JPH0914230A - リベット及びリベットの製造方法 - Google Patents
リベット及びリベットの製造方法Info
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- JPH0914230A JPH0914230A JP19894295A JP19894295A JPH0914230A JP H0914230 A JPH0914230 A JP H0914230A JP 19894295 A JP19894295 A JP 19894295A JP 19894295 A JP19894295 A JP 19894295A JP H0914230 A JPH0914230 A JP H0914230A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】脚部の胴膨れや曲がりを防止したリベット及び
このようなリベットを大量且つ安価に得るリベットの製
造方法を提供する。 【構成】頭部2と脚部3とからなるリベット1であっ
て、素材から圧造成形されたリベット1にニッケル鍍金
を施し、リベット1の脚部3の胴部6にローレット7、
筋、あるいは凹凸等の鍍金剥がし部を形成し、この胴部
6に浸炭処理を施し胴部を硬化させたリベットの構成及
びリベットの製造方法。 【効果】リベットかしめ作業において、脚部に胴膨れが
生じたり、曲がることがない。しかも、リベットをワー
クにかしめた場合にワークが浮き上がることなく強固に
かしめられる。また、リベットの整列が不要なので、処
理に要する時間が大幅に短くなり、大量生産に適する。
圧造成形において、硬度の高い素材が不要になり、成形
工具の磨耗が減少するとともに寿命も長い。
このようなリベットを大量且つ安価に得るリベットの製
造方法を提供する。 【構成】頭部2と脚部3とからなるリベット1であっ
て、素材から圧造成形されたリベット1にニッケル鍍金
を施し、リベット1の脚部3の胴部6にローレット7、
筋、あるいは凹凸等の鍍金剥がし部を形成し、この胴部
6に浸炭処理を施し胴部を硬化させたリベットの構成及
びリベットの製造方法。 【効果】リベットかしめ作業において、脚部に胴膨れが
生じたり、曲がることがない。しかも、リベットをワー
クにかしめた場合にワークが浮き上がることなく強固に
かしめられる。また、リベットの整列が不要なので、処
理に要する時間が大幅に短くなり、大量生産に適する。
圧造成形において、硬度の高い素材が不要になり、成形
工具の磨耗が減少するとともに寿命も長い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、頭部に対して脚部が比
較的長い脚長リベットであって、特に、脚部の胴部がリ
ベットかしめ作業において、胴膨れしたり、曲がったり
することのないリベット及びこのようなリベットの製造
方法に関する。
較的長い脚長リベットであって、特に、脚部の胴部がリ
ベットかしめ作業において、胴膨れしたり、曲がったり
することのないリベット及びこのようなリベットの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からよく使用されているリベットは
所定寸法の素材に頭部と脚部を圧造成形し、これを用途
に応じて脚長を長くしたり、短くしたりして所望のリベ
ットを得ている。このようにして得られたリベットは、
脚部が比較的短い場合は、何ら問題が生じないが、これ
が長い場合は、かしめ作業時において、脚部の胴部が胴
膨れ現象を発生したり、曲がったりしてかしめ不良が生
じている。これを解消するために現在では、次のような
工程を加えて胴部の強度を向上させる等してリベットが
製造されている。
所定寸法の素材に頭部と脚部を圧造成形し、これを用途
に応じて脚長を長くしたり、短くしたりして所望のリベ
ットを得ている。このようにして得られたリベットは、
脚部が比較的短い場合は、何ら問題が生じないが、これ
が長い場合は、かしめ作業時において、脚部の胴部が胴
膨れ現象を発生したり、曲がったりしてかしめ不良が生
じている。これを解消するために現在では、次のような
工程を加えて胴部の強度を向上させる等してリベットが
製造されている。
【0003】即ち、一般には、このようなリベットは図
4及び図6に示すように、素材に対して圧造成形工程1
10において、初めに予備成形として頭部と脚部を特定
形状まで成形して半製品とし、続いて仕上げ成形として
頭部102と脚部103を所定寸法に圧造成形するとと
もに脚部先端に中空穴104を穿設している。この予備
成形及び仕上げ成形を通常、圧造成形工程110と称し
