな
いが、プロパンやイソブタンとほぼ同等であることが知
られている。これらの可燃性物質に普通の不活性ガスを
混合した場合の混合冷媒の燃焼範囲は、同一文献第79頁
に記載の方法で計算され、逆に混合冷媒を不燃化するた
めの不活性ガスの組成割合も計算される。即ち、通常の
不活性ガスをハイドロカーボン類に混合する場合には、
不活性ガスの組成割合は略99重量%以上において、混
合冷媒をほとんど不燃化できることがわかる。しかし、
上述のように通常の不活性ガスと考えると約99重量%
以上必要なところ、トリフルオロイオドメタンを用いた
場合には、ヨウ素およびフッ素、特にヨウ素による燃焼
に対する負の触媒作用を強く有しているために、略10
重量%〜20重量%以上から不燃化効果が得られる。
【0047】燃焼性の試験は、簡易の燃焼実験方法とし
て次のように行った。
て次のように行った。
【0048】まず、第1の方法として、容積75.6m
lの試験管、または容積325mlのメスシリンダを用
い、その開口部を下に設置して、容器中に所定の濃度の
混合ガスを充填して充分に拡散した後に、開口部を開封
直後にマッチによって着火した。燃焼の判定は、火炎が
下部の開口部から容器全体に、すなわち容器上部にまで
到達した時を燃焼濃度とした。この方法によって燃焼濃
度がない混合ガス組成を不燃性とした。なお、この方法
の検証として、単独の可燃性ガスの燃焼範囲を測定する
と、下限界で±0.1vol%、上限界で±0.4vo
l%の範囲で一致することを確認してから実験を行っ
た。
lの試験管、または容積325mlのメスシリンダを用
い、その開口部を下に設置して、容器中に所定の濃度の
混合ガスを充填して充分に拡散した後に、開口部を開封
直後にマッチによって着火した。燃焼の判定は、火炎が
下部の開口部から容器全体に、すなわち容器上部にまで
到達した時を燃焼濃度とした。この方法によって燃焼濃
度がない混合ガス組成を不燃性とした。なお、この方法
の検証として、単独の可燃性ガスの燃焼範囲を測定する
と、下限界で±0.1vol%、上限界で±0.4vo
l%の範囲で一致することを確認してから実験を行っ
た。
【0049】また、第2の方法として、同じ容器を開口
部を上に設置して、容器中に所定の濃度の混合ガスを充
填して充分に拡散した後に、開口部を開封直後にマッチ
によって着火した。燃焼の判定は、火炎が上部の開口部
から容器全体に、すなわち容器下部にまで到達した時を
燃焼濃度とした。この方法によって燃焼濃度がない混合
ガス組成を難燃性とした。
部を上に設置して、容器中に所定の濃度の混合ガスを充
填して充分に拡散した後に、開口部を開封直後にマッチ
によって着火した。燃焼の判定は、火炎が上部の開口部
から容器全体に、すなわち容器下部にまで到達した時を
燃焼濃度とした。この方法によって燃焼濃度がない混合
ガス組成を難燃性とした。
【0050】不燃性のトリフルオロイオドメタンと、可
燃性のプロピレン(R1270)、プロパン(R29
0)、シクロプロパン(RC270)、イソブタン(R
600a)とを混合した場合には、どの可燃性ガスにお
いてもトリフルオドイオドメタンの混合量を増やして行
くとトリフルオロイオドメタンの濃度が略2.5vol
%、すなわち略10重量%から難燃性となり、略5vo
l%、すなわち略20重量%から不燃性となることがわ
かった。トリフルオロイオドメタンによって、このよう
な低い混合濃度から不燃化効果が得られるのは、上述の
ように分子中のヨウ素やフッ素の燃焼に対する負の触媒
効果が働くためである。
燃性のプロピレン(R1270)、プロパン(R29
0)、シクロプロパン(RC270)、イソブタン(R
600a)とを混合した場合には、どの可燃性ガスにお
いてもトリフルオドイオドメタンの混合量を増やして行
くとトリフルオロイオドメタンの濃度が略2.5vol
%、すなわち略10重量%から難燃性となり、略5vo
l%、すなわち略20重量%から不燃性となることがわ
かった。トリフルオロイオドメタンによって、このよう
な低い混合濃度から不燃化効果が得られるのは、上述の
ように分子中のヨウ素やフッ素の燃焼に対する負の触媒
効果が働くためである。
【0051】次にトリフルオロイオドメタンと、プロピ
レン(R1270)と、プロパン(R290)またはシ
クロプロパン(RC270)またはイソブタン(R60
0a)のいづれかを含む混合冷媒の蒸気圧がほぼR22
と同等となるように特定された組成範囲の実施の形態に
ついて、蒸気圧の図を用いて説明する。
レン(R1270)と、プロパン(R290)またはシ
クロプロパン(RC270)またはイソブタン(R60
0a)のいづれかを含む混合冷媒の蒸気圧がほぼR22
と同等となるように特定された組成範囲の実施の形態に
ついて、蒸気圧の図を用いて説明する。
【0052】図1(a)と(b)は、プロピレン(C
3H6、R1270、沸点−47.7℃)とトリフルオロ
イオドメタン(CF3I、沸点−22.7℃)の二種の混合
物によって構成される混合冷媒の、一定温度の0℃と5
0℃における平衡状態を直角座標を用いて示したもので
ある。本直角座標においては、左端にトリフルオロイオ
ドメタン、右端にR1270を配置しており、座標平面
上のある点における各成分の組成比(重量比)は、R1
270の組成として表される。
3H6、R1270、沸点−47.7℃)とトリフルオロ
イオドメタン(CF3I、沸点−22.7℃)の二種の混合
物によって構成される混合冷媒の、一定温度の0℃と5
0℃における平衡状態を直角座標を用いて示したもので
ある。本直角座標においては、左端にトリフルオロイオ
ドメタン、右端にR1270を配置しており、座標平面
上のある点における各成分の組成比(重量比)は、R1
270の組成として表される。
【0053】図1(b)において1L、1Vは、温度0
℃における混合物の気液平衡線であり、破線は圧力0.
498MPaの線であり、この温度・圧力はR22の温
度0℃における飽和状態に相当する。上側の気液平衡線
(0℃相当)1Lは飽和液相線、下側の気液平衡線(0
℃相当)1Vは飽和気相線を表わし、この両線で挟まれ
た範囲においては気液平衡状態となる。また図1(a)
において、2は、温度50℃における混合物の飽和液相
線2Lと飽和気相線2Vからなる気液平衡線であり、破
線は圧力1.943MPaの線であり、この温度・圧力
もR22の温度50℃における飽和状態に相当する。
℃における混合物の気液平衡線であり、破線は圧力0.
498MPaの線であり、この温度・圧力はR22の温
度0℃における飽和状態に相当する。上側の気液平衡線
(0℃相当)1Lは飽和液相線、下側の気液平衡線(0
℃相当)1Vは飽和気相線を表わし、この両線で挟まれ
た範囲においては気液平衡状態となる。また図1(a)
において、2は、温度50℃における混合物の飽和液相
線2Lと飽和気相線2Vからなる気液平衡線であり、破
線は圧力1.943MPaの線であり、この温度・圧力
もR22の温度50℃における飽和状態に相当する。
【0054】図1中の各点は、(表1)に示す混合冷媒
の組成ペアA〜Eにおける気相組成(添字V)と液相組
成(添字L)に対応する。
の組成ペアA〜Eにおける気相組成(添字V)と液相組
成(添字L)に対応する。
【0055】
【表1】
【0056】点AL〜点CLは気液平衡線(0℃相当)1
の飽和液相線1L上、点AV〜点CVは気液平衡線(0℃
相当)1の飽和気相線1V上にあり、点BLと点BVは温
度が0℃で、圧力がR22と同一である。従って、点B
Lの液相組成または点BVの気相組成で示された組成物
は、0℃におけるR22の飽和蒸気圧の条件下で飽和状
態を実現する。点DL〜点ELは気液平衡線(50℃相
当)1の飽和液相線1L上、点DV〜点EVは気液平衡線
(50℃相当)1の飽和気相線1V上にあり、点DLと
点DVは温度が50℃で、圧力がR22と同一である。
従って、点DLの液相組成または点DVの気相組成で示さ
れた組成物は、50℃におけるR22の飽和蒸気圧の条
件下で飽和状態を実現する。
の飽和液相線1L上、点AV〜点CVは気液平衡線(0℃
相当)1の飽和気相線1V上にあり、点BLと点BVは温
度が0℃で、圧力がR22と同一である。従って、点B
Lの液相組成または点BVの気相組成で示された組成物
は、0℃におけるR22の飽和蒸気圧の条件下で飽和状
態を実現する。点DL〜点ELは気液平衡線(50℃相
当)1の飽和液相線1L上、点DV〜点EVは気液平衡線
(50℃相当)1の飽和気相線1V上にあり、点DLと
点DVは温度が50℃で、圧力がR22と同一である。
従って、点DLの液相組成または点DVの気相組成で示さ
れた組成物は、50℃におけるR22の飽和蒸気圧の条
件下で飽和状態を実現する。
【0057】R1270及びトリフルオロイオドメタン
がそれぞれ38.9重量%、61.1重量%である圧力
がR22と同一となる飽和液相線1L上の点BLの組成
物は、R22と同じ温度0℃では、R22と同じ圧力で
気化し、R22より低い圧力で液化する。R1270及
びトリフルオロイオドメタンがそれぞれ58.1重量
%、41.9重量%である圧力がR22と同一となる飽
和気相線1V上の点BVの組成物は、R22と同じ温度
0℃では、R22より高い圧力で気化し、R22と同じ
圧力で液化する。これら2つの組成の間のエリアにある
組成物は、R22と同じ温度0℃では、R22より高い
圧力で気化し、R22より低い圧力で液化する。すなわ
ち0℃の気液平衡線1が圧力0.498MPaと交わる
間の組成物範囲のエリアにある組成物は、0℃において
はR22より高い圧力で液相から気相に変化し、R22
と同じ圧力では0℃より低い液相が蒸発して、0℃より
高い気相に変化する。
がそれぞれ38.9重量%、61.1重量%である圧力
がR22と同一となる飽和液相線1L上の点BLの組成
物は、R22と同じ温度0℃では、R22と同じ圧力で
気化し、R22より低い圧力で液化する。R1270及
びトリフルオロイオドメタンがそれぞれ58.1重量
%、41.9重量%である圧力がR22と同一となる飽
和気相線1V上の点BVの組成物は、R22と同じ温度
0℃では、R22より高い圧力で気化し、R22と同じ
圧力で液化する。これら2つの組成の間のエリアにある
組成物は、R22と同じ温度0℃では、R22より高い
圧力で気化し、R22より低い圧力で液化する。すなわ
ち0℃の気液平衡線1が圧力0.498MPaと交わる
間の組成物範囲のエリアにある組成物は、0℃において
はR22より高い圧力で液相から気相に変化し、R22
と同じ圧力では0℃より低い液相が蒸発して、0℃より
高い気相に変化する。
【0058】同様に、R1270及びトリフルオロイオ
ドメタンがそれぞれ60.8重量%、39.2重量%で
