JPH09169949A - 製缶用塗料 - Google Patents

製缶用塗料

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JPH09169949A
JPH09169949A JP33091595A JP33091595A JPH09169949A JP H09169949 A JPH09169949 A JP H09169949A JP 33091595 A JP33091595 A JP 33091595A JP 33091595 A JP33091595 A JP 33091595A JP H09169949 A JPH09169949 A JP H09169949A
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JP
Japan
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bisphenol
epoxy resin
coating
component
resin
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JP33091595A
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Toshinori Moriga
俊典 森賀
Shunji Kojima
瞬治 小島
Seishichi Kobayashi
誠七 小林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低溶剤含有量での塗装作業性に優れ、低温短
時間硬化性を有し、硬化後の塗膜が高加工性、高耐食
性、内容物中への低溶出性を有する製缶用エポキシ系塗
料を提供するにある。 【解決手段】 モル比が5:5乃至8:2のビスフェノ
ールAとビスフェノールFとから誘導された数平均分子
量8000乃至15000の共重合エポキシ樹脂と、メ
チロール基含有熱硬化性樹脂硬化剤とを含有して成るこ
とを特徴とする製缶用塗料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エポキシ樹脂系の
製缶用塗料に関するもので、より詳細には、ビスフェノ
ールAとビスフェノールFとから誘導された共重合エポ
キシ樹脂を含有し、低溶剤含有量での塗装作業性に優
れ、低温短時間硬化性を有し、硬化後の塗膜が高加工
性、高耐食性、内容物中への低溶出性を有する製缶用塗
料に関する。
【0002】
【従来の技術】製罐業においては、金属を保護する有機
塗膜は、缶胴の場合、高度の絞り加工、多重ネックイン
加工、ビード加工等の厳しい機械加工を受けるので十分
な加工性を有することが要求される。また、イージィ・
オープン・エンド等の缶蓋の場合も、スコア加工、リベ
ット加工等の過酷な加工を受けるので、優れた加工性と
耐食性とが要求される。
【0003】従来優れた加工性を有し、耐食性、耐薬品
性などの実用性能をも満足する製缶用塗料として、エポ
キシ系塗料が広く使用されている。
【0004】本発明者らの提案にかかる特公平6−21
270号公報には、ビスフェノール類とエピハロヒドリ
ンとの重縮合により得られ、数平均分子量が11000
乃至30000で且つ分岐度(NBR)が2乃至15%で
あるエポキシ樹脂と硬化剤樹脂とを配合して成ることを
特徴とする高加工性エポキシ系塗料が記載されている。
【0005】また、エポキシ系塗膜の加工性を改善する
ために、エポキシ樹脂の分子量を上げること、及びエポ
キシ樹脂に対する硬化剤樹脂の使用比率を下げる等の手
段が採用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記対
応策では塗膜の品質上未だ改善すべき問題がある。即
ち、前者の手段では、エポキシ樹脂の分子量を高くすれ
ば塗膜の密着性が低下し、加熱殺菌処理等で塗膜が浮
き、塗装罐の耐食性が低下しやすい。又後者の手段で
は、エポキシ樹脂成分の比率が高くなれば、内容品から
金属への水分或いは腐食成分が透過しやすくなり、塗装
罐の耐食性が低下する。更に、最終硬化塗膜中に低分子
量のエポキシ樹脂分が未硬化の状態で残留するようにな
り、これが内容物中に溶出することから衛生的特性及び
香味保持性の点から好ましくない。
【0007】更に、溶剤系塗料の場合、エポキシ樹脂の
分子量が高くなれば、塗料の粘度が高くなって、塗装作
業性が低下し、良好な塗装作業性を保つためには、有機
溶剤の使用量を多くしなければならず、溶剤コスト及び
塗膜焼き付けのためのエネルギーコストが増大し、また
環境汚染の問題を生じ、これを防止するためには排気処
理のためのコストが増大する。
【0008】また、金属板上の塗膜は、可及的に低温で
焼き付けることが可能であるのが望ましい。即ち、高温
の塗膜焼き付けでは、アルミニウム等の金属にダメージ
を与えるおそれが大きいからである。
【0009】従って、本発明の目的は、低溶剤含有量で
の塗装作業性に優れ、低温短時間硬化性を有し、硬化後
の塗膜が高加工性、高耐食性、内容物中への低溶出性を
有する製缶用エポキシ系塗料を提供するにある。
【0010】本発明の他の目的は、缶蓋へのコイルコー
テイングに適用でき、高度の加工性を有するエポキシ系
塗料を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、モル比
が5:5乃至8:2のビスフェノールAとビスフェノー
ルFとから誘導された数平均分子量8000乃至150
00の共重合エポキシ樹脂と、メチロール基含有熱硬化
性樹脂硬化剤とを含有して成ることを特徴とする製缶用
塗料が提供される。
【0012】上記共重合エポキシ樹脂はビスフェノール
AのジグリシジルエーテルとビスフェノールFまたはビ
スフェノールF及びビスフェノールAの混合物とから誘
導された共重合エポキシ樹脂であることが好ましい。
【0013】用いるビスフェノールFはo−o及びo−
pメチレン結合のものを60モル%以上含有するもので
あるのがよい。
【0014】また、上記共重合エポキシ樹脂は分子量1
000以下の成分を2重量%未満の量で含有する共重合
エポキシ樹脂であるのがよい。
【0015】共重合エポキシ樹脂は1分子当りのエポキ
シ基の平均数が0.6乃至1.5の範囲にあるのがよ
い。
【0016】メチロール基含有熱硬化性樹脂硬化剤は、
レゾール型フェノール樹脂、特にビスフェノールFとホ
ルムアルデヒドとから導されたレゾール型フェノール樹
脂であることが好ましい。
【0017】上記レゾール型フェノール樹脂は、エポキ
シ樹脂100重量部当り1乃至10重量部の量で存在す
るのが好適である。
【0018】
【作用】本発明のエポキシ系塗料は、モル比が5:5乃
至8:2のビスフェノールAとビスフェノールFとから
誘導された数平均分子量8000乃至15000の共重
合エポキシ樹脂を含有していることが顕著な特徴であ
り、この共重合エポキシ樹脂の使用により、低溶剤含有
量での優れた塗装作業性、低温短時間硬化性、並びに硬
化後の塗膜の高加工性、高耐食性、及び内容物中への低
溶出性が得られる。
【0019】即ち、後述する例に示すとおり、エポキシ
樹脂中のビスフェノール成分が全てビスフェノールAか
ら成る塗料(比較例9)では、固形分濃度15%で既に
115秒(#4カップ、25℃)の粘度を示し、またエ
ポキシ樹脂中のビスフェノール成分中のビスフェノール
Fのモル比が本発明の範囲を下回る塗料(比較例1)で
は、固形分濃度19%で120秒の粘度を示すのに対し
て、エポキシ樹脂中のビスフェノール成分中のビスフェ
ノールA:ビスフェノールFのモル比が本発明の範囲に
ある塗料では、固形分濃度23%或いはそれ以上でも、
上記と同様或いはそれよりも低い粘度を示すのであっ
て、本発明の塗料は、塗装作業性に優れ、溶剤使用量を
低減できるという作用効果を示すことが明らかである。
【0020】また、ビスフェノール成分中のビスフェノ
ールFのモル比が本発明の範囲を下回る塗料(上記比較
例1及び9)では、到達最高温度(PMT)250℃、
20秒間の条件では、形成される塗膜がレトルト殺菌時
に白化し、低温短時間硬化が困難であり、またレトルト
時に塗料成分が内容物中に溶出し、更に加工部の耐食性
においても未だ不十分である。この傾向は、PMT27
0℃、20秒間の硬化でも尚認められる。
【0021】一方、ビスフェノール成分中のビスフェノ
ールFのモル比が本発明の範囲を上回る塗料(比較例1
0)では、塗料の粘度を低い範囲に保つという点では、
満足できるとしても、低温短時間硬化性が不十分であ
り、到達最高温度(PMT)250℃、20秒間の条件
では、形成される塗膜がレトルト殺菌時に白化し、また
レトルト時に塗料成分が内容物中に溶出する傾向があ
る。この塗料を到達最高温度(PMT)270℃、30
秒間の条件で焼き付けた場合には、上記の塗膜の白化
や、内容物中への溶出傾向が解消されるが、このような
高温焼き付けでは、塗装板の缶蓋への加工、即ちスコア
加工、リベット加工等に際して塗膜の耐腐食性が低下す
る傾向が大きい。
【0022】本発明で用いる共重合エポキシ樹脂は、モ
