JPH0911263A - 加飾成形品の製造方法 - Google Patents

加飾成形品の製造方法

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JPH0911263A
JPH0911263A JP7165683A JP16568395A JPH0911263A JP H0911263 A JPH0911263 A JP H0911263A JP 7165683 A JP7165683 A JP 7165683A JP 16568395 A JP16568395 A JP 16568395A JP H0911263 A JPH0911263 A JP H0911263A
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JP
Japan
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weight
resin
molding material
decorative sheet
mold
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Pending
Application number
JP7165683A
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English (en)
Inventor
Natsuki Morishita
夏樹 森下
Toshimitsu Tsuji
敏充 辻
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本発明による加飾成形品の製造方法は、金型
内に加飾シートと熱硬化性成形材料を重ねて配し、金型
を締めて加熱圧縮成形を行うに当たり、熱硬化性成形材
料として、熱硬化性樹脂、および、樹脂分100重量部
に対して1.8〜3.5重量部、好ましくは2.0〜
3.0重量部の酸化マグネシウムを含有したものを用い
ることを特徴とするものである。酸化マグネシウムとし
ては平均粒径0.01〜100μmの粉末状のものが好
ましい。 【効果】 加飾シートの縁部上面への樹脂流れ込みによ
る不良をなくすることができる。したがって、従来品の
ように、人手と時間を要する不良品の修正作業が必要な
くなり、トータルコストを低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型内に加飾シートと
熱硬化性成形材料を重ねて配し、加熱圧縮成形を行うこ
とによって、加飾シートと成形材料を一体化させて、加
飾シートによって所望の模様ないしは色彩を発現した加
飾成形品を製造する方法に関する。
【0002】こうして得られた加飾成形品は、浴槽、浴
槽用壁材、防水パン、カウンター等、表面に模様ないし
は色彩を有する製品に好適に使用される。
【0003】
【従来の技術】従来、FRP(ガラス繊維強化プラスチ
ック)の分野、特にFRP製バスタブ、バスユニット床
等の生産においては、ハンドレイアップ成形法、あるい
はスプレーアップ成形法と言われる方式が広く採用され
て来たが、これらの方法は一個の製品を生産するのに長
い時間と多くの工数を必要とした。そこで、これらの生
産性を格段に改良するものとして、シート・モールディ
ング・コンパウンド(以下、SMCと略す)またはバル
ク・モールディング・コンパウンド(以下、BMCと略
す)等の熱硬化性成形材料が開発され、これを用いた加
熱圧縮成形法が現在広く採用されている。例えば、「複
合材料技術集成(牧広、島村昭治編、昭和51年2月1
5日(株)産業技術センター発行)」には、樹脂分10
0重量部に対して酸化マグネシウム0.1〜1重量部を
配合して増粘させSMCを製造し、これを用いて圧縮成
形を行い成形品を得る方法が開示されている。
【0004】しかしながら、熱硬化性成形材料だけを用
いたSMCあるいはBMCの加熱圧縮成形では、得られ
た成形品は、成形品全体の色が単一色に限られたものと
なり、例えば赤なら成形品全体が赤色のものしか生産で
きず、模様および色彩の自由度が狭められるという難点
がある。勿論、成型品に印刷、塗装等の後加工を施せ
ば、適宜模様ないしは色彩を付加することは可能である
が、この場合には複雑な後加工の工程を付け加える必要
があり、生産性がいっそう低下する。
【0005】そこで、これらのFRP製品を加飾する方
法として、成型品に所望の模様を発現するための加飾シ
ートを用いる方法が提案されている。例えば、ガラスク
ロス、ガラスマット、不織布、織布等の基材に所望の模
様柄を印刷してなる加飾シートをSMCに重ねて金型内
に配し、加熱圧縮成形を行うことによって、加飾シート
と成形材料を一体化させて成形品を加飾する方法が提案
されている。例えば、、特開平5−285973号公報
には、所望の模様柄を印刷したチタン紙に熱硬化性樹脂
