JPH09132686A - シンジオタクチックポリスチレン系樹脂組成物 - Google Patents

シンジオタクチックポリスチレン系樹脂組成物

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JPH09132686A
JPH09132686A JP19186496A JP19186496A JPH09132686A JP H09132686 A JPH09132686 A JP H09132686A JP 19186496 A JP19186496 A JP 19186496A JP 19186496 A JP19186496 A JP 19186496A JP H09132686 A JPH09132686 A JP H09132686A
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慎史 茅野
Akihiko Okada
明彦 岡田
Nobuyuki Sato
信行 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】耐熱性や弾性率が良好で、かつ靱性にも格段に
すぐれ、更に表面剥離抑制効果も有するシンジオタクチ
ックポリスチレン(SPS)系樹脂組成物を提供する。 【解決手段】(A)(イ)シンジオタクチック構造を有
するスチレン系重合体10〜98重量%と(ロ)ポリオ
レフィン90〜2重量%とからなる成分100重量部に
対し、(B)スチレン成分含有量が40〜85重量%で
あるスチレン−オレフィン共重合体0.5〜50重量部を
含むSPS系樹脂組成物であり、場合により、さらにポ
リフェニレンエーテル、パラフィン系オイル,パラフィ
ン系ワックス,ミネラルオイルまたはシロキサン系オイ
ルなどを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シンジオタクチッ
クポリスチレン系樹脂組成物に関し、さらに詳しくは、
耐熱性や弾性率が良好である上、靱性を大きく向上する
ことができ、加えて表面層の剥離を抑制したシンジオタ
クチックポリスチレン系樹脂組成物に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、シンジオタクチック構造を有する
スチレン系重合体(以下、SPSと略す場合がある。)
は優れた耐熱性,耐薬品性を示すが、耐衝撃性が低いた
め材料として用いる適用範囲が限られていた。そのた
め、SPSにゴム状弾性体,他の熱可塑性樹脂をブレン
ドすることによりSPSの耐衝撃性の改良が行われてき
た(特開昭62−257950号公報,特開平1−14
6944号公報,同1−182344号公報,同1−2
79944号公報,同2−64140号公報)。特に、
SPSにゴム状弾性体としてスチレン系化合物を一成分
として含有するものを添加した組成物(特開平1−14
6944号公報)、SPSとSPS以外の熱可塑性樹脂
及び/又はゴム状重合体との混合物に対し、相溶化剤と
してスチレン鎖を含むブロック又はグラフト共重合体を
添加した組成物(特開平1−279944号公報)が提
案されている。しかし、これらの組成物においては、非
相溶なSPSとゴム成分の相溶性を改良し、ゴム成分の
分散性、界面強度の向上を目的として、相溶化剤として
ポリスチレン鎖を含むブロックまたはグラフトポリマー
を用いているものの、相溶化効果は十分とはいえず、そ
の結果、靱性の向上が少なく、また表面層の剥離の抑制
も十分とはいえなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
状況下で、弾性率や耐熱性が良好であり、かつ靱性を大
きく向上しうる上、表面層の剥離を抑制した耐衝撃性に
すぐれたシンジオタクチックポリスチレン系樹脂組成物
を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の好
ましい性質を有するシンジオタクチックポリスチレン系
樹脂組成物を開発すべく鋭意研究を重ねた結果、シンジ
オタクチック構造を有するスチレン系重合体とポリオレ
フィン、及びそれらの相溶化剤としての特定のスチレン
−オレフィン共重合体とを所定の割合で配合することに
より、その目的を達成しうること、さらに、これらに、
少量のポリフェニレンエーテルを配合することで、より
効果的に靱性を向上させうることを見出した。また、さ
らに、これらに、特定のスチレン系共重合体及び/又は
特定のオイル,ワックスを添加することにより、さらに
靱性を向上させることを見出した。また、上記組成物に
対し、さらに無機充填材、あるいは無機充填材と極性基
を有する特定の重合体とを、所定の割合で配合すること
により、耐熱性や弾性率などが、一層向上することを見
出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成したもの
である。
【0005】すなわち、本発明は、 (1)(A)(イ)シンジオタクチック構造を有するス
チレン系重合体10〜98重量%と(ロ)ポリオレフィ
ン90〜2重量%とからなる成分100重量部に対し、
(B)スチレン成分含有量が40〜85重量%であるス
チレン−オレフィン共重合体0.5〜50重量部からなる
樹脂成分を含有することを特徴とするシンジオタクチッ
クポリスチレン系樹脂組成物、 (2)(A)(イ)シンジオタクチック構造を有するス
チレン系重合体10〜98重量%と(ロ)ポリオレフィ
ン90〜2重量%とからなる成分100重量部に対し、
(B)スチレン成分含有量が40〜85重量%であるス
チレン−オレフィン共重合体0.5〜50重量部、(C)
上記(A)(イ)成分100重量部に対し、0.5〜10.
0重量部のポリフェニレンエーテル(クロロホルム中、
温度25℃における固有粘度が0.4デシリットル/g以
上)とからなる樹脂成分を含有することを特徴とするシ
ンジオタクチックポリスチレン系樹脂組成物、 (3)上記(A)(ロ)成分100重量部に対し0〜2
00重量部の(D)スチレン成分含有量が5〜35重量
%であるスチレン─オレフィン共重合体を含有する上記
(1)又は(2)記載のシンジオタクチックポリスチレ
ン系樹脂組成物、 (4)上記(A)(ロ)成分100重量部に対し0〜2
00重量部の(E)パラフィン系オイル,パラフィン系
ワックス,ミネラルオイル及び/又はシロキサン系オイ
ルを含有する上記(1)又は(2)のいずれかに記載の
シンジオタクチックポリスチレン系樹脂組成物、 (5)上記(A)(ロ)成分100重量部に対し0〜2
00重量部の(D)スチレン成分含有量が5〜35重量
%であるスチレン−オレフィン共重合体、及び上記
(A)(ロ)成分100重量部に対し0〜200重量部
の(E)パラフィン系オイル,パラフィン系ワックス,
ミネラルオイル及び/又はシロキサン系オイルを含有す
る上記(1)又は(2)記載のシンジオタクチックポリ
スチレン系樹脂組成物を提供するものである。
【0006】また、本発明の好ましい態様は、 (6)上記樹脂成分100重量部当たり、(F)無機充
填材0.5〜350重量部を含有してなる上記(1)〜
(5)のいずれかに記載のシンジオタクチックポリスチ
レン系樹脂組成物、 (7)上記樹脂成分100重量部当たり、(F)無機充
