JPH09113177A - 凝縮器 - Google Patents

凝縮器

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JPH09113177A
JPH09113177A JP7272840A JP27284095A JPH09113177A JP H09113177 A JPH09113177 A JP H09113177A JP 7272840 A JP7272840 A JP 7272840A JP 27284095 A JP27284095 A JP 27284095A JP H09113177 A JPH09113177 A JP H09113177A
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tube
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Shigeji Ichiyanagi
茂治 一柳
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Showa Aluminum Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッダーを耐圧性能に優れたものにしなが
ら、決められたスペース内で熱交換に有効なコア面積を
大きく確保することができる構造の凝縮器を提供するこ
と。 【解決手段】 中空ヘッダー2は、チューブ接続側の周
側壁部とは周方向において反対側の周側壁部が円弧状の
壁部10に形成されると共に、チューブ接続側の周側壁部
が前記円弧状壁部10よりも偏平な偏平状の壁部11に形成
され、かつ、該円弧状壁部10と偏平状壁部11とは、周方
向において、湾曲状の曲り連接壁部12にて滑らかに連続
して連接されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カークーラー、ル
ームエアコン等に用いられるアルミニウム等の金属製の
凝縮器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、カークーラー用凝縮器として、
近時、いわゆるマルチフロータイプと称される熱交換器
が用いられる傾向にある。この熱交換器は、図6に示さ
れるように、所定間隔おきに並列状態に配置された熱交
換用の偏平チューブ(51)…と、これらのチューブ(5
1)…の端部を連通状態に接続した一対のヘッダー(5
2)(52)と、チューブ(51)…間の各間隙内に配置さ
れたフィン(53)…とを備えている。そして、ヘッダー
(52)(52)の内部が所定の位置にて仕切り部材(54)
(54)にて仕切られると共に、ヘッダー(52)(52)の
所定の位置に冷媒入口用の入口管(55)と、同出口管
(56)とが連通状態に接続され、入口管(55)から流入
されたガス冷媒が、チューブ(51)…群を蛇行状に流通
し、該チューブ群(51)…を流通する間に、凝縮器を前
後方向に流通される空気と熱交換を行って凝縮液化さ
れ、出口管(56)を通じて流出されるようになされてい
る。
【0003】ところで、凝縮器では一般に、内部を流通
する冷媒の圧力が高圧であることから、熱交換器を耐圧
性能の高いものにするため、ヘッダー(52)(52)とし
て、図5に示されるような横断面円形のヘッダーが用い
られている。
【0004】そして、チューブ(51)…とヘッダー(5
2)とは、ヘッダー(52)の周側壁の周方向における一
方の側に、長手方向に所定の間隔おきに、チューブ挿入
孔(57)…が設けられると共に、該チューブ挿入孔(5
7)を通じてチューブ(51)…の端部がヘッダー(52)
内に挿入配置され、一括ろう付けにより接合一体化され
