JPH09112620A - 自動車用サスペンションの液圧緩衝器 - Google Patents
自動車用サスペンションの液圧緩衝器Info
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- JPH09112620A JPH09112620A JP7268342A JP26834295A JPH09112620A JP H09112620 A JPH09112620 A JP H09112620A JP 7268342 A JP7268342 A JP 7268342A JP 26834295 A JP26834295 A JP 26834295A JP H09112620 A JPH09112620 A JP H09112620A
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- rotary valve
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/10—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using liquid only; using a fluid of which the nature is immaterial
- F16F9/14—Devices with one or more members, e.g. pistons, vanes, moving to and fro in chambers and using throttling effect
- F16F9/16—Devices with one or more members, e.g. pistons, vanes, moving to and fro in chambers and using throttling effect involving only straight-line movement of the effective parts
- F16F9/18—Devices with one or more members, e.g. pistons, vanes, moving to and fro in chambers and using throttling effect involving only straight-line movement of the effective parts with a closed cylinder and a piston separating two or more working spaces therein
- F16F9/185—Bitubular units
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/32—Details
- F16F9/3207—Constructional features
- F16F9/3235—Constructional features of cylinders
- F16F9/3242—Constructional features of cylinders of cylinder ends, e.g. caps
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16F9/00—Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
- F16F9/32—Details
- F16F9/44—Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction
- F16F9/46—Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction allowing control from a distance, i.e. location of means for control input being remote from site of valves, e.g. on damper external wall
- F16F9/466—Throttling control, i.e. regulation of flow passage geometry
- F16F9/467—Throttling control, i.e. regulation of flow passage geometry using rotary valves
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
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- Fluid-Damping Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 伸び側ロータリバルブの操作部と縮み側ロー
タリバルブの操作部とをボトム部材外周上の同一位置に
配置する。車両搭載時における両ロータリバルブの操作
性を向上させる。ボトム部材の流路を簡素化する。製造
コストを低減させる。 【解決手段】 両ロータリバルブ37,38を、ボトム
部材8の軸方向に上下並べて配置する。両ロータリバル
ブ37,38の流入部をバルブ本体57の内側に、流出
部をバルブ本体57の外周側に揃えて設定する。伸び側
ロータリバルブ37の流出部の外域に環状溝62を形成
し、環状溝62を第1縦孔69によってリザーバ3に連
通させる。縮み側ロータリバルブ38の流出部を第2縦
孔70によって伸び側ロータリバルブ37の環状溝62
に連通させる。第1縦孔69と第2縦孔70を同一直線
上に形成する。
タリバルブの操作部とをボトム部材外周上の同一位置に
配置する。車両搭載時における両ロータリバルブの操作
性を向上させる。ボトム部材の流路を簡素化する。製造
コストを低減させる。 【解決手段】 両ロータリバルブ37,38を、ボトム
部材8の軸方向に上下並べて配置する。両ロータリバル
ブ37,38の流入部をバルブ本体57の内側に、流出
部をバルブ本体57の外周側に揃えて設定する。伸び側
ロータリバルブ37の流出部の外域に環状溝62を形成
し、環状溝62を第1縦孔69によってリザーバ3に連
通させる。縮み側ロータリバルブ38の流出部を第2縦
孔70によって伸び側ロータリバルブ37の環状溝62
に連通させる。第1縦孔69と第2縦孔70を同一直線
上に形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用サスペン
ションに用いられる液圧緩衝器に関するもので、とりわ
け、伸び側の発生減衰力と縮み側の発生減衰力を夫々調
整することのできる液圧緩衝器に関する。
ションに用いられる液圧緩衝器に関するもので、とりわ
け、伸び側の発生減衰力と縮み側の発生減衰力を夫々調
整することのできる液圧緩衝器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の液圧緩衝器として、従来、図1
0,図11に示すようなものが開発されている。
0,図11に示すようなものが開発されている。
【0003】この液圧緩衝器1は、シリンダ2の外周に
リザーバ3が配設される所謂複筒式の構造となってお
り、シリンダ2は、その内部を上部室4と下部室5とに
画成するピストン6がピストンロッド7と共に嵌入さ
れ、さらにその下端にシリンダ2内の下部室5とリザー
バ3とを画成するボトム部材8が取り付けられている。
そして、ピストン6には、ピストン6の伸び作動時に上
部室4と下部室5との圧力差に応じた減衰力を発生する
伸び側リーフバルブ9(伸び側減衰力発生弁)と、ピス
トン6の縮み作動時に下部室5から上部室4への作動液
の流入を許容するチェックバルブ10とが設けられてお
り、ボトム部材8には、ピストン6の縮み作動時にリザ
ーバ3と下部室5との圧力差に応じた減衰力を発生する
縮み側リーフバルブ11(縮み側減衰力発生弁)と、ピ
ストン6の伸び作動時にリザーバ3から下部室5への作
動液の流入を許容するチェックバルブ12とが設けられ
ている。また、シリンダ2の上部室4とリザーバ3と
は、シリンダ2の外周部からボトム部材8に渡って形成
された伸び側バイパス通路13によって連通し、シリン
ダ2の下部室5とリザーバ3とは、ボトム部材8に形成
された縮み側バイパス通路14によって連通するように
なっており、これらの各バイパス通路13,14には、
外部からの手動操作によって通路開口面積を調整する伸
び側ロータリバルブ15と縮み側ロータリバルブ16と
が夫々介装されている。
リザーバ3が配設される所謂複筒式の構造となってお
り、シリンダ2は、その内部を上部室4と下部室5とに
画成するピストン6がピストンロッド7と共に嵌入さ
れ、さらにその下端にシリンダ2内の下部室5とリザー
バ3とを画成するボトム部材8が取り付けられている。
そして、ピストン6には、ピストン6の伸び作動時に上
部室4と下部室5との圧力差に応じた減衰力を発生する
伸び側リーフバルブ9(伸び側減衰力発生弁)と、ピス
トン6の縮み作動時に下部室5から上部室4への作動液
の流入を許容するチェックバルブ10とが設けられてお
