JPH09167301A - 回転ヘッド装置及び記録再生装置 - Google Patents

回転ヘッド装置及び記録再生装置

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JPH09167301A
JPH09167301A JP7327418A JP32741895A JPH09167301A JP H09167301 A JPH09167301 A JP H09167301A JP 7327418 A JP7327418 A JP 7327418A JP 32741895 A JP32741895 A JP 32741895A JP H09167301 A JPH09167301 A JP H09167301A
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recording
drum
magnetic tape
magnetic
rotating drum
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JP7327418A
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Masahiro Kanaguchi
政弘 金口
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープに対する往復記録再生を可能とす
ると共に、記録された信号を正しく再生できるように
し、さらに記録密度をも向上させることを可能とする。 【解決手段】 回転中ドラム8上に設ける複数の磁気ヘ
ッドHA〜HHを不等間隔に配置すると共に、FWD方向
とREV方向とで磁気テープに対する回転中ドラム8の
傾斜角度を同一にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、回転ドラムの傾斜
角を制御して磁気テープに対する往復の記録/再生を可
能とする記録再生装置とこの記録再生装置に用いる回転
ヘッド装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁気テープにディジタル情報
とした音声や映像等のデータを記録/再生するディジタ
ルビデオテープレコーダ装置(以下、ディジタルVTR
という)が知られている。このようなディジタルVTR
では、磁気ヘッドと磁気テープの相対速度の向上による
周波数特性の向上と、記録/再生時の磁気テープの使用
量の減少を両立させるために、磁気ヘッドを回転させる
回転ドラムを用い、この回転ドラムに斜めに巻き付けた
磁気テープ上の表面を磁気ヘッドによって斜めに走査す
るいわゆるヘリカルスキャンを行って、データの記録/
再生を行うようになっている。
【0003】このようなディジタルVTRに用いられる
回転ドラムの一例としては、図17に示すようなものが
存在する。すなわち、この図17に示す回転ドラムは、
磁気ヘッド90が取り付けられた回転ドラム91と、磁
気テープ92の走行を規制するガイドローラ93、94
とを有し、ガイドローラ93、94によって磁気テープ
92を回転ドラム91に傾斜させて巻き付けるようにな
っている。
【0004】上記ディジタルVTRにおいて、上記回転
ドラム91を用いてデータの記録を行う際には、キャプ
スタンサーボ系により磁気テープ92を一定の速度で走
行させると共に、ヘッド回転数制御系により回転ドラム
91を一定の回転数で回転させる。すなわち、この回転
ドラム91の回転数と磁気テープ92の走行速度の関係
は、回転ドラム91が一回転する間に、当該回転ドラム
91に設けられた磁気ヘッド90によって、上記磁気テ
ープ92上に1本の記録トラックが形成されるような関
係になされている。
【0005】上述のようにして磁気テープの走行速度及
び回転ドラム91の回転数を制御した状態で、当該回転
ドラム91に取り付けられた磁気ヘッド90によって、
磁気テープ92に記録を行うことにより、磁気テープ9
2上には図18に示すような所定角度分傾斜した記録ト
ラック97が隙間なく形成されるようになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
ディジタルVTRでは、テープ順送り方向(以下、FW
D方向と言う)の記録/再生が終了した後、更に記録/
再生を行うためには磁気テープの巻き戻しが必要とな
る。このため、例えば再度記録を行うためには、磁気テ
ープを全て巻き戻してから記録を行う必要があり、記録
を再開するまでに時間を要する問題がある。特に携帯用
ビデオカメラ装置等においては、省電力化が図られてい
るために巻き戻し速度が非常に遅く、巻き戻しのための
時間が無視できないものとなっている。また、この巻き
戻しの最中に、例えば映像の記録の必要が生じたような
場合であっても、記録を行うことができない。
【0007】このような不都合を解消するために、近年
は、磁気テープの一方向での記録が終了した時点で、当
該磁気テープの走行方向を反転させて他方向での記録を
行うような往復記録が考えられている。
【0008】すなわち、この往復記録を行う場合におい
ては、先ず、FWD方向で記録を行う際に、例えばトラ
ック一本分ずつ間隔を空けるようにして磁気テープ上に
記録トラックを形成するようにして例えばテープ終端ま
で走行させた後、当該磁気テープの走行速度は変えずに
その走行方向を反対方向(以下、REV方向と言う)に
反転させ、先のFWD方向時にトラック一本分おきに形
成された記録トラックの間を埋めるようにして当該RE
V方向での記録を行うようにする。なお、FWD方向で
の再生の場合は、先のFWD方向での記録時に形成され
た記録トラックのみを再生し、一方、REV方向での再
生の場合は、先のREV方向での記録時に形成された記
録トラックのみを再生することになる。
【0009】しかし、上述のディジタルVTRでは、図
19に示すように、FWD方向のときに形成される記録
トラック98Fの傾斜角と、REV方向のときに形成さ
れる記録トラック98Rの傾斜角とが異なってしまう。
すなわち、従来のディジタルVTRにおいては、磁気テ
ープに対する回転ドラムの傾斜角がFWD方向の記録を
行う際の傾斜角に固定されているため、FWD方向のと
きに形成される記録トラック98FとREV方向のとき
に形成される記録トラック98Rとでは、その傾斜角が