ル比が5:5乃至8:2のビスフェノールAとビスフェ
ノールFとから誘導されていることに加えて、数平均分
子量が8000乃至15000の範囲にあることも、前
記組み合わせ特性に関して重要である。
【0023】共重合エポキシ樹脂の数平均分子量が上記
範囲を下回る場合(比較例4)には、レトルト時に塗膜
の白化や、内容物中への溶出傾向を生じ、更に塗装板の
缶蓋への加工、即ちスコア加工、リベット加工等に際し
て塗膜の耐腐食性が低下する傾向も大きい。
【0024】一方、共重合エポキシ樹脂の数平均分子量
が上記範囲を上回ると、塗膜の白化や、内容物中への溶
出傾向の点では問題がないとしても、塗装板の缶蓋への
加工、即ちスコア加工、リベット加工等に際して塗膜の
耐腐食性が低下する傾向がある。
【0025】共重合エポキシ樹脂は、分子量1000以
下の成分を2重量%以下の量で含有することも、硬化後
の塗膜の高加工性、高耐食性、及び内容物中への低溶出
性の点で重要である。上記低分子量成分の含有量が大き
くなると、これらの特性が低下するようになる(比較例
4乃至6及び10)。
【0026】共重合エポキシ樹脂の原料となるビスフェ
ノールFは、o−o及びo−pメチレン結合のものを6
0モル%以上含有することが、低溶剤含有量での優れた
塗装作業性を確保し、低温短時間硬化性を達成する上で
重要である。上記o−o及びo−pメチレン結合のもの
が60モル%を下回るビスフェノールFから誘導された
共重合エポキシ樹脂では、塗料粘度が高くなり、低温硬
化性にも欠ける(比較例5)。
【0027】本発明に用いる共重合エポキシ樹脂は、通
常のビスエポキシドとは異なり、1分子当たりのエポキ
シ基の数が2未満であり、特に0.6乃至1.5の範囲
にある。1分子当たりのエポキシ基の数が0.6未満の
ものや1.5を越えるものは、上記範囲内のものに比し
て、組み合わせ特性の何れかにおいて劣っている(比較
例4、6及び10)。
【0028】上記共重合エポキシ樹脂は、メチロール基
含有熱硬化性樹脂、特にレゾール型フェノール樹脂、最
も好適にはビスフェノールFとホルムアルデヒドとから
誘導されたレゾール型フェノール樹脂と組み合わせて使
用するのがよく、上記硬化剤樹脂は、共重合エポキシ樹
脂100重量部当たり1乃至10重量部の量で用いるの
がよい。
【0029】硬化剤樹脂の使用量が上記範囲よりも少な
いときには、形成される塗膜の耐熱水性が低く、加工後
の耐腐食性も不十分であり、この塗料を用いた蓋はフェ
ザリングを発生しやすい(比較例8)。一方、硬化剤樹
脂の量が上記範囲よりも多いと、内容物中への塗料成分
の溶出が大きく、加工後の耐腐食性も劣る(比較例
7)。
【0030】本発明の共重合エポキシ樹脂は、モル比が
5:5乃至8:2のビスフェノールAとビスフェノール
Fとから誘導されたものであれば、任意の共重合方式の
エポキシ樹脂であってよいが、ビスフェノールAのジグ
リシジルエーテルとビスフェノールFまたはビスフェノ
ールF及びビスフェノールAの混合物とから誘導された
共重合エポキシ樹脂であることが好ましい。
【0031】先ず原料として用いるビスフェノールFに
ついて説明する。
【0032】[ビスフェノールF]ビスフェノールFは
フェノールとホルムアルデヒドとの反応から誘導され
る。反応はフェノール/ホルムアルデヒドのモル比が3
乃至6というようなフェノール過剰下で行われ、触媒と
しては蓚酸、塩酸、硫酸、パラトルエンスルホン酸、あ
るいはリン酸のような強酸や、二価金属の塩や酸化物等
が用いられる。反応温度としては40乃至120℃、反
応時間としては30分乃至4時間程度が適当である。ホ
ルムアルデヒドとしては通常30乃至55%の水溶液
(ホルマリン)が用いられ、融点40.9℃のフェノー
ルも通常少量の水と混合され液状で取扱われる。反応時
のpHとしては1乃至7の適当なpHに調整され、pH
1乃至4の酸性条件下ではp−メチレン結合含量の高い
ビスフェノールFが生成し、pH4乃至7の弱酸性領域
では、Mn、Ca、Mg、Zn、Cd、Pb、Cu、C
o、Ni等の二価金属塩や酸化物を触媒として用いた場
合にo−メチレン結合含量の高いビスフェノールFが得
られる。o−メチレン結合を得るために特に好適な二価
金属塩は、Zn、Mn、Mg等の酢酸塩である。
【0033】反応懸濁液からは水が分離除去され、必要
な場合は触媒の中和や生成物の水洗が行われる。次いで
一般的には常圧蒸留で脱水され、減圧蒸留で残留フェノ
ールが除かれる。得られたビスフェノールFには2,
2’−、2,4’−、4,4’−ジヒドロキシジフェニ
ルメタンの3種の2核体フェノールの他、3核体や4核
体等の多核体が含まれており、2核体フェノールだけを
精製する場合は減圧蒸留法で行われる。更に蒸留法や溶
剤からの再結晶法を用いて3種の2核体フェノールのそ
れぞれを単離することも可能である。ビスフェノールF
の精製には通常蒸留精製法が用いられるが、溶剤からの
再結晶法を用いてもなんら差支えない。再結晶溶剤とし
てはブタノール等のアルコール、アセトン、ベンゼン、
トルエン等、あるいはこれらの混合溶剤が用いられる。
ビスフェノールFの製造中に少量副生するジメチレンエ
ーテル結合は、精製中に150乃至160℃の加熱ステ
ージを設けることによってメチレン結合に変換すること
ができる。
【0034】得られたビスフェノールFは高速液体クロ
マトグラフィー(HPLC)によって分析することによ
り、3種の2核体フェノールを3核体、4核体等の多核
体から分離でき、2核体純度やo−o、o−p、p−p
の3種のメチレン結合体の含有量をそれぞれ決定するこ
とができる。固定相にはジクロロジブチルシランで処理
したシリカ等が用いられ、溶離液としてはメタノール/
水、アセトニトリル/水、メタノール・アセトニトリル
混合物/水等が用いられる。検出器としては紫外吸収
(UV)を用い、各ピーク面積と各成分の重量濃度が比
例すると考えて、ビスフェノールF中の各成分含有量を
決定する。また、NMR法を用いてもビスフェノールF
中のo−o、o−p、p−pメチレン結合の比率を定量
評価することができる。
【0035】ビスフェノールFは下記化学式(1) HO−Φ−CH2 −Φ−OH‥‥(1) 式中、Φはフェニレン基を表す、で表されるが、o−o
及びo−pメチレン結合のものを60モル%以上含有す
るものが好適である。入手が容易であり、本発明の目的
に好適に使用されるビスフェノールFは、オルソ・パラ
・メチレン結合のものを40乃至60モル%、パラ・パ
ラ・メチレン結合のものを20乃至50モル%及びオル
ソ・オルソ・メチレン結合のものを10乃至20モル%
含有する混合物である。
【0036】[共重合エポキシ樹脂]本発明に用いるエ
ポキシ樹脂はビスフェノールAとビスフェノールFとエ
ピクロルヒドリンから誘導された共重合エポキシ樹脂で
あり、好適な共重合エポキシ樹脂はモル比が5:5乃至
8:2、特に好ましくは5:5乃至7:3のビスフェノ
ールAとビスフェノールFとから誘導された数平均分子
量が8000乃至15000、特に好ましくは1000
0乃至14000の範囲の共重合エポキシ樹脂である。
共重合エポキシ樹脂中のビスフェノールF含有量が上記
範囲を超えて大きくなる場合は、塗料粘度は低下するも
のの、樹脂のガラス転移点(Tg)が下がり、塗膜の耐
熱性や耐水性が劣るようになる。レトルト処理で塗膜白
化を生じる傾向が強くなるとともに、水やイオンが透過
しやすくなるために塗膜の耐食性能が低下する。ビスフ
ェノールF含有量が上記範囲を越えて小さくなる場合は
樹脂溶液の粘度が著しく上昇し、塗装適正粘度を得るた
めの溶剤使用量が増大する。また、数平均分子量が上記
範囲を上回る場合も塗装適正粘度を得るための溶剤使用
量の著しい増大を招き、上記範囲を下回る場合は塗膜の
加工性が不十分となって加工耐食性が劣るようになる。
また、数平均分子量の低下とともに塗料の低温短時間硬
化特性も劣るようになり、不足した硬化性を補うために
硬化剤添加量を増大させると加工性や溶出性の悪化を招
く結果となる。
【0037】共重合エポキシ樹脂は、ビスフェノールA
及びビスフェノールFとエピクロルヒドリンとの一段重
合法(タフィー法)や、ビスフェノールFまたはビスフ
ェノールF及びビスフェノールAのジグリシジルエーテ
ルとビスフェノールAの二段重合法(フュージョン法)
で誘導することも可能であるが、上記範囲の数平均分子
量を有した高分子量共重合エポキシ樹脂を得るために
は、ビスフェノールAのジグリシジルエーテルとビスフ
ェノールFまたはビスフェノールF及びビスフェノール
Aの混合物との二段重合法(フュージョン法)で誘導す
ることが好ましい。一段重合法で重合した共重合エポキ
シ樹脂は重量平均分子量/数平均分子量で表す分子量分
布が広くなる傾向にあり、低分子量成分を多く含むため
溶出性が悪く、また反対に超高分子量成分をも多く含む
ため、樹脂溶液の粘度が高くなり、溶剤使用量の増大を
招く結果となる。上記二段重合法の前者においても、共
重合エポキシ樹脂中に低分子量成分を多く含み溶出性が
劣る傾向にある。この原因については、ビスフェノール
AのジグリシジルエーテルとビスフェノールFまたはビ