を含浸させてなる加飾シートの上にSMCを重ねて加熱
圧縮成形を行い、加飾成形品を得る方法提案示されてい
る。
【0006】しかしながら、上記のような加熱圧縮方法
においては、成形材料に積層する加飾シート材料の開発
のみに力点が置かれ、基材たる成形材料としては従来の
ものをそのまま用いることを前提としており、成形材料
の改良を試みることにより製造プロセスを改良しようと
する検討は、そもそもなされていなかった。
【0007】すなわち、上記のような加熱圧縮方法で
は、基材たる成形材料として、樹脂分100重量部に対
して増粘剤として酸化マグネシウムを0.1〜1重量部
配合したような従来のSMCがそのまま用いられてい
た。
【0008】ここで、成形材料中に含まれる酸化マグネ
シウムの量が少なすぎると、樹脂組成物が十分に増粘し
ないのでSMCがべとついて作業性が低下し、逆にこの
量が多すぎると、配合初期の粘度が高くなるため樹脂組
成物の混合およびガラス繊維への含浸工程に長い時間が
必要となり、この混合および含浸工程の時間が短いと、
分散不良を起こして得られた成形品が耐熱水性等に劣る
ものとなる。そのため、上記のような配合割合でSMC
が製造されていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような加熱圧縮成形方法においては、成形時に、熱硬化
性成形材料の溶融物がその上に積層された加飾シートの
縁部からシート上面に回り込んで加飾部を汚すという問
題がある。このため、上記方法においては、成形後、得
られた成形品の汚れを隠す修正を施し、修正品を製品と
している。しかし、この修正作業は、手作業により塗装
を施して乾燥する等、人手と時間を要するものであり、
トータルとして非常にコストが高くなるという欠点を有
する。
【0010】本発明は上記欠点を解消すべくなされたも
のであり、自在な模様、色等のデザインを有する加飾シ
ート積層成形品を成形するに際し、繁雑な修正作業を必
要とするような樹脂流れ込み不良のない加飾成形品を製
造することができる方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による加飾成形品
の製造方法は上記目的を達成すべく工夫されたものであ
り、金型内に加飾シートと熱硬化性成形材料を重ねて配
し、金型を締めて加熱圧縮成形を行うに当たり、熱硬化
性成形材料として、熱硬化性樹脂、および、樹脂分10
0重量部に対して1.8〜3.5重量部の酸化マグネシ
ウムを含有したものを用いることを特徴とするものであ
る。
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。まず、加
飾シートについて説明する。本発明に用いる加飾シート
とは、着色または印刷した紙、布、不織布、ガラスマッ
ト、ガラスクロス等をいう。この加飾シートには、適
宜、熱硬化性樹脂組成物を含浸させることができる。熱
硬化性樹脂組成物を含浸させた場合には、型内にてこれ
が硬化し、硬質で耐久性等に優れる加飾表面を得ること
ができる。
【0013】上記紙としては、従来公知の各種のものが
用いられる。具体的には、薄様紙、チタン紙、新聞巻き
取り紙、上質紙、中質紙、更紙、グラビア用紙、アート
紙、コート紙、筆記用紙、図画用紙等が使用可能であ
る。また、その印刷方法としても従来公知の各種方法が
適用可能であり、具体的には、グラビア印刷方式、グラ
ビア・オフセット印刷方式、シルクスクリーン印刷方
式、凸版印刷方式、オフセット印刷方式等がある。ま
た、着色方法としても従来公知の各種方法が適用可能で
あり、具体的には抄造時に顔料等を混ぜ込む方法、抄造
時にインクを染み込ませる方法、絵の具や塗料を塗布す
る方法等がある。
【0014】上記布としては、従来公知の各種のものが
用いられる。具体的には、絹、麻、木綿等の天然繊維、
レーヨン繊維等の再生繊維、ポリエステル繊維、ナイロ
ン繊維、アクリル繊維等の合成繊維等を織成してなるも
のが使用可能である。また、その印刷方法としても従来
公知の各種方法が適用可能であり、具体的には、グラビ
ア印刷方式、グラビア・オフセット印刷方式、シルクス
クリーン印刷方式、凸版印刷方式、オフセット印刷方式
等がある。また、着色方法としても従来公知の各種方法
が適用可能であり、具体的には繊維を染料にて着色した
ものを用いて織成する方法、織成後に布にインク等を染
み込ませる方法、絵の具や塗料を布に塗布する方法等が
ある。
【0015】上記不織布としては、従来公知の各種のも
のが用いられる。具体的には、絹、麻、木綿、羊毛等の
天然繊維、レーヨン繊維等の再生繊維、ポリエステル繊
維、ナイロン繊維、アクリル繊維等の合成繊維等を化学
的、熱的に、接着あるいは繊維同士の溶着等を利用して
布状としたものが使用可能である。また、その印刷方法
としても従来公知の各種方法が適用可能であり、具体的
には、グラビア印刷方式、グラビア・オフセット印刷方