填材0.5〜350重量部及び(G)上記(A)(イ)成
分との相溶性又は親和性を有し、かつ極性基を有する重
合体0.1〜10重量部を含有してなる上記(1)〜
(5)のいずれかに記載のシンジオタクチックポリスチ
レン系樹脂組成物である。
【0007】本発明の樹脂組成物においては、(A)
(イ)成分として、シンジオタクチック構造を有するス
チレン系重合体が用いられる。ここでシンジオタクチッ
ク構造を有するスチレン系重合体におけるシンジオタク
チック構造とは、立体化学構造がシンジオタクチック構
造、すなわち炭素−炭素結合から形成される主鎖に対し
て側鎖であるフェニル基や置換フェニル基が交互に反対
方向に位置する立体構造を有するものであり、そのタク
ティシティーは同位体炭素による核磁気共鳴法( 13C−
NMR法)により定量される。13C−NMR法により測
定されるタクティシティーは、連続する複数個の構成単
位の存在割合、例えば2個の場合はダイアッド,3個の
場合はトリアッド,5個の場合はペンタッドによって示
すことができるが、本発明に言うシンジオタクチック構
造を有するスチレン系重合体とは、通常はラセミダイア
ッドで75%以上、好ましくは85%以上、若しくはラ
セミペンタッドで30%以上、好ましくは50%以上の
シンジオタクティシティーを有するポリスチレン,ポリ
(アルキルスチレン),ポリ(ハロゲン化スチレン),
ポリ(ハロゲン化アルキルスチレン),ポリ(アルコキ
シスチレン),ポリ(ビニル安息香酸エステル),これ
らの水素化重合体及びこれらの混合物、あるいはこれら
を主成分とする共重合体を指称する。なお、ここでポリ
(アルキルスチレン)としては、ポリ(メチルスチレ
ン),ポリ(エチルスチレン),ポリ(イソプロピルス
チレン),ポリ(ターシャリーブチルスチレン),ポリ
(フェニルスチレン),ポリ(ビニルナフタレン),ポ
リ(ビニルスチレン)などがあり、ポリ(ハロゲン化ス
チレン)としては、ポリ(クロロスチレン),ポリ(ブ
ロモスチレン),ポリ(フルオロスチレン) などがあ
る。また、ポリ(ハロゲン化アルキルスチレン)として
は、ポリ(クロロメチルスチレン) など、また、ポリ
(アルコキシスチレン)としては、ポリ(メトキシスチ
レン),ポリ(エトキシスチレン)などがある。これら
のうち特に好ましいスチレン系重合体としては、ポリス
チレン,ポリ(p−メチルスチレン),ポリ(m−メチ
ルスチレン),ポリ(p−ターシャリーブチルスチレ
ン),ポリ(p−クロロスチレン),ポリ(m−クロロ
スチレン),ポリ(p−フルオロスチレン) ,水素化ポ
リスチレン及びこれらの構造単位を含む共重合体が挙げ
られる。
【0008】このスチレン系重合体は、分子量について
特に制限はないが、重量平均分子量が好ましくは100
00以上、さらに好ましくは50000以上である。ま
た、分子量分布についてもその広狭は制約がなく、 様々
なものを充当することが可能である。ここで、重量平均
分子量が10000未満のものでは、得られる組成物あ
るいは成形品の熱的性質,機械的性質が低下する場合が
あり好ましくない。このようなシンジオタクチック構造
を有するスチレン系重合体は、例えば不活性炭化水素溶
媒中、又は溶媒の不存在下に、チタン化合物及び水とト
リアルキルアルミニウムの縮合生成物を触媒として、ス
チレン系単量体(上記スチレン系重合体に対応する単量
体)を重合することにより製造することができる(特開
昭62−187708号公報)。また、ポリ(ハロゲン
化アルキルスチレン)については特開平1−46912
号公報、上記水素化重合体は特開平1−178505号
公報記載の方法などにより得ることができる。この
(イ)成分のシンジオタクチック構造を有するスチレン
系重合体は一種用いてよく、二種以上を組み合わせて用
いてもよい。
【0009】一方、(A)(ロ)成分として、ポリオレ
フィンが用いられるが、これらは、モノマー単位とし
て、例えばエチレン,プロピレン,ブチレン,ブテン,
オクテン,ブタジエン,イソプレン,ノルボルネン,ノ
ルボルナジエン,シクロペンタジエンなどのオレフィン
またはジエンに由来する単位を含有するものであればよ
く、公知のポリオレフィンが含まれる。ポリオレフィン
の具体例としては、例えばエチレン−プロピレン共重合
体ゴム(EPM),エチレン−プロピレン−ジエン共重
合体ゴム(EPDM),アイソタクチックポリプロピレ
ン,シンジオタクチックポリプロピレン,アタクチック
ポリプロピレン,ブロックポリプロピレン,ランダムポ
リプロピレン,高密度ポリエチレン,高圧法低密度ポリ
エチレン,直鎖状低密度ポリエチレン,環状ポリオレフ
ィン,及びこれらを形成するモノマー二種以上から得ら
れた共重合体などが挙げられる。これらの中でEPM及
びEPDM,ポリプロピレン及びポリエチレンが好適で
ある。この(ロ)成分のポリオレフィンは一種用いても
よく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0010】本発明の組成物においては、(A)成分
は、上記(イ)成分10〜98重量%、好ましくは20
〜95重量%、さらに好ましくは30〜90重量%と、
(ロ)成分90〜2重量%、好ましくは80〜5重量
%、さらに好ましくは70〜10重量%とからなる。
(イ)成分が上記範囲より少ない場合、組成物はシンジ
オタクチックポリスチレンの特性が失われたり弾性率や
耐熱性が著しく劣ることがあり、また上記範囲より多い
と靱性の改良効果が充分に発揮されないことがある。
【0011】本発明の樹脂組成物においては、上記
(A)成分100重量部に対して、(B)成分として、
スチレン成分含有量が40〜85重量%であるスチレン
−オレフィン共重合体0.5〜50重量部が用いられる。
この(B)成分は、上記(A)成分における(イ)成分
と(ロ)成分に対する相溶化剤としての機能を発揮する
ものである。この(B)成分のブロック共重合体は、ス
チレン成分含有量が40〜85重量%であることが必要
である。さらには温度300℃,剪断速度100sec
-1・hrにおける溶融粘度が1200Pa・sec以下
のものであることが好ましい。
【0012】該スチレン成分含有量が上記範囲を逸脱す
るものは、上記(イ)成分と(ロ)成分に対する相溶化
剤としての機能が充分に発揮されず、靱性が不十分であ
り、また表面層の剥離抑制効果も小さく、本発明の目的
が充分に達せられないことがある。相溶化剤としての機
能の面から、スチレン成分の好ましい含有量は45〜8
0重量%の範囲であり、特に50〜75重量%の範囲が
好適である。また、該溶融粘度(分子量のパラメータ
ー)が1200Pa・secを超えるものは、該(イ)
成分と(ロ)成分に対する相溶化剤としての機能が充分
に発揮されず、本発明の目的が達せられないおそれがあ
る。
【0013】この(B)成分のスチレン−オレフィン共
重合体としては、例えばスチレン−ブタジエンランダム
共重合体,水素添加スチレン−ブタジエンランダム共重
合体,スチレン−イソプレンランダム共重合体,水素添
加スチレン−イソプレンランダム共重合体,スチレン−
ブタジエンブロック共重合体(SBR),水素添加スチ
レン−ブタジエンブロック共重合体(SEB,SEB
C),スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合