ある圧力がR22と同一となる飽和液相線2L上の点D
L の組成物は、R22と同じ温度50℃では、R22と
同じ圧力で気化し、R22より低い圧力で液化する。R
1270及びトリフルオロイオドメタンがそれぞれ7
0.8重量%、29.2重量%である圧力がR22と同
一となる飽和気相線2V上の点DV の組成物は、R22
と同じ温度50℃では、R22より高い圧力で気化し、
R22と同じ圧力で液化する。これら2つの組成の間の
エリアにある組成物は、R22と同じ温度50℃では、
R22より高い圧力で気化し、R22より低い圧力で液
化する。すなわち50℃の気液平衡線2が圧力1.94
3MPaと交わる間の組成物範囲のエリアにある組成物
は、50℃においてはR22より低い圧力で気相から液
相に変化し、R22と同じ圧力では50℃より高い気相
が凝縮して、50℃より低い液相に変化する。
ドメタンがそれぞれ60.8重量%、39.2重量%で
ある圧力がR22と同一となる飽和液相線2L上の点D
L の組成物は、R22と同じ温度50℃では、R22と
同じ圧力で気化し、R22より低い圧力で液化する。R
1270及びトリフルオロイオドメタンがそれぞれ7
0.8重量%、29.2重量%である圧力がR22と同
一となる飽和気相線2V上の点DV の組成物は、R22
と同じ温度50℃では、R22より高い圧力で気化し、
R22と同じ圧力で液化する。これら2つの組成の間の
エリアにある組成物は、R22と同じ温度50℃では、
R22より高い圧力で気化し、R22より低い圧力で液
化する。すなわち50℃の気液平衡線2が圧力1.94
3MPaと交わる間の組成物範囲のエリアにある組成物
は、50℃においてはR22より低い圧力で気相から液
相に変化し、R22と同じ圧力では50℃より高い気相
が凝縮して、50℃より低い液相に変化する。
【0059】ここで、0℃の気液平衡線1が圧力0.4
98MPaと交わる間のエリアと、50℃の気液平衡線
2が圧力1.943MPaと交わる間のエリアは、重複
していないが、逆に気液平行線1の飽和気相線1Vが圧
力0.498MPaと交わる組成物と気液平衡線2の飽
和液相線2Lが圧力1.943MPaと交わる組成物の
間にある組成物は、温度0℃〜50℃において、R22
より高い蒸発圧力と低い凝縮圧力をもつため、圧縮比を
低減できることがわかる。従って、気液平行線1の飽和
液相線1Lが圧力0.498MPaと交わる組成物と気
液平衡線2の飽和気相線2Vが圧力1.943MPaと
交わる組成物の間にある組成物は、温度0℃〜50℃に
おいて、R22と同等以上の蒸発圧力と同等以下の凝縮
圧力をもつため、エアコン、冷凍機等の冷凍サイクル装
置に好適である。
98MPaと交わる間のエリアと、50℃の気液平衡線
2が圧力1.943MPaと交わる間のエリアは、重複
していないが、逆に気液平行線1の飽和気相線1Vが圧
力0.498MPaと交わる組成物と気液平衡線2の飽
和液相線2Lが圧力1.943MPaと交わる組成物の
間にある組成物は、温度0℃〜50℃において、R22
より高い蒸発圧力と低い凝縮圧力をもつため、圧縮比を
低減できることがわかる。従って、気液平行線1の飽和
液相線1Lが圧力0.498MPaと交わる組成物と気
液平衡線2の飽和気相線2Vが圧力1.943MPaと
交わる組成物の間にある組成物は、温度0℃〜50℃に
おいて、R22と同等以上の蒸発圧力と同等以下の凝縮
圧力をもつため、エアコン、冷凍機等の冷凍サイクル装
置に好適である。
【0060】図からわかるように、R1270及びトリ
フルオロイオドメタンがそれぞれ略40〜70重量%、
略30〜略60重量%となるような組成範囲は、略0〜
略50℃の利用温度においてR22とほぼ同等の蒸気圧
を有するため望ましい。またR22に比べて蒸気圧の若
干の幅を許容すれば、R1270及びトリフルオロイオ
ドメタンがそれぞれ略20〜略80重量%、略20〜略
80重量%となるような組成範囲が望ましい。
フルオロイオドメタンがそれぞれ略40〜70重量%、
略30〜略60重量%となるような組成範囲は、略0〜
略50℃の利用温度においてR22とほぼ同等の蒸気圧
を有するため望ましい。またR22に比べて蒸気圧の若
干の幅を許容すれば、R1270及びトリフルオロイオ
ドメタンがそれぞれ略20〜略80重量%、略20〜略
80重量%となるような組成範囲が望ましい。
【0061】さらに、R1270及びトリフルオロイオ
ドメタンがそれぞれ略80重量%、略20重量%の2成
分からなる混合冷媒は、低沸点のR1270がたとえば
装置から漏洩したとしても、そのときのR1270の組
成は略90重量%以下に抑えられ難燃性であることが、
(表1)からわかる。従って、R1270及びトリフル
オロイオドメタンがそれぞれ略20〜略80重量%、略
20〜略80重量%となるような組成範囲は、R127
0の可燃性をトリフルオロメタンの不燃性で解消するた
め望ましい。
ドメタンがそれぞれ略80重量%、略20重量%の2成
分からなる混合冷媒は、低沸点のR1270がたとえば
装置から漏洩したとしても、そのときのR1270の組
成は略90重量%以下に抑えられ難燃性であることが、
(表1)からわかる。従って、R1270及びトリフル
オロイオドメタンがそれぞれ略20〜略80重量%、略
20〜略80重量%となるような組成範囲は、R127
0の可燃性をトリフルオロメタンの不燃性で解消するた
め望ましい。
【0062】(表2)は、プロピレン(R1270)と
トリフルオロイオドメタンからなる2成分系の理想的な
冷凍性能である。条件は、凝縮平均温度が50℃、蒸発
平均温度が0℃、凝縮器出口過冷却度が0deg、蒸発
器出口過熱度が0degの場合である。
トリフルオロイオドメタンからなる2成分系の理想的な
冷凍性能である。条件は、凝縮平均温度が50℃、蒸発
平均温度が0℃、凝縮器出口過冷却度が0deg、蒸発
器出口過熱度が0degの場合である。
【0063】
【表2】
【0064】(表2)からわかるように、トリフルオロ
イオドメタンとプロピレン(R1270)のみからなる
2成分系は、プロピレンを増やすにつれて冷凍能力は増
大し、R1270及びトリフルオロイオドメタンがそれ
ぞれ略20〜略80重量%、略20〜略20重量%とな
るような組成範囲は、冷凍能力はR22よりも劣るもの
のプロパン(R290)以上の冷凍能力を確保し、成績
係数はR22と同等の特性を示し、特にR1270及び
トリフルオロイオドメタンがそれぞれ略40〜略70重
量%、略30〜略60重量%となるような組成範囲は、
R22とほとんど同一の蒸気圧である。低沸点のR12
70がたとえ装置から漏洩したとしても、そのときのR
1270の組成は燃焼範囲に入ることはなく、R127
0の可燃性をトリフルオロメタンの不燃性で解消するこ
とができる。また凝縮過程と蒸発過程における温度勾配
は約5deg以下であり、近共沸混合物となる。この温
度勾配を逆に利用して、熱源流体との温度差を近接させ
たロレンツサイクルを構成することにより、(表2)よ
りも高い成績係数を期待できる。
イオドメタンとプロピレン(R1270)のみからなる
2成分系は、プロピレンを増やすにつれて冷凍能力は増
大し、R1270及びトリフルオロイオドメタンがそれ
ぞれ略20〜略80重量%、略20〜略20重量%とな
るような組成範囲は、冷凍能力はR22よりも劣るもの
のプロパン(R290)以上の冷凍能力を確保し、成績
係数はR22と同等の特性を示し、特にR1270及び
トリフルオロイオドメタンがそれぞれ略40〜略70重
量%、略30〜略60重量%となるような組成範囲は、
R22とほとんど同一の蒸気圧である。低沸点のR12
70がたとえ装置から漏洩したとしても、そのときのR
1270の組成は燃焼範囲に入ることはなく、R127
0の可燃性をトリフルオロメタンの不燃性で解消するこ
とができる。また凝縮過程と蒸発過程における温度勾配
は約5deg以下であり、近共沸混合物となる。この温
度勾配を逆に利用して、熱源流体との温度差を近接させ
たロレンツサイクルを構成することにより、(表2)よ
りも高い成績係数を期待できる。
【0065】次に、図2は、プロピレン(C3H6、R12
70、沸点−47.7℃)、プロパン(C3H8、R29
0、沸点−42.1℃)、トリフルオロイオドメタン
(CF3I、沸点−22.7℃)の三種の混合物によって構
成される混合冷媒の、一定温度・一定圧力における平衡
状態を三角座標を用いて示したものである。本三角座標
においては、三角形の各頂点に、上側頂点を基点として
反時計回りに沸点の低い順に単一物質を配置しており、
座標平面上のある点における各成分の組成比(重量比)
は、点と三角形の各辺との距離の比で表される。またこ
のとき、点と三角形の辺との距離は、辺に相対する側に
ある三角座標の頂点に記された物質の組成比に対応す
る。
70、沸点−47.7℃)、プロパン(C3H8、R29
0、沸点−42.1℃)、トリフルオロイオドメタン
(CF3I、沸点−22.7℃)の三種の混合物によって構
成される混合冷媒の、一定温度・一定圧力における平衡
状態を三角座標を用いて示したものである。本三角座標
においては、三角形の各頂点に、上側頂点を基点として
反時計回りに沸点の低い順に単一物質を配置しており、
座標平面上のある点における各成分の組成比(重量比)
は、点と三角形の各辺との距離の比で表される。またこ
のとき、点と三角形の辺との距離は、辺に相対する側に
ある三角座標の頂点に記された物質の組成比に対応す
る。
【0066】図2において、1L、1Vは、温度0℃・
圧力0.498MPaにおける混合冷媒の気液平衡線で
あり、この温度・圧力はR22の温度0℃における飽和
状態に相当する。上側の気液平衡線(R22 0℃相
当)1Vは飽和気相線、下側の気液平衡線(R22 0
℃相当)1Lは飽和液相線を表わし、この両線で挟まれ
た範囲においては気液平衡状態となる。また2は、温度
50℃・圧力1.943MPaにおける混合物の飽和液
相線2Lと飽和気相線2Vからなる気液平衡線であり、
この温度・圧力もR22の温度50℃における飽和状態
に相当する。
圧力0.498MPaにおける混合冷媒の気液平衡線で
あり、この温度・圧力はR22の温度0℃における飽和
状態に相当する。上側の気液平衡線(R22 0℃相
当)1Vは飽和気相線、下側の気液平衡線(R22 0
℃相当)1Lは飽和液相線を表わし、この両線で挟まれ
た範囲においては気液平衡状態となる。また2は、温度
50℃・圧力1.943MPaにおける混合物の飽和液
相線2Lと飽和気相線2Vからなる気液平衡線であり、
この温度・圧力もR22の温度50℃における飽和状態
に相当する。
【0067】図2中の各点は、(表3)に示す混合冷媒
の組成ペアA〜Eにおける気相組成(添字V)と液相組