式、シルクスクリーン印刷方式、凸版印刷方式、オフセ
ット印刷方式等がある。また、着色方法としても従来公
知の各種方法が適用可能であり、具体的には繊維を染料
にて着色したものを用いて布状にする方法、繊維を布状
とした後にインクを染み込ませる方法、絵の具や塗料を
不織布に塗布する方法等がある。
【0016】上記ガラスマットとしては、ガラス繊維に
接着剤(バインダー)を用いて化学的に接着させたり、
ガラス繊維を堆積させた後パンチングしてマット状とし
たものが使用可能である。また、その印刷方法としても
従来公知の各種方法が適用可能であり、具体的には、グ
ラビア印刷方式、グラビア・オフセット印刷方式、シル
クスクリーン印刷方式、凸版印刷方式、オフセット印刷
方式等がある。また、着色方法としても従来公知の各種
方法が適用可能であり、具体的には繊維を染料にて着色
したものを用いてマット状にする方法、織成後にインク
等をガラスマットに染み込ませる方法、絵の具や塗料を
ガラスマットに塗布する方法等がある。
【0017】上記ガラスクロスとしては、ガラス繊維を
織成してなる従来公知のものが使用可能である。また、
その印刷方法としても従来公知の各種方法が適用可能で
あり、具体的には、グラビア印刷方式が、グラビア・オ
フセット印刷方式、シルクスクリーン印刷方式、凸版印
刷方式、オフセット印刷方式等がある。また、着色方法
としても従来公知の各種方法が適用可能であり、具体的
には繊維を染料にて着色したものを用いて織成する方
法、織成後にガラスクロスにインク等を染み込ませる方
法、絵の具や塗料をガラスクロスに塗布する方法等があ
る。
【0018】ここで、着色または印刷の態様としては、
単一色に彩色しても構わないし、複数色を用いて模様等
図柄を形成させても構わない。即ち、目的に応じて、自
在な模様ないしは色彩を適用することが可能である。
【0019】本発明において、加飾シートに熱硬化性樹
脂組成物を含浸させる場合には、熱硬化性樹脂組成物と
しては、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシアクリレー
ト樹脂、ウレタンアクリレート樹脂、ジアリルフタレー
ト樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂等の各種熱硬化
性樹脂を主成分とする組成物が使用可能である。
【0020】上記不飽和ポリエステル樹脂は、公知慣用
の方法により、通常、有機ポリオールと、脂肪族不飽和
ポリカルボン酸と、さらに必要に応じて脂肪族飽和ポリ
カルボン酸および/または芳香族ポリカルボン酸等とか
ら製造される。
【0021】上記不飽和ポリエステル樹脂の製造に用い
られる有機ポリオールの例としてはジオール、トリオー
ル、テトラオールおよびそれらの混合物が挙げられる。
有機ポリオールは主として脂肪族ポリオールと芳香族ポ
リオールとに分けられ、このうち脂肪族ポリオールの代
表的なものには、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、ジブロムネオペンチルグ
リコール、ヘキサメチレングリコール、トリメチロール
プロパン、水素化ビスフェノールA等があり、また芳香
族ポリオールの代表的なものとしては、ビスフェノール
AまたはビスフェノールSあるいはこれらのビスフェノ
ールAまたはビスフェノールSにエチレンオキシド、プ
ロピレンオキシドもしくはブチレンオキシドのような脂
肪族オキシラン化合物を、一分子中に平均1〜20個の
範囲で付加させて得られるポリオキシアルキレンビスフ
ェノールAまたはポリオキシアルキレンビスフェノール
S等がある。
【0022】また、上記不飽和ポリエステル樹脂の製造
に用いられる脂肪族不飽和ポリカルボン酸としては(無
水)マレイン酸、フマル酸、(無水)イタコン酸等が例
示される。
【0023】また、前記不飽和ポリエステル樹脂の製造
に用いられる脂肪族不飽和ポリカルボン酸としてはセバ
チン酸、アジピン酸、(無水)コハク酸等が例示され
る。
【0024】また、前記不飽和ポリエステル樹脂の製造
に用いられる芳香族ポリカルボン酸としては(無水)フ
タル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、メチルテトラヒ
ドロ無水フタル酸、エンドメチレンテトラヒドロ無水フ
タル酸等が例示される。
【0025】上記エポキシアクリレート樹脂は、これも
また公知慣用の方法により、通常、エポキシ樹脂と、
(メタ)アクリル酸等の反応性二重結合を持つモノカル
ボン酸とから製造される。
【0026】また、前記エポキシアクリレート樹脂の製
造に用いられるエポキシ樹脂としては、これもまた公知
慣用の方法によりエピクロルヒドリンおよびビスフェノ
ールAから製造されるビスフェノールA型エポキシ樹
脂、エピクロルヒドリンおよび臭素化ビスフェノールA