り、ボトム部材8には、ピストン6の縮み作動時にリザ
ーバ3と下部室5との圧力差に応じた減衰力を発生する
縮み側リーフバルブ11(縮み側減衰力発生弁)と、ピ
ストン6の伸び作動時にリザーバ3から下部室5への作
動液の流入を許容するチェックバルブ12とが設けられ
ている。また、シリンダ2の上部室4とリザーバ3と
は、シリンダ2の外周部からボトム部材8に渡って形成
された伸び側バイパス通路13によって連通し、シリン
ダ2の下部室5とリザーバ3とは、ボトム部材8に形成
された縮み側バイパス通路14によって連通するように
なっており、これらの各バイパス通路13,14には、
外部からの手動操作によって通路開口面積を調整する伸
び側ロータリバルブ15と縮み側ロータリバルブ16と
が夫々介装されている。
【0004】前記伸び側、縮み側の各ロータリバルブ1
5,16は、外周に径の異なる複数のオリフィスa,b
…を有する円筒体17を備えており、この円筒体17を
外部から手動操作によって適宜回転させることにより、
各バイパス通路13,14に介在すべくオリフィスa,
b…を選択切換できるようになっている。そして、この
両ロータリバルブ15,16は、ボトム部材8の直径方
向に貫通形成された横孔18の両端部に嵌装され、夫々
の円筒体17の内側部が、横孔18の中央部と、それに
交差するボトム部材8の中心孔19とを介してシリンダ
2の下部室5に連通している。尚、中心孔19は、伸び
側バイパス通路13の流出側の流路と、縮み側バイパス
通路14の流入側の流路とに共用している。そして、ボ
トム部材8の伸び側、縮み側の各円筒体17の外周に臨
む位置には、伸び側バイパス通路13の流入側の流路2
0と、縮み側バイパス通路14の流出側の流路21とが
夫々ボトム部材8の軸方向に沿って形成されている。
5,16は、外周に径の異なる複数のオリフィスa,b
…を有する円筒体17を備えており、この円筒体17を
外部から手動操作によって適宜回転させることにより、
各バイパス通路13,14に介在すべくオリフィスa,
b…を選択切換できるようになっている。そして、この
両ロータリバルブ15,16は、ボトム部材8の直径方
向に貫通形成された横孔18の両端部に嵌装され、夫々
の円筒体17の内側部が、横孔18の中央部と、それに
交差するボトム部材8の中心孔19とを介してシリンダ
2の下部室5に連通している。尚、中心孔19は、伸び
側バイパス通路13の流出側の流路と、縮み側バイパス
通路14の流入側の流路とに共用している。そして、ボ
トム部材8の伸び側、縮み側の各円筒体17の外周に臨
む位置には、伸び側バイパス通路13の流入側の流路2
0と、縮み側バイパス通路14の流出側の流路21とが
夫々ボトム部材8の軸方向に沿って形成されている。
【0005】この液圧緩衝器1は以上のような構成であ
るため、ピストンロッド7に伸び方向の荷重が加えられ
た場合には、図10中の矢印で示す方向の作動液の流れ
が生じ、そのときピストン6に設けられた伸び側リーフ
バルブ9が伸び側ロータリバルブ15の回動位置に応じ
た所定の減衰力を発生する。つまり、この場合、ピスト
ン6がピストンロッド7と共に伸び方向に作動すると、
シリンダ2内の上部室4が高圧になって伸び側リーフバ
ルブ9が減衰力を発生すると共に、上部室4の作動液の
一部が伸び側バイパス通路13を通って下部室5に流入
し、さらに、それと同時にシリンダ2からのピストンロ
ッド7の退出分の作動液がリザーバ3からチェックバル
ブ12を開いて下部室5内に流入する。そして、このと
きに伸び側バイパス通路13を通って下部室5に逃げる
作動液の流量は伸び側ロータリバルブ15の回動位置
(選択したオリフィスa,b…の開口面積。)によって
規定されるため、伸び側リーフバルブ9での発生減衰力
はロータリバルブ15の回動位置に応じたものとなる。
るため、ピストンロッド7に伸び方向の荷重が加えられ
た場合には、図10中の矢印で示す方向の作動液の流れ
が生じ、そのときピストン6に設けられた伸び側リーフ
バルブ9が伸び側ロータリバルブ15の回動位置に応じ
た所定の減衰力を発生する。つまり、この場合、ピスト
ン6がピストンロッド7と共に伸び方向に作動すると、
シリンダ2内の上部室4が高圧になって伸び側リーフバ
ルブ9が減衰力を発生すると共に、上部室4の作動液の
一部が伸び側バイパス通路13を通って下部室5に流入
し、さらに、それと同時にシリンダ2からのピストンロ
ッド7の退出分の作動液がリザーバ3からチェックバル
ブ12を開いて下部室5内に流入する。そして、このと
きに伸び側バイパス通路13を通って下部室5に逃げる
作動液の流量は伸び側ロータリバルブ15の回動位置
(選択したオリフィスa,b…の開口面積。)によって
規定されるため、伸び側リーフバルブ9での発生減衰力
はロータリバルブ15の回動位置に応じたものとなる。
【0006】また、ピストンロッド7に縮み方向の荷重
が加えられた場合には、図11中の矢印で示す方向の作
動液の流れが生じ、そのときに縮み側リーフバルブ11
が縮み側ロータリバルブ16の回動位置に応じた所定の
減衰力を発生する。この場合、ピストン6がピストンロ
ッド7と共に縮み方向に作動すると、ピストン6のチェ
ックバルブ10が開いて上部室4と下部室5とが連通状
態になると共に、シリンダ2内部がピストンロッド7の
侵入分だけ高圧になり、このとき縮み側リーフバルブ1
1が減衰力を発生すると共に、下部室5の作動液の一部
が縮み側バイパス通路14を通ってリザーバ3に流入す
る。そして、このとき縮み側バイパス通路14を通る作
動液の流量が縮み側ロータリバルブ14の回動位置(選
択したオリフィスa,b…の開口面積。)によって規定
されることから、縮み側リーフバルブ11での発生減衰
力はロータリバルブ16の回動位置に応じたものとな
る。
が加えられた場合には、図11中の矢印で示す方向の作
動液の流れが生じ、そのときに縮み側リーフバルブ11
が縮み側ロータリバルブ16の回動位置に応じた所定の
減衰力を発生する。この場合、ピストン6がピストンロ
ッド7と共に縮み方向に作動すると、ピストン6のチェ
ックバルブ10が開いて上部室4と下部室5とが連通状
態になると共に、シリンダ2内部がピストンロッド7の
侵入分だけ高圧になり、このとき縮み側リーフバルブ1
1が減衰力を発生すると共に、下部室5の作動液の一部
が縮み側バイパス通路14を通ってリザーバ3に流入す
る。そして、このとき縮み側バイパス通路14を通る作
動液の流量が縮み側ロータリバルブ14の回動位置(選
択したオリフィスa,b…の開口面積。)によって規定
されることから、縮み側リーフバルブ11での発生減衰
力はロータリバルブ16の回動位置に応じたものとな
る。
【0007】尚、この類似技術は、例えば、特開平3−
223536号公報等に示されている。
223536号公報等に示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の液圧緩衝器
1においては、伸び側ロータリバルブ15と縮み側ロー
タリバルブ16とがボトム部材8の横孔18の両端部に
嵌装されて、その両ロータリバルブ15,16の操作部
22がボトム部材8の外周面の相反位置に配置されるた
め、図12に示すように、液圧緩衝器1を自動車用サス
ペンションとして車体に搭載した場合に、両ロータリバ
ルブ15,16の操作が極めてむずかしくなる。即ち、
上記の液圧緩衝器1を自動車用サスペンションとして車
体に搭載した場合、ボトム部材8の外域が複数の支持リ
ンク23や各種のメンバ24、ブラケット25等によっ
て取り囲まれることとなるため、ボトム部材8の外周の
相反位置に共に充分なスペースを確保することは実際上
不可能であり、どうしても狭いスペースでのロータリバ
ルブ15,16の操作が強いられることになる。
1においては、伸び側ロータリバルブ15と縮み側ロー
タリバルブ16とがボトム部材8の横孔18の両端部に
嵌装されて、その両ロータリバルブ15,16の操作部
22がボトム部材8の外周面の相反位置に配置されるた
め、図12に示すように、液圧緩衝器1を自動車用サス
ペンションとして車体に搭載した場合に、両ロータリバ
ルブ15,16の操作が極めてむずかしくなる。即ち、
上記の液圧緩衝器1を自動車用サスペンションとして車
体に搭載した場合、ボトム部材8の外域が複数の支持リ
ンク23や各種のメンバ24、ブラケット25等によっ
て取り囲まれることとなるため、ボトム部材8の外周の
相反位置に共に充分なスペースを確保することは実際上
不可能であり、どうしても狭いスペースでのロータリバ
ルブ15,16の操作が強いられることになる。
【0009】尚、上記の液圧緩衝器1において、ボトム
部材8内の基本的な流路構造をそのままにし、流路の長
さや形成位置を僅かに変更することのみによって、両ロ
ータリバルブ15,16の操作部22をボトム部材8の
外周上の同一位置に揃えることも不可能ではないが、こ
のようにした場合には、どうしても流路の複雑化、ひい
ては製造コストの増加を避けることができない。即ち、
上記の液圧緩衝器1の場合、伸び側ロータリバルブ15
側は円筒部17の外周側からその内部に作動液が流れ、
縮み側ロータリバルブ側16は逆に円筒部17の内部か
ら外周側に作動液が流れる流路構造となっているため、
両ロータリバルブ15,16の操作部22をボトム部材
