JPH09123263A - 架橋ポリオレフィン系樹脂発泡シートの成形方法 - Google Patents

架橋ポリオレフィン系樹脂発泡シートの成形方法

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JPH09123263A
JPH09123263A JP28029995A JP28029995A JPH09123263A JP H09123263 A JPH09123263 A JP H09123263A JP 28029995 A JP28029995 A JP 28029995A JP 28029995 A JP28029995 A JP 28029995A JP H09123263 A JPH09123263 A JP H09123263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding
polyolefin resin
sheet
foamed
resin foam
Prior art date
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Pending
Application number
JP28029995A
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English (en)
Inventor
Toyoshige Kadoishi
豊繁 門石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 未完了発泡シートの発泡反応の制御が容易に
でき、発泡体の表面荒れや、発泡体からのガスの散逸な
どが少ない成形加工性に優れた架橋ポリオレフィン系樹
脂発泡シートの成形方法を提供することである。 【解決手段】 本発明の架橋ポリオレフィン系樹脂発泡
シートの成形方法は、成形のための加熱開始前の厚さを
1 、加熱終了後であって成形前の厚さをA2 としたと
き、1.2<A2 /A1 <1.6となり、且つ成形のた
めの加熱前の密度が0.034〜0.067g/cm3
ある発泡が未完了の架橋ポリオレフィン系樹脂発泡シー
トを加熱成形し、成形体を得るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、架橋ポリオレフィ
ン系樹脂発泡シートの成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の架橋ポリオレフィン系樹脂発泡シ
ートの成形方法として、特開平2−182427号公報
に記載されているものが知られている。上記の公報記載
の架橋ポリオレフィン系樹脂発泡シートの成形方法は、
発泡体の加熱成形開始時の密度をd1 、加熱成形終了時
の密度をd2 としたとき、0.70<(d2 /d1 )≦
0.90となる範囲に発泡反応を制御した発泡未完了の
シート状発泡体を用意し、前記発泡未完了のシート状発
泡体を用いて加熱成形を行い、成形体を得るようにした
ものであって、これによって、加熱成形時の加熱により
発泡体の表面荒れや発泡体からのガスの散逸などを防止
し、加熱成形条件の幅を広げようとしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術の架橋ポリオレフィン系樹脂発泡シートの成形方
法において、加熱時に未完了発泡シートが二次発泡して
密度を減じると同時に、成形時、殊に深絞り成形される
ときには、前記発泡シートの気泡が引き延ばされたり気
泡が潰れたりして密度が増加する。このため、加熱成形
終了時の密度d2は、成形品の形状やこの成形品の成形
部位によって異なってくることとなり、未完了発泡シー
トの密度d1 は、その都度成形品の形状に合わせて密度
2 の確認を取りながら設定しなければならないので、
発泡反応の制御がきわめて面倒であるという問題があ
る。
【0004】本発明は、上記の従来技術の問題を解決す
るためになされたものであって、本発明の目的は、成形
品の形状に影響を受けることなく未完了発泡シートの発
泡反応の制御が容易にでき、しかも成形時の加熱により
発泡体の表面荒れや、発泡体からのガスの散逸などが少
ない成形加工性に優れた架橋ポリオレフィン系樹脂発泡
シートの成形方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものであって、本発明の架橋ポリ
オレフィン系樹脂発泡シートの成形方法は、成形のため
の加熱開始前の厚さをA1 、加熱終了後であって成形前