から製造される臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹
脂、フェノールノボラックまたはオルトクレゾールノボ
ラックをグリシジルエーテル化して製造されるノボラッ
ク型エポキシ樹脂、各種アミンとエピクロルヒドリンを
反応させて得られるグリシジルアミン型エポキシ樹脂
(テトラグリシジルメタキシレンジアミン、テトラグリ
シジル−1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、テ
トラグリシジルジアミノジフェニルメタン、トリグリシ
ジル−p−アミノフェノール、トリグリシジル−m−ア
ミノフェノール、ジグリシジルアニリン、ジグリシジル
オルトトルイジン等)等が例示される。
【0027】上記ウレタンアクリレート樹脂は、通常、
アルキレンジオール、アルキレンジオールエステル、ア
ルキレンジオールエーテル、ポリエーテルポリオールま
たはポリエステルポリオール等の有機ポリオールに有機
ポリイソシアネートを反応させ、さらにヒドロキシアル
キル(メタ)アクリレートを反応させて製造される。
【0028】また、前記ウレタンアクリレート樹脂の製
造に用いられるポリオールとしては、アルキレンジオー
ルとして例えばエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ジエチレングリコール、ジイソプロピレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ブタンジオール等が、ポリエーテルポリオールと
してはポリオキシメチレン、ポリエチレンオキサイド、
ポリプロピレンオキサイド等が、ポリエステルポリオー
ルとしてはアルキレンジオール等の有機ポリオールおよ
びポリカルボン酸の縮合化合物等がそれぞれ例示され
る。
【0029】また、前記ウレタンアクリレート樹脂の製
造に用いられるポリイソシアネートとしてはトリレンジ
イソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ポリメ
チレンポリフェニルジイソシアネート等が例示される。
【0030】また、前記ウレタンアクリレート樹脂の製
造に用いられるヒドロキシルアルキル(メタ)アクリレ
ートとしては通常ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ヒドロ
キシブチル(メタ)アクリレート等が例示され、ヒドロ
キシル基は通常アルキル基のベータ位の炭素に結合して
いる。アルキル基は通常8個までの炭素原子を含むこと
ができる。
【0031】上記ジアリルフタレート樹脂とは、ジアリ
ルフタレートモノマーを過酸化ベンゾイルの様な過酸化
物触媒の存在下で加熱、重合させてプレポリマー化させ
ることによって得られる。
【0032】上記メラミン樹脂は、メラミンとホルムア
ルデヒド樹脂を縮合させることによって得られる。
【0033】上記フェノール樹脂は、フェノールアルコ
ール類とホルマリンを反応させて得られる。フェノール
に対してホルムアルデヒドを過剰にして、アルカリ触媒
で反応させたレゾールタイプ、および、ホルムアルデヒ
ドを過剰にして、酸触媒にて反応させたノボラックタイ
プの2種類が汎用的である。
【0034】ここで、上記各種熱硬化性樹脂組成物に
は、必要に応じて、溶剤、モノマー等が添加される。例
えば、粘度の高い樹脂においては含浸性を改良するため
に溶剤等を加えて粘度を低下させる。また、反応性の低
い樹脂においては、モノマー等を添加して反応性を改良
することができる。なお、粘度を低下させるために溶剤
を用いる場合には、これが残存していると成形時に気泡
等の不良の原因となりやすいので、樹脂含浸後に、溶剤
を揮発乾燥させる工程が必要になる。
【0035】また、上記各種熱硬化性樹脂組成物には、
必要に応じて、各種充填剤、添加剤等を用いても良い。
具体的には、炭酸カルシウム等の充填剤、有機過酸化物
等の重合開始剤、パラベンゾキノン等の重合禁止剤、ス
テアリン酸亜鉛等の内部離型剤、防かび剤、防腐剤等が
適当量添加できる。
【0036】ここで、シート基材への樹脂の含浸量とし
ては、基材として、紙、布、不織布等有機系のものを用
いた場合には、おおよそ、含浸したシートの乾燥後の全
体の重量に対して20〜70重量%となるように配合さ
れることが好ましく、より好適には30〜60重量%で
ある。
【0037】またここで、基材として、ガラスクロス、
ガラスマット等無機系のものを用いた場合には、おおよ
そ、含浸したシートの乾燥後の全体の重量に対して10
〜50重量%となるように配合されることが好ましく、
より好適には20〜40重量%である。
【0038】シート基材への樹脂含浸は、従来公知の方
法により行うことができる。即ち、例えば、樹脂の入っ
た槽にシート基材を浸漬して樹脂を含浸し、ロール等で
基材を押圧して余分な樹脂を落とし、必要に応じて乾燥