成(添字L)に対応する。
の組成ペアA〜Eにおける気相組成(添字V)と液相組
成(添字L)に対応する。
【0068】
【表3】
【0069】点AL〜点CLは気液平衡線(R22 0℃
相当)1の飽和液相線1L上、点AV〜点CVは気液平衡
線(R22 0℃相当)1の飽和気相線1V上、点DL
〜点ELは気液平衡線(R22 50℃相当)2の飽和
液相線2L上、点DV〜点EVは気液平衡線(R22 5
0℃相当)2の飽和気相線2V上にある。従って、(表
3)の液相組成または気相組成で示された組成物は、0
℃または50℃におけるR22の飽和蒸気圧の条件下で
飽和状態を実現する。
相当)1の飽和液相線1L上、点AV〜点CVは気液平衡
線(R22 0℃相当)1の飽和気相線1V上、点DL
〜点ELは気液平衡線(R22 50℃相当)2の飽和
液相線2L上、点DV〜点EVは気液平衡線(R22 5
0℃相当)2の飽和気相線2V上にある。従って、(表
3)の液相組成または気相組成で示された組成物は、0
℃または50℃におけるR22の飽和蒸気圧の条件下で
飽和状態を実現する。
【0070】飽和気相線V上の組成物は、R22と同じ
温度では、R22より高い圧力で気化し、R22と同じ
圧力で液化する。飽和液相線L上の組成物は、R22と
同じ温度では、R22と同じ圧力で気化し、R22より
低い圧力で液化する。これら2つの線の間のエリアにあ
る組成物は、R22と同じ温度では、R22より高い圧
力で気化し、R22より低い圧力で液化する。すなわち
50℃の気液平衡線2の間のエリアにある組成物は、5
0℃においてはR22より低い圧力で気相から液相に変
化し、R22と同じ圧力では50℃より高い気相が凝縮
して、50℃より低い液相に変化する。また0℃の気液
平衡線1の間のエリアにある組成物は、0℃においては
R22より高い圧力で液相から気相に変化し、R22と
同じ圧力では0℃より低い液相が蒸発して、0℃より高
い気相に変化する。
温度では、R22より高い圧力で気化し、R22と同じ
圧力で液化する。飽和液相線L上の組成物は、R22と
同じ温度では、R22と同じ圧力で気化し、R22より
低い圧力で液化する。これら2つの線の間のエリアにあ
る組成物は、R22と同じ温度では、R22より高い圧
力で気化し、R22より低い圧力で液化する。すなわち
50℃の気液平衡線2の間のエリアにある組成物は、5
0℃においてはR22より低い圧力で気相から液相に変
化し、R22と同じ圧力では50℃より高い気相が凝縮
して、50℃より低い液相に変化する。また0℃の気液
平衡線1の間のエリアにある組成物は、0℃においては
R22より高い圧力で液相から気相に変化し、R22と
同じ圧力では0℃より低い液相が蒸発して、0℃より高
い気相に変化する。
【0071】ここで、0℃の気液平衡線1の間のエリア
と50℃の気液平衡線2の間のエリアは、重複していな
いが、逆に気液平行線1の飽和気相線1Vと気液平衡線
2の飽和液相線2Lの間にある組成物は、温度0℃〜5
0℃において、R22より高い蒸発圧力と低い凝縮圧力
をもつため、圧縮比を低減できることがわかる。従っ
て、気液平行線1の飽和液相線1Lと気液平衡線2の飽
和気相線2Vの間にある組成物は、温度0℃〜50℃に
おいて、R22と同等以上の蒸発圧力と同等以下の凝縮
圧力をもつため、エアコン、冷凍機等の冷凍サイクル装
置に好適である。
と50℃の気液平衡線2の間のエリアは、重複していな
いが、逆に気液平行線1の飽和気相線1Vと気液平衡線
2の飽和液相線2Lの間にある組成物は、温度0℃〜5
0℃において、R22より高い蒸発圧力と低い凝縮圧力
をもつため、圧縮比を低減できることがわかる。従っ
て、気液平行線1の飽和液相線1Lと気液平衡線2の飽
和気相線2Vの間にある組成物は、温度0℃〜50℃に
おいて、R22と同等以上の蒸発圧力と同等以下の凝縮
圧力をもつため、エアコン、冷凍機等の冷凍サイクル装
置に好適である。
【0072】図からわかるように、R1270、R29
0及びトリフルオロイオドメタンがそれぞれ略20〜略
70重量%、0〜略80重量%、0〜略60重量%とな
るような組成範囲は、略0〜略50℃の利用温度におい
てR22とほぼ同等の蒸気圧を有するため望ましい。
0及びトリフルオロイオドメタンがそれぞれ略20〜略
70重量%、0〜略80重量%、0〜略60重量%とな
るような組成範囲は、略0〜略50℃の利用温度におい
てR22とほぼ同等の蒸気圧を有するため望ましい。
【0073】さらに、R1270、R290、トリフル
オロイオドメタンの3成分からなる混合冷媒は、気相冷
媒がたとえば装置から漏洩すると、トリフルオロイオド
メタンの組成割合が少ない混合物において、可燃性のあ
るR1270とR290の合計組成が10重量%程度濃
度が高まるだけであることが、(表3)からわかる。1
0重量%以上のトリフルオロイオドメタンを含む混合物
は、可燃成分の組成が90重量%以下に抑えられ難燃性
であるため、混合冷媒の組成物としては、20重量%以
上のトリフルオロイオドメタンを含む混合物であること
が望ましい。トリフルオロイオドメタンの組成割合が多
い混合物においては、可燃性のあるR1270とR29
0の合計組成はもっと濃度が高まるが、トリフルオロイ
オドメタンの組成割合も多いため、可燃性の恐れはな
い。従って、R1270、R290及びトリフルオロイ
オドメタンがそれぞれ略20〜略70重量%、0〜略6
0重量%、略20〜略60重量%となるような組成範囲
は、R1270やR290の可燃性をトリフルオロメタ
ンの不燃性で解消するため望ましい。
オロイオドメタンの3成分からなる混合冷媒は、気相冷
媒がたとえば装置から漏洩すると、トリフルオロイオド
メタンの組成割合が少ない混合物において、可燃性のあ
るR1270とR290の合計組成が10重量%程度濃
度が高まるだけであることが、(表3)からわかる。1
0重量%以上のトリフルオロイオドメタンを含む混合物
は、可燃成分の組成が90重量%以下に抑えられ難燃性
であるため、混合冷媒の組成物としては、20重量%以
上のトリフルオロイオドメタンを含む混合物であること
が望ましい。トリフルオロイオドメタンの組成割合が多
い混合物においては、可燃性のあるR1270とR29
0の合計組成はもっと濃度が高まるが、トリフルオロイ
オドメタンの組成割合も多いため、可燃性の恐れはな
い。従って、R1270、R290及びトリフルオロイ
オドメタンがそれぞれ略20〜略70重量%、0〜略6
0重量%、略20〜略60重量%となるような組成範囲
は、R1270やR290の可燃性をトリフルオロメタ
ンの不燃性で解消するため望ましい。
【0074】(表4)は、ほぼ気液平行線1の飽和液相
線1Lと気液平衡線2の飽和気相線2Vの間にある3成
分系からなる組成物の理想的な冷凍性能である。条件
は、凝縮平均温度が50℃、蒸発平均温度が0℃、凝縮
器出口過冷却度が0deg、蒸発器出口過熱度が0de
gの場合である。
線1Lと気液平衡線2の飽和気相線2Vの間にある3成
分系からなる組成物の理想的な冷凍性能である。条件
は、凝縮平均温度が50℃、蒸発平均温度が0℃、凝縮
器出口過冷却度が0deg、蒸発器出口過熱度が0de
gの場合である。
【0075】
【表4】
【0076】(表4)からわかるように、R22と同等
の蒸気圧とするための組成範囲である気液平行線1の飽
和液相線1Lと気液平衡線2の飽和気相線2Vの間にあ
る3成分系は、冷凍能力はR22よりも劣るもののプロ
パン(R290)以上の冷凍能力を確保し、成績係数は
R22と同等の特性を示し、吐出温度もトリフルオロイ
オドメタンの単一冷媒に比べ低く抑えられる。低沸点の
R1270やR290がたとえば装置から漏洩したとし
ても、そのときの可燃成分の合計組成は、充填組成に比
べ10重量%程度上昇するだけであるため、20重量%
以上のトリフルオロイオドメタンを含む混合物は、可燃
成分の組成が80重量%よりも上昇しても難燃性であ
る。また凝縮過程と蒸発過程における温度勾配は約2d
eg以下であり、近共沸混合物となる。この温度勾配を
逆に利用して、熱源流体との温度差を近接させたロレン
ツサイクルを構成することにより、(表4)よりも高い
成績係数を期待できる。
の蒸気圧とするための組成範囲である気液平行線1の飽
和液相線1Lと気液平衡線2の飽和気相線2Vの間にあ
る3成分系は、冷凍能力はR22よりも劣るもののプロ
パン(R290)以上の冷凍能力を確保し、成績係数は
R22と同等の特性を示し、吐出温度もトリフルオロイ
オドメタンの単一冷媒に比べ低く抑えられる。低沸点の
R1270やR290がたとえば装置から漏洩したとし
ても、そのときの可燃成分の合計組成は、充填組成に比
べ10重量%程度上昇するだけであるため、20重量%
以上のトリフルオロイオドメタンを含む混合物は、可燃
成分の組成が80重量%よりも上昇しても難燃性であ
る。また凝縮過程と蒸発過程における温度勾配は約2d
eg以下であり、近共沸混合物となる。この温度勾配を
逆に利用して、熱源流体との温度差を近接させたロレン
ツサイクルを構成することにより、(表4)よりも高い
成績係数を期待できる。
【0077】次に図3は、プロピレン(C3H6、R127
0、沸点−47.7℃)、シクロプロパン(C3H6、RC
270、沸点−33℃)、トリフルオロイオドメタン
(CF3I、沸点−22.7℃)の三種の混合物によって構
成される混合冷媒の、一定温度・一定圧力における平衡
状態を三角座標を用いて示したものである。本三角座標
においては、三角形の各頂点に、上側頂点を基点として
反時計回りに沸点の低い順に単一物質を配置しており、
座標平面上のある点における各成分の組成比(重量比)
は、点と三角形の各辺との距離の比で表される。またこ
のとき、点と三角形の辺との距離は、辺に相対する側に
ある三角座標の頂点に記された物質の組成比に対応す
る。
0、沸点−47.7℃)、シクロプロパン(C3H6、RC
270、沸点−33℃)、トリフルオロイオドメタン
(CF3I、沸点−22.7℃)の三種の混合物によって構
成される混合冷媒の、一定温度・一定圧力における平衡
状態を三角座標を用いて示したものである。本三角座標
においては、三角形の各頂点に、上側頂点を基点として
反時計回りに沸点の低い順に単一物質を配置しており、
座標平面上のある点における各成分の組成比(重量比)
は、点と三角形の各辺との距離の比で表される。またこ
のとき、点と三角形の辺との距離は、辺に相対する側に
ある三角座標の頂点に記された物質の組成比に対応す
る。
【0078】図3において、1L、1Vは、温度0℃・
圧力0.498MPaにおける混合冷媒の気液平衡線で
あり、この温度・圧力はR22の温度0℃における飽和