た構造となされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なマルチフロータイプの熱交換器では、ヘッダー(52)
(52)が、冷媒回路を構成する上で必要不可欠な部品で
あるにもかかわらず、熱交換に寄与しない、いわば、デ
ッドスペース部分となってしまう。そのため、これをで
きるだけ領域的に狭く構成することが望まれるところ、
チューブ(51)…との接合態様が上記のようにヘッダー
(52)の周側面にあけたチューブ挿入孔(57)にチュー
ブ(51)の端部を差し込む態様で接合するものであるた
め、ヘッダー(52)の直径Dはこのようにチューブ(5
1)の端部を差し込み得る大きなサイズのものに設計し
なければならず、ヘッダー(52)が横断面円形形状の構
成では、必然的に、チューブ(51)の長手方向における
ヘッダー(52)の最大幅が大きくなってしまい、そのた
め、熱交換に寄与しないデッドスペース部分が大きなも
のになってしまうことになる。例えば、チューブ(51)
として幅tが16mmのものを用いる場合には、ヘッダ
ー(52)として外径Dが例えば20mmのものが用いら
れ、そのため、チューブ(51)…の両端部にヘッダー
(52)(52)による片側20mm幅、合計40mm幅の
デッドスペースを生じることとなる。具体的には、この
熱交換器において、デッドスペースの占める割合は、1
3.3%にもなる場合がある。
【0006】しかも、チューブ(51)として幅tが20
mmのものを用いる場合には、ヘッダー(52)として外
径Dが例えば24mmのものが用いられ、そのため、チ
ューブ(51)…の両端部にヘッダー(52)(52)による
片側24mm幅、合計48mm幅のデッドスペースを生
じることとなり、このような熱交換器では、デッドスペ
ース率の占める割合は、16%にも及ぶ場合がある。
【0007】また一方、ヘッダー(52)のチューブ挿入
孔(57)…には、チューブ(51)…の挿入を容易にする
こと、ヘッダー(52)とチューブ(51)…とのろう付け
面積を大きくすることなどを目的として、その周縁部に
おいてバーリング加工(59)(59)が施されることがあ
るが、このバーリング加工は、例えば、円弧状の側壁部
に形成されているチューブ挿入孔(57) にパンチを強制
挿入して形成するものであるため、それによって形成さ
れるバーリング部(59)(59)は、図5(ロ)に示され
るように、チューブ挿入孔(57)の幅方向中央部におい
ては大きく形成されるものの、端部側に向かうにしたが
って、形成して得られるバーリング部は小さくなってい
き、そのため、ヘッダー(52)とチューブ(51)…との
ろう付け面積がチューブ(51)の幅方向の端部側に向か
って減少していき、不本意な接合不良による洩れを生じ
る危険性もある。
【0008】この発明は、上記のような従来の問題点に
鑑み、ヘッダーを耐圧性能に優れたものにしながら、決
められたスペース内で熱交換に有効なコア面積を大きく
確保することができる構造の凝縮器を提供すること、ま
た、ヘッダーのチューブ挿入孔の周縁部にバーリング部
を形成するタイプの熱交換器において、該バーリング部
をチューブ幅方向端部側に向けても大きく形成すること
ができる構造の凝縮器を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は、複数本の熱
交換用偏平チューブと、少なくとも一本の中空ヘッダー
とが備えられ、該中空ヘッダーの周側壁の周方向の一方
の側に、その長手方向に沿って、複数の周方向スリット
状のチューブ挿入孔が所定間隔おきに設けられ、該チュ
ーブ挿入孔を通じて偏平チューブの端部がヘッダー内に
挿入配置され、偏平チューブとヘッダーとが接合一体化
された凝縮器において、前記中空ヘッダーは、チューブ
接続側の周側壁部とは周方向において反対側の周側壁部
が円弧状の壁部に形成されると共に、チューブ接続側の