炉において乾燥する方法、あるいは、ベルトの上でシー
ト基材を流して行き、その上に樹脂を載置し、ロールま
たはブレード等で基材を押圧して行く方法等がある。
【0039】つぎに、熱硬化性成形材料について説明す
る。本発明において、熱硬化性成形材料としては、従来
よりSMC、BMC等の各種熱硬化性成形材料として使
用されているものを用いることができる。
【0040】熱硬化性成形材料の調製例は、つぎのとお
りである。すなわち、熱硬化性樹脂として不飽和ポリエ
ステル樹脂、エポキシアクリレート樹脂、ウレタンアク
リレート樹脂等が用いられ、必要に応じて各種充填材、
補強材、添加剤等が加えられ、従来公知の方法により、
SMCあるいはBMC等の形態を持つ熱硬化性樹脂組成
物が調製される。
【0041】熱硬化性成形材料の調製に用いる熱硬化性
樹脂は、加飾シートの調製に用いるものと同じであって
よい。熱硬化性樹脂については、加飾シートの説明で詳
述した通りである。
【0042】本発明においては、成形材料として、酸化
マグネシウムにより増粘されたものを用いる。酸化マグ
ネシウムとしては通常は粉末状のものが用いられ、平均
粒径0.01〜100μmのものが好ましく、より好ま
しくは平均粒径0.1〜10μmの粉体が用いられる。
粒径が小さすぎるものはその樹脂中への均一分散が困難
になりやすく、粒子が大きすぎる場合には成形材料が均
一に増粘しにくく、いずれの場合も好ましくない。
【0043】用いる酸化マグネシウムの量は、樹脂分1
00重量部に対して、1.8〜3.5重量部であり、好
ましくは2.0〜3.3重量部であり、より好ましくは
2.2〜3.1重量部である。酸化マグネシウムの使用
量が少なすぎる場合には、充分な流れ込み改良効果が得
られにくく、逆に多すぎる場合には成形材料の粘度が高
くなりすぎて成形型内での流動性が不足し欠肉等の不良
を起こしやすいので、いずれの場合も好ましくない。
【0044】本明細書において、「樹脂分」とは、不飽
和ポリエステル等の熱硬化性樹脂や、必要に応じて低収
縮剤として添加される熱可塑性樹脂の他に、後述するス
チレンやメチルメタクリレート等の共重合性モノマーの
ように化学反応して樹脂となり得る成分をも含む総量を
意味する。
【0045】必要に応じて適当量添加する低収縮剤とし
ては、ポリ酢酸ビニル、ポリメチル(メタ)アクリレー
ト、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、酢
酸ビニル−スチレン共重合体、ポリブタジエン、飽和ポ
リエステル類、飽和ポリエーテル類等のような熱可塑性
樹脂が挙げられる。
【0046】またさらに成形材料には、通常、スチレ
ン、α−メチルスチレン、ジビニルベンゼン、ビニルト
ルエン、ジアリルフタレート、各種アクリレートモノマ
ー、各種メタクリレートモノマー等の重合性モノマーを
適当量加える。中でも、スチレンおよびメチルメタクリ
レートが価格および各種性能の点で優れるため、好適に
用いられる。
【0047】また、成形材料には、必要に応じて、ラジ
カル反応開始剤としての有機過酸化物を用いることがで
きる。具体的には例えば、メチルエチルケトンパーオキ
サイド等のケトンパーオキサイド類、イソブチリルパー
オキサイド等のジアシルパーオキサイド類、クメンハイ
ドロパーオキサイド等のハイドロパーオキサイド類、ジ
クミルパーオキサイド等のジアルキルパーオキサイド
類、ターシャリーブチルパーオキシ−2−エチルヘキサ
ノエート等のアルキルパーエステル類、ターシャリーブ
チルパーオキシイソプロピルカーボネート等のカーボネ
ート類、1,1−ジブチルパーオキシシクロヘキサン等
のパーオキシケタール類等があり、汎用的には、ターシ
ャリーブチルパーオキシベンゾエート、ターシャリーブ
チルパーオキシイソプロピルカーボネート等が使用可能
である。
【0048】また、上記熱可塑性樹脂を用いる場合に
は、その量としては、樹脂分のうち0.1〜30重量%
であることが好適であり、より好適には0.3〜20重
量%である。この使用量が多すぎる場合には、成形材料
の粘度が高くなるため、成形時に充分な流動性が得られ
にくく、逆に少なすぎる場合には充分な収縮改良効果が
得られにくく、いずれの場合も好ましくない。
【0049】また、上記各種共重合性モノマーを用いる
場合には、その量としては、樹脂分のうち1〜70重量
%であることが好適であり、より好適には3〜50重量
%である。この使用量が少なすぎる場合には、成形材料
の粘度が高くなるため、成形時に充分な流動性が得ら
ず、逆に多すぎる場合には、密着性が低下しやすく、い
ずれの場合も好ましくない。
【0050】また、上記有機過酸化物を用いる場合に
は、その量としては、反応性不飽和結合を持つ熱硬化性
樹脂および共重合性モノマーの和100重量部に対し
0.3〜5重量部が好適であり、より好適には0.5〜
3重量部である。この使用量が少ない場合には、成形材