ており、この圧造成形工程110により得られたリベッ
ト101は、続いて焼鈍処理工程113で、脚部103
の先端に焼鈍処理が施されている。通常、この焼鈍処理
は前記圧造成形工程110で製造されたリベット101
を、頭部102を上にして脚部103を垂下した状態で
整列供給し、これを一個宛バーナ等の燃焼装置(図示せ
ず)を用いて脚部先端を所定時間加熱した後、自然冷却
を行うことによって、処理が行われている。この後、焼
鈍処理されたリベット101を仕上げ鍍金処理工程11
4に移し、所望の鍍金等の仕上げ処理が施されて図4に
示すように、製品としての脚長の比較的長いリベット1
01が完成している。そして、このリベット101をワ
ーク120のかしめ穴121に挿入してかしめている。
4及び図6に示すように、素材に対して圧造成形工程1
10において、初めに予備成形として頭部と脚部を特定
形状まで成形して半製品とし、続いて仕上げ成形として
頭部102と脚部103を所定寸法に圧造成形するとと
もに脚部先端に中空穴104を穿設している。この予備
成形及び仕上げ成形を通常、圧造成形工程110と称し
ており、この圧造成形工程110により得られたリベッ
ト101は、続いて焼鈍処理工程113で、脚部103
の先端に焼鈍処理が施されている。通常、この焼鈍処理
は前記圧造成形工程110で製造されたリベット101
を、頭部102を上にして脚部103を垂下した状態で
整列供給し、これを一個宛バーナ等の燃焼装置(図示せ
ず)を用いて脚部先端を所定時間加熱した後、自然冷却
を行うことによって、処理が行われている。この後、焼
鈍処理されたリベット101を仕上げ鍍金処理工程11
4に移し、所望の鍍金等の仕上げ処理が施されて図4に
示すように、製品としての脚長の比較的長いリベット1
01が完成している。そして、このリベット101をワ
ーク120のかしめ穴121に挿入してかしめている。
【0004】また、このような工程に代え、リベット自
体の形状を図5に示すように、ワーク120のかしめ穴
121に嵌まる胴部106を脚部103の先端より太く
して頭部102の打圧力が脚部103の先端に加わるよ
うにし、かしめ作業時にこの打圧力が胴部106に加わ
って胴膨れあるいは曲がる等の変形を生じるまでに脚部
103の先端を拡開してかしめるようにした段付き形状
の脚部103としたリベット101も使用されている。
体の形状を図5に示すように、ワーク120のかしめ穴
121に嵌まる胴部106を脚部103の先端より太く
して頭部102の打圧力が脚部103の先端に加わるよ
うにし、かしめ作業時にこの打圧力が胴部106に加わ
って胴膨れあるいは曲がる等の変形を生じるまでに脚部
103の先端を拡開してかしめるようにした段付き形状
の脚部103としたリベット101も使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リベッ
トがかしめられる脚部先端に焼鈍処理を施した場合、リ
ベットかしめ作業において、図4に示すように脚部に胴
膨れが生じたり、曲がることはなくなるが、リベットに
焼鈍処理を施す際に、リベットを頭部を上にして脚部を
垂下した所謂、首吊り状態で整列させ、しかも脚部の先
端の全周を加熱せねばならず、このため、この処理に要
する時間が長くなるとともに大量生産には不向きであ
る。また、この圧造成形において、使用する成形工具は
リベットの素材の硬度が比較的高いものであるため、材
料が高価であるとともに圧造成形時に使用する工具の磨
耗が生じ易く、工具の寿命が短くなっていた。
トがかしめられる脚部先端に焼鈍処理を施した場合、リ
ベットかしめ作業において、図4に示すように脚部に胴
膨れが生じたり、曲がることはなくなるが、リベットに
焼鈍処理を施す際に、リベットを頭部を上にして脚部を
垂下した所謂、首吊り状態で整列させ、しかも脚部の先
端の全周を加熱せねばならず、このため、この処理に要
する時間が長くなるとともに大量生産には不向きであ
る。また、この圧造成形において、使用する成形工具は
リベットの素材の硬度が比較的高いものであるため、材
料が高価であるとともに圧造成形時に使用する工具の磨
耗が生じ易く、工具の寿命が短くなっていた。
【0006】この問題を解決するためにリベット自体の
形状を脚部が太く先端が細い段付き形状とし、これによ
りかしめ作業における胴膨れや曲がりを防止しているも
のがあるが、この場合、圧造成形において、脚部を段付
き形状にする必要からこの圧造成形工程内の作業におい
て、脚部を段付き形状にする工程が新たに増加するとと
もに材料も多く必要になる等の課題が生じている。