周側壁部が前記円弧状壁部よりも偏平な偏平状の壁部に
形成され、かつ、該円弧状壁部と偏平状壁部とは、周方
向において、湾曲状の曲り連接壁部にて滑らかに連続し
て連接されてなることを特徴とする凝縮器によって解決
される。
【0010】即ち、チューブ接続側の周側壁部とは周方
向において反対側の周側壁部が円弧状の壁部に形成され
ると共に、円弧状壁部と偏平状壁部とは周方向において
曲り連接壁部にて滑らかに連続して連接され、しかも、
偏平状壁部ではそこに偏平チューブが接合一体化されて
いて補強効果が奏される。従って、凝縮器におけるヘッ
ダーとしての耐圧性能を十分に備えている。
【0011】しかも、中空ヘッダーは、チューブ接続側
の周側壁部が前記円弧状壁部よりも偏平な偏平状の壁部
に形成されていることにより、偏平チューブの幅のサイ
ズに応じて、チューブ幅方向におけるヘッダーの最大幅
を大きくしても、それに応じるような程度でチューブ挿
入方向におけるヘッダーの最大幅が大きくなることはな
い。従って、ヘッダーの存在によって熱交換に寄与しな
いデッドスペースが大きなものになってしまうことが抑
制され、決められたスペース内で熱交換に有効なコア面
積が大きく確保されるようになる。
【0012】この場合に、チューブ幅方向におけるヘッ
ダーの最大幅は、ヘッダー外周面側において、チューブ
の幅よりも1〜5mmの範囲で長く設定されていると共
に、前記円弧状壁部の曲率半径は、その外周面側におい
て、該チューブ幅方向におけるヘッダーの最大幅の半分
に設定され、前記偏平状壁部は、その外周面側におい
て、チューブ幅の1〜3倍の範囲の曲率半径で、外側膨
らみ偏平状に形成され、かつ、前記曲り連接壁部の曲率
半径は、その外周面側において、5〜7mmの範囲に設
定されているのがよい。
【0013】チューブ幅方向におけるヘッダーの最大幅
がチューブの幅よりも1mm未満の程度で大きいぐらい
では、ヘッダーの肉厚を非常に薄いものにしなければな
らなくなって耐圧性能を確保し得なくなり、また、チュ
ーブ幅方向におけるヘッダーの最大幅がチューブの幅と
同等ないしは小さいと、チューブをヘッダーのチューブ
挿入孔に差し込むことができない事態を招くことにな
る。また、チューブ幅方向におけるヘッダーの最大幅が
チューブの幅よりも5mmを越えて大きいと、円弧状壁
部が無要にチューブ長手方向に大きく突出するようにな
り、熱交換に寄与しないデッドスペースが大きなものに
なるのみならず、チューブとの接合によって補強される
偏平状壁部の領域範囲が減少してヘッダーの耐圧性能の
低下を招くことにもなる。
【0014】また、偏平状壁部の曲率半径が、チューブ
幅の1倍を下回って小さいと、曲率半径が小さくなりす
ぎて、偏平状にした意味が失われやすくなり、また、チ
ューブ幅の3倍を上回って大きいと、チューブとの接合
によって補強されているとはいえ、ヘッダーの耐圧性能
の低下を招きやすくなる。
【0015】また、曲り連接壁部の曲率半径が5mmを
下回って小さいと、該曲り連接壁部における耐圧性能を
十分に保てなくなり、また、7mmを上回って大きい
と、この連接周側壁が、円弧状壁部と偏平状壁部とを滑
らかに連接するのが難しくなり、やはり、ヘッダーの耐
圧性能を十分なものにし得なくなる。
【0016】また、上記各構成において、中空ヘッダー
に設けられているチューブ挿入孔周縁部にはバーリング
部が設けられているのがよい。それにより、チューブ挿
入孔に対するバーリング加工は、円弧状壁部よりも偏平
な偏平状の壁部に対して行われることになり、従って、
バーリング部は、該チューブ挿入孔の幅方向中央部にお
いてのみならず、端部側に向かうにしたがっても、大き
く形成されるようになり、そのため、ヘッダーとチュー
ブとのろう付け面積がチューブの幅方向の端部側に向か
っても十分に確保されるようになって、接合不良による
