JPH09166068A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

内燃機関の吸気装置

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JPH09166068A
JPH09166068A JP32471195A JP32471195A JPH09166068A JP H09166068 A JPH09166068 A JP H09166068A JP 32471195 A JP32471195 A JP 32471195A JP 32471195 A JP32471195 A JP 32471195A JP H09166068 A JPH09166068 A JP H09166068A
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JP
Japan
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intake
passage
assist air
injector
fuel
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JP32471195A
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English (en)
Inventor
Takeshi Naito
健 内藤
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インジェクタから噴射される燃料が壁流とな
らないように微粒化される内燃機関の吸気装置を提供す
る。 【解決手段】 インジェクタ3から噴射される燃料を吸
気流制御バルブ8より下流側の吸気通路11に導く導入
通路12を備え、吸気流制御バルブ8より上流側の吸気
通路11と導入通路12を結ぶ複数のアシストエア噴口
21,22を備え、各アシストエア噴口21,22の開
口面積の総和を導入通路12の開口面積より小さく設定
し、各アシストエア噴口21,22を導入通路12を挟
んで対向するポート状に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸気装
置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インジェクタから吸気通路に噴射した燃
料を吸気と混合して燃焼室に吸入させる機関にあって
は、インジェクタから噴射される燃料が吸気通路壁面に
付着して壁流とならないようにすることが要求される。
【0003】インジェクタから吸気通路に噴射された燃
料に吸気の一部であるアシストエアを当てて、シリンダ
に吸入される燃料の微粒化を促す吸気装置があった。
【0004】この種の吸気装置として、例えば特開平5
−16224号公報に開示されたものは、吸気量を調節
するスロットルバルブより上流側から導かれる吸気をア
シストエアとして用い、これをインジェクタから噴射さ
れる燃料噴霧に当てて燃料の微粒化を促すようになって
いる。
【0005】しかしながら、この場合、アシストエアと
してスロットルバルブを迂回して導かれる吸気を用いる
構成となっていたため、アシストエア量が制限されて、
燃料の微粒化が十分に行われない可能性があった。
【0006】また、実開昭60−128972号公報で
は、図13に示す吸気装置が開示されている。
【0007】これについて説明すると、吸気通路101
の図示しないスロットルバルブより下流側には吸気通路
101を運転条件に応じて絞る吸気流制御バルブ102
が介装される。
【0008】吸気流制御バルブ102より上流側の吸気
通路101に他端が開口するバイパス通路104が配設
される。吸気流制御バルブ102が閉弁した運転状態で
は、吸気流制御バルブ102の前後に生じる圧力差によ
り、吸気がバイパス通路104を通って吸入される。
【0009】バイパス通路104の途中にインジェクタ
103が臨み、インジェクタ3からバイパス通路104
に噴射された燃料は吸気ポート105を通って燃焼室1
06に吸入されるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
12に示す従来の吸気装置にあっては、インジェクタ3
から燃料がバイパス通路104を流れる吸気流に沿って
