JPH09167777A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH09167777A
JPH09167777A JP7347688A JP34768895A JPH09167777A JP H09167777 A JPH09167777 A JP H09167777A JP 7347688 A JP7347688 A JP 7347688A JP 34768895 A JP34768895 A JP 34768895A JP H09167777 A JPH09167777 A JP H09167777A
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insulating film
semiconductor substrate
opening
region
layer
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JP7347688A
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Hiroshi Naruse
宏 成瀬
Hiroyuki Sugaya
弘幸 菅谷
Hidenori Zaihara
英憲 材原
Yoshiaki Baba
嘉朗 馬場
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D62/00Semiconductor bodies, or regions thereof, of devices having potential barriers
    • H10D62/10Shapes, relative sizes or dispositions of the regions of the semiconductor bodies; Shapes of the semiconductor bodies
    • H10D62/17Semiconductor regions connected to electrodes not carrying current to be rectified, amplified or switched, e.g. channel regions
    • H10D62/177Base regions of bipolar transistors, e.g. BJTs or IGBTs
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D10/00Bipolar junction transistors [BJT]
    • H10D10/01Manufacture or treatment
    • H10D10/051Manufacture or treatment of vertical BJTs
    • H10D10/054Forming extrinsic base regions on silicon substrate after insulating device isolation in vertical BJTs having single crystalline emitter, collector or base regions

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  • Bipolar Transistors (AREA)
  • Recrystallisation Techniques (AREA)
  • Element Separation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁膜の開口部エッジ領域に微小欠陥(積層
欠陥)やファセットが発生しても、接合リーク電流を十
分に抑制できるような素子構造を持つ半導体装置及びそ
の製造方法を提供する。 【解決手段】第1導電型の半導体基板1上に、この半導
体基板が露出した開口部を有する絶縁膜2と、この開口
部内において前記半導体基板上に選択的にエピタキシャ
ル成長された第2導電型の半導体層3と、前記半導体層
と前記絶縁膜の前記開口部端部との境界の上及びその境
界近傍下の前記半導体基板の表面領域に形成された第2
導電型の不純物拡散領域11とを備えている。前記半導
体層の微小欠陥やファセットが形成され易い領域に微小
欠陥やファセットが発生してもこの不純物拡散領域11
が接合リーク電流を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、選択エピタキシャ
ル成長もしくは非選択エピタキシャル成長により形成さ
れた半導体層を半導体基板上に設けた半導体装置及びそ
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、バイポーラ素子のベース層やCM
OS素子のソース/ドレイン領域、チャネル領域などの
デバイス活性領域に低温エピタキシャル成長法を用いて
浅い接合を形成することにより、高速化、高集積化を実
現するデバイスが提案され実用化の途上にある。図19
は、従来のバイポーラ素子が形成された半導体基板の断
面図、図20は、従来の半導体層の欠陥を説明する表面
にシリコン層を選択成長させた半導体基板の断面図であ
る。n型シリコン半導体基板1上に膜厚100nm程度
のSiO2 膜などからなる絶縁膜2を形成する。その
後、絶縁膜2のベース領域が形成される領域に開口部2
1を開ける。絶縁膜種としては選択エピタキシャル成長
が容易な材料を選ぶ必要があり、例えば、SiO2 膜が
適当である。開口部を形成するためのエッチングは、異
方性エッチングを用いることにより、パターン変換差を
抑制できるが、RIE(Reactive Ion Etching) 等を用
いる場合は半導体基板中にダメージが発生するのでダメ
ージ層をウェットエッチング等で取り除く必要がある。
次に、半導体基板1上の開口部21にボロン(B)をド
ープした選択エピタキシャル成長による半導体層3を形
成したものである。
【0003】膜厚は50〜70nm程度、ボロン濃度は
5〜7×1018atmos/cm3 程度が望ましい。また、成長