体(SBS),水素添加スチレン−ブタジエン−スチレ
ンブロック共重合体(SEBS),スチレン−イソプレ
ンブロック共重合体(SIR),水素添加スチレン−イ
ソプレンブロック共重合体(SEP),スチレン−イソ
プレン−スチレンブロック共重合体(SIS),水素添
加スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体
(SEPS),スチレン−エチレン共重合体,スチレン
−プロピレン共重合体,エチレン−スチレングラフト共
重合体,プロピレン−スチレングラフト共重合体,EP
M−スチレングラフト共重合体,EPDM−スチレング
ラフト共重合体またはこれらを変性したもの等が挙げら
れる。このうち、特にスチレン−オレフィンジブロック
共重合体,スチレン−オレフィントリブロック共重合体
が好ましい。具体的には、スチレン−ブタジエンブロッ
ク共重合体(SBR),水素添加スチレン−ブタジエン
ブロック共重合体(SEB,SEBC),スチレン−ブ
タジエン−スチレンブロック共重合体(SBS),水素
添加スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体
(SEBS),スチレン−イソプレンブロック共重合体
(SIR),水素添加スチレン−イソプレンブロック共
重合体(SEP),スチレン−イソプレン−スチレンブ
ロック共重合体(SIS),水素添加スチレン−イソプ
レン−スチレンブロック共重合体(SEPS)またはこ
れらを変性したもの等が好ましく用いられる。
【0014】この(B)成分のオレフィン成分として
は、前記(A)(ロ)成分と相溶性のよいものが好まし
い。また、この(B)成分は一種のみ用いてもよく、二
種以上を組み合わせて用いてもよい。本発明の組成物に
おいては、この(B)成分は、前記(A)成分100重
量部に対し、0.5〜50重量部の割合で含有される。こ
の量が0.5重量部未満では相溶化能が不十分であり、靱
性改良や表層剥離抑制の効果が充分に発揮されないこと
があり、また50重量部を超えても靱性改良や表層剥離
抑制の効果の向上は期待できず、コスト的なメリットが
失われるために好ましくない。組成物の靱性、あるいは
表層剥離抑制及びその他物性面から、(B)成分の好ま
しい含有量は1〜40重量部の範囲であり、特に3〜3
0重量部の範囲が好適である。
【0015】本発明の樹脂組成物においては、必要に応
じ、(C)成分として、ポリフェニレンエーテルを含有
させることができる。このポリフェニレンエーテルは、
公知の化合物であり、米国特許第3,306,874号,同
3,306,875号,同3,257,357号及び同3,257,
358号の各明細書を参照することができる。ポリフェ
ニレンエーテルは、通常、銅アミン錯体、及び二箇所若
しくは三箇所を置換した一種以上のフェノール化合物の
存在下で、ホモポリマー又はコポリマーを生成する酸化
カップリング反応によって調製される。ここで、銅アミ
ン錯体は、第一,第二及び第三アミンから誘導される銅
アミン錯体を使用できる。適切なポリフェニレンエーテ
ルの例としては、ポリ(2,3−ジメチル−6−エチル
−1,4−フェニレンエーテル);ポリ(2−メチル−
6−クロロメチル−1,4−フェニレンエーテル);ポ
リ(2−メチル−6−ヒドロキシエチル−1,4−フェ
ニレンエーテル);ポリ(2−メチル−6−n−ブチル
−1,4−フェニレンエーテル);ポリ(2−エチル−
6−イソプロピル−1,4−フェニレンエーテル);ポ
リ(2−エチル−6−n−プロピル−1,4−フェニレ
ンエーテル);ポリ(2,3,6−トリメチル−1,4
−フェニレンエーテル);ポリ〔2−(4’−メチルフ
ェニル)−1,4−フェニレンエーテル〕;ポリ(2−
ブロモ−6−フェニル−1,4−フェニレンエーテ
ル);ポリ(2−メチル−6−フェニル−1,4−フェ
ニレンエーテル);ポリ(2−フェニル−1,4−フェ
ニレンエーテル);ポリ(2−クロロ−1,4−フェニ
レンエーテル);ポリ(2−メチル−1,4−フェニレ
ンエーテル);ポリ(2−クロロ−6−エチル−1,4
−フェニレンエーテル);ポリ(2−クロロ−6−ブロ
モ−1,4−フェニレンエーテル);ポリ(2,6−ジ
−n−プロピル−1,4−フェニレンエーテル);ポリ
(2−メチル−6−イソプロピル−1,4−フェニレン
エーテル);ポリ(2−クロロ−6−メチル−1,4−
フェニレンエーテル);ポリ(2−メチル−6−エチル
−1,4−フェニレンエーテル);ポリ(2,6−ジブ
ロモ−1,4−フェニレンエーテル);ポリ(2,6−
ジクロロ−1,4−フェニレンエーテル);ポリ(2,
6−ジエチル−1,4−フェニレンエーテル)ポリ
(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)な
どが挙げられる。また例えば、前記ホモポリマーの調製
に用いられるようなフェノール化合物の二種またはそれ
以上から誘導される共重合体などの共重合体も適切であ
る。更に例えば、ポリスチレンなどのビニル芳香族化合
物と上記ポリフェニレンエーテルとのグラフト共重合体
やブロック共重合体も用いることができる。これらの中
で、特にポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン
エーテル)が好適である。
【0016】このポリフェニレンエーテルは、耐衝撃性
改良効果の点から、クロロホルム中、温度25℃で測定
した固有粘度が0.4デシリットル/g以上、好ましくは
0.5デシリットル/g以上のものが用いられる。また、
この(C)成分は、前記(A)(イ)成分100重量部
に対して、0.5〜10.0重量部の割合で含有される。こ
の含有量が0.5重量部未満では耐衝撃性の改良効果が不
充分であり、10.0重量部を超えると成形性が低下する
ことがある。(C)成分の好ましい含有量は、(A)
(イ)成分に対し1.0〜5.0重量部の範囲である。本発
明の樹脂組成物においてはさらに靱性を向上させるた
め、必要に応じ(D)スチレン成分含有量が5〜35重
量%であるスチレン−オレフィン共重合体を含有させる
ことができる。この(D)成分は(A)(ロ)成分との
相溶性または親和性の高いスチレン−オレフィン共重合
体である必要があり、そのスチレン成分含有量が5〜3
5重量%であることが必要である。該スチレン成分含有
量が上記範囲を逸脱するものは靱性向上の効果が認めら
れないことがある。
【0017】この(D)成分のスチレン−オレフィン共
重合体としては、(B)成分として記載したものを用い
ることができる(但し、(B)成分とは、スチレン成分
含有量が異なる)。このうち、特にスチレン−オレフィ
ンジブロック共重合体,スチレン−オレフィントリブロ
ック共重合体が好ましい。具体的には、スチレン−ブタ
ジエンブロック共重合体(SBR),水素添加スチレン
−ブタジエンブロック共重合体(SEB,SEBC),
スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(S
BS),水素添加スチレン−ブタジエン−スチレンブロ
ック共重合体(SEBS),スチレン−イソプレンブロ
ック共重合体(SIR),水素添加スチレン−イソプレ
ンブロック共重合体(SEP),スチレン−イソプレン