状態に相当する。上側の気液平衡線(R22 0℃相
当)1Vは飽和気相線、下側の気液平衡線(R22 0
℃相当)1Lは飽和液相線を表わし、この両線で挟まれ
た範囲においては気液平衡状態となる。また2は、温度
50℃・圧力1.943MPaにおける混合物の飽和液
相線2Lと飽和気相線2Vからなる気液平衡線であり、
この温度・圧力もR22の温度50℃における飽和状態
に相当する。
圧力0.498MPaにおける混合冷媒の気液平衡線で
あり、この温度・圧力はR22の温度0℃における飽和
状態に相当する。上側の気液平衡線(R22 0℃相
当)1Vは飽和気相線、下側の気液平衡線(R22 0
℃相当)1Lは飽和液相線を表わし、この両線で挟まれ
た範囲においては気液平衡状態となる。また2は、温度
50℃・圧力1.943MPaにおける混合物の飽和液
相線2Lと飽和気相線2Vからなる気液平衡線であり、
この温度・圧力もR22の温度50℃における飽和状態
に相当する。
【0079】図3中の各点は、(表5)に示す混合冷媒
の組成ペアA〜Eにおける気相組成(添字V)と液相組
成(添字L)に対応する。
の組成ペアA〜Eにおける気相組成(添字V)と液相組
成(添字L)に対応する。
【0080】
【表5】
【0081】点AL〜点CLは気液平衡線(R22 0℃
相当)1の飽和液相線1L上、点AV〜点CVは気液平衡
線(R22 0℃相当)1の飽和気相線1V上、点DL
〜点ELは気液平衡線(R22 50℃相当)2の飽和
液相線2L上、点DV〜点EVは気液平衡線(R22 5
0℃相当)2の飽和気相線2V上にある。従って、(表
5)の液相組成または気相組成で示された組成物は、0
℃または50℃におけるR22の飽和蒸気圧の条件下で
飽和状態を実現する。
相当)1の飽和液相線1L上、点AV〜点CVは気液平衡
線(R22 0℃相当)1の飽和気相線1V上、点DL
〜点ELは気液平衡線(R22 50℃相当)2の飽和
液相線2L上、点DV〜点EVは気液平衡線(R22 5
0℃相当)2の飽和気相線2V上にある。従って、(表
5)の液相組成または気相組成で示された組成物は、0
℃または50℃におけるR22の飽和蒸気圧の条件下で
飽和状態を実現する。
【0082】飽和気相線V上の組成物は、R22と同じ
温度では、R22より高い圧力で気化し、R22と同じ
圧力で液化する。飽和液相線L上の組成物は、R22と
同じ温度では、R22と同じ圧力で気化し、R22より
低い圧力で液化する。これら2つの線の間のエリアにあ
る組成物は、R22と同じ温度では、R22より高い圧
力で気化し、R22より低い圧力で液化する。すなわち
50℃の気液平衡線2の間のエリアにある組成物は、5
0℃においてはR22より低い圧力で気相から液相に変
化し、R22と同じ圧力では50℃より高い気相が凝縮
して、50℃より低い液相に変化する。また0℃の気液
平衡線1の間のエリアにある組成物は、0℃においては
R22より高い圧力で液相から気相に変化し、R22と
同じ圧力では0℃より低い液相が蒸発して、0℃より高
い気相に変化する。
温度では、R22より高い圧力で気化し、R22と同じ
圧力で液化する。飽和液相線L上の組成物は、R22と
同じ温度では、R22と同じ圧力で気化し、R22より
低い圧力で液化する。これら2つの線の間のエリアにあ
る組成物は、R22と同じ温度では、R22より高い圧
力で気化し、R22より低い圧力で液化する。すなわち
50℃の気液平衡線2の間のエリアにある組成物は、5
0℃においてはR22より低い圧力で気相から液相に変
化し、R22と同じ圧力では50℃より高い気相が凝縮
して、50℃より低い液相に変化する。また0℃の気液
平衡線1の間のエリアにある組成物は、0℃においては
R22より高い圧力で液相から気相に変化し、R22と
同じ圧力では0℃より低い液相が蒸発して、0℃より高
い気相に変化する。
【0083】ここで、0℃の気液平衡線1の間のエリア
と50℃の気液平衡線2の間のエリアは、重複していな
いが、逆に気液平行線1の飽和気相線1Vと気液平衡線
2の飽和液相線2Lの間にある組成物は、温度0℃〜5
0℃において、R22より高い蒸発圧力と低い凝縮圧力
をもつため、圧縮比を低減できることがわかる。従っ
て、気液平行線1の飽和液相線1Lと気液平衡線2の飽
和気相線2Vの間にある組成物は、温度0℃〜50℃に
おいて、R22と同等以上の蒸発圧力と同等以下の凝縮
圧力をもつため、エアコン、冷凍機等の冷凍サイクル装
置に好適である。
と50℃の気液平衡線2の間のエリアは、重複していな
いが、逆に気液平行線1の飽和気相線1Vと気液平衡線
2の飽和液相線2Lの間にある組成物は、温度0℃〜5
0℃において、R22より高い蒸発圧力と低い凝縮圧力
をもつため、圧縮比を低減できることがわかる。従っ
て、気液平行線1の飽和液相線1Lと気液平衡線2の飽
和気相線2Vの間にある組成物は、温度0℃〜50℃に
おいて、R22と同等以上の蒸発圧力と同等以下の凝縮
圧力をもつため、エアコン、冷凍機等の冷凍サイクル装
置に好適である。
【0084】図からわかるように、R1270、RC2
70及びトリフルオロイオドメタンがそれぞれ略40〜
略85重量%、0〜略40重量%、0〜略60重量%と
なるような組成範囲は、略0〜略50℃の利用温度にお
いてR22と同等の蒸気圧を有するため望ましい。さら
に、R1270、RC270、トリフルオロイオドメタ
ンの3成分からなる混合冷媒は、気相冷媒がたとえば装
置から漏洩すると、トリフルオロイオドメタンの組成割
合が少ない混合物において、可燃性のあるR1270と
RC270の合計組成が10重量%程度濃度が高まるだ
けであることが、(表5)からわかる。10重量%以上
のトリフルオロイオドメタンを含む混合物は、可燃成分
の組成が90重量%以下に抑えられ難燃性であるため、
混合冷媒の組成物としては、20重量%以上のトリフル
オロイオドメタンを含む混合物であることが望ましい。
トリフルオロイオドメタンの組成割合が多い混合物にお
いては、可燃性のあるR1270とRC270の合計組
成はもっと濃度が高まるが、トリフルオロイオドメタン
の組成割合も多いため、可燃性の恐れはない。従って、
R1270、RC270及びトリフルオロイオドメタン
がそれぞれ略40〜略80重量%、0〜略40重量%、
略20〜略60重量%となるような組成範囲は、R12
70やRC270の可燃性をトリフルオロメタンの不燃
性で解消するため望ましい。
70及びトリフルオロイオドメタンがそれぞれ略40〜
略85重量%、0〜略40重量%、0〜略60重量%と
なるような組成範囲は、略0〜略50℃の利用温度にお
いてR22と同等の蒸気圧を有するため望ましい。さら
に、R1270、RC270、トリフルオロイオドメタ
ンの3成分からなる混合冷媒は、気相冷媒がたとえば装
置から漏洩すると、トリフルオロイオドメタンの組成割
合が少ない混合物において、可燃性のあるR1270と
RC270の合計組成が10重量%程度濃度が高まるだ
けであることが、(表5)からわかる。10重量%以上
のトリフルオロイオドメタンを含む混合物は、可燃成分
の組成が90重量%以下に抑えられ難燃性であるため、
混合冷媒の組成物としては、20重量%以上のトリフル
オロイオドメタンを含む混合物であることが望ましい。
トリフルオロイオドメタンの組成割合が多い混合物にお
いては、可燃性のあるR1270とRC270の合計組
成はもっと濃度が高まるが、トリフルオロイオドメタン
の組成割合も多いため、可燃性の恐れはない。従って、
R1270、RC270及びトリフルオロイオドメタン
がそれぞれ略40〜略80重量%、0〜略40重量%、
略20〜略60重量%となるような組成範囲は、R12
70やRC270の可燃性をトリフルオロメタンの不燃
性で解消するため望ましい。
【0085】(表6)は、ほぼ気液平行線1の飽和液相
線1Lと気液平衡線2の飽和気相線2Vの間にある3成
分系からなる組成物の理想的な冷凍性能である。条件
は、凝縮平均温度が50℃、蒸発平均温度が0℃、凝縮
器出口過冷却度が0deg、蒸発器出口過熱度が0de
gの場合である。
線1Lと気液平衡線2の飽和気相線2Vの間にある3成
分系からなる組成物の理想的な冷凍性能である。条件
は、凝縮平均温度が50℃、蒸発平均温度が0℃、凝縮
器出口過冷却度が0deg、蒸発器出口過熱度が0de
gの場合である。
【0086】
【表6】
【0087】(表6)からわかるように、R22と同等
の蒸気圧とするための組成範囲である気液平行線1の飽
和液相線1Lと気液平衡線2の飽和気相線2Vの間にあ
る3成分系は、冷凍能力はR22よりも劣るもののプロ
パン(R290)以上の冷凍能力を確保し、成績係数は
R22と同等の特性を示す。低沸点のR1270やRC
270がたとえば装置から漏洩したとしても、そのとき
の可燃成分の合計組成は、充填組成に比べ10重量%程
度上昇するだけであるため、20重量%以上のトリフル
オロイオドメタンを含む混合物は、可燃成分の組成が8
0重量%よりも上昇しても難燃性である。また凝縮過程
と蒸発過程における温度勾配は約2deg以下であり、
近共沸混合物となる。この温度勾配を逆に利用して、熱
源流体との温度差を近接させたロレンツサイクルを構成
することにより、(表6)よりも高い成績係数を期待で
きる。
の蒸気圧とするための組成範囲である気液平行線1の飽
和液相線1Lと気液平衡線2の飽和気相線2Vの間にあ
る3成分系は、冷凍能力はR22よりも劣るもののプロ
パン(R290)以上の冷凍能力を確保し、成績係数は
R22と同等の特性を示す。低沸点のR1270やRC
270がたとえば装置から漏洩したとしても、そのとき
の可燃成分の合計組成は、充填組成に比べ10重量%程
度上昇するだけであるため、20重量%以上のトリフル
オロイオドメタンを含む混合物は、可燃成分の組成が8
0重量%よりも上昇しても難燃性である。また凝縮過程
と蒸発過程における温度勾配は約2deg以下であり、
近共沸混合物となる。この温度勾配を逆に利用して、熱
源流体との温度差を近接させたロレンツサイクルを構成
することにより、(表6)よりも高い成績係数を期待で
きる。
【0088】次に図4は、プロピレン(C3H6、R127
0、沸点−47.7℃)、トリフルオロイオドメタン
(CF3I、沸点−22.7℃)、イソブタン(i-C4H8、R
600a、沸点−11.7℃)の三種の混合物によって
構成される混合冷媒の、一定温度・一定圧力における平
衡状態を三角座標を用いて示したものである。本三角座
標においては、三角形の各頂点に、上側頂点を基点とし
て反時計回りに沸点の低い順に単一物質を配置してお
り、座標平面上のある点における各成分の組成比(重量
比)は、点と三角形の各辺との距離の比で表される。ま
たこのとき、点と三角形の辺との距離は、辺に相対する