温度としては700℃程度の低温で行うことにより急峻
なベースプロファイルを形成することが実現できる。成
長ガスとしては、SiH2 C12 もしくはSiH4 +H
Clのガス系を用いることにより選択成長層を成長させ
ることができる。選択エピタキシャル成長層のエッジ部
の形状としてはファセットの発生しない構造が望まし
い。次に、p型不純物を高濃度にドープした多結晶シリ
コン半導体層5とCVD(Chemical Vapour Deposition)
法などによる絶縁膜(CVDSiO2 膜)6とを積層
し、この積層体を異方性エッチングにより選択エピタキ
シャル成長層3と多結晶シリコン半導体層5とがオーバ
ーラップするようにパターニングを行う。この工程によ
りパターニングされたp型多結晶シリコン半導体層5は
ベースの引き出し電極として用いるが寄生抵抗を低減す
る必要性から低抵抗であることが望ましい。次に、CV
D法などによりSiO2 絶縁膜を成長させた後、全面を
異方性エッチングすることによりp型多結晶シリコン半
導体層5と絶縁膜6の積層体パターンの側壁にSiO2
絶縁膜7を形成する。この側壁絶縁膜7は、ベース電極
とエミッタ電極を分離する役割と同時に、エミッタ寸法
を決定する役割を持つている。
【0004】例えば、パターンの開口部21の開口幅を
0.5μmとした場合、側壁絶縁膜7の膜厚を0.15
μmとすることにより、エミッタ開口部21の開口幅を
0.2μm程度にすることができる。次に、開口部21
にn型多結晶シリコン半導体層8を形成し、その後10
00℃、N2 、20sec 程度の条件で熱処理を行うこと
によりn型エミッタ拡散領域31を形成する。多結晶シ
リコン半導体層8は、エミッタ電極(E)として用いら
れる。p型選択エピタキシャル層3は、ベース領域とし
て用いられる。多結晶シリコン半導体層5は、外部ベー
ス電極として用いられる。絶縁膜2、6にはそれぞれ下
地層が露出するように開口部を開き、この下地と接触す
るように金属電極9、10を形成する。金属電極9は、
ベース引き出し電極(B)として用いられ、金属電極1
0は、コレクタ引き出し電極(C)として用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような薄いエピタ
キシャル層を活性領域とするデバイスを実用化する際の
問題として、エピタキシャル成長パターンのエッジ領域
において発生する微小欠陥に起因する接合リーク不良が
あげられる。例えば、図20に示すように、n型半導体
基板1上に形成した絶縁膜2の開口部21に選択エピタ
キシャル成長法によりp型半導体層3を成長させると、
絶縁膜2の開口パターンエッジ形状や絶縁膜と半導体層
との界面に発生する熱応力等により、絶縁膜2の開口パ
ターンエッジ領域に微小欠陥(積層欠陥)32が発生
し、この欠陥32がエピタキシャル半導体層/半導体基
板界面のリーク箇所33に接合リーク電流を増加させ、
集積回路の製造歩留まりを大幅に低下させる。また、選
択エピタキシャル成長すると、半導体層にファセットが
発生するが、この場合も選択エピタキシャル成長層パタ
ーンエッジ領域における成長膜厚が薄くなるためにエピ
タキシャル成長層/半導体基板間で接合リークが発生し
易いという問題がある。本発明は、このような問題を解
決するために、絶縁膜の開口部エッジ領域に微小欠陥
(積層欠陥)やファセットが発生しても、接合リーク電
流を十分に抑制できるような素子構造を持つ半導体装置
及びその製造方法を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体層の微
小欠陥やファセットが形成され易い領域に微小欠陥やフ
ァセットが発生しても接合リーク電流を抑制することが
できるリーク電流防止手段を半導体基板に設けたことを
特徴とする。また、本発明は、選択もしくは非選択エピ
タキシャル成長層をデバイス活性領域として利用する場
合において、半導体基板上のエピタキシャル成長層パタ
ーンエッジ領域に予め選択もしくは非選択エピタキシャ
ル層と同じ導電型で且つエピタキシャル成長層/半導体
基板界面より深い部分に接合を持つ不純物拡散領域を前
記半導体基板の表面領域に形成することを特徴としてお
り、この不純物拡散領域がエピタキシャル成長層パター
ンエッジ領域を保護し、そこに生ずる微小欠陥やファセ
ット起因の接合リーク不良を低減する。また、前記不純
物拡散領域を形成する手段として、絶縁膜の開口部に前
記不純物拡散領域と同じ導電型の不純物を含んだ絶縁膜
を形成し、これを拡散源としてエピタキシャル成長層と
同じ導電型の不純物拡散を行うことを特徴とする。請求
項1の発明は、半導体装置において、第1導電型の半導
体基板と、前記半導体基板上に形成され、この半導体基
板が露出した開口部を有する絶縁膜と、この開口部内に
おいて前記半導体基板上に選択的にエピタキシャル成長
された第2導電型の半導体層とを備え、前記半導体層の
微小欠陥やファセットが形成され易い領域に微小欠陥や
ファセットが発生しても接合リーク電流を抑制すること
ができる手段を設けたことを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、半導体装置において、
第1導電型の半導体基板と、前記半導体基板上に形成さ
れ、この半導体基板が露出した開口部を有する絶縁膜
と、この開口部内において前記半導体基板上に選択的に
エピタキシャル成長された第2導電型の半導体層と、前
記半導体層と前記絶縁膜の前記開口部端部との境界の上
及びその境界近傍下の前記半導体基板の表面領域に形成
された第2導電型の不純物拡散領域とを備えていること
を特徴とする。請求項3の発明は、半導体装置におい
て、第1導電型の半導体基板と、前記半導体基板上に形
成され、この半導体基板が露出した開口部を有する絶縁
膜と、この開口部内の前記半導体基板上及び前記絶縁膜
の上にエピタキシャル成長された第2導電型の半導体層
と、前記半導体層と前記絶縁膜の前記開口部端部との境
界の上及びその境界近傍下の前記半導体基板の表面領域
に形成された第2導電型の不純物拡散領域とを備え、前
記半導体層は前記半導体基板上では単結晶であり、前記
絶縁膜上では多結晶であることを特徴とする。請求項4