異なる。
【0010】このため、上述したように、例えばFWD
方向で記録を行う際に、図20の(A)に示すように例
えばトラック一本分ずつ間隔を空けるようにして磁気テ
ープ92上に記録トラック99Fを形成するようにし、
一方、REV方向で記録を行う際にも、図20の(B)
に示すように例えばトラック一本分ずつ間隔を空けるよ
うにして磁気テープ92上に記録トラック99Rを形成
するようなことを行う場合には、一方の走行方向にて記
録を行った後に磁気テープの走行方向を反転させて他方
の走行方向にて記録を行うようにすると、図20の
(C)に示すように記録トラックの一部が重なって形成
されてしまい、信号の再生が困難になる。すなわち図2
0の(C)の例では、先に記録されたFWD方向での記
録トラックの上にREV方向での記録トラックが上書き
されてしまうため、上記FWD方向での記録トラックか
ら信号を再生できなくなる。
【0011】そこで、本発明は、上述のような問題点に
鑑みてなされたものであり、磁気テープに対する往復記
録再生が可能であると共に、記録された信号を正しく再
生でき、さらに記録密度をも向上させることができる回
転ヘッド及び記録再生装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の回転ヘッド装置
及び記録再生装置は、複数の磁気ヘッドを不等間隔に配
置してなる回転ドラムと、磁気テープの第1の走行方向
とその反対方向である第2の走行方向とで磁気テープに
対する回転ドラムの傾斜角度を同一にする傾斜角駆動手
段とを有することにより、上述の課題を解決する。
【0013】すなわち、本発明によれば、第1の走行方
向時に磁気テープ上に形成された記録トラックの傾斜角
と第2の走行方向時に磁気テープ上に形成された記録ト
ラックの傾斜角を同一にすることで、磁気テープの往復
記録時の記録トラックの重なりを防止し、また、回転ド
ラム上に配される複数の磁気ヘッドの配置間隔を不等間
隔にすることで、第1の走行方向時に磁気テープ上に形
成された記録パターンと第2の走行方向時に磁気テープ
上に形成された記録パターンとの間にガードバンドを設
けるようにしている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】先ず、本発明に係る構成例の記録再生装置
は、図1に示すように、映像及び音声をディジタルデー
タとして磁気テープに記録/再生するディジタルビデオ
テープレコーダ装置(ディジタルVTR)に適用するこ
とができる。
【0016】この図1に示すディジタルVTRは、記録
データの記録及び再生をディジタル的に行う回転ヘッド
部1と、外部から供給されたアナログ映像信号或いはデ
ィジタル映像データに基づいて記録データを形成して回
転ヘッド部1に供給する記録系2と、上記回転ヘッド部
1により磁気テープから読み出された再生信号から映像
データを復元して出力する再生系3とを備える。
【0017】上記回転ヘッド部1は、磁気テープに斜め
記録トラックを形成して当該記録トラックに記録データ
を記録し、また記録トラックに記録されたデータを再生
するための回転ドラム部1aと、当該回転ドラム部1a
に巻装された磁気テープの走行方向及び走行速度を制御
するためのリール及びキャプスタン制御部4と、上記回
転ドラム部1aが固定される支持部5と、装置全体の制
御を行うシステムコントローラ12と、該システムコン
トローラ12からの制御に応じて後述する傾斜角制御の
ための基準電圧を発生する基準電圧発生回路13等を備
えている。
【0018】上記回転ドラム部1aは、円柱状の固定下
ドラム6と、同じく円柱状の固定上ドラム7と、該固定
上ドラム7に回転自在に設けられた円盤状の回転中ドラ
ム8とで構成されている。上記回転中ドラム8には後述
するように複数の磁気ヘッドが取り付けられており、こ
の回転中ドラム8は上記システムコントローラ12から
の制御に応じて動作する駆動モータ59によって一定の
回転速度で回転駆動される。
【0019】上記支持部5は、上記固定下ドラム6を固
定する下ドラム固定部5Fと、上記固定上ドラム7を固
定する上ドラム固定部5Eとで構成されている。上記下
ドラム固定部5Fと上ドラム固定部5Eとはそれぞれ中
央部で互いに接続されており、側面側から見てHを横に
した構造を有している。
【0020】また、上記支持部5には、例えばピエゾ素
子等からなり、供給される電圧に応じて伸縮する圧電ア
クチュエータ10A及び10Bがそれぞれ下ドラム固定
部5Fと上ドラム固定部5Eとに亘って設けられてい
る。
【0021】さらに、上記回転ヘッド部1は、固定下ド
ラム6と回転中ドラム8との間の距離を検出する距離セ
ンサ11A及び11Bと、上記基準電圧発生回路13か
らの基準電圧と上記距離センサ11A及び11Bの検出
出力に基づいて上記圧電アクチュエータ10A及び10
Bを駆動するための差動アンプ14A,14B,15
A,15Bと、再生時には回転中ドラム8上に設けられ
た磁気ヘッドにより磁気テープから再生された再生信号
を再生系3に供給し、記録時には上記記録系2から供給
される記録データを回転中ドラム8上に設けられた磁気
ヘッドに供給するための切り換え回路16とを備えてい
る。
【0022】上記記録系2は、外部から供給されたアナ
ログ映像信号をディジタル映像データに変換するアナロ
グ/ディジタル変換(以下、A/D変換という)回路2
1と、該A/D変換回路21からの映像データと外部か
ら供給されたディジタル映像データとを切り換えて出力
する切り換え回路22と、該切り換え回路22からの映
像データが供給されるバッファメモリ23と、上記バッ
ファメモリ23から映像データを読み出して符号化する
と共に誤り訂正符号を付加して出力する符号化回路24
と、該符号化回路24の出力に同期情報を付加して出力
する同期発生回路25と、該同期発生回路25の出力を
例えばいわゆる8−14変調(Eight-Forteen Modurati
on)方式にて変調して上記切り換え回路16に供給する
変調回路26とを備えている。
【0023】上記再生系3は、上記回転ヘッド部1によ
り磁気テープから再生され、上記切り換え回路16を介
して供給される再生信号に上記8−14変調に対応する
復調処理を施す復調回路31と、該復調回路31によっ
て復調された再生データを後段の復号化処理にて使用す
るために一旦保持するメモリ32と、このメモリ32か