形状を脚部が太く先端が細い段付き形状とし、これによ
りかしめ作業における胴膨れや曲がりを防止しているも
のがあるが、この場合、圧造成形において、脚部を段付
き形状にする必要からこの圧造成形工程内の作業におい
て、脚部を段付き形状にする工程が新たに増加するとと
もに材料も多く必要になる等の課題が生じている。
【0007】本発明の第1の目的は、このような課題を
解決するとともに脚長の比較的長いリベットのかしめ作
業において、脚部の胴膨れや曲がりを防止したリベット
の提供であり、本発明の第2の目的は、脚長が長いリベ
ットにおいて、リベットかしめ作業中に胴膨れや曲がり
のないリベットを大量且つ安価に得るリベットの製造方
法の提供である。
解決するとともに脚長の比較的長いリベットのかしめ作
業において、脚部の胴膨れや曲がりを防止したリベット
の提供であり、本発明の第2の目的は、脚長が長いリベ
ットにおいて、リベットかしめ作業中に胴膨れや曲がり
のないリベットを大量且つ安価に得るリベットの製造方
法の提供である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的は、
頭部2と脚部3とからなるリベット1であって、素材か
ら圧造成形されたリベット1にニッケル鍍金を施し、こ
のリベット1の脚部3の胴部6にローレット7、筋ある
いは凹凸等の鍍金剥がし部を形成し、この胴部6に浸炭
処理を施したリベット1を提供することで達成される。
頭部2と脚部3とからなるリベット1であって、素材か
ら圧造成形されたリベット1にニッケル鍍金を施し、こ
のリベット1の脚部3の胴部6にローレット7、筋ある
いは凹凸等の鍍金剥がし部を形成し、この胴部6に浸炭
処理を施したリベット1を提供することで達成される。
【0009】本発明の第2の目的は、所定寸法の素材に
圧造成形工程10で頭部2と脚部3とからなるリベット
1を成形し、このリベット1にニッケル鍍金処理工程1
1でニッケル鍍金を施し、続いて前記脚部3の胴部6に
ローリング工程12において、ローレット7、筋あるい
は凹凸等の転造加工を加えて胴部6のニッケル鍍金を除
去し、この後、リベット1に浸炭処理工程13で浸炭処
理を行い、脚部3の胴部6を硬化させたリベット1の製
造方法を提供することで達成される。
圧造成形工程10で頭部2と脚部3とからなるリベット
1を成形し、このリベット1にニッケル鍍金処理工程1
1でニッケル鍍金を施し、続いて前記脚部3の胴部6に
ローリング工程12において、ローレット7、筋あるい
は凹凸等の転造加工を加えて胴部6のニッケル鍍金を除
去し、この後、リベット1に浸炭処理工程13で浸炭処
理を行い、脚部3の胴部6を硬化させたリベット1の製
造方法を提供することで達成される。
【0010】
【作用】あらかじめ、リベット1の脚部3にローレット
7あるいは筋を付けたり、凹凸を形成したりして前工程
でのニッケル鍍金が剥がされた部分に浸炭処理が施され
たリベット1をワーク20のかしめ穴21に脚部3を先
にして挿入し、この後、リベット1の頭部2を打圧する
と、リベット1の脚部3の先端は拡開されてワーク20
をかしめる。この時、脚部3の胴部6は硬化しているの
で、胴膨れを生じることがなく、リベット1の頭部2と
ワーク20との間に隙間が生じたりすることがなく、強
固にワーク20をかしめる。
7あるいは筋を付けたり、凹凸を形成したりして前工程
でのニッケル鍍金が剥がされた部分に浸炭処理が施され
たリベット1をワーク20のかしめ穴21に脚部3を先
にして挿入し、この後、リベット1の頭部2を打圧する
と、リベット1の脚部3の先端は拡開されてワーク20
をかしめる。この時、脚部3の胴部6は硬化しているの
で、胴膨れを生じることがなく、リベット1の頭部2と
ワーク20との間に隙間が生じたりすることがなく、強
固にワーク20をかしめる。
【0011】一方、このリベット1の製造は、所定寸法
の素材に圧造成形工程10で頭部2と脚部3とからなる
リベット1を成形し、このリベット1全体に次工程でニ
ッケル鍍金を施す。次にこのニッケル鍍金が施されたリ
ベット1の脚部3にローリング工程12でローレツト
7、筋あるいは凹凸等の転造加工を施して脚部3の胴部
6の鍍金を剥がす。これにより再び脚部3の鍍金剥がし
部にはリベット1の地肌が表れるので、次の浸炭処理工
程13でリベット1全体に浸炭処理を施すと、この鍍金
が剥がされた胴部6は浸炭され、一方、ニッケル鍍金で
覆われた部分には浸炭処理が施されず、素材の硬度がそ
のまま保たれたままとなる。これにより、かしめ作業に
おいて、胴部6が膨れたり、曲がったりすることがな
く、脚部3の先端は確実に拡開されてワーク20にリベ