一方向から噴射されるため、燃料の微粒化が十分に行わ
れないばかりか、吸気流に衝突した一部の燃料噴霧が偏
向し、インジェクタ103の前方に位置する吸気ポート
105の壁面上部に付着して壁流となりやすいという問
題点があった。
【0011】吸気通路壁面に燃料の壁流が生じると、燃
料噴射量が変化する過渡時に燃焼室に供給される混合気
の空燃比の制御応答性が悪化する。また、燃料の微粒化
が妨げられてエミッションや燃費の悪化を招く可能性が
ある。
【0012】また、バイパス通路104の開口面積を小
さくして、バイパス通路104を通過する吸気流速を高
めて燃料を微粒化することも考えられる。しかし、バイ
パス通路104の開口面積を小さくすると吸気抵抗が増
加するため、バイパス通路104を通過する吸気流速を
高めて燃料を十分に微粒化することが難しい。
【0013】本発明は上記の問題点を解消し、インジェ
クタから噴射される燃料が壁流とならないように微粒化
される内燃機関の吸気装置を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の内燃機
関の吸気装置は、燃焼室に吸気を導く吸気通路を備え、
吸気通路に吸気量を調節するスロットルバルブを備え、
スロットルバルブより下流側の吸気通路を運転条件に応
じて絞る吸気流制御バルブを備え、燃料を噴射するイン
ジェクタを備え、インジェクタから噴射される燃料を吸
気流制御バルブより下流側の吸気通路に導く導入通路を
備え、吸気流制御バルブより上流側の吸気通路と導入通
路を結ぶ複数のアシストエア噴口を備え、各アシストエ
ア噴口の開口面積の総和を導入通路の開口面積より小さ
く設定し、各アシストエア噴口を導入通路を挟んで対向
するポート状に形成する。
【0015】請求項2に記載の内燃機関の吸気装置は、
請求項1に記載の発明において、前記吸気通路を燃焼室
に開口する2つの吸気ポートに仕切るポート中央隔壁を
備え、導入通路を二分する中央ガイド壁をポート中央隔
壁に沿った柱状に形成する。
【0016】請求項3に記載の内燃機関の吸気装置は、
請求項1または2に記載の発明において、前記インジェ
クタを導入通路を介して吸気通路の上部に臨ませ、導入
通路の両側部に開口する第一アシストエア噴口および第
二アシストエア噴口を備え、導入通路の上部に開口する
第三アシストエア噴口を備える。
【0017】請求項4に記載の内燃機関の吸気装置は、
請求項1から3のいずれか一つに記載の発明において、
前記導入通路を画成する筒状のカラーを備え、カラーに
吸気流制御バルブを迂回する吸気を導くアシストエア噴
口を形成する。
【0018】請求項5に記載の内燃機関の吸気装置は、
請求項1から4のいずれか一つに記載の発明において、
前記インジェクタの噴射時期を吸気行程中に限定して設
定する。
【0019】
【作用】請求項1に記載の内燃機関の吸気装置におい
て、吸気流制御バルブが開弁した運転状態では、吸気流
制御バルブが吸気流を絞ることがなく、インジェクタか
ら噴射された燃料噴霧と混合しながら燃焼室へと吸入さ
れ、混合気の均一化がはかれる。
【0020】吸気流制御バルブが閉弁した運転状態で
は、吸気流制御バルブの前後に生じる圧力差により、吸
気が各アシストエア噴口を通って導入通路に噴出してイ
ンジェクタから噴射される燃料に衝突し、燃料噴霧の微
粒化がはかられる。
【0021】各アシストエア噴口の開口面積の総和が導
入通路の開口面積より小さいため、各アシストエア噴口
を通過して導入通路に流入する吸気流速を高められ、燃
料の微粒化が促進される。
【0022】各アシストエア噴口にはスロットルバルブ
より下流側から大気圧より低い吸気が導かれるため、ス
ロットルバルブより上流側から大気圧の吸気が導かれる
従来装置に比べて、インジェクタから燃料が噴射される
雰囲気の圧力が低くなり、燃料の飽和温度が下がり、燃
料の気化および微粒化が促進される。
【0023】各アシストエア噴口にはスロットルバルブ
によって流量が調節された吸気が導かれるため、吸気の
全量が導かれるように設定することも可能となり、スロ
ットルバルブより上流側から吸気が導かれる従来装置に
比べて大量の吸気を燃料噴霧に衝突させて燃料の微粒化
がはかられる。
【0024】こうして燃料噴霧の微粒化が促進されるこ
とにより、燃焼室における混合気の着火性および火炎伝
播の安定性が向上し、冷間時に点火時期をリタードして
空燃比を希薄化することが可能となり、排気温度を上昇