の発明は、請求項2又は請求項3に記載の半導体装置に
おいて、前記絶縁膜の前記開口部には第2導電型の不純
物が含まれている側壁絶縁膜が形成されていることを特
徴とする。請求項5の発明は、請求項2乃至請求項4の
いづれかに記載の半導体装置において、前記不純物拡散
領域の不純物濃度は、前記半導体基板の不純物濃度より
高いことを特徴とする。
【0008】請求項6の発明は、半導体装置の製造方法
において、第1導電型の半導体基板上に形成された第1
の絶縁膜にこの半導体基板主面が露出した開口部を形成
する工程と、前記絶縁膜の前記開口部の側壁に第2導電
型不純物が含まれている第2の絶縁膜を形成する工程
と、前記第2の絶縁膜内の前記第2導電型不純物を拡散
して、前記半導体基板の表面領域に第2導電型の不純物
拡散領域を形成する工程と、前記開口部内の前記半導体
基板上に第2導電型の半導体層をエピタキシャル成長さ
せる工程とを備えていることを特徴とする。請求項7の
発明は、半導体装置の製造方法において、第1導電型の
半導体基板上に形成された第1の絶縁膜にこの半導体基
板主面が露出した開口部を形成する工程と、前記絶縁膜
の前記開口部の側壁に第2導電型不純物が含まれている
第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜内の
前記第2導電型不純物を拡散して、前記半導体基板の表
面領域に第2導電型の不純物拡散領域を形成する工程
と、前記第1の絶縁膜上及び前記開口部内の前記半導体
基板上に第2導電型の半導体層をエピタキシャル成長さ
せる工程とを備え、前記半導体層は前記半導体基板上に
は単結晶が形成され、前記第1の絶縁膜の上には多結晶
が形成されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。まず、図1及至図3を参照して第
1の発明の実施の形態を説明する。図1及び図2は、半
導体基板の断面図及び平面図、図3は、バイポーラトラ
ンジスタが形成された半導体基板の断面図である。図2
のA−A′線に沿う部分の断面図が図1である。図1
は、n型シリコン半導体基板上に形成した絶縁膜開口部
に、低温選択エピタキシャル成長法によりp型半導体層
を形成した構造の半導体装置である。まず、不純物濃度
が1×1016〜1×1017cm-3程度のn型シリコン半
導体基板1の上に絶縁膜2を形成する。次に、ボロン
(B)などのp型不純物をイオン注入法などで半導体基
板1の表面領域に注入し熱拡散などにより拡散してこの
領域に不純物濃度が1×1018cm-3程度を越えるp型
不純物拡散領域11を形成する。このp型不純物拡散領
域11の拡散幅は0.5〜1.0μm程度であり拡散深
さは半導体基板1の表面から300〜500nm程度で
ある。次に、絶縁膜2の上にフォトレジスト(図示せ
ず)を被覆しこれをパターニングする。パターニングさ
れたフォトレジストをマスクとしてRIE(Reactive Io
n Etching)などのエッチングを行ない絶縁膜2に開口部
21を形成する。
【0010】この開口部21は、その底部のエッジがp
型不純物拡散領域11の上に配置されるように形成す
る。絶縁膜厚は、100nm程度が適当であり、絶縁膜
種は、選択エピタキシャル成長層が成長し易い材料を選
ぶ必要があるのでSiO2 膜などが適当である。エッチ
ングは異方性エッチングを用いることによりパターン変
換差を抑制できるがRIE等を用いる場合半導体基板中
にダメージが発生することがあるので、このダメージ層
をウェットエッチング等で取り除く必要がある。この絶
縁膜2の開口部21に囲まれた半導体基板1の上に膜厚
50〜70nm程度の単結晶のp型シリコン半導体層3
を選択的にエピタキシャル成長させる。成長温度は、7
00℃程度の低温で行う。以下、このシリコン半導体層
3は選択エピタキシャル成長層という。選択エピタキシ
ャル成長層3は開口部21の半導体基板1上のみに成長
し、その底部のエッジはp型不純物拡散領域11内の上
に位置している。この実施例では開口部21のエッジか
ら選択エピタキシャル成長層3の下に存在する拡散領域
11のエッジまでの距離xは約0.5μmである。
【0011】この様に選択エピタキシャル成長層3パタ
ーンのエッジ部が全てp型不純物拡散領域11パターン
内に収められるように形成されているため、選択エピタ
キシャル成長層3のパターンエッジ領域に微小欠陥やフ
ァセットなどが発生しても、このパターンエッジ領域の
エピタキシャル成長層/半導体基板界面は半導体基板中
のp型不純物拡散領域11が形成する接合で保護されて
おり、接合リークとしては検出されない。また、図3
は、図1に示された選択エピタキシャル成長層3をベー
ス領域にしてバイポーラトランジスタを形成した例を示
している。選択エピタキシャル成長層3が形成されるま
ではこの図と同じなので説明を省略する。選択エピタキ
シャル成長層3を形成してから、絶縁膜2及び選択エピ
タキシャル成長層3の上にCVD法などによる絶縁膜
(CVDSiO2 膜)12を形成する。この絶縁膜をパ
ターニングしたフォトレジスト(図示せず)をマスクと
して異方性エッチングなどにより下地層が露出する開口
部を形成する。選択エピタキシャル成長層3が露出する
開口部にn型多結晶シリコン半導体層81を形成し、そ
の後1000℃、N2 、20sec程度の条件で熱処理
を行うことによりこの半導体層81の不純物が拡散して
n型エミッタ領域31が形成される。
【0012】多結晶シリコン半導体層81は、この半導
体層の上に形成されたアルミニウムなどの金属電極82
と共にエミッタ電極8(E)として用いられる。選択エ
ピタキシャル成長層3は、ベース領域として用いられ
る。絶縁膜12の選択エピタキシャル成長層3が露出す
る他の開口部には、この成長層と接触するようにアルミ
ニウムなどの金属電極9が形成される。金属電極9はベ
ース引き出し電極(B)として用いられる。絶縁膜12
の半導体基板1表面が露出する開口部にはこの半導体基
板1の高不純物濃度のコレクタコンタクト領域18と接
触するようにアルミニウムなどの金属電極10が形成さ
れる。金属電極9、10は同じ工程で形成しても良い。
金属電極10はコレクタ引き出し電極(C)として用い