ら読み出された再生データに誤り訂正処理を施すと共に
復号化処理を施す復号化回路33と、上記復号化回路3
3からの復号化出力を後段のプロセス処理にて使用する
ために保持するバッファメモリ34と、該バッファメモ
リ34の出力にプロセス処理を行うプロセス処理回路3
5と、該プロセス処理回路35の出力をディジタル/ア
ナログ変換(以下、D/A変換という)して出力するD
/A変換回路36とを備えている。なお、プロセス処理
回路35の出力を直接ディジタル映像データとして出力
することも可能である。
【0024】ここで、上記回転ドラム部1aの構成をさ
らに具体的に説明すると、図2に示すように、上記固定
下ドラム6及び固定上ドラム7は、それぞれネジ41A
及びネジ42Aによって支持部5に固定されている。
【0025】固定上ドラム7には、円筒形状のベアリン
グ保持部7Aが形成されており、当該ベアリング保持部
7Aに保持されたベアリング45A、45Bを介して回
転軸44が回転自在に枢支されている。
【0026】回転軸44の下端部には、フランジ46の
中心部分に形成された円筒形状の勘合部46Bが勘合固
定されている。このフランジ46の取り付け面(上面)
46Aには回転中ドラム8が固定されている。また当該
回転中ドラム8の周側部には、後述する複数の磁気ヘッ
ドにそれぞれ対応するヘッド基板56が締結されてお
り、これらヘッド基板56を介して各磁気ヘッドが回転
中ドラム8の周縁部からわずかに突出して固定されてい
る。これら各磁気ヘッドは、各々対応する調整ネジ57
によってその高さを微調整することができるようになっ
ている。これにより回転軸44と一体に回転中ドラム8
に取り付けられた各磁気ヘッドを回転し得るようになっ
ている。なお、当該回転中ドラム8上に設けられる各磁
気ヘッドとそれらの配置関係については後述する。
【0027】また、上記固定下ドラム6には、ベアリン
グ保持部6Bが形成されており、当該ベアリング保持部
6Bに保持されたベアリング55A,55Bを介して回
転軸54が回転自在に枢支されている。この回転軸54
と、上記固定上ドラム7側において設けられた回転軸4
4とは、それぞれフレキシブルジョイント47によって
結合されており、駆動モータ59を回転駆動して回転軸
54を回転した際にこれと一体に回転軸44を回転させ
ることができるようになっている。かくして、駆動モー
タ59を駆動することにより回転軸54、44及び回転
中ドラム8を介して各磁気ヘッドを回転させることがで
きる。
【0028】フレキシブルジョイント47の下端部に
は、ロータリートランス53のロータ53Bが固定され
ており、このロータ53Bがフレキシブルジョイント4
7と一体に回転し得るようになっている。また、固定下
ドラム6のベアリング保持部6Bの表面には、ロータリ
ートランス53のステータ53Aが固定されている。
【0029】この回転ドラム部1aでは、例えば磁気ヘ
ッドを交換する場合に、回転中ドラム8を固定上ドラム
7と共に交換することになる。このとき、回転軸44に
固定されたフランジ46の取り付け面46Aの平行度
(すなわち、フランジ46の取り付け面46Aの回転軸
44に対する直角度)と、回転中ドラム8のフランジ4
6に対する取り付け面の平面度とが予め設定された誤差
範囲内に収まるように組み立てられ、固定上ドラム7に
対する各磁気ヘッドの回転軌跡の誤差が許容範囲内に納
められている。したがって、上述のように回転中ドラム
8を組み込んだ固定上ドラム7を交換することにより、
回転中ドラム8のみを交換する場合等に生じる回転中ド
ラム8の取り付け誤差をなくすことができる。また、上
述のように回転中ドラム8に複数の磁気ヘッドが取り付
けられている場合に、回転中ドラム8のみを交換する場
合には、回転ドラム部1aに回転中ドラム8を取り付け
た状態で、複数の磁気ヘッドの回転軌跡を調整する必要
がある。しかしながら、上述のように回転中ドラム8を
組み込んだ固定上ドラム7を交換することとすれば、予
め、固定上ドラム7に回転軸44、フランジ46及び回
転中ドラム8を取り付けた状態で、磁気ヘッドの回転軌
跡を調整しておくことができる。そして、予め回転中ド
ラム8を組み込み、磁気ヘッドの回転軌跡を調整してお
いた固定上ドラム7を交換すれば、磁気ヘッドの回転軌
跡の調整を容易にすることができる。
【0030】ところで、固定上ドラム7及び固定下ドラ
ム6を支持する支持部5には2つのスリット5C及び5
Dが形成されており、さらに、図3に示すようにスリッ
ト5Cに連通して切り欠き部5A及び5Bが形成されて
いる。
【0031】したがって、支持部5は、スリット5Cに
よって固定上ドラム7を支持する上ドラム固定部5Eと
固定下ドラム6を支持する下ドラム固定部5Fに分割さ
れ、当該上ドラム固定部5E及び下ドラム固定部5Fは
切り欠き部5A及び5B間に形成された結合部69によ
って連接されている。
【0032】この切り欠き部5Aの上面部には、垂直方
向に支持孔70Aが形成されており、当該支持孔70A
内には円柱形状の圧電アクチュエータ10Aが設けられ
ている。この圧電アクチュエータ10Aはその下端部を
切り欠き部5Aの底面に当接し、さらに上端部をネジ孔
65Aに螺合されたネジ68Aに当接し、これにより、
切り欠き部5Aの底面及びネジ68Aに固定されてい
る。
【0033】また、切り欠き部5Bの上面部には、垂直
方向に支持孔70Bが形成されており、当該支持孔70
B内には、円柱形状の圧電アクチュエータ10Bが設け
られている。この圧電アクチュエータ10Bはその下端
部を切り欠き部5Bの底面に当接し、さらに上端部をネ
ジ孔65Bに螺合されたネジ68Bに当接し、これによ
り、切り欠き部5Bの底面及びネジ68Bに固定されて
いる。
【0034】圧電アクチュエータ10A及び10Bは、
それぞれ印加される電圧値に応じてその長手方向、すな
わち図3中矢印d方向及び当該矢印dと逆の方向に伸縮
するようになっている。したがって、圧電アクチュエー
タ10A及び10Bに印加する電圧値をそれぞれ制御
し、例えば圧電アクチュエータ10Aを縮めると共に圧
電アクチュエータ10Bを伸ばすことにより、図4の
(B)に示すように、結合部69の支点O2を中心にし
て上ドラム固定部5Eが図4の(B)中に矢印aで示す
方向に傾く。逆に、例えば圧電アクチュエータ10Aを
伸ばすと共に圧電アクチュエータ10Bを縮めることに