−スチレンブロック共重合体(SIS),水素添加スチ
レン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(SEP
S)またはこれらを変性したもの等が好ましく用いられ
る。この(D)成分は一種のみを用いてもよく、二種以
上を組み合わせて用いてもよい。本発明の組成物におい
ては、この(D)成分は前記(A)(ロ)成分100重
量部に対し0〜200重量部の割合で含有される。この
量が200重量部を超えても靱性改良効果の向上は期待
できず、コスト的なメリットが失われるため好ましくな
い。(D)成分の好ましい含有量は1〜150重量部の
範囲であり、特に5〜150重量部の範囲が好適であ
る。
【0018】本発明の樹脂組成物においては、さらに靱
性及び流動性を向上させるため、必要に応じ(E)パラ
フィン系オイル,パラフィン系ワックス,ミネラルオイ
ルまたはシロキサン系オイルを含有させることができ
る。この(E)成分は、(A)(ロ)成分との相溶性ま
たは親和性の高いものである必要がある。(A)(ロ)
成分との相溶性または親和性の低いものを用いた場合、
靱性向上の効果が認められないことがある。この(E)
成分のパラフィン系オイル,パラフィン系ワックス,ミ
ネラルオイルまたはシロキサン系オイルとしては、ポリ
エチレン系オリゴマー,ポリエチレン系ワックス,ポリ
オレフィン系オリゴマー,ポリオレフィン系ワックス,
重質シクロパラフィン,ミネラルオイル,脂肪酸エステ
ル,脂肪族二塩基酸エステル,フタル酸エステル,芳香
族カルボン酸エステル,リン酸エステル,ポリジメチル
シロキサン,ジメチルシロキサン−ジフェニルシロキサ
ン共重合体,ポリメチルフェニルシロキサン等が挙げら
れる。このうち特にポリエチレン系オリゴマー,ポリエ
チレン系ワックス,ミネラルオイル,ポリジメチルシロ
キサン,ジメチルシロキサン−ジフェニルシロキサン共
重合体,ポリメチルフェニルシロキサンが好ましく用い
られる。この(E)成分は、一種のみを用いてもよく二
種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0019】本発明の組成物においては、この(E)成
分は前記(A)(ロ)成分100重量部に対し、0〜2
00重量部の割合で含有される。この量が200重量部
を超えても靱性改良効果の向上は期待できず、弾性率が
低下することがるため好ましくない。(E)成分の好ま
しい含有量は1〜150重量部の範囲であり、特に5〜
100重量部の範囲が好適である。上記(D)成分及び
(E)成分を併用することも可能である。(D)成分と
(E)成分を併用することにより、(D)成分または
(E)成分の一方のみを用いた場合よりもさらに靱性を
向上させることが可能である。また、(D)成分及び/
又は(E)成分は、(A)(ロ)成分と予備的に混合し
ておくことも可能である。
【0020】本発明の樹脂組成物においては、弾性率及
び耐熱性を一層向上させるために、(F)成分として無
機充填材を含有させるのが有利である。この無機充填材
としては、繊維状,粒状,粉状など、様々なものが挙げ
られる。繊維状充填材としては、例えばガラス繊維,炭
素繊維,ウィスカーなどが挙げられる。ここで、繊維状
充填材の形状としてはクロス状,マット状,集束切断
状,短繊維,フィラメント状のもの,ウィスカー等があ
るが、集束切断状の場合、長さが0.05〜50mm,繊
維径が5〜20μmのものが好ましい。
【0021】一方、粒状,粉状充填材としては、例えば
タルク,カーボンブラック,グラファイト,二酸化チタ
ン,シリカ,マイカ,炭酸カルシウム,硫酸カルシウ
ム,炭酸バリウム,炭酸マグネシウム,硫酸マグネシウ
ム,硫酸バリウム,オキシサルフェート,酸化スズ,ア
ルミナ,カオリン,炭化ケイ素,金属粉末,ガラスパウ
ダー,ガラスフレーク,ガラスビーズなどが挙げられ
る。これら充填材のうち特にガラス充填材、例えばガラ
スパウダー,ガラスフレーク,ガラスビーズ,ガラスフ
ィラメント,ガラスファイバー,ガラスロビング,ガラ
スマットが好ましい。また、上記無機充填材は表面処理
したものが好ましい。この表面処理に用いられるカップ
リング剤は、充填材と樹脂との接着性を良好にするため
に用いられるが、いわゆるシラン系カップリング剤,チ
タン系カップリング剤など、従来公知のもののなかから
適宜選定して用いることができる。中でも、γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン,N−β−(アミノエチ
ル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン,γ−グ
リシドキシプロピルトリメトキシシラン,β−(3,4
−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン
などのアミノシラン、エポキシシラン、イソプロピルト
リ(N−アミドエチル,アミノエチル)チタネートが好
ましく用いられる。
【0022】このようなカップリング剤を用いて前記充
填材の表面処理を行うには、通常の公知である方法で行
うことができ、特に制限はない。例えば、上記カップリ
ング剤の有機溶媒溶液あるいは懸濁液をいわゆるサイジ
ング剤として充填材に塗布するサイジング処理法,ある
いはヘンシェルミキサー,スーパーミキサー,レーディ
ゲミキサー,V型ブレンダ−などを用いての乾燥混合
法、スプレー法,インテグラルブレンド法,ドライコン
セントレート法など、充填材の形状により適宜な方法に
て行うことができるが、サイジング処理法,乾式混合
法,スプレー法により行うことが望ましい。また、上記
のカップリング剤とともにガラス用フィルム形成性物質
を併用することができる。このフィルム形成性物質に
は、特に制限はなく、例えばポリエステル系,ポリエ−
テル系,ウレタン系,エポキシ系,アクリル系,酢酸ビ
ニル系などの重合体が挙げられる。
【0023】この(F)成分の無機充填材は一種用いて
もよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。また、
その含有量は、(A)成分及び(B)成分からなる樹
脂成分、(A)成分,(B)成分及び(C)成分から
なる樹脂成分、(A)成分,(B)成分,(C)成分
及び(D)成分からなる樹脂成分、(A)成分,
(B)成分,(C)成分及び(E)成分からなる樹脂成
分、又は(A)成分,(B)成分,(C)成分,
(D)成分及び(E)成分からなる樹脂成分100重量
部当たり、0.5〜350重量部の範囲で選ばれる。この
量が0.5重量部未満では充填材としての配合効果が認め
られず、350重量部を超えると分散性が悪くなり、成
形が困難になるという不都合が生じることがある。無機
充填材の好ましい含有量は5〜200重量部の範囲であ
り、さらに好ましくは10〜150重量部の範囲であ
る。本発明の樹脂組成物においては、上記無機充填材と
樹脂成分との接着性を向上させる目的で、(F)成分の
無機充填材と共に、(G)成分として、前記(A)
(イ)成分のシンジオタクチック構造を有するスチレン
系重合体との相溶性又は親和性を有し、かつ極性基を有
する重合体を含有させるのが好ましい。ここで、(A)
(イ)成分との相溶性又は親和性を有する重合体とは、