の厚さをA2 としたとき、1.2<A2 /A1<1.6
となり、且つ成形のための加熱前の密度が0.034〜
0.067g/cm3である発泡が未完了の架橋ポリオレ
フィン系樹脂発泡シートを加熱成形し、成形体を得るも
のである。
【0006】また、架橋ポリオレフィン系樹脂発泡シー
トには、軟質塩化ビニル樹脂やTPE等の熱可塑性樹脂
シート、ポリ塩化ビニル製の布状繊維等が積層されてい
てもよい。
【0007】さらにまた、ポリオレフィン系樹脂は、ポ
リプロピレン系樹脂とポリエチレン系樹脂とからなるも
のが好適であるが、さらに好適なものとして、40〜7
0重量%のポリプロピレン系樹脂と60〜30重量%の
低密度ポリエチレン系樹脂とからなるものが挙げられ
る。
【0008】上記ポリプロピレン系樹脂としては、例え
ば、プロピレン単独重合体の他、プロピレンとエチレン
を含むα−オレフィンとのランダム共重合体もしくはブ
ロック共重合体、あるいはプロピレンとエチレン、ブテ
ンの3元共重合体等が好適である。上記ポリエチレン系
樹脂としては、例えば、高密度ポリエチレン、低密度ポ
リエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−ブ
テン共重合体等が挙げられ、その中でも低密度ポリエチ
レン、エチレン−ブテン共重合体が好ましい。
【0009】本発明に用いられるポリオレフィン系樹脂
発泡シートは、架橋されたものであるが、架橋法として
は、特に限定されず、電子線架橋または化学架橋等の通
常の方法が用いられる。上記電子線架橋法は、電離性放
射線照射装置を使用して照射することにより行われるも
のであって、上記放射線としては、例えばX線、α線、
β線、γ線などをいう。また、上記化学架橋法は、分解
温度がポリオレフィン系樹脂の溶融温度より高く、用い
る発泡剤の分解温度よりも低い架橋剤を用いるものであ
り、具体例として、メチルエチルケトンパーオキシド
(182℃)、ジクミルパーオキシド(171℃)、
2,5−ジメチル2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)
ヘキサン(179℃)等が挙げられる。なお、上記電子
線架橋と化学架橋とを併用してもよい。
【0010】本発明に使用される熱分解型発泡剤は、本
発明に用いられるポリオレフィン系樹脂の溶融温度より
も高い分解温度を有するものであれば、特に使用を限定
されるものではない。好適な例として、アゾジカルボン
アミドがあり、196℃以上の分解温度を有している。
【0011】本発明では、まず、1.2<A2 /A1
1.6となる範囲に加熱前後の発泡シートの厚さを制御
した発泡シートを用意する。A2 /A1 が1.2以下の
場合は、加熱成形時の発泡シートの二次発泡率が小さす
ぎて、加熱成形時に表面荒れやガスの散逸が生じ易くな
る。また、A2 /A1 が1.6以上になると、加熱成型
時の二次発泡による寸法変化が大きすぎ、他の材料との
貼り合わせが困難になる等、加熱成形条件の範囲が狭め
られる。
【0012】この際、発泡シートの密度は、0.034
〜0.067g/cm3の範囲の発泡シートとする。発泡
シートの密度が0.067g/cm3より大きいと、成形
体の弾力性が低下する。また、発泡シートの密度が0.
034g/cm3より小さくなると、発泡反応がほぼ完結
し、二次発泡が生じ難くなる。
【0013】上記の発泡シートを用意するには、まず発
泡剤の分解温度より低い温度領域でポリオレフィン系樹
脂と発泡剤とを混練成形して未発泡シートを成形し、つ
ぎにこの未発泡シートに電子線を照射してポリオレフィ
ン系樹脂を電子線架橋させるか、或いは発泡剤と化学架
橋剤とを添加して発泡剤の分解温度未満且つ化学架橋剤
の分解温度以上の温度に加熱して化学架橋させる。得ら
れた架橋された未発泡シートを発泡剤の分解温度以上の
温度に加熱し、発泡シートを得る。この際、前記発泡加
熱温度を制御することにより、1.2<A2 /A1
1.6となる範囲に成形加熱前後の発泡シートの厚さを
制御し、密度が0.034〜0.067g/cm3となる
範囲に制御した発泡が未完了の発泡シートが得られるよ
うにする。
【0014】次に、得られた未完了発泡シートを用いて
加熱成形を行う。この場合、発泡シートと、熱可塑性樹
脂シート、布状繊維の少なくともいずれか一つとを同時
に加熱成形することができる。本発明によって得られる
成形体は、例えば、自動車用の成形天井、ドアパネル、
インストルメントパネル等の車両内装材として幅広く使
用できる。
【0015】(作用)本発明の架橋ポリオレフィン系樹
脂発泡シートの成形方法は、1.2<A2 /A1 <1.
