JPH09140707A - 首振り型超音波トランスデューサ、これを用いる骨粗鬆症診断方法及び骨粗鬆症診断装置 - Google Patents
首振り型超音波トランスデューサ、これを用いる骨粗鬆症診断方法及び骨粗鬆症診断装置Info
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- JPH09140707A JPH09140707A JP31134695A JP31134695A JPH09140707A JP H09140707 A JPH09140707 A JP H09140707A JP 31134695 A JP31134695 A JP 31134695A JP 31134695 A JP31134695 A JP 31134695A JP H09140707 A JPH09140707 A JP H09140707A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 骨密度の状態を正確に推定し、信頼性の高い
診断を簡易に行う。 【解決手段】 トランスデューサ1は、超音波インパル
スを測定部位である脛骨下部に発射すると共に、脛骨下
部からのエコーを受波するトランスデューサ本体101
と、所定の立体角の範囲内で、トランスデューサ本体1
01に首振り運動をさせ、超音波インパルスの発射方向
を絶えず変化させる首振り機構102とを有している。
首振り機構102は、X軸回転モータ103と、Y'軸
回転モータ104とからなり、Y'軸回転モータ104
は、その回転軸が、X軸回転モータ103の駆動に従動
回転する。測定される脛骨下部の音響インピーダンス
は、皮質骨の[弾性率×密度]の平方根で表されるの
で、骨密度が減少して、弾性率が低下すると、敏感に応
答して顕著に減少する。それゆえ、皮質骨の音響インピ
ーダンスは、骨密度を判断する上で、良い指標となる。
診断を簡易に行う。 【解決手段】 トランスデューサ1は、超音波インパル
スを測定部位である脛骨下部に発射すると共に、脛骨下
部からのエコーを受波するトランスデューサ本体101
と、所定の立体角の範囲内で、トランスデューサ本体1
01に首振り運動をさせ、超音波インパルスの発射方向
を絶えず変化させる首振り機構102とを有している。
首振り機構102は、X軸回転モータ103と、Y'軸
回転モータ104とからなり、Y'軸回転モータ104
は、その回転軸が、X軸回転モータ103の駆動に従動
回転する。測定される脛骨下部の音響インピーダンス
は、皮質骨の[弾性率×密度]の平方根で表されるの
で、骨密度が減少して、弾性率が低下すると、敏感に応
答して顕著に減少する。それゆえ、皮質骨の音響インピ
ーダンスは、骨密度を判断する上で、良い指標となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、首振り型超音波トラ
ンスデューサ、これを用いる骨粗鬆症診断方法及び骨粗
鬆症診断装置に係り、超音波インパルスを被験者の所定
の皮質骨に向けて発射し、該皮質骨表面からのエコーレ
ベルを測定することにより、骨粗鬆症を診断する超音波
反射式の骨粗鬆症診断に用いて好適である。
ンスデューサ、これを用いる骨粗鬆症診断方法及び骨粗
鬆症診断装置に係り、超音波インパルスを被験者の所定
の皮質骨に向けて発射し、該皮質骨表面からのエコーレ
ベルを測定することにより、骨粗鬆症を診断する超音波
反射式の骨粗鬆症診断に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】近年、高齢化社会の到来に伴って、骨粗
鬆症と呼ばれる骨の疾患が問題となっている。これは、
骨からカルシウムが抜け出してスカスカになり、少しの
ショックで折れ易くなる病気で、高齢者をいわゆる寝た
きりにさせる原因の一つにもなっている。骨粗鬆症の物
理的診断は、主として、DXA等に代表されるX線を使
用する診断装置により、骨の密度を精密に測定すること
によって行われるが、X線による物理的診断では、装置
が大がかりになる上、使用にあたっては、放射線被爆障
害防止の見地から、いろいろな制約を受ける、という煩
わしい問題を抱えている。
鬆症と呼ばれる骨の疾患が問題となっている。これは、
骨からカルシウムが抜け出してスカスカになり、少しの
ショックで折れ易くなる病気で、高齢者をいわゆる寝た
きりにさせる原因の一つにもなっている。骨粗鬆症の物
理的診断は、主として、DXA等に代表されるX線を使
用する診断装置により、骨の密度を精密に測定すること
によって行われるが、X線による物理的診断では、装置
が大がかりになる上、使用にあたっては、放射線被爆障
害防止の見地から、いろいろな制約を受ける、という煩
わしい問題を抱えている。
【0003】そこで、このような不都合が全く起きない
簡易な装置として、超音波を利用する診断装置が普及し
始めてきている。超音波を利用する診断装置では、超音
波が骨組織中を伝搬するときの音速や減衰を計測して、
骨密度や骨の弾性率(弾性的強度)を推定し、低い推定
値が得られれば、それは、骨からカルシウムが抜け出し
たためであると考えることができるので、骨粗鬆症と診
断する。例えば、特開平2−104337号公報に記載
の診断装置では、一方の超音波トランスデューサから測
定部位である被験者の骨組織に向けて超音波インパルス
を発射し、骨組織を透過してきた超音波パルスを他方の
超音波トランスデューサで受波することにより、骨組織
中での音速を測定し、骨組織内での音速が遅い程、骨粗
鬆症が進行していると診断する。これは、同診断装置
が、経験上骨組織中では音速は骨密度に比例する、とい
う前提に立って動作するからである。
簡易な装置として、超音波を利用する診断装置が普及し
始めてきている。超音波を利用する診断装置では、超音
波が骨組織中を伝搬するときの音速や減衰を計測して、
骨密度や骨の弾性率(弾性的強度)を推定し、低い推定
値が得られれば、それは、骨からカルシウムが抜け出し
たためであると考えることができるので、骨粗鬆症と診
断する。例えば、特開平2−104337号公報に記載
の診断装置では、一方の超音波トランスデューサから測
定部位である被験者の骨組織に向けて超音波インパルス
を発射し、骨組織を透過してきた超音波パルスを他方の
超音波トランスデューサで受波することにより、骨組織
中での音速を測定し、骨組織内での音速が遅い程、骨粗
鬆症が進行していると診断する。これは、同診断装置
が、経験上骨組織中では音速は骨密度に比例する、とい
う前提に立って動作するからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、骨密度
と音速等を結び付ける理論的根拠は不確かで、厳密に言
うと、骨組織中での音速は、骨密度に比例するのではな
く、[骨の弾性率/骨密度]の平方根で与えられる。し
かも、骨の弾性率と骨密度とは、骨密度が増加すれば骨
の弾性率も上昇するという互いに相殺する形で音速に寄
与するために、骨組織中での音速は骨密度の増加に敏感
には応答できず、骨組織中での音速と骨密度との相関係
数は、けっして高くはない。したがって、骨組織中での
音速や超音波の減衰についての計測結果から、骨密度や
骨の弾性率を推定するという従来の診断装置に信頼性の
高い診断を求めることには無理があった。
と音速等を結び付ける理論的根拠は不確かで、厳密に言
うと、骨組織中での音速は、骨密度に比例するのではな
く、[骨の弾性率/骨密度]の平方根で与えられる。し
かも、骨の弾性率と骨密度とは、骨密度が増加すれば骨
の弾性率も上昇するという互いに相殺する形で音速に寄
与するために、骨組織中での音速は骨密度の増加に敏感
には応答できず、骨組織中での音速と骨密度との相関係
数は、けっして高くはない。したがって、骨組織中での
音速や超音波の減衰についての計測結果から、骨密度や
骨の弾性率を推定するという従来の診断装置に信頼性の
高い診断を求めることには無理があった。
【0005】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、放射線被爆の心配のない簡易型であるにもかか
わらず、操作者の負担を軽減すると共に、骨密度を従来
よりも一段と正確に推定でき、信頼性の高い診断を行う
ことのできる、首振り型超音波トランスデューサ、これ
を用いる骨粗鬆症診断方法及び骨粗鬆症診断装置を提供
することを目的としている。
もので、放射線被爆の心配のない簡易型であるにもかか
わらず、操作者の負担を軽減すると共に、骨密度を従来
よりも一段と正確に推定でき、信頼性の高い診断を行う
ことのできる、首振り型超音波トランスデューサ、これ
を用いる骨粗鬆症診断方法及び骨粗鬆症診断装置を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、首振り型超音波トランスデ
ューサであって、超音波インパルスを所定の測定部位に
発射すると共に、該測定部位からのエコーを受波するト
ランスデューサ本体と、所定の基準軸を中心としてトラ
ンスデューサ本体に所定の首振り運動をさせ、超音波イ
ンパルスの発射方向を絶えず変化させる首振り機構とを
備えてなることを特徴としている。
に、請求項1記載の発明は、首振り型超音波トランスデ
ューサであって、超音波インパルスを所定の測定部位に
発射すると共に、該測定部位からのエコーを受波するト
ランスデューサ本体と、所定の基準軸を中心としてトラ
ンスデューサ本体に所定の首振り運動をさせ、超音波イ
ンパルスの発射方向を絶えず変化させる首振り機構とを
備えてなることを特徴としている。
【0007】また、請求項2記載の発明も、首振り型超
音波トランスデューサであって、超音波インパルスを所
定の測定部位に発射すると共に、該測定部位からのエコ
ーを受波するトランスデューサ本体と、所定の基準軸を
中心として上記トランスデューサ本体に所定の首振り運
動をさせ、上記超音波インパルスの発射方向を絶えず変
化させる首振り機構と、該首振り機構に固定され、測定
時、操作者が手に握る部位である把持部とを備えてなる
ことを特徴としている。
