JPH09169845A - ポリシロキサン化合物の製造方法、並びにこれを用いた珪素含有硬化性組成物及び珪素含有塗膜 - Google Patents
ポリシロキサン化合物の製造方法、並びにこれを用いた珪素含有硬化性組成物及び珪素含有塗膜Info
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- JPH09169845A JPH09169845A JP7330198A JP33019895A JPH09169845A JP H09169845 A JPH09169845 A JP H09169845A JP 7330198 A JP7330198 A JP 7330198A JP 33019895 A JP33019895 A JP 33019895A JP H09169845 A JPH09169845 A JP H09169845A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 有用な珪素含有塗膜を得る。
【解決手段】 有機トリアルコキシシランに対して0.
1〜3モル倍量の水を添加して20℃以下で1〜3時間
放置又は撹拌した後40℃以上とし1時間以上放置又は
撹拌して加水分解・縮合反応を進行させることを特徴と
する珪素含有硬化性組成物の製造方法。
1〜3モル倍量の水を添加して20℃以下で1〜3時間
放置又は撹拌した後40℃以上とし1時間以上放置又は
撹拌して加水分解・縮合反応を進行させることを特徴と
する珪素含有硬化性組成物の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機トリアルコキ
シシランを加水分解・縮合してなるポリシロキサン化合
物、これを用いたコーティング剤、並びにこれらの製造
方法に関する。
シシランを加水分解・縮合してなるポリシロキサン化合
物、これを用いたコーティング剤、並びにこれらの製造
方法に関する。
【0002】珪素原子にアルコキシ基が結合したアルコ
キシシラン化合物は、アルコキシ基が樹脂等と反応しう
るため、シランカップリング剤として用いられている。
また、アルコキシ基の加水分解・縮合により(Si−
O)単位の連続したポリシロキサン化合物を生成するこ
とができる。
キシシラン化合物は、アルコキシ基が樹脂等と反応しう
るため、シランカップリング剤として用いられている。
また、アルコキシ基の加水分解・縮合により(Si−
O)単位の連続したポリシロキサン化合物を生成するこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アルコ
キシ基の加水分解及びこれに引き続く縮合反応は、生成
物であるポリシロキサン化合物は条件によってはゲル化
しやすい等の理由のため、未だ充分に理論的解明が成さ
れておらず、また反応制御も困難であった。
キシ基の加水分解及びこれに引き続く縮合反応は、生成
物であるポリシロキサン化合物は条件によってはゲル化
しやすい等の理由のため、未だ充分に理論的解明が成さ
れておらず、また反応制御も困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、アルコキシ
シラン化合物のうち特定のものについて、加水分解・縮
合反応の条件、及び得られた縮合物の性質を検討したと
ころ、この縮合物が特定用途に特に優れた特性を発揮す
ることを見いだし、本発明に到達した。すなわち、本発
明は、有機トリアルコキシシランに対して0.1〜3モ
ル倍量の水を添加して20℃以下で1〜3時間放置又は
撹拌した後40℃以上とし1時間以上放置又は撹拌して
加水分解・縮合反応を進行させることを特徴とする珪素
含有硬化性組成物の製造方法、等に存する。
シラン化合物のうち特定のものについて、加水分解・縮
合反応の条件、及び得られた縮合物の性質を検討したと
ころ、この縮合物が特定用途に特に優れた特性を発揮す
ることを見いだし、本発明に到達した。すなわち、本発
明は、有機トリアルコキシシランに対して0.1〜3モ
ル倍量の水を添加して20℃以下で1〜3時間放置又は
撹拌した後40℃以上とし1時間以上放置又は撹拌して
加水分解・縮合反応を進行させることを特徴とする珪素