させて触媒の昇温時間を短縮し、未燃焼HCの排出量を
大幅に低減することができる。
【0025】導入通路を挟んで対向する各アシストエア
噴口を通って導入通路に噴出する吸気は、導入通路にお
いて互いに衝突し、インジェクタから噴射される燃料噴
霧を偏向する速度成分が互いに打ち消される。このた
め、各アシストエア噴口から噴出する高速吸気流に衝突
されながら導入通路を通過する燃料噴霧は、吸気通路壁
面の方に偏向することが抑えられ、吸気通路壁面に付着
して壁流となることが防止される。
【0026】こうしてインジェクタから噴射される燃料
噴霧はその広がりを抑えて壁流を生じさせることなく燃
焼室に輸送されるため、燃料噴射量が変化する過渡時に
燃焼室に供給される混合気の空燃比に対する制御応答性
が向上し、エミッションの改善がはかれる。
【0027】請求項2に記載の内燃機関の吸気装置にお
いて、導入通路を通って噴出する燃料噴霧の一部は、中
央ガイド壁に衝突して各吸気ポートへと分流され、燃料
噴霧がポート中央隔壁等に付着して壁流となることを防
止する。
【0028】請求項3に記載の内燃機関の吸気装置にお
いて、吸気流制御バルブが閉弁する運転状態で、吸気流
制御バルブの前後に生じる圧力差により、吸気が各アシ
ストエア噴口の三方向から導入通路に噴出し、導入通路
を通過する燃料噴霧の微粒化がはかられる。
【0029】また、インジェクタから導入通路を介して
吸気通路の上部に噴射される燃料噴霧は、インジェクタ
に近い吸気通路壁面の上部に付着しやすいが、導入通路
の上部に開口した第三アシストエア噴口から噴出する吸
気流によって吸気通路壁面の上部から遠ざけるように偏
向され、燃料噴霧が吸気通路壁に付着して壁流となるこ
とを防止する。
【0030】請求項4に記載の内燃機関の吸気装置にお
いて、吸気流制御バルブが閉弁した運転状態では、吸気
流制御バルブの前後に生じる圧力差により、吸気が給気
室から各アシストエア噴口を通ってカラー内の導入通路
に噴出してインジェクタから噴射される燃料に衝突し、
燃料噴霧の微粒化がはかられる。
【0031】アシストエア噴口をカラーに形成する構造
のため、カラーの形状を変更することでエンジンの仕様
変更に対応することが可能となり、生産性を高められ
る。
【0032】請求項5に記載の内燃機関の吸気装置にお
いて、インジェクタの噴射時期を吸気行程中に限定して
いるため、吸気が各アシストエア噴口を通って導入通路
に噴出している間にインジェクタから燃料が噴射され、
燃料の微粒化がはかられる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0034】図1、図2に示すように、燃焼室1には2
つの吸気ポート4が図示しない排気ポートとの間に図示
しない点火栓を挟むようにして開口する。シリンダヘッ
ド10は、2つの吸気ポート4を仕切るポート中央隔壁
5を有する。
【0035】吸気弁が開かれるのに伴って吸気ポート4
から燃焼室1に吸気(混合気)を吸入し、この吸気をピ
ストンで圧縮して、点火栓で着火燃焼させ、排気弁が開
かれるのに伴って排気が排気ポートから排出され、これ
らの各行程が連続して繰り返されるようになっている。
【0036】シリンダヘッド10にはインテークマニホ
ールド9が接続される。インテークマニホールド9は各
吸気ポート4を介して燃焼室1に連通する吸気通路11
を画成する。
【0037】吸気通路11には図示しないスロットルバ
ルブが介装されている。スロットルバルブはアクセルペ
ダルに連動して開閉作動し、吸入空気量を調節するよう
になっている。
【0038】シリンダヘッド10には吸気ポート4に臨
むインジェクタ3が取付けられる。インジェクタ3は2
つの燃料噴口を有し、各燃料噴口から吸気ポート4に向
けて燃料を噴射するようになっている。インジェクタ3
は、図示しない制御装置から出力される駆動パルス信号
により開弁駆動されて、所定圧力に調節された燃料を噴
射する。
【0039】インテークマニホールド9にはスロットル
バルブより下流側の吸気通路11を絞る吸気流制御バル
ブ(SCV)8が介装される。吸気流制御バルブ8はア
クチュエータにより吸気通路2の通路中心線と略平行な
全開位置から吸気通路2の通路中心線に対して略直交す
る全閉位置にわたって回転駆動される。
【0040】図示しない制御装置は機関の運転状態に応
じて予め設定されたマップの内容にしたがって所定の低
速低負荷域で吸気流制御バルブ8を閉じるように制御す
る。