側にある三角座標の頂点に記された物質の組成比に対応
する。
0、沸点−47.7℃)、トリフルオロイオドメタン
(CF3I、沸点−22.7℃)、イソブタン(i-C4H8、R
600a、沸点−11.7℃)の三種の混合物によって
構成される混合冷媒の、一定温度・一定圧力における平
衡状態を三角座標を用いて示したものである。本三角座
標においては、三角形の各頂点に、上側頂点を基点とし
て反時計回りに沸点の低い順に単一物質を配置してお
り、座標平面上のある点における各成分の組成比(重量
比)は、点と三角形の各辺との距離の比で表される。ま
たこのとき、点と三角形の辺との距離は、辺に相対する
側にある三角座標の頂点に記された物質の組成比に対応
する。
【0089】図4において、1L、1Vは、温度0℃・
圧力0.498MPaにおける混合冷媒の気液平衡線で
あり、この温度・圧力はR22の温度0℃における飽和
状態に相当する。上側の気液平衡線(R22 0℃相
当)1Vは飽和気相線、下側の気液平衡線(R22 0
℃相当)1Lは飽和液相線を表わし、この両線で挟まれ
た範囲においては気液平衡状態となる。また2は、温度
50℃・圧力1.943MPaにおける混合物の飽和液
相線2Lと飽和気相線2Vからなる気液平衡線であり、
この温度・圧力もR22の温度50℃における飽和状態
に相当する。
圧力0.498MPaにおける混合冷媒の気液平衡線で
あり、この温度・圧力はR22の温度0℃における飽和
状態に相当する。上側の気液平衡線(R22 0℃相
当)1Vは飽和気相線、下側の気液平衡線(R22 0
℃相当)1Lは飽和液相線を表わし、この両線で挟まれ
た範囲においては気液平衡状態となる。また2は、温度
50℃・圧力1.943MPaにおける混合物の飽和液
相線2Lと飽和気相線2Vからなる気液平衡線であり、
この温度・圧力もR22の温度50℃における飽和状態
に相当する。
【0090】図4中の各点は、(表7)に示す混合冷媒
の組成ペアA〜Eにおける気相組成(添字V)と液相組
成(添字L)に対応する。
の組成ペアA〜Eにおける気相組成(添字V)と液相組
成(添字L)に対応する。
【0091】
【表7】
【0092】点AL〜点CLは気液平衡線(R22 0℃
相当)1の飽和液相線1L上、点AV〜点CVは気液平衡
線(R22 0℃相当)1の飽和気相線1V上、点DL
〜点ELは気液平衡線(R22 50℃相当)2の飽和
液相線2L上、点DV〜点EVは気液平衡線(R22 5
0℃相当)2の飽和気相線2V上にある。従って、(表
7)の液相組成または気相組成で示された組成物は、0
℃または50℃におけるR22の飽和蒸気圧の条件下で
飽和状態を実現する。
相当)1の飽和液相線1L上、点AV〜点CVは気液平衡
線(R22 0℃相当)1の飽和気相線1V上、点DL
〜点ELは気液平衡線(R22 50℃相当)2の飽和
液相線2L上、点DV〜点EVは気液平衡線(R22 5
0℃相当)2の飽和気相線2V上にある。従って、(表
7)の液相組成または気相組成で示された組成物は、0
℃または50℃におけるR22の飽和蒸気圧の条件下で
飽和状態を実現する。
【0093】飽和気相線V上の組成物は、R22と同じ
温度では、R22より高い圧力で気化し、R22と同じ
圧力で液化する。飽和液相線L上の組成物は、R22と
同じ温度では、R22と同じ圧力で気化し、R22より
低い圧力で液化する。これら2つの線の間のエリアにあ
る組成物は、R22と同じ温度では、R22より高い圧
力で気化し、R22より低い圧力で液化する。すなわち
50℃の気液平衡線2の間のエリアにある組成物は、5
0℃においてはR22より低い圧力で気相から液相に変
化し、R22と同じ圧力では50℃より高い気相が凝縮
して、50℃より低い液相に変化する。また0℃の気液
平衡線1の間のエリアにある組成物は、0℃においては
R22より高い圧力で液相から気相に変化し、R22と
同じ圧力では0℃より低い液相が蒸発して、0℃より高
い気相に変化する。
温度では、R22より高い圧力で気化し、R22と同じ
圧力で液化する。飽和液相線L上の組成物は、R22と
同じ温度では、R22と同じ圧力で気化し、R22より
低い圧力で液化する。これら2つの線の間のエリアにあ
る組成物は、R22と同じ温度では、R22より高い圧
力で気化し、R22より低い圧力で液化する。すなわち
50℃の気液平衡線2の間のエリアにある組成物は、5
0℃においてはR22より低い圧力で気相から液相に変
化し、R22と同じ圧力では50℃より高い気相が凝縮
して、50℃より低い液相に変化する。また0℃の気液
平衡線1の間のエリアにある組成物は、0℃においては
R22より高い圧力で液相から気相に変化し、R22と
同じ圧力では0℃より低い液相が蒸発して、0℃より高
い気相に変化する。
【0094】ここで、0℃の気液平衡線1の間のエリア
と、50℃の気液平衡線2の間のエリアは重複し、気液
平行線1の飽和液相線1Lと気液平衡線2の飽和気相線
2Vの間にある組成物は、温度0℃〜50℃において、
R22と同等の蒸気圧をもつため、エアコン、冷凍機等
の冷凍サイクル装置に好適である。
と、50℃の気液平衡線2の間のエリアは重複し、気液
平行線1の飽和液相線1Lと気液平衡線2の飽和気相線
2Vの間にある組成物は、温度0℃〜50℃において、
R22と同等の蒸気圧をもつため、エアコン、冷凍機等
の冷凍サイクル装置に好適である。
【0095】図からわかるように、R1270、トリフ
ルオロイオドメタン及びR600aがそれぞれ略40〜
略95重量%、0〜略60重量%、0〜略25重量%と
なるような組成範囲は、略0〜略50℃の利用温度にお
いてR22と同等の蒸気圧を有するため望ましい。
ルオロイオドメタン及びR600aがそれぞれ略40〜
略95重量%、0〜略60重量%、0〜略25重量%と
なるような組成範囲は、略0〜略50℃の利用温度にお
いてR22と同等の蒸気圧を有するため望ましい。
【0096】さらに、R1270、トリフルオロイオド
メタン、R600aの3成分からなる混合冷媒は、気相
冷媒がたとえば装置から漏洩すると、トリフルオロイオ
ドメタンの組成割合が少ない混合物において、可燃性の
あるR1270とR600aの合計組成が5重量%程度
濃度が高まるだけであることが、(表7)からわかる。
10重量%以上のトリフルオロイオドメタンを含む混合
物は、可燃成分の組成が90重量%以下に抑えられ難燃
性であるため、混合冷媒の組成物としては、20重量%
以上のトリフルオロイオドメタンを含む混合物であれば
不燃性とすることができる。トリフルオロイオドメタン
の組成割合が多い混合物においては、可燃性のあるR1
270とR600aの合計組成はもっと濃度が高まる
が、トリフルオロイオドメタンの組成割合も多いため、
可燃性の恐れはない。従って、R1270、トリフルオ
ロイオドメタン及びR600aがそれぞれ略40〜略8
0重量%、略20〜略60重量%、0〜略25重量%と
なるような組成範囲は、R1270やR600aの可燃
性をトリフルオロメタンの不燃性で解消するため望まし
い。
メタン、R600aの3成分からなる混合冷媒は、気相
冷媒がたとえば装置から漏洩すると、トリフルオロイオ
ドメタンの組成割合が少ない混合物において、可燃性の
あるR1270とR600aの合計組成が5重量%程度
濃度が高まるだけであることが、(表7)からわかる。
10重量%以上のトリフルオロイオドメタンを含む混合
物は、可燃成分の組成が90重量%以下に抑えられ難燃
性であるため、混合冷媒の組成物としては、20重量%
以上のトリフルオロイオドメタンを含む混合物であれば
不燃性とすることができる。トリフルオロイオドメタン
の組成割合が多い混合物においては、可燃性のあるR1
270とR600aの合計組成はもっと濃度が高まる
が、トリフルオロイオドメタンの組成割合も多いため、
可燃性の恐れはない。従って、R1270、トリフルオ
ロイオドメタン及びR600aがそれぞれ略40〜略8
0重量%、略20〜略60重量%、0〜略25重量%と
なるような組成範囲は、R1270やR600aの可燃
性をトリフルオロメタンの不燃性で解消するため望まし
い。
【0097】(表8)は、気液平行線1の飽和液相線1
Lと気液平衡線2の飽和気相線2Vの間にほぼある3成
分系からなる組成物の理想的な冷凍性能である。条件
は、凝縮平均温度が50℃、蒸発平均温度が0℃、凝縮
器出口過冷却度が0deg、蒸発器出口過熱度が0de
gの場合である。
Lと気液平衡線2の飽和気相線2Vの間にほぼある3成
分系からなる組成物の理想的な冷凍性能である。条件
は、凝縮平均温度が50℃、蒸発平均温度が0℃、凝縮
器出口過冷却度が0deg、蒸発器出口過熱度が0de
gの場合である。
【0098】
【表8】
【0099】(表8)からわかるように、R22とほぼ
同等の蒸気圧とするための組成範囲である気液平行線1
の飽和液相線1Lと気液平衡線2の飽和気相線2Vの間
にある3成分系は、冷凍能力はR22よりも劣るものの
プロパン(R290)と同等の冷凍能力を確保し、成績
係数はR22と同等の特性を示す。低沸点のR1270
や高沸点のR600aがたとえば装置から漏洩したとし
ても、そのときの可燃成分の合計組成は、充填組成に比
べ5重量%程度上昇するだけであるため、20重量%以
上のトリフルオロイオドメタンを含む混合物は、可燃成
分の組成が80重量%よりも上昇しても難燃性である。
また凝縮過程と蒸発過程における温度勾配は約7deg
以下であり、近共沸混合物となる。この温度勾配を逆に
利用して、熱源流体との温度差を近接させたロレンツサ
イクルを構成することにより、(表8)よりも高い成績
係数を期待できる。
同等の蒸気圧とするための組成範囲である気液平行線1
の飽和液相線1Lと気液平衡線2の飽和気相線2Vの間
にある3成分系は、冷凍能力はR22よりも劣るものの
プロパン(R290)と同等の冷凍能力を確保し、成績
係数はR22と同等の特性を示す。低沸点のR1270
や高沸点のR600aがたとえば装置から漏洩したとし
ても、そのときの可燃成分の合計組成は、充填組成に比
べ5重量%程度上昇するだけであるため、20重量%以
上のトリフルオロイオドメタンを含む混合物は、可燃成
分の組成が80重量%よりも上昇しても難燃性である。
また凝縮過程と蒸発過程における温度勾配は約7deg
以下であり、近共沸混合物となる。この温度勾配を逆に
利用して、熱源流体との温度差を近接させたロレンツサ
イクルを構成することにより、(表8)よりも高い成績
係数を期待できる。
【0100】さらに上述の混合冷媒は、ラジカル連鎖禁
止剤を加えて安定化されている。すなわち、トリフルオ
ロイオドメタンは、酸素などの活性分子の混入によっ
て、ヨウ素が外れて分解する可能性があるが、その際に