8上の同一位置に揃えるために、図13に示すように、
単純に縮み側ロータリバルブ16を伸び側ロータリバル
ブ15の真下に配置すると、伸び側ロータリバルブ15
の流入部15aが縮み側ロータリバルブ16の流出部1
6bの真上に位置されることとなり、その結果、縮み側
バイパス通路14の流出側の流路21を、伸び側ロータ
リバルブ15やその上方に延出する流入側の流路20を
迂回する複雑に折曲した形状にせざるを得なくなる。そ
して、このように流路21を複雑に折曲した形状にする
と、流路21の成形に際して、ボトム部材8に多方向か
ら複数の孔をあけ、ボトム部材8内部で孔相互を連通さ
せると共に不必要な孔端部にめくら蓋をする、といった
煩雑で時間を要する作業を強いられることとなり、製造
コストの増加がどうしても避けられなくなる。
部材8内の基本的な流路構造をそのままにし、流路の長
さや形成位置を僅かに変更することのみによって、両ロ
ータリバルブ15,16の操作部22をボトム部材8の
外周上の同一位置に揃えることも不可能ではないが、こ
のようにした場合には、どうしても流路の複雑化、ひい
ては製造コストの増加を避けることができない。即ち、
上記の液圧緩衝器1の場合、伸び側ロータリバルブ15
側は円筒部17の外周側からその内部に作動液が流れ、
縮み側ロータリバルブ側16は逆に円筒部17の内部か
ら外周側に作動液が流れる流路構造となっているため、
両ロータリバルブ15,16の操作部22をボトム部材
8上の同一位置に揃えるために、図13に示すように、
単純に縮み側ロータリバルブ16を伸び側ロータリバル
ブ15の真下に配置すると、伸び側ロータリバルブ15
の流入部15aが縮み側ロータリバルブ16の流出部1
6bの真上に位置されることとなり、その結果、縮み側
バイパス通路14の流出側の流路21を、伸び側ロータ
リバルブ15やその上方に延出する流入側の流路20を
迂回する複雑に折曲した形状にせざるを得なくなる。そ
して、このように流路21を複雑に折曲した形状にする
と、流路21の成形に際して、ボトム部材8に多方向か
ら複数の孔をあけ、ボトム部材8内部で孔相互を連通さ
せると共に不必要な孔端部にめくら蓋をする、といった
煩雑で時間を要する作業を強いられることとなり、製造
コストの増加がどうしても避けられなくなる。
【0010】そこで本発明は、ボトム部材の流路を複雑
にすることなく、伸び側ロータリバルブの操作部と縮み
側のロータリバルブの操作部とをボトム部材外周上の同
一位置に配置して、製造コストの増加を招くことなく、
車両搭載時における両ロータリバルブの操作性を確実に
向上させることのできる自動車用サスペンションの液圧
緩衝器を提供しようとするものである。
にすることなく、伸び側ロータリバルブの操作部と縮み
側のロータリバルブの操作部とをボトム部材外周上の同
一位置に配置して、製造コストの増加を招くことなく、
車両搭載時における両ロータリバルブの操作性を確実に
向上させることのできる自動車用サスペンションの液圧
緩衝器を提供しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段として、請求項1の発明は、作動液が充填さ
れたシリンダと、このシリンダとの間で作動液の流動が
為されるリザーバと、前記シリンダに摺動自在に嵌入さ
れてその内部を上部室と下部室とに画成するピストン
と、このピストンに結合されてピストンと共にシリンダ
内を入出するピストンロッドと、前記ピストンに設けら
れてピストンの伸び作動時に上部室と下部室との圧力差
に応じた減衰力を発生する伸び側減衰力発生弁と、前記
ピストンに設けられてピストンの縮み作動時に下部室か
ら上部室への作動液の流入を許容する弁体と、シリンダ
下端のボトム部材に設けられてピストンの伸び作動時に
リザーバから下部室への作動液の流入を許容するチェッ
クバルブと、前記ボトム部材に設けられてピストンの縮
み作動時に下部室とリザーバとの圧力差に応じた減衰力
を発生する縮み側減衰力発生弁と、前記上部室からボト
ム部材を通って下部室またはリザーバに至る伸び側バイ
パス通路と、この伸び側バイパス通路に介装されてその
通路開口面積を外部から調整する伸び側ロータリバルブ
と、前記下部室からボトム部材を通ってリザーバに至る
縮み側バイパス通路と、この縮み側バイパス通路に介装
されてその通路開口面積を外部から調整する縮み側ロー
タリバルブと、を備えた自動車用サスペンションの液圧
緩衝器であって、前記両ロータリバルブが、外周にオリ
フィスを有する回転可能な円筒体を備えると共に、その
円筒体が前記ボトム部材の径方向に沿い、操作部がボト
ム部材の外周面に露出するように配設されたものにおい
て、前記伸び側ロータリバルブと縮み側ロータリバルブ
とを、ボトム部材の軸方向に上下に並べて配置すると共
に、両ロータリバルブの流入部を各円筒体の内側に、流
出部を各円筒体の外周側に夫々揃えて設定し、さらに、
伸び側ロータリバルブの流出部の外周域に環状溝を設
け、伸び側バイパス通路を構成する伸び側ロータリバル
ブ後流側の流路の少なくとも一部を前記環状溝からボト
ム部材の軸方向に延出させて形成し、その一方で、縮み
側バイパス通路を構成する縮み側ロータリバルブ後流側
の流路を、前記伸び側ロータリバルブ後流側の流路と同
一直線上で前記環状溝に連通するように形成して、前記
伸び側ロータリバルブ後流側の流路を、縮み側バイパス
通路の前記環状溝以後の流路として共用した。こうした
場合、ボトム部材に形成する流路構造が簡略化されると
共に、縮み側バイパス通路の縮み側ロータリバルブ後流
側の流路と、伸び側バイパス通路の伸び側ロータリバル
ブ後流側の流路とを、一回の孔あけ作業によって同時に
形成できるようになる。
ための手段として、請求項1の発明は、作動液が充填さ
れたシリンダと、このシリンダとの間で作動液の流動が
為されるリザーバと、前記シリンダに摺動自在に嵌入さ
れてその内部を上部室と下部室とに画成するピストン
と、このピストンに結合されてピストンと共にシリンダ
内を入出するピストンロッドと、前記ピストンに設けら
れてピストンの伸び作動時に上部室と下部室との圧力差
に応じた減衰力を発生する伸び側減衰力発生弁と、前記
ピストンに設けられてピストンの縮み作動時に下部室か
ら上部室への作動液の流入を許容する弁体と、シリンダ
下端のボトム部材に設けられてピストンの伸び作動時に
リザーバから下部室への作動液の流入を許容するチェッ
クバルブと、前記ボトム部材に設けられてピストンの縮
み作動時に下部室とリザーバとの圧力差に応じた減衰力
を発生する縮み側減衰力発生弁と、前記上部室からボト
ム部材を通って下部室またはリザーバに至る伸び側バイ
パス通路と、この伸び側バイパス通路に介装されてその
通路開口面積を外部から調整する伸び側ロータリバルブ
と、前記下部室からボトム部材を通ってリザーバに至る
縮み側バイパス通路と、この縮み側バイパス通路に介装
されてその通路開口面積を外部から調整する縮み側ロー
タリバルブと、を備えた自動車用サスペンションの液圧
緩衝器であって、前記両ロータリバルブが、外周にオリ
フィスを有する回転可能な円筒体を備えると共に、その
円筒体が前記ボトム部材の径方向に沿い、操作部がボト
ム部材の外周面に露出するように配設されたものにおい
て、前記伸び側ロータリバルブと縮み側ロータリバルブ
とを、ボトム部材の軸方向に上下に並べて配置すると共
に、両ロータリバルブの流入部を各円筒体の内側に、流
出部を各円筒体の外周側に夫々揃えて設定し、さらに、
伸び側ロータリバルブの流出部の外周域に環状溝を設
け、伸び側バイパス通路を構成する伸び側ロータリバル
ブ後流側の流路の少なくとも一部を前記環状溝からボト
ム部材の軸方向に延出させて形成し、その一方で、縮み
側バイパス通路を構成する縮み側ロータリバルブ後流側
の流路を、前記伸び側ロータリバルブ後流側の流路と同
一直線上で前記環状溝に連通するように形成して、前記
伸び側ロータリバルブ後流側の流路を、縮み側バイパス
通路の前記環状溝以後の流路として共用した。こうした
場合、ボトム部材に形成する流路構造が簡略化されると
共に、縮み側バイパス通路の縮み側ロータリバルブ後流
側の流路と、伸び側バイパス通路の伸び側ロータリバル
ブ後流側の流路とを、一回の孔あけ作業によって同時に
形成できるようになる。
【0012】また、請求項2の発明は、さらにピストン
に設けられる弁体を、ピストンの縮み作動時に下部室と
上部室との圧力差に応じた減衰力を発生する縮み側減衰
力発生弁とし、ピストンの縮み作動時に伸び側バイパス
通路を作動液が流動することのないようにした。即ち、
ピストンの縮み作動時には、ピストンに設けられた減衰
力発生弁の作用によって上部室が低圧になり、そのため
に、上部室からリザーバ室に向かう伸び側バイパス通路
内の作動液の流れは生じなくなる。したがって、縮み側
の発生減衰力は、伸び側ロータリバルブの影響を受ける
ことなく、縮み側ロータリバルブのみによって設定する
ことができる。
に設けられる弁体を、ピストンの縮み作動時に下部室と
上部室との圧力差に応じた減衰力を発生する縮み側減衰
力発生弁とし、ピストンの縮み作動時に伸び側バイパス
通路を作動液が流動することのないようにした。即ち、
ピストンの縮み作動時には、ピストンに設けられた減衰
力発生弁の作用によって上部室が低圧になり、そのため