音波トランスデューサであって、超音波インパルスを所
定の測定部位に発射すると共に、該測定部位からのエコ
ーを受波するトランスデューサ本体と、所定の基準軸を
中心として上記トランスデューサ本体に所定の首振り運
動をさせ、上記超音波インパルスの発射方向を絶えず変
化させる首振り機構と、該首振り機構に固定され、測定
時、操作者が手に握る部位である把持部とを備えてなる
ことを特徴としている。
【0008】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の首振り型超音波トランスデューサであって、
上記首振り機構が、互いに回転軸を直交する状態に配設
された第1及び第2の回転アクチュエータを有して構成
され、上記第2の回転アクチュエータの回転軸が、上記
第1の回転アクチュエータの駆動に従動回転することを
特徴としている。
は2記載の首振り型超音波トランスデューサであって、
上記首振り機構が、互いに回転軸を直交する状態に配設
された第1及び第2の回転アクチュエータを有して構成
され、上記第2の回転アクチュエータの回転軸が、上記
第1の回転アクチュエータの駆動に従動回転することを
特徴としている。
【0009】また、請求項4記載の発明は、超音波トラ
ンスデューサを被験者の所定の皮膚表面に当て、超音波
インパルスを測定部位である上記皮膚下の皮質骨に向け
て繰り返し発射し、該皮質骨表面から戻ってくるエコー
を受波してエコーレベルを測定し、さらに、測定された
上記エコーレベルの中から最大エコーレベルを抽出し、
抽出された最大エコーレベルに基づいて、所定の演算処
理を行って骨粗鬆症を診断する骨粗鬆症診断方法であっ
て、上記超音波トランスデューサとして、請求項1,2
又は3記載の上記首振り型超音波トランスデューサを用
い、上記首振り機構を作動状態にして、上記トランスデ
ューサ本体に所定の首振り運動をさせ、上記超音波イン
パルスの発射方向を絶えず変化させることにより、最大
エコーを受波できるようにしたことを特徴としている。
ンスデューサを被験者の所定の皮膚表面に当て、超音波
インパルスを測定部位である上記皮膚下の皮質骨に向け
て繰り返し発射し、該皮質骨表面から戻ってくるエコー
を受波してエコーレベルを測定し、さらに、測定された
上記エコーレベルの中から最大エコーレベルを抽出し、
抽出された最大エコーレベルに基づいて、所定の演算処
理を行って骨粗鬆症を診断する骨粗鬆症診断方法であっ
て、上記超音波トランスデューサとして、請求項1,2
又は3記載の上記首振り型超音波トランスデューサを用
い、上記首振り機構を作動状態にして、上記トランスデ
ューサ本体に所定の首振り運動をさせ、上記超音波イン
パルスの発射方向を絶えず変化させることにより、最大
エコーを受波できるようにしたことを特徴としている。
【0010】さらにまた、請求項5記載の発明は、超音
波トランスデューサを被験者の所定の皮膚表面に当て、
超音波インパルスを測定部位である上記皮膚下の皮質骨
に向けて繰り返し発射し、該皮質骨表面から戻ってくる
エコーを受波してエコーレベルを測定することにより、
骨粗鬆症を診断する超音波反射式の骨粗鬆症診断装置で
あって、上記超音波トランスデューサとして、請求項
1,2又は3記載の首振り型超音波トランスデューサを
備えてなることを特徴としている。
波トランスデューサを被験者の所定の皮膚表面に当て、
超音波インパルスを測定部位である上記皮膚下の皮質骨
に向けて繰り返し発射し、該皮質骨表面から戻ってくる
エコーを受波してエコーレベルを測定することにより、
骨粗鬆症を診断する超音波反射式の骨粗鬆症診断装置で
あって、上記超音波トランスデューサとして、請求項
1,2又は3記載の首振り型超音波トランスデューサを
備えてなることを特徴としている。
【0011】
【作用】この発明の構成の首振り型超音波トランスデュ
ーサによれば、首振り機構が作動して、トランスデュー
サ本体に所定の首振り運動をさせるので、超音波インパ
ルスの発射方向が自動的に絶えず変化する。それゆえ、
上記首振り型超音波トランスデューサを用いる骨粗鬆症
診断装置又は方法では、操作者を煩わせることなく、あ
るいは、操作の巧拙に関係なく、自動的に最大エコーを
受波できる。
ーサによれば、首振り機構が作動して、トランスデュー
サ本体に所定の首振り運動をさせるので、超音波インパ
ルスの発射方向が自動的に絶えず変化する。それゆえ、
上記首振り型超音波トランスデューサを用いる骨粗鬆症
診断装置又は方法では、操作者を煩わせることなく、あ
るいは、操作の巧拙に関係なく、自動的に最大エコーを
受波できる。
【0012】また、皮質骨の音響インピーダンスは、皮
質骨の[弾性率×密度]の平方根で表されるので、骨密
度の増加に伴って弾性率が上昇するという、相乗効果を
受けるために、音速以上に敏感に応答して顕著に増加す
る。逆に、骨密度が減少して、弾性率が低下すると、音
響インピーダンスは、これらの相乗効果を受けて、音速
以上に敏感に応答して顕著に減少する。それゆえ、皮質
骨の音響インピーダンスは、骨密度を判断する上で、良
い指標となる。例えば、音響インピーダンスが、その年
齢層の平均値から著しく小さい場合には、皮質骨の骨粗
鬆症が悪化していることが判る。また、皮質骨の音響イ
ンピーダンスを骨密度の指標とする代わりに、皮質骨の
音響インピーダンスの単調増加関数である軟組織と皮質
骨との界面での超音波反射係数を骨密度の指標として
も、上述したと同様の効果を得ることができる。
質骨の[弾性率×密度]の平方根で表されるので、骨密
度の増加に伴って弾性率が上昇するという、相乗効果を
受けるために、音速以上に敏感に応答して顕著に増加す
る。逆に、骨密度が減少して、弾性率が低下すると、音
響インピーダンスは、これらの相乗効果を受けて、音速
以上に敏感に応答して顕著に減少する。それゆえ、皮質
骨の音響インピーダンスは、骨密度を判断する上で、良
い指標となる。例えば、音響インピーダンスが、その年
齢層の平均値から著しく小さい場合には、皮質骨の骨粗
鬆症が悪化していることが判る。また、皮質骨の音響イ
ンピーダンスを骨密度の指標とする代わりに、皮質骨の
音響インピーダンスの単調増加関数である軟組織と皮質
骨との界面での超音波反射係数を骨密度の指標として
も、上述したと同様の効果を得ることができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施の形
態について説明する。説明は、実施例を用いて具体的に
行う。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である骨粗鬆症診断装置
に用いられる首振り型超音波トランスデューサ(以下、
単に、トランスデューサともいう)の使用例を示す側面
図、図2は、同トランスデューサの側面図、図3は、同
トランスデューサの平面図、図4は、同トランスデュー
サの正面図、図5は、この発明の第1実施例である骨粗
鬆症診断装置の電気的構成を示すブロック図、図6は、
同骨粗鬆症診断装置の外観を模式的に示す模式的外観
図、図7、図8、図9及び図骨粗鬆症診断10は、同骨
粗鬆症診断装置の動作の説明に用いられる説明図、図1
1は、同装置の動作の流れを示すフローチャート、ま
た、図12は、皮質骨の密度ρの音響インピーダンスZ
bに関する回帰直線を示すグラフであり、同骨粗鬆症診
断装置を構成する骨密度算出サブプログラムの説明に用
いられる図である。
態について説明する。説明は、実施例を用いて具体的に
行う。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である骨粗鬆症診断装置
に用いられる首振り型超音波トランスデューサ(以下、
単に、トランスデューサともいう)の使用例を示す側面
図、図2は、同トランスデューサの側面図、図3は、同
トランスデューサの平面図、図4は、同トランスデュー
サの正面図、図5は、この発明の第1実施例である骨粗
鬆症診断装置の電気的構成を示すブロック図、図6は、
同骨粗鬆症診断装置の外観を模式的に示す模式的外観
図、図7、図8、図9及び図骨粗鬆症診断10は、同骨
粗鬆症診断装置の動作の説明に用いられる説明図、図1
1は、同装置の動作の流れを示すフローチャート、ま
た、図12は、皮質骨の密度ρの音響インピーダンスZ
bに関する回帰直線を示すグラフであり、同骨粗鬆症診
断装置を構成する骨密度算出サブプログラムの説明に用
いられる図である。
【0014】まず、図1乃至図4を参照して、この例の
骨粗鬆症診断装置に用いられるトランスデューサ1の機
械的構成から説明する。同トランスデューサ1は、超音
波インパルスを測定部位である脛骨下部の皮質骨(以
下、単に、脛骨下部ともいう)に発射すると共に、脛骨
下部からのエコーを受波するトランスデューサ本体10
1と、所定の基準軸を中心として、かつ、所定の立体角
の範囲内で、トランスデューサ本体101に首振り運動
をさせ、超音波インパルスの発射方向を絶えず変化させ
る首振り機構102とを有してなっている。上記首振り
機構102は、互いに回転軸を直交する状態に配設され
たX軸回転モータ103と、Y'軸回転モータ104と
からなっている。X軸回転モータ103は、X軸の回り
に回転するモータである。また、Y'軸回転モータ10
4は、Y'軸の回りに回転するモータであり、その回転
軸は、X軸回転モータ103の駆動に従動回転するよう
に構成されている。トランスデューサ1は、脛骨下部の
ある足Fを載せるための載置台105の一端側に立設さ
れた支持部材106から水平に突出するブラケット10
7にU字部材108を介して支持固定されている。この
U字部材108にX軸回転モータ103が取着されてい
る。X軸回転モータ103の回転軸にはO字部材109
が取着されていて、このO字部材109にはY'軸回転
モータ104が取着されている。さらに、Y'軸回転モ
ータ104の回転軸には円筒形のトランスデューサ本体
101が、その軸心をY'軸回転モータ104の回転軸
に直交する状態で取着されている。首振り機構102
は、このように配置されたX軸回転モータ103とY'