生成するトリフルオロメタンのラジカルとヨウ素ラジカ
ルまたはイオンによる連鎖的な分解反応を停止すること
によって、安定に長期間使用することができる。具体的
には、ヒンダードフェノール構造、アリールアミン構
造、ヒンダードピペリジン構造、チオエーテル構造、ホ
スファイト構造の化合物が単独、あるいは組み合わせて
使用できる。例えば、ヒンダードフェノール構造のもの
としては、2、6−ジーターシャルブチル−4−メチル
フェノール、2、4、6−トリターシャルブチルフェノ
ール、スチレン化フェノールやその構造を有する誘導体
などのアルキルフェノール、2、2’−メチレンビス
(4−メチル−6−ターシャルブチルフェノール)、
4、4’−イソプロピリデン−ビスフェノール、4、
4’−ブチリデン−ビス(6−ターシャルブチル−3メ
チル)フェノール、1、1−ビス−(4−オキシフェニ
ル)シクロヘキサンやその構造を有する誘導体などのモ
ノアルキレンジアルキルフェノール、2、6−ビス
(2’−ヒドロキシ−3’−ターシャルブチル−5’−
メチルベンジル)−4−メチルフェノールやその誘導体
などのジアルキレントリアルキルフェノール、2、2’
−チオビス−(4−メチル−6−ターシャルブチルフェ
ノール)、4、4’−チオビス−(3−メチル−6−タ
イシャルブチルフェノール)やその構造を有する誘導体
などのビスフェノールモノサルファイドなどが代表的な
ものとしてあげられる。アリールアミン構造としては、
フェニル−α−ナフチルアミン、フェニル−β−ナフチ
ルアミン、N、N’−ジフェニル−p−フェニレンジア
ミン、N、N’−ジ−β−ナフチル−p−フェニレンジ
アミン、N−シクロヘキシル−N’−フェニル−p−フ
ェニレンジアミン、p−ヒドロキシ−ジフェニルアミ
ン、p−ヒドロキシフェニル−β−ナフチルアミン、
2、2、4−トリメチル−1、2−ジヒドロキノリンや
誘導体などがある。さらに、チオエーテルとしては、チ
オビス(β−ナフトール)、メルカプトベンゾチアゾー
ル、メルカプトベンゾイミダゾール、ドデシルメルカプ
タンなどや誘導体、ホスファイトとしては、トリフェニ
ルホスファイト、トリ2−エチルヘキシルホスファイ
ト、トリノニルフェニルホスファイトなどの有機亜燐酸
化合物などが用いられる。
止剤を加えて安定化されている。すなわち、トリフルオ
ロイオドメタンは、酸素などの活性分子の混入によっ
て、ヨウ素が外れて分解する可能性があるが、その際に
生成するトリフルオロメタンのラジカルとヨウ素ラジカ
ルまたはイオンによる連鎖的な分解反応を停止すること
によって、安定に長期間使用することができる。具体的
には、ヒンダードフェノール構造、アリールアミン構
造、ヒンダードピペリジン構造、チオエーテル構造、ホ
スファイト構造の化合物が単独、あるいは組み合わせて
使用できる。例えば、ヒンダードフェノール構造のもの
としては、2、6−ジーターシャルブチル−4−メチル
フェノール、2、4、6−トリターシャルブチルフェノ
ール、スチレン化フェノールやその構造を有する誘導体
などのアルキルフェノール、2、2’−メチレンビス
(4−メチル−6−ターシャルブチルフェノール)、
4、4’−イソプロピリデン−ビスフェノール、4、
4’−ブチリデン−ビス(6−ターシャルブチル−3メ
チル)フェノール、1、1−ビス−(4−オキシフェニ
ル)シクロヘキサンやその構造を有する誘導体などのモ
ノアルキレンジアルキルフェノール、2、6−ビス
(2’−ヒドロキシ−3’−ターシャルブチル−5’−
メチルベンジル)−4−メチルフェノールやその誘導体
などのジアルキレントリアルキルフェノール、2、2’
−チオビス−(4−メチル−6−ターシャルブチルフェ
ノール)、4、4’−チオビス−(3−メチル−6−タ
イシャルブチルフェノール)やその構造を有する誘導体
などのビスフェノールモノサルファイドなどが代表的な
ものとしてあげられる。アリールアミン構造としては、
フェニル−α−ナフチルアミン、フェニル−β−ナフチ
ルアミン、N、N’−ジフェニル−p−フェニレンジア
ミン、N、N’−ジ−β−ナフチル−p−フェニレンジ
アミン、N−シクロヘキシル−N’−フェニル−p−フ
ェニレンジアミン、p−ヒドロキシ−ジフェニルアミ
ン、p−ヒドロキシフェニル−β−ナフチルアミン、
2、2、4−トリメチル−1、2−ジヒドロキノリンや
誘導体などがある。さらに、チオエーテルとしては、チ
オビス(β−ナフトール)、メルカプトベンゾチアゾー
ル、メルカプトベンゾイミダゾール、ドデシルメルカプ
タンなどや誘導体、ホスファイトとしては、トリフェニ
ルホスファイト、トリ2−エチルヘキシルホスファイ
ト、トリノニルフェニルホスファイトなどの有機亜燐酸
化合物などが用いられる。
【0101】これらの化合物以外にもラジカル連鎖禁止
剤の目的で用いられる化合物を利用できる。これらは、
単独あるいは複数を混ぜて使用することができ、分量と
しては用いる潤滑油に対して数重量%程度でよく、化合
物の選択によっては1重量%以下でも充分な効果が得ら
れる。選択の基準としてはエステル油以外の潤滑油に対
する相溶性、または溶解性の良いものであり、2、6−
ジ−ターシャルブチル−4−メチルフェノールなどのヒ
ンダードフェノール構造の化合物、またはこれら化合物
とトリフェニルホスファイトなどの有機亜燐酸化合物と
の組合せが適していた。
剤の目的で用いられる化合物を利用できる。これらは、
単独あるいは複数を混ぜて使用することができ、分量と
しては用いる潤滑油に対して数重量%程度でよく、化合
物の選択によっては1重量%以下でも充分な効果が得ら
れる。選択の基準としてはエステル油以外の潤滑油に対
する相溶性、または溶解性の良いものであり、2、6−
ジ−ターシャルブチル−4−メチルフェノールなどのヒ
ンダードフェノール構造の化合物、またはこれら化合物
とトリフェニルホスファイトなどの有機亜燐酸化合物と
の組合せが適していた。
【0102】図5は、本発明の冷凍サイクル装置に関す
る一実施の形態の構成図である。本実施の形態における
冷凍サイクル装置は、エアコンで使用されるものであ
る。このエアコンの一体型の筐体の内部では、圧縮機
3、四方弁4、凝縮器又は蒸発器として作用する室外側
熱交換器5、キャピラリーチューブや膨張弁等の絞り装
置6、蒸発器又は凝縮器として作用する室内側熱交換器
7、アキュームレータ8等が配管接続されている。室外
熱交換器5は、室内外共用のモータに接続された室外フ
ァン9を用いて大気と熱交換し、また室内ファン10
は、室内熱交換器7を用いて室内空気と熱交換してい
る。
る一実施の形態の構成図である。本実施の形態における
冷凍サイクル装置は、エアコンで使用されるものであ
る。このエアコンの一体型の筐体の内部では、圧縮機
3、四方弁4、凝縮器又は蒸発器として作用する室外側
熱交換器5、キャピラリーチューブや膨張弁等の絞り装
置6、蒸発器又は凝縮器として作用する室内側熱交換器
7、アキュームレータ8等が配管接続されている。室外
熱交換器5は、室内外共用のモータに接続された室外フ
ァン9を用いて大気と熱交換し、また室内ファン10
は、室内熱交換器7を用いて室内空気と熱交換してい
る。
【0103】この冷凍サイクル装置には、エステル油以
外の潤滑油と、ラジカル連鎖禁止剤と、トリフルオロイ
オドメタンと、プロピレンとを含む混合作動流体が封入
されている。
外の潤滑油と、ラジカル連鎖禁止剤と、トリフルオロイ
オドメタンと、プロピレンとを含む混合作動流体が封入
されている。
【0104】次に、このエアコンで使用される混合作動
流体とその作用について説明する。
流体とその作用について説明する。
【0105】トリフルオロイオドメタンとプロピレンが
冷媒として冷凍サイクル中を循環する際に、室内側熱交
換器7が蒸発器として作用する場合には冷却作用、室内
側熱交換器7が凝縮器として作用する場合には加熱作用
を行う。
冷媒として冷凍サイクル中を循環する際に、室内側熱交
換器7が蒸発器として作用する場合には冷却作用、室内
側熱交換器7が凝縮器として作用する場合には加熱作用
を行う。
【0106】本実施の形態における冷媒の成分である2
0〜80重量%のトリフルオロイオドメタンと20〜8
0重量%のプロピレンには、60重量%以下のプロパン
または40重量%以下のシクロプロパンまたは25重量
%以下のイソブタンのいづれかを添加することができ
る。この場合、トリフルオロイオドメタンの不燃性によ
り、プロピレンと、プロパン若しくはシクロプロパン若
しくはイソブタンの可燃性が抑えられる。
0〜80重量%のトリフルオロイオドメタンと20〜8
0重量%のプロピレンには、60重量%以下のプロパン
または40重量%以下のシクロプロパンまたは25重量
%以下のイソブタンのいづれかを添加することができ
る。この場合、トリフルオロイオドメタンの不燃性によ
り、プロピレンと、プロパン若しくはシクロプロパン若
しくはイソブタンの可燃性が抑えられる。
【0107】特に、暖房運転時に冷媒が圧縮機3へ液バ
ックしやすく、アキュームレータ8内において気相と液
相の組成分離が起こる。R1270及びトリフルオロイ
オドメタンがそれぞれ略20〜略80重量%、略20〜
略80重量%となるような2成分からなる混合冷媒で
は、アキュームレータ8内において低沸点であるR12
70の組成割合が増加し、R1270の最大組成は略9
0重量%程度になり、トリフルオロイオドメタンの不燃
性により、R1270の可燃性が抑えられる。
ックしやすく、アキュームレータ8内において気相と液
相の組成分離が起こる。R1270及びトリフルオロイ
オドメタンがそれぞれ略20〜略80重量%、略20〜
略80重量%となるような2成分からなる混合冷媒で
は、アキュームレータ8内において低沸点であるR12
70の組成割合が増加し、R1270の最大組成は略9
0重量%程度になり、トリフルオロイオドメタンの不燃
性により、R1270の可燃性が抑えられる。
【0108】また可燃性のR1270がたとえ装置から
漏洩したとしても、アキュームレータ8を室外側に配置
したことから、それを大気中に放出することが可能であ
り、より安全性を高めることができる。
漏洩したとしても、アキュームレータ8を室外側に配置
したことから、それを大気中に放出することが可能であ
り、より安全性を高めることができる。
【0109】また主に圧縮機3中に滞留するエステル油
以外の潤滑油は、圧縮機3が高温になるため、冷媒中に
微少の水分が含まれていも、エステル油のように加水分
解することがない。
以外の潤滑油は、圧縮機3が高温になるため、冷媒中に
微少の水分が含まれていも、エステル油のように加水分
解することがない。
【0110】さらにラジカル連鎖禁止剤は、冷媒として