料の硬化速度が遅くなり易く、また逆に多すぎる場合に
は、成形材料が硬化時に黄変しやすくなり、いずれの場
合も好ましくない。
【0051】さらに成形材料には、目的および用途に応
じて、適当量の無機充填材を加えることができる。使用
可能な無機充填材としては、以下のようなものがある。
すなわち、グラファイト、ダイヤモンド等の元素鉱物、
岩塩、カリ岩塩等のハロゲン化鉱物、炭酸カルシウム等
の炭酸塩鉱物、藍鉄鉱等のりん酸塩鉱物、カルノー石等
バナジン酸塩鉱物、重晶石(硫酸バリウム)、石膏(硫
酸カルシウム)等の硫酸塩鉱物、ほう砂等のほう酸塩鉱
物、灰チタン石等のチタン酸塩鉱物、雲母、タルク(滑
石)、葉ろう石、カオリン、石英、長石等のけい酸塩鉱
物、酸化チタン、鋼玉(酸化アルミニウム)、水酸化ア
ルミニウム等の金属(水)酸化物、(中空)ガラス球等
のガラス製品、等を中心とした天然または人工の鉱物ま
たはこれらを処理、精製あるいは加工したもの、および
それらの混合物が用いられる。
【0052】また、成形材料には、必要に応じて着色顔
料を適当量用いることができる。この着色顔料として
は、従来公知のものが用いられる。例えば、酸化チタ
ン、ベンジンイエロー、アンスラキノンイエロー、チタ
ンイエロー、ハンザイエロー、モリブデートオレンジ、
黄鉛、ジスアゾイエロー、ベンジンオレンジ、キナクリ
ドンレッド、キナクリドンマゼンダ、ナフトールバイオ
レット、クロムグリーン、フタロシアニングリーン、ア
ルカリブルー、コバルトブルー、フタロシアニンブル
ー、酸化鉄(ベンガラ)、銅アゾブラウン、アニリンブ
ラック、カーボンブラック、鉄黒、アルミニウムフレー
ク、ニッケル粉、金粉、銀粉等各種公知慣用のものが用
いられる。
【0053】中でも、酸化チタン、チタンイエロー、キ
ナクリドンレッド、キナクリドンマゼンダ、フタロシア
ニンブルー、酸化鉄(ベンガラ)、カーボンブラック、
鉄黒、アルミニウムフレーク等が、成形材料の硬化性等
への影響が少ないため、好適に用いられる。
【0054】ここで、成形材料に用いる着色顔料の添加
量としては樹脂分100重量部に対して、1〜100重
量部とすることが好ましく、より好ましくは3〜50重
量部である。また、無機充填材の添加量としては、樹脂
分100重量部に対して、0〜300重量部とすること
が好ましく、より好ましくは0〜250重量部である。
また、着色顔料と無機充填材の総量は、30〜320重
量部添加されるのが好ましく、より好ましくは40〜2
00重量部となる様に調節される。無機充填材、着色顔
料の添加量が、少なすぎる場合には充分な隠蔽性が得ら
れにくく、逆に多すぎる場合には、組成物の粘度が高く
なるため、成形時に型内における充分な流動性が得られ
にくく、いずれの場合も好ましくない。
【0055】また、成形材料には、補強材として、各種
補強繊維、すなわちガラス繊維、炭素繊維等を必要に応
じて適当量加えることができる。
【0056】ここで、成形材料に補強繊維を用いる場合
には、その使用量としては樹脂分に対して、1〜250
重量部とすることが好ましく、より好ましくは3〜20
0重部である。この使用量が少なすぎる場合には、充分
な補強効果が得られにくく、逆に多すぎる場合には、組
成物の粘度が高くなるため、成形時に型内における充分
な流動性が得られにくく、いずれの場合も好ましくな
い。
【0057】またさらに成形材料には、必要に応じて、
ジメチルアニリン、ナフテン酸コバルト等の公知の硬化
促進剤、パラベンゾキノン等の重合禁止剤、アゾ系染料
やアントラキノン系、インジゴイド系、スチルベン系等
の染料、カーボンブラック等の導電性付与剤、乳化剤、
ステアリン酸亜鉛等の金属石鹸類、脂肪族燐酸塩、レシ
チン等の離型剤等を用途、目的に応じて適当量加えるこ
とができる。
【0058】本発明の好適な実施態様はつぎのとおりで
ある。本発明に用いる成形材料としては、より具体的に
は例えば、不飽和ポリエステル樹脂液(スチレン濃度3
0〜70重量%)60〜100重量部にポリスチレン樹
脂等のスチレン溶液(スチレン濃度約30〜70重量
%)0〜40重量部を加えて全体を100重量部の樹脂
溶液とし、これに炭酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、ガラス粉末等の充填材30〜300重量部、酸化チ
タン、酸化鉄、カーボンブラック、チタンイエロー等の
着色顔料5〜20重量部、ターシャリーブチルパーオキ
シベンゾエート等の有機過酸化物0.5〜3重量部、酸
化マグネシウム1.8〜3.5重量部、ステアリン酸亜
鉛等の離型剤0.5〜5重量部程度を加えて混練し、得
られた混練物をガラス繊維等の補強材5〜180重量部
に含浸してSMCあるいはBMCの形態としたものが好
適に用いられる。
【0059】本発明の製造方法は、上記のような材料を
用いて行われるが、その具体的操作は、以下のとおりで
ある。
【0060】本発明に用いる成形機としては、従来公知