(A)(イ)成分との相溶性又は親和性を示す連鎖をポ
リマー鎖中に含有するものを示す。このような重合体と
しては、例えばシンジオタクチックポリスチレン,アタ
クチックポリスチレン,アイソタクチックポリスチレ
ン,スチレン系共重合体,ポリフェニレンエーテル,ポ
リビニルメチルエーテルなどを主鎖,ブロック鎖又はグ
ラフト鎖として有するものなどが挙げられる。また、こ
こでいう極性基は、(F)成分の無機充填材との接着性
を向上させる基であればよく、特に制限はない。この極
性基の具体例としては、酸無水物基,カルボン酸基,カ
ルボン酸エステル基,カルボン酸塩化物基,カルボン酸
アミド基,カルボン酸塩基,スルホン酸基,スルホン酸
エステル基,スルホン酸塩化物基,スルホン酸アミド
基,スルホン酸塩基,エポキシ基,アミノ基,イミド
基,オキサゾリン基などが挙げられる。
【0024】この(G)成分の具体例としては、スチレ
ン−無水マレイン酸共重合体(SMA),スチレン−グ
リシジルメタクリレート共重合体,末端カルボン酸変性
ポリスチレン,末端エポキシ変性ポリスチレン,末端オ
キサゾリン変性ポリスチレン,末端アミン変性ポリスチ
レン,スルホン化ポリスチレン,スチレン系アイオノマ
ー,スチレン−メチルメタクリレートグラフトポリマ
ー,(スチレン−グリシジルメタクリレート)−メチル
メタクリレートグラフトポリマー,酸変性アクリル−ス
チレン−グラフトポリマー,(スチレン−グリシジルメ
タクリレート)−スチレングラフトポリマー,ポリブチ
レンテレフタレート−ポリスチレングラフトポリマー,
さらには、無水マレイン酸変性シンジオタクチックポリ
スチレン,フマル酸変性シンジオタクチックポリスチレ
ン,グリシジルメタクリレート変性シンジオタクチック
ポリスチレン,アミン変性シンジオタクチックポリスチ
レンなどの変性スチレン系ポリマー、(スチレン−無水
マレイン酸)−ポリフェニレンエーテルグラフトポリマ
ー,無水マレイン酸変性ポリフェニレンエーテル,フマ
ル酸変性ポリフェニレンエーテル,グリシジルメタクリ
レート変性ポリフェニレンエーテル,アミン変性ポリフ
ェニレンエーテルなどの変性ポリフェニレンエーテル系
ポリマーなどが挙げられる。これらの中で、特に変性シ
ンジオタクチックポリスチレン及び変性ポリフェニレン
エーテルが好適である。これらについては一種用いても
よいし、二種以上を組合せて用いてもよい。これらの重
合体中の極性基の含有量は0.01〜20重量%、さらに
は0.05〜10重量%の範囲が好ましい。この含有量が
0.01重量%未満では無機充填材との接着効果を発揮さ
せるのに、この(G)成分を多量に配合する必要があ
り、その結果、組成物の力学物性,耐熱性,成形性が低
下することがあり、好ましくない。また20重量%を超
えると(A)(イ)成分との相溶性が低下することがあ
り、好ましくない。
【0025】次に、この(G)成分として、好ましく用
いられる変性シンジオタクチックポリスチレンについて
説明する。変性に用いるSPSについては特に制限はな
く、前記(A)(イ)成分の説明で示した重合体を用い
ることができるが、(A)(イ)成分との相溶性の点か
ら、特にスチレン単独重合体または、スチレンと置換ス
チレンとの共重合体が好適である。共重合体を用いる場
合、その組成比については特に制限はないが、置換スチ
レン単位の含有量が50モル%以下の範囲にあるのが好
ましい。50モル%を超えると(A)(イ)成分との相
溶性が低下することがあるので好ましくない。この置換
スチレンとしては、例えばメチルスチレン,エチルスチ
レン,イソプロピルスチレン,ターシャリーブチルスチ
レン,ビニルスチレンなどのアルキルスチレン、クロロ
スチレン,ブロモスチレン,フルオロスチレンなどのハ
ロゲン化スチレン、クロロメチルスチレンなどのハロゲ
ン化アルキルスチレン、メトキシスチレン,エトキシス
チレンなどのアルコキシスチレンなどが挙げられる。こ
れらの置換スチレンは一種用いてもよいし、二種以上を
組合せて用いてもよい。
【0026】上記SPSの変性に用いる変性剤として
は、同一分子内にエチレン性二重結合と極性基とを有す
る化合物が使用できる。このような変性剤としては、例
えば無水マレイン酸,マレイン酸,マレイン酸エステ
ル,マレイミド及びそのN置換体、マレイン酸塩などの
マレイン酸類、フマル酸,フマル酸エステル,フマル酸
塩などのフマル酸類、無水イタコン酸,イタコン酸,イ
タコン酸エステル,イタコン酸塩などのイタコン酸類、
アクリル酸,アクリル酸エステル,アクリル酸アミド,
アクリル酸塩などのアクリル酸誘導体,メタクリル酸,
メタクリル酸エステル,メタクリル酸アミド,メタクリ
ル酸塩,グリシジルメタクリレートなどのメタクリル酸
誘導体などが挙げられる。これらの中で、特に無水マレ
イン酸,フマル酸,フマル酸エステル及びグリシジルメ
タクリレートが好適である。これらの変性剤は一種用い
てもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0027】変性SPSは、例えば溶媒や他樹脂の存在
下又は不存在下、上記SPSと変性剤とを反応させるこ
とにより得られる。変性の方法については特に制限はな
く、公知の方法、例えばロールミル,バンバリミキサ
ー,押出機などを用いて150〜350℃の範囲の温度
において溶融混練し、反応させる方法、あるいはベンゼ
ン,トルエン,キシレンなどの溶媒中で加熱反応させる
方法などを用いることができる。さらに、これらの反応
を容易にするために、反応系にベンゾイルパーオキサイ
ド,ジ−t−ブチルパーオキサイド,ジクミルパーオキ
サイド,t−ブチルパーオキシベンゾエート,アゾビス
イソブチロニトリル,アゾビスイソバレロニトリル,
2,3−ジフェニル−2,3−ジメチルブタンなどのラ
ジカル発生剤を存在させることは有効である。好ましい
方法としては、ラジカル発生剤の存在下に溶融混練する
方法である。また、変性の際、他樹脂を添加してもよ
い。このようにして得られた変性SPSの中で、特に無
水マレイン酸変性SPS,フマル酸変性SPS及びフマ
ル酸エステル変性SPSが好適である。
【0028】一方、(G)成分として好ましく用いられ
る変性ポリフェニレンエーテルは、公知のポリフェニレ
ンエーテルを変性剤を用いて変性することにより得るこ
とができる。変性に用いられるポリフェニレンエーテル
については特に制限はなく、前記(C)成分の説明で示
した重合体を用いることができるが、特にポリ(2,6
−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)が好適であ
る。このポリフェニレンエーテルの変性に用いる変性剤
としては、前記変性SPSの説明において例示した変性
剤と同じものを挙げることができ、特に、無水マレイン
酸,フマル酸,フマル酸エステル及びグリシジルメタク
リレートが好適である。これらの変性剤は一種用いても
よく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。また、変
性方法としては、前記SPSの変性方法と同様の方法を
用いることができる。このようにして得られた変性ポリ
フェニレンエーテルの中で、特に無水マレイン酸変性ポ
リフェニレンエーテル,フマル酸変性ポリフェニレンエ
ーテル及びフマル酸エステル変性ポリフェニレンエーテ