スフェノールF及びビスフェノールAの混合物との反応
物に比べ、前者のビスフェノールFまたはビスフェノー
ルF及びビスフェノールAの混合物のジグリシジルエー
テルとビスフェノールAとの反応物では、反応の初期で
環状二量体や環状三量体が生成しやすくなるためと考え
られる。これは2,2’−ジヒドロキシジフェニルメタ
ン及び2,4’−ジヒドロキシジフェニルメタンのジグ
リシジルエーテルの構造的特徴を考えることにより類推
できる。
【0038】8000乃至15000の数平均分子量を
有する高分子量共重合エポキシ樹脂を得るためには、二
段重合法に用いる原料の純度が重要となる。ビスフェノ
ールAとしては融点155乃至157℃の高純度品を用
い、ビスフェノールAのジグリシジルエーテルとしても
高純度品を用いるのが好ましく、例えば粘度90乃至1
30ポイズ(25℃)、エポキシ当量175乃至190
の液状ビスフェノールA型エポキシ樹脂が好ましい。使
用するビスフェノールFの2核体純度は更に重要であ
り、好適なビスフェノールFは98%以上、好ましくは
99%以上の2核体純度を有するものである。用いる原
料の純度が悪い場合は分子量分布が大きくなり、重量平
均分子量が大きくなったとしてもかなりの低重合度成分
を含有し、数平均分子量が上記範囲に到達しない場合が
多い。
【0039】更に上記範囲の数平均分子量を有する共重
合エポキシ樹脂を得るためには、ビスフェノールのジグ
リシジルエーテルとビスフェノールを約1:1(10:
9乃至9:10)のモル比で用いて重合させることも重
要な要件である。原料のモル比が上記範囲を逸脱する
と、数平均分子量が上記範囲に到達しない場合が多い。
【0040】本発明に用いる共重合エポキシ樹脂は分子
量1000以下の成分の含有量が2%未満のものであ
り、これから得られる塗膜は溶出性やフレーバー性に優
れたものとなる。従来製缶用塗料では、溶出性を抑える
ために高温・長時間の硬化反応が必要であるという面が
あったが、溶出成分量の少ない樹脂を用いることによっ
て低温・短時間焼き付けが可能となった。
【0041】本発明に用いる共重合エポキシ樹脂は重量
平均分子量/数平均分子量で示す分子量分布が狭く、6
以下であることが重要な要件の一つである。分子量分布
が6を越える場合は塗料粘度が高くなり、ビスフェノー
ルFを配合して減粘した効果が相殺される。
【0042】また、数平均分子量をエポキシ当量で除し
て求めたエポキシ樹脂1分子当りのエポキシ基の平均数
が0.6乃至1.5の範囲、特に0.7乃至1.3の範
囲であることも本発明に用いる共重合エポキシ樹脂の特
徴であり、上記範囲を越えると塗膜の下地との接着性、
加工性、溶出性などで不都合を生じる。
【0043】本発明に用いる溶剤に溶解したときの粘度
が低い高分子量共重合エポキシ樹脂を得るためには、用
いるビスフェノールFの3種の異性体比が重要となり、
o−o及びo−pメチレン結合体の含有量が60%以
上、特に68%以上(p−pメチレン結合体の含有量が
40%以下、特に32%以下)であることが好ましい。
o−o及びo−pメチレン結合体の含有量が上記範囲を
下回るとき(p−pメチレン結合体の含有量が上記範囲
を上回るとき)は溶液粘度の低下効果が不十分で、従来
のビスフェノールA型エポキシ樹脂を用いた塗料に対し
溶剤使用量の大幅な削減は期待できない。
【0044】本発明の製缶用塗料が非常に優れた低温短
時間硬化性を示すもう一つの理由は共重合エポキシ樹脂
にある。共重合エポキシ樹脂は高分子量であり、少量の
架橋反応が起っただけで皮膜性能が格段に向上するとい
うような自明の理由だけでなく、共重合エポキシ樹脂に
はo−o及びo−pメチレン結合体含有量の高いビスフ
ェノールFを使用しており、高反応性を示すp−位が空
いているため、これが硬化反応に関与するという別の理
由がある。共重合エポキシ樹脂骨格上の空位となったp
−位は、メチロール基乃至エーテル化メチロール基と直
接反応する他、硬化反応中に副生するホルムアルデヒド
を介しても反応するようである。
【0045】本発明に用いる共重合エポキシ樹脂がビス
フェノールAとビスフェノールFを5:5乃至8:2の
モル比で含む理由は前述したが、その他に反応性を制御
するという別の理由がある。上記範囲を越えてビスフェ
ノールFを多く含む場合は、塗料の焼き付け条件のわず
かな違いに鋭敏に反応し、一定品質の塗膜が得られ難
く、ともすれば硬化度が上がりすぎて塗膜の残留歪みが
大きく、接着性や加工性が劣るようになる。また、上記
範囲よりビスフェノールF含有量が低い場合は、低温短
時間硬化性が不十分となる。
【0046】重合反応は押出し機を用いた連続式や反応
釜を用いたバッチ式で行われる。連続式の場合、好適な
重合温度は170乃至250℃であり、好適な反応時間
は0.01乃至0.06時間である。バッチ式の場合は
140乃至220℃の温度範囲、及び1乃至8時間の反
応時間が好適である。
【0047】重合反応は無溶剤下で行うことができる
し、溶剤の存在下に行ってもよい。重合に用いる好適な
溶剤は、例えばグリコールエーテル、アルコール、ケト
ン、アセテート、芳香族炭化水素、及びこれらのあらゆ
る組み合わせを含む。特に好適な溶剤は、例えば、アセ
トン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、
メチルアミルケトン、ジアセテートアルコール、モノも
しくはジアルキレングリコールのC1 〜C4 アルキルエ
ーテル、例えばエチレングリコールのn−メチルエーテ
ル、エチレングリコールのメチルエーテル、プロピレン
グリコールのn−ブチルエーテル、プロピレングリコー
ルのメチルエーテル、ジエチレングリコールのn−ブチ
ルエーテル、ジエチレングリコールのメチルエーテル、
ジプロピレングリコールのn−ブチルエーテルもしくは
ジプロピレングリコールのメチルエーテル、3−メチル
−3−メトキシブタノール、n−ブタノール、sec−
ブタノール、イソプロパノール、ブチルアセテート、ト
ルエン、キシレン及びこれらのあらゆる組み合せを含
む。
【0048】重合系中の溶剤はエポキシ樹脂の原料混合
物100部当り0.1乃至20部、特に1乃至10部の
量で用いるのが良く、所望の共重合エポキシ樹脂が調整
された場合、特にバッチ式では溶剤で希釈して反応を止
めることができる。また、攪拌が困難となった場合は溶
剤で希釈して粘度を下げることで更に反応を進めること
もできる。
【0049】重合反応に用いる好適な触媒は、例えば、
ホスホニウム化合物、例えばホスホニウムカルボキシレ
ート、ホスホニウムカルボキシレート・カルボン酸錯
体、ホスホニウムハリド、ホスホニウムビスカーボネー
ト、ホスホニウムホスフェート、及びこれらのあらゆる
組み合せを含む。特に好適な触媒は、例えば、エチルト
リフェニルホスホニウムアセテート・酢酸錯体、エチル
トリフェニルホスホニウムホスフェート、テトラブチル
ホスホニウムアセテート・酢酸錯体、テトラブチルホス
ホニウムホスフェート及びこれらのあらゆる組み合せを
含む。
【0050】また、下記式(2)で表わされる触媒も好
適である。 - ZR123+ −Z−P+123 Z´- ‥(2) (上式中、各R1 、R2 及びR3 は独立に芳香族基又は
不活性置換芳香族基であり;Zは−(C(R422
−であり;各R4 は独立に水素又は1〜20、より好適
には1〜10、最も好適には1〜4個の炭素原子を含む
ヒドロカルビル基もしくは不活性置換ヒドロカルビル基
であり;Z´はあらゆる好適なアニオンであり;aは少
なくとも4、好適には4〜20、より好適には4〜1
0、最も好適には4〜6の値を有する)。上記Zにおけ
る好適な不活性置換基は、例えば−CO−Cl,−CN
及び−OHを含む。
【0051】本発明において用いる特に好適な触媒は、
例えば、テトラメチレンビス(トリフェニルホスホニウ
ムクロリド)、テトラメチレンビス(トリフェニルホス
ホニウムヨージド)、テトラメチレンビス(トリフェニ
ルホスホニウムプロミド)、ペンタメチレンビス(トリ
フェニルホスホニウムクロリド)、ペンタメチレンビス
(トリフェニルホスホニウムヨージド)、ペンタメチレ
ンビス(トリフェニルホスホニウムプロミド)、ヘキサ
メチレンビス(トリフェニルホスホニウムヨージド)、
ヘキサメチレンビス(トリフェニルホスホニウムクロリ
ド)、ヘキサメチレンビス(トリフェニルホスホニウム
プロミド)、ヘプタメチレンビス(トリフェニルホスホ
ニウムクロリド)、ヘプタメチレンビス(トリフェニル
ホスホニウムプロミド)、テトラメチレンビス(トリフ
ェニルホスホニウムアセテート・酢酸錯体)、ペンタメ
チレンビス(トリフェニルホスホニウムアセテート・酢
酸錯体)、ヘキサメチレンビス(トリフェニルホスホニ
ウムアセテート・酢酸錯体)、ヘプタメチレンビス(ト
リフェニルホスホニウムアセテート・酢酸錯体)、テト
ラメチレンビス(トリフェニルホスホニウムホスフェー
ト)、ペンタメチレンビス(トリフェニルホスホニウム
ホスフェート)、ヘキサメチレンビス(トリフェニルホ
スホニウムホスフェート)、ヘプタメチレンビス(トリ
フェニルホスホニウムホスフェート)、テトラメチレン
ビス(トリフェニルホスホニウム)ビカーボネート、ペ