に、上部室からリザーバ室に向かう伸び側バイパス通路
内の作動液の流れは生じなくなる。したがって、縮み側
の発生減衰力は、伸び側ロータリバルブの影響を受ける
ことなく、縮み側ロータリバルブのみによって設定する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図1
〜図9に基づいて説明する。尚、図10,図11に示し
た従来のものと同一部分には同一符号を用いるものとす
る。
〜図9に基づいて説明する。尚、図10,図11に示し
た従来のものと同一部分には同一符号を用いるものとす
る。
【0014】この液圧緩衝器は、図1にその概略構造を
示すように、ピストン6の嵌入されたシリンダ2の外側
には中筒30、さらにこの中筒30の外側には外筒31
が夫々配置されており、シリンダ2と外筒31の上下端
が上蓋部材32とボトム部材8とによって夫々封止され
ると共に、ピストン6に結合されたピストンロッド7の
上端が上蓋部材32を貫通してシリンダ2の外側に突出
している。シリンダ2と中筒30の間の空間は後述する
伸び側バイパス通路33の一部を構成する環状路34と
なり、中筒30と外筒31の間の空間は、シリンダ2と
の間で作動液の流通が為されるリザーバ3となってい
る。尚、シリンダ2には作動液が充填され、リザーバ3
には作動液と共に所定量の気体が充填されている。ま
た、シリンダ2内を上部室4と下部室5とに画成するピ
ストン6には、ピストン6の伸び作動時に減衰力を発生
する伸び側リーフバルブ9(伸び側減衰力発生弁)と、
ピストン6の縮み作動時に減衰力を発生する縮み側補助
リーフバルブ35(縮み側減衰力発生弁)とが設けら
れ、ボトム部材8には、ピストン6の縮み作動時に減衰
力を発生する縮み側リーフバルブ11(縮み側減衰力発
生弁)と、ピストン6の伸び作動時にリザーバ3から下
部室5への作動液の流入を許容するチェックバルブ12
が設けられている。そして、さらに上部室4とリザーバ
3とは、上記の環状路34を含む伸び側バイパス通路3
3によって連通し、下部室5とリザーバ3とは縮み側バ
イパス通路36によって連通しており、これらの各バイ
パス通路33,36の途中にはそれらの通路開口面積を
外部から調整するための伸び側ロータリバルブ37と縮
み側ロータリバルブ38が夫々介装されている。
示すように、ピストン6の嵌入されたシリンダ2の外側
には中筒30、さらにこの中筒30の外側には外筒31
が夫々配置されており、シリンダ2と外筒31の上下端
が上蓋部材32とボトム部材8とによって夫々封止され
ると共に、ピストン6に結合されたピストンロッド7の
上端が上蓋部材32を貫通してシリンダ2の外側に突出
している。シリンダ2と中筒30の間の空間は後述する
伸び側バイパス通路33の一部を構成する環状路34と
なり、中筒30と外筒31の間の空間は、シリンダ2と
の間で作動液の流通が為されるリザーバ3となってい
る。尚、シリンダ2には作動液が充填され、リザーバ3
には作動液と共に所定量の気体が充填されている。ま
た、シリンダ2内を上部室4と下部室5とに画成するピ
ストン6には、ピストン6の伸び作動時に減衰力を発生
する伸び側リーフバルブ9(伸び側減衰力発生弁)と、
ピストン6の縮み作動時に減衰力を発生する縮み側補助
リーフバルブ35(縮み側減衰力発生弁)とが設けら
れ、ボトム部材8には、ピストン6の縮み作動時に減衰
力を発生する縮み側リーフバルブ11(縮み側減衰力発
生弁)と、ピストン6の伸び作動時にリザーバ3から下
部室5への作動液の流入を許容するチェックバルブ12
が設けられている。そして、さらに上部室4とリザーバ
3とは、上記の環状路34を含む伸び側バイパス通路3
3によって連通し、下部室5とリザーバ3とは縮み側バ
イパス通路36によって連通しており、これらの各バイ
パス通路33,36の途中にはそれらの通路開口面積を
外部から調整するための伸び側ロータリバルブ37と縮
み側ロータリバルブ38が夫々介装されている。
【0015】前記ピストン6は、図2,図4に詳細に示
すように、シリンダ2に嵌合されるピストンボディ39
に上部室4と下部室5とを連通する通路40a,40b
が形成されている。そして、ピストンボディ39の上面
側には通路40aを閉塞するように前記縮み側補助リー
フバルブ35が付設され、下面側には通路40bを閉塞
するように伸び側リーフバルブ9が付設されている。縮
み側補助リーフバルブ35は、ピストン6の縮み作動時
に下部室5側の圧力が上部室4側の圧力よりも大きくな
ったときに、その圧力差によって通路40aを序々に開
き、作動液がこの通路40aを通って下部室5から上部
室4に流入するのを許容すると共に、その作動液に流通
抵抗を与え、それによって所定の減衰力を発生するよう
になっている。また、伸び側リーフバルブ9は、同様に
ピストン6の伸び動作時に上部室4側の圧力が下部室5
側の圧力よりも大きくなったときに、その圧力差によっ
て通路40bを開いて上部室4から下部室5への作動液
の流入を許容し、その際に所定の減衰力を発生するよう
になっている。尚、縮み側補助リーフバルブ35は、ボ
トム部材8側の縮み側リーフバルブ11に比較して小さ
な減衰力を発生するように設定されている。
すように、シリンダ2に嵌合されるピストンボディ39
に上部室4と下部室5とを連通する通路40a,40b
が形成されている。そして、ピストンボディ39の上面
側には通路40aを閉塞するように前記縮み側補助リー
フバルブ35が付設され、下面側には通路40bを閉塞
するように伸び側リーフバルブ9が付設されている。縮
み側補助リーフバルブ35は、ピストン6の縮み作動時
に下部室5側の圧力が上部室4側の圧力よりも大きくな
ったときに、その圧力差によって通路40aを序々に開
き、作動液がこの通路40aを通って下部室5から上部
室4に流入するのを許容すると共に、その作動液に流通
抵抗を与え、それによって所定の減衰力を発生するよう
になっている。また、伸び側リーフバルブ9は、同様に
ピストン6の伸び動作時に上部室4側の圧力が下部室5
側の圧力よりも大きくなったときに、その圧力差によっ
て通路40bを開いて上部室4から下部室5への作動液
の流入を許容し、その際に所定の減衰力を発生するよう
になっている。尚、縮み側補助リーフバルブ35は、ボ
トム部材8側の縮み側リーフバルブ11に比較して小さ
な減衰力を発生するように設定されている。
【0016】一方、ボトム部材8は、図2,図5に詳細
に示すように、外筒31の下端に溶接固定される略円柱
状のボトム本体部41と、このボトム本体部41の上端
中央に結合されるベースバルブ42とから成り、このベ
ースバルブ42はボトム本体部41を外筒31の下端に
固定した状態において、その段状の肩部によって中筒3
0とシリンダ2の下端を封止するようになっている。ボ
トム本体部41とベースバルブ42の間には空間部43
が形成され、この空間部43がボトム本体部41の上面
に形成された溝44を介してリザーバ3と連通してい
る。ベースバルブ42には、シリンダ2内の下部室5と
空間部43とを連通する通路45a,45bが形成され
ており、その上面側には通路45aを閉塞するチェック
バルブ12が付設され、下面側には通路45bを閉塞す
る前記縮み側リーフバルブ11が付設されている。チェ
ックバルブ12は、ピストン6の伸び作動時に通路45
aを開いて空間部43(リザーバ3)から下部室5への
作動液の流入を許容するようになっており、縮み側リー
フバルブ11は、ピストン6の縮み作動時に下部室5側
の圧力がリザーバ3側の圧力よりも大きくなったとき
に、その圧力差によって通路45bを序々に開き、作動
液がこの通路45bを通って下部室5から空間部43
(リザーバ3)に流入するのを許容すると共に、その作
動液に流通抵抗を与えて所定の減衰力を発生するように
なっている。
に示すように、外筒31の下端に溶接固定される略円柱
状のボトム本体部41と、このボトム本体部41の上端
中央に結合されるベースバルブ42とから成り、このベ
ースバルブ42はボトム本体部41を外筒31の下端に
固定した状態において、その段状の肩部によって中筒3
0とシリンダ2の下端を封止するようになっている。ボ
トム本体部41とベースバルブ42の間には空間部43
が形成され、この空間部43がボトム本体部41の上面
に形成された溝44を介してリザーバ3と連通してい
る。ベースバルブ42には、シリンダ2内の下部室5と
空間部43とを連通する通路45a,45bが形成され
ており、その上面側には通路45aを閉塞するチェック
バルブ12が付設され、下面側には通路45bを閉塞す
る前記縮み側リーフバルブ11が付設されている。チェ
ックバルブ12は、ピストン6の伸び作動時に通路45
aを開いて空間部43(リザーバ3)から下部室5への
作動液の流入を許容するようになっており、縮み側リー
フバルブ11は、ピストン6の縮み作動時に下部室5側
の圧力がリザーバ3側の圧力よりも大きくなったとき
に、その圧力差によって通路45bを序々に開き、作動
液がこの通路45bを通って下部室5から空間部43
(リザーバ3)に流入するのを許容すると共に、その作
動液に流通抵抗を与えて所定の減衰力を発生するように
なっている。
【0017】前記縮み側リーフバルブ11とチェックバ
ルブ12とは、ベースバルブ42を貫通する中空ロッド