含有硬化性組成物の製造方法、等に存する。
【0005】
【発明の実施の形態】まず、本発明ではポリシロキサン
化合物の原料として、有機トリアルコキシシランが用い
られる。ここで有機トリアルコキシシランとは、珪素原
子に1個の有機基と3個のアルコキシ基が結合した化合
物である。すなわち一般式 RSi(OR')3 (R=炭素数
1〜4で表されるアルキル基、ビニル基、フェニル基
で、R'=炭素数1〜4のアルキル基)、を持つ有機ト
リアルコキシシランである。
化合物の原料として、有機トリアルコキシシランが用い
られる。ここで有機トリアルコキシシランとは、珪素原
子に1個の有機基と3個のアルコキシ基が結合した化合
物である。すなわち一般式 RSi(OR')3 (R=炭素数
1〜4で表されるアルキル基、ビニル基、フェニル基
で、R'=炭素数1〜4のアルキル基)、を持つ有機ト
リアルコキシシランである。
【0006】具体的には、メチルトリメトキシシラン、
メチルトリエトキシシラン、メチルトリプロピオキシシ
ラン、メチルブトキシシラン、エチルトリメトキシシラ
ン、エチルトリエトキシシラン、エチルトリプロピオキ
シシラン、エチルトリブトキシシラン、プロピルトリメ
トキシシラン、プロピルトリエトキシシラン、プロピル
トリプロピオキシシラン、プロピルトリブトキシシラ
ン、ブチルトリメトキシシラン、ブチルトリエトキシシ
ラン、ブチルトリプロピオキシシラン、ブチルトリブト
キシシランが挙げられ、これらを単独又は2種類以上混
合して使用できる。R’の炭素数が多くなると、加水分
解及び縮合反応の速度が遅くなり所望のシロキサン化合
物を得るのが困難である場合があるので、炭素数は1〜
4が好ましく、更に好ましくは炭素数1〜2が良い。
メチルトリエトキシシラン、メチルトリプロピオキシシ
ラン、メチルブトキシシラン、エチルトリメトキシシラ
ン、エチルトリエトキシシラン、エチルトリプロピオキ
シシラン、エチルトリブトキシシラン、プロピルトリメ
トキシシラン、プロピルトリエトキシシラン、プロピル
トリプロピオキシシラン、プロピルトリブトキシシラ
ン、ブチルトリメトキシシラン、ブチルトリエトキシシ
ラン、ブチルトリプロピオキシシラン、ブチルトリブト
キシシランが挙げられ、これらを単独又は2種類以上混
合して使用できる。R’の炭素数が多くなると、加水分
解及び縮合反応の速度が遅くなり所望のシロキサン化合
物を得るのが困難である場合があるので、炭素数は1〜
4が好ましく、更に好ましくは炭素数1〜2が良い。
【0007】上記の原料有機トリアルコキシシランを、
加水分解・縮合して(Si−O)鎖を有するポリシロキ
サン化合物とする。加水分解・縮合を行うには、まず有
機トリアルコキシシランをメタノール、エタノール、イ
ソプロパノール、等のアルコール類又はアセトン等のケ
トン類に溶解する。アルコールの炭素数は特に制限され
ないが、入手し易さ、アルコールの臭い等を考慮すると
炭素数が1〜3のアルコールが好ましく使用される。有
機溶媒の使用量は特に制限されるものではないが、加水
分解に使用する水及び、必要に応じて触媒を添加した有
機トリアルコキシシランが均一な溶液となる量以上は必
要である。通常、アルコキシシランの重量に対して10
重量%以上使用する。
加水分解・縮合して(Si−O)鎖を有するポリシロキ
サン化合物とする。加水分解・縮合を行うには、まず有
機トリアルコキシシランをメタノール、エタノール、イ
ソプロパノール、等のアルコール類又はアセトン等のケ
トン類に溶解する。アルコールの炭素数は特に制限され
ないが、入手し易さ、アルコールの臭い等を考慮すると
炭素数が1〜3のアルコールが好ましく使用される。有
機溶媒の使用量は特に制限されるものではないが、加水
分解に使用する水及び、必要に応じて触媒を添加した有
機トリアルコキシシランが均一な溶液となる量以上は必
要である。通常、アルコキシシランの重量に対して10
重量%以上使用する。
【0008】触媒として塩酸、硫酸、硝酸、燐酸等の無
機酸又は蟻酸、酢酸、クエン酸、シュウ酸、マレイン
酸、リンゴ酸等の有機酸を使用できる。使用する触媒の
量はアルキルトリアルコキシシランに対して0.001
〜0.5モル倍、好ましくは0.005〜0.3モル