ルが好適である。
【0029】本発明においては、この(G)成分の極性
基を有する重合体は一種用いてもよく、二種以上を組み
合わせて用いてもよい。また、該(G)成分は、前記
(A)成分及び(B)成分からなる樹脂成分、(A)
成分,(B)成分及び(C)成分からなる樹脂成分、
(A)成分,(B)成分,(C)成分及び(D)成分か
らなる樹脂成分、(A)成分,(B)成分,(C)成
分及び(E)成分からなる樹脂成分、又は(A)成
分,(B)成分,(C)成分,(D)成分及び(E)成
分からなる樹脂成分100重量部当たり、0.1〜10重
量部の割合で含有される。この量が0.1重量部未満では
無機充填材と樹脂成分との接着改善効果が充分に発揮さ
れないことがあり、10重量部を超えると組成物の耐熱
性及び成形性が低下することがある。無機充填材と樹脂
成分との接着性及び組成物の耐熱性や成形性などの点か
ら、(G)成分の好ましい含有量は0.5〜8重量部、さ
らに好ましくは1〜5重量部の範囲である。本発明の樹
脂組成物には、本発明の目的が損なわれない範囲で、公
知の各種添加剤、例えば核剤,酸化防止剤,可塑剤,難
燃剤,難燃助剤,離型剤,顔料,カーボンブラック,帯
電防止剤,さらには他のゴムや熱可塑性樹脂などを配合
することができる。
【0030】ここで、核剤としては、例えば、アルミニ
ウムジ(p−tert−ブチルベンゾエート)をはじめ
とするカルボン酸の金属塩、メチレンビス(2,4−ジ
−t−ブチルフェノール)アシッドホスフェートナトリ
ウムをはじめとするリン酸の金属塩、さらにはタルク,
フタロシアニン誘導体などが挙げられる。酸化防止剤と
しては、リン系,フェノール系,イオウ系等公知のもの
から任意に選択して用いることができる。可塑剤として
は、例えばポリエチレングリコール,ポリアミドオリゴ
マー,エチレンビスステアロアミド,ポリスチレンオリ
ゴマー等公知のものから任意に選択して用いることがで
きる。また、難燃剤としては、例えば臭素化ポリスチレ
ン,臭素化シンジオタクチックポリスチレン,臭素化ポ
リフェニレンエーテルをはじめとする臭素化ポリマー、
臭素化ジフェニルアルカン,臭素化ジフェニルエーテル
をはじめとする臭素化芳香族化合物等公知のものから任
意に選択して用いることができる。難燃助剤としては、
例えば三酸化アンチモンなどのアンチモン化合物やその
他公知のものから任意に選択して用いることができる。
離型剤としては、ポリエチレンワックス,シリコーンオ
イル,長鎖カルボン酸,長鎖カルボン酸の金属塩等公知
のものから任意に選択して用いることができる。これら
の添加剤はいずれも一種のみ単独でまたは二種以上を組
み合わせて用いてもよい。
【0031】ゴム状弾性体の具体例としては例えば、天
然ゴム,ポリブタジエン,ポリイソプレン,ポリイソブ
チレン,ネオプレン,ポリスルフィドゴム,チオコール
ゴム,アクリルゴム,ウレタンゴム,シリコーンゴム,
エピクロロヒドリンゴムあるいはブタジエン−アクリロ
ニトリル−スチレン−コアシェルゴム(ABS),メチ
ルメタクリレート−ブタジエン−スチレン−コアシェル
ゴム(MBS),メチルメタクリレート−ブチルアクリ
レート−スチレン−コアシェルゴム(MAS),オクチ
ルアクリレート−ブタジエン−スチレン−コアシェルゴ
ム(MABS),アルキルアクリレート−ブタジエン−
アクリロニトリル−スチレン−コアシェルゴム(AAB
S),ブタジエン−スチレン−コアシェルゴム(SB
R),メチルメタクリレート−ブチルアクリレート−シ
ロキサンをはじめとするシロキサン含有コアシェルゴム
等のコアシェルタイプの粒子状弾性体、またはこれらを
変性したゴム等が挙げられる。なお、これらのゴム状弾
性体は、一種のみを単独でまたは二種以上を組み合わせ
て用いることができる。また、熱可塑性樹脂としては、
ポリスチレン,HIPS,ABS,ASをはじめとする
ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート,ポリアリレー
ト,ポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテレフ
タレートをはじめとするポリエステル系樹脂、ポリアミ
ド6,ポリアミド66,ポリアミド46,ポリアミド1
2,芳香族ポリアミドをはじめとするポリアミド系樹
脂、PPS等公知のものから任意に選択して用いること
ができる。なお、これらの熱可塑性樹脂は、一種のみを
単独でまたは二種以上を組み合わせて用いることができ
る。
【0032】本発明の樹脂組成物の調製方法については
特に制限はなく公知の方法により調製することができ
る。例えば前記(A)(イ)成分,(A)(ロ)成分,
(B)成分、さらに必要に応じて用いられる(C)成
分,(D)成分,(E)成分,(F)成分,(G)成分
及び各種添加剤を、リボンブレンダー,ヘンシエルミキ
サー,バンバリーミキサー,ドラムタンブラー,単軸ス
クリュー押出機,二軸スクリュー押出機,コニーダ,多
軸スクリュー押出機などを用いて溶融混練することによ
り、本発明の樹脂組成物が得られる。このようにして得
られた本発明の樹脂組成物を用いることにより、成形法
にとらわれることなく優れた物性を有する成形品を得る
ことができる。例えば、射出成形による成形品、押出成
形によるシート,フィルム、押出成形及び熱成形による
容器・トレイ、押出成形及び延伸による一軸,二軸延伸
フィルム・シート、紡糸による繊維状成形品などが挙げ
られる。
【0033】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定さ
れるものではない。また、物性は以下に示する方法に従
って求めた。 (1)アイゾット衝撃強度(ノッチ付) JIS K−7110に準拠して求めた。 (2)引張伸び JIS K−7113に準拠して求めた。 (3)耐表面層剥離性 目視判断により耐表面層剥離性が良好なものから順に
◎,○,×の3段階で表した。
【0034】製造例1(SPSの製造) 2リットルの反応容器に、精製スチレン1.0リットル、
トリエチルアルミニウム1ミリモルを加え、80℃に加
熱したのち、予備混合触媒〔ペンタメチルシクロペンタ
ジエニルチタントリメトキシド90マイクロモル、ジメ
チルアニリニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニ
ル)ボレート90マイクロモル、トルエン29.1ミリモ
ル、トリイソブチルアルミニウム1.8ミリモル〕16.5
ミリリットルを添加し、80℃で5時間重合を行った。
反応終了後、生成物をメタノールで繰り返し洗浄し、乾
燥して重合体380gを得た。この重合体の重量平均分
子量を、1,2,4−トリクロロベンゼンを溶媒とし、
130℃でゲルパーミエーションクロマトグラフィーに
て測定したところ、300000であった。また、重量
平均分子量/数平均分子量は2.70であった。さらに、
融点及び13C−NMR測定により、この重合体はSPS
であることを確認した。
【0035】製造例2(無水マレイン酸変性SPSの製
造) 製造例1のSPS1kg,無水マレイン酸30g,ラジ
カル発生剤としてクメンヒドロキシパーオキサイド10
gをドライブレンドし、30mm二軸押出機を用いてス
クリュー回転数200rpm、設定温度300℃で溶融