【0041】バタフライ式の吸気流制御バルブ8の弁体
には切欠き13が形成される。吸気流制御バルブ8の閉
弁時に吸気の大部分が切欠き13を通って一方の吸気ポ
ート4に集められることにより、燃焼室1に横方向に旋
回する吸気旋回流(スワール)を生起する。
【0042】インテークマニホールド9にインジェクタ
3が臨む導入通路12が形成される。導入通路12は円
柱状の通路を画成するポート状に形成される。
【0043】インテークマニホールド9とシリンダヘッ
ド10には導入通路12から連続して凹状に窪むガイド
凹部14が形成される。
【0044】導入通路12はガイド凹部14を介して吸
気流制御バルブ8の下流側に位置して吸気通路11の上
部に開口する。すなわち、導入通路12とガイド凹部1
4はインジェクタ3から噴射される燃料噴霧が通る空間
を画成している。
【0045】導入通路12と吸気流制御バルブ8より上
流側の吸気通路11を連通する第一アシストエア噴口2
1と第二アシストエア噴口22が形成される。すなわ
ち、第一アシストエア噴口21と第二アシストエア噴口
22は吸気流制御バルブ8を迂回して吸気を導くバイパ
ス通路を構成する。
【0046】第一アシストエア噴口21と第二アシスト
エア噴口22は、それぞれの通路長が開口径より長いポ
ート状に形成される。
【0047】第一アシストエア噴口21と第二アシスト
エア噴口22は導入通路12を挟んで互いに対向する。
第一アシストエア噴口21と第二アシストエア噴口22
は導入通路12の両側部に開口する。
【0048】すなわち、第一アシストエア噴口21と第
二アシストエア噴口22はインジェクタ3の燃料噴口に
対して等しい距離をもって導入通路12に開口し、それ
ぞれの中心線がインジェクタ3の燃料噴口の中心線と直
交する同一直線上に配置される。
【0049】第一アシストエア噴口21と第二アシスト
エア噴口22の導入通路12に対する開口面積の総和
は、導入通路12の断面積より小さく、かつ吸気ポート
4の開口面積の3%以上に設定される。
【0050】図示しない制御装置は、吸気弁が開弁する
吸気行程中にインジェクタ3に駆動パルス信号を出力す
る。これによって、インジェクタ3の噴射時期は吸気行
程中に限定される。
【0051】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0052】吸気流制御バルブ8が開弁した運転状態
で、吸気流制御バルブ8が吸気の流れを絞ることがな
く、インジェクタ3から導入通路12を介して噴射され
た燃料噴霧と空気が混合しながら燃焼室1へと吸入さ
れ、混合気の均一化がはかれる。
【0053】吸気流制御バルブ8が閉弁する運転状態
で、吸気流制御バルブ8の前後に生じる圧力差により、
吸気の一部が第一アシストエア噴口21と第二アシスト
エア噴口22を通って導入通路12に噴出し、インジェ
クタ3から噴射される燃料の微粒化がはかられる。
【0054】第一アシストエア噴口21と第二アシスト
エア噴口22の導入通路12に対する開口面積の総和が
導入通路12の断面積より小さいため、第一アシストエ
ア噴口21と第二アシストエア噴口22を通過して導入
通路12に流入する吸気流速を高められ、燃料の微粒化
が促進される。
【0055】第一アシストエア噴口21と第二アシスト
エア噴口22にはスロットルバルブより下流側から大気
圧より低い吸気が導かれるため、スロットルバルブより
上流側から大気圧の吸気が導かれる従来装置に比べて、
インジェクタ3から燃料が噴射される雰囲気の圧力が低
くなり、燃料の飽和温度が下がり、燃料の気化および微
粒化が促進される。
【0056】第一アシストエア噴口21と第二アシスト
エア噴口22にはスロットルバルブを介して流量が調節
された吸気が導かれるため、吸気の全量が導かれるよう
に設定することも可能となり、スロットルバルブより上
流側から吸気が導かれる従来装置に比べて大量の吸気を
燃料噴霧に衝突させて燃料の微粒化がはかられる。
【0057】さらに、インジェクタ3の噴射時期は吸気
行程中に限定されているため、吸気が第一アシストエア
噴口21と第二アシストエア噴口22を通って導入通路
12に噴出している間にインジェクタ3から燃料が噴射
され、燃料の微粒化がはかられる。
【0058】こうして燃料噴霧の微粒化が促進されるこ
とにより、燃焼室1における混合気の着火性および火炎
伝播の安定性が向上し、冷間時に点火時期をリタードし
て空燃比を希薄化することが可能となり、排気温度を上