倍、最も好ましくは0.01〜0.2モル倍である。
機酸又は蟻酸、酢酸、クエン酸、シュウ酸、マレイン
酸、リンゴ酸等の有機酸を使用できる。使用する触媒の
量はアルキルトリアルコキシシランに対して0.001
〜0.5モル倍、好ましくは0.005〜0.3モル
倍、最も好ましくは0.01〜0.2モル倍である。
【0009】加水分解に使用する水の量は、有機トリア
ルコキシシラン1モルに対して、0.1〜3モル倍であ
る。更に好ましくは0.3〜2モル倍、最も好ましくは
0.5〜1.8モル倍である。
ルコキシシラン1モルに対して、0.1〜3モル倍であ
る。更に好ましくは0.3〜2モル倍、最も好ましくは
0.5〜1.8モル倍である。
【0010】加水分解・縮合反応に際しては、まず60
℃以下の温度で3時間以内、液を放置するか、又は撹拌
してもよい。有機トリアルコキシシランのアルコキシ基
が部分的に加水分解されOH基を有する部分加水分解物
が生成する。この部分加水分解物は徐々に縮合反応を開
始するので、加水分解を速やかに行い、生成したOHの
縮合を押さえ、充分に加水分解を進行させるためには、
上述の加水分解触媒を使用し、比較的低温度で短時間反
応を行うのが好ましい。好ましくは20℃以下で2時間
更に好ましくは10℃以下で1時間以内に行うのが良
い。
℃以下の温度で3時間以内、液を放置するか、又は撹拌
してもよい。有機トリアルコキシシランのアルコキシ基
が部分的に加水分解されOH基を有する部分加水分解物
が生成する。この部分加水分解物は徐々に縮合反応を開
始するので、加水分解を速やかに行い、生成したOHの
縮合を押さえ、充分に加水分解を進行させるためには、
上述の加水分解触媒を使用し、比較的低温度で短時間反
応を行うのが好ましい。好ましくは20℃以下で2時間
更に好ましくは10℃以下で1時間以内に行うのが良
い。
【0011】こうして加水分解を進行させた後、主に縮
合反応を進行させるべく、必要に応じ加熱して、40℃
以上の温度とするのが望ましい。1時間〜24時間の範
囲で放置又は撹拌するのが好ましい。更に好ましくは5
0℃以上で1時間〜10時間、最も好ましくは60℃以
上で2〜7時間である。縮合反応を進行させるには、乾
燥不活性ガスを封入して外部から雰囲気からの水分を入
らないようにして行うのが好ましく、乾燥不活性ガスの
封入は加水分解時から行っても良い。乾燥不活性ガスは
常に液面上に通気して反応系内の有機溶媒を揮発させな
がら行うのが、反応の進行を速めるのに役立つ。
合反応を進行させるべく、必要に応じ加熱して、40℃
以上の温度とするのが望ましい。1時間〜24時間の範
囲で放置又は撹拌するのが好ましい。更に好ましくは5
0℃以上で1時間〜10時間、最も好ましくは60℃以
上で2〜7時間である。縮合反応を進行させるには、乾
燥不活性ガスを封入して外部から雰囲気からの水分を入
らないようにして行うのが好ましく、乾燥不活性ガスの
封入は加水分解時から行っても良い。乾燥不活性ガスは
常に液面上に通気して反応系内の有機溶媒を揮発させな
がら行うのが、反応の進行を速めるのに役立つ。
【0012】ここで乾燥不活性ガスとは窒素、アルゴ
ン、ネオン、ヘリウム、炭酸ガス等の酸化作用のない気
体でその露点が10℃以下以下のものを言う。溶媒の除
去を加速するために、上記の乾燥不活性ガス封入以外の
方法として、反応系を600mmHg以下の減圧状態にした
り、窒素、アルゴン等の乾燥した乾燥不活性ガスを反応
液中に吹き込み、溶媒の揮発を加速させても良い。な
お、溶媒の除去は、縮合反応の進行時に行うのが望まし
い。
ン、ネオン、ヘリウム、炭酸ガス等の酸化作用のない気
体でその露点が10℃以下以下のものを言う。溶媒の除
去を加速するために、上記の乾燥不活性ガス封入以外の
方法として、反応系を600mmHg以下の減圧状態にした
り、窒素、アルゴン等の乾燥した乾燥不活性ガスを反応
液中に吹き込み、溶媒の揮発を加速させても良い。な
お、溶媒の除去は、縮合反応の進行時に行うのが望まし
い。
【0013】この様にして得られるポリシロキサン化合
物は、無色・透明の液体である。GPCで測定した重量
平均分子量は1,000〜40,000、多くは2,0
00〜40,000である。
物は、無色・透明の液体である。GPCで測定した重量