ンタメチレンビス(トリフェニルホスホニウム)ビカー
ボネート、ヘキサメチレンビス(トリフェニルホスホニ
ウム)ビカーボネート、ヘプタメチレンビス(トリフェ
ニルホスホニウム)ビカーボネート、テトラメチレンビ
ス(トリフェニルホスホニウム)オキサレート、ペンタ
メチレンビス(トリフェニルホスホニウム)オキサレー
ト、ヘキサメチレンビス(トリフェニルホスホニウム)
オキサレート、ヘプタメチレンビス(トリフェニルホス
ホニウム)オキサレート、及びこれらの組み合せを含
む。
【0052】また、触媒として好適に用いられるもの
は、燐原子に結合した3個のフェニル基及び燐原子に結
合した1個のシクロアルキル基を有するホスホニウム化
合物である。ホスホニウム化合物のアニオン部が何であ
ろうとかまわない。特に好適なそのようなアニオンは、
例えばハライド、例えばクロリド、プロミドもしくはヨ
ージド;カルボキシレート、例えばホルメート、アセテ
ート、オキサレート、トリフルオロアセテート、カルボ
キシレート・カルボン酸錯体、例えばアセテート・酢酸
錯体;無機酸の共役塩基、例えばビカーボネート、テト
ラフルオロボレートもしくはビホスフェート;及びフェ
ノールの共役塩基、例えばフェナート又はビスフェノー
ルもしくはビフェノール(例えばビスフェノールAもし
くはビスフェノールF)由来のアニオン、これらの組み
合せ等を含む。このシクロアルキルトリフェニルホスホ
ニウム触媒は下記式(3)
【化1】 (上式中、Qはシクロアルキル環中に好適には3〜8、
より好適には4〜7、最も好適には5〜6個の炭素原子
を有するシクロアルキル、アルキル又はハロ置換シクロ
アルキル基であり;各Rは独立に水素、ハロゲン、又は
好適には1〜12、より好適には1〜6、最も好適には
1〜3個の炭素原子を有するヒドロカルビル基であり;
Zはアニオン、例えばクロリド、ブロミドもしくはヨー
ド、カルボキシレート、例えばホルメート、アセテー
ト、オキサレート、トリフルオロアセテート、もしくは
カルボキシレート・カルボン酸錯体、例えばアセテート
・酢酸錯体、無機酸の共役塩基、例えばビカーボネー
ト、テトラフルオロボレートもしくはビホスフェート;
及びフェノールの共役塩基、例えばフェナート又はビス
フェノールもしくはビフェノール(例えばビスフェノー
ルAもしくはビスフェノールF)由来のアニオン並びに
これらの組み合せである)で表される。
【0053】特に好適なそのような触媒は、例えばシク
ロプロピルトリフェニルホスホニウムヨージド、シクロ
プロピルトリフェニルホスホニウムプロミド、シクロプ
ロピルトリフェニルホスホニウムクロリド、シクロプロ
ピルトリフェニルホスホニウムアセテート、シクロプロ
ピルトリフェニルホスホニウムアセテート・酢酸錯体、
シクロプロピルトリフェニルホスホニウムホスフェー
ト、シクロプロピルトリフェニルホスホニウムヘプタノ
エート、シクロプロピルトリフェニルホスホニウムオキ
サレート、シクロブチルトリフェニルホスホニウムヨー
ジド、シクロブチルトリフェニルホスホニウムプロミ
ド、シクロブチルトリフェニルホスホニウムクロリド、
シクロブチルトリフェニルホスホニウムアセテート、シ
クロブチルトリフェニルホスホニウムアセテート・酢酸
錯体、シクロブチルトリフェニルホスホニウムホスフェ
ート、シクロブチルトリフェニルホスホニウムヘプタノ
エート、シクロブチルトリフェニルホスホニウムオキサ
レート、シクロペンチルトリフェニルホスホニウムヨー
ジド、シクロペンチルトリフェニルホスホニウムプロミ
ド、シクロペンチルトリフェニルホスホニウムクロリ
ド、シクロペンチルトリフェニルホスホニウムアセテー
ト、シクロペンチルトリフェニルホスホニウムアセテー
ト・酢酸錯体、シクロペンチルトリフェニルホスホニウ
ムホスフェート、シクロペンチルトリフェニルホスホニ
ウムヘプタノエート、シクロペンチルトリフェニルホス
ホニウムオキサレート、シクロプロピルトリフェニルホ
スホニウムヨージド、シクロプロピルトリフェニルホス
ホニウムプロミド、シクロプロピルトリフェニルホスホ
ニウムクロリド、シクロプロピルトリフェニルホスホニ
ウムアセテート、シクロプロピルトリフェニルホスホニ
ウムアセテート・酢酸錯体、シクロプロピルトリフェニ
ルホスホニウムホスフェート、シクロプロピルトリフェ
ニルホスホニウムヘプタノエート、シクロプロピルトリ
フェニルホスホニウムオキサレート、シクロヘキシルト
リフェニルホスホニウムヨージド、シクロヘキシルトリ
フェニルホスホニウムプロミド、シクロヘキシルトリフ
ェニルホスホニウムクロリド、シクロヘキシルトリフェ
ニルホスホニウムアセテート、シクロヘキシルトリフェ
ニルホスホニウムアセテート・酢酸錯体、シクロヘキシ
ルトリフェニルホスホニウムホスフェート、シクロヘキ
シルトリフェニルホスホニウムオキサレート、シクロヘ
プチルトリフェニルホスホニウムヨージド、シクロヘプ
チルトリフェニルホスホニウムプロミド、シクロヘプチ
ルトリフェニルホスホニウムクロリド、シクロヘプチル
トリフェニルホスホニウムアセテート、シクロヘプチル
トリフェニルホスホニウムアセテート・酢酸錯体、シク
ロヘプチルトリフェニルホスホニウムホスフェート、シ
クロヘプチルトリフェニルホスホニウムヘプタノエー
ト、シクロヘプチルトリフェニルホスホニウムオキサレ
ート、シクロオクチルトリフェニルホスホニウムヨージ
ド、シクロオクチルトリフェニルホスホニウムプロミ
ド、シクロオクチルトリフェニルホスホニウムクロリ
ド、シクロオクチルトリフェニルホスホニウムアセテー
ト、シクロオクチルトリフェニルホスホニウムアセテー
ト・酢酸錯体、シクロオクチルトリフェニルホスホニウ
ムホスフェート、シクロオクチルトリフェニルホスホニ
ウムヘプタノエート、シクロオクチルトリフェニルホス
ホニウムオキサレート及びこれらの組み合せを含む。
【0054】触媒はビスフェノールのジグリシジルエー
テルとビスフェノールの反応を十分触媒する量で用いら
れるが、エポキシ樹脂の原料混合物100部当り0.0
3乃至2部、特に0.04乃至1部の量で用いるのが良
い。
【0055】[レゾール型フェノール樹脂]本発明に用
いるレゾール型フェノール樹脂は、フェノール類とホル
ムアルデヒドまたはその機能誘導体とを塩基性触媒の存
在下に反応させ、必要によりアルコールでエーテル化さ
せることにより得られる。
【0056】好適なフェノール類の例は次の通りであ
り、以下のフェノール類のあらゆる組み合わせを含む。
o−クレゾール、p−クレゾール、p−tert−ブチルフ
ェノール、p−エチルフェノール、2,3−キシレノー
ル、2,5−キシレノール等の低級アルキル置換2官能
性フェノール類;p−tert−アミルフェノール、p−ノ
ニルフェノール、p−フェニルフェノール、p−シクロ
ヘキシルフェノール等のその他の2官能性フェノール
類;フェノール(石炭酸)、m−クレゾール、m−エチ
ルフェノール、3,5−キシレノール、m−メトキシフ
ェノール等の3官能性フェノール類;2,4−キシレノ
ール、2,6−キシレノール等の1官能性フェノール
類;2.2′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン(ビスフェノールA)、2,2′−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)ブタン(ビスフェノールB)、ビスフェ
ノールF、1,1′−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
エタン、4−ヒドロキシフエニルエーテル、P−(4−
ヒドロキン)フェノール、等の多環多価フェノール類。
【0057】本発明に用いられるレゾール型フェノール
樹脂を構成する最も好適なフェノール類はビスフェノー
ルFである。ビスフェノールFとしては2核体含有量の
高い精製品であっても、多核体の混入した粗精製品であ
っても差支えない。溶出性に特別な留意が必要な場合な
どでは3核体、4核体等の多核体含有量の高いフェノー
ル・ノボラックを好んで用いる場合もありうる。
【0058】低温短時間硬化性が特に必要な用途ではo
−o及びo−pメチレン結合含有量が高いビスフェノー
ルFが好ましく、好適にはビスフェノールFの全メチレ
ン結合中o−o及びo−pメチレン結合量が60%以上
のもの、より好適には68%以上のものが用いられる。
これはo−結合の比率が高い場合、ホルムアルデヒドに
対してo−位より高い反応性を示すp−位が空いてお
り、p−位に配位したメチロール基が高い反応性を示す
ためである。
【0059】更に低温短時間硬化性を向上させるために
は、o−oメチレン結合含有量の高いビスフェノールF
が好ましく、好適にはビスフェノールFの全メチレン結
合中o−oメチレン結合量が10%以上のもの、より好
適には17%以上のもの、最も好適には23%以上のも
のが用いられる。o−oメチレン結合体が反応性が高い
理由としては、フェノール性OH基の一つの水素が強力
な分子内水素結合を形成して他方の水素を解離させ非常
に高い酸性度を示し、硬化剤フェノール樹脂自身が自己
触媒硬化を持つようになるためである。