られる。この発明の実施の形態では外部ベース拡散領域
をp型不純物拡散領域11が兼用している。この外部ベ
ース拡散領域を絶縁膜の開口部のパターンエッジとオー
バーラップするように形成することにより、工程数の増
加なくベース/コレクタ間の接合リーク電流を抑制する
ことが可能となる。
【0013】次に、図4を参照して第2の発明の実施の
形態を説明する。図は、二層ポリシリコン層を用いたセ
ルフアライン型バイポーラトランジスタのベース領域を
選択エピタキシャル成長により形成した構成の半導体装
置の断面図である。n型シリコン半導体基板1上に膜厚
100nm程度のSiO2 膜などの絶縁膜2を形成す
る。その後、絶縁膜2のベース領域が形成される領域に
開口部を形成する。次に、半導体基板1上の開口部にボ
ロン(B)をドープした選択エピタキシャル成長による
シリコン半導体層(選択エピタキシャル成長層)3を形
成する。膜厚は50〜70nm程度、ボロン濃度は5〜
7×1018atmos/cm3程度が望ましい。また、成長温度
としては700℃程度の低温で行うことにより急峻なベ
ースプロファイルを形成することが実現できる。成長ガ
スとしては、SiH2 C12 もしくはSiH4 +HCl
のガス系を用いることにより選択成長層を成長させるこ
とができる。選択エピタキシャル成長層のエッジ部の形
状としてはファセットの発生しない構造が望ましい。次
に、p型不純物を高濃度にドープした多結晶シリコン半
導体層13とCVD法などによる絶縁膜(CVDSiO
2膜)14とを積層し、この積層体を異方性エッチング
により選択エピタキシャル成長層3と多結晶シリコン半
導体層13とがオーバーラップするようにパターニング
を行う。
【0014】この積層体は、エミッタ形成領域が露出す
るようにエミッタ開口部が形成されている。この工程に
よりパターニングされたp型多結晶シリコン半導体層1
3はベースの引き出し電極として用いるが寄生抵抗を低
減する必要性から低抵抗であることが望ましい。次に、
CVD法などによりSiO2 絶縁膜を成長させた後、全
面を異方性エッチングすることによりp型多結晶シリコ
ン半導体層13と絶縁膜14の積層体パターンの側壁に
SiO2 絶縁膜15を形成する。この側壁絶縁膜15
は、ベース電極とエミッタ電極を分離する役割と同時
に、エミッタ寸法を決定する役割を持つ。例えば、積層
体パターンのエミッタ開口部の開口幅を0.5μmとし
た場合、側壁絶縁膜15の膜厚を0.15μmとするこ
とにより、エミッタ開口部の開口幅を0.2μm程度に
することができる次に、エミッタ開口部にn型多結晶シ
リコン半導体層8を形成し、その後1000℃、N2
20sec程度の条件で熱処理を行うことにより選択エ
ピタキシャル成長層3の表面領域にn型エミッタ拡散領
域31を形成する。また、選択エピタキシャル成長層3
とp型多結晶シリコン半導体層13とがオーバーラップ
する領域の下の半導体基板1の表面領域には、p型不純
物拡散領域11が形成されている。このp型不純物拡散
領域11の上には、選択エピタキシャル成長層3のパタ
ーンエッジが形成配置されている。
【0015】多結晶シリコン半導体層8は、エミッタ電
極として用いられる。p型選択エピタキシャル層3は、
ベース領域として用いられる。多結晶シリコン半導体層
13は、外部ベース電極として用いられる。絶縁膜2、
14にはそれぞれ下地層が露出するように開口部を開
き、この下地と接触するように金属電極9、10を形成
する。金属電極9は、ベース引き出し電極として用いら
れ、金属電極10は、コレクタ引き出し電極として用い
られ、半導体基板1の高不純物濃度のコレクタコンタク
ト領域18に接続される。この発明の実施の形態の場
合、内部ベースとなる選択エピタキシャル成長層3のパ
ターンと外部ベースとなるp型多結晶シリコン半導体層
13のパターンをオーバーラップさせているが、このp
型多結晶シリコン半導体層13のオーバーラップ部分を
p型不純物の拡散源とすることにより、後の熱処理工程
において半導体基板1中にp型不純物拡散領域11を形
成することができる。このp型不純物拡散領域11は、
結果的に選択エピタキシャル成長層3のパターンエッジ
領域を全て含むようなパターンであるので選択エピタキ
シャル成長層3のパターンエッジ領域に微小欠陥やファ
セット等が発生しても接合リークとしては検出されな
い。
【0016】このようなp型不純物拡散領域11を形成
することにより、ベース/コレクタ接合面積が増大し、
バイポーラトランジスタの動作性能を劣化させる場合が
あるが、本発明では、選択エピタキシャル成長層3パタ
ーンエッジからp型不純物拡散領域11エッジまでの距
離xを2μm以下にすることにより、ベース/コレクタ
間の容量の増大を最小限に抑制することができる。次
に、図5乃至図11を参照して第3の発明の実施の形態
を説明する。図5は、半導体装置が形成された半導体基
板の断面図、図6乃至図11は、半導体装置の製造工程
断面図である。図5は、二層ポリシリコン層を用いたセ
ルフアライン型バイポーラトランジスタのベース領域を
選択エピタキシャル成長により形成した構成の半導体装
置の断面図である。n型シリコン半導体基板1上に絶縁
膜2を形成する。絶縁膜2のベース領域が形成される領
域には開口部を有する。この開口部側壁には側壁絶縁膜
16が形成されている。この開口部にボロンをドープし
た選択エピタキシャル成長によるシリコン半導体層(選
択エピタキシャル成長層)3が形成されている。選択エ
ピタキシャル成長層3と絶縁膜2とは、側壁絶縁膜16
を介して開口部内で対向している。
【0017】側壁絶縁膜16は、絶縁膜2の開口部幅を
調整すると共に半導体基板1の表面領域に不純物拡散領
域を形成する際の拡散源となることができる。ボロンな
どp型不純物を高濃度にドープした多結晶シリコン半導
体層13と絶縁膜14とが積層されており、積層体を構
成している。この積層体は、エミッタ形成領域が露出す
るようにエミッタ開口部が形成されている。p型多結晶
シリコン半導体層13はベースの引き出し電極として用
いられ、部分的に選択エピタキシャル成長層3と接触し
ている。p型多結晶シリコン半導体層13と絶縁膜14
の積層体パターンの側壁にはSiO2 絶縁膜15が形成