46と、その上端部に螺着されるナット47によってベ
ースバルブ42に取り付けられるが、この中空ロッド4
6の下端部はボトム本体部41に形成された中心穴29
に嵌着固定され、その内部に嵌装される中空ピン48と
共に伸び側バイパス通路33と縮み側バイパス通路36
の各一部を構成するようになっている。
ルブ12とは、ベースバルブ42を貫通する中空ロッド
46と、その上端部に螺着されるナット47によってベ
ースバルブ42に取り付けられるが、この中空ロッド4
6の下端部はボトム本体部41に形成された中心穴29
に嵌着固定され、その内部に嵌装される中空ピン48と
共に伸び側バイパス通路33と縮み側バイパス通路36
の各一部を構成するようになっている。
【0018】即ち、中空ロッド46は、その上端側のベ
ースバルブ42に嵌入される周壁部分と、下端側のボト
ム本体部41に嵌入される周壁部分とに夫々貫通孔49
a,49bが形成されており、上部側の貫通孔49a
は、シリンダ2外周の前記環状路34と連通するベース
バルブ42の横孔50に開口し、下端側の貫通孔49b
は、リザーバ3と連通するボトム本体部41の第1横孔
51に開口している。そして、中空ピン48は、その上
端と下端とに夫々ランド部52a,52bが設けられ、
この各ランド部52a,52bが中空ロッド46内に密
着嵌合されると共に、両ランド部52a,52b間部分
が中空ロッド46の内壁との間で、中空ロツド46の上
下の貫通孔49a,49bを連通する環状路53を形成
するようになっている。また、前記中空ロッド46と中
空ピン48の中央の孔46a,48aは、その上端側が
シリンダ2内の下部室5に直接連通する一方で、下端側
がボトム本体部41の中心穴29の底部に連通してお
り、この中心穴29の底部はリザーバ3に連通するボト
ム本体部41の第2横孔54と連通している。そして、
このようにして中空ロッド46と中空ピン48で形成さ
れた2つの通路、つまり、貫通孔49a、環状路53、
貫通孔49bを通る通路と、中央の孔46a,48aを
通る通路とが夫々伸び側バイパス通路33と縮み側バイ
パス通路36の各一部を構成するようになっている。
ースバルブ42に嵌入される周壁部分と、下端側のボト
ム本体部41に嵌入される周壁部分とに夫々貫通孔49
a,49bが形成されており、上部側の貫通孔49a
は、シリンダ2外周の前記環状路34と連通するベース
バルブ42の横孔50に開口し、下端側の貫通孔49b
は、リザーバ3と連通するボトム本体部41の第1横孔
51に開口している。そして、中空ピン48は、その上
端と下端とに夫々ランド部52a,52bが設けられ、
この各ランド部52a,52bが中空ロッド46内に密
着嵌合されると共に、両ランド部52a,52b間部分
が中空ロッド46の内壁との間で、中空ロツド46の上
下の貫通孔49a,49bを連通する環状路53を形成
するようになっている。また、前記中空ロッド46と中
空ピン48の中央の孔46a,48aは、その上端側が
シリンダ2内の下部室5に直接連通する一方で、下端側
がボトム本体部41の中心穴29の底部に連通してお
り、この中心穴29の底部はリザーバ3に連通するボト
ム本体部41の第2横孔54と連通している。そして、
このようにして中空ロッド46と中空ピン48で形成さ
れた2つの通路、つまり、貫通孔49a、環状路53、
貫通孔49bを通る通路と、中央の孔46a,48aを
通る通路とが夫々伸び側バイパス通路33と縮み側バイ
パス通路36の各一部を構成するようになっている。
【0019】また、ボトム本体部41には、伸び側ロー
タリバルブ37と縮み側ロータリバルブ38が上下に並
べられ、かつ、両者の操作部55がボトム本体部41の
外周面から露出するように配設されている。これらのロ
ータリバルブ37,38は全く同一構造であって、しか
も、両者の作動液の流入部と流出部が同一方向に揃えら
れている。
タリバルブ37と縮み側ロータリバルブ38が上下に並
べられ、かつ、両者の操作部55がボトム本体部41の
外周面から露出するように配設されている。これらのロ
ータリバルブ37,38は全く同一構造であって、しか
も、両者の作動液の流入部と流出部が同一方向に揃えら
れている。
【0020】両ロータリバルブ37,38は、ボトム本
体部41に嵌着固定されるハウジング56と、このハウ
ジング56に回転可能に収容される円筒体としてのバル
ブ本体57と、このバルブ本体57を所定の回転位置で
係止するための係止機構58と、流入側の作動液の圧力
が設定圧以上になったときにだけ開くリリーフ機構59
とを備えている。ハウジング56は有底円筒状に形成さ
れ、その底部には、ボトム本体部41の第1横孔51
(伸び側ロータリバルブ37の場合。)または第2横孔
54(縮み側ロータリバルブ38の場合。)に連通する
流入部としての貫通孔60が形成されている。また、ハ
ウジング56の周壁略中央には流出部としての貫通孔6
1が形成されると共に、この貫通孔61の外周域に位置
して環状溝62が形成されている。バルブ本体57は、
円柱状の基部57aから円筒部分が延設された概略形状
になっており、円筒部分の周壁には径の異なる複数のオ
リフィスa,b,cが形成されている。これらのオリフ
ィスa,b,cは、ハウジング56の貫通孔61に対応
する軸方向位置に、図6に示すように、周方向に90°
間隔で設けられている。また、バルブ本体57の基部5
7a側の端面はハウジング56から露出し、この部分が
操作部55となっている。係止機構58は、図7に示す
ように、操作部55の4段階の操作ポジションに対応し
てハウジング56の内周面に形成された係止溝63と、
バルブ本体57の基部57aに保持されたボール64
と、このボール64をバルブ本体57の径方向外側に付
勢するスプリング65とから構成されており、操作部5
5が4段階のいずれかのポジションに回動操作されたと
きに、ボール64がそのポジションに対応する係止溝6
3に嵌合されるようになっている。尚、操作部55のポ
ジションは、具体的には、オリフィスa,b,cのいず
れかが貫通孔61に臨む3つポジションと、バルブ本体
57の周壁が貫通孔61を閉塞するポジションとからな
っている。また、リリーフ機構59は、貫通孔60の周
縁部を囲繞するようにハウジング56内の底部に形成さ
れた環状の弁座66と、この弁座66に当接して貫通孔
60を閉塞するバルブプレート67と、このバルブプレ
ート67を弁座66方向に付勢するスプリング68とか
ら構成され、流入側の作動液の圧力がスプリング68の
付勢力よりも大きくなったときにだけ貫通孔60を開く
ようになっている。
体部41に嵌着固定されるハウジング56と、このハウ
ジング56に回転可能に収容される円筒体としてのバル
ブ本体57と、このバルブ本体57を所定の回転位置で
係止するための係止機構58と、流入側の作動液の圧力
が設定圧以上になったときにだけ開くリリーフ機構59
とを備えている。ハウジング56は有底円筒状に形成さ
れ、その底部には、ボトム本体部41の第1横孔51
(伸び側ロータリバルブ37の場合。)または第2横孔
54(縮み側ロータリバルブ38の場合。)に連通する
流入部としての貫通孔60が形成されている。また、ハ
ウジング56の周壁略中央には流出部としての貫通孔6
1が形成されると共に、この貫通孔61の外周域に位置
して環状溝62が形成されている。バルブ本体57は、
円柱状の基部57aから円筒部分が延設された概略形状
になっており、円筒部分の周壁には径の異なる複数のオ
リフィスa,b,cが形成されている。これらのオリフ
ィスa,b,cは、ハウジング56の貫通孔61に対応
する軸方向位置に、図6に示すように、周方向に90°
間隔で設けられている。また、バルブ本体57の基部5
7a側の端面はハウジング56から露出し、この部分が
操作部55となっている。係止機構58は、図7に示す
ように、操作部55の4段階の操作ポジションに対応し
てハウジング56の内周面に形成された係止溝63と、
バルブ本体57の基部57aに保持されたボール64
と、このボール64をバルブ本体57の径方向外側に付
勢するスプリング65とから構成されており、操作部5
5が4段階のいずれかのポジションに回動操作されたと
きに、ボール64がそのポジションに対応する係止溝6
3に嵌合されるようになっている。尚、操作部55のポ
ジションは、具体的には、オリフィスa,b,cのいず
れかが貫通孔61に臨む3つポジションと、バルブ本体
57の周壁が貫通孔61を閉塞するポジションとからな
っている。また、リリーフ機構59は、貫通孔60の周
縁部を囲繞するようにハウジング56内の底部に形成さ
れた環状の弁座66と、この弁座66に当接して貫通孔
60を閉塞するバルブプレート67と、このバルブプレ
ート67を弁座66方向に付勢するスプリング68とか
ら構成され、流入側の作動液の圧力がスプリング68の
付勢力よりも大きくなったときにだけ貫通孔60を開く
ようになっている。
【0021】さらに、ボトム本体部41には、その上面
の溝44と伸び側ロータリバルブ37の環状溝62とを
連通する第1縦孔69が形成されると共に、その直下位
置に、伸び側ロータリバルブ37の環状溝62と縮み側
ロータリバルブ38の環状溝62とを連通する第2縦孔
70が形成されている。これらの縦孔69,70は同一