【0060】ビスフェノールFとホルムアルデヒドの反
応から得られるレゾール型フェノール樹脂と類似の構造
物が、フェノールとホルムアルデヒドとからアルカリ触
媒の存在下に直接誘導することができると考えられる
が、得られるレゾール型フェノール樹脂は低分子量の単
環フェノールのメチロール化物を多く含み、製缶用塗料
とした場合には溶出性に劣る結果となる。
【0061】ホルムアルデヒドは、ホルマリンのような
水溶液の形で使用するのが一般的であるが、パラホルム
アルデヒド、ポリオキシメチレン、トリオキサンのよう
な機能誘導体も使用することができる。
【0062】メチロール化反応には、フェノール類の組
成によっても相違するが、一般にフェノール類1モル当
り1乃至10モル、特に3乃至7モルのホルムアルデヒ
ドを用いて行うのがよい。
【0063】塩基性触媒としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム等の炭酸アルカリ、水酸化カルシ
ウム、水酸化マグネシウム等のアルカリ土類金属の水酸
化物、アンモニア等が使用される。これらの塩基性触媒
は、フェノール類1モル当り0.2乃至3モル、特に
0.5乃至2モルの量で使用するのがよい。
【0064】メチロール化反応は、水性媒体中で行うの
がよく、反応条件は特に限定されないが、一般に室温乃
至100℃、特に40乃至80℃で、0.5乃至10時
間、特に1乃至5時間程度の反応が望ましい。反応系に
おけるフェノール類の濃度は、10乃至50%が適当で
ある。
【0065】最終反応生成物から、レゾール型フェノー
ル樹脂を分離するには、反応混合物を、塩酸、硫酸、燐
酸、p−トルエンスルホン酸、シュウ酸、酢酸のような
酸で中和し、生成物を沈殿させ必要により濾過、水洗、
乾燥を行って固体の形で回収する。また、別法として、
中和後の反応混合物を、メチルエチルケトン、シクロヘ
キサノン等のケトン類、ブタノール等のアルコール類、
或いはこれらとトルエン、キシレン等の混合溶媒で抽出
して、目的物を回収することもできる。
【0066】レゾール型フェノール樹脂のメチロール基
のアルキルエーテル化は、樹脂中のメチロール基をアル
コールとをエーテル化触媒、特に酸触媒の存在下に縮合
反応させることにより行われる。
【0067】アルコール類としては、メタノール、エタ
ノール、n−またはiso −プロパノール、n−,iso
−,tert−ブタノール等を用いることができるが、炭素
数3乃至6のアルコール、特にブタノールが好適であ
る。
【0068】エーテル化触媒としては、リン酸、硫酸、
塩酸、芳香族スルホン酸(例えばp−トルエンスルホン
酸)、シュウ酸、酢酸等を用いることができる。この樹
脂の合成に際し、溶解したメチロール基含有熱硬化性樹
脂とアルコールとを、適当な溶媒中で前記触媒の存在下
に反応させる。触媒の使用量は、反応系のpHが4乃至6
となるような量であり、反応温度は70乃至90℃の範
囲が望ましい。溶媒としては、過剰のアルコール、トル
エン、キシレン等が単独あるいは組合せで使用される。
上述した反応で副生する水を除去しながら反応を行うの
が有利であり、この目的のために、反応系中の水を溶媒
との共沸蒸留の形で系外に取出しつつ反応を行うことが
望ましい。勿論系中のアルコールの量が不足する場合に
は、これを反応系中に追加すればよい。
【0069】フェノール樹脂の製造とアルキルエーテル
化とは同一の工程でも別個の工程でも行い得る。例え
ば、フェノール類とホルムアルデヒドとの反応を、アル
コールを含む媒質中でアルカリ触媒の存在下に行い、所
望のメチロール化樹脂が得られた後、この系中に酸触媒
を添加して、前記pHに維持してアルキルエーテル化反応
を行うことができる。あるいは形成するメチロール化樹
脂をそれ自体公知の手段で分離し、これを別の系中でア
ルキルエーテル化してもよい。
【0070】得られたアルキルエーテル化樹脂は、中
和、水洗、乾燥して塗膜形成樹脂成分としてもよいし、
中和により生成する塩などを何らかの手段で除去してそ
のまま樹脂溶液の形で使用してもよい。
【0071】[塗料樹脂組成]本発明では、上記共重合
エポキシ樹脂100重量部に対して、上記メチロール基
含有硬化剤樹脂を1乃至10重量部組み合わせて、塗料
とする。共重合エポキシ樹脂と硬化剤樹脂は単に混合す
るだけでもよく、予め両樹脂を予備縮合してもよい。両
樹脂を有機溶剤で溶解した溶剤型塗料とするのが一般的
であるが、両樹脂を微粉化した粉体塗料や両樹脂を分散
剤を利用して水に分散した水性塗料として利用すること
もできる。
【0072】有機溶媒型塗料の場合、溶媒としては、ト
ルエン、キシレン等の芳香族溶媒、エタノール、ブタノ
ール等のアルコール系溶媒、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノン等のケトン系溶媒、メチルセロソルブ、ブ
チルセロソルブ等のセロソルブ系溶媒、酢酸ブチル等の
エステル系溶媒の1種或いは2種以上を用いることがで
きる。本発明の塗料は、用いる共重合エポキシ樹脂が高
分子量であるにもかかわらず低粘度であり、低溶剤含有
量で使用できるのが顕著な特徴であり、例えば固形分が
25%以上の塗料として使用できる。一般に、塗装作業
性等を考慮して、固形分が20乃至30%の溶液の形で
塗料として用いるのがよい。
【0073】この塗料にはそれ自体公知の変性剤や配合
剤、例えば脂肪酸、重合脂肪酸、ロジン、乾性油、キシ
レン樹脂等の改質剤を混合乃至は予備縮合により含有さ
せることができ、更にビニルアセタール樹脂、シリコー
ンオイル等のレべリング剤、ワックス等の滑剤、リン酸
やナフテン酸金属塩の硬化促進剤等を配合し得る。
【0074】[用途]本発明の塗料は、種々の基体に対
する塗料として有用であるが、製缶用塗料として特に有
用である。この塗料は、缶用素材に対して任意の段階で
塗布することができる。
【0075】この塗料は、缶蓋へのコイルコーテイング
に適用でき、純アルミニウムやアルミニウム合金等に塗
装して、高度の加工性を有する塗装金属素材とする。塗
装缶用素材を打抜き、プレス成形、或いは更にスコア加
工、ボタン成形、タブの取付け等を行って、缶蓋或いは
イージイ・オープン缶蓋に成形する。勿論順序を逆にし
て、製缶後の缶胴や缶蓋或いは缶に前記塗料を塗布し、
焼付けてもよく、この塗料はシングルコートとして設け
ても、或いはダブルコートして設けてもよい。
【0076】勿論、この塗料は缶胴の塗装にも使用で
き、側面継目を有するスリー・ピース缶の場合には、ブ
ラックプレート、各種被覆鋼板、例えばスズ、クロム、
アルミニウム、亜鉛等を表面にメッキしたメッキ鋼板や
その表面をクロム酸及び/又はリン酸等で化学処理乃至
は陰極電解処理した鋼板;アルミニウムの如き軽金属
板;ポリオレフイン等の樹脂フイルムや紙ボード等の有
機質基質の表面にアルミニウム箔等を接着積層した複合
金属素材等の缶用素材に予め、前記塗料を施し、次いで
焼付した後、ハンダ付け、溶接、接着剤による接合等の
手段で接合して、缶胴とする。また、ツー・ピース缶の
場合には、塗装金属板を深絞り成形或いは薄肉化深絞り
成形に付して、塗装缶体とする。
【0077】また、無継目缶胴の場合には、前記缶用素
材を、しぼり加工或いはしぼり−しごき加工に賦し、成
形後の缶胴に前記塗料を塗布し、焼付けてもよい。
【0078】本発明の塗料は、例えば浸漬塗り、ローラ
コート、スプレー塗布、ハケ塗り、静電塗装、電着塗
装、ワイヤーコート、フローコート、ドクターコート等
の任意の手段で、缶用素材、缶胴、缶蓋又は缶に塗布す
ることができる。塗料の厚みは、一般に乾燥物基準で1
乃至15ミクロン、特に3乃至10ミクロンの範囲とす
ることができる。
【0079】塗料の焼付条件は、低温短時間焼き付けが
可能なのが特徴であり、前述した塗料中の共重合エポキ
シ樹脂やレゾール型フェノール樹脂の配合量によっても
相違するが、一般的に言って180乃至270℃の温度
及び10乃至180秒間の焼付時間の内から、耐薬品性
や耐熱水性の点で十分な硬化が達成される条件を選べば
よい。
【0080】
【実施例】以下の実施例で本発明を詳細に説明する。本
実施例で用いる%及び部は重量%及び重量部を示す。
【0081】[分子量測定]テトラヒドロフラン(TH
F)を展開溶剤として、GPC法(ゲル・パーミエーシ
ョン・クロマトグラフィー)によってエポキシ樹脂の分
子量測定を行った。検量線は東ソー製のポリスチレン標
準サンプル(F−128、F−40、F−10、F−
4、F−2、F−1、A−2500、A−500)を用
いて作製し、エポキシ樹脂の分子量としては分子量20
0以上の部分を計算対象とし、数平均分子量(Mn)、
重量平均均分子量(Mw)、及び分子量分布(Mw/M
n)を計算した。エポキシ樹脂4mg分をTHF1ml
に溶解する割合でサンプル溶液を調整し、サンプル打込
み量100μl、溶剤流量1ml/min、40℃の条
件で測定した。GPC及びカラムは東ソー製のHLC−
8020とTSK−GEL(G1000HXL、G20
00HXL、G3000HXL、G4000HXL)を
使用し、分析時間は50分であった。尚、測定対象サン