平均分子量は1,000〜40,000、多くは2,0
00〜40,000である。
【0014】反応条件によっては、ポリシロキサン化合
物が白濁する場合がある。この白濁を除く必要がある場
合には、例えば遠心沈降で白色析出物を沈降分離させる
か、又は有機溶媒で希釈し、粘度を下げた状態で沈降白
色粒子を静置、沈降させるか又は濾別すればよい。
物が白濁する場合がある。この白濁を除く必要がある場
合には、例えば遠心沈降で白色析出物を沈降分離させる
か、又は有機溶媒で希釈し、粘度を下げた状態で沈降白
色粒子を静置、沈降させるか又は濾別すればよい。
【0015】上記のポリシロキサン化合物はそのまま塗
布液として用いることもできるが、好ましくはこれを溶
媒で希釈して、粘度を調整した方が塗膜の厚さを制御し
やすい。希釈した溶液のポリシロキサン化合物の含有量
は、5〜90重量%の範囲とするのが使いやすい。好ま
しい範囲は10%〜60重量%である。希釈に使用する
有機溶媒は水を含まず、ポリシロキサン化合物を溶解す
るものならば制限なく使用できる。例えばメタノール、
エタノール等のアルコール類、アセトン等のケトン類、
THF等があげられる。
布液として用いることもできるが、好ましくはこれを溶
媒で希釈して、粘度を調整した方が塗膜の厚さを制御し
やすい。希釈した溶液のポリシロキサン化合物の含有量
は、5〜90重量%の範囲とするのが使いやすい。好ま
しい範囲は10%〜60重量%である。希釈に使用する
有機溶媒は水を含まず、ポリシロキサン化合物を溶解す
るものならば制限なく使用できる。例えばメタノール、
エタノール等のアルコール類、アセトン等のケトン類、
THF等があげられる。
【0016】ポリシロキサン化合物含有量の測定は、ポ
リシロキサン化合物自体又は溶媒希釈したポリシロキサ
ン化合物を一定量ビーカーまたはシャーレに採取し、真
空乾燥機にて入れ、10mmHg以下に減圧し、50℃で揮
発分を蒸発させて測定することができる。
リシロキサン化合物自体又は溶媒希釈したポリシロキサ
ン化合物を一定量ビーカーまたはシャーレに採取し、真
空乾燥機にて入れ、10mmHg以下に減圧し、50℃で揮
発分を蒸発させて測定することができる。
【0017】珪素含有塗膜の形成は、溶媒希釈したポリ
シロキサン化合物を基材にそのまま塗っても良いが、シ
ュウ酸等の有機酸の水溶液を添加した後、塗布しても良
い。塗装方法は特に限定されないが、一般的な刷毛塗
り、スプレーによる吹き付け、ディップ法等あらゆる方
法が使用できる。
シロキサン化合物を基材にそのまま塗っても良いが、シ
ュウ酸等の有機酸の水溶液を添加した後、塗布しても良
い。塗装方法は特に限定されないが、一般的な刷毛塗
り、スプレーによる吹き付け、ディップ法等あらゆる方
法が使用できる。
【0018】塗布膜の硬化は自然乾燥させても良いが、
硬化を促進するために加熱しても良い。加熱温度は50
℃から400℃の範囲が使用できるが、400℃に近づ
くと有機物が一部炭化して塗膜に着色する場合があるた
め、好ましくは50℃〜300℃がよい。60〜150
℃で行えば、実用的であり、かつ充分な硬度を容易に得
ることができる。
硬化を促進するために加熱しても良い。加熱温度は50
℃から400℃の範囲が使用できるが、400℃に近づ
くと有機物が一部炭化して塗膜に着色する場合があるた
め、好ましくは50℃〜300℃がよい。60〜150
℃で行えば、実用的であり、かつ充分な硬度を容易に得
ることができる。
【0019】また、硬化触媒を使用しても良く、硬化触
媒としては錫、鉛、鉄、コバルト、マンガン、亜鉛等の
有機化合物が触媒効果が認められる。例えば亜鉛オクテ
ート、ジブチル錫ラウリレート、コバルトカルボキシレ
ート、マンガンカルボキシレート等がある。これらの触
媒の添加量は触媒の種類によっても異なるが、通常不揮
発分に対して10%重量以下である。これら触媒の使用
と同時に加熱も併用することにより使用量を削減でき
る。塗布する基板としては、金属基材、セラミック製基
材、合成樹脂基材のいずれを用いても密着性に優れた塗
膜を得ることができる。
媒としては錫、鉛、鉄、コバルト、マンガン、亜鉛等の
有機化合物が触媒効果が認められる。例えば亜鉛オクテ