昇させて触媒の昇温時間を短縮して、未燃焼HCの排出
量を大幅に低減することができる。
【0059】第一アシストエア噴口21と第二アシスト
エア噴口22を通って導入通路12に噴出する吸気は、
導入通路12において互いに衝突し、インジェクタ3か
ら噴射される燃料噴霧を上下方向に偏向する速度成分が
互いに打ち消される。
【0060】第一アシストエア噴口21と第二アシスト
エア噴口22は、それぞれの通路長が開口径より長いポ
ート状に形成されているため、第一アシストエア噴口2
1と第二アシストエア噴口22を通って導入通路12に
噴出する吸気が方向性をもった安定した流れとなる。
【0061】こうして第一アシストエア噴口21および
第二アシストエア噴口22から噴出する高速吸気流に衝
突されながら導入通路22を通過する燃料噴霧は、図中
2点鎖線で示すように、その広がりが抑えられて壁流を
生じさせることなく燃焼室1に輸送される。
【0062】この結果、図3に示すように、燃料噴霧が
シリンダーの壁面に付着する率を略0にすることが可能
となるため、燃料噴射量が変化する過渡時に燃焼室に供
給される混合気の空燃比に対する制御応答性が向上す
る。これにより、図示しない三元触媒による排気の浄化
率を維持し、NOx、HC等の排出量を抑えられる。
【0063】また、インテークマニホールド9に第一ア
シストエア噴口21、第二アシストエア噴口22を形成
する構造のため、インジェクタ3にアシストエア噴口を
設ける必要がなく、生産性を高められる。
【0064】次に、図4、図5に示す他の実施形態につ
いて説明する。なお、図1、図2との対応部分には同一
符号を付す。
【0065】導入通路12の下流側端部に中央ガイド壁
27がポート中央隔壁5に沿って形成される。中央ガイ
ド壁27はポート中央隔壁5の中心線上に位置して導入
通路12を二等分するように配置される。
【0066】中央ガイド壁27は楔形の断面を持った柱
状に形成され、2つの燃料噴口の間に対峙して尖ってい
る。
【0067】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0068】導入通路12を通って噴出する燃料噴霧の
一部は、中央ガイド壁27に衝突して各吸気ポート4へ
と分流され、ポート中央隔壁5に衝突することが抑えら
れ、燃料噴霧が吸気ポート4の壁面に付着して壁流とな
ることを防止する。
【0069】次に、図6、図7に示す他の実施形態につ
いて説明する。なお、図1、図2との対応部分には同一
符号を付す。
【0070】第一アシストエア噴口21と第二アシスト
エア噴口22が導入通路12の両側部に位置して開口
し、第三アシストエア噴口23と第四アシストエア噴口
24が導入通路12の上下部に位置して開口する。
【0071】各アシストエア噴口21〜24はインジェ
クタ3の燃料噴口に対して等しい距離をもって導入通路
12に開口し、それぞれの中心線がインジェクタ3の燃
料噴口の中心線と直交するように配置される。
【0072】各アシストエア噴口21〜24の導入通路
12に対する開口面積の総和は、導入通路12の断面積
より小さく、かつ吸気ポート4の開口面積の3%以上に
設定される。
【0073】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0074】吸気流制御バルブ8が閉弁する運転状態
で、吸気流制御バルブ8の前後に生じる圧力差により、
吸気が各アシストエア噴口21〜24の四方向から導入
通路12に噴出し、導入通路12を通過する燃料噴霧の
微粒化がはかられる。
【0075】また、インジェクタ3から導入通路12を
介して吸気通路壁10の上部に噴射される燃料噴霧は、
インジェクタ3に近い吸気ポート4の壁面上部に付着し
やすいが、導入通路12の上部に開口した第三アシスト
エア噴口23から噴出する吸気流によって吸気ポート4
の壁面上部から遠ざけるように偏向され、燃料噴霧が吸
気通路壁に付着して壁流となることを防止する。
【0076】次に、図8、図9に示す他の実施形態につ
いて説明する。なお、図1、図2との対応部分には同一
符号を付す。
【0077】第一アシストエア噴口21と第二アシスト
エア噴口22が導入通路12の両側方下部に位置して開
口する。
【0078】インジェクタ3は第一アシストエア噴口2
1と第二アシストエア噴口22の間に挟まれるようにし
て燃料を噴射する燃料噴口と、図中2点鎖線で示すよう