のプレス成形機が使用可能である。また、成形型として
は、従来公知の金型、鋳物型等が使用可能である。
【0061】また、型の形式としては、一般的には上下
型が好ましく用いられる。この場合、通常は上型を可動
型、下型を固定型として用いる。
【0062】上記の成形機に、上記成形型を取り付け、
80〜180℃に加熱した後、型を開いた状態で、型内
に被圧縮材料である加飾シートと成形材料を所要の位置
に重ねて配する。
【0063】ここで、型の温度は80〜180℃であ
り、好適には85℃〜155℃である。特に、汎用のS
MC、BMCのような高温用の成形材料を用いる場合に
は100〜155℃とすることが好適であり、また、い
わゆる低温SMCと呼ばれる、低温成形用の成形材料を
用いる場合には、85〜100℃とすることが好適であ
る。型温度が低すぎる場合には、成形材料が充分に固化
し難く、逆に高すぎる場合には、成形材料の十分な流動
性が得られ難いので、いずれの場合も好ましくない。
【0064】ここで、加飾シートと成形材料の上下関係
としては、加飾シートを下型の型面上に載置し、その上
に成形材料を載置するのが、シートの位置ずれが少な
く、良好である。ただし、必要に応じて、成形材料を下
側としても構わない。
【0065】また、本発明においては、加飾シートに剥
離用フィルムを積層したものを用いても構わない。
【0066】ここで、加飾シートを下型に載置する面
は、印刷あるいは着色がより多く施された加飾面とする
のが普通であるが、必要に応じて、成形材料側を加飾面
としても構わない。
【0067】ここで、加飾シートの大きさとしては、成
形品の表面全体を加飾するための大きなものであっても
構わないし、成形品表面のうち一部のみを加飾する小さ
いものであっても構わない。即ち、加飾シートの大きさ
は所望する模様ないしは色彩に応じて、任意の大きさ、
形とすればよい。
【0068】また、本発明においては、必要に応じて、
加飾シートと成形材料の間にガラスマット、ガラスクロ
ス、不織布、布、紙等あるいはそれらに樹脂を含浸させ
たもの等を適宜挿入しても構わない。
【0069】こうして、金型内に加飾シートと熱硬化性
成形材料を積層状に配した後、型を締める。その後、1
0〜120kg/cm2 の圧力で30秒〜15分間圧縮
成形を行い、被成形物を硬化させた後、型を開け、製品
を脱型すれば、積層された加飾成形品が得られる。
【0070】ここで、上記成形圧力は、10〜120k
g/cm2 であり、好適には20〜120kg/cm2
である。特に、汎用のSMCあるいはBMCの様な成形
材料を用いる場合には50〜120kg/cm2 とする
ことが好適であり、また、いわゆる低圧SMCと呼ばれ
る、低圧成形用の成形材料を用いる場合には、10〜4
0kg/cm2 とすることが好適である。成形圧力が低
すぎる場合には成形材料に充分な流動性が得られ難く、
また逆に高すぎる場合には量産時の型の劣化が進み易く
なり、いずれの場合も好ましくない。
【0071】
【作用】加飾シート上への成形材料溶融物の流れ込み
は、加飾シート縁部と金型との僅かな隙間に、溶融して
低粘度化した成形材料樹脂が流入することによって起こ
る。本発明の製造方法においては、成形材料として所要
量の酸化マグネシウムの含有により高粘度化したものを
用いているため、成形時に、成形材料の溶融粘度が高く
なり、樹脂の流動性が低下する。その結果、成形材料樹
脂が加飾シートと金型との間へ流れ込みにくくなり、そ
のことにより樹脂流れ込みによる不良品の生成が起こり
にくくなる。
【0072】
【実施例】以下に本発明の実施例について説明する。
【0073】1.成形機および金型の準備 成形機としては、川崎油工社製の800トンプレス成形
機を用いた。
【0074】金型としては100cm×100cmの正
方形平板を成形する金型を準備した。
【0075】上型、下型は共に電気ヒーターおよび冷却
水配管を埋め込んだものである。この金型を上記プレス
成形機に取り付けた。上型を可動型とし、下型を固定型
とした。
【0076】2.加飾シートの調製 加飾シートは、以下のようにして調製した。
【0077】1)含浸用樹脂液の調製 (1) 不飽和ポリエステル樹脂(数平均分子量約2000
のイソフタル酸系の不飽和ポリエステル樹脂をスチレン
に溶解したもの、スチレン濃度40重量%)100重量
部 (2) 重合開始剤(ターシャリーブチルパーオキシベンゾ
エート)1重量部 上記(1) 、(2) を混合し、充分に攪拌し、含浸用樹脂液
とした。
【0078】2)加飾シートの調製 加飾シート1:チタン紙(厚さ0.1mm、坪量80g
/m2 、PM11P:興人社製)に石目柄を印刷したも
のを上記樹脂液中に浸漬して樹脂を含浸させた後、これ
をロールで押圧して余分な樹脂を落し、加飾シート1を
得た。この加飾シート中の基材(紙)の重量割合は、5
0重量%であった。
【0079】加飾シート2:布(ナイロン製、厚さ0.