直線上に形成されており、製造時には、一度の切削作業
によって同時に孔あけされるようになっている。第1縦
孔69は、伸び側バイパス通路33のうちの伸び側ロー
タリバルブ37から上部の溝44に至る流路(伸び側ロ
ータリバルブ後流側の流路)を構成するのであるが、こ
の流路は縮み側バイパス通路36のうちの縮み側ロータ
リバルブ38から前記溝44に至る流路(縮み側ロータ
リバルブ後流側の流路)の一部にも共用されている。つ
まり、縮み側バイパス通路36の縮み側ロータリバルブ
後流側の流路は、縮み側ロータリバルブ38の環状溝6
2、第2縦孔70、伸び側ロータリバルブ37の環状溝
62、第1縦孔69、及び、溝44から構成されてい
る。
の溝44と伸び側ロータリバルブ37の環状溝62とを
連通する第1縦孔69が形成されると共に、その直下位
置に、伸び側ロータリバルブ37の環状溝62と縮み側
ロータリバルブ38の環状溝62とを連通する第2縦孔
70が形成されている。これらの縦孔69,70は同一
直線上に形成されており、製造時には、一度の切削作業
によって同時に孔あけされるようになっている。第1縦
孔69は、伸び側バイパス通路33のうちの伸び側ロー
タリバルブ37から上部の溝44に至る流路(伸び側ロ
ータリバルブ後流側の流路)を構成するのであるが、こ
の流路は縮み側バイパス通路36のうちの縮み側ロータ
リバルブ38から前記溝44に至る流路(縮み側ロータ
リバルブ後流側の流路)の一部にも共用されている。つ
まり、縮み側バイパス通路36の縮み側ロータリバルブ
後流側の流路は、縮み側ロータリバルブ38の環状溝6
2、第2縦孔70、伸び側ロータリバルブ37の環状溝
62、第1縦孔69、及び、溝44から構成されてい
る。
【0022】また、上蓋部材32は、図2,図8に詳細
に示すように、ピストンロッド7を摺動自在に支持する
ロッドガイド71と、ピストンロッド7の外周面に密接
するロッドシール72とから成り、これらが重合状態で
外筒31の上端部にかしめ固定されている。ロッドガイ
ド71には、その内周側のピストンロッド7との隙間か
らリザーバ3の上部に至る通路73が設けられており、
この通路73がロッドシール72に設けられたチェック
リップ74によって開閉されるようになっている。この
チェックリップ74は、シリンダ2内の上部室4側から
リザーバ3側への流体の流入を許容し、その逆のリザー
バ3側から上部室4側への流体の流入を阻止するように
なっている。したがって、ピストンロッド7とロッドガ
イド71の隙間から漏れ出た作動液はリザーバ3に戻さ
れるが、リザーバ3上部の封入気体がシリンダ2内に流
入することはない。
に示すように、ピストンロッド7を摺動自在に支持する
ロッドガイド71と、ピストンロッド7の外周面に密接
するロッドシール72とから成り、これらが重合状態で
外筒31の上端部にかしめ固定されている。ロッドガイ
ド71には、その内周側のピストンロッド7との隙間か
らリザーバ3の上部に至る通路73が設けられており、
この通路73がロッドシール72に設けられたチェック
リップ74によって開閉されるようになっている。この
チェックリップ74は、シリンダ2内の上部室4側から
リザーバ3側への流体の流入を許容し、その逆のリザー
バ3側から上部室4側への流体の流入を阻止するように
なっている。したがって、ピストンロッド7とロッドガ
イド71の隙間から漏れ出た作動液はリザーバ3に戻さ
れるが、リザーバ3上部の封入気体がシリンダ2内に流
入することはない。
【0023】尚、図2中の75は、外筒31の外周にか
しめ固定されたサスペンションスプリング支持用のリテ
ーナであり、76は、ホイール側部材に結合するために
ボトム部材8の下端に結合されたブッシュ、77は、上
部室4と環状路34を連通させるためにシリンダ2に穿
設された連通孔である。
しめ固定されたサスペンションスプリング支持用のリテ
ーナであり、76は、ホイール側部材に結合するために
ボトム部材8の下端に結合されたブッシュ、77は、上
部室4と環状路34を連通させるためにシリンダ2に穿
設された連通孔である。
【0024】この液圧緩衝器は以上のような構成である
ため、図1に示すように、ピストンロッド7に伸び側の
大きな荷重が加えられると、シリンダ3内の上部室4が
高圧になり、上部室4から伸び側リーフバルブ9を通っ
て下部室に流入する流れと、上部室4から伸び側バイパ
ス通路33(環状路34→横孔44→貫通孔49a→環
状路53→貫通孔49b→第1横孔51→伸び側ロータ
リバルブ37→第1縦孔→溝44)を通ってリザーバ3
に流入する流れが生じ、さらにこれと同時に、シリンダ
2からピストンロッド7が退出した分の容積を補償する
ようにリザーバ3からチェックバルブ12を通って下部
室5に流入する流れが生じる(同図中の矢印参照。)。
このとき、伸び側リーフバルブ9が通過する作動液に流
通抵抗を付与して減衰力を発生するが、この発生減衰力
は、伸び側バイパス通路33に介装された伸び側ロータ
リバルブ37のポジションに応じた値となる。即ち、ロ
ータリバルブ37のバルブ本体57がハウジング56の
貫通孔61を閉塞するポジションに設定されれば、伸び
側バイパス通路33を作動液が通過しなくなって伸び側
リーフバルブ9での発生減衰力が最大になり、バルブ本
体57のオリフィスa,b,cを貫通孔61に臨ませる
ポジションに設定されれば、そのオリフィスa,b,c
の開口面積に応じた量の作動液が伸び側バイパス通路3
3を通過することとなって、伸び側リーフバルブ9での
発生減衰力は選択ポジションに応じた値となる。
ため、図1に示すように、ピストンロッド7に伸び側の
大きな荷重が加えられると、シリンダ3内の上部室4が
高圧になり、上部室4から伸び側リーフバルブ9を通っ
て下部室に流入する流れと、上部室4から伸び側バイパ
ス通路33(環状路34→横孔44→貫通孔49a→環
状路53→貫通孔49b→第1横孔51→伸び側ロータ
リバルブ37→第1縦孔→溝44)を通ってリザーバ3
に流入する流れが生じ、さらにこれと同時に、シリンダ
2からピストンロッド7が退出した分の容積を補償する
ようにリザーバ3からチェックバルブ12を通って下部
室5に流入する流れが生じる(同図中の矢印参照。)。
このとき、伸び側リーフバルブ9が通過する作動液に流
通抵抗を付与して減衰力を発生するが、この発生減衰力
は、伸び側バイパス通路33に介装された伸び側ロータ
リバルブ37のポジションに応じた値となる。即ち、ロ
ータリバルブ37のバルブ本体57がハウジング56の
貫通孔61を閉塞するポジションに設定されれば、伸び
側バイパス通路33を作動液が通過しなくなって伸び側
リーフバルブ9での発生減衰力が最大になり、バルブ本
体57のオリフィスa,b,cを貫通孔61に臨ませる
ポジションに設定されれば、そのオリフィスa,b,c
の開口面積に応じた量の作動液が伸び側バイパス通路3
3を通過することとなって、伸び側リーフバルブ9での
発生減衰力は選択ポジションに応じた値となる。
【0025】一方、図9に示すように、ピストンロッド
7に縮み側の大きな荷重が加えられると、シリンダ2内
の下部室5が高圧になり、下部室5から縮み側補助リー
フバルブ35を通って上部室4に流入する流れと、下部
室5から縮み側リーフバルブ11を通ってリザーバ3に
流入する流れと、下部室5から縮み側バイパス通路36
(孔46a,48a→中心穴29→第2横孔54→縮み
側ロータリバルブ38→第2縦孔70→伸び側ロータリ
バルブ37の環状溝62→第1縦孔69→溝44)を通
ってリザーバ3に流入する流れが生じ(同図中の矢印参
照。)、このとき、縮み側リーフバルブ11と縮み側補
助リーフバルブ35が縮み側ロータリバルブ38のポジ
ションに応じた減衰力を発生する。即ち、縮み側ロータ
リバルブ38は、上述の伸び側ロータリバルブ37と同
様に、縮み側バイパス通路36を通過する作動液の流量
を、バルブ本体57の回動位置(ポジション)に応じた
ものに設定するため、縮み側リーフバルブ11と縮み側
補助リーフバルブ35での発生減衰力は選択ポジション
に応じたものとなる。
7に縮み側の大きな荷重が加えられると、シリンダ2内
の下部室5が高圧になり、下部室5から縮み側補助リー
フバルブ35を通って上部室4に流入する流れと、下部
室5から縮み側リーフバルブ11を通ってリザーバ3に
流入する流れと、下部室5から縮み側バイパス通路36
(孔46a,48a→中心穴29→第2横孔54→縮み
側ロータリバルブ38→第2縦孔70→伸び側ロータリ
バルブ37の環状溝62→第1縦孔69→溝44)を通
ってリザーバ3に流入する流れが生じ(同図中の矢印参
照。)、このとき、縮み側リーフバルブ11と縮み側補
助リーフバルブ35が縮み側ロータリバルブ38のポジ
ションに応じた減衰力を発生する。即ち、縮み側ロータ
リバルブ38は、上述の伸び側ロータリバルブ37と同
様に、縮み側バイパス通路36を通過する作動液の流量
を、バルブ本体57の回動位置(ポジション)に応じた
ものに設定するため、縮み側リーフバルブ11と縮み側
補助リーフバルブ35での発生減衰力は選択ポジション
に応じたものとなる。
【0026】尚、ピストン6の縮み作動時には、下部室
5の作動液が縮み側補助リーフバルブ35を介して上部
室4に流入するようになっているため、ピストン6の縮