ット1がかしめられる。
の素材に圧造成形工程10で頭部2と脚部3とからなる
リベット1を成形し、このリベット1全体に次工程でニ
ッケル鍍金を施す。次にこのニッケル鍍金が施されたリ
ベット1の脚部3にローリング工程12でローレツト
7、筋あるいは凹凸等の転造加工を施して脚部3の胴部
6の鍍金を剥がす。これにより再び脚部3の鍍金剥がし
部にはリベット1の地肌が表れるので、次の浸炭処理工
程13でリベット1全体に浸炭処理を施すと、この鍍金
が剥がされた胴部6は浸炭され、一方、ニッケル鍍金で
覆われた部分には浸炭処理が施されず、素材の硬度がそ
のまま保たれたままとなる。これにより、かしめ作業に
おいて、胴部6が膨れたり、曲がったりすることがな
く、脚部3の先端は確実に拡開されてワーク20にリベ
ット1がかしめられる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1乃至図3に基づ
き説明する。図1において、1はリベットであり、2は
このリベット1の頭部である。この頭部2にはこの頭部
径より細い脚部3が形成してあり、この脚部3の先端に
はリベット1の拡開部を構成する中空穴4が穿設されて
いる。このリベット1の表面全体にはニッケル鍍金が施
されており、しかも、頭部2に連続する首5と中空穴4
との間の脚部3の胴部6の部分には前記ニッケル鍍金を
除去するためにアヤ目、平目等のローレット7、筋ある
いは凹凸等で鍍金剥がし部が形成されている。この鍍金
剥がし部には浸炭処理が施されて胴部6の部分は硬化さ
れている。また、全体は必要に応じて仕上げ用のクロ
ム、ニッケルあるいは亜鉛等の鍍金が施されて製品とし
てのリベット1となっている。
き説明する。図1において、1はリベットであり、2は
このリベット1の頭部である。この頭部2にはこの頭部
径より細い脚部3が形成してあり、この脚部3の先端に
はリベット1の拡開部を構成する中空穴4が穿設されて
いる。このリベット1の表面全体にはニッケル鍍金が施
されており、しかも、頭部2に連続する首5と中空穴4
との間の脚部3の胴部6の部分には前記ニッケル鍍金を
除去するためにアヤ目、平目等のローレット7、筋ある
いは凹凸等で鍍金剥がし部が形成されている。この鍍金
剥がし部には浸炭処理が施されて胴部6の部分は硬化さ
れている。また、全体は必要に応じて仕上げ用のクロ
ム、ニッケルあるいは亜鉛等の鍍金が施されて製品とし
てのリベット1となっている。
【0013】このため、かしめ作業において、このリベ
ット1を図2に示すように、ワーク20のかしめ穴21
内に挿入し、頭部2をパンチ(図示せず)で打圧する
と、リベット1の脚部3の下部の中空穴4は拡開用のア
ンビル(図示せず)に作用されて拡開される。この時、
リベット1の胴部6は浸炭硬化されているので、このか
しめ作業時の打圧力がこの脚部3に作用しても胴部6が
膨れたり、曲がったりすることがなく、脚部3の先端が
確実に拡開される。これによりワーク20のかしめ穴2
1付近が頭部2の座面側に浮き上がり、リベット1の頭
部2の座面とワーク20との間に隙間が生じることなく
かしめられる。
ット1を図2に示すように、ワーク20のかしめ穴21
内に挿入し、頭部2をパンチ(図示せず)で打圧する
と、リベット1の脚部3の下部の中空穴4は拡開用のア
ンビル(図示せず)に作用されて拡開される。この時、
リベット1の胴部6は浸炭硬化されているので、このか
しめ作業時の打圧力がこの脚部3に作用しても胴部6が
膨れたり、曲がったりすることがなく、脚部3の先端が
確実に拡開される。これによりワーク20のかしめ穴2
1付近が頭部2の座面側に浮き上がり、リベット1の頭
部2の座面とワーク20との間に隙間が生じることなく
かしめられる。
【0014】一方、このようなリベット1は図3に示す
ような工程で製造可能であり、10は素材(図示せず)
から頭部2と脚部3とからなるリベット1を成形する圧
造成形工程である。この圧造成形工程10は所定長さの
素材から頭部2と脚部3の特定形状のリベットブランク
(図示せず)をあらかじめ得る予備成形と、予備成形で
得られたリベットブランクに更に圧造加工を加えて所定
寸法の形状と中空穴4を有するリベット1を得る仕上げ
成形とからなっている。この圧造成形工程10の次には
ニッケル鍍金処理工程11が配置してあり、前記圧造成
形工程10で得られたリベット1全体に下地処理として
のニッケル鍍金が施されるようになっている。
ような工程で製造可能であり、10は素材(図示せず)
から頭部2と脚部3とからなるリベット1を成形する圧
造成形工程である。この圧造成形工程10は所定長さの
素材から頭部2と脚部3の特定形状のリベットブランク