軸回転モータ104とが、同時に駆動することにより、
所定の立体角の範囲内で、トランスデューサ本体101
に首振り運動をさせる構成となっている。
骨粗鬆症診断装置に用いられるトランスデューサ1の機
械的構成から説明する。同トランスデューサ1は、超音
波インパルスを測定部位である脛骨下部の皮質骨(以
下、単に、脛骨下部ともいう)に発射すると共に、脛骨
下部からのエコーを受波するトランスデューサ本体10
1と、所定の基準軸を中心として、かつ、所定の立体角
の範囲内で、トランスデューサ本体101に首振り運動
をさせ、超音波インパルスの発射方向を絶えず変化させ
る首振り機構102とを有してなっている。上記首振り
機構102は、互いに回転軸を直交する状態に配設され
たX軸回転モータ103と、Y'軸回転モータ104と
からなっている。X軸回転モータ103は、X軸の回り
に回転するモータである。また、Y'軸回転モータ10
4は、Y'軸の回りに回転するモータであり、その回転
軸は、X軸回転モータ103の駆動に従動回転するよう
に構成されている。トランスデューサ1は、脛骨下部の
ある足Fを載せるための載置台105の一端側に立設さ
れた支持部材106から水平に突出するブラケット10
7にU字部材108を介して支持固定されている。この
U字部材108にX軸回転モータ103が取着されてい
る。X軸回転モータ103の回転軸にはO字部材109
が取着されていて、このO字部材109にはY'軸回転
モータ104が取着されている。さらに、Y'軸回転モ
ータ104の回転軸には円筒形のトランスデューサ本体
101が、その軸心をY'軸回転モータ104の回転軸
に直交する状態で取着されている。首振り機構102
は、このように配置されたX軸回転モータ103とY'
軸回転モータ104とが、同時に駆動することにより、
所定の立体角の範囲内で、トランスデューサ本体101
に首振り運動をさせる構成となっている。
【0015】上記トランスデューサ1は、チタンジルコ
ン酸鉛(PZT)等の円板状の厚み振動型圧電素子の両
面に電極層を有する超音波振動子1aを主要部とし、こ
の超音波振動子1aの一方の電極面(超音波インパルス
の送受波面)に、送信残響の効果を除去をするために、
ポリエチレンバルク等の超音波遅延スペーサ1bが固着
されてなっている。ここで、精度の高い測定を行うに
は、トランスデューサ1の送受波面から平面波に近い超
音波インパルスを皮質骨に放射でき、皮質骨から平面波
に近いエコーが送受波面に戻ってくるのが望ましいこと
から、トランスデューサ1としては、円板半径の比較的
大きな圧電素子で構成することにより、送受波面をでき
るだけ広くしたものが好適である。同様の観点から、曲
率半径が大きく平面とみなすことができ、皮膚の表面に
近い皮質骨、例えば踵、膝蓋骨上部、脛骨等の皮質骨を
測定部位とするのが好ましい。この例では、図7に示す
ように、脛骨下部Mbを測定部位とする。
ン酸鉛(PZT)等の円板状の厚み振動型圧電素子の両
面に電極層を有する超音波振動子1aを主要部とし、こ
の超音波振動子1aの一方の電極面(超音波インパルス
の送受波面)に、送信残響の効果を除去をするために、
ポリエチレンバルク等の超音波遅延スペーサ1bが固着
されてなっている。ここで、精度の高い測定を行うに
は、トランスデューサ1の送受波面から平面波に近い超
音波インパルスを皮質骨に放射でき、皮質骨から平面波
に近いエコーが送受波面に戻ってくるのが望ましいこと
から、トランスデューサ1としては、円板半径の比較的
大きな圧電素子で構成することにより、送受波面をでき
るだけ広くしたものが好適である。同様の観点から、曲
率半径が大きく平面とみなすことができ、皮膚の表面に
近い皮質骨、例えば踵、膝蓋骨上部、脛骨等の皮質骨を
測定部位とするのが好ましい。この例では、図7に示す
ように、脛骨下部Mbを測定部位とする。
【0016】次に、図5及び図6を参照して、この例の
骨粗鬆症診断装置の電気的構成について説明する。この
例の骨粗鬆症診断装置は、図5及び図6に示すように、
首振り可能なトランスデューサ1と、このトランスデュ
ーサ1に半波インパルスの電気信号を供給し、トランス
デューサ1から出力される上記受波信号を処理して脛骨
下部表面からのエコーレベル(反射波の振幅)を抽出す
ることにより、骨粗鬆症の診断を行う装置本体2と、ト
ランスデューサ1と装置本体2とを接続するケーブル3
とから概略なっている。
骨粗鬆症診断装置の電気的構成について説明する。この
例の骨粗鬆症診断装置は、図5及び図6に示すように、
首振り可能なトランスデューサ1と、このトランスデュ
ーサ1に半波インパルスの電気信号を供給し、トランス
デューサ1から出力される上記受波信号を処理して脛骨
下部表面からのエコーレベル(反射波の振幅)を抽出す
ることにより、骨粗鬆症の診断を行う装置本体2と、ト
ランスデューサ1と装置本体2とを接続するケーブル3
とから概略なっている。
【0017】上記装置本体2は、パルス発生器4と、整
合回路5と、増幅器6と、波形整形器7と、A/D変換
器8と、ROM9と、RAM10と、CPU(中央処理
装置)11と、レベルメータ12と、表示器13、X軸
回転モータ103と、Y'軸回転モータ104とから構
成されている。パルス発生器4は、ケーブル3を介して
トランスデューサ1に接続され、中心周波数略2.5M
Hzの半波インパルスの電気信号を所定の周期(例え
ば、100msec)で繰り返し生成して、トランスデュー
サ1に送信する。整合回路5は、ケーブル3を介して接
続されるトランスデューサ1と装置本体2との間で、最
大のエネルギ効率で信号の授受ができるように、インピ
ーダンスの整合を行う。それゆえ、受波信号は、トラン
スデューサ1の超音波振動子1aが脛骨下部からのエコ
ーを受波する度に、トランスデューサ1から出力され、
整合回路5を介して、エネルギの損失なしに、増幅器6
に入力される。増幅器6は、整合回路5を経由して入力
される受波信号を所定の増幅度で増幅した後、波形整形
器7に入力する。波形整形器7は、LC構成のバンドパ
スフィルタからなり、増幅器6によって増幅された受波
信号にフィルタ処理を施して、ノイズ成分を除去すべく
線形に波形整形した後、A/D変換器8に入力する。A
/D変換器8は、図示せぬサンプルホールド回路、サン
プリングメモリ(SRAM)等を備え、CPU11のサ
ンプリング開始要求に従って、入力される波形整形器7
の出力信号(波形整形されたアナログの受波信号)を所
定の周波数(例えば12MHz)でサンプリングしてデ
ジタル信号に順次変換し、得られたデジタル信号を一旦
自身のサンプリングメモリに格納した後、CPU11に
送出する。
合回路5と、増幅器6と、波形整形器7と、A/D変換
器8と、ROM9と、RAM10と、CPU(中央処理
装置)11と、レベルメータ12と、表示器13、X軸
回転モータ103と、Y'軸回転モータ104とから構
成されている。パルス発生器4は、ケーブル3を介して
トランスデューサ1に接続され、中心周波数略2.5M
Hzの半波インパルスの電気信号を所定の周期(例え
ば、100msec)で繰り返し生成して、トランスデュー
サ1に送信する。整合回路5は、ケーブル3を介して接
続されるトランスデューサ1と装置本体2との間で、最
大のエネルギ効率で信号の授受ができるように、インピ
ーダンスの整合を行う。それゆえ、受波信号は、トラン
スデューサ1の超音波振動子1aが脛骨下部からのエコ
ーを受波する度に、トランスデューサ1から出力され、
整合回路5を介して、エネルギの損失なしに、増幅器6
に入力される。増幅器6は、整合回路5を経由して入力
される受波信号を所定の増幅度で増幅した後、波形整形
器7に入力する。波形整形器7は、LC構成のバンドパ
スフィルタからなり、増幅器6によって増幅された受波
信号にフィルタ処理を施して、ノイズ成分を除去すべく
線形に波形整形した後、A/D変換器8に入力する。A
/D変換器8は、図示せぬサンプルホールド回路、サン
プリングメモリ(SRAM)等を備え、CPU11のサ
ンプリング開始要求に従って、入力される波形整形器7
の出力信号(波形整形されたアナログの受波信号)を所
定の周波数(例えば12MHz)でサンプリングしてデ
ジタル信号に順次変換し、得られたデジタル信号を一旦
自身のサンプリングメモリに格納した後、CPU11に
送出する。
【0018】ROM9は、オペレーティングシステム
(OS)の他に、CPU11の各種処理プログラム、具
体的には、最大エコーレベル抽出サブプログラム、反射
係数算出サブプログラム、音響インピーダンス算出サブ
プログラム、骨密度算出サブプログラム等を格納する。
上記最大エコーレベル抽出サブプログラムには、1パル
ス1エコー毎にA/D変換器8のサンプリングメモリか
らデジタル信号を取り込んで、1エコー毎のエコーレベ
ルを検出する手順と、1エコー毎に検出されたエコーレ
ベルの中から最大エコーレベルを抽出するための処理手
順が書き込まれている。反射係数算出サブプログラムに
は、最大エコーレベル抽出サブプログラムによって与え
られる最大エコーレベルの値に基づいて、被験者の軟組
織と脛骨下部(測定部位)との界面での略垂直反射のと
きの超音波反射係数Rを算出するための処理手順が書き
込まれている。
(OS)の他に、CPU11の各種処理プログラム、具
体的には、最大エコーレベル抽出サブプログラム、反射
係数算出サブプログラム、音響インピーダンス算出サブ
プログラム、骨密度算出サブプログラム等を格納する。
上記最大エコーレベル抽出サブプログラムには、1パル
ス1エコー毎にA/D変換器8のサンプリングメモリか
らデジタル信号を取り込んで、1エコー毎のエコーレベ
ルを検出する手順と、1エコー毎に検出されたエコーレ
ベルの中から最大エコーレベルを抽出するための処理手
順が書き込まれている。反射係数算出サブプログラムに
は、最大エコーレベル抽出サブプログラムによって与え
られる最大エコーレベルの値に基づいて、被験者の軟組
織と脛骨下部(測定部位)との界面での略垂直反射のと
きの超音波反射係数Rを算出するための処理手順が書き