循環するトリフルオロイオドメタンとプロピレンのう
ち、トリフルオロメタンの分解反応を停止することによ
って、安定に長期間使用することができる。
循環するトリフルオロイオドメタンとプロピレンのう
ち、トリフルオロメタンの分解反応を停止することによ
って、安定に長期間使用することができる。
【0111】さらにまた20〜80重量%のトリフルオ
ロイオドメタンと、20〜80重量%のプロピレンや、
60重量%以下のプロパンまたは40重量%以下のシク
ロプロパンまたは25重量%以下のイソブタンのいづれ
かを添加した混合冷媒については、冷凍能力が若干劣る
ものの、圧縮機3の気筒容積を若干大きくしておくこと
によって冷凍能力を同等とし、また成績係数も同等のた
め、R22を用いた現行機器でも、室外側熱交換器5や
室内側熱交換器7を変更することなく、この混合冷媒を
使用することができる。
ロイオドメタンと、20〜80重量%のプロピレンや、
60重量%以下のプロパンまたは40重量%以下のシク
ロプロパンまたは25重量%以下のイソブタンのいづれ
かを添加した混合冷媒については、冷凍能力が若干劣る
ものの、圧縮機3の気筒容積を若干大きくしておくこと
によって冷凍能力を同等とし、また成績係数も同等のた
め、R22を用いた現行機器でも、室外側熱交換器5や
室内側熱交換器7を変更することなく、この混合冷媒を
使用することができる。
【0112】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
の混合作動流体によれば、広い選択の幅から、成層圏オ
ゾン層に及ぼす影響のほとんどない混合物を選択するこ
とができる。
の混合作動流体によれば、広い選択の幅から、成層圏オ
ゾン層に及ぼす影響のほとんどない混合物を選択するこ
とができる。
【0113】また、本発明の混合作動流体は、地球温暖
化に対する影響がほとんどない。これは、地球温暖化係
数をほとんど無視できるトリフルオロイオドメタンと、
地球温暖化係数のほとんどないプロピレン(R127
0)や、プロパン(R290)またはシクロプロパン
(RC270)またはイソブタン(R600a)とを混
合した混合物により構成されることによる。
化に対する影響がほとんどない。これは、地球温暖化係
数をほとんど無視できるトリフルオロイオドメタンと、
地球温暖化係数のほとんどないプロピレン(R127
0)や、プロパン(R290)またはシクロプロパン
(RC270)またはイソブタン(R600a)とを混
合した混合物により構成されることによる。
【0114】更に、本発明の混合作動流体によれば、負
触媒効果のある不燃性物質であるトリフルオロイオドメ
タンによって、プロピレン(R1270)や、プロパン
(R290)若しくはシクロプロパン(RC270)若
しくはイソブタン(R600a)との混合物の組成範囲
をさらに難燃性の範囲に限定することができる。これよ
り、この混合作動流体を、エステル油以外の従来の圧縮
機用潤滑油と一緒に、通常の冷凍サイクル装置にそのま
ま使用することができる。
触媒効果のある不燃性物質であるトリフルオロイオドメ
タンによって、プロピレン(R1270)や、プロパン
(R290)若しくはシクロプロパン(RC270)若
しくはイソブタン(R600a)との混合物の組成範囲
をさらに難燃性の範囲に限定することができる。これよ
り、この混合作動流体を、エステル油以外の従来の圧縮
機用潤滑油と一緒に、通常の冷凍サイクル装置にそのま
ま使用することができる。
【0115】本発明によれば、トリフルオロイオドメタ
ンとプロピレン(R1270)を含む混合物の組成範囲
を特定することにより、エアコン等の冷凍サイクル装置
の利用温度である略0〜略50℃において、R22と同
等の成績係数を期待でき、R22を用いた現行機器でも
使用することができる。
ンとプロピレン(R1270)を含む混合物の組成範囲
を特定することにより、エアコン等の冷凍サイクル装置
の利用温度である略0〜略50℃において、R22と同
等の成績係数を期待でき、R22を用いた現行機器でも
使用することができる。
【0116】また本発明によれば、トリフルオロイオド
メタンとプロピレン(R1270)とプロパン(R29
0)を含む混合物の組成範囲を特定することにより、エ
アコン等の冷凍サイクル装置の利用温度である略0〜略
50℃において、R22と同等の成績係数を期待でき、
R22を用いた現行機器でも使用することができる。
メタンとプロピレン(R1270)とプロパン(R29
0)を含む混合物の組成範囲を特定することにより、エ
アコン等の冷凍サイクル装置の利用温度である略0〜略
50℃において、R22と同等の成績係数を期待でき、
R22を用いた現行機器でも使用することができる。
【0117】また本発明によれば、トリフルオロイオド
メタンとプロピレン(R1270)とシクロプロパン
(RC270)を含む混合物の組成範囲を特定すること
によって、エアコン等の冷凍サイクル装置の利用温度で
ある略0〜略50℃において、R22と同等の成績係数
を期待でき、R22を用いた現行機器でも使用すること
ができる。
メタンとプロピレン(R1270)とシクロプロパン
(RC270)を含む混合物の組成範囲を特定すること
によって、エアコン等の冷凍サイクル装置の利用温度で
ある略0〜略50℃において、R22と同等の成績係数
を期待でき、R22を用いた現行機器でも使用すること
ができる。
【0118】また本発明によれば、トリフルオロイオド
メタンとプロピレン(R1270)とイソブタン(R6
00a)を含む混合物の組成範囲を特定することによ
り、エアコン等の冷凍サイクル装置の利用温度である略
0〜略50℃において、R22と同等の成績係数を期待
でき、R22を用いた現行機器でも使用することができ
る。
メタンとプロピレン(R1270)とイソブタン(R6
00a)を含む混合物の組成範囲を特定することによ
り、エアコン等の冷凍サイクル装置の利用温度である略
0〜略50℃において、R22と同等の成績係数を期待
でき、R22を用いた現行機器でも使用することができ
る。
【0119】本発明の混合物は、ほとんど近共沸の非共
沸混合物になると予想され、ロレンツサイクルを構成す
ることにより、R22よりも高い成績係数を期待でき
る。
沸混合物になると予想され、ロレンツサイクルを構成す
ることにより、R22よりも高い成績係数を期待でき
る。
【0120】また、本発明の混合作動流体にラジカル連
鎖禁止剤を含ませることによって、トリフルオロイオド
メタンを安定化させ、安定に長期間使用することができ
る。
鎖禁止剤を含ませることによって、トリフルオロイオド
メタンを安定化させ、安定に長期間使用することができ
る。
【0121】本発明の冷凍サイクル装置では、エアコン
等の冷凍サイクル中のアキュームレータを室外側に配置
することにより、可燃性のプロピレン(R1270)が
たとえ装置から漏洩したとしても、大気中に放出するこ
とができ、より優れた安全面を備えた装置を提供するこ
とができる。
等の冷凍サイクル中のアキュームレータを室外側に配置
することにより、可燃性のプロピレン(R1270)が
たとえ装置から漏洩したとしても、大気中に放出するこ
とができ、より優れた安全面を備えた装置を提供するこ
とができる。
【図1】R1270とトリフルオロイオドメタンの二種
の混合物によって構成される冷媒の、一定温度における
平衡状態の直角座標図
の混合物によって構成される冷媒の、一定温度における
平衡状態の直角座標図
【図2】R1270、R290、トリフルオロイオドメ
タンの三種の混合物によって構成される冷媒の、一定温
度・一定圧力における平衡状態の三角座標図
タンの三種の混合物によって構成される冷媒の、一定温
度・一定圧力における平衡状態の三角座標図
【図3】R1270、RC270、トリフルオロイオド
メタンの三種の混合物によって構成される冷媒の、一定
温度・一定圧力における平衡状態の三角座標図
メタンの三種の混合物によって構成される冷媒の、一定
温度・一定圧力における平衡状態の三角座標図
【図4】R1270、トリフルオロイオドメタン、R6
00aの三種の混合物によって構成される冷媒の、一定
温度・一定圧力における平衡状態の三角座標図
00aの三種の混合物によって構成される冷媒の、一定
温度・一定圧力における平衡状態の三角座標図
【図5】本発明の冷凍サイクル装置に関する一実施の形
態の構成図
態の構成図
1 気液平衡線( 0℃、R22相当圧力) 2 気液平衡線(50℃、R22相当圧力) V 飽和気相線 L 飽和気相線 3 圧縮機 4 四方弁 5 室外側熱交換器 6 絞り装置 7 室内側熱交換器 8 アキュームレータ 9 室外ファン 10 室内ファン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田頭 實 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (9)
- 【請求項1】 エステル油以外の潤滑油と混合物とを含
み、 その混合物は、20〜80重量%のトリフルオロイオド
メタンと20〜80重量%のプロピレンとを含むことを
特徴とする混合作動流体。 - 【請求項2】 前記混合物は、更に60重量%以下のプ
ロパン、40重量%以下のシクロプロパン或いは25重
量%以下のイソブタンのいづれかを含むことを特徴とす
る請求項1記載の混合作動流体。 - 【請求項3】 エステル油以外の潤滑油と混合物とを含
み、 その混合物は、20〜60重量%のトリフルオロイオド
メタンと20〜70重量%のプロピレンと60重量%以
下のプロパンとを含むことを特徴とする混合作動流体。 - 【請求項4】 エステル油以外の潤滑油と混合物とを含
み、 その混合物は、20〜60重量%のトリフルオロイオド
メタンと40〜80重量%のプロピレンと40重量%以
下のシクロプロパンとを含むことを特徴とする混合作動
流体。 - 【請求項5】 エステル油以外の潤滑油と混合物とを含
み、 その混合物は、20〜60重量%のトリフルオロイオド
メタンと40〜80重量%のプロピレンと25重量%以
下のイソブタンとを含むことを特徴とする混合作動流
体。 - 【請求項6】 更にラジカル連鎖禁止剤を含むことを特
徴とする請求項1から5の何れかに記載の混合作動流
体。 - 【請求項7】 圧縮機、凝縮器、膨張機構および蒸発器
とを備え、 エステル油以外の潤滑油と混合物とを混合作動流体と
し、 前記冷媒は、20〜80重量%のトリフルオロイオドメ
タンと20〜80重量%のプロピレンとを含むことを特
徴とする冷凍サイクル装置。 - 【請求項8】 前記混合作動流体は、更にラジカル連鎖
禁止剤を含むことを特徴とする請求項7記載の冷凍サイ