(図示せず)をあらかじめ得る予備成形と、予備成形で
得られたリベットブランクに更に圧造加工を加えて所定
寸法の形状と中空穴4を有するリベット1を得る仕上げ
成形とからなっている。この圧造成形工程10の次には
ニッケル鍍金処理工程11が配置してあり、前記圧造成
形工程10で得られたリベット1全体に下地処理として
のニッケル鍍金が施されるようになっている。
【0015】この処理工程の次にはリベット1の脚部3
の胴部6に前記ニッケル鍍金を剥がして除去するための
ローリング工程12が配置してあり、この工程におい
て、胴部6には転造加工が加えられ、これによりローレ
ット7が形成されてこの部分のニッケル鍍金が剥がさ
れ、素材の地肌が表れている。この実施例のローリング
工程12では転造加工によりローレツト7を形成した
が、これに代え、筋あるいは凹凸を転造加工で形成する
ようにしてもよく、このローリング工程12で前記鍍金
が剥がれればよい。
の胴部6に前記ニッケル鍍金を剥がして除去するための
ローリング工程12が配置してあり、この工程におい
て、胴部6には転造加工が加えられ、これによりローレ
ット7が形成されてこの部分のニッケル鍍金が剥がさ
れ、素材の地肌が表れている。この実施例のローリング
工程12では転造加工によりローレツト7を形成した
が、これに代え、筋あるいは凹凸を転造加工で形成する
ようにしてもよく、このローリング工程12で前記鍍金
が剥がれればよい。
【0016】このローリング工程12には、これに続い
て浸炭処理工程13が配置してあり、この工程におい
て、鍍金が剥がされた胴部6の地肌の部分に浸炭処理が
施されている。この工程の後には、製品としてのリベッ
ト1に必要なクロム、ニッケルあるいは亜鉛等の仕上げ
鍍金を施す仕上げ鍍金処理工程14が設けられている。
て浸炭処理工程13が配置してあり、この工程におい
て、鍍金が剥がされた胴部6の地肌の部分に浸炭処理が
施されている。この工程の後には、製品としてのリベッ
ト1に必要なクロム、ニッケルあるいは亜鉛等の仕上げ
鍍金を施す仕上げ鍍金処理工程14が設けられている。
【0017】このような製造工程において、あらかじめ
所定寸法に切断された素材に対して圧造成形工程10に
おいて、頭部2とこの頭部2より細い脚部3からなる所
定寸法のリベット1が圧造成形される。この後、このリ
ベット1にニッケル鍍金処理工程11でリベット1全体
にニッケル鍍金処理が施される。このニッケル鍍金は後
工程としての浸炭処理工程13において、浸炭処理の不
要な部分への浸炭を防止するためである。
所定寸法に切断された素材に対して圧造成形工程10に
おいて、頭部2とこの頭部2より細い脚部3からなる所
定寸法のリベット1が圧造成形される。この後、このリ
ベット1にニッケル鍍金処理工程11でリベット1全体
にニッケル鍍金処理が施される。このニッケル鍍金は後
工程としての浸炭処理工程13において、浸炭処理の不
要な部分への浸炭を防止するためである。
【0018】このようにして、全体にニッケル鍍金が施
されたリベット1は次にローリング工程12へ移り、ロ
ーレット7、筋あるいは凹凸等の転造加工が加えられ、
前記ニッケル鍍金を脚部3の胴部6から剥がす。これに
より地肌が表れたリベット1は次に浸炭処理工程13へ
移され、浸炭処理が行われる。この浸炭処理はリベット
1の全体に行われるが、脚部3の鍍金が剥がされた胴部
6を除いてニッケル鍍金が施されているので、胴部6は
硬度が高くなるが、この部分を除いてリベット1の硬度
はそのままで高くなることがなく、強度の高い胴部6を
有するリベット1が得られる。
されたリベット1は次にローリング工程12へ移り、ロ
ーレット7、筋あるいは凹凸等の転造加工が加えられ、
前記ニッケル鍍金を脚部3の胴部6から剥がす。これに
より地肌が表れたリベット1は次に浸炭処理工程13へ
移され、浸炭処理が行われる。この浸炭処理はリベット
1の全体に行われるが、脚部3の鍍金が剥がされた胴部
6を除いてニッケル鍍金が施されているので、胴部6は
硬度が高くなるが、この部分を除いてリベット1の硬度
はそのままで高くなることがなく、強度の高い胴部6を
有するリベット1が得られる。
【0019】この後、このリベット1は仕上げ鍍金処理
工程14に移り、製品として必要な仕上げ鍍金が施され
て信頼性の高い製品が得られる。尚、この実施例では、
ローリング工程12で転造加工を施して胴部6のニッケ
ル鍍金を剥がすようにしたが、これに代え、ショットブ
ラスト等により胴部6のニッケル鍍金を剥がすようにし
てもよく、どのような方法であってもリベット1の素材
の地肌が表れれば、鍍金剥がし手段は何もこれに限定さ