より、結合部69の支点O2を中心に上ドラム固定部5
Eが図4の(B)中に矢印aと逆の方向に傾く。
【0035】この結果、図4の(B)の支持部5を紙面
反対側から回転ドラム部1aとして見た図5の(A)に
示すように固定上ドラム7が水平な状態から、例えば圧
電アクチュエータ10Aを縮めると共に圧電アクチュエ
ータ10Bを伸ばすように駆動すると、同図の(B)に
示すように、これに応じて当該上ドラム固定部5Eに固
定された固定上ドラム7が矢印aで示す方向に傾く。し
たがって、当該上ドラム固定部5Eに一体化された回転
中ドラム8も固定上ドラム7と共に同図(B)中の矢印
aで示す方向に傾き、この結果、回転中ドラム8に固定
された磁気ヘッドの軌跡を、固定上ドラム7及び固定下
ドラム6の周側面に摺接する磁気テープに対して傾ける
ことができる。
【0036】また、図5の(A)に示すように固定上ド
ラム7が水平な状態から、圧電アクチュエータ10Aを
伸ばすと共に圧電アクチュエータ10Bを縮めるように
駆動すると、図5の(C)に示すように、これに応じて
当該上ドラム固定部5Eに固定された固定上ドラム7が
図5の(C)中の矢印aの方向に傾く。したがって、当
該上ドラム固定部5Eに一体化された回転中ドラム8も
固定上ドラム7と共に図5の(C)中の矢印aの方向に
傾き、この結果、回転中ドラム8に固定された磁気ヘッ
ドの軌跡を、固定上ドラム7及び固定下ドラム6の周側
面に摺接する磁気テープに対して傾けることができる。
【0037】上述のように、圧電アクチュエータ10
A,10Bの伸縮量をこれに印加する電圧値によって調
節することにより、磁気テープに対する磁気ヘッドの走
査軌跡をアジマス方向に傾けることができる。以下、こ
のようなアジマス方向への調整を水平度調整と呼ぶ。
【0038】また、上記図3において、支持部5は、垂
直方向に形成されたスリット5Dによって、固定下ドラ
ム6を固定する下ドラム固定部5Fと固定上ドラム7を
固定する上ドラム固定部5Eに連結したアオリ調整部5
Gとに結合部75を介して分割されている。
【0039】アオリ調整部5Gには下ドラム固定部5F
に連通した支持孔70Cが形成されており、当該支持孔
70Cにはネジ孔71に螺合されたネジ63よって圧電
アクチュエータ62が保持されている。この圧電アクチ
ュエータ62に対して印加する電圧値を調整することに
より、当該圧電アクチュエータ62を伸縮させることが
できる。
【0040】したがって、圧電アクチュエータ62を伸
ばすことにより、下ドラム固定部5Fに対してアオリ調
整部5Gを近接する方向すなわち図3中の矢印bで示す
方向に変位させることができると共に、圧電アクチュエ
ータ62を縮めることにより、アオリ調整部5Gを下ド
ラム固定部5Fから離間する方向すなわち図中矢印bと
逆の方向に変位することができる。
【0041】したがって、図3示すように、圧電アクチ
ュエータ62によってアオリ調整部5Gを下ドラム固定
部5Fに対して図2中矢印bで示す方向に変位させる
と、当該アオリ調整部5Gに対して結合された上ドラム
固定部5Eを介して固定上ドラム7を変位させることが
できる。この固定上ドラム7の変位方向は、支持部5の
結合部75の支点O1を中心に図2の図中矢印cで示す
方向となる。
【0042】逆に、圧電アクチュエータ62によってア
オリ調整部5Gを下ドラム固定部5Fに対して図2の図
中矢印bと逆の方向に変位させると、当該アオリ調整部
5Gに対して結合された上ドラム固定部5Eを介して固
定上ドラム7を変位させることができる。この固定上ド
ラム7の変位方向は、支持部5の結合部75の支点O1
を中心に図2の図中矢印cと逆の方向となる。
【0043】この結果、図4の(B)の支持部5を紙面
反対側から回転ドラム部1aとして見た図6の(A)に
示すように固定上ドラム7が水平な状態から、例えば図
6の(B)の図中矢印cに示す方向に、圧電アクチュエ
ータ62によって固定上ドラム7を変位させると、これ
に応じて当該固定上ドラム7の回転軸44に一体化され
た回転中ドラム8も固定上ドラム7と共に図6の(B)
中矢印cで示す方向に傾き、この結果、回転中ドラム8
に固定された磁気ヘッドの軌跡を、固定上ドラム7及び
固定下ドラム6の周側面に摺接する磁気テープに対して
上方向に変位させることができる。
【0044】また、図6の(A)に示すような固定上ド
ラム7が水平な状態から、例えば図6の(C)に示すよ
うに、圧電アクチュエータ62によって固定上ドラム7
を図6の(C)中の矢印cの方向に変位させると、これ
に応じて当該固定上ドラム7の回転軸44に一体化され
た回転中ドラム8も固定上ドラム7と共に図6の(C)
中の矢印cの方向に傾き、この結果、回転中ドラム8に
固定された磁気ヘッドの軌跡を、固定上ドラム7及び固
定下ドラム6の周側面に摺接する磁気テープに対して下
方向に変位させることができる。
【0045】このように圧電アクチュエータ62の伸縮
量を調節することにより、磁気テープに対する各磁気ヘ
ッドの走査軌跡を上下方向(アオリ方向)に平行移動さ
せることができる。以下、このようなアオリ方向への調
整を垂直変位度調整と呼ぶ。
【0046】また、回転ドラム部1aの回転中ドラム8
の下面8Cにおいて各磁気ヘッドが設けられていない領
域は鏡面加工されており、固定下ドラム6の当該下面8
Cに相対する位置には、図7に示すように、上述の距離
センサ11Bが固定されている。この距離センサ11B
は、回転中ドラム8の下面8Cに対してレーザ光を照射
するレーザダイオードと、下面8Cで反射した反射レー
ザ光を受光する受光部とからなり、この受光位置におけ
る当該距離センサ11Bと下面8Cとの距離を検出する
ものである。この距離センサ11Bは、反射レーザ光の
受光位置、すなわち距離センサ11Bと下面8Cとの距
離に応じた電圧レベルを検出出力として出力するように
なっている。
【0047】同じく、この回転ドラム部1aには、上記
距離センサ11Bと同様な構成の距離センサ11A,1
1Cが設けられている。各距離センサ11A〜11Cの
配置は、回転ドラム部1aの上面を示す図4の(A)に
示すように、距離センサ11B,11Cが回転中ドラム
8の回転中心すなわち回転軸44を通る直線上に配置さ
れ、距離センサ11Aが距離センサ11B,11Cに対
して90度の間隔を隔てた位置配置されている。
【0048】また、距離センサ11B,11Cを通る直