込まれている。
【0019】音響インピーダンス算出サブプログラムに
は、反射係数算出サブプログラムによって与えられる超
音波反射係数Rの算出値に基づいて、式(1)を内容と
する音響インピーダンスZbの算出手順が書き込まれて
いる。
は、反射係数算出サブプログラムによって与えられる超
音波反射係数Rの算出値に基づいて、式(1)を内容と
する音響インピーダンスZbの算出手順が書き込まれて
いる。
【数1】 Zb=Za(R+1)/(1−R) …(1) Za: 軟組織の音響インピーダンス 式(1)は、式(2)から導かれる。脛骨下部Mbの表
面を平面とみなすことができ、トランスデューサ1から
発せられる超音波インパルスも平面波とみなすことがで
き、かつ、波面が脛骨下部Mbの表面と平行であるとき
(略垂直入射のとき)、エコーレベルは、式(2)で表
される。後述するように、エコーレベルは、平面波の波
面と脛骨下部Mbの表面が平行であるときに極大とな
る。したがって、式(2)で与えられるエコーレベル
は、最大エコーレベルである。
面を平面とみなすことができ、トランスデューサ1から
発せられる超音波インパルスも平面波とみなすことがで
き、かつ、波面が脛骨下部Mbの表面と平行であるとき
(略垂直入射のとき)、エコーレベルは、式(2)で表
される。後述するように、エコーレベルは、平面波の波
面と脛骨下部Mbの表面が平行であるときに極大とな
る。したがって、式(2)で与えられるエコーレベル
は、最大エコーレベルである。
【数2】 R=(Zb−Za)/(Zb+Za) …(2)
【0020】また、骨密度算出サブプログラムには、音
響インピーダンス算出サブプログラムによって与えられ
る音響インピーダンスZbの算出値に基づいて、式
(3)を内容とする被験者の骨密度(皮質骨一般の密
度)ρの算出手順が記述されている。ここで、式(3)
は、骨密度ρの音響インピーダンスZbに関する回帰式
であり、図12に示すように、予め標本調査を実施して
得られたものである。
響インピーダンス算出サブプログラムによって与えられ
る音響インピーダンスZbの算出値に基づいて、式
(3)を内容とする被験者の骨密度(皮質骨一般の密
度)ρの算出手順が記述されている。ここで、式(3)
は、骨密度ρの音響インピーダンスZbに関する回帰式
であり、図12に示すように、予め標本調査を実施して
得られたものである。
【数3】 ρ=αZb+β =1.80×10-4Zb+766 …(3) ρ: 皮質骨一般の密度[kg/m3] Zb:脛骨下部の音響インピーダンス[kg/m2sec] α: 骨密度の音響インピーダンスに対する回帰係数[s
ec/m] β: 切片[kg/m3]
ec/m] β: 切片[kg/m3]
【0021】なお、上記標本調査では、音響インピーダ
ンスZbは、超音波反射法を適用して脛骨下部の皮質骨
について計測され、皮質骨Mbの密度ρは、橈骨(腕の
骨)についてX線(QCT)によって測定された。この
標本調査の結果、音響インピーダンスZbとX線(QC
T)で計った骨密度ρは、高い相関(r=0.67)の
あることが判明した。統計的仮説検定を行った結果、任
意の被験者の脛骨下部の音響インピーダンスZbの値が
Zbのとき、その被験者の骨密度ρが、ρmin〜ρmaxの
範囲に入る確率(信頼度)は95%である。したがっ
て、危険率は5%である。ここで、ρminは、式(4)
により、ρmaxは、式(5)により、それぞれ与えられ
る。
ンスZbは、超音波反射法を適用して脛骨下部の皮質骨
について計測され、皮質骨Mbの密度ρは、橈骨(腕の
骨)についてX線(QCT)によって測定された。この
標本調査の結果、音響インピーダンスZbとX線(QC
T)で計った骨密度ρは、高い相関(r=0.67)の
あることが判明した。統計的仮説検定を行った結果、任
意の被験者の脛骨下部の音響インピーダンスZbの値が
Zbのとき、その被験者の骨密度ρが、ρmin〜ρmaxの
範囲に入る確率(信頼度)は95%である。したがっ
て、危険率は5%である。ここで、ρminは、式(4)
により、ρmaxは、式(5)により、それぞれ与えられ
る。
【数4】 ρmin=(1.80×10-4−30%)Zb+(766−16%) …(4)
【数5】 ρmax=(1.80×10-4+30%)Zb+(766+16%) …(5)
【0022】RAM10は、CPU11の作業領域が設
定されるワーキングエリアと、各種データを一時記憶す
るデータエリアとを有し、データエリアには、最も新し
く検出されたエコーレベル(以下、今回エコーレベルと
いう)や最大エコーレベルを記憶するエコーレベルメモ
リエリア、最も新しく検出されたエコー波形(今回エコ
ー波形)や最大エコー波形を記憶するエコー波形メモリ
エリア、測定続行か否かの情報を記憶する測定続行フラ
グ等が設定されている。
定されるワーキングエリアと、各種データを一時記憶す
るデータエリアとを有し、データエリアには、最も新し
く検出されたエコーレベル(以下、今回エコーレベルと
いう)や最大エコーレベルを記憶するエコーレベルメモ
リエリア、最も新しく検出されたエコー波形(今回エコ
ー波形)や最大エコー波形を記憶するエコー波形メモリ
エリア、測定続行か否かの情報を記憶する測定続行フラ
グ等が設定されている。
【0023】CPU11は、ROM9に格納されている
上述の各種処理プログラムをRAM10を用いて実行す
ることにより、パルス発生器4やA/D変換器8や首振
り機構102を始め装置各部を制御して、1パルス1エ
コー毎にエコーレベルを検出し、さらに、その中から最
大エコーレベルを抽出し、抽出された最大エコーレベル
の値に基づいて、被験者の骨密度ρを算出して骨粗鬆症
の診断を行う。
上述の各種処理プログラムをRAM10を用いて実行す
ることにより、パルス発生器4やA/D変換器8や首振
り機構102を始め装置各部を制御して、1パルス1エ
コー毎にエコーレベルを検出し、さらに、その中から最
大エコーレベルを抽出し、抽出された最大エコーレベル
の値に基づいて、被験者の骨密度ρを算出して骨粗鬆症
の診断を行う。
【0024】レベルメータ12は、CPU11によって
制御され、RAM10に記憶されている今回エコーレベ
ルを図6に破線で示す液晶指針パターン12aの振れと
して、また、これまでに検出された中で最も大きなエコ
ーレベルである最大エコーレベルを同図に実線で示す液
晶指針パターン12bの振れとして同時に表示する。ま
た、表示器13は、CRTディスプレイ又は液晶ディス
プレイからなり、CPU11の制御により、エコーレベ
ル等の測定値、超音波反射係数R、音響インピーダンス
Zb、骨密度ρの算出値、エコー波形等が画面表示され
る。
制御され、RAM10に記憶されている今回エコーレベ
ルを図6に破線で示す液晶指針パターン12aの振れと
して、また、これまでに検出された中で最も大きなエコ
ーレベルである最大エコーレベルを同図に実線で示す液
晶指針パターン12bの振れとして同時に表示する。ま
た、表示器13は、CRTディスプレイ又は液晶ディス
プレイからなり、CPU11の制御により、エコーレベ
ル等の測定値、超音波反射係数R、音響インピーダンス
Zb、骨密度ρの算出値、エコー波形等が画面表示され
る。
【0025】次に、図8乃至図11を参照して、この例
の動作(骨粗鬆症診断時におけるCPU11の処理の流
れ)について説明する。診断の際には、被験者は、図1
に示すように、載置台105の上に片方の足Fを載せ
る。装置に電源が投入されると、CPU11は、装置各
部のプリセット、カウンタや各種レジスタ、各種フラグ
の初期設定を行った後、測定開始スイッチが押下される
のを待つ(ステップSP10(図11))。ここで、操
作者は、図8に示すように、被験者の脛骨下部Mbを覆
う軟組織Maの表面(皮膚の表面X)に、超音波ゲル1
4を塗り、超音波ゲル14を介してトランスデューサ1
を皮膚の表面Xに圧接し、送受波面を脛骨下部Mbに向
けた状態で、測定開始スイッチをオンとする。測定開始
スイッチがオンとされると(ステップSP11)、CP
U11は、測定続行フラグに「1」を書き込んで測定続
行フラグを立てた後、これより、図11に示す処理手順
(主として、最大エコーレベル抽出サブプログラムに記
載された手順)に従って診断動作を開始する。
の動作(骨粗鬆症診断時におけるCPU11の処理の流
れ)について説明する。診断の際には、被験者は、図1
に示すように、載置台105の上に片方の足Fを載せ
る。装置に電源が投入されると、CPU11は、装置各
部のプリセット、カウンタや各種レジスタ、各種フラグ
の初期設定を行った後、測定開始スイッチが押下される
のを待つ(ステップSP10(図11))。ここで、操
作者は、図8に示すように、被験者の脛骨下部Mbを覆
う軟組織Maの表面(皮膚の表面X)に、超音波ゲル1
4を塗り、超音波ゲル14を介してトランスデューサ1
を皮膚の表面Xに圧接し、送受波面を脛骨下部Mbに向
けた状態で、測定開始スイッチをオンとする。測定開始
スイッチがオンとされると(ステップSP11)、CP
U11は、測定続行フラグに「1」を書き込んで測定続
行フラグを立てた後、これより、図11に示す処理手順
(主として、最大エコーレベル抽出サブプログラムに記
載された手順)に従って診断動作を開始する。
【0026】CPU11は、まず、首振り機構102
(X軸回転モータ103、Y'軸回転モータ104)に
駆動電力を供給すると共に、パルス発生器4に1パルス
発生命令を発行する(ステップSP11a、ステップS
P12)。これにより、首振り機構102(X軸回転モ
ータ103、Y'軸回転モータ104)は、所定の基準
軸を中心として、かつ、所定の立体角の範囲内で、トラ
ンスデューサ本体101に首振り運動をさせる。一方、
パルス発生器4は、CPU11から1パルス発生命令を
受けると、半波インパルスの電気信号をトランスデュー
サ1に送信する。 トランスデューサ1は、パルス発生
器4から半波インパルスの電気信号の供給を受けると、
被験者の脛骨下部Mbに向けて平面波に近い超音波イン
パルスAiを発射する。発射された超音波インパルスA