れない。
工程14に移り、製品として必要な仕上げ鍍金が施され
て信頼性の高い製品が得られる。尚、この実施例では、
ローリング工程12で転造加工を施して胴部6のニッケ
ル鍍金を剥がすようにしたが、これに代え、ショットブ
ラスト等により胴部6のニッケル鍍金を剥がすようにし
てもよく、どのような方法であってもリベット1の素材
の地肌が表れれば、鍍金剥がし手段は何もこれに限定さ
れない。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上説明した実施例から明らか
なように、頭部2と脚部3とからなるリベット1であっ
て、素材から圧造成形されたリベット1にニッケル鍍金
を施し、このリベット1の脚部3の胴部6にローレット
7、筋あるいは凹凸等の鍍金剥がし部を形成し、この胴
部6に浸炭処理を施したリベット1であるので、リベッ
トかしめ作業において、脚部に胴膨れが生じたり、曲が
ることがなくなる。しかも、これによりこのリベットを
ワークにかしめた場合にワークが浮き上がることなく強
固にかしめられる。また、リベットを整列させたりする
ことが必要ないので、処理に要する時間が大幅に短くな
り、大量生産に適するリベットが安価に得られる。
なように、頭部2と脚部3とからなるリベット1であっ
て、素材から圧造成形されたリベット1にニッケル鍍金
を施し、このリベット1の脚部3の胴部6にローレット
7、筋あるいは凹凸等の鍍金剥がし部を形成し、この胴
部6に浸炭処理を施したリベット1であるので、リベッ
トかしめ作業において、脚部に胴膨れが生じたり、曲が
ることがなくなる。しかも、これによりこのリベットを
ワークにかしめた場合にワークが浮き上がることなく強
固にかしめられる。また、リベットを整列させたりする
ことが必要ないので、処理に要する時間が大幅に短くな
り、大量生産に適するリベットが安価に得られる。
【0021】更に、所定寸法の素材に圧造成形工程10
で頭部2と脚部3とからなるリベット1を成形し、この
リベット1にニッケル鍍金処理工程11でニッケル鍍金
を施し、続いて前記脚部3の胴部6にローリング工程1
2において、ローレット7、筋あるいは凹凸等の転造加
工を加えて胴部6のニッケル鍍金を除去し、この後、リ
ベット1に浸炭処理工程13で浸炭処理を行い、脚部3
の胴部6を硬化させたリベット1の製造方法であるの
で、このリベットを得るための圧造成形において、硬度
の高い素材を使用する必要がなく、使用する成形工具の
磨耗が減少するとともに寿命も長い。また、リベット自
体の形状を脚部の胴部が太く先端が細い段付き形状とし
なくても、かしめ作業における胴膨れや曲がりを阻止で
きるので、圧造成形において、その工程が減少する等の
特有の効果が得られる。
で頭部2と脚部3とからなるリベット1を成形し、この
リベット1にニッケル鍍金処理工程11でニッケル鍍金
を施し、続いて前記脚部3の胴部6にローリング工程1
2において、ローレット7、筋あるいは凹凸等の転造加
工を加えて胴部6のニッケル鍍金を除去し、この後、リ
ベット1に浸炭処理工程13で浸炭処理を行い、脚部3
の胴部6を硬化させたリベット1の製造方法であるの
で、このリベットを得るための圧造成形において、硬度
の高い素材を使用する必要がなく、使用する成形工具の
磨耗が減少するとともに寿命も長い。また、リベット自
体の形状を脚部の胴部が太く先端が細い段付き形状とし
なくても、かしめ作業における胴膨れや曲がりを阻止で
きるので、圧造成形において、その工程が減少する等の
特有の効果が得られる。
【図1】本発明のリベットの拡大要部断面正面図であ
る。
る。
【図2】本発明のリベットのかしめ状態を示す拡大要部
断面正面図である。
断面正面図である。
【図3】本発明の製造工程を示す工程図である。
【図4】従来例を示すリベットとワークの要部断面図で
ある。
ある。
【図5】他の従来例を示すリベットとワークの要部断面
正面図である。
正面図である。
【図6】従来例の製造工程を示す工程図である。
1 リベット 2 頭部 3 脚部 4 中空穴 5 首 6 胴部 7 ローレット 10 圧造成形工程 11 ニッケル鍍金処理工程 12 ローリング工程 13 浸炭処理工程 14 仕上げ鍍金処理工程 20 ワーク 21 かしめ穴
Claims (4)
- 【請求項1】 頭部2と脚部3とからなるリベット1で
あって、素材から圧造成形されたリベット1にニッケル
鍍金を施し、このリベット1の脚部3の胴部6に鍍金剥
がし部を形成し、この鍍金剥がし部に浸炭処理を施した
ことを特徴とするリベット。 - 【請求項2】 鍍金剥がし部はローレット7、筋あるい