洩れの発生が確実に防止される。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0018】図4に示される凝縮器は、カークーラーあ
るいはルームエアコンにおいて用いられるアルミニウム
製の凝縮器で、(1)…は複数本の熱交換用の偏平チュ
ーブ、(2)(2)は中空ヘッダー、(3)…はフィン
である。フィン(3)は、アルミニウムブレージングシ
ート製のコルゲートフィンによる。(4)(4)は仕切
り部材、(5)は冷媒入口管、(6)は同出口管であ
る。
【0019】複数本の偏平チューブ(1)…は所定間隔
おきに並列状態に配置され、一対の中空ヘッダー(2)
(2)はこれらのチューブ(1)…の両端部にそれぞれ
内部連通状態に接続され、フィン(3)…はそれぞれチ
ューブ(1)…間に配置されて構成されている。中空ヘ
ッダー(2)(2)部分を除いてチューブ(1)とフィ
ン(3)とによって構成される部分が熱交換に有効なコ
ア部分である。そして、本凝縮器では更に、ヘッダー
(2)(2)内がその長手方向の所定の位置にて仕切り
部材(4)(4)にて仕切られると共に、それに応じ
て、ヘッダー(2)(2)の長手方向の所定の位置にお
いて入口管(5)、同出口管(6)が連通状態に接続さ
れ、入口管(5)から入った冷媒が、チューブ(1)…
群を蛇行状に流通して出口管(6)から出ていくように
なされている。
【0020】上記のような構成の凝縮器において、偏平
チューブ(1)は、図3(ハ)に示されるように横断面
長円状に形成され、上下の平坦壁部が連接壁にて連接さ
れたハーモニカチューブで、アルミニウム押出型材によ
る。なお、電縫管製のチューブが用いられることもあ
る。
【0021】中空ヘッダー(2)は、筒状のヘッダーパ
イプ(2a)と、該パイプ(2a)の端部をシール状態に塞
ぐ蓋体(2b)(2b)とで構成されている。なお、蓋体
(2b)(2b)は全体の一括ろう付けの際に併せてヘッダ
ーパイプ(2a)にシール状態に一括ろう付けされる。
【0022】ヘッダーパイプ(2a)は、芯材の片面又は
両面にろう材層クラッドされたアルミニウムブレージン
グシートを両側縁部突き合わせ状態に曲成して構成され
たろう付け用パイプによるものである。なお、このろう
付け用パイプの場合、その測縁突き合わせ部9は、全体
の一括ろう付けの際にそれ自身が有するろう材にて併せ
てシール状態に一括ろう付けされる。
【0023】このヘッダーパイプ(2a)は、図1及び図
3に示されるように、その周側壁の周方向における一方
の側、即ち、本凝縮器におけるヘッダーパイプ(2a)で
はヘッダーパイプ(2a)の測縁突き合わせ部(9)のあ
る側とは反対の側が、チューブ接続側とされている。そ
して、このチューブ接続側とは反対の側の周壁部、即ち
測縁突き合わせ部9のある側が、円弧状壁部(10)に成
形されると共に、チューブ接続側の周壁部が円弧状壁部
(10)よりも偏平な偏平状壁部(11)に成形され、そし
て、円弧状壁部(10)と偏平状壁部(11)とが、周方向
において、湾曲状の曲り連接壁部(12)(12)にて滑ら
かに連続して連接された構造とされている。円弧状壁部
(10)は、ヘッダーパイプ(2a)の周方向において、略
半円弧をなす態様にて形成されている。
【0024】ここに、図1に示されるように、チューブ
幅方向におけるヘッダーパイプ(2a)の最大幅aは、ヘ
ッダーパイプ(2a)の外周面側において、チューブ
(1)の幅tよりも1〜5mmの範囲で長く設定されて
いる。具体的には例えば、チューブ(1)の幅tが2
4.8mmである場合において、チューブ幅方向におけ
るヘッダーパイプ(2a)の最大幅aは例えば30mmに
設定される。
【0025】また、前記円弧状壁部(10)の曲率半径R
1 は、その外周面側において、該チューブ幅方向におけ
るヘッダーの最大幅aの半分、例えば15mmに設定さ
れる。
【0026】また、偏平状壁部(11)は、その外周面側