クル装置。 - 【請求項9】 室外に配置するアキュムレータを備えた
ことを特徴とする請求項7又は8記載の冷凍サイクル装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7291874A JPH09111230A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | トリフルオロイオドメタンを含む混合作動流体およびそれを用いた冷凍サイクル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7291874A JPH09111230A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | トリフルオロイオドメタンを含む混合作動流体およびそれを用いた冷凍サイクル装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09111230A true JPH09111230A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17774562
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7291874A Pending JPH09111230A (ja) | 1995-10-13 | 1995-10-13 | トリフルオロイオドメタンを含む混合作動流体およびそれを用いた冷凍サイクル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09111230A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999041325A1 (en) * | 1998-02-13 | 1999-08-19 | Suk Jae Oho | Refrigerant composition |
| WO2002020690A1 (en) * | 2000-09-06 | 2002-03-14 | Acm Tech | The composition of refrigerant mixtures for high back pressure condition |
| KR100488645B1 (ko) * | 2002-06-12 | 2005-05-11 | 주식회사 그린뱅크 | 냉매조성물 |
| WO2014097161A1 (en) * | 2012-12-18 | 2014-06-26 | Tazzetti S.P.A. | Low environmental impact refrigerant gas mixtures |
| WO2014132406A1 (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-04 | Yada Naoyuki | 冷媒組成物及びその使用方法 |
| US9175201B2 (en) | 2004-12-21 | 2015-11-03 | Honeywell International Inc. | Stabilized iodocarbon compositions |
| US9920230B2 (en) | 2004-12-21 | 2018-03-20 | Honeywell International Inc. | Use of low GWP refrigerants comprising CF3I with stable lubricants |
| CN110194948A (zh) * | 2019-05-22 | 2019-09-03 | 山西省工业设备安装集团有限公司 | 一种分布式能源系统中供热热泵三元混合工质 |
| CN114907817A (zh) * | 2022-06-27 | 2022-08-16 | 珠海格力电器股份有限公司 | 环保混合制冷工质、制冷剂及制冷系统 |
-
1995
- 1995-10-13 JP JP7291874A patent/JPH09111230A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999041325A1 (en) * | 1998-02-13 | 1999-08-19 | Suk Jae Oho | Refrigerant composition |
| WO2002020690A1 (en) * | 2000-09-06 | 2002-03-14 | Acm Tech | The composition of refrigerant mixtures for high back pressure condition |
| US6843930B2 (en) | 2000-09-06 | 2005-01-18 | Acm Tech | Composition of refrigerant mixtures for high back pressure condition |
| KR100488645B1 (ko) * | 2002-06-12 | 2005-05-11 | 주식회사 그린뱅크 | 냉매조성물 |
| US9175201B2 (en) | 2004-12-21 | 2015-11-03 | Honeywell International Inc. | Stabilized iodocarbon compositions |
| US9920230B2 (en) | 2004-12-21 | 2018-03-20 | Honeywell International Inc. | Use of low GWP refrigerants comprising CF3I with stable lubricants |
| WO2014097161A1 (en) * | 2012-12-18 | 2014-06-26 | Tazzetti S.P.A. | Low environmental impact refrigerant gas mixtures |
| US9999794B2 (en) | 2012-12-18 | 2018-06-19 | Tazzetti S.P.A. | Low environmental impact refrigerant gas mixtures |
| WO2014132406A1 (ja) * | 2013-02-28 | 2014-09-04 | Yada Naoyuki | 冷媒組成物及びその使用方法 |
| CN105102578A (zh) * | 2013-02-28 | 2015-11-25 | 矢田直之 | 冷媒组成物及其使用方法 |
| JPWO2014132406A1 (ja) * | 2013-02-28 | 2017-02-02 | 直之 矢田 | 冷媒組成物及びその使用方法 |
| CN110194948A (zh) * | 2019-05-22 | 2019-09-03 | 山西省工业设备安装集团有限公司 | 一种分布式能源系统中供热热泵三元混合工质 |
| CN114907817A (zh) * | 2022-06-27 | 2022-08-16 | 珠海格力电器股份有限公司 | 环保混合制冷工质、制冷剂及制冷系统 |
| CN114907817B (zh) * | 2022-06-27 | 2023-11-10 | 珠海格力电器股份有限公司 | 环保混合制冷工质、制冷剂及制冷系统 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR0184669B1 (ko) | 3 성분 혼합냉매 충전장치 및 충전방법 | |
| CN102791822B (zh) | 用于低温制冷的不消耗臭氧层且全球暖化潜势低的制冷剂 | |
| JP2568774B2 (ja) | 作動流体 | |
| JPH0959612A (ja) | トリフルオロイオドメタンを含む混合作動流体およびそれを用いた冷凍サイクル装置 | |
| JPH08277389A (ja) | 混合作動流体およびそれを用いたヒートポンプ装置 | |
| JPH09324175A (ja) | 3成分混合冷媒とそれを用いたヒートポンプ装置 | |
| US9062237B2 (en) | Refrigerant composition | |
| JPH04323294A (ja) | 熱伝達用流体 | |
| ES2354043T3 (es) | Composición refrigerante. | |
| JP2002228307A (ja) | 混合冷媒充填方法および充填された装置 | |
| JPH09111230A (ja) | トリフルオロイオドメタンを含む混合作動流体およびそれを用いた冷凍サイクル装置 | |
| JPH0959609A (ja) | トリフルオロイオドメタンを含む混合作動流体およびそれを用いた冷凍サイクル装置 | |
| JPH11228947A (ja) | 混合作動流体およびそれを用いた冷凍サイクル装置 | |
| EP0821046B1 (en) | Refrigerant cycle plant with difluoromethane/hydrocarbon refrigerant mixture | |
| JPH11199863A (ja) | 混合作動流体 | |
| JPH09111231A (ja) | トリフルオロイオドメタンを含む混合作動流体およびそれを用いた冷凍サイクル装置 | |
| GB2291884A (en) | Refrigerant compositions comprising organofluorine compounds and hydrocarbons | |
| JPH10306289A (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
| JPH11228946A (ja) | 混合作動流体およびそれを用いた冷凍サイクル装置 | |
| JP2000169837A (ja) | 混合冷媒、フルオロアミンを含む混合作動流体および同作動流体を用いた冷凍サイクル装置 | |
| JPH05117645A (ja) | 作動流体 | |
| JP2001329254A (ja) | 混合冷媒および冷凍サイクル装置 | |
| JPH11199862A (ja) | 混合作動流体 | |
| JPH11199861A (ja) | 混合作動流体 | |
| RU2095390C1 (ru) | Рабочая смесь для рефрижераторных систем и тепловых насосов |