に吸気流制御バルブ8の切欠き13を通過した吸気に向
けて燃料を噴射する燃料噴口とを備える。
【0079】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0080】吸気流制御バルブ8が閉弁する運転状態
で、吸気流制御バルブ8の前後に生じる圧力差により、
各アシストエア噴口21,22から導入通路12に噴出
する。
【0081】このとき、一方の燃料噴口から各アシスト
エア噴口21,22の間に噴射された燃料噴霧は、導入
通路12を通過する過程で各アシストエア噴口21,2
2から導入通路12に噴出する高速吸気流に衝突して燃
料噴霧の微粒化がはかられる。
【0082】他方の燃料噴口から図中2点鎖線で示すよ
うに噴射された燃料噴霧は、吸気流制御バルブ8の切欠
き13を通過した高速吸気流に衝突して燃料噴霧の微粒
化がはかられる。
【0083】次に、図10、図11に示す他の実施形態
について説明する。なお、図1、図2との対応部分には
同一符号を付す。
【0084】インジェクタ3から噴射される燃料噴霧を
通すカラー30が設けられる。カラー30は円筒状に形
成される。カラー30はインジェクタ3を収装するボデ
ィ7に一体形成される。
【0085】吸気通路11の壁面に対して凹状に窪む給
気室36が形成される。給気室36は吸気流制御バルブ
8より上流側の吸気通路11に開口する空間をカラー3
0のまわりに画成する。
【0086】図12に示すように、吸気流制御バルブ8
はその全閉位置でカラー30の先端に対峙して給気室3
6を画成する。
【0087】吸気流制御バルブ8のカラー30の先端に
対峙する部位に穴37が形成される。穴37はカラー3
0に画成される導入通路12に連通し、燃料噴霧を通す
ようになっている。
【0088】カラー30には4つのアシストエア噴口3
1〜34が給気室36に面して形成され、吸気流制御バ
ルブ8を迂回して吸気を導くバイパス通路を構成する。
【0089】第一アシストエア噴口31と第二アシスト
エア噴口32がカラー30の両側部に開口し、導入通路
12を挟んで対向する。
【0090】第三アシストエア噴口33と第四アシスト
エア噴口34がカラー30の上下に開口し、導入通路1
2を挟んで対向する。
【0091】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0092】吸気流制御バルブ8が閉弁する運転状態
で、吸気流制御バルブ8の前後に生じる圧力差により、
吸気が給気室36を通って各アシストエア噴口31〜3
4から導入通路12に噴出し、インジェクタ3から噴射
される燃料噴霧を挟むようにして衝突し、燃料の微粒化
を促進するとともに、燃料噴霧が偏向されて吸気ポート
4の壁面に付着して壁流となることを防止する。
【0093】各アシストエア噴口31〜34をカラー3
0に形成する構造のため、カラー30の形状を変えてエ
ンジンの仕様変更等に対応することが容易になり、生産
性を高められる。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の内
燃機関の吸気装置は、各アシストエア噴口の開口面積の
総和を導入通路の開口面積より小さく設定し、各アシス
トエア噴口を導入通路を挟んで対向するポート状に形成
したため、各アシストエア噴口を通って導入通路に噴出
する吸気が互いに衝突することにより、インジェクタか
ら噴射される燃料噴霧を偏向する速度成分が互いに打ち
消され、燃料噴霧が吸気通路壁面に付着して壁流となる
ことを防止し、過渡時の空燃比制御応答性が向上し、エ
ミッションの改善がはかれるとともに、燃費の低減がは
かれる。
【0095】請求項2に記載の内燃機関の吸気装置は、
導入通路を通って噴出する燃料噴霧の一部が中央ガイド
壁に衝突して各吸気ポートへと分流し、燃料噴霧がポー
ト中央隔壁等に付着して壁流となることを防止すること
ができる。
【0096】請求項3に記載の内燃機関の吸気装置は、
インジェクタから導入通路を介して吸気通路の上部に噴
射される燃料噴霧は、インジェクタに近い吸気通路壁面
の上部に付着しやすいが、導入通路の上部に開口した第
三アシストエア噴口から噴出する吸気流によって吸気通
路壁面の上部から遠ざけるように偏向され、燃料噴霧が
吸気通路壁に付着して壁流となることを防止することが
できる。
【0097】請求項4に記載の内燃機関の吸気装置は、
アシストエア噴口をカラーに形成する構造のため、カラ