において、チューブ幅tの1〜3倍の範囲の曲率半径R
2 、例えば50mmの曲率半径R2 で、外側膨らみ偏平
状に形成されている。
【0027】更に、曲り連接壁部(12)の曲率半径R3
は、その外周面側において、5〜7mmの範囲、例えば
7mmに設定されている。
【0028】そして、このヘッダーパイプ(2a)には、
ヘッダーパイプ(2a)の測縁突き合わせ部(9)のある
側とは反対の側のチューブ接続側の周壁部、即ち、偏平
状壁部(11)に、その長手方向に沿って、複数の周方向
スリット状のチューブ挿入孔(7)…が、所定間隔おき
に形成されている。
【0029】該チューブ挿入孔(7)…にはそれぞれ、
その幅方向両端部を除く中間部の上下の縁部において、
ヘッダーパイプ(2a)の内方に突出されたガイド用バー
リング部(13)(13)が形成されている。図2(イ)に
示されるように、このバーリング部(13)(13)によっ
て、チューブ挿入方向において、その手前側に反チュー
ブ挿入方向に向けて開く傾斜部(14)が形成されると共
に、これに連続するようにして奥側に平行部(15)が形
成されている。
【0030】該ガイド用バーリング部(13)(13)の成
形は、例えば、チューブ挿入孔(7)にポンチを強制挿
入するというようにしてバーリング加工を施すことによ
り行うが、その際、少なくともチューブ接続側の周壁部
は、普通は、予め上記のような偏平状壁部(11)として
の形状に成形されることになる。バーリング部(13)
(13)が形成された後にチューブ接続側の周壁部を上記
のような偏平状壁部(11)としての形状に成形したので
は、バーリング部(13)(13)がリブのように作用して
偏平状壁部(11)の形状の成形が困難になるのみなら
ず、バーリング部(13)(13)が波打ちを生じるなどし
て形状精度良いバーリング部(13)(13)が得られにく
くなる。
【0031】このように、ガイド用バーリング部(13)
(13)の成形は、チューブ接続側の周壁部を所定の形状
の周壁に成形した後に行われるものであるが、該周壁部
は曲率半径の小さい円弧状の壁部ではなく、偏平状の壁
部(11)に成形されているから、該ガイド用バーリング
部(13)(13)は、図1(ロ)に示されるように、その
幅方向の中央部はもとより、該中央部から両端部方向に
向かう広い範囲にわたっても、大きく形成され、そのた
め、チューブ(1)とのろう付け面積が広く確保される
ことになる。
【0032】また、チューブ挿入孔(7)…の幅方向両
端部には、図2(ロ)に示されるように、バーリング部
が形成されることなく、ヘッダーパイプ(2a)の周壁の
肉厚内において、チューブ挿入方向の手前側に反チュー
ブ挿入方向に向けて開く傾斜部(16)が形成されると共
に、これに連続するようにしてその奥側には平行部(1
7)が形成された構成となされている。
【0033】なお、ヘッダーパイプ(2a)としては、上
記のようなろう付け用パイプによるもののほか、電縫
管、押出管等が用いられることもある。
【0034】上記各熱交換器構成部材は、相互に仮組状
態に組み合わされ、しかる後、一括ろう付けにより接合
一体化され、熱交換器に製作される。即ち、仮組工程で
は、チューブ(1)…の端部をヘッダー(2)のチュー
ブ挿入孔(7)を通じてヘッダー(2)内に突出させて
組合わせていき、併せて、その他、チューブ(1)…間
にフィン(3)…を配置すると共に、仕切り部材
(4)、入口管(5)、出口管(6)をヘッダー(2)
(2)に組み付けるなどして、仮組状態に熱交換器に組
み立てる。そして、これに一括ろう付けが施されて全体
が接合一体化され、熱交換器に製作される。この一括ろ
う付けでは、チューブ(1)とヘッダー(2)とは、パ
イプ(2a)の有するろう材にて接合されることになる
が、上記のように、ヘッダー(2)において、チューブ