混練を行った。ストランドを冷却後、ペレット化して無
水マレイン酸変性SPSを得た。変性率測定のため、得
られた変性SPS1gをエチルベンゼンに溶解したの
ち、メタノールに再沈し、回収したポリマーをメタノー
ルでソックスレー抽出し、乾燥後IRスペクトルのカル
ボニル吸収の強度及び滴定により変性率を求めた。この
際、変性率は1.04重量%であった。
【0036】製造例3(フマル酸変性ポリフェニレンエ
ーテルの製造) ポリフェニレンエーテル(固有粘度0.45デシリットル
/g,クロロホルム中,25℃)1kg,フマル酸30
g,ラジカル発生剤として2,3−ジメチル−2,3−
ジフェニルブタン〔日本油脂(株)製,ノフマーBC,
商品名〕20gをドライブレンドし、30mm二軸押出
機を用いてスクリュー回転数200rpm,設定温度3
00℃で溶融混練を行った。この際樹脂温度は約330
℃であった。ストランドを冷却後ペレット化し、フマル
酸変性ポリフェニレンエーテルを得た。変性率測定のた
め、得られた変性ポリフェニレンエーテル1gをエチル
ベンゼンに溶解後、メタノールに再沈し、回収したポリ
マーをメタノールでソックスレー抽出し、乾燥後IRス
ペクトルのカルボニル吸収の強度及び滴定により変性率
を求めた。この際、変性率は1.6重量%であった。
【0037】実施例1 (A)(イ)成分として製造例1のシンジオタクチック
ポリスチレン(重量平均分子量300000、重量平均
分子量/数平均分子量2.70)50重量部、(A)
(ロ)成分としてEPM(日本合成ゴム(株)社製, E
P−07P)50重量部の合計100重量部に対して、
(B)成分としてSEBS(旭化成工業(株)社製, タ
フテックH−1081)30重量部、核剤としてメチレ
ンビス(2,4−ジ−t−ブチルフェノール)アシッド
フォスフェートNa塩(旭デンカ(株)社製NA−1
1)0.5重量部、酸化防止剤として(2,6−ジ−t−
ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトールジ
ホスファイト(旭デンカ(株)社製PEP−36)0.1
重量部、テトラキス(メチレン−3−(3’,5’−ジ
−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル))プロピオ
ネート(アデカ・アーガス社製MARKAO60)0.1
重量部を加えヘンシェルミキサーでドライブレンドを行
なった後、2軸押出機にて溶融混練を行いペレット化し
た。得られたペレットを用い、射出成形を行なってアイ
ゾット試験片及び引張試験片を得た。得られた試験片を
用いて、アイゾット衝撃強度、伸びを測定した。結果を
第1表に示す。
【0038】実施例2〜43及び比較例1〜30 (A)(イ),(A)(ロ),(B),(C),
(D),(E)成分として第1表に示す配合組成を用い
た他は、実施例1と同様に行った。結果を第1表に示
す。第1表から明らかなようにスチレン含有量の高い
(B)成分を用いることにより、スチレン含有量の低い
(B)成分を用いた場合と比較して衝撃強度、伸びを著
しく向上させることが可能である。また、(C)成分,
(D)成分,(E)成分を併用することによりさらに衝
撃強度、伸びを向上させることが可能である。
【0039】実施例44 (A)(イ)成分として製造例1のシンジオタクチック
ポリスチレン(重量平均分子量300000、重量平均
分子量/数平均分子量2.70)50重量部、(A)
(ロ)成分としてEPM(日本合成ゴム(株)社製,E
P−07P)50重量部の合計100重量部に対して、
(B)成分としてSEBS(旭化成工業(株)社製,
タフテックH−1081)30重量部、核剤としてメチ
レンビス(2,4−ジ−t−ブチルフェノール)アシッ
ドフォスフェートNa塩(旭デンカ(株)社製NA−1
1)0.5重量部、酸化防止剤として(2,6−ジ−t−
ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリト−ルジ
ホスファイト(旭デンカ(株)社製PEP−36)0.1
重量部、テトラキス(メチレン−3−(3’,5’−ジ
−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル))プロピオ
ネート(アデカ・アーガス社製MARKAO60)0.1
重量部を加えヘンシェルミキサーでドライブレンドを行
なった後、2軸押出機にて(F)成分としてガラスファ
イバー(旭ファイバーグラス社製FT−712、10μ
m/3mm)55.7重量部をサイドフィードしながら溶
融混練を行いペレット化した。得られたペレットを用
い、射出成形を行なってアイゾット試験片及び、引張試
験片を得た。得られた試験片を用いて、アイゾット衝撃
強度、伸びを測定した。結果を第2表に示す。
【0040】実施例45〜96及び比較例31〜70 (A)(イ),(A)(ロ),(B),(C),
(D),(E),(F),(G)成分として第2表に示
す配合組成を用いた他は実施例44と同様に行った。結
果を第2表に示す。第2表から明らかなように(F)成
分無機充填材を添加した系に於いても、スチレン含有量
の高い(B)成分を用いることにより、スチレン含有量
の低い(B)成分を用いた場合と比較して衝撃強度、伸
びを著しく向上させることが可能である。また、(C)
成分,(D)成分,(E)成分,(G)成分を併用する
ことによりさらに衝撃強度、伸びを向上させることが可
能である。以上の如く、本発明の耐衝撃性ポリスチレン
系樹脂組成物は、高い耐熱性、弾性率及び成形性を有す
るとともに、耐衝撃性及び伸び性に優れており、成形法
に捕らわれることなく優れた物性を有する成形品を提供
することができる。すなわち、本発明の耐衝撃性ポリス
チレン系樹脂組成物は、例えば、射出成形による各種成
形品、押出成形によるシート、フィルム等、押出成形及
び熱成形による容器、トレイ等、押出成形及び延伸によ
る一軸、二軸延伸フィルム、シート等、紡糸による繊維
状成形品等の製造に有効な利用が期待される。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】
【表4】
【0045】
【表5】
【0046】
【表6】
【0047】
【表7】
【0048】
【表8】
【0049】
【表9】
【0050】
【表10】
【0051】
【表11】
【0052】
【表12】
【0053】
【表13】
【0054】
【表14】
【0055】
【表15】
【0056】
【表16】
【0057】
【表17】
【0058】
【表18】
【0059】
【表19】
【0060】
【表20】
【0061】
【表21】
【0062】
【表22】
【0063】
【表23】
【0064】
【表24】
【0065】
【表25】
【0066】
【表26】
【0067】
【表27】
【0068】(注) SPS:製造例1で得られたもの EP07P:日本合成ゴム(株)製,EPR EP181SP:日本合成ゴム(株)製,EPDM E−185G:出光石油化学(株)製,b−PP L0134N:出光石油化学(株)製,LLDPE タフテックH1081:旭化成工業(株)製,SEBS タフテックH1041:旭化成工業(株)製,SEBS セプトン2104:株式会社クラレ製,SEPS セプトン2002:株式会社クラレ製,SEPS セプトン8006:株式会社クラレ製,SEBS ダイナロンHBS576:日本合成ゴム(株)製,SE