1mm、坪量90g/m2 :東洋紡績社製)に石目柄を
印刷したものを用いた以外は加飾シート1と同様にして
加飾シート2を得た。この加飾シート中の基材の重量割
合は、45重量%であった。
【0080】加飾シート3:不織布(ポリエステル製、
厚さ0.36mm、坪量40.7g/m2 、ソンタラ#
8000:東レ・ディポン社製)に石目柄を印刷したも
のを用いた以外は加飾シート1と同様にして加飾シート
3を得た。この加飾シート中の基材の重量割合は、50
重量%であった。
【0081】加飾シート4:ガラスクロス(厚さ0.2
5mm、坪量200g/m2 、平織り、WF23010
0BS6:日東紡績社製)に石目柄を印刷したものを用
いた以外は加飾シート1と同様にして加飾シート4を得
た。この加飾シート中のガラスクロスの重量割合は、3
5重量%であった。
【0082】加飾シート5:ガラスマット(厚さ0.3
0mm、坪量300g/m2 、MC300A104:日
東紡績社製)に石目柄を印刷したものを用いた以外は加
飾シート1と同様にして加飾シート5を得た。この加飾
シート中のガラスマットの重量割合は、35重量%であ
った。
【0083】3.成形材料の調製 成形材料としては以下のものを用いた。 成形材料1: (1) 不飽和ポリエステル樹脂液(数平均分子量約200
0のイソフタル酸系の不飽和ポリエステル樹脂をスチレ
ンに溶解してもの、スチレン濃度40重量%)70重量
部 (2) ポリスチレン樹脂液(重量平均分子量約9万5千の
ポリスチレン樹脂をスチレンに溶解したもの、スチレン
濃度65重量%)30重量部 (3) 重合開始剤(ターシャリーブチルパーオキシベンゾ
エート)1重量部 (4) 炭酸カルシウム粉末(NS−100:日東粉化社
製)120重量部 (5) 着色顔料(酸化チタン粉末、SR−1:堺化学工業
社製)6重量部 (6) 酸化マグネシウム粉末(平均粒径約3μm、キョー
ワマグ150:協和化学工業社製)2.3重量部 (7) 内部離型剤(ステアリン酸亜鉛:堺化学工業社製)
3重量部 (8) ガラス繊維(旭ファイバーグラス社製のロービン
グ:ER4630LBD166Wを長さ25mmに切断
したもの)70重量部
【0084】上記配合材料のうち(1) 〜(7) の配合材料
を混合し、充分に混練を行った後、得られた混練物をS
MC製造装置により(8) のガラス繊維に含浸させ、40
℃にて24時間熟成して、厚み約2mmの着色(白色)
SMCを得た。
【0085】成形材料2:酸化マグネシウムの量を3重
量部として以外は成形材料1の形成方法と同じにしてS
MCを得た。
【0086】成形材料3:酸化マグネシウムの量を2.
5重量部として以外は成形材料1の形成方法と同じにし
てSMCを得た。
【0087】成形材料4:酸化マグネシウムの量を1重
量部として以外は成形材料1の形成方法と同じにしてS
MCを得た。
【0088】成形材料5:酸化マグネシウムの量を5重
量部として以外は成形材料1の形成方法と同じにしてS
MCを得た。
【0089】4.成形方法 この様にして得られたSMCおよび加飾シートを、以下
のように成形した。 実施例1 上型を140℃、下型を150℃に加熱した後、加飾シ
ートとして上記シート1を下型に載せた。その上に上記
SMCを50cm×50cmの大きさに切ったものを8
枚チャージした。上型を型締め速度4mm/秒で締め、
金型を締め切った後70kg/cm2 の圧力で240秒
間圧縮成形を行った。その後、型を開いて脱型し、加飾
成形品を得た。この成形を10回繰り返し、10個の成
形品を得た。添付図1〜3に示すように、加飾シート(1
1)と成形材料(12)の大きさにより、所望の形態の成形品
を得ることができる。
【0090】実施例2〜10、比較例1〜10 加飾シートを表2に記すものに変えた以外は実施例1と
同様に成形を行った。
【0091】5.評価方法 上記各実施例および比較例において得られた成形品につ
いて、欠肉の有無を目視評価した。また、目視にて加飾
シートの縁部上面への成形材料の流れ込みの面積を測定
した。
【0092】これらの結果を表1および表2にまとめて
示す。
【0093】
【表1】
【表2】 表1と表2の比較から明らかなように、実施例の成形品
は、樹脂流れ込みの全くないものであったが、比較例の
成形品は樹脂流れ込みがあるかまたは欠肉があるもので
あった。
【0094】
【発明の効果】本発明による加飾成形品の製造方法は以
上のとおり構成されているので、加飾シートの縁部上面
への樹脂流れ込みによる不良をなくすることができる。
したがって、従来品のように、人手と時間を要する不良
品の修正作業が必要なくなり、トータルコストを低減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により得られた成形品の一例を示す垂直
断面図である。
【図2】本発明により得られた成形品の他の例を示す垂
直断面図である。
【図3】本発明により得られた成形品の更に他の例を示
す垂直断面図である。
【符号の説明】
(11):加飾シート (22):成形材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/20 B32B 27/20 Z 29/06 29/06 C08K 3/22 KAE C08K 3/22 KAE C08L 101/00 C08L 101/00 // B29K 101:10 105:16 505:02

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型内に加飾シートと熱硬化性成形材料
    を重ねて配し、金型を締めて加熱圧縮成形を行うに当た
    り、熱硬化性成形材料として、熱硬化性樹脂、および、
    樹脂分100重量部に対して1.8〜3.5重量部の酸
    化マグネシウムを含有したものを用いることを特徴とす
    る加飾成形品の製造方法。
JP7165683A 1995-06-30 1995-06-30 加飾成形品の製造方法 Pending JPH0911263A (ja)

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