プルがTHF以外の溶剤分を多く含む場合は、溶剤分の
殆どを乾燥除去してからサンプル溶液の調製を行った。
更にGPCチャートの面積比から、エポキシ樹脂中のM
n=1000以下の低分子量分率(%)を決定した。
【0082】[エポキシ当量:EEW]3乃至4gのエ
ポキシ樹脂を100mlの三角フラスコに0.1mg単
位まで精秤し、メチレンクロライド20mlを加えて溶
解させる。これにテトラエチルアンモニウムブロマイド
(TEAB)試薬(TEAB1g/4ml氷酢酸溶液)
10mlとクリスタルバイオレット(CV)指示薬(C
V1g/l氷酢酸溶液)2〜3滴を加え、0.1N過塩
素酸酢酸溶液で滴定した。又、同様の方法で空試験を行
い、エポキシ当量は下式より求めた。 W:試料重量(g) V:0.1N過塩素酸酢酸溶液の滴定量(ml) B:空試験の0.1N過塩素酸酢酸溶液の滴定量(m
l) N:0.1N過塩素酸酢酸溶液の規定度(eq/l) F:0.1N過塩素酸酢酸溶液のファクター
【0083】[粘度測定]塗料の粘度測定は25℃にお
いて#4フォードカップによる塗料の流出時間(秒)測
定と、ブルックフィールド(B型)粘度計で、#2ロー
ターを用い60回転で実施した。本発明の製缶用塗料は
主にナチュラル乃至リバース・ロール塗装で金属板に塗
装する目的で開発されたものであり、塗装適正粘度範囲
は#4フォードカップ粘度で30乃至150秒、100
乃至600cpsである。塗装適正粘度範囲を越えて粘
度が高い場合は、板材への塗料の転移不良、レベリング
不良を引き起すようになるとともに、塗膜量の調整も困
難になる。上記範囲より粘度が低い場合は、塗料の垂れ
やたるみ、ロール端からの塗料の飛散り等が問題とな
り、膜厚確保も困難となる。
【0084】[塗膜性能の評価]塗膜性能の評価として
は「レトルト溶出性:過マンガン酸カリウム消費量」
「レトルト白化」「フェザリング性」「加工耐食性」の
4項目について行った。各試験の詳細は実施例1中に示
した。
【0085】「レトルト溶出性」は塗膜から飲料中に溶
出してくる可能性のある有機物の総量を評価したもの
で、衛生性やフレーバー性(風味保全)の観点から非常
に重要な試験であり、過マンガン酸カリウム消費量が1
0ppm未満であることが好ましい。
【0086】「レトルト白化」はレトルト後の塗膜の様
子を見たもので、レトルトで白化するような塗膜は一般
に硬化不足であり、塗膜の耐熱性や耐水性が不足してい
ることを示す。高分子量のエポキシ樹脂を用いた塗料の
場合、硬化不足気味にすると加工性が良好となり、蓋成
形後の塗膜の連続性が良好となるが、このような蓋の場
合、内容物の腐食性にも因るが塗膜の耐食性が不足して
比較的早期に腐食が発生する場合が多い。
【0087】「フェザリング性」は塗膜と下地金属との
接着性を評価したものである。近年、缶蓋はプルタブ式
からステイオンタブ式に移行したため、プルタブ式では
致命欠陥であったフェザリングの発生も、その実用的な
重要性は薄れてきた。しかしながら、接着性の悪い塗膜
は概して耐食性が悪く、長期の耐食性能を予想する上で
依然重要な試験である。
【0088】「加工耐食性」は実際に蓋成形を行って、
腐食モデル液で耐食性を評価した促進経時試験であり、
実用上、非常に重要である。腐食モデル液に食塩とクエ
ン酸の混合溶液を用い、酸性飲料や塩類を含んだ飲料に
対する耐食性を評価した。
【0089】[ビスフェノールF]フェノールと37%
ホルマリンから常法によって表1に示すF−1からF−
4の4種のビスフェノールFを合成した。フェノールと
ホルムアルデヒドのモル比を4:1、反応時間を2.5
時間、反応温度を100℃として、使用する触媒やpH
を変えて種々のビスフェノールFを合成し、HPLC測
定より二核体純度、3種の異性体含有量を決定した。F
−3とF−4はビスフェノールFの精製度を変えた例で
ある。
【0090】[液状エポキシ樹脂]攪拌機、温度計、滴
下漏斗、及びエピクロルヒドリンと水との共沸混合物を
凝縮分離してエピクロルヒドリンを反応器に戻すための
装置を備えた反応器に、ビスフェノールとエピクロルヒ
ドリンを1:10のモル比で仕込み、攪拌しながら加熱
還流させた。これにビスフェノールに対し2.5倍モル
の水酸化ナトリウムを40%水溶液の形で3時間かけて
滴下しながら反応させた。水酸化ナトリウムの滴下終了
後、15分間加熱を続け水を完全に除去してから、未反
応のエピクロルヒドリンを蒸留によって回収除去した。
更に生成物中の食塩や水酸化ナトリウムを除くため生成
物を熱水中で繰返し洗浄した後、約120℃に加熱して
水を完全に乾燥除去した。得られた液状エポキシ樹脂の
性状を表2に示した。
【0091】[共重合エポキシ樹脂]表1に示す各種ビ
スフェノールFまたはビスフェノールF及びビスフェノ
ールAの混合物またはビスフェノールAと、表2に示す
液状エポキシ樹脂(LER−1またはLER−2)か
ら、常法によって共重合エポキシ樹脂を重合した。LE
Rとビスフェノールは1.00:1.00乃至1.0
8:1.00のモル比で使用した。エチルトリフェニル
ホスホニウムアセテート・酢酸錯体触媒とジエチレング
リコールnブチルエーテルを樹脂原料(LER+ビスフ
ェノール)100部当りそれぞれ0.1部と10部の量
で用い、175℃まで1.5時間かけて加熱した後、1
75℃に1乃至3.5時間保持して所望の分子量まで成
長させ、140部の混合溶剤(ブチルセロソルブ50%
+ブチルカルビトール50%)を加えて反応を停止し、
固形分40%の樹脂溶液を調製した。得られた共重合エ
ポキシ樹脂の分子量及びエポキシ当量をGPC法及び滴
定より求め表3にまとめて示した。表中のビスA/F比
は、共重合エポキシ樹脂中のビスフェノールA成分とビ
スフェノールF成分のモル比である。
【0092】[レゾール型フェノール樹脂]フェノール
類及びホルムアルデヒドから、水酸化ナトリウム触媒を
用い、種々のレゾール型フェノール樹脂を合成した。ホ
ルムアルデヒドは37%ホルマリンとして、水酸化ナト
リウムは40%水溶液の形で使用した。反応生成物にフ
ェノール類の10倍モルのn−ブタノールを加え、更に
過剰量の20%塩酸水溶液で水酸化ナトリウムを中和
し、数分間攪拌した後に静置し、分離した水層を除去し
てレゾール型フェノール樹脂含有の有機層を得た。得ら
れた有機層を水とアンモニア水を用いて洗浄中和し、そ
の後蒸留で水分を除いた後に、更に濃縮し固形分40%
のレゾール型フェノール樹脂溶液を調製した。レゾール
型フェノール樹脂の合成条件や分子量を表4に示した。
レゾール型フェノール樹脂の分子量測定は、[分子量測
定]に記載した方法に準じて行ったが、検量線用のポリ
スチレン標準サンプルにスチレンモノマーを加えて検量
線を作製し、分子量100以上を計算対象にしてMn及
びMwを決定した。
【0093】実施例1 CE−2の40%共重合エポキシ樹脂溶液と、RP−1
のビスフェノールFの40%レゾール型フェノール樹脂
溶液を95:5の重量比で混合し、ブチルカルビトー
ル:ブチルセロソルブ:キシレン:MIBK(メチルイ
ソブチルケトン)=1:1:1:1の混合溶剤で希釈し
て固形分23%に調製した。得られた樹脂溶液を攪拌し
ながら80℃で1時間保持し混和性を高めた後、濾過し
て製缶用塗料を調製した。
【0094】得られた製缶用塗料の粘度は25℃におい
て、#4フォードカップ粘度が110秒であり、B型粘
度計による粘度は386cpsで、塗装適正粘度範囲の
値を示した。
【0095】外面無塗装の板厚0.28mmのアルミ5
182材、及び外面側に5μmの塗膜を設けた同アルミ
材に、それぞれ内面側に乾燥塗膜量が110mg/dm
2になるようロール塗装し、コンベア搬送式の熱風オー
ブンを通過させ焼き付けた。焼き付け条件は、炉内の熱
風ゾーンの通過時間(以後「パスタイム」と表示す
る。)が20秒、最高到達温度(PMT:ピーク・メタ
ル・テンパレチャー)が実測で250℃の山型の温度カ
ーブを描く条件である。
【0096】外面無塗装材を用い塗膜のレトルト溶出性
を評価した。塗膜1cm2当り1mlの蒸留水を用い、
125℃で30分のレトルト抽出を行い、抽出液と空試
験液に対し「厚生省告示第20号、器具又は容器包装一
般の試験法」に記載の過マンガン酸カリウム消費量試験
法を実施した。過マンガン酸カリウム消費量は以下の式
で算出した。 a:本試験の0.01N過マンガン酸カリウム溶液の滴
定量(ml) b:空試験の0.01N過マンガン酸カリウム溶液の滴
定量(ml) 得られた過マンガン酸カリウム消費量は、6.6ppm
であり、低温短時間焼き付けにも拘らず優れたレトルト
溶出性を示すことがわかった。
【0097】次いで内外面塗装材を用い公称206径の
プルタブ式缶蓋を成形した。成形した缶蓋を水道水中で
レトルト処理(125℃−30分)し、開口して開口部
でのフェザリング有無を評価した。フェザリングの発生
は缶蓋10枚中0であった。塗膜とアルミ下地との密着
性が悪い場合等では、開口スコア部にタブ側の塗膜が剥
がれて残り、ギザギザとした塗膜が開口端よりはみ出し
たフェザリング現象が発生する。尚、フェザリング試験
と同時にレトルト後の塗膜白化を評価したが、白化の発
生は10枚中0であった。