6となる範囲に加熱前後の発泡シートの厚さを制御した
発泡が未完了の発泡シートを用意するものであるから、
成形品の形状に影響を受けることなく未完了発泡シート
の発泡反応の制御が容易にできる。
【0016】また、上記未完了発泡シートを用いて加熱
成形を行い、成形体を得るものであるから、加熱成形時
にも積極的に発泡反応が利用できるようになり、表面荒
れやガスの散逸が起こり難くなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
(実施例)ポリプロピレン50重量部、直鎖状低密度ポ
リエチレン50重量部、アゾジカルボンアミド10重量
部及びジビニルベンゼン5重量部を押出機に供給・溶融
混練し、発泡性ポリオレフィン系樹脂組成物シートを得
た。得られた発泡性ポリオレフィン系樹脂組成物シート
に、4Mradの電子線を照射し、架橋させた後、表1
に示す温度及び時間で一次発泡させ、発泡未完了の架橋
ポリオレフィン系樹脂発泡シートを得た。
【0018】得られた発泡未完了の架橋ポリオレフィン
系樹脂発泡シートの厚さA1 及び密度を表1に示す。得
られた発泡未完了の架橋ポリオレフィン系樹脂発泡シー
トを、230°Cに成形のために加熱し、真空成形によ
り、コップ型に成形した。尚、加熱後の発泡シートの厚
さA2 を測定し、A2 と比A2 /A1 を表1に示した。
得られた成形品を肉眼で観察して下記の基準により判断
し、その結果を表1に示した。
【0019】
【表1】
【0020】 ○ 気泡の破れ、表面あれが共になし × 気泡の破れ又は表面あれのいずれか有り
【0021】
【発明の効果】本発明の架橋ポリオレフィン系樹脂発泡
シートの成形方法は、1.2<A2 /A1 <1.6とな
る範囲に加熱前後の発泡シートの厚さを制御した発泡シ
ートを用意するものであるから、成形品の形状に影響を
受けることなく未完了発泡シートの発泡反応の制御が容
易にできるという効果がある。
【0022】また、上記発泡シートを用いて加熱成形を
行い、成形体を得るものであるから、加熱成形時にも積
極的に発泡反応が利用できるようになり、表面荒れやガ
スの散逸が起こり難くなり、外観品質に優れた低密度の
成形体を得ることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形のための加熱開始前の厚さをA1
    加熱終了後であって成形前の厚さをA2 としたとき、
    1.2<A2 /A1 <1.6となり、且つ成形のための
    加熱前の密度が0.034〜0.067g/cm3である
    発泡が未完了の架橋ポリオレフィン系樹脂発泡シートを
    加熱成形し、成形体を得ることを特徴とする架橋ポリオ
    レフィン系樹脂発泡シートの成形方法。
JP28029995A 1995-10-27 1995-10-27 架橋ポリオレフィン系樹脂発泡シートの成形方法 Pending JPH09123263A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9260577B2 (en) 2009-07-14 2016-02-16 Toray Plastics (America), Inc. Crosslinked polyolefin foam sheet with exceptional softness, haptics, moldability, thermal stability and shear strength

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9260577B2 (en) 2009-07-14 2016-02-16 Toray Plastics (America), Inc. Crosslinked polyolefin foam sheet with exceptional softness, haptics, moldability, thermal stability and shear strength
US10301447B2 (en) 2009-07-14 2019-05-28 Toray Plastics (America), Inc. Crosslinked polyolefin foam sheet with exceptional softness, haptics, moldability, thermal stability and shear strength

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