されている。この側壁絶縁膜15は、ベース電極とエミ
ッタ電極を分離する。エミッタ開口部には、選択エピタ
キシャル成長層3の表面領域にn型エミッタ拡散領域3
1が形成されている。また、選択エピタキシャル成長層
3とp型多結晶シリコン半導体層13とがオーバーラッ
プする領域の下の半導体基板1の表面領域には、p型不
純物拡散領域11が形成されている。このp型不純物拡
散領域11の上には、選択エピタキシャル成長層3のパ
ターンエッジが配置されている。多結晶シリコン半導体
層8は、エミッタ電極として用いられる。
【0018】p型選択エピタキシャル層3は、ベース領
域として用いられる。多結晶シリコン半導体層13は、
外部ベース電極として用いられる。絶縁膜2、14には
それぞれ下地層が露出するように開口部を開き、この下
地と接触するように金属電極9、10を形成する。金属
電極9は、ベース引き出し電極として用いられ、金属電
極10は、コレクタ引き出し電極として用いられ、半導
体基板1のコレクタコンタクト領域18に接続される。
この発明の実施の形態の場合、内部ベースとなる選択エ
ピタキシャル成長層3のパターンと外部ベースとなるp
型多結晶シリコン半導体層13のパターンをオーバーラ
ップさせている。このp型不純物拡散領域11は、選択
エピタキシャル成長層3のパターンエッジ領域を全て含
むようなパターンであるので選択エピタキシャル成長層
3のパターンエッジ領域に微小欠陥やファセット等が発
生しても接合リークとしては検出されない。このような
p型不純物拡散領域11を形成することにより、ベース
/コレクタ接合面積が増大し、バイポーラトランジスタ
の動作性能を劣化させる場合があるが、前の発明の実施
の形態の様に選択エピタキシャル成長層3パターンエッ
ジから、p型不純物拡散領域11エッジまでの距離を2
μm以下にすることによりベース/コレクタ間の容量の
増大を最小限に抑制することができる。
【0019】次に、この発明の実施の形態の半導体装置
の製造方法を図6乃至図11を参照して説明する。ここ
では選択エピタキシャル成長層のパターンエッジ領域の
下に形成するp型不純物拡散領域の面積を最小限に抑制
する手段として用いる側壁絶縁膜にエピタキシャル成長
層と同じ導電型の不純物(ここではp型不純物)を含む
BSG(Boron Silicate Glass)膜を用いる。この場合、
絶縁膜開口パターン形成後に、BSG膜を形成し、BS
G膜をn型半導体基板が露出するまで異方性エッチング
を行うことにより、絶縁膜開口部側壁のみにBSG膜を
形成することができる。また、BSG膜厚とオーバーエ
ッチング量で決定されるが0.1〜0.2μm程度のパ
ターン幅でも容易に自己整合的に形成できるためベース
/コレクタ間の容量の増大を最小限に抑制することがで
きる。n型シリコン半導体基板1の上に絶縁膜2を形成
後、ベースとなる領域に開口部21を形成する。絶縁膜
厚は、100nm程度であり、絶縁膜種としては、選択
エピタキシャル成長がし易い材料を選ぶ、とくにSiO
2 膜などが適当である。エッチングは、異方性エッチン
グを用いることにより、パターン変換差を抑制できる
が、RIE(Reactive Ion Etching)等を用いる場合は、
半導体基板中にダメージが発生するため、このダメージ
層をウェットエッチング等で取り除く必要がある(図
6)。
【0020】その後、開口部21も含めて半導体基板1
の絶縁膜2の全面にBSG膜を形成する。そして、この
BSG膜を異方性エッチングによりエッチングする。半
導体基板1が露出した時点でエッチングを止めることに
より、開口部21の側壁にのみ、BSG膜が側壁絶縁膜
16として残る。BSG膜厚としては100〜200n
m程度とし、ボロン濃度としては1021atoms/cm3 程度
が適当である。この処理により約100〜200nm程
度の幅のBSG側壁16パターンが形成される。この場
合も、異方性エッチングによるダメージが発生するため
ダメージ層をウェットエッチング等で取り除く必要があ
る。その後、850℃、N2 、30min程度の熱処理を
行うことにより、BSG側壁16を拡散源として、ボロ
ンが半導体基板1中に拡散し、p型不純物拡散領域11
が形成される。拡散層幅は、300〜400nm程度で
あり、拡散深さは100nm程度である。この熱処理
は、必ずしもこの時点で行う必要はなく、後のエミッタ
拡散工程と共用しても差支えない(図7)。BSG側壁
16が開口部21に形成された絶縁膜2を有する半導体
基板上にボロンをドープした選択エピタキシャル成長層
3を形成する。膜厚は50〜70nm程度、ボロン濃度
は5〜7×1018atmos/cm3 程度が好ましい。成長温度
としては、700℃程度の低温で行うことにより、急峻
なベースプロファイルを実現できる。
【0021】成長ガスとしては、SiH2 C12 もしく
はSiH4 +HC1のガス系を用いることにより、容易
に選択エピタキシャル成長層3を形成することができ
る。選択エピタキシャル成長層3のエッジ部の形状とし
ては、ファセットの発生しない構造が望ましいが、本発
明により、多少のファセットや微小欠陥がエッジ部に発
生しても歩留まりを格別低下させるような問題は発生し
ない(図8)。次に、p型不純物を高濃度にドープした
多結晶シリコン半導体層13と絶縁膜(CVDSiO2
膜)14の積層体を形成し、この積層体を多結晶シリコ
ン半導体層13が選択エピタキシャル成長層3とオーバ
ーラップするようにパターンを残して異方性エッチング
を行う。この工程により形成されたp型多結晶シリコン
半導体層13パターンは、ベースの引き出し電極として
用いるが寄生抵抗を低減する必要性から低抵抗であるこ
とが望ましい(図9)。その後、絶縁膜(CVDSiO
2 膜)を成長させてから、この全面を異方性エッチング
することにより図9で形成したp型多結晶シリコン半導
体層13と絶縁膜14とからなる積層体パターンの側壁
に絶縁膜15を形成する。この側壁絶縁膜15は、ベー
ス電極とエミッタ電極を分離する役割と同時に、エミッ
タ寸法を決定することができる。
【0022】例えば、図9で形成する積層体パターンの
開口部(エミッタ開口部)の開口幅を0.5μmとした
場合、この工程で形成する側壁絶縁膜15の膜厚を0.