み作動時に上部室4の圧力が急増することがなく、その
ため、ピストン6の縮み作動時に上部室4の作動液が伸
び側バイパス通路33を通ってリザーバ3に流出するこ
とはない。したがって、縮み側の発生減衰力は伸び側ロ
ータリバルブ37の設定に影響を受けることなく、縮み
側ロータリバルブ38のみによって独立して設定するこ
とができる。また、縮み側リーフバルブ11と縮み側補
助リーフバルブ35は、ピストン6の縮み作動時にリザ
ーバ3の作動液が伸び側バイパス通路33を通って上部
室4に流入することのないように各減衰抵抗が設定され
ており、チェックバルブ12は、ピストン6の伸び作動
時にリザーバ3の作動液が縮み側バイパス通路36を通
って下部室5に流入することのないように充分に低い開
弁圧に設定されている。
5の作動液が縮み側補助リーフバルブ35を介して上部
室4に流入するようになっているため、ピストン6の縮
み作動時に上部室4の圧力が急増することがなく、その
ため、ピストン6の縮み作動時に上部室4の作動液が伸
び側バイパス通路33を通ってリザーバ3に流出するこ
とはない。したがって、縮み側の発生減衰力は伸び側ロ
ータリバルブ37の設定に影響を受けることなく、縮み
側ロータリバルブ38のみによって独立して設定するこ
とができる。また、縮み側リーフバルブ11と縮み側補
助リーフバルブ35は、ピストン6の縮み作動時にリザ
ーバ3の作動液が伸び側バイパス通路33を通って上部
室4に流入することのないように各減衰抵抗が設定され
ており、チェックバルブ12は、ピストン6の伸び作動
時にリザーバ3の作動液が縮み側バイパス通路36を通
って下部室5に流入することのないように充分に低い開
弁圧に設定されている。
【0027】さらにまた、ピストンロッド7に加えられ
る荷重が小さく、ピストン6の移動速度が遅い場合に
は、各ロータリバルブ37,38のリリーフ機構59が
貫通孔60を閉じているため、ロータリバルブ37,3
8のポジションの設定にかかわりなく、バイパス通路3
3,36を作動液が通過しなくなり、ロータリバルブ3
7,38を小減衰力に設定した場合であっても確実にリ
ーフバルブ9,11,35で減衰力を発生することがで
きる。
る荷重が小さく、ピストン6の移動速度が遅い場合に
は、各ロータリバルブ37,38のリリーフ機構59が
貫通孔60を閉じているため、ロータリバルブ37,3
8のポジションの設定にかかわりなく、バイパス通路3
3,36を作動液が通過しなくなり、ロータリバルブ3
7,38を小減衰力に設定した場合であっても確実にリ
ーフバルブ9,11,35で減衰力を発生することがで
きる。
【0028】ここで、この液圧緩衝器においては、伸び
側ロータリバルブ37と縮み側ロータリバルブ38の各
操作部35がボトム部材8の外周上の同一位置に上下に
揃えて配設されているため、自動車にサスペンションと
して搭載したときに、両ロータリバルブ37,38の充
分な操作スペースを容易に確保することができる。した
がって、両ロータリバルブ37,38の車両搭載時にお
ける操作性を確実に向上させることができる。
側ロータリバルブ37と縮み側ロータリバルブ38の各
操作部35がボトム部材8の外周上の同一位置に上下に
揃えて配設されているため、自動車にサスペンションと
して搭載したときに、両ロータリバルブ37,38の充
分な操作スペースを容易に確保することができる。した
がって、両ロータリバルブ37,38の車両搭載時にお
ける操作性を確実に向上させることができる。
【0029】また、この液圧緩衝器の場合、両ロータリ
バルブ37,38の流入部(貫通孔60)をバルブ本体
57の内側に、流出部(61)をバルブ本体57の外周
側に夫々揃えて設定すると共に、伸び側ロータリバルブ
37の環状溝62と溝44を連通する第1縦孔69と、
縮み側ロータリバルブ38の環状溝62と伸び側ロータ
リバルブ37の環状溝62を連通する第2縦孔70とを
同一直線上に配置しているため、伸び側バイパス通路3
3の一部を構成する第1縦孔69を、縮み側バイパス通
路36の縮み側ロータリバルブ後流側の流路として共用
することができて流路自体が簡素になるうえ、製造時
に、第1縦孔69と第2縦孔70とを一度の切削作業で
同時に形成できるようになる。したがって、ボトム部材
8の流路を容易に形成できるようになり、製造コストの
大幅な削減が可能となる。
バルブ37,38の流入部(貫通孔60)をバルブ本体
57の内側に、流出部(61)をバルブ本体57の外周
側に夫々揃えて設定すると共に、伸び側ロータリバルブ
37の環状溝62と溝44を連通する第1縦孔69と、
縮み側ロータリバルブ38の環状溝62と伸び側ロータ
リバルブ37の環状溝62を連通する第2縦孔70とを
同一直線上に配置しているため、伸び側バイパス通路3
3の一部を構成する第1縦孔69を、縮み側バイパス通
路36の縮み側ロータリバルブ後流側の流路として共用
することができて流路自体が簡素になるうえ、製造時
に、第1縦孔69と第2縦孔70とを一度の切削作業で
同時に形成できるようになる。したがって、ボトム部材
8の流路を容易に形成できるようになり、製造コストの
大幅な削減が可能となる。
【0030】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明は、伸び
側、縮み側の各バイパス通路の開口面積を調整する伸び
側ロータリバルブと縮み側ロータリバルブとを、ボトム
部材の軸方向に上下に並べて配置すると共に、両ロータ
リバルブの流入部を各円筒体の内側に、流出部を各円筒
体の外周側に夫々揃えて設定し、さらに、伸び側ロータ
リバルブの流出部の外周域に環状溝を設け、伸び側バイ
パス通路を構成する伸び側ロータリバルブ後流側の流路
の少なくとも一部を前記環状溝からボトム部材の軸方向
に延出させて形成し、その一方で、縮み側バイパス通路
を構成する縮み側ロータリバルブ後流側の流路を、前記
伸び側ロータリバルブ後流側の流路と同一直線上で前記
環状溝に連通するように形成して、前記伸び側ロータリ
バルブ後流側の流路を、縮み側バイパス通路の前記環状
溝以後の流路として共用したため、ボトム部材の流路全
体が簡素化されると共に、縮み側バイパス通路の縮み側
ロータリバルブ後流側の流路と、伸び側バイパス通路の
伸び側ロータリバルブ後流側の流路とを、一回の孔あけ
作業によって同時に形成できるようになる。したがっ
て、ボトム部材の難しい流路成形を必要とせずに、伸び
側ロータリバルブの操作部と縮み側のロータリバルブの
操作部とをボトム部材外周上の同一位置に配置すること
ができることから、製造コストの増加を招くことなく、
車両搭載時における両ロータリバルブの操作性を確実に
向上させることができる また、請求項2の発明は、さらにピストンに設けられる
弁体を、ピストンの縮み作動時に下部室と上部室との圧
力差に応じた減衰力を発生する縮み側減衰力発生弁と
し、ピストンの縮み作動時に伸び側バイパス通路を作動
液が流動することのないようにしたため、縮み側の発生
減衰力を、伸び側ロータリバルブに影響を受けることな
く、縮み側ロータリバルブのみによって正確に設定調整
することができる。
側、縮み側の各バイパス通路の開口面積を調整する伸び
側ロータリバルブと縮み側ロータリバルブとを、ボトム
部材の軸方向に上下に並べて配置すると共に、両ロータ
リバルブの流入部を各円筒体の内側に、流出部を各円筒
体の外周側に夫々揃えて設定し、さらに、伸び側ロータ
リバルブの流出部の外周域に環状溝を設け、伸び側バイ
パス通路を構成する伸び側ロータリバルブ後流側の流路
の少なくとも一部を前記環状溝からボトム部材の軸方向
に延出させて形成し、その一方で、縮み側バイパス通路
を構成する縮み側ロータリバルブ後流側の流路を、前記
伸び側ロータリバルブ後流側の流路と同一直線上で前記
環状溝に連通するように形成して、前記伸び側ロータリ
バルブ後流側の流路を、縮み側バイパス通路の前記環状
溝以後の流路として共用したため、ボトム部材の流路全
体が簡素化されると共に、縮み側バイパス通路の縮み側
ロータリバルブ後流側の流路と、伸び側バイパス通路の
伸び側ロータリバルブ後流側の流路とを、一回の孔あけ
作業によって同時に形成できるようになる。したがっ
て、ボトム部材の難しい流路成形を必要とせずに、伸び
側ロータリバルブの操作部と縮み側のロータリバルブの
操作部とをボトム部材外周上の同一位置に配置すること
ができることから、製造コストの増加を招くことなく、
車両搭載時における両ロータリバルブの操作性を確実に
向上させることができる また、請求項2の発明は、さらにピストンに設けられる
弁体を、ピストンの縮み作動時に下部室と上部室との圧
力差に応じた減衰力を発生する縮み側減衰力発生弁と
し、ピストンの縮み作動時に伸び側バイパス通路を作動
液が流動することのないようにしたため、縮み側の発生
減衰力を、伸び側ロータリバルブに影響を受けることな
く、縮み側ロータリバルブのみによって正確に設定調整
することができる。
【図1】本発明の一つ実施の形態を示す模式断面図。
【図2】同形態を示す断面図。
【図3】同形態を示す図2のA矢視図。
【図4】同形態を示す図2のB部分の拡大断面図。
【図5】同形態を示す図2のC部分の拡大断面図。
【図6】同形態を示す図5のE−E線に沿う断面図。