ーの形状を変更することでエンジンの仕様変更に対応す
ることが可能となり、生産性を高められる。
【0098】請求項5に記載の内燃機関の吸気装置は、
インジェクタの噴射時期を吸気行程中に限定しているた
め、吸気が各アシストエア噴口を通って導入通路に噴出
している間にインジェクタから燃料が噴射され、燃料の
微粒化がはかられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す機関の横断面図。
【図2】同じく吸気系の構成図。
【図3】同じく燃料のシリンダー壁付着率を測定した結
果を示す線図。
【図4】他の実施の形態を示す機関の横断面図。
【図5】同じく吸気系の構成図。
【図6】さらに他の実施の形態を示す機関の横断面図。
【図7】同じく吸気系の構成図。
【図8】さらに他の実施の形態を示す機関の横断面図。
【図9】同じく導入通路等を示す断面図。
【図10】さらに他の実施の形態を示す機関の横断面
図。
【図11】同じく吸気系の構成図。
【図12】同じく吸気流制御バルブ等を示す断面図。
【図13】従来例を示す機関の横断面図。
【符号の説明】
1 燃焼室 3 インジェクタ 4 吸気ポート 5 ポート中央隔壁 8 吸気流制御バルブ 10 シリンダヘッド 11 吸気通路 12 導入通路 21 第一アシストエア噴口 22 第二アシストエア噴口 23 第三アシストエア噴口 24 第四アシストエア噴口 27 中央ガイド壁 30 カラー 31 第一アシストエア噴口 32 第二アシストエア噴口 33 第三アシストエア噴口 34 第四アシストエア噴口 36 給気室
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02M 69/04 F02M 69/04 G 69/00 350W

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】燃焼室に吸気を導く吸気通路を備え、 吸気通路に吸気量を調節するスロットルバルブを備え、 スロットルバルブより下流側の吸気通路を運転条件に応
    じて絞る吸気流制御バルブを備え、 燃料を噴射するインジェクタを備え、 インジェクタから噴射される燃料を吸気流制御バルブよ
    り下流側の吸気通路に導く導入通路を備え、 吸気流制御バルブより上流側の吸気通路と導入通路を結
    ぶ複数のアシストエア噴口を備え、 各アシストエア噴口の開口面積の総和を導入通路の開口
    面積より小さく設定し、 各アシストエア噴口を導入通路を挟んで対向するポート
    状に形成したことを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  2. 【請求項2】前記吸気通路を燃焼室に開口する2つの吸
    気ポートに仕切るポート中央隔壁を備え、 導入通路を二分する中央ガイド壁をポート中央隔壁に沿
    った柱状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の
    内燃機関の吸気装置。
  3. 【請求項3】前記インジェクタを導入通路を介して吸気
    通路の上部に臨ませ、 導入通路の両側部に開口する第一アシストエア噴口およ
    び第二アシストエア噴口を備え、 導入通路の上部に開口する第三アシストエア噴口を備え
    たことを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関
    の吸気装置。
  4. 【請求項4】前記導入通路を画成する筒状のカラーを備
    え、 カラーに吸気流制御バルブを迂回する吸気を導くアシス
    トエア噴口を形成したことを特徴とする請求項1から3
    のいずれか一つに記載の内燃機関の吸気装置。
  5. 【請求項5】前記インジェクタの噴射時期を吸気行程中
    に限定して設定したことを特徴とする請求項1から4の
    いずれか一つに記載の内燃機関の吸気装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113944583A (zh) * 2020-07-17 2022-01-18 株式会社三国 燃料喷射吸气装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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