接続側の周壁部は偏平状の壁部(11)に成形されている
から、ガイド用バーリング部(13)(13)は、その幅方
向の中央部はもとより、該中央部から両端部方向に向か
う広い範囲にわたっても、大きく成形され、その結果、
チューブ(1)とのろう付け面積が広く確保されること
になるから、チューブ(1)とヘッダー(2)とを、洩
れのないシール性能良好な接合状態に、より一層確実性
高く接合することができる。
【0035】そして、上記のようにして製作、構成され
た凝縮器では、入口管(5)を通じて高圧のガス状の冷
媒を受け入れ、内部通路を通じて流通する間に、凝縮器
を前後方向に流通する空気と熱交換を行い凝縮液化され
て、出口管(6)から出ていくことになるが、ヘッダー
(2)の主体部を構成するヘッダーパイプ(2a)は、上
記のように、チューブ接続側の周側壁部とは周方向にお
いて反対側の周側壁部が円弧状の壁部(10)に形成され
ると共に、円弧状壁部(10)と偏平状壁部(11)とは周
方向において曲り連接壁部(12)(12)にて滑らかに連
続して連接され、しかも、偏平状壁部(11)ではそこに
偏平チューブ(1)…が接合一体化されていて補強効果
が奏されるから、ヘッダー(2)は上記のような高圧ガ
ス冷媒の圧力に十分に耐えることができる。特に、偏平
状壁部(11)も、その外周面側において、外側膨らみ円
弧偏平状に形成されていることにより、より一層、良好
な耐圧性能が発揮される。
【0036】しかも、中空ヘッダー(2)(2)は、チ
ューブ接続側の周側壁部が円弧状壁部(10)よりも偏平
な偏平状の壁部(11)に形成されているから、偏平チュ
ーブ(1)の幅のサイズに応じて、チューブ幅方向にお
けるヘッダー(2)の最大幅を大きくしても、それに応
じるような程度でチューブ挿入方向におけるヘッダー
(2)の最大幅が大きくなることはなく、従って、ヘッ
ダー(2)の存在によって熱交換に寄与しないデッドス
ペースが大きなものになってしまうことが抑制され、決
められたスペース内で熱交換に有効なコア面積を大きく
確保し得ている。具体的には、従来構成においてデッド
スペース率の占める割合が13.3%となる場合にはそ
れを10%に抑えることができ、また、従来構成におい
てデッドスペース率の占める割合が16%となる場合に
はそれを11%に抑えることができるようになる。
【0037】
【発明の効果】上述の次第で、本発明の凝縮器は、チュ
ーブ接続側の周側壁部とは周方向において反対側の周側
壁部が円弧状の壁部に形成されると共に、円弧状壁部と
偏平状壁部とは周方向において湾曲状の曲り連接壁部に
て滑らかに連続して連接され、しかも、偏平状壁部では
そこに偏平チューブが接合一体化されていて補強効果が
奏される構造であるから、ヘッダーは凝縮器として要求
される耐圧性能を十分に備えることができる。
【0038】しかも、中空ヘッダーは、チューブ接続側
の周側壁部が前記円弧状壁部よりも偏平な偏平状の壁部
に形成されているから、偏平チューブの幅のサイズに応
じて、チューブ幅方向におけるヘッダーの最大幅を大き
くしても、それに応じるような程度でチューブ挿入方向
におけるヘッダーの最大幅が大きくなることはなく、従
って、ヘッダーの存在によって熱交換に寄与しないデッ
ドスペースが大きなものになってしまうことが抑制さ
れ、決められたスペース内で熱交換に有効なコア面積を
大きく確保することができる。
【0039】特に、チューブ幅方向におけるヘッダーの
最大幅は、ヘッダー外周面側において、チューブの幅よ
りも1〜5mmの範囲で長く設定されていると共に、前
記円弧状壁部の曲率半径は、その外周面側において、該
チューブ幅方向におけるヘッダーの最大幅の半分に設定
され、前記偏平状壁部は、その外周面側において、チュ
ーブ幅の1〜3倍の範囲の曲率半径で、外側膨らみ偏平
状に形成され、かつ、前記曲り連接壁部の曲率半径は、
その外周面側において、5〜7mmの範囲に設定される