15μmとすることにより、エミッタ開口幅を0.2μ
m程度にすることができる(図10)。その後エミッタ
開口部に、n型多結晶シリコン半導体層8を形成し、そ
の後1000℃、N2 、20sec 程度の熱処理を行うこ
とによりエミッタ領域31を形成することができる(図
11)。次に、図12乃至図14を参照して第4の発明
の実施の形態を説明する。今までの例は、p型エピタキ
シャル成長層を絶縁膜の開口部に露出する半導体基板表
面のみに選択的に成長させているが、この発明の実施の
形態では、絶縁膜とその開口部内部を含む半導体基板全
面に半導体層を成長させる。この半導体層は、以下、非
選択エピタキシャル成長層という。まず、不純物濃度が
1×1016〜1×1017cm-3程度のn型シリコン半導
体基板1の上に膜厚100nm程度のSiO2 などの絶
縁膜2を形成する。次に、ボロンなどのp型不純物をイ
オン注入法などで半導体基板1の表面領域に注入し熱拡
散などにより拡散してこの領域に不純物濃度が1×10
18cm-3程度を越えるp型不純物拡散領域11を形成す
る。
【0023】このp型不純物拡散領域11の拡散幅は、
0.5〜1.0μm程度であり拡散深さは半導体基板1
の表面から300〜500nm程度である。次に、絶縁
膜2の上にフォトレジスト(図示せず)を被覆しこれを
パターニングする。パターニングされたフォトレジスト
をマスクとしてRIEなどのエッチングを行ない絶縁膜
2に開口部21を形成する。この開口部21は、その底
部のエッジがp型不純物拡散領域11の上に配置される
ように形成する。この絶縁膜2の上及び開口部21に囲
まれた半導体基板1の上に膜厚50〜70nm程度のp
型シリコン半導体層17をエピタキシャル成長させる。
成長温度は、700℃程度の低温で行う。非選択エピタ
キシャル成長層17は、開口部21の半導体基板1上の
みならず、絶縁膜2の上にも成長する。この場合、半導
体基板の上では単結晶が成長し、絶縁膜の上では、多結
晶が成長する。すなわち、この非選択エピタキシャル成
長層17は、開口部21内で成長する単結晶シリコン領
域171と、絶縁膜2上に形成される多結晶シリコン領
域172とから構成されている。開口部21の底部のエ
ッジはp型不純物拡散領域11内の上に位置している。
そして、非選択エピタキシャル成長層17は、開口部2
1内には単結晶シリコン領域171が形成されている。
【0024】しかし、単結晶シリコン領域171のパタ
ーンのエッジ部が全てp型不純物拡散領域11パターン
内の上に収められるように形成されているのでこのパタ
ーンエッジ領域で多結晶シリコンと基板が接合しても、
開口部パターンエッジ領域のエピタキシャル成長層/半
導体基板界面は半導体基板1中のp型不純物拡散領域1
1が形成する接合で保護されており接合リークとしては
検出されない。次に、図13及び図14を参照して前記
非選択エピタキシャル成長層17を利用したバイポーラ
トランジスタを半導体基板に形成した半導体装置を説明
する。図13及び図14は、バイポーラトランジスタが
形成された半導体基板の断面図である。n型シリコン半
導体基板1上に膜厚100nm程度のSiO2 膜などの
絶縁膜2を形成する。この絶縁膜2を介して半導体基板
1の表面領域にイオン注入などによりボロンなどの不純
物を注入し拡散してp型不純物拡散領域11を形成す
る。その後、絶縁膜2のベース形成領域に開口部を形成
する。次に、この開口部21及び絶縁膜2にボロンをド
ープしたエピタキシャル成長によるシリコン半導体層1
7を形成する。シリコン半導体層17は、開口部21の
単結晶シリコン領域171と絶縁膜2上の多結晶シリコ
ン領域172から構成されている。次に、このシリコン
半導体層17は、所定の形状にパターニングされる。
【0025】次に、パターニングされたシリコン半導体
層17の上にCVD法などによる絶縁膜(CVDSiO
2 膜)14を積層する。この絶縁膜14は、パターニン
グされエミッタ形成領域が露出するようにエミッタ開口
部が形成され、ここに単結晶シリコン領域171が露出
している。このエミッタ開口部の側面には酸化シリコン
などの側壁絶縁膜15が形成されている。パターニング
されたシリコン半導体層17の多結晶シリコン領域17
2はベースの引き出し電極として用いるが寄生抵抗を低
減する必要性から低抵抗であることが望ましい。次に、
エミッタ開口部にn型多結晶シリコン半導体層8を形成
し、その後1000℃、N2 、20sec程度の条件で熱
処理を行うことにより単結晶シリコン領域171の表面
領域にn型エミッタ拡散領域31を形成する。また、単
結晶シリコン領域171と多結晶シリコン領域172と
の境界は開口部エッジ部分に形成されるが、この部分の
下の半導体基板1の表面領域にはp型不純物拡散領域1
1が配置されている。すなわち、このp型不純物拡散領
域11の上に単結晶シリコン領域172のパターンエッ
ジが形成配置されていることになる。多結晶シリコン半
導体層8は、エミッタ電極として用いられる。単結晶シ
リコン領域171は、ベース領域として用いられる。多
結晶シリコン領域172は、外部ベース電極として用い
られる。
【0026】絶縁膜2、14にはそれぞれ下地層が露出
するように開口部を開き、この下地と接触するように金
属電極9、10を形成する。金属電極9は、ベース引き
出し電極として用いられ、金属電極10は、半導体基板
1の高不純物濃度のコレクタコンタクト領域18に接続
され、コレクタ引き出し電極として用いられる。このp
型不純物拡散領域11は、単結晶シリコン領域171の
パターンエッジ領域を全て含むようなパターンであるの
で非選択エピタキシャル成長層3のパターンエッジ領域
で多結晶シリコンが基板と接触しても接合リークとして
は検出されない。このようなp型不純物拡散領域11を