ート、ジブチル錫ラウリレート、コバルトカルボキシレ
ート、マンガンカルボキシレート等がある。これらの触
媒の添加量は触媒の種類によっても異なるが、通常不揮
発分に対して10%重量以下である。これら触媒の使用
と同時に加熱も併用することにより使用量を削減でき
る。塗布する基板としては、金属基材、セラミック製基
材、合成樹脂基材のいずれを用いても密着性に優れた塗
膜を得ることができる。
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明する。なお、試験方法は以下の通りである。
明する。なお、試験方法は以下の通りである。
【0020】[塗膜の密着試験]先端が鋭利なカッター
ナイフで試料表面に1mm×1mmのます目を100個
付けた後、市販のセロテープを貼り付け、すばやくはが
した時に残ったます目の数で表示した。
ナイフで試料表面に1mm×1mmのます目を100個
付けた後、市販のセロテープを貼り付け、すばやくはが
した時に残ったます目の数で表示した。
【0021】[耐擦傷性試験]芯を尖らせた1〜9Hの
鉛筆で線を引き傷の有無で判定した。
鉛筆で線を引き傷の有無で判定した。
【0022】(実施例1)200mlのフラスコにメチル
トリメトキシシラン45.4gとエタノールを注加し、
攪拌下で内温を3℃に冷却した。塩酸と脱塩水をメチル
トリメトキシシランに対し、各々0.105モル比、
1.30モル比添加した。10分間7〜8℃で攪拌した
後、冷却を停止し、更に10分攪拌を継続した。続いて
70℃に加熱し、4時間攪拌をする。反応開始前から窒
素ガスを通気して、外部からの水分侵入を防ぐと共に、
70℃加熱中にエタノールを蒸発除去した。
トリメトキシシラン45.4gとエタノールを注加し、
攪拌下で内温を3℃に冷却した。塩酸と脱塩水をメチル
トリメトキシシランに対し、各々0.105モル比、
1.30モル比添加した。10分間7〜8℃で攪拌した
後、冷却を停止し、更に10分攪拌を継続した。続いて
70℃に加熱し、4時間攪拌をする。反応開始前から窒
素ガスを通気して、外部からの水分侵入を防ぐと共に、
70℃加熱中にエタノールを蒸発除去した。
【0023】得られた反応生成物は、粘稠で少し白濁し
ていた。ここにエタノールを50g加え、白濁液をメン
ブランフィルターで濾別し、除去し、無色で透明な反応
液をえた。この液状物をテトラヒドロフランで希釈して
GPC分析したところ、重量平均分子量(ポリスチレン
換算)は6,825であった。GPC分析は、「Sho
dex」カラムKF−805L(昭和電工(株)製)、
溶媒としてベンゼンを用いて行った。得られたGPCチ
ャートを図1に示す。
ていた。ここにエタノールを50g加え、白濁液をメン
ブランフィルターで濾別し、除去し、無色で透明な反応
液をえた。この液状物をテトラヒドロフランで希釈して
GPC分析したところ、重量平均分子量(ポリスチレン
換算)は6,825であった。GPC分析は、「Sho
dex」カラムKF−805L(昭和電工(株)製)、
溶媒としてベンゼンを用いて行った。得られたGPCチ
ャートを図1に示す。
【0024】上記の液状物をエタノール希釈して固形分
50%に調整し、ステンレススチール板に刷毛で塗り、
100℃で5時間処理をすると、透明で無色の塗膜を得
た。ステンレス板を360度曲げても膜は剥離せず残っ
ていた。耐擦傷試験で鉛筆硬度を測定したところ、7H
に相当した。密着試験の結果は100/100と、良好
な密着性を示した。
50%に調整し、ステンレススチール板に刷毛で塗り、
100℃で5時間処理をすると、透明で無色の塗膜を得
た。ステンレス板を360度曲げても膜は剥離せず残っ
ていた。耐擦傷試験で鉛筆硬度を測定したところ、7H
に相当した。密着試験の結果は100/100と、良好
な密着性を示した。
【0025】
【発明の効果】本発明により、硬度、密着性共に優れた
珪素含有塗膜を形成しうる硬化性組成物を得ることがで
きる。
珪素含有塗膜を形成しうる硬化性組成物を得ることがで
きる。
【図1】 実施例1で得られたポリシロキサン化合物の
GPCチャートを示す図
GPCチャートを示す図
Claims (16)
- 【請求項1】 有機トリアルコキシシランに対して0.