【0098】次いで更に内外面塗装材を用い公称206
径のステイオンタブ式の缶蓋を成形し、缶蓋カール部に
SBR系の水性コンパウンドをライニングし100℃−
10分間で乾燥させた。胴径が公称211でネックイン
部径が206の350mlシームレス缶に、5%食塩+
5%クエン酸水溶液を50ml充填し、ここで得られた
缶蓋を二重巻締して耐食性評価用サンプル缶を作製し
た。耐食性評価用サンプル缶を50℃に1ヶ月間倒立保
存した後で缶蓋内面の腐食性を評価したところ、腐食の
現れているものは10缶中0であった。
【0099】実施例2 CE−3の40%共重合エポキシ樹脂溶液と、RP−1
のビスフェノールFの40%レゾール型フェノール樹脂
溶液を95:5の重量比で混合し、実施例1と同様にし
て固形分23%の製缶用塗料を調製した。得られた製缶
用塗料の粘度は25℃において、#4フォードカップ粘
度が92秒であり、B型粘度計での粘度は320cps
で、塗装適正粘度範囲の値を示した。更に実施例1と同
様にして塗装板を作製し、レトルト溶出性、フェザリン
グ性、レトルト白化、耐食性を評価した。結果は表5に
まとめて示したが、缶蓋用塗料として優れた塗膜性能と
低温短時間焼き付け性を示すことがわかった。
【0100】比較例1 CE−1の40%共重合エポキシ樹脂溶液と、RP−1
のビスフェノールFの40%レゾール型フェノール樹脂
溶液を95:5の重量比で混合し、実施例1と同様にし
て固形分23%の塗料を調製した。得られた塗料の25
゜Cでの#4フォードカップ粘度は300秒以上であ
り、B型粘度計での粘度は1500cpsであった。
(以後、秒数で示す粘度は25゜Cの#4フォードカッ
プ粘度を、cpsで示す粘度はB型粘度計、#2ロータ
ーでの測定値を示す。)塗装適正粘度範囲から大きく外
れていたため、実施例1で使用した混合溶剤で固形分1
9%まで希釈し、再度粘度測定を行ったところ、120
秒、413cpsを示した。外面無塗装の板厚0.28
mmのアルミ5182材に、内面側に乾燥塗膜厚が11
0mg/dm2 になるようロール塗装を試みたが、固形
分が低く90mg/dm2の膜厚を確保するのが限界で
あった。実施例1と同様にPMT250゜C、パスタイ
ム20秒で焼き付け、レトルト溶出性とレトルト白化を
評価したところ、12.3ppmと白化傾向を示した。
更に外面無塗装の板厚0.28mmのアルミ5182
材、及び外面側に5μmの塗膜を設けた同アルミ材に、
それぞれ内面側に乾燥塗膜量が70mg/dm2になる
ようロール塗装し、PMT250℃、パスタイム20秒
で焼き付けた。レトルト溶出性とレトルト白化を評価し
たところ、レトルト溶出性は9.8ppmを示し、塗膜
白化は見られなかった。これは膜厚を薄くし、焼き付け
時の加熱効率を上げた結果と理解される。次いで実施例
1と同様にして公称206径のステイオンタブ式缶蓋を
作製し、耐食性を評価したところ、10缶中5缶に腐食
が現れていた。
【0101】比較例2 CE−4の40%共重合エポキシ樹脂溶液と、RP−1
のビスフェノールFの40%レゾール型フェノール樹脂
溶液を95:5の重量比で混合し、実施例1と同様にし
て固形分25%の塗料を調製した。得られた塗料の粘度
は、73秒と254cpsを示した。外面無塗装の板厚
0.28mmのアルミ5182材、及び外面側に5μm
の塗膜を設けた同アルミ材に、それぞれ内面側に乾燥塗
膜量が110mg/dm2になるようロール塗装し、P
MT250℃、パスタイム20秒で焼き付けた。レトル
ト溶出性とレトルト白化を評価したところ、レトルト溶
出性は9.4ppmを示し、塗膜白化は見られなかっ
た。次いで実施例1と同様にして公称206径のステイ
オンタブ式缶蓋を作製し、耐食性を評価したところ、1
0缶中4缶に腐食が現れていた。
【0102】比較例3 CE−5の40%共重合エポキシ樹脂溶液と、RP−2
のビスフェノールFの40%レゾール型フェノール樹脂
溶液を95:5の重量比で混合し、実施例1の混合溶剤
を用い塗装適正粘度範囲となるように樹脂溶液を希釈し
て塗料調製を行った。得られた塗料の固形分は15%で
あり、粘度は118秒及び412cpsを示した。外面
無塗装の板厚0.28mmのアルミ5182材、及び外
面側に5μmの塗膜を設けた同アルミ材の内面側に、そ
れぞれ乾燥膜厚70mg/dm2分の塗料をロール塗布
し、PMT250℃、パスタイム20秒で焼き付けた。
塗料固形分が低いため70mg/dm2の膜厚はロール
塗装の限界であった。レトルト溶出性、レトルト白化、
フェザリング性を評価したところ全て良好で、レトルト
溶出性では3.1ppmの非常に優れた値を示した。更
に実施例1と同様にして耐食性を評価した結果では、1
0缶中3缶に腐食が見られた。本比較例で用いた共重合
エポキシ樹脂は非常に高分子量であり、加工性や溶出性
に優れていたが、分子量が大きすぎたため塗装性の観点
から塗料固形分を低くせざるをえず、その結果十分な膜
厚確保が困難(不可能)となり、結果的に蓋成形に塗膜
が耐えられなかったものと理解される。
【0103】実施例3及び4 CE−6の40%共重合エポキシ樹脂溶液と、RP−2
のビスフェノールFの40%レゾール型フェノール樹脂
溶液を95:5及び97:3の重量比で混合し、比較例
3と同様にして、それぞれ実施例3と実施例4の製缶用
塗料を調製した。得られた製缶用塗料の固形分は何れも
23%であり、粘度は実施例3の塗料については97秒
及び332cps、実施例4の塗料については107秒
及び375cpsを示した。実施例1と同様にして塗装
板を作製し、レトルト溶出性、レトルト白化、フェザリ
ング性、及び耐食性をそれぞれの塗料について評価した
ところ、全てで良好な結果が得られた。尚、レトルト溶
出性は実施例3で3.5ppm、実施例4で3.2pp
mと非常に優れた値を示した。
【0104】実施例5、6及び比較例4、5、6 CE−7、CE−8、CE−9、CE−10、及びCE
−11の40%共重合エポキシ樹脂溶液と、RP−2の
ビスフェノールFの40%レゾール型フェノール樹脂溶
液を95:5の重量比で混合し、比較例3と同様にして
それぞれ実施例5、6の製缶用塗料、比較例4、5、6
の塗料を調製した。実施例1と同様にして、得られた塗
料の固形分及び粘度、塗膜及び塗装板の性能評価を行っ
て、結果を表5にまとめて示した。
【0105】比較例4では塗料の高固形分化が可能であ
り、溶剤使用量の大幅な削減が見込めるが、共重合エポ
キシ樹脂の分子量が低く、レトルト溶出性、レトルト白
化、耐食性の面で不十分な結果となった。PMT270
℃、パスタイム30秒と焼き付け条件を見直し、硬化を
進めた場合も評価したが満足できる結果は得られなかっ
た。
【0106】比較例5は共重合エポキシ樹脂のビスフェ
ノールF成分にp−pメチレン結合体含有量が多いもの
を用いた場合である。塗料粘度が高く、塗装に際し固形
分を低く抑える必要があり、膜厚確保が不十分となっ
た。また樹脂と硬化剤との反応性が落ちるようであり、
レトルト溶出性やレトルト白化で不十分な結果が得られ
た。
【0107】比較例6は、ビスフェノールFの液状エポ
キシ樹脂とビスフェノールAから共重合エポキシ樹脂を
重合して塗料に使用した場合である。塗料固形分や粘度
の面では、実施例に示す製缶用塗料と大差なかったが、
レトルト溶出性で不十分な結果となった。これは樹脂の
低分子量分率が高かったことに由来すると考えられる。
【0108】実施例7及び8 CE−7の40%共重合エポキシ樹脂溶液と、RP−3
のビスフェノールFの40%レゾール型フェノール樹脂
溶液とを95:5及び93:7の重量比で混合し、実施
例1で用いた混合溶剤で希釈して、それぞれ固形分24
%及び25%の実施例7及び8の製缶用塗料を調製し
た。得られた製缶用塗料の粘度は、それぞれ実施例7が
50秒及び172cpsであり、実施例8が83秒及び
291cpsであった。外面無塗装の板厚0.28mm
のアルミ5182材、及び外面側に5μmの塗膜を設け
た同アルミ材に、それぞれ内面側に乾燥塗膜量が110
mg/dm2になるようロール塗装し、PMT250
℃、パスタイム20秒で焼き付けた。塗膜のレトルト溶
出性、レトルト白化、フェザリング性及び耐食性の試験
結果を表5にまとめて示した。何れの試験でも良好な結
果が得られている。
【0109】比較例7 CE−7の40%共重合エポキシ樹脂溶液と、RP−3
のビスフェノールFの40%レゾール型フェノール樹脂
溶液とを85:15の重量比で混合し、実施例1で用い
た混合溶剤で希釈して、固形分25%の塗料を調製し
た。得られた塗料の粘度は、63秒及び222cpsで
あった。外面無塗装の板厚0.28mmのアルミ518
2材、及び外面側に5μmの塗膜を設けた同アルミ材
に、それぞれ内面側に乾燥塗膜量が110mg/dm2
になるようロール塗装し、PMT250℃、パスタイム
20秒及びPMT270℃、30秒で焼き付けた。塗膜
及び塗装板の性能評価を行ったが、何れの焼き付け条件
でも満足できる結果は得られなかった。表5に評価結果
をまとめて示す。
【0110】比較例8 CE−3の共重合エポキシ樹脂溶液と、RP−3のビス
フェノールFのレゾール型フェノール樹脂とを99.