iは、図9に示すように、皮膚の表面Xから軟組織Ma
内に注入され、脛骨下部Mbに向かって伝搬する。そし
て、脛骨下部Mbの表面Yで一部が反射してエコーAe
となり、一部は脛骨下部Mbに吸収され、残りは脛骨下
部Mbを透過する。エコーAeは、入射超音波Aiとは
逆の経路を辿って、再びトランスデューサ1の超音波振
動子1aによって受波される。トランスデューサ1で
は、脛骨下部Mbに向けて超音波インパルスAiを発射
すると、同図に示すように、まず、送信残響An1が、
続いて、皮膚の表面XからのエコーAn2が、少し遅れ
て、脛骨下部MbからのエコーAeが超音波振動子1a
によって受波されて、超音波の波形と振幅に対応する受
波信号(電気信号)にそれぞれ変換される。生成された
受波信号は、ケーブル3を介して装置本体2(整合回路
5)に入力され、増幅器6において所定の増幅度で増幅
され、波形整形器7において線形に波形整形された後、
A/D変換器8に入力される。
(X軸回転モータ103、Y'軸回転モータ104)に
駆動電力を供給すると共に、パルス発生器4に1パルス
発生命令を発行する(ステップSP11a、ステップS
P12)。これにより、首振り機構102(X軸回転モ
ータ103、Y'軸回転モータ104)は、所定の基準
軸を中心として、かつ、所定の立体角の範囲内で、トラ
ンスデューサ本体101に首振り運動をさせる。一方、
パルス発生器4は、CPU11から1パルス発生命令を
受けると、半波インパルスの電気信号をトランスデュー
サ1に送信する。 トランスデューサ1は、パルス発生
器4から半波インパルスの電気信号の供給を受けると、
被験者の脛骨下部Mbに向けて平面波に近い超音波イン
パルスAiを発射する。発射された超音波インパルスA
iは、図9に示すように、皮膚の表面Xから軟組織Ma
内に注入され、脛骨下部Mbに向かって伝搬する。そし
て、脛骨下部Mbの表面Yで一部が反射してエコーAe
となり、一部は脛骨下部Mbに吸収され、残りは脛骨下
部Mbを透過する。エコーAeは、入射超音波Aiとは
逆の経路を辿って、再びトランスデューサ1の超音波振
動子1aによって受波される。トランスデューサ1で
は、脛骨下部Mbに向けて超音波インパルスAiを発射
すると、同図に示すように、まず、送信残響An1が、
続いて、皮膚の表面XからのエコーAn2が、少し遅れ
て、脛骨下部MbからのエコーAeが超音波振動子1a
によって受波されて、超音波の波形と振幅に対応する受
波信号(電気信号)にそれぞれ変換される。生成された
受波信号は、ケーブル3を介して装置本体2(整合回路
5)に入力され、増幅器6において所定の増幅度で増幅
され、波形整形器7において線形に波形整形された後、
A/D変換器8に入力される。
【0027】CPU11は、パルス発生器4に1パルス
発生命令を送出した後(ステップSP12)、トランス
デューサ1の超音波振動子1aによって送信残響An1
が受波され、続いて、皮膚の表面XからのエコーAn2
が受波された後、脛骨下部MbからのエコーAeがトラ
ンスデューサ1の超音波振動子1aの送受波面に戻って
くる時刻を見計らって、A/D変換器8に、サンプリン
グ開始命令を発行する(ステップSP13)。A/D変
換器8は、CPU11からサンプリング開始命令を受け
ると、波形整形器7から波形整形された後、入力される
脛骨下部Mbからの1エコー分の受波信号を所定の周波
数(例えば12MHz)でサンプリングしてデジタル信
号に変換し、得られたN個のサンプル値(1エコー分の
デジタル信号)を一旦自身のサンプリングメモリに格納
する。この後、CPU11から転送要求があると、サン
プリングメモリに格納されたN個のサンプル値をCPU
11に順次送出する。CPU11は、A/D変換器8か
らN個のサンプル値を順次取り込んで、今回エコー波形
として、RAM10のエコー波形メモリエリアに記憶す
ると共に、N個のサンプル値の中から最も大きな値を抽
出することにより、今回エコーレベルを検出し、検出結
果をRAM10のエコーレベルメモリエリアに格納する
(ステップSP14)。RAM10のエコーレベルメモ
リエリアに格納された今回エコーレベルは、図8に破線
で示すように、レベルメータ12に液晶指針パターン1
2aの振れとして表示される(ステップSP15)。
発生命令を送出した後(ステップSP12)、トランス
デューサ1の超音波振動子1aによって送信残響An1
が受波され、続いて、皮膚の表面XからのエコーAn2
が受波された後、脛骨下部MbからのエコーAeがトラ
ンスデューサ1の超音波振動子1aの送受波面に戻って
くる時刻を見計らって、A/D変換器8に、サンプリン
グ開始命令を発行する(ステップSP13)。A/D変
換器8は、CPU11からサンプリング開始命令を受け
ると、波形整形器7から波形整形された後、入力される
脛骨下部Mbからの1エコー分の受波信号を所定の周波
数(例えば12MHz)でサンプリングしてデジタル信
号に変換し、得られたN個のサンプル値(1エコー分の
デジタル信号)を一旦自身のサンプリングメモリに格納
する。この後、CPU11から転送要求があると、サン
プリングメモリに格納されたN個のサンプル値をCPU
11に順次送出する。CPU11は、A/D変換器8か
らN個のサンプル値を順次取り込んで、今回エコー波形
として、RAM10のエコー波形メモリエリアに記憶す
ると共に、N個のサンプル値の中から最も大きな値を抽
出することにより、今回エコーレベルを検出し、検出結
果をRAM10のエコーレベルメモリエリアに格納する
(ステップSP14)。RAM10のエコーレベルメモ
リエリアに格納された今回エコーレベルは、図8に破線
で示すように、レベルメータ12に液晶指針パターン1
2aの振れとして表示される(ステップSP15)。
【0028】次に、CPU11は、RAM10内のエコ
ーレベルメモリエリアから今回エコーレベルと最大エコ
ーレベルを読み出して、今回エコーレベルの値が、最大
エコーレベルの値よりも大きいか否かを判断する(ステ
ップSP16)。今は、初回目の判断であり、最大エコ
ーレベルの値は、初期設定値「0」のままなので、CP
U11は、今回エコーレベルの値が、最大エコーレベル
の値よりも大きいと判断し、RAM10のエコーレベル
メモリエリアに記憶されている最大エコーレベルの値を
今回エコーレベルの値に書き換え、さらに、RAM10
のエコー波形メモリエリアに記憶されている最大エコー
波形を今回エコー波形に書き換える(ステップSP1
7)。そして、更新された最大エコー波形を、表示器1
3に画面表示すると共に、更新された最大エコーレベル
を、図8に実線で示すように、レベルメータ12に液晶
指針パターン12bの振れとして表示する(ステップS
P18)。
ーレベルメモリエリアから今回エコーレベルと最大エコ
ーレベルを読み出して、今回エコーレベルの値が、最大
エコーレベルの値よりも大きいか否かを判断する(ステ
ップSP16)。今は、初回目の判断であり、最大エコ
ーレベルの値は、初期設定値「0」のままなので、CP
U11は、今回エコーレベルの値が、最大エコーレベル
の値よりも大きいと判断し、RAM10のエコーレベル
メモリエリアに記憶されている最大エコーレベルの値を
今回エコーレベルの値に書き換え、さらに、RAM10
のエコー波形メモリエリアに記憶されている最大エコー
波形を今回エコー波形に書き換える(ステップSP1
7)。そして、更新された最大エコー波形を、表示器1
3に画面表示すると共に、更新された最大エコーレベル
を、図8に実線で示すように、レベルメータ12に液晶
指針パターン12bの振れとして表示する(ステップS
P18)。
【0029】次に、CPU11は、RAM10内の測定
続行フラグを見て(ステップSP19)、測定続行フラ
グが立っていれば(測定フラグの内容が「1」のとき
は)、CPU11は測定継続と判断して、上述の1パル
ス発射1エコー受波(ステップSP12〜SP15)を
繰り返した後、ステップSP16において、再び、RA
M10内のエコーレベルメモリエリアから今回エコーレ
ベルと最大エコーレベルを読み出して、今回エコーレベ
ルの値が、最大エコーレベルの値よりも大きいか否かを
判断する。この判断の結果、今回エコーレベルが最大エ
コーレベルよりも大きくないときは、更新処理を行わず
に、ステップSP19へ直接飛んで、測定続行フラグを
見る。測定続行フラグの内容は、操作者が測定終了スイ
ッチを押さない限り、「1」に保たれ、CPU11は、
上述の1パルス発射1エコー受波(ステップSP12〜
SP15)、最大エコーレベルの抽出作業(ステップS
P16〜ステップSP19)を繰り返す。
続行フラグを見て(ステップSP19)、測定続行フラ
グが立っていれば(測定フラグの内容が「1」のとき
は)、CPU11は測定継続と判断して、上述の1パル
ス発射1エコー受波(ステップSP12〜SP15)を
繰り返した後、ステップSP16において、再び、RA
M10内のエコーレベルメモリエリアから今回エコーレ
ベルと最大エコーレベルを読み出して、今回エコーレベ
ルの値が、最大エコーレベルの値よりも大きいか否かを
判断する。この判断の結果、今回エコーレベルが最大エ
コーレベルよりも大きくないときは、更新処理を行わず
に、ステップSP19へ直接飛んで、測定続行フラグを
見る。測定続行フラグの内容は、操作者が測定終了スイ
ッチを押さない限り、「1」に保たれ、CPU11は、
上述の1パルス発射1エコー受波(ステップSP12〜
SP15)、最大エコーレベルの抽出作業(ステップS
P16〜ステップSP19)を繰り返す。
【0030】首振り機構102は、CPU11が上述の
処理(ステップSP12〜SP19)を繰り返す間、図
8に矢印Rで示すように、所定の基準軸を中心として、
かつ、所定の立体角の範囲内で、トランスデューサ本体
101に首振り運動をさせ、超音波インパルスの発射方
向を絶えず変化させる。操作者は、レベルメータ12を
見ながら、液晶指針パターン12a,12bが最大に振
れるのを監視する。レベルメータ12の液晶指針パター
ン12a,12bの振れが最大になるのは、図10