形成することにより、ベース/コレクタ接合面積が増大
し、バイポーラトランジスタの動作性能を劣化させる場
合があるが、単結晶シリコン領域171のパターンエッ
ジからp型不純物拡散領域11のエッジまでの距離を限
定することにより、ベース/コレクタ間の容量の増大を
最小限に抑制することができる。
【0027】次に、図14は、前図の図13の半導体装
置と同様に非選択エピタキシャル成長層を用いた例であ
る。前図とは、絶縁膜2のベース領域が形成される開口
部にBSG膜の側壁絶縁膜16が形成されている点で相
違している。この開口部にボロンをドープした非選択エ
ピタキシャル成長によるシリコン半導体層17が形成さ
れている。シリコン半導体層17の単結晶シリコン領域
171と絶縁膜2とは、この側壁絶縁膜16を介して開
口部内で対向している。側壁絶縁膜16は、絶縁膜2の
開口部幅を調整すると共に半導体基板1の表面領域に不
純物拡散領域を形成する際の拡散源となることができ
る。次に、図15乃至図18を参照して本発明の特徴で
あるエピタキシャル成長層のパターンエッジをその上に
のせる不純物拡散領域(図1などの11)の作用効果を
説明する。図15と図16は半導体基板1の上に形成し
た選択エピタキシャル成長層(p型)3であり、SiO
2 などの絶縁膜2に被覆されており、いづれもエピタキ
シャル成長層3と半導体基板1とでダイオードを構成し
ている。ダイオードは半導体基板1の表面領域にはp型
不純物拡散領域が形成されており、金属電極29に接続
されている。
【0028】図15の半導体基板1にはp型不純物拡散
領域28が形成され、図16の半導体基板1にはp型不
純物拡散領域11が形成されている。図の様にいづれも
エピタキシャル成長層はファセットコーナーが形成され
ており、エピタキシャル成長層/半導体基板間で接合リ
ークが発生し易い箇所である。この部分を図15では1
部(1辺のみ)をp型不純物拡散領域にのせ、図16で
はファセットコーナーのすべてをp型不純物拡散領域に
乗せている。したがって図15は、参考例であり、図1
6は、本発明の実施例である。両者の順方向及び逆方向
電流−電圧特性は、図17及び図18に示す。これらの
図において縦軸が電流、横軸が電圧を表している。曲線
Aが図16に示す本発明に係るダイオード特性であり、
曲線Bが図15に示す参考例のダイオード特性である。
これらの特性図で見ると、順方向特性(If−Vf特
性)は、両者はほぼ一致しているが、逆方向特性(Ir
−Vr特性)では曲線Bの電流変化が大きくリークが生
じていることが分かる。
【0029】本発明は、半導体基板の表面領域に形成さ
れた高濃度の不純物拡散領域の上にエピタキシャル成長
層のパターンエッジを載置することを特徴としている
が、例えば、一般にpn接合において発生する空乏層幅
は、p型不純物拡散領域の不純物濃度、n型半導体基板
の不純物濃度及び印加電圧をパラメーターとして決めら
れる。したがって、例えば、図1の様にp型不純物拡散
領域11の不純物濃度をn型半導体基板1の不純物濃度
より高くしたほうが空乏層幅が小さくなるので、その結
果としてp型不純物拡散領域11のこの領域とエピタキ
シャル成長層3とが重なる部分における絶縁膜2の開口
部パターンエッジから前記領域のパターンエッジまでの
距離及び基板表面からの深さを適宜小さくできる。本発
明をエピタキシャルベース型バイポーラトランジスタに
適用する場合において、ベース濃度(p型)は、1×1
18cm-3〜1×1019cm-3、コレクタ濃度(n型)
は、1×1016cm-3〜1×1017cm-3程度である
が、本発明の特徴であるp型不純物拡散領域11(図1
参照)の不純物濃度を1×1018cm-3と低く見積もっ
ても絶縁膜2の開口部のパターンエッジからp型不純物
拡散領域のパターンエッジまでの距離もしくは基板表面
からの深さが0.5μm程度あれば20Vまでは十分耐
えられる。
【0030】したがってp型不純物拡散領域11のこの
領域とエピタキシャル成長層3とが重なる部分における
絶縁膜2の開口部パターンエッジから前記領域のパター
ンエッジまでの距離(x)は、0.5〜2.0μmが適
当である。本発明を適用することにより、接合容量が増
大することになるが前記開口部パターンエッジから不純
物拡散層のパターンエッジまでの距離を2μm以下にす
ることにより接合容量の増大を最小限に押さえることが
できる。
【0031】
【発明の効果】本発明の効果としては、選択/非選択エ
ピタキシャル成長層を用いたデバイスにおいて、選択/
非選択エピタキシャル成長層パターンエッジ部に欠陥や
ファセットが発生しても接合リーク電流の増大や耐圧の
低下を抑制することができるため半導体装置の歩留まり
を低下させることがなくなる。また、接合容量の増大を
抑制する手段として、エピ成長領域となる絶縁膜開口部
の側壁に形成した絶縁膜を拡散源として、エピ成長層と
同じ導電型の不純物拡散を形成することにより、微細な
幅を持つ拡散層を形成できるため、接合容量の増加を最
小限に抑えることができる。また、エピ成長領域となる
絶縁膜開口パターンに対して自己整合的に形成できるた
め、写真食刻工程を追加する必要がなく工程数の増加も
最小限に制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施の形態の半導体装置の断面
図。
【図2】第1の発明の実施の形態の半導体装置の平面
図。
【図3】第1の発明の実施の形態の半導体装置の断面
図。
【図4】第2の発明の実施の形態の半導体装置の断面
図。
【図5】第3の発明の実施の形態の半導体装置の断面
図。
【図6】第3の発明の実施の形態の半導体装置の製造工
程断面図。
【図7】第3の発明の実施の形態の半導体装置の製造工
程断面図。