5:0.5の重量比で組み合わせ、実施例1の混合溶剤
で希釈して比較例8の塗料を調製した。塗料の固形分は
23%であり、そのときの粘度は、119秒及び413
cpsであった。実施例1と同様にして塗装板を作製
し、塗膜性能の評価を行ったところ、レトルト溶出性は
2.7ppmと非常に優れていたものの、レトルトで塗
膜が白化し、フェザリング及び耐食性試験では全サンプ
ルがフェザリング及び腐食を示した。焼き付け条件をP
MT270℃、パスタイム30秒に変えても上記の傾向
に変化はなかった。
【0111】実施例9 CE−3の共重合エポキシ樹脂とRP−4のビスフェノ
ールAとp−クレゾールのレゾール型フェノール樹脂を
92:8の重量比で混合し、実施例1の混合溶剤で希釈
して固形分23%の製缶用塗料を調製した。尚、塗料中
の各成分の混和性を高めるため、80℃で1時間の熱処
理を行った。得られた塗料の粘度は、116秒、400
cpsであった。外面無塗装の板厚0.28mmのアル
ミ5182材、及び外面側に5μmの塗膜を設けた同ア
ルミ材に、それぞれ内面側に乾燥塗膜量が110mg/
dm2になるようロール塗装し、PMT270℃、パス
タイム30秒で焼き付けた。塗膜性能の試験から、レト
ルト溶出性が9.3ppm、レトルト白化、フェザリン
グ性、及び耐食性試験でも良好な結果が得られた。
【0112】比較例9 フェノキシ・アソシエート社製のフェノキシ樹脂(商品
名:PKHH)(Mn:12400、Mw:6580
0、EEW:26000g/eq)と、RP−4のレゾ
ール型フェノール樹脂を92:8の重量比で組み合わ
せ、実施例1の混合溶剤に溶解して、固形分15%の塗
料を調製した。得られた塗料の粘度は、115秒、40
6cpsであった。外面無塗装の板厚0.28mmのア
ルミ5182材、及び外面側に5μmの塗膜を設けた同
アルミ材に、それぞれ内面側にロール塗装を試みたが、
塗料固形分が低いため乾燥塗膜量として70mg/dm
2が限界であった。PMT270℃、パスタイム30秒
で焼き付け、塗膜性能の評価を行った。レトルト溶出性
は22.3ppmであり、レトルト白化の傾向を示し
た。フェザリング試験では10枚中3枚でフェザリング
が観測され、耐食性の試験では10缶全缶に腐食が見ら
れた。PKHH樹脂は、ビスフェノールAとエピクロル
ヒドリンから一段重合法(タフィー法)で得られた高分
子量のエポキシ樹脂である。
【0113】比較例10 CE−12のビスフェノールF型エポキシ樹脂とRF−
3のビスフェノールFのレゾール型フェノール樹脂を9
5:5の重量比で組み合わせ、実施例1と同様にして固
形分23%の塗料を調製した。得られた塗料の粘度は、
103秒で362cpsであった。外面無塗装の板厚
0.28mmのアルミ5182材、及び外面側に5μm
の塗膜を設けた同アルミ材に、それぞれ内面側に乾燥塗
膜量が110mg/dm2になるようにロール塗装し、
PMT250℃、パスタイム20秒の条件とPMT27
0℃、パスタイム30秒の条件で焼き付けた。PMT2
50℃−20秒の場合はレトルト溶出性が悪く、17.
2ppmを示し、わずかにレトルト白化を示す傾向が見
られたが、フェザリング性と耐食性では良好な結果が得
られた。PMT270℃−30秒の場合は、レトルト溶
出性が9.3ppm、レトルト白化及びフェザリング性
も良好な結果を示したものの、耐食性試験で10缶中7
缶に腐食が見いだされた。焼き付けを強化した結果、レ
トルト溶出性とレトルト白化は向上したものの、加工性
が大きく損われ、耐食性が悪化したものと思われる。
【0114】
【表1】
【0115】
【表2】
【0116】
【表3】
【0117】
【表4】
【0118】
【表5】
【0119】なお、参考資料として、以下の表を示す。
【表6】
【0120】
【発明の効果】本発明によれば、モル比が5:5乃至
8:2のビスフェノールAとビスフェノールFとから誘
導された数平均分子量8000乃至15000の共重合
エポキシ樹脂と、メチロール基含有熱硬化性樹脂硬化剤
とを組み合わせて、製缶用塗とすることにより、低溶剤
含有量での塗装作業性に優れ、低温短時間硬化性を有
し、硬化後の塗膜が高加工性、高耐食性、内容物中への
低溶出性を有する製缶用エポキシ系塗料を提供すること
ができた。この塗料は缶蓋へのコイルコーテイングに適
用できる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08G 59/62 NJS C08G 59/62 NJS

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モル比が5:5乃至8:2のビスフェノ
    ールAとビスフェノールFとから誘導された数平均分子
    量8000乃至15000の共重合エポキシ樹脂と、メ
    チロール基含有熱硬化性樹脂硬化剤とを含有して成るこ
    とを特徴とする製缶用塗料。
  2. 【請求項2】 共重合エポキシ樹脂がビスフェノールA
    のジグリシジルエーテルとビスフェノールFまたはビス
    フェノールF及びビスフェノールAの混合物とから誘導
    された共重合エポキシ樹脂である請求項1記載の製缶用
    塗料。
  3. 【請求項3】 ビスフェノールFがo−o及びo−pメ
    チレン結合のものを60モル%以上含有するものである
    請求項1または2記載の製缶用塗料。
  4. 【請求項4】 共重合エポキシ樹脂が分子量1000以
    下の成分を2重量%未満の量で含有する共重合エポキシ
    樹脂である請求項1乃至3の何れかに記載の製缶用塗
    料。
  5. 【請求項5】 共重合エポキシ樹脂が1分子当りのエポ
    キシ基の平均数が0.6乃至1.5の範囲にある共重合
    エポキシ樹脂である請求項1乃至4の何れかに記載の製
    缶用塗料。
  6. 【請求項6】 メチロール基含有熱硬化性樹脂硬化剤が
    レゾール型フェノール樹脂である請求項1乃至5の何れ
    かに記載の製缶用塗料。
  7. 【請求項7】 レゾール型フェノール樹脂がビスフェノ
    ールFとホルムアルデヒドとから誘導されたレゾール型
    フェノール樹脂である請求項6記載の製缶用塗料。
  8. 【請求項8】 レゾール型フェノール樹脂がエポキシ樹
    脂100重量部当り1乃至10重量部の量で存在する請
    求項6または7記載の製缶用塗料。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007308642A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Nippon Kayaku Co Ltd エポキシ樹脂、硬化性樹脂組成物、およびその硬化物
JP2007332196A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Nippon Kayaku Co Ltd 変性エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物、およびその硬化物

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