(a)に示すように、脛骨下部Mbの法線とトランスデ
ューサ1の送受波面の法線が一致するときであり、した
がって、平面波の超音波インパルスAiの波面と脛骨下
部Mbの表面Yが略平行のとき(平面波の超音波インパ
ルスAiが脛骨下部Mbの表面Yに略垂直入射すると
き)である。何故なら、両法線が一致するときには、同
図(a)に示すように、脛骨下部Mbの表面Yで垂直反
射したエコーAeは、トランスデューサ1の送受波面に
垂直に戻ってくるため、エコーAeの波面も送受波面に
対して略平行に揃い、それゆえ、送受波面での受波位置
の違いによるエコーAeの位相のずれが最小となるの
で、受波信号は、山と谷との打ち消し合いが少なく、し
たがって、最大エコーレベルのエコーAeが受波される
こととなるからである。これに対して、両法線が不一致
のとき、同図(b)に示すように、送受波面でエコーA
eの波面が不揃いのため、受波信号は、山と谷とが打ち
消し合って、小さくなる。
処理(ステップSP12〜SP19)を繰り返す間、図
8に矢印Rで示すように、所定の基準軸を中心として、
かつ、所定の立体角の範囲内で、トランスデューサ本体
101に首振り運動をさせ、超音波インパルスの発射方
向を絶えず変化させる。操作者は、レベルメータ12を
見ながら、液晶指針パターン12a,12bが最大に振
れるのを監視する。レベルメータ12の液晶指針パター
ン12a,12bの振れが最大になるのは、図10
(a)に示すように、脛骨下部Mbの法線とトランスデ
ューサ1の送受波面の法線が一致するときであり、した
がって、平面波の超音波インパルスAiの波面と脛骨下
部Mbの表面Yが略平行のとき(平面波の超音波インパ
ルスAiが脛骨下部Mbの表面Yに略垂直入射すると
き)である。何故なら、両法線が一致するときには、同
図(a)に示すように、脛骨下部Mbの表面Yで垂直反
射したエコーAeは、トランスデューサ1の送受波面に
垂直に戻ってくるため、エコーAeの波面も送受波面に
対して略平行に揃い、それゆえ、送受波面での受波位置
の違いによるエコーAeの位相のずれが最小となるの
で、受波信号は、山と谷との打ち消し合いが少なく、し
たがって、最大エコーレベルのエコーAeが受波される
こととなるからである。これに対して、両法線が不一致
のとき、同図(b)に示すように、送受波面でエコーA
eの波面が不揃いのため、受波信号は、山と谷とが打ち
消し合って、小さくなる。
【0031】ところで、この例の診断装置にとって、診
断精度を上げるには、垂直反射で戻ってくるエコーAe
を抽出することが前提となる。何故なら、上述の音響イ
ンピーダンス算出サブプログラムにおいて略垂直反射の
ときの超音波反射係数Rから音響インピーダンスZbを
導く式(1)は、上述したように、脛骨下部Mbから略
垂直反射でエコーAeが戻ってくる場合に成立する式だ
からである。それゆえ、首振り機構102が、トランス
デューサ1の角度を脛骨下部Mbの法線付近で変化させ
たとき、エコーレベルが極大になれば、トランスデュー
サ1の送受波面に脛骨下部Mbの表面Yで略垂直に反射
したエコーAeが戻ってきたと考えることができる。な
お、レベルメータ12の液晶指針パターン12a,12
bは、脛骨下部Mbの法線と送受波面の法線との不一致
が、はなはだしいときは、敏感に変化するが、両法線が
略一致するときは、変化が鈍くなるため、垂直反射のエ
コーAeを見つけ出すのは、比較的容易である。
断精度を上げるには、垂直反射で戻ってくるエコーAe
を抽出することが前提となる。何故なら、上述の音響イ
ンピーダンス算出サブプログラムにおいて略垂直反射の
ときの超音波反射係数Rから音響インピーダンスZbを
導く式(1)は、上述したように、脛骨下部Mbから略
垂直反射でエコーAeが戻ってくる場合に成立する式だ
からである。それゆえ、首振り機構102が、トランス
デューサ1の角度を脛骨下部Mbの法線付近で変化させ
たとき、エコーレベルが極大になれば、トランスデュー
サ1の送受波面に脛骨下部Mbの表面Yで略垂直に反射
したエコーAeが戻ってきたと考えることができる。な
お、レベルメータ12の液晶指針パターン12a,12
bは、脛骨下部Mbの法線と送受波面の法線との不一致
が、はなはだしいときは、敏感に変化するが、両法線が
略一致するときは、変化が鈍くなるため、垂直反射のエ
コーAeを見つけ出すのは、比較的容易である。
【0032】操作者は、レベルメータ12の液晶指針パ
ターン12a,12bの振れ具合を監視して、最大エコ
ーレベルを抽出できたと判断すると、測定終了スイッチ
を押下する。測定終了スイッチが押下されると、CPU
11は、割り込み処理により、測定続行フラグの内容を
「0」に書き換えて、測定続行フラグを下ろす。測定続
行フラグが下ろされると、CPU11は、次回以降の1
パルス発射を中止させ(ステップSP19、)、首振り
機構102の駆動を止める(ステップSP19a)。そ
して、RAM10のエコーレベルメモリエリアに記憶さ
れ最大エコーレベルを読み出して、表示器13に画面表
示する(ステップSP20)。
ターン12a,12bの振れ具合を監視して、最大エコ
ーレベルを抽出できたと判断すると、測定終了スイッチ
を押下する。測定終了スイッチが押下されると、CPU
11は、割り込み処理により、測定続行フラグの内容を
「0」に書き換えて、測定続行フラグを下ろす。測定続
行フラグが下ろされると、CPU11は、次回以降の1
パルス発射を中止させ(ステップSP19、)、首振り
機構102の駆動を止める(ステップSP19a)。そ
して、RAM10のエコーレベルメモリエリアに記憶さ
れ最大エコーレベルを読み出して、表示器13に画面表
示する(ステップSP20)。
【0033】この後、CPU11は、反射係数算出サブ
プログラムを実行することにより、RAM10のエコー
レベルメモリエリアに記憶された最大エコーレベルV1
と、予め反射係数算出サブプログラムに書き込まれてい
る完全エコーレベルV0 とから、被験者の軟組織Maと
脛骨下部Mbとの界面での超音波反射係数Rを算出し
(ステップSP21)、算出された値を表示器13に画
面表示する(ステップSP22)。ここで、超音波反射
係数Rは、完全垂直反射したときの完全エコーレベルV
0 と、最大エコーレベルV1 との比[R=V1 /V0 ]
から導かれる。完全エコーレベルV0は、理論的に算出
することもできるが、プラスチック等のダミーブロック
を用意し、そのエコーレベルを計測することによって求
めることもできる。
プログラムを実行することにより、RAM10のエコー
レベルメモリエリアに記憶された最大エコーレベルV1
と、予め反射係数算出サブプログラムに書き込まれてい
る完全エコーレベルV0 とから、被験者の軟組織Maと
脛骨下部Mbとの界面での超音波反射係数Rを算出し
(ステップSP21)、算出された値を表示器13に画
面表示する(ステップSP22)。ここで、超音波反射
係数Rは、完全垂直反射したときの完全エコーレベルV
0 と、最大エコーレベルV1 との比[R=V1 /V0 ]
から導かれる。完全エコーレベルV0は、理論的に算出
することもできるが、プラスチック等のダミーブロック
を用意し、そのエコーレベルを計測することによって求
めることもできる。
【0034】次に、CPU11は、音響インピーダンス
算出サブプログラムに従って、反射係数算出サブプログ
ラムによって与えられた超音波反射係数Rの値を式
(1)に代入して脛骨下部Mbの音響インピーダンスZ
b[kg/m2sec]を算出し(ステップSP23)、算出結
果を表示器13に画面表示する(ステップSP24)。
算出サブプログラムに従って、反射係数算出サブプログ
ラムによって与えられた超音波反射係数Rの値を式
(1)に代入して脛骨下部Mbの音響インピーダンスZ
b[kg/m2sec]を算出し(ステップSP23)、算出結
果を表示器13に画面表示する(ステップSP24)。
【0035】次に、CPU11は、骨密度算出サブプロ
グラムに従って、音響インピーダンス算出サブプログラ
ムによって与えられた脛骨下部Mbの音響インピーダン
スZbをの値を式(3)に代入して骨密度を算出し(ス
テップSP25)、算出結果を表示器13に画面表示す
る(ステップSP26)。
グラムに従って、音響インピーダンス算出サブプログラ
ムによって与えられた脛骨下部Mbの音響インピーダン
スZbをの値を式(3)に代入して骨密度を算出し(ス
テップSP25)、算出結果を表示器13に画面表示す
る(ステップSP26)。
【0036】上記構成によれば、首振り機構102が作
動して、トランスデューサ本体101に所定の首振り運
動をさせるので、超音波インパルスの発射方向が自動的
に絶えず変化する。それゆえ、上記構成の首振り型のト
ランスデューサを用いる骨粗鬆症診断装置又は方法で
は、操作者を煩わせることなく、あるいは、操作の巧拙
に関係なく、自動的に最大エコーを受波できる。また、
レベルメータ12には、液晶指針パターン12aによっ
て今回エコーレベルが刻々と表示されると共に、液晶指
針パターン12bによって最大エコーレベルも固定的に
表示されるので、最大エコーレベルの監視が容易とな
る。したがって、脛骨下部Mbの音響インピーダンスZ
bを精度良く求めることができる。
動して、トランスデューサ本体101に所定の首振り運
動をさせるので、超音波インパルスの発射方向が自動的
に絶えず変化する。それゆえ、上記構成の首振り型のト
ランスデューサを用いる骨粗鬆症診断装置又は方法で
は、操作者を煩わせることなく、あるいは、操作の巧拙
に関係なく、自動的に最大エコーを受波できる。また、
レベルメータ12には、液晶指針パターン12aによっ
て今回エコーレベルが刻々と表示されると共に、液晶指
針パターン12bによって最大エコーレベルも固定的に
表示されるので、最大エコーレベルの監視が容易とな
る。したがって、脛骨下部Mbの音響インピーダンスZ
bを精度良く求めることができる。
【0037】脛骨下部Mbの音響インピーダンスZb
は、脛骨下部Mbの[弾性率×密度]の平方根で表され
るので、骨密度の増加に伴って弾性率が上昇するとい