は凹凸であることを特徴とする請求項1に記載のリベッ
ト。 - 【請求項3】 所定寸法の素材に圧造成形工程10で頭
部2と脚部3とからなるリベット1を成形し、このリベ
ット1にニッケル鍍金処理工程11でニッケル鍍金を施
し、続いて前記脚部3の胴部6にローリング工程12に
おいて、転造加工を加えて胴部6のニッケル鍍金を除去
し、この後、このリベット1に浸炭処理工程13で浸炭
処理を行い、脚部3の胴部6を硬化させたことを特徴と
するリベットの製造方法。 - 【請求項4】 ローリング工程はローレット7、筋ある
いは凹凸を形成する転造加工であることを特徴とする請
求項3に記載のリベットの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19894295A JPH0914230A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | リベット及びリベットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19894295A JPH0914230A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | リベット及びリベットの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0914230A true JPH0914230A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=16399536
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19894295A Pending JPH0914230A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | リベット及びリベットの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0914230A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6988862B1 (en) | 1999-10-26 | 2006-01-24 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Rivet, riveted joint structure riveting apparatus, and riveting method |
| WO2008044590A1 (en) * | 2006-10-11 | 2008-04-17 | Sanden Corporation | Power transmission device |
| JP2008095838A (ja) * | 2006-10-12 | 2008-04-24 | Sanden Corp | 動力伝達装置 |
| US7464452B2 (en) | 1999-10-18 | 2008-12-16 | Kabushiki Kaisha Yutaka Giken | Method of connecting two members using a pin |
| JP2011157996A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd | ブラインドリベット |
| JP2013508643A (ja) * | 2009-10-23 | 2013-03-07 | ピーイーエム マネージメント,インコーポレイテッド | クリンチピン式パネル固定装置 |
| CN110479920A (zh) * | 2019-09-10 | 2019-11-22 | 深圳市正和首信精密科技有限公司 | 一种usb产品的压铆方法 |
-
1995
- 1995-06-30 JP JP19894295A patent/JPH0914230A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN110479920A (zh) * | 2019-09-10 | 2019-11-22 | 深圳市正和首信精密科技有限公司 | 一种usb产品的压铆方法 |
| CN110479920B (zh) * | 2019-09-10 | 2024-05-28 | 广东正和智造科技股份有限公司 | 一种usb产品的压铆方法 |
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