線上には、図3に示す支持部5の結合部69が有り、こ
れにより、圧電アクチュエータ10A,10Bによって
回転中ドラム8をアジマス調整した場合及び回転中ドラ
ム8がアジマス方向に変位した場合において距離センサ
11B,11Cの検出出力が変化せず、圧電アクチュエ
ータ62によって回転中ドラム8をアオリ調整(垂直変
位度調整)した場合及び回転中ドラム8がアオリ方向に
変位した場合において距離センサ11B,11Cの検出
出力が変化するようになっている。
【0049】また、距離センサ11Aの検出出力は圧電
アクチュエータ62によって回転中ドラム8をアジマス
調整(水平度調整)した場合及び回転中ドラム8がアジ
マス方向に変位した場合において変化するようになされ
ている。
【0050】したがって、距離センサ11B,11Cの
検出出力によって回転中ドラム8のアオリ方向の変位の
みを検出することができると共に、距離センサ11Aの
検出出力によって回転中ドラム8のアジマス方向の変位
すなわち水平度のみを検出することができる。
【0051】次に、このような回転ドラム部1aの動作
と共に、本構成例に係るディジタルVTRの基本的な動
作を説明する。
【0052】図1に戻って、先ず映像の記録を行う際に
は、外部から上記記録系2にディジタル映像データ或い
はアナログ映像信号が供給される。外部からアナログ映
像信号が供給される場合には、当該アナログ映像信号が
A/D変換回路21にてA/D変換され、得られた映像
データが切り換え回路22に送られる。一方、外部から
ディジタル映像データが供給される場合には、当該映像
データが切り換え回路22に供給される。
【0053】切り換え回路22は、上記A/D変換回路
21からの映像データと外部からの映像データとを切り
換えてバッファメモリ23に供給する。これにより、当
該バッファメモリ23には、上記アナログ映像信号をA
/D変換した映像データ或いは外部から供給されたディ
ジタル映像データが記憶される。
【0054】システム同期発生回路27は、外部から供
給されたディジタル映像データ或いはアナログ映像信号
から同期情報を抽出し、この同期情報に応じて装置全体
の制御を行うためのシステム同期信号を発生する。この
システム同期信号は、例えば上述のシステムコントロー
ラ12等によって前記回転中ドラム8の回転数の制御等
に用いられる。
【0055】符号化回路24は、例えばシステム同期発
生回路26からのシステム同期信号に同期して所定時間
毎にバッファメモリ23から読み出された所定記録単位
分の映像データに、符号化すると共にエラー訂正用のパ
リティを付加して同期発生回路25に供給する。同期発
生回路25は、符号化回路24からの符号化された映像
データに同期情報等を付加し、上記所定記録単位毎に変
調回路26に供給する。
【0056】変調回路26は、同期発生回路25から所
定単位分の映像データが供給されると、それぞれ供給さ
れた映像データを例えば8−14変調して記録データを
形成し、形成した記録データを切り換え回路16に供給
する。切り換え回路16は、変調回路26からの記録デ
ータを前記回転中ドラム8上に設けられた各磁気ヘッド
に順次供給する。
【0057】一方、システムコントローラ12は、映像
の記録を行う際には、リール及びキャプスタン制御部4
を制御して、磁気テープを順送り(FWD)方向或いは
逆送り(REV)方向に一定の速度で走行させる。同時
に、システムコントローラ12は、上記駆動モータ59
を制御して回転中ドラム8を一定の回転数で回転させ
る。なお、回転中ドラム8の回転数と磁気テープの走行
速度との関係については、後述する。
【0058】また、このときのシステムコントローラ1
2は、磁気テープの走行方向に応じて、該テープ走行方
向に対応する所定の傾斜角に応じた基準電圧を発生する
ように基準電圧発生回路13に指示する。
【0059】基準電圧発生回路13は、システムコント
ローラ12から指示された傾斜角制御のための制御信号
に応じて、圧電アクチュエータ10Aの駆動制御を行う
ための第1の基準電圧と、圧電アクチュエータ10Bの
駆動制御を行うための第2の基準電圧とを発生し、第1
の基準電圧は差動アンプ14Aの非反転入力に供給さ
れ、第2の基準電圧は差動アンプ14Bの非反転入力に
供給される。
【0060】差動アンプ14Aは、上記第1の基準電圧
と前記距離センサ11Aの検出出力との差を求める。こ
の差信号は、差動アンプ15Aを介して増幅され、駆動
電圧として圧電アクチュエータ10Aに送られる。一
方、差動アンプ14Bは、第2の基準電圧と上記距離セ
ンサ11Bの検出出力との差を求める。この差信号は、
差動アンプ15Bを介して増幅され、駆動電圧として圧
電アクチュエータ10Bに供給される。
【0061】これら圧電アクチュエータ10A,10B
は、上記供給された駆動電圧に応じて伸縮する。これら
圧電アクチュエータ10A,10Bの伸縮により、上ド
ラム固定部5Eと下ドラム固定部5Fの間の傾斜角が変
化する。当該傾斜角は、距離センサ11A,11Bの検
出出力と上記第1,第2の基準電圧との差に応じたもの
であるため、上記距離センサ11A,11Bの検出出力
と第1,第2の基準電圧との差が0になったときに、所
望の傾斜角が得られ、当該所望の傾斜角になったときに
圧電アクチュエータ10A、10Bの駆動が終了する。
【0062】このように、第1及び第2の基準電圧に応
じて上ドラム固定部5Eの傾斜角が制御され、さらに上
ドラム固定部5Eに固定された固定上ドラム7の傾斜角
が制御される。これにより、固定上ドラム7に回動自在
に取り付けられた回転中ドラム8の傾斜角が制御され
る。
【0063】すなわち、FWD方向に走行する磁気テー
プ40に対して記録を行うときには、上記システムコン
トローラ12が基準電圧発生回路13を制御して、一方
の圧電アクチュエータを伸ばすと共に他方の圧電アクチ
ュエータを縮めることにより、図8に示すように、固定
上ドラム7を図8中矢印aの方向に傾斜させた状態とし
て記録を行う。これにより、回転中ドラム8上に設けら
れた磁気ヘッドは、磁気テープ40上を所定の傾斜角に
て走査し、したがって磁気テープ40上にはFWD方向
の記録トラックTRFが形成されることになる。
【0064】これに対して、REV方向に走行する磁気
テープ40に対して記録を行うときには、上記システム
コントローラ12が基準電圧発生回路13を制御して、
FWD方向時とは逆に一方の圧電アクチュエータを縮め