う、相乗効果を受けるために、音速以上に敏感に応答し
て顕著に増加する。逆に、骨密度が減少して、弾性率が
低下すると、音響インピーダンスZbは、これらの相乗
効果を受けて、音速以上に敏感に応答して顕著に減少す
る。それゆえ、脛骨下部Mbの音響インピーダンスZb
は、骨密度を判断する上で、良い指標となる。したがっ
て、操作者は、表示器13に表示されている脛骨下部M
bの音響インピーダンスZbの値から、骨粗鬆症の進行
状況を正確に推定できる。例えば、音響インピーダンス
が、その年齢層の平均値から著しく小さい場合には、骨
粗鬆症が悪化していることが判る。
は、脛骨下部Mbの[弾性率×密度]の平方根で表され
るので、骨密度の増加に伴って弾性率が上昇するとい
う、相乗効果を受けるために、音速以上に敏感に応答し
て顕著に増加する。逆に、骨密度が減少して、弾性率が
低下すると、音響インピーダンスZbは、これらの相乗
効果を受けて、音速以上に敏感に応答して顕著に減少す
る。それゆえ、脛骨下部Mbの音響インピーダンスZb
は、骨密度を判断する上で、良い指標となる。したがっ
て、操作者は、表示器13に表示されている脛骨下部M
bの音響インピーダンスZbの値から、骨粗鬆症の進行
状況を正確に推定できる。例えば、音響インピーダンス
が、その年齢層の平均値から著しく小さい場合には、骨
粗鬆症が悪化していることが判る。
【0038】◇第2実施例 次に、この発明の第2実施例について説明する。この第
2実施例では、上述の第1実施例とは異なる反射係数算
出サブプログラム(アルゴリズム)が採用される。これ
以外の点では、第1実施例の構成と略同一である。すな
わち、この第2実施例の反射係数算出サブプログラムで
は、軟組織Maと脛骨下部Mbの界面での略垂直反射の
ときの超音波反射係数Rは、超音波インパルスAi及び
エコーAeが充分平面波とみなせ、かつ軟組織Maでの
超音波の減衰が無視できると仮定して、式(6)により
求められる。
2実施例では、上述の第1実施例とは異なる反射係数算
出サブプログラム(アルゴリズム)が採用される。これ
以外の点では、第1実施例の構成と略同一である。すな
わち、この第2実施例の反射係数算出サブプログラムで
は、軟組織Maと脛骨下部Mbの界面での略垂直反射の
ときの超音波反射係数Rは、超音波インパルスAi及び
エコーAeが充分平面波とみなせ、かつ軟組織Maでの
超音波の減衰が無視できると仮定して、式(6)により
求められる。
【0039】
【数6】 R=Ve/P・Q・B・Vi …(6) ここで、P:トランスデューサ1に単位電気信号(電
圧、電流、散乱パラメータ等)を印加したときに、トラ
ンスデューサ1から略垂直方向に出力される超音波イン
パルスAiの音圧 Q:トランスデューサ1の送受波面に単位音圧のエコー
Aeが略垂直に入射したときにトランスデューサ1から
出力される受波信号(電気信号)の振幅 B:増幅器6の振幅増幅度と波形整形器7の振幅増幅度
との積 Vi:パルス発生器4からトランスデューサ1に加えら
れる電気信号の振幅 Ve:最大エコーレベル なお、P,Q,B,Viは、いずれも周波数の関数であ
るが、ここでは、中心周波数(例えば2.5MHz)で
の成分を用いる。P,Q,B,Viについては、予め、
これらの測定値、設定値をROM9(この例の反射係数
算出サブプログラム)に書き込んで置く。
圧、電流、散乱パラメータ等)を印加したときに、トラ
ンスデューサ1から略垂直方向に出力される超音波イン
パルスAiの音圧 Q:トランスデューサ1の送受波面に単位音圧のエコー
Aeが略垂直に入射したときにトランスデューサ1から
出力される受波信号(電気信号)の振幅 B:増幅器6の振幅増幅度と波形整形器7の振幅増幅度
との積 Vi:パルス発生器4からトランスデューサ1に加えら
れる電気信号の振幅 Ve:最大エコーレベル なお、P,Q,B,Viは、いずれも周波数の関数であ
るが、ここでは、中心周波数(例えば2.5MHz)で
の成分を用いる。P,Q,B,Viについては、予め、
これらの測定値、設定値をROM9(この例の反射係数
算出サブプログラム)に書き込んで置く。
【0040】式(6)は、次のようにして導かれる。ま
ず、パルス発生器4からトランスデューサ1に振幅Vi
の電気信号が加えられると、トランスデューサ1の送受
波面から音圧PViの超音波インパルスAiが脛骨下部
Mbに向かって出力される。それゆえ、音圧RPViの
エコーAeが、トランスデューサ1の送受波面に垂直に
戻ってくる。したがって、最大エコーレベルVeは、式
(7)で与えられる。
ず、パルス発生器4からトランスデューサ1に振幅Vi
の電気信号が加えられると、トランスデューサ1の送受
波面から音圧PViの超音波インパルスAiが脛骨下部
Mbに向かって出力される。それゆえ、音圧RPViの
エコーAeが、トランスデューサ1の送受波面に垂直に
戻ってくる。したがって、最大エコーレベルVeは、式
(7)で与えられる。
【数7】 Ve=Q・R・P・B・Vi …(7) 式(7)から、式(6)が導かれる。
【0041】このように、この第2実施例の構成によっ
ても、CPU11によって、軟組織Maと脛骨下部Mb
との界面での超音波反射係数Rから脛骨下部Mbの音響
インピーダンスZbが算出されるので、上述した第1実
施例と略同様の効果を得ることができる。
ても、CPU11によって、軟組織Maと脛骨下部Mb
との界面での超音波反射係数Rから脛骨下部Mbの音響
インピーダンスZbが算出されるので、上述した第1実
施例と略同様の効果を得ることができる。
【0042】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、測定部位
は、平面とみなせる限り、脛骨下部に限定されない。ま
た、トランスデューサを構成する超音波振動子は、厚み
振動型に限らず、撓み振動型でも良い。また、首振り機
構102に組み込まれるモータは、2個に限らず、1個
でも良い。モータが、1個の場合の例としては、図13
及び図14に示すように、渦巻状の溝201aを有する
ガイド板201(図14)の溝201aに、トランスデ
ューサ本体202の軸202aを嵌め込み、この状態
で、ガイド板201を回転モータ203で回転するよう
にしても良い。また、トランスデューサ本体の軸の軌跡
としては、上述の渦巻軌跡に限らず、図15に示すよう
に、九十九折り軌跡204も考えられる。また、軟組織
Maの音響インピーダンスは、水の音響インピーダンス
1.5×106[kg/m2sec]に近いので、式(1)の適
用による超音波反射係数の算出に当たっては、軟組織M
aの音響インピーダンスに代えて、水の音響インピーダ
ンスを用いても良い。また、CPU11の各種処理プロ
グラムは、ROM9に格納する代わりに、必要に応じ
て、ハードディスク等の外部記憶装置に記憶するように
しても良い。
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、測定部位
は、平面とみなせる限り、脛骨下部に限定されない。ま
た、トランスデューサを構成する超音波振動子は、厚み
振動型に限らず、撓み振動型でも良い。また、首振り機
構102に組み込まれるモータは、2個に限らず、1個
でも良い。モータが、1個の場合の例としては、図13
及び図14に示すように、渦巻状の溝201aを有する
ガイド板201(図14)の溝201aに、トランスデ
ューサ本体202の軸202aを嵌め込み、この状態
で、ガイド板201を回転モータ203で回転するよう
にしても良い。また、トランスデューサ本体の軸の軌跡
としては、上述の渦巻軌跡に限らず、図15に示すよう
に、九十九折り軌跡204も考えられる。また、軟組織
Maの音響インピーダンスは、水の音響インピーダンス
1.5×106[kg/m2sec]に近いので、式(1)の適
用による超音波反射係数の算出に当たっては、軟組織M
aの音響インピーダンスに代えて、水の音響インピーダ
ンスを用いても良い。また、CPU11の各種処理プロ
グラムは、ROM9に格納する代わりに、必要に応じ
て、ハードディスク等の外部記憶装置に記憶するように
しても良い。
【0043】また、超音波反射係数Rの算出方法は、上
述の実施例で述べた方法に限定されず、例えば、トラン
スデューサ1の一端面を自由端にして、一端面からのエ
コーを観測した場合、超音波は一端面で完全に反射する
ので、このときの反射レベルは、入射波のレベルに等し
くなる。したがって、超音波反射係数Rを、この入射波
のレベルと皮質骨Mbからのエコーレベルの比として求
めることもできる。
述の実施例で述べた方法に限定されず、例えば、トラン
スデューサ1の一端面を自由端にして、一端面からのエ
コーを観測した場合、超音波は一端面で完全に反射する
ので、このときの反射レベルは、入射波のレベルに等し
くなる。したがって、超音波反射係数Rを、この入射波
のレベルと皮質骨Mbからのエコーレベルの比として求
めることもできる。
【0044】また、脛骨下部Mbの音響インピーダンス
Zbを骨密度ρの指標とする代わりに、脛骨下部Mbの
音響インピーダンスZbの単調増加関数である軟組織M
aと脛骨下部Mbの界面での超音波反射係数Rを骨密度
ρの指標としても、第1実施例と略同様の効果を得るこ
とができる。また、上述の実施例では、トランスデュー
サ1を支持部材106やブラケット107等で載置台1
05に固定したが、例えば、首振り機構に、操作者が手
に握る把持部を設けるようにすれば、手に持ってトラン
スデューサ1を取扱うことができるので、使い勝手が良
くなる。
Zbを骨密度ρの指標とする代わりに、脛骨下部Mbの
音響インピーダンスZbの単調増加関数である軟組織M
aと脛骨下部Mbの界面での超音波反射係数Rを骨密度
ρの指標としても、第1実施例と略同様の効果を得るこ
とができる。また、上述の実施例では、トランスデュー
サ1を支持部材106やブラケット107等で載置台1
05に固定したが、例えば、首振り機構に、操作者が手
に握る把持部を設けるようにすれば、手に持ってトラン
スデューサ1を取扱うことができるので、使い勝手が良