ことにより、ヘッダーを、耐圧性能により一層優れたも
のにしながら、決められたスペース内で熱交換に有効な
コア面積をより一層大きく確保することが可能となる。
【0040】また、上記各構成において、中空ヘッダー
に設けられているチューブ挿入孔周縁部にバーリング部
が設けられる構成とすることにより、チューブ挿入孔に
対するバーリング加工は、円弧状壁部よりも偏平な偏平
状の壁部に対して行われることになり、従って、バーリ
ング部は、該チューブ挿入孔の幅方向中央部においての
みならず、端部側に向かうにしたがっても、大きく形成
されるようになり、そのため、ヘッダーとチューブとの
ろう付け面積がチューブの幅方向の端部側に向かっても
十分に確保されるようになって、接合不良による洩れの
発生を確実に防止することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態にかかる凝縮器のヘッダーを示すも
ので、図(イ)はチューブ接続側の側面図、図(ロ)は
図(イ)のI−I線断面矢視図である
【図2】図(イ)は図1(イ)のII−II線断面図、図
(ロ)は図1(イ)のIII −III線断面図矢視である。
【図3】チューブが接続されている状態のヘッダーを示
すもので、図(イ)は要部拡大正面図、図(ロ)は図
(イ)のIV−IV線断面図、図(ハ)は外方側面図であ
る。
【図4】上記凝縮器の全体構成を示すもので、図(イ)
は正面図、図(ロ)は側面図である。
【図5】従来例におけるヘッダーを示すもので、図
(イ)は要部拡大正面断面図、図(ロ)は図(イ)のV
−V線断面図である。
【図6】従来例にかかる凝縮器の全体構成を示すもの
で、図(イ)は正面図、図(ロ)は側面図である。
【符号の説明】
1…偏平チューブ 2…ヘッダー 7…チューブ挿入孔 10…円弧状壁部 11…偏平状壁部 12…曲り連接壁 13…バーリング部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の熱交換用偏平チューブと、少な
    くとも一本の中空ヘッダーとが備えられ、該中空ヘッダ
    ーの周側壁の周方向の一方の側に、その長手方向に沿っ
    て、複数の周方向スリット状のチューブ挿入孔が所定間
    隔おきに設けられ、該チューブ挿入孔を通じて偏平チュ
    ーブの端部がヘッダー内に挿入配置され、偏平チューブ
    とヘッダーとが接合一体化された凝縮器において、 前記中空ヘッダーは、チューブ接続側の周側壁部とは周
    方向において反対側の周側壁部が円弧状の壁部に形成さ
    れると共に、チューブ接続側の周側壁部が前記円弧状壁
    部よりも偏平な偏平状の壁部に形成され、かつ、該円弧
    状壁部と偏平状壁部とは、周方向において、湾曲状の曲
    り連接壁部にて滑らかに連続して連接されてなることを
    特徴とする凝縮器。
  2. 【請求項2】 チューブ幅方向におけるヘッダーの最大
    幅は、ヘッダー外周面側において、チューブの幅よりも
    1〜5mmの範囲で長く設定されていると共に、前記円
    弧状壁部の曲率半径は、その外周面側において、該チュ
    ーブ幅方向におけるヘッダーの最大幅の半分に設定さ
    れ、 前記偏平状壁部は、その外周面側において、チューブ幅
    の1〜3倍の範囲の曲率半径で、外側膨らみ偏平状に形
    成され、かつ、 前記曲り連接壁部の曲率半径は、その外周面側におい
    て、5〜7mmの範囲に設定されている請求項1に記載
    の凝縮器。
  3. 【請求項3】 前記中空ヘッダーに設けられているチュ
    ーブ挿入孔周縁部にバーリング部が設けられている請求
    項1又は請求項2に記載の凝縮器。
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