ると共に他方の圧電アクチュエータを伸ばすことによ
り、図9に示すように、固定上ドラム7を図9中矢印a
の方向に傾斜させた状態として記録を行う。これによ
り、回転中ドラム8上に設けられた磁気ヘッドは、磁気
テープ40上を所定の傾斜角、すなわちFWD方向時と
同じ傾斜角にて走査し、したがって磁気テープ40上に
はREV方向の記録トラックTRRが形成されることに
なる。
【0065】なお、磁気テープの走行を停止するスチル
時には、上記システムコントローラ12が基準電圧発生
回路13を制御して、前記図5の(A)にて示したよう
に固定上ドラム7を固定下ドラム6と水平な状態とす
る。これにより、回転中ドラム8上に設けられた磁気ヘ
ッドは、磁気テープ40上を所定の傾斜角、すなわちF
WD方向時及びREV方向と同じ傾斜角にて走査するこ
とになる。
【0066】かくして、本構成例のディジタルVTR
は、FWD方向時とREV方向時、さらにはスチル時の
記録トラックの傾斜角を一致させることが可能となる。
【0067】ここで、上記回転中ドラム8上に、例えば
図10に示すように複数の磁気ヘッド(図10の例では
8個の磁気ヘッドHA〜HH、なお図10には記録ヘッド
のみ示している)を同じ間隔かつ同じ高さで配置したと
する。
【0068】これら磁気ヘッドHA〜HHを有する回転中
ドラム8を用いて磁気テープ上に記録を行う場合におけ
る、磁気テープの走行速度と回転中ドラム8の回転数と
の関係は、当該回転中ドラム8が一回転する間に記録ト
ラック8本分磁気テープが走行するような関係となされ
る。このような関係を持たせた状態で、上記8つの磁気
ヘッドHA〜HHによって記録を行うと、磁気テープ上に
はFWD方向あるいはREV方向に順次8本の記録トラ
ックが形成されることになる。
【0069】また上述の関係を持たせた状態において、
磁気テープを一方の走行方向に走行させて記録トラック
を形成する際には、回転中ドラム8を一回転させて8本
分の記録トラックを形成したとすると、次の回転中ドラ
ム8の一回転時には記録トラックの形成を例えば休止さ
せるようにする。このようにすることで、磁気テープ上
には、当該テープ走行時に形成された8本の記録トラッ
クからなる部分と、当該テープ走行時には記録トラック
が形成されない記録トラック8本分に相当する部分とが
交互に配置されるようになる。
【0070】例えば、磁気テープをFWD方向に走行さ
せて上述のようにして記録を行った後、磁気テープの走
行方向を反転させてREV方向にて記録を行う場合に
も、回転中ドラム8を一回転させて8本分の記録トラッ
クを形成したとすると、次の回転中ドラム8の一回転時
には記録トラックの形成を例えば休止させるようにす
る。ただし、このように先にFWD方向で記録トラック
を形成しているときには、当該FWD方向で形成された
8本の記録トラックの間に、当該REV方向で形成する
8本の記録トラックが挿入されるように、磁気テープの
走行速度と回転中ドラム8の回転数とを制御する。もち
ろん、当該REV方向時に形成される記録トラックの傾
斜角は、前述したようにしてFWD方向時に形成された
記録トラックの傾斜角と合致するように制御する。これ
により、磁気テープ上には、FWD方向での8本分の記
録トラックと、当該FWD方向の記録トラックと同じ傾
斜角を有するREV方向での8本分の記録トラックと
が、交互に配置形成されることになる。
【0071】かくして、このディジタルVTRでは、F
WD方向とREV方向の往復記録を行うことが可能とな
る。
【0072】ところで、回転中ドラム8において前記図
10に示したように各磁気ヘッドHA〜HHを配置し、こ
の回転中ドラム8を回転させて磁気テープ上に記録トラ
ックを形成する際に、前述したように当該回転中ドラム
8の回転軸を傾けると、この回転中ドラム8の回転軌跡
は磁気テープ上でS字カーブを描くようになる。
【0073】このS字カーブによる最大オフセット量Δ
は、図11に示すようにドラム回転角θをパラメータと
すると、次のように表すことができる。なお、図11に
は磁気ヘッドを一つ(磁気ヘッドH)のみを示し、他の
磁気ヘッドについては省略している。
【0074】 Δ=h*sin(θw)/θw*θ−h*sin(θ) h:回転中ドラムの傾き量 θw:テープのドラム巻き付け角 θ:ドラム回転角 ここで、例えば回転中ドラム8の傾きをh=±80μ
m、テープのドラム巻き付け角をθw=156゜とすれ
ば、最大オフセット量Δ=6μmとなる。
【0075】このオフセット量のため、上述した図10
のように各磁気ヘッドHA〜HHが均等間隔でかつ同一高
さに配置された回転中ドラム8を用いて、前述したよう
にしてFWD方向及びREV方向での往復記録を行う
と、FWD方向での記録部とREV方向での記録部との
境界部分では記録パターン(記録トラック)が重なって
しまう。すなわち、図12に示すように、FWD方向に
走行する磁気テープ40上に図10の回転中ドラム8の
各磁気ヘッドHA〜HHによって順に形成された各記録ト
ラックTRAF〜TRHFからなるFWD方向記録部と、R
EV方向に走行する磁気テープ40上に当該回転中ドラ
ム8の各磁気ヘッドHA〜HHによって順に形成された各
記録トラックTRAR〜TRHRからなるREV方向記録部
との境界部分(例えば記録トラックTRAFとTRAR、及
び記録トラックTRHFとTRHR)が重なってしまう。
【0076】このようにFWD方向記録部とREV方向
記録部との境界部分の記録パターンが重なると、再生時
に正しい信号を読み取ることができなくなる。
【0077】上述のような境界部分での記録パターンの
重なりを防止する方法としては、例えば、図13に示す
ように、各記録トラック毎にガードバンドを生成するよ
うなことが考えられる。なお、前記図10の回転中ドラ
ム8を用いた場合において、この図13のような各記録
トラック毎にガードバンドを有する記録パターンを形成
するためには、例えば、磁気テープ40の走行速度と回
転中ドラム8の回転数との関係を、回転中ドラム8が一
回転する間に記録トラック8本分よりも多く磁気テープ
が走行するような関係とすることが考えられる。例え
ば、ガードバンドの幅を記録トラック1本分としたい場
合には、回転中ドラム8が一回転する間に記録トラック
16本分磁気テープが走行するような関係とする。
【0078】しかし、このように各記録トラック毎にガ