1〜3モル倍量の水を添加して20℃以下で1〜3時間
放置又は撹拌した後40℃以上とし1時間以上放置又は
撹拌して加水分解・縮合反応を進行させることを特徴と
するポリシロキサン化合物の製造方法。 - 【請求項2】 40℃以上の温度域において溶媒を除去
しつつ反応を進行させることを特徴とする請求項1記載
のポリシロキサン化合物の製造方法。 - 【請求項3】 5℃以下で1〜3時間放置又は撹拌を行
うことを特徴とする請求項1又は2記載のポリシロキサ
ン化合物の製造方法。 - 【請求項4】 酸触媒を、有機トリアルコキシシランに
対して0.1〜0.2モル倍量添加して加水分解・縮合
反応を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
記載のポリシロキサン化合物の製造方法。 - 【請求項5】 水を有機トリアルコキシシランに対して
1.2〜1.4モル倍量添加して加水分解・縮合反応を
行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
ポリシロキサン化合物の製造方法。 - 【請求項6】 有機トリアルコキシシランがメチルトリ
メトキシシランであることを特徴とする請求項1〜5の
いずれかに記載のポリシロキサン化合物の製造方法。 - 【請求項7】 重量平均分子量が2,000〜40,0
00である請求項1〜6のいずれかに記載のポリシロキ
サン化合物の製造方法。 - 【請求項8】 有機トリアルコキシシランを加水分解・
縮合して得られるポリシロキサン化合物を含有する珪素
含有硬化性組成物。 - 【請求項9】 ポリシロキサン化合物5〜90重量%と
有機溶媒とからなる請求項8記載の珪素含有硬化性組成
物。 - 【請求項10】 ポリシロキサン化合物が請求項1〜7
に記載の製造方法で得られたものであることを特徴とす
る請求項8又は9記載の珪素含有硬化性組成物。 - 【請求項11】 不揮発成分を30〜60重量%含有す
る請求項8〜10のいずれかに記載の珪素含有硬化性組
成物。 - 【請求項12】 請求項8〜11のいずれかに記載の珪
素含有硬化性組成物を金属基材に塗布し、硬化してなる
珪素含有塗膜。 - 【請求項13】 請求項8〜11のいずれかに記載の珪
素含有硬化性組成物をセラミック製基材に塗布し、硬化
してなる珪素含有塗膜。 - 【請求項14】 請求項8〜11のいずれかに記載の珪
素含有硬化性組成物を合成樹脂基材に塗布し、硬化して
なる珪素含有塗膜。 - 【請求項15】 請求項8〜11のいずれかに記載の珪
素含有硬化性組成物を基材に塗布し、60〜150℃に
加熱することにより硬化してなる珪素含有塗膜。 - 【請求項16】 請求項8〜11のいずれかに記載の珪
素含有硬化性組成物を基材に塗布し、硬化してなる鉛筆
硬度7H以上で透明な珪素含有塗膜。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7330198A JPH09169845A (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | ポリシロキサン化合物の製造方法、並びにこれを用いた珪素含有硬化性組成物及び珪素含有塗膜 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7330198A JPH09169845A (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | ポリシロキサン化合物の製造方法、並びにこれを用いた珪素含有硬化性組成物及び珪素含有塗膜 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09169845A true JPH09169845A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=18229938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7330198A Pending JPH09169845A (ja) | 1995-12-19 | 1995-12-19 | ポリシロキサン化合物の製造方法、並びにこれを用いた珪素含有硬化性組成物及び珪素含有塗膜 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09169845A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002241693A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-08-28 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | コーティング用組成物及び光学部材 |
| JP2003041033A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Takiron Co Ltd | ハードコート成形品 |
| KR20170127547A (ko) * | 2016-02-29 | 2017-11-21 | 와커 헤미 아게 | 히드록시기 및 알콕시기를 함유하는 실리콘 수지의 제조 방법 |
-
1995
- 1995-12-19 JP JP7330198A patent/JPH09169845A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002241693A (ja) * | 2001-02-14 | 2002-08-28 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | コーティング用組成物及び光学部材 |
| JP2003041033A (ja) * | 2001-07-31 | 2003-02-13 | Takiron Co Ltd | ハードコート成形品 |
| KR20170127547A (ko) * | 2016-02-29 | 2017-11-21 | 와커 헤미 아게 | 히드록시기 및 알콕시기를 함유하는 실리콘 수지의 제조 방법 |
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