【図8】第3の発明の実施の形態の半導体装置の製造工
程断面図。
【図9】第3の発明の実施の形態の半導体装置の製造工
程断面図。
【図10】第3の発明の実施の形態の半導体装置の製造
工程断面図。
【図11】第3の発明の実施の形態の半導体装置の製造
工程断面図。
【図12】第4の発明の実施の形態の半導体装置の断面
図。
【図13】第4の発明の実施の形態の半導体装置の断面
図。
【図14】第4の発明の実施の形態の半導体装置の断面
図。
【図15】本発明の効果を説明する半導体基板の断面図
及び平面図。
【図16】本発明の効果を説明する半導体基板の断面図
及び平面図。
【図17】ダイオードの順方向電流−電圧特性図。
【図18】ダイオードの逆方向電流−電圧特性図。
【図19】従来の半導体装置の断面図。
【図20】従来の半導体装置の断面図。
【符号の説明】
1・・・半導体基板、 2、6、12、14・・・絶
縁膜、3・・・選択エピタキシャル成長層、5、13、
81・・・多結晶シリコン膜、7、15、16・・・側
壁絶縁膜、 8・・・エミッタ電極(E)、9・・・
ベース電極(B)、 10・・・コレクタ電極
(C)、11、28・・・p型不純物拡散領域、17・
・・非選択エピタキシャル成長層、18・・・コレクタ
コンタクト領域、 21・・・絶縁膜開口部、29、
82・・・金属電極、 31・・・エミッタ領域、1
71・・・単結晶領域、 172・・・多結晶領域。
フロントページの続き (72)発明者 馬場 嘉朗 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝多摩川工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板と、 前記半導体基板上に形成され、この半導体基板が露出し
    た開口部を有する絶縁膜と、 この開口部内において前記半導体基板上に選択的にエピ
    タキシャル成長された第2導電型の半導体層とを備え、 前記半導体層の微小欠陥やファセットが形成され易い領
    域に微小欠陥やファセットが発生しても接合リーク電流
    を抑制することができるリーク電流防止手段を設けたこ
    とを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 第1導電型の半導体基板と、 前記半導体基板上に形成され、この半導体基板が露出し
    た開口部を有する絶縁膜と、 この開口部内において前記半導体基板上に選択的にエピ
    タキシャル成長された第2導電型の半導体層と、 前記半導体層と前記絶縁膜の前記開口部端部との境界の
    下及びその境界近傍の下の前記半導体基板の表面領域に
    形成された第2導電型の不純物拡散領域とを備えている
    ことを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 第1導電型の半導体基板と、 前記半導体基板上に形成され、この半導体基板が露出し
    た開口部を有する絶縁膜と、 この開口部内の前記半導体基板上及び前記絶縁膜の上に
    エピタキシャル成長した第2導電型の半導体層と、 前記半導体層と前記絶縁膜の前記開口部端部との境界の
    下及びその境界近傍の下の前記半導体基板の表面領域に
    形成された第2導電型の不純物拡散領域とを備え、前記
    半導体層は、前記半導体基板上では単結晶であり、前記
    絶縁膜上では多結晶であることを特徴とする半導体装
    置。
  4. 【請求項4】 前記絶縁膜の前記開口部には第2導電型
    の不純物が含まれている側壁絶縁膜が形成されているこ
    とを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の半導体装
    置。
  5. 【請求項5】 前記不純物拡散領域の不純物濃度は、前
    記半導体基板の不純物濃度より高いことを特徴とする請
    求項2乃至請求項4のいづれかに記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】 第1導電型の半導体基板上に形成された
    第1の絶縁膜にこの半導体基板主面が露出した開口部を
    形成する工程と、 前記第1の絶縁膜の前記開口部の側壁に第2導電型不純
    物が含まれている第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜内の前記第2導電型不純物を拡散し
    て、前記半導体基板の表面領域に第2導電型の不純物拡
    散領域を形成する工程と、 前記開口部内の前記半導体基板上に第2導電型の半導体
    層をエピタキシャル成長させる工程とを備えていること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 第1導電型の半導体基板上に形成された
    第1の絶縁膜にこの半導体基板主面が露出した開口部を
    形成する工程と、 前記絶縁膜の前記開口部の側壁に第2導電型不純物が含
    まれている第2の絶縁膜を形成する工程と、 前記第2の絶縁膜内の前記第2導電型不純物を拡散し
    て、前記半導体基板の表面領域に第2導電型の不純物拡
    散領域を形成する工程と、 前記第1の絶縁膜上及び前記開口部内の前記半導体基板
    上に第2導電型の半導体層をエピタキシャル成長させる
    工程とを備え、 前記半導体層は前記半導体基板上には単結晶が形成さ
    れ、前記第1の絶縁膜の上には多結晶が形成されている
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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