ードバンドを設けるようにすると、磁気テープ40に対
する記録密度の低下を招くことになる。
【0079】そこで、このようなことを解決することが
できる本発明構成例の回転中ドラム8としては、図14
に示すような回転中ドラム8を考えることができる。な
お、この図14の例では記録ヘッドについてのみ説明し
ている。
【0080】この図14に示す回転中ドラム8は、図1
0の回転中ドラム8のように各磁気ヘッドHA〜HHが等
分割に配置されるのではなく、各磁気ヘッド(例えば8
個の磁気ヘッドHA〜HH)が不等間隔で配置されてなる
ものである。すなわち、回転中ドラム8の1回転につ
き、これら磁気ヘッドHA〜HHによって磁気テープ上に
形成される8本の記録トラックのうち、前記境界部分と
なる記録トラック(例えば記録トラックTRAFとT
AR、及び記録トラックTRHFとTRHR)に対応する磁
気ヘッドHAと磁気ヘッドHHの間隔は、他のそれぞれ隣
合う各磁気ヘッド(HAとHB、HBとHC、HCとHD、H
DとHE、HEとHF、HFとHG、HGとHH)の間隔よりも
広いものとなるように配置される。なお、上記他のそれ
ぞれ隣合う各磁気ヘッド(HAとHB、HBとHC、HC
D、HDとHE、HEとHF、HFとHG、HGとHH)の間
隔は等間隔とする。
【0081】また、この図14に示すような回転中ドラ
ム8の回転数と磁気テープの走行速度との関係は、回転
中ドラム8が一回転する間に記録トラック9本分だけ磁
気テープが走行するような関係とする。
【0082】すなわち、このような回転数と走行速度の
関係を持たせた状態において、上記図14に示す回転中
ドラム8にてFWD方向とREV方向の往復記録を行う
ようにすると、図15に示すように回転中ドラム8の1
回転毎にガードバンドが形成されるようになり、したが
って、FWD方向での記録部とREV方向での記録部と
の境界部分で記録パターン(記録トラック)が重なるこ
とがなく、再生時にも正しい信号を読み取ることが可能
となる。また、各記録トラック毎にガードハンドが形成
されることもないため、記録密度の低下は非常に少な
い。
【0083】上述したように、本構成例のディジタルV
TRでは、往復記録を支障なく行うことができ、再生時
にも当該記録された信号を正しく再生できるようにな
り、さらに記録密度をも向上させることが可能である。
【0084】次に、上述のようにして映像データが記録
された磁気テープの再生を行う際に、上記システムコン
トローラ12は、リール及びキャプスタン制御部4を制
御して磁気テープをFWD方向或いはREV方向の記録
時と同じ速度で走行させ、回転中ドラム8を記録時と同
じ速度で回転させる。
【0085】すなわち、この再生時においても、前記図
14に示した磁気ヘッド配置と対応するように配置され
た再生用の磁気ヘッドを有する前記回転中ドラム8を用
いると共に、システムコントローラ12は、記録時と同
様に、上記固定上ドラム7の傾斜をテープの走行方向に
応じて前述の図8又は図9に示すように可変する。これ
により、回転中ドラム8上に設けられた再生用の各磁気
ヘッドは、前述の記録時に形成された各記録トラックを
それぞれ走査することができるようになる。これら各再
生用磁気ヘッドにより、FWD方向或いはREV方向の
記録トラックが選択的に再生されて得られた、記録トラ
ックの再生信号は順次切り換え回路16に供給される。
なお、ここでの説明では、記録用の磁気ヘッドと再生用
の磁気ヘッドとを別々に設けることにしているが、前記
記録用の磁気ヘッドHA〜HHを再生時に再生用磁気ヘッ
ドとして使用することも可能である。
【0086】切り換え回路16は、各再生用磁気ヘッド
から再生信号が供給されると、これら再生信号を、順
次、復調回路31に供給する。復調回路31は、各再生
用磁気ヘッドからの再生信号を2値化し、さらに8−1
4変調に対応する復調等の処理を行って再生データを形
成し、この再生データをメモリ32に送る。
【0087】このメモリ32に蓄えられた再生データ
は、復号化回路33に送られ、ここで誤り訂正処理と復
号化処理が施される。
【0088】当該復号化回路33から出力された再生デ
ータは、バッファメモリ34に蓄えられた後、読み出さ
れプロセス処理回路35に送られる。プロセス処理回路
35は、記録時と同じレートで再生データが出力される
ように、バッファメモリ34に保持された再生データを
読み出し、この再生データにプロセス処理を行って映像
データとして出力すると共に、当該映像データをD/A
変換回路36に供給する。D/A変換回路36は、プロ
セス処理回路35からの映像データをD/A変換して映
像信号を形成して出力する。
【0089】かくして、磁気テープのFWD方向或いは
REV方向の記録トラックに記録されたデータが再生さ
れ、当該再生されたデータに基づく映像データ及び映像
信号が出力される。
【0090】なお、前述の構成例では、回転ヘッド部1
として、図2に示したような構成のものを用いた例につ
いて説明しているが、例えば、図16に示すような構成
の回転ヘッド部1を用いることもできる。
【0091】すなわち、この図16に示す回転ヘッド部
1において、固定上ドラム7を支えている固定下ドラム
6に取り付けられた支持部107には、圧電アクチュエ
ータ118A,118Bを押さえる押さえ部109が、
ネジ110,110により取り付けられている。また、
圧電アクチュエータ118A,118Bは、支持部10
7の穴部114A,114Bに入れられており、押さえ
部109に取り付けられたネジ111A,111Bによ
り予圧がかけられている。各圧電アクチュエータ118
A,118Bには、当該圧電アクチュエータ118A,
118Bを駆動する駆動電圧を加えるための電源線11
3が接続されており、この電源線113は前記図1に示
したような当該圧電アクチュエータ118A及び118
Bを駆動するための構成に接続されている。上記圧電ア
クチュエータ118A,118Bの伸縮により、支持部
107の切り込み部112を中心に、支持部107がア
ジマスψ方向に矢印hの量だけ傾けることができ、これ
により前述同様に回転中ドラム8の傾斜角を変えること
が可能となる。
【0092】
【発明の効果】本発明においては、複数の磁気ヘッドを
不等間隔に配置してなる回転ドラムと、磁気テープの第
1の走行方向とその反対方向である第2の走行方向とで
磁気テープに対する回転ドラムの傾斜角度を同一にする