【図7】同形態を示す図5のF−F線に沿う断面図。
【図8】同形態を示す図2のD部分の拡大断面図。
【図9】同形態を示す模式断面図。
【図10】従来の技術を示す模式断面図。
【図11】同技術を示す模式断面図。
【図12】車両のフロントサスペンション部分の斜視
図。
図。
【図13】従来の技術を示す模式断面図。
2…シリンダ、 3…リザーバ、 4…上部室、 5…下部室、 6…ピストン、 7…ピストンロッド、 8…ボトム部材、 9…伸び側リーフバルブ(伸び側減衰力発生弁)、 11…縮み側リーフバルブ(縮み側減衰力発生弁)、 12…チェックバルブ、 33…伸び側バイパス通路、 35…縮み側補助リーフバルブ(弁体、縮み側減衰力発
生弁)、 36…縮み側バイパス通路、 37…伸び側ロータリバルブ、 38…縮み側ロータリバルブ、 55…操作部、 57…バルブ本体(円筒体)、 60…貫通孔(流入部)、 61…貫通孔(流出部)、 62…環状溝、 69…第1縦孔(伸び側ロータリバルブ後流側の流
路)、 70…第2縦孔(縮み側ロータリバルブ後流側の流
路)、 a,b,c…オリフィス。
生弁)、 36…縮み側バイパス通路、 37…伸び側ロータリバルブ、 38…縮み側ロータリバルブ、 55…操作部、 57…バルブ本体(円筒体)、 60…貫通孔(流入部)、 61…貫通孔(流出部)、 62…環状溝、 69…第1縦孔(伸び側ロータリバルブ後流側の流
路)、 70…第2縦孔(縮み側ロータリバルブ後流側の流
路)、 a,b,c…オリフィス。
Claims (2)
- 【請求項1】 作動液が充填されたシリンダと、このシ
リンダとの間で作動液の流動が為されるリザーバと、前
記シリンダに摺動自在に嵌入されてその内部を上部室と
下部室とに画成するピストンと、このピストンに結合さ
れてピストンと共にシリンダ内を入出するピストンロッ
ドと、前記ピストンに設けられてピストンの伸び作動時
に上部室と下部室との圧力差に応じた減衰力を発生する
伸び側減衰力発生弁と、前記ピストンに設けられてピス
トンの縮み作動時に下部室から上部室への作動液の流入
を許容する弁体と、シリンダ下端のボトム部材に設けら
れてピストンの伸び作動時にリザーバから下部室への作
動液の流入を許容するチェックバルブと、前記ボトム部
材に設けられてピストンの縮み作動時に下部室とリザー
バとの圧力差に応じた減衰力を発生する縮み側減衰力発
生弁と、前記上部室からボトム部材を通って下部室また
はリザーバに至る伸び側バイパス通路と、この伸び側バ
イパス通路に介装されてその通路開口面積を外部から調
整する伸び側ロータリバルブと、前記下部室からボトム
部材を通ってリザーバに至る縮み側バイパス通路と、こ
の縮み側バイパス通路に介装されてその通路開口面積を
外部から調整する縮み側ロータリバルブと、を備えた自
動車用サスペンションの液圧緩衝器であって、前記両ロ
ータリバルブが、外周にオリフィスを有する回転可能な
円筒体を備えると共に、その円筒体が前記ボトム部材の
径方向に沿い、操作部がボトム部材の外周面に露出する
ように配設されたものにおいて、 前記伸び側ロータリバルブと縮み側ロータリバルブと
を、ボトム部材の軸方向に上下に並べて配置すると共
に、両ロータリバルブの流入部を各円筒体の内側に、流
出部を各円筒体の外周側に夫々揃えて設定し、さらに、
伸び側ロータリバルブの流出部の外周域に環状溝を設
け、伸び側バイパス通路を構成する伸び側ロータリバル
ブ後流側の流路の少なくとも一部を前記環状溝からボト
ム部材の軸方向に延出させて形成し、その一方で、縮み
側バイパス通路を構成する縮み側ロータリバルブ後流側
の流路を、前記伸び側ロータリバルブ後流側の流路と同
一直線上で前記環状溝に連通するように形成して、前記
伸び側ロータリバルブ後流側の流路を、縮み側バイパス
通路の前記環状溝以後の流路として共用したことを特徴
とする自動車用サスペンションの液圧緩衝器。 - 【請求項2】 ピストンに設けられる前記弁体を、ピス
トンの縮み作動時に下部室と上部室との圧力差に応じた
減衰力を発生する縮み側減衰力発生弁としたことを特徴
とする自動車用サスペンションの液圧緩衝器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7268342A JPH09112620A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 自動車用サスペンションの液圧緩衝器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7268342A JPH09112620A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 自動車用サスペンションの液圧緩衝器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09112620A true JPH09112620A (ja) | 1997-05-02 |
Family
ID=17457216
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7268342A Pending JPH09112620A (ja) | 1995-10-17 | 1995-10-17 | 自動車用サスペンションの液圧緩衝器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09112620A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003222177A (ja) * | 2002-01-31 | 2003-08-08 | Kayaba Ind Co Ltd | フロントフォーク |
| JP2009127760A (ja) * | 2007-11-26 | 2009-06-11 | Kayaba Ind Co Ltd | 緩衝器 |
| WO2012071764A1 (en) * | 2010-11-29 | 2012-06-07 | Beijing West Industries Co., Ltd. | Hydraulic damper assembly |
| JP6807490B1 (ja) * | 2020-04-27 | 2021-01-06 | 株式会社ショーワ | 減衰力発生装置 |
| EP4325081A1 (de) * | 2022-07-12 | 2024-02-21 | Günther Zimmer | Ventilbaugruppe und feder-dämpfer-system mit ventilbaugruppe |
| CN121251726A (zh) * | 2025-12-02 | 2026-01-02 | 浙江绿嘉壹智能悬架有限公司 | 一种自调阻尼减震器 |
-
1995
- 1995-10-17 JP JP7268342A patent/JPH09112620A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003222177A (ja) * | 2002-01-31 | 2003-08-08 | Kayaba Ind Co Ltd | フロントフォーク |
| JP2009127760A (ja) * | 2007-11-26 | 2009-06-11 | Kayaba Ind Co Ltd | 緩衝器 |
| WO2012071764A1 (en) * | 2010-11-29 | 2012-06-07 | Beijing West Industries Co., Ltd. | Hydraulic damper assembly |
| CN102686902A (zh) * | 2010-11-29 | 2012-09-19 | 北京京西重工有限公司 | 液压减振器组件 |
| US8813923B2 (en) | 2010-11-29 | 2014-08-26 | Beijingwest Industries, Co. Ltd. | Hydraulic damper assembly |
| EP2521867A4 (en) * | 2010-11-29 | 2017-06-21 | BeijingWest Industries Co. Ltd. | Hydraulic damper assembly |
| JP6807490B1 (ja) * | 2020-04-27 | 2021-01-06 | 株式会社ショーワ | 減衰力発生装置 |
| WO2021220325A1 (ja) * | 2020-04-27 | 2021-11-04 | 日立Astemo株式会社 | 減衰力発生装置 |
| EP4325081A1 (de) * | 2022-07-12 | 2024-02-21 | Günther Zimmer | Ventilbaugruppe und feder-dämpfer-system mit ventilbaugruppe |
| CN121251726A (zh) * | 2025-12-02 | 2026-01-02 | 浙江绿嘉壹智能悬架有限公司 | 一种自调阻尼减震器 |
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