BC PPE:ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン
エーテル),25℃のクロロホルム中での固有粘度0.5
5dl/g PW380:出光興産(株)製,パラフィンオイル SH200:東レ・ダウコーニング・シリコーン(株)
製,シリコーンオイル FT712:旭ファイバーグラス(株)製,ガラスファ
イバー,長さ3mm,径10μm
【0069】
【発明の効果】本発明のシンジオタクチックポリスチレ
ン系樹脂組成物は、耐熱性や弾性率が良好である上、靱
性を大きく向上することができ、加えて表面層の剥離の
抑制効果も有する。本発明の樹脂組成物は、例えば電気
・電子材料(コネクター,プリント基板など),産業構
造材,自動車部品(車両搭載用コネクター,ホイールキ
ャップ,シリンダーヘッドカバーなど),家電品,各種
機械部品,パイプ,シート,トレイ,フィルムなどの産
業用資材の成形に好適に用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 83/04 LRY C08L 83/04 LRY 91/00 LSJ 91/00 LSJ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)(イ)シンジオタクチック構造を
    有するスチレン系重合体10〜98重量%と(ロ)ポリ
    オレフィン90〜2重量%とからなる成分100重量部
    に対し、(B)スチレン成分含有量が40〜85重量%
    であるスチレン−オレフィン共重合体0.5〜50重量部
    からなる樹脂成分を含有することを特徴とするシンジオ
    タクチックポリスチレン系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (A)(イ)シンジオタクチック構造を
    有するスチレン系重合体10〜98重量%と(ロ)ポリ
    オレフィン90〜2重量%とからなる成分100重量部
    に対し、(B)スチレン成分含有量が40〜85重量%
    であるスチレン−オレフィン共重合体0.5〜50重量部
    及び(C)上記(A)(イ)成分100重量部に対し、
    0.5〜10.0重量部のポリフェニレンエーテル(クロロ
    ホルム中、温度25℃における固有粘度が0.4デシリッ
    トル/g以上)とからなる樹脂成分を含有することを特
    徴とするシンジオタクチックポリスチレン系樹脂組成
    物。
  3. 【請求項3】 上記(A)(ロ)成分100重量部に対
    し0〜200重量部の(D)スチレン成分含有量が5〜
    35重量%であるスチレン─オレフィン共重合体を含有
    する請求項1又は2記載のシンジオタクチックポリスチ
    レン系樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 上記(A)(ロ)成分100重量部に対
    し0〜200重量部の(E)パラフィン系オイル,パラ
    フィン系ワックス,ミネラルオイル及びシロキサン系オ
    イルから選ばれた少なくとも一種を含有する請求項1又
    は2記載のシンジオタクチックポリスチレン系樹脂組成
    物。
  5. 【請求項5】 上記(A)(ロ)成分100重量部に対
    し0〜200重量部の(D)スチレン成分含有量が5〜
    35重量%であるスチレン−オレフィン共重合体、及び
    上記(A)(ロ)成分100重量部に対し0〜200重
    量部の(E)パラフィン系オイル,パラフィン系ワック
    ス,ミネラルオイル及びシロキサン系オイルから選ばれ
    た少なくとも一種を含有する請求項1又は2記載のシン
    ジオタクチックポリスチレン系樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 上記樹脂成分100重量部当たり、
    (F)無機充填材0.5〜350重量部を含有してなる請
    求項1〜5のいずれかに記載のシンジオタクチックポリ
    スチレン系樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 上記樹脂成分100重量部当たり、
    (F)無機充填材0.5〜350重量部及び(G)上記
    (A)(イ)成分との相溶性又は親和性を有し、かつ極
    性基を有する重合体0.1〜10重量部を含有してなる請
    求項1〜5のいずれかに記載のシンジオタクチックポリ
    スチレン系樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 (B)成分が、水素添加スチレン−ブタ
    ジエン−スチレンブロック共重合体,水素添加スチレン
    −イソプレン−スチレンブロック共重合体,水素添加ス
    チレン−ブタジエンブロック共重合体及び水素添加スチ
    レン−イソプレンブロック共重合体の中から選ばれた少
    なくとも一種である請求項1〜7のいずれかに記載のシ
    ンジオタクチックポリスチレン系樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 (A)(ロ)成分が、エチレン−プロピ
    レン共重合体,エチレン−プロピレン−ジエン共重合
    体,ポリプロピレン及びポリエチレンの中から選ばれた
    少なくとも一種である請求項1〜8のいずれかに記載の
    シンジオタクチックポリスチレン系樹脂組成物。
  10. 【請求項10】 (D)成分が、水素添加スチレン−プ
    タジエン−スチレンブロック共重合体,水素添加スチレ
    ン−イソプレン−スチレンブロック共重合体,水素添加
    スチレン−ブタジエンブロック共重合体,水素添加スチ
    レン−イソプレンブロック共重合体の中から選ばれた少
    なくとも一種である請求項3または5〜9のいずれかに
    記載のシンジオタクチックポリスチレン系樹脂組成物。
  11. 【請求項11】 (E)成分が、ポリエチレン系オリゴ
    マー,ポリエチレン系ワックス,ミネラルオイル,ポリ
    ジメチルシロキサン,ジメチルシロキサン−ジフェニル
    シロキサン共重合体またはポリメチルフェニルシロキサ
    ンである請求項4〜9のいずれかに記載のシンジオタク
    チックポリスチレン系樹脂組成物。
  12. 【請求項12】 (G)成分が、極性基変性ポリフェニ
    レンエーテル及び/又は極性基変性シンジオタクチック
    ポリスチレンである請求項7〜11のいずれかに記載の
    シンジオタクチックポリスチレン系樹脂組成物。
  13. 【請求項13】 (G)成分が、無水マレイン酸,フマ
    ル酸又はそれらの誘導体により変性されたポリフェニレ
    ンエーテル及び/又はシンジオタクチックポリスチレン
    である請求項12記載のシンジオタクチックポリスチレ
    ン系樹脂組成物。
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