傾斜角駆動手段とを有することにより、磁気テープに対
する往復記録再生が可能になると共に、記録された信号
を正しく再生でき、さらに記録密度をも向上させること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録再生装置をディジタルVTR
に適用した概略構成例を示すブロック図である。
【図2】本構成例のディジタルVTRを構成する回転ド
ラムの具体的な構成を示す断面図である。
【図3】回転ドラムを構成する支持部の具体的な形状を
示す斜視図である。
【図4】回転ドラムの具体的な形状を示す図である。
【図5】回転ドラムのアジマス方向の調整を説明するた
めの図である。
【図6】回転ドラムのアオリ方向の調整を説明するため
の図である。
【図7】回転ドラムを構成する距離センサの構成を示す
図である。
【図8】FWD方向時における回転ヘッド部の傾斜角の
制御動作及び磁気テープ上に形成される記録トラックに
ついて説明するための図である。
【図9】REV方向時における回転ヘッド部の傾斜角の
制御動作及び磁気テープ上に形成される記録トラックに
ついて説明するための図である。
【図10】回転中ドラム上の磁気ヘッドの配置例を示す
図である。
【図11】回転中ドラムの回転軸を傾けた場合の回転ヘ
ッドの回転軌跡とテープ上に形成される記録トラックの
形状についての説明に用いる図である。
【図12】FWD方向時に形成された記録パターンとR
EV方向時に形成された記録パターンの重なりを説明す
るための図である。
【図13】記録トラック毎にガードバンドが形成された
例を示す図である。
【図14】本発明が適用される回転中ドラム上の磁気ヘ
ッドの配置例を示す図である。
【図15】本発明にかかる磁気ヘッドの配置例が適用さ
れた回転中ドラムを用いることで、FWD方向時の記録
パターンとREV方向時の記録パターンとの間にガード
バンドが形成された様子を示す図である。
【図16】回転ヘッド部の他の構成例を示す図である。
【図17】従来のディジタルVTRを構成する回転ドラ
ムの構成例を示す図である。
【図18】従来のディジタルVTRの記録フォーマット
を示す図である。
【図19】従来のディジタルVTRにおいてFWD方向
時に形成された記録トラックの傾斜角とREV方向時に
形成された記録トラックの傾斜角との違いについて説明
するための図である。
【図20】従来のディジタルVTRにおいてFWD方向
時に形成された記録トラックの傾斜角とREV方向時に
形成された記録トラックの傾斜角の違いによる欠点を説
明するための図である。
【符号の説明】
1 回転ヘッド部 1a 回転ドラム部 2 記録系 3 再生系 4 リール及びキャプスタン制御部 5 支持部 6 固定下ドラム 7 固定上ドラム 8 回転中ドラム 9 磁気ヘッド 10A、10B 圧電アクチュエータ 11A、11B 距離センサ 12 システムコントローラ 13 基準電圧発生回路 14A、14B、15A、15B 差動アンプ 16 切り換え回路 HA〜HH 磁気ヘッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープ上を斜め方向に走査する回転
    ヘッド装置において、 複数の磁気ヘッドを不等間隔に配置してなる回転ドラム
    と、 磁気テープの第1の走行方向と当該第1の走行方向の反
    対方向である第2の走行方向とで、磁気テープに対する
    回転ドラムの傾斜角度を同一にする傾斜角駆動手段とを
    有することを特徴とする回転ヘッド装置。
  2. 【請求項2】 隣合う各磁気ヘッド同士の間隔は、第
    1,第2の隣合う一対の磁気ヘッドの間隔が、他の隣合
    う各磁気ヘッドの間隔よりも広く、当該他の隣合う各磁
    気ヘッドの間隔は等間隔であることを特徴とする請求項
    1記載の回転ヘッド装置。
  3. 【請求項3】 複数の磁気ヘッドを不等間隔に配置して
    なる回転ドラムと、 上記回転ドラム上の各磁気ヘッドに供給する記録信号を
    生成する記録信号生成手段と、 上記回転ドラム上の各磁気ヘッドにより磁気テープから
    読み出された信号から再生信号を生成する再生信号生成
    手段と、 磁気テープの走行方向及び走行速度を制御するテープ走
    行制御手段と、 上記回転ドラムの回転速度を制御する回転速度制御手段
    と、 磁気テープの第1の走行方向と当該第1の走行方向の反
    対方向である第2の走行方向とで、磁気テープに対する
    上記回転ドラムの傾斜角度を同一にする傾斜角駆動手段
    とを有することを特徴とする記録再生装置。
  4. 【請求項4】 上記回転ドラム上に配される隣合う各磁
    気ヘッド同士の間隔は、第1,第2の隣合う一対の磁気
    ヘッドの間隔が、他の隣合う各磁気ヘッドの間隔よりも
    広く、当該他の隣合う各磁気ヘッドの間隔は等間隔であ
    ることを特徴とする請求項3記載の記録再生装置。
  5. 【請求項5】 磁気テープの走行速度と回転ドラムの回
    転速度とは、当該回転ドラムが一回転する間に、記録ト
    ラック複数本分だけ磁気テープが走行する関係を有する
    ことを特徴とする請求項3記載の記録再生装置。
JP7327418A 1995-12-15 1995-12-15 回転ヘッド装置及び記録再生装置 Withdrawn JPH09167301A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5651588A (en) * 1995-07-19 1997-07-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Bolt fastening structure for easily fastening bolts

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5651588A (en) * 1995-07-19 1997-07-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Bolt fastening structure for easily fastening bolts

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