くなる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の首振り
型超音波トランスデューサによれば、首振り機構が作動
して、トランスデューサ本体に所定の首振り運動をさせ
るので、超音波インパルスの発射方向が自動的に絶えず
変化する。それゆえ、上記首振り型超音波トランスデュ
ーサを用いる骨粗鬆症診断装置又は方法では、操作者を
煩わせることなく、あるいは、操作の巧拙に関係なく、
自動的に最大エコーを受波できる。
型超音波トランスデューサによれば、首振り機構が作動
して、トランスデューサ本体に所定の首振り運動をさせ
るので、超音波インパルスの発射方向が自動的に絶えず
変化する。それゆえ、上記首振り型超音波トランスデュ
ーサを用いる骨粗鬆症診断装置又は方法では、操作者を
煩わせることなく、あるいは、操作の巧拙に関係なく、
自動的に最大エコーを受波できる。
【0046】また、皮質骨の音響インピーダンスは、皮
質骨の[弾性率×密度]の平方根で表されるので、骨密
度の増加に伴って弾性率が上昇するという、相乗効果を
受けるために、音速以上に敏感に応答して顕著に増加す
る。逆に、骨密度が減少して、弾性率が低下すると、音
響インピーダンスは、これらの相乗効果を受けて、音速
以上に敏感に応答して顕著に減少する。それゆえ、皮質
骨の音響インピーダンスは、骨密度を判断する上で、良
い指標となる。例えば、音響インピーダンスが、その年
齢層の平均値から著しく小さい場合には、皮質骨の骨粗
鬆症が悪化していることが判る。
質骨の[弾性率×密度]の平方根で表されるので、骨密
度の増加に伴って弾性率が上昇するという、相乗効果を
受けるために、音速以上に敏感に応答して顕著に増加す
る。逆に、骨密度が減少して、弾性率が低下すると、音
響インピーダンスは、これらの相乗効果を受けて、音速
以上に敏感に応答して顕著に減少する。それゆえ、皮質
骨の音響インピーダンスは、骨密度を判断する上で、良
い指標となる。例えば、音響インピーダンスが、その年
齢層の平均値から著しく小さい場合には、皮質骨の骨粗
鬆症が悪化していることが判る。
【0047】また、皮質骨の音響インピーダンスを骨密
度の指標とする代わりに、皮質骨の音響インピーダンス
の単調増加関数である軟組織と皮質骨との界面での超音
波反射係数を骨密度の指標としても、上述したと同様の
効果を得ることができる。
度の指標とする代わりに、皮質骨の音響インピーダンス
の単調増加関数である軟組織と皮質骨との界面での超音
波反射係数を骨密度の指標としても、上述したと同様の
効果を得ることができる。
【図1】この発明の第1実施例である骨粗鬆症診断装置
に用いられるトランスデューサの使用状態を示す側面図
である。
に用いられるトランスデューサの使用状態を示す側面図
である。
【図2】同トランスデューサの側面図である。
【図3】同トランスデューサの平面図である。
【図4】同トランスデューサの正面図である。
【図5】同骨粗鬆症診断装置の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図6】同骨粗鬆症診断装置の外観を模式的に示す模式
的外観図である。
的外観図である。
【図7】同骨粗鬆症診断装置の動作の説明に用いられる
説明図である。
説明図である。
【図8】同骨粗鬆症診断装置の動作の説明に用いられる
説明図である。
説明図である。
【図9】同骨粗鬆症診断装置の動作の説明に用いられる
説明図である。
説明図である。
【図10】同骨粗鬆症診断装置の動作の説明に用いられ
る説明図である。
る説明図である。
【図11】同骨粗鬆症診断装置の動作の流れを示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図12】皮質骨の密度の音響インピーダンスに関する
回帰直線を示すグラフであり、同骨粗鬆症診断装置を構
成する骨密度算出サブプログラムの説明に用いられる図
である。
回帰直線を示すグラフであり、同骨粗鬆症診断装置を構
成する骨密度算出サブプログラムの説明に用いられる図
である。
【図13】この発明の第1実施例の変形例に係るトラン
スデューサの構成を示す側面図である。
スデューサの構成を示す側面図である。
【図14】同トランスデューサの一部を示す平面図であ
る。
る。
【図15】この発明の第1実施例の別の変形例に係るト
ランスデューサの首振り軌跡を示す図である。
ランスデューサの首振り軌跡を示す図である。
1 トランスデューサ(首振り型超音波トランスデ
ューサ) 4 パルス発生器 8 A/D変換器 9 ROM(メモリ) 10 RAM(メモリ) 11 CPU Ai 超音波インパルス Ae 脛骨下部からのエコー Ma 軟組織 Mb 脛骨下部(皮質骨) X 皮膚表面 Y 脛骨下部表面(皮質骨表面) 101 トランスデューサ本体 102 首振り機構 103 X軸回転モータ(第1の回転アクチュエー
タ) 104 Y'軸回転モータ(第2の回転アクチュエ
ータ)
ューサ) 4 パルス発生器 8 A/D変換器 9 ROM(メモリ) 10 RAM(メモリ) 11 CPU Ai 超音波インパルス Ae 脛骨下部からのエコー Ma 軟組織 Mb 脛骨下部(皮質骨) X 皮膚表面 Y 脛骨下部表面(皮質骨表面) 101 トランスデューサ本体 102 首振り機構 103 X軸回転モータ(第1の回転アクチュエー
タ) 104 Y'軸回転モータ(第2の回転アクチュエ
ータ)
フロントページの続き (72)発明者 後藤 文禮 兵庫県宝塚市逆瀬台4丁目12番地11号 (72)発明者 藤井 芳夫 兵庫県神戸市北区藤原台4丁目16番地12号 (72)発明者 藤田 拓男 兵庫県神戸市東灘区森北町5丁目1番地8 号の202
Claims (5)
- 【請求項1】 超音波インパルスを所定の測定部位に発
射すると共に、該測定部位からのエコーを受波するトラ
ンスデューサ本体と、 所定の基準軸を中心として前記トランスデューサ本体に
所定の首振り運動をさせ、前記超音波インパルスの発射
方向を絶えず変化させる首振り機構とを備えてなること
を特徴とする首振り型超音波トランスデューサ。 - 【請求項2】 超音波インパルスを所定の測定部位に発
射すると共に、該測定部位からのエコーを受波するトラ
ンスデューサ本体と、 所定の基準軸を中心として前記トランスデューサ本体に
所定の首振り運動をさせ、前記超音波インパルスの発射
方向を絶えず変化させる首振り機構と、 該首振り機構に固定され、測定時、操作者が手に握る部
位である把持部とを備えてなることを特徴とする首振り
型超音波トランスデューサ。 - 【請求項3】 前記首振り機構は、互いに回転軸を直交
する状態に配設された第1及び第2の回転アクチュエー
タを有して構成され、前記第2の回転アクチュエータの
回転軸は、前記第1の回転アクチュエータの駆動に従動
回転することを特徴とする請求項1又は2記載の首振り
型超音波トランスデューサ。 - 【請求項4】 超音波トランスデューサを被験者の所定
の皮膚表面に当て、超音波インパルスを測定部位である
前記皮膚下の皮質骨に向けて繰り返し発射し、該皮質骨
表面から戻ってくるエコーを受波してエコーレベルを測
定し、さらに、測定された前記エコーレベルの中から最
大エコーレベルを抽出し、抽出された最大エコーレベル
に基づいて、所定の演算処理を行って骨粗鬆症を診断す
る骨粗鬆症診断方法であって、 前記超音波トランスデューサとして、請求項1,2又は
3記載の首振り型超音波トランスデューサを用い、前記
首振り機構を作動状態にして、前記トランスデューサ本
体に所定の首振り運動をさせ、前記超音波インパルスの
発射方向を絶えず変化させることにより、最大エコーを
受波できるようにしたことを特徴とする骨粗鬆症診断方
法。 - 【請求項5】 超音波トランスデューサを被験者の所定
の皮膚表面に当て、超音波インパルスを測定部位である
前記皮膚下の皮質骨に向けて繰り返し発射し、該皮質骨
表面から戻ってくるエコーを受波してエコーレベルを測
定することにより、骨粗鬆症を診断する超音波反射式の
骨粗鬆症診断装置であって、 前記超音波トランスデューサとして、請求項1,2又は
3記載の首振り型超音波トランスデューサを備えてなる
ことを特徴とする骨粗鬆症診断装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31134695A JPH09140707A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 首振り型超音波トランスデューサ、これを用いる骨粗鬆症診断方法及び骨粗鬆症診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31134695A JPH09140707A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 首振り型超音波トランスデューサ、これを用いる骨粗鬆症診断方法及び骨粗鬆症診断装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09140707A true JPH09140707A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=18016048
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31134695A Pending JPH09140707A (ja) | 1995-11-29 | 1995-11-29 | 首振り型超音波トランスデューサ、これを用いる骨粗鬆症診断方法及び骨粗鬆症診断装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09140707A (ja) |
-
1995
- 1995-11-29 JP JP31134695A patent/JPH09140707A/ja active Pending
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